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【オリキャラSS】ポケットモンスターアナザーストーリー

 ▼ 1 ーフィ@いいキズぐすり 18/10/06 18:42:59 ID:xz1k0bPQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【注意】
初投稿です
オリキャラSSです
アニポケの世界とゲームの世界が混ざっている世界です
一応、USUMの5年後の世界を想定しています
更新が遅いです
めっちゃ長くなりそう……
 ▼ 2 ースター@チャーレムナイト 18/10/06 20:59:00 ID:ln2I5OI2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告





第1章 カントーへの挑戦
 ▼ 3 クタス@エフェクトガード 18/10/06 21:00:07 ID:ln2I5OI2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
第一話 はじめましてライバル、はじめての旅!

「坊っちゃん、もう時間ですよ!」

「え〜ちょっと待ってよー」

広い屋敷にそんな声が響いている。ここはタマムシシティの外れにある大きな屋敷、人呼んでマスター屋敷。

「もう時間がないですよ!」

「やべっ!」

なぜマスター屋敷と呼ばれているかというと…

「スバル、早くしろ!」

「ちょっと待って!」

この家の主はポケモンマスターなのだ! 今日はその息子のスバルの旅立ちの日なのだが……

スバル「えっと、帽子どこだ!?」

キバゴ「キバキバ!」ピョン

そのスバルは今着替えているようだ。

スバル「ありがとな、キバゴ! ……よし、いくか!」

スバルは家のなかを走り外に出た

父「遅いぞ、スバル。早く車に乗りなさい」

スバル「ごめんなさい、父さん」

スバルが乗り込んだ車はオーキド研究所に向かって走り出した

父「キバゴの体調はチェックしただろうな」

スバル「もちろん。万全だよ!」

(昨日の夜から10回以上やって寝れなかったなんて口が裂けても言えないよなぁ)

父「お前は……大丈夫そうだな」

スバル「うん!」

父「お前はこれからカントー地方を旅する。楽しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、辛いことたくさんあるだろうが、それも乗り越えなさい。そして私のところに挑戦しに来なさい。いつになっても構わない。でも、私に挑戦するまでは旅をやめてはいけないよ」
 ▼ 4 ンバット@ゲンガナイト 18/10/07 06:48:06 ID:9nX.7ACI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバル「大丈夫、僕にはポケモン達がついてるから。」

(キバゴ、お前達が支えてくれるもんな)

父「そうか、それなら安心だ。オーキド研究所に到着したようだな」

スバル達が乗っている車はオーキド研究所の目の前に止まった

父「ここはマサラタウン。マサラは真っ白始まりの色。お前の旅の記録と同じだな。」

スバル「いってきます!!!」ウキウキ

父「いってらっしゃい」

スバルはオーキド研究所への階段を登りながらもらうポケモンについて考えていた

(昨日の夜ずっと考えてたけどやっぱりあのポケモンがいいな!)

スバル「すみませーん。オーキド博士いらっしゃいますか?」

オーキド「君はたしか……」

(ポケモン学会の権威にして、初代カントーチャンピオンのオーキド博士!)

スバル「タマムシシティのスバルです!」
 ▼ 5 ビヨン@イバンのみ 18/10/07 06:49:12 ID:9nX.7ACI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
オーキド「おぉ、スバル君か。待っておったぞ。他の子達も今きたところじゃ。こっちじゃ」

スバルがオーキド博士に連れられて入った部屋では……

(なんだ!? この険悪な雰囲気は……)

「それどういうつもりよ!」

「言ったまでさ、君は凡人以下事実だろ」

口喧嘩が繰り広げられていた

オーキド「何をしておる! やめんか、これから旅を始めるというのに」

「「申し訳ありませんオーキド博士」」

「ところで、そちらは?」

スバル「タマムシシティのスバルです。よろしくお願いします」

(なんかこの人たち怖い…)

「僕はハルト、七年後のポケモンマスターだよ」

「私はルーン、カントー筆頭四天王のワタルの娘よ」
 ▼ 6 ソッキー@おはなのおこう 18/10/07 06:49:52 ID:9nX.7ACI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
そんなときオーキド博士が口を開いた

オーキド「もういいかの?」

三人「はい!」

オーキド「まずはポケモンからじゃ。皆は、もう一匹持っているようじゃから、二匹目になるのかの? 好きなポケモンを一匹選びなさい」

(ついにポケモンがもらえるのか……!)


ハルト「僕はゼニガメだね。」

ルーン「私はフシギダネ!」

スバル「僕はヒトカゲだ!」

(やった! ヒトカゲをゲットした! かっこいいなぁ)

オーキド「これがポケモン図鑑じゃ。ポケモン図鑑をすべて埋めて欲しいのぉ。できることは、その説明書にかいてあるぞ」

三人「ありがとうございます!」

(オーキド博士の作ったポケモン図鑑もらえるって名誉なことだよな)
 ▼ 7 ルガモス@いいキズぐすり 18/10/07 20:27:19 ID:4QOEiIes [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
えっと、説明書のページはっと……

説明書のページを開くと次のことが書いてあった

1.ポケモンを捕獲することでデータを保
存します。また、捕獲しなくてもポケモンの情報を得られます
2.手持ちのポケモンをボックスに送るこ
とができます
3.自分のポケモンの能力・技・状態を確
認できます
4.身分証明書となり、ポケモンジムの挑
戦、各リーグへの挑戦のために必要な
です
5.また、連絡先を交換することで連絡ツールとしても使えます

(さすがポケモン図鑑! いろんなことができる)

その時、スバルの腰のボールからキバゴが出てきた

スバル「どうした?」

キバゴ「キバキバ!」

キバゴはポケモン図鑑を指差し、自分を指差した

スバル「あぁ、そういうことか! えっと…」
 ▼ 8 ルード@スペシャルガード 18/10/07 20:28:25 ID:4QOEiIes [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバルはポケモン図鑑をキバゴに向けた

キバゴ 〓 キバポケモン 高さ0.6 m 重さ 18.0 kg ドラゴンタイプ

キバで樹木に傷をつけて縄張りの目印にする。キバはおれてもすぐにはえる。

特性 型破り 意地っ張りな性格
イッシュ地方でLv.5の時にであった 暴れることが好き

状態 ふつう レベル20
技 ドラコンクロー 切り裂く 怖い顔 龍の怒り アイアンテール 燕返し 辻斬り

スバル「そうだ、それなら……出てこい! ヒトカゲ!」

ヒトカゲ「カーゲー?」

スバル「僕はスバル、今日から僕は君のパートナーだよ。よろしくね」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」ペコリ

スバルが挨拶すると、ヒトカゲは頭を下げた

(この子礼儀正しいな)
 ▼ 9 メパト@すごいつりざお 18/10/07 20:29:21 ID:4QOEiIes [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバルはキバゴを画面に映している図鑑をヒトカゲに向けた

ヒトカゲ 〓 とかげポケモン 高さ0.6 m 重さ8.5kg 炎タイプ

尻尾の炎はヒトカゲの生命力の証。元気だと盛んに燃えさかる。

特性 猛火 控えめな性格

カントー地方でLv.5の時にであった とても几帳面

状態 ふつう レベル5
技 引っ掻く 鳴き声 火の粉

スバル「二人とも、これからもよろしくね!」

キバゴ「キバキバ!」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」

スバルの声にキバゴは任せておけと言うように胸を張り、ヒトカゲはにっこり笑った

(二人とも頼もしいな。これなら旅も楽しそうだ!)
 ▼ 10 ガルド◆h5Jhlz15JA 18/10/07 20:31:05 ID:AZcURVlg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンリ読み失敗
 ▼ 11 カンプー@シルフスコープ 18/10/07 20:32:08 ID:4QOEiIes [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーキド「皆ポケモン図鑑の使い方もわかったようじゃし、次はポケモンバトルでもどうじゃ?」

ハルト「僕はパスします。もうジムに挑戦したいので。それに……いえ、なんでもないです」

ルーン「スバル、やろっか」

スバル「よろしくね、ルーン」

オーキド「そうか……じゃあ、わしが審判をやろうかのぉ」

二人「お願いします!」

(ルーンか……よくわからない子だけど正々堂々勝負するまでだ!)

オーキド博士と二人はオーキド研究所の広い広い庭に出た

スバル「すごい! たくさんポケモンがいる!」

オーキド「ここから旅に立ったたくさんのトレーナー達のポケモンたちを預かっておるからのぉ」

スバル「そうなんですか?」

(さすがオーキド研究所!)

オーキド「あぁ、ここから旅だった有名なトレーナーから駆け出しトレーナーまでたくさんのトレーナーがここにポケモンを預けておる」

ルーン「私たちもここに預けられるんですか?」

オーキド「もちろんじゃよ。さぁ、バトルを始めようぞぃ」

(ルーンとのはじめてのバトル、ドキドキするなぁ)

二人がバトルフィールドに立つと同時にオーキドが審判を始めた

オーキド「これより、ポケモントレーナースバル対ポケモントレーナールーンのバトルを始める。使用ポケモンは2体、どちらかのポケモンがすべて戦闘不能になった時点で試合終了とする。両者、最初のポケモンを!」

スバル「はじめよう! ヒトカゲ!」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」

ルーン「お願い、フシギダネ!」

フシギダネ「ダネダネ!」

二人とも仲間にしたばかりのポケモンを繰り出した

(ルーンはフシギダネか……相性では有利だけどな……)

スバル「ヒトカゲ、火の粉だ!」

ルーン「フシギダネ、蔓の鞭で打ち消して!」

ヒトカゲとフシギダネの攻撃がぶつかり合うが、打ち消すために繰り出した蔓の鞭は逆に炎に包まれフシギダネはダメージを負ってしまう

スバル「いいぞ、ヒトカゲ! もう一度だ!」

ルーン「交わして、体当たりよ!」

ヒトカゲの火の粉はフシギダネに交わされ、技を撃った後のわずかな硬直の間にフシギダネの体当たりがきまる
 ▼ 12 チャブル@ミズZ 18/10/07 20:32:49 ID:4QOEiIes [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>10
まず俺Tueeeeeじゃないつもりです
 ▼ 13 スモウム@ねばねばこやし 18/10/07 20:37:40 ID:E1TILNIs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>12
まず、シンリは俺ツエーしてない
 ▼ 14 ツハニー@たんけんこころえ 18/10/07 20:43:10 ID:4QOEiIes [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>13
ごめんなさい間違えましたなんでもしませんから許してくださいお願いします
 ▼ 15 ガガルーラ@おうえんポン 18/10/07 23:48:26 ID:p7zw.Qhw NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
支援
 ▼ 16 マタナ@じめじめこやし 18/10/08 00:16:51 ID:mdyQV4Vo NGネーム登録 NGID登録 報告
死に戻りしそう
 ▼ 17 ングラー@ヤタピのみ 18/10/08 07:44:59 ID:wNeMVuBY [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
貼り忘れた
戦闘BGM:決戦! ライバル https://www.youtube.com/watch?v=tjKn8DC3-jA
 ▼ 18 モンガ@イアのみ 18/10/08 07:45:24 ID:wNeMVuBY [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
これで終わりじゃないよ
 ▼ 19 イドン@おおきなねっこ 18/10/08 07:47:14 ID:wNeMVuBY [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバル「やるな! ルーン」

ルーン「父さんに教えてもらったことを応用したまでよ!」

(まずいな……技を撃った後の硬直を狙ってくる……)

ルーン「どんなに強いポケモンでも、技を撃ったあとには必ず一瞬だけ隙ができる。そこを狙うことが大事なの!」

スバル「そうか! それならこれはどうだ? 引っ掻く!」

ルーン「蔓の鞭で捕まえて!」

スバル「させるか!火の粉で焼き払え!」

ヒトカゲは引っ掻くを中断し、蔓の鞭を焼き払おうとするが……

ヒトカゲ「カゲ!?」

すべての蔓の鞭を焼き払えたわけではなく、残りの蔓の鞭で縛られてしまった

ルーン「いいわよ! フシギダネ、体当たり!」

スバル「くっっっ、火の粉だ!」

ルーン「その状態から技があたると思うの?」

ヒトカゲ「カゲ!?」

スバル「僕はヒトカゲを信じてる!」

(悔しいけど、ルーンの言うとおりだ。あの体勢からじゃ技が当てれない)

フシギダネはヒトカゲの火の粉を交わし、体当たりを決める

スバル「ヒトカゲ、もう少し踏ん張ってくれ!」

(ヒトカゲの残りの体力も少ないけど、フシギダネの体力も残りわずかなはず。フシギダネを倒す道は見えた気がする)

ルーン「ヒトカゲを地面に叩きつけて!」

スバル「火の粉だ!」

ヒトカゲは地面に叩きつけられるが、フシギダネには火の粉が決まった!

(よし!これでルーンはあれを指示するはず!)

ルーン「フシギダネ、体当たりよ!」
 ▼ 20 キワラシ@アゴのカセキ 18/10/08 07:47:48 ID:wNeMVuBY [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバル「くっっっ、どうすれば……」

(よし、読み通りだ。あとはタイミングさえ合えば……)

フシギダネとヒトカゲとの距離が後数センチとなったときスバルが口を開いた

スバル「今だ! 火の粉!」

ルーン「……!? まずい! フシギダネ、避けて!」

フシギダネは咄嗟に回避しようとするが、ヒトカゲとの距離は数センチしかない……

ルーン「大丈夫!? フシギダネ」

ヒトカゲの火の粉が直撃したフシギダネはフィールドに落下してしまった

スバル「大丈夫か? ヒトカゲ!」

それと一緒に蔓の鞭で縛られていたヒトカゲもフィールドに落ちた

オーキド「フシギダネ、ヒトカゲ、両者共に戦闘不能!両者、次のポケモンを!」
 ▼ 21 ャラドス@みどりのかけら 18/10/09 07:59:38 ID:diEgTUys [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバル「よくやった、ヒトカゲ。ゆっくり休んでくれ」

ルーン「お疲れ様、フシギダネ。戻って」

二人は自分達のポケモンをモンスターボールに戻した

ルーン「なかなかやるわね、スバル」

スバル「タイミングさ。ただ、ヒトカゲが倒れたのは計算外だったよ」

(ルーンの最後の一匹はたぶんあのポケモンだろうな)

ルーン「いきなさい、ミニリュウ!」

スバル「頼むぜ! 相棒!」

ルーンはミニリュウをスバルはキバゴを繰り出した

(やっぱり! ワタルさんといえばカイリューだもんな)

スバル「いくぜ! ドラゴンクロー!」

ルーン「ドラゴンテールで迎え撃って!」

キバゴのドラゴンクローとミニリュウのドラゴンテールがフィールドの中央でぶつかり合う!

(パワーは互角……)

スバル「龍の怒り!」

ルーン「龍の波動よ! 迎え撃って!」

龍の怒りと龍の波動がまたもぶつかり合うが、龍の怒りが押し負けてしまう

スバル「大丈夫か?キバゴ」

キバゴ「キバキバ!」

キバゴはまだ大丈夫だと言うようにアピールする

ルーン「どんどんいくわよ! もう一度龍の波動!」

パワー勝ちし、勢い付いたルーンはさらに指示を出す

スバル「アイアンテールで跳ね返せ!」

ミニリュウの龍の波動をキバゴはアイアンテールで跳ね返した! 龍の波動とミニリュウの間の距離はあまりないが……

(よっしゃ! 当たった!)

ルーン「神速で緊急回避!」

スバル「え!?」

キバゴ「キバ!?」

ルーン「危なかったわ、よくやったわねミニリュウ」

なんと神速を使い回避した!
 ▼ 22 シギバナ@マトマのみ 18/10/09 08:02:13 ID:diEgTUys [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバル「そうやって交わすか……面白い!」

ルーン「さぁ、もっともっと! 龍の波動!」

スバル「ドラゴンクローで引き裂くんだ!」

キバゴは龍の波動を引き裂けたがダメージも負ってしまう

ルーン「もう降参したら? 龍の波動!」

(どうすればいいんだ……さっきは神速で回避された……ん? 神速? そうか!)

スバル「アイアンテールで跳ね返せ!」

ルーン「何度やっても同じこと! 神速で緊急回避!」

スバル「行けっ! 辻 斬 り!」

ルーン「!?」

神速は一瞬ではあるが、神の速さを得る技。つまり、幼いミニリュウがその技を使うとき反動は非常に大きい。その隙をつく辻斬り。その効果は絶大である

ルーン「今の斬撃、危なかったわ! 普通のポケモンじゃ倒れていたでしょうね」
 ▼ 23 ルビー@ゴツゴツメット 18/10/09 08:03:40 ID:diEgTUys [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
そう、ルーンの言葉どうりまだミニリュウはまだ倒れていない。

スバル「タフだな、そのミニリュウ!」

ルーン「そんなこと言っている暇、あるのかしら?」

そう、キバゴは辻斬りを使ったため、未だミニリュウのそばにいたのだ

ルーン「ド ラ ゴ ン テ ー ル」

キバゴ「キバ!?」

スバル「くそっ。がんばれ、キバゴ!」

キバゴはフィールドに叩きつけられ、土煙が舞った

スバル「キバゴ!?」

土煙が晴れた先には……

キバゴ「キバキバ!」

まだキバゴがたっていた!

ルーン「耐えたのね。なかなかだわ。でもこれで終わり! 龍の波動!」

スバル「一か八か! 辻斬りで切り裂いてドラゴンクロー!」
 ▼ 24 ーダイル@ノーマルジュエル 18/10/09 08:04:15 ID:diEgTUys [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバルが指示したのは連続技。一時的に硬直を無視して打つことができるが、その対価は大きい。このような最後の場面に多く使われる技だ

スバル「いっけぇぇぇぇぇぇ!」

やはり辻斬りで龍の波動を切り裂くことはできるがダメージをおう。ドラゴンクローはミニリュウを切り裂いた!

オーキド「ミニリュウ戦闘不能! キバゴの勝ち! よって、勝者スバル!」

スバル「よくやったな! キバゴ!」

ルーン「お疲れ様。ミニリュウ」

二人はフィールドの中央に歩み寄り、握手した

スバル「強いな、お前達。」

ルーン「あなた達もね。」

オーキド「さぁ、二人とも。研究所に回復装置があるぞ。ポケモンたちを回復させなさい。」

二人「はい!」
 ▼ 25 ゲツケサル@ゴーストメモリ 18/10/12 19:22:17 ID:ldWcgtrc NGネーム登録 NGID登録 報告
二人はオーキド研究所の回復装置を使いポケモンたちを回復させた

オーキド「二人はジムには挑戦するのかの?」

二人「はい!」

オーキド「そうか、それなら……これを渡そう」

オーキド博士は二人にバッチケースを渡した

スバル「これは?」

オーキド「ジムバッチを入れるためのケースじゃ」

ルーン「ありがとうございます。博士!」

二人はオーキドに礼を言った

ルーン「そういえばさ」

ルーンがスバルに話しかける

スバル「どうした?」

ルーン「あなたもジム巡りするんでしょ」

スバル「そうだよ」

ルーン「あなたはさっきのバトルで面白いアイデアを私たちに見せてくれた。私はもっとそんなものを見たいの!だからさ……」

スバル「だから?」

ルーン「一緒に旅しない?」

(え!? 一緒に旅!?)

スバル「いいよ」

(あれ? なに言ってんだ僕?)

ルーン「やった!」

(でもこんなに喜んでるし……ま、いっか)

スバル「これからよろしくね、ルーン」

ルーン「こちらこそ」

オーキド「一番近いジムはトキワジムじゃ。わしの孫がジムリーダーをやっておるのぉ。まぁジム巡り頑張りなさい」

二人「ありがとうございます」

ひょんなことからルーンと旅をすることになったスバル。これからどんな出会いが待っているのだろうか (続く)
 ▼ 26 ニガメ@なつきポン 18/10/13 07:46:21 ID:r9rglvco [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
第二話 スバル達ピンチ!? 目指せトキワシティ

スバル達はオーキド博士からモンスターボール、傷薬をもらい旅に出た

一番道路

スバル「トキワシティにいくんだろ。競争しようぜ!」

ルーン「いいわよ」

スバル「よーいどん!」

スバル達はトキワシティまで競争するようだ

スバル「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

スバル達は段差を飛び越え、木に捕まり、草むらを走り抜けた

スバル「あともう少しだ!」

ルーン「待ちなさい!」

二人の目の前にトキワシティが見えた時……

二人「なんだ!?」

周りに大量のポケモン達が現れた

ポケモン達「ギャーーーーーー!!!」

スバル「相当怒ってるな」

ルーン「冷静に言ってる場合?」
 ▼ 27 マタナ@ホエルコじょうろ 18/10/13 07:47:00 ID:r9rglvco [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
(なんで怒ってるんだ?)

たくさんのポケモン達が襲いかかってきた

スバル「とにかく倒すぞ!」

ルーン「OK!」

スバル「頼むぜ! ヒトカゲ、キバゴ!」

ルーン「頼むわよ! フシギダネ、ミニリュウ!」

二人「思う存分暴れろ(なさい)!」

スバル「僕たちも」

ルーン「ある程度は」

二人「戦いますか!!!」

四匹と二人はポケモン達とバトルし始めた

数十分後……

スバル「ふぅー」

ルーン「数が多すぎたのよ!」

二人はすでに自分たちのポケモンを戻しているようだ

スバル「仕方ないよ。僕らがすみかを荒らしちゃったんだから……」

二人の周りには百を越えるであろうポケモン達が戦闘不能になっていた
 ▼ 28 ルッグ@なぞのすいしょう 18/10/13 07:48:03 ID:r9rglvco [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ルーン「このポケモン達も回復させてあげなきゃ」

スバル「ポケモンセンターにいってくるよ。ルーンはここで待っててくれ」

さらに数分後……

ジョーイさんが担架を持って走ってきた。その隣にはスバルもいる

ジョーイ「まぁ、すごい数! あなた達も手伝ってちょうだい」

ポケモン達の数が多すぎたので二回に分けてポケモンセンターまで運んだ

ジョーイ「ありがとうね。ポケモン達はもう回復したわ。」

二人「すみませんでした。」

ジョーイ「ポケモン達を野生に返すわよ!」

二人はポケモン達を野生に返すとき詫びを言って返した

ルーン「あぁぁぁー!」

スバル「どうした?」

ルーン「もう夜じゃないの!」

 ▼ 29 ララッパ@トウガのみ 18/10/13 07:48:51 ID:r9rglvco [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジョーイ「じゃあ、ポケモンセンターに止まっていくといいわ。たぶん部屋も空いているだろうし」

そして一行はポケモンセンターに向かったのだが……

ルーン「部屋がひとつしかない!?」

スバル「じゃぁ僕は外で寝るよ」

ルーン「いいわよ。一緒の部屋で」

ジョーイ「じゃぁこれが鍵ね。それと、ご飯は食堂でとってくださいね。ではごゆっくりどうぞ」

スバル達は風呂に入り、食事を摂り、今は部屋で休んでいた

スバル「今日は結局トキワジムに挑戦できなかったな。」

ルーン「トキワシティに到着したんだしいいんじゃない?」

スバル「今日の騒動でポケモン達のレベルは上がったしな」

ルーン「それなら明日、挑戦しましょう!」

スバル「そうだな。じゃぁお休み」

ルーン「おやすみなさい」

(明日ははじめてのジム戦か……ドキドキするなぁ)

スバル「じゃぁ、こいつでああして、こうして……」

二人は明日、はじめてのジム戦に挑戦するようだ。果たして二人はジムリーダーに勝利できるのだろうか…… (続く)
 ▼ 30 ウワウ@こぶしのプレート 18/10/14 23:38:03 ID:0tNMb6kY NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
支援
 ▼ 31 スモッグ@ポイントカード 18/10/18 08:01:58 ID:w8K2JAIw [1/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
長らく更新できてなくてすみません(読んでる人いないからいっか)

第三話 トキワジム挑戦! VSジムリーダーグリーン!

