【百合SS】OLアスナ「本日付けで入社いたしましたアスナです！」【アスナ×ナギ】

このSSは以下のスレからアイデアを頂いたものです

新人OLアスナちゃんください

https://pokemonbbs.com/sp/post/read.cgi?no=1867921

アスナ「よろしくお願いします！」ﾍﾟｺﾘ

センリ「よろしく頼む。うちは小さな会社だけど仕事は多いからしっかり頼むよ」

アスナ「はい部長！」

センリ「ここが君のデスクだ。そうだ、君の教育係の紹介がまだだったな。向かいのデスクのナギ君だ」

ナギ「ナギです、よろしくお願いします。何かあれば遠慮なく」ﾍﾟｺﾘ

アスナ「ア、アスナです！今日からよろしくお願いします！」ﾍﾟｺﾘ

アスナ(うわぁ〜綺麗な人だなぁ〜///)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

センリ「私は会議があるからこれで失礼するよ。ナギ君、後は任せた」ｶﾞﾁｬ

ナギ「分かりました。ではアスナさん、早速仕事の方を」

アスナ「は、はい！」

〜アスナの家〜

アスナ「…考えたらナギさんからしてみれば私なんて知り合って3日の後輩でしかないんだよね、しかも女。そりゃ相手になんかされる筈ないよね」ﾊｧ

アスナ「でも…恋かどうか悩んでるって事は恋人はいないってこと。なら私にもまだチャンスはある、希望は薄いけど0じゃない！頑張れ私！」


〜ナギの家〜

ナギ「…流石にもう言い逃れ出来ませんね。様々な人と接する機会が多い研修に乗り気だと分かってからの胸のモヤモヤ」

ナギ「記憶はぼんやりですが、酔いの勢いで辛ラーメンを食べに行ったのも多分そういう事ですよね」

ナギ「そして、恋人がいないと分かった時のあの気持ち…」

ナギ「アスナ…どうやら私は、貴女の事が好きみたいです///」

ナギ「最初は元気がよくて容姿も可愛い新入社員としか思ってませんでした。だから仕事中に元気のない姿が気になって声をかけて…」

ナギ「次の日にはすっかり元気な明るい姿を見せてくれましたね。その姿に、私は無意識に惹かれてしまった…」

ナギ「これは完全にアウトです。アスナからしてみれば知り合って3日の先輩、しかも同性。こんなほぼ一目惚れの自分勝手な恋なんて…成功する筈ないですよね」

ナギ「…でもアスナともっと仲良くなりたい。まだ知り合ったばかりですがこれから仲を深めていけば…或いは///」

本当に最高。ありがとうございます！！！！

〜再びアスナの家〜

アスナ「…増えてる。そりゃ外食ばっかしてたらこうなるよね。お腹はまだ出てないのは救いだけどこのペースだといずれ…」

ナギ『アスナ最近太りましたね。自己管理が出来ない方はちょっと…』

アスナ「とか成りかねない！よし、明日からはバスを使わない。早く起きて歩こう」


〜翌日〜

アスナ「朝歩くのって意外と気持ちいいなぁ。あ、こんなところにコンビニあったんだ。水買い忘れたし買っていこう」ｳｨｰﾝ

アスナ「うわっ！？」ﾄﾞﾝｯ

？？？「あっ！？」ﾄﾞﾝｯ

アスナ「ぶつかっちゃってすみません！怪我はないですか？」

？？？「平気です、少しよろめいただけなので。そちらこそお怪我は？」

アスナ「私も平気です！本当にすみません…ってナギさん！？」

ナギ「え…アスナ！？」

アスナ「まさかナギさんに会うとは思いませんでした。そういえば家この辺でしたっけ？」ﾄｺﾄｺ

ナギ「えぇそうよ。アスナこそ今日はどうしたんですか？確かバス出勤だった筈じゃ」ﾄｺﾄｺ

アスナ「ちょっと事情がありまして…」

アスナ(まさか出勤途中にナギさんと会うなんて…徒歩通勤バンザイ！)

ナギ「そう」

ナギ(まさか出勤途中にアスナと出会うとは…嬉しいんですけど気持ちを自覚してしまったからでしょうか。ちょっと恥ずかしいですね)

