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【安価SS】サッチムシ「いろんなポケモンの情報を集めたい」【2スレ目】

 ▼ 1 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/15 03:10:06 ID:XV2Mpk3Y [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このスレは「【安価SS】サッチムシ「いろんなポケモンの情報を集めたい」」の2スレ目となります
前スレを読んでから読むのを推奨します

前スレ(SSタグつけ忘れ)→https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1094880

【ここまでの簡単なあらすじのはずなのに糞長いので前スレ読んだ人は読まなくていいです】
身を守るすべを学習するため、そして知的好奇心を満たすため、ポケモンの情報を集めにタクシーのアーマーガアと旅に出たサッチムシ。
その途中、カントーの森で襲ってきたコクーンもろともグソクムシャに倒されてしまう。
倒れたサッチムシはスリーパー、そしてダークライに救われシンオウへ。
ポケモンの情報を集めるにもある程度の実力が必要と考えイオルブへの進化を目指す。
ダークライの友人ヘラクロス、そのヘラクロスの友人シンボラーを師匠とし修行をしたことでレドームシへ進化、念力系のわざの技術を磨く。
しかしシンボラーとの修行の最中、レドームシを狙う刺客・カラマネロが現れる。何とか退けたものの謎のガスを巻き、その間に空間に空いた穴へ逃げてしまった。
さらにシンボラーの故郷リゾートデザートにはアクジキングが出現。そこへあのグソクムシャまで現れる。
なんとかアクジキングをなだめたが、保護は専門の人間にしかできないということでその人間に会いにアーマーガア、そして友人のシンボラーに護衛を任せられたグソクムシャと共にアローラ地方へ飛ぶ。ちなみにレドームシは師匠のシンボラーから免許皆伝と言われた。
ビーストの保護に長けた人間・コウミとのコンタクトは成功。そのままアローラに居残りラナキラマウンテンの散策をしていたが第二の刺客・ミュウツーが現れる。
一行は現地のポケモン・アブソルに助けられ洞窟に身を隠したのだった。

【レドームシと現在その周辺にいるポケモン】
・レドームシ(元サッチムシ)
 主人公。足がやたら遅い。ふくがん。グソクムシャのことはいまいち信用できていない。
 わざ構成:むしのていこう/ねんりき/リフレクター/ボディプレス
・アーマーガア(タクシーさん)
 レドームシに買収されたタクシー。戦闘は不慣れ。
 わざ構成:きりばらい/ボディプレス/???/???
・グソクムシャ
 実力は確かだが修行モードになると見境なく襲い掛かる厄介者。
 わざ構成:であいがしら/アクアジェット/???/???
・ミュウツー
 レドームシを狙う刺客の一人。役不足。
・アブソル
 レドームシ達を助けた現地のポケモン。

【その他の過去登場ポケモン】
キョダイイオルブ、ムゲンダイナ×4、コクーン、ダークライ、スリーパー、ヘラクロス、
ミツハニー、ヒヒダルマ、ネンドール、フーパ、シンボラー、アンノーンA、ウソッキー、
ピジョン、ノコッチ、リングマ、カラマネロ、アクジキング×4、ネクロズマ
 ▼ 2 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/15 03:26:21 ID:XV2Mpk3Y [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(前スレ316から続きます)

アーマーガア「で、なんなんだかー? あのポケモンは」

グソクムシャ「ミュウツー……と言っていた。メガミュウツーXというのはメガシンカした姿のことだろう」

レドームシ「メガシンカ?」

グソクムシャ「最近アローラでも広まりつつある、一部のポケモンだけがなることができる強化形態だ」

レドームシ「キョダイマックスみたいなものでしょうか」

アブソル「だからそれは何……」

グソクムシャ「特殊な石を二種類使い、トレーナーとポケモンが心を通わせることで一時的に変化できるらしい。だからZワザ同様我ら野生のポケモンには無縁だ」

レドームシ「じゃああいつは強化形態なんて持ってないんですね」

グソクムシャ「強化形態にはならぬ……とは言っても奴はかなりの強敵だ。先のネクロズマなるポケモンと同じ、只ならぬ雰囲気を感じた」

アブソル「只ならぬ、か……」

レドームシ「さっきタクシーさんが言っていたように、ここが見つかるのも時間の問題です」

アブソル「空を飛んで逃げたら?」

グソクムシャ「奴飛んだぞ」

レドームシ「飛ぶのかあれ……」

アーマーガア「相手も飛べるんなら飛んで逃げるのやめた方が良さそうかー…… 白の中じゃ僕目立っちゃうかー」

レドームシ「えー、皆さん…… 何かいい案無いですか……?」

>>3>>5
 ▼ 3 ブカス@でかいきんのたま 19/12/15 03:41:47 ID:F0NI3kKw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダグトリオ
 ▼ 4 スボー@シルバーコロン 19/12/15 03:52:04 ID:h4VcAaa. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ksk
 ▼ 5 スモウム@ゴーストメモリ 19/12/15 03:52:52 ID:AUGwz6b6 NGネーム登録 NGID登録 報告
穴を掘って逃げよう
 ▼ 6 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/15 04:02:36 ID:XV2Mpk3Y [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>3
(現在地がアローラなのでとりあえずアローラダグトリオとします)


アローラダグトリオ「穴を掘って逃げよう」

アーマーガア「うわびっくりしたかー!」

レドームシ(頭ふさふさ……これがアローラのダグトリオ……)

アブソル「ダグトリオじゃないか…… いつからここにいた?」

アローラダグトリオ「君たちがここへ入ってきた時からそのちょうど下にいたわよ。何かに追われてるんでしょ?」

レドームシ「はい……それもなんかやばそうなのに」

アローラダグトリオ「だったらアタシたちにまかせて。みんなが通れるくらいの地下トンネルを掘ってあげる」

レドームシ「ありがとうございます。あ、ぼくレドームシといいます」

アーマーガア「アーマーガアだかー」

グソクムシャ「グソクムシャ……いや、知っているか」

アローラダグトリオ「君という個体に会うのは初めてだけどね! じゃあ掘るよ掘るよー! ついて来て!」
 ▼ 7 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/15 04:07:28 ID:XV2Mpk3Y [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・ラナキラマウンテン?・ダグトリオのトンネル〜〜

レドームシ「大分進んできましたね……」ピカピカ

アーマーガア「レドームシの殻ってなんかいつもピカピカしてるけどそんな風にも使えるのかかー?」

レドームシ「ええ、サイコパワーを込めればこのとおり、周りを照らせるくらい明るくなります。……すごく疲れますけど」ピカピカ

グソクムシャ(真後ろだから眩しいな……)

アブソル「ところでダグトリオ、このトンネルはどこに向かって掘り進んでいる?」

アローラダグトリオ「>>9よ!」
 ▼ 8 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/15 04:07:54 ID:XV2Mpk3Y [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今回はここまで
 ▼ 9 ツベイ@エレベータのカギ 19/12/15 05:32:56 ID:yAogl.D6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やりのはしら
 ▼ 10 4ヶ月ぶりに復活沢村ァ!◆W8lVAWJB2M 19/12/15 22:41:07 ID:zKfkOS0Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
上げ村ァ!
 ▼ 11 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 11:52:07 ID:ewPIqPcQ [1/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
かきます
 ▼ 12 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 11:56:52 ID:ewPIqPcQ [2/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「やりのはしらよ!」

アブソル「やりのはしら?」

レドームシ「滅茶苦茶遠いじゃないですか!」

アブソル「そんなに遠いのか? そこ」

レドームシ「シンオウ地方ですよ。アローラからずーーーーーーーっと北の地方です」

アブソル「ホウエンよりも?」

レドームシ「はい」

アブソル「うわ遠っ」

レドームシ「しかもやりのはしらはシンオウで一番高い山のてっぺんなので多分縦方向にも遠いです。横方向ほどじゃないですけど」

アーマーガア「そんなとこに穴掘り徒歩で行くなんて正気じゃないかー……」

グソクムシャ「泳いでならともかく」

アーマーガア「アローラからカントーまで泳ぐのも正気じゃないかー」

アブソル「何故そんなところへ……?」

アローラダグトリオ「>>13
 ▼ 13 ノココ@マチスのサイン 19/12/16 11:57:50 ID:8x0Eoy8c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
デデーン!
 ▼ 14 ヤコマ@ビアーのみ 19/12/16 12:01:06 ID:ewPIqPcQ [3/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「デデーン!」

アブソル「は?」

アローラダグトリオ「ごめん、発表〜! みたいな感じで盛り上げてみたかっただけ。そんな反応されるとは思わなかったわ」

アブソル「そりゃ唐突にそんなこと言われたらそうなる」

レドームシ(そんな勿体つけるようなことなんでしょうか)

アローラダグトリオ「じゃあ普通に教えるわ。>>15よ」
 ▼ 15 マガル@ナモのみ 19/12/16 12:08:20 ID:OTO.lAhY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
名前欄に聞くといいと思う
 ▼ 16 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 12:17:10 ID:ewPIqPcQ [4/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「じゃあ普通に教えるわ。ガマガルに聞くといいと思う
わよ」

アブソル「ガマガル?」

アローラダグトリオ「ガマガルー! ちょっと出てきてくれるー?」

ガマガル「呼んだ……?」ピョコ

レドームシ「うわ横の壁から出てきた」

アローラダグトリオ「アタシたちの巣穴に居候させてるポケモンでね。深く深く掘るときは水や振動で土を柔らかくして手伝ってもらってるの。シャイだから普段あんまり姿見せてくれないけどさ」

ガマガル「うん……」

アローラダグトリオ「やりのはしらに向かってるのも彼からの小声のアドバイスよ」

アーマーガア「全然聞こえなかったかー……」

アローラダグトリオ「アタシたちは暗い地底で暮らしている分耳がいいからね」

アブソル「というか理由も聞かずにアドバイスだけでやりのはしらに向かってた……?」

アローラダグトリオ「? そうだけどそれがどうかした?」

アブソル「ええ……」

アローラダグトリオ「さあガマガル教えて、どうしてやりのはしらなのか」

ガマガル「……>>17だよ」
 ▼ 17 ブリボン@グラスメモリ 19/12/16 12:21:24 ID:OTO.lAhY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
うん、そこはね、ぼくの友達の名前欄君が行きたいところ
 ▼ 18 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 12:31:06 ID:ewPIqPcQ [5/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマガル「……うん、そこはね、ぼくの友達のアブリボン君が行きたいところだよ」

アローラダグトリオ「アブリボンが?」

ガマガル「逃げるついでにそこまでトンネル掘ってもらおうかなーって……」

グソクムシャ「なかなかしたたかだな……」

レドームシ「でも流石に地底を歩いてシンオウは厳しいと思います…… そうだ、僕がイオルブに進化したら、タクシーさんと一緒に連れて行ってあげますよ。いいですよね、タクシーさん」

アーマーガア「まかせるかー! 一人じゃ飛んでいけないような遠い場所も、僕が途中で運んであげればいいかーね」

ガマガル「……ありがとう」

アローラダグトリオ「やりのはしら問題は解決したとして…… どうする? もうアローラの外に出てる頃合いだと思うけど。引き返してウラウラ以外の島に出る?」

グソクムシャ「他の地方だと最寄りはホウエンか。このまま掘り進んでホウエンのどこかに出るというの手もある」

アローラダグトリオ「どうする?」

レドームシ「>>19に行きましょう」
 ▼ 19 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 12:31:55 ID:ewPIqPcQ [6/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>18
誤字が気になったので修正

というの手もある

という手もある

安価なら下
 ▼ 20 ガガルーラ@ジュペッタナイト 19/12/16 12:37:07 ID:2dtgrJ2Q [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マントル
 ▼ 21 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 12:48:42 ID:ewPIqPcQ [7/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「マントルに行きましょう。あそこまで深いところならだれも追ってこれないでしょうし」

アローラダグトリオ「死ぬ気? あのあたりものすごーく熱いのよ?」

レドームシ「そうなんです?」

アローラダグトリオ「そうよ、地底は深く潜れば潜るほど熱くなっていくんだから。たしか1000度以上にもなるって話よ。君、見たところむしタイプでしょ? 真っ黒こげになっちゃうわ」

アローラダグトリオ「アタシたち自身もそこまで行けないわ、はがねタイプだしね。アローラの外のダグトリオはそこの辺まで平気で掘りぬいちゃうらしいけど」

レドームシ「そうだったんですか…… 単純に地底深くという認識しかありませんでした」

レドームシ(ポケモン以外の情報も集めるべきでした…… 恥ずかしい)

アローラダグトリオ「ずっと地下にいるってわけにもいかないのよねえ。地底慣れしてないポケモンならそのうち酸欠になっちゃうから…… どこかで一旦地上に出ないと……」

アーマーガア「じゃあ>>22に出るのはどうかかー?」
 ▼ 22 レフワン@カイロスナイト 19/12/16 12:52:41 ID:mY3.AD7A [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄の家
 ▼ 23 ルロック@きよめのおふだ 19/12/16 12:58:10 ID:TtPsSqZU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マボロシ島
 ▼ 24 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 13:04:33 ID:ewPIqPcQ [8/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「じゃあフレフワンに出るのはどうかかー?」

レドームシ「フレフワン……? あれ、カロス地方やガラル地方のポケモンですよね?」

グソクムシャ「アローラでもホウエンでも無いな」

アブソル「ちなみにどのあたりなんだ? カロスとかガラルって」

レドームシ「アローラからずーーーーーっと北西……?」

アブソル「遠っ」

レドームシ「あ、今更気づきましたけどイッシュもホウエンと同じくらいアローラに近いですね」

グソクムシャ「海流の問題でホウエンの方が近いと感じていたのか……我は」

レドームシ「で、なぜガラルやカロスに……?」

アーマーガア「ごめん説明不足だったかー、僕の知り合いのフレフワンは本来の生息地のカロスやガラルじゃなくて>>25に住んでるんだかー」
 ▼ 25 ガイドス@あかいかけら 19/12/16 13:05:22 ID:mY3.AD7A [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここ
 ▼ 26 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 13:14:27 ID:ewPIqPcQ [9/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「僕の知り合いのフレフワンは本来の生息地のカロスやガラルじゃなくてここに住んでるんだかー」

レドームシ「ここ……? というと?」

アーマーガア「アローラから北に少し外れた地底って言ってたからこの辺のはずなんだかー」

ガマガル「なんて大雑把な……」

アーマーガア「呼び出す合言葉があるっていってたかー。えーと確か…… 《オコーオコーウシュクア リオカイマー》!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ……


レドームシ「うわっ なんだか揺れ出しましたよ!」

カッ

レドームシ「えっ これは……」

グソクムシャ「ウルトラホールッ!?」

ガマガル「す、吸い込まれる……!?」

6匹「「「「「「うわあああああああああああああああああっ!!!」」」」」」
 ▼ 27 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 13:23:29 ID:ewPIqPcQ [10/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜どこか〜〜

レドームシ「うーん……」

レドームシ(ええ…… またぼく気絶してたの……?)

フレフワン「うふふっ! 目が覚めたみたいね! ようこそフレフワラボへ!」

レドームシ「あなたは…… フレフワン?」

フレフワン「そうよ! 偉大なるポケモン発明家フレフワン!」

レドームシ「発明家……」

アーマーガア「ううーん…… フレフワン……? 今回一体何したんだかー?」

フレフワン「ちょっと疑似ウルトラホール発生マシーンが完成したから使ってみたのよ♪ 普段ならアナホリホリくんMK3で迎えに行くところだけど」

アーマーガア「前会った時はなんかよくわからない薬の開発、今はなんかよくわからない機械の発明かー…… 相変わらずよくわかんないことしてるかー……」

フレフワン「ほめてくれてありがとう♪」

アーマーガア「……」

レドームシ「皆さん気絶したままですよ……」

アーマーガア「あれ? >>28だけいないかー」

フレフワン「ああ、その子なら>>30
 ▼ 28 ンリュウ@ふしぎのプレート 19/12/16 13:25:24 ID:AOKoWDVs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アロダグ
 ▼ 29 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 13:30:03 ID:ewPIqPcQ [11/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>24
脱字訂正

じゃあフレフワンに出るのはどうかかー?

じゃあフレフワンの家に出るのはどうかかー?

安価なら下
 ▼ 30 レセリア@ふしぎなきのみ 19/12/16 13:31:27 ID:2dtgrJ2Q [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
冷凍食品室にいるわー
 ▼ 31 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 13:46:41 ID:ewPIqPcQ [12/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「あれ? アローラのダグトリオだけいないかー」

フレフワン「ああ、その子なら冷凍食品室にいるわー」

レドームシ「冷凍食品室?」

フレフワン「ええ。お腹が空いたって言うから何か食べさせてあげるから適当に選んでって言ったんだけど相当腹ペコだったのかそのままバリバリ食べちゃってるわ♪」

 ▼ 32 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 13:49:33 ID:ewPIqPcQ [13/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「……うう、ここは……」

ガマガル「んー……よいしょ、何、ここ……」

アブソル「……? ここはどこ?」

レドームシ「皆さん目が覚めたみたいです」

フレフワン「じゃあアローラダグトリオも呼んでくるわ♪ みんなでお話しましょう? どうして私を呼び出したのかも気になるしね♪」
 ▼ 33 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 14:10:58 ID:ewPIqPcQ [14/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――数分後――

フレフワン「で、呼ばれたからその疑似ウルトラホール発生装置でみんなを連れてきたってわけ♪」

アーマーガア「相変わらず無茶苦茶するかー……」

ガマガル「しかもぶっつけ本番って……」

フレフワン「それでそれで、私を呼び出したのはどういう事情?」

レドームシ「実は……」


レドームシは ここまであったことを
すべて フレフワンに 話した


フレフワン「へぇー! 面白い! 大冒険じゃない♪」

レドームシ「命狙われてるんですけど……」

フレフワン「まあまあ、ここにいるうちは安全なはずだし……」

アブソル「今の話を聞いて思ったんだが」

フレフワン「なあに?」

アブソル「まさかとは思うが、アローラ以外でも確認されるようになったウルトラホールというのは……」

フレフワン「やあねえ、私じゃないわよ。とっても興味深い話だけどね♪」

フレフワン「あ、そういえば。カラマネロが使ったっていうガスには心当たりがあるわ」

レドームシ「本当ですか!?」

フレフワン「ええ、ちょうど私のマシンの発明で参考にしたものだし……」

フレフワン「あれは…… ウルトラビーストのコスモッグが発生させるガスね。遠く離れた空間同士や、異世界同士を繋ぐことができるの。コスモッグもウルトラホールを作れるポケモンの一種というわけ」

レドームシ「コスモッグ…… ですか」

フレフワン「各地のホールの発生と関係してるかはわからないけど、最近ウルトラスペース産の怪しい物品が色々出回ってるみたいだから…… コスモッグのガスもその一つかもね」

レドームシ「いろんなところへ一瞬で行けてしまうのは厄介ですね……」

フレフワン「まあ一回使い切りだから言うほどの脅威にはならないんじゃないかしら? 貴重品だし」

グソクムシャ「だと良いんだが……」
 ▼ 34 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 14:19:28 ID:ewPIqPcQ [15/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウィーンウィーン!

アローラダグトリオ「な、何の音!?」

フレフワン「あら侵入者みたいね。それを知らせるサイレンよ♪」

レドームシ「安全なはずって言ったじゃないですか!」

フレフワン「ごめんそうじゃなかったみたい♪」

アーマーガア「ごめんじゃないかー!」

フレフワン「疑似千里眼モニターを確認してみるわ、侵入者はだーれかなー♪」

ガマガル「なんで楽しそうなの……?」

フレフワン「あら、>>35ね」
 ▼ 35 ンナ@メガバングル 19/12/16 14:23:32 ID:TtPsSqZU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガクチート
 ▼ 36 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/16 23:54:42 ID:ewPIqPcQ [16/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「あら、クチートね」

モニターには 通路を移動する
メガクチートが 映っている

レドームシ「クチート……? あれ、こんな見た目でしたっけ」

フレフワン「メガシンカしてメガクチートになってるみたい」

アーマーガア「じゃあ誰かトレーナーのポケモンかー?」

アブソル「それならどうしてこんな海の下に……?」

グソクムシャ「メガシンカは戦闘中にしかできないはずだが……」

フレフワン「とりあえずすぐそこまで来てるからシャッターをおろすわね♪ ポチっとな!」ガガガガ


シャッターの向こうのメガクチート「チチートッ!!!」

ドガンドガン!!!


アーマーガア「ひえっ! シャッター変形しちゃってるかー!」

フレフワン「結構なちからもちみたいね…… 時間の問題かも♪」

ガマガル「なんでそんな軽いテンションなの……?」

フレフワン「えー、クチート? 私はこのラボの主、フレフワンよ。どうして、そしてどうやってここに来たのか教えてくれるかしら?」

シャッターの向こうのメガクチート「チチートッ!!!」ドガンドガン!!!

アローラダグトリオ「……話聞いてないじゃない」

フレフワン「そんなあ」

シャッターの向こうのメガクチート「チチートッ!!!」ドガンドガン!!!
ドッガーン!!!

レドームシ「あぁっ! シャッターが……」

フレフワン「新しいの用意しなきゃねぇ……」


メガクチートの行動
>>37>>39
 ▼ 37 ライゴン@メガラペルピン 19/12/17 00:07:20 ID:zIAwcsGQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン
 ▼ 38 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/17 00:15:37 ID:HEsoJtXs [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ加速安価下
 ▼ 39 ャラコ@やすらぎのすず 19/12/17 00:16:10 ID:2XOYYMuk NGネーム登録 NGID登録 報告
アイアンヘッド
 ▼ 40 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/17 00:31:46 ID:HEsoJtXs [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガクチート「チトォーーーーーッ!!!!」ダダダッ

フレフワン「え?」

ゴッ

メガクチートの アイアンヘッド!


フレフワン「うーん……」ヒンシ

レドームシ「フレフワンさん!?」

アローラダグトリオ「た、倒されちゃったわよ……」

メガクチート「チトォ……」ギロッ

アーマーガア「さっきもそうだったけど話が通じそうな雰囲気じゃないかー……」

ガマガル「……ねえ、誰かあのメガクチートって何タイプかわかる?」

レドームシ「クチートははがね/フェアリータイプです」

ガマガル「メガクチートもタイプが同じなら、誰が有利だろう……」

レドームシ「攻撃面で考えると、じめんタイプを持ったダグトリオさんやガマガルさんが有利です」

レドームシ「あと防御面は、その二匹だけでなくグソクムシャやタクシーさんもはがねわざを半減できるといったところ。アブソルさんは一方的に不利ですね」

ガマガル「じゃあダグトリオ、行ってみる……?」

アローラダグトリオ「ええ、ここでじしんは控えたほうが良さそうね。あなをほるで頑張ってみるわ」

アーマーガア「じゃあ僕は……って話してるうちにこっちに向かってきてるかー!?」

メガクチート「チトォーーーーーーーーー!!!!!」ダダダダダダ


行動安価
>>41>>43
 ▼ 41 ノプス@カゴのみ 19/12/17 00:34:30 ID:VZZcUuyY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア
 ▼ 42 ールル@じめじめこやし 19/12/17 00:44:36 ID:rUIEAJjo NGネーム登録 NGID登録 報告
加速
 ▼ 43 ホイップ@カイロスナイト 19/12/17 00:45:22 ID:Prk2128o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いばる
 ▼ 44 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/17 00:56:47 ID:HEsoJtXs [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「かぁーーーー!!! こうなったら……」

アーマーガア「くぉらーーーー!!! お前なんかより僕のほうがカチンカチンではがねタイプらしいもんねーだかーーーー!!!」


アーマーガアの いばる!
メガクチートのこうげきが ぐぐーんと上がった!
メガクチートは こんらんした!


メガクチート「チトォ…… チトォッ!!!!」

レドームシ「なんか怒りましたよ!? もしかしていばるですか!?」

アーマーガア「そうだかー!」

レドームシ(初っ端からそれは運任せすぎです……!)

レドームシ「リフレクター!」ピキーン!

ガマガル「僕らも行くよ! マッドショット!」バシャッ

メガクチート「チィッ!」ベチャベチャ

メガクチート「チトトーーーーーッ!!!」ダダダッ


メガクチートの かみくだく!


アローラダグトリオ「おっと危ないわね!」


しかし メガクチートの攻撃は 外れた!
アローラダグトリオは 穴を掘って地中へ潜った!


レドームシ(か、かみくだくがありますか……)ゾッ

アブソル「私は今のうちに、フレフワンを奥の安全そうなところへ運ぶ」セオイッ

フレフワン「」
 ▼ 45 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/17 01:07:56 ID:HEsoJtXs [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「じゃあ次行くかー! ボディプレ――」

メガクチート「チトッ!」バッ

アーマーガア「なっ……」


メガクチートの ふいうち!


グソクムシャ「アクアジェット!」バシャーッ!!

ガッ

グソクムシャ「……組み合うのは今日で二回目か」グググ

メガクチート「チトォ・・・・・・!」グググ

グソクムシャ「貴様は今こうげきが上がっている…… しかし!」グググ

グソクムシャ「こちらにもリフレクターがある! 押し勝てると思うな!」バッ

メガクチート「!」

レドームシ(跳ねのけた!)

グソクムシャ「アクアブレイクッ!」 バシャアーンッ!!

メガクチート「ッ!?」ズザザザー

アーマーガア(メガクチート吹っ飛んだかー!)

レドームシ「吹っ飛んだ先には…… ガマガルさん!?」
 ▼ 46 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/17 01:18:08 ID:HEsoJtXs [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマガル「わ」

メガクチート「チトォ・・・・・・!」

ガマガル「えーと、わーいわーいやーいやーい!」ピョッコンピョッコン

レドームシ「何やってんです!?」

メガクチート「チトォ!」

アーマーガア「わざじゃない方の挑発かー……」

グソクムシャ「何か策がありそうだ」

レドームシ「じゃあ下手に手は出さない方が良さげ……?」

ガマガル「どろばくだん!」ベチョッ

メガクチート「チィィィィ……」ベチョベチョ

ガマガル「こっちだよ!」ピョコピョコ

メガクチート「チトトトォッ!!!」バッ


メガクチートの じゃれつく!
しかし メガクチートの攻撃は 外れた!


ガマガル「こっちこっち!」ピョコピョコ

メガクチート「チトーーーッ!!」ボコッ


メガクチートは 混乱している!
わけもわからず 自分を攻撃した!


ガマガル「ほらこっち!」ピョンピョン

メガクチート「チトォ!」ダダダダダ

ガマガル「今!」


アローラダグトリオの あなをほる攻撃!


