スレ一覧
【絵本風SS】がんばるフィオネ
──数時間後。
フィオネ「うぅ……なんか強くなった気がしなくもないけど……」
フィオネ「それ以上に手が痛ぁぁぁい！！！」
フィオネの手は、赤く腫れています。
……やはり、姿は変わりません。
また、次の作戦を考えます。
フィオネ「うぅ……なんか強くなった気がしなくもないけど……」
フィオネ「それ以上に手が痛ぁぁぁい！！！」
フィオネの手は、赤く腫れています。
……やはり、姿は変わりません。
また、次の作戦を考えます。
フィオネは悩み、悩み、悩みます。
ピコーン！
フィオネ「そうだ！ 誰かに聞けばいいんだ！！」
ここで、やっとまともな考えが思い浮かびます。
フィオネ「よし、この辺りにいるポケモンに聞いてみよう！」
辺りを見回します。
ピコーン！
フィオネ「そうだ！ 誰かに聞けばいいんだ！！」
ここで、やっとまともな考えが思い浮かびます。
フィオネ「よし、この辺りにいるポケモンに聞いてみよう！」
辺りを見回します。
フィオネ「あ、あそこにポケモンが！」
早速、そのポケモンに駆け寄ります。
そのポケモンはアシマリでした。
フィオネ「やっほー！ アシマリ！」
アシマリ「やぁ、フィオネ。どうしたの？」
フィオネ「えっと……マナフィになりたいんだけど、どうすればいいのか分かる……？」
アシマリ「……ずいぶんとぶっ飛んだ質問だねぇ……」
その通りです。
早速、そのポケモンに駆け寄ります。
そのポケモンはアシマリでした。
フィオネ「やっほー！ アシマリ！」
アシマリ「やぁ、フィオネ。どうしたの？」
フィオネ「えっと……マナフィになりたいんだけど、どうすればいいのか分かる……？」
アシマリ「……ずいぶんとぶっ飛んだ質問だねぇ……」
その通りです。
アシマリ「うーん……マナフィの家に行ってみればいいんじゃないかなぁ？」
アシマリ「マナフィ本人なら何かわかるかもしれないよ」
フィオネ「そうか！ その手があったか！」
名案が出ました。
フィオネ「ありがとう、アシマリ！！」
アシマリ「いえいえ！ 頑張ってねー！」
アシマリが手をふります。
フィオネ「……ドキドキしてきた……」
……蒼海の王子とも呼ばれるマナフィの家……海の神殿に行くようです。
アシマリ「マナフィ本人なら何かわかるかもしれないよ」
フィオネ「そうか！ その手があったか！」
名案が出ました。
フィオネ「ありがとう、アシマリ！！」
アシマリ「いえいえ！ 頑張ってねー！」
アシマリが手をふります。
フィオネ「……ドキドキしてきた……」
……蒼海の王子とも呼ばれるマナフィの家……海の神殿に行くようです。
フィオネ「えーっと、確か……マナフィは海の深い深いところにいるんだよな……」
フィオネ「よし、泳ごう！」
そう言った直後、フィオネは海底に向かって泳ぎ始めます。
行動が早いのは、フィオネのいいところです。
……かなり遠い距離ですが、フィオネは泳ぎます。
泳ぎ、泳ぎ、泳ぎます。
ひたすらに、泳ぎます。
フィオネ「よし、泳ごう！」
そう言った直後、フィオネは海底に向かって泳ぎ始めます。
行動が早いのは、フィオネのいいところです。
……かなり遠い距離ですが、フィオネは泳ぎます。
泳ぎ、泳ぎ、泳ぎます。
ひたすらに、泳ぎます。
ひたすらに泳いだ末。
何かが見えてきました！
フィオネ「……！ もしかして、あれが伝説の海の神殿……！？」
無我夢中に泳いだ結果、奇跡的に海の神殿にたどり着くことが出来ました。
そう、これは奇跡です。フィオネはツいているようです。
フィオネ「緊張してきた……」
フィオネは、おそるおそる神殿に入ります。
何かが見えてきました！
フィオネ「……！ もしかして、あれが伝説の海の神殿……！？」
無我夢中に泳いだ結果、奇跡的に海の神殿にたどり着くことが出来ました。
そう、これは奇跡です。フィオネはツいているようです。
フィオネ「緊張してきた……」
フィオネは、おそるおそる神殿に入ります。
フィオネ「し、失礼します……」
フィオネは進んでいきます。
「おや、訪問者かな？」
現れたのは……。
フィオネ「ま、マナフィ……さん……！」
マナフィ御本人でした。
フィオネは進んでいきます。
「おや、訪問者かな？」
現れたのは……。
フィオネ「ま、マナフィ……さん……！」
マナフィ御本人でした。