ここはトキワジムのバトルフィールド。スバルはトレーナーゾーンに立ち尽くしていた

(嘘だろ……マジかよ……)

────────

2時間前

ルーン「ほら、早くいくわよ。 急いで!」

スバル「ちょっと待って〜」

スバル達はトキワジムに挑戦するための準備をしていた

スバル「最後に……」

スバルはモンスターボールとポケモン図鑑を取り出した

スバル「出てこい、お前達!」

出てきたポケモン達にポケモン図鑑を向けた

キバゴ 〓 キバポケモン (以下略

状態 普通 レベル23
技 ドラゴンクロー 切り裂く 辻斬り ダブルチョップ アイアンテール 燕返し 龍の怒り 怖い顔

ヒトカゲ 〓 とかげポケモン (以下略

状態 普通 レベル12
技 火の粉 煙幕 引っ掻く 鳴き声

スバル「二人とも、状態はバッチリだな!」

キバゴ「キバキバ!」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」

ルーン「まだ〜?」

スバル「ごめ〜ん、今行くよ!」

二人はポケモンセンターを後にして、トキワジムに到着した

受付「トキワジムへようこそ! ジム戦をご希望ですか?」

スバル「はい、二人ともお願いします」

受付「ポケモン図鑑をお貸しください」

 ▼ 32 レキブル@バトルサーチャー 18/10/18 08:02:25 ID:w8K2JAIw [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
二人はポケモン図鑑を受付に渡した

受付「所持しているジムバッチは0個で間違いありませんね?」

二人「はい」

受付「他の方の予約が入っていないのですぐにジム戦を開始します。バトルフィールドにお入りください」

スバル「どっちから挑戦する?」

ルーン「あなたからでいいわよ」

スバル「わかった」

二人は手短に順番を確認し、フィールドに入った

グリーン「お前達が挑戦者か。俺様はグリーン。最強のポケモントレーナーだ!」

審判「これよりトキワジムジム戦を開始する! 使用ポケモンは二匹! どちらかのポケモンが戦闘不能になった時点で試合終了とする! 交代はチャレンジャーのみ認める! それでは両者、ポケモンを!」
 ▼ 33 ルタンク@こだわりスカーフ 18/10/18 08:05:49 ID:w8K2JAIw [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
戦闘BGM:VSジムリーダー(カントー)
https://www.youtube.com/watch?v=TiCVb5nUlYw

グリーン「行け! ピジョン!」

スバル「頼む! ヒトカゲ!」

(えっと、あのポケモンは……)

ピジョン 鳥ポケモン ポッポの進化形 高さ 1.1 m 重さ 30.0 kg ノーマル・飛行タイプ

足のツメが発達 している。エサのタマタマを掴んで100キロ先の巣まで運ぶ。

スバル「飛行タイプか……ヒトカゲ、火の粉だ!」

グリーン「甘いな。交わして体当たり!」

(なに!? 交わせるのか? けど……)

スバル「ギリギリのところで引っ掻くだ!」

グリーン「ふーん。面白いじゃんか。」

ヒトカゲの引っ掻くとピジョンの体当たりがどちらも決まる。

グリーン「砂かけからの風起こし!」

スバル「それならこっちも煙幕!」

フィールドは砂が舞い煙が立ち込め、何も見ることができなくなった

グリーン「行け! 燕返し!」

スバル「ヒトカゲ、周りに火の粉!」

グリーン「目印は火の粉だ! 突っ込め!」

スバル「え!?」

(……! まずい!)

ヒトカゲ「カゲ!?」

グリーンの指示の意味を考えていたとき、ヒトカゲの鳴き声が聞こえた

グリーン「殺れ!」

スバル「引っ掻く!」

グリーン「それじゃだめだ」

グリーンがそういった瞬間、煙も砂も薄れた

スバル「ヒトカゲ、どこだ?」

スバルがヒトカゲを探すと、ヒトカゲはフィールドに倒れていた。

審判「ヒトカゲ戦闘不能! ピジョンの勝ち!」

スバル「ごめんな、ヒトカゲ」
 ▼ 34 ーランド@グラスシード 18/10/18 08:07:02 ID:w8K2JAIw [4/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバルはヒトカゲをボールに戻し……

スバル「頼む! 相棒!」

キバゴを投入した

グリーン「カントーでは珍しいポケモンだな。体当たり!」

スバル「交わしてドラゴンクロー!」

(キバゴのパワーなら、押せる!)

ピジョンの体当たりはキバゴには当たらず、ドラゴンクローが命中する

(これなら……行ける!)

スバル「辻斬りだ!」

グリーン「風起こし! キバゴから離れろ」

一瞬の隙をついてキバゴは攻撃し、辻斬りを命中させた

審判「ピジョン戦闘不能! キバゴの勝ち!」

スバル「ナイス! キバゴ!」

グリーン「やるな、こいつを倒したのは片手でしか数えられないぞ。」

スバル「もう一匹も倒す!」
 ▼ 35 ンベアー@プラズマカード 18/10/18 08:08:09 ID:w8K2JAIw [5/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
グリーン「できるなら殺ってみな。サイホーン!」

(あれは……?)

サイホーン とげとげポケモン 高さ1.0m 重さ115.0kg

頭は悪いが力が強く高層ビルも体当たりでコナゴナに粉砕する。

(力比べはできないよなぁ……)

グリーン「サイホーン、地震!」

スバル「ジャンプしながら交わせ!」

グリーン「甘い、撃ち落とす」

サイホーンは重い岩をキバゴに向かって発射する!

スバル「は!?」

グリーン「地震!」

サイホーンは大地を揺らし、キバゴは力なく地に落ちていく!

審判「キバゴ戦闘不能! サイホーンの勝ち! よって勝者ジムリーダーグリーン!」

(嘘だろ……マジかよ……)

スバルは茫然としている

(僕が……負けた?……)

グリーン「考え方は悪くねぇ。ただ、トレーナーとしてのレベルが低いな。」

グリーンはサイホーンをボールに戻しながら語りかける

グリーン「バッチ7個集めたらもう一度、ここに来い。予約しといてやるよ。お前、面白そうだからな。」

スバル「ありがとうございます……」

グリーン「さて、次のチャレンジャーは?」

ルーン「私です! よろしくお願いします!」

グリーン「ちょっと待っててくれ。」

グリーンはジムの奥に消えていった

スバル「僕は先にポケモンセンターに戻ってるよ……頑張ってね……」

ルーン「わかった。」


30分後、ルーンはぼこぼこにされて帰って来た
 ▼ 36 オキシス@キラキラメール 18/10/18 08:08:47 ID:w8K2JAIw [6/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
─────────────
ポケモンセンターの一室

ルーン「グリーンさん強かったわね。」

スバル「うん、そうだね……」

スバルは興味無さげに言葉を返す

ルーン「もー、いつまでもしょぼくれてて良いと思うわけ?」

スバル「何がダメだったんだろうな。」

ルーン「え? あー、ヒトカゲへの煙幕の指示よ。ヒトカゲは相手の位置が把握できていなかったわ。」

スバル「そうか……」

スバルはベットに潜って言った

スバル「明日はトキワの森?」

ルーン「あなたが悄気てるなら逝かないわ」

スバル「わかった、おやすみなさい」



はじめてのジム戦に敗北したスバル達。果たしてスバルはこのショックから立ち直れるのだろうか (続く)
 ▼ 37 ソハチ@ヤゴのみ 18/10/18 08:32:39 ID:s09U1XSA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
頑張ってください笑
 ▼ 38 ゲピー@きれいなぬけがら 18/10/18 13:02:55 ID:w8K2JAIw [7/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
書き溜めがなくなりそう
──────────────
第四話 トキワの森 はじめての野良バトル?

トキワジム戦を終えたスバル達はトキワの森に向けて歩いていった

ルーン「早くしなさいよー!」

スバル「まぁまぁ、そう焦らない焦らない。」

スバル達がそんな会話をしているとトキワの森に到着した

ルーン「すごい森ね!」

スバル「ポケモンもいっぱいいるし、すごい森だ!」

二人があるいていくと……

短パン小僧「目と目があったらポケモンバトル!」

スバル「いいぞ、受けてたつ!」

(あれ? 目と目はあってないよな。ま、いっか)

短パン小僧「行け! カイロス!」

カイロス「マカセロス」
 ▼ 39 ルガルド@にじいろのはな 18/10/18 13:03:25 ID:w8K2JAIw [8/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
カイロス クワガタポケモン 虫タイプ 高さ 1.5 m 重さ 55.0 kg

長い角で相手を挟み込みそのまま真っ二つにしてしまう。パワフルだが寒いのは苦手。

スバル「頼む! ヒトカゲ!」

カイロスとヒトカゲは睨み合う

短パン小僧「先手必勝! 電光石火!」

スバル「火の粉で迎え撃て!」

カイロスはヒトカゲに向かって突撃するが、ヒトカゲの火の粉を見ると、足を止め、回避した

(……!? 相当レベル高いな。)

スバル「火の粉!」

短パン小僧「交わしてインファイト!」

(は!? インファイト!?)

スバル「煙幕だ! 逃げろ!」

カイロス「ナンデロス?」

インファイトは突然の煙幕で外れる

短パン小僧「感じろ! もう一度!」
 ▼ 40 ガミュウツーX@メガリング 18/10/18 13:03:57 ID:w8K2JAIw [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
カイロスは自称カリスマ虫ポケモンの肩書きを胸にヒトカゲの懐に入り込む!

スバル「くそっ、引っ掻く!」

ルーン「なに同じことやってんのよ!」

ルーンの言葉によりスバルは考え始める

(そうだ……グリーンさんとの時も同じことを……)

スバルが考えているうちにヒトカゲにインファイトが決まる!

スバル「ヒトカゲ、火の粉だ!」

短パン小僧「電光石火! 逃げろ!」

(……!!! そういうことか!)

スバル「音だ! 音をよく聞け!」

短パン小僧「気付いたか……」(小声)

ヒトカゲは耳を済ませた。すると微かだがカイロスの足音が聞こえた。

スバル「ヒトカゲ、見つけたら火の粉!」

短パン小僧「電光石火で交わせ!」
 ▼ 41 ンテール@バグメモリ 18/10/18 13:04:24 ID:w8K2JAIw [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヒトカゲはグリーン戦の悔しさをバネに全力の火の粉を打ち込む

ヒューン シャーン

ヒトカゲ「カーーーゲーーーー!」

その火の粉は電光石火の発動する前にカイロスに直撃した。

短パン小僧「カイロス、大丈夫か?」

カイロス「ヤラレタロス〜」

(よっしゃ! おらァ!)

スバル「よくやった! ヒトカゲ」

短パン小僧「お前、なかなかやるな。そういえばお前、名前は?」

スバル「僕はスバル。君の名前は……」

短パン小僧「ゴロウだよ。じゃぁ、バイビー」

短パン小僧は短い会話の後、トキワシティの方に消えていった

ルーン「すごかったわね。ヒトカゲは音をもっと音をよく聞く訓練をしたらどう?」

ヒトカゲ「カゲ!」
 ▼ 42 チニン@こだわりハチマキ 18/10/18 13:04:43 ID:w8K2JAIw [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバルがヒトカゲを見ると、目をキラキラさせてこちらを見ていた。

スバル「じゃぁ、これから特訓だな」

ルーン「まずはこの森を抜けるのが先です!」

スバル「ハイハイ」

──────────────
トキワジム

ゴロウ「これでいいんすか?」

グリーン「あァ、彼がこれに気づけばなんでもいい」

ゴロウ「あいつ、意外と強かったっすよ」

グリーン「フッ、もっと特訓ハードにするか……」

────────────────

野良バトルで新しいバトルスタイルを見つけたスバル達。何事もなく、無事にトキワの森を抜けられるのだろうか。 (続く)
 ▼ 43 マゾウ@グラウンドメモリ 18/10/18 17:08:51 ID:J05.BMDQ NGネーム登録 NGID登録 報告
見てくださった方にお願いがあります!

文章のおかしいところがあるかもしれないです! そこの指摘をお願いします!

あと、こう書いた方がいいよ、みたいなことがあったらそれも書いていっていただけると幸いです!
 ▼ 44 ェークル@かざんのおきいし 18/10/18 18:18:49 ID:m7joQpWA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
最高でした。お疲れ様でした!
 ▼ 45 スキッパ@モコシのみ 18/10/18 18:28:47 ID:QXmQhdr2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>44
まだ続きますけど
 ▼ 46 ンキー@くろいメガネ 18/10/18 18:34:49 ID:WmQs/VWo NGネーム登録 NGID登録 報告
小説の書き方もう一回見直してこい
 ▼ 47 ライオン@ミュウZ 18/10/22 20:20:52 ID:ZJfUKwq6 [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
更新が不定期過ぎる
───────────
第5話 ビードルとの特訓 倒せ! コクーン!

スバルとルーンはもう5日もトキワの森をさまよっていた

スバル「なんでこうなるんだよ!」

ルーン「私も知らないわよ!」

二人は短パン小僧のゴロウとの勝負のあと他のトレーナーともバトルして、勝ち、順調にトキワの森を進んでいたのだが……

スバル「この森、おかしいんじゃねぇのか?」

ルーン「そんなことはないはずよ!」

スバル「じゃぁ、なんであんなに改造されたポケモンがうじゃうじゃいるんだよ!」

スバル達はいきなり改造されたポケモンに襲われたようだ。

スバル「何回も何回も、別のポケモンだしよぉ。お陰で水も食糧もなくなったじゃねぇか!」

ルーン「落ち着いて、まだ昨日から一匹も改造ポケモンを見かけてないわ。ここら辺は静か。まずは水を探して、私たちも休むわよ」

────────────────
10分後

ルーン「ここで休みましょう」

二人がたどり着いたのは綺麗な湖のある場所だった。

スバル「ポケモンの群れがいっぱいだな!」

ルーン「見てみて! あそこ、ポケモン達の群れが進化しようとしてるわよ!」

ルーンが指差したのはキャタピーの群れとビーダルの群れだった

スバル「どっちの群れにも一匹だけ違うのがいるな。」

ルーン「たぶん、群れのボスよ」
 ▼ 48 ガチルタリス@ふといホネ 18/10/22 20:23:36 ID:ZJfUKwq6 [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバルは図鑑を取り出した

スピアー 毒バチポケモン コクーンの進化形 高さ 1.0 m 重さ 29.5 kg 虫・毒タイプ

両手とお尻にある3本の毒針で相手を刺して刺して刺しまくって攻撃する。


バタフリー ちょうちょポケモン トランセルの進化形 高さ1.1 m 重さ32.0 kg 虫・飛行タイプ

大きな目をよく観察すると実は小さな目が無数に集まってできているのがわかる。

(あのバタフリーこの図鑑のと色が違う気がするけど……ま、いっか!)

ルーン「ほら、進化してる!」

キャタピーの群れもビードルの群れも眩しい光に包まれていく! そして……

ルーン「サナギになった〜! え〜っと」

トランセル サナギポケモン キャタピーの進化形 高さ 0.7 m 重さ9.9 kg 虫タイプ

カラの中にはトロトロの中身が詰まっている。ほぼ動かないのはウッカリ中身が こぼれないため。

コクーン サナギポケモン ビードルの進化形 高さ 0.6 m 重さ 10.0 kg 虫・毒タイプ

自分ではほとんど動けないが危ないときは硬くなって身を守っているようだ。

ルーン「へぇ〜。スバル、これってさ……ってあれ?」

ルーンは辺りを見回すが、スバルが見当たらない。どこに言ったのか探していると……

スバル「うわっっっっっっっ!」

ルーン「あ〜いた〜!」

ルーンがスバルを見つけ嬉しそうな声をあげた

スバル「ルーン、逃げるぞ! スピアーだ!」

スバルはビードルを抱えながらスピアーに追われていた

スピアー「ピッッッッッアッッッッッッ!」

スピアーは容赦なくスバルに毒突きを撃ってくる

スバル「うわっ! それっ! ほいっ!」

スバルは気の抜けるような掛け声をかけながらそれなを交わしていく

ルーン「スバル〜、こっちこっち!」

ルーンが招いたのは隠れられそうな草村だった。スバルがそこにスピアーの隙を見て入ると、スピアーは少しそこを探した後に飛び去っていった

ルーン「はぁー危なかった〜」

スバル「わりぃわりぃ」

ルーン「なんでこうなったの?」
 ▼ 49 ンナ@いかずちプレート 18/10/22 20:25:05 ID:ZJfUKwq6 [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバル「いやぁ、さっきキャタピーとビードルの進化見てたろ。進化が終わってふと見てみたらさこいつがスピアーに攻撃されててな」

ルーン「それじゃあ虐めじゃないの」

スバル「だからさ、ビードル、特訓してスピアーを見返そうよ!」

スバルが提案するがビードルはあまり乗り気では無いようだった

スバル「嫌なのか? 見返そうと思わないのか?」

ビードルはそうは思うけど……と言った感じだったが、

スバル「じゃぁ、ちょっとだけ、特訓してみようぜ! 嫌だったらやめればいいし、もっとやりたかったらもっと特訓しようぜ!」

ビードルはそれならいいよと言うように首を縦に振った

スバル「出てこい! ヒトカゲ!」

スバル「よし、ビードル、覚えてる技を見せてくれ!」

スバルがそういうと、ビードルは毒針と糸を吐くをヒトカゲに打って見せた

(毒針に糸を吐くか……)

スバル「ビードル、技の威力を高める特訓だ! キバゴ、お前も出てこい!」

スバルはキバゴのボールを宙に投げた

スバル「まずはビードル、あの木に向かって毒針を打ち続けるんだ。ヒトカゲ、お前は火の粉。キバゴ、お前はドラゴンクローだ!」

そして三匹はスバルの監督のもと技を高めていった
 ▼ 50 ビット@はねのカセキ 18/10/22 20:49:30 ID:ZJfUKwq6 [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数日後……

スバル「いい感じに仕上がってきたな! 次はバトルの練習だ! そうだな……ヒトカゲ、お前が相手だ!」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」

ビードル「ドルドル!」

スバル「ビードル、糸を吐く!」

ビードルの糸を吐くにたいしてヒトカゲは火の粉で対抗する……
 ▼ 51 ナップ@みどりのバンダナ 18/10/22 20:51:36 ID:ZJfUKwq6 [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
何だかんだでまた、数日経っていった

(そういや最近ルーンのこと見ないな……夜にしか帰ってこないし、何やってんだろ)

ビーダルの動きはあの日と比べて格段によくなり、技もエレキネットを使えるようになった。その後のバトルの練習も順調のようだ。

スバル「よし! 今日はスピアーを倒すぞ!」

ビードル「ドルドル!」

最初は控えめだったビードルもやる気満々のようだ

そして、あの日の水辺にいくと……

スバル「ルーン!?」

ルーン「あなたこそなんでここに?」

スバル「スピアーに勝負をな! お前は?」

スバルが池の右側を見ると男二人が煙をあげて横たわっていた

スバル「あ、察し」

ルーン「トランセル達はみんなバタフリーに進化したわ。スピアーはあっちよ」

ルーンは池の左側を指差した

スバル「いくぞ、ビードル!」

ビードル「ドルドル!」

そして……

スバル「おい! スピアー、バトルだ!」

スピアー「スピャャャャ!」
 ▼ 52 ガネール@こうかくレンズ 18/10/22 20:56:34 ID:ZJfUKwq6 [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
戦闘BGM:戦闘! 野生ポケモン
https://www.youtube.com/watch?v=vgBoQUaEKpk

野生のスピアーがバトルを仕掛けてきた!

スバル「いくぞ! ビードル、エレキネット!」

ビードルのエレキネットを交わしたスピアーは針をロケットのように撃ち放ってきた

(なんだあの技!?)

スバル「交わせ!」

ビードルは一弾目は交わせたものの二段目は回避できずにダメージを負ってしまう

スバル「毒針!」

スピアーは再び生えてきた針を使い毒針を破壊して突きを始めた

(これなら下が空いてる!)

スバル「今だ! エレキネット!」

スピアーの突きは滅茶滅茶なため外れることが多い。その4回目でビードルはエレキネットを放った

(よし! 動きが押さえられたら……)

スバル「毒針!」

スピアーがエレキネットで身動きがとれない内に、毒針を連射する

(おぉ! 技を練習したときの連射の成果が少しだけ出たみたいだ!)

しかし、あと1・2発撃てば倒せるというときにスピアーはエレキネットを破ってしまった

スバル「嘘だろ……」

スピアーの体力は残りわずか。しかし、それはビードルも同じであった

スピアー「スピャャャャ!!!」
 ▼ 53 ガヘルガー@あかいかけら 18/10/24 20:44:35 ID:Vao.liks NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
落としたくないのでじあげ
 ▼ 54 ロモリ@ジャポのみ 18/10/25 06:19:27 ID:wVw.RGWM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
スピアー「スピャャャャ!」

スバル「毒針だ!」

スピアーが叫んだと同時に、スバルは指示を出す

スバル「頑張れ! ビードル、お前ならできる!」

が……スピアーは動くのがワンテンポ遅れてしまった

(スピアーが少しだけ遅くなってる!)

その一瞬が命取りとなり、スピアーが戦闘不能となった

スバル「やったな! ビードル!」

ビードル「ドルドル!!!」

スバル達が喜んでいると、スピアーが近づいてきた

スピアー「スピ!」

スバルがビードルを守ろうとすると、スピアーはビードルを針で撫で始めた

ビードル「ドルドル!」

スピアー「スピ」

スバル「スピアーはビードルを認めたのかな……?」

どうやらそのようだ
 ▼ 55 ライガー@メタルコート 18/10/25 06:20:43 ID:wVw.RGWM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
その時、ビードルを眩い光が包んだ! そして……

コクーン「…………」

ビードルはコクーンに進化した!