アローラダグトリオ「よいしょーーーーーーーーーー!!!!」ボゴッ
ドカッ
メガクチート「!?」


こうかは ばつぐんだ!


メガクチート「チ、チト……」ヒンシ

アローラダグトリオ「ふう、ガイドありがとガマガル」
 ▼ 47 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/17 02:38:09 ID:HEsoJtXs [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチート「」メガシンカカイジョー

グソクムシャ「メガシンカが解除されたか」

レドームシ「なるほど…… ガマガルさんはアローラダグトリオさんの攻撃のサポートをしてたんですね」

ガマガル「……うん、ああすれば地下のダグトリオにもわかって、攻撃がうまく当たるから」

アローラダグトリオ「いつもはガマガルを助けるためにやってる方法なんだけどね」

アブソル「おーい」シュタタタ

アーマーガア「アブソルが戻ってきたかー」

アブソル「なんか回復マシーンっていうのがあったから、そこにフレフワンを入れてきた」

フレフワン「そうよー♪ ありがとね♪」ノシノシ

アーマーガア「あ、フレフワンも」

アブソル「回復そんなに速いのか……」

フレフワン「うふふ♪ すごいでしょう? 私の発明品」

フレフワン「さて…… じゃあこのクチートも回復マシーンに入れましょうか♪」

ガマガル「倒したのに回復させちゃうの……?」

フレフワン「だって、このクチート…… あんまり正気って感じしなかったじゃない? そうよね?」

レドームシ「確かに…… 吠えるだけで全く喋りませんでした」

フレフワン「安心して、一応拘束具は付けておくから♪ じゃあ運ぶわよー」
 ▼ 48 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/17 02:46:24 ID:HEsoJtXs [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方外れ・フレフワラボ・回復マシーンの部屋〜〜


クチート「」ヒンシ

フレフワン「じゃあマシーンのレバーを…… そーれ、がっちゃんこ!」ガッチャン

フレフワン「よし! よし!! よし!!!」

クチート「うん……? ここは……?」ゼンカイー

フレフワン「おめでとう!」ガバッ

クチート「!? なんだこのピンク!?」

レドームシ「ほんとにあっという間に治りましたね…… すごい技術だ……」

フレフワン「レドームシもそう思うでしょう? すごいのよ私は」

クチート「お前…… レドームシ……」

レドームシ「?」

フレフワン「さーて、そのレドームシ一旦置いといて・・・・・・ このラボの主である私から、不法侵入者のあなたに質問があります!」

フレフワン「あなたは何者? 目的は何? どうやってこのラボへ入ってきた?」

クチート「……」
 ▼ 49 ンバル@いでんしのくさび 19/12/17 22:05:47 ID:ttQM2d3E NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 50 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 02:29:33 ID:ocPch5sg [1/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチート「……けっこう記憶がぐちゃぐちゃなんだけどいいか?」

フレフワン「いいわよ♪ さあ話して♪」

クチート「俺はクチート。元々はホウエン地方で暮らしていたポケモンだ」

クチート「いつだったかな…… とりあえず最近、なんかポケモン……ダメだ、見た目すら思い出せない…… 誰かポケモンが俺の前に現れて、こう言ったんだ」

クチート「《これをやつからこのポケモンを殺してくれ》って」

フレフワン「《これ》ってなあに?」

クチート「ああこれだよこれ…… って拘束具……? いったん外してくれるか?」

フレフワン「手の拘束だけでいいかしら?」

クチート「ああ」

ガチャン

クチート「えーっとこれだこれ」アイテムミセー

クチート「……壊れちゃってるな」

レドームシ「腕輪……? なんか窪みみたいのがついてます」

フレフワン「ちょっと気になるから預かってもいいかしら?」

クチート「いいぜ。で、続きだ。当然いきなり見ず知らずのポケモンを殺せとか言ってくるなんてこいつ頭おかしいんじゃねえかと思った。」

クチート「俺にだって倫理観くらいある。だから断ろうとした。断ろうとした……はずなんだが……」

クチート「何故か俺は依頼を引き受けていた」

レドームシ「えぇっ!? それってどういう……」

クチート「こっちが、俺自身が聞きてえんだよ、どういうことだよ」
 ▼ 51 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 02:31:42 ID:ocPch5sg [2/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>50
誤字訂正
これをやつから

これをやるから
 ▼ 52 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 02:54:43 ID:ocPch5sg [3/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチート「で、そのターゲットを探したり、待ち構えたりするうちにな、やっぱりおかしいんじゃねえかと思ってな……」

クチート「ちょうどその時、依頼者の使いの……なんだ、なんかウネウネしてた気がする、依頼者の使いのポケモンが来てな」

クチート「だから…… 《やっぱり俺には殺せない》って言ったんだ。そう伝えてくれって」

クチート「そしたら…… そこからもっと記憶が曖昧になるな。なんか頭がトロンとした後何か飲まされた気がする」

グソクムシャ「……洗脳の類か?」

クチート「滅茶苦茶依頼をこなす気になった。ホウエン中を駆け巡って……そんで……気が付いたら幻のポケモンを脅してたな。長い休眠期に入る直前だったか」

アブソル「ホウエン地方、幻のポケモン、長い休眠期…… ジラーチか?」

レドームシ「ジラーチ?」

アブソル「私の故郷に伝わる幻のポケモンだ。千年に一度、七日間だけ目を覚まし、願いを叶える力を持つという」

アーマーガア「なにそれ会ってみたいかー!」

アローラダグトリオ「というか君ホウエン出身だったんだね…… てっきり同郷かとおもってたわ」

アブソル「まあラナキラにはアローラ生まれのアブソルがゴロゴロしてるからな」

クチート「で、そのジラーチ?を脅してから記憶がない。多分、ここへ俺を飛ばすように要求したんだと思う」

フレフワン「ふーん」

クチート「興味なさげだな!?」

フレフワン「んーにゃ、あなたに何が起きたか情報を頭の中で組み立ててるだけよ」

フレフワン「で、聞いてたところあなた野生のポケモンっぽいわよね?」

クチート「そだけど?」

フレフワン「どうやってメガシンカを?」

クチート「は? メガシンカって何?」

フレフワン「えっ」

クチート「えっ」

レドームシ「えぇ……」

グソクムシャ「うむ……」

ガマガル「メガシンカの謎を追えないね……」
 ▼ 53 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 04:34:20 ID:ocPch5sg [4/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「メガシンカというのはだな……」アーダコーダ


――1分後――


レドームシ「それでこのラボに現れたあなたはですね……」サイコソーダ


――さらに2分後――


クチート「そうか、俺そんなことになってたのか……」

フレフワン「2つの特別な石と、トレーナーとの絆がキーになるメガシンカを野生のポケモンがするなんて…… どう考えても異常よね?」

レドームシ「怪しいのは《頭がトロンとしたこと》《飲まされた何か》、そしてあの《腕輪のような道具》あたりですか」

アーマーガア「腕輪については何かわからないのかかー?」

クチート「うーん…… あ、渡されたとき《これでお前は強くなれる》とか言ってたような。うさん臭くて結局使わなかったけど」

レドームシ「それかなり怪しいですね」

フレフワン「調べがいがありそうね♪」
 ▼ 54 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 20:40:44 ID:ocPch5sg [5/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチート「ああ、そうだ。ひとつ重要なことを言い忘れてた」

レドームシ「なんです?」

クチート「ターゲットのことなんだけどな。使いが来た時に情報の更新があって」

クチート「今はレドームシに進化してるとか…… ……お前のことだよな?」

レドームシ「ああ、やっぱり。話の途中から何となくそんな気はしてましたけど、あなたもぼくを狙う刺客だったんですか……」

クチート「も?」

レドームシ「過去に2匹ほどいまして」

クチート「それは……大変だな……」

グソクムシャ「今は殺害依頼をこなす気はあるのか」

クチート「いや、さらさらだよ。元々引き受けたくなかったし…… なあ、フレフワンだっけか」

フレフワン「なあに?」

クチート「正直滅茶苦茶図々しいとは思うけど…… しばらくここに置いてもらっていいか? また依頼者連中に何かされたら今度こそまずい気がする」

フレフワン「いいわよ♪ そのかわりこの腕輪の研究に協力してね♪」
 ▼ 55 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 20:49:38 ID:ocPch5sg [6/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「で、レドームシ」

レドームシ「なんですか?」

フレフワン「あなた、なんだかかなりやばそうなのに狙われてるみたいね♪」

レドームシ「……はい」

フレフワン「これからどうするの? ここに匿ってあげてもいいけど」

レドームシ「……」



レドームシの選択>>56-60で投票(同率票数の場合、より先に投票されたものを選択)

選択肢
1.殺害依頼者たちを探りに行く
2.逃亡の旅に出る
3.ラボに匿ってもらう
 ▼ 56 ーナイト@ハスボーじょうろ 19/12/18 20:55:52 ID:3aj.zIpY NGネーム登録 NGID登録 報告
1
 ▼ 57 レディア@ブルーカード 19/12/18 21:01:48 ID:Alo6f72o [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
3でその間とっくんとか
 ▼ 58 ンダー@サファイア 19/12/18 21:31:32 ID:9Yn.p3k6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
2
 ▼ 59 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 21:53:53 ID:ocPch5sg [7/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げします
その分投票受付を>>61まで延長
 ▼ 60 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 22:13:39 ID:ocPch5sg [8/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
再度自上げ
まことに勝手ですが締め切りレス番を>>62、締め切り時間を22:35とします
(この時間までに>>62に到達しなかった場合は来ただけの票で展開を選びます)
 ▼ 61 ラチーノ@きいろのはなびら 19/12/18 22:14:22 ID:gcNEFcY. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 62 ュウ@バシャーモナイト 19/12/18 22:14:40 ID:cPdgSQyY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
1
 ▼ 63 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 22:22:49 ID:ocPch5sg [9/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
選ばれた選択肢:1.殺害依頼者たちを探りに行く



レドームシ「このままじゃ狙われているという状況は終わらないですし…… ぼくを狙う誰かのことを探ってみようと思います」

フレフワン「あら、じゃあ出ていくのね」

レドームシ「はい」

グソクムシャ「倒しに行くのか」

レドームシ「わかりませんよ、可能かどうかも怪しいですし…… 相手の理由によっては穏便に済ませられるかもしれないですし」

アブソル「それは楽観視しすぎなんじゃないか?」

レドームシ「あくまで可能性の話です」

アーマーガア「穏やかに済ませられればそれに越したことはないんだけどねかー」

フレフワン「わかったわ。じゃあ外まで送り出してあげる」


レドームシ達に同行してくれるポケモン>>64
選択肢
アブソル、アローラダグトリオ、ガマガル、3匹のうち誰も同行しない
 ▼ 64 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 22:50:58 ID:ocPch5sg [10/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
三度目の自上げ
 ▼ 65 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 22:51:19 ID:ocPch5sg [11/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あ、安価下です
 ▼ 66 ミロル@たんけんこころえ 19/12/18 22:56:19 ID:Alo6f72o [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル
 ▼ 67 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 23:06:33 ID:ocPch5sg [12/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「私もついていっていいか?」

レドームシ「アブソルさんも?」

アブソル「ああ、なんだか…… 災いの予感がしてな」

アローラダグトリオ「災い?」

レドームシ「アブソルには災害を感知する能力があるといいます。それでついた異名が《わざわいポケモン》……」

アーマーガア「よーするに何か悪いことが起こる気がするってことかー?」

アブソル「そうだ」

レドームシ「わかりました。じゃあよろしくお願いしますねアブソルさん」

アブソル「こちらこそよろしく」

アーマーガア「ちょっと待つかー」

レドームシ「なんですかタクシーさん」

アーマーガア「レドームシとグソクムシャとアブソル…… さすがに重量オーバーかー……」

レドームシ&アブソル「「あ」」
 ▼ 68 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 23:17:18 ID:ocPch5sg [13/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「それなら心配ないわ♪ 《テレキネシスちゃんV10》が1機余ってるからそれを貸してあげる♪」

レドームシ「テレキネシスちゃんV10?」

フレフワン「私が発明した飛行マシーンよ♪ 装着者のスタミナを若干消費して動力とし、自由に飛行ができるの」

フレフワン「ただ急旋回とかはできないから戦闘には向かないわね。あくまで移動用よ♪」

アーマーガア「じゃあ僕が運ぶのは2匹だけでいいかーね」

フレフワン「そういうこと、じゃあ一番重たいグソクムシャに……かちゃっと♪」

グソクムシャ「これで飛べるのか」

フレフワン「ええ、ちょっと念じてみて♪ 意のままに飛べるはずよ♪」

グソクムシャ「では…… フンッ」フワーッ!!

ゴッ

グソクムシャ「……思ったより天井が低かったようだ」

レドームシ「クスッ」

グソクムシャ「何がおかしい」

ガマガル「何がでもなく普通におかしいと思う……」
 ▼ 69 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 23:19:36 ID:ocPch5sg [14/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「あとこれも持って行って♪」スッ

レドームシ「この機械は……?」

フレフワン「特性の通信機よ♪ このラボとの連絡が取れるわ♪ お互い情報交換したいしね♪」

レドームシ「わかりました、何かあったら連絡します」

フレフワン「そういえば…… あなたたちはこれからどうするの?」

アローラダグトリオ「>>70
 ▼ 70 ールナー@ホエルコじょうろ 19/12/18 23:20:33 ID:fdDYNxrk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラで戦力を集めます、ミミッキュに連絡してみましょう
 ▼ 71 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/18 23:31:00 ID:ocPch5sg [15/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「アローラで戦力を集めるわ、ミミッキュに連絡してみましょう」

ガマガル「アローラにいるミュウツーっていうの、なんとか足止めできるように……」

フレフワン「ミュウツー、ミュウツーねえ…… そういえば、レドームシの話に出てたわね……」

フレフワン「う ふ ふ ふ ふ ♪」

アーマーガア「あ、なんか変なスイッチ入ったかー」

フレフワン「ミュウツー…… 噂で聞いただけだけど、非常に興味深いのよね……♪」

フレフワン「あなたたち、もしミュウツーを捕らえることができたら、ここへ連れてきてくれるかしら?」

アローラダグトリオ「? ええ、構わないわよ」

ガマガル(なんか知らないけど今背筋がぞっとした)

クチート「そのミュウツーっていうの、レドームシを狙ってる刺客って奴か?」

レドームシ「はい」

グソクムシャ「只者ではなかった」

クチート「……俺と同じで何かされてるかもな」

フレフワン「じゃあみんな行動方針は決まったわね♪」

レドームシ「あ、ひとつ良いですか?」

フレフワン「何?」

レドームシ「敵のことを探るといいましたが……まっっったくあてなかったです……」

アーマーガア「あー……」

フレフワン「じゃあ>>72地方の>>74を頼ってみるといいわ」
 ▼ 72 クレオン@こおったきのみ 19/12/18 23:35:02 ID:rwEYArOY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イッシュ
 ▼ 73 ネネ@デボンのにもつ 19/12/18 23:47:29 ID:9Yn.p3k6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
kskst
 ▼ 74 アル@ミストシード 19/12/18 23:47:41 ID:3wkgW3hw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ksk
 ▼ 75 エトル@ぼんぐりケース 19/12/18 23:48:08 ID:3wkgW3hw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
安価とっちまった
ケルディオで
 ▼ 76 ッウ@ファイトメモリ 19/12/18 23:49:48 ID:cPdgSQyY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
フリージオ
 ▼ 77 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/19 00:43:24 ID:SEzEZnqM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「じゃあイッシュ地方のケルディオを頼ってみるといいわ」

レドームシ「ケルディオ?」

フレフワン「ええ、普段は水面を走る力で世界中を駆け巡る旅をしていてね。あなたたちが来る直前、セッカの湿原に帰って来たって連絡が来たの」

フレフワン「世界中を駆け巡っている彼なら、何か知っているかもしれないわ」

グソクムシャ「それなら通信機で聞けばいいのでは?」

フレフワン「彼に譲った通信機は旧式かつ固定式なのよね…… 長い間会話はできないの。一言喋ったら、一週間はチャージが必要ね」

フレフワン「だから直接会いに行ってくれる?」

レドームシ「わかりました。イッシュ地方のセッカの湿原ですね」

アーマーガア「じゃあ出発だかー!」

フレフワン「じゃあ海上にカプセルで送り出すわ、行ってらっしゃい!」
 ▼ 78 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/19 00:49:56 ID:SEzEZnqM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜空〜〜

アーマーガア「かー! グソクムシャほんとに飛んでるかー!」

グソクムシャ「空を泳いでいるような感覚だ……」

アブソル「このまま東に飛べばイッシュか?」

アーマーガア「そうだかー!」

レドームシ(イッシュ地方…… アクジキングさん達は帰れたのかな……)



〜〜イッシュ地方・セッカの湿原〜〜


アーマーガア「着いたかー!」

レドームシ「ここがセッカの湿原…… 泥沼だらけですね」

アブソル「足を取られないように気を付けよう」

>>79「おや、見知らぬポケモン……」
 ▼ 79 バニー@アップグレード 19/12/19 00:51:54 ID:hsVk6RwE NGネーム登録 NGID登録 報告
マッギョ
 ▼ 80 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/19 00:53:15 ID:SEzEZnqM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マッギョ「おや、見知らぬポケモン……」

マッギョ(どうしような、あんな奴ら見たことない……)

マッギョ(ここは…… >>81だ!)
 ▼ 81 メレオン@プテラナイト 19/12/19 00:57:09 ID:QnAw1wJw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
挨拶
 ▼ 82 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/19 03:00:51 ID:SEzEZnqM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マッギョ(ここは…… 挨拶だ!)

マッギョ「こんにちは! おれマッギョ!」

アブソル(あ、足元の泥の中にポケモンがいたのか……)

アーマーガア「こんにちはかー! 僕アーマーガアだかー! ……え? マッギョ?」

レドームシ「ガラルのマッギョはリージョンフォームですから…… こういう姿のマッギョの方が世界では一般的なんです」

アーマーガア「へー」

レドームシ「ぼくはレドームシと言います」

アブソル「私はアブソル」

グソクムシャ「グソクムシャだ」

マッギョ「ようこそセッカへ! ……ところでみんな何しに来たの?」

レドームシ「このあたりに住んでいるケルディオというポケモンに会いに来たんです」

マッギョ「ケルディオ……? ケルディオなら>>83
 ▼ 83 ガヤンマ@レベルボール 19/12/19 03:06:13 ID:Kxp.vikM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
奥の方
 ▼ 84 ダイトス@ズアのみ 19/12/20 18:22:15 ID:NYJ6ELLY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 85 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/21 03:09:08 ID:NRw2q52o [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マッギョ「ケルディオ……? ケルディオなら奥の方にいるよ」

マッギョ「あっちへまっすぐ行くとケルディオの棲家」

レドームシ「ありがとうございます」

マッギョ「どういたしまして」

マッギョ(はぁ〜…… 緊張した)

レドームシ「じゃあ皆さん行きましょうか」

>>86「ちょっと待った!」

アーマーガア「な、なんだかー?」

>>86>>88
 ▼ 86 ンボラー@きんのナナのみ 19/12/21 03:23:26 ID:NRw2q52o [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ
安価ひとつずつずれます
 ▼ 87 ジッチュ@やまぶきのミツ 19/12/21 04:00:21 ID:hwBwqX06 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ
 ▼ 88 ガイアス@ボロのつりざお 19/12/21 09:33:46 ID:rLJAaues NGネーム登録 NGID登録 報告
加速
 ▼ 89 ギア@ブロムヘキシン 19/12/21 10:53:52 ID:1GXQwvsY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマガルはどこ行った?
 ▼ 90 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/21 13:05:46 ID:NRw2q52o [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「ちょっと待った!」

アーマーガア「な、なんだかー?」

レドームシ「なんかまた急に沼から出てきましたね……」

ガマゲロゲ「ガマガルはどこ行った? さっき起きてきて……どこにもいないんだが」

ガマゲロゲ「よそ者たち、お前らの仕業じゃないだろうな!?」

マッギョ「ガマゲロゲ…… お前なあ……」

マッギョ「さっき起きてきたって…… 冬眠してたの?」

ガマゲロゲ「ああ」

マッギョ「今冬だぞ。寝過ごしすぎて季節一周してるぞ」

ガマゲロゲ「なんだと!?」

マッギョ「お前の方が行方不明扱いになってたって…… それでガマガルはお前を探す旅に出てな…… 誰も居場所知らないぞ」

ガマゲロゲ「何ィ!?」

アブソル「ガマガル……? もしかして」

レドームシ「同一個体の可能性…… ありますかね……?」
 ▼ 91 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/21 13:12:13 ID:NRw2q52o [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「ちょっとフレフワンさんに連絡してみますね…… もしもーしもしもーし」

…………

通信機(フレフワン)「はいはーい…… なにかしら?」

レドームシ「ガマガルさんと話すことってできますか?」

通信機(フレフワン)「できるわよ♪ じゃあガマガルとも通信を繋ぐわね♪ ポチっとな! もしもしー♪」

通信機(ガマガル)「はい、こちらガマガル…… 要件は何?」

通信機(フレフワン)「レドームシがあなたと話したいみたい」

通信機(ガマガル)「レドームシが……?」

レドームシ「はい。唐突ですが、あなたの出身地ってどこです?」

通信機(ガマガル)「出身地……? どうして……?」

ガマゲロゲ「あーーーーー!!! その機械から聞こえる声!!!」

ガマゲロゲ「ガマガル…… そんな姿に変わり果てて……」

レドームシ「いやこれ通信機です。ガマガルさんの声を届けてくれてるだけです」
 ▼ 92 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/21 13:20:43 ID:NRw2q52o [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「で、出身地はどこですか?」

通信機(ガマガル)「出身地…… ごめん、おぼえてないや」

レドームシ「えぇっ!?」

通信機(アローラダグトリオ)「ガマガルはね、貨物船の荷物に紛れ込んでアローラに来たのよ」

通信機(アローラダグトリオ)「よりによって冷凍食品の輸送船だったからカッチカチに固まってて……」

通信機(アローラダグトリオ)「そのショックでアローラに来る前の記憶を失っちゃったのよね…… あの貨物船、いったいどこから来たのかしら」

ガマゲロゲ「うおーいガマガル!!!! 俺の声がわかるか!?!?!?」

通信機(ガマガル)「……ごめんわからない」

ガマゲロゲ「お前の兄貴だっての!」
 ▼ 93 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/21 13:32:56 ID:NRw2q52o [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「イッシュのセッカの湿原にいるガマゲロゲさんが、そちらのガマガルさんのお兄さんらしいです。ガマゲロゲさんの耳を信じるならですけど」

マッギョ「おれの耳でもガマゲロゲの弟の声に聞こえたよ。多分間違いないんじゃないかな」

通信機(ガマガル)「そうなんだ……」

ガマゲロゲ「ガマガル!!! セッカに戻ってこい!!!!」

通信機(ガマガル)「いやぼく今やることがあるし……」

ガマゲロゲ「やることだと!?」

レドームシ「それはかむかめしかじかで……」


――数分後――


ガマゲロゲ「そりゃ大変だな!?」

マッギョ「なにその怖い話」

ガマゲロゲ「つまりこの問題が解決すればセッカに戻ってこれるんだな!?」

通信機(ガマガル)「あと友達のアブリボンとやりのはしら観光したら」

レドームシ「ぼくが進化したら連れていく約束をしています。この状況じゃ進化しても無理そうですけど……」

ガマゲロゲ「問題は二つで、まず一つ目の問題を解決しないといけないか……」

ガマゲロゲ「じゃあ俺も問題解決に協力するぜ!」

マッギョ「協力ってなにすんの?」

ガマゲロゲ「>>94
 ▼ 94 クフーン@リザードナイトY 19/12/21 13:42:00 ID:BRzIYFdY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
国民に意見を聞く
 ▼ 95 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/21 13:49:48 ID:NRw2q52o [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
矛盾補足:今は冬ですが小さなポケモンが足を取られるくらいの泥はある設定にします


ガマゲロゲ「国民に意見を聞くぞ!」

マッギョ「国民任せかよ」

ガマゲロゲ「集まれオタマロたち!!!!」

オタマロたち「なんだよー」「王様出てきたの!?」「てか王様不在だったの?」「え、見つかった?」「王様こんな時期に呼び出すなよー」「王様行方不明でよく王国やってたよなぼくたち」「気にしなさすぎじゃね?」「寝てたのにー」ゾロゾロ

グソクムシャ「国王だったのか」

ガマゲロゲ「オタマロたち!! ガマガルの行方が分かった! かくかくめぶきじかという事情だ!」

ガマゲロゲ「お前たちの意見が聞きたい! どうだ!?」

オタマロの一匹「>>96
 ▼ 96 メパト@ダウジングマシン 19/12/21 13:50:52 ID:A5eQ5Yn6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
きゃたきゃた
 ▼ 97 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/21 14:03:23 ID:NRw2q52o [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オタマロの一匹「きゃたきゃた」

ガマゲロゲ「何?」

他のオタマロ「ぴーぴー!」

別のオタマロ「やーい王様キャタピーレベルー!」

ガマゲロゲ「なんだと!?」

オタマロたち「もうお前なんて王様と認めない!!!!!」

オタマロたち「役目も果たさず寝てるし!!!!」

オタマロたち「そのせいでガマガル王子は行方不明になった挙句記憶喪失になるし!!!」

オタマロたち「革命だ! こんな王様が納める国なんてなくなれ!!!」

オタマロたち「死んじまえ王様! いやガマゲロゲ!」「いやいやクソガマゲロゲ!」「いやいやいやクソゲロゲ」「黙れよくさ四倍!」「ブラックナイトをはじめちゃうよ!」「顔面真っ青!」「背中のブツブツ潰そうぜ!」「王国を潰せー!」ヤイノヤイノ

ガマゲロゲ「どうしよう、反乱が始まってしまった」

マッギョ「どうしようじゃないよ」

グソクムシャ「>>98
 ▼ 98 ンドロス@ポイントマックス 19/12/21 14:04:31 ID:ZQpU3CJ. NGネーム登録 NGID登録 報告
コソクムシたち!ガマゲロゲを助けてあげよう!!
 ▼ 99 ブリー@たいようのいし 19/12/21 19:44:14 ID:mIjg7LeM NGネーム登録 NGID登録 報告
きゃたきゃたしたら反乱になってて草
 ▼ 100 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/22 02:34:08 ID:PHsQA/7c [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「コソクムシたち! ガマゲロゲを助けてやろう!!」


