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SS

【SS】ポケルスの研究【ポケモン化注意】

 ▼ 1 ブラーバ@ぎんのこな 20/02/03 22:23:39 ID:9U8k74Nw [1/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケルス。それは、自然界にごく稀に発見される珍しく貴重な存在である。
あまりにも希少なので、その存在について研究が進むことはほとんどなかった。
ところが、我々研究グループはポケルスの採集、ひいては培養に成功したのだ。
そこで、人間を人為的にポケルスが充満している空間に滞在させたらどうなるのか。
我々はそれをリサーチするべく、被験者を募集することにした。
 ▼ 2 ェイミ@めざめいし 20/02/03 22:29:19 ID:9U8k74Nw [2/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケルスの充満した部屋に被験者を24時間監禁する実験を行う
被験者にはあらかじめ気分が悪くなった時用の飲み薬、危険を感じた時の為のガスマスク、他暇つぶし用のグッズ複数個を支給し、緊急時には呼び出しボタンでいつでも実験を中断するよう伝えておいた
被験者を閉じ込めて三十分が経過
彼は実験終了後の報償金について家族と電話で話している。
家族旅行についての話のようだ。
通話終了後はしばらくテレビを見ていたが、睡魔に襲われたのか徐々に体が傾き始め、やがて眠りについた。
睡眠中四肢が時折ピクピクと痙攣していたが、詳細は現時点では不明。
被験者を閉じ込めてから2時間が経過。
被験者が目覚めた、が、何か様子がおかしい。
比較的鋭い目つきの人物だったはずなのだが、目覚めた時からそれまでと打って変わって目を丸くしながらトロンとした表情を浮かべている。
薬を飲む様子が見られないので、気分を害しているわけではないようだが……
深夜帯の監視を任されていた監視員が睡魔に負けて眠ってしまったらしく、我々が眠りについてから5時間程のデータを取り損ねてしまった。
急いでモニターをチェックしたが、そこには人間ではなくポケモンがいた。
どこから紛れ込んだのか。あの男はどこへ行ったのか。
オオタチは何故か幸せそうだった
 ▼ 3 ンシカイオーガ@やわらかいすな 20/02/03 22:30:42 ID:9U8k74Nw [3/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケルスに感染したポケモンが水浴びした後のプールに、被験者に入ってもらう事にした。
被験者には水着を着用した状態で30分程入水してもらい、一旦休憩で陸に上がり、再び入水する…
それを何度か繰り返すというプロセスだった
彼女は初めこそ楽しそうに泳いでいたが、途中から様子が変わり始めた

「健康の為に30分の入水後は10分間の休憩を」と言ったにもかかわらず、すでに40分も入りっぱなしでいる。
目に余る行為なので、スピーカーを通して注意した。
しかし、女性はなぜか恍惚とした表情で「気持ちいいから水から出たくない」とだけ答えそのまま浸かり続けた。

流石にまずい。
被験者は既に3時間近く入水を続けている。
スタッフが何度も何度も説得を試みたものの、彼女の返事は一貫して「気持ちいい、このままいたい」である。
ついにはポケルスの水を直接飲み始めた。ポケルスを殺さないように殺菌消毒などはしていない為、衛生上非常に危険な行為である。

被験者はすっかり水浴びに夢中である……が、実験開始時よりどことなく体格が変化しているような気がする。
彼女は会った時からあんなに猫背だっただろうか。
それに、既にこんなに長時間入水しているにも関わらず不快感ひとつ催す事なく、惚けた顔でポケルスプールに浸り続けている……

被験者の様子が本格的におかしくなり始めた。
うわ言のように、ひたすら「気持ちいい、気持ちいいよぉ」と呟き始めたのである。
彼女は入水を続ければ続けるほど気持ちよくなっていく、と言っていたが、長時間の入水により得られる快楽が高まりすぎて発熱時の様な状態になっているのだろうか。

