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【SS】ポケットモンスターベストウイッシュ【サトシのイフストーリー】

 ▼ 1 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 21:08:13 ID:lP1M3/GM [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このSSは、サトシのイッシュ地方でのイフストーリーです。
基本は、元のベストウイッシュを参考としていますが、手持ちのポケモン、進化するポケモン、技構成...などなどに若干の変化を加えています。

それでは、宜しくお願いします。

サトシ「おぉ!!ピカチュウ、見えてきたぞ!」

ピカチュウ「ピカチュゥ!」

サトシ「あれが、イッシュ地方か...」

ピカチュウ「ピカピカ!」

飛行機の小さな窓から、サトシとピカチュウがイッシュ地方を見下ろしている。

2人は、これから始まる冒険にドキドキワクワクの様子だ。

機内放送「皆様、本日はルギア航空のご利用ありがとうございます。当機は、後10分ほどで目的地に着陸致します。」

サトシ「あ〜〜、待ち遠しいぜ!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!」

サトシとピカチュウ...

2人の目はキラキラと輝いている。

初めて降り立つイッシュ地方の事を考えているいる間に、10分の時間は、あっという間に経ち、飛行機は目的地のカノコタウンの小さな空港に着陸した。
 ▼ 2 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 21:18:53 ID:lP1M3/GM [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「行こうぜピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッカ!」

2人は飛行機が止まると早速、席を立ち、飛行機から降りていく。

サトシ「ありがとうございました!」ペコッ

サトシがキャビンアテンダントに頭を下げる。

キャビンアテンダント「ベストウイッシュ!良い冒険を!」

サトシ「はい!!」タッタッタッ

飛行機から降りた2人は、オーキド博士に紹介されていた、アララギ研究所へと向かう。

サトシ「なぁピカチュウ」

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「一体どんな冒険が待っているんだろうな!」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「ワクワクするよな?」

ピカチュウ「チュウ!」

ワクワクとドキドキ、飛行機に乗っている間からずっと同じことを考え、同じことを口にする。

意気揚々と歩を進める2人は、いつの間にか目的地のアララギ研究所へとたどり着いていた。

サトシ「ここか...」

研究所の扉にそっと手を伸ばす。

サトシ「こんにちはー!」

扉を開けるのと同時に、元気な声で挨拶をする。

アララギ博士「あら?」

サトシ「え〜〜と...貴女が...」

アララギ「私はアララギ!ココ、アララギ研究所の博士よ!オーキド博士から話は聞いているわ!キミはサトシ君ね!」

サトシ「はい!!」

アララギ「ちょっと待ってもらえるかしら?」

サトシ「えぇ...」

アララギ「ごめんなさいね、ちょうど新人トレーナーが旅立つ日なのよ」

サトシ「そうなんですか!」

ピカチュウ「ピッカ!」

新人トレーナーの門出を見送ることができる!そう思ったサトシのテンションは、一気に最高潮まで昇りつめる。
 ▼ 3 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 21:29:11 ID:lP1M3/GM [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「それ、俺も同行していいですか!!」

是非とも、新人トレーナーの旅たちは見たい!

そう強く思ったサトシは、アララギ博士に少し興奮気味でお願いする。

アララギ「えぇ、いいわよ!」

サトシ「やった!!」

ピカチュウ「ピカ!」

丁度その時...

バタンッ

研究所の扉が開く音が響く。

???「すいません」

アララギ「あら?丁度来たわね!」

サトシ「へぇ〜あのトレーナーが!」

???「こんにちはアララギ博士」

アララギ「こんにちはシューティー君!」

サトシ「シューティーっていうのか...」ボソッ

シューティー「ん?彼は?」

サトシ「俺はサトシ!で、こっちが相棒のピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカピカチュウ!」

シューティー「僕はシューティー、宜しく。」

サトシ「あぁ!」

アララギ「じゃあ、早速だけど、シューティー君には最初のポケモンを選んで貰おうかしら!」

シューティー「はい!!」

これまで変わらなかったシューティーの顔色が、少し明るくなる。

サトシ「イッシュ地方での最初の三匹...一体どんなポケモンなんだろ?」

ピカチュウ「ピカァ...」

サトシとピカチュウは、アララギ博士のそばに置いてあるモンスターボールをマジマジと見る。

アララギ「それじゃあ出てきて!」

アララギ博士は、一気に三つのモンスターボールを放り投げ、三匹のポケモンを登場させる。

 ▼ 4 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 22:26:16 ID:lP1M3/GM [4/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
ツタージャ「タジャ!」

すました顔で、クールに登場したのは、くさタイプのツタージャ

ポカブ「カァーブゥ!」

野太い声で、力強さをアピールしているのは、ほのおタイプのポカブ

ミジュマル「ミィージュ!」キランッ

渾身のキメ顔を見せているのは、みずタイプのミジュマル

サトシ「おぉー!!!みんなも面白そうなポケモンだ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!」

シューティー「なんで新人トレーナーの僕よりキミが興奮してるんだ...」

サトシ「悪い、悪い!」

サトシは、アハハと笑いながら頭の後ろをかく

アララギ「この子達は、どの子もかなりポテンシャルの高いポケモンなのよ!」

シューティー「ポテンシャルが?」

アララギ「えぇ!もちろん新人トレーナーに合わせてレベルは低いのだけど、親が優秀でね、いい技を覚えているのよ!」

シューティー「へぇ〜...それはありがたいですね」

アララギ「で、どの子にするのか決めた?」

ミジュマル「ミィ〜ジュ〜」キラキラ

ミジュマルがシューティーを見つめる

シューティー「はい!元々僕は、コイツと旅をするって決めてました!」

そう言ってシューティーは、とあるポケモンを指さす

シューティー「ツタージャ、僕と旅をしてくれるかい?」

ツタージャ「タジャ!」コクン

ツタージャは、頷く。

ミジュマル「ミッ...ミジュマァ...」ガックシ

ポカブ「ポカァ...」

選ばれなかった2匹のテンションは、一気に下がり、ガクンと首を下におろす。

特に...

ミジュマル「ミジュマァ...」

キメ顔が無意味に終わり、やるせない表情を出しているミジュマルは、特にショックが大きかったようだ。

手足の力はぬけて、腕はプラ〜と垂れ下がり、お腹についているはずのホタチは足元へと転がっている。
 ▼ 5 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 22:39:41 ID:lP1M3/GM [5/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
サトシ「おい、大丈夫か?」

流石に見ていられなくなったサトシが、ミジュマルに声をかける。

ミジュマル「ミジュ?」

サトシ「そんな落ち込むなって!きっと誰かがミジュマルのことを選んでくれる日がくるさ!」

ピカチュウ「ピカ!」

ミジュマル「ミジュゥ?」

サトシ「俺が新人トレーナーだったら、多分ミジュマルを選んでたぜ!!」ニコッ

ミジュマル「ミィ〜シュ!」パァ~

サトシの一言で、ミジュマルの表情は、枯れた花に水をあげたかのように、一気に明るくなる。

サトシ「元気になったようだな!!」

アララギ「あら、サトシ君は優しいのね」

シューティー「人たらし...いや、ポケモンたらしか?」

サトシ「?」

シューティーの言葉の意味を理解出来なかったのか、サトシは首を傾げる

アララギ「それじゃシューティー君、モンスターボールとポケモン図鑑を渡すわね」

そう言って、そばに置いてあったモンスターボール5つとポケモン図鑑をシューティーに手渡す。

シューティー「何から何までありがとうございます」

アララギ「そんなにかしこまらないで!新人トレーナーに旅立ちの支援するのが私の仕事なんだから!」

アララギ博士が、ポンとシューティーの肩を叩く。

サトシ「どうだシューティー、初めてポケモンを貰った感想は?」

シューティー「そうだな...はやくバトルしてみたい...!って気持ちでいっぱいってところかな」

サトシ「じゃあさ!バトルしようぜ!」

シューティー「サトシと?」

アララギ「サトシ君は、これまで様々な地方を回ってポケモンリーグでもかなりの成績を残している、凄腕のトレーナーよ!相手にとっては不足はないんじゃないかしら?」

シューティー「へぇ〜 だったらバトルをお願いしようか!!」

サトシ「よし!行くぜピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」

サトシの一声で、ピカチュウが前に出る。

シューティー「行くよツタージャ!僕達のデビュー戦だ!」

ツタージャ「タジャア!!」
 ▼ 6 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 22:51:43 ID:lP1M3/GM [6/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
アララギ「って、歴戦の勇士のピカチュウと、バトル未経験のツタージャじゃ、流石にレベルの違いがありすぎるわね...」

シューティー「それでも構いません!どれだけサトシが強いのか、これからの冒険の良い経験値になる!!」

ツタージャ「タジャ!」

シューティー、ツタージャ共に、やる気充分のようだ。

サトシ「へへっ!だってよピカチュウ!後輩に情けない姿は見せないようにしないとな!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」バチチッ

ピカチュウは、ほっぺから軽く電気を走らせて、やる気を示す。

アララギ「まぁ、2人がいいなら...」

と、アララギ博士が話している途中で...

ミジュマル「ミジュゥ!!!」

お腹をポンっと叩いて、ミジュマルが登場する。

サトシ「どうしたんだミジュマル?」

ミジュマル「ミジュマァ!!」タッタッタッ

ミジュマルがピカチュウの押しのけて、サトシの前に立つ。

ミジュマル「ミジュマミッジュ!」

サトシ「ミジュマルがバトルするのか...?」

突然の状況に流石のサトシ、そしてピカチュウも少々同様してしまう。

サトシ達だけでなく、シューティーも目を丸くして唖然としている。

しかし、アララギ博士だけは違った。

アララギ「いいじゃない!!ミジュマルとツタージャならレベルは同じくらいだし!相性はミジュマルの方が多少不利でも、経験値で勝るサトシ君には丁度良いハンデじゃない?」

サトシ「...なるほど」

ピカチュウ「ピ〜カァ〜?」

サトシは納得したようだが、ピカチュウは不満そうな顔をする。

シューティー「僕らは、どっちが相手でも構わないよ」

ツタージャ「タジャ!」

サトシ「じゃあミジュマル、お願いできるか?」

ミジュマル「ミジュ!!」

再びミジュマルは、お腹をポンっと叩く。

アララギ「その前にサトシ君にはポケモン図鑑を渡すわね」

アララギ博士はポケット入れてあったポケモン図鑑をそのままサトシに渡す。
 ▼ 7 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 23:03:02 ID:lP1M3/GM [7/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
アララギ「これでミジュマルの覚えている技を確認してちょうだい」

サトシ「分かりました、ありがとうございます!!」ピピッ

アララギ博士に言われた通り、サトシは図鑑を開いてミジュマルの技構成を確認する。

サトシ「へぇ〜、こんな技を覚えているのか!」

ミジュマル「ミジュマ!」コクン

アララギ「それじゃバトルを始めるわね!」

シューティー「はい!」

サトシ「行くぜミジュマル!!」

アララギ「それではサトシ君対シューティー君のバトル開始っ!!!」

シューティー「先手必勝!グラスミキサー!」

ツタージャ「タジャァァァー!!」ゴォォォ

葉っぱの嵐が巻き起こるーー

サトシ「ミジュマル エアスラッシュだ!」

ミジュマル「ミッジュ!!」スパンッ

ミジュマルは空を切り、グラスミキサーを切り裂くー!!

シューティー「なっ?!」

ツタージャ「タジャ?!」

サトシ「技が破られたらからって慌てちゃダメだぜ!ミジュマル シェルブレード!」

ミジュマル「ミジュ!!」シャキン

シューティー「よけろ!」

スパッ

ツタージャ「タジャ!」スカッ

ツタージャが紙一重でシェルブレードのかわす。

シューティー「よし!」

サトシ「油断は禁物!!」

ミジュマル「ミィィィジュ!!」ズバッ

ミジュマルはさっき切り込んだ勢いを利用して一回転し、再びツタージャに刃を向けるー!

シューティー「リーフブレードで迎え撃て!」

ツタージャ「タジャアー!」ズバッ

カキンッ
 ▼ 8 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 23:17:28 ID:lP1M3/GM [8/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
シェルブレードとリーフブレードがぶつかり合うー!!

サトシ、シューティー「「互角か...!!」」

シューティー「ツタージャもう一度リーフブレード!」

ツタージャ「タージャ!!」ズバッ

サトシ「ホタチでガード!!」

ミジュマル「ミジュ!!」バッ

切り込んできたツタージャに対し、ホタチを盾代わりに使用するー!

カンッ!!

シューティー「防がれた?!あんな防御方法があるのか...!」

サトシ「行くぜミジュマル!せいなるつるぎ!!」

ミジュマル「ミッジュ!!」ジャキィィン

ミジュマルがホタチを空へかざす...

すると、オレンジに光る巨大な剣がホタチを覆うように出現するー!

アララギ「シェルブレードが水を覆った日本刀ならば、せいなるつるぎは、斬馬刀...って言ったとこかしら?」

サトシ「いっけぇぇ!!」

ミジュマル「ミィィッジュゥゥ!!」ヴォン

ミジュマルがせいなるつるぎを振り下ろし、ツタージャの頭上に叩きつけるー!!

ツタージャ「タァァジャッ!!」

シューティー「なっ...!!」

サトシ「いいぞミジュマル!!」

ミジュマル「ミジュ!」エッヘン

上手くいって嬉しのか、ミジュマルは腰に手を回しドヤ顔をきめる。

サトシ「油断するなミジュマル!!」

ミジュマル「ミジュ?」

シューティー「ツタージャへびにらみ!!」

ツタージャ「タァージャ」ギラン

ビリリ

ミジュマル「ミジュ?!」バチッ

ミジュマルが麻痺になってましうー!

サトシ「だから言ったのにー!!」
 ▼ 9 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 23:31:55 ID:lP1M3/GM [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
一瞬の隙をつかれて、ミジュマルはツタージャのへびにらみの餌食となるーー!!

シューティー「よし!ツタージャ連続でリーフブレード!!」

ツタージャ「タジャァァ!!」ズバッズバッ

ズバババッ

ミジュマル「ミィーージュッ!!」

サトシ「ミジュマル!!」

シューティー「留めのグラスミキサー!!」

ツタージャ「タァァジャァア」ゴォォォ

サトシ「ミジュマル立てるか?!」

ミジュマル「ミジュゥゥ...」ビリッ

シューティー「いけっ!」

ツタージャ「タッジャァァ!!」ドォォォン

グラスミキサーがミジュマルに命中するーー!!

サトシ「くっ...!!」

ミジュマル「ミッミジュマァ...」バタッ

ミジュマル「ミィイィジュウゥウゥ」グルグル

アララギ「ミジュマル戦闘不能!ツタージャの勝ち!よって勝者シューティー君!」

シューティー「良くやったツタージャ!」

ツタージャ「タッジャ!」

サトシ「ミジュマルお疲れ様」

サトシは倒れているミジュマルを抱え込む。

ミジュマル「ミジュマ...」ショボ-ン

自分のせいで負けたと思っているミジュマルは、浮かない顔をしている。

アララギ「最終的な勝者はシューティー君だけど、終始押していたのはサトシ君ね」

シューティー「えぇ、経験の差を見せられました...」

アララギ「最後のミジュマルの油断が、そのままバトルに決着をもたらしたわね」

ミジュマル「ミジュウゥ...」

サトシ「そう落ち込むなって!結構強かったぜミジュマル!おまえは、絶対に最強のポケモンになれる!!俺が保証する!!」

ミジュマル「ミジュゥゥ〜」ウルウル

ミジュマルは感激のあまり、ほろりと涙を零す。
 ▼ 10 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 23:45:41 ID:lP1M3/GM [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
シューティー「サトシ」

サトシ「シューティー...負けちゃったけど、結構面白かったぜ!」

シューティー「僕の方こそ色々と良い経験をさせてもらったよ 記念に一枚いいかな?」

サトシ「え?別にいいけど...」

ピカチュウ「ピカ?」

シューティー「ありがとう」カシャッ

そう言ってシューティーは、サトシとピカチュウ、そしてミジュマルの写真を撮る。

シューティー「初バトル記念、そして初勝利記念だ」

サトシ「写真好きなのか?」

シューティー「写真を見てると、その時の感情や、学んだことを思い出せるからね サトシとの」

サトシ「次会ったら、またバトルしようぜシューティー!」

シューティー「フッ...そうだな」

2人は握手をかわす。

三秒ほどお互いの手を握った後、シューティーはツタージャをボールに戻し、アララギ博士に一礼してから研究所を後にした。

サトシ「俺達も行くか!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」

ミジュマル「ミジュゥゥ...」

ミジュマルがサトシを見つめる。

サトシ「今度ミジュマルとあった時はライバル同人だな!どんなトレーナーに選ばれる分からないけどバトルする気とは全力だぜ!」

サトシはミジュマルに向かって拳を突き出す。

ミジュマル「ミジュマ...」

しかし、そんなサトシに目もくれず、ミジュマルはうつむいてしまった。

サトシ「どうしたんだ?」

アララギ「もしかしてミジュマルは、サトシ君たちと旅をしたいんじゃないかしら?」

サトシ「え?!」

ミジュマル「ミジュ!!」

その通り!と、言わんばかりに反応をする。

サトシ「って言っても...ミジュマルは初心者用のポケモンだからや...」

ミジュマル「ミィ〜ジュ〜!!」

ミジュマルは、サトシのズボンのスソを引っ張って、連れてけアピールをする。
 ▼ 11 イボルト@カイスのみ 18/04/22 23:47:51 ID:JYwSxKEU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
嫌いじゃないよ、支援
 ▼ 12 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 23:54:29 ID:lP1M3/GM [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
アララギ「サトシ君さえ良ければだけど...」

サトシ「?」

アララギ「その子を連れて行って貰えないかしら?」

サトシ「いいんですか!!」

ミジュマル「ミジュマ!!」

アララギ「えぇ、冒険ってトレーナーがポケモンを選ぶだけでじゃなくて、ポケモンがトレーナーを選ぶ場合があっても良いともうの」

アララギ「だから、ミジュマルが行きたいって思いをサトシ君には向けているなら、連れて行って貰うのが1番だと思うのよ」

サトシ「アララギ博士...」

ミジュマル「ミジュミジュ!」

アララギ「そのミジュマル、ゲットしてもらえる?」

サトシ「勿論です!!」

ミジュマル「ミジュウ!!」

ミジュマルが満面の笑みを見せる。

サトシ「一緒行こうぜミジュマル!!」

アララギ「じゃあ、はい!これがミジュマルのモンスターボールよ!」

サトシ「ありがとうございます!よしっ!じゃあ......ミジュマル戻れ!」

ミジュマル「ミジュ!」ビチューン

サトシ「イッシュ地方初めてのポケモン...!ミジュマル ゲットだぜ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!!」

パァーーン

ミジュマル「ミジュ!!」

ミジュマルが勝手にモンスターボールから飛び出す。

サトシ「これから宜しくなミジュマル!」

サトシは再びミジュマルに拳を突き出す。

ミジュマル「ミジュ!」コンッ

今度はミジュマルもそれに応え、拳を突き返す。

ピカチュウ「ピカピカ!!」

アララギ「それじゃサトシ君!イッシュ地方での冒険頑張ってね!」

サトシ「はい!!!」

 ▼ 13 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 06:36:32 ID:3lWIbY.A [1/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ達は、アララギ研究所を後にし、カラクサタウンへと向かっていた。

サトシ「おぉ!あそこに見たことないポケモンがいる!」

ピカチュウ「ピカ?」

ミネズミ「ネズ?」

サトシ「あのポケモンは...」ピピッ

サトシが図鑑を開く。

サトシ「ミネズミか...よしっ!早速ゲットだ!行くぜピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!」

パァーーン

ミジュマル「ミジュ!」

サトシ「ミジュマルまた勝手に...」

ミジュマル「ミジュマ!」ポン

サトシ「ミジュマルがバトルするのか?」

ミジュマル「ミィージュ!」

サトシ「そうだな!だったらミジュマルでバトルだ!」

ピカチュウ「ピカァ〜?」

ピカチュウがまたもバトルを邪魔され、怪訝そうな顔をする。

サトシ「ピカチュウごめんな、ジム戦では絶対ピカチュウでバトルするぜ!」

ピカチュウ「ピッカァ!」

ミジュマル「ミジュミジュ」ツンツン

ミジュマルがサトシのズボンの裾を引っ張り、何かを訴える。

サトシ「ん?」

ミジュマル「ミジュ」

ミジュマルがさっきまで、ミネズミがいたはずの場所に指をさす。

ミネズミ「ネミ!」タッタッタッ

サトシ「逃げられてる!!」

ピカチュウ「ピカ?!」

急いでサトシ達はミネズミのあとを追いかける。

 ▼ 14 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 06:52:04 ID:3lWIbY.A [2/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「まてぇー!!!」タッタッタッ

ピカチュウ「ピカピィー!!」タッタッタッ

ミジュマル「ミッジュマ!」タッタッタッ

三人はミネズミを追いかけ、薄暗い林の中を駆けていく。

草木をかき分け、切り株を飛び越え、時に軽い崖を下り、必要以上にミネズミを追いかけていく。

しかし....

サトシ「見失った...」

ピカチュウ「ピカー...」

ミジュマル「ミジュー...ミジュー...」ゼーゼー

サトシ「あー...走ったら、お腹空いたな」グゥ~

サトシ「ママに貰ったサンドイッチが確か...」ガサゴソ

昼ご飯を食べようとしているサトシ一行を偶然、草の影から除く三人組の影...

ムサシ「ちょっとちょっと!アレ、ジャリボーイじゃない?」

コジロウ「本当だ」

ニャース「なんでアイツもここに?」

ムサシ「どうやら、アタシ達は切っても切らない縁があるようね...いいチャンスじゃない、ピカチュウをゲットしましょ!」

コジロウ「だな!!」

ニャース「そうだニャ!」

サトシ「ん〜〜!やっぱママのサンドイッチは最高だぜ!」モグモグ

ピカチュウ「ピカァ〜」モグモグ

ミジュマル「ミージュ♪」モグモグ

三人が昼ご飯を楽しんでいると突然ーー!

バサッ!

ピカチュウ「ピカ?!」

何処からか飛んできた網が、ピカチュウを捉えるーー!

そして、網についているロープにより、草の影へとピカチュウは、引っ張られていく。

サトシ「ピカチュウ!!」

ミジュマル「ミジュマ?!」

 ▼ 15 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 07:04:23 ID:3lWIbY.A [3/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
ムサシ、コジロウ、ニャース「「「ハッーハッハッハッハー!!」」」

ムサシ「ピカチュウ!!ミジュマ?!と聞かれたら!」

コジロウ「答えてあげるが世のなさけ!」

割愛

ムサシ「ちょっと!ちょっと!割愛って何よ!!」

コジロウ「面倒くさがるな!」

ニャース「ニャーは、口上一つも行ってないニャ...」

サトシ「なんでお前達がここにいるんだ!!」

ムサシ「サカキ様の命令よ!」

コジロウ「よし!ピカチュウもゲットしたし...」

ムサシ、コジロウ、ニャース「「「かえる!!」」」スタコラサッサー

サトシ「まてっ?!」

ムサシ「でてこいデスマス!」パァーーン

デスマス「デース!」

サトシ「あれは?」ピピッ

サトシ「デスマス...アイツらも新しいポケモンをゲットしてたのか...」

コジロウ「デスマス シャドーボール!」

デスマス「デース!」ボンッ

ドカンッ

シャドーボールがサトシの足元に命令!

そのはずみで、サトシは横転してしまう。

サトシ「くそっ!」ドテッ

逃げ足の早いロケット団の三人組は、既に目に見えない所まで行ってしまっていた。

サトシ「何とかして、ピカチュウを探さないと...」

ミジュマル「ミジュ...」
 ▼ 16 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 08:54:10 ID:3lWIbY.A [4/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
バサバサ

何処かで鳥ポケモンの羽ばたく音が聞こえてくる

サトシ「そうだ!!」

サトシはあたりを見渡して、羽ばたいた主を探す。

サトシ「どこだ〜」

マメパト「クルッポォ!」

サトシ「いた!!」

マメパト「ポ?」

サトシ「いくぜミジュマル シェルブレード!」

ミジュマル「ミジュ!」シャキン

ミジュマルが切りかかるーー

マメパト「ポォー!」ズババッ

マメパトは、エアカッターで迎え撃つーー!!

ミジュマル「ミジュッ!!」ザシュッ

ミジュマルにエアカッターがクリーンヒット!!

サトシ「っ...!エアスラッシュ!」

ミジュマル「ミッジュゥゥ!」スパンッ

ミジュマルが空を切り、斬撃は放つーー

マメパト「ポォ?!」

ズバンッ!

マメパト「ポォォッー!!」

マメパトがエアスラッシュの餌食になる!

サトシ「よし追撃だ!せいなるつるぎ!!」

ミジュマル「ミィィジュ」ジャキィィン

ミジュマルが斬馬刀を模した、せいなるつるぎをマメパト目掛けて振り落とす!

ミジュマル「ミッジュウ!!」ドカァァンッ

マメパト「ポォォォォッ!」

サトシ「今だ!」

自分にそう言ってサトシはベルトに着けたモンスターボールを手に取る。
 ▼ 17 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 09:08:31 ID:3lWIbY.A [5/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「いっけぇぇー!!」シュッ

コンッ

コロンコロン...

クイッ...クイッ...クイッ...

サトシ「...」ゴクリ

ポォーーン

サトシ「よしっ!えーーと...」

ゲットすることに夢中でポケモン図鑑を開き忘れていた。

サトシ「でてこい!」

マメパト「ポォー!!」

サトシ「このポケモンは...」ピピッ

サトシ「マメパトか...、これから宜しくなマメパト!!」

マメパト「ポォォ!」

サトシ「早速で悪いんだけど...」ピピッ

サトシが図鑑でピカチュウを検索し、マメパトに見せる。

サトシ「このポケモンを空から探して見つけてくれるか?」

マメパト「ポォォォ!!」バサバサ

バトルに負けたマメパトは早速サトシを主と認めたようで、すぐさま指示されたことを実行する。

林の上から、先ほど図鑑で見せてもらったでんきねずみを、マメパトは目を凝らして探す。

ピカチュウは、イッシュ地方には生息していないポケモン...もし、この林でピカチュウを見かけたら、それは十中八九サトシのピカチュウと言えるだろう。

サトシ「頼むぜマメパト...」


所変わって......

ムサシ「いやぁ〜奇襲作戦は成功ね!!」

コジロウ「おう!まさかジャリボーイも俺達がイッシュ地方に来ているとは思わなかったみたいだな!」

ニャース「それにこの地方に来たばかりのジャリボーイは、戦力になるようなポケモンを持ってないはずニャ!!」

コジロウ「何時ものように仕返しされる心配もないな!!」

ムサシ「何か起きる前に、このまま本部にピカチュウ送っちゃいましょ!」

コジロウ「長年追いかけていたピカチュウが、こうもあっさりゲットできるとは!!」

調子に乗っている三人組は、今日の成果に大満足し、勝利の余韻にひたっている。

ピカチュウを捉えている網は、例のごとく対電気性のものを使用、必死に脱出しようとするピカチュウだが、奮闘虚しく網から抜けられないでいる。
 ▼ 18 ジョフー@コスメポーチ 18/04/23 09:17:46 ID:JtfcgoiA NGネーム登録 NGID登録 報告
今のアニポケならシューティーもこんな好青年に描いてるんだろうな
本編の彼は犠牲になったのだ
後のライバル達の性格を良くする為の犠牲にな
 ▼ 19 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 09:21:02 ID:3lWIbY.A [6/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
そこへーー...

???「あなた達何をしてるの?」

ムサシ、コジロウ、ニャース「「「ん?」」」

一人の少女がやって来る。

???「あれ?そのポケモン...イッシュ地方じゃ珍しいピカチュウじゃない!!」

ムサシ「何よ!!これはあたし達の獲物よ!」

???「獲物...?」

少女はピカチュウを見つめる。

ピカチュウ「ピカァ〜」

???「そのポケモン困ってるじゃない!!もしかしてあなた達密猟団ね!イッシュ地方では珍しいピカチュウを売りさばこうって魂胆なわけね!」

ニャース「なっ?!違うニャ!ニャーたちは売るためにピカチュウを捕まえたんじゃないニャ!ボスにお届けするためにこのピカチュウを盗んだのニャ!」

???「どっちも同じようなものじゃない!いけっチラーミィ!モンメン!」パァーーン

チラーミィ「チラ!」

モンメン「メェ〜ン」

謎の少女はピカチュウを助け出そうと、二匹のポケモンを繰り出す!

コジロウ「いけデスマス!」パァーーン

デスマス「デース!」

ムサシ「コロモリあんたもよ!」パァーーン

コロモリ「モリィ!」

サトシよりもひと足はやくイッシュ地方にたどり着いていたロケット団は、ムサシ、コジロウ両名共に、新たなパートナーをゲットしていた。

???「モンメンようせいのかぜ!チラーミィ スイープビンタ!」

モンメン「メェェン!」コォォーー

モンメン、コロモリ共にようせいのかぜに吹き飛ばされ、近くに生えていた木に叩きつけられるーー!

デスマス「マスッ!」

コロモリ「モリィッ!」

チラーミィ「チラァ!」バシッバシッバシッ

コロモリ「コロモリィィッ!!」

チラーミィは尻尾を使い、コジロウの頬を三度引っ叩くーー!!

ムサシ「ちょっと!あんな小娘に押されるんじゃないわよ!」
 ▼ 20 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 09:31:58 ID:3lWIbY.A [7/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
コジロウ「デスマス シャドーボール!」

デスマス「デース!」ボンッ

シャドーボールがモンメンに向かって放たれるーー!

???「チラーミィ、モンメンを庇って!」

チラーミィ「ミィ!」ガバッ

スッ...

ニャース「ニャんと!!ゴーストタイプが無効なノーマルタイプを盾にしたニャ?!」

???「モンメンすいとる!」

モンメン「メェ〜〜ン!」ポワァァン

モンメンは、デスマスから体力を奪いとるーー!

デスマス「デスゥッ!!」

???「留めのマジカルシャイン!」

チラーミィ「チラァ!!」ピカァァ

ババンッ

光の衝撃波がデスマスを襲うーー

デスマス「マァァスッ!」ドサッ

コジロウ「そんな?!!」

ムサシ「何やってんのよ!コロモリ エアカッター!」

コロモリ「コロモリィ!」ズババッ

チラーミィ「チラィッー!!」

エアカッターがチラーミィを切り裂くーー!

???「モンメンようせいのかぜ!」

モンメン「メェェン!」コォォーー

コロモリ「モリィッ!!」

今度はムサシの胸元まで吹き飛ばされるーー!