しぃーん……


アブソル「いきなり何を言い出すんだ? まさかグソクムシャもコソクムシたちの王……?」

グソクムシャ「いや違うが」

マッギョ「それなりの立場で呼んだらいつもはすぐに部下が来てくれるとか?」

グソクムシャ「いやそんな立場ではないしやったことないが」

アーマーガア「だいたいここイッシュかーよコソクムシいないかー」

グソクムシャ「ガマゲロゲみたいに呼んだら来ないかと思い」

レドームシ「ア ホ な ん で す か ?」

オタマロたち「アホー! よくわかんないけどアホー!」

ガマゲロゲ「お前ら大声で騒ぐな!!」

通信機(ガマガル)「ああぁーーーー!!!」

通信機(アローラダグトリオ)「ど、どうしたのよ急に叫び出して!」

通信機(ガマガル)「>>101
 ▼ 101 イクン@しろぼんぐり 19/12/22 02:36:11 ID:/SlUDQkE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
何か思い出しそう
 ▼ 102 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/22 02:40:25 ID:PHsQA/7c [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(ガマガル)「何か思い出しそう……」

ガマゲロゲ「ほ、本当か!? おい、お前ら騒ぐのをやめろ!」

オタマロたち「しぃーん……」

ガマゲロゲ「しぃーんって口で言うんじゃない!」

レドームシ(大丈夫なんでしょうかこの王国)

ガマゲロゲ「で、どうだ! ガマガル! 思い出せるか!?」

通信機(ガマガル)「うーん…… あ……!」

通信機(ガマガル)「>>103>>104……! >>103>>104を思い出したぁー!」
 ▼ 103 テラ@フォーカスレンズ 19/12/22 02:48:40 ID:Nwgs1ovg NGネーム登録 NGID登録 報告
僕は実はガマガルを見て変身したメタモンだった事
 ▼ 104 トデマン@ねっこのカセキ 19/12/22 02:50:28 ID:GixA0xd6 NGネーム登録 NGID登録 報告
カラマネロと親友だったこと
 ▼ 105 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/22 03:02:17 ID:PHsQA/7c [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(ガマガル)「ぼくは実はガマガルを見て変身したメタモンだったことと、カラマネロと親友だったことを思い出したぁー!」

ガマゲロゲ「な、なんだとぉぉぉぉぉぉっ!?」

通信機(ガマガルかと思ったらメタモン)「思い出したぞ……! ぼく、いや私の使命を……」

レドームシ「あの二三質問いいですかね!?」

通信機(ガマガルに化けたメタモン)「黙りたまえ、今は私が話している……」

通信機(アローラダグトリオ)「ちょっとガマガル!? あぁ、どんどん体が紫色の不定形に……」

通信機(メタモン)「私はエージェント・メタモン…… ある使命を持ってアローラへやって来た……」

通信機(メタモン)「ウラウラ島に上陸した後、その場にいたガマガルを昏睡させ入れ替わったが…… どうやら気合を入れ過ぎて記憶や人格までコピーしてしまったようだ」

通信機(メタモン)「私の使命は……>>106だ!」
 ▼ 106 ールナー@のびたバネ 19/12/22 03:10:58 ID:EtU6hf5k [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツー様の弱点となる悪タイプと虫タイプのポケモンの消滅だ…
 ▼ 107 コドラ@たつじんのおび 19/12/22 03:11:56 ID:EtU6hf5k [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>106
ゴースト忘れてましたのでそれも追加お願いします
 ▼ 108 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/22 03:19:47 ID:PHsQA/7c [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(メタモン)「私の使命は……ミュウツー様の弱点となるあくタイプとむしタイプのポケモンの消滅だ……!」

レドームシ「はい?」

通信機(アローラダグトリオ)「何をとんちんかんな言い出すのよ! そんなのやめてという前に無理だわ!」

通信機(メタモン)「私に不可能などない! へんしん!」

通信機(アローラダグトリオ)「!? ちょっと何してるの!?」

通信機(メタモン)「じしん!!」ゴゴゴゴゴゴ

通信機(アローラダグトリオ)「きゃあっ!!」

レドームシ「ダグトリオさん!?」

通信機(メタモン)「邪魔者は黙らせた…… そのうち消えることになるむしタイプのお前とあくタイプのお前、冥途の土産に聞かせてやろう」

アブソル「私たちのことだよな……?」

レドームシ「おそらく……」

グソクムシャ「……」

通信機(メタモン)「大量にいるこの2タイプのポケモンたちを…… 我々は>>108という方法で殲滅するのだ!」
 ▼ 109 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/22 03:21:24 ID:PHsQA/7c [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>108修正受付

あくタイプとむしタイプ→あくタイプとむしタイプとゴーストタイプ
大量にいるこの2タイプのポケモンたち→大量にいるこの3タイプのポケモンたち


安価なら下
 ▼ 110 ッコウガ@ぼうごパッド 19/12/22 03:27:44 ID:U32crB6Q NGネーム登録 NGID登録 報告
ミュウツーボールに永久に封印する
 ▼ 111 チエナ@しろいハーブ 19/12/22 18:34:41 ID:JCooC7C. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
紫煙
 ▼ 112 ーフィア@ズリのみ 19/12/23 02:04:48 ID:iiy.RbB6 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 113 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/23 03:48:11 ID:7Qr6hdXs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(メタモン)「我々はミュウツーボールに永久に封印するという方法で殲滅するのだ!」

アブソル「ミュウツーボール?」

通信機(メタモン)「私の主であるミュウツー様とは違うミュウツー…… それも遠く離れた並行世界のミュウツーが開発した究極のモンスターボールだ。ウルトラホールを経由した特殊なルートで手に入れた」

通信機(メタモン)「野生のポケモンも、捕獲済みのポケモンも、果てはポケモンが入ったモンスターボールさえ自動で追尾し確実に捕まえる…… 人間の開発したマスターボールなんぞ足元にも及ばない」

アーマーガア「そんなボールインチキかー!」

通信機(メタモン)「私のルールは私が決めるのだ、黙りたまえ無関係な君よ」

アーマーガア「……」

マッギョ「いや素直に黙るの?」

通信機(メタモン)「そのボールを…… シンオウの特殊な磁場とダブルバトルを使い量産したのだ! これを放てばお前たちは終わりだ!」

通信機(フレフワン)「うふふ♪ 果たしてそうかしら?」

レドームシ「フレフワンさん!?」

通信機(フレフワン)「まだ通信は切ってないわ♪ そのミュウツーボールだけど…… 私も買ってるのよ♪」

レドームシ「えぇっ!?」

通信機(メタモン)「それがどうした」

通信機(フレフワン)「異世界産のボールということで買って調べてみたらとんでもない代物だったから…… これをこの世界で使われたらまずいと思ってね」

通信機(フレフワン)「あらかじめ手を打たせてもらったの。あなたの作戦は最初から失敗なのよ♪」

通信機(メタモン)「なんだと……!」

通信機(フレフワン)「このボールを封じるため、私は>>114をしたわ♪」
 ▼ 114 ルノリ@おおきなねっこ 19/12/23 03:53:05 ID:UDGwo2G. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タマゴグループがメタモンのポケモンのみ封じられるようにしたわ
 ▼ 115 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/23 04:11:24 ID:7Qr6hdXs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(フレフワン)「このボールを封じるため、私はタマゴグループがメタモンのポケモンのみ封じられるようにしたわ♪ 特殊な妨害電波を放つナノマシンをこの星中にバラまいてね♪」

通信機(フレフワン)「つまり、むし・あく・ゴーストのタイプを持つポケモンを捕らえるよう指示を入れて放っても、それぞれのタイプのポケモンに化けたメタモンが捕まるだけなの」

通信機(メタモン)「な、なぜだ……!? 何故メタモンだけ……?」

レドームシ(そこなんだ)

通信機(フレフワン)「正確に言えば、少し特殊な存在であるメタモンだけは捕獲対象から外すことができなかったのよね…… まあこの辺りは時間をかければ改善できると思うわ♪」

通信機(フレフワン)「それよりほかのボールを妨害対象から外す方が大変でね、プラズマ団やエーテル財団から資料を盗み出したのだけど彼らが使っていた基本型の妨害電波だと――」

通信機(メタモン)「長くなるか?」

通信機(フレフワン)「当然♪」

通信機(メタモン)「もういい、私はもう聞かん」

通信機(フレフワン)「あらそう」

通信機(メタモン)「さて、次の手を考える必要があるか……」

レドームシ「ミュウツーボールの話を聞いた時はどうなることかと思いましたけど大丈夫そうですね」ヒソヒソ

アブソル「あれ以上の手は中々無いだろうしな」ヒソヒソ

レドームシ(問題はダグトリオさんですが…… 下手にメタモンを刺激すると人質を思いつきかねないですね……)

レドームシ(メタモンが通信を切ってどこかへ行ってくれればいいんですが)

ガマゲロゲ「おい……! 機械の向こうのメタモン!」

レドームシ(な、へ、下手に刺激しないでくださいよ……!)

通信機(メタモン)「なんだね」

ガマゲロゲ「お前……ガマガルを昏睡状態にしたと言ったな!? あいつをその後どうした!? あいつは今どこにいる!!」

通信機(メタモン)「あいつか…… あいつなら>>116
 ▼ 116 ンシカイオーガ@ハートスイーツ 19/12/23 04:45:15 ID:xhkwC/p2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
森の中に放置
 ▼ 117 ンバドロ@ズリのみ 19/12/25 23:54:11 ID:6wxAjh0o NGネーム登録 NGID登録 報告
失踪?
 ▼ 118 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/26 01:19:47 ID:0hII29JE [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(メタモン)「あいつか…… あいつなら森の中に放置した」

ガマゲロゲ「どこの森だ!」

通信機(メタモン)「さあな」

ガマゲロゲ「なんだと!?」

オタマロたち「そのくらい覚えとけ!」「鳥頭!」「やーいお前の脳みそくろいヘドロー」

ガマゲロゲ「お前らは騒ぐな!」

ザザザッ……

通信機が拾った声「お前はダレっキュ?」

通信機(メタモン)「なんだお前は、いつからそこにいた」

通信機が拾った声「アローラダグトリオをやったのはお前っキュ?」

通信機(メタモン)「どれがどうした」

通信機が拾った声「ドレインパンチ!」

ゴッ

通信機(メタモン)「どうやら敵のようだな…… それにゴーストタイプか」

通信機が拾った声「今更っキュ」

通信機(メタモン)「解除、そしてへんしん!」

通信機(メタモン)「シャドークロー!」ザシュッ


ばけのかわが みがわりになった!


通信機が拾った声「そんな攻撃屁でもないっキュ。シャドークロー!」ザシュッ

通信機(メタモン)「ぐふっ!」

通信機(メタモン)「何故だ……? 能力は同じなはず……」

通信機が拾った声「当たり前っキュ。ばけのかわはぼくチンたちだけのものっキュ」

レドームシ(ばけのかわ……? もしかして)
 ▼ 119 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/26 01:45:23 ID:0hII29JE [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機が拾った声「これでも見るっキュ」ブファッ

通信機(メタモン)「な、なんだ……? 暗い……」

通信機(メタモン)「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!」ヒンシ

通信機が拾った声「はい見世物おわりっキュ」ポイッ

通信機が拾った声「あーあーもしもし通信機の向こうの誰かー!」

レドームシ「あ、はい」

通信機が拾った声「ぼくチンはミミッキュっキュ。アローラダグトリオに呼ばれてはせ参じたっキュ」

通信機(ミミッキュ)「お前はレドームシでいいっキュか?」

レドームシ「はい、そうです」

通信機(ミミッキュ)「ぼくチンもミュウツーをふん縛る作戦に協力してやるからありがたくおもってほしいっキュ」

レドームシ「ありがとうございます。あの、ダグトリオさんの様子は……」

通信機(ミミッキュ)「ボロボロに倒れてるっキュよ。……でもこれ運ぶの難しそうっキュ」

通信機(フレフワン)「それなら安心して、そろそろ疑似ウルトラホール発生のためのチャージが終わるころだから…… メタモンごとラボに連れてきてあげるわ♪」

通信機(ミミッキュ)「お前がフレフワンっキュか。アローラダグトリオから聞いてるっキュ」

通信機(フレフワン)「レドームシたちは先にケルディオのところへ向かってくれるかしら? 通信機を使ってみんなで話しましょう?」

ガマゲロゲ「ガマガルは……」

通信機(ミミッキュ)「途中から聞いてた話だと、このウラウラ島の森っキュね。心当たりはあるっキュけど捜すのに時間かかりそうだしアローラダグトリオを先になんとかしたいっキュ」

ガマゲロゲ「うぐぐ……」

レドームシ「あの、ガマゲロゲさん。良かったらガマガルさんの捜索が終わるまでぼくたちと一緒に来ませんか? 通信機で無効と連絡も取れますし」

ガマゲロゲ「ああ、頼む…… さっきは疑ったりしてすまんかった……」

オタマロたち「早くガマガル王子をなんとかしろー!」

ガマゲロゲ「だからうるせえって! 俺もできるならそうしたいわ!」

マッギョ「オタマロたちの面倒はおれがみておくから…… 行っておいでよ」

ガマゲロゲ「ああ…… 方向はわかるだろうが念のため俺が先導する。こっちだ」



〜〜イッシュ地方・セッカの湿原・ケルディオの棲家〜〜


ガマゲロゲ「ここがケルディオの棲家だ」

グソクムシャ「あそこにいるのがそうか?」

レドームシ「ケルディオさーん! 用があって来たんですけどいいですかー?」

ケルディオ「>>120
 ▼ 120 シギソウ@だいちのプレート 19/12/26 01:53:08 ID:jW9spUb2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
腹減って動けない…何か食べさせて…
 ▼ 121 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/26 01:56:11 ID:0hII29JE [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケルディオ「腹減って動けない……何か食べさせて……」

レドームシ(どうしよう、ぼく食べ物はもう持ってないぞ……)

レドームシ「あの、この中に食べ物持ってる方いませんか?」

>>122>>124
 ▼ 122 ガエルレイド@ほしのかけら 19/12/26 02:09:52 ID:QPSkatQM NGネーム登録 NGID登録 報告
アブソル
 ▼ 123 モンガ@カロスエンブレム 19/12/26 02:11:57 ID:u/d.IM7U NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
支援
 ▼ 124 ッシード@おうじゃのしるし 19/12/26 02:29:55 ID:Tkh6pPXA NGネーム登録 NGID登録 報告
古代の城の前の石像の所にあったいかりまんじゅうならあるぞ
 ▼ 125 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/26 02:42:26 ID:0hII29JE [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「古代の城の前の石像の所にあったいかりまんじゅうならあるぞ」

アーマーガア「アブソル、イッシュに行ったことがあったのかかー?」

アブソル「ああ、100年くらい前に」

ガマゲロゲ「そんなに昔からあるのか……」

アブソル「ジョウトでいかりまんじゅうが生みだされてすぐの時点でポケモンの間ではかなり流通していたからな。人間が正式にイッシュに持ち込んだのはずいぶん後らしいが」

グソクムシャ「100年前の饅頭……」

レドームシ「それ食べられるんですか?」

アブソル「ふつうの饅頭よりは日持ちするみたいだ」

レドームシ「いや100年って日持ちってレベルじゃないですよ」

ケルディオ「何でもいいから早く……」

アブソル「分かった、これを」スッ

ケルディオ「……」モグモグ

ケルディオ「>>126
 ▼ 126 グロコ@おおきなしんじゅ 19/12/26 02:55:57 ID:5X3cJxJ. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まずっ!
 ▼ 127 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/26 03:03:01 ID:0hII29JE [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケルディオ「まずっ!」

アブソル「口に合わなかったか」

レドームシ「いや多分口に合う合わないの問題じゃないと思いますあんな骨董食品」

アーマーガア「そもそも食品とよべるかかー……?」

ケルディオ「うぅ…… 口とお腹がおかしくなりそう……」

ガマゲロゲ「おーい」

ケルディオ「いったい何なんだこれ……」

アブソル「いかりまんじゅう」

レドームシ「いかりまんじゅうという食品が誤解されそうなんで100年前のってつけてください」

ガマゲロゲ「おーい、ケルディオ大丈夫かー?」

ケルディオ「>>128
 ▼ 128 ンヤンマ@あいいろのたま 19/12/26 03:10:22 ID:WlHQ5q.I NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
うお゛ぇっ……これは…汚れの塊…?
 ▼ 129 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/27 03:09:35 ID:kxxEfd9w [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケルディオ「うお゛ぇっ……これは……汚れの塊……?」

レドームシ「もうあれ成分が饅頭から別の何かに置換されてませんか」

アブソル「うむむ……すまない……」

ケルディオ「く、苦しい……」

ガマゲロゲ「おい様子が変だぞ」

レドームシ「な、何とかしないと……」

グソクムシャ「>>130
 ▼ 130 ガドーン@シーヤのみ 19/12/27 03:17:32 ID:trt6.T62 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
取り敢えず水を飲ませよう
 ▼ 131 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/27 03:59:26 ID:kxxEfd9w [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「取り敢えず水を飲ませよう」

ガマゲロゲ「み、みず……? 汲んでくる!」ペッタラペッタラ


――2分後――


ガマゲロゲ「汲んできたぞ!」

アーマーガア「葉っぱで汲んできたかかー。でも……」

アーマーガア「……これめっちゃ泥水じゃないかかー?」

ガマゲロゲ「水場を選んじゃおれん、ほれ飲め」グググ

ケルディオ「ンぐ……」



ケルディオ「うわ、この水カロス産のノメルのみの炭酸飲料みたいな味する」

ガマゲロゲ「例えがよくわからん」

ケルディオ「ふう…… とりあえずは水の力で何とか大丈夫だと思う」

アーマーガア「ほんとかかー?」

ケルディオ「で、何の用だい?」

レドームシ「実はからからしかじかでして……」
 ▼ 132 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/28 01:14:18 ID:j3lY5L32 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケルディオ「なるほど、それは大変だなあ」

レドームシ「フレフワンさんがみんなで一緒に話したいそうなので通信を繋げますね」


――40秒後――


通信機(フレフワン)「はーい♪ こちらフレフワン♪ ケルディオお元気かしら?」

ケルディオ「ああ、なんとか……」

アブソル「すまん、本当にすまん」

通信機(アローラダグトリオ)「ハーイこちらダグトリオ…… 全快したわ」

レドームシ「それは良かったです」

通信機(フレフワン)「レドームシから事情は聴いてるわね? 何か、情報持ってないかしら?」

ケルディオ「心当たりあるよ、レドームシを狙う刺客が1匹」

レドームシ「ほ、本当ですか?」

ケルディオ「うん。確か、○○地方にいた××(>>133)ってポケモンで、《>>135》って言ってたから印象に残ってるな」
 ▼ 133 ォレトス@ボーマンダナイト 19/12/28 01:25:06 ID:LS5oBsOo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アイアント
 ▼ 134 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/28 01:59:56 ID:j3lY5L32 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下+アイアントのいた地方再安価>>137
 ▼ 135 ベノム@きょうせいギプス 19/12/28 02:21:17 ID:YeBQFkYM NGネーム登録 NGID登録 報告
ハサミギロチンでギッタンギッタンにしてやる!
 ▼ 136 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/28 02:34:50 ID:j3lY5L32 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 137 ツドン@ジーエスボール 19/12/28 02:38:37 ID:/mWU2Q4w NGネーム登録 NGID登録 報告
ガラル地方
 ▼ 138 ーテング@どくどくだま 19/12/29 00:14:18 ID:yteIbHpY NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 139 ンギラス@ポロックケース 19/12/29 00:17:41 ID:unaoz8m6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 140 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/29 01:59:21 ID:JipAOSYY [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケルディオ「確か、ガラル地方にいたアイアントってポケモンで、《ハサミギロチンでギッタンギッタンにしてやる!》って言ってたから印象に残ってるな」

アーマーガア「ガラル地方にも刺客が来てるのかかー……」

レドームシ「アイアント…… ハサミギロチンですか……」

レドームシ「相手のレベルによってはチョキンといっちゃいそうで怖いですね」

ガマゲロゲ「でも逆に倒しちまえばお前を殺そうとしてる奴の情報を聞き出せるかもしれないぞ」

アブソル「確かに……」

グソクムシャ「判断はレドームシに任せる。どうする?」


レドームシの選択安価>>141
選択肢:「ガラル地方に戻る」「ガラル地方に戻らない」
 ▼ 141 ロンチ@しんぴのしずく 19/12/29 02:19:46 ID:UVzECueA NGネーム登録 NGID登録 報告
戻らない
 ▼ 142 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/29 02:20:02 ID:JipAOSYY [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 143 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/29 02:26:29 ID:JipAOSYY [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
安価来てたわ
書きます
 ▼ 144 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/29 02:33:33 ID:JipAOSYY [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「……アイアントを追うのはやめておきましょう。レベル差次第では問答無用で沈みますし、ぼくらのなかにとても有利というポケモンがいるわけでもないですし……」

アブソル「むしろ私とレドームシは不利だな」

ケルディオ「そうか…… ボクが持ってる怪しい情報はこのくらいだね」

レドームシ「ありがとうございます。ガラルから別の地方に渡ってくる可能性もなくはないと思いますしアイアントには用心しておきます」

通信機(フレフワン)「で、ミュウツーというポケモンに関しては何か情報ないかしら?」

ケルディオ「ミュウツーか…… 人間が生み出したっていう都市伝説のポケモンだよね」

ケルディオ「旅の途中、こんなうわさを聞いたことがあるよ。実はミュウツーは>>145
 ▼ 145 ヘッド@ねばりのかぎづめ 19/12/29 02:35:51 ID:WBEYZS1. NGネーム登録 NGID登録 報告
ロリコン
 ▼ 146 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/29 02:48:13 ID:JipAOSYY [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケルディオ「実はミュウツーはロリコンなんだって」

レドームシ「うわぁ…… それはないです……」ドンビキ

アーマーガア「ロリコンってなんだかー?」

アブソル「子供の女が性的・恋愛的に好みな奴だ。ロリが子供の女のこと」

アーマーガア「そんなのいるのかかー。まあ恋はそのポケモン次第かー」

レドームシ「一応ぼくも当てはまっちゃうじゃないですか…… でも多分タマゴグループ違いますし大丈夫ですよね」

アブソル「は?」

ガマゲロゲ「あ?」

ケルディオ「え?」

アーマーガア「かー?」

グソクムシャ「……?」

通信機(フレフワン)「あらぁ♪」

レドームシ「……いや一応ぼくまだ子供ですよ? 進化が他の個体より早いだけですって」

アブソル「いやそっちじゃなくて」
 ▼ 147 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/29 02:59:03 ID:JipAOSYY [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「え、もしかして皆さんぼくのことオスだと思ってたんです?」

ガマゲロゲ「いやむしろオスのフリとかしてたわけじゃねえの?」

レドームシ「全然」

アブソル「すまん、完全にオスだと……」

ガマゲロゲ「同じく」

ケルディオ「ボクも以下同文」

レドームシ「はあ…… そんなオスに見えるんですねぼく」

アーマーガア「サッチムシ族は性別不明ポケモンかと思ってたかー」

レドームシ「それは流石に頭悪すぎませんか」

グソクムシャ「そもそも性別を意識してなかった」

レドームシ「頭悪い以前の問題」

アブソル「でも一人称ぼくは分らんぞ……」

レドームシ「ぼくがいたところのサッチムシ系統はみんな一人称ぼくか僕かボクなんです」

アーマーガア「なにそれこわいかー」

ガマゲロゲ「怖いか?」
 ▼ 148 ーブル@ジーエスボール 19/12/29 22:07:53 ID:OwZ2g3s6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 149 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 01:18:10 ID:R10.aWo. [1/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「ちょっと待ってくれ、自信なくなってきた…… みんな性別どっちだ? まだ勘違いしてるポケモンがいるかもしれない」

通信機(フレフワン)「じゃあそっちのポケモンたちと今ラボにいるポケモンたちの性別整理してみる? ちなみに私はレドームシの性別はちゃーんと把握してたわよ♪」

アブソル「ああやろう」


――整理後――


【オス】
アーマーガア、グソクムシャ、フワフワン、クチート、ガマゲロゲ

【メス】
レドームシ、アブソル、アローラダグトリオ

【性別不明】
メタモン、ケルディオ



アーマーガア「えー!? アブソルもメスかー!?」

ガマゲロゲ「いや普通にメスじゃないか?」

ケルディオ「中性的みたいだね…… 見る相手によって変わるかも」

アブソル「私も分かりにくい部類だったか……」

フレフワン(通信機)「ところでケルディオの性別は自分でもわからないの?」

ケルディオ「うん。多分オスだと思うけど繁殖期が来るまでは分らないね」
 ▼ 150 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 01:22:55 ID:R10.aWo. [2/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「あれ? そういえばミミッキュさんの性別は?」

通信機(ミミッキュ)「企業秘密っキュ。こういうのは性別を隠してた方が人気者になれるっキュ」

レドームシ「はぁ……」

フレフワン「性別談義はおいといて…… ミュウツーはロリコン…… この情報なんとか使えないかしら?」

通信機(アローラダグトリオ)「いやどう使うのよそれ……」

通信機(ミミッキュ)「ぼくチンは良いこと思いついたっキュよ! >>151っキュ」
 ▼ 151 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 01:23:24 ID:R10.aWo. [3/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>150
修正
フレフワン→通信機(フレフワン)

安価なら下
 ▼ 152 シヘンジン@ぎんのパイルのみ 19/12/31 01:23:58 ID:mb.62cqQ NGネーム登録 NGID登録 報告
レドームシを差し出す
 ▼ 153 コガラ@ガルーラナイト 19/12/31 01:25:30 ID:yyo6NfN2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>152
ガチクズミミカス
 ▼ 154 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 01:35:31 ID:R10.aWo. [4/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(ミミッキュ)「ぼくチンは良いこと思いついたっキュよ! レドームシを差し出すっキュ」

レドームシ「は??? ド畜生ですか???? ボディプレスしますよ????」

通信機(ミミッキュ)「いや効かないっキュよ」

レドームシ「そうでした、火力出るのに……」

アーマーガア「というかミミッキュボディプレス知ってるんだかーね」

通信機(ミミッキュ)「こう見えてぼくチンはガラルの生まれっキュよ」

レドームシ「とりあえずその作戦やめにしません????」

通信機(ミミッキュ)「まあ落ち着いて聞くっキュ。ほんとに引き渡すわけないっキュ」

通信機(ミミッキュ)「あいつにレドームシを突き出すふりをして、>>155っキュ!」
 ▼ 155 ケンカニ@カセキのトリ 19/12/31 01:41:10 ID:fhLEk6lc NGネーム登録 NGID登録 報告
マスターボールを投げつける
 ▼ 156 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 01:54:53 ID:R10.aWo. [5/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(ミミッキュ)「あいつにレドームシを突き出すふりをして、マスターボールを投げつけるっキュ!」

