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SS

【SS】ハンサム「てえへんだっ!」【グロ注意】

 ▼ 1 ◆/qIi/n6GLc 17/02/25 20:55:28 ID:oO9yAZ86 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
朝。ポケモンスクールに向かうため海辺を歩く2人。
サトシと一緒に歩くオレンジの髪と黒白目の青年の名はココ。彼は100年前にカプ・コケコと人間の女性との間に生まれた、守り神の血を引く人間である。『ポケモンと人間のハーフ』とも言っていいだろう。
カプ・コケコに封印されて100年の眠りから覚め、サトシ達と友好関係を築き、今に至る。

サトシ「まさかカプ・コケコがこれからも人間達と共に暮らしてみろって言うとは思わなかったなぁ。」

ココ「俺も驚いたよ。父さんがああいうなんて。」

数日前、ココは父であるカプ・コケコからこんな提案をされていた。

ココ「父さん…それ本気で言ってるのか?」

サトシ「カプ・コケコの息子が俺達と一緒にいていいの?」

カプ・コケコ「ココ。オ前ハ俺ノ血ダケデナク、人間ノ血モ引イテル。俺カラ引キ継ガレタ力ヲ更ニ使イコナスノモイイガ『人間ラシサ』トヤラモ、学ンデミタラドウダ?タダ、俺カラ引キ継ガレタ力ノミヲ強クシテイクノハ勿体ナイ気ガスル…。」

ココ「『人間らしさ…?』」

カプ・コケコ「『人間ラシサ』トイウノハ俺デハ教エラレナイ。ダカラコソ、人間デアルサトシ達ト共ニシバラク暮ラシテミレバ、オノズト学ベルト思ウ。」
 ▼ 138 ◆/qIi/n6GLc 17/03/06 00:52:10 ID:hA6LVxUU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しばらく進むと、アリシアの声が聞こえてきた。

フィール(どうやらここに隠れていそうだな。)

アリシア「ねぇねぇ、どうなの?」

フィール(誰かと話をしているのか?)

アリシアは隠れている間にククイと連絡を取っていた。
実はククイはこっそり残ってサトシ達の後をつけていたのだった。

ククイ「こっそり後をつけてみたのですが、やはりあの2人はフィールを助けに行く気満々です。」

アリシア「やっぱりね。万が一のことを考えてあの4人はやっぱり殺しちゃわないと!」

ククイ「そうですね!じゃああいつを使うんですか?」

アリシア「うん、使う!憎い憎っくいあいつを弄って作った怪物でね!」

ククイ「それはいい考えです!」

フィール(やはりアリシアはサトシ達を殺すつもりだ。約束を守る気はなさそうだ…さて、このまま見つけてもアリシアは不機嫌になるだろうから他の所を周って時間を潰すか。)
 ▼ 139 ◆/qIi/n6GLc 17/03/06 00:53:03 ID:hA6LVxUU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>138修正

やはりあの2人は

やはりあの4人は


失礼しました。
 ▼ 140 クシー@すいせいのかけら 17/03/06 06:46:58 ID:ooE0Htic NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 141 ◆/qIi/n6GLc 17/03/06 23:48:01 ID:hA6LVxUU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
突如、ココは何かの気配を察した。

ココ「…何か来る!」

サトシ「えっ!?」

ハンサム「何かって…。」

変質者化ククイ(うわ、もう来た!?)

サトシ達の元に突如巨大な白い体の怪物が現れた。

白い怪物「グルルルラァァァァァ!」

ハンサム「な、なんだこれは!?」

ココ「もしや、Sウィルスに感染した成れの果てって奴か!?」

カプ・コケコ「長時間経過スルトココマデ凶暴ニナルノカ…!」

サトシ「とりあえず逃げよう!」

その場から走り去ろうとするサトシ達。
 ▼ 142 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 20:45:54 ID:C5mBOuRQ [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
白い怪物「グルルルルッ!」ドッドッ