胸にコロモリがぶつかった衝撃でムサシは地面へ倒れ込む

ムサシ「ごはっ!」

???「チラーミィ留めのハイパーボイス!!」

チラーミィ「チラァァァァァ!!!」ドドドドド

ドカァァァァンッ
 ▼ 21 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 09:41:51 ID:3lWIbY.A [8/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
ハイパーボイスの衝撃波が、ロケット団を空の彼方へ吹き飛ばす。

ムサシ、コジロウ、ニャース「「「やーなかーんじぃぃ!!!」」」キランッ

???「ふぅー...」

少女が額の汗を拭う。

相手が弱かったとはいえ、大人の悪者...緊張で額や手やら、至る所に汗を流していた。

???「今出してあげるね?」ガサガサ

ピカチュウ「ピカチュゥゥ」

???「よしっ!これでOK!!」

少女は網を破り、ピカチュウを外へと出す。

???「さっきの三人組は、あなたのことを盗んだって言ってたけど、あなたのトレーナーは?」

ピカチュウ「ピカァ...」ショボン

???「困ったなぁ...とりあえずカラクサタウンに行けばなにか分かるかな?」

少女はピカチュウを抱え上げる。

???「キミのパートナーが見つかるまで私が面倒見てあげるよ!」

ピカチュウ「チュウ!」

???「私は、メイ!!」

ピカチュウ「ピカピカチュウ!」

メイ「それで、この子達が私のパートナーのチラーミィとモンメン!」

チラーミィ「チラ!」

モンメン「メン!」

メイ「しばらくの間、宜しくね?」

ピカチュウ「ピィーーカ」ペコリ


そんなメイとピカチュウを上空から覗くポケモンが一匹...

マメパト「ポォォ」バサバサ

マメパト「ポォォォォー!!」
 ▼ 22 ンダース@くろおび 18/04/23 09:43:05 ID:eclZwlL6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マメパトがマイケル・ジャクソンみたいで草
 ▼ 23 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 09:45:20 ID:3lWIbY.A [9/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>19
すいませんコジロウの頬じゃなくて、コロモリの頬でした...

 ▼ 24 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 10:11:42 ID:3lWIbY.A [10/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシとミジュマルは、連れ去られたピカチュウを探して、未だ林の中をさ迷っていた。

サトシ「どこいったんだアイツら?」

ミジュマル「ミジュゥゥ」

そこへーー

マメパト「クルッポウ!!」バサバサ

サトシ「見つかったかマメパト!!」

マメパト「ポポゥ!」バサバサ

サトシ「サンキュー!でかしたぞマメパト!」

マメパトはサトシの前を飛び、ピカチュウを見つけた場所へと誘導する。

サトシ「待ってろよピカチュウ!!」タッタッタッ

林の中を駆け進む...しばらく走ると少しひらけた場所へと抜けた。

マメパトはそこで旋回し始める、これはここでピカチュウを見たという合図だ。

サトシ「少し遅かったか...!!」

そこにピカチュウはおらず、悔しさのあまりサトシが下唇を噛む。

ミジュマル「ミジュ〜...」

サトシが図鑑のマップを開き、自分達のいる位置を確認する。

あと数キロ先へ行ったところに、当初の目的地だったカラクサタウンがある。

一刻も早くピカチュウを見つけたいサトシだが、日も暮れてきて、これ以上林での散策は危険だと判断しカラクサタウンへ向かうことにした。

サトシ「もしかしたらアイツらもカラクサタウンに行ってるかもしれない...」

それに、カラクサタウンにつけばジュンサーさんもいることだろう、ここは大人の手を借り、ピカチュウを見つけ出そうと考える。

サトシは足早に林を抜けて、カラクサタウンへと辿り着く。

サトシ「まずはポケモンセンターで情報収集だ!」タッタッタッ

町につくやいなや、サトシは走り出してポケモンセンターへと向かう。


ポケモンセンター

メイ「ここに来ればキミのパートナーにも出会えるかな?」

ピカチュウ「ピカチュウー」

メイ「もしかしたらまだ林の中を測索してたりして...」

もしもピカチュウのトレーナーがこんな時間に林の中にいては危険だ。

そう思ったメイはポケモンセンターを飛び出し、カラクサタウンの出入り口付近へと向けて走り出す。
 ▼ 25 アルヒー@ルールブック 18/04/23 18:10:33 ID:xDCb7lww NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こういうss好きだけど完結しない事が多いから完結まで頑張ってほしい
 ▼ 26 ヤップ@くろいメガネ 18/04/23 18:33:35 ID:jiPIPqaE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シュー太郎がシューティになってる…
支援
 ▼ 27 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 19:47:53 ID:3lWIbY.A [11/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「すいません!!」

ポケモンセンターの自動ドアをぬけ、大勢の来客がいる中で、サトシは大声で叫ぶ。

ポケモンセンターに寄っていた旅のトレーナーが、一同にサトシに視線を向ける。

サトシ「あの!!」

サトシ「この町でピカチュウを見かけませんでしたかっ!!」

男1「ピカチュウ...?イッシュ地方にはいないはずのポケモンだな...」

女1「そんなに慌ててどうしたの?」

サトシ「俺のピカチュウ、悪いヤツらに攫われて...この町で手掛かりをつかめないかなって思ったんですが...」

男2「アレ?でも、ピカチュウならさっきここにいた女の子が持っていたような...」

サトシ「それ本当ですか?!」

男2「あ、あぁ」

サトシ「そのトレーナーは何処へ行ったかわかりますか?」

男2「どうだろうな...なにか閃いたようにポケモンセンターを飛び出していったからな...」

サトシ「分かりました、ありがとうございます!!」タッタッタッ

そう言い残し、サトシはポケモンセンターを飛び出す。

サトシ「ピカチュウ...!!」タッタッタッ

カラクサタウンを右へ左へと走り回る。

道行く人に、ピカチュウのことを訪ねてはいるが、どれも「知らない」の返事ばかりだ。

何度もロケット団にピカチュウを攫われた事があったが、今回のように何時間も離ればなれになり、さらにタケシという頼れる親友がいない状況は初めて...

サトシの中で焦りばかりが大きくなっていく。

サトシ「すっすいません!!」

長時間走っているため、呼吸は落ち着かず、汗で全身がベトベトだ。

ジェントルマン「どうしたキミ?!」

そんなサトシの風貌を見たジェントルマンは、かなり慌てた様子を見せる。

サトシ「ここら辺でハァーハァーピカチュウを連れた女の子見ませんでしたか?ハァーハァー」

ジェントル「ピカチュウ...そういえばカラクサタウンから一番道路に出る所で見かけたような...」

サトシ「本当ですか?!」

ジェントル「あぁ」

サトシ「ありがとうございます!!」タッタッタッ

再びサトシは走り出し。
 ▼ 28 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 20:12:33 ID:3lWIbY.A [12/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
女の子の持っているピカチュウが本当に自分のピカチュウなのか?それは定かではないが、サトシにとってはその女の子に希望を託すしかなかった。

サトシ「頼む....!!」

もし、女の子の持ってるのが自分のピカチュウだとしたら...なぜ、ロケット団とはぐれたのか?そもそも何故女の子と一緒にいるのか?様々な疑問が浮かんでくるが今は気にしていられない。

最大の相棒を...最高の友達を今ここで失いたくない!

そんな気持ちで無我夢中でジェントルマンに教えてもらった場所へ向かう。

しかし、夢中になりすぎてしまい...

ドンッ

サトシ「わっ!!」

???「いたっ」

誰かとぶつかってしまった。

サトシ「すいません!!ちょっと急いでて...」

???「いや、僕の方こそボォーっとしてたからね」

???「ところでそんなに慌ててどうしたんだい?」

帽子をかぶり、薄い緑色の髪をした青年がサトシに尋ねる。

サトシ「ちょっと相棒のピカチュウと、はぐれてしまって...」

???「ふーん...」

???「じゃあ、キミは自分のポケモンの面倒もろくに見れないトレーナーってことかな?」ニコッ

サトシ「っ?!なにぃ?!」

サトシ「ピカチュウとはぐれたのは悪いヤツらに捕まったからだ!!そうじゃなきゃ...!」

青年がサトシの言葉をさえぎる。

???「人間なんかの手にポケモンが渡るからややこしくなる、ポケモンは誰のものでもない...キミの言う悪いヤツらのでも、キミのものでもね...」

手を帽子のつばに当て、やや早口気味でそう話す。

サトシ「俺はピカチュウを自分のモノだと思ったことは一度もない!!ピカチュウ含め俺のゲットしたポケモンはみんな俺の友達だ!!」

???「ともだちねぇ...」

???「だったらキミは、その友達をモンスターボールに閉じ込めておくのかい?」

サトシ「モンスターボールに入れるってことは、一緒旅をするってことだ!!閉じ込めているわけじゃない!!」

???「詭弁だね」

サトシ「今はお前と話し合っている時間はない!!じゃーな!」タッタッタッ

ここで言い争っていてもしょうが無い、サトシは謎の青年との口論をやめ、ピカチュウの元へと向かう。

???「...」
 ▼ 29 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 21:14:53 ID:3lWIbY.A [13/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
謎の青年と口論してから数分後、サトシはジェントルマンに教えてもらった場所に来ていた。

サトシ「どこだ」キョロキョロ

サトシがあたりを見渡す。

しかし暗くてよく見えない。

サトシ「ピカチュウー!!いるかー!!」

サトシが大声でピカチュウを呼ぶ。

女の子がポケモンセンターをでてからどれ位の時間が過ぎたのだろうか?

もうここにはいないかもしれない。

そう思っていると...

ピカチュウ「ピカピ!!」

サトシ「ピカチュウ!!」

ピカチュウがサトシに飛びかかる。

サトシ「よかった!ピカチュウ無事だったんだな!」

ピカチュウ「チャ〜〜!」

サトシ「心配したぜ!!」

サトシがピカチュウを抱きしめる。

いつも一緒にいるピカチュウがたった数時間はぐれてしまうだけで、離れていた時間が途方もなく感じる。

その時間を埋めるように、サトシは強く、強く、ピカチュウを抱きしめるのだった。

メイ「キミがこの子のトレーナー?」

暗がりから、一人のトレーナーが姿を表す。

サトシ「キミは...」

メイ「私はメイ!」

サトシ「俺はサトシ!メイがピカチュウのこと見ていてくれんだな!ありがとう!!」

メイ「んーん!困った時はトレーナー同士助け合わないと!」

サトシ「ところでピカチュウ、ロケット団って悪いヤツらに捕まってたはずなんだけど...もしかしてキミがピカチュウを助け出してくれたの?」

メイ「うん!そりゃ悪そうなヤツらに捕まってたら、ほっとけないからね!」

サトシ「本当にありがとう!!」

ピカチュウ「ピカピカチュウ!」

メイ「いいって!いいって!それに、二人のそんな仲睦まじい姿を見せられたら、助けがいがあったってもんですよ!」ニッシッシー

メイが綺麗な歯を見せながら、無邪気に微笑む。
 ▼ 30 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 21:35:54 ID:3lWIbY.A [14/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「あっそうだピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「あれから新しい仲間が出来たんだぜ!」

そう言ったのと同時に、腰のベルトにつけてあるモンスターボールを握り、空中へ放り投げる。

パァーーン

マメパト「クルッポォー!」

ピカチュウ「ピッカ!!」

マメパト「ポッポー!!」

サトシ「コイツはマメパト!ピカチュウが連れ去れた時、一緒に探してくれたんだぜ?」

ピカチュウ「ピカチュー」ペコリ

ピカチュウがお辞儀すると、マメパトもお辞儀を返す。

メイ「お〜〜!マメパトかぁ〜いいね!」

サトシ「よしピカチュウ、今日は遅いしポケモンセンターで休もうぜ!」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「メイも一緒に泊まるだろ?」

メイ「うん!!ってサトシ...一緒泊まるってことは一緒に寝たいってこと?」ニヤニヤ

メイが冗談でサトシをからかう。

サトシ「ん?俺は別にいいぞ」

メイ「えぇ〜〜...」

予想外の反応にメイが驚く。

サトシはこれまでの帽子で何度も、女の子と一緒に寝泊まりしている。

だから、そういったことに一切の照れや、恥などはもたないようだ。

メイ「なんか今時珍しい男の子だねぇ〜」

サトシ「そうなのかピカチュウ?」

ピカチュウ「ピィーカ?」

サトシとピカチュウは、メイの言葉を理解出来ずに首を傾げる。

メイ「いや...やっぱなんでもない」

メイがサトシとの言葉のキャッチボールをやめる。

サトシ「?」

メイ「まっ、とりあえずポケモンセンターに行こ!」
 ▼ 31 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 21:36:43 ID:3lWIbY.A [15/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイがサトシの腕を引っ張る

そこへーー

???「やぁ」

サトシ「おまえは!!」

そこに、先程サトシと口論をした
 ▼ 32 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 21:51:48 ID:3lWIbY.A [16/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
途中送信すいません...

先程サトシと口論した、帽子をかぶった薄緑色の髪をした青年が現れる。

メイ「知り合い?」

サトシ「いや...ただ、さっきちょっと喧嘩したんだ」

メイ「えぇ...」

???「フッ...僕はN 夢は、全てのポケモンをトレーナーの元から解放すること」

サトシ「解放?!」

N「あぁ...ポケモンがトレーナーの元にいては自由な暮らしが出来ない!モンスターボールという名の監獄で一生暮らしていくなんて可哀想だろ?」

サトシ「また勝手なことを...!!」

N「キミは突然バトルさせられて、ゲットされるポケモンの気持ちを考えたことはあるかい?」

サトシ「それは...」

サトシは人一倍ポケモン思いなトレーナーだ。

ゲットしたポケモンだけでなく、それ以外にも優しく接し、ゲット有無はポケモンの意思を尊重する場合が多い。

しかし今日のマメパトなどの様に、いきなりバトルを仕掛けてゲットすることもある。

果たしてそれは、本当にポケモンによって良い事なのだろうか?自分の気持ちの中に少しの疑念が生じてしまう。

N「それは...?」

サトシ「それはポケモンに聞かなきゃ分からないかもだけど、ゲットしたポケモンはちゃんと面倒をみるつもりなんだ!」

N「それは本当にポケモンが望んでいることなのか?ポケモンの声を聞けないキミ達には到底分からないことだろうけどね」

サトシ「なに?!!」

その言葉にカチンときた、者が一人...いや、一匹

パァーーン

ミジュマル「ミジュマ!!」

サトシ「ミジュマル?!なんで...」

ミジュマル「ミジュ!ミジュミジュ!」

ミジュマルがNに向かってなにか訴えている。

N「なに...?!」

サトシ「え?」

Nの様子は、まるでミジュマルの話している言葉が分かるかのようだった。

果たしてそんな事がありえるのか?しかし、さっきのNの言葉「ポケモンの声を聞けないキミ達には」と言っていた。

キミ達には...?と、いうことはこの目の前にいるNというトレーナーは、ポケモンの声を聞くことが出来るということだろうか?
 ▼ 33 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 22:14:59 ID:3lWIbY.A [17/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
N「キミは自分から、あのトレーナーに着いてきたと言うのか?あのトレーナーの事が好きだから自分から望んであのトレーナーを選んだと...?!」

ミジュマル「ミジュ!」

N「そんなことが...?いや、それはまやかしだ!キミは騙されているんだ」

Nとミジュマルが会話している...しかも、自分とミジュマルしか知らないような内容を語り合っている。

サトシ「Nってポケモンの言葉が分かるのか?!」

N「ん?あぁ、小さい頃からポケモンの声を聞くことが出来たんだ。だからこうしてミジュマルと話し...そして戸惑っている」

サトシ「戸惑う?」

ピカチュウ「ピカ?」

N「ポケモンが自らトレーナーを選ぶなんて、今までに聞いたことがなかった...面白い!面白いよサトシ君!」

サトシ「あれ?俺、自己紹介したっけ?」

N「このミジュマルから聞いたのさ」

サトシ「じゃあ...」

ピタリと名前まで当てられてしまった...

本当にミジュマルに聞かない限り、ついさっき出会ったトレーナーの名前が分かるはずがない、Nのポケモンの声を聞くことが出来るという話に嘘は無さそうだ。

N「僕とバトルしてくれないかい?」

サトシ「え?!」

N「キミとキミのポケモン...その関係性を是非バトルして確かめたい!」

メイ「さっきは、ポケモンを解放とか、モンスターボールが監獄だとか言ってたくせに、自分だってポケモンを持ってるんじゃない!!」

N「持ってないよ」

メイ「へ?」キョトン

N「トモダチの手をかりてバトルするのさ...ゾロア手を貸してくれるかい?」

そう語りかけると、Nの方からヒョッコリと黒い狐型のポケモンが顔を出す。

ゾロア「ゾロ!」

N「頼んだよ」

ゾロア「ゾロォー!」

サトシ「そーか!だったらやろーぜピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピカ!!」

売られたバトルは買うのがサトシの主義!

今度こそミジュマルではなく、ピカチュウでバトルする様だ。
 ▼ 34 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 21:33:48 ID:328KBNmA [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「ポケモン持ってるじゃん!!」

N「持っていないよ、ゾロアは野生のポケモンなんだ」

Nがメイを見つめて話す。

その瞳は、吸い込まれそうなほどに純粋な黒い色をしている。

そのまま見つめ合っていたら、Nの考えが頭の中に流れ込んでくる気さえした。

N「小さい頃からの僕のトモダチだよ」

そう言ってNは、ゾロアの顎をかるく撫でる。

撫でられたゾロアは、甘えた声をだし、お返しにとNの頬に顔を擦りつける。

メイ「...怖い」

Nの独自的な考え方、そしてそれを本気で実行しようとしている強い意思を感じとったメイは、目の前の青年に恐怖し、身震いする。

サトシ「N、勝負するんだろ?」

Nの 「あぁ、いつでもいいよ」

サトシ「だったらこっちからいくぜ!ピカチュウ でんこうせっか!」

ピカチュウ「ピッカ!!」シュタッ

N「ゾロアかわして!」

ゾロア「ゾロア!」ヒョイッ

ピカチュウのでんこうせっかを、ジャンプしてかわすーー!

N「バークアクト!」

ゾロア「ゾロァ!!」ズドドド

ゾロアが黒い円状の衝撃波を、周囲に拡張させるーー!!

サトシ「よけろっ!」

ピカチュウ「ピィィカァッー!!」ズダンッ

サトシの指示も虚しく、ピカチュウにバークアクトがヒットするーー!!

ピカチュウ「ピカァ...」

特攻がワンランクダウンするーー

サトシ「ピカチュウ 10まんボルト!!」

ピカチュウ「ピッカッチュゥゥゥゥ!!」ビリリリ

バチチチチチ

ゾロア「ゾロォッ!!」

ゾロアが電撃を浴びるーー!!
 ▼ 35 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 21:43:34 ID:328KBNmA [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
N「ゾロアみだれひっかき!」

ゾロア「ゾッア!!」シャキッ

ゾロアが爪を立てるーー!

サトシ「アイアンテールで迎え撃て!」

ピカチュウ「ピッカァ!」カキン

ズドォォォン

ピカチュウ「ピカァッ!!」ズキッ

ゾロア「ゾロォッ!!」ズキッ

アイアンテールとみだれはひっかきのぶつかり合いは、痛み分けに終わるーー

サトシ「ボルテッカー!!」

間髪入れずに、サトシが指示をだす。

ピカチュウ「ピカピカピカピカ...」バジジジジジ

N「イカサマ!」

ゾロア「ゾロアァ!!」

ピカチュウ「ピカピッカァ!!」

ズドォォォン

再びゾロアとピカチュウが激しくぶつかり合うーー!

サトシ「いっけぇぇ!!」

ピカチュウ「ピカァァァ!!」

ドドッ

ゾロア「ゾロォ?!!」バコォォン

ピカチュウのパワーに根負けしたゾロアが、ボルテッカーにより吹き飛ばされるーー!!

ゾロア「ゾロォォ...」ズサァァァ

ピカチュウ「ピィッ!!」バチンッ

ピカチュウがボルテッカーの反動を受ける。

N「中々のパワーだね...」

ゾロア「ゾロ!」ヨレッ

よろめきながらも、ゾロアは立ち上がる。
 ▼ 36 クレオン@チイラのみ 18/04/24 21:58:20 ID:7KKVwSng NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンダイパ思い出した
 ▼ 37 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 22:54:59 ID:328KBNmA [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
N「ゾロア バークアクト!」

ゾロア「ゾッロォ!!」ズドドド

サトシ「バークアクトに向かってアイアンテールだ!」

ピカチュウ「ピカチュ!!」カキン

ズダァァァンッ

ピカチュウがアイアンテールで、バークアクトを弾き飛ばすーー!

メイ「わぁー...大胆」

N「っ?!」

Nが驚きの声を上げる。

が、しかしバークアクトをアイアンテールで破る大胆不敵な作戦に驚いている訳では無い。

"バークアクトをアイアンテールで破れ"なんて指示を躊躇なくしたサトシと、それに迷わず応えるピカチュウに驚いている。

それは一か八かの作戦のはず、しかし2人に何の迷いもなく、まるで必ず成功すると分かっているかのような息の合い方だ。

さっきのボルテッカーもそうだ、ゾロアのイカサマと均衡に渡り合っていたはずなのに、サトシの一声でピカチュウのパワーは増し、ゾロアが吹き飛ばされた。

この2人の間には確かな絆がある。

いままで見てきたトレーナーよりも、一段とその信頼関係は高い。

一瞬、"トレーナーにゲットされているポケモンが可哀想"という自分の思想を疑問に思う程だった。

N「フッ...なんだろうね、この嫌悪感は...サトシ君を見てると胸が締め付けられるような感覚にさいなまれるよ」

サトシ「なにをブツブツいってるんだ」

N「いや...キミが嫌いだなと思って」

サトシ「なにぃ?!」

N「いくよゾロア!ピカチュウに勝とうか!」

ゾロア「ゾロ!」

サトシ「へっ!俺達は絶対値負けないぜ!」

ピカチュウ「ピッカァー!!」

N「ゾロア イカサマだ!」

ゾロア「ゾロァ!!」

サトシ「引きつけろ!」

ピカチュウ「ピカァー」ジィィ

ピカチュウがゾロアの動きを見切るーー

サトシ「今だアイアンテール!!」
 ▼ 38 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 23:11:44 ID:328KBNmA [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
N(まただ...!ピカチュウとサトシ君の考えがシンクロしている!!)

そうNに思わせたのは、ピカチュウがゾロアの動きを見切り、"ここだ"と思ったタイミングと、サトシの指示を出すタイミングが完全に一致していたからだ。

ピカチュウ「ピッカァ!」カキン

ピカチュウがアイアンテールを振り下ろすーー!

N「ゾロア!」

ゾロア「ゾア!!」ヒョイッ

しかしゾロアもNもサトシ達の動きを予測しており、アイアンテールを空振りに終わらせるーー...

否ーー!!

サトシ「尻尾を振り上げろ!!」

ピカチュウ「ピィィィカァ!!」ボォンッ

振り下げた尻尾を、今度はゾロア目掛けて振り上げるーー!

ゾロア「ゾロォォッーー!!」バコンッ

ゾロアの顎にアイアンテールが炸裂ーー!!

N「?!!」

サトシの出した指示は至ってシンプルだった。

振り下げたものをただ、振り上げさせただけ。

しかしあの一瞬で、直ぐに指示をし直すサトシの判断力とピカチュウの動きの速さは、目を見張るものがある。

N「ゾロア?!」ハッ

ゾロア「ゾロォォ...」グルグル

N「そんな...」

Nがゾロアを抱える。

メイ「やった♪サトシの勝ちね!」

サトシ「お疲れピカチュウ」

ピカチュウ「ピィーカ」

メイ「これで貴方が間違ってるって分かったかしら!!」

メイがNに人差し指を向ける。

N「...今回は僕が負けたけど、次はそうはいかない」

N「それに、この勝負は僕とサトシ君のどちらの考えが正しいかを測るためのものじゃない」

メイ「なによ!負け惜しみ?」

サトシ「メ、メイ...」
 ▼ 39 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 23:31:22 ID:328KBNmA [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
どこか強気なメイに、サトシが若干気後れする。

N「勝負がどう転ぼうが、僕の考えは変わらない」

N「ただ...いや、何でもない」

何か言いかけるも、Nは口をつむぎ、そそくさとその場を後にするのであった。

メイ「なんか感じ悪い!!」

サトシ「それよりポケモンセンターだ!ピカチュウもかなりダメージをおっているし」

メイ「そうだね!」

2人はポケモンセンターへ駆け足で向かう。

ーーーーー
ーーーー
ーーー

ジョーイさん「それではポケモンお預かりしますね!」

サトシ、メイ「「お願いします!!」」

ポケモンセンターへ着いた2人は、早速ジョーイさんに自分達のポケモンを預ける。

ジョーイさんにポケモンを見てもらっている間、サトシとメイはロビーで会話を弾ませる。

メイ「そういえば、まともな自己紹介がまだだったよね」

サトシ「確に...色々バタバタしちゃったからなー」

メイ「お互いの名前しか知らないよね、私達!」

サトシ「じゃあ改めて、俺はマサラタウンから来たサトシ!夢はポケモンマスターになること!!」

メイ「へぇーマサラタウンから来たんだ!!まぁー、ピカチュウを持っていたからイッシュ地方のトレーナーでは無いなーとは、思ってたけど」

サトシ「あぁ!出身はカントー地方さ!だけど一応、ジョウト地方、ホウエン地方、シンオウ地方も旅したんだぜ!」

メイ「えぇぇ!!すっごいベテラントレーナーじゃん!!」

サトシ「ハハハ...なんか照れるな」

サトシの顔がほんの少しだけ、赤くなる。

メイ「それじゃ私の自分紹介ね!名前はさっきも紹介したけどメイよ!夢はポケウッドの一流女優!!」

サトシ「ポケウッド?」

メイ「そう!様々な映画が作られているポケウッドっていう町があるんだろけど、そこでの一流女優になるのが夢なの!」

サトシ「へぇ〜、でもなんで女優になるために旅を?」

メイ「ポケウッドではね、ポケモンと一緒に映画を撮るの!」

メイ「だから手持のポケモンとの信頼関係を気付くためなのと、どんな映画にも出てれるように、色んな個性を持つポケモンをゲットするために旅を始めたんだ!」

サトシ「そっか!!色々考えてるんだな!」
 ▼ 40 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 23:39:36 ID:328KBNmA [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
補足ですが、このSSの"ポケウッド"は施設ではなく、"ハリウッド"を模した都市として存在しています。
 ▼ 41 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 12:24:10 ID:feb801sM [1/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「うん!!」

オレンジジュースを飲みながら、メイはニコッと笑う。

メイ「ていうか、サトシの夢のポケモンマスターって?」

サトシ「あぁー...、ポケモンリーグのチャンピオンに勝って、色々なポケモンと仲良くなって、えーと、それから...」

メイ「アハハッ!曖昧じゃん!!」

サトシ「とになく!!この世界でナンバーワンのポケモントレーナーになることさ!!」

メイ「私の夢よりも過酷だね」

サトシ「夢は大きい方が面白いだろ!!」

サトシとメイが将来の夢の話に花を咲かせている頃、先程預けたポケモン達の診察が完了する。

すっかり元気になったピカチュウ達の姿を確認したサトシ達は、今までに腰掛けていたイスから立ち上がり、ジョーイさんの元まで歩いていく。

ジョーイ「元気になりましたよ!」

サトシ、メイ「「ありがとうございます!!」」

自分達のポケモンを受け取った後で、再びさっき座っていたイスにもたれる。

イスに座ると同時に、メイはさっきまで口にしていたオレンジジュースの残りを飲み始めた。

メイ「あっ」

メイがなにか思い出したかのように、声をあげる。

サトシ「ん?」

メイ「サトシってさ、ミジュマルもってるじゃない?」

サトシ「うん...」

メイ「さっきのNってトレーナーが、"ミジュマルは自分からサトシに着いてきた"みたいなこと言ってたけど、その子もしかしてアララギ研究所にいたポケモン?」

サトシ「そうだぜ」

メイ「やっぱり!!なんか、見覚えのある雰囲気のミジュマルだったからさー!」

サトシ「よく分かったなー」

サトシが関心した様子で尋ねる。

メイ「すっごい個性的な子だったからさ!記憶に残ってるんだよね〜」

サトシ「ハハハ...確に」

サトシ「ん?メイはさ、カノコタウン出身なんだよな」

メイ「そうだよー」

サトシ「最初のポケモンは、誰を選んだんだ?」

ピカチュウ「ピカー?」
 ▼ 42 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 13:10:07 ID:feb801sM [2/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「あぁ〜私、子供の頃からずっと仲良くしているチラーミィと仲良くしててさ、旅に出る時もその子って決めていたからアララギ博士からは、ポケモン貰わなかったんだ〜」

サトシ「へぇー」

メイ「あっ!それじゃ私のポケモン紹介するね?まだサトシにみせてなかったし!」

サトシ「おぉ!見たい見たい!!」

メイ「出ておいでチラーミィ!モンメン!」

チラーミィ「チラ!」

モンメン「モーン!」

ピカチュウ「ピッカ!!」

サトシ「チラーミィとモンメンか...」ピピッ

例のごとく、サトシは図鑑を開いてチラーミィとモンメンの情報を確認する。

サトシ「なんか、可愛いポケモンだな!」

メイ「そうでしょ!!この子達と絶対ポケウッドで主演映画を撮るんだ〜!」

メイがチラーミィとモンメンを抱きかかえ、ギュッと握りしめる。

サトシ「そっか!」

メイ「サトシのポケモンも見せてよ!」

サトシ「あぁ!出てこいミジュマル!マメパト!」

ミジュマル「ミジュマ!」

マメパト「クルッポウ!」

メイ「サトシはすごいね、イッシュ地方に来たばかりなのにもう3匹もポケモンをゲットしてなんて」

サトシ「もっともっと仲間を集めて、ポケモンリーグに挑戦するんだ、俺!!」

ピカチュウ「ピカ!」

ミジュマル「ミジュ!」

マメパト「クルッポー!」

サトシのやる気に呼応するように、ピカチュウ、ミジュマル、マメパトの三匹は気合いの込めた声をだす。

メイ「じゃあ、ジムにも挑戦するんだ!」

サトシ「あぁ!!ワクワクするぜ!」

メイ「じゃー、次に向かうのはサンヨウシティだね!この町を抜けたとこにあるんだー!」

サトシ「そっか!じゃあもう少しバトル出来るんだな!」

メイ「そんなにバトルしたいなら、この町に打って付けの施設があるよ?」

サトシ「本当に?!」
 ▼ 43 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 13:26:11 ID:feb801sM [3/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「うん!バトルクラブってところがあるんだけど...明日行ってみる?」

サトシ「行きたい!!」

ピカチュウ「ピッカァ!」

ミジュマル「ミジュマ!!」

マメパト「ポポゥー!!」

サトシのやる気につられて、ピカチュウ達も興奮を抑えられない様子だ。

メイ「アハハ...みんなサトシそっくり」

サトシ「あぁー!!ワクワクしてきた!!早く明日になんないかなー!」

メイ「そんなに興奮すると、今日眠れないよ?」

サトシ「そうだ!さっさと寝て明日に備えるぜ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュー!」

サトシ「おやすみメイ!!」タッタッタッ

嵐の如く、サトシがその場を立ち去る。

メイ「もぉー、騒がしい人だなー」

メイはオレンジジュースの最後の一口を飲み干し、自分の寝室へと向かう。


ーー翌日ーー

サトシ「メェェェイ!!!」

ドンドンドンドン

サトシがメイの寝室のドアを激しくノックしている。

メイ「もぉー...うるさいな...」

まだ寝足りないメイは、まぶたをこすりながら扉に開く。

サトシ「メイ!バトルクラブまで案内してくれよ!」

既に着替えを済ましているサトシが、ソワソワしながら部屋の前で待っていた。

メイ「もぉ!!そんなに慌てなくても大丈夫だよ」

サトシ「だってさワクワクが止まらないんだ!!」

ピカチュウ「ピカピカ!」

メイ「はいはい...着替えるからちょっと待ってて」

どうやらメイは、少し朝には弱い様子で昨夜のテンションとはだいぶかけ離れている。

一方、昨夜と変わらないテンションのサトシは、まだかまだかと部屋の前で待っている。

扉を開けたまま...
 ▼ 44 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 13:35:55 ID:feb801sM [4/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「...」

サトシ「?着替えないのか?」

メイ「扉閉めて!!」

バタンッ

そう叫ぶと、メイは力強く扉を閉める。

ーーーーー
ーーーー
ーーー

あれから1時間ほどたっただろうか、サトシ達はバトルクラブの目の前まで来ていた。

サトシ「ここか!!」

サトシは、目をキラキラと輝かせる。

メイ「もう今朝みたいな事は辞めてよね」

サトシ「今朝?」

メイ「扉をドンドン叩いたり、人が着替えようとしているのに扉開けっ放しだったり!!」

サトシ「あっごめん...次に会ったときは気をつけるよ!ここまでサンキューな!!」

メイ「何言ってるの?私、サトシの旅についてくよ?」

サトシ「へ?」

ピカチュウ「ピカ?」

サトシとピカチュウの口が、大きく開く。

メイ「だって、女の子の一人旅ってなんか不安じゃん!何かあった時に盾に出来る男の人いたほうが安全だよ!!」

サトシ「盾って...」

メイ「だからこれからよろしくね〜サトシ!!」

サトシ「まぁーいいけど」

メイ「さっ!バトルクラブ楽しもう♪」

サトシ「うん...」

サトシ達がバトルクラブへと入っていく。

そんな二人の背中を、黒い影が横切る。

ザザッ--!!

