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【ポケダンSS】フラダリ「目が覚めたらポケモンになっちゃった」

 ▼ 1 SIKO.JLJHM 15/03/29 23:43:41 ID:S9tSxTAs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第1話〜私は誰だ?〜

男は薄暗いジメジメした場所で目を覚ました

男(ここは?)

全く見覚えの無い場所
近くには誰も居ないようだ

男は立ち上がり、辺りを見渡す
20mほど先に大きな通りが見えた
どうやらここは路地裏の行き止まりらしい

男(何故私はこんな所にいるのだ?)

男は考える…直近の記憶、何をしていたか
すると、とんでもない事が分かった
家族の名前、好きな音楽、自分の住所、年齢、名前…何も思い出せない
男は記憶喪失になっていたのだ

男(私は……誰だ!?)

頭の中にカーテンが掛かっていてその先にあるものが見えない……そんな感覚だった
それでも男は必死に考える

すると、辛うじて自分の名前だけは思い出せた

男「そうだ、私の名は……フラダリ」
 ▼ 146 SIKO.JLJHM 15/05/05 14:26:07 ID:UJsrSCHA [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
揺れはすぐに収束した

バルキー「……収まったみてェだな。こんなに短いのは地震じゃねェな。いったい何だったんだ?」

キルリア「たぶん下で起こった爆発だね♪巻き込まれたのはフラダリとイヴかな♪念視で見たから確実♪」

バルキー「何!?そいつはやべェぜ!リーダー!」

バルキーはノクタスに助言を求めた
しかし、彼の姿は無かった

バルキー「ハァーッ……あの人はいつもああだからな……」

バルキー「仕方ねェ……オレ達だけで助けに行こう」

バルキーは床を思いっきり殴り、大穴を空けた

バルキー「キルリア!二人は何処にいる?案内してくれ!」

キルリア「りょーかーい。コッチだよー」

バルキーはキルリアの案内の下、穴の中に降りていった
 ▼ 147 ィアンシー@ミックスオレ 15/05/05 19:47:02 ID:UJsrSCHA [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
………

フラダリは目を覚ました

フラダリ「……ぅぅ」

バルキー「お!気が付いたか」

フラダリ「こ…ここは?」

バルキー「正面玄関だ。オレがここまで運んできたんだ。オマエあの爆発でよく助かったな」

フラダリ「爆発……」

フラダリ(そうだ……確かガスに点火して……それで……ハッ!)

フラダリ「イヴは!?イヴは無事ですか!?」

バルキー「そこにいるぜ」

バルキーはフラダリの隣を指差した
イヴは目を閉ざしたままだった

フラダリ「イヴ!」

バルキー「心配ねェ、直に目を覚ますさ」

フラダリ「そ、そうですか……よかった……」
 ▼ 148 SIKO.JLJHM 15/05/05 20:09:41 ID:UJsrSCHA [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やがて、フラダリは違和感に気付いた

フラダリ(不思議だ……私はあの時ひんしクラスのダメージを負った。それにWばくおんぱWの反動で喉も痛めた。なのに体は痛くないし、普通に会話も出来る)

そんなことを考えているのに気付いたのだろうか
バルキーは謎の答を教えてくれた

バルキー「キルリアがオマエらをWいやしのはどうWで治してくれたんだ」

フラダリ「そうだったんですか!御礼を言わなければ…」

バルキー「いや、後にした方がイイぞ……」

フラダリ「何故です?」

バルキー「……」

バルキーは黙って背後を指差した

キルリア「おらおらおらおら 自分の名前を言ってみな!」グリグリ

スリーパー「はいィ!私めは奴隷でございます。キル様の足の裏で踏まれることが生き甲斐の卑しい卑しい豚でございます!大好物はキル様の鞭で私の醜悪なお尻を引っ叩かれることでございます!」