通信機(ミミッキュ)「ちなみにマスターボールはぼくチンのばけのかわの中のコレクションにあるっキュよ」

レドームシ「なるほど、ぼくはあくまで囮というわけですね」

通信機(ミミッキュ)「捕まえたら奴から情報も引き出せるっキュよ!」

レドームシ「ところで一つ質問いいでしょうか?」

通信機(ミミッキュ)「何っキュか?」

レドームシ「……モンスターボールの類って人間でないと投げられないのでは。なげつけるのわざすらできなかったような」

通信機(ミミッキュ)「あ」
 ▼ 157 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 01:55:44 ID:R10.aWo. [6/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
書いてる途中に気づいたけど「チンのばけのかわ」の字面がひどい
 ▼ 158 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 02:20:31 ID:R10.aWo. [7/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(アローラダグトリオ)「……いや、その作戦、行けるかもしれないわ」

レドームシ「ほんとですか?」

通信機(アローラダグトリオ)「ヤレユータンというポケモンは知ってる?」

ガマゲロゲ「ヤレユータン?」

レドームシ「非常に賢いことで有名なポケモンですね。主な生息地はアローラ地方、たしかタイプはノーマルとエスパー……」

ケルディオ「人間の道具を使うのが上手いって話を聞いたことがあるよ。……まさか」

通信機(アローラダグトリオ)「ガマガルの知り合いらしいんだけど、アーカラ島にはモンスターボールを扱えるヤレユータンがいるらしいわ」

通信機(アローラダグトリオ)「なんでも、ジャングルに迷い込んだポケモンを持たない人間の子供に、手ごろなポケモンを捕まえて与えて帰したこともあるとか」

アーマーガア「じゃあそのヤレユータンに協力してもらえばミミッキュの作戦もできるってことかー?」

通信機(アローラダグトリオ)「そういうこと。そしてヤレユータンに会うには……ガマガルに案内してもらわないとね」

通信機(ミミッキュ)「というかガマガルが泳いでアーカラに行くのが一番早いと思うっキュ」

通信機(アローラダグトリオ)「だから、早くガマガルを見つけてあげないと…… 確か、森って言ってたわよね。じゃあ花園や湖の近くかしら……」

通信機(ミミッキュ)「じゃあそのあたりに捜しに行くっキュよ!」
 ▼ 159 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 17:25:25 ID:R10.aWo. [8/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「頼むぞ…… そのガマガルは俺の弟なんだ……」

通信機(ミミッキュ)「じゃあガマゲロゲもアローラに来るっキュか? そしたらすぐ会えるっキュよ。会えば記憶も戻るかもっキュ」

ガマゲロゲ「そうしたいが…… アローラってどれくらい遠くだ?」

レドームシ「結構遠いですよ。うーん、空を飛ぼうにもテレキネシスちゃんV10は1機しかないですし……」

グソクムシャ「……この近くに海に出られるところはあるか?」

ガマゲロゲ「シリンダーブリッジのところの大きな川を下れば海だぞ」

グソクムシャ「海に出れば我が泳いで先導できる」

ガマゲロゲ「本当か!?」

グソクムシャ「我はアローラとイッシュを泳いで行き来しているからな。問題は……」

グソクムシャ「ガマゲロゲを先導している間はレドームシの護衛ができなくなることだ」

グソクムシャ「どうだレドームシ。それは問題ないか?」

レドームシ「そうですね…… いやちょっと待ってください?」

レドームシ「どっちにしろテレキネシスちゃんV10で浮いてる間はグソクムシャはほぼ戦力にならないですよね? 今までと同じじゃないですか」

グソクムシャ「……そうであった」

アーマーガア「あれ結構ゆったり飛ぶからかーね」

アブソル「なにか遠くを攻撃できるわざでもあればいいんだがな」

レドームシ「アクアジェット、であいがしら、アクアブレイク、見事に接近戦用…… ん? ちなみにもう一つのわざは何です?」

グソクムシャ「>>160だ」

 ▼ 160 バット@ゲンガナイト 19/12/31 17:34:17 ID:6EJ6v3bs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミサイルばり
 ▼ 161 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 17:50:24 ID:R10.aWo. [9/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「ミサイルばりだ」

アブソル「いや遠く攻撃できるじゃないか」

グソクムシャ「だが我はこのわざが苦手でまっすぐ撃てないのだ。前後左右四方八方に飛んでいく。周りに敵しかいない場合は便利だが」

レドームシ「そ、そのわざぼくと一緒にいるときは使わないでくださいよ!? というか今度ヘラクロスさんに鍛え直してもらってください!!!」

アーマーガア「結局意味ないかー……」

レドームシ「じゃあ、グソクムシャとガマゲロゲさんは別行動で…… ぼくらはタクシーさんに連れて行ってもらいます」

通信機(アローラダグトリオ)「アタシたちはウラウラ島でガマガルを捜し出して、そのあとアーカラ島にヤレユータンを探しに行くよ」

通信機(ミミッキュ)「ところでどこに集合するっキュ?」

通信機(フレフワン)「準備が整う前にミュウツーに鉢合わせると危険だと思うわ。だからウラウラ島以外が良いんじゃないかしら♪」

通信機(ミミッキュ)「じゃあアーカラ島が良いッキュ。イッシュに一番近い島っキュよ」

グソクムシャ「その中でもわかりやすい…… ヴェラ火山あたりがいいだろうか」

レドームシ「火山…… 確かにわかりやすそうです」
 ▼ 162 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 17:57:29 ID:R10.aWo. [10/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「ということでぼくらは一度アローラに戻ります。ケルディオさん、ありがとうございました」

ケルディオ「うん。なんだか大変そうだけど頑張ってね。ガマゲロゲのことはセッカのみんなに伝えておく」

ガマゲロゲ「ありがとよ」

アーマーガア「じゃあそれぞれ出発だかー!」



それぞれ別行動となったポケモンたち、トラブルが起こったのはどの組か安価>>163
【選択肢】
1.レドームシ&アーマーガア&アブソルの空中移動組
2.グソクムシャ&ガマゲロゲの水中移動組
3.アローラダグトリオ&ミミッキュのガマガル捜索組
4.フレフワン&クチート&メタモンのラボ待機組

その組に起こったトラブル安価>>166
 ▼ 163 ロッゴン@サイコソーダ 19/12/31 18:23:52 ID:LvEkBfec NGネーム登録 NGID登録 報告
4
 ▼ 164 リゲイツ@ウルトラボール 19/12/31 18:24:26 ID:6EJ6v3bs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2
 ▼ 165 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 19:14:43 ID:R10.aWo. [11/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価なら下
 ▼ 166 ダリン@のどスプレー 19/12/31 20:18:04 ID:PHRIi65A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メタモンの手下の名前欄の群れが襲来
 ▼ 167 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 21:31:31 ID:R10.aWo. [12/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――アローラ地方外れ・フレフワラボ・被検体ルーム――

フレフワンはクリアカプセルの中に閉じ込めたメタモンを問い詰めていた


フレフワン「……なかなか口を割らないわね」

フレフワン「もう聞くのは37回目だけど、貴方の他にミュウツーの手下はいないの?」

メタモン「……」

クチート「だーめだこりゃ」

メタモン「ここから出せ」

フレフワン「ダメよ♪ 出したら貴方私たちにへんしんして暴れるじゃない♪」

メタモン「出したら話す」

フレフワン「話したら出すわ♪」

クチート(どっちも嘘だろ……)

メタモン「ククク……」

クチート「おいなんか笑い出したぞ?」

メタモン「フハハハ! すっかり忘れていた! 《これ》のことを!」つ●

クチート「なんだその玉……?」

フレフワン「玉……? まずいかも、さしおさえ再現マシーンを――」

メタモン「遅いッ! それっ!」カッ


ダダリンの数>>168
 ▼ 168 フォクシー@ナモのみ 19/12/31 22:02:58 ID:Xa56dJ1g NGネーム登録 NGID登録 報告
10000匹
 ▼ 169 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 22:27:41 ID:R10.aWo. [13/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツンガツン

クチート「な、何の音だ!? あとすごい揺れてるぞ!」

フレフワン「ラボ全体に大きなダメージ!? このままだと……」

メタモン「今、私はウルトラスペース産のアイテムを使い、手下のダダリン1万匹を呼び寄せた!」

クチート「1万匹!?!?!?」

メタモン「その1万匹のダダリンが海底を掘削し、ラボに穴をあけるぞ!!!」

フレフワン「ダダリンなら深海でも問題なく活動できるわ…… やられたわね」

メタモン「お前たちはこの海底に沈み海の藻屑となる! そして私はダダリンにへんしんして生き残る! フハハハハ!」

フレフワン「ちぃ……! クチート、ついて来て!」タタタッ

クチート「あ、おい! 待ってくれ!」タタッ

メタモン「フハハハハ! どこへ逃げても無駄だ!」
 ▼ 170 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 22:35:30 ID:R10.aWo. [14/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――アローラ地方外れ・フレフワラボ・古びた小部屋――

フレフワン「必要最低限のものは持ったわね……」

クチート「なあフレフワン、ここは……?」

フレフワン「転送装置の部屋よ。しばらく使ってないけど…… まだ動いてくれるかしら……」ポチポチ

フレフワン「ホール発生装置のチャージはまだ終わってないからこっちしか逃げる手段がないのよね……」ポチポチ

フレフワン「海底の掘削も海上への脱出も、ダダリンに襲われる可能性があるから……」ポチポチ

フレフワン「よし! 起動できたわ!」ピコーン♪

クチート「どこへ逃げるんだ?」

フレフワン「旧フレフワラボよ。この装置はそこにしか行けないの。あくまで引っ越しに使ったものだから」

フレフワン「じゃあ行くわよ、スイッチ……オン!」ピコンッ


旧フレフワラボの場所>>171
 ▼ 171 リン@みどりのはなびら 19/12/31 22:40:37 ID:YXPQVuAk NGネーム登録 NGID登録 報告
グレンタウンのポケモン屋敷
 ▼ 172 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 19/12/31 22:56:53 ID:R10.aWo. [15/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――グレン島・旧フレフワラボ――

フレフワン「ふう、イチかバチかだったけど…… こっちの転送装置が動いてくれてよかったわ。というかこのラボ思ったより無事ね……」

クチート「く、暗いな…… 明かりが転送装置のランプだけだぞ……」

フレフワン「電源は生きてるみたいだから…… 照明パッ!」

パアァ……

フレフワン「うん、問題ないわね」

クチート「ところでこのラボどこにあるんだ?」

フレフワン「カントー地方のグレン島よ。……少し昔話をしましょうか」

クチート「昔話?」

フレフワン「昔、グレン島には人間とポケモンが仲良く暮らす町がありました」

フレフワン「その町にはポケモン屋敷という、多くのポケモンが暮らす廃墟がありました」

フレフワン「そのポケモン屋敷に1匹のフレフワンがやって来て、地下室のさらにその下にひっそり研究所を作りました。それが私とこのラボ」

フレフワン「しかし、今から何年も前…… 火山が噴火してしまい、人間もポケモンも逃げ出してしまいましたとさ」

フレフワン「もともとあっちのラボは第二ラボのつもりだったんだけどね…… 火山の噴火でこのラボを捨ててきたの」

クチート「じゃあこのラボがダメになってたら俺たち助からなかったと?」

フレフワン「ええ♪ だからイチかバチかだったって言ったのよ」

クチート「ひえぇ……」
 ▼ 173 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/01 02:20:07 ID:YBR.ymWE [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴソゴソ……

色違いメタモン「お前ら何もん?」

クチート「ん、メタモン……? なんか青いけど」

フレフワン「私は火山が噴火する前、このラボで暮らしていたの。あなたは何故ここに?」

色メタモン「元はポケモン屋敷にいたけどその火山の噴火のときにここを見つけて、それからずっとここに住んでる」

色メタモン「昔はもう何匹かメタモンがいたんだけど、今はもう出てってぼくだけ」

フレフワン「そう…… もともと廃墟暮らしなら自然ね♪」

色メタモン「ここでの暮らしが飽きた奴…… もっとたくさんのポケモンがいる場所に行った奴…… 自分のことをミュウツーの部下だと思い込んでとび出してった奴…… いろんな奴がいたなあ」

クチート「ちょっと待って」

フレフワン「あら♪」
 ▼ 174 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/01 23:10:25 ID:YBR.ymWE [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチート「自分のことをミュウツーの部下だと思い込んでとび出してった奴?」

色メタモン「ああ、この上にあった屋敷の本を読んでミュウツーにあこがれて…… 妄想を重ねるうちに『私はエージェント・メタモン、偉大なるミュウツー様の部下だ!』とか言って飛び出していっちゃったんだ」

フレフワン「それはそれは……♪」

クチート「間違いないじゃないか……」

色メタモン「思い込み強くなりがちな奴でさ、誰かにへんしんすると記憶までコピーして自分がだれか忘れちゃったり」

色メタモン「反応見たところお前らあいつのこと知ってそうだね」

フレフワン「ちょーーーーーーっと敵対しててね…… エスパーあくゴーストの殲滅なんてなかなか物騒なこと考えてたわよ彼」

色メタモン「行くとこまで行っちゃってんなあ……」

クチート「でも阻止したんだろ?」

フレフワン「ええ♪ 作戦をつぶされた彼はこの後どうするのかしら…… ダダリン1万匹ねえ……」

クチート「地道に数の暴力でやってくのかもな…… って一応他のやつらにも連絡したほうが良くないか?」

フレフワン「そうね、通信機は持ってきたから…… あら?」ピピピ

クチート「どうした?」

フレフワン「こっちから連絡する前に……>>175から着信があったわ」
 ▼ 175 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/01 23:10:48 ID:YBR.ymWE [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>174
訂正
エスパー→むし

安価下
 ▼ 176 ガピジョット@とくせんリンゴ 20/01/01 23:12:26 ID:gnCcNB8s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソク
 ▼ 177 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/01 23:20:52 ID:YBR.ymWE [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「テレキネシスちゃんV10付属通信機から着信があったわ。ということはグソクムシャね?」

通信機「ざざ……」

通信機(グソクムシャ)「つながっザザか……?」

フレフワン「ええ♪ つながったわ♪」

通信機(ガマゲロゲ)「ほら、やっぱりこの部分通信機だったんザッ レドザームシが持ってたのとここ似てザッからな!」

通信機(グソクムシャ)「この機械にも通信ザザザ能があるとは……」

フレフワン「あまり性能良くないし、レドームシに持たせたので十分と思って説明はしなかったの♪ でも今役に立ったのね」

フレフワン「で、何の御用? 残念ながら私たち今はあまり有効なサポートはできそうにない状況なのだけど……」

通信機(グソクムシャ)「我らはザザッいでアーカラ島へ向かっていザザーだが…… >>178
 ▼ 178 ーゴヨン@オレンのみ 20/01/01 23:26:22 ID:E1R.FIog NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
不覚にもヤトウモリの群れに拘束されてしまった
 ▼ 179 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/02 02:51:22 ID:rYLgxQ6c [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(グソクムシャ)「不覚にもヤトウモリの群れに拘束されてしまった」

クチート「えー捕まったの?」

フレフワン「……ヴェラ火山付近には無事ついたようね。ついてからが無事じゃないけど」

通信機(グソクムシャ)「ああ ザザッ」

フレフワン「レドームシ達はそこにいる?」

通信機(ガマゲロゲ)「いないぜ。俺たちの方が速かっザらしい…… 向ザうは空飛んでるのに、何かあったのか?」

フレフワン「こっちには特に連絡は入ってないわよ」

クチート「なあ、ヤトウモリってどんなポケモンなの」

フレフワン「どく/ほのおタイプのポケモンね♪ 進化系かつ女ボスのエンニュートを中心とした群れで暮らしているわ♪」

クチート「グソクムシャってみずタイプじゃないの?」

フレフワン「みずタイプよ♪ ついでに言うとガマゲロゲもみずタイプだしさらにじめんタイプも持ってるからかなり有利なはずよ」

フレフワン「で、そんな2匹がヤトウモリたちに捕まるなんて…… 何があったの?」

通信機(ガマゲロゲ)「実はな…… ザザッ >>180
 ▼ 180 ガミュウツーY@ヤミラミナイト 20/01/02 02:55:00 ID:IyasEV2Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レベル差が50もあったからだ
 ▼ 181 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/02 03:15:22 ID:rYLgxQ6c [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(ガマゲロゲ)「実はな…… ザザッ レベル差が50もあったんだ」

フレフワン「50も……? ちょっと待って、あなたたち一体レベルはいくつ?」

通信機(グソクムシャ)「正確には50のレベル差ザザザザッ ザーッというべきか」

通信機(グソクムシャ)「奴らは鉢合わせたとたん、ザザザリザをザザザて来た」

通信機(ガマゲロゲ)「すると俺たザーーーーーーッ ザザザザザってわけだ」

クチート「肝心なところが何も聞こえないじゃないか!」

フレフワン「あーごめんなさい、もう一度言ってくれる?」

通信機(グソクムシャ)「50のレベル差をごうザザザザザ」

通信機(ガマゲロゲ)「ザザッザずい! 見張りがザザザザる!」

通信機(グソクムシャ)「一度ザザ信を……ザザザ」

プツンッ

フレフワン「ああちょっと! ……通信、切られちゃったわ♪ こっちの要件もまだ伝えてないのにね……」

クチート「どうする? ここから俺達にできることってある?」

フレフワン「そうね…… 他の子たちに連絡して救援に向かってもらう……というのならできるわね♪」

クチート「まあ、場所が場所だし俺たち自身はなにもできないか」

フレフワン「あら♪ 連絡を入れるのだって立派な役目だわ♪」


連絡先安価>>182
【選択肢】
「レドームシ」「アローラダグトリオ」
 ▼ 182 ブンネ@やけたきのみ 20/01/02 03:26:32 ID:4MA6Dqbc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ
 ▼ 183 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/03 00:52:31 ID:wzxA09T. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「とりあえずアローラダグトリオに連絡してみましょう♪」

クチート「あっちは今アローラにいるしな」

フレフワン「じゃあもしもーし♪」

…………

通信機(アローラダグトリオ)「ハーイこちらダグトリオ…… フレフワン、何か用?」

フレフワン「1つ聞きたいこと、2つ伝えたいことがあるわ♪」

フレフワン「まず、そっちは順調かしら?」

通信機(アローラダグトリオ)「ええ、無事ガマガルを見つけられたわ」

通信機(ミミッキュ)「気絶させられてただけで外傷とかは無かったっキュ」

フレフワン「それは良かったわ♪」

通信機(ガマガル)「えっと…… あなたがフレフワン?」

フレフワン「そうよ♪」

通信機(ガマガル)「ダグトリオ達に話は聞いたよ。ぼくも協力する……」

通信機(ミミッキュ)「今は海底トンネルでアーカラ島に向かってるところッキュ」

通信機(アローラダグトリオ)「で、残り二つの伝えたいことって何かしら?」

フレフワン「実は私のラボとメタモンがいかくいかくしかじかで……」


通信機(アローラダグトリオ)「じゃああのメタモンは今野放し?」

フレフワン「ええ♪ あと念のため1万匹のダダリンにも気を付けてほしいわ♪」

通信機(ガマガル)「……泳いで渡るとかじゃなくてよかったね」

通信機(ミミッキュ)「まったくバカみたいな数っキュ」
 ▼ 184 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/03 00:53:42 ID:wzxA09T. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「で、次にグソクムシャ達がかくばるしかじか……」


通信機(アローラダグトリオ)「えぇ!? 一大事じゃない!」

通信機(ガマガル)「ぼくのお兄さんかもしれないポケモンも一緒に捕まってるのか……」

通信機(ミミッキュ)「ぼくチンたちに助けに行けってことっキュね」

フレフワン「察しが良くて助かるわ♪ でもレベルは今説明した通りだからくれぐれも気を付けて♪」

クチート「なーんか仕掛けがありそうな感じだったけど肝心な部分全然聞こえなかったんだよな……」

通信機(ミミッキュ)「任せろっキュ。奴らの化けの皮剥いでやるっキュ」

通信機(ガマガル)「いや化けの皮はミミッキュ……」

通信機(アローラダグトリオ)「じゃあ少し進路を変えてヴェラ火山の方へ掘り進めるわよ! フレフワン、こっちは任せて!」

フレフワン「うふふ♪ お願いね♪」
 ▼ 185 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/04 01:51:20 ID:FN32sAEo [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「さて次はレドームシ達への現状報告ね♪」

…………

レドームシ「こちらレドームシ。フレフワンさん?」

フレフワン「そうよ♪ 実は私のラボがえんかくしかじかで……」


レドームシ「えぇっ!? それ大丈夫なんですか……?」

フレフワン「大丈夫かどうかは今いるラボの設備の状態次第ね♪ それからあなたと別行動になったグソクムシャたちがかごかごしかじか……」


レドームシ「……グソクムシャが捕まるなんて、いったいどういうことなんでしょう」

フレフワン「今アローラダグトリオたちが救出に向かってるわ」

レドームシ「場所はヴェラ火山付近ですか」

フレフワン「そうよ♪ ところでレドームシ、そっちは順調にアローラに向かえているかしら?」

レドームシ「>>186
 ▼ 186 ガクチート@たいようのいし 20/01/04 01:54:44 ID:DSEcqlEU NGネーム登録 NGID登録 報告
不覚にもナゲツケサルの群れに拘束されてしまいました
 ▼ 187 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/04 02:17:35 ID:FN32sAEo [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>184の《レドームシ「》は《通信機(レドームシ)「》に置き換えてください

――――


通信機(レドームシ)「不覚にもナゲツケサルの群れに拘束されてしまいました……」

クチート「」ズコー

通信機(レドームシ)「……何か変な音しませんでした?」

フレフワン「クチートがこけただけよ♪」

クチート「お前らも捕まってるのかよ……」

通信機(レドームシ)「ええ、見事に撃ち落とされました……」

クチート「ナゲツケサルってどんなポケモンだ?」

フレフワン「20匹前後の群れで暮らすかくとうタイプのポケモンね♪」

通信機(レドームシ)「硬い木の実を投擲武器として使います。それでバシっと……」

クチート「かくとうタイプ……? 何とかならなかったのか……?」

通信機(レドームシ)「ぼくはまだまだ弱いですし、タクシーさんは戦闘慣れしてませんし、頼みの綱のアブソルさんは相性不利ですし…… それに20匹以上が相手となると……」

フレフワン「災難に遭ってばっかりね貴方」

クチート「じゃあイッシュから向かってた奴全員捕まってるのか……」

通信機(レドームシ)「ぼくたちはバラバラに拘束されてます。なので、タクシーさんやアブソルさんの状況は分りません……」

フレフワン「あなたが今どこにいるかわかる?」

通信機(レドームシ)「アーカラ島上空に差し掛かったあたりで撃ち落とされて、そのままボコボコにされて気絶してる間に運ばれてきたので……」

通信機(レドームシ)「今は暗い所にギュウッと詰め込まれて身動きが取れない状態です。樹の匂いがするのでウロか何かだと思います。ナゲツケサルの生態から考えてジャングルかと」

フレフワン「ジャングル…… ヤレユータンと同じところかしら?」

通信機(レドームシ)「……! 見張りが来るみたいです。すみません、通信をそっちから切ってもらえますか?」

フレフワン「わかったわ。あなたたちのこともアローラダグトリオたちに伝えておくわね♪」
ピッ

クチート「俺たちはラボを追われるし、グソクムシャたちは捕まるし、レドームシたちも捕まるし……」

クチート「なんかもう、無茶苦茶だな……」

色メタモン「なんか大変そうだなお前ら。ところでニビあられ食う?」

フレフワン「いただくわ♪」

クチート「食ってる場合なのかな……」


描写キャラ安価>>188
【選択肢】
「レドームシ」「アーマーガア」「アブソル」「グソクムシャたち」「アローラダグトリオたち」
 ▼ 188 ッチラゴン@フェアリーZ 20/01/04 02:37:36 ID:X/vIN8kg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア
 ▼ 189 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/04 11:40:33 ID:FN32sAEo [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方のどこか〜〜

アーマーガアはツルで縛られて転がっていた


アーマーガア(つ、ツルでがんじがらめで動けないかー……!)

アーマーガア「んぐぐ……」ギィィ……

アーマーガア「ダメだかー…… このツル頑丈すぎるかー……」

アーマーガア「それにしても……」

アーマーガア(レドームシとアブソルはどこに連れていかれたかー? そもそもなんで僕たち捕まったんだかー?)


ノソノソ

アーマーガア(! 見張りのナゲツケサルが来たかー!)

ナゲツケサルA「……」

アーマーガア「>>190
 ▼ 190 ージュラ@たつじんのおび 20/01/04 12:13:41 ID:myiIz4Eg NGネーム登録 NGID登録 報告
ここはどこかー?僕は誰かー?
 ▼ 191 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/04 13:38:44 ID:FN32sAEo [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「ここはどこかー? 僕は誰かー?」

ナゲツケサルA「あん? なんだお前記憶喪失か?」

アーマーガア「みたいだかー。なーんにも覚えてないかー」

ナゲツケサルA「えぇ…… とりあえずボスに報告するか……」スタスタ



アーマーガア(こうして記憶喪失のフリをしてれば情報を引き出せたり隙を見つけられたりするかもしれないかー)

アーマーガア(我ながら名案だかーね……!)