サトシ「ん?」

物音に気がついたサトシが、後ろを振り返るもそこには何もいなかったのだった...

「カブゥ...」
 ▼ 45 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 14:26:00 ID:feb801sM [5/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「どうしたの?」

サトシ「何でもない!!」

ウィーーン

ドンジョージ「いらっしゃい!!」

自動ドアをぐぐるとすぐ目の前に、立派なヒゲをはやした、筋骨隆々の中年が出迎えていた。

メイ「わぁっ?!」

ドンジョージ「ようこそバトルクラブへ!キミ達にはこの施設へ来るの始めたかな?」

サトシ「はい!!」

ドンジョージ「よし!それじゃあ説明しよう!あそこにやたらでかい機会があるだろ?」

ドンジョージは、受付横にある大きなパソコンに似た機会を指さす。

ドンジョージ「あそこに、現段階で対戦準備の整ったトレーナーの情報が入っているから、そこから好きなトレーナーを選んでバトル出来る仕組みだったりする!」

サトシ「へぇ〜」

ドンジョージ「自分からバトルを申し込むこともあれば、バトルを申し込まれることもある」

ドンジョージ「初心者と戦うも、ベテランと戦うも己しだいってわけさ!!」

サトシ「おもしろそう!!」

ピカチュウ「ピッピカチュー!!」

ドンジョージ「そう思うだろ!!」

サトシ「はい!!」

メイ「暑苦しい...」

ドンジョージ「受付で選手登録したらスグにでもバトルできたりする!」

サトシ「よっしゃ!!行こうぜピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピカ!」

二人は受付に走り、すぐ様選手登録をする。

サトシ「メイもバトルするのかー?」

メイ「私はいいー」

サトシ「そっか」

受付に自分の写真と手持ちのポケモン、出身地、これまでの旅の履歴を登録してもらう。

案内の人「ヘイ!!登録完了だぜ!それじゃグッドラック!いいバトルを!!」

サトシ「じゃあ...早速!!」ピッピッピ

サトシが、他のトレーナーが登録されているコンピュータをいじり、対戦相手を探す、そこに見覚えのある薄緑色の少年が登録されていた。
 ▼ 46 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 14:40:31 ID:feb801sM [6/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「シューティー!!」

メイ「なになに、知り合いでもいたの?」

サトシ「あぁ!!」

メイ「そのトレーナーとバトルするの?」

サトシ「そうだなー...うん!リベンジも兼ねてシューティーとバトルすることにする!」

メイ「リベンジ?」

メイが体ごと首をかしげる。

サトシ「縁あってシューティーの旅立ちに同伴したんだけど、その時にアララギ博士から貰ったシューティーのツタージャと、ミジュマルでバトルしたんだ!」

メイ「あぁーなるほどね、それで負けちゃったわけだ」

サトシ「だからここでもう1度バトルする!!」

サトシが、コンピュータの画面上にある"対戦申請"のボタンをタッチし、シューティーにバトルを申し込む。

ドンジョージ「このバトルクラブでは対戦を申し込まれると、館内放送によって呼び出される仕組みとなっていたりする!」

ピンポンパンポーン

『シューティー様、対戦申請が確認されました。受付までお越しください。』

メイ「申請があるまでの間って、みんな何をしているんですか?」

ドンジョージ「バトルクラブには、ポケモンの修行用のアイテムが沢山あるから、皆それを使って己を高めていたりする!」

メイ「へぇー」

サトシ「あっ!!」

シューティー「あ」

放送で呼ばれたシューティーが、奥の扉を開けサトシ達の目の前に現れる。

シューティー「サトシだったのか、僕にバトルを挑んだのは」

サトシ「あの時のリベンジをさせてもらうぜ!!」

シューティー「望むところさ!あのバトル、勝負こそ勝ったもののバトル内容はサトシの方が上だったからね」

メイ(おぉ〜まさにライバルって感じ)

ドンジョージ「うむ!それじゃ二人共バトルフィールドへと案内しよう!」

ドンジョージに連れられて、施設の奥にあるバトルフィールドへと案内される。

縦に伸びたその部屋は、天井は丸いドーム型、壁は一面ガラス張りになっていて、外からでもバトルの様子が伺える仕様となっていた。

メイ「おっきい!!」

ドンジョージ「そらじゃジャージ審判を頼んだよ!」

ジャージ「はいマスター!!」
 ▼ 47 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 14:54:05 ID:feb801sM [7/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジャージ「それでは只今よりサトシ選手対シューティー選手のバトルを開始します!」

ドンジョージ「ルールはどうする?」

サトシ「シューティー!今の手持って何匹だ?」

シューティー「2だ」

サトシ「そっか...じゃあピカチュウ今回はお休みでいいか?」

ピカチュウ「ピカ?!」

サトシ「マメパトにデビュー戦をさせたいし、ミジュマルにはあの時をリベンジをさせたいんだ!だから頼む!!」

ピカチュウ「ピィーカ」

ピカチュウがふてくされながらも、渋々サトシのお願いを聞き入れる。

サトシ「ごめんな」

ジャージ「それでは、手持ち二体によるシングルバトルを開始致します!」

ドンジョージ「先攻はバトルを申し込んだ側だったりする!」

サトシ「じゃあ、頼んだぜマメパト!」パァーーン

マメパト「クルッポー!!」

シューティー「マメパトをゲットしていたか...だったら僕はこいつだ!」パァーーン

プルリル「プル」

サトシ「あれは...?」ピピッ

サトシ「プルリルか...」

メイ「青色ってことは、オスね」

ジョーイ「それではバトル始めっ!!」

サトシ「いくぜマメパト!エアカッター!」

マメパト「クルッポゥ!」ズババッ

シューティー「まもる!」

プルリル「プルー!」バリィ

キンッ

サトシ「防がれたか!」

シューティー「プルリル みずのはどう!」

プルリル「プゥゥル!」バシャン

丸めた水の塊をマメパト目掛けて放り投げるーー!

サトシ「マメパトでんこうせっかで急上昇!!」
 ▼ 48 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 17:18:30 ID:feb801sM [8/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
マメパト「クルポォー!」シュンッ

スカッ

メイ「みずのはどうをでんこうせっかの加速を活かしてよけた!!...でも」

サトシ「エアカッター!!」

マメパト「ポォォ!!」ズババッ

シューティー「まもる!」

プルリル「プリ!」バリィ

キンッ

メイ「エアカッターはまもるで防がれるし、でんこうせっかはゴーストタイプをもつプルリルに効果は無い...これじゃ打つ手なしだよ...」

シューティー「もう1度みずのはどーー...」

サトシ「でんこうせっかでつっこめ!」

シューティー「なに?!」

マメパト「クルッポォォ!」シュンッ

シューティー「みずのはどうだ!!」

プルリル「プッルゥ!」バシャン

マメパト「ポッポォォ!」シュッ

スカッ

シューティー「また、よけられた...!」

マメパトがプルリルの目の前まで接近ーー!!

サトシ「今だエアカッター!!」

マメパト「クルゥポォー!!」ズババッ

マメパトのほぼゼロ距離でのエアカッターが炸裂ーー!!

プルリル「プルリィッ!!」

シューティー「くっ...!」

サトシ「いいぞマメパト!」

シューティー「おにびだ!」

プルリル「プリル!」ボッ

ポフンッ

マメパト「クルポッ!!」メラッ

メイ「あぁっ!!」
 ▼ 49 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 17:33:13 ID:feb801sM [9/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
鬼火にあたり、マメパトがよろけるーー

シューティー「そこへみずのはどう!」

プルリル「プルリィ!」バシャン

サトシ「かわーー」

サトシな指示を言い切る前にーー...

ドドンッ

マメパト「クロッポォッー!!」

マメパトの胸部にみずのはどうが命中ーー

その勢いで壁まで吹き飛ばされる!!

バンッ

マメパト「ポォォッ」メラッ

メイ「あぁー!!やけどのダメージが!」

サトシ「大丈夫か?」

マメパト「クルッポゥ!」

シューティー「でんこうせっかを活かしたゼロ距離のエアカッターはいい案だったね、参考になったよサトシ」

サトシ「やられても慌てたりしなくなったな!」

シューティー「君に言われた事だからね、やられたらやり返す...それだけさ!」

サトシ「へへっ!いくぜマメパト エアカッター!」

マメパト「クルッポ!!」ズババッ

シューティー「たたりめ!」

プルリル「プッリル!」ヒュードロドロ

青白い怪火がエアカッターと衝突ーーー!!

ダダンッ

メイ「互角...」

サトシ「まだまだ!!エアカッター!」

マメパト「クルポォー!」ズババッ

シューティー「まもる!!」

プルリル「プル!」バリィ

キンッ

サトシ「まだまだまだまだエアカッターだ!!」
 ▼ 50 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 18:33:11 ID:feb801sM [10/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
マメパト「クルッポォォォォ!!!」ズバババババババッ

ピキッ

プルリル「プル...!!」

シューティー「まもるにヒビが?!」

マメパト「クルポゥゥー!!」ズババッ

パリィィィン

プルリル「プル?!」

シュバババババッ

プルリル「プリルゥッー!!」

エアカッターがプルリルをきざむーー!!

シューティー「まもるを力づくで破っただと?!」

プルリル「プリィイィイィ...」グルグル

ジャージ「プルリル戦闘不能!マメパトの勝ち!!」

サトシ「やったぜマメパト!」

マメパト「クルッポー!」

メイ「途中ヒヤッとしたけど、勝ててよかったぁ〜」

シューティー「プルリルおつかれ」ビチュン

シューティー「次は頼んだよツタージャ!」パァーーン

ツタージャ「タジャ!!」

サトシ「よし!このままマメパトでいくぜ!」

メイ「相性はサトシが有利!!」

シューティー「いくよツタージャ グラスミキサー!」

ツタージャ「タジャァァァ!!」コォォォ

鋭い青葉の嵐が巻き上がるーー

サトシ「でんこうせっか!!」

マメパト「ポォー!!」シュンッ

シューティー「引き付けてからリーフブレード!」

ツタージャ「タッジャァァ!!」スパンッ

ゴォォォォ

グラスミキサーとリーフブレードの合わせ技ーー!!
 ▼ 51 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 18:47:18 ID:feb801sM [11/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
ズバンッ

マメパト「ポオォォッ!!」

マメパトの脳天に、ツタージャの技が直撃ーー!!

サトシ「マメパト?!」

シューティー「何度もでんこうせっかを見せられたんだ!ある程度マメパトの素早さは掴めてたよ!!」

メイ「マメパトの動きが完全に見切られたんだ...」

マメパト「ポッポォォ...」グルグル

ジャージ「マメパト戦闘不能!ツタージャの勝ち!!」

サトシ「ありがとうなマメパト」ビチュン

サトシ「次はコイツだ!リベンジしようぜミジュマル!」パァーーン

ミジュマル「ミィ〜ジュ〜マァ!!」

ミジュマルによる歌舞伎の"見得のポーズ"を彷彿させるような登場ーー

メイ「相変わらず個性的な子だな〜ミジュマル」

サトシ「今度こそツタージャに勝とうぜ!」

ミジュマル「ミジュマ!!」

シューティー「今度も僕が勝つ!!ツタージャリーフブレード!」

ツタージャ「タジャ!!」ズパッ

サトシ「ミジュマル シェルブレードだ!」

ミジュマル「ミィッジュ!」シャキンッ

カキンッ カンッ キンキンッ

リーフブレードとシェルブレードが激しくぶつかるーー!!

ミジュマル「ミジュマ!」バシッ

ミジュマルが切り込めばーー

ツタージャ「タジャア!」ズバッ

ツタージャがそれをさばくーー

ツタージャ「タッジャ!!」シャッ

ツタージャが切り込めばーー

ミジュマル「ミジュゥゥ!!」ババッ

ミジュマルはそれをシェルブレードで防御ーー

メイ「なんか侍の戦いみたい...」
 ▼ 52 レベース@ロゼルのみ 18/04/25 18:57:47 ID:z1y3mRy6 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 53 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 18:58:48 ID:feb801sM [12/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「だったらこれならどうだ!エアスラッシュ!!」

ミジュマル「ミジュゥ!!」ズバッ

ツタージャに向け斬撃が飛ぶーー!!

シューティー「リーフブレードで断ち切れ!!」

ツタージャ「タァジャァァ!!」スパッ

ツタージャがエアスラッシュを一閃ーー!!

サトシ「やるな...!!」

シューティー「初めてのサトシとのバトルで、ツタージャのグラスミキサーをエアスラッシュで切り裂いただろ?それを参考にさせてもらったよ」

サトシ「なるほど...」ニッ

シューティー「それと...今回と前回のバトルでミジュマルの致命的な弱点を見つけた」

サトシ「弱点?」

シューティー「ツタージャ ミジュマルの手に向かってつるのムチ!」

ツタージャ「タジャ!」ベシッ

つるのムチをミジュマルの手に打ち付けるーー!

ミジュマル「ミジュッ!!」

その反動で握っていたホタチがミジュマルの手を離れ、飛んでいくーー

サトシ「?!」

ミジュマル「ミジュ?!」アワアワ

シューティー「ミジュマルの攻撃はシェルブレード、エアスラッシュ、せいなるつるぎと、ホタチ無しじゃ放つことの出来ない技ばかり...それに前回のバトルでは防御もホタチを使っていた...」

ミジュマル「ミジュマ?!!」

ミジュマルが同様を隠せないでいる。

シューティー「ホタチ無しじゃまともにバトルできないんじゃないか?」

ミジュマル「ミジュ!!ミジュマ!」

サトシ「慌てるなミジュマル!」

ミジュマル「ミジュゥゥ!!」タッタッタッ

ミジュマルがホタチの元まで走っていくーー

サトシ「ダメだ!!」

シューティー「狙い通りだよ!!ツタージャリーフブレード!」

ツタージャ「タッジャァァ!!」ズバッ

ズバババンッ
 ▼ 54 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 19:13:35 ID:feb801sM [13/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
ツタージャがミジュマルを切るーー!!

ミジュマル「ミッジュゥゥッ!!」

サトシ「まずは落ちつくんだミジュマル!!」

ミジュマル「ミジュッミジュゥゥ!」アワアワ

メイ「ダメ...ミジュマル全然普段通りじゃない!!」

シューティー「まさかここまでの効果が...」

サトシ「ミジュマル ホタチなしでも戦うんだ!戦って相手に隙が出来たところでホタチを拾いにいく!」

ミジュマル「ミッミジュゥ...?」

サトシ「ミジュマルみずてっぽう!」

ミジュマル「ミジュマ!!」バシャァァ

心が乱れているミジュマルのみずてっぽうは、あさっての方向へ飛んでいく。

シューティー「...グラスミキサー」

ツタージャ「タジャァァァ!!」コォォォ

ドカァァァァンッ

ミジュマルはグラスミキサーに身体をきざまれるーー

ミジュマル「ミッジュゥゥゥッー!!」

ドサァァァ...

ミジュマル「ミジュゥゥ...」グルグル

ジャージ「ミジュマル戦闘不能!ツタージャの勝ち!!よって勝者シューティー選手!!」

シューティー「ありがとうナイスバトルだった」

ツタージャ「タジャア!」ビチュン

サトシ「ミジュマル...」

ミジュマル「ミシュ」

サトシ「ごめんな、俺が上手くカバー出来てれば...」

シューティー「サトシ」ハイッ

シューティーはホタチを拾い、サトシもとい、ミジュマルの元に届ける。

サトシ「ありがとうシューティー、また負けちゃったな...」

シューティー「少しズルい勝ち方だったかもしれないな...だが」

サトシ「分かってるさ!別にルールを破った訳じゃない、勝つためには相手の弱点をつくなんて当たり前だぜ!!」

 ▼ 55 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 19:27:46 ID:feb801sM [14/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「それよりもミジュマルの弱点が分かったんだ、ありがとなシューティー!!」

シューティー「いや、こっちもまた色々勉強になったよ」

サトシとシューティーは握手をかわす。

ドンジョージ「うむ!バトルが終わればみんな友達!!施設内にはポケモンセンター程じゃないが、ポケモン達の手当てを出来るところがあるから、連れていこうか!」

ドンジョージ「ジャージ案内してやってくれ!」

ジャージ「はい!!」

サトシ「お願いします!」

ジャージ「じゃあ、付いておいで」

サトシ達はバトルクラブ内にある、ポケモンの治療部屋へと案内される。

メイ「ねぇ、ミジュマル大丈夫そう?」ボソッ

サトシ「多分...」

シューティー「ミジュマルの課題はメンタル面だね、この先のバトルでホタチが使えない状況はいくらでもあると思う」

サトシ「そうだな」

ピカチュウ「ピカチュー」

メイ「良かったんじゃない?それが今日分かってさ」

サトシ「あぁ!シューティーのお陰さ!」

シューティー「でもまさかあんなにも慌てるなんて...」

ザザッー!!

「?!!」

治療部屋へ向かう四人の前を、黒いシルエットのポケモンとおぼしき影が横切る。

メイ「今のは?!」

シューティー「一瞬だったな...」

ジャージ「ポケモンだよな?しかし見覚えのないシルエットだったな」

サトシ「もしかしてこのポケモンじゃないですか?」ピピッ

サトシが図鑑を開き、思い当たるポケモンを検索する。

サトシ「似てませんか?」

ジャージ「ブラッキーか...」

シューティー「ブラッキー?イッシュ地方には居ないはずのポケモンだ」

ジャージ「もし本当にブラッキーなら大発見だ!!マスターに知らせなくては!!」

メイ「えっ?!治療部屋は!!」
 ▼ 56 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 19:37:16 ID:feb801sM [15/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジャージ「この先の突き当たりの部屋が治療部屋だよ!!」タッタッタッ

ジャージはそう言って、ドンジョージの所へと向かう。

メイ「えぇー?!もうっ!いい加減だなあの人!!」

サトシ「とりあえず行こうぜ」

シューティー「そうだな」

ジャージに言われた通りの部屋へ行く。

ガチャッ

メイ「うわぁー!!なかなか良さそうな設備じゃない!!」

シューティー「驚いたな...」カシャッ

メイ「...何を撮ってるの?」

シューティー「旅の記念に1枚、中々こういった設備を見る機会は無いからね」カシャッ

メイ「ふーーん」

サトシ「よしっ!マメパトとミジュマルの手当てだ!!」

抱えていたミジュマルの下ろし、包帯やキズぐすりなどで手当てする。

が、しかし

ミジュマル「ミッシュゥゥッ!」ヒリヒリ

サトシ「我慢するんだミジュマル!」

ミジュマル「ミジュッ!」ズキッ

サトシの荒療治にミジュマルは、涙をこぼしながら暴れている。

サトシ「もうちょっとだミジュマル!」

ミジュマル「ミジュミジュ!!」ジタバタ

サトシ「あっコラ!!」

見かねたメイが、立ち上がる。

メイ「サトシ下手くそ!!代わって!」

サトシ「え?」

メイがサトシを押し退け、代わりにミジュマルの手当てをする。

メイ「キズぐすりを一箇所の所につけずき!包帯もグチャグチャ!」

ミジュマル「ミジュ!」

メイ「これでよし!」

サトシ「すげぇー!!サンキュー メイ!!」
 ▼ 57 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 19:47:52 ID:feb801sM [16/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「ママがポケモンドクターだったからね」

サトシ「へぇ〜、ポケモンドクターか...」

ふと昔旅した仲間の事を思い出す。

メイ「どうしたのサトシ?」

サトシ「いや!何でもないぜ!」

メイ「次マメパトの治療するよ!」

サトシ「おう!」パァーーン

マメパト「クルポォ」

メイ「マメパトはキズぐすりだけで充分ね!」シュー

メイ「はい終わり!!」

サトシ「助かったぜ!!」

シューティー「...僕のもお願いしていいかな?」

メイ「はぁー...まぁいいわよ!」

メイはシューティーのプルリルとツタージャの手当ても手早くこなす。

シューティー「ありがとう」

メイ「後はモンスターボールの中で安静にしてればOKだからね」

サトシ、シューティー「「わかった!」」

メイ「ん!」

サトシ「あっそうだ!!」

ピカチュウ「ピカー?」

サトシ「ピカチュウ、さっき見かけたポケモン探しに行こうぜ!」

メイ「えぇ...サトシって元気ねぇ」

サトシ「ミジュマル、マメパト戻れ!」ビチュン

シューティー「僕は次の町へ向かうとするよ、はやくジム戦に挑戦したいからね」

メイ「二人とも次の行動が早い」

サトシ「またなシューティー!またバトルしようぜ!!」

シューティー「あぁ」

サトシとシューティーは、ここで一旦別れを告げる。

サトシはバトルクラブにて謎のポケモンを探し回り、シューティーはそのままバトルクラブから退出、次の町へと向かっていった。

メイ「しょうがないから私も謎のポケモン探し手伝うよ!!」
 ▼ 58 ンプラー@こうこうのしっぽ 18/04/25 22:45:03 ID:soxacLSs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 59 ローゼル@あやしいパッチ 18/04/28 01:25:47 ID:YciYECXc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 60 ングドラ@タポルのみ 18/04/28 05:04:16 ID:bLSLeCt2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援!
 ▼ 61 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 19:13:34 ID:dqJcE/TY [1/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
あれから、サトシとメイ並びにバトルクラブのスタッフ達は一応ブラッキーと思われる謎のポケモンを一時間以上も探し続けていた。

しかし

草をかき分けても...

施設の隙間を見ても...

どこを探しても中々見つからなかった。

メイ「もうどっか、いっちゃったんじゃない?」

サトシ「ん〜〜...あともうちょっとだけ探してみる!」

ピカチュウ「ピカ!!」

ドンジョージ「うむ!その気概素晴らしかったりする!」

メイ「もう疲れたよ私〜」

サトシ「メイは休んでてもいいんだぜ?」

メイ「いーよ、私だけ休憩してるのもアレだし」

ドンジョージ「しかし一時間以上探しても見つからないとわ...」

メイ「作戦かえたら?」

サトシ「?」

メイ「がむしゃらに探しているから見つからないんだよ、ポケモンフーズか何かでおびき寄せればいいじゃん」

サトシ、ドンジョージ「「それだ!!」」

メイ(なんでこの人達今まで思いつかなかったんだろ?)

ドンジョージ「それじゃポケモンフーズをとってくるぞ!」タッタッタッ

ドンジョージが、バトルクラブの保管庫からポケモンフーズを取りに走っていった。

その様子を施設の物陰から覗き見をする三人組が...

ムサシ「ちょっとアイツらなんか珍しいポケモンを探している様よ」

コジロウ「珍しいポケモンか...」

ニャース「だれも発見したことの無いポケモンかも知らないニャ!」

コジロウ「おぉ!」

ニャース「それをボスに献上すると...『こんな偉大なポケモンを捧げたニャース達には、特別なご褒美を上げなければならないな 』ってことななるニャ!」

ムサシ、コジロウ「そうなれば、幹部昇進!スピード出世でいい感じ〜〜!!」

ニャース「そうなること間違いニャしな!!」

ムサシ「そんじゃアイツよりも私達が先にポケモンを見つけるわよ!」

コジロウ、ニャース「「おう!!」」
 ▼ 62 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 19:51:21 ID:dqJcE/TY [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ロケット団が何やら、コソコソと話している間にドンジョージは倉庫から持ってきたポケモンフーズを至る所に設置した。

ドンジョージ「これでよし!」

サトシ「じゃあピカチュウ」

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「ここで見張っていてくれないか?」

ピカチュウ「ピカ!!」

サトシはピカチュウを物置付近に待機させる。

パァーーン

ミジュマル「ミッジュ!」

ミジュマルが勝手にボールから飛び出す。

サトシ「また勝手に...」

ミジュマル「ミジュミジュ!!」

サトシ「ミジュマルもここで待機するのか?」

ミジュマル「ミジュ!!」

サトシ「だけどケガは大丈夫なのか?」

ミジュマル「ミィーージュ!」ポン

任せろと言わんばかりに、堂々と胸を叩く。

サトシ「じゃあピカチュウ、ミジュマル頼んだぜ!」

ピカチュウ「ピカピカ!」

ミジュマル「ミジュマー!」

サトシは二匹を残して、別の所へ謎のポケモンを探しに行った。

ミジュマル「ミージュ」

サトシがいなくなると、ここぞと言わんばかりにミジュマルがポケモンフーズに手をつける。

ピカチュウ「ピーカ!」

ミジュマル「ミジュミジュマ!」パクパク

ピカチュウの制止も聞かず、ミジュマルはパクパクとポケモンフーズを食べる。

ピカチュウ「ピカピカチュー!!」グイグイ

ピカチュウがミジュマルからポケモンフーズを離れさせようとグイグイ引っ張る。

ミジュマル「ミジュマ!!」ベシッ

ミジュマルが邪魔そうに、ピカチュウを振り払う。
 ▼ 63 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 20:02:18 ID:dqJcE/TY [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウ「ピカ?!」コテッ

バランスを崩したピカチュウは、壁へと衝突する。

その衝撃で上に積んであった荷物が頭上へと降りかかり、ピカチュウの頭に激突。

ピカチュウ「ピィカ?!」

ゴンゴンゴォォン

三つも荷物が頭に振り落とされ、堪らずピカチュウが気絶してしまう。

さらに運の悪いことに、空のダンボールがピカチュウを覆い隠すようにかぶさってしまった。

ミジュマル「ミジュ?」パクパク

しかし、そんな事にも気にとめずミジュマルは続きを食べ始めたのであった。


一方その頃ーー

サトシ「中々引っかからないな」

メイ「やっぱりもう、ここにはいないんだよ」

サトシ「そうかもな...」

謎のポケモンを一目見たかったサトシは、ガックリと肩を落とす。

ドンジョージ「そう気を落とすなサトシ君!旅をしていれば何時か珍しいポケモンに巡り会えたりするさ!!」ベシッ

ドンジョージがサトシの背中に一発いれる。

サトシ「いて!!」ヒリヒリ

ドンジョージ「ハッハッハー!!」

バトルクラブにいた全員が、謎のポケモン探しを諦めようとしたその時ーー!!

メイ「あれ見て!!」ボソッ

メイが小声ながらも、興奮した様子で語りかける。

サトシ「ん?」

メイに言われ、サトシはメイの指さす方向を除くと...

「カブ!カブカブゥ...」ゴソゴソ

サトシ「あぁ!!あれだ!」

メイ「シィーー!!」

サトシが思わず大声を上げるので、メイはそれを制止する。

サトシ「ごめんごめん...」

ドンジョージ「あのポケモン...見覚えがあるような?」
 ▼ 64 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 20:11:25 ID:dqJcE/TY [4/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「あぁ!!」

メイ「えっ?!」

サトシが何かに気付いたようで、謎のポケモンに向かって走っていく。

メイ「あっ!!バカ!!」

「カブゥ?!」ビクッ

タッタッタッ

サトシが謎のポケモンに向かって駆け出した瞬間に、そのポケモンはその場から逃げ出してしまった。

メイ「何やったんのサトシ!!折角チャンスだったのに!!」

サトシ「待ってくれ!!」タッタッタッ

メイ「もぉー!!もっと慎重に行動してれば、走らなくてすんだのに!!サトシの甲斐性無し!!」タッタッタッ

メイもサトシを追って走り出す

サトシ「だってあのポケモンが大変なんだ!!」タッタッタッ

メイ「え?」

サトシとメイは謎のポケモンを追ってバトルクラブの敷地内を走り回った。

追われているポケモンもビクビクしながら、夢中で走り回る。

しかし、夢中になりすぎてしまい気がつけば行き止まりへ来ていた。

「カブ...」

サトシ「まってくれよ!!」

「カブ?!」ビクッ

メイ「あれ...?」

謎のポケモンに近づいてメイは気がついた。

メイ「ポカブじゃん」

サトシ「あのポケモン、ポカブっていうのか」

そう言いながらサトシはポカブに近づいていく。

ポカブ「カッカブゥ!!」

ポカブがサトシを睨みつけ、臨戦態勢へと入る。

サトシ「待ってくれ!!俺はキミのことを助けたいんだ!」

メイ「助ける?」

メイが首をかしげる。

メイ「あっ...!」
 ▼ 65 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 20:36:09 ID:dqJcE/TY [5/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ポカブはあちこち隠れ回ったせいだろうか、泥や砂埃で体は薄汚れ、さらに口の周りには、何故か縄が縛れていた。

そのせいで満足に食事出来なかったポカブの体は、かなり痩せ細っていた。

サトシ「ポケモンフーズの目の前で、中々手をつけずにモゴモゴしていたから、気になってよーく見たらあんなになってたんだ」

メイ「ひどい...」

ポカブ「カブゥ」

サトシ「今とってやるからな」グイッ

サトシがポカブを持ち上げ、口に絡みついた縄を引っ張って外す。

ポカブ「カブゥー♪」

邪魔だった縄が外れ、ポカブの口が自由になった。

サトシ「メイ、ポケモンフーズあるか?」

メイ「あるよ!」ハイッ

メイはさっきドンジョージから貰ったポケモンフーズをポケモンの前に差し出す。

ポカブ「カブゥー!!」ガブガブ

ポカブは、そのポケモンフーズを嬉しそうに食べ始めた。

メイ「この子すっごい痩せてる」

サトシ「あぁ...きっと縄が邪魔してずっと食べ物が食べれなかったんだと思う」

メイ「体が汚れて、痩せちゃってたからシルエットがブラッキーに見えてたんだね...」

サトシ「...」ピピッ

サトシが図鑑を開き、ポカブを検索する。

サトシ「本当だったらこれくらいの体型なんだな...」

サトシは図鑑のポカブと見比べて、目の前にいるポカブがどれほど危険な状況だったのかを痛感した。

メイ「もう少し発見が遅れてたら本当に危なかったよね」

サトシ「誰だよこんなびといことしたの!!!」

サト
 ▼ 66 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 21:08:21 ID:dqJcE/TY [6/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
途中送信すいません...