キルリア「よく言えたわね。ご褒美よ!ホラ!」ペシッ

スリーパー「あぁン……!」

フラダリ()
 ▼ 149 Mガバイト◆R6EE2rcZkk 15/05/05 20:57:37 ID:O4IAG7IM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロリーパーワロタww支援
 ▼ 150 トツキ@ポロックケース 15/05/05 21:01:29 ID:6b66l1Q2 NGネーム登録 NGID登録 報告
あぁンって・・・
 ▼ 151 ルマイン@こだいのぎんか 15/05/06 15:01:41 ID:EJud7gVw [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「さて、そろそろ教えてもらうわよ……貴方のボスの名前と居場所」

スリーパー「はいィ……もちろんキル様でございm」

キルリア「そんなこと訊いてんじゃない!」ドゴォッ

キルリア「……貴方の組織のボスのことを訊いてるのよ」

スリーパー「それは……それだけは……」

キルリア「え?聞こえないわ。踏むの止めようかしら」ピタッ

スリーパー「あぁ……止めないでくださいまし……言います!言いますから私めをもっと虐めてください!」

スリーパー「ボスの名はWドンカラスW今は屋上におられると思います」

キルリア「そう、ありがとう。お待ちかねのご褒美よ」バチッ

スリーパー「あぁン……キルさm」ガクッ

彼女?はスリーパーをスタンガンで気絶させた

キルリア「あー楽しかった♪」

フラダリ「……」

バルキー「そ、それはよかったな」
 ▼ 152 ストダス@ねばりのかぎづめ 15/05/06 18:49:52 ID:b10HrIxE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 153 SIKO.JLJHM 15/05/06 21:58:16 ID:EJud7gVw [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「ところでいいの?」

バルキー「何がだ?」

キルリア「ボスを追わなくて。屋上にいるってことは飛んで逃げるつもりだと思うよ〜」

バルキー「そうだった!速く行かねェと!」

バルキーは階段へ向かった
フラダリもそれに続こうと立ち上がった

バルキー「フラダリ、お前はここで待ってろ!」

フラダリ「何故です?」

バルキー「お前が居なくなったら誰が彼女の側にいてやるんだ?(キルリアじゃ不安だろ)」

フラダリ「!」

フラダリはイヴの方を振り返った
彼女はまだ意識が戻っていなかった
確かに彼女を放ってはおけない

フラダリ「そうですね。分かりました……お気をつけて」

バルキー「オウ!ドンカラスとやらはオレが速攻で捕まえてやるぜ!」

バルキーは階段を駆け上がっていった
 ▼ 154 SIKO.JLJHM 15/05/06 22:05:31 ID:EJud7gVw [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2階、3階、4階…
バルキーは目にも止まらぬスピードで進んでいく
その速さは真横を通り過ぎた敵も全く気付かない程だ

彼はあっという間に最上階、つまり屋上の下の階に到達した
だがそこにはボスを守らんとする100を超える数のギャングが待ち構えていた

したっぱ達「「絶対に通さねェぞ!!」」

バルキー「邪魔だァァ!!どけェェ!!」

バルキーは次々とギャング共を蹴散らしていく
だが中には幹部クラスの敵もいて、思うように進めない

バルキー(後で筋肉痛が酷くなるが……仕方ねェな)

バルキー「50パーセントォ!!」

バルキーはリミッターを解除した
そして、先程までとは別次元の動きで幹部クラスの敵をも叩きのめしていった

したっぱ達「「こ、コイツ……強すぎる……!!」」

断っておくが、50%だからといってバルキーはベストを尽くしていない訳では無い
リミッターの解除にはそれなりのリスクを伴うのだ
そのリスクを考慮した上で、この場を切り抜けるのに最適の数値が50%だったのである

ともかく彼は敵をなぎ倒し、ドンカラスの元へと歩みを進めていった
 ▼ 155 SIKO.JLJHM 15/05/06 22:45:52 ID:EJud7gVw [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
屋上