白い怪物は巨大な足音を立てながらサトシ達を追う。

ハンサム「なんとか死角になりそうな場所は…!?」

ココ「あれは…!?」

ココが見つけたのは古びた工場のような場所。多くの建物が建っていて隠れる場所はそれなりにありそうだった。

サトシ「とりあえずあそこに行こう!」

工場をウロウロしてサトシ達を探す怪物。サトシ達は工場の中に逃げ込んでいた。

ハンサム「フィールの言う通りだったな。アリシアは約束を守る気などなかったんだ。」

ココ「フィールを連れ戻されるのが嫌なのか、あいつは…。」

サトシ「…アリシアに友達ができないのがなんとなく分かった気がする。」
 ▼ 143 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 21:01:10 ID:C5mBOuRQ [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「どういうことだ?」

サトシ「あいつに友達ができないのはわがままだからじゃないかなって…。」

ココ「わがまま?」

サトシ「フィールさんがアリシアと友達になる代わりに俺達に手を出すなと言ったのに俺達を殺そうと白い怪物を向かわせたり、逃げようとした3人に観光客の乗っていた気球を壊してを船着き場に落として爆破させたりとか…。」

カプ・コケコ「確カニ、アノ人間ハ自身ニトッテ都合ノ悪イ者ハ、トニカク消ソウトシテイルヨウニ思エル。」

サトシ「俺さ、自分の事しか考えないような奴とは友達になりたくないよ。」

ハンサム「そういった人間に自ら友達になりたいという人間はほとんどいないだろうな…。」

ココ「だから洗脳しないと友達になってくれないのか。」

サトシ「そうなんじゃないかなって…。」

ハンサム「やはり過去のいじめの影響で心が歪んだのだろうか?」
 ▼ 144 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 21:08:41 ID:C5mBOuRQ [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すると天井が破壊され、先ほどの怪物がこちらを見つめていた。

白い怪物「グルル…。」

サトシ「まずい!見つかった!」

ピカチュウ「ピーカチュー!」バリバリ

カプ・コケコ「コケーッ!」バリバリ

ピカチュウとカプ・コケコの10万ボルトで少しばかりか怪物が怯んだ。

ハンサム「ありがとう、ピカチュウ!カプ・コケコ!」

ココ「今のうちにここから離れよう!」

サトシ「行くぞピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!」

白い怪物「グルッ!」

白い怪物も負けじと素早く体勢を立て直してサトシ達を追う。
 ▼ 145 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 21:17:38 ID:C5mBOuRQ [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、フィールは…

フィール「この家の構造はこんなところか…ん?」

コートを掴まれたような感覚がして下を見ると、5歳くらいの男の子の変質者がフィールのコートを掴んで見つめていた。

男の子変質者「…僕と遊んで。」

フィール(やれやれ、こんなにも幼い子供も洗脳して家来とかいうのにしていたとはな…さてどう対応するか…。)

男の子変質者「遊んで?」

フィール「いいのか、勝手に遊んでアリシアに怒られないのかな?」

男の子変質者「早く遊んで。」

男の子変質者がフィールの足にしがみつこうとした瞬間、突如男の子変質者の体が白い石のようになったかと思うとバラバラに崩れてしまった。

フィール(石になって崩れた…!?)

アリシア「あー、やっぱ幼い子供はダメだね。」
 ▼ 146 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 21:18:10 ID:C5mBOuRQ [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>145修正。
幼い子供

ちっちゃい子
 ▼ 147 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 21:26:06 ID:C5mBOuRQ [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「アリシア…。いつの間に?」

アリシア「ちっちゃい子はちゃんと言う事聞いてくれないの。でも家来作ると4〜6人くらいこういうのが出ちゃうんだよねー。」

フィール「まさかこの子を石化させたのって…。」

アリシア「私よ!凄いでしょ!」

フィール「…そうか。」

アリシア「家来作りもけっこー大変なんだよ?」

すると、全身が白い怪物がアリシアの元へ寄ってきた。サトシ達を襲っているものと比べるとずっと小さかった。

白い怪物「ウウウウ…。」

フィール「これは…(Sウィルスに感染した人間の1週間後の姿か。)」

アリシア「あーあ。こうなっちゃったらもうあんたいらない。」

アリシアが白い怪物に手を向けると、白い怪物は男の子変質者と同じように白い石のようになったかと思うとバラバラになってしまった。
 ▼ 148 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 21:37:14 ID:C5mBOuRQ [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アリシア「家来はねー、1週間経つとみーんなこうなっちゃうの。お話もできなくなっちゃうからいらないんだよね。」