スバル「よかったな! コクーン!」

スバルはコクーンにそう声をかけ、その場を立ち去ろうとした。が……

スピアー「スピャャャャ!」ビュッ

(うわっ! 危なっ!)

スピアーは針をスバルの顔の前につきだした。そして腰のモンスターボールを指し、ビードルを指さした

スバル「ゲットしろって言うことか?」

スピアー「スピャャャ!」

スバル「コクーン、お前はどうだ?」

コクーン「…………」コクリ

スバル「じゃあ、これから頼むぜ!」

スバルはモンスターボールを投げた

スバル「コクーンをゲットしたぞ!」

スピアー「スピ!」

スバル「これからよろしくな! コクーン」

スバルはコクーンを繰り出し、ポケモン図鑑を取り出した

コクーン サナギポケモン(以下略

状態 普通 レベル13

技 虫食い 毒針 エレキネット 鉄壁

ルーン「スバル〜! 行こうよー」

スバル「オッケー!」

新たな旅の仲間コクーンをゲットしたスバル。これからコクーンはどのような活躍をしていくのだろうか (続く)
 ▼ 56 ノヤコマ@バトルレコーダー 18/10/29 13:00:43 ID:m.nc1516 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もう書かないで良いよ
 ▼ 57 ニガメ@むげんのふえ 18/10/31 18:30:28 ID:Jv22WqIQ [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
第6話 ルーンとバタフリー! 湖の畔の戦い!

スバルとスピアーの戦いの数時間前……

ルーンはスバル達の特訓には加わらず、バタフリー率いるトランセルの群れと湖を見ていた

ルーン「ねぇねぇ、ミニリュウ、きれいよね〜」

ミニリュウ「リュ〜!」

ルーン達が群れを見ていると……

後ろの茂みでがさごそがさごそいっていた

アホ「兄貴、あのバタフリー色違いでっせ」

アホ兄貴「おっ、そうだな」

アホ「売れば高くつきまっせ」

アホ兄貴「よし、ついでにあのトランセル共も引っ捕らえてこい」

アホ「分かりやした」

アホは堂々とトランセルの群れの方まで行き、網でトランセル達を捕まえてしまった

ルーン「あれ? あの人、トレーナーじゃないみたいね。あれ、網じゃない! 行くわよ、ミニリュウ!」
 ▼ 58 シデ@てんかいのふえ 18/10/31 18:34:17 ID:Jv22WqIQ [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
戦闘BGM:戦闘! ポケモンハンター
https://www.youtube.com/watch?v=kaeZUrvzF7U

アホ「行け! ドガース」

ルーン「ミニリュウ、ドガースに竜の波動!」

アホ「なんだてめえ! ヘドロ攻撃!」

ミニリュウの竜の波動とドガースのヘドロ攻撃がぶつかるが、竜の波動はそれを打ち破ってドガースに直撃した!

ルーン「フシギダネ、あの網を引き裂いてきてくれるかしら?」

その間にルーンはそっとフシギダネを繰り出し、トランセルを捕らえている網を引き裂くように命じる

ルーン「ミニリュウ、もう一度よ!」

アホ「えぇい、やっちまえ! 自爆!」

ドガースは自らを爆弾にし、辺り一面を焼け野原にせんとするが、竜の波動がそれよりも早くドガースに当たり、瀕死になった

ルーン「お疲れ、ミニリュウ! 」

ルーンはフシギダネの方に行き、一緒に網を引き裂き始めた
 ▼ 59 ョロモ@きょかしょう 18/10/31 18:35:52 ID:Jv22WqIQ [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
アホ兄貴「くそ、あいつおせぇな。ったくよ〜」

後ろの茂みにいたアホ兄貴が湖の方に出るとルーン達が網を裂いていた。さらにその横にはアホが煙をあげて横たわっている

アホ兄貴「おい、てめぇら! 痛い目に遭いたくなかったら、網を引き裂くのをやめて、そのバタフリーもこっちに寄越せ!」

アホ兄貴はルーン達を恐喝するが……

ルーン「は? 黙りなさい! ポケモントレーナーの屑!」

ルーンは見事に言い返した

アホ兄貴「うるっっっっっっせーな!(超絶巻き舌) 殺れ! レアコイル!」

ルーン「お願い、ミニ……あなたが戦うの? バタフリー」

バタフリー「フリー!」

アホ兄貴「レアコイル、放電!」

レアコイルは電撃を四方八方に撃ち放ったためバタフリーは大ダメージを負ってしまう

ルーン「不味い、あのままじゃ勝てない!」

バタフリーは茶色のエネルギー(うんこじゃないよ)をレアコイルに向けて打ち出すが避けられる

ルーン「バタフリー、いろんな方向に風起こし!」

バタフリーは唐突なルーンの指示に戸惑ってしまうが、すぐに風起こしを始めた

アホ兄貴「ばーーか! 簡単に避けられるんだよ!」

ルーン(バタフリーのさっきの攻撃はレアコイルに有効な攻撃のはず……本能的に技を繰り出したもの……間違いない!)

アホ兄貴「そのまま放電や!」

ルーン「さっきのエネルギー攻撃!」

レアコイルの放電とエネルギーがぶつかり合い、相殺される
 ▼ 60 グマッグ@こだわりハチマキ 18/10/31 18:37:17 ID:Jv22WqIQ [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ルーン「レアコイルの回りに風起こし! 」

アホ兄貴「お前、真性のバカだな!」

ルーン「攻撃はまだ終わってない! エネルギー攻撃!」

アホ兄貴「そんなのが効くかよ! ヘヘッ」

ルーンの指示によりバタフリーが起こした風は簡単に避けられてしまうが、あくまでそれは陽動。

アホ兄貴「アーーー!」

バタフリーのエネルギー攻撃はレアコイルに直撃した

バタフリー「フリーーーーー!」

風起こしで地味にダメージを負っていたレアコイルは戦闘不能になり、アホ兄貴はその場から走り去ろうとしたが……

バタフリーはアホ兄貴にエナジーボールを放った

アホ兄貴「アガガガガガガガ」

アホ兄貴が煙をあげて倒れると同時にフシギダネは網を引き裂き終わった
 ▼ 61 カンプー@ピカチュウZ 18/10/31 18:38:56 ID:Jv22WqIQ [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ルーン「よくやったわね! フシギダネ! ありがとう! バタフリー!」

その時、トランセルの群れはバタフリーへと進化して、全員が飛び立っていった

バタフリー達「「「フリー!」」」

しかし……

ルーン「バタフリー、あなたはいかないの?」

ルーンは先程の群れのボスのバタフリーに話しかける

バタフリー「フリー!」

その瞬間、バタフリーはルーンの腰のモンスターボールに入ってしまった

ルーン「え? バタフリー」

ルーンはバタフリーを繰り出すとついてくるつもりか、とバタフリーに問う

バタフリー「フリーーーーー!」コクリ

ルーン「じゃあ、バタフリー、これからよろしくね!」

バタフリー ちょうちょポケモン (以下略

状態 普通 レベル 25
技 風起こし 銀色の風 エナジーボール サイケ光線 眠り粉 超音波

ルーン「戻って、バタフリー」

ルーンがバタフリーを戻したとき、スバルの姿が見えた。近づくと……

スバル「ルーン!?」

ルーン「あなたこそなんでここに?」

──────────

コクーンをゲットしたスバルだったが、ルーンもバタフリーをゲットしていたようだ。二人は無事にトキワの森を抜けられるのだろうか (続く)
 ▼ 62 ムリット@ドラゴンのホネ 18/11/02 18:48:37 ID:qLMErQic [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
書き方を少し変えてみた
──────────────────────
第7話 ニビシティ! 岩タイプ使いのジムリーダー!

1ヶ月ほどトキワの森にいたスバル達

バタフリーの道案内もあり、やっとニビシティに到着した

スバル「はぁぁ……長かった〜!」

ルーン「兎に角ポケモンセンターに行きましょう」

二人も相当疲れているようなのだが……

糸目の渋い親父「おや、君たち、旅のトレーナーかい?」

スバル「はい、そうですけど」

糸目の渋い親父「そうか、ニビシティにようこそ! ここはニビシティ ニビは灰色、石の色じゃ!」


ルーン「でも、なんか暗い雰囲気ね」

糸目の渋い親父「旅のトレーナーなら、ジム巡りはしておるね?」

スバル「えぇ、もちろんです!」

(この人は一体なんなんだろう?)

糸目の渋い親父「ここのジムリーダーは岩タイプの使い手じゃ。しっかり準備をして挑むと良いぞ」

スバル「有難うございます」

(この人滅茶滅茶優しい人ですやん!)

糸目の渋い親父「それはそうと君たち、進化の石に興味は無いかね?」

糸目の渋い親父はいきなり進化の石の話を始めた

ルーン「進化の石って、ポケモンが進化する可能性を持っているときに、進化する道具ですよね?」

糸目の渋い親父「そのと〜りじゃ! 私は石を売って生計を立てておるのだ!」

(ただの商売人か……)

ルーン「良いわよ! 買うわ!」

スバル「そうだな、そうs……え!? 買うの?」

ルーン「良いじゃない!」

スバル「じゃあ僕もお金出すよ……」
 ▼ 63 ガサーナイト@バトルレコーダー 18/11/02 18:50:41 ID:qLMErQic [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバル達は結局進化の石を買った

糸目の渋い親父「毎度アリー! 石に関して何か困った事があったらまた来ておくれ」

糸目の渋い親父はスバル達に進化の石を買わせると、どこかに行ってしまった


(岩タイプのジムか……)

ルーン「ねぇ、ジムいくでしょ?」

スバル「でもなぁ……僕の手持ちのポケモンは岩に弱いポケモンばっかりなんだ」

ルーン「じゃあ、特訓して、ゴリ押しましょう!」

スバル「そうしy……え!? ゴリ押すの?」

スバルは頷きかけたがゴリ押すという言葉に反応する

ルーン「その方が早いでしょ」

スバルはその言葉に賛同する

スバル「まぁ、今日はポケモンセンターに行って休もう」

そう言ってスバル達のニビシティ一日目は終わっていった
 ▼ 64 ゲデマル@せいれいプレート 18/11/02 18:53:46 ID:qLMErQic [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
一日後……

スバル「よし! 出てこい! お前達!」

ルーン「みんな! 出て来て!」

ここはニビシティの外れにある野原

スバル達はここで特訓するようだ

出てきたのはスバルとルーンのポケモン6匹

スバル「よーし! 特訓だ!」

ルーン「頑張るわよ!」

こうして、特訓が始まった

キバゴはパワーとスピードを上げる特訓

ヒトカゲは煙のなかで相手の居場所を察知する特訓

コクーンは技の威力を高める特訓

ミニリュウは技を撃った後の硬直を小さくする特訓

フシギダネは攻撃をひたすら耐える特訓

バタフリーは飛べることを活かした特訓

それぞれの得意なところを伸ばす特訓、苦手なことを克服する特訓

皆、ジム戦に向けて励んでいる

そして、皆でバトルも行った

その結果、全員のレベルが上がり、コクーンはスピアーに進化した

とはいっても、スピアーはまだその体には慣れていないようだ……

次回、挑戦ニビシティ! VS意思の固い男!
 ▼ 65 チャモ@フラットコール 18/11/06 18:32:42 ID:3zrcckmg [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
少しの間更新ができなさそうなので、少し時系列の話をします

時系列的には

赤緑青黄(FRLG) 2年後 金銀水晶(HGSS) 3年後
& → & → BW
RSE(ORAS) DPt

2年後 BW2 2年後 SM
→ & → & →このSS
XY USUM

という感じです(見にくかったらすみません)
 ▼ 66 ポエラー@ウブのみ 18/11/06 18:35:25 ID:3zrcckmg [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
あれ?

赤緑青黄(FRLG) 2年後 金銀水晶(HGSS) 3年後
& → & → BW
RSE(ORAS) DPt

2年後 BW2 2年後 SM
→ & → & →このSS
XY USUM
 ▼ 67 ュレム@たつじんのおび 18/11/06 18:37:40 ID:3zrcckmg [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
うまくかけてなかったので上二つは無視してください
 ▼ 68 ングース@どくけし 18/11/11 14:29:24 ID:N7WIVspM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバルの元ネタここなのね
 ▼ 69 オラント@きぼんぐり 18/11/13 08:53:25 ID:NAV.6uyU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 70 ガクチート@ダイゴへのてがみ 18/11/14 23:39:31 ID:bJrs7NIs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 71 ンリュウ@カロスエンブレム 18/11/15 01:29:44 ID:Yx1cGLng NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>46
>>56
そういうぐらいなら具体的にアドバイスぐらいしてあげなされや

ひとまず地の文は場面場面の状況を細かく書いてみたら読み手に伝わりやすくなるし、内容も深くなってもっと面白くなるかも
 ▼ 72 リゴン2@1ごうしつのカギ 18/11/15 12:56:05 ID:w.zIUYuE [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>71
うーん難しいですね……こんなので良いのだろうか?
アドバイス有難うございます!
─────────────────────────────
第8話 挑戦ニビジム! VS意思の固い男!

ニビシティにたどり着き、ジムリーダーが岩タイプ使いと知ったスバル達

だがスバルのポケモン達は皆、岩タイプと相性が悪かった

そのためルーンのポケモンと一緒に一日中猛特訓し、ジム戦にそなえていた!

スバル「よし! 今日はジム戦だ!」

ルーン「ポケモン達の状態もバッチリ!」

スバル「前回のトキワジム戦は負けちゃったけど、今回は勝つ!」

ジム戦に向けて意気込むスバル達

ルーン「いざ! ニビジムへ!」

こうしてニビジムへ向かっていった
──────────────
ニビジム バトルフィールド

スバル達は受付を済ませ、ジムのバトルフィールドにいた

(岩ばっかりのフィールドだな。なんか傾斜もあるし)

スバル「あれ? ジムリーダーは?」

スバルがフィールドを見回すと共に、ジムリーダーが見当たらないことに気づく

???「ここにいるよ!」

スバル「あなたがジムリーダー?」

???「僕はニビジムジムリーダージロウだ! 挑戦者だね?」

スバル「僕はスバル! いざ尋常に勝負!」

スバルがそう叫ぶとどこからか審判が現れた

審判「これよりニビジム戦を開始する!
使用ポケモンは二匹! どちらかのポケモンが戦闘不能になった時点で試合終了とする! 交代はチャレンジャーのみ認める! それでは両者、ポケモンを!」
 ▼ 73 ガハッサム@エネコのシッポ 18/11/15 13:00:20 ID:w.zIUYuE [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
戦闘BGM:VSジムリーダー(カントー)
https://www.youtube.com/watch?v=TiCVb5nUlYw

ジロウ「行け! イワーク!」

ジロウはイワークを繰り出した!

イワーク「ポッポー!」

イワークはスバルを威圧している!

スバル「頼む! スピアー!」

スバルはスピアーを繰り出した!

スピアー「ピャァァァァァ!」

スバル「スピアー、イワークの周りを飛び回って撹乱しろ!」

ジロウ「させるか! 岩石封じ用意!」

各々のポケモンに指示する2人のトレーナー達

(……どう言うことだ? 発射しないなんて……)

それと同時にスバルはジロウの指示の意味を考える

一方、指示を受けた2匹のポケモンはそれぞれの使命を果たすため、行動を開始した

スピアーは進化して得た羽を使いイワークの周りを飛び回る

それに対して、イワークはその場から動かず、自身の後ろに岩石を出現させる

スバル「スピアー、ダブルニードル!」

スピアーは飛び回るのをやめ、イワークに向かって突撃する

ジロウ「今だ、発射!」

ジロウはイワークに岩石封じを発射させる

そう、ジロウはスピアーが飛び回っているときには、岩石封じは当てにくいと判断していた

そのため、スピアーが直接攻撃してくるときに発射させるため、イワークに岩石封じの準備をさせていた

スバル「不味い! 下がれ!」

スバルはその狙いに気づき、突撃をやめさせる指示を出したが……
 ▼ 74 ルキア@フライングメモリ 18/11/15 13:04:08 ID:w.zIUYuE [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
勢いに乗ったスピアーは、指示に従おうとブレーキを掛けたる

が、止まりきれずに中途半端なスピードになってしまった

スピアー「ピャァァァァァ!」

そんなスピアーに岩石封じが襲いかかる!

岩はスピアーとともにフィールドに落下し、砂煙を上げた

スバル「スピアー!」

砂煙が晴れると、岩石はすでになくなり、満身創痍のスピアーの姿が現れた

スバル「スピアー、まだ行けるか?」

スピアー「ピャァァァァァ!!!」

スバルの問いに任せろと言うように答えるスピアー

スバル「直接がダメなら遠距離だ! 毒針! 隙を見て打て!」

ジロウ「それなら、撃ち落とす攻撃!」

スピアーは再びイワークの周りを飛び回り、撃ち落とすの餌食にならないよう、隙を見て毒針を打ち込む

撃ち落とすは素早い動きで交わし、毒針が次々と決まっていく

ジロウ「まだだ! 締め付ける攻撃!」

撃ち落とすは当たらないと見たジロウの指示

スバル「上に回避!」

スバルは上に逃げるように指示する

しかし、羽による飛行になれていないスピアーはそこまで高く上がることはできなかった

ジロウ「捕まえろ!」

スバル「ダメか……それなら、ダブルニードル!」

イワークは締め付けるでスピアーを捕らえる

スピアーのダブルニードルは虚空を突き、当たらない

イワークは締め付けを強くしていくが……

イワーク「ポッポー!?」

途中で力尽き、倒れてしまった

スバル「え!?」
 ▼ 75 ルタリス@なんでもなおし 18/11/15 15:33:55 ID:w.zIUYuE [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
審判「イワーク戦闘不能! スピアーの勝ち!」

ジロウ「毒か……気付けなかったなんてまだまだ未熟だ。」

なんと、イワークは毒針のせいで毒状態になっていたのだった

ジロウ「戻れ、イワーク。お疲れ様」

ジロウは労いの言葉をかけ、イワークをボールに戻す

ジロウ「こいつはこのチームのエースだ! イシツブテ!」

ジロウはイシツブテを繰り出した!

スバル「スピアー、まだ行けるか?」

スバルの問いにスピアーはもう無理だというように首をふった

スバル「お疲れ様、スピアー」

(さて、次は……)

スバルは腰からモンスターボールを取り出し、フィールドに向かって投げた

スバル「頼むぞ! キバゴ!」

スバルはキバゴを繰り出した!

ジロウ「行け! 体当たり!」

スバル「迎え撃て! ドラゴンクロー!」

イシツブテは体を使い、全力でキバゴにぶつかっていく

キバゴはその体当たりに合わせるように爪に龍の遺伝子を宿らせる

ぶつかり合うイシツブテとキバゴ

キバゴのドラゴンクローはイシツブテの体当たりに押し勝った

ジロウ「ハハッ! すごいパワーだな! それなら、これはどうだ! 転がる!」

ジロウはキバゴのパワーを称賛しつつ、別の技を指示する

スバル「よく見て回避!」

イシツブテは腕を折り畳み、フィールドの上を転がり始める

キバゴはスバルの指示通りに回避する

1回……2回……と回避していった時だった

キバゴ「キバ!?」

スバル「大丈夫か!?」

なぜか、キバゴに転がるが直撃してしまった

(……何故だ?)
 ▼ 76 ガゲンガー@ドラゴンZ 18/11/15 15:39:36 ID:w.zIUYuE [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジロウ「不思議に思うだろう! 転がるは転がる度にスピードが上がる技だ!」

ジロウが驚いているスバル達に説明する

(それならもうかわせなくなるほどのスピードってことか……)

スバル「アイアンテールで迎え撃て!」

スバルは交わせ、という指示ではなく、アイアンテールに切り替えさせる

ジロウ「加速するぞ! 傾斜を利用しろ!」

それに対して、ジロウはフィールドにある傾斜を利用させ、加速させる

(止められないほど早くなるのか!?)

4回分の転がるの勢いで傾斜のある石に登り、キバゴに向けて一気に転がるイシツブテ

尻尾を鋼鉄化させ、迎え撃つキバゴ

そして互いにぶつかり合う……

キバゴ「キバ!!!」

イシツブテ「ラッシャイ!」

スバル「それだけじゃない! ドラゴンクローだ! 連続して打て!」

スバルの目的はアイアンテールで転がるの勢いを殺すこと

そして、ドラゴンクローで仕留めることだった

しかし、アイアンテールだけでは勢いを殺すことは出来ずに、ドラゴンクローを撃った際に転がるで吹き飛ばされてしまう

スバル「そんな!」

転がるをやめたイシツブテと長い硬直で動けないキバゴ

ジロウ「楽にしてやれ。 岩石封じ」

イシツブテは岩石を作り出し、キバゴに向かって打つ

スバル「大丈夫か!? キバゴ!!!」

が……キバゴには当たらずにキバゴの少し前で岩石が落ちてしまった

ジロウ「なに!?」

その時間でキバゴの硬直は直っていく

スバル「ドラゴンクローだ!」

ジロウ「くっっ……は! 体当たり!」

ジロウは悔しさからか、一瞬だけ指示が遅れた
 ▼ 77 メラ@つかまえポン 18/11/15 15:50:22 ID:w.zIUYuE [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
イシツブテとキバゴの本来のスピードはキバゴの方が上

さらに、ジロウの指示はワンテンポ遅かった

キバゴのドラゴンクローが発動し、イシツブテを切り裂く!