アスナ「ナギさんはいつも歩いてるんですか？」ﾄｺﾄｺ

ナギ「えぇ、健康と節約のために毎日。ただ最近はあまり歩けてないので体型が崩れないかが心配で…」

アスナ「ナギさんなら大丈夫ですよ！いつも通り綺麗ですし、スタイルも抜群じゃないですか！」

ナギ「そんな…綺麗だなんて…///」

アスナ「そういう心配をしなきゃいけないのは私の方ですよ。最近外食が多いせいで体重が増えてるものですから…」

ナギ「でも…アスナは可愛いです。胸だって大きいですし、そこに憧れる女性は多いと思いますよ？」

アスナ「可愛っ///私なんてそんな…」

アスナ(どうしよう、正直めっちゃ嬉しい///)ｶｰｯ

ナギ(…顔が熱いです///)ｶｰｯ

〜オフィス〜

アスナ「おはようございます！」

ナギ「おはようございます」

センリ「おはよう。アスナ君、今日はいつもより早いね」

アスナ「通勤手段を変えた影響で早く家を出たもので。そうだ部長、入社時に出した交通費申請の件、無かったことにできませんか？これからは徒歩通勤をしようと思ってるので」

センリ「それは構わないが何かあったのか？」

アスナ「いえ、色々考えて徒歩の方がいいと思っただけです」

センリ「分かった。アスナ君は徒歩通勤に変更だな」

アスナ(徒歩通勤だとナギさんと会える可能性あるしダイエットにもなるし一石二鳥！)

ナギ(アスナはこれからも徒歩通勤ですか…一緒に歩ける日が増えるかもしれませんね)

アスナ「今日も仕事頑張るぞー！」ｶﾀｶﾀ

センリ「アスナ君、ちょっといいかな」

アスナ「はい！何ですか？」ﾄｺﾄｺ…ﾎﾟｷｯ

アスナ「キャッ！？」ﾄﾞｻｯ

ナギ「アスナ！」

センリ「大丈夫かい？アスナ君」

アスナ「いてて…はい、ちょっとバランスを崩しただけなんで平気です。あっ！？」

センリ「どうした？」

アスナ「ヒールが…」

ナギ「ヒールが折れたことでバランスを崩してしまったんですね。アスナに怪我がなかったのは幸いでしたね」

センリ「そうだな。来客用のスリッパを出そう、今日はそれを使ってくれ」

アスナ「分かりました…」

〜昼休み、休憩室〜

アスナ「…と言うことがあったんですよ〜」

ツツジ「なるほど…それは災難でしたね」

トウキ「その靴、入社前にも結構使ってたのかい？」

アスナ「実はこの靴、母のお下がりなんですよ。傷や破れが無いからって履いてたんですが…目に見えない劣化があったんですね…」

ツツジ「幸いなことに明日は休日です。新しい靴を買いに行かれては？」

トウキ「僕もそれがいいと思うな。ずっとスリッパだと不便だろうし」

アスナ「そうですね、明日見に行ってみます」

毎日の更新本当に感謝
この両片思い期間大好き

アスナ「と言ってもこの辺りだとどこで買うのがいいんですかね？私この辺りのこと詳しくなくて」

ツツジ「そういう買い物はホウエンデパートでしてますわ」

トウキ「僕もそこでしてるよ。ここから2駅だからちょっと遠いけど。あ、ナギ先輩！お疲れ様です！」

ナギ「お疲れ様です。珍しいですね、皆さんが休憩室を使うなんて」

アスナ「ナギさん！お疲れ様です！」

ツツジ「お疲れ様です。いつものベンチが空いてなかったものですから今日はここで休憩を」

ナギ「そういうことでしたか」

ツツジ「今買い物の時に何処に行ってるのかを話してまして、ナギ先輩は何処に行ってますか？」

ナギ「普段は近所のスーパーですけど時々ホウエンデパートに」

トウキ「ナギ先輩もホウエンデパートですか」

ツツジ「いいですわよねあそこ、久しぶりに行ってみたくなりましたわ」

アスナ「よかったら明日皆で行きませんか？私も興味ありますし」

ナギ「私はいいですよ。特に予定はないですし」

ツツジ「ごめんなさい、明日は実家に行く日でして…」

トウキ「僕も明日はジムの日だから無理だな。折角誘ってくれたのに悪いね」

アスナ「いえいえ、私が思い付きで言っただけなので気にしないでください！じゃあ明日は私とナギさんと…あれ？」

アスナ(これってもしかしなくても…)

ナギ(特に予定がないのでOKしましたがこれは…)

アスナ&ナギ((2人でデパートに行く流れなのでは？))