気が付けば、彼女の体のサイズにぴったり合うように提供したはずの水着が何故かはだけていた。
不格好なサイズの合わない水着のように、彼女の肩や腰からだらしなく垂れ下がっている。
彼女が小さくなっているのか……?
一際大きな声できもちいいよぉ!と叫んだ瞬間、彼女の体が変形し始めたのである。
一瞬だったため、はっきり観察することは叶わなかった。
だが、先程まで人間が入っていたプールに、今はシャワーズが入っている。
先程まで女性が浮かべていたようなだらしない表情で、プールの快感を享受していた… 
 ▼ 4 イコウ@きれいなウロコ 20/02/03 22:33:48 ID:b3xYXW8A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
好き
 ▼ 5 ラオラ@ミュウツナイトX 20/02/03 22:36:41 ID:9U8k74Nw [4/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンがポケルスを発症すれば、一定期間そのポケモンは育ちやすくなる……というのはこれまでの研究結果から既に分かっている。‬
‪なら、人間を媒介したポケルスに感染した場合、発症ポケモンにはどのような症状が出るのか。‬
‪それを調査すべく‬我々は以前の実験でポケモンと化した女性……シャワーズから体液を採取した。
彼女は今でも実験室のプールに入り浸っている。未だにポケルスの快楽は続いているのだろうか……あるいは、単にシャワーズの本能で水辺を好んでいるのか。
彼女に注射器を差し込んでも対して暴れなかったらしいが、彼女の体液を採取したスタッフが部屋を去ろうとした時、突然彼女は甘える様に飛びかかってきたという。牙が食い込む程度の甘噛みをされ、急いで部屋から逃げ帰ったという。
件のスタッフからは、今日は気分が悪いのでお休みしますとだけ連絡をもらった
大丈夫だといいが……
 ▼ 6 ュワワー@おとどけもの 20/02/03 22:49:33 ID:9U8k74Nw [5/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シャワーズから採取した体液には予想通りポケルスが含まれていたので、それを培養して一定量のポケルスを獲得した。
まず、自分のポケモンにポケルスを投与しても構わないというトレーナーを募集した。
そこで、ルクシオを連れたトレーナーとの連絡が取れたので早速研究所へ来てもらいトレーナーの監視の下、ルクシオにポケルスを投与
ルクシオには投与から24時間の間、実験室で過ごしてもらう。
自分も一緒にいた方が安心するだろう、というトレーナー側の提案で、トレーナーもルクシオに同伴して実験室に滞在することになった。
 ▼ 7 ガエルレイド@たいようのいし 20/02/03 22:52:35 ID:9U8k74Nw [6/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
10:05(ポケルス投与から5分後)
トレーナーとルクシオを実験室に案内し、鍵をかけた。
ルクシオとトレーナーは何事もなく遊んでいる。
変化が見られるまではしばらく彼らの楽しそうな様子を見守るとしよう。

10:30
ルクシオに特に変化は見られない。
トレーナーがトイレに行っている間も特におかしな行動をするわけでもない。
やはりどの様な条件でポケモンに投与しても効果は変わらないのだろうか……

11:00
ルクシオがおとなしくなった……
というより、どことなく脱力している。
トレーナー曰くこのルクシオはおとなしい性格なので、トレーナーは彼女の様子を不審がることなく普通に過ごしている。
しかし、先程までトレーナーと活発に遊んでいたルクシオがここまで昏睡したかのように静かになるのはいささか不自然な気もするが……

