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高度何千メートルかの空の下。柔らかい体毛を持つ首につかまり、
風を浴びながら、眼下の3又別れした大地を見下ろす。
さまざまな人やポケモンが飛び交うイッシュ地方。
一つの街でさえ一人一人、一匹一匹バラバラで、何一つ纏まりがないように思えるのに、何故か不思議と一つに纏っている地域。
そして何よりも、私の冒険が始まった場所でもある。
近所の博士からポケモンを貰い、幼馴染の2人と一緒に1歩目を踏み出した
思い出と興奮は数年経った今でも忘れられない。
今私を乗せているこの子も、その冒険で出会った。
首筋の柔らかな体毛を軽く撫でてあげると、軽く唸ってくれるのが何とも愛くるしい。
心地いい肌触りと思い出を抱きながら、イッシュ地方の東部にある街を見やる。
海と大地の自然に囲まれながらも、それらと決して混じり合わず人工の光を放ち佇む黒い街、「ブラックシティ」と呼ばれる街へ向かう。
レシラムに指示を出し、徐々に高度が下がっていく。