ドンジョージ「こんな所いたのかサトシ君」

サトシ「ドンジョージさん」

ドンジョージ「ん?そのポケモン...」

サトシ「ポカブです、口にロープが絡まって食事が出来ず痩せてしまってたようなんです」

ドンジョージ「なるほど...」

ドンジョージ「随分と体も汚れているようだから、バトルクラブにあるシャワールームで洗ってあげようか」

サトシ「俺がやります!」

ポカブ「カブ?」

食事の終わったポカブの体は、すっかり元通りの体型に戻っていた。

サトシ「よしっ!じゃあ、ポカブ俺と一緒にシャワー浴びに行こうぜ!」

ポカブ「カブ!!」

メイ「いーなー、私がポカブとシャワー入りたかった!!」

サトシ「早いもの勝ちだもんねー!」

サトシが無邪気に笑いながら、シャワールームへと向かっていった。

メイ「本当、ポケモンのことになるとあぁなんだから!」

ドンジョージ「ハッハッハー!!」

サトシがポカブをシャワールームへ連れて行っているよの頃...

ミジュマル「ミィ〜ジュ」ゲプッ

お腹いっぱいのミジュマルは、横になって眠っている。

そこへ...

ムサシ「見つからないわね〜例のポケモン」

ニャース「簡単に見つかるならとっくにジャリボーイ達が見つけてニャ」

コジロウ「だな」

ムサシ「あーあ、やんなっちゃうわよ!」

ムサシが、謎のポケモンを見つけられないイライラから近くにあったダンボールを蹴っ飛ばす。

すると中から気絶したピカチュウが出てきた。

ニャース「ニャンと?!!」

コジロウ「なんでこんな所にジャリボーイのピカチュウが?」

ムサシ「理由なんてどうだっていいのよ!早いとこ持って帰ってずらかりましょ!!」
 ▼ 67 ドキング@サイコシード 18/04/29 21:08:31 ID:cQuEtkfs NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 68 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 21:28:05 ID:dqJcE/TY [7/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシとポカブはシャワーからあがり、再びメイ達と合流していた。

メイ「すっかりキレイになったね!」

ポカブ「ガブガブゥ〜!」

サトシ「にしてもなんで縄何かに縛られてたんだろ?」

ドンジョージ「うーーむ...そのポカブ多分以前このバトルクラブに来たトレーナーのポカブだな」

サトシ「元々誰かよ手持ちだったのか」

ポカブ「カブゥ...」シュン...

ドンジョージ「そのポカブは、バトルに負けて元のトレーナーに捨てられてしまった...しかし、ポカブは捨てられても健気にそのトレーナーについて行こうとした」

ドンジョージ「だがそれをうっとおしく思ったのか、ポカブがこれ以上、ついてこれないように杭と縄でポカブを拘束していったんだ」

メイ「ひどい!!」

サトシ「ポケモンをなんだと思ってるんだ!!」

ドンジョージ「そのままそのトレーナーは行ってしまってな、縄を解いてやろうと近寄ったら、自力で縄を食いちぎりその場をさっていったんだ」

ドンジョージ「おそらくその時に縄が口に絡みついたんだろうな」

サトシ「色々大変だったんだな」ヨシヨシ

サトシがポケモンの頭を撫でる。

ポカブ「カブゥ〜♪」

そんなサトシ一行をコソコソとロケット団が横切ろうとしていた。

ムサシ「ぬきあし...」

コジロウ「さしあし...」

ニャース「しのびあしっとニャ...」

サトシ「そうだポカブ!」

ポカブ「ポカァ?」

サトシ「どうせなら俺たちと...」

サトシがポカブに何か言いかけたその時ーー!!

ミジュマル「ミジュミジュ!!」

サトシ「ミジュマル?」

ムサシ「ゲゲっ!!」

ピカチュウをこっそり持っていったロケット団に気がついたミジュマルが、大声を出してサトシ達にその事を伝える。

サトシ「お前達!!」

メイ「あの時と小悪党!!」
 ▼ 69 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 21:37:06 ID:dqJcE/TY [8/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ムサシ「お前達!!」

以下略

コジロウ「おい!一言しか言ってないぞ!!」

ニャース「ニャァァ!!」

ムサシ「どうしたのよ」

ニャース「あの時の娘ニャ!」

ニャースがメイを指さす。

メイ「ん?」

コジロウ「本当だ!!よくもあの時は、もうちょっとでピカチュウ強奪が上手くいきそうだったのに邪魔してくれたな!!」

ムサシ「あー!!森の中で出会ったあの巨乳ジャリガールね!」

メイ「キョッ?!///」

サトシ「ピカチュウをかえせ!!」

コジロウ「なにが返せだ!!ダンボールの下に隠して捨てたくせに!!」

サトシ「何言ってんだ!!」

ピカチュウ「ピカピー!!」

ピカチュウが対電気性のガラスケースに閉じ込められている。

ムサシ「よーーし!このまま帰るわよ!」ガチャッ

ロケット団は背中につけたジェット機を広げ、電源をオンにする。

サトシ「ミジュマルみずてっぽうだ!」

ミジュマル「ミジュマミッジュ!!」バシャャ

ミジュマルのみずてっぽうーー!!

ムサシ「効かないわよーだ!!」ウィーーン

ムサシがパラソル式のメカでみずてっぽうを防ぐーー

サトシ「くっ...!」

ポカブ「カブカブ!!」フンガー

サトシ「ポカブ...戦ってくれるのか?」

ポカブ「ポカブゥ!!」

サトシ「よし!!」

その間にもロケット団は、背中につけたジェット機で空へと飛んでいく...

 ▼ 70 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 21:45:55 ID:dqJcE/TY [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ポカブひのこ!!」

ポカブ「ポォォカァァブゥゥゥ!!!」バチチチチチチ

パラパラパラ

火の粉がガラスケースを握っていたコジロウの手に当たる。

コジロウ「あっちぃ!!」

火の粉の熱さで手が焼け、思わず握っていたガラスケースを放してしまう。

ムサシ、ニャース「「あっ!!!」」

コジロウ「しまったー!!」

ピカチュウがガラスケースごと落下していく...

サトシ「ピカチュウー!!」タッタッタッ

サトシがピカチュウの落下地点まで走っていく。

メイ「間に合わなーー」

サトシ「どっりゃぁぁぁ!!」ズサァァァ

サトシがスライディングをして、間一髪ピカチュウの入ったガラスケースをキャッチする。

メイ「やるぅ!!」

ムサシ「何やってのよ!!」

コジロウ「しょうがないだろ?!!」

サトシ「今出してやるからな...」ゴンッ

サトシが肘鉄でガラスケースをかちわる。

パリンッ

サトシ「よっしゃ!!」

ピカチュウ「ピカチュー!!」

ニャース「喧嘩してる場合じゃないのニャ...」

サトシ「ピカチュウ...10まんボルト!!!」

ピカチュウ「ピィッカッチュゥゥゥゥゥ!!!」ビリビリビリビリ

ピカチュウの渾身の10まんボルトがロケット団に命中ーー!!

ムサシ、コジロウ、ニャース「「「きにゃにゃにゃにゃにゃにゃーーーー!!!!」」」ポカァアァァンッ

ムサシ、コジロウ、ニャース「やーなかーんじぃー!!!」キランッ

サトシ「ふぅー」

ピカチュウ「ピカチュウゥ」
 ▼ 71 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 21:54:51 ID:dqJcE/TY [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ポカブ「カブカブ!!」

サトシ「ポカブありがとな!助かったぜ!」

ポカブ「カブゥー!」スリスリ

ポカブがさの膝に顔をスリスリと擦り合わせる。

サトシ「ハハッ!くすぐったいだろ!」

メイ「ねぇサトシ」

サトシ「ん?」

メイ「さっき...ロケット団が来る前にポカブに何か言いかけてたでしょ?」

サトシ「あっそうだ!」

ポカブ「ポカブ?」

サトシ「なぁポカブ!俺達と一緒に旅をしないか!」

ポカブ「カブゥ!!」

ポカブの瞳が輝き出す。

サトシ「俺さポカブのことすっけぇー気に入ったんだ!だから一緒に来てほしい!」

ポカブ「ポカブゥー!」コクンッ

ポカブがサトシの誘いに、嬉しそうに承諾する。

メイ「いいなーー、私もポカブ欲しかったなー」

ドンジョージ「ハッハッハー!!今回ポカブのことを一番気にかけていたのはサトシ君だ、ここで一番ゲットする資格があるのは彼にあったりする!」

メイ「まぁー、しょうがないかー」

サトシ「んじゃポカブいくぜ!」シュッ

ポカブ「カブ!!」

コンッ

コロンコロン...

クイッ...クイッ...クイッ...

ポォーーン

サトシ「ポカブ ゲットだぜ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュウー!!」

ドンジョージ「うむ!これにて、一件落着だったりする!!」

サトシ「ところでピカチュウ」

ピカチュウ「ピカ?」
 ▼ 72 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/29 22:01:04 ID:dqJcE/TY [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「なんでダンボールの下なんかにいたんだ?」

ピカチュウ「ピィーカ!」

ピカチュウ「ピカァッーー!ピカァッーー!ピカァッーー!」

ピカチュウがジェスチャーでその時、起こった出来事をサトシに説明する。

ピカチュウ「ピィーーカチュ」

サトシ「...?」

ピカチュウの一生懸命の身振り手振りも虚しくサトシには伝わらなかった。

ピカチュウ「ピィーカチュゥゥ!!」

サトシ「んん?」

サトシが首を傾げる。

ピカチュウ「ピカァーー!!!」

ミジュマル「ミジュマミッジュ...」ハァー

メイ「あっサトシ」

サトシ「ん?」

メイ「もう時間も遅いし、明日次の町へ向けて出発しよっか」

サトシ「あぁいいぜ!」

サトシ「..だったら!」

メイ「ん?」

サトシ「今日は夜までバトルクラブでバトルするぞー!!!」

ドンジョージ「うむ!!」

メイ「あーあ...やっぱりそうくるか...」

その日バトルクラブの開園時間、目一杯遊び尽くすサトシ一行であった。
 ▼ 73 dX3IS9Elqo 18/04/30 12:43:09 ID:zWaru4YI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ダヨー
 ▼ 74 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/30 20:01:03 ID:O8JukSYA NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ達は、サンヨウシティへ向かうため2番道路を進んでいるのであった。

サトシ「いや〜イッシュ地方に来て、新しくポケモンも沢山ゲットしたし!順調、順調!!」

ピカチュウ「ピカピッカ!」

メイ「私もポケモンゲットしたいな〜」

「ロコ!」

メイ「あれ?」

「ロコロコ!!」

サトシ「なんだこの声?」

「ロコォ!!」ザザァーー

地中の中から赤い淵のサングラスをかけたポケモンが飛び出してきた。

サトシ「あのポケモンは?」ピピッ

サトシ「メグロコっていうのか...」

メイ「何あの子!!サングラスつけて、いい味出してるよ!」

サトシ「味?」

メイ「あの悪そうな感じ!うん!ポケウッドのちょいワル役に適したポケモン欲しかったんだー!」

メグロコ「ロコォー!!」ギラッ

メグロコが牙をむきだしにサトシに噛み付くーー!

サトシ「あぶないっ!!」ヒョイ

ガキンッ

メグロコの噛み付くは空振りに終わるーー

サトシ「いきなりなにすんだよ!!」

メグロコ「ロッコ!」

メグロコが、牙をギラつかせてサトシを睨みつける。

するとそこへ...

ジュンサー「まちさーーい!!」

メグロコ「ロコ?」ズザザザザ

ジュンサーさんの声を聞き、バツが悪くなったのかメグロコはあなをほるで逃げていく。

ジュンサー「まったく...!!」

サトシ「ジュンサーさんさっきのポケモンは?」
 ▼ 75 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 09:04:13 ID:GEyCR4yM [1/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジュンサー「あのメグロコはね、ここら辺でトレーナーを見かけてはいきなり噛みつくっていう悪さをしてるのよ」ハァー

ジュンサーさんがため息混じりに説明する。

ジュンサー「噛みつかれて怪我したトレーナーも多くて、危ないからこうして捕まえようとしてるのよね」

メイ「そうなんだ...」

サトシ「なんで噛みつくんだろ?」

ピカチュウ「ピカー?」

ジュンサー「さぁーね...」

メイ「私の事は無視してサトシに噛みついていったね」

サトシ「そういえばそうだったな」

あの時、メイはサトシよりもメグロコに近い位置にいたのにも関わらず、目の前のメイは無視してサトシに噛みついていったのであった。

ジュンサー「そういえば、被害者は男性が多かったような...」

メイ「アレかな?ヤンキー的な"女には手を出さず男にはガン飛ばされたらとりあえず喧嘩する"みたいな?」

サトシ「なんだそれ?」

ジュンサー「とりあえず私はあのメグロコをどうにかするわ!あなた達気をつけてサンヨウシティに向かってね!」ブオォォォ

ジュンサーさんは、バイクを走らせサンヨウシティへと戻っていくのであった。

メイ「ゲットするのは無理そうかな」

サトシ「諦めるのか?」

メイ「う〜ん...諦めたくないな〜でもジュンサーさんもああ言ってたし、私が大丈夫でもサトシが危ないから急いでサンヨウシティに向かお!」

サトシ「俺は平気だぜ?ピカチュウ達もいるし!」

ピカチュウ「ピッピカチュー!!」

メイ「んーん、いいの」

サトシ「いや!ゲットしたいって思ったらゲットするのがトレーナーさ!例えどんなポケモンでもな!!」

メイ「えぇ?!」

サトシ「あのメグロコを探そうぜ!」

メイ「でもジュンサーさんが!」

サトシ「ジュンサーさんには悪いけど、無茶してでも狙ったポケモンを捕まえるのがトレーナーってもんだぜ!!」

ピカチュウ「ピカピカチュウ!!」

メイ「えぇー...」

サトシ「じゃあ俺、あっち探してくる!」タッタッタッ

そう言ってサトシは、草むらの奥へと姿を消していくのであった。
 ▼ 76 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 09:23:17 ID:GEyCR4yM [2/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「おーーい!メグロコ!!」

ピカチュウ「ピカピカ!」

サトシ「見つかんないなー」

そう言っているサトシであったが、まだ5分とも探していない。

メイ「まってよサトシ!!」タッタッタッ

メグロコを追うサトシの後を急いでメイが追いかけてきた。

メイ「もぉーー!勝手に先行かないでよ!」

サトシ「ごめんごめん」

ナハハと笑いながら、サトシは後頭部に手をあてる。

メイ「...なんでそこまでするの?」

サトシ「なにが?」

メイ「私のために、危険をおかしてメグロコを捕まえようとするなんて...」

サトシ「ん〜...旅に危険はつきものだし、それにメイの夢を叶える力になりたいしさ!」

メイ「サトシ.....ありがとね」

サトシ「いいって!!それより早いとこメグロコ見つけようぜ!」

メイ「うん!!」

サトシ「おーーいメグロコ!!」

メイ「出てきてー!!」

サトシとメイは、ひたすらメグロコを探していた。

かれこれ2時間は探していただろうか、しかしメグロコの気配すら見つけることができないでいる。

そんなサトシ達は、一人の青年と出くわす。

青年「君達メグロコを探しているのかい?」

サトシ「?はい」

青年はサトシ達のメグロコを呼ぶ声に反応し、話しかけたのであった。

青年「そっか...」

サトシ「あのメグロコの事知っているんですか?」

メイ「もしかして、あのメグロコのトレーナーさんですか?」

青年「いや、そういう訳ではないんだが彼とはちょっとした関わりがあってね」

サトシ「関わりですか?」

青年「あぁ」
 ▼ 77 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 10:33:15 ID:GEyCR4yM [3/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
青年「あのメグロコは、爺ちゃんが可愛がっていたポケモンなんだ...」

メイ「おじいさんが?」

青年「あぁ」

青年「厳格な人でね、自分にも人にもそして、ポケモンにも厳しい人だったよ」

メイ(だった...)

青年の言葉が過去形な意味を察したメイは、その事について触れないように心掛けた。

サトシ「そうなんだ」

青年「それはポケモンバトルでも同じで、あのメグロコは爺ちゃんに手厳しく鍛えられていたんだ」

青年「でも...爺ちゃんがいなくなって、必然的にメグロコの相手をする人もいなくなったん」

サトシ、メイ「「...」」

サトシとメイは、黙って話を聞くしかなかった。

青年の出す重苦しい雰囲気が、そうさせている。

もちろん、故意的に青年が雰囲気を重くしている訳ではないが、どうしてもそうなってしまう。

青年「それからしばらくは、周りのポケモンと鍛えあっていたんだけど、やっぱり爺ちゃんの修行に比べると物足りなく感じたんだろう...それからメグロコは旅のトレーナーに突っかかるようになんだ」

メイ「じゃあアレは怪我させたくて襲ってるんじゃなくて」

青年「うん、ただ強い人とバトルしたかっただけなんじゃないかな?」

サトシ「男ばっかり狙っていたのは?」

青年「まぁー爺ちゃんに鍛えられてたからね、"男イコール強い"みたいなのがメグロコの中にあったのかもしれない」

メイ「それで...」

青年「っと、まぁそれがメグロコが人を襲っている原因ってわけさ、僕がどうにかしてあげたいけど、バトルのことはからっきしで...」

青年「あっ、ちなみに僕は近くで温泉を経営しているミフネだ 宜しく!」

サトシ「俺はサトシ!で、こっちが相棒のピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!」

メイ「私はメイ!」

ミフネ「よろしく、サトシ君メイちゃん」

サトシ「ミフネさんはメグロコの居場所分かりますか?」

ミフネ「...バトルする気なのかい?」

サトシ「はい!!俺、結構色んなとこ旅しててバトルにはちょっと自信があるんです!だからメグロコと満足いくバトルができるかもって」

メイ「重度のバトル好きだしね〜」

ユフネ「フフッ、それは頼もしいな!それじゃ案内するよメグロコのいる所まで」
 ▼ 78 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 10:57:55 ID:GEyCR4yM [4/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ありがとございます!!」

三人はメグロコのいるところを目指して歩いていく。

ミフネ曰く、ここからそう遠くない所にメグロコの集団がいるようで、サトシ達を襲った赤い淵のサングラスをかけたメグロコはそこのリーダーをやっているようだ。

ミフネ「さぁーここだよ!!」

メイ「えっ?!ここって...」

サトシ達が連れてこられた場所は湯煙が充満し、さらに何処となく硫黄臭がたちこめる温泉地だった。

ミフネ「ここは、二番道路の端っこにある温泉で僕が経営している"スワンナ温泉"さ!」

メイ「えぇ?!!」

サトシ「じゃあ、メグロコがいる場所って...」

ミフネ「そう!メグロコ達はココの僕かま作った砂風呂によく潜っているんだ」

メイ「そうだったんだ...」

サトシ「ジュンサーさんに見つからなかったんですか?」

ミフネ「まぁ、砂風呂の中ではメグロコ達も悪さをしないからね、ジュンサーさんにはバレなかったんだ」

メイ「でも、なんかちょっと怖いな...」

ミフネ「砂風呂まで行こうか!」

サトシ「はい!!」

ほんの数分歩いた所に、灰色の砂が一面に広がった砂風呂が設営されていた。

少し手で砂を触ってみると、ほんのり暖かさを感じる。

メイ「なんか、いい感じの所かも〜」

サトシ「メグロコはどこですか?」

ミフネ「地中の奥深くに潜ってるんだろう...ちょっと待っててね」ガサゴソ

ミフネが担いでいたリュックの中から何かを手探りで探し始めた。

リュックからは、軍手、温度計、タオル諸々、小道具がはみ出している。

ミフネ「あぁー、あったあった!」

ミフネがリュックから取り出したのは小さなベルだ。

メイ「それで呼ぶんですか?」

ミフネ「うん、このベルの音は爺ちゃんとメグロコとの修行の合図だったんだ」リンリンッ

そう言って、ミフネはベルを鳴らす。

すると、ベルの音につられ、モコモコと砂が動き出し中からあのサングラスをかけたメグロコが飛び出してきた。

メグロコ「ロコォ!!」ザザァーー
 ▼ 79 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 16:52:05 ID:GEyCR4yM [5/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「きたなメグロコ!!」

メイ「ホントにやるの?」

サトシ「当たり前だぜ!!」

メグロコ「ロコォ!!」

メグロコがサングラス越しにサトシにガンをとばす。

サトシ「ポカブ キミに決めた!!」

ポカブ「カッブゥゥ!!」フンガー

メイ「ポカブでいくんだ...」

メグロコ「ロッコォォー!!」ギラッ

メグロコが牙を向けるーー

サトシ「ポカブたいあたりだ!」

ポカブ「カブゥ!!」ドタドタ

ポカブがメグロコに向かっていくーー

メグロコ「ロッコォ!」ガブリッ

ポカブ「カブゥッー!!」

メグロコのかみつくが、ポカブのたいあたりよりも先にきまるーー

ポカブ「カブゥー!カブゥー!」ジタバタ

ポカブは鼻先を噛みつかれた痛みで右往左往と走り回る!

メグロコ「ロコ」ガブガブ

サトシ「ひのこだ!!」

ポカブ「ポォォカァァブゥゥゥ!!!」バチチチチチチ

メグロコ「ロッコォッ?!!」ガバッ

メグロコの口の中にひのこが舞うーー!!

メグロコ「ロコォー!」

思わずメグロコはポカブから口を離すーー

サトシ「たいあたり!!」

ポカブ「カブゥー!!」ドシンッ

メグロコ「ロコォッー!!」

ポカブのたいあたりがメグロコの腹部を殴打ーー!!
 ▼ 80 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 17:02:40 ID:GEyCR4yM [6/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
メグロコ「ロッコォォー!!」ズサァァァ

たいあたりの衝撃で数メートル先へ飛ばされるーー

メグロコ「ロコ!!」ズザザザザ

メグロコのあなをほるーー

サトシ「ポカブ耳を使え!!メグロコが穴から出るタイミングを測るんだ!」

ポカブ「カブ!!」ピーーン

ポカブが耳を立て、メグロコの居場所を聴覚で探すーー

ズザザザ...

ポカブ「ポカブゥー!」

サトシ「見つけたな!メグロコが穴から出る瞬間にジャンプだ!!」

ポカブ「カッブ!!」

......

ザザッ

ポカブ「カッブゥゥ!!」ピョーン

メグロコ「ロッコォ!!」ザザァーー

メグロコのあなをほるーー

メグロコ「ロコォ?!!」スカッ

サトシ「今だひのこ!!」

メグロコ「ロコロコォ!!」ズザザザザ

メグロコが穴の中へ隠れるーー

サトシ「穴へ潜れ!!」

ポカブ「カブカブー!!」ヒュポンッ

ポカブがメグロコの開けた穴へとダイブーー!!

ポカブ「ポォォカァァブゥゥゥ!!!」バチチチチチチ

穴の中からポカブのひのこが炸裂ーー!!

メグロコ「ロコロコォォッーー!!」メラメラ

堪らずメグロコが穴から飛び出すーー!!

メグロコ「ロコ!」ズザザザザ

再びメグロコのあなをほるーー

 ▼ 81 ーテリー@すごそうないし 18/05/01 17:10:36 ID:E485hcKI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 82 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 18:13:11 ID:GEyCR4yM [7/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ポカブ穴の中から出るんだ!!」

メグロコ「ロッコォォー!!」ザザァーー

ボコォ

ポカブ「カッブゥッー!!」

あなをほるで地中のポカブに一撃ーー!!

その衝撃でポカブが地中から飛び出すーー

メイ「やっぱりあのメグロコ強い!」

ミフネ「うん、爺ちゃんにかなり鍛え込まれたからね」

サトシ「大丈夫か?」

ポカブ「カブー!」

サトシ「いくぜポカブ!!たいあたり!」

ポカブ「ポカポカ!」ドタドタ

ポカブがメグロコ向かって一直線に走るーー

メグロコ「ロコォ!」ギラッ

メグロコが牙を剥き出し、迎え撃つーー

サトシ「いっけぇぇ!!!」

ポカブ「カッブゥゥ!!」

メグロコ「ロッコォォー!!」

ダンッ ガブゥッ

二匹の技が交差するーー!!

ポカブ「...」

メグロコ「...」

ドサッ

メイ「!!」

ポカブ「カァアァアァブゥ」グルグル

メグロコ「ロコォォ...」グルグル

死闘のすえ、二匹は共にダウン...

勝負は引き分けに終わった。

サトシ「よく頑張ってくれたなポカブ」

ポカブ「ポカァ...」

ミフネ「とりあえず二匹を休ませよう、湯治の湯があるから、かるく手当してそこへ浸からせよう!」
 ▼ 83 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 18:24:27 ID:GEyCR4yM [8/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「はい!!!」

ーーーー
ーーー
ーー

サトシ「ふぅ〜...いい湯だぜ」

ピカチュウ「ビィーーカ」

身体にタオルを巻いて、サトシは湯船に浸かり旅の疲れを癒している。

ミジュマル「ミ〜ジュ」

ミジュマルもプカプカ背中をつけながら浮かんでいる。

メイ「本当にいいお湯よね〜」

メイもサトシ同様、身体にタオルを巻き付け湯に浸かる。

ポカブ「ポカブゥ...」

傷だらけだったポカブも、メイの手当てと湯治の湯の効力ですっかり傷も癒えていた。

サトシ「たまにはこうした温泉もいいよな〜」

メイ「そうね〜」

サトシ「そういえばメイ」

メイ「ん?」

サトシ「メグロコ ゲットするんだろ?」

メイ「ん〜〜...そのことなんだけどね?やっぱりやめにする」

サトシ「えぇ?!」

メイ「私はバトルよりもポケウッド優先だからね〜」

メイ「あのメグロコバトル好きみたいだし...私がゲットするのはなんか違う気がして」

サトシ「そっか」

ピカチュウ「ピィ〜カ〜」

メイ「うん!だからちょいワルポケモンはまた今度捕まえるよ!サトシが折角頑張ってくれたのにごめんね?」

サトシ「いいって!!それより、いいポケモンが見つかるといいな!」

メイ「うん!!」

サトシ「ってアレ?メグロコは...」

サトシがどこを見渡してもメグロコがいない事に気付く。

メイに治療してもらっている時はいたはずだが、いつの間にか消えていた。

ミフネ「メグロコなら武者修行の旅にでたよ」
 ▼ 84 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 18:31:27 ID:GEyCR4yM [9/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ミフネさん!」

ミフネ「メイちゃんに治療されて、目が覚めた後で何処かへ行ってしまったんだ」

メイ「また誰かを襲う気じゃ...」

ミフネ「ん〜...それはないんじゃないかな?」

サトシ「どうしてですか?」

ミフネ「なんとなくなんだけどね、ポカブと引き分けて目標がハッキリしたんじゃないかな?」

サトシ「目標...ですか?」

ミフネ「うん」

ミフネ「もっと自分を高めるために、今までのガムシャラに相手に立ち向かっていくんじゃなくて、ちゃんとした修行をしに旅立った」

ミフネ「そんな感じがするんだ...勘だけどね」

メイ「そっか...旅をしてたらまた出会うのかな?」

サトシ「きっとまた会うさ!その時はポカブ、今度は勝とうぜ!!」

ポカブ「カブゥ!!」


その後サトシ達は、ミフネにサンヨウシティまでの近道を教えてもらい、温泉地を後にするのであった...
 ▼ 85 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 18:59:59 ID:GEyCR4yM [10/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシとメイは、ミフネに教えられた道を進み夕方にはサンヨウシティへと辿り着いているのであった。

サトシ「よっしゃだぁぁ!!バトルするぜ!」

メイ「サトシ興奮しすぎ!!」

サトシ「この町にはジムがあるんだろ?!もう待ちきれなくて!!」

ピカチュウ「ピカチュ!!」

メイ「はぁー...」

サトシ「...ジムってどこだ?」

メイ「広い町だからねー、ってもうこんな時間だけど今日挑戦するの?」

サトシ「勿論!!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」

メイ「あー...やっぱり」

サトシ達が町中でジムを探していると...

サトシ「あれ?」

シューティー「ん?」

ばったりと、シューティーに出くわした。

シューティー「サトシ」

サトシ「シューティー!!」

シューティー「君もこの町に来たんだね」

サトシ「あぁ!!ところでシューティー」

シューティー「ん?」

サトシ「ジム戦どうだったんだ?」

シューティー「それならバッチリさ!」カチッ

バッジケースを開くと、サンヨウシティのジムに勝った証の"トライバッジ"がしっかりと飾られていた。

サトシ「うおぉぉー!!すげーじゃん!」

ピカチュウ「ピカチュウ!」

シューティー「これくらいならね、あのバトル仕様ならサトシだと楽勝かもね」

サトシ「ん?」

シューティー「ところでサトシ、バトルクラブにいた謎のポケモンは見つかったのかい?」

サトシ「あぁ!!紹介するぜ!出てこいポカブ!」

ポカブ「カブゥー!!」
 ▼ 86 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 19:12:11 ID:GEyCR4yM [11/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
シューティー「ポカブが謎のポケモンだったのか...」

サトシ「あぁ...」

サトシはシューティーにポカブについての全てを話した。

ポカブが捨てられたこと、縄と杭で拘束されたこと、その縄が口に絡まりろくに餌が食べられず痩せたこと...サトシの知るポカブについてをシューティーに伝えた。

その話を聞いたシューティーの顔色が変わる。

シューティー「そんな酷い奴が...!」

声を荒立てている様子はないが、そのトーンは重く、怒りが込められているのが伝わる。

メイ「ひどいでしょ?」

シューティー「あぁ、同じトレーナーとして信じられないな...サトシに拾われて良かったねそのポカブ」

サトシ「なんか照れるな...」

メイ「って早くしないとシム閉まっちゃうよ?」

サトシ「あっ本当だ?!シューティー又な!!」

シューティー「ジムはこの先をまっすぐ行った所にある!頑張れよサトシ!!」

サトシ「あぁ!サンキュー!!」タッタッタッ

サトシとメイは、サンヨウシティを走りジムへと急ぐ。

ポケモンセンターを過ぎーー

民家を過ぎーー

カフェを過ぎーー

レストランをーー...

メイ「わぁぁ!!ストップストップ!!」キキィ~

サトシ「どうしたんだよメイ?」

メイ「ココだよ!」

サトシ「え?」

メイ「ここがサンヨウジムだよ!」

メイが指さした先には、サンヨウレストランと記された看板が建てられていた。

サトシ「ここレストランじゃないか?」

メイ「そう!レストランなんだよ!」

サトシ「え?」

 ▼ 87 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 19:22:43 ID:GEyCR4yM [12/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「なんと!サンヨウジムはサンヨウレストランと併合されているんだよ!」

サトシ「そうなのか?!」

メイ「そっ!ここのオーナーの三兄弟がジムのジムリーダーも兼任してるんだ〜」

サトシ「よっしゃ!!」

サトシがサンヨウレストランの扉の前に立つ。

そして...

サトシ「たのもぉーー!!!!」

扉を思い切り開き、大声で叫ぶ。

メイ「ちょっとサトシ!!」

メイがサトシを止めようとするも、後の祭りだ。

サトシはレストランの入り口に堂々と立ち尽くし、ジムリーダーにバトルを挑んだつもりでいた。

サトシ「アレ...?」

しかし、いざ扉を開くと家族連れやカップル他、様々な人たちが静かに食事を楽しむ風景が広がっていた。

メイ「だから言ったでしょレストランと併合してるって!!」

食事をしていた全員がサトシの方へと視線を集める。

サトシ「アッ...アハハハハハッ!!」

思わず笑って誤魔化す。

サトシ「失礼しましたー...」

サトシがドアノブに手をかけ、扉を閉めてサンヨウレストランから立ち去ろうとすると...