12:00
ルクシオの様子に明確に変化が見られた。
トレーナーを見つめている。
しかし、ただ甘えた目線を送っているのではなく、どこか獲物を狙うかの様な野性的な眼をしている。
かといって殺意が滲み出る様な狩猟者の目ではない……
どことなく……発情期に入ったポケモンが求愛対象を見る時と同じような表情である。
筆舌しがたいが、ルクシオは何か、トレーナーに何かをする隙を伺って、トレーナーが油断した時に何か……
……私の想像しすぎだろうか。
 ▼ 8 リボーグ@こうてつプレート 20/02/03 22:53:52 ID:9U8k74Nw [7/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そういえば今頃安静にしている頃だろうか、と思った私は例のシャワーズに噛まれたスタッフに電話をかけた。
……繋がらない。今は寝ているのだろうか……
と思ったら、突然ゴスっと鈍い音が私の耳元で響いた。
受話器が何かの衝撃で床に落ちたらしい。遠くで何かがドタドタと走り回る音がする。
誰かが応答する気配もなく、受話器からは人間の声らしいものは一向に聞こえてこない
……代わりに、ポケモン鳴き声が聞こえてきた。
これは……ガーディ?
はて……彼はガーディなんて飼っていただろうか。
妙に興奮した様子で、甲高い声で遠吠えをあげている。
……また、後で掛け直してみよう。
 ▼ 9 ィグダ@ポケじゃらし 20/02/03 22:54:54 ID:9U8k74Nw [8/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルクシオがトレーナーに甘えた様な声で鳴き始めた。
トレーナーに様子を伺うように頭を撫でられ、彼女は尻尾を振りながら頭を手に擦り付けている。
トレーナーはいつもの調子でルクシオを自分の懐へと誘う。
すぐさまトレーナーの胸へ飛び込むルクシオ……だが、平時とは思えないほど蕩けた表情を浮かべていた。
うっとりとした表情を浮かべ、うるんでトロンとした目でトレーナーを見つめている。
「どうしたんだい?」とトレーナーが開口するや否や、突然ルクシオはトレーナーの顔めがけ飛び上がった。
驚いたトレーナーは思わずひっくり返ったが、彼女はお構い無しな様子でトレーナーの上半身にまたがり、彼の顔を覗き込みながらニヤリと怪しい笑みを浮かべている。
うっとりと惚けた表情を浮かべながら、しかしながらトレーナーが逃げられないように両手を前足で固定して、徐々に顔を近づけて……
ついには、トレーナーとそのまま口づけをしてしまった。
ルクシオと接吻を交わしたその瞬間、それまではっきりとルクシオを睨み付けていたトレーナーの目から光が消えた。
焦点の合わない目は虚空を仰ぎ、ルクシオと自分の唾液が入り混じったものが口から垂れている。
ルクシオの手を振り払おうと握り拳を作って力を込めていた腕もだらんとし、ピクピクと痙攣しながら彼女に唇を貪られている。
当のルクシオは幸せを噛みしめるかのように目を閉じてひたすらかれの口を塞いでいる。
よく見ると、トレーナーが飲料を飲む時のように喉を鳴らしている。
ルクシオが彼の口内に唾液を流し込んで、それを絶えず飲まされているようだ。
 ▼ 10 スラオ@まじめミント 20/02/03 22:56:30 ID:9U8k74Nw [9/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルクシオは絶えず口を動かして彼に唾液を送っている。
トレーナーは完全に意識を失っているが、ルクシオに送り込まれた唾液を無意識にゴクゴク飲み続けているようだ。
今のルクシオは投与から長時間経過しているのでポケルスが全身に回っていてもおかしくはない。
このままでは彼女の体液を通してトレーナーまでポケルスに感染してしまう。
あのシャワーズのようになってしまうのだけは食い止めなければ。
私はモニター室から出て行こうとした刹那、モニターも電灯も何もかもが突然シャットダウンしてしまった。停電か?
もしかしたら、トレーナーとの接吻で興奮したルクシオが電気を漏らしてしまい、それで電気回路がやられてしまったのかもしれない。
この研究所は全扉が自動ドアな為、電気が通らない今我々が彼を助けに行くことは不可能になってしまった。
彼が無事であることを祈るしかない。

なんとか電力を復旧させることができた。
私は藁にもすがる思いでモニターを起動させた。
……だが、カメラに映った部屋には既に人間の姿はなかった。
その代わりにそこには1匹のコリンクがちょこんと座り込んでいた。トレーナーの所持ポケモンだったルクシオに体を舐められながら、毛づくろいを受けていた。
ルクシオの毛づくろいに気持ちよさそうにリラックスし、身を委ねている。
ルクシオは非常に嬉しそうにしきりにコリンクの体を舐めていた。
 ▼ 11 ルーラ@おいしいシッポ 20/02/03 22:59:43 ID:9U8k74Nw [10/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