〜〜アローラ地方のどこか・ナゲツケサルボスの間〜〜


ナゲツケサルボス「捕らえたポケモンたちの様子を報告しろ」

ナゲツケサルB「黄色いむしポケモンは樹のウロに詰まったままおとなしくしてます」

ナゲツケサルボス「他は?」

ナゲツケサルA「えー、黒い鳥ポケモンは…… 記憶喪失になったようで、自分が誰かも分からないようです」

ナゲツケサルボス「なんだと? ならば>>192
 ▼ 192 フーライ@おうじゃのしるし 20/01/04 14:04:05 ID:sTYMqZXs NGネーム登録 NGID登録 報告
先に他のやつに話を聞く
 ▼ 193 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/04 14:08:02 ID:FN32sAEo [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナゲツケサルボス「なんだと? ならば先に他のやつに話を聞くぞ。そいつの尋問は後回しだ。お前はそいつを見張っておけ」

ナゲツケサルA「はっ!」
スタスタ

ナゲツケサルボス「で、アブソルの方の様子は?」

ナゲツケサルC「あいつは>>194
 ▼ 194 トライク@フェスチケット 20/01/04 17:13:04 ID:cOtEpg5A NGネーム登録 NGID登録 報告
逃亡したようだ!
 ▼ 195 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/04 22:00:05 ID:sUj6Bfa2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナゲツケサルC「あいつは逃亡したようです! 見に行ったら消えてました!」

ナゲツケサルB「なんだとぉ!?」

ナゲツケサルボス「逃げただぁ!? なぜそれを先に言わんのだ!」

ナゲツケサルC「順番まだだったから……」

ナゲツケサルB「ドあほーーーーー!!!」

ナゲツケサルボス「すぐに捜して引っ捕らえて来い馬鹿者!」

ナゲツケサルC「はっ!」タタタッ


〜〜アローラ地方のどこか〜〜

アブソル(何とか蔦を斬って逃げ出せたが…… ここはどこだ? ジャングルのようだが……)

アブソル(レドームシたちもこの近くに居ればいいんだが……)

アブソル(そもそもナゲツケサルたちは何故私たちを捕らえたんだ?)

アブソル(ん……? あそこにいるのは……>>196か?)
 ▼ 196 ドイデ@かわらずのいし 20/01/04 22:02:16 ID:ZPuEha1A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マシェード
 ▼ 197 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/04 22:06:28 ID:sUj6Bfa2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル(ん……? あそこにいるのは……マシェードか?)

マシェード「〜♪」ユラユラ

アブソル(なんだか機嫌が良いみたいだが……)

マシェード「〜♪」ユラユラ

アブソル(マシェードは確かフェアリータイプ。あまり刺激しない方が良いだろうな)

アブソル(気づかれないようにそっと通ろう)

マシェード「>>198〜♪」ユラユラ
 ▼ 198 ッポウオ@おおきなねっこ 20/01/04 22:12:48 ID:PAngPWrE NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤレユータンにばんのうごなを持っていこう
 ▼ 199 ンチュラ@こうこうのしっぽ 20/01/05 01:01:19 ID:t9Cge4uY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 200 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/05 01:33:17 ID:7a0o84Ig [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マシェード「ヤレユータンにばんのうごなを持っていこう〜♪」ユラユラ

アブソル(何、ヤレユータン……?)

アブソル(もしかしたらダグトリオ達が会いに行くのと同じ個体かもしれない)

アブソル(少し続きを聞いてみるか…… ヤレユータンにばんのうごなを持って行ってどうするんだ……?)

マシェード「ヤレユータンにばんのうごなを持っていって〜♪ 持っていって〜♪」ユラユラ

マシェード「持っていって〜♪ そして〜>>201〜♪」クルリン
 ▼ 201 ンプラー@だいだいはなびら 20/01/05 01:35:38 ID:t9Cge4uY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネマシュ達の麻痺を治す
 ▼ 202 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/05 01:57:20 ID:7a0o84Ig [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マシェード「持っていって〜♪ そして〜ネマシュたちのまひを治す〜♪」クルリン

マシェード「さぁ行こう〜♪ ネマシュたちを預けたヤレユータンの元へ〜♪ ヤレユータンが見守るネマシュたちの元へ〜♪」ピョッコピョッコ

アブソル(そういう事情か……)

アブソル(さて、どうしようか)


アブソルの行動+α安価>>203
【選択肢】
@マシェードに話しかけヤレユータンの元に連れて行ってもらう
Aマシェードの後をこっそりつけてヤレユータンの近くでアローラダグトリオたちを待つ
Bマシェードを放っておく(レドームシパートに移行)
Cマシェードを放っておく(アーマーガアパートに移行)
 ▼ 203 ラティナ@フェスチケット 20/01/05 02:02:29 ID:ViFULA66 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2
 ▼ 204 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/05 10:54:03 ID:7a0o84Ig [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル(後をつけてみるか。もしヤレユータンがあの個体なら近くで待っていればダグトリオ達と合流できるかもしれない)

マシェード「〜♪」ピョッコピョッコ



〜〜アローラ地方のどこか・賢者の間〜〜

マシェード「〜♪」ピョッコピョッコ

アブソル(後をつけてみたが…… いるな、遠くにヤレユータン)

ヤレユータン「……」

アブソル(とりあえずその辺の茂みに隠れておこう)

ヤレユータン「……」

ネマシュ×2「「……」」

アブソル(膝の上に乗せてるのは2匹のネマシュか……)

マシェード「ヤレユータ〜ン! ばんのうごな持ってきたよ〜♪」ピョッコピョッコ

ヤレユータン「おお、マシェード。戻ったか」

マシェード「はいばんのうごな!」スッ

ヤレユータン「うむ。確かにばんのうごなじゃ。こういった漢方薬は飲ませ方にコツがあってな…… ほれネマシュら」

ネマシュ×2「「」」グッタリ

ヤレユータン「苦い漢方薬でもこうすれば大丈夫じゃ」

マシェード「わーなにそれ」

ヤレユータン「サイコパワーで作った膜じゃ。人間らが使うオブラートという道具を真似た。少ししたら消えるから体の中に入れても大丈夫じゃ」

ヤレユータン「ほれ、飲め。あとは水で流し込めば……」

ネマシュA「」ゴクゴク

ネマシュA「うーん……」パチ

マシェード「やった! ネマちゃん動いた!」

ヤレユータン「続けてもう一匹にも……」

ネマシュB「」ゴクゴク

ネマシュB「う、動ける〜」

マシェード「マシュちゃんも動いた〜!」

アブソル(どうやらネマシュたちのまひは治ったみたいだな…… 部外者だが少しほっとした)

ヤレユータン「それにしてもネマシュたち、>>205でまひしてしまうとは災難じゃったな」
 ▼ 205 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/05 11:56:15 ID:7a0o84Ig [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 206 ュカイン@バトルレコーダー 20/01/05 12:00:02 ID:7Rwg1qIw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナゲツケサルが投げつけた電気玉
 ▼ 207 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/05 12:25:36 ID:7a0o84Ig [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤレユータン「それにしてもネマシュたち、ナゲツケサルがなげつけたでんきだまでまひしてしまうとは災難じゃったな」

アブソル(これもナゲツケサルたちの仕業だったのか……)

マシェード「なんか最近やけに気が立ってるみたいだけどなんなんだろうね〜」

ネマシュA「わかんない」

ネマシュB「わかんない」

ヤレユータン「うむ…… ネマシュら、ナゲツケサルになにかしたのか?」

ネマシュA「>>208
 ▼ 208 ゲキッス@ぼうけんノート 20/01/05 12:28:03 ID:Y4r6RzxY NGネーム登録 NGID登録 報告
してないけど変なイカみたいなのがナゲツケサルの群れにさいみんじゅつかけてたのを見ちゃったから怖くて逃げた
 ▼ 209 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/05 13:02:13 ID:7a0o84Ig [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネマシュA「何もしてないけど変なイカみたいなのがナゲツケサルの群れにさいみんじゅつかけてたのを見ちゃったから怖くて逃げた」

ネマシュB「イカってなに」

ネマシュA「人間の本に載ってたポケモンじゃない海の生き物。くちばしがあって吸盤の付いた触手ウネウネ」

ネマシュB「きもちわる」

マシェード「てか人間の本読めるんだネマちゃん」

ヤレユータン「イカみたいなののさいみんじゅつか…… 厄介なことになったのう……」

マシェード「何か心当たりでもあるの?」

ヤレユータン「うむ、それは恐らくカラマネロじゃな」

アブソル(……!)

マシェード「カラマネロ?」

ヤレユータン「強力なさいみんじゅつを使い、相手を意のままに操るというポケモンじゃ」

ヤレユータン「奴らの一族はアーカラにはいなかったと思うが…… それに大きすぎる悪事は守り神の罰を受けかねん。アローラのポケモンがやるとは思えんが」

マシェード「まあ神様きまぐれだけどリスク高すぎるよね〜」

アブソル(ナゲツケサルたちが襲ってきたのはカラマネロのせいだったのか……!)

アブソル(もしそのカラマネロがレドームシの話に出てきた奴だとしたら……)

アブソル(レドームシが危ない! 今すぐ探さないと!)ダダダッ


ヤレユータン「……」

マシェード「どしたのヤレユータン、何もない方見てさ」

ヤレユータン「いやなんでもない」


描写キャラ安価>>210
【選択肢】
「レドームシ」「アーマーガア」「アブソル」「グソクムシャたち」「アローラダグトリオたち」
 ▼ 210 ガガルーラ@サトピカZ 20/01/05 20:28:43 ID:cLPIFT6s NGネーム登録 NGID登録 報告
アローラダグトリオ
 ▼ 211 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/06 00:56:42 ID:hbSMW7Oc [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・海底トンネル〜〜

ガマガル「……で、どうする?」

アローラダグトリオ「まさかレドームシ達まで捕まるなんて…… たぶんシェードジャングルだと思うけど」

ミミッキュ(ホントならガマガルが先に泳いでシェードジャングルに行ってる予定だったっキュけど……)

ミミッキュ「お前のだだこねも割と正確っキュね」

アローラダグトリオ「まさかほんとに1匹で行くには危なそうな事態になってるなんて」

ガマガル「……1匹で行くのは心細かっただけなんだけど、それにあそこくさタイプも多いしトラブルになったらと思うと」

ミミッキュ「まあマシェードあたりに獲物として狙われると危ないっキュね」

アローラダグトリオ「ギガドレインで吸い尽くされるわね」

ミミッキュ「あとラランテスとか」

ガマガル「……ってこんな話してる場合じゃないよ!」

アローラダグトリオ「そうだった。グソクムシャたちとレドームシたち、どっちの救出を優先すべきかしら?」

ミミッキュ「>>212
 ▼ 212 ルタンク@メガアンクレット 20/01/06 01:00:38 ID:Rc.sgB46 NGネーム登録 NGID登録 報告
グソクムシャたち
 ▼ 213 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/06 01:25:03 ID:hbSMW7Oc [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「グソクムシャたちを先に助けて戦力を補強するっキュ。それからみんなでシェードジャングルにカチコミをかけるっキュよ」

ガマガル「なるほど……」

アローラダグトリオ「じゃあこのままヴェラ火山方面に掘るわ!」



〜〜アローラ地方・ヴェラ火山・ふもと〜〜


アローラダグトリオ「さあ着いたわよ!」

ガマガル「グソクムシャたちはどこだろう…… そもそもざっくりした位置しかわからないんだよね?」

ミミッキュ「8番道路の可能性もあるっキュよ」

アローラダグトリオ「うーん順番に捜してみる? ヴェラ火山を登って降りて8番道路って感じで。アタシたちは洞窟が怪しいと思うのよね」

ガマガル「洞窟が?」

アローラダグトリオ「2匹は拘束されてるんでしょう? どこか隠せるところにいると思うのよね」

ミミッキュ「じゃあ入ってみるっキュか? 火山の洞窟」



〜〜アローラ地方・ヴェラ火山・山頂への洞窟〜〜


ガマガル「……なんかすごく入り組んでない? この洞窟」

ミミッキュ「山頂へ向かう道へ張り紙や看板で誘導しまくってたっキュね。人間が迷わず山頂に行けるわけっキュ」

ミミッキュ「あとぼくチンたちが入った道は《危険!入るな!》の張り紙があったっキュよ」

アローラダグトリオ「そういうことは先に言いなさいよ…… どっちにしろ入るけどさ」

ガマガル「薄暗くて進みづらい…… あ、ちょっと待って」

ガマガル「あそこ……」ヒソヒソ

アローラダグトリオ「どうしたの? 誰かいた?」ヒソヒソ

ガマガル「うん……」ヒソヒソ

ミミッキュ「グソクムシャたち? それともヤトウモリっキュか?」

ガマガル「>>214
 ▼ 214 ムカメ@サファリボール 20/01/06 01:29:45 ID:xqhg1BAU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローズ委員長だ!
 ▼ 215 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/06 01:42:53 ID:hbSMW7Oc [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマガル「ローズ委員長だ!」ヒソヒソ

アローラダグトリオ「え、誰」ヒソヒソ

ガマガル「人間」ヒソヒソ

アローラダグトリオ「あ、ホントだわ。で、誰」ヒソヒソ

ガマガル「わかんない、でも記憶の隅にひっかかってた。あれはローズ委員長」ヒソヒソ

ミミッキュ「ぼくチンは知ってるっキュよ。ガラル地方を発展させ支えているいわゆるお偉いさんっキュ」ヒソヒソ

ミミッキュ「有名人っキュから他の地方の人間やポケモンが知っててもおかしくないっキュ」ヒソヒソ

アローラダグトリオ「そのガラルのお偉いおじさんがどうしてアローラのこんな洞窟に……?」ヒソヒソ

ミミッキュ「謎っキュ。ミステリーっキュ。ぼくチンよりミステリアスとか妬けちゃうっキュよもう」ヒソヒソ



ローズ「わたくしは取り調べを受けていたはずなのに、どうしてこんなところへ……」

ローズ「どうやらガラル鉱山ではないようですが…… どこなのか」

ローズ「そしてわたくしを吸い込んだあの不思議な穴は一体……」


ミミッキュ「なんかいきなりここに来ちゃったみたいで困惑してるっキュよ。一体委員長に何があったっキュか」

アローラダグトリオ「穴って言ってたからウルトラホールじゃない?」


?????「ラ リ オ ー ナ ッ ! ! !」カッ

3匹「「「!?」」」
 ▼ 216 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/06 01:56:32 ID:hbSMW7Oc [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマガル「な、なにこの穴……」

アローラダグトリオ「これは…… ウルトラホール……!?」

ミミッキュ「フレフワンが発生させたのと同じ奴っキュ……」

ガマガル「中から何か出てくるよ、ポケモン……? って眩しっ!」


?????「……」ピカー


ガマガル(めっちゃ光ってる)

アローラダグトリオ(めっちゃ光ってるわ)

ミミッキュ(めっちゃ光ってるっキュ)


ローズ「なんだこの光は……!」

?????「ラ リ オ ー ナ ッ ! ! !」

ローズ「ポケモン……?」

?????「ラリオ!」

ローズ「もしかしてはがねタイプかな? 美しい……」

?????「ラリオーナ!(すまんかった、ホール移動に巻き込んでしまったようだ)」

ローズ「どうやら敵意はないようですね」

?????「ラリオ!(こんなにホール発生巻き込みがあるとは、私も少し冷静になる必要がありそうだ)」

?????「ラリオ! リオリオーナ!(元の場所まで送ろう)」ヒザマスヅキー

ローズ「乗れ、ということかな?」

?????「ラリオーナ!」ウナヅキ

ローズ「ではお言葉に甘えて…… おう! バツグンの乗り心地だね!」

?????「ラリオーナ!」カッ

ローズ「あれは…… あの時の穴……?」

ローズ「そうか、君はわたくしを元の場所へ……」

?????「ラリオ!」バヒュンッ

スゥ……


ガマガル「作った穴の中に飛び込んで消えちゃった」

ミミッキュ「委員長、帰れそうっキュね……」
 ▼ 217 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/06 02:07:39 ID:hbSMW7Oc [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「もしかしてあれ、太陽を食らいし獣かしら?」

ガマガル「太陽を食らいし獣?」

アローラダグトリオ「アローラに伝わる言い伝えに出てくるポケモンよ。空に開いた穴からやって来て、守り神と勝負をしたり、アローラに恵みを与えたりしたといわれているわ。確か名前は《ソルガレオ》」

ミミッキュ「空に開いた穴って多分ウルトラホールっキュよね……」

ガマガル「というかさっきの話を聞く限り、なんかはた迷惑そうなポケモンだったけど……」

アローラダグトリオ「ま、まあ、ソルガレオにも色々あるのよ、きっと」

アローラダグトリオ「さあ! グソクムシャたちを捜すわよ!」


描写キャラ安価>>218
【選択肢】
「レドームシ」「アーマーガア」「アブソル」「グソクムシャたち」「アローラダグトリオたち」
 ▼ 218 バルドン@トレジャーメール 20/01/06 02:10:57 ID:/rIAFpDE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア
 ▼ 219 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/07 02:32:41 ID:iYsIbsM2 [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方のどこか〜〜


ナゲツケサルA「おい、記憶は戻らないのか?」

アーマーガア「そんなすぐに戻るわけないかーよ……」

アーマーガア「……何か外から情報があればそれが刺激になって思い出すかもしれないかーね」チラッ

ナゲツケサルA「外から情報?」

アーマーガア「何かしらの情報が記憶に引っかかるかもしれないかー」

ナゲツケサルA「なるほど」

アーマーガア「だから色々教えてほしいかーよ。まずここはどこかー?」

ナゲツケサルA「シェードジャングルの俺達の縄張り」

アーマーガア「僕はどうしてここにいるかー?」

ナゲツケサルA「俺達が連れてきたから」

アーマーガア「どうしてここに連れてきたかー?」

ナゲツケサルA「>>220
 ▼ 220 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/07 02:52:50 ID:iYsIbsM2 [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 221 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/07 03:22:55 ID:iYsIbsM2 [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もう一度自上げ安価下
 ▼ 222 インディ@グラスメモリ 20/01/07 04:14:37 ID:/TsQf9nE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カラマネロ様にお前を洗脳させる為だ!
 ▼ 223 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/07 19:54:56 ID:iYsIbsM2 [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナゲツケサルA「カラマネロ様にお前を洗脳させる為だ!」

アーマーガア「か……?」

アーマーガア(カ、カラマネロの関係者かー!?)

ナゲツケサルA「カラマネロ様はレドームシというポケモンを探しておられる。そのレドームシはいろんな地方を回っているらしい」

ナゲツケサルA「だから旅のポケモンを捕らえて情報を引き出すとともにレドームシ探しの手駒にしようというわけだ」

アーマーガア「へ、へえー…… それはそれは恐ろしいかー……」

アーマーガア(レドームシ、僕たちと一緒に捕まったんじゃないのかー……?)

アーマーガア「レ、レドームシってどんなポケモンなんだかー?」

ナゲツケサルA「カラマネロ様曰く、黄色いむしポケモンだそうだ。それ以上の特徴は聞かせてくれなかった。なんでも、口に出すのも恐ろしいポケモンらしく…… カラマネロ様も心なしか強張っていた」

アーマーガア「き、きっと怖い見た目でとても強いポケモンかーね……」

ナゲツケサルA「ああ、お前らの仲間にも黄色いむしポケモンはいたが、あんなへっぽことは比べ物にならないくらい恐ろしいポケモンだろうな」

アーマーガア「へ、へ、へえー…… 僕に仲間……」
 ▼ 224 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/07 20:06:15 ID:iYsIbsM2 [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナゲツケサルA「お前の仲間…… 2匹いたんだが1匹逃げたらしいぞ。ここに戻って来る途中群れの仲間に聞いた」

アーマーガア「!」

ナゲツケサルA「まあお前はおとなしくしとけよ。幸いカラマネロ様には強力な催眠能力があるんだ。カラマネロ様さえ戻ってくれば旅の目的が書き換わるだけでお前たちは無事解放される」

アーマーガア(それ解放されるって言うのかー……?)

アーマーガア「わ、わかったかー……」



アーマーガア(とりあえずカラマネロが戻ってくる前になんとかしないと……)


描写キャラ安価>>225
【選択肢&現状】
・レドームシ:ナゲツケサルたちに捕まりシェードジャングルの樹のウロに閉じ込められている レドームシだとはバレてない

・アーマーガア:ナゲツケサルたちに捕まってシェードジャングルにいる 記憶喪失の演技中

・アブソル:ナゲツケサルたちに捕まったが脱出 レドームシとアーマーガアを捜している

・グソクムシャたち:ヤトウモリたちに捕まりヴェラ火山のあたりにいる

・アローラダグトリオたち:グソクムシャたちを助けるためヴェラ火山の洞窟に来ている
 ▼ 225 マナッツ@ビアーのみ 20/01/07 20:09:34 ID:fDDcxlxg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ
 ▼ 226 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/07 20:31:58 ID:iYsIbsM2 [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・シェードジャングル・大樹〜〜

レドームシ「……」

レドームシ(か、完全にウロに詰まって動けないぞ…… 頭に血が昇りそう……)


ナゲツケサルB「ボス、こっちです」タッタタッタ

ナゲツケサルボス「おう」タッタタッタ


レドームシ(群れのボスが来たみたいですね……)


ナゲツケサルボス「……」ジー

ナゲツケサルボス「……尻?」

ナゲツケサルB「いや後頭部っすかね?」

レドームシ「ど、どっちでもいいです! ぼくをこんなとこに閉じ込めて何のつもりですか!」

ナゲツケサルボス「かきかきしかじか(>>223でナゲツケサルAが説明したため省略)だ」

レドームシ「えぇ……」

レドームシ(カラマネロの奴どんだけぼくが怖いんだ…… そこまで怖いならもう諦めればいいのに)

ナゲツケサルボス「お前、レドームシの特徴と一致しているが…… 進化前か何かか?」

レドームシ「レドームシの…… ですか?」

レドームシ(ど、どうしよう…… なんて答えるべき……?)

レドームシ「え、えーっと…… その……」

ナゲツケサルB「早く答えろ! レドームシと何か関係あるのか!」バシンッ

レドームシ「い゛だッ! 引っ叩かないでください! 答えますから!」

レドームシ「ぼくは! ぼくは、ぼくは…… その……」

ナゲツケサルボス「早く答えろ! お前は何というポケモンでレドームシとどういう関係だ!」ボコッ

レドームシ「ダッ! いやだから攻撃するなっつってんです!!! 答える前にひんしになって答えられなくなってもいいんですか!? それで困るのあなた達ですよ!? 馬鹿なんです!?」

ナゲツケサルボス「30秒ごとに攻撃するから早く答えろ」

レドームシ「ひ、ひぃ……」

レドームシ(な、何か適当に答えないと…… 身動き取れない以上攻撃され続けた身が持ちません……)

レドームシ(というかぼく、結構打たれ強くなりましたね……)

レドームシ「えーとぼくは……>>227
 ▼ 227 ガイドス@むしよせコロン 20/01/07 20:35:03 ID:iwg6xTZw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄っすよ、ほんとはね
 ▼ 228 チルゼル@フラットコール 20/01/07 23:35:36 ID:7kYoO2BY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
色違いのレディバです!レドームシとは喧嘩してオレンジ諸島に置いてきました
 ▼ 229 ノワール@フラットコール 20/01/07 23:59:59 ID:Wqe6.5xs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ズガイドスにはどう頑張ってもごまかせないだろw
 ▼ 230 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 01:18:44 ID:.x1M6UmI [1/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「えーとぼくは……」

レドームシ(えっと…… えっと…… 打たれ強くなった…… つまり硬くなった……)

レドームシ「えっとぼく、ズガイドスなんですよ、ホントは! 頭硬いでしょう? これでずつきをドカっと!」

レドームシ(な、何言ってんだぼく……)

ナゲツケサルボス「んなわけあるかーーーーー!!!」


ナゲツケサルボスの きあいパンチ!

ドカッ

レドームシ「うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」ドヒューン

ナゲツケサルボス「しまった! 強く殴り過ぎて樹を貫通して吹っ飛ばしてしまった! 追うぞ!」

ナゲツケサルB「へい!」



〜〜アローラ地方・シェードジャングルのどこか〜〜


レドームシ「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああダッ!」
ドスン

>>231「ぎゃあっ!」

レドームシ(だ、誰かにぶつかって止まった……?)
 ▼ 231 ルビー@むげんのチケット 20/01/08 01:23:05 ID:3fRMGjg. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネマシュ
 ▼ 232 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 01:35:59 ID:.x1M6UmI [2/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネマシュA「」ペターン

レドームシ(つ、潰れてる……!?)

レドームシ「うわあすみません!」ノソノソ

ネマシュA「まひが治って散歩してたら今度は潰れた……」ピョコン

レドームシ(あ、良かった戻った)


ネマシュB「ネマちゃん勝手に1匹で行ったらダメだったら危ないってー」テクテク


レドームシ(このネマシュの仲間……でしょうか。ネマシュがもう1匹と、マシェードが来ましたね)

レドームシ(うう、これ以上敵対ポケモンを増やすのは御免なんですがどうにかなりますかね……)


マシェード「そうだよもしまたナゲツケサルに襲われたら……って」

ネマシュB「……ネマちゃんそれ誰? よそもん?」

レドームシ「あの……えっとですね……」

マシェード「>>233
 ▼ 233 ロバー@あやしいパッチ 20/01/08 01:41:12 ID:tKccjDfI NGネーム登録 NGID登録 報告
怪しいのでキュワワーに相談します
 ▼ 234 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 01:45:04 ID:.x1M6UmI [3/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マシェード「怪しいのでキュワワーに相談しま〜す。キュワワー!」

キュワワー「呼ばれて飛び出てきゅわわわ〜ん」ヒョコッ

レドームシ(増えた……)

マシェード「目の前に怪しいよそ者がいるんだけどどうするべきだと思う〜?」

キュワワー「>>235
 ▼ 235 ブトプス@たべのこし 20/01/08 01:50:13 ID:bhHM7eIY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私とバトルして勝ったら話を聞いてあげる〜
 ▼ 236 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 01:55:55 ID:.x1M6UmI [4/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュワワー「私とバトルして勝ったら話を聞いてあげる〜」

マシェード「……?」

レドームシ「えっと…… それどっちの意味です?」

キュワワー「どっちって?」

ネマシュB「もしかしてよそもんも同じこと思った? 《マシェードがバトルして勝ったら相談に乗ってあげる》のか《よそもんがバトルして勝ったら事情を聴いてあげるのか》……」

ネマシュA「どっちかわかんない。ことばむずかし」

マシェード「いや、ジャングルの仲間なんだもん相談に乗ってくれるのは当たり前でしょ〜?」

ネマシュB「でもキュワワー結構変なところあるし」

ネマシュA「あるし」

レドームシ「じ、実際のところどうなんです?」

キュワワー「>>237
 ▼ 237 メックス@くさのジュエル 20/01/08 01:59:20 ID:sR2wOsHU NGネーム登録 NGID登録 報告
私とよそもん
 ▼ 238 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 02:04:28 ID:.x1M6UmI [5/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュワワー「私とよそもんが戦うのよ〜。というかあんたたちどんだけ私のこと変だと思ってるのさ」

ネマシュB「変は変」

ネマシュA「変」

マシェード「うん」

キュワワー「もう次からは呼び出し無視しようかなっ。よーしかかってこいよそもん!」

レドームシ(ナゲツケサルたちが追ってきてるでしょうし、正直ここで戦ってる場合じゃないと思うんですが……)

レドームシ「じゃ、じゃあ……行きますよ。ねんりき!」ピロロ

キュワワー「>>239!」

 ▼ 239 キカブリ@ピンクのリボン 20/01/08 02:11:00 ID:SsZcG6Xo NGネーム登録 NGID登録 報告
メロメロ!
 ▼ 240 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 11:20:38 ID:.x1M6UmI [6/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュワワー「メロメロ!!」❤ホワワ-ン❤

しぃーん……

キュワワー「ぎゃっ!」ネンパバン

レドームシ(あ、ねんりき届いた)

キュワワー「ん? あんたどんかん?」

レドームシ「いやメロメロは同性には効果ないですよ?」

キュワワー「は?」

レドームシ「え? オスなんです?」

キュワワー「は?」

キュワワー「もうわけわかんない! >>241
 ▼ 241 ンゲラー@カードキー 20/01/08 11:40:43 ID:i.7ks4U6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まきつく
 ▼ 242 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 15:10:38 ID:.x1M6UmI [7/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュワワー「もうわけわかんない! まきつく!」グワンッ

レドームシ「うわっ!」

レドームシ(今のダメージは大したことないですけど…… まきつくは相手の耐久力を無視したダメージを継続してあたえるわざ…… 早いとこ脱出したほうがいいですね……)

レドームシ(ここは……)

レドームシ「ねんりきねんりきねんりきねんりきねんりき!」ピロピロピロピロピロロ

キュワワー「ちょ、ちょっとなんでそんなに連発できるの!?」

レドームシ「鍛えてもらいましたからね! ねんりきねんりきねんりき!」ピロピロピロロ

マシェード「あ、だんだんほどけてきた」
 ▼ 243 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 15:22:01 ID:.x1M6UmI [8/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――そのころ一方アブソルは……


アブソル「い、いない……」

アブソル(見回りや私を捜しているナゲツケサルたちを避けながらだとやはり厳しいか……)

アブソル(ん?)


