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雪山で一人そう呟くのは、ナッペ山ジムリーダー・グルーシャだ。
こおりタイプの使い手である彼だが、氷点下二桁を記録するような大寒波は苦手である。
一際強い風が吹きつけ、思わず瞼を閉じ猫背になった。
「誰か、ぼくを温めてくれないか……なーんて」
気霜を吐き出し冗談まじりに独りごちる。
すると、背後から深い雪を踏みつける足音が一定間隔で聞こえてきた。
「あんた……誰?」
グルーシャが振り向く。風上から雪を受けて目元を左肘で覆う。
「わたくし、ノボリと申す者です」
紺と茶の縞模様の上着に身を包んだ彼は、寒さを気にすることなく堂々と立っていた。
「グルーシャ……さんと言いましたか、まずはセックスをしましょう」
「はあ!?……何を言いだすんだあんた……寒さでおかしくなっちまったのか?」
「いえ。おかしいのはあなたですよ、寒さを凌ぐには身体の奥から温めなければなりません。それにはセックスが一番早いでしょう」
「手っ取り早くはあるかもしれないけどさ……てかなんであんたここに居るんだよ、無理ありすぎだろ……いくらなんでも」
「うるさいな!!!グルチリなんていう何の絡みもない顔カプの権化というべきものが存在しているんだ!!!それにわたくしの居たヒスイ地方にはディアルガとパルキアが居る!!!それだけで理由なんか十分でしょう!?!?!?ほら、早くケツを出せ!!!!!」
「う、うう……仕方ないな……ほら!」3 プリッケツ
「スーパーブラボー!!!!!」ズブリ
しんしんと降り積もる雪模様に、快楽に抗えず漏れ出してしまう嬌声が響き渡る。
“入れたり出したり”を繰り返していく内に、温もりと快感を求めてグルーシャも腰を少しづつ動かしていた。
しかしそれも、終わりが来る。
「射精しますよ……しゅっぱぁぁぁああああつ!!!ちんこぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!!!」ドピュッ
絶頂の瞬間、ノボリのそれを受け入れていたグルーシャも、反り立っていた肉棒から熱を持った液を噴き出した。
ぱたた、とそれは白に白を塗り重ね、その部分をほんの少しだけ融かした。
「ふぅ……定刻通り到着でございます」
────────
「ノボリさん……今日はこんなことしましたけどこれっきりですからね……氷のようにサムいことだから」
「もうこんなことは“こおりごり”、ってか!w氷だけに」
「……ノボリさん……それ面白いと思って言ってます?」
「いや全然」
「…………」
とどまるところを知らないナッペ山の猛吹雪は、今日も一面の銀世界を作り出していた。
しかし、彼ら二人の間には確かに、“春”が訪れようとしていた。