ここは つりの めいしょ

ぼくはコイキング
ごく一般的にみる普通のコイキング
最近、ぼくの住み着いている湖によく人間が来るんだ
もしかしたらぼくもトレーナーに釣られて、進化してギャラドスになるのかなぁ
そう思っていた矢先、海面に人間の影らしきものが見えてきた
どうやら釣りを始めるようだ
どんなトレーナーかな？ワクワクしながら海面に泳いで近づいていった

ほうほう

支援

チョンチー特製の薬のおかげか、数週間で傷はすっかり癒えた
やっと生活にも慣れてきたころ、楽しさで忘れかけていたあの感情が再び蘇った

そう、人間だ




上から網が降ってきた
恐らくチョンチーの言ってた感じの網だ
チョンチーはそれを見るに、怯えていた
身体は震え、今にも崩れてしまいそうな顔をしていた

コイキング｢だっ大丈夫かい！？チョンチー！？｣

チョンチー｢ぁ…ぁぁ…｣

コイキング｢…クソっ！｣

またなのか
また人間が


邪魔をするのか

網は海底を探るように這いずり回っていた
その網に飲まれないよう、ぼくとチョンチーは網から離れた
しかし時すでに遅し
沢山の網が周囲にぶら下がっていたのだ

コイキング｢や、やばい、早く逃げなきゃ｣

チョンチー｢うわあああああああ！！！！！｣

チョンチーは怖さの余り叫び、思いっきり前進しだした
落ち着いてっ！という暇も無く猛スピードで網の近くから逃げ出そうとする
その時だった

チョンチーの目の前にちょうど網が降りてきた
そしてなす術なく網に捕らえられる
恐らく海面にいるであろう人間が、網に起きた異変を察知し、引っ張りあげてきた
チョンチーは暴れた
しかし暴れるごとに網が絡んで離れなくなる

コイキング｢チョンチー！！落ち着いて！！！｣

しかしその声はチョンチーには届かなかった

支援

ぼくはふと地面をみる
すると何枚かの円盤が置いてあった

コイキング｢これしかない…｣

ぼくはそれを1枚咥え、勢いよく網に向かって投げた
これで網を切ろうとしたのだ
しかしやはり水の中勢いはすぐ止まってしまう

コイキング｢…くそっ｣

その時1つの案が浮かんだ
水の中では勢いが落ちる
なら地上でやるしかない
チャンスは一瞬
これにかけるしかない…！

コイキング｢待ってろチョンチー！｣
ぼくは円盤をもう一つ咥え、水面に向けて泳ぎ出した

網を引き上げるスピードはそこまで早くなかった為すぐに追いつけた
チャンスは一瞬、これを逃せばチョンチーが助からない
その緊張に押しつぶされそうになった

コイキング｢落ち着け…落ち着け…｣

ぼくは決心して水面に上がっていった
網が出てくる一瞬…その瞬間を狙ってこの円盤を投げつける…！

その時が来た

網が水の中から引き上がってきた


コイキング｢今だあああああ！！！！！｣
ブォン

円盤が空を切った




しかし網は切れなかった

網にはぶつかるもそりゃ切れるはずがない
勢いを無くした円盤はまた海へと沈んでいった…

コイキング｢クソっ！！！クソっ！クソっ！クソっ！クソっ！クソっ！クソーーーっ！！！！！！！｣

コイキング｢ぼくに…力が…｣

コイキング｢俺に力さえあれば！！！！！！｣








コイキングの体が光だした

そう、進化だ

支援

ｷﾀｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ！！！！！！！（・∀・）

体が光をまとい、不思議な感覚に襲われる
これが…進化！

｢ゴオオオオオ！！！！！｣

やがて光が放たれた
そこにいたのは以前のコイキングとは全くと言っていいほど変わり果てた姿
ギャラドスの姿があった

次の瞬間、アクアテールで網を切り裂く
それに驚いたのか、網を下ろしていた船の乗員が一斉にポケモンを繰り出した



ギャラドス｢馬鹿らしい｣

ギャラドス の はかいこうせん ！

いきなり破壊光線覚えたのか。アニポケのようだ。

あ…

ギャラドスの口から発射されたその光線は湖を割いた
船に乗っていた人達とポケモンはギリギリで船から飛び降りた
次の瞬間、船は跡形もなく消し飛んだ
それと一緒に、湖の外…地面も一気に抉れた
するとその光線の跡に水が流れ込んだ
その先にはこの湖より圧倒的にでかい水溜まりがあった