フィール「…。」

アリシア「だからまたしばらくたったら煙撒いて家来を増やすの。でもそれももういらないかな。だってフィールって友達ができたもん!」

フィール「なら彼らを元には戻さないのか。」

アリシア「戻し方知らないもん。それにできたって私を嫌がるだろうから怪物になるまでずーっとこのままにしとくよ。しばらく待てばみーんな怪物になって、そのまま放置すれば食べるものがなくてみんな死んでくから大丈夫大丈夫!」

フィールの右腕が少し震えていた。

アリシア「そういえばフィールと一緒にいたあの3人どうしてるのかな?ここから出られなくて泣いてたりして!」

アリシアはワクワクしながら言った。

アリシア「あ、でもあの怪物がお腹すかせて3人を追いかけて食べちゃってるかも!この島からは絶対に逃げられないようになってるからそのうち怪物にっ!?」パァン

アリシアが言葉を言い終わらないうちにフィールがアリシアの頬をビンタしていた。

フィール「お前…最低だな。」
 ▼ 149 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 21:59:38 ID:C5mBOuRQ [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
現在巨大な白怪物と追いかけっこ中のサトシ達。

ハンサム「何か…何か足止めに使えそうなものはあるのか!?」

走りながら辺りを見渡すハンサム。するととある建物に避雷針のようなものが見えた。

ハンサム「ココ君!あの針を白い怪物に刺せるか!?」

ココ「針…?あっ、あれか!」バッ

ココは建物の上に行き、避雷針を引き抜こうとする。それに気づいたコケコも避雷針の元へ行き、避雷針抜きを手伝う。

カプ・コケコ「ココ、コレヲドウスルツモリダ?」

ココ「分からないけど…ハンサムを信じてみよう、父さん!」

カプ・コケコ「分カッタ。」

力を合わせてどうにか避雷針を引き抜いて持っていくココとカプ・コケコ。その頃サトシとハンサムは行き止まりの通路に逃げ込んでしまい、逃げ場がなくなっていた。既に白い怪物も追いついていた。
 ▼ 150 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 22:34:56 ID:C5mBOuRQ [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「まずい…。」

ハンサム「サトシ君は私の後ろにいるんだ。」

サトシ「それだとハンサムさんが…!」

ハンサム「子供を守るのも国際警察の仕事だからね!」

白い怪物「グルルル…。」

白い怪物がサトシとハンサムに迫る。と、ここでココとカプ・コケコが追いついた。

ココ「ハンサム!持ってきたぞ!」

ハンサム「それを白い怪物に刺すんだ!」

ココ「分かった!」

カプ・コケコ「イクゾ!」グサッ

ココとカプ・コケコは白い怪物の頭部に避雷針を刺した。
 ▼ 151 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 23:04:24 ID:C5mBOuRQ [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「よし!これで…!」

ココ「で、どうすればいいんだ?」

ハンサム「あそこに電気技を叩き込むんだ!突き刺さっているから体内に電気が入るはず!」

サトシ「分かりました!行くぞピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!」

ココ「俺達もやるぞ!」

カプ・コケコ「コケ!」ブワッ

カプ・コケコは電気技の威力をあげるためにエレキフィールドを展開した
サトシもZリングのデンキZに触れ、電気Zのダンスを踊る。そしてピカチュウはZパワーを身に纏った。

サトシ「スパーキングギガボルト!いっけー!」

ピカチュウ「ピーカーチュー!」バリバリバリ

ココ「10万ボルト!」バリバリ

カプ・コケコ「コーケコーッ!」バリバリ

2匹と1人の10万ボルトが白い怪物に刺さった避雷針に当たる。白い怪物も苦しんでいる様子だった

白い怪物「グルラァァァァ!」ビリビリビリ
 ▼ 152 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 23:26:13 ID:C5mBOuRQ [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「よし!効いている!」