審判「イシツブテ、戦闘不能! キバゴの勝ち! よって勝者、チャレンジャースバル!」

審判がスバルの勝利の宣言をする

スバル「よっしゃ! お疲れ様! キバゴ、スピアー!」

スバル達が喜んでいるとジロウが近づいてきた

ジロウ「うん、良い戦いだった。君はまだまだ強くなる! どんどん腕を磨いていってくれ!」

スバル「有難うございます!」

ジロウ「これがグレーバッチ。僕に勝利した証だ」

ジロウはスバルにグレーバッチを差し出す

スバル「グレーバッチをゲットしたぜ!」

こうしてスバルのジムバッチケースに1つめのバッチが入った

ジロウ「次は君かい?」

ルーン「ええ、私はルーン。よろしくお願いいたします」

ジロウ「少し待っていてくれ。回復をしてくるよ」

ルーンも無事に(ゴリ押して)ジムリーダージロウに勝利した

───────────────────────
ルーンのジム戦後

ジロウ「君たちはブルーバッチを持っているかい?」

スバル「いえ、持ってないです」

ジロウの問いにスバルは首をふった

ジロウ「そうか。それならハナダジムに挑戦すると良い。お月見山を抜ければハナダジムだ」

(そうか……じゃぁ次はハナダジムに挑戦するかな)

ルーン「良いわね! そうしましょう!」

スバル「次はハナダジムだ!」

無事にニビジム戦を制したスバル達

次はハナダジムに挑戦するようだ

お月見山を越えればハナダシティ

お月見山では一波乱ありそうな予感がするようなしないような
(続く)
 ▼ 78 ィアンシー@チャーレムナイト 18/11/16 00:14:29 ID:SUsYvgM. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あ、いい感じ
そこから少しずつでも地の文足して書いていきましょうな、ID変わった>>71です

ちなみに今書き貯めはある?
 ▼ 79 ードラ@おこづかいポン 18/11/16 08:38:51 ID:e1AY0eJM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>78
親に消されてかつかつなんですね
一本しかないんですよ
 ▼ 80 ドリーノ@いかずちプレート 18/11/16 15:03:12 ID:MVy.tOIA NGネーム登録 NGID登録 報告
酉つけたら?
 ▼ 81 L4kVI.ANbw 18/11/16 18:55:19 ID:wUdg5aQ. [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>80あーそうします
──────────────────────
第9話 お月見山を越えろ! ポケモンハンターとのバトル!?

ニビジムリーダージロウに勝利し、グレーバッチを手に入れたスバル達

二人はお月見山へと向かっていた

─────────────
お月見山前ポケモンセンター

モブ1「何でだよぉ〜僕はピッピちゃんを一目見たかっただけなのに〜」

モブ1が人目を憚らず大声で泣いている

モブ2「また何かあったんですか?」

気の毒そうな表情でモブ2が話しかける

モブ1「えぇ、お月見とは思えないほどの明るさで、何事かと思ったら、上に蛍光灯がついていて……」

モブ2「またか……」

悔しそうに説明するモブ1とまたかと怒るモブ2

スバル・???「その話、詳しく教えて下さい」

その話にスバルともう一人の少年が食い付いた!

スバル・???「お前は!」

二人は互いのことを知っているようで……

スバル「ハルトじゃないか!」

ハルト「スバルか……」

そう、謎の少年の正体はハルトだった

モブ2「実は数ヵ月前からお月見山は実質通行禁止になっていてね」

モブ2は語り始める

モブ2「お月見山は朝も夜も変わらない明るさになってしまったんだ。それは天井に蛍光灯がつけられているからなんだけど……」

モブ1「うわーーーん! 僕のピッピちゃーーーーーーん!」グスン

モブ2「大丈夫ですか? それでね……」

モブ2はモブ1を慰め始める
 ▼ 82 L4kVI.ANbw 18/11/16 18:58:27 ID:wUdg5aQ. [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
モブ2はお月見山は蛍光灯によりいつも明るくなっているということ

お月見山の入り口から少し行ったところには黒服の男が二人たっているということ

その二人の男にたくさんの人が挑んでいったが、挑んでいったトレーナーのポケモンが変になってしまったということ

たまにポケモンがまともな状態のままだったとしても、 そこら辺のトレーナーでは敵わないということ

時々お月見山から出てきたピッピの姿がそれから見えずに、声すらも聞こえないということ

以上のことをスバル達に話した

スバル「そんな……ひどすぎる!」

憤慨するスバル

ルーン「きっと中で何か行われてるのね!」

話から推理するルーン

ハルト「ここは3人でお月見山の謎を解き明かしてみせよう!」

突撃しようとするハルト

そんな3人はお月見山へ一緒に行くことを決めた

ハルト「実は、僕は1回あの黒服の男達に挑んだんだ」

お月見山に向かって歩きながら口を開くハルト

スバル・ルーン「え!?」

ハルトの告白に驚くスバルとルーン

ハルト「1ヶ月前、僕はお月見山に入ったんだが、黒服の男達がたっていてね。相手がポケモン達を出してくるんだが、頭に変な機械をつけていたんだ」

スバル「変な機械?」

スバルはハルトに問いかける

ハルト「あぁ、これは僕の推理だが、その機械は変になるのを防ぐためのものだ」

ハルトは推理と共にスバルからの問いに答える

ハルト「僕も持っているポケモン達を全てだしたんだけど……メリープしか正気を保っていなかったんだ」

(ハルトってメリープ持ってたんだ)


 ▼ 83 L4kVI.ANbw 18/11/16 19:00:18 ID:wUdg5aQ. [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ハルト「そして、やつらのポケモン2匹にやられてしまった。それから僕達はこの辺りでレベルアップをしていたんだ」

スバル「そうだったのか……」

(ハルトって研究所のときとキャラ変わってね?)

共感しているように見せかけるスバル

ルーン「あなたも凡人じゃないの。人のことを凡人以下って言ってたのはどこの誰だったかしら〜」

ハルトのことを煽るルーン

ハルト「じゃぁ、君は今、ジムバッチはいくつ持っているのかね?」

反論するハルト

ルーン「1個よ!」

ハルト「1個か……凡人以下だな」

ハルトはそう言ってバッチケースをルーン達に見せる

なんとそこにはグリーンバッチとグレーバッチが輝いていた

ルーン「それは……グリーンバッチ!」

グリーンバッチはトキワジムを攻略した証

つまり、ジムリーダーグリーンに勝ったことを示すものだ

スバル「ハルトはグリーンさんに勝ったのか?」

それに気がついたスバルが口を開く

ハルト「当たり前だろ。結構強かったがな」

ハルトは得意気に語る

ルーン「本物……」

ルーンは驚きすぎて口をパクパクさせている

(ルーン、魚みたいだな)

そんなルーンを見てスバルとハルトは大笑いする

ルーン「別に、そんな笑わなくても良いでしょうが!」カー

ルーンは顔を赤くしながら怒り始める

と、そんなことをやっている内にお月見山の入り口に着いた

スバル「よし、いこう!」

スバルの掛け声と共にお月見山への1歩を踏み出す3人
 ▼ 84 L4kVI.ANbw 18/11/16 19:05:26 ID:wUdg5aQ. [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
お月見山の中は明るく、外とも対して変わらなかった

そして、静かに3人が歩を進めていくと……

黒服A「おい、奥に報告に行け」

黒服B「はっ! 了解しました。デルビル!」

黒服の男達がスバル達を見つけて行動を起こしていた

黒服「殺れ! ブーバーン! ヘルガー! ウィンディ!」

黒服はブーバーンとヘルガーとウィンディを繰り出した

3人「みんな! 行け!」

3人はそれぞれの手持ちを全て出したのだが……

ヒトカゲ「カゲーカーゲー」

スピアー「ピァーピァーピ」

フシギダネ「ダナャーダーナャ」

バタフリー「フリャフリャー」

カメール「カメーカール」

ピジョン「ピジャーピー」

皆、頭がおかしくなってしまい、バトルすらできなくなってしまっていた

無事なのはミニリュウ、キバゴ、モココの3匹のみ

ハルト「早く戻せ! そうしないとどっかに行くぞ!」

呆然としている二人にハルトが注意する

二人が自分のポケモン達を見ると確かにポケモン達はお月見山の奥へといこうとしていた

スバル・ルーン「戻れ(って)!」

スバル達も速やかにポケモン達をボールに戻す

黒服「火炎放射」

スカーフを付けた黒服は自分のポケモン達に火炎放射を指示する

スバル「交わせ!」

3人のポケモン達は交わそうとするが、スピードが遅かった

鍛え抜かれたポケモン達の火炎放射が3匹に直撃する!

3匹は入り口の方に吹き飛ばされてしまった
 ▼ 85 L4kVI.ANbw 18/11/16 19:08:12 ID:wUdg5aQ. [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
3人「あぁ! 不味い!」

3人は悲鳴のような声をあげる

そんななか……

ハルト「まずはヘルガーからだ!」

ハルトが二人に提案した

ルーン「了解! ミニリュウ! ブーバーンとウィンディをを止めて!」

スバル「OK! キバゴ! ドラゴンクローだ!」

ハルトの指示にスバル達はポケモン達に指示を出す

ハルト「ありがとう! モココ! 10万ボルト!」

ハルトは感謝の言葉を言い、自分も指示を出す

が、黒服の男は一切表情を変えなかった

黒服「殺れ! ヘルガー、破壊光線。ブーバーン、ウィンディ、トレーナーに火炎放射」

その指示を受けて、ヘルガーとブーバーンは即座に指示に従う

スバル「トレーナーに攻撃って反則だろ!」

黒服「ハッ、反則? 笑わせる。これにはルールなどないぞ。これはポケモンバトルではない。殺し合いだ」

抗議するスバルに殺し合いだと言い放つる黒服の男

(ルールなど、ない!?)

3人のポケモン達は火炎放射で吹き飛ばされたため、黒服のポケモンとは離れていた

そのポケモン達に破壊光線が襲いかかろうとし、トレーナーに火炎放射が襲いかかろうとする

ハルト「伏せろ!」

ハルトは叫ぶ

スバル「ルールなんかないんだよな! それなら、これもありだ!」

スバルはそういうと、ハルトとルーンからボールを引ったくった

ハルト・ルーン「なにするんだ(のよ)!」

二人はスバルに抗議する
 ▼ 86 L4kVI.ANbw 18/11/16 19:14:20 ID:wUdg5aQ. [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
黒服「仲間割れか……馬鹿馬鹿しい」

黒服の男はスカーフをいじりながら呆れる

ブーバーンとウィンディの火炎放射はスバル達の頭の上を通りすぎていく

3人のポケモン達にも、あと数秒で破壊光線が決まりそうになった

その時、スバルは引ったくったボールと、自分の腰からとったボールをキバゴ、ミニリュウ、モココの3匹に向ける

すると、火炎放射はボールから発せられるビームに追い付かれ、ポケモン達にあたった

そして、3匹はボールのなかに戻っていく

破壊光線が決まらなかったヘルガー、火炎放射が決まらなかったブーバーンとウィンディ

黒服「殺れ」

その3匹がスバル達に襲いかかろうとする!

スバル「行け! ドラゴンクロー、龍の波動、10万ボルト!」

スバルは戻したポケモン達を再び出す

今度はポケモンに技を指示しながら出した

炎の牙や炎のパンチで攻撃してきたヘルガーとブーバーンとウィンディ

直接攻撃しようとしてきたヘルガー1匹に集中攻撃する

無防備に突っ込んできたヘルガーに直撃する3つの技

ヘルガーは戦闘不能となった

そう、''1匹は''である

残りの2匹はいまだにびんびんしている

そんな2匹の攻撃はスバル達を襲う!

スバルはもう、ここで終わりだと目を閉じた
 ▼ 87 L4kVI.ANbw 18/11/16 19:23:01 ID:wUdg5aQ. [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告


















が、いつまで待っても、攻撃はスバル達を襲わない

スバルが目を開けると……

ゴローニャが3人と黒服との間の壁となっていた

???「大丈夫かい? 君たち。ってスバル君とルーンちゃんとハルト君じゃないか!」

スバル「あなたは……ジロウさん!」

スバル達を守ったのはニビジムジムリーダージロウだった

ジロウ「地震だ!」

相性の良いこともあり、ウィンディもブーバーンも一撃で沈む

黒服「ギャロップ、カエンジシ、殺れ!」

黒服はギャロップとカエンジシを繰り出した

黒服「ギャロップ、フレアドライブ。カエンジシ、大文字」

ギャロップはゴローニャに突っ込み、カエンジシは炎で''大''を描く

ジロウ「ギャロップを受け止めろ! そこからカエンジシに向けて地球投げ! からの岩雪崩だ!」

ゴローニャはギャロップをカエンジシに叩きつけ、トレーナー諸とも岩雪崩を炸裂させる

そして、ジロウは無線機のようなものを取り出した

ジロウ「こちら、ロック。謎の黒服の男を確保しました」

何者かに報告をしているようだ

スバル「ジロウさん、まだ奥にいます!」

スバルもジロウに報告する
 ▼ 88 L4kVI.ANbw 18/11/16 19:25:43 ID:wUdg5aQ. [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジロウ「そうか。では、これをポケモン達に使いたまえ。元気の塊だ」

ジロウはそう言って太陽の石のような物をスバル達に差し出すとともに、

ジロウ「おい、この男を本部へつれていけ」

ジロウがそういうと一人の男が現れ、黒服の男をつれていった

スバル達「有難うございます!」

スバル達は礼を言い、ポケモン達にそれを飲ませる

それがすむと、ジロウと共に奥に進む……

お月見山の入り口にいた謎の黒服にスカーフを巻いた男

炎タイプを使ってきた男は相当な実力者だったようだ

そして、その途中で出会ったニビジムジムリーダージロウ。

彼は一体誰に報告をしていたのだろうか

次回、お月見山の闇 謎の男の正体とは!

─────────────────────────
1話が滅茶苦茶長くなりそうだったので2話に分けました
 ▼ 89 ツハニー@あおいビードロ 18/11/17 00:44:09 ID:J4wE/biM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
台詞から状況がわかるところは地の文で説明しなくていいと思う
 ▼ 90 L4kVI.ANbw 18/11/19 12:50:59 ID:wb72o1c6 [1/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>89 成る程!ありがとうございます!
───────────────────
第10話 お月見山の闇 謎の男の正体とは!

謎の黒服の男とルールなしのバトル(殺し合い)をしたスバル達

今はニビジムジムリーダージロウと共に行動をしている

謎の黒服の男の相方が奥へ行ったことを頼りに4人はお月見山の奥へと歩を進めていった

スバル「一体、あの男はなんだったのだろう?」

そう、一人の男につれてかれていったあの黒服のスカーフ男のことである

ジロウ「さぁ? だが、相当な実力者だった。それに、お月見山の中は以前は野生のポケモンで溢れかえっていたのに、今はスバット1匹すらいない」

ジロウは警戒すべきだ、とゴローニャを撫でながら言う

よく見ると、ジロウは首からカラフルな石をさげているようだ

こうして、お月見山の頂上へ出ていった

────────────
お月見山頂上

スバル達が頂上へと繋がる道の2つの内の1つから出るとお月見山頂上は黒服の男が大量にいた

そして、中央には大きな機械がおいてあり、その回りには先程と同じようなスカーフの男と赤い服を着た男がいる

(最低だ!)

スバルがそう思い、口を開いた瞬間、

黒服達「「「「侵入者です!」」」」

黒服の男達が叫び始める

すると、赤い服を着た男が言った

赤服「侵入者を排除せよ!」

黒服「「「「はっ!」」」」

黒服の男達はその男の声に返事をして、それぞれのポケモンを繰り出した

ジロウ「ここは僕が引き受ける! 君たちは奥にいる男達を!」

ジロウはそう言って、手始めに繰り出していた自分のゴローニャを黒服の男達のポケモン達の群れに突撃させる
 ▼ 91 L4kVI.ANbw 18/11/19 12:54:38 ID:wb72o1c6 [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジロウ「おっと、その前に。」

ジロウはそう言ってモンスターボールを宙に投げた

ジロウ「行け! プテラ! あの機械を破壊しろ!」

プテラは一瞬だけ変になりかけたが、すぐに正気になり、中央にある機械をストーンエッジで破壊する

ジロウ「きっと、ポケモン達が変になる理由はあの機械だ! あれはもう破壊した! 大丈夫だ」

ジロウはスバル達にそれを伝える

スバル「有難うございます! これで僕らのポケモン達も自由に動ける!」

赤服「チッ! 何しやがるてめぇ!」

それに赤服の男は非常に慌て始める

赤服「あいつらを潰せ!!!」

赤服の男がそう言ったとき、スバル達が頂上へ来た道とは別の道から、一人の女が現れた

???「My Steady! スターミー!」

謎の女はスターミーを繰り出した!

謎の女も髪をとめるゴムにカラフルな石をつけている

ジロウ「あなたは! カスミさん!」

ジロウにカスミと呼ばれた女は中央の機械を目掛けて走っていった

が、それを見た黒服のスカーフを巻いた男がカスミに向かってウィンディ、ギャロップ、ブーバーン、キュウコン、クイタラン、エンニュートを繰り出す

それに対してカスミは、繰り出していたスターミーに加え、ヌオー、ミロカロス、カメックス、ギャラドス、ブルンゲルを繰り出した

ジロウ「スバル! 赤服の男を頼む!」

頂上がポケモンで一杯になるなかジロウはスバルに叫ぶ

スバル「いこう! 目標はあの赤い服の男だ!」

スバルに続いてハルトとルーンも赤服の男に向かって走り出す
 ▼ 92 L4kVI.ANbw 18/11/19 12:56:44 ID:wb72o1c6 [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
戦闘BGM:戦闘! ポケモンハンター
https://www.youtube.com/watch?v=kaeZUrvzF7U

スバル達が近づいてみると、赤服の男はコンピュータをいじっていた

赤服の男は不思議な男だった

右手でコンピュータをいじりつつ、耳には無線機のイヤホンをかけ、左手には石のような物が中央にあるリングをつけていた

赤服の男はスバル達が近づいてきたことに気がつくと、めんどくさそうに腰からモンスターボールを取り出し、宙に放る

そこから出てきたのは炎の龍

リザードンだった

スバル、ハルト、ルーンの3人はそれに対抗するように自分達の全ての手持ちのポケモンを繰り出す

リザードン「グォォォォォォ!!!」

リザードンはスバル達に向けてか、スバル達のポケモン達に向けてかはわからないが、雄叫びをあげて火炎放射を放ってくる

それを交わすスバル達のポケモン達

前回の二の舞にならず、今回はしっかりと回避する12匹

そして、スバル達はポケモン達に指示を出す

ルーン「フシギダネ、蔓の鞭でリザードンを縛って! バタフリーは眠り粉! ミニリュウ、水の波動!」

スバル「ヒトカゲ、龍の波動! スピアー、エレキネット! キバゴは龍の怒りだ!」

ハルト「カメール、水の波動! ピジョン、エアカッター! モココ、10万ボルト!」

スバル達の作戦はフシギダネの蔓の鞭で縛り、バタフリーの眠り粉で眠らせる

その後、袋叩きにするという作戦だった

しかし、リザードンは空を飛び、蔓の鞭、眠り粉を始め、全ての攻撃を交わしていく

そのあと、ポケモン達には目もくれずリザードンはスバル達に火炎放射を撃ってきた

スバル達は今がチャンスとばかりに、火炎放射を交わしつつ、ポケモン達に技の指示を出す

リザードンに攻撃が集中する

しかし、リザードンはそれを受けても、何の反応もせず、硬直が直った後、再び、火炎放射を撃ってきた

火炎放射を交わすトレーナーと、それを打つリザードンに技を打つ彼等のポケモン達

そんな攻防が繰り広げられるなか、ほんの少しずつリザードンの体力が削られていく……

が、それはリザードンに技を撃っているポケモン達も同じ
 ▼ 93 L4kVI.ANbw 18/11/19 12:58:13 ID:wb72o1c6 [4/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
技の連射というのは硬直を無視していることであり、体力を使う

つまり、普段やり慣れないことをやっているということだ

彼等にはそれが相当な負担となり、彼等の主人が攻撃されているということによる焦りもそれを増長させる

レベル差もあるリザードンとスバル達のポケモン達

それを見たスバルは自分のポケモン達を戻してしまった

ルーン「なにやってるの!?」

スバル「モンスターボールのなかで一旦休ませる」

スバルは抗議するルーンに説明する

スバル「皆も一旦戻せ! ポケモン達も疲れてる」

ハルト「その間、どうするつもりだ?」

スバル「あいつのトレーナーとリアルファイトだ!」

スバルが無茶苦茶なことを言い始める

スバル「行くぞ! 3,2,1,Go!」
 ▼ 94 L4kVI.ANbw 18/11/19 12:59:44 ID:wb72o1c6 [5/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
一方、ジロウは焦っていた

勢いでスバル達に赤服の男を任せたが、彼等では力不足

とても敵う相手ではないと

それは、この黒服の男達の指揮を執っているのはあの赤い服の男

実力がなければ、統率は出来ない

つまり、あの男がこの集団の中の一番の実力者であると

そう考えたからである

ジロウは自分の近くにバンギラスを配置し、自分の方に飛んでくる攻撃から自らを守らせる

そして、ゴローニャを始め、ハガネール、ドサイドン、プテラ、ウソッキーに戦闘の指示を出している

黒服の男達の実力とジロウの実力は天と地程の差があるが、黒服の男達は数が多く、一向にスバル達の方に進めない状況であった

プテラで空を飛ぼうとしても、空に攻撃され、墜落させられることは目に見えている

さらに、連戦に連戦を重ね、ジロウのポケモン達にも少しずつ疲労が見えてきている

相手はトレーナーを潰さない限り、多種多様なポケモン達を半永久的に出し続けてくる

ある程度はトレーナーも潰せているが、どこから沸いてくるのかだんだんと増えてきているようにも見える

今のジロウには、やるべきことが3つできてしまった

1つ、自分のポケモン達に指示を出す

2つ、トレーナーがどこから沸いてくるのか見極める

3つ、本部との連絡を取る

ジロウは今やるべきことを考え、黒服の男達と対峙する
 ▼ 95 L4kVI.ANbw 18/11/19 13:00:44 ID:wb72o1c6 [6/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
カスミは悩んでいた

ここでこのスカーフの男を倒し、本部送りにしても、とかげの尻尾切りにしかならないだろうと

とかげの本体にはあの赤い服の男の方が近いと、もしくは本体だろうと

カスミがここにいるのは、ジロウから連絡を受け取ったからだ

ここに来るまでに、1匹も野生のポケモンを見なかったし、ここにもいない

見たと言えば、今目の前にいるのと同じような黒服のスカーフ男

それはジロウ達とて同じだろう

如何にしてこの集団の根っこを見つけ、それを絶やすか

カスミはそれを考えていた

それに、あの少年達である

こう言っては失礼かもしれないが、彼等にはあの赤い服の男を倒すほどの実力があるとは思えない

先程からスバル達の方を見ていたが、あの男のリザードン1匹に彼等のポケモン12匹で、満足なダメージを与えられていない

つまり、このスカーフ男とのバトルを早く終わらせ、彼らを助太刀しに行く必要がある

カスミはスターミーにスカーフ男ヘの直接攻撃をやらせ、カメックスに自信を警護させている

残りの4匹はスカーフ男の6匹のポケモンと対峙している

スカーフ男はうまくスターミーの攻撃を交わすため、相手のポケモン達の司令塔を破壊できない

そんなこともあり、カスミは攻めあぐねる

カスミのやるべきことは2つ

1つ目は相手を殲滅すること

2つ目はスバル達の助太刀をしに行くこと

それらを実行するために、カスミは自らを急き立てる
 ▼ 96 L4kVI.ANbw 18/11/19 13:03:07 ID:wb72o1c6 [7/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバル達は赤服の男にリアルファイトを仕掛けようと、それに近づいていった

が、その前に赤服の男はコンピュータを閉じ、無線機のマイクに向かって、なにかを話す

スバル達がその男のもとにたどり着くと、赤服の男はもう2つモンスターボールを腰から取り出す

そこから出てきたのは2匹のファイアロー

そして、その2匹はジロウとカスミのもとに向かい、彼等の護衛を無視して彼等に対して攻撃を始める

その瞬間、黒服の男達は近くの岩場に集合し、隠してあった飛行船に乗り込んでいく

スバル達はそれを妨害しようと、ポケモンを繰り出した

が、彼等は1つ忘れていたことがあった

そう、リザードンの存在である

リザードンは傷を癒すために1度火炎放射を放つのをやめ、地に降りていた

そのため、スバル達は攻撃されていたということが頭から抜けてしまっていた

そのリザードンが再び攻撃の体勢を取り、スバル達に向けて撃ち放つ

しかし、彼等が気づいたときにはもう遅かった

火炎放射がスバル達の近くまで迫る!