したっぱ「ファーザー!例のモノを持ってまいりました」

ドンカラス「ご苦労」

ドンカラスはモノを受け取ると口の中に隠した

ドンカラス「では逃げるとしよう」

バターン

ドアが勢いよく開き、バルキーが屋上に現れた
だが、その時には既にドンカラスは飛び立っていた

バルキー「待ちやがれ!」

バルキーは追いかけようと脚に力を込めた
しかし、大量のヤミカラス達が彼の跳躍を阻んだ

ヤミカラス達「ファーザーをお守りするんだ!」

バルキー「鬱陶しいぜ畜生!!」
 ▼ 156 SIKO.JLJHM 15/05/06 23:26:43 ID:EJud7gVw [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そうこうしている内にドンカラスはどんどん遠ざかっていく

ドンカラス(このまま北の支部に向かい、体制を立て直すとしよう)

バルキー「クソッ 待ちやがれ!」

バルキーはヤミカラス達を振り払った
しかし、既にドンカラスはバルキーの射程圏外にいた

ドンカラス「さようならだよ。チーム・ノクタスとやら」

ドンカラスは歯ぎしりをするバルキーを尻目にさらに高く羽ばたいた
……背後にいた男に気付かずに

ズバッ

突然の斬撃
闇夜の空に鮮血が舞った

ドンカラス「……ッ!?」

???「翼を斬られたくらいで死ぬことは無い。安心するでござる」

ドンカラス「貴様もノクタスの!?」

翼を失ったドンカラスは真っ逆さまに落下していった

バルキー「チッ……カモネギの奴め。オイシイところを持っていきやがって!」
 ▼ 157 ートロトム@でんきだま 15/05/07 21:41:33 ID:cC/w8QR. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援します
 ▼ 158 クタス@つめたいいわ 15/05/07 22:09:03 ID:2fnJBkc2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援!
今度イーブイにイヴって名前つかようか・・・
 ▼ 159 SIKO.JLJHM 15/05/09 00:16:50 ID:nxOuSxos [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドンカラス「この餓鬼共め……これで勝ったつもりか!」

ドンカラスは心底不愉快そうに言った
すると、斬られた翼が一枚一枚の羽根に別れ始めた

バルキー「カモネギ、気をつけろ!何か仕掛けてくる気だ!」

ドンカラス「身の程を知れ!青二才がァ!」

幾千もの羽根が矢の如くカモネギに向かって放たれた

ズガガガガガ

カモネギは刀(ながねぎ)で羽根を振り払おうとした
しかしあまりに数が多過ぎた

カモネギ「捌ききれない……ッ!」

剃刀のような羽根がカモネギの皮膚を撫でた
切り口から血が滲んだ

ドンカラス「フェザーダンスの応用技……名付けてW弾翅W
……お味の程は如何かな?」

カモネギ「クッ……何のこれしき!」

カモネギは刀(ながねぎ)を振るった
刀身からの風圧が真空の刃となり、ドンカラスに向けて放たれた
所謂W飛ぶ斬撃Wである
 ▼ 160 SIKO.JLJHM 15/05/09 00:49:38 ID:nxOuSxos [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドンカラス「成る程……面白い」

ドンカラスは残された翼でエアカッターを放った
エアカッターは羽根を巻き込み、質量を持った黒き刃となる

ドンカラス「見せてみろ、SAMURAIの力」

カモネギ「どちらの斬撃が上か……いざ勝負!」

二つの斬撃が空中で激しくぶつかり合った
威力はほとんど互角かに見えた
しかし、実体を持つ分パワーで上回るドンカラスの斬撃の方が鍔迫り合いを制した

ドンカラス「お得意の斬撃ですら私の方が上……SAMURAIもこんなものか」

カモネギ「……クッ!」

カモネギは刀(ながねぎ)で黒い刃を受け止めた
しかし、ドンカラスはその隙を見逃さなかった

ドンカラス「W弾翅W」

再び幾つもの羽根の矢が放たれた
カモネギは必死で羽根をいなしていく
完全に防戦一方である

カモネギ(タダのヤクザ者とは違うでござる……この男、本当に強い!)
 ▼ 161 を駆ける点P◆POCOPOCO3I 15/05/09 00:50:25 ID:R0K2bUtA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 162 ーリキー@どくけし 15/05/09 19:41:10 ID:ObA841Vo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
カモネギがSAMURAIでドンカラスがマフィアのBOSSってことか。
 ▼ 163 SIKO.JLJHM 15/05/09 23:43:46 ID:nxOuSxos [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「さっきからオレサマをシカトしてんじゃねェぞ!!」