てぇてぇ🤗

すみません、今日は更新なしです

〜夜、アスナの家〜

アスナ「う〜ん、明日の服どうしようかなぁ…」

携帯「デンワダヨ」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

アスナ「誰からだろ…ってナギさん！？」

アスナ「もしもし！ア、アスナです！」

ナギ『夜遅くにごめんなさい、寝てたかしら？』

アスナ「まだ起きてたんで大丈夫です！」

ナギ『それならよかったわ、明日の件を確認したくて。駅前に9時集合でしたよね？』

アスナ「はい、そうですけど。それがどうかしましたか？もしかして都合悪くなったとか？」

ナギ『いえ、何でもないんです。ただ時間の確認をしたかっただけですから。明日は楽しみにしています、アスナ』

アスナ「はい！私も楽しみです！」

ナギ『じゃあまた明日ね、おやすみなさい』ﾋﾟｯ

アスナ「はい、おやすみなさい！」ﾋﾟｯ

〜翌日、駅前〜

ナギ「9時10分前、アスナはまだみたいですね。そういえばアスナはどんな服で来るのでしょうか」

アスナ「すみませ〜ん！待ちましたか？」

ナギ「いえ、さっき来たばかりですので」

アスナ「そうですか！ならよかったです！」

アスナ(嘘！？いつもパンツスーツのナギさんが…)

ナギ「えぇ。だから気にしないでください」

ナギ(アスナがどんな服を着てくるだろうと思いきや…)

アスナ(ロングスカートだ！やばい、超可愛い///)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ナギ(まさかのヘソ出しとは…意外でしたね///)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

アスナ「あの、失礼かも知れないんですけど…今日はスカートなんですね」

ナギ「えぇ、たまにはロングスカートもいいかなと思いまして。変…ですかね？」

アスナ「と、とんでもない！似合ってます！凄く可愛いです！」

ナギ「…ありがとうございます。アスナも…その…ヘソ出しなんですね」

アスナ「普段は冬以外ヘソ出しの服着てて…今日着てくるのは失礼かもしれないとも思ったんですが」

ナギ「少なくとも私は失礼とは思いません。アスナらしくて凄く似合ってますよ」

アスナ「ナギさんにそう言われると着てきた甲斐がありました」

アスナ(迷った挙げ句気合いを入れる意味でこの服にしたけど…)

ナギ(少しでも女性らしい格好をしようと思いこのスカートにしましたけど…)

アスナ&ナギ((顔熱いなぁ///))ｶｧｰｯ

〜ホウエンデパート〜

アスナ「着いた〜！聞いてた通り大きなデパートですね！」

ナギ「私も来るのは久しぶりですね。アスナはどこか行きたい店はありますか？」

アスナ「とりあえず靴は見たいですね。本来の目的なんで」

ナギ「じゃあ先に済ませましょうか、その後は適当に店を回りましょう」

アスナ「はい！」

ナギ「確かスーツのお店が…」

アスナ(何だかナギさんとデートしてるみたい…って私ってばまた変な考えを！今日は2人でデパートに遊びに来てる、それ以上でも以下でもないんだから！)

支援！

アスナ「前の靴と似てる靴がいいんですけど…あ、この靴いいかも！すみませーん！ちょっとサイズ確認したいんですけど」

ナギ(アスナは今日も元気ですね。相変わらず明るくて、可愛らしい)

アスナ「じゃあこれにします！ナギさん、ちょっと買ってきますね！」

ナギ「えぇ」

ナギ(そう言えば私のズボンもそろそろ買い換え時でしたね、折角だし見てみようかしら。私のサイズはこの辺り…こっちがパンツで、こっちはスカートですか…)

アスナ『似合ってます！凄く可愛いです！』

ナギ(…明日からスカートにしてみてもいいかもしれませんね)

アスナ「お待たせしました！あれ？それ買うんですか？」

ナギ「えぇ、おかしいでしょうか？」

アスナ「そういう訳じゃないです！ただナギさんが職場でスカートは意外だなぁと」

ナギ「折角の機会ですしスカートに変えてみるのもありかなと思いまして、ちょっと買ってきますね」

ナギ(流石に言えませんよね。貴女に褒められたのが嬉しかったからなんて)

アスナ(ナギさんが職場でスカート、もしかして気になる人を意識したりしてるのかなぁ…)