今回の実験の結果から、人間の体内で変異したポケルスに感染したポケモンはポケルスを持たない人間にポケルスを植えつけようとする……ということが判明した。
おそらくポケルスに汚染されたポケモンの本能的なもので、シャワーズがスタッフに噛み付いたのも同様の目的だと思われる。
しかし、あのルクシオに関してはただ本能にのみ従ってトレーナーに接吻を交わしていたとは思えない。
もしかすると、彼女はあのトレーナーを性的対象と見てしまうほど程愛していたが、人間とポケモンであるがゆえに彼と愛を育むことが叶わなかった中で今回のポケルス実験の被験者となったのかもしれない。
そして、ポケルスの力で人間とポケモンという壁が無くなったことに気がついた彼女は……あの接吻は、トレーナーへの欲望が篭ったポケルス注入行為だったのかもしれない……
 ▼ 12 ジスチル@きょうせいギプス 20/02/03 23:04:45 ID:9U8k74Nw [11/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

研究所内で飼っているエネコロロがいたのだが、目を離したすきに例のシャワーズの部屋に入ってしまっていたようだ。
気がついた私は急いでエネコロロを連れ戻しに向かったが……
その時、まさに「とける」を使って液体になったシャワーズにエネコロロが汚染されている最中だった……
おそらくポケルスに汚染した体液を毛皮に染み込まされたのだろう
エネコロロはビクンッビクンッと四肢を痙攣させながら舌を出し、目を細めて快楽にメロメロな状態だった。
急いでエネコロロをシャワーズから引き離した……が
エネコロロを別室に隔離した際既に様子がおかしくなっており、あの時のルクシオのような……相手を狙おうとする目で私を見ていた。
このままでは私も危ない……
隙を見せないように睨めっこしながら、彼女には悪いがとりあえず機械で拘束して移動できなくさせてもらい、安全に退室した。
……だが、エネコロロは私の愛ポケモンである。何としてでもエネコロロだけは手放したくなかった。ということで、研究員の1人を呼び出して彼女のポケルス汚染を取り除くよう指示した。
もちろん、ガスマスク、防護服等の出来る限りの手厚い支給品を提供した。ここまで完璧に武装していれば、流石のポケルスも牙を剥くことはできないだろう。
 ▼ 13 ーボック@メガティアラ 20/02/03 23:13:35 ID:9U8k74Nw [12/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピー……

『はい、唾液からポケルスを感知しました……このエネコロロは完全に感染しています……』

「ふむ……そうか。エネコロロの様子はどうだ?」

『先ほどから私の体をペタペタ触っています……おそらく、ポケルスの汚染本能に則って私を感染させようとしているかと』

「そうか……ポケルスを相殺できるような薬を開発しなければな……体内のポケルスさえ死滅させることが出来れば、おそらくエネコロロは元のかわいい私の愛ポケモンに戻るはず……」

『分かりました。この採取したエネコロロの体液を使って……ぇ!?』

「どうした?何があった?」

『う、うわっ!やめてくれっ!!』

「大丈夫か!?何があったんだ!」

『あ、あはははははっ!!や、やめてっ!くすぐらないで!あははは!』
 ▼ 14 トシゲッコウガ@リニアパス 20/02/03 23:33:41 ID:tktYBzPw NGネーム登録 NGID登録 報告
……数分後
彼はくすぐり攻撃で動けなくされた挙句、防護服を脱がされ、肌に毛皮を擦り付けられたらしい。
その時の彼女は非常に楽しそうで、もふもふの毛をスリスリ全身を使って擦り付けて来たらしい。
なんとうらやまし……ではなく、由々しき事態だろう。
彼は「擦り付けられた背中のところが気持ちよくなってしまっている……」と訴えていた為、おそらく彼も感染してしまったと見て間違いない。
ひとまずエネコロロの部屋から退避させ、別の隔離室に移ってもらった。彼が完全にポケモンになる前にポケルスの増殖を食い止めれば……