それに気がついたスピアー、バタフリー、ピジョンは高速で主人のもとへ飛び、火炎放射を受ける

スバル「そんな! ありがとう、ゆっくり休んでくれ」

そんなポケモン達をボールに戻し、リザードンの方を見ると、飛行船の方から声が聞こえてくる

赤服の男「リザードンを倒せたら私たちを追ってきてみろ」

ジロウとカスミはファイアローに攻撃され、一瞬だけ指示が遅れてしまい、飛行船への攻撃も遅れてしまっていた
 ▼ 97 L4kVI.ANbw 18/11/19 13:04:54 ID:wb72o1c6 [8/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
さらに、飛行船への攻撃を妨害する黒服の男達のポケモン達もいる

そんなこともあり、飛行船は無傷でお月見山から飛び立ってしまった

それを追尾する1つの黒い影があったが……

しかし、リザードンはまだ其処にいる

スバル「ヒトカゲ、龍の波動! キバゴ、辻斬り!」

ハルト「カメール、水の波動! モココ、電磁波!」

ルーン「フシギダネ、葉っぱカッター! ミニリュウ、水の波動!」

それを倒そうとする少年達

後ろでは、ファイアローを始末し、リザードンのもとにたどり着いた2人の大人

カスミ「スターミー、ハイドロ……」

ジロウ「待ってください、ここは彼等に任せてみましょう」

カスミ「何で? 早く奴等を追わなきゃ行けないのよ! そんな状況で任せるってあなた正気なの?」

ジロウ「大丈夫です。プテラに飛行船は追わせました。それに、彼等にも経験を積ませてあげたいんです」

先程の黒い影はジロウのプテラだったと本人が言う

カスミ「危なくなったら、手は出すわよ」

ジロウ「勿論です」

カスミは妥協し、スバル達を見守る

スバル達はというと、奇跡的にモココの電磁波が命中し、リザードンの動きが少し鈍くなっていた

そんなリザードンに襲いかかるポケモン達の攻撃は少しずつリザードンの体力を蝕んでいく

が、リザードンも火炎放射を放ち、スバル達のポケモンを吹き飛ばす
 ▼ 98 L4kVI.ANbw 18/11/19 13:06:27 ID:wb72o1c6 [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバル達は火炎放射の餌食にならないように安全な場所へ移動する

スバル「行け! 火炎放射! ドラゴンクロー!」

スバルの指示を皮切りに、口々に技を叫ぶトレーナー

しかし、火炎放射の前にそのたくさんの技は消え失せる

ポケモン達は悔しかった

自分の技が相手に通用せず、相手に一方的に蹂躙されていることに対して屈辱をも感じている

彼等は力を望む

今の自分を越える力を

その時、キバゴ、ヒトカゲ、ミニリュウ、フシギダネの体が光に包まれ始めた

その光が止んだとき、新たな姿を獲得したポケモン達の姿が現れる

スバル「やったー! ポケモン達が進化したぞ!」

喜ぶスバルとルーン

そして、新しく得た力を使いリザードンに向かっていくポケモン達

スバル「オノンド、ドラゴンクロー! リザード、火炎放射!」

ルーン「ハクリュー、龍の波動! フシギソウ、ヘドロ攻撃!」

ハルト「モココ、10万ボルト! カメール、水の波動!」

混ざり合う5つの攻撃が直撃し、リザードンはダメージを負う

そして、オノンドのドラゴンクローが炸裂する!

さすがのリザードンもこれには耐えきれずに撃沈する

スバル「よし! よくやったな! みんな!」

ルーン「お疲れ様! よく頑張ったわね!」

ハルト「よくやった! 後はゆっくり休め」

3人は口々に労いの言葉をかけ、ポケモン達をボールに戻す

ジロウとカスミも近づいてきた
 ▼ 99 L4kVI.ANbw 18/11/19 13:08:52 ID:wb72o1c6 [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジロウ「皆お疲れ様! さて、このリザードンはどうしようか……」

ジロウはそういうとハイパーボールを取り出し、リザードンに向かって投げる

が、当たり前のことではあるが、それは弾かれてしまった

カスミ「どうしましょうか。''あれ''を使いましょう」

ジロウ「''あれ''ですか?」

カスミ「えぇ、そうしましょう」

カスミはそう言って''それ''を取り出した

そして、ボール状の''それ''をリザードンに向けて投げる

すると、リザードンはあっという間にそのなかに入っていった

カスミ「リザードン、保護完了」

ジロウ「しかし、あのリザードン、よく育てられてましたね」

カスミ「えぇ、まぁまぁね」

カスミはそういうが、あのポケモン達は一般トレーナーにしてはが育てたにしてはレベルが高すぎると考えていた

スバル「ジロウさん、それはなんですか?」

ジロウ「さぁね。この世に存在してはいけないものさ」

ジロウはスバルの問いには答えなかった

ジロウ「兎に角一旦この山を降りよう」

ジロウがそう言ったとき、プテラが空を飛んで戻ってきた

ジロウはプテラを戻し、言葉を続ける

ジロウ「ハナダの方に逃げたようだね。ちょうど良い。カスミさん、ハナダのジョーイさんを回復装置とともに入り口の方にお願いします。ついでに報告もお願いできますか?」

カスミ「OK! ちょっと待ってて」

カスミはそう言って無線機を取りだし、それに向かってなにかを話す

カスミが戻ってくると、ジロウはお月見山を出よう、とカスミが出てきた方の入り口に向かう
 ▼ 100 L4kVI.ANbw 18/11/19 13:09:20 ID:wb72o1c6 [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
勿論、ハナダまで出るときに、野生のポケモンには1匹も出会わなかった

ハナダシティに出ると、ジョーイさんとラッキーが其処に居り、回復装置まで揃っていた

カスミ「早く回復しましょう」

こうしてジロウから順番に回復していく

その途中で、カスミがハナダシティを紹介する

カスミ「ここはハナダシティ ハナダは水色 神秘の色よ」

こうして、全員が回復をし終えた

ジロウ「プテラ、案内してくれ」

その一言でプテラは空を飛び始める……

お月見山で、強敵リザードンを倒したスバル達

その過程でポケモン達も進化したようだ

しかし、まだまだ黒服の男達の行方はわからない

これからどんな闇が彼等を待ち受けているのだろうか (続く)
 ▼ 101 ッポウオ@オレンジメール 18/11/19 18:46:37 ID:JB8UjZmk NGネーム登録 NGID登録 報告
ミューツーボールか?w
 ▼ 102 L4kVI.ANbw 18/11/28 10:58:02 ID:1ssklIOI [1/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
第11話 飛行船を追え! カントー発電所でのバトル!

スバル達はジロウのプテラの案内のもと、赤服の男達が乗る飛行船を追いかけていた

彼等が走っていくと、プテラは立ち止まり、川の方を向く

ジロウ「カスミさん、川をわたらなければ行けないみたいです」

ジロウが皆が乗れるようなポケモンを出してください、と言うとカスミはギャラドスを繰り出した

カスミ「ギャラドス、のせていってくれる?」

ギャラドスはいいよ、というように吠え、彼等が乗りやすいような体勢を取る

ジロウ「この方向はカントー発電所ですかね」

カスミ「え!? あぁ、そうね」

カスミは悲しそうな顔をして、返答する

スバル「どうしたんですか?」

カスミ「いや、自分がジムリーダーをしている町で事件が起きてしまうなんて」

ジロウ「カスミさん、そんなことは……」

カスミ「せっかく旅に出て、多くのことをあいつと学んだはずなのに……」

ハルト「あいつって誰です?」

カスミ「あぁ、えっとね……」

カスミがハルトの問いに答えようとしたとき、彼等に向かって電撃が飛んできた

ギャラドスは急停止し、危機一髪で電撃を回避する

電撃を飛ばしてきた者の正体は……

???「○×△□@-#\!」

カスミ「コイル!」

スバル「しかも、なんか怒ってるみたいですよ!」

ジロウ「兎に角、倒して次に進もう!」
 ▼ 103 L4kVI.ANbw 18/11/28 10:59:45 ID:1ssklIOI [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
戦闘BGM:戦闘! 野生ポケモン
https://www.youtube.com/watch?v=vgBoQUaEKpk

怒ったコイルは彼等に再び電撃を放つ

ルーン「やめて! 私たちはあなた達の敵じゃないわ!」

ルーンが電撃を交わしながら説得しようとするが、それは無意味に終わる

ジロウはポケモンを出そうとするが、水上で移動できるのはプテラのみ

そのプテラを失えば、飛行船の行方がわからなくなる

そう考え、逆にプテラを戻した

ハルトはピジョン、ルーンはバタフリーを繰り出す

しかし、スバルはポケモンを出さない

ルーン「スバルも早くだしなさいよ!」

スバル「ポケモンを出すよりも……行け! モンスターボール!」

スバルはそう言ってモンスターボールをコイルの1匹に投げる

スバルが投げたモンスターボールは''カチッ''と音をたて、コイルを捕獲する

スバル「スピアー、回収しろ!」

スバルはボールを投げ、スピアーに川に落ちていくモンスターボールを回収させる

スバル「やったー! コイルをゲットしたぞ!」

ルーン「え!?」

ハルト「マジか……」

スバルのゲットしたという宣言にルーンとハルトは驚愕の声をあげる

カスミ「コイルを繰り出して! あの子達の誤解を解くわよ!」

スバル「出てこい! コイル!」

カスミ「コイル、私たちはあなた達の敵ではないわ。彼等の誤解を解いてほしいの」

コイル「○×△□@?#\!」

コイルはカスミの声を聞き、もとの仲間のもとへ向かう
 ▼ 104 L4kVI.ANbw 18/11/28 11:01:02 ID:1ssklIOI [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
すると、だんだんと怒っていたコイルの群れは静かになっていった

スバル「ありがとうコイル!」

コイルがスバルのもとに戻ってくると彼は礼を言う

その時、コイルを見ていたカスミが口を開いた

カスミ「このコイル、磁石のところに何かついてるわ」

ジロウ「これは……なんでしょうか?」

ジロウはコイルの磁石に何かの跡がついていることに気がつく

ジロウ「こんなに大量のコイル達がいるなんて……普通じゃない」

カスミ「あっ! わかった! この子達は発電所のポケモン達よ!」

ジロウ「ということはあの黒服の男達がコイル達を追い出したと考えられますね」

ジロウは急がなければ、とプテラを出す

プテラが彼等を案内した場所はやはり、といえるだろうか

カントー発電所だった

カスミ「最近の停電が多いっていうことと関係あるのかしら……」

ここはカントー地方最大の発電源であるため、ここが止まればカントーの電気不足は免れない

ジロウ「ここにいるのなら早く追い出さないと……」

ジロウはゴローニャを繰り出し、ドアに突撃させようとする

ルーン「あれ? 飛行船は?」

その時、ルーンが口を開く

確かに、発電所前には飛行船はなかった

ハルト「入り口がここだけとは限らないだろう。ここだけだとしても、こんな目立つところに奴等が飛行船を置くとは思えない」

ハルトの考察に二人の大人は賛同の意を示す

ジロウ「突撃しよう!」

ジロウはゴローニャに捨て身タックルを指示する
 ▼ 105 L4kVI.ANbw 18/11/28 11:05:25 ID:1ssklIOI [4/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
BGM:悪の組織アジト
https://www.youtube.com/watch?v=LY6odHof2e4

しかし、ドアに捨て身タックルが決まる前にドアが自動で開いた

ゴローニャは発電所の入り口をコロコロと転がっていってしまう

すると、発電所の上の方から拍手が聞こえてきた

黒服の男「よく、ここにたどり着けましたね。お待ちしておりました。お越しになると伺っておりました」

黒服の男はそういうと、スバル達のいるフロアに飛び降りた

ジロウ「お前は誰だ! 何かの組織か?」

ジロウはやはりリザードンを素早く倒したほうが良かった、と自分の判断ミスを悔いる

なぜなら、ここにいるのは目の前にいる男ただ一人

お月見山で飛行船に乗っていった男達の方が遥かに多いからだ

しかし、先程の黒服の男達と目の前にいる男の実力は天と地の差がある

ジロウがそう考えていると……

黒服の男「名乗る程のものではございません」

黒服の男はそういうと、''カチッ''という音とともにモンスターボールを合計して13個宙に放る

出てきたのはドンガラス、ドラピオン、カラマネロ、ズルズキン、バンギラスの悪タイプの5匹

それに加え、ライチュウ、アブソル、クロバット、フーディン、マタドガス、ラフレシア、ベトベトン、ウィンディの8匹

特に、後の8匹はジロウやカスミのポケモン達との実力差は殆ど無いようだった

 ▼ 106 L4kVI.ANbw 18/11/28 11:07:05 ID:1ssklIOI [5/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
戦闘BGM:戦闘! ポケモンハンター
https://www.youtube.com/watch?v=kaeZUrvzF7U

黒服の男「さぁ! 暴れなさい!」

少し遅れてポケモンを出すジロウとカスミ

悪ポケモンはジロウのもとへ

その他のポケモンはカスミのもとへ向かう

その時、スバル達は黒いオーラを纏ったコイルがジロウ達を攻撃しようとしているのを発見し、それらに攻撃する

スバル「あのコイル達、何で黒いオーラを纏っているんだ?」

スバルは攻撃の指示を出す合間に、黒服の男に聞く

黒服の男「さぁ? 私は何の関係もありませんよ」

フフッ、と笑いながら答える黒服の男

この男は1度もポケモン達に指示を出していない

側にいるドンガラスを撫でながら、戦いを見ているだけだ

スバル「作戦がある! ゴニョゴニョ」

スバルはポケモン達ににコイル達を任せ、ハルトとルーンに話始める
 ▼ 107 L4kVI.ANbw 18/11/28 11:07:57 ID:1ssklIOI [6/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
一方、ジロウはバンギラスをカスミのもとへ送り、他のポケモンはすべて自身の目の前にいる敵と対峙させていた

ジロウはこの戦いはすぐ終わるだろうと、自身のベストメンバーならすぐに帰ってくるだろうと考えていた

が、お月見山の赤服の男よりも相手の実力は上だった

ジムバッチ8個をかけたジム戦の相手並みだ

が、時間がかかったとはいえ、相手のポケモンを倒しきった

そして、隣で戦っていたカスミの方を見ると……

カスミのパーティーはほぼ壊滅していた

とはいっても、相手も残っているのはライチュウ、クロバット、フーディンだけだったが

ジロウのバンギラスも、カスミの自慢のポケモン達も、ギャラドスとスターミーを除き、戦闘不能状態となっていた

ジロウは自分のポケモン達をカスミのポケモン達のもとへ向かわせる

それを防ごうと攻撃するクロバット

そのため、アブソルと戦っていたハガネール、ズルズキンと戦っていたウソッキーが倒れ、クロバットも地に落ちる

それを見た黒服の男はドンガラスを戦場へ繰り出す

黒服の男はドンガラスにダメージを負ったライチュウ、フーディン

ジロウとカスミはいずれもダメージを負ったゴローニャ、プテラ、ドサイドン、スターミー、ギャラドス

その状態で戦闘が開始する────
 ▼ 108 L4kVI.ANbw 18/11/28 11:09:48 ID:1ssklIOI [7/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ライチュウは自身の近くにいたスターミーを10万ボルトで倒す

これを見たジロウはドサイドンを犠牲にしてライチュウを地震で倒す

ドンガラスを除けば、皆、連戦であるため、倒すのは簡単だった

ジロウ「本当は使いたくなかったが」

カスミ「使わなきゃ!」

ジロウ「石に秘めた力! 目覚めさせよ! プテラ! メガ進化!」

カスミ「強く! 雄々しく! 美しく! 私の青いスイートハート! ギャラドス! メガ進化!」

. ≪Evolution!≫

ジロウの胸元、カスミの髪止めについている石がプテラ、ギャラドスから溢れる光と結び合う!

黒服の男「仕方がありません。私も使いましょう! 行きなさい! ヘルガー!」

黒服の男は指輪に触れる

黒服の男「殺戮の限りを尽くしなさい! ヘルガー、メガ進化!」

. ≪Evolution≫

3人はメガ進化を使い、全力のバトルをするようだ

ジロウ「プテラ! ヘルガーに岩雪崩! ゴローニャ! 地震!」

カスミ「ギャラドス、ハイドロポンプ!」

黒服の男「ドンガラス、ギャラドスを。ヘルガー、ジャンプしながら悪の波動です」

ヘルガーは地震を回避し、岩雪崩を受けながらも悪の波動を放つ

ドンガラスはハイドロポンプを交わし、燕返しを撃つ

そんな攻防が繰り広げられていくなか、ジロウとカスミはプテラとギャラドスを戻した

黒服の男「降参ですか? ふざけた真似を。それに、ゴローニャは見捨てたのですか? ジムリーダーとあろうものが」

ジロウ「ゴローニャ!」

ジロウは黒服の男を無視し、相棒の名を叫ぶ

黒服の男「では死んでいただきましょう。ヘルガー! ドンガラス!」

しかし、黒服の男の指示はかなわなかった

そう、ゴローニャが目も眩むような光を発したからである

''大爆発''

自らを犠牲にして相手に大ダメージを与える技である

その技が攻撃するために無防備になっていたヘルガー、ドンガラスに襲いかかる!
 ▼ 109 L4kVI.ANbw 18/11/28 11:10:46 ID:1ssklIOI [8/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
少し時間を戻してスバル達

彼等はスバルの作戦のもとに行動していた

その作戦は''リザード作戦''

その名の通り、リザードが煙幕を巻き、自分の有利な状態にして、オノンドとリザードで煙の中のコイル達を刈っていく

その外をその他のポケモン達で取り囲み、煙の外にいるポケモンを叩く

そのような作戦だった

が、戦闘になれないコイルはボロボロになり、電撃もまともに出すことのできない状態となり、バタフリーとスピアーも撃たれ強くないため、飛ぶことのできない状態となってしまった

そんなことがあっても、作戦は成功した

黒いオーラを纏ったコイル達は次々と地に落ち、オーラが消えていく

その全てを倒し終えると、ジロウ達の方が明るくなり、砂煙がたっていった

ボロボロになったポケモン達を戻し、3人はそちらに向かう

向かった先では砂煙が晴れると、そこにはゴローニャ、ヘルガー、ドンガラスが目を回して倒れていた

ジロウ「もうお前のポケモンは全滅した! 大人しく降参しろ!」

黒服の男「あなたの目と頭は飾りですか? まだ、1匹残っていますよ」

黒服の男はジロウを煽り、フーディンを自分に近づける

ジロウ「プテラ! 岩石封じ!」

カスミ「ギャラドス! 噛み砕く!」

ジロウとカスミはプテラとギャラドスを繰り出し、攻撃の指示を出すが……

黒服の男「フーディン、オノンドにサイコキネシスです」
 ▼ 110 L4kVI.ANbw 18/11/28 11:12:20 ID:1ssklIOI [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
フーディンはスバルの近くにいたオノンドに岩石封じと噛み砕くを受けさせる

メガ進化ポケモン達の本気の攻撃を受けたオノンドはダウンし、ぐったりとしている

スバルがボールに戻そうとしても、赤い光線は跳ね返される

そして黒服の男は……

拳銃を取り出した

黒服の男「フーディン、ありがとうございました。さて、私は逃亡します。このオノンドは人質……いや、ポケ質といったところでしょうか」

黒服の男はフーディンを連れながら揺ったりとしたペースで歩いていく

カスミもジロウもオノンドをポケ質にとられているため、迂闊に攻撃の指示が出せない

拳銃も所持をしていないため、射撃もできない

. ''詰み''

これが彼等の今の状態を表すのに最も相応しい言葉だろう

黒服の男「フーディン、サイコキネシスです」

フーディンのサイコキネシスがプテラに命中する前にジロウはプテラを戻す

カスミもジロウに続きギャラドスを戻す

そんな状況でゆったり歩いていた黒服の男は躓いてしまった

オノンドを手掴みにしていた男はその拍子に手を放してしまう

ゆっくりと転がっていくオノンド

それを追いかける赤い光線はオノンドをしっかりと捉え、ボールへ収納していく

その先にはフシギソウとルーン、ハルト、スバルがいる
 ▼ 111 L4kVI.ANbw 18/11/28 11:19:05 ID:1ssklIOI [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
それを見たフーディンはライチュウ、アブソル、クロバット、フーディン、マタドガス、ラフレシア、ベトベトン、ウィンディのボールをサイコキネシスで器用に操り、発電所を出ていってしまった

ジロウに確保される黒服の男

スバル「作戦成功! ありがとな! ルーン!」

ルーン「あなたが考えたことでしょう! まぁ、良いわね!」

喜び合う3人にカスミはどのようにして躓かせたのか、と聞く

スバル「擬似草結びですよ! 蔓の鞭です!」

カスミ「よくそんなことを考えたわね! お疲れ様!」

カスミはこの少年達の発想力は将来脅威になると考えながら称賛の言葉を発した

ジロウ「カスミさん! 早く戻りましょう!」

カスミ「まだよ! ここには社員もいるはず!」

こうして、スバル、ルーン、ハルト、カスミの4人は発電所内を探し始める

すると、ルーンが一室に社員が敷き詰められているのを見つけた

カスミ「大丈夫ですか?」

所長「えぇ、助けていただき、ありがとうございます。」

カスミ「それでは少しの間お待ち下さい。あと少しで助けが来ますので」

カスミはそういうと自分達は一足先に戻らなければ、とギャラドスを繰り出す

来たときと同じように一行はハナダシティまで戻る

黒服の男はお月見山の男と同じように''本部''に連れていかれた

ジロウ「そういえば、皆はジム巡りしているんだろう」

カスミ「あら? そうだったのね! それなら、次は私のジムに来ると良いわ! 」

ハルト「そうですね。そうしましょうか」

ルーン「私たちはそのつもりだったけどね」

各々の反応をする3人

カスミ「今日は休みなさい! ポケモンセンターの部屋も3人分とってあるわ!」

3人「ありがとうございます!」

カスミ「その前に、ポケモンの回復もしっかりとしておきなさいよ!」
 ▼ 112 L4kVI.ANbw 18/11/28 11:20:43 ID:1ssklIOI [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ハナダシティポケモンセンター

ジョーイ「まぁ! ひどい怪我! 何でこんなになるまで放っておいたの!」

スバル達がポケモンを預けると、ジョーイは滅茶苦茶キレた

その時、カスミがポケモンセンターを訪れ、スバル達を見る

カスミ「あぁ、その子達はね……」

カスミが事情を説明するとジョーイはお疲れ様でした、と回復を始める

が、コイル、スピアー、バタフリーは回復には時間がかかると言われ、スバル達は1週間程度ハナダに留まらなければならなかった

カントー発電所で黒服の男を捕らえるのに協力したスバル達

捕らえられたオノンドはもっと強くなるという覚悟をしたようだ

スバル達の次の目標はハナダジム

一体カスミはどのようなバトルを見せるのだろうか (続く)
 ▼ 113 ガスピアー@リュガのみ 18/11/29 02:58:13 ID:NitwrRtg NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 114 ロマツ@ちからのねっこ 18/11/29 22:41:52 ID:3JPgA4pc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
地の文上手くなったねぇ、支援
 ▼ 115 L4kVI.ANbw 18/12/03 13:01:07 ID:n9poFZuI [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
第12話 挑戦ハナダジム! VSお転婆人魚!