攻撃が止み、その場に倒れる白い怪物。

ココ「やったのか…?」

サトシ「た、多分…。」

白い怪物「グルアァァァァ!」

カプ・コケコ「マダ…生キタイタカ!」

ハンサム「くっ!」バン

ハンサムは咄嗟に発砲した。しかし硬い皮膚は銃を通さないようだ。

ハンサム「駄目か…ん?待てよ、先ほどの攻撃は避雷針を伝わって体内に電気が入ったからそれなりにダメージを受けた…だとしたら!」バッ

サトシ「ハンサムさん危ない!」

白い怪物は大きく口を開いてサトシ達を喰らおうしてきた。その瞬間、ハンサムは前に出て白い怪物の口内に向けて発砲した。
 ▼ 153 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 23:36:53 ID:C5mBOuRQ [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「これでどうだ…!」

白い怪物「ギュラァァァァッ!シュウウウ

ハンドガンが弾切れになると同時に体が腐敗を始め、苦しみもがく白い怪物。少しして怪物はどんどん小さくなっていき、人間の姿になったかと思うとすぐに全身が腐敗して崩れてしまった。

カプ・コケコ「…終ワッタヨウダナ。」

サトシ「さっき、一瞬だけど人間に戻りませんでした?」

ココ「そういえば…。」

ハンサム「あの人間は…。」

サトシ「見覚えがあるんですか?」

ハンサム「あの顔つきはベイクだった…。」

ココ「ベイクって、行方不明になってた〇×株式会社の社長の…!」

ハンサム「そうだ。やはりアリシアに誘拐されて怪物にされていたんだな…。」

サトシ「でもこの変わりようは…。」

ハンサム「恐らく改造されたんだろうな…恐ろしい子だ。」

ココ「フィールが危ない…!早く助けに行かないと!父さん!あの煙が沢山あった場所に案内してくれ!」

カプ・コケコ「アァ…!」
 ▼ 154 ◆/qIi/n6GLc 17/03/07 23:50:10 ID:C5mBOuRQ [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィールにいきなりビンタされ、唖然とするアリシア。

アリシア「な、なんなのいきなり…。」

フィール「私がお前の本当の友達になると思っていたのか?」

アリシア「私を騙したのね!」

フィール「その通り。友達になったフリでお前を観察させてもらったよ。」

アリシア「観察…?」

フィール「その結果、よく分かったよ。なんでお前に友達ができないのか。」

アリシア「うるさい!あんたはもう友達じゃない!殺す!」

煙を吹き付けるアリシア。しかしフィールには全く効いている様子はない。

フィール「先ほど言ったはずだ。私は友達になったフリをしただけだ。友達にはなっていない。」

アリシア「みんな!フィールをやっつけるのよ!」
 ▼ 155 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 00:03:21 ID:QD0rF0JA [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アリシアの一声で集まる変質者達。一斉にフィールにかかる。しかしフィールは素早くジャンプしてかわし、出口へと向かう。

変質者達「待てーっ!」

そして洞窟を抜けて見渡しのいい場所へとやってきたフィール。気が付くと変質者達に囲まれていた。

変質者島民1「アリシア様をビンタした罪は重いぞ!」

変質者島民2「覚悟しな!」

一斉にフィールに迫る変質者達。ところが次の瞬間、その変質者達の足元に緑色の魔法陣が現れたかと思うと一瞬にして消滅してしまった。

アリシア「あれ!?どうなってるの!?」

フィール「全員この島のどこかに移動させた。全員ここより遠くに飛ばしたから当分ここには辿り着けはしない…。」

フィールは細胞腐敗薬品入りの注射のような何かを取り出し、アリシアに向かっていく。

フィール「今度は、私の番だな…!」
 ▼ 156 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 00:09:07 ID:QD0rF0JA [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アリシア「近づくんじゃない!」バッ