「なるほど……〇〇と△△を組み合わせれば……」

「えあの……!先程から少しずつ背中の感覚が強まっています……早くしないとボクは手遅れになってしまわないでしょうか!?』

「落ち着くんだ!もうすぐ……この混合物に対してポケルスは弱いようだ……喜べ!治療薬が完成したぞ!」

『本当ですか!?』

「今すぐそっちの部屋に送る!」

『ありがとうございます!』


部屋に設置された転送装置から、私の作った薬品をあちらに送る。

「どうだ?」

『ゴクゴク……あっ、少し感覚が引きました!』

「それは良かった……この薬の開発が進めば、あのオオタチも、シャワーズも、汚染されたポケモン達を皆本来のポケモンに戻してやれるかもしれない!」

『それは何よりです!』

「いいか!このポケルスの汚染に対する免疫は精神に依存する!快楽に屈すれば進行速度は急上昇するし、逆に確固たる意志を保持すれば冒される心配も少なくなる!後はこの薬さえあれば、お前は助かる!」

『はい!ん?え?わぁっ!?』

ドカァーン!!

「何があった!大丈夫か!?」

『え、エネコロロが!こっちの部屋に!!』

「なに!?」
 ▼ 15 エルコ@エレキシード 20/02/04 00:03:22 ID:R52A4vPU [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モニターを確認すると、そこにはアイアンテールで壁を破壊するエネコロロの姿が。
研究員はまさかこっちの部屋まで来るとは思ってなかったので防護服やガスマスクは身につけていない。
悲鳴を上げる彼に「今行くから意思を持ち続けろ!」と声をかけ、無我夢中で扉を開ける。
彼と声を掛け合うために携帯端末を持って部屋を出た。とにかく何がなんでも正気を保ってもらわないと……。

「いいか!私が到着するまでエネコロロから逃げるんだ!」

「は、はいぃ!」

幸い、彼の逃げ込んだ部屋は他の部屋より少し広い。
机や棚などの障害物などを利用すれば、うまく持ち堪えられるかも……

「ひ、ひぃっ!こっちこないで!」

彼はうまく立ち回り必死にエネコロロを避けている。いいぞ、このまま……

「ひ、ひえぇぇぇ!!」

まずい!彼がエネコロロに後ろから飛びつかれてしまった!おまけにしっぽを巻きつけられ、拘束までされてしまった……

「い、いやだぁ!感染したくないぃ!!」

エネコロロが甘えた声を出しながら研究員にスリスリしている。自らの体を擦り付けてポケルスを研究員になすりつけようとしているのだ。

「あ、ぁぁぁぁぁ!!きもちいい!!いやだっ!!」

「気をしっかり持つんだ!気持ちよくないと念じろ!お前は助かる!!」

「き、気持ちよくない……気持ちよくない……!!」

「よし!このエレベーターを降りればすぐだ!持ち堪えろ!」

「は、はいぃ!」
 ▼ 16 ライゴン@おだんごしんじゅ 20/02/04 00:16:44 ID:R52A4vPU [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

エネコロロに絡みつかれながらも、必死に意識を保つことでなんとか人間の形を維持している。よし、どうかもってくれよ……

「あぅぅっ……!?」

「今度はなん……!?」

エネコロロが研究員に向かって"ゆうわく"をしている。ポケモンとは思えない程の艶かしい動きに、彼は思わず動揺し気を緩めてしまったようだ。そして……

「うにゃう〜!」

「あ、あぁぁ!」

エネコロロが首筋に噛み付いた……いや……正確には首にしゃぶりつき、ちゅうちゅうと吸っている。

「う、うわぁぁぁぁ!!ひゃあぁぁぁ!!く、首筋弱いんだぁぁぁぁぁ!!!」

「落ち着け!」

「き、きもちいいいい!!きもちいいよぉぉぉ!!!」

彼がそう叫んだ瞬間、体に異変が生じ始めた。
彼の手や足の指が縮んで丸っこい形状になり、手のひらに丸っこいものが浮き出てきた…肉球だ。
「ひ、ひゃあぁぁぁ!!手が!手がぁぁぁぁ!!!」