カントー発電所の戦いから一週間

その間スバルとルーンのポケモン達はコイルとバタフリー、スピアーの回復を待ちながら特訓に励んでいた

今日はそのポケモン達も退院し、旅が再開できる日だった

彼等の次の目的地はハナダジム

そのジムリーダーカスミに勝利することだった

ルーン「早く行きましょう!」

スバル「ちょっと待って! ポケモン達の状態を確認する!」

スバルはそう言いながらポケモン図鑑を取り出した

オノンド 〓 あごオノポケモン キバゴの進化形 高さ 1.0 m 重さ 36.0 kg ドラゴンタイプ

キバは二度と生え変わらないので戦い終わると川原の岩を使って丹念に磨きあげる

特性 型破り 意地っ張りな性格
イッシュ地方でLv.5の時にであった 暴れることが好き

状態 ふつう レベル38
技 ドラコンクロー 龍の波動 アイアンテール 辻斬り ダブルチョップ 龍の舞

リザード 〓 火炎ポケモン ヒトカゲの進化形 高さ 1.1 m 重さ 19.0 kg 炎タイプ

燃える尻尾を振り回すと周りの温度がどんどん上がって相手を苦しめる

特性 猛火 控えめな性格
カントー地方でLv.5の時にであった とても几帳面

状態 ふつう レベル29
技 火炎放射 龍の波動 ニトロチャージ シャドークロー 煙幕

スピアー 毒バチポケモン(以下略

状態 疲れている レベル25
技 ダブルニードル 虫食い 毒針 追い討ち 燕返し エレキネット

コイル 磁石ポケモン 高さ 0.3 m 重さ6.0 kg 電気・鋼タイプ

電磁波を放ち空を漂う。電気を食べているときに触ると全身がビリッと痺れるぞ

特性 頑丈 気紛れな性格
カントー地方でレベル21の時に出会った 悪戯が好き

状態 疲れている レベル24
技 10万ボルト ミラーショット ソニックブーム 目覚めるパワー 電磁波 超音波
 ▼ 116 L4kVI.ANbw 18/12/03 13:02:13 ID:n9poFZuI [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバル「回復したとは言えやっぱり疲れてるよなぁ」

スバルはスピアーとコイルは今回のジム戦では休んでもらおう、と考え、ルーンのもとに向かう

ルーン「たまには私からジム戦やってもいい?」

唐突な提案にいいよ、と返すスバル

そうしてハナダジムへ向かっていった

───────────────────

ハナダジム バトルフィールド

カスミ「一週間ぶりね!」

ルーン「ええ! この間はありがとうございました」

カスミはでも、とモンスターボールを繰り出す

カスミ「これはジム戦! このポケモン達と全力を尽くす!」

審判「これよりハナダジム戦を開始する! 使用ポケモンは二匹! どちらかのポケモンが戦闘不能になった時点で試合終了とする! 交代はチャレンジャーのみ認める! それでは両者、ポケモンを!」

こうして、ルーンとカスミのブルーバッチをかけたバトルが始まった

軍配はルーンに上がったが、ルーンが手加減したカスミに僅かに勝った

まさにギリギリの勝利だった

カスミ「お疲れ様! なかなかやるわね! 次はスバルよ!」
 ▼ 117 L4kVI.ANbw 18/12/03 13:03:43 ID:n9poFZuI [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
戦闘BGM:VSジムリーダー(カントー)
https://www.youtube.com/watch?v=TiCVb5nUlYw

審判「これよりハナダジム戦を開始する! 使用ポケモンは二匹! どちらかのポケモンが戦闘不能になった時点で試合終了とする! 交代はチャレンジャーのみ認める! それでは両者、ポケモンを!」

カスミ「My Steady! コダック!」

スバル「頼む! リザード!」

スバルは勢いよくリザードを繰り出した

が、ここはプールの言い換えれば水のフィールド

リザードには圧倒的に不利な状況だった

カスミ「熱湯!」

スバル「交わして煙幕だ!」

それでもリザードは懸命に交わす

すると、コダックの熱湯は明後日の方向へ飛び、フィールドには煙が充満する

スバル「これでお前の得意な状況だ!」

リザードはこの一週間で煙幕の状態でも攻撃を当て、居場所を悟られないようにするということを訓練した

スバル「龍の波動!」

カスミ「落ち着いて! プールに入りなさい!」

カスミのコダックはあまり素早くはなかった

それ故、プールに入る直前に龍の波動が決まる

カスミはさすがに煙幕のなかで相手の動きがわかっても水の中ならばわからないだろう、と考えていたが……

その考えは甘かった

スバルは龍の波動の連続攻撃を指示し、一気に畳み掛けようとする

カスミは考える

その時間があるのはコダックのことを素早く育てていないが、粘り強くなるように育てていた
 ▼ 118 L4kVI.ANbw 18/12/03 13:04:49 ID:n9poFZuI [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
カスミの考えはこうだ

リザードはきっと相手の動きで居場所を察知している

つまり、動きをなるべく少なくして動き、相手に近づくことができれば相手を倒せる

カスミ「コダック! ゆっくり静かに!相手に近づいて! できたら熱湯よ!」

そう、相手に''近づくことができれば''である

カスミはリザードは動いていない

そう何処かで勘違いをしていた

実際リザードはプールの上にある少ない足場を渡りながら攻撃をしている

コダックもカスミの考えを読み取り、熱湯をリザードが始めにいた場所に放つ

しかし、リザードには当たらない

さらにそこに龍の波動が炸裂する!

カスミ「コダック! 大丈夫!? 熱湯よ! 動けるなら熱湯を放って!」

カスミの願いも虚しく、煙が晴れたときには目を回したコダックがプールに浮かんでいた

審判「コダック戦闘不能! リザードの勝ち!」

こうしてスバル達は無傷でコダックを突破した

カスミ「コダック、ごめんなさい。ゆっくり休んで」

ボールに戻るコダック

挑戦者をまっすぐ見つめるその主

カスミ「コダックは敗れた! でも、私はジムリーダー! 負けるわけにはいかないの!」

カスミはそう言ってモンスターボールを構える!

カスミ「My Steady! スターミー!」

スバル「そのスターミーって……まさか……」

カスミ「あなたとのジム戦であのスターミーを使うことはできない。確かにレベルは低い……でも、私の自慢の水ポケモンよ!」
 ▼ 119 L4kVI.ANbw 18/12/03 13:05:37 ID:n9poFZuI [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
その言葉にスバルは安堵すると共に恐怖を覚えた

カスミはレベルは低いと言ったが、それは彼女の持っているポケモンのなかでという意味だろう

あそこまでのポケモンを6匹以上も育てるトレーナーだ

自分の切り札とレベルはそう変わらないだろうと考えたからである

スバル「気を引き締めて行くぞ! リザード!煙幕!」

リザードの煙幕が再びバトルフィールドを覆う

が、この煙幕は次のカスミの指示で晴れるようになる

カスミ「熱湯よ!」

スバル「さっきのとおなじか? 交わせ! そして龍の波動だ!」

カスミ「一面に撃ちなさい!」

一面に撃たれる熱湯は蒸気を発生させ、煙幕を掻き消した

カスミはスターミーのHPを犠牲にし、煙幕は張るだけ無駄だということをスバルに見せつける

スバル「龍の波動を打ち続けろ!」

カスミ「熱湯で迎え撃って!」

熱湯と龍の波動がプールのフィールドの上でぶつかり合う

その勝負は熱湯が勝ってしまった

それには3つの原因があるだろう

1.フィールドが水のフィールドであったということ

2.リザードのレベルよりもスターミーのレベルの方が高かったこと

3.スターミーは自身のタイプと同じ水タイプの技を撃ったがリザードは自身のタイプの違うドラゴンタイプの技を撃ったこと

その熱湯が決まり、リザードにはとてつもないダメージが入る
 ▼ 120 L4kVI.ANbw 18/12/03 13:08:18 ID:n9poFZuI [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
カスミ「2つめのジムバッチは渡さないわ!」

スバル「いや! 僕達は絶対にブルーバッチを奪う!」

カスミ「良いわ! 冷凍ビーム!」

スバル「交わしてドラゴンクロー!」

スターミーのコアから発せられる全てを氷結させる光線はプールの水を凍らせながらオノンドのもとへ飛んでいく

それを交わしつつ少ない足場を渡りながらスターミーに近づくオノンド

冷凍ビームの硬直で動けないスターミーにドラゴンクローが決まる!

その勢いでスターミーはプールに水しぶきをあげて落下してしまった

カスミ「足場の下に潜り込んで高速スピン!」

スバル「足場から離れるんだ!」

カスミ「遅い!」

オノンドが足場から離れようとした瞬間、プールの水が渦となって足場を囲む

その目はスターミーなのだが、高速スピンは段々と速度を増し、渦の形は円錐に近づいていく

そして、オノンドは小さな足場諸とも渦に飲まれ、吹き飛ばされる

プールに叩きつけられるオノンド

高速スピンをやめ、次の攻撃の準備をするスターミー

カスミ「残念ね! 結構楽しかったバトルもこれで終わり! 熱湯よ!」

スターミーは水のフィールドで強化された熱湯をプールの中のオノンドにうち放つ

オノンドはそれを受けて水面に浮かぶ

審判「オノンド戦t……」

スバル「ちょっと待った! まだオノンドは戦える!」

スバルは審判のコールを遮った
 ▼ 121 L4kVI.ANbw 18/12/03 13:10:33 ID:n9poFZuI [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
スバル「じゃあ、今すぐいってきます!」

カスミ「明日でいいわよ! 今日は疲れたでしょうし」

そんなやり取りを交わし、スバル達はハナダジムから出る

すると、ハナダシティの外れの方の上空に裂目が現れた

そして、それに向かって何かのポケモンが人をのせながら入っていく

その後、すぐにその裂け目は閉じてしまった

スバル「なんだあれ?」

ルーン「さぁ? でも、今日は休みましょう!」

こうして二人はポケモンセンターに戻っていった

ハナダジムのジム戦に勝利したスバルとルーン

ブルーバッチも手に入れ、マサキの研究所へのお使いも頼まれた

ハナダシティの外れの裂け目は何だったのだろうか

その謎は今はわからない (続く)
──────────────────────
試験期間中になるので2週間ほど更新はお待ち下さい
 ▼ 122 L4kVI.ANbw 18/12/03 15:42:16 ID:n9poFZuI [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
申し訳ありません>>120>>121の間に次の文を入れてお読みください
───────────────────────
カスミ「何を言っているの? オノンドはもう水面に浮かんでる! 戦闘不能じゃない!」

カスミがそう言ったとき、オノンドはピクリ、と動き小さな足場に登った

そしてプールに響き渡る大声で吠える

オノンド「オーーーノーーー!」

それを見たカスミは驚いた様子で口を開く

カスミ「前言撤回よ! そのオノンドは確かに強い! 万全の状態で相手してあげるわ!」

スバル「行け! 辻斬り! からのドラゴンクロー!」

カスミ「自己再生!」

スターミーは自らを回復させようと一瞬だけ隙を見せる

オノンドはその一瞬の隙を見逃さず辻斬りを決める!

スターミーは大ダメージを受けるが、オノンドの攻撃は未だ終わっていない

龍の遺伝子を宿した爪がスターミーを切り裂く!

そして、スターミーは自己再生をすることなく戦闘不能となった

審判「スターミー戦闘不能! オノンドの勝ち! よって勝者、チャレンジャースバル!」

スバル「よし! よくやった! オノンド!」

スバルはハナダジムリーダーカスミに勝利した!

カスミ「いいバトルだったわ! 最後の連続技はよかったわよ!」

スバル「ありがとうございます! でも、カスミさんは強いですね! 手加減してくれたのに、苦戦してしまいました!」

カスミ「良いわ! まだまだあなた達は強くなれる! バッチを8個集めたら私が修行をつけてあげる!」

近づいてきたカスミはそう言ってブルーバッチを差し出す

カスミ「そのうちの1つ! ブルーバッチよ!」

スバルはカスミからブルーバッチを受け取った!

カスミ「そう言えば、悪いんだけど研究者のマサキのところに行って奴を連れてきてくれない? ハナダシティの外れの方にその研究所があるの」



 ▼ 123 L4kVI.ANbw 18/12/18 07:45:38 ID:JJwcApR6 [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
原作の設定をバリバリ無視しています。ご了承下さい
─────────────────
第13話 ポケモン研究者マサキ! 彼の本当の目的は?

ハナダジムで見事カスミに勝利し、ブルーバッチをゲットしたスバル達はカスミの願いでポケモン研究者のマサキを連れてくることになった

スバル「しかし、ひどいよな〜! カスミさん、自分で行けば良いのに!」

ルーン「確かにあなたの気持ちもわからないことはないけれど……まぁいいじゃない! 勉強よ! 勉強! カスミさんだってジムリーダーだもの! 忙しいのよ!」

スバル「あ〜、ハイハイ! 行けばいいんでしょ! 行けば!」

ルーンの説得をめんどくさそうに聞き流すスバル

しかし、彼のマサキの元に向かうその足取りは嫌がっているようには見えないほど軽いものだった

ルーン「そう言いながら嬉しそうじゃない!」

スバル「だって、ポケモン博士だぞ! 面白い話を聞けるかもしれないじゃないか!」

ルーンはそう言えばオーキド博士に会ったときも嬉しそうな表情だったな、と思い返す

こうして、スバル達は''マサキの研究所''と案内された場所に着いた

スバル「あれ? ここって……」

ルーン「確か……」

二人「「昨日の空間の裂け目のところじゃない(か)!」」

2人は声を揃え、昨日のことを思い出す

翼を持った大きなポケモンが人をのせながらその裂け目に入っていった

昨日見た光景だ

2人が大声で叫んだ後には静寂が訪れる

聞こえるのは小さな風の吹く音と枝と枝が擦れる微かな音だけだ

スバル達がマサキの研究所に入るために1歩を踏み出した瞬間、目の前の研究所から大きなポケモンの咆哮が聞こえてきた

それはまるで伝説のポケモンのような威厳のある大きな声だ

さらに、その声に応えるように空には黒い雲が立ち込め、辺りに雷が落ちる

咆哮が止むと、その雲は消え去り、雷も止んだ

スバル「なんだったんだろう……今のも研究所からだよな……」

ルーン「とにかく行きましょうか……」

2人は先ほどの声に威圧されながらも研究所の方へ進む

研究所の玄関についているインターホンを押すとすぐに30歳位の男が出てきた
 ▼ 124 L4kVI.ANbw 18/12/18 07:47:04 ID:JJwcApR6 [2/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
???「おぉ、カスミ! 久しぶりやな〜 ……って誰や、お前さん達」

どうやら男は彼等のことをカスミと勘違いしていたようだ

スバル「えーっと、僕はスバルで、こっちはルーン。カスミさんに頼まれてきました」

マサキ「ほーん、まぁええわ! わいはマサキ! ポケモン研究者や!」

マサキはそう言って、スバル達を家の中に招く

マサキ「折角来よったんやし茶でも飲んでき」

マサキは散らかった机を片付け始めた

散らばった資料を集めるのに中々苦労していたマサキを見かねたルーンが手伝いを申し出るも、あっさりと断ってしまう

どうやら大切な資料らしい

少しだけ見えたその資料の中にはミューツーやサンダー、ファイヤー、フリーザー

それに加え、エンテイ、ライコウ、スイクン、ホウオウにルギア、ゲノセクトが描かれていた

さらに、壁にはポケモンのようにも見える生物が11匹見える

スバル「ウルトラビースト……」

それを見たスバルは小さな声で呟く

その呟きを聞き逃さなかったマサキはウルトラビーストを知っているのか、とスバルに問う

スバル「母さんが死んだ元凶だ……」

マサキ・ルーン「え!?」

聞いたマサキは勿論、ルーンも驚愕の声をあげる

マサキ「す……すまんな! 悪いことを聞いてもうた。ほれ、茶や! 茶! ジョウトから取り寄せた菓子もあるで!」

マサキは焦って彼らに茶を勧める

マサキ「詫びと言ってはなんやけど1つ話したる! 昔話や!」
 ▼ 125 L4kVI.ANbw 18/12/18 07:47:55 ID:JJwcApR6 [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
BGM:エンジュシティ
https://www.youtube.com/watch?v=x1gGwqGYrBQ

遥か昔のエンジュシティの話

昔はエンジュシティがジョウト地方の中心として栄えていた

とはいっても、今とは別の名前であったが

この話では''古都''と呼ぶことにしよう

今から1000年前、古都にはある2つの塔が古都を守るために建設された

東西に1つずつである

東にあるのは鈴の塔

西にあるのは鐘の塔

2つはそれぞれの象徴として伝説のポケモンがいた

鈴の塔には全ての命の源と言われる存在

生命の神''ホウオウ''

鐘の塔には天候を司るポケモン達を監視する存在

海の神''ルギア''

そして、古都の人々は年に1度、2匹の伝説のポケモンに対して祈りの舞を捧げる

これは2つの塔が建設された当時からある儀式であり、地方が一体となって行われるものだった

この儀式はまず、5人の舞妓がルギアに対して鐘の塔で祈りの舞を捧げる

ルギアが古都から立ち去ると、別の5人がホウオウに対して鈴の塔で祈りの舞を捧げる

その時にホウオウは虹色の羽と透明な鈴を、ルギアは銀色の羽と海鳴りの鈴を置いていく

困ったときに呼び出せ、という意味なのかはわからないがそれは使うと消えていく

それらは身に付けた舞妓が躍りを捧げるためにつかわれていた

さて、エンテイ、ライコウ、スイクンの誕生の物語を話すとしよう
 ▼ 126 L4kVI.ANbw 18/12/18 07:49:44 ID:JJwcApR6 [4/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
今から800年前、この世界の王が魔物と共に封印された少しあとの時の話

世界は突然の大災害に見舞われた

ポケモンの技とは比較できないほどの巨大な地震

まるで、ゲンシカイオーガが目覚めたかのような豪雨

その2つによる土砂崩れ

そうかと思うと、ゲンシグラードンが目覚めたかのような日照り

干魃により作物も実らず、死ぬポケモン達

乾燥している空気は大火事を引き起こし、水不足によって人々は死ぬ

吹き荒れる暴風と毎日のように落ちる雷

こうして、世界だけでなく、人々の心も荒んでいく

毎日のように斬り捨てられる人々

家に泥棒が入り、女は犯され、家は破壊されていく

このままでは世界が滅びてしまう、と

そこで、世界の人々はホウオウとルギアに祈りを捧げ、この災害を沈めよう、と考えた

そして、ジョウト地方に全世界が希望を託した

古都の人々は急いでそれぞれの羽と鈴を用意し、舞妓に舞を踊らせる準備を始めた

それに要した時間は僅か3時間とも言われている

そして、それぞれの塔には荒れる世界が鎮まることを願う人々がポケモンと共に集う

それは野生のポケモンも同じ

しかし、舞妓達は焦っていた

自分達が世界の命運を握っているということに対して重圧感も感じている

それによって、彼女達は''禁忌''を犯してしまった
 ▼ 127 L4kVI.ANbw 18/12/18 07:51:10 ID:JJwcApR6 [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
鈴の塔で捧げられる舞いによって降臨するホウオウ

それに少し遅れて鐘の塔から捧げられる舞いによって降臨するルギア

彼等はほぼ同時に降臨させられてしまったのだ

そして、彼等はぶつかり合う

彼らを同時に呼び出さないのには理由があった

それは彼等は本質は同じ、別々のポケモン

同じ場所に現れると、潰しあってしまう

そのため、同時に降臨はさせないようにしていた

そんな2匹が今、戦闘を始める

ましてや両方が古い伝説にも残っているポケモン達の戦闘である

被害が無い方がおかしかった

あちこちに戦闘によって起こった炎やら風やらが飛び交う

そして、ホウオウの撃った雷で鐘の塔は焼けてしまった

塔からは殆どのポケモンと人が避難をしおえ、外に出ていた

常に古都を守り続け、ホウオウとルギアの使徒とも言える存在の3匹のポケモン

南の守護者サンダース

西の守護者シャワーズ

東の守護者ブースター

その3匹は未だ、塔の中に残っていた

雷は鐘の塔に直撃し、燃え上がってしまった

その炎に巻き込まれ、その3匹のポケモン達は死んでしまった

最後の断末魔を残して

その声を聞き、ホウオウとルギアは我に帰った

ルギアは雨を降らし、燃えた鐘の塔の炎を鎮める

ホウオウは自らの力を使い、死んでしまった3匹のポケモン達を蘇生させる

そして、それぞれの力を駆使し、災害を治め、古都から別々の場所へ向かう

人々の注目は死んでしまった守護者達の元へ向かう

彼等は蘇り始め、立ち上がった

 ▼ 128 L4kVI.ANbw 18/12/18 07:52:04 ID:JJwcApR6 [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
人々は喜ぶかに思われた

しかし、人々は彼等を拒否した

1人の男が前に出て、彼等に石を投げ、自らのポケモンに攻撃をさせる

それは人々の間で波のように広がり、焼けた塔にいる3匹に対して攻撃が始まった

3匹は哀しそうに攻撃をいなし、焼けた塔から飛び去った

その3匹はライコウ、スイクン、エンテイと言われる

後に、ホウオウの忠実な部下として、様々な伝説が残される伝説の3聖獣

その3匹は清らかな人間の前に現れると言われ、最後に目撃情報があったのは約10年前のジョウト地方である

現チャンピオンのヒビキ

彼はアポロの率いるロケット団を潰した少年であり、ジョウトの危機を救った青年

また、どのようにして数を増やしているのかはわからないが、3聖獣は別々の個体が目撃されている

マサキ「これでわいの話は終わりや! わいはこの話が結構好きでな! でも、3聖獣は人造ポケモンに破れてしまったらしくてな! わいは悔しいんや! 3聖獣大好きやからな!」

語り終えたマサキは茶を一口飲み、そう言えば、とスバル達に再び話しかける

マサキ「そういや、カスミさんが呼んどったんやな! ほな行こか!」

マサキはそう言うと席を立ち、外に出る
 ▼ 129 L4kVI.ANbw 18/12/18 07:55:31 ID:JJwcApR6 [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ハナダジム
カスミ「スバルにルーン、ありがとう! マサキ! 久しぶり!」

マサキ「なんやなんや! 次は何が故障したんや?」

カスミ「転送装置! このところ調子が悪くてね。先に行って直しておいてくれる?」

マサキ「はいはい、ほんま人使い荒いな!」

マサキはそう言ってハナダジムの中に消えていった

カスミ「マサキを呼んできてくれてありがとね! お礼にこれをあげるわ!」

カスミは紙切れを2枚取り出してスバル達に渡した

スバル「これは……?」

カスミ「折り畳み自転車の引換券よ! 昔、3枚も貰ってね!クチバのお店で交換できるわ!」

カスミはそう言い残しジムの中へ入っていった

スバル「そしたら次の目的地はクチバシティだね!」

ルーン「そうと決まれば早く行くわよ!」

そんな話をしながら2人はクチバを目指し、旅を再開した

ポケモン研究者のマサキと出会い、昔の話を聞いたスバル達

彼は3聖獣について研究していたようだ

スバル達は引換券を自転車に交換するためにクチバを目指す (続く)
 ▼ 130 マルス@ゴーストメモリ 18/12/25 20:02:56 ID:XV6Ag0Y6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 131 バゴ@カメックスナイト 18/12/26 11:20:53 ID:MvHofHbA [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援、支援、支援の嵐
 ▼ 132 ガボーマンダ@ライブドレス 18/12/26 17:25:35 ID:MvHofHbA [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援、支援、支援の嵐
 ▼ 133 イリュー@ピーピーリカバー 18/12/26 20:30:47 ID:MvHofHbA [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援、支援、支援の嵐
 ▼ 134 ュカイン@すごいつりざお 18/12/27 21:54:18 ID:shAs8AFg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援、支援、支援の嵐
 ▼ 135 ャラドス@たんけんこころえ 18/12/29 17:58:39 ID:jAmgw2mU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 136 L4kVI.ANbw 18/12/29 18:57:38 ID:UX6sX6Ck [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
長らく更新できてなくてすみませんでした
───────────────────────────
第14話 目指せクチバシティ! 変わった野生のポケモン!