「お待ち下さい!!」

どこからともなく声が聞こえてきた。

サトシ、メイ「「?!!」」

「あなた達ジムの挑戦者ですね?」

サトシ「誰だ?!」

コーン「私はコーン、ここサンヨウレストランのジムリーダー兼オーナーをしている者です」

サトシ「俺はサトシ!で、こっちが相棒のピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!!」

メイ「メイです」

サトシ「あの...さっきはレストランで思い切り大声を出してすいませんでした...」

コーン「構いませんよ、ジムバトルに意気込んだトレーナーがよく同じことをしますから、うちもジムとレストランを併用している以上それは覚悟の元ですので」
 ▼ 88 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 19:37:25 ID:GEyCR4yM [13/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
「おっ挑戦者か?」

「美味しいお料理を食べながらジムリーダー様のバトルが拝めるのね!」

「どこまでやってくれるかな〜あの挑戦者は」

サトシ「アレ?」

サトシは、食事のしている人達の邪魔してしまったと思っていたが、周りは予想外の反応で盛り上がっている。

コーン「このレストランはバトルを眺めながらバトルできる...それがウリでもあるのです」

サトシ「へぇ〜」

メイ「一石二鳥ってヤツね!」

コーン「ところでサトシ様、誰とのバトルをご所望ですか?」

サトシ「誰と...?」

コーン「はい、このジムバトルは...」

「三人いるジムリーダーの中から誰かひとりを選んでバトル出来るんだぜ!」

コーンがそこまで言うと、途中で誰かがそれを遮るように語り始める。

コーン「ポッド...また人の話を遮って...」

ポッド「へッへッへー」

サトシ「三人もジムリーダーがいるんですか?!」

「そうさ!!」

また誰か違う声が聞こえる。

デント「僕はデント!くさタイプ使いさ!」

コーン「私はみずタイプの使い手」

ポッド「俺はほのおタイプを得意としている!」

デント「こんな感じでそれぞれ三人ともバラバラのタイプを得意としててね、君がバトルしたいと思った人と対決できる仕組みってわけさ!」

メイ(あっ、だからシューティーは「サトシだと楽勝」って言ったんだ!相性のいいタイプのジムリーダーとバトル出来るから!)

サトシ「ん〜〜誰にしようかな〜...」

メイ(サトシの手持ちはでんきタイプとみずタイプとほのおタイプとひこうタイプ...だったらくさタイプ使いのデントさんが一番有利なのかな?ほのおタイプとひこうタイプがいるし)

サトシ「決めた!!三人とバトルする!!」

ポッド「え?」

コーン「え?」

メイ「え?」

「え?」

その場にいた全員が思わず声を詰まらせた。
 ▼ 89 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 19:51:00 ID:GEyCR4yM [14/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
デント「これは面白いテイスティングだね!」

コーン「一人にでも勝利すればそれでOKなのに、まさかわざわざ三人とバトルしたいだなんて...」

ポッド「そのガッツ気に入ったぜ!!」

メイ「あぁ〜もう!!本っ当にバトル好きなんだから!!!」

デント「よし!それじゃチャレンジャーの意気込みに答えて、こうしよう!」

デント「サトシは僕達三人とそれぞれ1対1のバトルを行う!そして、勝ち星の多い方が勝者!それでいいかい?」

サトシ「はい!!」

ピカチュウ「ピッカチュー!!」

メイ「あーあ、なんで自分から難しい挑戦にしちゃうかなー」

サトシ「だってその方が面白いじゃん!!」

サトシが嬉しそうに笑いながら、話す。

ポッド「いいね、いいね!それじゃまずは俺からだ!」

ポッドがそう言うとレストランの奥の壁がカバっと開き、その中からバトルフィールドが顔を出す。

サトシ「すっげぇー!!」

デント「キミは見るだけかい?」

メイに訊ねる。

メイ「はい...」

デント「だったら、あの少年がバトルしている間、暇だろうか何か料理を出すよ」

メイ「いいんですか?!」

デント「チャレンジャーの付き添い人には、サービスをしないとね!」

そう言ってデントは、他のスタッフに料理を出すように命じた。

そのままデントは、ジム戦の審判を務める。

デント「それでは、チャレンジャーサトシのバトルを開始する!手持ちポケモンは1体のみ!先に戦闘不能になった方の負けとする!先攻はサトシ!!」

メイ「相手はほのおタイプ使い...ここはミジュマルよね!」

サトシ「いっけーポカブ!キミに決めた!!」

メイ「なんで?!!」

サトシ「ほのおタイプには、ほのおタイプだぜ!!」

メイ「なによそれ!!」

ポッド「相変わらず熱いヤツだぜ!いくぜバオップ!」

バオップ「バオ!」
 ▼ 90 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 20:35:45 ID:GEyCR4yM [15/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
デント「それではバトル開始っー!!」

デントの合図でサトシが動くーー!

サトシ「ひのこだ!」

ポカブ「ポカブゥゥゥ!!」バチチチチチチ

パラパラパラ

バオップ「ップゥー!!」

ひのこがバオップに命中ーー

バオップ「バオップ!」

しかし、バオップは少しもこたえていないーー

メイ「ひのこじゃ火力不足だよ...」

ポッド「サトシ!!お前の炎はそんなもんかよ!!バオップ やきつくす!」

バオップ「オゥップー!!!」ボォォォ

サトシ「かわせ!!」

ポカブ「カブゥー!」ピョーン

スカッ

ポッド「避けたかっ!」

サトシ「ひのこだ!」

ポカブ「ポォォカッブゥゥ!!」バチチチチチチ

ポッド「焼き払え!やきつくす!」

バオップ「オゥップー!!!」ボォォォ

メラメラァァ

ひのこをやきつくすが一掃ーー!!

ポッド「みだれひっかき!」

バオップ「バオォ!」ギランッ

バオップが爪を立てるーー

サトシ「フルパワーでたいあたりだ!」

ポカブ「ポカァァー!!」ドタドタ

ボコォ

ポカブのたいあたりがバオップに直撃ーー!!

バオップ「オオップッ!!」
 ▼ 91 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 20:58:42 ID:GEyCR4yM [16/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
デント「なんとも力強いテイストだね」

コーン「火力はバオップが、パワーはポカブが勝っています」

デント「この勝負...分からないね」

ポッド「やるなぁ!サトシ!!」

サトシ「まだまだこんなもんじゃないですよ!」

ポカブ「カブゥゥゥゥ!!!」フンガー

ポッド「じゃないと、困るぜ!バオップ やきつくす!」

バオップ「バオォプ!!」メラメラァァ

サトシ「かわせ!」

ポカブ「カブゥ!」ヒョイ

やきつくすをかわしたポカブの目の前にーー!!

バオップ「オップ!!」バッ

ポカブ「カブ?!」

ポッド「ほのおのパンチ!」

バオップ「バオォォプ!!」ボコォッ

ポカブの頬にほのおのパンチがクリーンヒットーー!!

ポカブ「カッブゥゥッ!!」ズサァァァ

サトシ「強い...!!」

ポカブが地面に倒れこむーー

ポッド「かみつく!」

バオップ「バォォー!」アングリ

バオップが大きく口を開くーー

サトシ「ひのこ!」

ポカブ「カッブゥゥゥゥ!!」バチチチチチチ

ポカブは伏せた状態のままひのこを放つーー!!

パラパラパラ

バオップ「オォォプ!」

しかし、バオップはひのこの中を構わず進むーー

ポッド「いけ!」

ガブリッ
 ▼ 92 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 21:09:21 ID:GEyCR4yM [17/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
ポカブ「ポカァァッー!!」

ポカブの頭に激痛がはしるーー!!

サトシ「ポカブ!!」

ポッド「そのまま投げ飛ばせ!」

バオップ「バォォプ!!」ガシッ

バオップが噛んだままポカブを持ち上げるーー

バオップ「バァァァオォ!!」ポーーイ

ヒューーーーン

ドカァァァンッ

ポカブが投げ飛ばされ、バトルフィールドにはえた岩に衝突ーー!!

ポカブ「ポカブゥゥッー!!」

メイ「ポカブ...今のは結構効くよね...」

メイが用意された料理そっちのけで、サトシのバトルに釘付けになっている。

サトシ「まだやれるか?」

ポカブ「カッ...カブゥゥ!!」ヨロッ

よろめきながらも立ち上がるーー

サトシ「たいあたりだ!」

ポカブ「ポッカァァ!!」ドタドタ

ポッド「かわせ!」

バオップ「バオ!」ヒョイ

サトシ「もう一度!!」

ポカブ「カブゥー!」

バオップ「バオー」ヒョイ

サトシ「まだまだ!」

ひのこが決め手とならないこの状況で、頼れるのは"たいあたり"のみ...

しかし、何度もたいあたりを指示するも疲れきったポカブの動きは鈍り、容易に避けられてしまうーー

サトシ「どうすればいいんだ...」

ポカブ「カブゥー...」

ポッド「万策尽きたか?だったらこっちから行くぜ!ほのおのパンチ!」

バオップ「バオォップ!!」バチッ
 ▼ 93 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 21:20:04 ID:GEyCR4yM [18/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
バオップは拳に炎をやどしながら、ポカブに駆け寄るーー

サトシ「たいあーー」

サトシが"たいあたり"を指示しかけた、その時...!!

ポカブ「ポッカポッカポッカポッカ...」ドシドシドシドシ

ポカブが地面を踏み鳴らすーー

ポッド「これは...!」

ポカブ「ポカブゥゥゥー!!」メラァァァ

ポカブは自身の体を発火させ、炎に覆われながらバオップに突進していくーー!!

バオップ「バオ??!」

ポカブの突然の反撃に、バオップの反応が遅れるー!!

ポカブ「ポカブゥゥゥ!!」ドタドタ

ボコォッ

バオップ「バァァァオッ!!」

ポッド「土壇場でニトロチャージを習得しやがった!!」

サトシ「ニトロチャージ?」ピピッ

サトシは図鑑を開き、技の確認をする。

サトシ「そうか!ニトロチャージは使えば使うほどスピードが上がる技なのか!!」

メイ「すごい!!すごいよポカブ!!」

デント「勝ちたいと思うトレーナーの気持ちにポケモンが答えた...うん、いいコンビだよサトシとポカブ」

ポッド「いいじゃん!いいじゃんサトシ!バトルはそうこなくっちゃな!」

バオップ「オォォップ!!」

サトシ「折角の新技だ!どんどん攻めるぜ!」

ポカブ「ポッカァ!」

サトシ「ニトロチャージ!!」

ポカブ「ポカブゥゥゥ」メラァァァ

ポッド「ガードだ!!」

バオップ「バオップ!」ガシ

バオップが腕をクロスさせ、防御の構えをとるーー
 ▼ 94 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/01 21:35:24 ID:GEyCR4yM [19/19] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボコォォォォッ!!

ポカブ「カブゥー!!」ギリリ

ポカブは歯を食いしばりながら攻めーー

バオップ「バオォ!!」グググ

バオップはそれを必死に抑え込むーー

デント「二匹とも満身創痍...どうなる?」ゴクリ

サトシ「負けるなポカブ!!」

ポッド「踏ん張れバオップ!!」

ポカブ「カブブゥゥ...!!」

バオップ「オォップ!!」

ズズッ

少しずつバオップが押されていくーー

サトシ(いけるー!!)

ポッド「一瞬の油断が命取りだぜ!」

サトシ「え?!」

ポッド「ほのおのパンチ!!」

バオップ「バオォップ!!」バチッ

バオップは片腕でポカブの猛攻を受けるーー

メイ「うそっ!!片腕で耐えてる?!」

自由になった腕を使い、ほのおのパンチをポカブの脳天に一発決め込むーー!!

バオップ「バオォップ!!」

ボコォン

ポカブ「カッブゥゥッー!!」

サトシ「ポカブーー!!!」

ポカブ「カッブゥ...」ドサッ

ポカブ「カブゥウゥウゥ」グルグル

サトシの一瞬の油断と、新技習得による浮かれが敗北を招いた...

デント「ポカブ戦闘不能!バオップの勝ち!よって勝者ポッド!!」

ポッド「ヘヘッ!やったぜ!」

バオップ「オオップ♪」
 ▼ 95 シデ@たんけんこころえ 18/05/01 21:46:02 ID:N0se6Qek NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 96 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/02 19:46:38 ID:AmC./oDU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ごめんなポカブ...」

ポカブ「カブ...」

サトシ「ゆっくり休んでてくれ、絶対勝手みせるからな!」ピチュン

ポカブ「カブ...!」

ポッド「いいバトルだったぜサトシ!!最後に気が抜けたのは残念だったが、おまえの熱い気持ちはちゃんと響いたぜ!!」

サトシ「ありがとうございます!!」

デント「それじゃ次は...」

コーン「私がいきましょう!」

メイ「次はコーンさんか...」アムアム

一区切りついたところで、メイは出されていた料理に手をつけ始めた。

メイ「コーンさんはみずタイプつかいだから、普通はでんきタイプのピカチュウで挑むけど...」

サトシ「ミジュマル キミに決めた!!」パァーーン

ミジュマル「ミィージュ!!」

メイ「やっぱり...!!」

コーン「相変わらずおかしな人ですね...それではヒヤップ参りましょう!!」

ヒヤップ「ヒヤァープ!」

サトシ「ヒヤップか...」ピピッ

ミジュマル「ミジュミジュ」

デント「それでは、バトル開始っ!!」

サトシ「いくぜミジュマル シェルブレード!」

ミジュマル「ミジュマ!!」シャキン

コーン「チャームボイスです!」

ヒヤップ「ヒヤァァァァプ!」~♪♪♪

音の衝撃波がミジュマルに襲うーー!!

ドォォンッ

ミジュマル「ミジュマァッー!!」

サトシ「遠距離で攻めてきたか...!!」

サトシ「だったらこっちもだ!みずてっぽう!!」

ミジュマル「ミジュー!!」バシャァァ
 ▼ 97 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/02 20:32:33 ID:4LEH2vYM [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
コーン「ねっとうです!」

ヒヤップ「ヒヤァップ!!」バシャァァ

バシャャャン

みずてっぽうとねっとうが衝突ーー!!

サトシ「互角か...!」

コーン「接近してください!」

ヒヤップ「ヤップ!」タッタッタッ

サトシ「来るぞミジュマル!!」

ミジュマル「ミジュウ!!」

コーン「れいとうパンチです!」

ヒヤップ「ヒヤァプ!!」カチコチ

ヒヤップが手を凍らせるーー!!

サトシ「せいなるつるぎ!!」

ミジュマル「ミジュウゥゥ!!」ジャキィィン

ミジュマルが巨大な斬馬刀型の"せいなるつるぎ"を振りかざすーー!!

コーン「そのような技を?!」

ミジュマル「ミジュ!!!」

リーチで勝るミジュマルの攻撃がヒヤップをとらえるーー!!

ヒヤップ「ヤップ?!」

サトシ「振りおろせ!!」

ミジュマル「ミッジュゥゥ!!」

ズドォォン

"せいなるつるぎ"がヒヤップを一刀ーー!!

ヒヤップ「ヤァァプゥッ!!」

コーン「なんと破壊力のある一撃っ!!」

メイ「普段はお調子者のくせに、バトルなるとカッコイイよね〜ミジュマルは!」

サトシ「ナイスだぜミジュマル!」

ミジュマル「ミジュ!」

コーン「やりますね...!」

ヒヤップ「ヒャップ!」
 ▼ 98 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/02 20:43:21 ID:4LEH2vYM [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
コーン「ですが勝負はここからです!」

サトシ「もちろんです!」

コーン「したでなめる攻撃!」

ヒヤップ「ヒヤァ!」ベロン

サトシ「ホタチでガード!」

ミジュマル「ミジュ!」バッ

キンッ

ヒヤップの舌をホタチでガードーー

コーン「見えました...ミジュマルの攻略法!!」

ミジュマル「ミジュマ?!」

コーン「まずはねっとう!!」

ヒヤップ「ヒヤッフゥゥー!!」バシャァァ

サトシ「シェルブレードでねっとうを切るんだ!」

ミジュマル「ミジュ!!」シャキン

バスゥゥンッ

ミジュマルがねっとうを両断ーー!!

メイ「うっそ?!技を切った!!」

デント「なんてクレイジーなテイストなんだ!!」

コーン「なかなかやりますね...ですが確信しました!!」

ヒヤップ「ヒヤァ」ベロン

サトシ「ガードだ!」

ミジュマル「ミジュ!」バッ

ミジュマルがホタチを盾にーー

コーン「狙い通りですね...!」

コーンが不敵に笑う。

コーン「ベロをホタチに巻き付けて下さい!」

ヒヤップ「ヒヤァ〜」グルン

ヒヤップの舌がホタチに絡みつくーー!!

ミジュマル「ミジュ?!」

サトシ「やばいっ!!」
 ▼ 99 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/02 20:58:53 ID:4LEH2vYM [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
コーン「ホタチを奪ってください!」

ヒヤップ「ヒャーップ!」ババッ

ヒヤップがミジュマルのホタチを奪うーー!!

ミジュマル「ミジュミジュ?!!」アワアワ

サトシ「落ち着けミジュマル!!」

メイ「まずいよ...あの時と同じだ」

メイは、シューティー戦での出来事を思い出す。

ツタージャにホタチを弾かれ、慌てふためいたミジュマルがそのまま負けてしまったことを...

メイ「早めに何とかしないとだよ、サトシ...!」

ミジュマル「ミィィジュ!ミジュマ!!!」アワアワ

サトシ「ミジュマル落ち着け!!」

デント「これは、バットテイストだね...ホタチが無くなっただけであぁも心を乱すなんて...」

コーン「予想以上の効果ですね...」

ヒヤップ「ヤップヤップ」

コーン「この隙を利用させて頂きます!ヒヤップれいとうパンチ!」

ヒヤップ「ヒヤー!」カチコチ

サトシ「ミジュマルきてるぞ!!」

ミジュマル「ミジュ?!ミジュミジュ!!」キョロキョロ

サトシの声も届かず、ホタチの在り処をキョロキョロ探すーー

ミジュマル「ミジュ」ハッ

ミジュマルが迫ってくる敵に気付くがーー

ボコォン

ミジュマル「ミジュゥゥッー!!」

時既に遅く、ミジュマルの顔面に"れいとうパンチ"がクリーンヒットーー!!

コーン「畳み掛けるのです!」

ヒヤップ「ヒヤップ!ヤップ!ヤッププ!!」シュッシュッシュッ

ヒヤップの"れいとうパンチ"の連打ーー!!

ボコボコボコォン

ミジュマル「ミイッジュゥゥッー!!」

メイ「あぁっー!!ミジュマルがフルボッコだよっ!」
 ▼ 100 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/02 21:13:44 ID:4LEH2vYM [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミジュマル「ミィッミジュウ...」

ヒヤップの"れいとうパンチ"の雨が打ち終わるも、ミジュマルは疲れ果てている。

サトシ「ミジュマルやれるな?」

ミジュマル「ミジュ...」

体力的にはまだ戦える...が、ホタチ無しでどうやって戦えばいいか分からない。

ミジュマル「ミジュマァ...」

ホタチ無しでバトルなど出来ない...

ミジュマルは完全に敵に萎縮してしまっていた。

ポッド「戦意喪失だな、ありゃ」

デント「うん...残念だけどここまでだね」

コーン「それでは留めといきますよ」

ヒヤップ「ヤップ!」

ミジュマル「ミジュ...」ガクガク

ミジュマルの動揺は恐怖に変わっている。

ミジュマル「ミジュー!!」タッタッタッ

ミジュマルは敵に背を向け逃げ出すーー

サトシ「ミジュマル?!」

メイ「ありゃりゃ...」

ミジュマル「ミジュミジュ...」コソッ

ミジュマルは岩陰に身を潜める。

ポッド「逃げても勝てねーのにな」

コーン「ヒヤップ追い詰めて下さい」

ヒヤップ「ヒヤァ!!」

ヒヤップがミジュマルに迫るーー

ミジュマル「ミジュミジュ...」ガクブル

迫るヒヤップにミジュマルが怯えるーー

ヒヤップ「ヒヤァ」

ヒヤップは一歩...また一歩とミジュマルに近づいていくーー

コーン「れいとうパンチ...!!」

ヒヤップ「ヤップ!!」カチコチ
 ▼ 101 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/02 21:27:37 ID:4LEH2vYM [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヒヤップは手を凍らせ、留めをさす準備を整えるーー

ミジュマル「ミジュマ!!」ギュッ

恐怖のあまりミジュマルの目を瞑ってしまうーー!!

すると..

サトシ「しっかりするんだミジュマル!!!」

バトルフィールド全体...いや、レストラン全体にまでサトシの叫び響き渡る。

その叫びは、一瞬ヒヤップの足も止めるほどだった...

サトシ「強くなりたいんだろミジュマル!!」

ミジュマル「ミジュ...」

サトシ「だから俺に着いてきたんだろ!!」

サトシ「だったら怯えてないで戦うんだ!大丈夫、ミジュマルならやれる!!」

ミジュマル「ミジュマァ...」

"でもホタチ無しじゃ..."ミジュマルはそんな顔をしている。

サトシ「ホタチが無くても戦えるようにならないと本当の意味で強く離れないぜミジュマル」

ミジュマル「ミジュマ」

ミジュマルがサトシを見つめる。

サトシ「安心しろ!!」

サトシ「ホタチが無くても俺がいる!!!」

ミジュマル「ミジュ!!」ハッ

サトシのその一言は、ミジュマルの心の中にストンと、入ってくる。

"1人じゃない"そう思わせてくれたサトシの一言で、ミジュマルは覚醒する!!

ミジュマル「ミジュウ!!」

ミジュマルの目の色が変わるーー!!

コーン「ほう...」

デント「サトシの一言で、ミジュマルの心にまた炎が宿った..」

コーン「しかし時既に遅しです!」

ヒヤップ「ヒヤップゥ!!」

ヒヤップが"れいとうパンチ"をミジュマルに向けるーー!!

サトシ「地面に向かってみずてっぽう!!」

ミジュマル「ミジュゥゥ!!」バシャァァ
 ▼ 102 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/02 21:45:15 ID:4LEH2vYM [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
"みずてっぽう"の勢いを利用し、ジェット噴射の如くミジュマルがその場から勢いよく離れるーー!!

ヒヤップ「ヤップ?!」スカッ

コーン「そうきましたか...!!」

サトシ「連続でみずてっぽう!」

ミジュマル「ミジュ!ミジュ!ミジュゥゥ!!」バシャッバシャッバシャァァ

コーン「避けて下さい!!」

ヒヤップ「ヒヤーープ!」ヒョイヒョイヒョイ

ヒヤップは軽々と"みずてっぽう"をかわすーー!!

しかし!!

ミジュマル「ミッジュゥゥ!!」バシャァァ

その中の一つがヒヤップの尻尾に命中ーー!!

ヒヤップ「ヤップ?!」

ヒヤップの尻尾に握られていたホタチが、"みずてっぽう"の弾みで宙に舞うーー!!

ミジュマル「ミジュ?!」

ミジュマルが"ホタチ、あんな所にあったのか?!"という顔を見せる。

サトシ「ミジュマル、ホタチを掴め!!」

ミジュマル「ミィィジュ!!」ダンッ

ミジュマルがホタチ目掛けて、空高く跳躍ーー!!

コーン「ねっとうです!」

ヒヤップ「ヤップゥゥー!!」バシャァァ

空中で身動きのとれないミジュマルに'ねっとう"が襲いかかるーー!!

サトシ「掴めーー!!!」

ミジュマル「ミッジュゥゥ!!!」

ミジュマルが目一杯手を伸ばすーー

ガシッ

サトシ「シェルブレード!!」

ミジュマル「ミジュマァァ!!!」シャキン

バスゥゥンッ

間一髪、ホタチを掴んだミジュマルが"シェルブレード"で"ねっとう"を両断ーー!!

コーン「くっ...!」
 ▼ 103 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/02 22:00:27 ID:4LEH2vYM [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミジュマル「ミジュマ!」スタッ

ミジュマルが着地ーー

サトシ「こっから反撃だ!!せいなるつるぎ!!」

ミジュマル「ミジュマァァ!」ジャキィィン

今度は"せいなるつるぎ"を横に構えるーー

コーン「来ますよヒヤップ!」

サトシ「いっけぇぇ!!」

ミジュマル「ミィィィジュマ!!」

ズドォォン

ヒヤップの脇腹を一閃ーー!!

ヒヤップ「ヤァァァプゥッ!!」ガハッ

サトシ「まだまだ!!連続でエアスラッシュ!」

ミジュマル「ミジュミジュミジュミジュ!!!」ズババババババッ

スパパパパパーン

無数の斬撃がヒヤップを切り裂くーー!!

ヒヤップ「ヒヤップゥッ!!」

コーン「くっ...!中々手痛い反撃ですね...」

サトシ「シェルブレード!」

ミジュマル「ミジュ!」シャキン

これまでの'シェルブレード"よりも、細く鋭く伸びるーー

メイ「本当の刀みたい...」

コーン「れいとうパンチ」

ヒヤップ「ヒャップ!」カチコチ

ヒヤップが拳を握り、冷気を溜めるーー

サトシとコーン、両雄次の一手が最後になることを感じている。

ミジュマル「ミジュ」

ヒヤップ「ヒヤップ」

ミジュマルとヒヤップが向かい合うーー

 ▼ 104 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/02 22:11:12 ID:4LEH2vYM [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミジュマル「ミジュマァァァ!!!」ダダッ

ヒヤップ「ヒヤャャャャプ!!」ダダッ

二匹が同時に駆け出すーー

ミジュマル「ミジュ!」ズバッ

ヒヤップ「ヒャップ!」シュッ

スパンッ ボコォ

互いの攻撃が交差するーー!!

ザザァーー...

ミジュマル「ミジュッ!」ヨロッ

ミジュマルが膝をつくーー

コーン「よしっ!」

ミジュマル「ミッジュ!!」グッ

が、なんとか踏みとどまるーー!!

ヒヤップ「ヒヤァッ!!」ドサッ

バタンッ

代わりにヒヤップが、地面へと倒れ込むーー

コーン「そんな...」

メイ「ヒヤップが倒れた...?」

ヒヤップ「ヒャップゥ...」グルグル

デント「ヒヤップ戦闘不能!ミジュマルの勝ち!よって勝者サトシ!!」

サトシ「いぃぃよっしゃぁぁ!!!」

ピカチュウ「ピッピカチュー!!」

ミジュマル「ミッジュマ...」ドサッ

疲労の溜まったミジュマルが、その場で尻餅をついてへたれこむ。

サトシ「ミジュマル、よく頑張ってくれたな!!」

ミジュマル「ミジュミジュ!」

サトシ「最高だったぜ」

メイ「ホタチを取られた時はどうなる事かと思ったけど...とりあえず勝てて良かった〜」

メイが、あたかも自分の事のように安堵する。

コーン「お疲れ様ヒヤップ、戻ってください」ビチュン
 ▼ 105 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/03 20:44:25 ID:sq3SeB5I [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「良かった〜サトシもミジュマルも中々やるじゃん♪」

「あの少年コーンに勝ちおったぞ」

「あ〜ん、愛しのコーン様が負けるなんて!」

ポッド「ホタチを奪い返してからの立ち直りは、凄まじかったな!」

デント「うん、それにサトシの一喝が響いたんだろうね、良い信頼関係だよ」

サトシ「後は休んでくれミジュマル」ビチュン

ミジュマル「ミジュ」

コーン「これで一勝一敗ですね」

サトシ「次は...」

デント「僕だよ」

サトシ「デントさんか...!」

コーン「気を付けて下さいサトシ、デントは私達三人の中で最もバトルセンスに長けていますから」

サトシ「俄然ヤル気が湧いてきたぜ!!」

デント「なんとも君らしいね」クスッ

メイ「デントさんは、くさタイプつかい...流石に相性の良いマメパトでいくよね?最後だし...て、いうかピカチュウだと技の通りが悪いし」

デント「さぁ、最後のポケモンは誰だい?」

サトシ「コイツです!ピカチュウ キミに決めた!!」

ピカチュウ「ピカチュー!!」

さっきまでサトシの隣でバトルを観戦していたピカチュウが、満を持してバトルフィールドに飛び出す!

メイ「あぁぁ〜!!分かってた!分かってたけど!!」

デント「ふ〜む...読めないね、ほのおタイプにほのおタイプ、みずタイプにみずタイプならまだ理解出来たけど...」

デント「くさタイプに一方的に相性の悪いピカチュウでくるのかい?」

サトシ「ピカチュウだからです!最初のジムバトル、絶対ピカチュウにトリを任せるって決めてたんです!」

サトシは、一番道路でのピカチュウとの約束を思い出す。

サトシ「それにピカチュウは、相性なんてひっくり返せる位強いですから!!」

ピカチュウ「ピッピカチュゥ!!」バチチ

サトシの自信に満ち溢れたピカチュウへの信頼感。

ピカチュウもそれに応えるつもりだろう、頬っぺついた電気袋から微弱な電気を走らせ、"自分はやれる"と意思表示を示す。

デント「うん、まさにベストパートナーって言ったところだね、そんなサトシに僕達は勝つ!ヤナップ出番だ!!」パァーーン

ヤナップ「ナァァァプ!!」
 ▼ 106 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/03 21:15:05 ID:sq3SeB5I [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ヤナップだって?」ピピッ

ピカチュウ「ピカピカ!」

サトシ「よし!ピカチュウ行くか!」

コーン「せんえつながら、審判は私コーンが務めさせて頂きます!」

デント「頼んだよコーン」

メイ「頑張れー!!サトシ!!」

メイはデザートに出された、アイスクリームをつつきながら試合を観戦する。

コーン「それでは試合開始ですっ!」

サトシ「ピカチュウでんこうせっかだ!」

ピカチュウ「ピカァ!」シュタッ

デント「ヤナップ、ピカチュウの足元にたねマシンガン!」

ヤナップ「ナププププププ!!」ププププププッ

ダンッ

ピカチュウ「ピカッ?!」コテッ

ピカチュウに"たねマシンガン"が命中ーー!!

ピカチュウ「ピィッカァー!!」スッテンコロリン

バランスを崩したピカチュウが転倒ーー

デント「ローキック!!」

ヤナップ「ナップゥ!!」ドゴッ

ヤナップが転んだピカチュウを"ローキック"で蹴り飛ばすーー!!

ピカチュウ「ピッカァァァッ!!!」

メイ「たねマシンガンで動きを止めてからのローキック...この流れが綺麗に決まってる...!」

メイのアイスクリームを食べていた手が止まり、サトシとデントのバトルに釘付けになっている。

ポッド「あの一連の流れは、デントの得意戦法!!これで流れを掴んで、そのまま勝利なんてこともザラだぜ!」

サトシ「やっぱり強いなデントさん!そう思うだろピカチュウ?」

ピカチュウ「ピッカピカチュー!!」

デント「臆す気配無し...さぁここからどうする?サトシ!」

サトシ「ピカチュウ10まんボルト!!」

ピカチュウ「ピィィカァァチュゥゥゥ!!!」ビリビリビリビリ

デント「かわしてヤナップ!」
 ▼ 107 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/03 21:30:28 ID:sq3SeB5I [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤナップ「ヤナ!」ヒョイ

ヤナップが10まんボルトを空中へ飛び回避ーー

サトシ「でんこうせっか!!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」シュタッ

ズダンッ

空中で身動きのとれないヤナップにすかさず"でんこうせっか"の攻撃ーー!!

