【バレンタインSS】グラジオ「おいそこのデブ」マーマネ「…」

・バレンタイン企画用

・14日まで完結させるよう頑張る（完結させるとは言ってない）

・UB関連の事件は関係者以外全く知らない設定

マーマネ「健康診断を受けろと説得され」


マーマネ「病院に行ったらまさかの再検査」


マーマネ「代わりに 仕事を頼まれた」


グラジオ「それは仕方ないとしてメールは」


マーマネ「送った」


グラジオ「いつ」


マーマネ「昨日」


グラジオ「間違って削除したかもしれない」

2人ともかわいい

ウェイター「お待たせしました、サラダとカルボナーラです。ラクレットは少々お待ちください。」ﾀｯﾀｯﾀｯ


グラジオ「俺にはレストランに複数人で来るとき料理が一番最後に来る呪いが掛かっているようだ」


マーマネ「もしかして グラタン よく頼む人？」


グラジオ「嫌いではない」


マーマネ「グラタン 作るのに 時間かかる 待つのしんどい」


グラジオ「わかる」

クチナシさんもかわいい

ほのぼのとした雰囲気が好きです

支援

しえん！しえん！

支援

支援

面白いよー

グラジオ「いい加減本題に入るか」


マーマネ「？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


グラジオ「現在財団では、地域の特産品とコラボした商品を開発するプロジェクトを進めている。」


グラジオ「まずはバレンタイン商戦に合わせ、オハナ産の牛乳を用いたチョコレー…」


ウェイター「お待たせしました、ラクレットです」


ウェイターが持ってきた台の上には、表面を熱せられてふつふつと音を立てているチーズがある。


ウェイター「それでは、チーズを掛けますね。」


ナイフで表面を削ると、チーズはとろりととろけて皿の上のじゃがいもにかかった。


マーマネ「他人の料理が おいしそうに見える現象…」

ウェイター「それでは失礼します」ﾀｯﾀｯﾀｯ


グラジオ「ラクレット食べるのも久しぶりだな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


マーマネ「それで 半裸が 骨踊りを踊りながら 搾ったミルクで 造られた チョコレートが どうしたの？」


グラジオ「ああ、とりあえずパッケージを含めて試作品は完成している。これから改良を重ねるところだ。」


マーマネ「チョコレートと フェスサークル 何の 関係が？」

グラジオ「単刀直入に言おう。期間限定商品として、うちのチョコレートをフェスサークルに置いてくれないだろうか。」


マーマネ「…」


マーマネ「今のところ 持ち帰りの飲食物 あんまり 取り扱ってない。だから 厳しいかも」


グラジオ「そこをどうにかできないか？」


マーマネ「検討は してみる。もてなす人とか
カフェの人とかの意見 聞いてみる。」

やっぱかわいい

グラジオ「よろしく頼む」


マーマネ「うん」


―レストランからの帰り道―

グラジオ「同世代との会話は逆に緊張するな」ﾗｲﾄﾞｷﾞｱｽｲｯﾁｵﾝ


リザードン「グオォ」


グラジオ「リザードン、エーテルパラダイスまで頼む」


リザードン「グオオォン！」ﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯ

グラジオ「一応マーマネに試作品を渡すことは出来たのが救いか」


グラジオ「代表代理として直接小売り業者に手当たり次第に売り込んでも、ことごとく断られている。現在取り扱いが決まっているのはオハナ牧場の直売店だけだ」


リザードン「…」ﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯ


グラジオ「母上や先代が何度か取り組もうとして失敗した計画なのはわかっている」


グラジオ「それでも、母上ほどのカリスマ性が無い分、自分だからこそ出来ることがあると信じたい。そしてこれまで出来なかったことを成し遂げたい」


リザードン「グオォン！」ﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯ


グラジオ「もうそろそろ着くのか。早いな」

―ホクラニ天文台にて―


マーマネ「うう…」ﾊﾞｻｯ


マーレイン「どうしたのマー君？テーブルに突っ伏して。変なナマコブシでも食べた？」


マーマネ「カルボナーラしか食べてないよ」


マーレイン「今日の夕飯もカルボナーラにする予定だったのに…」


マーマネ「え」


マーレイン「嘘だよ。外食行くたびにマー君はカルボナーラ頼むでしょ。今日の夕飯はトムヤンクンだよ」

マーマネ「相談していいかな…」


マーレイン「何？」


マーマネ「今日ね、エーテル財団の人にフェスサで売ってほしいって言われてこれ渡されたんだ」っエーテルチョコレート（仮）


マーマネ「どうしたらいいか分からなくてとりあえず屋台の人とかに話を振ってみるって約束したんだけど…」


マーマネ「冷静に考えたらそういうことしたことなくて、不安というかなんというか…」


マーレイン「マー君」


マーマネ「何？」


マーレイン「とりあえずチョコレート食べて落ち着こうか」

支援

支援

マーマネ「え」


マーレイン「まずは味を確かめないと。コーヒー淹れてくるよ」


ｺｰﾋｰｺﾎﾟｺﾎﾟ


マーマネ「包装紙を切るためのカッターは…どこだっけ」


マーマネ「あった」


ﾋﾞｰｯ ﾊﾟｶｯ（※包装紙を切って箱を開ける音）


マーレイン「これは…」


マーマネ「美味しそう」

