. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。 レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。 その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。 荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。 面白いスレはネタ投稿お願いします! (消えた画像の復旧依頼は、お問い合わせからお願いします。) スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
ポニの大峡谷の頂上、日輪の祭壇から広がる青空にふと思い出したように呟いた。
アローラ地方のチャンピオンとなった者の風習…というわけではないが半年に一回、俺はこの祭壇に立ち寄っていた。己を見失わないように、そして三年前の旅を何一つ忘れないようにするために。
「またいつかアローラに来ますね!」
旅立つ前に彼女は俺達にこう言った。その時の彼女の瞳は母の病気を治すためにアローラを離れる強い決意と、一人前のトレーナーになって帰ってくるという夢で満ち溢れていた。
本当は止めたかった。何度もここに残って欲しいと言いたかった。でも俺は、彼女が悩み抜いた末に出した答えを否定するような真似はしたくなかったし、何より人の都合で留めようとするのは自分にとって一番許せないことだったからだ。
だから言いたかったことも、伝えたかった思いも全て押し殺して笑顔で彼女を見送った。変に後ろ髪引かれるような思いは彼女にしてほしくなかったから。
必ずここに帰ってくる…そんな彼女の言葉を信じて。
「ラリオーーナ!」
「!悪い悪い。ちょっとボーッとしちゃってな。」
「ラリオッ!」
「ああ分かってる、一番近くにいたお前が言うんだ。間違い無いよな。……さてそろそろ行くかほしぐも。今日の防衛戦も気合い入れていこうぜ?」
「ラリオッ!」
帽子を被りなおし、ほしぐもにまたがると、けたたましい叫び声と共に大峡谷の険しい道中へと走り出した。