アリシアは近くにあった石を投げつけるもフィールはかわし、アリシアに向かって歩くことをやめない。

アリシア「そうだ!あの怪物を…早く来なさい!」

しかし、一向に白い怪物は来る気配は無かった。

アリシア「どうして…なんで来ないのよ!」

すると突然ククイからアリシアに連絡が入った。

ククイ「アリシア様…!」

アリシア「ちょっと!なんであの怪物は来ないわけ!?」

ククイ「言いにくいんですが…あの怪物は倒されました。あの3人と1匹に…!」

アリシア「…っ!?」

自身が作った怪物がただの人間如きに倒されたことを知り、表情が絶望一色に染まるアリシア。
そしてついにフィールがアリシアの前に立ち、首元に薬品入りの注射を刺そうとする。

アリシア「嫌だ!やだやだやだ!」

フィール「…。」

無表情で首元に刺し、薬品を入れ込むフィール。同時にアリシアの悲鳴が響き渡った。
 ▼ 157 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 00:31:41 ID:QD0rF0JA [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィールはアリシアから離れた。アリシアは嘆きながらこう言った。

アリシア「どうして…どうして私は友達ができないの…?」

フィールは冷たく言い放った。

フィール「それはお前が自己中心的で、他人への思いやりや信頼が無いからだ。自分の言うことを聞かない人間や、目障りな人間、自分を怒らせた人間、怪物となっていらないと判断した人間は次々殺していって…そんな人間に本当の友達などできはしない。」

更にフィールは続けて言った。

フィール「お前は過去にいじめを受けていて、いじめっ子に大切にしていたポケモンを殺されて食べられ、そしてSウィルスの被験体にされた…それらの点は同情しよう。だがお前はそのいじめっ子と同等、いやそれ以下に成り下がってしまった。もう救いようがない。」

アリシアの体が腐敗を始めた。薬の効果が表れ始めたのだ。

フィール「終わりだ、アリシア。」

アリシア「ゴフゥォッ!」ベシャ

アリシアは口から泥のようなものを吐いたかと思うと、自身の体も泥状になり溶けた。しかしその泥状の液体はどんどん大きくなっていった。
 ▼ 158 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 00:32:39 ID:QD0rF0JA [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>156修正

首元に

アリシアの首元に
 ▼ 159 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 00:41:09 ID:QD0rF0JA [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「はぁ…またこれか。」

フィールは見飽きたかのように泥状の怪物となったアリシアを見つめる。

アリシア「オ前ガ憎イ!殺シテヤル!」

アリシアはフィールに泥を固めて作ったような鞭でフィールを潰そうと襲い掛かる。しかしフィールは焦る様子もなくそれらをかわしていく。

アリシア「死ネ!死ネ死ネ!」ダンダン

アリシアはひたすら泥の鞭をフィールにぶつけようとする。

フィール「攻撃方法はそれだけか?」

アリシア「消エロ!消エロ!」

今度は泥のマシンガンを飛ばしてくるアリシア。しかしフィールは煽るかのように歩いて泥マシンガンをかわす。

アリシア「ウガァァァァァッ!」

アリシアの怒りは頂点に達した。
 ▼ 160 カンプー@ピカチュウZ 17/03/08 00:46:59 ID:uggY9/nU NGネーム登録 NGID登録 報告
そろそろ決着かな?
支援
 ▼ 161 ナギラス@ロックカプセル 17/03/08 07:30:28 ID:0wIfWPCI NGネーム登録 NGID登録 報告
フィールも結構鬼畜な所あるな・・・
 ▼ 162 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 22:53:14 ID:QD0rF0JA [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「…遊んでる場合じゃなかったな。お前を倒さないといつまでたってもククイ達は元には戻れない。」

アリシア「私ヲ倒ス?フザケテイルノ?」

フィール「いや、これは本気で言ってる。」

アリシア「ナラヤッテミロ!ウガァァァァァッ!」

フィールに向かって思いっきり頭突きをしようとするアリシア。するとフィール避けようとはせずそのままアリシアに突っ込んでいった。

アリシア「馬鹿ネ!コレデ死ネ!」

ガキィン!ズザザザザザ…

アリシアは頭部に何か固いものを付きつけられた感触がした。

アリシア「オ前…ナンダソノ姿ハ!?」

アリシアが見たものは、黒い鎧で身を覆い、背中に内側が青く外側が白のボロボロのマントを身に着けた巨人が光り輝く剣のようなもので受け止めていた。そう、フィールの本来の姿であった。
 ▼ 163 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 23:20:30 ID:QD0rF0JA [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「お前の友達ごっこも…これで終わりだ!」ザシュッ