バルキーは痺れを切らしてドンカラスに飛びかかった
そのまま拳を叩き込む

バルキー「オラァ!!」

しかし、拳はドンカラスの創り出した球状の盾によって防がれてしまった

バルキー「チッ……また羽根か!」

ドンカラス「その通り、羽根で作った盾だ。これを物理攻撃で破った者は未だかつて誰一人居ない」

バルキー「じゃあオレサマがその第一号だな!いくぞォ!!」

バルキーは渾身のインファイトを繰り出した
さらに蹴りも交えてラッシュへと移行する

バルキー「オラオラオラオラオラァ!!」

ドゴドゴドゴドゴッ

辺りに鈍い音が響き渡った
しかし、盾には傷一つ付かない

バルキー(クゥッ……なんて硬さだ……分厚い鉄板を殴ってるみてェだぜ)
 ▼ 164 SIKO.JLJHM 15/05/09 23:52:09 ID:nxOuSxos [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
盾をいくら殴っても自分の拳が傷付くだけだった
次第にバルキーは疲れを見せ始めた

バルキー「オラオラ……ハァ……ハァ……」

ドンカラス「どうした?その程度か?」

バルキー「………クソッ」

ドンカラス「やはり貴様も相手にならんな。そろそろ死ぬか?」

バルキー「!!」

刹那、バルキーは殺気を感じて戦慄した
ほぼ同時に、盾がW弾翅Wへと姿を変え、バルキーに向かって放たれた

バルキー「……ッ…グァァ……ッ!!」

無数の羽根がバルキーの肌を掠め、突き刺さった
もしも危機を感じて後ろに跳ばなければ、あるいはそれが遅れていたならば、彼は四肢をもがれていただろう

バルキー「ハァ……痛てェな……死ぬかと思ったぜ……へへッ」ニヤリ

ドンカラス「この状況で笑うとは……気でも狂ったか?」

バルキー「ちげーよ、嬉しいんだ……オレも、カモネギも」

バルキー「久々に本気で闘えることがよォ!」

ドンカラス「!」
 ▼ 165 SIKO.JLJHM 15/05/12 00:32:36 ID:3l9jf19I NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「カモネギ!オレ達の力を見せてやろうぜ!」

カモネギ「了解でござる!」

バルキー「ハァァァァァァァアアアアアア!!」

バルキーは全身に力を溜め始めた
身体が赤いオーラに包まれていく

バルキー「いくぜェ!!80パーセントぉ!!」

気合を注れるとオーラが爆発的に溢れ出した
燃え盛る炎のような闘気を放つバルキーは、百戦錬磨の戦士のような風格を纏っていた

ドンカラス「……成程、どうやらハッタリなどでは無いようだな」

バルキー「ああ、悪いが時間がねェんだ。3分で終わらせてもらう」

バルキーは言い終わるかどうかの内にドンカラスに向かって突撃していた

バルキー「かますぜェ!!インファイトォ!!」

ドンカラス(な!?速い!?)

ドンカラスは慌てて羽根の盾を出現させた

ドゴオォン

盾と拳がぶつかり合い、鈍い衝撃が走った

ドンカラス(速いだけではない…何と重い打撃!先程までとはまるで別人ではないか!)
 ▼ 166 ーイーカ@たべのこし 15/05/14 12:54:16 ID:PWilezo2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
久しぶりの更新DA。
ドンカラス強いな。育成しようかな。
支援
 ▼ 167 ンファン@ラティオスナイト 15/05/14 12:57:23 ID:WBPMkeUE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
紅葉さん…………
 ▼ 168 SIKO.JLJHM 15/05/17 20:29:43 ID:L3M5aanQ [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「ぶっ壊す!オラオラオラオラオラオラオラァ!!」

強烈な殴打のラッシュにより羽根の盾はビリビリと振動する
ドンカラスはかなり押されていた

ドンカラス(クッ……この私ともあろう者が……盾を維持するだけで精一杯だ……)

ドンカラス(……そういえばSAMURAIは何をしている?)