「ダメだ!気をしっかり持て!!」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!やめてくれえぇぇぇぇぇ!!」

ダメだ……完全に錯乱している……これではどんなに声をかけても彼には届かないだろう……
このままでは本当に時間の問題だ……

「くそっ……エレベーター……!早く着いてくれ……!」

首筋に軽く牙を突き立てられ、そのまま口で首付きに吸い付きながら舌を這わせている。予想外の行動に驚いたが……エネコロロの吸い付き攻撃に彼の体はビクンビクンと痙攣している。
手だけではない。みるみるうちに彼の体に変化が現れていく。既に肌の上からうっすらとピンク色と肌色の毛が生え始めている。

舌を這わせるだけではない。彼女は前足を器用に使い、彼のお腹をさすっている。
優しく愛撫しながら、少しずつ快感を高め、精神的な抵抗力を落とそうとしているのだ。

「あっあ…あぁっあっぁあっあぁ……!」

目を白黒させながら思わず涎を垂らす研究員。既に顔にまで肌色とピンク色の毛が生え始めており、既にエネコの模様が浮き出ている。
 ▼ 18 フォクシー@アブソルナイト 20/02/04 00:19:18 ID:OFFoBDu2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
多方面のエロを同時に描く神業を見た
支援
 ▼ 19 ガドーン@ヨクアタール 20/02/04 00:21:37 ID:R52A4vPU [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「耐えろ!耐えてくれ!」

「もうダメっ!もうダメぇっ!あはははははは!!」

「おい!しっかりしろ!!正気を失わないでくれっ!!」

必死に叫ぶも、彼は聞こえていない様子で乱れ回っている。
…と、その時エレベーターの動きが止まった。私は転がるように飛び出して彼のいる部屋に向かった。

「おい!」

扉を開けるとそこには……

「あははははは!!きもちいいっ!!きもちいいよぉ!!!」

わずか数秒の間にここまで進行しているとは……
心のブレーキを失った彼の体は、既に病を受け入れ恐ろしい勢いで蝕まれていた。
みるみるうちに耳が生え、足は完全に人間の足の輪郭を失いエネコの獣っぽい足に変わっていた。

「きもちいっ…ネェっ…!ねえぇっ!」

「研究員!!」

言葉を失ってしまった……言葉を失ったのと同時にみるみるうちに縮んでいき、とうとうお馴染みのエネコの姿に変わってしまった……

「えっ……ねぇ……♡えねっ……ねへぇ……♡」

ポケルス汚染の余韻に浸っているのか、気持ちよさそうに体を痙攣させている。
ああ……この段階まできてしまっては……もう助からないだろう
生まれたてのシキジカの様にプルプル震えるエネコの体を優しく抱きしめながら、その毛並みに舌を這わすエネコロロ。その姿には美しい母性さえ感じられる。
 ▼ 20 ドラ@クサZ 20/02/04 00:22:13 ID:R52A4vPU [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「……」

ふと、エネコロロと目があった。そして、エネコロロと共にエネコもこちらを見つめている。
あの目だ。次に汚染する標的を見つけたときの、あの……エネコは「こちらにおいで……」とでも言わんばかりの穏やかな表情でこちらを見ている。
エネコロロがエネコを床にそっと寝かせて、スクッと立ち上がる。
次に彼女が何をするかは言うまでもない。
身の危険を感じた私は大急ぎで扉を閉めて鍵をかけた。
エネコロロが私が扉を閉める前に飛びかかろうとしたが、間一髪の所で彼女は扉に激突した。
流石に危なかったので心臓がバクバク言っている。まずは自分の身が無事な事を確認し、胸を撫で下ろした。
しかし、私は無事だとしてもあの研究員は……
はっきりと人間がポケモンに変わる瞬間を目の当たりにしてしまい、あれが現実なのだと理解せざるを得なかった……。
精神的ショックで重い足取りのまま、私は元来た道を歩き始めた……。