ナギ「買うものは買ったわね。これからどうしましょう？」

アスナ「そうですね…」ｸﾞｰｯ

ナギ「フフ、カフェにでも行きましょうか」

アスナ「…はい///」

アスナ(何てタイミングで鳴ってんのよ私のお腹！ナギさんに笑われた〜恥ずかしい…///)

ナギ「おすすめのカフェがあるんですけどそこでいいかしら？」

アスナ「大丈夫です！」

ナギ「じゃあそこにしましょう」

〜カフェ〜

アスナ「落ち着くカフェですね」

ナギ「そうでしょう？ここに来るといつも寄ってるの。さて、私はアイスティーとコーヒーゼリーにしようかしら。アスナは決まりました？」

アスナ「私はカフェオレとフルーツパフェで…子供っぽいですかね？」

ナギ「アスナが好きなものを頼むのが1番ですよ。確かに仕事では空気を読んだり周りに合わせることは大事です。でも今はプライベート、人の事など気にしないでいいんですよ」

アスナ「…そうですね、じゃあカフェオレとフルーツパフェで」

ナギ「では注文しましょうか」ﾁｰﾝ

〜10分後〜

店員「お待たせしました。カフェオレとフルーツパフェ、こっちがアイスティーとコーヒーゼリーになります。ごゆっくりどうぞ」

アスナ「美味しそ〜！いただきます！ナギさん、凄く美味しい…」

ナギ「…うん、美味しい」ｺﾞｸ

アスナ(大人っぽいなぁ、紅茶飲む姿が凄く似合ってる)ｼﾞｰｯ

ナギ「何か？」

アスナ「いえ…その…あ、ナギさんのコーヒーゼリーも美味しそうだなって」ｱﾊﾊ

ナギ「美味しいですよ、私のお気に入りメニューなので。アスナのフルーツパフェも美味しそうですね、今度注文してみようかしら」

アスナ「じゃあよかったら1口食べますか？」

ナギ「…え？」

アスナ「…あ」

アスナ(しまった〜！いつも友達と来る時の癖でつい言ってしまった〜！ナギさんに失礼だよね、とにかく謝らないと)

アスナ「すみません！いつも友達とやってるものでつい…」

ナギ「頂きます」

アスナ「本当にごめんなさ…え？」

ナギ「ですから…そのパフェを…1口…頂きます」

アスナ「えと、好きなフルーツとかは…」

ナギ「…苺で」

アスナ「じゃあ苺の部分を。ナギさん、よければ…あーんしてください」

アスナ(何要望してるんだ私は！おかしい、これは絶対におかしい！)

ナギ「あーん///」ﾊﾟｸｯ

アスナ(してくれるんですか！？しかもナギさんちょっと照れてるし、可愛い！)

ナギ(アスナの友達とやらが羨ましくなって1口頼みましたが…まさかこんなことになるとは///)

アスナ「お、美味しいですか？///」

ナギ「はい、甘くて美味しいです///」

ナギ(…味なんて分かりませんよ)

ナギ「次はアスナの番です…あーんしてください」

アスナ「え？私もやるんですか？」

ナギ「…いりませんか？」

アスナ「頂きます！」

アスナ(まさかナギさんの方から提案してくれるとは…かなり恥ずかしいけど頂きます)

アスナ「あーん///」ﾊﾟｸｯ

ナギ(まさかアスナの照れ顔が見れるとは…可愛いですね)

アスナ(恥ずかしくて味なんて分からないよ///でも、こう言うことしてると…)

ナギ(…こう言うことをやってると、まるで)

店員A「あの人達恋人とかですかね？」ﾋｿﾋｿ

店員B「そうじゃない？美女と美女のカップル、羨ましいわね」ﾋｿﾋｿ

アスナ「///」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

ナギ「///」ｺﾞｸｺﾞｸ

店員「ありがとうございました〜」

ナギ「これからどうしますか？」

アスナ「そうですね…あ、あの店可愛い！」

ナギ「雑貨屋ですか。何か気になるものでも？」

アスナ「最近携帯に付けてたキーホルダー無くしちゃったんですよね。別に無くても困るものじゃないので新しいのは買ってないんですけど。この店可愛いから新しいの買おうかなぁ」