ドンカラスはカモネギの方をチラッと見た
カモネギは目を閉じ、ながねぎに手やかけたまま一歩も動かない
何かに集中しているようにも見える

ドンカラス(あれは……力を溜めているのか?)

カモネギ「……」

ドンカラス(……なるほど、バルキーが私の動きを止めている隙に、SAMURAIが溜めに溜めた全力の攻撃で私を仕留めるというのが奴らの作戦だな)

バルキー「オラオラァ!よそ見してんじゃねェぞォ!!」

ドゴオォ

一際強烈な一撃が繰り出された
ドンカラスは、間一髪身を引くことでパンチの威力を殺した

ドンカラス(危なかった……反応が遅れていたらやられていた……だが、この攻撃さえ耐えきれば私の勝ちだ!私には見えるぞ!貴様らの作戦の穴がな!)
 ▼ 169 SIKO.JLJHM 15/05/17 20:32:19 ID:L3M5aanQ [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「オラオラオラオラオラァ!!……」

バルキー(ハァ……あと1分が限界だぜ……カモネギ、間に合ってくれ!)

実はバルキーのリミッター解除には時間制限があった
『3分で終わらせてもらうぜ』と彼は言っていたが、3分というのは80%の力で戦える限界時間のことだったのだ
この時間を超えると、彼は一歩も動けなくなってしまう

そして、ドンカラスはそのことを見抜いていた

ドンカラス(ククク……奴は少しずつだが動きが鈍っている。あと数十秒で動けなくなるだろう……それまでにカモネギは仕掛けてくる筈!その時がチャンスだァ!)

ドンカラスのW作戦Wなど知る術もないバルキーは、ひたすら攻撃を続けた

バルキー「オラオラオラオラオラァ!!」

バルキー(ヤベェ……あと10秒もねェぞ……カモネギ!)

そんなバルキーの叫びを知ったのだろうか
カモネギはカッと目を見開いた

カモネギ「……!」

眼は鋭く光り、刀身に力が宿った
遂に精神統一がなされたのだ

カモネギ「待たせたでござるな……」

カモネギが剣を構えると、風が渦巻いた
 ▼ 170 SIKO.JLJHM 15/05/17 20:46:27 ID:L3M5aanQ [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルキー「ハァ……間に合ったぜ……ったく遅ェんだよ……」

彼がそう呟いた時だった
突然、右肩に鋭い痛みが走った

バルキー「ぐあぁ!……な、何だ!?」

見ると、真っ黒いドリルのようなものが肩を貫いていた

ドンカラス「W槍蝕弾翅W……ドリルくちばしと弾翅の合わせ技だ」

バルキー「く…そ……」

痛恨の油断……カモネギの精神統一を確認した時、安堵から一瞬の隙を見せてしまったのだ
バルキーのオーラが消えていき、やがて彼は肩を貫かれたまま膝をついてしまった

ドンカラス「フハハ愚か者め!油断したな!私は初めからこの時を待っていたのだよ!」

ドンカラスは高笑いすると、カモネギの方に向き直った

ドンカラス「さて、SAMURAIよ……『精神統一を終えた自分なら一人でもドンカラスを倒せる』と考えているなら大きな間違いだ」

ドンカラス「確かにそのW刀(ながねぎ)Wならこの羽根の盾も斬れるだろう」

ドンカラス「だがW貴様Wにはこの私を斬ることは不可能だ」

カモネギ「……!?」
 ▼ 171 ンシカイオーガ@ズリのみ 15/05/17 22:57:50 ID:cpmT1R06 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 172 シータ 15/05/19 08:13:13 ID:le7OdRKE NGネーム登録 NGID登録 報告
アゲェーーチス
 ▼ 173 ゲピー@パワーアンクル 15/05/23 08:13:50 ID:dWQpeSGA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 174 SIKO.JLJHM 15/05/25 21:00:32 ID:.oUCMELc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドンカラス「理解不能だという顔をしているな……少しヒントをやろう」