スバル達はカスミにもらった自転車の引換券をいち早く交換するために、クチバシティに向かっていた

彼等は5番道路を越えて、地下通路の入り口にいるのであった

ルーン「も〜! なんなのよここは! こんなに暗いなんて聞いてないわよ!」

スバル「入る前にちゃんと確認しておけばよかったね」

スバルは一旦ハナダに戻ろうか、とルーンに声をかける

ルーン「えぇい! 戻るのはなんだか癪な話ね! このまま行くわよ!」

スバル「えぇ……じゃあ、出てこい! リザード! 明るくしてくれ!」

スバルは困惑するが、結局は進むためにリザードのモンスターボールを宙へ放った

出てきたリザードは主人のために命の炎で薄暗い地下通路を照らす

ルーン「はぁ〜! 明るくなった! しかも暖かいわね!」

スバル「リザード、ありがとな!」

2人からそう言われ、リザードも嬉しそうにしている

その気持ちからか、リザードは火を吹こうとしてスバルに怒られてしまった

通路には誰かのものと思われる落とし物が大量に落ちていたり、天井にコラッタがいたりと言うことがあったが、特に何もなく抜けきることができたスバルたちなのであった
 ▼ 137 L4kVI.ANbw 18/12/29 18:58:55 ID:UX6sX6Ck [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
6番道路

地下通路から出たスバル達は太陽の光に目が眩み、木陰で少しだけ休んでいた

そんな彼等の頭上の木はざわざわと音を立て、ポケモンたちが居ることを示している

トレーナーも多く、あちこちでポケモンとふれあっていたり、バトルをしたり、賑やかな場所だ

そんななか、突然草むらの方からルーンに炎が飛んできた

1発ではなく、3発も4発も撃ち込まれる炎ポケモンの火の粉のような炎

ルーンは交わすが、そうすればするほど火の粉の量が多くなってしまう

このままでは埒が開かないと判断したルーンは隙を見てハクリューを繰り出した

ルーン「ハクリュー! ドラゴンテール!」

ハクリュー「リューー!」

ルーンの指示を聞いてロコンはハクリューを敵と認識した

すると、辺りが急に明るく、暑くなる

ロコンの特性の1つである日照りの効果だ

上空には偽の太陽が作り出され、ロコンはさらに活発に動き出す

ハクリューのドラゴンテールを軽々とした動きで避けたロコンは月の力を借りて次々に攻撃する

''ムーンフォース''

カントーの姿のロコンは覚えないフェアリータイプの技だ

ルーン「え? 何でそんな技を覚えてるの……?」

ルーンはこれに驚き、回避の指示を出すのが遅れてしまった

弱点のムーンフォースを連続で叩き込まれたハクリューは瀕死寸前になってしまった

ルーン「あぁ……そんな! 水の波動!」

ハクリューの放った波動は太陽によって威力が半減させられてしまい、ロコンに大したダメージは入らなかった
 ▼ 138 L4kVI.ANbw 18/12/29 19:01:50 ID:UX6sX6Ck [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ロコンはハクリューに飛びかかるが、それはきっちり避けられる

ルーン「神速からのドラゴンテール! 決めなさい!」

一旦距離をとったロコンの隙をついたルーンの作戦は見事に成功し、神速とドラゴンテールをロコンに当てる

その攻撃は当たりどころが悪かったようでロコンは戦闘不能となってしまった

ルーン「やった! 倒した!」

ルーンがそう喜んでいるとロコンは傷ついたからだを引きずりながら草むらの中へ消えてしまった

ルーン「あのロコン……大丈夫かしら?」

スバル「野生のポケモンだし、大丈夫でしょ。もう暗くなってきたしさっさとポケモンセンターに行こうよ!」

ルーン「そうね……」

ルーンは相手から戦闘を仕掛けてきたとはいえ、倒してしまったロコンを気に掛けているようだ

結局、ルーンたちはポケモンセンターに向かう

ポケモンセンターで彼らはある情報を小耳に挟んだ

それによるとあのロコンはとても強く、トレーナーにも野生のポケモンにもバトルを挑んでいるようだ

6番道路では四六時中、バトルが繰り広げられているようで、いつでもその音が当たりに響き渡っているらしい

そしてルーン達は、眠りについた
 ▼ 139 L4kVI.ANbw 18/12/29 19:03:56 ID:UX6sX6Ck [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
翌日、クチバシティポケモンセンター

ルーンは6番道路の方から聞こえた爆発音のようなもので目を覚ました

ルーンはまさか、と思い自分のポケモンのモンスターボールと空のモンスターボールをあわせて6個持ち、外に出る

彼女が6番道路に出ると、すぐ見えたのはボロボロになったロコンとそれを囲んでいるたくさんの野生のポケモン達だった

ロコンはもうすでに戦闘不能状態になっていて、これ以上攻撃を受けると死ぬ可能性もあるような状況になるまでダメージを負っている

見かねたルーンは自分の持っている全てのモンスターボールを投げると共に自信もロコンを守るために野生のポケモン達の輪に飛び込む

野生のポケモンたちは不意の攻撃に反応できず、ルーンにロコンを救出されてしまった

その上にルーンのポケモン達の技が炸裂する!

耐えきれなくなった数々の野生ポケモン達は戦闘不能となり、交わしたり、耐えたりしたポケモンはルーンのポケモン達に怒りの矛先を向ける

当然、ロコンにもその矛先は向いていて、それを抱えているルーンにもその技の数々は向かってくる

彼女の手持ちのポケモンは全員戦闘中で、ロコンはボロボロな状態である

故に、彼女は自らの体を守るすべがなく、交わし続ける

時間を稼いでいる内に段々とポケモンの数は減ってくるが、野生のポケモンの中にもレベルが高いものがいる

そんなポケモンに苦戦するルーンのポケモン

交わしても段々と疲れてくるルーンの体

ポケモン達は瀕死状態になり、ルーンにも技が発射される

彼女は交わそうとするが、疲れきった体は言うことを聞かない

そこに野生ポケモン達の攻撃が炸裂しようとする!
 ▼ 140 L4kVI.ANbw 18/12/29 19:07:03 ID:UX6sX6Ck [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
???「コイル! ルーンを守れ!」

そんなルーンの前に現れたのは1匹のコイルだった

コイルは指示通りに自身の技で飛んでくる技を相殺し、逆に反撃する

さらに、スピアー、リザードも野生のポケモンとの戦闘に加わった

???「ルーン! 大丈夫か?」

ルーン「私はなんともないわ! それよりもこのロコンが!」

???「僕がポケモンセンターに連れていく!」

ルーン「スバル、ありがとう!」

ルーンを助けたのはスバルだった

彼はオノンドにルーンを守るように言うと、ロコンを助けるためにそれを抱えてポケモンセンターに必死に走る

戦うポケモンが増えたことでルーンのポケモン達にも活気が戻ってきた

逆に段々と野生のポケモン側は劣勢となり、結局最後の1匹が倒れてしまった

ルーンはロコンのことが心配のようで、すぐに自身とスバルのポケモンを連れてポケモンセンターに走っていった
 ▼ 141 L4kVI.ANbw 18/12/29 19:08:11 ID:UX6sX6Ck [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
クチバシティポケモンセンター

ルーンがポケモンセンターに駆けつけると、スバルは待合室のベンチに座って彼女が来るのを待っていた

ルーン「ロコンは!? 大丈夫なの!?」

スバル「あぁ、何とか大丈夫だったみたいだ! でも、何であんなに攻撃されてたんだ?」

ルーン「さぁ? それがわからないのよね……」

ルーンが考えていると、あることに思い当たったようだ

ルーン「野生のポケモンにちょっかいを出してただからじゃないかしら!」

スバル「じゃあ、治療が終わったら聞いてみようか」

待つこと数十分、ジョーイサンに呼ばれ、ロコンはルーン達のもとに返された

ルーン「ねぇ、ロコン……あなたが攻撃されてたのって私達にやったように野生のポケモンにもちょっかい出してたからなの?」

ルーンの呈した疑問に最初は答えなかったロコンだが、何度も何度も問い続けるルーンに根負けして、肯定するように首を振る

ルーン「ダメじゃない! そんなことしてると他の野生のポケモンも困っちゃうの! もう絶対やったらダメよ!」

それを聞いたロコンは悲しそうに一声鳴くとポケモンセンターの外に出ていってしまった

ルーン「あぁ……行っちゃった……」

スバル「ロコンだって野生のポケモンだし、行っちゃうのは仕方ないよ」

スバルは悲しむルーンをそう慰めると、自転車の券を交換しに行こう、とルーンを促す
 ▼ 142 L4kVI.ANbw 18/12/29 19:12:08 ID:UX6sX6Ck [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
しかし、彼女達がポケモンセンターから出ると、ロコンがその扉の前に立っていた!

ルーン「え? ん? あれ? ロコン? どうしたの?」

驚きを隠せないルーンは動揺して、訳のわからない言葉を発してしまう

その声にロコンはバトルフィールドの方を見て、次にルーンの方を見た

ルーン「どうしたの? どうかした?」

ロコンの意図に気づかなかったルーン

そんな彼女にスバルは助け船を出す

スバル「きっとロコンはバトルしたいんだよ」

ロコンはその言葉に合っている、というように鳴いた

ルーン「え? バトルするの? いいわ! やりましょう!」

ロコンとルーンはそれぞれバトルフィールドに立つ
 ▼ 143 L4kVI.ANbw 18/12/29 19:13:20 ID:UX6sX6Ck [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
戦闘BGM:戦闘! 野生ポケモン
https://www.youtube.com/watch?v=vgBoQUaEKpk

まずはロコンの特性が発動し、当たりには太陽の暖かい光が降り注ぐ

ルーン「行きなさい! ハクリュー!」

ルーンはハクリューを繰り出した!

ルーン「先手必勝! 龍の波動!」

ロコンの放つムーンフォースはハクリューの龍の波動を無効化し、一方的に攻撃をする

その追い討ちをかけるようにロコンはムーンフォースを連続で打ち続けてきた

ルーン「くっっっっ! それなら、水の波動!」

水の波動とムーンフォースはぶつかり合い、互いに相殺し合う

ルーンはここで、神速からのドラゴンテールの連続技を指示し、バトルに終止符を打つ決断をした

それを聞いたロコンは自身の回りにムーンフォースを瞬時に配置し、ギリギリ自分を守る

次の瞬間、ムーンフォースに激突して、逆にダメージを負うハクリューはつらそうな表情を浮かべた

ルーン「そんな! まずい……どうしよう!」

連続技の発動に失敗したルーンは焦ってしまう

しかし、ハクリューはダメージの影響からか、頭が冴えていた

時間の経過で太陽が消えたその時、ハクリューの水の波動がロコンに直撃する

すっかり勝ったと思い、油断していたロコンは不意の攻撃に大ダメージを受けてふらふらになった

ルーン「……!!! そうだ! トレーナーの私が焦ったらダメ! 行くわよ! ハクリュー! 神速!」

ルーンのしっかりした掛け声を聞き、ハクリューはロコンに神速を放つ

ふらふらのロコンはムーンフォースを出すエネルギーはなく、そのまま神速が直撃する────
 ▼ 144 L4kVI.ANbw 18/12/29 19:15:09 ID:UX6sX6Ck [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ロコンはルーンの反対側のトレーナーゾーンまで吹き飛ばされてしまった

戦闘不能となったロコンは再び、ポケモンセンターに預けられる

ジョーイさんに苦笑されたが、元気のいいことで、と回復してもらった

ルーンは外に出ると、抱えていたロコンを離し、野生に帰させようとする

しかし、ロコンはルーンの元をなかなか離れようとしない

どうやらロコンはルーンの実力を認め、ゲットされたいようだ

ルーン「行け! モンスターボール!」

それを察したルーンはロコンにモンスターボールを投げる

そのボールはロコンに命中し、それを吸い込む

そして、''カチッ"という音をたて、ゲットしたことを示した

ルーン「ロコン、ゲットよ!」

ルーンはよろしく、とロコンに声をかけ、スバルのもとへ向かう

ルーン「さぁ、自転車の券を交換しに行きましょう!」

どうやらルーンはロコンをゲットしたことをスバルに隠しておくようだ

スバル「そうしようか」

彼等はそう言ってポケモンセンターを出ていったのだった

自転車の券を交換し、次のジムバッチを貰うべく、クチバジムに挑戦しようとするスバル達

しかし、そんな彼らに迫る黒い影

一体、スバル達はどうなってしまうのか

次回、世界の光と闇 VS謎の組織
─────────────────────────
今回はルーンメイン! 少し短めです……ごめんなさい
 ▼ 145 ルード@メガバングル 18/12/29 20:18:33 ID:jAmgw2mU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今回も良かったよ!!
支援、支援、支援の嵐
 ▼ 146 テノ@ピカチュウZ 18/12/29 21:33:08 ID:PhXsfrTA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>145
もはや狂気を感じるわ
そこまでこのSS面白くないだろ
 ▼ 147 ジャンボ@レンブのみ 19/01/05 23:15:18 ID:rCqsIlcY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援、支援、支援の嵐
 ▼ 148 ャラドス@うすもものミツ 19/01/13 20:48:50 ID:Eqeo2hPg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援、支援、支援の嵐
 ▼ 149 シギソウ@アクアカセット 19/01/24 08:13:37 ID:ZUlkpUzo NGネーム登録 NGID登録 報告
このssがオリトレの最後の希望
 ▼ 150 L4kVI.ANbw 19/02/05 19:13:41 ID:S0FMpgRw [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
失踪はしてません
────────────────────────
第15話 世界の光と闇 VS謎の組織

ポケモンセンターから出たスバル達は自転車の券を引き換えるためにやっとミラクルサイクリングに向かい始めた

しかし、クチバシティを何回見て回ってもそれは見当たらない

スバル「え? どこで交換するんだよ〜!」

ルーン「まさか……カスミさんは嘘を……」

困惑するスバル達の方に1台のトラックが走ってくる

そのトラックはスバル達の目の前で止まると、運転席の窓から男の顔を出す

運転手「あんた達、スバルにルーンって名前か?」

スバル「はい、そうですけど……」

スバルはいきなり知らない人に名前を問われ、さらに困惑する

運転手「カスミさんからだ。折り畳み式の自転車。後ろの荷台に積んであるよ」

運転手の男はそう言って、スバル達に自転車を渡す

スバル「何でここで渡すんですか?」

運転手「カスミさんのイタズラだろ。あぁ、折り畳み方は……」

運転手は彼らに畳み方を教えて去っていった

スバル「カーーーースーーーミーーーーさーーーん!」

ルーン「イタズラってどういうことよーーー!」

スバルもルーンもカスミに騙されたと知って、怒っているようだ

スバル「まぁ、自転車はもらえたし、ジムに挑戦しに行こう!」

暫く経つと2人は冷静になってジムに向かう

そして、その2人を見る2つの怪しい影もあった……
 ▼ 151 L4kVI.ANbw 19/02/05 19:14:32 ID:S0FMpgRw [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバル達がジムの前に立つと黒いコートに身を包んだ2人が近づいてきた

コート「君はスバル君だね?」

スバル「えぇ、そうですが。何かご用ですか?」

如何にも怪しげなコートの男に警戒しつつ、穏便に済ませようとするスバル

しかし、その希望は次のコートの放った一言によって崩される

コート「国際警察だ! カントー地方タマムシシティ郊外に別荘を持ち、父親はポケモンマスター、母親はエーt……」

スバル「母さんは関係ないだろ! 君達が探しているスバルはこの僕だ!」

スバルはコートの話を遮る

ルーン「ちょっと、スバル!」

コート「ほう、そうか。それではついてきて貰えるかね? ここは非常に危険だ」

そう言いつつ辺りを見回すコートの2人組

その内の1人は携帯電話のようなものでどこかに報告をしているようだ

ルーン「待ってよ! スバルが何をしたの!」

コート「君には関係ないよ。さぁ、スバル君、急ごうか」

コートの2人組はそれぞれプテラとリザードンを繰り出し、スバルをのせる

ルーン「待ちなさいよ!」

そう言ってルーンはスバルの乗っているプテラに手を伸ばす

宙に突き出されたそれは何も掴むことなく、空ぶった

コート「1ヶ月程、スバル君を借りるよ」

そう言いながらどんどん上空に向かうプテラ

ルーン「は? どう言うことよ!」

ルーンはその言葉の意味を確かめようとしたが、遅かった
 ▼ 152 L4kVI.ANbw 19/02/05 19:15:03 ID:S0FMpgRw [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバル「じゃあ1か月後! ヤマブキのポケモンセンターで!」

スバル達はその言葉を残して、完全に見えなくなってしまった

ルーン「もう……なんなのよ! どうすればいいの!」

唐突に訪れたスバルとの別れはルーンを困惑させる

スバルは何をしたのか、何故連れていかれるのか、彼女には何もわからない

スバルには謎が多い

マサキの家の時もさっきも母親が死んだと言っていたし、国際警察に連れていかれるようなこともしているようだ

父親はポケモンマスターって言っていたけど……

そんなことを考えていると頭の中がぐちゃぐちゃになってしまう

彼女はカスミにこっそりもらったすごい釣りざおで釣りをしつつ、じっくり考えるのであった
 ▼ 153 L4kVI.ANbw 19/02/05 19:16:09 ID:S0FMpgRw [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そんな頃、スバルは国際警察の男に連られ、空を飛んでいた

スバル「あの……何で僕が国際警察に連れていかれないといけないんですか? 何かあったんですか?」

ルーンにあのように言ったものの、やはり困惑しているようで、スバルは素朴な疑問をこぼす

国際警察「いや、今は話せない。ここも危険だ」

どこでも危険だ、と言う国際警察にスバルは負の感情を抱いた

何故、理由の説明もなく連れていかれるのか、と

彼はその感情を相手にぶつけようとするが、それは1つの出来事によって不可能になってしまう

国際警察「プテラ、右にターンしろ! 急げ!」

プテラは主人とそれが連れている人間のために右に曲がる

唐突なその指示を聞いていたスバルは訳のわからない、という表情を見せ、辺りを見回した

その行為によって、謎の指示の理由はすぐにわかることとなる

先程のルートであれば飛んでいたと思われる場所に大きな"大"の字が書かれていたからだ

真っ赤に燃え盛るその文字は炎ポケモンの技によるものだと容易に推測できるだろう

それを合図にしたように、彼等のもとにはたくさんのポケモンの技が飛んでくる

国際警察「クソッ! 追い付かれたかッ! プテラ、超高速だ!」

それは国際警察を焦らせるには十分すぎるものだ

スバル「一体なんなんですか奴等は! このままじゃ死ぬじゃないですか!」

そんな国際警察を見て、スバルも焦り始める

国際警察「君はお月見山にいたようだね。奴等はその組織と同じものだと考えられる」

国際警察はここで一旦言葉を切り、コートの内ポケットからボールケースを取り出した

国際警察「君のお父さんも襲われた。君にも危害が及ぶと見て、私達が護衛することになった」

国際警察が宙に放ったボールは空中で開き、ウィンディを吐き出す

しかし、ウィンディは一度自身の体に炎を纏って攻撃した後、すぐに戻ってしまった

スバル「何で戻しちゃうんですか! 相手はたくさん居るんですよ!」

国際警察「馬鹿かね、君は。ここは空の上だぞ。ポケモン達を落とす気か!」

スバル「あっ……じゃあ、僕も手伝います!」
 ▼ 154 L4kVI.ANbw 19/02/05 19:18:01 ID:S0FMpgRw [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
国際警察に自分の間違えを指摘され、赤面するスバルだったが、自分も手伝おうと腰からボールを取り出す