ナギ「キーホルダーはこの辺りですね、このハートの物など可愛いのでは？」

アスナ「本当だ可愛い！けどカラーバリエーション多くて悩むなぁ…ナギさんはどの色がいいと思いますか？」

ナギ「そうですね…アスナには赤が似合うと思います」

アスナ「赤ですか？」

ナギ「えぇ、いつも明るくて元気一杯で。それに髪色も同じですし」

アスナ「なら赤にしようかなぁ。ナギさんは何か買いますか？」

ナギ「私もキーホルダー買おうかしら、何色がいいと思いますか？」

アスナ「ナギさんの色ですか？う〜ん、青？いや白も似合ってますし…」

ナギ「では間をとって水色にしましょう」

アスナ「私と同じものですか？」

ナギ「えぇ、可愛いなと思ったのだけど…もしかして嫌でした？」

アスナ「とんでもない！お互いに好きなもの買いましょう！」

アスナ(ナギさんとお揃いのキーホルダー…ちょっと嬉しい)

またトリップ番号間違えてますね、すみません

アスナ「いい買い物しましたね」

ナギ「えぇ、次はどこに行こうかしら」

アスナ「女子同士で来てるんですから化粧品でも見に行きませんか？」

ナギ「いいですね、行きましょう」

〜1時間後〜

アスナ「いや〜、遊びましたね。化粧品見てゲーセン行って」

ナギ「後は本屋にも行きましたね、とても楽しかったです」

アスナ「後見てない場所は…あ」

ナギ「どうしました？」

アスナ「ちょっと…子供らしいこと言ってもいいですか？」

ナギ「えぇ」

アスナ「…屋上の観覧車乗りたいです」

〜屋上〜

アスナ「付き合わせちゃってすみません、屋上に観覧車があるって事にテンション上がっちゃって」

ナギ「構いませんよ。今は空いてるようですし、早速乗りましょうか」

アスナ「はい！」

〜観覧車〜

係員「では扉閉めますね〜」ｶﾞﾁｬ

アスナ「おぉ〜、子供の頃に散々乗ったのにワクワクします！あ、大の大人がみっともないですよね…すみません」

ナギ「…」ﾎﾞｰｯ

アスナ「ナギさん？」

ナギ「あ、いえ、ごめんなさい。何でもないです」

アスナ「もしかして高いの苦手でした？」

ナギ「平気ですよ、むしろ好きですから」

アスナ「そうなんですね、ボーッとしてたからてっきり苦手なのかと。そうじゃなくてよかったです」

ナギ(言えませんよね、子供のようにはしゃぐアスナが可愛かったなんて。そして観覧車に2人で乗ってる状況を楽しんでるなんて)

大支援

アスナ「とは言え少し落ち着かないと、いつまでも子供のままじゃ駄目ですもんね」

ナギ「確かにそうですけどたまにはいいと思いますよ？少しくらい羽目を外しても」

アスナ「ナギさんも羽目を外したりするんですか？」

ナギ「どうですかね。自分では上手く息抜きできてるか分からないもので」

アスナ「息抜きですかぁ、休日は何をしてるんですか？」

ナギ「そうですね…読書したり音楽を聴いたり、家にいることが多いですね」

アスナ「私と真逆ですね。私は学校が休みの日はカラオケ行ったりショッピングしたりしてました」

ナギ「アスナらしいですね」ｸｽｯ

アスナ(…可愛い)ﾄﾞｷｯ

ナギ「どうかしましたか？」

アスナ「いえ…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

アスナ(ただの笑顔で何をドキドキしてるんだ私は…観覧車の中って言うデートっぽいシチュエーションだから？やたらドキドキする///)

ナギ「やっぱり頂上近くになると景色が違いますね、いい景色…」

アスナ(笑顔は可愛くて、横顔は綺麗。それでいて優しくて…やっぱり私…)

ナギ「折角ですからアスナも外を」

アスナ「…ナギさんが好き」

ナギ「え？」

アスナ「どうかしましたか？」

ナギ「いや、私の事が好きって聞こえた気がしたんですが///」

アスナ「…え？」

アスナ(もしかして…声に出てた！？///)

アスナ「あ、いや、その…」

ナギ「分かってますよ、アスナがそういう意味で言ったのでは無いことは。なので気にしないでください///」ﾆｺｯ

アスナ「違っ、えと…」

アスナ(…駄目だ。これで玉砕しても私が納得しないし、中途半端に気持ちを伝えてナギさんにも失礼だ。覚悟を決めよう…)