ヤナップ「ヤナァァプッー!!」

デント「いい早技だ」

ピカチュウ「ピカ!!」

デント「ヤナップたねマシンガン!」

ヤナップ「ナププププププ!!」ププププププッ

サトシ「待ってました!!」パチンッ

サトシが指を鳴らし、しめたと顔を笑わせる。

サトシ「たねマシンガンをアイアンテールで打ち返せ!」

ピカチュウ「ピッカチュ!!」カキンッ

カンカンカンカァァン

"アイアンテール"をバット代わりに、飛弾してくる無数のたねを打ちーー!!

ヤナップ「ナップ?!!」

"たねマシンガン"がそっくりそのまま跳ね返るーー!!

ダダダダダンッ

ヤナップ「ナァァァプッ!!」

デント「まさか、自分の出した技にやられるなんて...!!」

ピカチュウ「ピカチュゥゥ!!」

サトシ「よくやったぜピカチュウ!!」

メイ「相手の技を利用する...なんか凄い!!」

ポッド「言葉にしてみりゃ簡単だが、実際ソレをやるって中々出来ないことだぜ?相手の技を利用するなんてな...!!」

いつの間にかポッドは、メイの座っている席の目の前のイスに腰を掛けていた。

デント「突発的なサトシ君の発想力とそれを可能にするピカチュウの技術力...まさに鬼に金棒って感じだね」

デント「まぁー...どっちが"鬼"かは分からないけど...!!」

デントはピカチュウそして、サトシを見つめてそう呟く。
 ▼ 108 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/03 21:55:15 ID:sq3SeB5I [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ピカチュウ もう一度10まんボルトだ!」

ピカチュウ「ピィィィカッチュゥゥゥゥ!!」ビリビリビリビリ

デント「またかわして!」

ヤナップ「ナップ!」

先程の反省を活かし、今度は地に足をつけたまま"10まんボルト"をかわすーー

サトシ「そのままでんこうせっかだ!走り回れ!!」

ピカチュウ「ピィッカァ!!」シュタッ ビリリリリリ

デント「これは...!!」

"10まんボルト"を放出しながらの"でんこうせっか"ーー

これまで一直線上にしか流れなかった電撃が、"でんこうせっか"が加わることにより予想不能な動きとみせるーー!!

デント「これをかわすのは至難の技だな...」

ヤナップ「ヤナップ!!」ヒョイ

辛うじてかわすも、まるで生き物のように動き回る"10まんボルト"が次々にヤナップに襲いかかるーー!!

メイ「10まんボルトがグネグネしてる」

ポッド「でんこうせっかの動きが加わって、電撃が散乱してるのか...考えたなサトシ」

ビリリリリリ

ビリリリリ

ビリリリリリリリリリリ

ヤナップ「ナップ?!ナップ?!」キョロキョロ

ヤナップが乱雑に動く"10まんボルト"の流れを読みとろうとするも...

ビヂヂヂヂッ

ヤナップ「ナァァプゥッー!!」

遂に"10まんボルト"が命中ーー!!

サトシ「そのまま突っ込め!」

ピカチュウ「ピカァー!!」ズダンッ

電撃を浴びている隙に"でんこうせっか"の追撃ーー!!

ヤナップ「ナップゥゥッ!!」ドサァァ

ポッド「こりゃ効くな!!」

デント「ヤナップ大丈夫かい?!」

ヤナップ「ナァップ!!」

ヤナップは顔をしかめながらも立ち上がるーー
 ▼ 109 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/03 22:13:31 ID:sq3SeB5I [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
デント「今度は僕達の番だ!!」

ヤナップ「ヤナァップ!!」

デント「ソーラービーム!!」

メイ「えぇ?!!今は日暮れ時だよ?!しかもここ室内だし!!」

ヤナップ「ナァァァァァプ」キラキラキラ

ヤナップが頭に生えた草に光エネルギーを集めるーー

サトシ「なんで?!!」

デント「このバトルフィールドは、チャレンジャーの力量を測るために僕達自身も常に全力を出せるように創ってある」

デント「天井に備え付けられたライトは"植物育成用ライト"くさタイプがソーラービームを放つには充分な光量と熱量が用意されているってわけさ」

メイ「なんかずるいっ!!」

ポッド「まぁーまぁー...チャレンジャーがいつ来ても全力を出し切れるようにしとかないといけないからさ」

サトシ「へへっ!いつでも全力でやれるって最高じゃん!!」

ピカチュウ「ピカピカ!!」

メイの反応とは逆に、サトシとピカチュウはこれまでよりも、より一層胸が熱くなる。

"全力の相手に勝ってこそのポケモンバトル"それがサトシの中では一つのポリシーになっている。

だから、この状況も嫌という訳ではなく、むしろ喜ばしいことに感じる。

デント「キミのように闘争心溢れるトレーナーは久しぶりだよ!ヤナップ ソーラービーム発射!!」

ヤナップ「ヤナァァァァプ!!!」ビビビビビビビ

集めた光エネルギーを両の掌に集中させ、一気にそれを放つーー!!

サトシ「10まんボルトで迎え撃て!!」

ピカチュウ「ピッカッチュゥゥゥゥ!!!」ビリビリビリビリ

ドカァァンッ

二つの技がぶつかり合うーー!!

ピカチュウ「ピカァ?!」

しかし、威力で勝るをソーラービーム"が徐々に"10まんボルト"を押していくーー

サトシ「頑張れピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピィィィカァ」ギリッ

ピカチュウが歯を食いしばり踏ん張るもーー

ビビビビビビビ

ドォォォォォォンッ

ついに、ソーラービームの餌食になってしまうーー!!
 ▼ 110 マカジ@あかのはなびら 18/05/04 10:38:12 ID:Jgwa0Zjg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 111 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/04 19:53:51 ID:MJldeX5M [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「なんてパワーなんだ...!!」

ピカチュウ「ピィ...ピカァ!!」ハァーハァー

デント「イッツテイスティングタイム!!」

デントが突然、何かを始めた。

メイ「はえ?」

サトシ「なんだ?」

ピカチュウ「ピカー?」

コーン「あらら...また始まってしまいましたか...」

メイ「ねぇ何が始まったの?」

ポッド「まぁ、見てなって」

「きゃーー!!デント様のテイスティングタイムよ!!」

「おぉー!!始まったか!」

デント「ピカチュウとサトシ...実に見事なハーモニーをかもし出しているね!」

サトシ「どーも...」

デント「どちらも高い信頼関係と硬い友情で結ばれている!さらに、バトルセンスもかなり高く、熟練されたテイストを感じるよ!!」

コーン「デントがここまで褒めるなんて珍しいですね」

デント「しかーし!!サトシは無茶なバトルを好む傾向があるのはバットテイストだね!有利タイプでバトルをしなかったり、さっきのソーラービームもよけずに10まんボルトで抑えようとしたり!」

デント「その熱すぎる心意気は、時に自分を滅ぼすことをあるという事をゆめゆめお忘れなきよう!」

サトシ「......」

デント「お忘れなきよう!!」

サトシ「あっ!はい!!」

メイ「褒められたの?説教されたの?」

ポッド「テイスティングされたんだ...」

メイ「意味わかんない」

デント「さぁー!バトルの続きをしようか!」

サトシ「はい!!」

サトシ「気を取り直して、いくぜピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッカ!!」

デント「
 ▼ 112 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/04 21:05:33 ID:MJldeX5M [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
デント「ヤナップ ソーラービームだ!」

ヤナップ「ナァァァァァプ」キラキラキラ

デント「さぁどうするサトシ?」

サトシ「ソーラービームは放つ前の隙が大きい...でも、それはデントさんだって分かってるはずだ」

ピカチュウ「ピカァ!」

サトシ「だったら...」

デント「まさか...さっきと同じようにまた、正面突破を狙う気じゃないよね?」

ヤナップ「ナァァァプ」キラキラキラ

サトシ「...くる!!」

デント「ソーラービーム発射!!」

ヤナップ「ヤナァァァァァプ!!」ビビビビビビビ

サトシ「ピカチュウまだ動くなよ!」

ピカチュウ「ピカ!!」

メイ「サトシ...何を狙ってるの?」

ビビビビビビビ

"ソーラービーム"がすぐそこまで迫ってきているーー!!

サトシ「そこだ!!でんこうせっか!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」シュタッ

ドカァァンッ

"ソーラービーム"の衝撃で砂煙が舞うーー

ヤナップ「ナップ?」

砂煙が邪魔をして、デントとヤナップの視界を遮る。

デント「どうなった?」

ピカチュウに"ソーラービーム"は当たっのか...果たしてーー

ピカチュウ「ピカッチュ!!」ダッダッ

ピカチュウが砂煙を切り抜け、ヤナップの正面に現れるーー!!

ヤナップ「ヤナ?!」ビクッ

サトシ「ボルテッカーだ!!」

ピカチュウ「ピカピカピカピカ...」ビリビリバチバチ

ピカチュウは技を"でんこうせっか"から"ボルテッカー"に切り替えるーー
 ▼ 113 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/04 21:35:04 ID:MJldeX5M [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
デント「ローキッーー」

ピカチュウ「ピカピッカ!!」ズドォォン

"ボルテッカー"がヤナップの腹部を突くーー!!

ヤナップ「ナァァプゥッー!!」

デント「ヤナップ?!」

ヤナップ「ナァアァアァプ」グルグル

コーン「勝負あり!ヤナップ戦闘不能!ピカチュウの勝ち!よって勝利チャレンジャーサトシ様!」

ピカチュウ「ピカピカチュー!!」

サトシ「やったぜピカチュウ!!」

デント「やられたよ...戻ってくれヤナップ」ビチュン

メイ「やったやった!!これでジム戦突破だね!」

デント「最後の作戦は見事としか言いようが無かったよ、普通だったらソーラービームのチャージ中にみんな攻めるんだけどね」

サトシ「多分デントさんなら、その時の対策も用意してあると思ったから、逆に攻撃直後を狙ってみたんです」

デント「なるほど...」

ポッド「結局サトシに勝てたのは俺だけだな!」

サトシ「今度バトルする時は負けませんよ!」

メイ「えっ?またジム戦するの?」

サトシ「えっ?いや、えーーと...」

ポッド「ハッハッハッハー!いいぜ、今度は普通にプライベートでバトルしようぜ!」

サトシ「はい!!」

ピカチュウ「ピカ!」

コーン「それではサトシ様、我らに勝った証としてサンヨウジムのバッジ"トライバッジ"をお受け取り下さい」

サトシ「ありがとうございます!」

サトシは、キラキラと輝くバッジを手にする。

サトシ「トライバッジ、ゲットだぜ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュー!!」

メイ「おめでとうサトシ!!」

サトシ「メイも応援サンキューな!!」

デント「サトシ」

サトシ「はい?」
 ▼ 114 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/04 21:38:59 ID:MJldeX5M [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
デント「良ければなんだけど、僕達の方からキミにお食事をサービスさせてもらえないかな?」

サトシ「いいんですか?!」

ピカチュウ「ピカ?!」

コーン「えぇ!!私達三人とバトルし、バッジをゲットしたトレーナーは貴方が初めてなんです」

ポッド「その記念として、料理くらいだしてやるよ!」

デント「特別にうーーんと美味しいのをね!!」

サトシ「やった!!じゃあ頂きます!!」

デント「ポケモン達にも特製のフーズをご馳走するよ!」

ピカチュウ「ピッカァー!!」

メイ「良かったねサトシ!」

サトシ「あぁ!!」

その日、サトシはデント達にもてなされ、美味しい料理を堪能したのであった。

 ▼ 115 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/09 14:55:10 ID:EjufRQEw [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「うわぁ〜綺麗!!」

サンヨウジムでのバトルを終え、その日は晩御飯をご馳走になったサトシ。

日が明けた今日、サンヨウシティの町を後にしようと、二番道路へと続く道のりを歩いていると、噴水が目立つ庭園が目の前に現れ、そこで一息ついていたのであった。

サトシ「本当に綺麗だな〜」

ピカチュウ「ピッカチュ」

噴水から出る水が虹を作り、美しく咲く色とりどりの花々と青くイキイキと生い茂る木々が幻想的な空間を作り上げている。

メイ「サンヨウシティに来たら、ここは絶対見なくちゃね〜」

サトシ「あっ!あのポケモンはなんだ?!」ピピッ

サトシは、噴水の目の前で日に当たりながら気持ち良さそうに寝ているチョロネコに向かって図鑑を開く。

サトシ「へ〜チョロネコっていうのか!」

メイ「もぉ〜、サトシはこんな所でもそんなんなんだから!!」

サトシ「え?」

メイ「何でもないよ」

折角、幻想的な空間にいるのにサトシのさっきの一言で、一気に現実へと引き戻された感じだと、メイは心の中で呟く。

メイ「でも、昼前にこれて良かった!朝の日差しが木に生えた葉っぱの隙間から差し込んでいて、すっごくキラキラして見えるもん!」

サトシ「この時間だから、こんな風に綺麗に見えてるのか〜」

ピカチュウ「ピカピカ」

メイ「この庭園はね、"イッシュの歩き方"にも載っているんだけど、朝の時間帯にくるのがベストなんだって!」

"イッシュの歩き方"とはイッシュ地方を旅、または観光としてまわる際にオススメの場所や料理その他、旅人のお役立ち情報を取り扱っている雑誌である。

サトシ「へぇ〜」

その後二人は、30分ほど庭園を歩き周りその美しい光景を目に焼き付けるのであった。
 ▼ 116 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/09 15:06:28 ID:EjufRQEw [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
庭園を堪能した二人は、いよいよサンヨウシティを抜け二番道路へとさしかかっていた。

サトシ「よーーし!ここでも新しいポケモンをゲットするぜ!」

ピカチュウ「ピッカチュ!!」

メイ「え〜!今度ポケモンをゲットするのは私だよ!!」

そんな事を話していた二人の目の前をとあるポケモンが横切る。

「タジャ」トコトコ

サトシ「いまの...!!」

メイ「ツタージャだ!!」

メイ「あのポケモンは私がゲットするからね!」

サトシ「えぇ?!俺もゲットしようと思ったのに!!」

メイ「ダーメ!サトシはもう色々ポケモンゲットしたじゃん!それにツタージャはアララギ博士の研究所で見た時から欲しいと思ってたのよね〜!!」

サトシ「えぇ...」

メイ「よし、まずは出てきたモンメン!」

パァーーン

モンメン「モ〜ン」

メイがツタージャにバトルを仕掛けようとポケモンを繰り出すが...

サトシ「ツタージャ逃げたぞ...」

ほんの数秒、メイがサトシの話している隙にそそくさとツタージャは逃げ出していた。

メイ「あぁぁぁぁぁ!!」

サトシ「それじゃメイ勝負だ!どっちが先にツタージャを見つけて、ゲット出来るか!!」

メイ「...いいよ!そういう仲間とのポケモン争奪戦も旅の醍醐味だよね!」

サトシ「よし!いくぞピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピカ!!」

メイ「モンメン着いてきて!」

モンメン「モン!」

サトシとメイはツタージャが消えていった草むらへと飛び込んど後、サトシは左側へ、メイ右側へそれぞれ向かって行くのであった。

 ▼ 117 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/09 15:35:29 ID:EjufRQEw [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「ツタージャ何処〜」

モンメン「メ〜〜ン」

メイが、自身の腰辺りにまで伸びている草の中をかき分けながら進む。

これだけ草も多いと、少し歩くだけでガサゴソと音がたつ。

ツタージャがもし移動しながら進んでいるなら、草が揺れているはずだが...

メイ「なんか、物静かなんだよね...こっち外れだったかな?」

モンメン「メーン」

と、メイがボヤいているその時...!!

ガサゴソ

メイ「あっ、何かが動く音が聞こえる!」

モンメン「モン!」

メイ「あっちからだ!」

音のする方へと草をかき分けて走る。

メイ「ツタージャ!!」

ヒトモシ「モシ?」

メイ「きゃあぁあぁあぁあぁ!!!ロウソクがひとりでに動いてるぅぅ!!!」

メイの叫び声は、大空へと響いていくのであった...


サトシ「なんか今、メイの叫び声が聴こえたような...?」

ピカチュウ「ピカァ?」

サトシ「気のせいだよな!」

ピカチュウ「ピカピカ」

サトシ「に、しても...ツタージャいないなーこっち外れだったのかな?」

ピカチュウ「ピィーカ」

サトシとピカチュウが、長く伸びた草の間をかき分けてしばらく進んでいると少し開けた場所へと出た。

そこには...

サトシ「あっ!!」

ツタージャ「タジャ」

サトシはツタージャに向かって指をさす。

サトシ「見つけたぜツタージャ!」
 ▼ 118 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/09 15:47:49 ID:EjufRQEw [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ツタージャ「タージャ?」

サトシ「ツタージャ バトルしようぜ!」

ピカチュウ「ピカッチュウ!!」

ピカチュウは臨戦態勢に入り、今すぐにでもバトルが出来るという姿勢みせる。

ツタージャ「タァージャ」

ピカチュウと反し、ツタージャは渋々バトルをする様子でピカチュウと向かい合う。

サトシ「いくぜピカチュウでんこうせっか!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」ダダッ

ツタージャ「タジャ!」ブンッ

ツタージャは"つるのムチ"でピカチュウの足を打つーー!!

ベシンッ

ピカチュウ「ピカァッ?!」スッテンコロリン

ピカチュウが転倒ーー

ツタージャ「タジャァァ!!」ズバッ

ツタージャの"リーフブレード"ーー

サトシ「アイアンテールで迎え撃て!」

ピカチュウ「ピィカッチュウ!!」カキンッ

ズダァァァンッ

"リーフブレード"と"アイアンテール"が正面から激突ーー!

メイ「サトシ?」

その音を聞きつけてか、メイがこちら側までやって来る。

メイ「あぁぁ!!結局サトシがツタージャ見つけてるじゃん!」ガックシ

メイが肩を落とす。

サトシ「負けるなピカチュウ!」

ピカチュウ「ピィィィカァ!!」

ズダンッ

"リーフブレード"を押し退け、"アイアンテール"がツタージャにクリーンヒットーー!!

ツタージャ「タジャァァッー!!」

ツタージャ「タジャ!」クッ

ツタージャが"アイアンテール"の当たったお腹を抑え、ピカチュウを睨みつけるーー
 ▼ 119 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/09 16:36:48 ID:EjufRQEw [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ツタージャ「タージャ...」

サトシ「ピカチュウ気をつけろ!何か来るぞ!」

ピカチュウ「ピカチュ!!」

ツタージャ「タジャ!」フッ

ツタージャが不敵な笑みを浮かべる。

ツタージャ「タァァジャ♪」ウインク

メロメロメロ~

ツタージャの"メロメロ"ーー!!

メイ「そんな技を?!」

サトシ「ピカチュウー!!」

ピカチュウ「ピィ〜カァ〜」メロォォン

メイ「メロメロになっちゃった...」

ツタージャ「タァァジャ!タジャ!」ブンッブンッ

ベシッベシンッ

ピカチュウ「ピカァァァッ〜〜!」メロメロ

ピカチュウが"つるのムチ"で頬をぶたれるーー!!

ツタージャ「タジャタジャ!!」ブンッブンッ

ベシンッベシンッ

未だ"メロメロ"が継続中のピカチュウに"つるのムチの連撃"ーー!!

ピカチュウ「ピィィィカァッ〜〜〜!!」メロメロ

メイ「やばい....!!」

ツタージャ「タァァァジャ!!」ブンッ

ツタージャの"つるのムチ"ーー

サトシ「ピカチュウ!!」ガバッ

サトシがピカチュウを庇うーー

ベシンッベシンッ

"つるのムチ"がサトシの背中を強く打つーー

サトシ「うぐぅっ!!」

ツタージャ「タジャ?!」ハッ

その光景を目にしたツタージャが、一瞬だけ目を丸くし驚いた顔を見せた。
 ▼ 120 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/09 19:32:22 ID:EjufRQEw [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ツタージャ「タジャ」コォォォォォォォォ

ツタージャは"リーフストーム"で木の葉を撒き散らし、退散するーー

メイ「いなくなっちゃった...」

サトシ「大丈夫かピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカチュー」

メイ「まってって、今キズぐすりで手当するから」

メイはバッグからキズぐすりを取り出し、ピカチュウに吹きかける。

サトシ「サンキューメイ」

メイ「あのツタージャ...手練れだね」

サトシ「たしかに....野生のポケモンってよりも誰かのポケモンって感じがした」

メイ「でも指示しているようなトレーナーは見当たらなかったし...」

サトシ「逃されたポケモンとか?」

メイ「どうだろう...ツタージャは賢いポケモンだから、トレーナーの事を見限って自分から野生に帰る場合がたまにあるって言われているんだよね」

サトシ「じゃあ...」

メイ「もしかしたら、あのツタージャはそういうポケモンなのかも」

サトシ「...」

メイ「私、あのツタージャゲットしても上手く扱いきれる自信ないや」

サトシ「自分からトレーナーを見限るか...俄然燃えてきたぜ!」

メイ「えっ?!」

サトシ「そういうポケモンをゲットしてこそ、真のトレーナーってもんだぜメイ!俺、あのツタージャ絶対ゲットしてやる!!」

メイ「はぁー...サトシらしいね」

サトシ「へへっ!!」
 ▼ 121 ルノズク@フーディナイト 18/05/09 19:45:38 ID:7YVIPOgU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 122 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/09 20:26:42 ID:EjufRQEw [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウを体を張って守ったあのトレーナー...

ポケモンのためにあそこまで出来る人間なんて見たことがなかった。

だから驚いて、あの場から逃げ出してしまった。

ツタージャ「タジャ...」

ツタージャは、ゴツゴツとした岩が密集している場所で、太陽を眺めながら昔の事を思い出す。

==回想==

トレーナー「何やったんだよマメパト!」ドゴォ

そのトレーナーは、バトル負けた腹いせにポケモンに八つ当たりをしていた。

トレーナー「ったく!本当に使えねぇーヤツだなお前は!」

マメパト「クルポォ...」

マメパトが、悲しみのこもった瞳でトレーナーを見つめる。

トレーナー「こっちみんな!!」ドゴォ

トレーナーがマメパトを蹴り飛ばす。

トレーナー「いくぞツタージャ!!」

ツタージャは、優秀だった。

技のスピード、キレ、パワーどれをとってもかなりレベルの高いものだ。

そのお陰かバトルでは殆ど負けたことがなく、このトレーナーにも暴力をふるわれることはなかった。

トレーナー「ったくよぉ、他のポケモンもお前を見習って欲しいぜ」

ツタージャ「...」

全然嬉しくはなかった。

このトレーナーと一緒にバトルをしていても楽しいとは感じない。

それどころか、手持ちのポケモンをいたぶっている様を見るのは凄く気分が悪い。

ツタージャ「タジャ!」

何度もポケモンに対する暴力を止めようとしたが逆効果、自分が痛めつけるられるのならまだ良かったが、他のポケモンへと暴力が酷くなるだけだった...

トレーナーの見ていない所で、暴力をふるわれたポケモンを気にかける。

ツタージャ「タジャ?」

マメパト「クルポォ」

しかし、どのポケモンも自分が弱いからいけないのだと思い込み、傷だらけの体を引きずって、トレーナーについていく。

馬鹿らしかった、トレーナーとポケモンは互いに切磋琢磨をし合い、強くなっていくものでは無いのか?

 ▼ 123 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/09 20:59:54 ID:EjufRQEw [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
しかし、このトレーナーは自分の落ち度を認めず、負けた責任を全てポケモンに押し付ける。

トレーナー...いや、人間とは皆こんなもんなのだろうか?

ツタージャ「タァァジャ...」

そんなある日のこと、とある広場で"プラズマ団"なる宗教団体がまちなかで演説しているのを聞く機会があった。

「ポケモンは人の手から解放されるべきなのです!!」

その言葉から始まり何故ポケモンを解放すべきなのか、もっともらしい言葉を並べ人々を共感させていく。

勿論、それに反論する人も多かったがどうやら演説をしている男は頭が回るらしい、全て論破してみせたのだ。

トレーナー「なんだあの男...?ポケモンは人間に使われる為にいるんだろーが」ボソッ

トレーナーはそう呟いて、その場を後にした。

ツタージャには、この時一つの思惑が芽生えていた。

"このトレーナーを見限り自由に旅立とう"と、そう思った。

が、実行するには些か勇気が必要になる。

残された他のポケモンに対する暴力がさらに酷くなるのではないか?

もし逃げきれなかったら自分はどうなってしまうのか?

不安や恐怖、様々なモノが入り交じる。

そこに自分の気持ちを見透かしたように、とあるトレーナーが現れたのだ。

「キミはあのトレーナーのもとから逃げ出したいんだね?」

ツタージャ「タジャ?!」

心を読まれた?!

「フッ...いや、いくら僕でもポケモンの心は読めないよ。言葉は分かるけどね」

ツタージャ「タジャ...」

「キミは随分易しい娘なんだね、他のポケモンを気遣ってあのトレーナーのもとから立ち去れないんだろ?」

ツタージャ「タッ、タジャ?!」

「わかるさ、キミの事ならね」

青年にツタージャが見つめられる。

「キミのしたいようにすればいいじゃないかツタージャ、他のポケモは暴力を振るわれるのは自分が弱いせいだと思い込んでいる、キミの気にすることじゃない」

青年はツタージャをじっと見つめながら、そう訴える。

ツタージャ「タジャ...」

「まぁー...あのトレーナーのもとにいるポケモン達もいずれ解放しなくちゃならないけどね」

「...それよりも今はキミだ。大丈夫、暫く僕がキミの事を守ってあげるから、あのトレーナーに追われる心配も必要ない」
 ▼ 124 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/09 21:12:22 ID:EjufRQEw [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
その青年の言葉が簡単に自分を動かした。

ツタージャは、その晩トレーナーの目を盗み、自分の入っていたモンスターボールを破壊。

夜の町へと消えていった。

「来たね」

ツタージャ「タジャ」

「そういえば自己紹介がまだだったね、僕はN。宜しくツタージャ」

ツタージャ「タジャ」コクン

その日から暫くNと旅をした。

自分の経験から、迷えるポケモン達を説得し、Nの掲げる"ポケモン達の解放"の力になってみせた。

N「キミがいてくれて本当に助かったよ」

あのトレーナーの言葉とは違い、心の底から喜べる言葉だった。

ここが自分のいるべき場所だと思った。

しかし...

N「ツタージャ...キミとは長く居すぎてしまった」

ツタージャ「タジャ?」

N「人々にポケモンの解放を促している僕がキミを縛るような真似はしたくない」

Nは、ツタージャが自分に付きっきりになることをよく思わなかった。

N「ツタージャには感謝している...だからこそ、本当の意味で自由になって欲しいんだ」

ツタージャ「タジャ!!」

N「さようなら...」

そう言ってNは、ツタージャの前から姿を消したのであった。

=回想終了=

ツタージャ「タジャ」

Nが自分の自由を望んだ。

もう、だれのポケモンにもならない。

そう心に決めていた。

しかし、先程のトレーナーの無茶をしてでもポケモンを守る姿...

ポケモンに暴力をふるっていたあのトレーナーではなく、本来ならああいうトレーナーと旅をしたかった。

ほんの少しだけ、そんな思いがツタージャを駆け巡る。

ツタージャ「タァジャ...」
 ▼ 125 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/10 20:51:13 ID:xoxwbnkQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ツタージャ何処いったかな?」

メイ「さぁー」

ピカチュウ「ピカピカ!!」

サトシ達がツタージャを探していると、ピカチュウが岩場で休んでいるツタージャを発見する。

サトシ「でかしたぞピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカチュー!!」ニコッ

太陽を浴びながら、岩場で寝ていたツタージャの耳にワイワイガヤガヤと、声が聞こえてきた。

ツタージャ「タジャ?」

サトシ「ツタージャバトルだ!」

目を開けると先程のトレーナーが、自分の目の前に立っていた。

ツタージャ「.....」クイクイ

ツタージャは無言で立ち上がり、"かかってこい"と言わんばかりに手をクイクイっと動かす。

サトシ「ピカチュウリベンーー」

パァーーン

ミジュマル「ミィーージュ!!」

メイ「また勝手に出てきてる...」

サトシ「ミジュマルがバトルするのか?」

ミジュマル「ミジュ!!」ポン

サトシ「よし!だったらミジュマルでいくぜ!」

ミジュマル「ミジュミジュ!!」

ツタージャ「タジャァ...」

楽しそうにサトシと話すミジュマルを見て、ツタージャは少し羨ましく思った。

自分もこんな風にトレーナーと過ごしてみたかった...と、心の奥でそんな声が聞こえてくる。

ツタージャ「タジャタジャ!!」ブンブンッ

しかし、自分を助けてくれたNの言葉を思い出し、さっき聞こえた心の声を首を振ってかき消す。

サトシ「ミジュマル みずてっぽう!」

ミジュマル「ミジュマァァ!!」バシャァァ

ツタージャ「タジャ!」ヒョイ

サトシ「つづけてシェルブレード!!」

ミジュマル「ミジュ!!」シャキン
 ▼ 126 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/10 21:04:30 ID:xoxwbnkQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ツタージャ「タジャ」ビヨーン

ツタージャがつるを伸ばすーー

サトシ「ミジュマルつるを切るんだ!」

ミジュマル「ミッジュ!!」

ツタージャ「タジャァァ!!」グルングルン

ツタージャはつるをミジュマルに巻きつけて拘束するーー!!

ミジュマル「ミジュマ?!」

メイ「シェルブレードで切る隙を与えないなんて...あのツタージャ相当早い」

ミジュマル「ミジュ!ミジュ...!!」グッグッ

ミジュマルがつるを引きちぎろうと、体に力を入れるもびくともしないーー

ツタージャ「タジァァァァァァァ」コォォォォォォォォ

ツタージャの"リーフストーム"ーー!!

サトシ「危ないミジュマル!!」

ミジュマル「ミッミジュ?!」

つるに巻き付かれミジュマルは身動きがとれないーー

ツタージャ「タァァァァジャ!!」

ズダダダダダダ

ミジュマル「ミッジゥゥゥッー!!」

メイ「効果は抜群...!!」

ツタージャ「タジャ!!」タッタッタッ

間髪入れずにミジュマルに接近ーー!!

ツタージャ「タジャァァ!!」ズバッ

スパンッ

ツタージャの"リーフブレード"がミジュマルを切り裂くーー!!

ミジュマル「ミッジュマァァッ!!」

サトシ「強い!!」

ミジュマル「ミジュゥゥ〜」クラァ~

サトシ「くっ...戻れミジュマル!」ビチュン

ツタージャ「タァージャ」

勝負に勝ったツタージャは、岩場を跳ね歩きその場から去っていった。
 ▼ 127 レビィ@ヤタピのみ 18/05/10 21:32:36 ID:3mpp8icU NGネーム登録 NGID登録 報告
これは支援
 ▼ 128 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/12 21:21:06 ID:B2gnsWFg NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「ゲットするの諦めたら?」

サトシ「絶対やだね!」ヘヘッ

メイ「なんで、こうもサトシは...」

サトシ「ピカチュウ、ツタージャが逃げていった方向へ追いかけるぞ!」

ピカチュウ「ピカ!」

メイ「まってよー!!」

サトシとピカチュウはツタージャが逃げていった方向へと、走ってゆき、メイがその後を追いかける。


ツタージャ「タジャ...」

ツタージャは岩場を離れ、森の中へと来ていた。

ツタージャ「タァァジャ」

ふと、ツタージャは先程のトレーナーの事を考える。

突然ボールから飛び出してきたミジュマル、彼はミジュマルの戦いたいという意志を尊重し、相性が不利なのにも関わらずバトルさせた。

ミジュマルの気持ちを優先したり、ピカチュウの代わりに自分が盾となったりと、さっきの彼はよほどポケモン思いのトレーナーなのだな。

あぁ、自分もあんなトレーナーと旅をしてみたいな、なんて考えてると...