ドンカラス「何故私がバルキーへの攻撃に接近技を選んだと思う?」

カモネギ「!?お主……まさか!!」

ドンカラス「そのまさかだ!W 槍蝕弾翅W」

ドンカラスは黒い翅を纏って突撃した
……バルキーを盾にする形で巻き込みながら

ドンカラス「フハハ!貴様に私が斬れるか?私を斬れば貴様の仲間も真っ二つだぞ!」

ドンカラスの嘴は黒い翅を纏って長槍のように変化していた
バルキーは黒い槍に貫かれて動けないまま盾にされている

カモネギ「……卑劣な奴め!」

ドンカラス「フンッ 判っとらんなァ!所詮W勝てば官軍負ければ賊軍Wなのだッ!」

ドンカラス(さあ、どうする?仲間を選ぶか任務を選ぶか?)

カモネギ「……判ってないのは……」

カモネギは刀に手をかけW居合Wの構えをとった

カモネギ「貴様の方でござるッ!!」
 ▼ 175 Mガバイト◆R6EE2rcZkk 15/05/26 20:14:07 ID:zVj4HC3o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 176 SIKO.JLJHM 15/05/30 12:18:54 ID:JPtnRU7I NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カモネギ「……!!」

カモネギは刀を抜いた
刀と槍がぶつかり、火花を散らす

カモネギ「ヤァァ!」

ドンカラス「ぐぬぬ…」

ドンカラス(まさか……本当に……)

ピキピキ

ドンカラスの槍にヒビがはいった

ドンカラス(本当に……仲間ごと斬る覚悟だったのか!)

カモネギ「……!!」

ガキィィン

遂に黒い槍は砕け散った
 ▼ 177 Mガバイト◆R6EE2rcZkk 15/05/31 12:38:55 ID:VZJOgGtY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まだ支援してんの自分だけ?
age
 ▼ 178 SIKO.JLJHM 15/05/31 21:38:31 ID:tVl.6Z5E [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>177
例え支援してくれるのがあなただけだとしても、自分にとっては書くための原動力です!
皆さん、支援ありがとうございます!
 ▼ 179 SIKO.JLJHM 15/05/31 21:39:04 ID:tVl.6Z5E [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カモネギは刀を鞘に収めた
ドンカラスの身体から血が噴き出た

ドンカラス「……グ……この私が……クロウベッジのボスであるこの私が……ッ」

ドンカラスは崩れるように倒れた
と同時に、隣で倒れていた男が起きあがった

「クソッ……マジで痛ェぜ……」

それは斬られた筈のバルキーであった
驚いたことに、その身体には刃物による傷は無かった

ドンカラス「ば…馬鹿な……!?」

信じられないといった顔のドンカラスにカモネギは語った

カモネギ「拙者のネギはW邪悪Wを斬る刀……だからバルキーは斬らなかったでござる」

カモネギ「もしもお前が卑怯なポケモンでなければ敗北していたのは拙者の方……敗因はお前自身の醜い精神にある」

ドンカラス「……」

カモネギ「拙者にはお前を裁く権利はない……従ってこれからお前を拘束し、警察に引き渡すでござる」

カモネギはドンカラスの元に歩み寄った
そして、その身体に拘束具を取り付けようとした
 ▼ 180 SIKO.JLJHM 15/05/31 21:51:29 ID:tVl.6Z5E [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドンカラス「少し……待ってくれ」

不意にドンカラスは口を開いた

カモネギ「何だ?」

ドンカラス「翼を負傷している……ここに取り付けてくれないか?」

ドンカラスは翼の根元の部分を広げて見せた
と同時に……

カッ

辺りが眩い光に包まれた

カモネギ(これはッ!ひかりのたま!?目を開けていられないッ!)