マナフィ「僕に何か用かな？ そうでもなきゃ、こんな深い海の底に来るポケモンなんていないからね」
フィオネ「ええと……」
フィオネはマナフィにここに来た訳を打ち明けます。
フィオネ「私は……マナフィさんになりたいんです！」
マナフィは目をまん丸にします。
フィオネ「ええと……」
フィオネはマナフィにここに来た訳を打ち明けます。
フィオネ「私は……マナフィさんになりたいんです！」
マナフィは目をまん丸にします。
マナフィ「ぼ、僕に……？ 何故？」
フィオネ「あ、えっと……」
フィオネはためらいましたが、本当のことを言います。
フィオネ「あなたと姿が似ているせいで、周りのポケモンにからかわれるんです……っ！」
マナフィ「……それは災難だったね……申し訳ない」
マナフィが謝ります。
フィオネ「あっいや……マナフィさんが悪いわけじゃ……」
フィオネ「あ、えっと……」
フィオネはためらいましたが、本当のことを言います。
フィオネ「あなたと姿が似ているせいで、周りのポケモンにからかわれるんです……っ！」
マナフィ「……それは災難だったね……申し訳ない」
マナフィが謝ります。
フィオネ「あっいや……マナフィさんが悪いわけじゃ……」
マナフィ「先祖が同じだった……とかなのかな。容姿が似ているのは」
フィオネ「先祖……そう……かもしれないですね……」
マナフィ「まあ、とにかく。責任をもって僕がなんとかするよ」
マナフィからの心強い発言。
フィオネ「！！！ ありがとうございます……！」
フィオネは大喜びです。
フィオネ「先祖……そう……かもしれないですね……」
マナフィ「まあ、とにかく。責任をもって僕がなんとかするよ」
マナフィからの心強い発言。
フィオネ「！！！ ありがとうございます……！」
フィオネは大喜びです。
マナフィ「……申し訳ないけど、君を僕にすることは、僕にはできない」
フィオネ「そんなっ！ うぅ……」
フィオネはしょんぼり。
マナフィ「そんな、気を落とさないで！ 僕が力を使って何とかするから！」
フィオネ「……本当？」
顔を上げるフィオネ。
フィオネ「そんなっ！ うぅ……」
フィオネはしょんぼり。
マナフィ「そんな、気を落とさないで！ 僕が力を使って何とかするから！」
フィオネ「……本当？」
顔を上げるフィオネ。
マナフィ「あぁ！ そうだな……海のポケモンたちが君をからかわないようにしてあげよう！」
フィオネ「そんなことできるの！？」
フィオネは驚きます。
マナフィ「うん。海にいるポケモンたちなら、操れるんだ」
フィオネ「へぇ……じゃあ、私も操れるんだ……」
マナフィ「そうだね」
マナフィをちょっと怖がるフィオネ。
フィオネ「そんなことできるの！？」
フィオネは驚きます。
マナフィ「うん。海にいるポケモンたちなら、操れるんだ」
フィオネ「へぇ……じゃあ、私も操れるんだ……」
マナフィ「そうだね」
マナフィをちょっと怖がるフィオネ。
マナフィ「よーし、じゃあいくよ……」
フィオネ「お、お願いします……！」
力を溜め込み始めるマナフィ。
力を使うポーズに構え……。
目を閉じ……。
マナフィ「………」
マナフィ「っ！！」
その瞬間、マナフィの触手の先が光りました。
その光は、海全体を包み込むようなまばゆさです。
フィオネ「お、お願いします……！」
力を溜め込み始めるマナフィ。
力を使うポーズに構え……。
目を閉じ……。
マナフィ「………」
マナフィ「っ！！」
その瞬間、マナフィの触手の先が光りました。
その光は、海全体を包み込むようなまばゆさです。
思わず目を閉じたフィオネは、そっと目を開けます。
フィオネ「……終わったんですか？」
マナフィ「あぁ。終わったよ」
フィオネ「なんにも変わってないような気がするけれど……」
マナフィ「ほかのポケモンと話してみないとわからないね」
二匹は海の神殿を出ます。
フィオネ「……終わったんですか？」
マナフィ「あぁ。終わったよ」
フィオネ「なんにも変わってないような気がするけれど……」
マナフィ「ほかのポケモンと話してみないとわからないね」
二匹は海の神殿を出ます。
マナフィ「僕はここで待ってるから、上に上がって反応を見てごらん」
フィオネ「は、はい！」
フィオネは言われたとおりにします。
すると……。
「お、フィオネ！ マナフィに似てイケてるね！」
「フィオネ！ お前が羨ましいぜ！」