「ツタージャいた!!」

ツタージャ「タジャ?!」

サトシ「見つけたぜツタージャ!!」

さっきのトレーナーがまた現れたのだ。

メイ「本当に見つけちゃった」

ツタージャ「タジャ...!!」

この広い森の中で、再び出会うなんて...

これは神様がこのトレーナーと共にいることを望んでいるのではないかと、つい甘い考えをしてしまう。

ツタージャ「タジャ!!」

しかし、ツタージャもそんなに易々とゲットされたくはない。

一度決めたことだ、Nとの約束もある。

自分の今の気持ちと、昔の気持ち、その葛藤にさいなまれながら一つの決心をする。

"このバトルで彼の実力を認められたら一緒についていこう"

サトシ「いくぜ!マメパト キミに決めた!」

マメパト「クルッポー!!」

メイ「相性は有利だけど...メロメロをどうするかだよね」
 ▼ 129 ングマ@リゾチウム 18/05/12 22:07:37 ID:5rrYFQH2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 130 ジロン@ラグラージナイト 18/05/12 22:10:26 ID:h5Tvdcm. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 131 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/13 20:29:08 ID:Qdr7uFTY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「マメパト エアカッター!」

マメパト「ポポォー!!」スパパパッ

ツタージャ「タァジャ」ヒョイ

ツタージャ「タッジャ!」ブンッ

ツタージャの"つるのムチ"ーー!!

ペシンッ

マメパト「クルッポッ!!」

サトシ「でんこうせっかだ!」

マメパト「ポォォ!!」シュッ

ツタージャ「タァァァジャ!!」ブンッ

ベシンッ

ツタージャは"つるのムチ"でマメパトの顔を鞭打つーー!!

マメパト「クルッポォッー!!」ヨレッ

マメパトがバランスを崩すーー

ツタージャ「タァァジャ♪」ウインク

メロメロメロ~

メイ「きたっ...!!」

サトシ「マメパトよけるんだっ!」

しかしーー

ポワァァァァン

メイ「あぁ...ダメだ!!」

マメパトにメロメロが命中ーー

マメパト「クルポォ?」キョトン

が、何ともない様子だーー

ツタージャ「タジャ?!」

メイ「え〜と...メロメロは自分と違う性別のポケモンをメロメロにする技だから...あのマメパトはメスってこと?」

サトシ「マメパトもう一度エアカッター!!」

マメパト「クルポォー!!」スパパパッ

ズバズバンッ

ツタージャ「タァァジャッ!!」
 ▼ 132 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/13 20:51:59 ID:Qdr7uFTY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「なるほど...サトシはマメパトがメスだって分かっててツタージャとバトルさせたんだ!やるじゃん!!」

サトシ「...あのマメパト、メスだったんだ...」ポリポリ

メイ「ありゃ!!」ガクッ

サトシ「マメパトでんこうせっか!」

マメパト「ポォー!!」シュッ

ツタージャ「タァァァァジャ」コォォォォォォォォ

ツタージャの"リーフストーム"ーー!!

サトシ「突き破るんだ!!」

マメパト「クルッポポォォォ!!」

マメパトが"リーフストーム"へ突っ込むーー!!

ツタージャ「タジャ?!」

そんな無茶をポケモンに指示するのか?

それでやられたらどうする?

ポケモンが傷つくだけじゃないか。

ツタージャはサトシに失望しかけた...

しかし、ツタージャがサトシの目を見ると...

ツタージャ「タァァジャ?」

サトシの目は真っ直ぐマメパトを見つめている。

その瞳は、"マメパトならやれる!"と、そんな思いが込められていた。

ツタージャ「タジャ...!」

そうか...このトレーナーはポケモンを守るだけじゃない、ポケモンを信じ、ポケモンと対等に接しているのか。

マメパト「クルポォー!!!」バサバサッ

マメパトが'リーフストーム"を切り抜けるーー!!

マメパト「クッポォー!!」

ズダン

マメパトの"でんこうせっか"ーー!!

ツタージャ「タジャッー!!」

サトシ「いまだ!いけっモンスターボール!!」シュッ

コツン

"うん、このトレーナーとにならゲットされてもいいかな"

コロンコロン
 ▼ 133 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/13 20:59:31 ID:Qdr7uFTY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
クイッ... クイッ... クイッ...

ポォォォン

サトシ「やった...!!やったぜ!!」

メイ「ゲットしちゃった...」

サトシ「ツタージャ ゲットだぜ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュー!!」

マメパト「クルポォー!!」

サトシ「マメパトよく頑張ってくれたな!!」

マメパト「クルッポォ!」ニコニコ

サトシ「出てこいツタージャ!」

パァーーン

ツタージャ「タジャ!」

サトシ「これから宜しくなツタージャ!!」

ツタージャ「タジャ」

メイ「根気よく粘った甲斐あったね!」

サトシ「あぁ!!」

ツタージャ「タジャタジャ」フッ

サトシ「みんなでてこい!!」

パンパァーーン

ミジュマル「ミジュ!!」

ポカブ「カブゥ!!」

サトシ「ツタージャ、ミジュマルとはもう会ってるよな?」

ツタージャ「タジャ」コクン

サトシ「それじゃポカブ紹介するぜ!新しい仲間のツタージャだ!」

ポカブ「ガブガブ!」

ツタージャ「ダァージャ」

サトシ「ポカブもツタージャのことよろしくな!」

ポカブ「カブゥーー!!」

新たにツタージャを仲間にしたサトシ。

そしてツタージャを追っている間に"シッポウシティ"のすぐ側までやって来ていたのであった。
 ▼ 134 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/16 18:57:10 ID:zAHr4prU [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「シッポウシティ到着〜!」

サトシ「あっという間だったな」

ピカチュウ「ピッピカチュー」

メイ「ツタージャ追いかけるのに必死だったからね〜」クスス

メイが意地悪そうに微笑む。

サトシ「でも仲間にできて本当によかった!!」

ピカチュウ「ピカピカチュウ!」

メイ「そうだね!」

メイ「ねぇサトシ」

サトシ「なんだ?」

メイ「ちょっとカフェに寄っていかない?」

サトシ「別にいいぜ」

メイ「やった♪ここのカフェ、"イッシュの歩き方"にも乗ってたんだけど、絶品なんだって!!」

サトシ「へぇ〜〜」

メイ「む?あんまり興味ない感じ?」

サトシ「まぁー...」

メイ「一回飲んでみたら、ハマるかもよ?」

サトシ「そうかもな」

メイ「よしっ!じゃあカフェにゴーゴー!!」

サトシとメイは、シッポウシティのメイン施設である博物館を通り過ぎ、隣にある"カフェソーコ"へと立ち寄るのであった。

メイ「入ろ!」

カランカラン

メイ「うわぁ〜なんか雰囲気いいね!」

店内は、曲調の落ち着いたクラシックが流れている。

店内「いらっしゃいませー!!」

メイ「二人で!」

店内「店内でお召し上がりですか?テラスもございますが?」

メイ「ん〜...せっかくだしテラスでお願いします!!」

店内「それでは、こちらへどうぞ」

店内は、二人をテラスへと案内する。
 ▼ 135 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/16 19:24:22 ID:zAHr4prU [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
※店内じゃなくて、店員ですね...

二人はエネココアを注文し、それをゆっくり味わいながら、飲んでいた。

メイ「おいし〜」

サトシ「たまにはこういうのを飲むのも悪くないな!」

ピカチュウ「ピッカ?」

サトシ「ピカチュウも飲むか?」

ピカチュウ「ピカ!!」ペロッ

ピカチュウは、舌でエネココアをすくって飲む。

ピカチュウ「ピカァッ〜〜!!」

しかし、エネココアは思いのほか熱かったようで、ピカチュウは舌に火傷を負ってしまった。

メイ「ありゃりゃ」

サトシ「あぁっ!!悪いピカチュウ!冷ましておけばよかった!」

ピカチュウ「フィ〜カァ〜」ヒリヒリ

ピカチュウは、舌を冷ますためベーとベロを出している。

そんなことをしていると、そこへ一人の女性が声をかけてきた。

「あれ?メイちゃん?」

メイ「ん?」

「やっほー久しぶり!」

そこには赤淵の眼鏡をかけ、頭には薄い緑色のベレーを被った金髪の女性が立っていた。

メイ「ベル先輩!!」

ベル「アララギ博士から聴いたよお!メイちゃんも旅立ったって!ゴメンね、アタシその時出張中でさー」

メイ「今は出張の帰りですか?」

ベル「そうなんだ!あとチェレンに会いに来たの」

メイ「あ〜...相変わらずお熱いですね!」

ベル「/////」ボッ

ベルは顔を真っ赤にする。

サトシ「メイの知り合いか?」

ベル「キミは?」

サトシ「俺はマサラタウンのサトシです!こっちは相棒のピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」
 ▼ 136 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/16 19:38:56 ID:zAHr4prU [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ベル「アタシはベル!昔はイッシュ地方を旅してたけど、今はアララギ博士の助手をやってるよお!」

メイ「ちなみにベル先輩も私と同じカノコタウン出身なんだよ」

サトシ「へぇ〜」

ベル「と・こ・ろ・で〜、サトシくんってメイちゃんの彼氏だったりするの?」

サトシ「カレシ?それってポケモンですか?」

ベル「へ?」

メイ「...ベル先輩、サトシにその手の話はやめた方がいいです」

サトシ「カレシってなんだろうなピカチュウ」

ピカチュウ「ピカー?」

サトシ「強いのかな?」

メイ「この通りバトルか、ポケモンのことしか頭にない人なんで」

ベル「えぇ...」

サトシ「バトルといえばっ!!」バッ

サトシが突然立ち上がり、大声をあげる。

メイ「ちょっと、サトシうるさい!!」

サトシ「オレ、この町のジムリーダーとバトルしなくちゃ!!」

メイ「そんなに慌てなくてもジムリーダーは逃げないわよ...」

メイ「それに、ここにベル先輩だっているしね!」

ベル「ウフフ」ニコッ

サトシ「へ?」

メイ「この町のジムリーダーはね、ベル先輩の彼氏なんだよ!」

サトシ「おぉ!!!」

ベル「なんか照れるな...」

サトシ「ジムリーダーと知り合いってことですね!!」

ベル「うん...まぁー、そんなとこかな?」

メイ「サトシ...」

サトシ「で、ジムリーダーって何処にいるんですか!!」

ベル「そこだよ」

そう言ってベルは、'カフェソーコ"の隣にあった博物館を指さす。

サトシ「へ?」
 ▼ 137 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/16 20:38:40 ID:zAHr4prU [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ベル「あの博物館はジムと併合してるだよお!」

サトシ「なんかイッシュ地方ってそんなの多いな...」

メイ「エネココアも飲み終わったし...博物館に行く?」

サトシ「あぁ!!」

ピカチュウ「ピカピカ!!」

ベル「チェレンいるかな〜」

三人は"カフェソーコ"を後にし、隣の博物館へと向かった。

ベル「う〜〜...なんかチェレンと会うの久々な気がして緊張する...」

メイ「ベル先輩ってそういうとこ、案外乙女ですよね!」

ベル「うぅ...///」

サトシ「たのもーー!!」

バンッ

サトシが勢いよく扉を開ける。

メイ「あっ、またっ!!」

扉を開けた先には、博物館で展示されているポケモンの化石や資料に釘つげになっている来観客でいっぱいだった。

物静かに展示物を鑑賞していた人達が一斉にサトシの方へ振り向く。

サトシ「...」

メイ「シッポウジムでも同じことしてたじゃん...」ハァー...

ベル「アハハッ!!」

「ここは博物館だよ!あんまり大声出すもんじゃない!!」

甲高い女性の声が博物館に響き渡る。

ベル「この声は!!」

「挑戦者かい?」

奥から、褐色の女性が現れる。

ベル「アロエママ!!」

アロエ「久しぶりじゃないかいベル!」

メイ「ママ?」

ベル「アロエママはね、ん〜なんていうか、皆のママなんだよお!」

アロエ「はいはい、ここは博物館だからあんまり騒がしくしないでちょうだい」

ベル「は〜〜い」
 ▼ 138 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/16 20:52:10 ID:zAHr4prU [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
アロエ「奥へ案内するわ、ついてらっしゃいな」

アロエの後を三人はついていき、博物館の奥にある事務所へと案内された。

アロエ「よいしょ!」

アロエは事務所においてある椅子に腰をかける。

アロエ「で、ジムに挑戦するのはそこの坊やだけかい?」

サトシ「はい!!あっ俺サトシっていいます!こっちは相棒のピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカチュー!!」

メイ「私はメイです!」

アロエ「アタシはアロエ、元ここのジムリーダーさ!」

ベル「アロエママはね〜、今は博物館の学芸員として働いているんだよお!」

メイ「チェレン先輩は今どちらに?」

アロエ「あぁ〜、チェレンなら今も挑戦者とバトルしてるよ!」

サトシ「俺ジムリーダーのバトル見てみたい!!」

アロエ「どうぞ、好きに見てって頂戴」

サトシ、メイ、ベルは事務所の小さな扉を潜った先にあるバトルフィールドへと、足を運ぶ。

チェレン「いけハードリア かみなりのキバ!」

ハードリア「ワウ!!」ビリビリ

サトシ「あのポケモンは?」ピピッ

サトシ「ハーデリアっていうのか」

ガブゥゥ!!

オタマロ「マロッ!!」

少年「あぁ!オタマロ?!」

サトシ「あっちも見たことないポケモンだ」ピピッ

オタマロ「マロォオォオォ」グルグル

キダチ「オタマロ戦闘不能!ハーデリアの勝ち!よって勝者ジムリーダー チェレン!」

チェレン「強かったよキミのオタマロ」

少年「...また出直してきます!」

チェレン「あぁ、待ってる!!」

少年がオタマロをボールへと戻すと、そそくさとバトルフィールドを後にする。
 ▼ 139 ンバス@とくせいカプセル 18/05/16 21:13:06 ID:yocDddPA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
読んだ

デント同行しないのかぁ
 ▼ 140 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/16 21:18:00 ID:zAHr4prU [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ベル「久しぶりチェレン!」

チェレン「ベル!!」

メイ「お久しぶりですチェレン先輩!!」

チェレン「ハハッ!メイもいたのか!」

アロエ「チェレンお疲れ、あんたも審判ご苦労さん」

チェレン「いえ、まだまだバトルできます!」

キダチ「ハハ、流石は期待のルーキージムリーダーだ、元気が有り余っているね」

アロエ「うん!流石はアタシが認めたジムリーダーだよ!」

サトシ「まだバトル出来るんでね!!」

チェレン「ん?キミは?」

サトシ「俺サトシ、こっちがピカチュウです!」

ピカチュウ「ピカチュー!!」

ベル「今チェレンとジム戦したんだってさ!」

チェレン「なるほど挑戦者か!」

アロエ「チェレン、立て続けで申し訳ないけどバトル出来るかい?」

チェレン「えぇ、ハーデリアもさっきのバトルであんまりダメージを受けてないので少し休めばできます!」

アロエ「じゃー、10分位休憩してからバトルにしようか!」

キダチ「あっ、皆さん事務所で休まれます?私、お茶入れてきますね」タッタッタッ

アロエ「休憩がてら、少しお話でもしようか!」

ベル「はい!!」

一同は再び事務所に戻る。

ベル「どうジムリーダーの仕事は?」

チェレン「ん〜...中々大変だな、まだ慣れないことばっかりで勉強の日々だよ」

ベル「そっか」

チェレン「ベルの方は?」

ベル「この前さ、出張に行ってたでしょアタシ?」

チェレン「アレ、そうだっけ?」

ベル「そうだよ!!ちゃんと言ったよおアタシ!!もう、人の話はちゃんと聴いてよね!」プンプン

チェレン「ごめんごめん...」
 ▼ 141 ンタロス@クサZ 18/05/18 06:44:37 ID:IkFlOpb6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 142 ルード@つきのふえ 18/05/18 06:59:38 ID:QsypqfoQ [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援

このSSに3人目のお供は出るのですか?
 ▼ 143 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/18 20:49:40 ID:B/Nadiuw [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>142
三人だと扱いきれないので、サトシとメイの二人旅で進めていこうと考えています。( -`ω-)b
 ▼ 144 ョロボン@くっつきバリ 18/05/18 21:01:47 ID:QsypqfoQ [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
女の子と2人きりだと……これはBBSセレナの出番!
 ▼ 145 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/18 22:33:26 ID:B/Nadiuw [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「チェレンさんはベルさんと同じでカノコタウン出身なんですか?」

チェレン「チェレンでいいよ」

ベル「アタシもベルでいいよー」

サトシ「はい!」

チェレン「サトシの言う通り、僕はカノコタウン出身だよ、よく分かったね」

サトシ「メイがベルさんと同じようにチェレンを先輩って呼んでたんでそうかなーって」

メイ「おぉー、サトシのくせに賢いね!」

サトシ「サトシのくせにってなんだよ!!」

メイ「アハハー!」

チェレン、ベル「「.........」」

サトシ「やっぱりチェレンも旅とかしてたんですか?」

チェレン「勿論!ポケモンリーグにも出たよ!」

サトシ「やっぱり!ポケモントレーナーの憧れですもんね!」

チェレン「まぁー...優勝は出来なかったけどね」

サトシ「えぇ?!ジムリーダーになるような人でも優勝できないんですか?!」

ベル「チェレンは2位だったんだけどねー、優勝したトレーナーはすっごく強かったから...」

チェレン「今頃アイツ、何してるかな」

メイ「あっ!トウヤ先輩ですね!」

ベル「そう!」

サトシ「トウヤ?」

ベル「トウヤもカノコタウン出身なんだよ!」

サトシ「カノコタウン出身多いな...」

メイ「トウヤ先輩始め、チェレン先輩ベル先輩そしてもう1人トウコ先輩が同期なんだけど、みんなトレーナーとしてかなりの腕前をもってたから、その世代はカノコタウンの黄金世代って言われてるんだよ!」

サトシ「かっけぇ〜!」

ピカチュウ「ピカァ〜!!」

チェレン「そんな大層なものじゃないよ」

ベル「なんか、そう言われると照れるよね〜」

メイ「あ〜私達もそんなふうに言われたいな〜」

サトシ「達?」

メイ「キョウヘイとヒュウっていう幼なじみがいるんだけど、私とほぼ同時期に旅に出たんだ〜」
 ▼ 146 ンタイン@バグメモリ 18/05/18 22:37:55 ID:QsypqfoQ [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タケシポジなしでどうやって生活するんだろう
 ▼ 147 ードラ@グラスメモリ 18/05/18 22:54:18 ID:IkFlOpb6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>146
サトシが作る
 ▼ 148 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/18 23:04:57 ID:B/Nadiuw [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「へぇ」

メイ「三人で第二の黄金世代って呼ばれたいね!」

ベル「アハハ!いいねそれ!」

サトシ「あれ?シューティーもカノコタウン出身だよな」

メイ「でも、カノコタウンにいた時にシューティー見なかったな〜」

ベル「彼は正確にはカラクサタウンの出身だからね〜」

メイ「あっそうなんだ!」

アロエ「はいはい!雑談もここまでだよ!」パンパン

アロエが大きく手を叩き、話を中断させる。

チェレン「時間ですか」

アロエ「うん!ハーデリアの体力はどうだい?」

チェレン「いけるか?」

ハーデリア「ワウ!」

ベル「バッチリだね!」

サトシ「じゃあ...!!」

チェレン「サトシのジム戦開始だ!!」

チェレンの掛け声で一同は、バトルフィールドに移動、先ほどと同じようにキダチが審判につく。

キダチ「ルールは、手持ち二体のシングルバトルとなります!先に二体のポケモンが戦闘不能のなった方の負け、なおポケモンの交代はチャレンジャーのみとなります!」

チェレン「先手はこの子だ!行ってこいミルホッグ!」

ミルホッグ「ミルホォッグ!」

サトシ「ミルホッグ?」ピピッ

サトシ「なるほど、ミネズミの進化系か...」

サトシ「だったら俺は、こいつだ!!マメパト キミに決めた!」

マメパト「クルッポー!!」

メイ「サトシは空中戦で勝負を仕掛けるのね!」

メイたちは、観客席でチェレンとサトシの勝負を観戦する。

キダチ「それでは、先攻はサトシ選手からどうぞ!」

サトシ「いくぜマメパトでんこうせっか!」

マメパト「クルポォ!!」シュンッ

 ▼ 149 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/18 23:19:37 ID:B/Nadiuw [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
チェレン「みきり!」

ミルホッグ「ホッグ!」ササッ

ミルホッグはマメパトの動きを"みきり"攻撃をかわすーー

マメパト「ポォー?!」

チェレン「そしていかりのまえば!!」

ミルホッグ「ミルホォォグ!!」ガブリッ

ミルホッグが'でんこうせっか"を避けたと同時に"いかりのまえば"で噛み付くーー!!

マメパト「クルポォッー!!」

アロエ「今のは痛いね!」

ベル「いかりのまえばは問答無用でポケモンの体力を半分削る技...体力満タンだったマメパトにジャストなタイミングで決まったね」

メイ「うぅ...サトシ頑張れ!!」

サトシ「まだまだ!!マメパトその状態でエアカッター!」

マメパト「クルッポォー!!!」ズババババッ

マメパトが噛み付かれたまま、ミルホッグにゼロ距離で"エアカッター"を浴びせるーー!!

ミルホッグ「ホォォォグゥッー!!」

"エアカッター"の影響でミルホッグがマメパトを口から離すーー

サトシ「いいぜマメパト!」

マメパト「クルポォー!!」

チェレン「ミルホッグかみくだく!」

ミルホッグ「ミルホ!」アンゲリ

サトシ「でんこうせっかで上昇!!」

マメパト「クルッポー!!」バサバサ

メイ「よしっ!これでかみくだくは届かない!」

チェレン「はかいこうせん」

ミルホッグ「ミルホォォォォォグゥ!!!!」ドドドドド

サトシ「なっ?!」

マメパト「クルポォ?!」

ドカァァァァァン

マメパト「ポォオォオォ...」クルグル

ミルホッグの放つ突然の大技に、マメパトは外すべなく倒されるーー
 ▼ 150 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/18 23:37:43 ID:B/Nadiuw [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「そんな...こんなにあっさりとマメパトが負けるなんて...」

サトシ「マメパト...お疲れ、ありがとうな」ピチュン

チェレン「こんなものかい?サトシ」

サトシ「こっからですよ!」

メイ「次はどのポケモンでいくんだろ?」

アロエ「圧倒的ピンチ...これをどう乗り切るか、見物だね」

サトシ「初のジム戦いくぜ!ツタージャ キミに決めた!!」

ツタージャ「タジャ!!」

チェレン「ツタージャできたか」

ベル「へぇー!!サトシ君はカノコタウン出身じゃないのに、ツタージャをゲットしてるんだ!」

メイ「うん!ツタージャならいけるかも!」

チェレン「こい!サトシ!!」

サトシ「ツタージャ リーブレード!」

ツタージャ「タァァジャ!!」ジャキッ

スパンッ

目にも留まらぬ早さでツタージャがミルホッグを一閃ーー!!

ミルホッグ「ホォォグッ!!」

チェレン「早い!!」

ベル「ツタージャは研究所の仕事で沢山見てるから分かる...あのツタージャかなりの手練れだ」

チェレン(みきりをする暇さえ無かった...あのスピードは要注意だね)

サトシ「もう一度リーフブレード!」

ツタージャ「タジャ!!」ジャキッ

チェレン「かみくだくで受け止めるんだ!!」

ミルホッグ「ミッホォォグ!!」アングリ

スパッ ガブリッ

ミルホッグがツタージャの尻尾に噛み付き、"リーフブレード"を受け止めるーー!!

ツタージャ「タジャッ?!」

サトシ「あのスピードをもう対応したのか?!」

チェレン「早さはあっても攻撃が直線的だからね、伊達にジムリーダーはやってないよ!!」

サトシ「ヘヘッ!流石だぜ!!」
 ▼ 151 ードラン@こわもてプレート 18/05/19 11:35:53 ID:qhcmw08s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>147
サトシは料理できないんだよなぁ
 ▼ 152 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/19 17:02:57 ID:hH.aBIg2 [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
チェレン「ツタージャをなげとばせ!」

ミルホッグ「ミィホッグ!」バッ

口にくわえたツタージャを遠くの壁に向かって投げつけるーー!!

ダダンッ

ツタージャ「タジャッ!!」カハッ

サトシ「大じょ...」

ツタージャ「タジャァァァァァ!!!」

サトシか がツタージャの心配をする前に、ツタージャは"まだやれる!"と吠える。

サトシ「いけるな!ツタージャ メロメロだ!」

ツタージャ「タァージャ♪」ウインク

メロメロメロ~

ミルホッグ「ミルボッグ?!」

チェレン「メロメロに当たるなミルホッグ!」

ポワァァァァン

ミルホッグ「ミルィ〜ホ!」メロメロ

チェレン「くっ...!!」

サトシ「つるのむちだ!」

ツタージャ「タァッジャ!!」ブンブンッ

ベシベシンッ

ミルホッグの顔を"つるのむち"で滅多打ちにするーー!!

ミルホッグ「ミルホォォッ〜」メロメロ

それでもミルホッグは正気に戻らないーー

メイ「なんか、毎度毎度いけないものを見ている気になるんだよね、アレ...」

ベル「中々、インパクトのある組み合わせだねメロメロとつるのむち...」

チェレン「しっかりするんだミルホッグ!!」

ミルホッグ「ミルホォォ〜」メロメロ

サトシ「リーフブレード!!」

ツタージャ「タッジャァ!!」ジャキッ

スパンッ

ミルホッグを頭から一閃するーー!!

ミルホッグ「ミルホォオッ!!」
 ▼ 153 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/19 17:16:50 ID:hH.aBIg2 [2/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミルホッグ「ミルホォオ...」グルグル

キダチ「ミルホッグ戦闘不能!ツタージャの勝ち!」

サトシ「やったぜツタージャ!!」

ツタージャ「タジャア!!」

チェレン「ミルホッグお疲れ」ビチュン

メイ「苦労してゲットした甲斐あったねツタージャ」

ベル「あ〜やっぱりあの娘捕まえるの相当苦労したんだ」

メイ「そうですよ!あのメロメロはもうくせ者ならぬ、くせ技で...」

アロエ「ツタージャ本来の能力もだけど、それを100%引き出せているサトシも大したもんだよ!!」

チェレン「中々に厄介な技を使うツタージャだね...でも、それだけではこの僕には勝てないよ」

サトシ「わかってます!!」

チェレン「フッ...いってこいハーデリア!」

ハーデリア「ワウゥゥー!!」

サトシ「来たかハーデリア...」

チェレン「ハーデリアほのおのキバ!」

ハーデリア「ワウゥ!」メラッ

ハーデリアは牙を発火させるーー

サトシ「来るぞツタージャ!」

ツタージャ「タァジャ!!」

チェレン「GO!!」

ハーデリア「ワウ!」ダタッ

チェレンの合図でハーデリアが走るーー!!

サトシ「つるのむちだ!足をねらえ!」

ツタージャ「タァァァジャ!」ブンッ

ハーデリアの足めがけて"つるのむち"をはなつーー!!

チェレン「ジャンプ!」

ハーデリア「ワウ!」ピョン

軽くジャンプして"つるのむち"をかわすーー

サトシ「なっ...!」

ハーデリア「ガウ!」ガブゥ

ツタージャ「タッジャァァッ!!」
 ▼ 154 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/19 17:45:51 ID:hH.aBIg2 [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
チェレン「ハーデリア続けてじゃれつくだ」

ハーデリア「ワウゥ!!」

サトシ「ツタージャつるのむちで、屋根につかまれ!」

ツタージャ「タジャア!!」ビヨーン

パシッ

ツタージャは屋根の鉄骨にツルをまきつけ、ツルで自分を持ち上げて空中へ回避するーー

ハーデリア「ガァァウ!!」スカッ

チェレン「ほぉー...周囲の物を利用して攻撃をかわすか!うん、ちゃんと周りが見えている良い証拠だよ!」

ツタージャ「タジャ...」ブラーン

サトシ「ツタージャ メロメロだ!!」

ツタージャ「タァァァジャ♪」ウインク

メロメロメロ~

チェレン「きたねメロメロ」

ハーデリア「ワウゥゥゥ」

チェレン「メロメロに向かってほのおのキバ!!」

ハーデリア「ワウ!!」メラッ

ガブンッ

ハーデリアが"ほのおのキバ"で"メロメロ"を噛み砕くーー!!

サトシ「えぇ?!」

メイ「うっそ!そんなのあり?!」

ベル「チェレンだって長年の旅で鍛えた腕があるからね♪二度も同じ手には乗らないよお!」

チェレン「メロメロはやぶった...さぁ、どうするサトシ?」

サトシ「リーフブレード!!」

ツタージャ「タジァァァァ!!」ジャキッ

チェレン「ギガインパクト!!」

ハーデリア「ワァウ!!」ドゴゴゴゴゴ

スパンッ ドゴォン

"リーフブレード"と"ギガインパクト"がぶつかり合うーー
 ▼ 155 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/19 17:54:47 ID:hH.aBIg2 [4/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ババンッ

互いの技がはじけるーー

ツタージャ「タジャァァ!!」ズザァー

ハーデリア「ワウゥ!!」ズザァー

技がはじけた衝撃で二匹とも後ろへ吹き飛ばされたが、なんとか体制を保つーー

サトシ「互角か」

チェレン「ハーデリアじゃれつく!」

ハーデリア「ワウ!!」ダタッ

ハーデリアがツタージャに向かって駆けてくるーー!!

サトシ「リーフストーム!!」

ツタージャ「タァァァジャァァァァァ」コォォォォォォ

チェレン「?!リーフストームを覚えているのか?!」

ベル「やっぱり、レベル高いねあのツタージャ」

スバババババババッ

ハーデリア「ワウゥゥゥゥッ!!!」

サトシ「効いてるぞ!!」

ツタージャ「タジャ!」

チェレン「きしかいせい!!」

ハーデリア「ガウ!!」ダタッ

ズダァァンッ

"リーフストーム"を飛び出し、ツタージャに"きしかいせい"の一撃をいれるーー!!

ツタージャ「タァァジャッ!」

サトシ「リーフストームをもろともしないか...」

サトシ「いや、確実にダメージは与えているはずだ」

チェレン「さぁ、次はどんな手を使ってくるんだい?」

サトシ「そうだ...!ツタージャもう一度メロメロ!」

ツタージャ「タァァァジャ♪」ウインク

メロメロメロ~

チェレン「ほのおのキバ!」

ハーデリア「ガウ!」メラッ
 ▼ 156 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/19 18:03:19 ID:hH.aBIg2 [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「つるのむちでハーデリアの口を縛るんだ!」

ツタージャ「タッジャ!」ビヨーン

グルグルパシッ

ハーデリア「ガウ?!」モゴモゴ

チェレン「しまっ...!!」

ポワァァァァン

ハーデリア「ワフゥゥ〜」メロメロ

チェレン「ハーデリア!!」

サトシ「ハーデリアを地面に叩きつけろ!」

ツタージャ「タァァァジャ!」グイッ

ドダァァンッ

ハーデリア「ワウゥッ!!」メロメロ

グイッ

ドダァァンッ

ハーデリア「ワオォォンッ〜!」メロメロ

ツタージャがツルでハーデリアを持ち上げては、地面へたたき落とすーー!!