遠い声「ねんりきねんりき!」


アブソル(こ、この声は……!)ダダダッ


レドームシ「ねんりきねんりきねんりきー!」ピロピロピロロ

キュワワー(まずい! ほどけるほどける!)


アブソル(やっぱりレドームシだ! 私と同じように蔦で拘束されているのか……)←キュワワーに気づいてない

アブソル(うっそうとしていて周りはよくみえないが…… 恐らくナゲツケサルも近くにいるだろうな)←マシェード達にも気づいてない

アブソル(でも遠くからなら……)スッ


アブソル「今助ける! サイコカッター!」シュバッ

ザシュッ

キュワワー「うぎゃあああああああああん!!!! 痛ああああああああああ!!!!」

レドームシ「うわああああああああビックリしたあああああああ!!!」

アブソル「えええええええええ蔦が喋ったあああああ!?!?!?」

マシェード「な、何が飛んできたの……」
 ▼ 244 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 16:15:47 ID:.x1M6UmI [9/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「レ、レドームシ……!? 大丈夫か……」タタタッ

レドームシ「え、ええ…… ぼくは大丈夫ですけど……」

キュワワー「あいたた…… いきなり何…… 誰……」

アブソル(蔦に縛られてるんじゃなくてキュワワーに襲われてたのか…… というかさっきのマシェード達もいるな)

ネマシュA「よそもん増えた」

ネマシュB「増えた」

アブソル(レドームシを襲っていたということは…… こいつらは今敵対してるのか)

マシェード「な、何…… よそ者の知り合い……? 随分乱暴な……」

アブソル「レドームシ! 逃げるぞ!」セオイッ

レドームシ「え、あ、はい…… でも……」

アブソル「? 何だこの状況で……」

レドームシ(い、いいのかな……)

ナゲツケサルC「ボスゥー!!! いました!!! ついでにアブソルも!!!!」ダダダダダダ

ナゲツケサルボス「うおおおおおおおおおお!!! おとなしく捕まりやがれええええええ!!!!」ドドドドドド

レドームシ「いえ何でもないです早く逃げましょう!!!!」

アブソル「ああ、行くぞ! しっかり捕まっていろ!」ダダダッ


ネマシュA「げっ! ナゲツケサル!」

マシェード「よ、よそ者ほっといてかくれよう! ってキュワワ〜! 伸びてないで早く〜!」

キュワワー「痛いんだってばー!」ズルズル


ナゲツケサルボス「うおおおおおおおお待ちやがれええええええええ!!!!」ドドドドドド


描写キャラ安価>>245
【選択肢&現状】
・レドームシたち:シェードジャングルでナゲツケサルたちから逃げている

・アーマーガア:ナゲツケサルたちに捕まってシェードジャングルにいる 記憶喪失の演技中

・グソクムシャたち:ヤトウモリたちに捕まりヴェラ火山のあたりにいる

・アローラダグトリオたち:グソクムシャたちを助けるためヴェラ火山の洞窟に来ている
 ▼ 245 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 16:33:33 ID:.x1M6UmI [10/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 246 ンカラス@フエンせんべい 20/01/08 16:35:39 ID:bhHM7eIY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ
 ▼ 247 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 17:06:03 ID:.x1M6UmI [11/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・アーカラ島のどこか〜〜


グソクムシャ「……」

ガマゲロゲ「……」

グソクムシャ「……」

ガマゲロゲ「……来ないな、助け」

ヤトウモリA「……」ジー

ヤトウモリB「……」ジロジロ

ガマゲロゲ「……見張られてるから通信機も使えないし」ヒソヒソ

グソクムシャ「いつもなら勝てない相手ではないはずだが……」

ガマゲロゲ「いったい何なんだよあの《タネ》…… 投げつけられるたびにレベルが下がっていったぞ……」

ヤトウモリA「ケケケッ」

ガマゲロゲ「笑うな!」

ヤトウモリB「そろそろボスが尋問に来る、そこで大人しくしていろ!」

ヤトウモリA「もっとも抵抗したところでそっちが痛い目見るだけだと思うけどな!」

グソクムシャ「……」

グソクムシャ「……今のレベルが1かそのくらい、それならば」ヒソヒソ

グソクムシャ「相手を1体でも倒せれば一気にレベルアップできるのではないか?」ヒソヒソ

ガマゲロゲ「ああ、そりゃそうだけど…… なんか策でもあんのか?」ヒソヒソ

グソクムシャ「>>248」ヒソヒソ
 ▼ 248 リンリキ@ほのおのいし 20/01/08 17:10:21 ID:jccAKVVQ NGネーム登録 NGID登録 報告
しんだふりだ
 ▼ 249 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 17:37:30 ID:.x1M6UmI [12/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「死んだふりだ」ヒソヒソ

ガマゲロゲ「なるほど、死んだふりをして近づいてきたところを不意打ちするのか」ヒソヒソ



グソクムシャ「ぐ……」

ヤトウモリA「ん? どうしたクソザコ」

グソクムシャ「り、陸地でこれ以上息をせずにいるのは…… 限界だ……」バタッ

グソクムシャ(実はまだまだ大丈夫だが)

ガマゲロゲ「俺も…… 皮膚が乾いて……」バタッ

ガマゲロゲ(実際はまだヌメヌメしてるけど)

ヤトウモリA「お、おい!」

ヤトウモリB「じ、尋問の前にくたばりやがった……」

ヤトウモリA「おいふざけんじゃねえぞ!」トテトテ

グソクムシャ(1匹近づいてきたか……)

ガマゲロゲ(よし、今だ!)

グソクムシャ「アクアブレイク!」バシャアーンッ!!
ガマゲロゲ「だいちのちから!」ズガーン!!

ヤトウモリA「うぎゃあ! 何しやがる!」

グソクムシャ「もう一発!」バシャアーンッ!!
ガマゲロゲ「おうよ!」ズガーン!!

ヤトウモリA「」ヒンシ

ヤトウモリB「あ、相棒ーーーーーーーッ!!!」

ガマゲロゲ(今のだけで倒せたってことは…… レベルが低めの個体だったみたいだな……)

ヤトウモリB「て、てめえら……!」メラメラ

ガマゲロゲ(もう1匹が怒ってるが…… 行けるか?)

グソクムシャ「掴まれガマゲロゲ」

ガマゲロゲ「へ? お、おう……」ガシッ

グソクムシャ「アクアジェット!」バシャー

ヤトウモリB「相棒は倒せても俺は倒せんぞ! さあ来い!」

グソクムシャ「さらばだ」ヨコヲバシャー

ヤトウモリB「ってアクアジェットしたまま横を通り抜けるなああああああああああ!!!!」
 ▼ 250 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 17:41:13 ID:.x1M6UmI [13/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「逃げるのかよ……」

グソクムシャ「思いの他得られた経験値が少なかったからな…… 相手が2匹だと通り抜けるのが困難だから倒した意味はあった」バシャー

ガマゲロゲ「にしても入り組んだ洞窟だぜ…… 分かれ道だらけだ」

グソクムシャ「アクアジェットでいけるのはここまでだ」ピタッ

グソクムシャ「道もまっすぐではないようだから2度目は使わずここからは歩くぞ」

ガマゲロゲ「とりあえず誰もいなさそうなところ見つけてまたフレフワンに連絡しようぜ……」

グソクムシャ「ああ、ここらはまだポケモンの気配を感じる……」

ガマゲロゲ「話途中だったから助け呼んでくれてるかどうか不安になって来たんだよな……。うまく伝わってないかもしれない」

グソクムシャ「誰も助けに来れないような状況…… という可能性もあるか」

ガマゲロゲ「あんだけ仲間いてそれありえんのか……?」


遠い声「グソクムシャたちが脱走した! 繰り返す! グソクムシャたちが脱走した!」


ガマゲロゲ「あ、あっちの方の連絡はもうされたか……」

グソクムシャ「早く脱出したほうが良さそうだな」
 ▼ 251 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 17:50:50 ID:.x1M6UmI [14/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「随分進んだけど出口が見えないぞ……」

グソクムシャ「迷ったな」

ガマゲロゲ「冷静に切り捨ててんじゃねえよ。はあ…… アローラってのは恐ろしいな」

グソクムシャ「他の地方がぬるいだけだ。ぬるい地方は安全に修行できるから悪くはないが」

ガマゲロゲ「レベル下げるタネ大量に投げつけてくる奴がいる地方が普通なのかよ」

グソクムシャ「我もあれは初めてだ。あんなものは聞いたことも見たこともなかった」

ガマゲロゲ「じゃああれはアローラでもイレギュラーなんだな……」

グソクムシャ「む……?」ピタッ

ガマゲロゲ「おいどうしたんだ」

グソクムシャ「あんなところに木箱がたくさん」

ガマゲロゲ「ほんとだ。洞窟の部屋みたいになってるところを貯蔵庫にしてんのか」

グソクムシャ「調べてみるか……」

ガマゲロゲ「いやそんなことしてる場合なのか?」
 ▼ 252 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 18:02:09 ID:.x1M6UmI [15/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「箱に張り紙がしてあるな…… ポケモンの文字だ……」

ガマゲロゲ「へえ、珍しいな…… 俺は出口探したほうがいいと思うけど」

グソクムシャ「何々…… ところどころかすれて読めないが……」


《××レ×××店より しあわせのタネ
 ・食べるとレベルが上がります
  (そちらの世界のふし××アメと同じ効果があり×す)
 ・強くなりたいあなたにおすす×!
 ・ふこうのタネを誤って使ってし×いレベルが下がってしまったときにも
 ・日持ちします                          》


グソクムシャ「奴らが投げつけてきたのと逆の効果があるタネのようだ」

ガマゲロゲ「ほんとか!?」

グソクムシャ「ふしぎなアメと同じようにレベルを上げると書いてある……」

ガマゲロゲ「よし! 食べようぜ!」

グソクムシャ「うむ、ではこの箱を壊すぞ。アクアブレイク!」バシャアーンッ!!

ドサァー

ガマゲロゲ「うおっ! こんなに大量のタネが…… よーし食いまくってやるぜ!」
 ▼ 253 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 18:18:24 ID:.x1M6UmI [16/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「も、もう限界…… 元のレベルくらいにはなったか……」

グソクムシャ「わ、我もだ…… 何とか元のレベルには戻したが……」←少食

ガマゲロゲ「おう…… 大変そうだったぜ……」

ガマゲロゲ「ところでこの隣の空っぽの箱だけど……」


《×ク×××商×より ふこうのタネ
 ・食べるとレベルが下がります
 ・投げつけても効果があります
 ・強敵を倒したいときに!
 ・日持ちします         》

《現在在庫なし
 手に入り次第ここに補充すること!

 エンニュート          》


ガマゲロゲ「これって…… もうレベルを下げられる心配はないってことか?」

グソクムシャ「恐らく……な」

>>254>>256
 ▼ 254 クレー@ゴーストZ 20/01/08 18:40:29 ID:.x1M6UmI [17/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価1つずつずらし
 ▼ 255 ルガレオ@かいふくのくすり 20/01/08 18:47:19 ID:lqIkFt8w [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
アローラダグトリオ
 ▼ 256 ムリット@サイコソーダ 20/01/08 18:57:56 ID:3fRMGjg. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やっと見つけた
 ▼ 257 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 20:10:40 ID:.x1M6UmI [18/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
安価をずらしましたがレスが来ないので>>256を採用して書きます
 ▼ 258 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 20:25:12 ID:.x1M6UmI [19/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「やっと見つけた!」ボコッ

グソクムシャ「ダグトリオ……!」

ガマゲロゲ「うわびっくりした! 足元から急に出てきて……」

アローラダグトリオ「フレフワンに言われて助けに来たけど…… 2匹とも自力で脱出したのね」

ガマガル「ダグトリオ、早く……」

アローラダグトリオ「ああ、ゴメン! 2匹の分の穴も開けるから!」ホリホリ

ミミッキュ「ヤトウモリたちが騒いでたから穴を掘って来たっキュけど…… よく見つけられたっキュね」ピョコッ

アローラダグトリオ「そりゃアタシたちは耳が良いし振動を察知するのも得意だし?」

ガマガル「よいしょっと」ピョコッ

ガマゲロゲ「うおおおおおおおおガマガルゥーーーーーーー会いたかったぞーーーーー!!!!」ガバッ

ガマガル「うわっ! いきなり何!?」
 ▼ 259 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 20:53:01 ID:.x1M6UmI [20/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
遠い声「あっちからガマゲロゲの声がしたぞ!」


ガマゲロゲ「あ、すまんバレた」

ガマガル「すまんじゃないよ!」

アローラダグトリオ「とりあえずこの穴へ逃げて!」

ガマゲロゲ「いやその必要はないな」

ガマガル「でもレベル差50って聞いたよ!?」

ミミッキュ「……もしかしてレベル差のカラクリを何とか出来たっキュか?」

ガマゲロゲ「その通りだ。奴らレベルを下げる道具を使ってやがった…… 今はもうレベルは元に戻ってる」

グソクムシャ「そしてその道具も尽きているようだ。今の我らなら勝てる」

ガマゲロゲ「そんで倒したら俺達を捕まえた理由を聞きだしてやるぜ。わけもなく捕まえるわけねえんだから」

アローラダグトリオ「あーうん、でも悪いけど急ぎの用事が……」

??????「随分と余裕だね!」


ヒューン ドスッ

ガマガル(う、上の穴から…… エンニュート!)

トスッ トスッ

ガマゲロゲ「ヤトウモリも2匹来たか……」


エンニュート「大してレベルも高くないのに…… いい度胸だ、焼き尽くしてやるよ!」

ヤトウモリB「手こずらせやがって!」

ヤトウモリC「覚悟はいいか……って、あ」

エンニュート「?」

ヤトウモリC「エ、エンニュート様…… あれ……」ユビサシ

エンニュート「あああああああああああああああ!? せっかく手に入れたしあわせのタネええええええええええええええ!!!!!」ダダダダダ

エンニュート「にー、しー、ろー…… アトナナツブシカナイ……」

ミミッキュ(木箱をのぞき込んでひどく落ち込んでるっキュね……)
 ▼ 260 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 21:08:34 ID:.x1M6UmI [21/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「てことで俺達のレベルは戻ってるぜ…… で、誰を焼き尽くすだって?」

エンニュート「お前たちィ……! 絶対に許さないよ!!!!!」メラメラヌメラ

ガマガル「うわ怒ったよ!」

エンニュート「りゅうのはどう!」ブファー!

アローラダグトリオ「ミミッキュお願い!」

ミミッキュ「まかせろっキュ! とぅっ!」ピョーン!


ミミッキュには 効果が無いようだ……


ヤトウモリB「邪魔するな! やきつくす!」ボォー

ミミッキュ「当たらないっキュ!」ヒョイッ

ゴォー

ミミッキュ「あ、木箱が燃えたっキュ」


しあわせのタネ×7は 焼けてなくなった!


エンニュート「ああああああああああああ!!! ヤトウモリィ!! なにやってるんだああ!!」

ヤトウモリB「さ、さーせん!」

グソクムシャ「アクアジェット!」バシャー!

ヤトウモリB「げふっ!」

グソクムシャ「……倒せたぞ」

ヤトウモリB「お、お前……謝ってる最中に……」ヒンシ

ヤトウモリC「なんだよこいつら……」
 ▼ 261 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 21:14:53 ID:.x1M6UmI [22/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エンニュート「怖気づいてるんじゃないよ!」

ヤトウモリC「じゃあどうするんすか!」

エンニュート「仲間を呼ぶよ!!!! おらああああああさっさと集まれええ助けに来おおおおおい遅れたらお仕置きだああああああああ!!!!」

ヤトウモリC「ビビってんじゃないすか!!!」

エンニュート「仲間が来るまでの間お前が時間を稼ぐんだよ!!!」

ヤトウモリC「えええええええ!?」

ガマゲロゲ「おうどこからでもかかって来いよ」

ヤトウモリC「こうなりゃヤケだ! >>262
 ▼ 262 ッコウガ@ほかくポケット 20/01/08 21:17:10 ID:lqIkFt8w [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
どくガス
 ▼ 263 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 21:31:19 ID:.x1M6UmI [23/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤトウモリC「こうなりゃヤケだ! どくガス攻撃!」モファー


グソクムシャたちは 毒をあびた!


グソクムシャ「か、搦め手で来たか……」

ミミッキュ「ガスが充満してるっキュよ……」

ガマガル「で、でもはがねタイプのダグトリオなら……」

アローラダグトリオ「……残念だけどヤトウモリって《ふしょく》なのよね」

ガマガル「そういえばそうだった……」

グソクムシャ「だが……一気に決着をつければ関係ない!」

ガマゲロゲ「長期戦にはさせないぜ! だいちのちから!」ズガドーン!!

ヤトウモリC「うぎゃああああああああああ!!!!」ヒンシ

グソクムシャ「後は貴様1匹だ……」

エンニュート「ははは! 残念だったね! 仲間たちがもう駆け着けた! まだまだ終わらせないよ!」

ヤトウモリの数>>264
 ▼ 264 リリダマ@バコウのみ 20/01/08 22:05:17 ID:R8Gsflzo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローズの髪の毛の本数
 ▼ 265 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 22:06:08 ID:.x1M6UmI [24/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
現在のローズの髪の毛の本数>>266
 ▼ 266 ンプラー@こだいのうでわ 20/01/08 22:07:41 ID:q7Bcq3PI NGネーム登録 NGID登録 報告
200本
 ▼ 267 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 22:26:56 ID:.x1M6UmI [25/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
※まめちしき
欧米人の髪の毛の本数は約15万本と言われています
ちなみに日本人は約10万本だそうです

―――――

〜〜どこかのウルトラスペース〜〜


ソルガレオ「ラ、ラリオ……(す、すまん……)」

ローズ「トホホ…… 途中で通った場所で、紙のようなポケモンに髪をほとんど切られてしまいました…… それも見事に根元から……」

ローズ「でもあの切れ味…… きっとあのポケモンもはがねタイプでしょう。またいつか会ってみたいね!」

ソルガレオ「ラリオーナ……(いやこのまま帰るぞ……)」



〜〜アローラ地方・ヴェラ火山・山頂への洞窟〜〜


エンニュート「アタシの群れには203匹のヤトウモリがいるんだ! そして今! 残りの200匹が駆け着けた!」

ヤトウモリ×200「おらあ!!!!!!」

エンニュート「ははは、さあどうする? こっちはずっと待ってあげてもいいぞ? そっちはそうはいかないだろうが……」


ガマゲロゲ「さすがにどく状態で201ターンもかけてられないぜ……?」

ガマガル「……この戦いターン制だったの」

ガマゲロゲ「言葉の綾だ、綾……」

アローラダグトリオ「一気に片を付ける方法が……なくはないけど……」

ミミッキュ「何っキュ?」

アローラダグトリオ「じしん。でもばけのかわがあるミミッキュや効果いまひとつで物理に硬いグソクムシャはともかく、あとの2匹はまともに食らっちゃうでしょ?」

ミミッキュ「じしんは穴に隠れて回避ってのもできないっキュね。まもるのわざマシン持ってくれば良かったッキュ」
 ▼ 268 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/01/08 22:36:11 ID:IuTU4yyM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 269 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 22:43:32 ID:.x1M6UmI [26/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「いや行けるかもしれん」

アローラダグトリオ「え?」

ガマゲロゲ「ガマガル、合図したら敵の方に立ってくれ」ヒソヒソ

ガマガル「え? どうして……?」

ガマゲロゲ「大丈夫だ。俺を信じろ」

ガマガル「え、あ、うん……」

ガマゲロゲ「グソクムシャ、合図したら……」ヒソヒソ

グソクムシャ「分かった、それで良いのだな?」

ガマゲロゲ「ダグトリオ、俺が合図したら、お前もじしんを打ってくれ」

アローラダグトリオ「でもガマガルとガマゲロゲが……」

ガマゲロゲ「俺なら耐える。ガマガルも、耐えられるようにする」

アローラダグトリオ「耐えられるように……?」

ガマゲロゲ「時間がない。説明は後だ!」


エンニュート「そろそろ覚悟決めたかい!?」
 ▼ 270 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 22:51:43 ID:.x1M6UmI [27/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「じゃあやるぞ! ガマガル!」

ガマガル「う、うん!」ピョンッ クルッ

ヤトウモリD「なんだなんだ? 寝返りか?」

ガマゲロゲ「よし! 同時にわざを使うぞ! せーのっ!」

ミミッキュ「まもる!」ピカー
アローラダグトリオ「じしん!」ゴゴゴゴゴ
ガマゲロゲ「だくりゅう!」バッシャーン
グソクムシャ「アクアブレイク!」バシャアーンッ!!

ガマガル「う、うわあああああああ!!!!」
ヤトウモリ×200「ぎゃああああああああああ!!!」
エンニュート「ぐわああああああああああああ!!!」

ガマガル(な、なんでアクアブレイクの対象僕なの!? というかこの位置だとだくりゅうも当たって……)

ガマガル「って、あれ……」

ガマガル(痛くないし、じしんのダメージもそんなにだ……)

ヤトウモリ×200「」ヒンシ
エンニュート「」ヒンシ

ガマガル(ヤトウモリたちは倒れてるのに……)

ガマゲロゲ「ふぅー…… 片付いたか……」
 ▼ 271 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 22:58:11 ID:.x1M6UmI [28/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「えーと……どういうこと?」

ガマゲロゲ「俺達王家の一族は……先祖代々、いわゆる隠れ特性ってやつでな……」

ガマゲロゲ「俺はそれを引き継がなかったが、こいつは引き継いでる」

ガマゲロゲ「変異が起こってオスからも受け継がれるようになるまではずっとメスが王やってるくらい徹底してたんだけどな、親父はもうそういうの良いだろって」

ガマゲロゲ「オタマロ系統の隠れ特性は《ちょすい》。そういうことだ」

ミミッキュ「じしんと同時に2つのみずわざを当てることでダメージを軽減したってことっキュね」

ガマガル「で、でも心臓に悪いよ……」

ガマゲロゲ「すまん、説明してる時間が惜しかったんだ。今なら戦闘外だからどくの負担もそんなじゃないだろ?」
 ▼ 272 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 23:05:52 ID:.x1M6UmI [29/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「とりあえずこのどくを何とかしたいな……」

アローラダグトリオ「またどっかで戦闘になったら厄介だしね…… とりあえずこの穴で外まで行こうか」

ガマゲロゲ「ガマガル」

ガマガル「何? 兄さん……で、いいのかな」

ガマゲロゲ「移動しながら俺達の身の上話をしてやろう。何か思い出すかもしれないし」

ガマガル「……うん」

エンニュート「」ヒンシ

ミミッキュ「エンニュートはどうするっキュ?」

グソクムシャ「もう抵抗できる余力はないだろう。運んで行って、我らがどくを治したら話を聞き出そう」
 ▼ 273 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 23:14:22 ID:.x1M6UmI [30/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・ヴェラ火山・ダグトリオが掘った穴〜〜


ガマゲロゲ「……でな、爺さんは隠れ特性を受け継がせるために嫁さんじゃなくてメタモンと子を成してな」

ガマゲロゲ「親父はそういうの関係なく独り身だったからメタモンと子を成して俺達が生まれて…… で、お前は王位を継ぐ気がなかったし親父が伝統とかあんまり気にしない性格だったもんで俺が継いだんだがどくしゅはあんまり良い目では見られずそうこうしてるうちに親父が死んで」

ガマガル「……なんか暗くない? 僕らの身の上話」

ガマゲロゲ「そうか?」

アローラダグトリオ「伝統とか風習ってのは時に面倒なもんだからね」

グソクムシャ「出口はまだか」

アローラダグトリオ「あと少しのはずよ」

ミミッキュ「ところでどく状態どうやって治すっキュ?」

アローラダグトリオ「>>274
 ▼ 274 ルマユ@コンペボール 20/01/08 23:20:33 ID:lqIkFt8w [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ねむるの技マシンがあるわ
 ▼ 275 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/08 23:32:57 ID:.x1M6UmI [31/31] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「ねむるのわざマシンがあるわ。アーカラ島に隠しておいたのよ」

ミミッキュ「ねむるをつかって体力と状態異常を回復するっキュね」

アローラダグトリオ「そう、体力が残ってる方のアタシたちと君で見張りをして、ほかのみんなが回復出来たらアタシたちもねむるわ」

ミミッキュ「で、わざマシンはアーカラ島のどこッキュか?」

アローラダグトリオ「>>276にあるわ」


 ▼ 276 オガラス@しんかのきせき 20/01/08 23:51:04 ID:IK1c2paY NGネーム登録 NGID登録 報告
命の遺跡
 ▼ 277 リバード@じしゃく 20/01/08 23:51:40 ID:R8Gsflzo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローズのちんこ
 ▼ 278 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/09 00:19:28 ID:dB0wi3zE [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「命の遺跡にあるわ」

グソクムシャ「命の遺跡……!? それは……」

ガマゲロゲ「どうかしたのか?」

グソクムシャ「命の遺跡…… それは、アーカラ島の守り神《カプ・テテフ》が祀られている場所だ」

ガマゲロゲ「カプ・テテフ?」

ガマガル「カプ達って怒らせるとすごく怖いって聞いたよ」

グソクムシャ「それに加え、カプ・テテフは残酷な一面も併せ持つという」

ガマゲロゲ「……それホントに守り神か?」

アローラダグトリオ「まあ、守り神もいつも遺跡にいるわけじゃないし…… こそっと行ってこそっと持って帰れば」

ミミッキュ「上手く行くと良いッキュけど……」

アローラダグトリオ「それで、どくを治したらやりたいことがあるんだけど……」


アローラダグトリオは ラボに起きたことと
レドームシ達が捕まったことを 説明した


ガマゲロゲ「えぇっ!? 向こうも捕まってんのか!?」

アローラダグトリオ「そう、だからみんなで協力して助けに行きたいの。いいわよね?」

グソクムシャ「当然だ。我の役目は元々レドームシを護ることだからな」

ガマゲロゲ「俺も別にいいけど…… グソクムシャ、お前が背負ってるそいつどうするんだ? さすがに話聞くよりレドームシを助ける方が先だろ?」

エンニュート「」ヒンシ

グソクムシャ「……ガマゲロゲ、見張りを頼めるか。なんなら話を聞き出しておいてくれ」

ガマゲロゲ「了解、俺はこいつを見張りながら待っておくぜ。俺が一番相性有利みたいだしな…… お前が言うにはこいつどくとほのおだろ?」

グソクムシャ「そうだ、頼んだ」


描写キャラ安価>>279
【選択肢&現状】
・レドームシたち:シェードジャングルでナゲツケサルたちから逃げている

・アーマーガア:ナゲツケサルたちに捕まってシェードジャングルにいる 記憶喪失の演技中

・グソクムシャたち:ねむるのわざマシンを求め、命の遺跡に向かっている
 ▼ 279 ブカス@いちごアメざいく 20/01/09 00:21:51 ID:LMK2Uc/o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャたち

テテフ出てくるの楽しみ
 ▼ 280 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/09 00:37:50 ID:dB0wi3zE [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・命の遺跡〜〜


アローラダグトリオ「着いたわ。ここが命の遺跡よ」

ガマゲロゲ「岩壁に遺跡が作ってあるのか」

アローラダグトリオ「じゃあ取ってくるわ、わざマシンは遺跡の下に隠してあるから」モグモグ


〜〜アローラ地方・命の遺跡の下〜〜


アローラダグトリオ(久しぶりに来たけど…… やっぱり前掘った穴はふさがっちゃってるわね)

アローラダグトリオ(えーと確かこっちだったかな……)ホリホリ

ボコッ

アローラダグトリオ(! 土の中に空間が……!?)