国際警察「自分のポケモンが大事なら私達に任せておけ。奴等は卑怯で狡猾だ。しかし、バトルの実力も高い。君がやって勝てる相手ではないよ」

このように話している間も彼はボールを投げてはポケモンを戻すという作業を繰り返していた

スバル「そんなことない! 僕は奴等のリザードンにも勝った!」

国際警察の言葉にカチンと来たのか、彼の言葉からは怒りも感じられる

国際警察「君1人の力かね? ポケモン1体で勝ったのかね?」

スバル「それは……」

国際警察「なら、私に任せておけ。君には危険すぎる」

国際警察にそういわれ、スバルは黙って見ているしかなかった

国際警察のバトルの腕は相当なもので、次から次へとやってくるポケモン達はどんどん地上に落ちていく

しかし、襲いかかってくるポケモンが非常に多いため、国際警察のポケモン達はどんどん疲弊し、やがて劣勢になってきた

それを見た国際警察はこのままでは無理だと判断したか、自身の全てのポケモンを繰り出し、携帯端末を取り出す

それが自分の首を絞める可能性を考慮せずにだ

国際警察「こちらファング、タマムシシティ上空で交戦中。至急応援を求む。スバル君も連れている」

???「すぐ行くぜ! バイビー!」

ファングと言った国際警察は連絡を済ませると繰り出したポケモンを全て戻した

そこに、攻撃されて怒っているポケモン達の本気の攻撃が四方八方から解き放たれる

敵にはやはり司令官がいる、とファングは予想する

ポケモンがいないタイミングをしっかりと見計らって攻撃を放ってきた

ファングはプテラに降下をさせ、飛んでくる技の殆どを相殺させる

すると、黒いガスやら霧やらが発生し、彼らを包み込んだ

それを見たファングは一瞬考え、スバルをプテラから突き落とす

スバル「え!? うわっっっっ!」

ファング「うるさい! 声を出すな!」

スバルは唐突なことに驚きの声をあげるが、ファングは一喝して、黙らせた

ファング「もうすぐ助けが来るはずだ。死ぬなら奴等の手にかかるな」
 ▼ 155 L4kVI.ANbw 19/02/05 19:19:45 ID:S0FMpgRw [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ファングは滅茶滅茶なことを言い、プテラと共に謎の組織と戦うために上昇する

スバルはすぐに落ちることがないように、体で大の字を描き、腰からコイルのモンスターボールを取り出し、宙に放った

それに捕まり、落ちる速度を更に落として自分の安全を確保しようとする

そしてなんとか死ぬことなく地に着地した

スバルは回りの安全を確認すると、自分のいるところの情報を得ようとする

しかし、そんな彼の元に上からゲンガーが飛んできた

いきなりシャドーボールを放ってきたそれは更にシャドークローで接近戦を挑んでくる

スバルはシャドーボールを避けつつリザードとオノンド、スピアーをを繰り出し、総力戦を挑む

シャドークローはオノンドのドラゴンクローで相殺し、リザードの火炎放射とコイルの10万ボルトが炸裂した

ゲンガーは反撃のシャドーボールを放つが、スピアーの鉄壁により、阻害される

4対1ということやスバルにも戦闘の経験があったことから、ゲンガーを圧倒するスバル達

集中攻撃のもと、遂にゲンガーは戦闘不能となった

しかし、戦闘不能になったのはそれだけではない

ファングのプテラやファング自身が上空から降ってきた

スバルはいきなりのことにビックリしていたが、空の高いところから落ちてきたファングの生死を確認する

どうやら息はしているようで、血も流していない

ただ起き上がらないのは気を失っているだけのようだ

それが分かり安心したスバルだったが、すぐに敵のポケモン達が彼等の元におりる

先程のゲンガー戦ではスバル側が数的な有利をとっていたが今回は逆

相手のポケモン達はレベルが高く、ジムリーダーの2人でも苦戦するレベルのポケモン達だ

それに対してこちらは旅立って数ヵ月のトレーナーが育てたポケモン達

スバル側が不利ということは火を見るよりも明らかだった

ファングのポケモン達は全員戦闘不能となり、スバルは自身の4匹のポケモン達で迎え撃つ

最初に飛んできたのは相手のフーディンだった

サイコキネシスでリザードとスピアーを吹き飛ばした後にスバルをサイコキネシスで拘束しようとする

それを防ごうとコイルが彼の前に出る

コイルは特性の頑丈で1度は攻撃を耐えるが、フーディンの進撃を皮切りに攻撃してきたポケモンの技の前に倒れる

オノンドはフーディンを倒そうするが、一撃も加えることができずサイコキネシスによって撃沈してしまった

スバルはそんなポケモン達に成す術なく拘束され、今にも殺されようとする─────
 ▼ 156 L4kVI.ANbw 19/02/05 19:21:11 ID:S0FMpgRw [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告






























???「ピジョット! エアスラッシュ!」

そんな彼を助けたのは1人のトレーナーと1匹のピジョットだった

???「俺にもう一度挑戦するまで死ぬな、って言うの、忘れてたな」

スバル「……グリーンさん!?」

そのトレーナーの名はグリーン

1度はカントーチャンピオンとなり、今はジムリーダー最強とも言われるその男はスバルを助けだし、自らのポケモンに襲いかかってくるポケモンを蹂躙させる

グリーン「スバル、お前はこの間にピジョットに乗って本部に移動しろ。ピジョットに場所は伝えてある」

スバル「分かりました! ピジョット、よろしく!」

グリーンはスバルを助けるために大量のポケモン達と対峙する────
 ▼ 157 L4kVI.ANbw 19/02/05 19:22:32 ID:S0FMpgRw [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバルは本日2度目の飛行中であった

先程とは違うのは1人であるという点と襲ってくる敵がいないという点だろうか

安全な飛行をして、特に何事もなくピジョットは降下し始めた

スバルは本部とはどんな場所だろうとワクワクしていると……

だんだんと見えてきたのは10年前から見慣れている景色であった

場所はタマムシシティ郊外、名称はマスター屋敷と呼ばれる屋敷

そう、スバルが育った場所そのものだった

スバルが巨大な門の前にたつと、門は開き、スバルを通す

そしてスバルは屋敷の中へと足を踏み入れたのだった………………



国際警察の本部が自分の家だと知ったスバル

その中で父親の口からから衝撃の言葉が飛び出す!

再び家の回りを囲むのは謎の組織のポケモン達

一体スバルはどうなってしまうのか!

次回、一時的な帰り! マスター屋敷!
 ▼ 158 ガヤドラン@デルダマ 19/02/10 01:51:27 ID:kDbExo.g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援!
頑張れ、久々に見に来たよ!
 ▼ 159 L4kVI.ANbw 19/03/07 18:35:35 ID:10psijSc [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第16話 一時的な帰り! マスター屋敷!

国際警察の本部が自分の家だと知ったスバルは家の中に入っていった

その中はたくさんの大人が忙しく歩き回っている

資料のようなものを読みながら部屋を往き来しているものやコートを着て、今にも家から出そうなもの

それほどの人間が屋敷を出入りしている光景を見るのはスバルが産まれてからはじめてのことだった

普段の屋敷は広いだけで人は大していない寂しい場所であったが、今は正反対

その光景にスバルは目を丸くして驚いていた

しばらく突っ立っていたスバルに1人の男が声をかけた

???「おや? スバル君?」

スバル「ジロウさん!?」

ジロウ「久しぶりだね! 元気にしてるかい?」

ニビジムリーダーのジロウもここにいる

スバル「ここはなんなんですか? 何でジロウさんがここに?」

スバルは謎の状態の屋敷についての疑問をジロウにぶつけた

ジロウ「ここかい? ここは国際警察の本部。っていうのは知ってるかな? 君のお父さん、まぁ国際警察のリーダーが襲われて……」

スバル「え!? 国際警察のリーダー!?」

ジロウ「知らなかった? 国際警察のリーダーはポケモンマスターが務めることになっているんだ」

国際警察について何も知らないスバルは次々に新しい事実を知り、今にもパンクしそうになっている

ジロウ「取り敢えずリーダーの療養部屋に行こうか。そこで説明してくださるだろう」
 ▼ 160 L4kVI.ANbw 19/03/07 18:36:29 ID:10psijSc [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジロウはそう言って父親の部屋に向かっていった

父親の部屋

スバル「父さん! 大丈夫!?」

スバルは父親の部屋のドアを開け放つと即座に父親に駆け寄り、心配する言葉をかける

父親「あぁ……まぁ……なんとかな……」

父親は頭に包帯を巻き、足にはギブスを着けていた

少しつらそうな表情をしている彼は息子に心配をかけまいと、無理矢理笑顔を作り、スバルに語りかける

父親「これでもよかった方だよ……やはりポケモンの技を受けたら一溜まりもないな……」

スバル「辛そうだよ……もう休んで。また来るから……」

父親「いや、お前には話しておかなければならないことがある……ロック、席を外しなさい」

ジロウ「はっ! また何かあればお呼びください」

父親に命じられ、ジロウは一礼しながら部屋から去っていく

父親「さて……どこから話そうかね……スバル、ロケット団は知っているね?」

スバル「はい、12〜15年前にカントーとジョウトで暗躍していた悪の組織で、現在のカントーとジョウトのチャンピオンが壊滅させたという……」

父親「あぁ……しかし、ボスを始め幹部は捕らえることもできなかった。下っ端だけでな……」

スバル「しかし、何故ロケット団の話を?」

父親「カントーではお月見山、無人発電所、ジョウトではヤドンの井戸などで現在、事件が多発している。私はロケット団の仕業であると考えている」
 ▼ 161 L4kVI.ANbw 19/03/07 18:42:02 ID:10psijSc [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
父親はロケット団は既に復活していると、再び立ち上がり、全てを支配しようとするだろうと、そう言った

スバル「それじゃあ……あのカラフルな服の男達も……」

父親「間違いない。ロケット団だろう」

父親はきっぱりと言い切る

スバル「でも、何でそれがわかったんですか?」

父親「ロケットコンツェルンというシルフカンパニーに匹敵するほどの大企業があるのは皆が知っているな」

父親はここまで語ると、頭痛に顔をしかめ、一旦息をつく

父親「その会社の口座から大量の金が消えた。30億もだ。この会社は昔、ロケット団との癒着がまことしやかに噂されていてね……張っておいたんだ」

スバル「それじゃあ、父さんの推測だとロケットコンツェルン内に団員がいると?」

父親「いや、事実ロケットコンツェルンの社長はその時のロケット団のボスだったんだ。極秘のルートで手に入れた情報だったからな。公開はしていない」

ロケットコンツェルンと言えば今や世界経済を支える大企業の内の1つであり、その実態がロケット団だったというのはとんでもないことだ

父親「勿論勿論コンツェルン社長は数年前に国際指名手配されたサカキから交代したがね……奴が自由に会社の金を引き出せるという可能性もある。兎に角、奴等は人殺しや強盗などの犯罪もも平気で犯す。私だけでなく、お前も狙われているんだ、用心しておきなさい」

スバル「それを言うためだけにこの話をした訳じゃないでしょ。どうしたの?」

父親は寝ているベットのそばにあるボールケースを手に取り、スバルに渡す

父親「お前はトラブルによく巻き込まれていると聞く。更に、奴等にも狙われている。今渡したポケモンと一緒に特訓をしろ。私のベストメンバーだ。1ヶ月間を無駄にするなよ……」

スバル「父さん! ありがとう! じゃあ早速いってくるよ!」

それを聞いたスバルは部屋から駆けて去っていった

???「………よろしいのですか? …………彼にあれを伝えて……………」

父親に近づきながら語りかける1つの黒い影

父親「いや、大丈夫のはずだ。良いところの話しかしていないからな……この組織の闇は絶対に耳に入れさせるな!」

???「…………はっ!」

そして、黒い影はスバルの後を追うように父親の部屋から出ていった

父親「さて、私自身も捜査を始めなければ……」

そう言った父親もまた、ベットに戻り、PCを立ち上げ、機密情報を閲覧し始める……

その内容は15年前のトキワジムの事件、12年前のラジオ塔の大事件の表沙汰になっていない内容だった──
 ▼ 162 L4kVI.ANbw 19/03/07 18:43:08 ID:10psijSc [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方、スバルは屋敷の敷地にある広大なトレーニングゾーンとも言える庭に出ていた

彼は一時たりとも無駄にするまいと、父親から預かっているボールケースからボールを取り出し、宙に放る

そこから出てきたのは父の相棒とも言えるリザードンに加えて、バンギラス、グライオン、ギルガルド、ジャラランガ、ミュウだった

スバルも自分のポケモンを全て出し、それぞれのポケモンの戦い方を考えて、組を作らせる

オノンドとリザードン、ミュウ

リザードとバンギラス、ジャラランガ

スピアーとグライオン

コイルとギルガルド

このような組で特訓をすると共に、スバルは自分自身も鍛えていった

10日に1度は組み合わせを変更し、訓練する場所も変える

一般のフィールドであったり、プールのフィールド、岩だらけのフィールド、炎のフィールド、地面に電気の通っているフィールド

たくさんのフィールドで、バトルをしたり、技の強化をしたりして、1ヶ月間を過ごした

彼のポケモン達は1か月前とは格段にパワーがあり、打たれ強くもなっている

最終日は父親にもたくさんのことを教えられ、最後にはバトルもすることになった
 ▼ 163 L4kVI.ANbw 19/03/07 18:44:15 ID:10psijSc [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
父親「ルールは1vs1でいいな!」

スバル「大丈夫!」

ルールの確認をして、モンスターボールを構える2人

父親「消し去れ! リザードン!」

スバル「頼む! オノンド!」

2人の繰り出すポケモンはそれぞれの相棒

1番長く一緒にいたポケモン達の一騎討ちが今、始まる……

父親「先攻はそちらに譲ろう。バトル、開始!」

父親のバトル開始のコールと共に、スバルは指示を出す

スバル「まずはパワーアップ! 龍の舞だ!」

父親「ほう、そんなことをしている暇があるのか? 龍の波動だ」

スバル「落ち着くんだ! 交わせ!」

オノンドは荒々しい舞でリザードンの龍の波動を交わし、パワーアップに成功する

父親「ふむ、リザードンの戦法を真似たか……それなら、これはどうだ?」

龍の舞で攻撃を交わすのは父親のリザードンから受け継いだものだったようだ

父親「逆鱗だ!」

スバル「オノンド、相手よりも早く動くぞ! 交わせる!」

逆鱗……破壊の衝動を目覚めさせ、怒りに身を任せて攻撃するドラゴンタイプの大技である

スバルは龍の舞でスピードも上がっているオノンドであれば、その攻撃は見切れると判断した

しかし、それは父親のリザードンを、鍛え方を嘗めていた考えだ

リザードンは瞬時にオノンドに近づくと、その怒りの全てをぶつけ、龍の本性をあらわにする

オノンドは一撃で吹っ飛ばされ、スバルの元に転がってしまう

スバル「大丈夫か!? オノンド!」

スバルはそう声をかけるが、オノンドからの返答はない

父親「オノンド戦闘不能だな。すぐに回復してあげなさい。それと……今日はもう休め」

明日はもう、旅を再開するのだから、と父親は言う

そう言われ、スバルは1ヶ月間の訓練で疲弊しきったからだをベットに横たわらせる

そんな彼は睡魔と戦うことなく、それに身を委ねた───────
 ▼ 164 L4kVI.ANbw 19/03/07 18:45:21 ID:10psijSc [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバルは夢を見た

バトルスタジアムのような何かが燃え盛り、そのフィールドの中央には2人の男がたっていた

その2人は互いに、ニドキングとオノノクスを繰り出している

どちらも自身のポケモンに指示は出さずに、冷たい声で会話をしているようだった

奥の男の顔は燃え盛る炎によって影となり、手前にいる男はスバルに背を向けている

そのため、スバルからは2人の男の顔は全く見ることができなかった

スバルは少しでも2人の男の顔を見れば何か分かるのではないか、そう考えて体を動かそうとする

だが、その試みは失敗に終わってしまった

体が動かない、まるでサイコキネシスで拘束されているかのようで、息をしながらその場で眺めているしかないと、そう告げているようだ

辺りは黒煙に包まれ、焦げたような臭いが辺りに立ち込める

フィールドには様々な何人もの人々が血を流して倒れている

爆発の耳が壊れるような轟音が響き、その合間に上空で飛んでいるであろう飛行船やヘリコプターの音が聞こえ

この状況を一言で表すなら"地獄"という言葉が一番相応しいだろう

スバルは全神経を使い、2人の男の話を聞き取ろうとする

手前の男「それに───、貴様は何故! 父さん────! 何も関係は─────! 貴様らのせいで! 全てが──────ではないか!」

奥の男「知らん──。お前達が───────が悪い。恨むなら────になり、私達の計画の邪魔をしたお前の──を恨め」

爆発の音で2人の会話は途切れ途切れに聞こえて、全てを聞き取れなかった

手前の男「行くぞ、オノノクス! 父さんの────つ! ───に逆鱗だ!」

手前の男は怒りの感情を表に出して相手トレーナーへの直接攻撃を指示する

それに対して奥の男は冷静にニドキングに自分を守るように指示した
 ▼ 165 L4kVI.ANbw 19/03/07 18:46:06 ID:10psijSc [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
奥の男「ほぅ、随分とバトルの腕も───ようだな。怒り─────攻撃するとは。──────────の方が今よりもバトルがうまいのではないか?」

ほとんど聞き取れないが、奥の男は手前の男を挑発しているようにも見える

バトルを見ると、オノノクスはその金色の体に秘められた龍の遺伝子と怒りを相手に全力でぶつけにいっている

しかし、ニドキングはまだまだ行ける、というようにさも余裕そうな表情で相手の攻撃をいなしていた

奥の男「ニドキング、終わら───冷凍ビーム」

確実にオノノクスを仕留めようとするニドキングのトレーナー

手前の男「アイアンテールで弾け!」

手前の男はアイアンテールを使い、オノノクスに攻撃を当てさせない作戦をとる

スバルがその指示に自分と同じような指示を出す人だとぼんやり考えていると、弾かれた冷凍ビームが一直線に向かってきた

もちろんそれを避けようとするスバルだったが、その場から動くことはできない

全てを凍てつかせるような氷の光線は真っ直ぐスバルに向かって飛んでくる

ニドキングの冷凍ビームはそのままスバルに直撃し、彼は再び意識を失った────
 ▼ 166 L4kVI.ANbw 19/03/07 18:47:43 ID:10psijSc [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スバル「ハッ! ハァーハァー……」

スバルが目を覚ますと、カーテンの僅かな隙間から明るい陽の光が射し込んでいる

スバル「夢……だったのか……?」

夢にしては随分とリアルなものであったが、スバルは旅を再開するために準備を始めた

まずは道具だ

襲われることが多くなるだろうと、穴抜けの紐や回復の薬、元気の塊等を多目に持ち、それなりの大荷物にする

次に、ポケモン図鑑のアップデートだ

父親のポケモン図鑑のおいてある場所にあったUSBメモリを使い、ポケモンの産まれながらの才能や努力の跡を見ることができるツールをインストールする

ゲットしたポケモンの強さを確認して、ベストな戦術を組み立てるのに役立てるつもりのようだ

後はポケモンの健康チェックだ

特訓で疲弊したポケモン達も回復装置の中で回復し、コンディションは最高の状態で、動きにもキレが出ていた

スバルはそれを済ませると、自分の部屋を出て父親に挨拶をしに行く

スバル「父さん、いってきます!」

父親「おう、もう出発か。道中気を付けてな。まだ奴等がいるかもしれん」

父親は玄関まで一緒に行こう、と言って書斎の椅子から立ち上がった

玄関までは親子だけで雑談をしていたが、玄関から出ると、2人は別れを告げる─────
 ▼ 167 L4kVI.ANbw 19/03/07 18:49:43 ID:10psijSc [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告






ことができるはずだった

というのも、なんと屋敷の周りがあり得ないほどの黒に染まっている

それに加えて、何か怒声のような大声が所々から聞こえ、辺りは不穏な空気に包まれていた

何が起きているのか把握しようと、父親は門の方までゆっくりと歩き出す

しかし、ほんの数m歩いただけで何かを察したような顔をしながら、戻ってきてしまった

スバル「父さん、あれは?」

スバルの口から飛び出したのは当然とも言える質問

それに対して、父親は怒りが含まれていつつも、冷静な声で答える

父親「招かれざる客が来てしまったようだ。スバル、中にいる職員を呼んですぐに対処できるようにしてくれ」

その声を聞いたスバルは持っていた荷物からボールケースを取り出して、家の中へ知らせにいった


スバルは屋敷全体に知らせることができるように放送室まで全力で走っている

途中で会った人全員にロケット団と思われる組織が来てしまったことを伝えながらだ

それを聞いた職員は様々な反応を見せる

しかし、全員に共通していたのはすぐに玄関まで走り、自分のポケモンのボールを取り出したことだ

まだ朝早いこともあり、多くの職員は屋敷の中にいる

放送室まであと少し、そうすればたくさんの職員が表に出て、奴等と戦闘させることができる、父親の命令を遂行できる

そんなスバルの思いとは裏腹に、大きな破壊音が屋敷の中に鳴り響く

スバルが進む道は瓦礫によって完全に塞がれてしまったようだ

ポケモンの技が直撃したのか、優にスバルの身長の2倍はあるその壁はポケモンの技でも退かすのは困難に思える

スバルは放送室に行くのはもう無理だ、諦めるしかない、そう思ったとき、あちこちの部屋の扉が開け放たれる

屋根が破壊された音でたくさんの職員が起きてきたようだ

スバル「皆さん! 外に謎の組織が集まっています! すぐに外に出てください!」

その言葉を響かせるスバルの姿を一目見て、職員達はそれを信じ、走り出す──

謎の組織の正体に少しずつ迫るスバル

屋敷を囲む彼らの目的とは?

国際警察は彼らを壊滅させることができるのだろうか?

次回、決戦! マスター屋敷! 旅の再開!
 ▼ 168 ワンナ@しろいビードロ 19/03/07 19:35:01 ID:vIAE6/no NGネーム登録 NGID登録 報告
×交わせ
○躱せ、かわせ

 ▼ 169 L4kVI.ANbw 19/03/07 20:08:01 ID:10psijSc [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>168
ご指摘有難うございます
申し訳有りませんでした
 ▼ 170 ドゼルガ@リピートボール 19/04/02 18:16:05 ID:hHWAa8Xo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
更新できて無いですけど書きたいんであげさせてください
 ▼ 171 クレオン@プロテクター 19/05/05 10:12:31 ID:.wbUKcx. NGネーム登録 NGID登録 報告
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