アリシア「ギャアァァァァァッ!」ブシュゥゥ

フィールの持つ光の剣がアリシアの頭部に押し込まれ、大量の血が噴き出した。今まで経験したことのない痛みに苦しみもがくアリシア。

アリシア「ア゛ア゛ア゛ア゛ッ、痛イ!痛イ!」ブシュゥゥ

フィール「まだ生きているのか…しぶといな。」

攻撃に備えて構えるフィール。涙を流しながらアリシアは叫んだ。

アリシア「フィール、嫌イダ…!」

フィール「…。」

アリシア「オ前ナンカ大嫌イダァァァァァァッ!」

フィールに再び突っ込もうとするアリシア。フィールは右手から魔法陣を出し、冷徹に言い放った。
 ▼ 164 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 23:34:26 ID:QD0rF0JA [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「あぁ、私も大嫌いだ。罪無き人間をSウィルスで洗脳して奴隷にした挙句、彼らの命を好き勝手に弄ぶような外道なお前が…!」

アリシア「ウガァァァァァッ!」

フィール「デジタライズ・オブ・ソウル!」ババババ

フィールが右手で作り出した魔法陣から緑色の光線が連射された。アリシアの肉体は耳をつんざく悲鳴と共に飛び散った。
その肉片は自分が役立たずの家来にした仕打ちと同じように白い石となってバラバラになった。
フィールがふと空を見ると既に日が昇っていた。いつの間にか1日経過していたようだった。

フィール「さよなら、アリシア。」

フィールは人間の姿に戻り、その場を後にした。
こうして、ほとんどの人間にとっては悪夢のような一夜が明けたのだった。


 ▼ 165 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 23:42:02 ID:QD0rF0JA [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
島民1「俺達、一体何をしていたんだ?」

島民2「確か煙を吸って…その後は覚えていないわ。」

アリシアがフィールに倒されたことにより、Sウィルスに感染して1週間以内だった人間んは全て正気に戻っていた。

カプ・コケコ「コノ人間達ハサッキマデ俺達ヲ襲ッテキテイタヨナ…?」

ココ「でも、肌の色とか目とか普通だぞ。」

サトシ「元に戻ったのかな…。」

ハンサム「ということは、アリシアは…!」

ククイ「サトシー!みんなー!」

ククイやクラスメイト達がサトシ達の元に走り寄ってきた。それは洗脳されていないいつもの面々だった。
 ▼ 166 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 23:47:07 ID:QD0rF0JA [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「みんな!」

ココ「アリシアの洗脳が解けたんだな!」

リーリエ「皆さん、大丈夫でしたか!?」

ハンサム「こっちはなんとかな。でも君達は…。」

マオ「船着き場に奴らがやってきちゃって煙浴びせられちゃってね…。」

マーマネ「その後の事は覚えてないよ…。」

スイレン「もしかしたらサトシ達を襲ってたかも…。」

カキ「もし襲っていたら本当にすまない。」

ココ「いいんだよ!みんな無事だったんだからさ!」

サトシ「…そうだ、フィールさん、フィールさんを探さないと!」

フィール「ここにいる。」

いつの間にかフィールがサトシ達の後ろにいた。
サトシはフィールを見つけるや否や思いっきりフィールに抱きついた。
 ▼ 167 ◆/qIi/n6GLc 17/03/08 23:53:37 ID:QD0rF0JA [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「フィールさん!よかった…無事だったんですね!」