サトシ「これで終わりだー!!!」

ツタージャ「タァァァジャ!!」グイッ

ドダァァンッ

ツタージャが力一杯に、ハーデリアを地面へとたたき落とすーー!!

ハーデリア「ワウゥゥッ!!」

ハーデリア「ワウゥ...」グルグル

チェレン「ハーデリア...」

キダチ「ハーデリア戦闘不能!ツタージャの勝ち!よって勝者マサラタウンのサトシ!!」

サトシ「いぃぃぃよぉっしゃー!!ジム戦突破だぜ!!」

ツタージャ「タジャタッジャ!!」

チェレン「結局メロメロを決められてしまったか...お疲れハーデリア」ビチュン

メイ「やったやった!!サトシの勝ち!!」

ベル「あーあー、チェレン負けちゃった」

アロエ「どちらも良い勝負だったよ!!」
 ▼ 157 キジカ@アクアスーツ 18/05/19 18:20:08 ID:yaMy3Wn2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 158 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/19 19:41:11 ID:hH.aBIg2 [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
チェレン「それじゃサトシ、シッポウジム突破の証にこのベーシックバッジを受け取ってくれ!」

サトシ「はい!!」カチャ

サトシは、光り輝くベーシックバッジを手に取る。

サトシ「ベーシックバッジゲットだぜ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!!」

ツタージャ「タジャタジャア!!」

サトシ「ありがとうなツタージャ!」ナデナデ

ツタージャ「タジャ〜///」

ツタージャは初めて、トレーナーな頭を撫でてもらいほんの少しだけ、顔を赤らめる。

ベル「負けちゃったね、チェレン」

チェレン「いつかサトシとはジム用のポケモンではなく、本気の僕のポケモンで勝負したいな...」

ベル「おぉ!そうなったら見物だね!!」

チェレン「あぁ!」

ベル「...ねぇ、チェレン」

チェレン「なんだい?」

ベル「この後って時間空いてる?」

メイ(キャーー!!これは、デートのお誘い?!)

チェレン「あぁ!空いているから2人でどこか行こうか!」

ベル「うん!!」

メイ「デートかぁ...羨ましいな〜」

サトシ「デートってなんだ?」

メイ「男女二人でどこかへ遊びにいくの」

サトシ「なんだ、俺たちと変わらないじゃん!!旅みたいなもんだろ?」

メイ「...サトシ、私は頭が痛いよ」

ツタージャ「タァージャ」ハァー

サトシ「よし!ピカチュウ俺たちもデートだ!次の町へ向かうぞ!」

メイ「だから、男女でって言ってるじゃん!!ピカチュウと一緒に遊びにいくのって、デートでも何でもないからね?!」

メイ「あと、今日はこの町に泊まるよ!!先は長いんだから、泊まれる所があるならそこで一泊するの!!わかった?!」

サトシ「はーーーい」

ピカチュウ「ピィーーカ!」
 ▼ 159 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/19 21:13:51 ID:hH.aBIg2 [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
アロエ「せっかくならココの博物館をじっくり見てみな!いい経験値になると思うよ!」

サトシ「おぉ〜!ポケモンの化石とか見ようぜピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピッカ!!」

サトシとピカチュウは、駆け足でバトルフィールドを抜け博物館の本館へ急ぐ。

メイ「はぁ〜...純粋というか、なんというか...」

ベル「チェレンいこ!!」

チェレン「まぁー、でもこの辺じゃデートで楽しめる所は少ないな...」

アロエ「小さい町だからね〜」

ベル「じゃあね、ちょっとだけショッピングに付き合ってよ!」

チェレン「あぁいいよ!!」

メイ「い〜な〜やっぱりそういうの憧れる〜!!」

アロエ「アッハッハッハッハッ!!メイにも必ずいい人が現れるよ!!」

メイ「そうだと嬉しいです!」ニコッ


サトシとピカチュウ、は、並べられたポケモンの化石をまじまじと見ていた。

サトシ「すっけぇ〜」

ピカチュウ「ピィ〜カ〜」

ツタージャ「タジャ〜」フア~

ツタージャは、あまり興味がなかったのか化石には目もくれずサトシの側で欠伸をしている。

サトシ「ツタージャは見なくていいのか?」

ツタージャ「タジャ」

サトシ「そうか...」

キダチ「こういうのは男のロマンですからね〜、女性には分からりづらいものなんですよ」

サトシ「キダチさん!」

キダチ「サトシくんは化石に興味がおありで?」

サトシ「ん〜、興味っていうか昔はこんなポケモン達が沢山いたんだな〜って思うとなんだかワクワクして楽しいんです!!」

キダチ「うんうん!僕にも分かりますその気持ち!」

メイ「あっいたサトシ」

サトシ「メイも化石にはあんまり興味がないかんじ?」

メイ「化石?ん〜〜、まぁ多少はあるかな?」
 ▼ 160 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/21 22:24:19 ID:4l7XFreE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「じゃあ、見てくのか?」

メイ「んーん、私寄りたいとこあるからそっち行こうと思って」

サトシ「そうか!また、ポケモンセンターでな!!」

メイ「うん」

メイはサトシに挨拶だけすると、博物館を出て"元アーティのアトリエ"へ向かった。

メイ「ここが、有名なアーティさんの...」

レンガ造りの、古びた外面がいい味を出している一件の家をみつめる。

ここは、メイの御用達"イッシュの歩き方"にも掲載されていたジムリーダーであるアーティの元アトリエだ。

アーティは画家としても大変名の知れた人物であり、元ではあるがその名画家のアトリエは、ちょっとした観光スポットとして有名になっている。

メイ「ここで数々の名画が生まれたんだね」

特に絵に興味のあるメイでは無かったが、親がアーティの絵のファンでありよく熱弁されていた。

なので一通りの知識は備わっており、アーティの絵だけは特別、興味を惹かれる。

メイ「ヒウンシティに行けば会えるんだよね」

8つのジムバッジ制覇を狙うサトシについて行くことでこうしたメリットも得られんだな〜と感じる。

メイ「さーて、ご飯でも作ろ♪サトシ放っておくと木の実そのまま食べちゃうし」

メイは"元アーティのアトリエ"を後にし、ポケモンセンターで料理を作る準備を始めるのであった。


キダチ「満足されましたか?」

サトシ「はい!!」

ピカチュウ「ピカピカチュウ!!」

空がオレンジ色に照らされている頃、サトシ達は博物館を満喫し、メイの待つポケモンセンターへと足を進めようとしていた。

アロエ「アンタのバトル中々ガッツがあって良かったよ!ポケモンリーグへの挑戦頑張んなよ!!」

サトシ「はい!ありがとうございます!!」

キダチ「次の街ヒウンシティへ行くには、ヤグルマの森を抜けないといけない...あそこは、迷いやすいから気をつけるんだよ」

サトシ「分かりました!」

アロエ「それじゃーね!!」

サトシは二人に見送られ、博物館を後にするのであった。
 ▼ 161 ロバレル@むしよけスプレー 18/05/21 22:27:05 ID:/eRiDTgE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やっぱデントは来ないのか……
 ▼ 162 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/21 22:36:44 ID:4l7XFreE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「フンフフンフーン♪」

チラーミィ「ミィ!」

モンメン「メン!」

メイは大鍋をかき混ぜながら、鼻歌を歌っている。

メイ「チラーミィ、そこのパン焼いてくれる?」

チラーミィ「チラ!」

チラーミィはせっせとパンを運びオーブンの中に入れる。

メイ「さてと、シチューはもうそろそろかな?」

サトシ「おっ!なんかいい匂いがする!!」

メイ「あっおかえりサトシ」

サトシ「メイが料理作ってるのか?!」

メイ「そんなに驚かなくても...私だって女の子なんだから料理くらいするよ!!」

サトシ「へぇ〜...」

サトシ(料理はいつもタケシが作ってたから、なんか新鮮だな...)

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「タケシ、今頃元気にやってるかな?」ボソッ

メイ「なんか言った?」

サトシ「いや!なんでもないんだぜ!!」

メイ「ふ〜〜ん」

サトシ「にしても、わざわざ料理しなくてもポケモンセンターにご飯あるだろ?」

メイ「せっかく、女の子が料理作ってるんだから普通そんなこと言う〜?!」

サトシ「えっ?ごめん...」

メイ「まぁー...たまに料理作っとかないと腕がなまっちゃいそうだし」

サトシ「なんとなくその気持ち分かるぜ!俺もバトルしないと腕がなまりそうでさ!」

メイ「一緒にしないでほしい...」

サトシ「でも美味しそうだな!!」

メイ「本当?やっぱり誰かに食べてもらえるって思うも気合いが入るね〜」

チラーミィ「チラ!」

モンメン「メ〜ン!」

 ▼ 163 ッコアラ@ギンガだんのカギ 18/05/22 02:08:58 ID:wM/cE.2A NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 164 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/23 18:38:18 ID:X9tbgdKY [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「うっめぇぇ!!!」

ピカチュウ「ピカチュー!」

ツタージャ「タジャ!」

ポカブ「カブゥー!」

ミジュマル「ミジュ!!」

マメパト「クルポー!」

サトシとそのポケモン一同は、メイの作った料理を堪能していた。

メイ「簡単なものだけどね」

サトシ「美味い!美味いぜメイ!!」ガツガツ

メイ「ありがとう!」

ミジュマル「ミ〜ジュ〜」

他よりも一足先にメイ特製のポケモンフーズを食べ尽くしたミジュマルは、隣のポカブのフーズに目をつける。

ミジュマル「ミジュ」

あろう事か、ミジュマルはポカブの食べていたポケモンフーズを横取りする。

ポカブ「カブ!!」カチン

ポカブ「カッブゥゥゥ!!」バチチチ

怒ったポカブは、ミジュマルに"ひのこ"を浴びせるーー!!

ミジュマル「ミジュ!!」カチン

やりやがったな!と、ミジュマルも反撃に出ようとする。

サトシ「何やってんだ二人共!!」

メイ「ちょっと、ちょっと!喧嘩しないでよね!!」

慌ててサトシとメイは、二匹をなだめる。

メイ「もぉー!!意地汚いよミジュマル!!おかわりならあるから他のポケモンのご飯を奪わないのっ!!」メッ

ミジュマル「ミジュ...」

サトシ「ポカブも食べ物取られて腹が立つのはわかるけど、すぐ手を出したらダメだろ」

ポカブ「カブブ...」

サトシ「ミジュマル、ポカブに謝るんだ」

ミジュマル「ミジュミジュ...」ペコッ

渋々ではあるが、ミジュマルはポカブに頭を下げる。

ポカブ「カブ」
 ▼ 165 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/23 18:54:09 ID:X9tbgdKY [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「ふぅ〜...ミジュマルおいで、おかわりあげるわ」

ミジュマル「ミジュ!!」

サトシ「もう、あんまり喧嘩するんじゃないぞ!」

ポカブ「カブ」

ミジュマル「ミジュ」

サトシ「本当にわかってんのか二人共?」

ツタージャ「タジャタジャ」フッ

ツタージャはこういう団欒もいいなという目で、サトシ達を見つめていた。

食事を終えた一同は、ポケモンセンター内の宿泊部屋にて泊まり、一夜を過ごすのであった。

メイ「ん〜〜〜ん!!」グググ

メイはベットから起きると、背中を伸ばし体をほぐす。

メイ「さてと、今日はヤグルマの森を抜けて...」

メイはベットの隣においてあったリュックから、"イッシュの歩き方"なる雑誌を取り出し、とあるページを開く。

メイ「ココ!ココには絶対行きたかったんだよね〜楽しみだな♪」

そう言っているメイは、"スカイアローブリッジ"が堂々と載せられているページをニンマリと笑いながら見ている。

それからメイは出発の仕度を済ませ、ポケモンセンターのロビーへと向かった。

サトシ「おっメイ遅かったな」

サトシはもう既に旅の身支度を済ませ、ロビーでメイのことをまっていた。

メイ「女の子は色々と準備に忙しいの!!」

サトシ「へぇ〜...」

ピカチュウ「ピカピカ」

メイ「さっ、サトシ!ヤグルマの森に行こ!さっさと抜けて目指せスカイアローブリッジ!!」

サトシ「スカイアローブリッジ?」

メイ「フフフ!それは見てからのお楽しみだよ!」

メイは、ルンルン気分でポケモンセンターを飛び出し、陽気な足取りで"ヤグルマの森"へと向かって行った。

サトシ「元気だな〜メイは」

サトシもメイの後を追い、"ヤグルマの森"へと足を踏み入れるのであった。

そして、"ヤグルマの森"には既に先客がひっそりとサトシの事を狙っているのであった。

ムサシ「やって来たわねジャリボーイ!!」ボソッ

草の陰に隠れる怪しい影が三つ...
 ▼ 166 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/23 19:11:32 ID:X9tbgdKY [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「なぁ〜まだ抜けないのか?」

ポケモンセンターを出てから数時間はたっただろう。

二人の疲労は足に集中し、フラフラとしか歩けない。

メイ「やっぱり結構奥深いなこの森」

サトシ「キダチさんが、ヤグルマの森は迷いやすいって言ってたけど本当にそうだったな...」

ピカチュウ「ピカチュー」

メイ「サトシ、休憩にしよ」

サトシ「そうだな...お腹すいたし」

時間は昼を少し過ぎ、空に輝く太陽も少しずつ西へと傾きつつあった。

メイ「朝にサンドイッチ作ってきたから一緒に食べよう!」

サトシ「おぉー!!マジで?!サンキューメイ!」

メイ「はい!」パカ~

メイはカバンにしまってあったバスケットを取り出し、サトシにサンドイッチを差し出す。

サトシ「うん!やっぱりメイのメシは最高だぜ!!」モグモグ

メイ「私もたーべよ♪」アムアム

ピカチュウ「ピカピカ」モグモグ

ピカチュウもサトシからサンドイッチの欠片を貰って、もぐもぐと食べている。

人は食べている時が一番油断をする生き物だ。

ウィーーーーーーン

ガシッ

ピカチュウ「ピカ?!」

どこからともなく機械仕掛けのアームが飛び出し、ピカチュウを捕らえる。

サトシ「なんなんだ!!」

ムサシ「な...」

以下省略

コジロウ「一文字...一文字だったぞ!!」

ニャース「ついに口上が一文字になったのニャ...」

メイ「あなた達また...!!」

ムサシ「えーーい!!そんなことはどうだっていいのよ!割と久しぶりの出番なんだから張り切っていくわよ!!」

コジロウ「って、言ってもお目当てのピカチュウはゲットしたし...帰る!!」スッタコラサッサー
 ▼ 167 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/23 19:26:01 ID:X9tbgdKY [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「おい待て!ピカチュウを返せ!!」

ピカチュウ「ピカピー!!」

サトシの声に構わず、ロケット団は一目散に逃げていく。

サトシ「くそっ!」

突然の出来事にあっけを取られたことと相変わらずのロケット団の逃げ足の早さ、それに木々が入り組んだ森の中というだけあって、あっという間にロケット団を見失う。

サトシ「いけマメパト!」パァーーン

マメパト「クルッポウ!」

サトシ「マメパト、ピカチュウがまた攫われた!空からロケット団を探してくれるか?!」

マメパト「クルッポ!」バサバサ

ここの森ほど深くはなかったが、マメパトは一度森の中でロケット団に攫われたピカチュウを見つけ出した実績がある。

ロケット団の顔も、なにより普段から一緒にいるピカチュウの顔はバッチリ頭に入っているので見つけ出すのはそう難しい事ではない。

サトシ「頼むぜマメパト...!」


サトシがピカチュウを必死に探している頃、ロケット団はさっきいた場所から数キロ離れた場所で気球を膨らませていた。

ムサシ「とっとと、空から逃げてピカチュウをサカキ様に献上するわよ!」

コジロウ「おう!」

ニャース「それにしても、ヤグルマの森の入り口からジャリボーイ達をつけていた甲斐があったのニャ!」

コジロウ「食事中の油断と、体力が疲弊していたチャンスにピカチュウを頂戴する!見事な作戦だったな!」

ピカチュウ「ピカァ〜...」

ピカチュウは縄で体を拘束された状態のうえ、でんき技の対策として絶縁シートの袋の中に閉じ込められていた。

ムサシ「気球は出来た?!」

コジロウ「おう!」

いつものニャースの顔が印象的な気球。

空を飛んで逃げる準備は整っていた。


サトシ「ロケット団め...絶対許さないぞ!!」

メイ「ほんっと、アイツらしつこいね!!」

苛立ちが隠せないサトシとメイが、何気なしにふと空を見上げた。

サトシ「あれは...!!」

そこには見慣れた気球で飛んで逃げるロケット団の姿があった。

メイ「あれアイツらの気球?!」
 ▼ 168 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/23 19:38:37 ID:X9tbgdKY [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「あぁ!!」

サトシとメイはロケット団を見上げるが、上空を飛ぶ気球に手が出せない。

マメパト「クルッポー!!」

そこに颯爽とマメパトが登場する。

サトシ「来たか!」

メイ「飛び回ることは出来ないけど、宙に浮いてサポートなら出来る!モンメンお願い!」

モンメン「モンメン!」

ムサシ「ん?なんか飛んできたわよ」

コジロウ「あれは...マメパトか」

ニャース「きっとジャリボーイのニャ!!」

ムサシ「コロモリ頼んだわよ!」パァーーン

コジロウ「デスマスお前もだ!」パァーーン

コロモリ「モリィ!」

デスマス「デーース!」

モンメン「モ〜ン!」

そこに、モンメンも合流する。

ムサシ「いけコロモリ エアカッター!」

コロモリ「コロモリィィ!」ズバババッ

スパスパスパッ

モンメン「メンンッー!」

メイ「あぁ?!モンメン!!」

サトシ「でんこうせっか!」

マメパト「クルッポー!!」シュシュッ

ズダァン

コロモリ「モリィィッ!!」

メイ「ありがとうサトシ!助かった!」

コジロウ「デスマスおにびだ!」

デスマス「マァース」ボッ

サトシ「エアカッターだ!」

マメパト「クルッポォォー!!」ズバババッ
 ▼ 169 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/23 19:50:10 ID:X9tbgdKY [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
マメパトが"エアカッター"の風力で"おにび"を吹き返すーー

メラッ スパンッ

デスマス「デスゥッ!!」メラッ

コジロウ「あぁぁぁーー!!!」

ムサシ「ったく!何やってんのよ!」

メイ(やっぱりサトシは凄い...戦いなれてるって感じがする!!)

サトシ「マメパトこの隙にピカチュウを解放させるんだ!」

マメパト「クルッポォォー!!」ズバババッ

マメパトは"エアカッター"でピカチュウが閉じ込められている袋を狙うーー!!

ムサシ「させないわよ!コロモリねんりき!」

コロモリ「モリ!」キィィン

ピタッ

"エアカッター"で"ねんりき"に止められるーー

メイ「モンメンしびれごな!」

モンメン「メンメン!」パサパサパサ

コジロウ「させるか!デスマス シャドーボール!」

デスマス「デースゥ」ドッ

ボォォォンッ

メイ「くっ...!しびれごなが!!」

ムサシ「ねんりき!」

コロモリ「モリィ!」キィィン

ババンッ

マメパトが"ねんりき"に弾かれるーー!!

マメパト「クッポォッー!!」

サトシ「マメパト?!」

ムサシ「今度はモンメンにもう一度!」

コロモリ「モリィィ!」キィィン

ババンッ

モンメン「メメーンッ」
 ▼ 170 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/23 20:01:17 ID:X9tbgdKY [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
モンメン「メメェ〜ン」ピヨピヨピヨ

メイ「うそっ!混乱しちゃった...」

ニャース「いいのニャ!いい調子なのニャ!!」

モンメン「メンメンメン!!」ピヨピヨピヨ

ズガドンズガドン

モンメンはわけも分からずマメパトを攻撃するーー

マメパト「クルッポッ!!」

ムサシ「よぉーし!あっちが仲間同士で戦っている間に逃げるわよ!」

コジロウ「おう!!」

コジロウは気球のバスケットについたジェット噴射機のスイッチに手を伸ばす。

サトシ「くっ...!!」

メイ「やめてモンメン!!」

モンメン「メンメン!!」ピヨピヨピヨ

ズガドンズガドン

依然マメパトは、モンメンに攻撃され身動きがとれないーー

ニャース「ニャー達の勝利ニャ!!」

ニャースがニヤリと笑う。

コジロウ「ポチッとーー...」

スイッチを押すその寸前で...

マメパト「クルッポォォォォォォォォ!!!!」ピカァー

マメパトの体が輝き始めるーー!!

コジロウ「なんだなんだ?!」

突然の出来事にコジロウが手を引っ込める。

メイ「これって...」

サトシ「進化の光!!」

ハトーボー「トボォォー!!」

サトシ「あのポケモンは!!」ピピッ

サトシ「そうか...ハトーボーっていうのか!」

ハトーボー「トボ!」ビュンッ

ハトーボーが今までとは比べ物にならない速さの"でんこうせっか"で、モンメンの混乱攻撃から切り抜けるーー!!
 ▼ 171 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/23 20:10:22 ID:X9tbgdKY [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「速い!!」

ハトーボー「トボォォー!!」

ズダァン

コロモリ「モリィッ!!」

ムサシ「あぁっ?!コロモリ!!」

コロモリ「モリィイィイィ...」グルグル

ニャース「ニャンと?!コロモリが一撃で...!!」

メイ「技の威力もアップしてる!!」

サトシ「まだまだ行くぜ!」

コジロウ「デスマスおにびだ!」

デスマス「デス!」ドッ

ハトーボー「トォーボ!!」ヒョイ

サトシ「上手いぞ!!」

ハトーボー「トォォォボォ!!」ズッパァァ

ハトーボーが翼でデスマスを切り裂くーー!!

サトシ「あの技は!!」

ハトーボーは"つばめがえし"を修得した。

デスマス「デスマァ...」グルグル

コジロウ「デスマスお前まで?!」

ムサシ「何してるのよコジロウ!さっさとジェット噴射機 で逃げるわよ!」

ムサシとコジロウはコロモリ、デスマスをボールに戻し、再びスイッチに手を伸ばす。

ハトーボー「トボォォー!!」ビュンッ

しかし、ハトーボーはコジロウの指がスイッチに届く前に"でんこうせっか"でピカチュウの入った袋をかっさらう。

サトシ「ナイスだハトーボー!!」

ムサシ、コジロウ、ニャース「「「あぁぁぁ!!!」」」

サトシ「ハトーボー エアカッター!!」

ハトーボー「トボォォー!!」ズバババッ

ハトーボーは気球目掛けて"エアカッター"を放ち、気球に穴を開けるーー!!

ボスッ

ニャース「あっ...」
 ▼ 172 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/23 20:20:58 ID:X9tbgdKY [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
中の空気が一気に外に溢れ出し、その反動でロケット団は気球ごと空の彼方へと飛ばされる。

ムサシ、コジロウ、ニャース「「「やぁーなかーんじぃぃー!!」」」

キランッ

ハトーボー「トボ!」

サトシ「ハトーボーよくあそこで進化してくれたな!」

ハトーボー「トボー!」

ピカチュウ「ピカピ!!」

サトシ「ピカチュウ、無事で良かったぜ!」ダキッ

ピカチュウ「ピカチュ〜」

サトシ「ハトーボー、ピカチュウをありがとな!」

ハトーボー「トォォボ!」

メイ「モンメンお疲れ、ありがとね!」ビチュン

モンメン「メェ〜ン...」

モンメンは申し訳なさそうにしながら、ボールに戻っていった。

メイ「ごめんねサトシ、あまり手助け出来なかったや」

サトシ「気にすんなって!メイもモンメンもピカチュウを助けようとしてくれてありがとな!」

メイ「うん...」

メイは何処かうかない顔をしている。

サトシ「そんな暗い顔すんなって!さっさとこの森抜けようぜ!」

メイ「そうだね!」

サトシの声に励まされ、メイは笑顔を取り戻す。

ロケット団との一悶着の間に時刻は夕方を回り、光が差し込みにくい鬱蒼とした森の中では時間以上に辺りを暗く感じる。

メイ「野宿だけはやだなー...」

サトシ「そうか?」

メイ「せめて、スカイアローブリッジにさえ着けばなんとかなるんだけど...」

サトシ「なぁメイ、アレ」

サトシがとある看板を指さす。

メイ「ん?」

看板には"ようこそスカイアローブリッジへ!"と書かれていた。

メイ「良かったぁ〜何とかありそう!!」
 ▼ 173 ティオス@パイルのみ 18/05/25 22:02:00 ID:ACbpt9qU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 174 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/27 21:01:45 ID:EX29.LyU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「きれ〜〜〜い!!」

メイは"スカイアローブリッジ"から見える星空と海原に感動しながら、歓声をあげる。

サトシ「いい景色だな!!」

ピカチュウ「ピカチュー!!」

メイ「風が気持ちいい〜!!」

メイは腕を広げ、橋の上に吹く風を全身で感じとる。

サトシ「あれがヒウンシティか?」

サトシは、橋の遠くに見える街明かりを指さす。

メイ「そうだよ!イッシュ地方じゃ一番大きな街なんだ!!」

サトシ「へぇ〜」

二人が"スカイアローブリッジ"から見える景色に感動している。

すると...

ボォォォォ.....

サトシ「ん?」

汽笛の音が聴こえてくる。

メイ「おぉー、観光船の音が聴こえるね!」

サトシ「なんか和むな〜」

ピカチュウ「ピカピカ〜」

メイ「ヒウンシティにはね、たくさんの観光船が行き来してるんだ〜」

二人は"スカイアローブリッジ"からの景色を楽しむように、ゆっくり歩き、"ヒウンシティ"に向かうのであった。


"ようこそヒウンシティへ!!"

と書かれた看板が建てられていたのを見たのは、"スカイアローブリッジ"を渡り始めてから30分以上たった後だった。

メイ「ヒウンシティとうちゃーーく!!」

サトシ「いや〜〜今日は長かったな!」

メイ「ヤグルマの森でほぼ一日中迷ってたからね」

サトシ「もう夜も遅いし、さっさとポケモンセンター見つけて寝るか!」

メイ「そうだね〜」

流石イッシュ最大の都市というだけあって、かなり夜が深くなっている時間帯でも、"ヒウンシティ"はそれなりに活気づいていた。

時計の針は12時を回っていなかったとはいえ、普通の町なら明かりは既に消えてしまっているような時間帯。

しかし"ヒウンシティ"はまだまだ至る所で明かりがともり、大勢の人間が街を歩いている。
 ▼ 175 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/27 21:14:49 ID:EX29.LyU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「夜とは思えないな」

メイ「ヒウンの夜は長いって言われているからね」

サトシ「いままでの町とは大違いだな」

メイ「ヒウンシティはだいたいどこかしらの店は一晩中、開いてるからね〜」

サトシ「へぇ〜」

メイ「あっサトシ!ポケモンセンターだ!」

サトシ「おっ!!空いてるかな?」

ピカチュウ「ピッカァ」

メイ「大丈夫だと思うよ?ヒウンシティは泊まるところ一杯あるからわざわざポケモンセンターに泊まる人も少ないだろうし、そもそもポケモンセンター自体がかなり大きいし」

メイが言うように"ヒウンシティ"のポケモンセンターは、これまで訪れたポケモンセンターと違い、施設の上には大型のマンションの様なものが用意されており、何百人というトレーナーが泊まることが出来そうだ。

サトシ達はポケモンセンターで宿泊の手続きをして、それぞれ用意された部屋へと向かっていく。

メイ「じゃあサトシ、また明日ね?」

サトシ「あぁ!!おやすみメイ!」

ピカチュウ「ピカピカチュ〜」

メイ「明日はサトシ...」

サトシ「ん?」

メイ「私の行きたいところに付き合ってくれる?」

サトシ「別にいいぜ!俺もメイのこと散々付き合わせてるし!」

メイ「ありがとう♪」

メイが満々の笑みでニッコリと笑う。

サトシ「じゃあ!」

メイ「うん!明日楽しみにしてるね!」

そう言ってメイは、自室のドアを閉めるのであった。

サトシ「俺達も寝るかー」

ピカチュウ「ピッカチュ」

サトシとピカチュウのメイの隣の部屋へと入る。

サトシ「じゃあピカチュウもおやすみ」

ピカチュウ「ピーカチュ」

サトシはピカチュウを寝かせ、自分は部屋に備え付けてあったシャワールームで、体の汚れを落としてから眠りにつくのであった。

 ▼ 176 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/05/27 21:38:59 ID:EX29.LyU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイの部屋に飾られたカーテンの隙間から、ほんのり朝日が差し込まれる。

メイ「ん...」

その光に顔を照らされ、メイはベッドから起き上がる。

メイ「朝か〜」グググ

メイは肩を伸ばす。

メイ「さて、今日は...」

メイは、今日のプランを考えていた。

折角"ヒウンシティ"に来たんだ。

存分に楽しみたい。

サトシには悪いがジム戦を後回しにしてもらって、今日は"ヒウンシティ"をエンジョイしようと決めていた。

メイ「まぁー私が行きたいのはアトリエヒウンかなー」

"アトリエヒウン"は、イッシュに住まう画家達が作品を作り上げている場所であり、作業場へと足を踏み入れることは出来ないが、一般来場客向けに用意された一角には、アトリエへ通う画家たちの作品が並べられているのである。

その中には、メイが唯一興味のある画家であるアーティの絵も飾られている。

そもそも、この"ヒウンシティ"自体アーティの作品の一つではあるが、目に見えて芸術を実感できるアーティの絵画を何としてもこの目で見たいのである。

メイ「サトシは興味無さそうだなー」

バトルの事にしか興味の無いサトシである。

きっと絵には見向きもしなさそうだ。

メイ「ていうか、サトシはアーティさんジムバトルはするから、本人に会えるんだよね...」

メイ「よしっ!」

メイは外に出る準備を進める。


数分の後...

メイ「準備オッケイ!!」

メイは履いた靴のつま先でトントンと床を叩き、足と靴をフィットさせる。

部屋の鍵をかけて、1階のポケモンセンターロビーへと向かう。

メイ「お待たせサトシ!!」

サトシ「今日はメイ、どこへ行くんだ?」

メイ「ジャジャーン!!ここです!」

メイは"イッシュの歩き方"に掲載されている"アトリエヒウン"のページを開き、サトシに見せる。

サトシ「アトリエヒウン?」

メイ「そ!絵を見に行こうと思って!」
 ▼ 177 ーパ@みずのいし 18/06/02 03:05:43 ID:m0CQgS.g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 178 ガドーン@ラッキーパンチ 18/06/11 07:58:58 ID:BVmg0pfY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このシューティーは好感持てるな
 ▼ 179 ノマダム@アンノーンノート 18/06/20 13:48:00 ID:wQyIJsUg NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 180 ョンチー@うつしかがみ 18/07/06 13:03:43 ID:J4hsKE9k NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 181 ブラン@トウガのみ 18/07/22 19:26:46 ID:jFwE0HfU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 182 ーボック@おうじゃのしるし 18/07/27 12:33:21 ID:FnR.mtiA NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 183 チート@グランドコート 18/08/08 20:54:28 ID:6baMvulE NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
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