アローラダグトリオ(こ、これ土塊ごと落ち―――――)

アローラダグトリオ「きゃああああああああああああああああ!!!!」ヒューーーーーン


〜〜アローラ地方・命の遺跡・秘密の地下室〜〜


アローラダグトリオ「いたたたた……」

アローラダグトリオ(命の遺跡にこんな地下室があったなんて…… 知らなかったわ、掘る方向間違えたかしら)

>>281>>283
 ▼ 281 ンヤンマ@エレキブースター 20/01/09 01:00:38 ID:ZJVsKr/s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ディグダ
 ▼ 282 ネコロロ@ムシZ 20/01/09 01:16:24 ID:baSIJxOc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 283 ルネロス@タマゴふかポン 20/01/09 01:17:02 ID:o/HYF8NY NGネーム登録 NGID登録 報告
お母さん!どこ行ってたの!
 ▼ 284 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/09 01:43:19 ID:dB0wi3zE [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
※特に指定がないので現在地を反映しアローラディグダとします

―――――

アローラディグダ「お母さん! どこ行ってたの!」

アローラダグトリオ「お、お母さん……?」

アローラダグトリオ(ア、アタシたちそんな覚えないしそんな歳でもないわよ……)

アローラダグトリオ「ボク、ポケモン違いじゃないかしら? アタシたちはキミのお母さんじゃないわ」

アローラディグダ「え、違うの」

アローラダグトリオ「残念だけど違うわ。アタシたちは遺跡の下に隠したものを取りに来たんだけど…… なんかこの部屋に辿り着いちゃって」

アローラダグトリオ「ねえ、この部屋って何かわかるかしら?」

アローラディグダ「>>285
 ▼ 285 エッサン@ウルトラボール 20/01/09 09:53:11 ID:CXs.KG2A NGネーム登録 NGID登録 報告
おおきいマラサダの貯蔵庫だよ
 ▼ 286 ンバル@きよめのおこう 20/01/10 03:43:03 ID:wMbIzdYU [1/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラディグダ「おおきいマラサダの貯蔵庫だよ」

アローラダグトリオ「おおきいマラサダの?」

アローラディグダ「ほら、見て」

アローラダグトリオ「あ、ホントだ。高い棚にずらっとマラサダが並べてある」

アローラディグダ「カプ・テテフがお供え物のマラサダを腐らないようにサイコパワーで保存してるんだ」

アローラダグトリオ「カプ・テテフが? じゃあここって……」

アローラディグダ「カプ・テテフの貯蔵庫だよ」

アローラダグトリオ(なんだかとんでもないところに穴をあけてしまった気がする)ゾオッ

アローラダグトリオ「……で、キミはどうしてここにいるの?」

アローラディグダ「>>287
 ▼ 287 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/10 03:43:32 ID:wMbIzdYU [2/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
酉付け忘れましたがイッチです
安価下
 ▼ 288 シレーヌ@ヘルガナイト 20/01/10 03:46:08 ID:bbjQW6ss [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テテフと遊ぶため
 ▼ 289 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/10 03:52:36 ID:wMbIzdYU [3/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラディグダ「カプ・テテフと遊ぶためだよ」

アローラダグトリオ「……それやめた方がいいんじゃない?」

アローラディグダ「向こうから誘ってきたから…… 遺跡の下に貯蔵庫があるからそこで待ち合わせって」

アローラダグトリオ「えぇ……」

アローラディグダ「守り神様、初めて会ったけど案外普通で結構かわいいし気さくな子だったね」

アローラダグトリオ「キミ、カプ・テテフが何て呼ばれてるか知ってるの?」

アローラディグダ「?」

アローラダグトリオ「無邪気で残こk」

カプ・テテフ「カプゥーフフ!」

アローラダグトリオ(! 後ろ……!?)

アローラディグダ「あ、カプ・テテフ」

カプ・テテフ「>>290
 ▼ 290 ガルガン@タマゴふかポン 20/01/10 03:53:16 ID:3shYfBhA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
違うよ、名前欄だ。よく間違われるんだよなー
 ▼ 291 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/10 03:58:50 ID:wMbIzdYU [4/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・テテフ「違うよ、ルガルガンだ。よく間違われるんだよなー」

アローラダグトリオ(まよなかのすがたのルガルガンの被り物……)

アローラディグダ「あそっか。じゃあボクはコダックだぞ! ぐわっぱ!」

カプ・テテフ「お前は誰だぁー? 誰なんだぁー?」ジロジロ

アローラダグトリオ「あ、アタシたちはウラウラ島から参りましたアローラダグトリオと」

カプ・テテフ「違う違うちがーう! つまんなーい!」プンスコ

アローラディグダ「空気読みなよ」

アローラダグトリオ(な、何かになりきればいいのかしら……?)

アローラダグトリオ「>>292
 ▼ 292 マルルガ@おちゃ 20/01/10 04:06:01 ID:2HmUPvsM NGネーム登録 NGID登録 報告
あ、えーっと。名前欄です、さっきも間違えられてぇ
 ▼ 293 ブラーバ@きいろのはなびら 20/01/10 04:13:47 ID:wMbIzdYU [5/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「あ、えーっとアマルルガです、さっきも間違えられてぇ」

アローラディグダ「間違えたのあんたじゃん」

カプ・テテフ「ヒレのカセキゲットー♪」ギュウー

アローラダグトリオ「いだだだだだだ引っ張らないで引っ張らないでヒゲ、いや今はヒレ?とにかく引っ張らないで」

カプ・テテフ「やだー! ライチんとこのジュエリーショップに置くんだぞー!」グイグイ

アローラダグトリオ「いだだだだだだそもそもカセキじゃないから生だから!」

カプ・テテフ「はい放した!」パッ

アローラダグトリオ「た、助かった……」

カプ・テテフ「時にコダックよ」

アローラディグダ「なーにルガルガン?」

アローラダグトリオ(見た目と呼び方が一致してなくて混乱するわね……)

カプ・テテフ「アマルルガなんて呼んだっけ? なんか多くない?」

アローラディグダ「呼んでないよ。勝手に落ちてきた」

カプ・テテフ「……泥棒?」

アローラディグダ「さあ?」

アローラダグトリオ「迷子……」
 ▼ 294 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/10 04:22:18 ID:wMbIzdYU [6/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・テテフ「迷子?」

アローラダグトリオ「実はかくかくしきじかで……」

カプ・テテフ「変なとこにわざマシン隠すね」

アローラダグトリオ「ここなら絶対盗られないと思いまして」

カプ・テテフ「一理ある。でも取られたよ?」

アローラダグトリオ「えっ」

カプ・テテフ「しまクイーンにここ作らせてた時に出てきたからあげちゃった」

アローラダグトリオ「そ、そんな……」ヘナヘナ

カプ・テテフ「まあそんな気を落としなさんなって! どくなら治せるから!」

カプ・テテフ「あたしは癒しの力を持った守り神……じゃなかった、俺は特別なルガルガン。アロマセラピーを覚えてるからみんな治せるぞー! どうだすごいだろー!」

アローラダグトリオ「ほ、本当!? ……ですか!」

カプ・テテフ「ほんとー♪」

アローラディグダ(優しい守り神だなあ)

カプ・テテフ「でも条件があるぞー! >>295
 ▼ 295 シギソウ@ザロクのみ 20/01/10 04:24:15 ID:JRNoLiJk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
残りのカプ神を全員ここに連れてくるんだー!
 ▼ 296 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/10 22:45:48 ID:wMbIzdYU [7/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・テテフ「でも条件があるぞー! 残りのカプ神を全員ここに連れてくるんだー!」

アローラダグトリオ「えっそれはどういう」

カプ・テテフ「あと20分で!」

アローラダグトリオ「」

カプ・テテフ「あと20分でコケコ、ブルル、レヒレを連れてきて、カプ神を4柱全部ここに揃える!」

アローラディグダ「あれ? テテフは?」

カプ・テテフ「え? あた――」

カプ・テテフ「いや違う! 俺はルガルガン! テテフはここにいない!」

カプ・テテフ「だから連れてくるカプ神は4柱! コケコ、テテフ、ブルル、レヒレの4柱!」

アローラダグトリオ「えぇ……」
 ▼ 297 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/10 22:51:53 ID:wMbIzdYU [8/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「で、でもカプ達ってそれぞれの島にいるわけなのでしょう? とても20分じゃ…… あとテテフはどうしようもないような」

カプ・テテフ「うるさい! 空気を読め!」

アローラダグトリオ「でm」

カプ・テテフ「でもじゃない! 空気を読めって言ってるでしょ! 出来なくないぞ! 信じてるぞ!」

アローラディグダ「信じてるぞー!」

アローラダグトリオ「えぇ……」

カプ・テテフ「えーじゃない空気を読めってばー!」

アローラダグトリオ「空気を……ねえ…… ん? あの、カプ・テテf」

カプ・テテフ「違ーう! 俺はカプ・テテフじゃないし! こっちの子はディグダじゃないし! お前はダグトリオじゃないの!」

アローラダグトリオ「……わかりました」モグモグ

カプ・テテフ「いってらっしゃーい!」
 ▼ 298 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/10 23:03:11 ID:wMbIzdYU [9/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・命の遺跡〜〜


ガマガル「あ、おかえりダグトリオ」

アローラダグトリオ「……」

ガマガル「どうしたの? もしかして、わざマシンなくなってたとか……?」

アローラダグトリオ「そうなんだけど…… 実はからからしかじかで……」

…………

グソクムシャ「カプ・テテフがそんな要求を……」

ミミッキュ「でも他3つの島に行ってる暇なんてないと思うっキュよ」

ガマガル「そもそもカプ・テテフの2匹目が見つかるかどうか……」

グソクムシャ「うむ。ではここは無理を押してでもシェードジャングルに――」

ミミッキュ「いやお前の場合戦闘中どくでききかいひが発動しちゃうっキュよ。流石に別行動のレドームシ達は自陣判定にならないと思うっキュし邪魔なだけっキュ」

ガマゲロゲ「地道にモモンのみでも探すか?」

アローラダグトリオ「いや待って。カプ神集めのことなんだけど、ひとつ思いつきが……」

他4匹「「「「思いつき?」」」」
 ▼ 299 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/10 23:13:01 ID:wMbIzdYU [10/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・命の遺跡・秘密の地下室〜〜


アローラダグトリオ(よし、ここまでみんなを連れてきたわ……)

アローラダグトリオ(これで正解だと良いんだけど)


アローラディグダ「おかえりーってなんかいっぱいいるね……」

カプ・テテフ「おー、連れてきたか?」

アローラダグトリオ「みんな、手はず通りにお願い」ヒソヒソ


グソクムシャ「カプゥーコッコ!」

ミミッキュ「カプゥーフフ!」

ガマゲロゲ「カプゥブルル!」

ガマガル「カプゥーレ!」


エンニュート「」


ガマガル(さ、さすがに無理ない……?)
 ▼ 300 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/10 23:21:26 ID:wMbIzdYU [11/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・テテフ「んーんーん〜〜〜〜〜〜〜????」ジロジロ

カプ・テテフ「うん! 合格! 見事にカプ神を揃えたな!」

アローラダグトリオ「」ホッ

グソクムシャ(こ、これで良いのか……)

ミミッキュ(神様の考えることはサッパリ分からないっキュね……)

カプ・テテフ「約束通り回復するぞー! アロマセラピー!」ホワワーン


アローラダグトリオたちの どくは
きれいさっぱり なくなった!


アローラダグトリオ「ありがとうございます……」

カプ・テテフ「いいのいいの! 遊んでくれてありがとね! そろそろテテフに戻ろーっと! ごっこ遊びはもーおしまい!」ヌギ

アローラディグダ「わーカプ・テテフだー!」
 ▼ 301 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/10 23:53:35 ID:wMbIzdYU [12/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・テテフ「これからお前たちはシェードジャングルに行くんだよね」

ミミッキュ「そうっキュです」

ガマガル(そうっキュですって何その喋り方)

ガマゲロゲ(そうですっキュじゃないのか)

カプ・テテフ「最近あそこのナゲツケサルたちかなり暴れてるらしいね。今んとこ《罰》は保留にしてるけど」

アローラディグダ「罰ってなに?」

カプ・テテフ「神様のお仕事」

アローラディグダ「へぇそうなんだ! お仕事やるときは頑張ってね!」

カプ・テテフ「あたしやるときは徹底的にやるタイプだから大丈夫!」

アローラダグトリオ(こわい)

カプ・テテフ「ということであたしはあの辺にはまだ手を出しませーん。だからお前たちだけで頑張ってきて♪ ジャングル根こそぎにするとかじゃなきゃ好きにやっちゃっていいから」

アローラダグトリオ「いやそこまではしないですしできないと思いますけど……」

カプ・テテフ「あとそのエンニュートだけど」

エンニュート「」

カプ・テテフ「そいつあたしが見張っててあげてもいいよ? それなら安心して全員で行けるでしょ?」

アローラダグトリオ「いいんですか?」

カプ・テテフ「いいよ♪ そのかわり、こいつから話聞き出すのい立ち会わせてね。ちょうどこいつらの動きが気になってたの」

アローラダグトリオ「わかりました」

グソクムシャ「カプが目を付けるとは…… こいつは一体何をしでかしたのだ…… おい」

エンニュート「」

ミミッキュ「死人にクチナシっキュ」

ガマガル「死んでないよ」


描写キャラ安価>>302
【選択肢&現状】
・レドームシたち:シェードジャングルでナゲツケサルたちから逃げている

・アーマーガア:ナゲツケサルたちに捕まってシェードジャングルにいる 記憶喪失の演技中

・グソクムシャたち:レドームシたちを助けるためにシェードジャングルに向かう
 ▼ 302 ブネーク@おだんごしんじゅ 20/01/10 23:59:13 ID:bbjQW6ss [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア
 ▼ 303 ルキー@エスパーZ 20/01/12 00:07:23 ID:Bv/wMS6I NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 304 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 01:24:48 ID:FnegJEvE [1/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・シェードジャングル〜〜

アーマーガア(見張りは呼ばれていなくなったみたいかーけど……)

アーマーガア(相変わらず僕は動けないままかー……)

アーマーガア(ん……? あれは>>305かー……?)
 ▼ 305 ーシィ@チョークいし 20/01/12 01:29:01 ID:0IpEm/OM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガアの事情を唯一知っている名前欄
 ▼ 306 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 01:30:43 ID:FnegJEvE [2/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケーシィが知っているアーマーガアの事情>>307
 ▼ 307 ビビール@まんぷくおこう 20/01/12 01:31:46 ID:0IpEm/OM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
本当はメス
 ▼ 308 ノセクト@ヤシのミルク 20/01/12 01:38:52 ID:I4mopK8k [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
父親はミュウツーの部下のドンカラス
 ▼ 309 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 01:43:53 ID:FnegJEvE [3/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア(ん……? あれはケーシィかー……?)

ケーシィ「……」

アーマーガア(懐かしいかー…… むかーし、かつてのご主人と休みの日に一緒に行った遠い地方で旅のケーシィと友達になったことがあったっけかー……)

アーマーガア(ってそうじゃないかー! 助けを求めるチャンスかー!)

アーマーガア「き、君はナゲツケサルたちの仲間かー?」

ケーシィ「ちがうよ」

アーマーガア「よ、良かったかー……」

ケーシィ「キミ、その喋り方、もしかしてそらとぶタクシーのアーマーガア?」

アーマーガア「!? そ、そうだかー! 僕会社はもう辞めてるけど…… ってことは君はあの時のケーシィかー!?」

ケーシィ「やっぱりボクら友達だったみたいだね。《僕》って……あいかわらずオスのフリしてるの?」

アーマーガア「そ、そんなことどうでもいいかー! それよりこのツル切ってほしいんだかー!」

ケーシィ「前から気になってたけどさ、なんでオスのフリなんてしてるの? それ教えてくれたらそのツルを何とかしてあげるよ」

アーマーガア「うぐぐ…… 背に腹は代えられないかー、>>310
 ▼ 310 オノラゴン@たんけんセット 20/01/12 01:45:29 ID:ph..ci1o [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
イケパラの堀北真希ちゃんに憧れててw
 ▼ 311 トベター@ピジョットナイト 20/01/12 01:47:18 ID:ph..ci1o [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>310
そろそろ、「私」にしよっかなーなんて
 ▼ 312 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 01:47:19 ID:FnegJEvE [4/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すみません、ぽかんうでお願いします
再安価>>312
 ▼ 313 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 01:47:49 ID:FnegJEvE [5/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
安価下
 ▼ 314 シャーモ@メトロノーム 20/01/12 01:48:38 ID:b5WE9wzo [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
憧れのウッウに少しでも近づくために真似してみただけだかー、でも振られたかー
 ▼ 315 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 02:00:07 ID:FnegJEvE [6/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「憧れのウッウに少しでも近づくために真似してみただけだかー、でもフラれたかー」

ケーシィ「あのさ、オスに恋愛的に近づきたくてオスのフリしてどうすんのさ」

アーマーガア「気づいた時には時すでに遅しかー」

ケーシィ「……《アーマーガア》って賢いポケモンじゃなかったっけ」

アーマーガア「恋は人もポケモンも盲目にさせるんだかー…… もうこのキャラが染みついて女の子らしくするのも気恥ずかしくなっちゃったんだかー……」

ケーシィ「それかなり重症じゃないの」

アーマーガア「正直あの頃は黒歴史かー。おかげでもう色恋とかどうでもよくなっちゃったかー。まあこれはこれで楽かーけど」

ケーシィ「……まあいいや、ツルほどいてあげるからじっとしてて」

…………

アーマーガア「こ、これで自由だかー……! ありがとうかー!」

ケーシィ「どういたしまして。捕まってるなんてなんか深い事情ありそうだけど聞かないでおくよ。めんどくさそうだし」

アーマーガア(オスのフリする理由も聞かないでほしかったかー)

アーマーガア「僕は急ぎの用事があるからこれでおさらばかー。ケーシィもこの辺のナゲツケサルには気を付けるかー」

ケーシィ「心配ご無用。ボクもう次の場所に旅立つから…… さて、次はどこにテレポートするかな……」

パシュン

アーマーガア(消えちゃったかー…… 今もケーシィはランダムテレポートで旅してるんだねかー……)

アーマーガア(まあそれは置いといて、早くレドームシをみつけるかー!)
 ▼ 316 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 02:07:07 ID:FnegJEvE [7/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――数分後――


アーマーガア(ジャ、ジャングルは飛びづらいかー……)バッサバッサ

アーマーガア(でも降りたらもっとナゲツケサルたちに見つかりやすくなっちゃうかー…… うむむ……)バッサバッサ

アーマーガア(下の方をよーーーーーく捜すかーよ…… ん?)バッサバッサ

アーマーガア(あれは>>317かかー……?)バッサバッサ
 ▼ 317 イコウ@ドラゴンジュエル 20/01/12 02:10:00 ID:I4mopK8k [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤレユータン
 ▼ 318 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 02:19:42 ID:FnegJEvE [8/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
※一応ヤレユータン関連の部分へのリンクを置いておきます
>>158
>>204

―――――

アーマーガア(あれはヤレユータンかかー……?)バッサバッサ

ヤレユータン「……」

アーマーガア(もしかしてアローラダグトリオ達が会いに行こうとしてるのと同じ奴かー……?)バッサバッサ

アーマーガア(よし、>>319てみるかー)
 ▼ 319 マゲタケ@はつでんしょキー 20/01/12 02:20:33 ID:b5WE9wzo [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
話しかけ
 ▼ 320 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 02:38:55 ID:FnegJEvE [9/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア(よし、話しかけてみるかー)

アーマーガア「あのーもしもし、ヤレユータンかー?」

ヤレユータン「? 見知らぬポケモンじゃな……」

アーマーガア「僕はアーマーガアだかー。話すために一旦降りるかー」バサバサ


ヤレユータン「で、アーマーガアとやら、儂に何用かな?」

アーマーガア「それは……」

アーマーガア(な、なんていうべきかー? そもそもどこまで事情を喋るべきかかー……)

アーマーガア「えーと、>>321
 ▼ 321 ースバーン@ルームサービス 20/01/12 02:42:24 ID:Z1HInfOc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
かくかくしかじかー(今までの事情を全て話す)
 ▼ 322 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 02:56:22 ID:FnegJEvE [10/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「えーと、かくかくしかじかー」


アーマーガアは 今までの事情を
すべて ヤレユータンに 話した


ヤレユータン「ふむ…… ナゲツケサルとカラマネロの件はそういう事情じゃったか」

アーマーガア「?」

ヤレユータン「最近ナゲツケサルのやつらはカラマネロの催眠のせいで気が立っておっての、すでにジャングルの住民にも被害が出ておる」

アーマーガア「そ、それは大変かー……」

ヤレユータン「お主の仲間のアブソルじゃが…… すでにナゲツケサル達の拘束から抜け出しておったぞ。さっき見かけた」

アーマーガア「ほ、本当かー!?」

ヤレユータン「うむ。そして今のナゲツケサルたちの騒ぎ方から察するに…… 今まさに追われているようじゃな。もし合流したければ、ナゲツケサルたちがいる方へ向かうことじゃ」

アーマーガア「そ、そうかかー…… 今合流しようとしたら危険に飛び込むことになるのかかー……」

ヤレユータン「あと、ミュウツー捕縛の件じゃが、これについては一度考えさせてくれんか」

アーマーガア「わかったかー…… あ、情報ありがとうかー」


アーマーガア(アブソルは今追われてて…… 会いに行くにはナゲツケサルのいるところに向かわなくちゃいけないかー……)

アーマーガア(僕はバトルじゃ勝てないかー…… うむむ、それでも行くべきか、別のことをするかかー……)


アーマーガアの行動>>323
 ▼ 323 エトル@くろいメガネ 20/01/12 02:59:45 ID:b5WE9wzo [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワンに連絡
 ▼ 324 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 03:04:33 ID:FnegJEvE [11/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア(そうだ! フレフワンに連絡を……)

アーマーガア「えーと通信機通信機……」


アーマーガア「……通信機、持ってるのレドームシだったかー……」

アーマーガア「い、いや! まだ手はあるかー! こうなったらラナキラマウンテンまで飛んでアローラダグトリオが掘った穴からラボの近くまで行って呼び出すかー!」



アーマーガア「……あ、そういえばミュウツーあの辺にいるんだったかー…… どうしようもないかー……」

アーマーガア「べ、別の手を考えるかー!」


アーマーガアの行動>>325
 ▼ 325 ントル@はかせのてがみ 20/01/12 03:14:04 ID:Z1HInfOc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
主ポケモンのラランテスに修行をお願いする
 ▼ 326 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 03:25:15 ID:FnegJEvE [12/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア(そういえば…… アローラ地方の各地にはすっごく強くて大きな《ぬしポケモン》がいるって聞いたことがあるかー)

アーマーガア(そのぬしポケモンに鍛えてもらえば……)

アーマーガア「ヤレユータン! この辺りにぬしポケモンはいるかー!」

ヤレユータン「ぬしラランテスがおるぞ」

アーマーガア「ぬしラランテスにはどうやったら会えるかー?」

ヤレユータン「ここに呼べるぞ」

アーマーガア「呼んでほしいかー!」

ヤレユータン「わかった」


ヤレユータン「あっ!!!! こんなところにマオスペシャルが!!!!」

アーマーガア(え、そんなので来るのかかー……?)