部屋に戻って、モニターを起動する。
先程まで研究員だったエネコは、エネコロロに優しく世話をされている。
甘えた様な猫撫で声を発しながら、エネコロロにほっぺすりすりして、またエネコロロもそれに応じている。エネコが人間だったと忘れそうなほど平和な様子だ。
……また1人、犠牲にしてしまった……
他のポケモン達含め、あのエネコもエネコロロも、みな体内にポケルスを持っている……
何とかしなければ……
しばらく私は愛ポケモンを失った悲しみから立ち直れそうにないが……
 ▼ 21 イーガ@トポのみ 20/02/04 17:09:38 ID:VkOcH73M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 22 ルマユ@メガストーン 20/02/04 21:46:19 ID:gmxo.NyY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
私は研究員の1人から衝撃的な報告を受けた。なんとあのシャワーズが水路を使って研究所内部を移動していたと言うのだ。
今日研究所に出所しているメンバーは呼び出しに応えて全員モニター室に集まったので、幸いにも人間が新たに汚染されることは無かったようだ。
だが、ポケモンの方はどうか分からない。念のため所内で保護している未感染個体も健康チェックしておくのが良いだろう。
……今日は確か所に見学に来た子供のグループがいるんだったな。案内してあげなければ。

「やぁ、よく来てくれたな。私は〇〇だ。君たちの見学を歓迎するよ」

5人の少年のグループ。
彼らが見学できるスペースは所内の限られたエリアのみ。当然、その見学エリアに例のポケルス汚染されたポケモン達は含まれない。見せるわけには行かないからな。

「す、すみません……トイレ行ってもいいですか?」

「ああ……いいよ、行っておいで。トイレはそこの角を曲がって……」

「すみません!オレも行かせてください!」

「ああ、私たちはここで待っておくからね」

「すぐ戻れよー」

「はーい!」

「抜け駆けすんじゃねーぞ!」

さて……彼らが戻ってくるまでこの子供達と待つとしようか……
 ▼ 23 ロトック@にじいろのはね 20/02/04 21:51:50 ID:gmxo.NyY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
……

彼らがトイレに向かったのはいつだ?五分ほど経ったか?

「あいつらおせーなー……」

「でっかい方なのか?」

「ゲーム持ってくりゃ良かったかもー」

…………ん?待てよ?
そういえば先程研究員の1人から例のシャワーズが水路を通っていたと聞いたな……
あんな狭い管を通るには「とける」で液体状にならなければならない。
つまり、体液が研究所内の水道に混じっていても不思議では無いのだ。
ここ最近、病気の流行だとかで世間では手洗いうがいの重要性が唱えられている……
……嫌な考えがよぎった。

「ん?研究員さん、どったの?」

「少し彼らの様子を見てくるよ。ここで待っててもらってもいいかな?」

「「「はーい」」」

トイレに向かうとそこには……

「んご、がぼ……」

「おい……!もうやめろよ!お前なんかおかしいぞ……!」

やはり……!
少年の1人が洗面所に水を溜め、顔を付けている。明らかに異常だ。

「キミ!何をしているんだ!」

「やべっ!お、おい!やめろ!研究員さん来たぞ!」

「んがぼ!?」
 
「……」

向こうに残っている3人の子供については別の研究員に任せ、私は彼らを隔離室へと連れて行った……
 ▼ 24 スバーン@リバティチケット 20/02/04 22:08:53 ID:gmxo.NyY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告

「えへへ……研究員さん、お水飲ませて……ここのお水、飲んだら気持ち良くて……えへ、えへへ……」

「さっきからこんな調子なんです……うがいで水を口に入れてからずっと……」

既にポケルスに冒されている……早めに手を打たなければ。

「君は手を洗ったのかい?」

「え……は、はい。手を洗って……うがいもしようとしたけど、こいつがおかしくなって……」

「水に触れた時、違和感は?」

「え……た、たしかに変な感じはしました……」

……これは、正直に言うしかないな。
私は彼らにこの研究所で起こっている事を話した。2人がポケルスに感染した可能性が高いことも含めて。

感染度の薄い少年……アキラはそれを聞いて強いショックを受けていた。
一方で、水をがぶ飲みした少年……ショウタは上の空である。私の言葉より気持ちいい水の方が大切のようだ。
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