すれ違うポケモンたちに、からかわれるどころか褒められるのです。
フィオネ「は、はい！」
フィオネは言われたとおりにします。
すると……。
「お、フィオネ！ マナフィに似てイケてるね！」
「フィオネ！ お前が羨ましいぜ！」
すれ違うポケモンたちに、からかわれるどころか褒められるのです。
フィオネ「す、すごい……！！」
マナフィの元に戻ります。
フィオネ「マナフィさん……！ 凄いです……っ！！」
マナフィ「お、ちゃんと力が伝わったみたいだね、よかったよ」
フィオネ「はい……！ 本当にありがとうございます！！」
フィオネは、ぺこりとお辞儀をしました。
マナフィ「いえいえ！」
マナフィの元に戻ります。
フィオネ「マナフィさん……！ 凄いです……っ！！」
マナフィ「お、ちゃんと力が伝わったみたいだね、よかったよ」
フィオネ「はい……！ 本当にありがとうございます！！」
フィオネは、ぺこりとお辞儀をしました。
マナフィ「いえいえ！」
マナフィ「それじゃあ、僕は帰るよ」
フィオネ「は、はい！ 本っ当にありがとうございました！！」
マナフィ「いいっていいって！」
マナフィ「それじゃあねー！！」
フィオネ「はい！ ありがとうございましたーっ！！」
手をふり、フィオネに別れを告げるマナフィ。
フィオネも手をふり返します。
フィオネ「は、はい！ 本っ当にありがとうございました！！」
マナフィ「いいっていいって！」
マナフィ「それじゃあねー！！」
フィオネ「はい！ ありがとうございましたーっ！！」
手をふり、フィオネに別れを告げるマナフィ。
フィオネも手をふり返します。
……これで、めでたしめでたし……と思ったところですが。
おや？ フィオネはマナフィをずーっと見ています。
一体どうしたのでしょう。
フィオネ「マナフィさん……優しい……かっこいい……！！」
フィオネ「憧れる……！！！」
……フィオネは、マナフィに憧れてしまったようです。
おや？ フィオネはマナフィをずーっと見ています。
一体どうしたのでしょう。
フィオネ「マナフィさん……優しい……かっこいい……！！」
フィオネ「憧れる……！！！」
……フィオネは、マナフィに憧れてしまったようです。
フィオネ「……マナフィさんのおかげで、からかわれなくなったけど……」
フィオネ「私は……私は……！！」
フィオネ「憧れのマナフィさんになりたーーーいっ！！」
フィオネ「そうとなったら、またなにか方法を考えなきゃ！」
フィオネ「私もマナフィさんみたいな優しいかっこいいポケモンになるぞーーーっ！！」
……フィオネの、マナフィになりたい計画はまだまだ続きそうです。
がんばれ、フィオネ！！
〜おしまい〜
フィオネ「私は……私は……！！」
フィオネ「憧れのマナフィさんになりたーーーいっ！！」
フィオネ「そうとなったら、またなにか方法を考えなきゃ！」
フィオネ「私もマナフィさんみたいな優しいかっこいいポケモンになるぞーーーっ！！」
……フィオネの、マナフィになりたい計画はまだまだ続きそうです。
がんばれ、フィオネ！！
〜おしまい〜
これにて完結です。
よく不遇ポケモンと言われているフィオネが、色々がんばるSSを書きました。
フィオネだってかわいいんだぞ！！
よく不遇ポケモンと言われているフィオネが、色々がんばるSSを書きました。
フィオネだってかわいいんだぞ！！
このページは検索エンジン向けページです。
閲覧＆書き込みは下URLよりお願いします。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=908630
（ブックマークはこちらのページをお願いします）
閲覧＆書き込みは下URLよりお願いします。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=908630
（ブックマークはこちらのページをお願いします）
スレ一覧
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。
面白いスレはネタ投稿お願いします！
（消えた画像の復旧依頼は、お問い合わせからお願いします。）スレ名とURLをコピー（クリックした時点でコピーされます。）
https://img.pokemonbbs.com/upl/20/908630-1542016449_1.png