アスナ「私は…ナギさんが好きです！女性として、先輩として。そして…恋愛対象として大好きです！」

OL要素全くなくなってしまった…
今日は遅いので寝ます
また次回

いいね👍

アスナ「ナギさんと知り合って数日、しかも同姓です。でも私は、ナギさんを好きになってしまった。綺麗な顔に、可愛い笑顔に、私は一目惚れしてしまったんです」

ナギ「…アスナ」

アスナ「おかしなことは自覚しています。それでも私は、ナギさんが好きなんです！同姓だろうが一目惚れだろうが好きな気持ちに変わり無いんです！」

アスナ「…これが私の気持ちです。すみません、熱くなっちゃって」

ナギ「…私は先輩失格ですね、アスナがこんなにも私の事を想ってくれてるのに全く気付かなかった。ごめんなさい」

アスナ「そんな、ナギさんが悪いわけじゃ」

ナギ「きっかけはうっかりでも、その後は勇気を出してくれたんですよね。なら私も勇気を出して伝えます、私の気持ちを」

アスナ「ナギさんの気持ち…」

ナギ「アスナ…私も同じ気持ちです」

アスナ「…それって、どういう」

ナギ「私も貴女が好きです、アスナ」

ナギ「正直、最初は信じられませんでした。恋なんてしたことがない私が、知り合ったばかりの女性を好きになってしまったなんて。でも私は、元気で明るくて可愛い貴女を、好きになってしまったんです」

アスナ「で、でもっ！ナギさんは気になる人がいるって…もしかして私！？」

ナギ「はい。私もアスナに一目惚れしてしまったんです」

アスナ「じゃあ私達ずっと」

ナギ「えぇ、両片思いだったということになりますね」

アスナ「…ナギさん」

ナギ「…何ですか？」

アスナ「ズルい事は自覚してます、その上で改めて言わせてください」

アスナ「私と付き合ってください。私の…恋人になってください///」

ナギ「…こちらこそ、よろしくお願いします///」

アスナ「…」

ナギ「…」

アスナ「もうすぐ観覧車の頂上ですね」

ナギ「そうですね、話している間にもう半周ですか」

アスナ「…ナギさん、お願い聞いてもらってもいいですか？」

ナギ「お願い？」

アスナ「その、私…キ、キ、キスがしたいです///」

ナギ「…キスですか///」

アスナ「…駄目、ですよね。やっぱり」

ナギ「いいですよ、しても。だって…恋人じゃないですか///」

アスナ「ナギさん…じゃあ、失礼します」

ナギ「えぇ」

アスナ「んっ///」ﾁｭ

ナギ「んぅ///」ﾁｭ

アスナ「…っはぁ。ナギさん、大好きです」

ナギ「私もですよ、アスナ」ｷﾞｭｯ

アスナ「…夢みたいです」ｷﾞｭｯ

ナギ「…アスナ」

アスナ「はい」

ナギ「…私も1つ、お願いを聞いてほしいです」

〜翌朝、アスナの家〜

アスナ「よし、仕事の準備OK！後は…」

インターホン「ライキャクダヨ」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

アスナ「約束の時間ピッタリ、ってことは…やっぱり！今開けますね！」ｶﾞﾁｬ

ナギ「おはようございます、アスナ」

アスナ「おはようございます、ナギさん！じゃなかった…ナギちゃん！」

ナギ「…」

アスナ「どうしました？」

ナギ「いえ、自分で頼んだこととはいえ少々恥ずかしいなと思いまして」

アスナ「でも会社以外ではナギさん呼びはやめて欲しいってお願いしてきたのはナギさ、ナギちゃんですよ？先輩を呼び捨てにするのは気が引けたので、間をとってナギちゃんかなと」

ナギ「だって…さん付けはどうにも他人行儀みたいで何となく嫌だったんです。でも、ナギちゃんなんて呼ばれ慣れてなくて」

アスナ「互いに慣れる必要がありますね、私もまだ言い慣れてないですし」

ナギ「慣れすぎて会社でちゃん付け、なんてのはやめてくださいね？流石に恥ずかしいので」

アスナ「確かに私ならやりかねない…気を付けます」

ナギ「そうしてください。さぁ、早く行かないと遅刻しますよ」

ナギ(アスナ、ありがとうございます)

アスナ「はい！」

アスナ(ナギちゃんのおかげで)

アスナ&ナギ((私は幸せです))

これにて完結です
ここまでお付き合い下さりありがとうございました
百合SSもっと増えろ

ありがてぇ…本当にありがてぇ…
可愛くていいアスナギだった…助かった…

乙

ああ〜もう少し続いてほしかったな〜
けど最高でした🤗