そう、チョンチーの元々住んでいた海と繋がったのだ

>>59
円盤＝技マシン破壊光線説

技マシン29

湖に落ちた人間とポケモンが流されていく
そんなことは無視して、ギャラドスはチョンチーを探した

ギャラドス｢おいチョンチー！？どこだ！？｣

しばらく探していると、網に絡まったチョンチーがいた

チョンチー｢ぁ…こ…コイキング君…？｣

ギャラドス｢…ああ良かった｣

チョンチーを見つけてひとまず安心
したのもつかの間

ギャラドスの背中に強い衝撃を感じた

さっきの人間共のポケモンが攻撃してきたのだ

頑張れえ！

進化したばっかだからちょっと心配だな。Lv20だろ？

ギャラドス｢…おいチョンチー｣

チョンチー｢…ふぇ？｣

チョンチーに絡まっていた網を切った

チョンチー｢っと…あ、ありが｣
ギャラドス｢お前は海へ逃げろ｣

チョンチー｢…え？｣

ギャラドス｢今なら泳いで行ける、早めにここを離れろ｣

チョンチー｢そっそんな｣
ギャラドス｢おそらく今回の騒ぎを聞きつけた人間が俺を捕獲しにやってくる、そうなったらお前が捕まるのも時間の問題だ｣

ギャラドス｢だから今しかない、逃げろ｣

チョンチー｢で…でも｣
ギャラドス｢いいから逃げろっ！！！！！｣

チョンチー｢…分かった｣

ギャラドス｢ありがとう｣

チョンチー｢！｣

そう言い残すと、俺は人間のポケモンを倒しに行った…

あれからどのくらい経っただろう
私は海へと逃げた
しかしそう簡単にも行かず、私は人間に捕まってしまった…

でもね？私は今幸せだよ？
人間って言っても、全部が全部悪い人な訳でないんだね
このトレーナーさんはポケモンのことをしっかり考えていた
優しく接してくれた
私の他のポケモンも仲良くしてくれるしね

…私は今、ランターンになりました
自分でも強くなってるのが実感出来ます

…あなたは今どうですか？
元気にしていますか？
そりゃ元気にしてるよね
…私が湖で初めて出来た友達だもん
そして…
私が初めて恋したポケモンだもん

；　；

乙　かな？

トレーナー｢おーいそろそろいくぞ｣

ランターン｢はーい｣
メガニウム｢はーい｣
オオタチ｢わかったー｣

トレーナー｢今日はいかりのみずうみってとこに行くんだ、なんでもギャラドスが出るんだってよ！｣

ランターン｢(いかりのみずうみ…聞いたことないなぁ)｣

トレーナー｢おーいランターンいくぞ｣

まとめられるべき

おお！？

これは…

いかりのみずうみ

ランターン｢(なんだろうこの感じ…前…どこかで…)｣

トレーナー｢よーし早速つりつりターイム｣

ランターン｢…釣り…ギャラドス…｣

トレーナー｢そうれっ！｣

ランターン｢…！｣

バシャッ！！！

ランターン｢…やっぱそういうことか｣

トレーナー｢うおお！これはすげぇ！初めて見たぜ！｣

ランターン｢…久しぶりっ！｣

トレーナー・ランターン｢｢ギャラドス！｣｣

ギャラドス｢…ランターン！｣

どうなる　支援

これにて終わりです
ご視聴ありがとうございました
支援等も嬉しいです

ランターンの１０万ボルトで確1ですねわかります

綺麗にまとまったな

乙なんやで

乙

感動した

支援

乙

乙

乙 よかった
ただ湖と海の描写がごっちゃになってた所が結構あったから意識したほうがいいかも(´・ω・`)

面白かった
お疲れ様

ギャラ乙