フィール「あぁ…何とかな。」

サトシに急に抱きつかれて少々戸惑うもすぐに平静を保つフィール。

ハンサム「フィール、大丈夫だったか!そういやアリシアは…?」

フィール「『細胞腐敗薬品』で肉体が腐敗して死んだ。何とか隙を突いて投与することに成功してな。」

ココ「どうしてわざと捕まったりなんかしたんだ?」

フィール「彼女の素性を知りたくてね。」

サトシ「素性…?」

ハンサム「どうだったんだ。」

フィール「いらないと判断したり、自身を怒らせた人間はすぐに殺すような最低の人間だったよ。道理で友達ができないわけだ。」

ココ「う、うわ…。」

サトシ「酷すぎる…。」
 ▼ 168 ◆/qIi/n6GLc 17/03/09 00:01:11 ID:7WLxnhJ6 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「でも彼女は過去にいじめを受けていて、望まず被験体にされていたことについては…。」

フィール「あれは私も同情する。だが、彼女はいじめていた奴らよりも外道な人間になってしまっていた。」

ハンサム「やっぱり、いじめのせいで心が歪んだのが原因なんだろうか…?」

フィール「恐らくな。」

サトシ「やっぱり、いじめはダメですね、絶対に。」

ククイ「…さっきから何の話をしているんだ。」

ココ「ククイ博士達が洗脳されている間に起こった出来事についてさ。」

カキ「なぁ、その事なんだが後で詳しく聞かせてくれないか?」

スイレン「私も何があったか知りたい!」

マーマネ「僕も!」

こうしていつも通りの雰囲気がメレメレ島に戻ってきていた。
 ▼ 169 ◆/qIi/n6GLc 17/03/09 00:11:11 ID:7WLxnhJ6 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「だが、本当の友達できたと思っていた時のアリシアは本当に幸せそうだったな。」

サトシ「フィールさん?」

フィール「思い返してみると私も彼女と似ているところがあったなと思ってね…心から分かり合える友がおらず、1人きりなところとかな。」

するとサトシはフィールに駆け寄ってこう言った。

サトシ「そんなことないですよ!だったら俺、フィールさんの友達になります!」

ピカチュウ「ピーカ!」

リーリエ「私もなります!」

マオ&スイレン「同じく!」

マーマネ「僕も喜んで友達になります!」

カキ「俺もなりますよ!」

ココ「俺もサトシ達と同意見だ。」

フィール「みんな…。」
 ▼ 170 ◆/qIi/n6GLc 17/03/09 00:20:03 ID:7WLxnhJ6 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「…君達の気持ちだけは受け取らせてもらうよ。」

そういうとフィールはその場から立ち去ってしまった。その表情は複雑そうだった。

サトシ「フィールさん!」

ククイ「行っちゃったな…。」

ココ「フィールの奴、何かを隠しているような表情だった…。」

ハンサム「フィールはあの事件を未だに引きずっているのだろうか?」

マオ「あの事件?」

ハンサム「…後で君達にも話そう。」

フィールは地震の事務所に戻ってきたのち、事務所の近くの崖であるものを取り出した。それは金色の装飾が付いた斧のような形をした小さな武器の付いたネックレスだった。
フィールはそれを見つめて悲しげにつぶやいた。

フィール「友達…か。」


〜完〜
 ▼ 171 チュル@かいふくのくすり 17/03/09 00:24:43 ID:P0ecbmwE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
乙です!
フィールがうんざりするのもわかるわ。
最近軟体の敵ばっかり相手にしてるものね
 ▼ 172 ◆/qIi/n6GLc 17/03/09 00:28:57 ID:7WLxnhJ6 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>135
い絵



>>170
地震

自身

誤変換多いな…orz
 ▼ 173 ロバンコ@ダークメモリ 17/03/09 00:43:09 ID:P0ecbmwE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>171
この画像フィールじゃないかも
 ▼ 174 ヒドイデ@かわらのかけら 17/03/09 00:49:06 ID:XqYbcy1. NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!
最後フィールが持っていたネックレスはまさか・・・!?
 ▼ 175 クレー@こううんのおこう 17/03/09 07:03:19 ID:JAE1t2e2 NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 176 ◆/qIi/n6GLc 17/03/09 19:23:40 ID:7WLxnhJ6 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
突然ですがこのシリーズは次の作品で完結の予定です。内容はもう察している方々もいると思いますが…。
期待せずして待て。
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