カモネギは目を翼で覆ってしまった
そして光が収まり、目も慣れてきた時には……
当然のようにドンカラスの姿は無かった

カモネギ「し、しまったでござる!」

カモネギはドンカラスを追跡しようと考えた
だが、辺りはドンカラスの戦場である暗闇だ
おまけにバルキーをはじめとする負傷者を放っておくこともできない

カモネギ「また……次に捕まえればいいでござる」

カモネギは追跡を諦めることにした
 ▼ 181 SIKO.JLJHM 15/05/31 22:14:53 ID:tVl.6Z5E [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドンカラスはビルの側面をほとんど落下するようにして飛行していた
その手にはスイッチが握られていた

ドンカラス「……ハァ……ハァ……餓鬼共め……目にもの見せてやる!」

ドンカラスはスイッチを押した
全ての証拠を部下とフラダリ達の命と共にこの世から消し去ろうとしたのだ

しかし、そんなことは起こらなかった
辺りは静かなままであった

ドンカラス「な、何故だ!?どういうことだ!?」

ドンカラスはカチカチとスイッチを連打した
しかし、沈黙が彼を嘲笑うかのように続くだけであった

???「お前が待っているのはこれか?」

不意に沈黙は破られた
声の主はビルの窓枠に立っていた
その手にはドンカラスが仕掛けていた爆弾があった

ドンカラス「貴様はッ!?」

ノクタス「ドンカラス、久しぶりだな」

ドンカラス「ノクタス……やはり貴様かァッ!!」
 ▼ 182 SIKO.JLJHM 15/05/31 22:34:12 ID:tVl.6Z5E [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドンカラス「死ねッ!!W憎蝕刑弾翅Wィ!!」

ドンカラスはノクタスに向かって渾身の技を放とうとした
だが、その技がどのようなものだったのかは分からず終いとなった
彼が自分が既に敗北していることに気が付いた為である

ドンカラス「う、動けん!?」

いつの間にかドンカラスの全身を荊のような植物が覆っていた

ドンカラス「い、いつからだ!?」

ノクタス「さあ……お前がスイッチを押し始めたころじゃないか?」

ドンカラス「……ぐぐっ……!!」

ドンカラスは肩を震わせながらノクタスを睨んでいた
しかし、その身体を動かすことは適わなかった
まるで身体に力が入らないのだ

ノクタス「WギガドレインWだ……お前の体力は刻々と奪われている。動けないのもその為だ」

ノクタス「そして、あと5秒でお前は意識を失い……」

ノクタス「次に目を覚ますのはムショの中だ」

ドンカラス「ノクタス……き…さ………」ガクッ

辺りは明るくなり始めていた
 ▼ 183 SIKO.JLJHM 15/05/31 23:33:13 ID:tVl.6Z5E [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あれからしばらく経つ

イヴとバルキー、そして私ことフラダリは少し入院することになったが命に別条は無く、後遺症となるような怪我も無かった
相変わらず記憶は戻らないが、楽しくやっていけそうだ

カモネギとノクタスはそんな彼らのお見舞いに訪れていたが
「美味しいところを持っていきやがってこの野郎」
と、どやされることとなった

キルリアはお見舞いに来ることもなく、家でWペットWと遊んでいるらしい
「キル様ァ!この卑しい卑しい雄犬スリーパーめをもっと踏んずけてくださいまし!」
時々こんな声が聞こえる気がする

クロウベッジファミリーは壊滅して、街の犯罪は随分減ったらしい
だが、我々の闘いは終わらないだろう

この世界はポケモン達で溢れているのだから


続く
 ▼ 184 SIKO.JLJHM 15/05/31 23:37:36 ID:tVl.6Z5E [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
皆様、不定期の更新にも関わらず、たくさんの支援ありがとうごさいました

ここで、皆様にお知らせがあります
次回より話がガラッと変わりますので、次スレを建てることに致しました
スレ建て完了次第、当スレにて告知致します
 ▼ 185 チャブル@やすらぎのすず 15/06/01 00:58:19 ID:xkkj9HOY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第一章?終了ってことですね。
ひとまずお疲れ様でした。
ノクタスとドンカラスの関係が気になるな。
このページは検索エンジン向けの機能制限版の旧ページです。
下URLから閲覧下さい。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=80384
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