箱の中には四角いチョコレートが並んでいる。
包装も含めて見た目がシンプルな分、素朴な味が期待できそうだ。



マーマネ「コーヒーを飲んで一口…っと」ﾊﾟｸｯ


マーマネ「うん、美味しい」


マーレイン「売り物として充分美味しいんじゃないかな、よくわからないけど」

>>29、>>30で一時期調子に乗って使っていたコテを間違ってそのままつけてしまいました。

元ネタを知っていらっしゃる方で、不快な気持ちになられた方もいらっしゃるかもしれません。

申し訳ございませんでした。


次レスから普通に更新します。

マーマネ「フェスサークルの人たちに連絡とるなら早めにしておかないと」


マーマネ「チョコの写真撮っていい？」


マーレイン「いいよ」


ﾊﾟｼｬｯ


マーマネ「画像をつけて…エーテル財団から現在開発中のチョコレートを期間限定で屋台に置いてほしいと頼まれたのですが、どうでしょうか。みなさんの意見をお聞かせ下さい…っと」ﾎﾟﾁｯ


『メールは送信されました。』

―翌日―

マーマネ「４通もメール来てる…」


マーマネ「まずクチナシさんから『検査結果異常なし、昨日はありがとよ』」


マーマネ「健康で何よりです」


マーマネ「それから昨日送ったメールの返信」


マーマネ「ヨウからは『グラジオからも直接話聞いた(*´ω｀*)色々試してみるのもいいことじゃね？(*´ω｀*)』だって」

ちなみにクチナシさんからきたメールに添付された画像

可愛いｗ

マーマネ「なつきパーラーの人とくじやの人からもきた」


マーマネ「『人間用の食べ物とポケモン用の食べ物では扱いもまた違ってくるので取り扱いは無理です』」


マーマネ「『IDくじ業者は景品に関するルールを守らなければならないので、景品を一時的に代えるのは厳しい』」


マーマネ「やっぱり無理か…」

マーマネ（チョコの売上はエーテルハウスの運営資金にも使われるって説明されてたっけ）


―数ヶ月―

アセロラ「マーマネ、久しぶり！」


マーマネ「久しぶり」


マーマネ「どうしたの？ その服」


アセロラ「アセロラはね、お下がりの服着るの嫌になったの！だって近所の子にからかわれるんだもん」


アセロラ「だから貯めたおこづかいで端切れを買って、自分で作ったの！」


マーマネ「施設の人にねだらなかったの？」


アセロラ「ううん。職員のお姉ちゃんたちが休みが欲しいのとか我慢してたり、他の子がおもちゃ欲しいの我慢してたりするのに、アセロラだけわがまま言ったらだめだもん！」

―回想終了―

マーマネ（アセロラのためになるなら、出来るだけ協力したいな。何よりグラジオが必死なこと、伝わってきたし）


マーマネ（しかし、フェスサークルには置けない…と）


マーマネ（そしたらどうすればいいだろう）


マーレイン「マー君、朝のコーヒーとトムヤムクン用意したよー」


マーマネ「今すぐ行くよー」


マーマネ（僕に出来ること…）

―バレンタイン当日、直売所の特設コーナーにて―

グラジオ「結局取引先は見つからなかった。まあ最初はこんなものか」


アセロラ「だからこそ、今日がんばろうよ！」


マーマネ「ネット上でも 宣伝 がんばったし 大丈夫」


グラジオ「キャプテン２人が言うのだから、心配いらないか」

マーマネ（フェスサークルを作ったのは人見知りを克服したかったから。）


マーマネ（でも人をもてなせる自信が無くて通りすがりのヨウに仕事を押し付けた）


観光客「おっ、ウラウラ神出鬼没四天王の内の２人がいる！すげーレアだー！」


グラジオ「四天王ってあと２人は誰だよ」


アセロラ「クチナシおじさんと…あと誰だろう！」


マーマネ（流石に今度は逃げられない）


財団職員「そろそろ販売始めますよ」


アセロラ「せーのっ！」


グラジオ&マーマネ&アセロラ
「「「エーテルチョコレート新発売でーす！！！」」」


完

ここまで読んでいただいてありがとうございました。


作者は営業の仕事どころかバイト経験すらないのでリアリティの無さについては勘弁して下さい。


明日後日談らしきものを書くかもしれません。

乙
なんだかほっこりする会話が好きです
後日談にも期待します！

乙です

―後日談―

マーマネ「ここは…エーテルパラダイスの保護区？」


カキ「みたいだな」


アセロラ「アセロラもここに来るの初めて！」


グラジオ「3人にはこの間協力して貰った。だから、見学者に人気の場所に連れていこうと思う。」


グラジオ「ザオボー選りすぐりのもふもふポケモンが揃った、その名も“もふもふコーナー”だ！」


カキ「前々から思っていたが、ネーミングセンスが地味すぎないか？」


グラジオ「い、いや…シンプルなのが一番だろう」


アセロラ&マーマネ（なんか隠してそう）

グラジオ「と、とにかく、好きなポケモンをもふれ！アローラにはいない珍しいタイプのポケモンもいるぞ」


アセロラ「このニャース、おじさんの所のニャースと色が違うよ！」


ニャース「ニャー？」


マーマネ「この子も アローラで 見たことない」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


メリープ「メェ(怒)」


マーマネ「え」

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾋﾞｼｬｰﾝ



マーマネ「うぎぎぎゃぎゃん！！」


グラジオ「すまん。そいつ気むずかしくて…」


マーマネ「早く…言ってほしかった…」ﾌﾟｼｭｰ



終

お疲れ様でした

乙
キャラの選抜が良し
イッチとは上手い飯が食えそうだ