ぬしラランテス「どこどこどこどこどこ!?」ダダダダダダダシャランシャランラ

アーマーガア(ほ、ホントに来たかー……)

ヤレユータン「すまん嘘じゃ」

ぬしラランテス「」ズコー
 ▼ 327 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 03:31:57 ID:FnegJEvE [13/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ぬしラランテス「ひ、ひどいわ……期待したのに……もうマオスペシャルの口になってたのに……」

ぬしラランテス「で、一体何の用事があって呼んだの?」

ヤレユータン「そこのアーマーガアがお主に用があるようでな」

ぬしラランテス「アーマーガア?」

アーマーガア「実はかくかくしかじかーという理由で鍛えてもらいたいんだかー」

ぬしラランテス「なるほど……そういう事情で…… でも今から修行って事情にしては悠長過ぎません?」

ヤレユータン「じゃな」

アーマーガア「ゆ、悠長でも構わないかー! 強さがいるんだかー! 今の僕じゃ向かってもボロ負けかー!」

ぬしラランテス「修行してる間にお仲間がまた捕まったら? カラマネロが戻ってきたら?」

アーマーガア「うぐぐ……」

ぬしラランテス「もし、わたしがあなたなら…… >>328ると思うけど」
 ▼ 328 ニリッチ@ふたのカセキ 20/01/12 03:34:28 ID:EnYE0q1A NGネーム登録 NGID登録 報告
粉骨砕身で特攻する
 ▼ 329 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/12 03:55:57 ID:FnegJEvE [14/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ぬしラランテス「もし、わたしがあなたなら…… 粉骨砕身で特攻すると思うけど」

アーマーガア「ふくざつこっせつ?」

ぬしラランテス「ふんこつさいしん! 力の限りを尽くすという意味、つまりはゼンリョクってことね」

アーマーガア「ゼンリョク……」

ぬしラランテス「そう。端から諦めてどうするのよ。仲間が危険にさらされる可能性から目を背けて修行だなんて…… そんなので強くなれるとも思わないわ」

ぬしラランテス「仲間が生き延びることを信じ切れてるわけでもないから専念もできないでしょう? 中途半端なのよ、あなた」

アーマーガア「…………」

ぬしラランテス「仲間が危ない目に遭ってるってわかってるなら、勇気をもって突撃しなさいな」

アーマーガア「で、でも…… 負けるのは分ってるかー…… 3匹一緒でも負けたんだから1匹じゃ……」

ぬしラランテス「あなた、不意打ちで撃ち落とされて地上戦になって負けたのでしょう?」

アーマーガア「かー……」

ぬしラランテス「今は相手がその戦法を使ってくるって知ってる。それだけでも変わるんじゃなくて?」

アーマーガア「……!」

ぬしラランテス「常に自分が有利になるように戦いなさい。わたしだったら強い日差しの下、あなただったら……」

アーマーガア「……空中かー……」

ぬしラランテス「そう。撃ち落とされないように気を付けて戦えば、1匹2匹は蹴散らしてお仲間を空中へ連れ出せるかもしれない」

ぬしラランテス「あなたは見たところひこうタイプでしょう? 自信を持ちなさいな」
 ▼ 330 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/13 02:06:11 ID:U/qUzEtc [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤレユータン「問題は撃墜をどう防ぐかじゃな…… とっしんなどのわざで勢いをつけて向かえば木の実の投擲程度なら跳ねのけることができそうじゃが」

アーマーガア「生憎そういうわざは覚えてないんだかー…… 真上から押しつぶすわざはあるけど、多分そのまま周りのやつらに引きずりおろされて地上戦かー」

ヤレユータン「下への方向性が強過ぎるわざは厳しいじゃろうな」

ぬしラランテス「……いいものがあるかもしれないわ」

アーマーガア「いいものかー?」

ぬしラランテス「これ、わざマシンみたいな道具。珍しいからって昨日旅のケーシィに貰ったはいいものの、タイプ的にわたしには使えないみたいなの。ケララッパあたりにあげようと思ってたんだけど貴方にあげるわ」スッ

アーマーガア「こ、これは……わざレコードかー!? そしてそのわざは……!」

ぬしラランテス「書いてある文面的に多分正面にぶつかっていくわざでしょう?」


《はねを おりたたみ 低空飛行で 突撃する ……》


アーマーガア「そうだかー! これは地面スレスレを飛んで、相手にぶつかっていくわざだかー!」

アーマーガア「きっとこのわざの勢いなら撃ち落とされないし、寄って来たナゲツケサルもぶっ飛ばせるかー! このわざを使いながらアブソルに近づいて、助け出して空に舞い上がる! 作戦思いつけたかー!」

アーマーガア「てことで早速行ってくるかー! ありがとかー!」バサバサ

ヤレユータン「あ、おい! もう行くのか!? ……行ってしまった」

ぬしラランテス「なんというか、かなり単純な性格のポケモンだったわね…… 嫌いじゃないけど」
 ▼ 331 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/13 02:19:10 ID:U/qUzEtc [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――そのころ一方レドームシたちは……


アブソル「はぁっ! はぁっ!」タッタカタッタカ

ナゲツケサルたち「待てコラアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

アブソル「レ、レドームシ! 奴らまだ追ってきてるのか!?」

レドームシ「はい! 奴らバテて数が減るどころか、どんどん合流してきて今18匹くらい追ってきてます!」

レドームシ「多分群れのほとんどが後ろに来ています!」

ナゲツケサルたち「待てコラアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

アブソル「つまりっ! それはっ! 今っ! 止まったらっ! 確実にっ!」

レドームシ「……負けますね、ぼく達」

アブソル「い、一旦っ! どこかに……」

レドームシ「無理です! どこかに隠れるには相手との距離が近すぎます!」

レドームシ(アブソルさんの背中に後ろ向きに乗って逃げてますが……)

レドームシ(この状況はかなり厄介です…… ちなみになぜ後ろ向きかというと……)

ナゲツケサルD「食らえええええええええええええええ!!!!」バシュッ

レドームシ「わっ! むしのていこうむしのていこうむしのていこう!」リーンリーン

ドッ

レドームシ(このように投げつけてきた木の実を撃ってアブソルさんに届かないようにするため……)

レドームシ(ってぼくは誰に対して解説してるんでしょう?)
 ▼ 332 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/13 10:19:00 ID:U/qUzEtc [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ(ん……? ナゲツケサルたちの後ろの空になにか……)


アーマーガア「かぁーーーーーーーーー!!!!!」


レドームシ「タクシーさん!?」

アブソル「い、今の声! アーマーガアか!?」

レドームシ「はいそうです! タクシーさんがナゲツケサルたちのさらに後ろに……」

ナゲツケサルF「き、貴様……!」ピタッ クルッ

ナゲツケサルE「急に止まるな馬鹿!!!!!」ドンッ

ナゲツケサルF「ぎゃあっ!!!!」ステンッ

ナゲツケサルたち「うわっなんか踏んだ?」「なんかあったのか?」ドドドドド

ナゲツケサルF「」

ナゲツケサルボス「鳥の方も脱走したんだ! 俺達の後ろにいる!」

アーマーガア「かー! アブソル! 僕が行ったら掴まるかー!」

アブソル「へ?」

アーマーガア「かぁーーーーー!!!! ブレイブバード!!!!!!」バシュンッ
 ▼ 333 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/13 10:30:53 ID:U/qUzEtc [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナゲツケサルボス「こっちに来るぞ! 一度止まって迎え撃て!」

ナゲツケサルたち「へいっ!」

アーマーガア「そこを退くかあぁーーーーーーーーー!!!!」ゴゴゴゴゴゴ

ナゲツケサルG「撃ち落としてやる! 食らえ!」ブンッ

ゴッ

ナゲツケサルG(なっ!? 木の実を確かにぶつけたのに怯みもしないだと!?)

アーマーガア(やっぱり……! このわざの勢いならいけるんだかー! わざの《うちおとす》でも使われない限りは!)

ナゲツケサルH「じゃあ直接叩き落すまでだ!!!!」バッ

アーマーガア「邪魔かぁーーーー!!!!」ドスッ

ナゲツケサルH「ぎゃああああああああ翼がぶつかったああああああ痛えええええええええ!!!!」

ナゲツケサルたち「ひいっ!!!!」ミチアケ

ナゲツケサルボス「俺が相手する!! さあ来い!!!!」

アーマーガア「お前は避けるかぁーーーーー!!!」ヒョイッ

ナゲツケサルボス「おい!!!!!!!!!!」
 ▼ 334 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/13 10:39:09 ID:U/qUzEtc [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア(もうすぐ…… もうすぐアブソルたちに追いつくかー!)

アーマーガア(わざを止めて、スピードを落として……)

アーマーガア(アブソルの前まで来たら…… 足を後ろに突き出す!)

アーマーガア「アブソル! 掴まるかー!」

アブソル「分かった!!」ガシッ

アーマーガア(こ、ここまではイメージ通りかー! 問題はここからかー……)

アーマーガア「急いで飛び上がるかーーー! しっかり掴まってるかーーーー!!」バサバサバサバサ

アーマーガア(アブソルたちを運んだままだとスピード出ないけど、できるだけ速く飛びあがるかー……! でないと……!)

ナゲツケサルボス「食らええええええええええええええええええええ!!!!」ブンッ
 ▼ 335 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/13 10:48:47 ID:U/qUzEtc [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「や、やっぱり木の実投げてきたかー!」

レドームシ「うわああ!!! むしのていこうむしのていこうむしのていこう!!!」リーンリーン

ドドドドドドド……

レドームシ(ダメだ、木の実の勢いを殺しきれない、間に合わない……!)

レドームシ「くっ、リ、リフレクター!」ピキーン!

ドスッ

アーマーガア「うぐっ」フラッ

ナゲツケサルボス(よしフラついた! 今なら下から飛びついて引きずりおろせるぞ!)

ナゲツケサルボス「ははは! ここまでだ!!!」ピョーン

アブソル「させるか! サイコカッタ−!」シュバッ

ナゲツケサルボス「ぎゃっ」

アブソル「アーマーガア! 今のうちに!」

アーマーガア「わかってるかー!」バサバサバサバサ

ナゲツケサルボス「クソッ! おい木の実!」

ナゲツケサルI「も、もうありません!!! 全部投げちゃいました!」

ナゲツケサルボス「なんだとぉーーーーーー!!!!!」

ナゲツケサルD「ああ、もうあんな遠くに……」
 ▼ 336 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/13 12:39:39 ID:U/qUzEtc [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・シェードジャングル・空中〜〜


アーマーガア「あ、危なかったかー……」

レドームシ「ありがとうございますタクシーさん、助かりました」

アブソル「ありがとう。で、これからどうする?」

アーマーガア「かー…… ジャングルの中は飛びづらいから…… 一旦外に出たいかー」

レドームシ「あ、ちょっと待ってください。実は……」


レドームシは ナゲツケサルたちに捕まってから起きたことを
すべて アーマーガアと アブソルに 話した


アブソル「えぇっ!? フレフワンのラボが壊されて、グソクムシャたちは別のところで捕まってて……」

アーマーガア「アローラダグトリオたちは僕たちが捕まったことを知ってるからこっちに助けに来るかもしれないかー!?」

レドームシ「はい。多分、先にグソクムシャの方に行ってると思いますけど……」

アーマーガア「僕らが捕まってるうちに色々起きすぎかー……」

アブソル「じゃあ勝手にジャングルから離れるのはちょっとまずいな……」

レドームシ「ええ、なので先にフレフワンさんを通して連絡したいと思います」

アーマーガア「それがいいかー」

……

レドームシ「もしもし…… レドームシです」

通信機(フレフワン)「こちらフレフワン♪ そっちから連絡してこれたってことは、無事に脱出できたのね♪」

レドームシ「はい、3匹とも無事で…… 今はジャングルの空中にいます」

アーマーガア「ちなみにシェードジャングルかー」

通信機(フレフワン)「やっぱりシェードジャングルだったのね♪ 3匹で空中ってことは…… アローラダグトリオたちは来てないのね?」

レドームシ「少なくともぼく達は会ってないですよ」

通信機(フレフワン)「アローラダグトリオたちも、グソクムシャたちも、あれから連絡がないのよね。どこかに潜入中だと困るからこっちからは連絡は入れてないわ♪」

レドームシ「ああそうか。連絡を入れると向こうの都合に悪い可能性もあるんですね……」

アブソル「無事でないのか、連絡できない状況か、連絡を忘れているだけか……」

アーマーガア「無事でないとか縁起でもないこと言わないでほしいかー」
 ▼ 337 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/13 12:46:46 ID:U/qUzEtc [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(フレフワン)「あら? アローラダグトリオから通信が入ったわ♪」

レドームシ「ほんとですか!?」

通信機(フレフワン)「ええ♪ じゃあ繋ぐわね♪」

通信機(アローラダグトリオ)「こちらダグトリオ……」

通信機(フレフワン)「こちらフレフワンよ♪ それよりアローラダグトリオ、朗報よ♪ レドームシたち、無事に脱出したみたい♪」

通信機(アローラダグトリオ)「ほ、本当!?」

レドームシ「はい。ご心配おかけしました」

通信機(アローラダグトリオ)「良かった。こっちもグソクムシャたちを助け出して、今一緒にいるわ」

レドームシ(良かった……)

通信機(フレフワン)「じゃあ捕まったみんな助かったのね♪ 良かったわ♪」

通信機(フレフワン)「で、アローラダグトリオ。貴方達いまどこにいるの?」

通信機(アローラダグトリオ)「>>338
 ▼ 338 ャオニクス@スーパーボール 20/01/13 13:23:19 ID:Vj0Ep.b. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウの谷で静養中
 ▼ 339 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/14 00:05:44 ID:68l2TaJc [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(アローラダグトリオ)「ピカチュウの谷で静養中よ」

レドームシ「静養中……?」

通信機(アローラダグトリオ)「アタシたちもシェードジャングルに行くつもりだったんだけど、ちょっとね……」

レドームシ「何かあったんですか?」

通信機(アローラダグトリオ)「>>340
 ▼ 340 ガニウム@ウタンのみ 20/01/14 00:06:57 ID:hA82UAOY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローズのお尻
 ▼ 341 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/14 00:11:28 ID:68l2TaJc [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(アローラダグトリオ)「ローズのお尻」

レドームシ「はい?」

通信機(アローラダグトリオ)「……突然空から降って来たローズって人間のお尻に潰されちゃったのよ、ミミッキュが」

レドームシ「えぇ……」

アーマーガア「ローズってもしかしてマクロコスモスの……?」

通信機(アローラダグトリオ)「ミミッキュがガラルのお偉いさんって言ってたわ」

レドームシ「ローズ元委員長じゃないですか…… 今は逮捕されてると聞きましたが」

通信機(アローラダグトリオ)「そうなの?」

アーマーガア「それにしてもどうして空からローズ元委員長が降ってくるんだかー……?」
 ▼ 342 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/14 00:25:06 ID:68l2TaJc [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(アローラダグトリオ)「それは……」

通信機(?????)「私が説明しよう」

通信機(アローラダグトリオ)「ソルガレオ!」

通信機(ソルガレオ)「私はソルガレオ。こことは違う世界…… この世界で言うところのウルトラスペースから来たポケモンだ」

レドームシ「つまり、ウルトラビーストですか」

通信機(ソルガレオ)「そうだ。ウルトラビーストを知っているなら話が早く済むな。私はウルトラホールを開く力を持っている」

レドームシ(ネクロズマさんと同じってことですか)

通信機(ソルガレオ)「沢山の世界を巡らなければいけない事態に陥り、その力を使っていたのが……

通信機(ソルガレオ)「焦るあまり、あちこちに余計なホールを作ってしまったようで…… その…… このローズという人間も巻き込んでしまってだな」

通信機(ソルガレオ)「アローラで困惑しているところを見つけ、元の場所に送り届けようとしたのだが…… 道中で、私以外の要因で開いたらしきホールに入ってしまい……」

通信機(ソルガレオ)「それでまたアローラに出て、びっくりしていたら背中に乗せていたローズを落としてしまった。不幸中の幸い、下にいたミミッキュがクッションとなって気絶するだけで済んだが」

レドームシ「えぇ……」

アブソル「ミミッキュにとっては不幸でしかないぞ……それ……」
 ▼ 343 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/14 00:36:43 ID:68l2TaJc [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(ソルガレオ)「弱ったミミッキュが言うには静養する場所はピカチュウの谷が良いと…… それで彼らをここに運んできた。ミミッキュとローズが回復したら、私はまたローズを送り届けに行くつもりだ」

通信機(フレフワン)「ラボさえ無事だったらわたしの装置でも送り届けられそうなんだけどね♪ 壊れたから無理ね♪」

通信機(アローラダグトリオ)「ありがとうソルガレオ、じゃあまたローズを見に行ってあげて」

通信機(ソルガレオ)「……その前に、通信機の向こうの者たちにも一応聞いておきたいことがある」

レドームシ「? なんですか?」

通信機(ソルガレオ)「我が子…… コスモッグを見かけなかったか? 星空を思わせるガス状のポケモンなのだが……」

レドームシ「いいえ。残念ながらそんなポケモンには会ってないですね」

通信機(ソルガレオ)「そうか…… 実は突然消えてしまってな…… それで妻と2匹で手分けしてあちこちの世界を巡り捜していたのだ」

アーマーガア「それが焦ってた理由かー?」

通信機(ソルガレオ)「そうだ。我が子はまだ幼いながらウルトラホールを作る力を持っている…… もっと成長するまで使うなと言いつけていたのだが……」

アブソル「子供が行方不明なのか…… 確かにそれは心配だな……」
 ▼ 344 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/14 00:48:41 ID:68l2TaJc [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(アローラダグトリオ)「あ、ミミッキュが来たわ! 元気になったみたい」


通信機(ミミッキュ)「ミミッキュっキュ。ピカチュウへの人気嫉妬パワーで見事に復活したっキュよ」

レドームシ「ああ、それでピカチュウの谷……」

通信機(ミミッキュ)「ローズはまだ気絶したままっキュよ。ぼくチンたちが看病してやる義理はないからソルガレオはさっさとそばに行ってやれっキュ」

通信機(ソルガレオ)「……そうだな。では失礼」


通信機(フレフワン)「ミミッキュも回復したことだし、とりあえず…… みんなで情報を整理しない?」

通信機(ミミッキュ)「そうっキュね。みんなーーーーー!!! 集まるっキューーーーー!!! 過去話も瞑想もやめるっキューーーーー!!!!」
 ▼ 345 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/14 12:59:47 ID:68l2TaJc [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
…………

通信機(フレフワン)「じゃあそれぞれあったことを話してちょうだい♪」

通信機(アローラダグトリオ)「アタシたちの方は、かみつくしかじかということがあったわ」

レドームシ「カプ・テテフのところにグソクムシャたちを襲ったエンニュートを預けてあるんですね」

通信機(アローラダグトリオ)「そう。だから後で命の遺跡にも行かなきゃ…… で、そっちは?」

レドームシ「ぼく達の方は、からからしきじかです」

通信機(グソクムシャ)「あのカラマネロがアローラにも……」

レドームシ「はい、なかなか厄介なことに……」

アーマーガア「あと僕は先にヤレユータンに会って…… かくかくしかじかーだかー」

通信機(ガマガル)「マスターボール作戦は保留かあ……」

アーマーガア「また時間を置いていくのが良いと思うかー」

通信機(ミミッキュ)「思いついたっキュよ」

レドームシ「? 何を?」

通信機(ミミッキュ)「シェードジャングルのポケモンはナゲツケサルが暴れて迷惑してるっキュ。で、ナゲツケサルを暴れさせてるのはカラマネロの催眠っキュ。そのカラマネロはじきにシェードジャングルに戻ってくるっキュね?」

通信機(ミミッキュ)「戻って来たカラマネロをふん縛って催眠を解かせて恩を売ればヤレユータンも協力する気になるかもしれないっキュよ」

レドームシ「なるほど、その手が…… でもナゲツケサルたちとカラマネロ両方相手にしなきゃいけないんですよね?」

通信機(ミミッキュ)「相性のいいぼくチンとグソクムシャが行けばいいっキュよ。じゃれつくでぽかぼかにしてやるっキュ」

アーマーガア「あ、レドームシが言うにはカラマネロは極度のむしタイプ恐怖症だから……グソクムシャ相手には何もできないと思うかー」

通信機(ミミッキュ)「そうっキュか。じゃあますます相性がいいっキュ」
 ▼ 346 テボース@キョダイパウダー 20/01/14 23:06:16 ID:GdAMQl5Q NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
今レドームシはレベルいくつ?
 ▼ 347 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 01:23:04 ID:B2Rs6Mdc [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>346
今はレベル20代後半のイメージで書いていますが、このSSは進化とわざ習得以外のレベル感覚は割とガバガバなので結構ぼかしてますね(野生ポケモンのレベルも原作準拠でないことが多々、あと生息ポケモンの進化系が出たりも)
また、レベルや種族値だけでは測れない強さも存在する感じです(ピカブイでいう覚醒値のようなもの)


返答ついでに現在の登場キャラクターまとめ

ポケモン
サッチムシ→レドームシ、アーマーガア、キョダイイオルブ、ムゲンダイナ×4、
コクーン、グソクムシャ、ダークライ、スリーパー、ヘラクロス、ミツハニー、
ヒヒダルマ、ネンドール、フーパ、シンボラー(兵長)、アンノーンA、ウソッキー、
ピジョン、ノコッチ、リングマ、カラマネロ、シンボラー(兵士)、アクジキング×4、
ネクロズマ、ミュウツー、アブソル、アローラダグトリオ、ガマガル、
(アブリボン)、フレフワン、クチート、(コスモッグ)、(ジラーチ)、
マッギョ、ガマゲロゲ、オタマロたち、メタモン(エージェント)、ミミッキュ、
ケルディオ、(アイアント)、ダダリン×10000、メタモン(色違い)、
ヤトウモリ×203、ナゲツケサルたち(ボスと部下)、マシェード、ヤレユータン、
ネマシュ×2、ソルガレオ、キュワワー、(カミツルギ)、アローラディグダ、
カプ・テテフ、ケーシィ、(ウッウ)、ぬしラランテス

人間
エーテル財団しょくいん♂、ビッケ、コウミ、ローズ
 ▼ 348 ーボック@あかいかけら 20/01/15 01:25:48 ID:gq7UiTi6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
改めて見るとキャラ数半端ないしそれを捌ききってるのも凄い
 ▼ 349 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 01:27:58 ID:B2Rs6Mdc [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あとわざ習得レベルは「これから覚えるもの」だけに適応します
親から遺伝して最初から覚えてるパターンもあると思います
 ▼ 350 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 01:29:01 ID:B2Rs6Mdc [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あ、一覧にエンニュート抜けてましたね
続き書きます
 ▼ 351 ワーク@ハバンのみ 20/01/15 01:32:55 ID:MmDYImD. NGネーム登録 NGID登録 報告
アローラに飛ばされて髪の毛200本まで減らされて高所から落下したローズかわいそう
 ▼ 352 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 01:49:33 ID:B2Rs6Mdc [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(ミミッキュ)「ってことでぼくチンとグソクムシャはシェードジャングルに行くっキュよ。グソクムシャ、それでいいっキュね?」

通信機(グソクムシャ)「我自身はそれで構わんが……」

レドームシ「……護衛のことですか? ぼくもそれでいいですよ。カラマネロを野放しにしておくのも厄介そうですし」

通信機(ミミッキュ)「じゃあ決まりっキュね」

通信機(グソクムシャ)「ここからだと海に出て泳いだ方が速いだろう。ミミッキュは我の背に乗るといい」

通信機(ミミッキュ)「んじゃ海に出たらよろしく頼むっキュ」

通信機(ガマゲロゲ)「残りのメンバーはまとまって行動したほうが良さそうじゃないか?」

通信機(ガマガル)「そうだね。また何かに襲われるかもしれないし……」

アーマーガア「じゃあ僕らもそっちに合流するかー」

アブソル「で、どこで待ち合わせる?」

通信機(アローラダグトリオ)「命の遺跡に行きたいから…… ここで待ってるわ。シェードジャングルと命の遺跡って、ここからだと逆の方向なのよね」

レドームシ「ピカチュウの谷でしたっけ?」

通信機(アローラダグトリオ)「そう、多分空からならわかると思うわ」
 ▼ 353 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 02:17:06 ID:B2Rs6Mdc [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「じゃあ情報整理と方針決定はこれで終わりですかね?」

通信機(フレフワン)「あ、ちょっと待って♪ 私からも報告があるわ♪」

レドームシ「フレフワンさんから?」

通信機(フレフワン)「そうそう♪ なんと! クチートをメガシンカさせていた原因がちょっと分かりましたー♪」

レドームシ「ほ、ほんとですか!?」

通信機(フレフワン)「ほんとよ♪ クチート〜♪」

通信機(クチート)「はーい…… ん? レドームシたちと通信中?」

通信機(フレフワン)「そうよ♪ 今から私たちの成果の発表をするところ」

通信機(クチート)「ああ、メガシンカ?ってやつの……」

通信機(フレフワン)「レドームシ、貴方が怪しいって言ってたあの腕輪みたいな道具…… あれがやっぱり原因の一つだったわ♪」

レドームシ「やっぱりあの腕輪ですか」

通信機(フレフワン)「そう♪ こっちのラボの資料に載ってたのよ♪ 情報はかなり少なかったけどね♪」

通信機(フレフワン)「あれは…… 《リングル》という道具、異世界で作られたものね♪」

アブソル「つまり…… フレフワンの言っていた最近出回っているというウルトラホール産の道具……」

通信機(フレフワン)「恐らくそうね♪ この資料の時期だと異世界との取引は盛んじゃなかったみたいだけど」

通信機(フレフワン)「この道具が生まれたのは…… 人間が存在せず、ポケモンのみで文明を築いている世界らしいわ♪ リングルの他に、不思議な効果を持つ《タネ》や《ふしぎだま》と呼ばれる道具もその世界にあるみたいよ♪」

通信機(グソクムシャ)「もしや、《ふこうのタネ》や《しあわせのタネ》もそうか?」

通信機(クチート)「ふこうのタネはその資料にも載ってたぜ。あと、メタモンがダダリンを呼び出したあの玉みたいなのもふしぎだまってやつだろうな」

通信機(フレフワン)「恐らく《あつまれだま》でしょうね…… で、リングルとメガシンカの話に戻るわよ♪」
 ▼ 354 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 02:34:49 ID:B2Rs6Mdc [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(フレフワン)「こっちの世界だと、トレーナーとポケモンがキーストーンとメガストーンを絆でリンクさせてメガシンカを行うわよね? でもあちらの世界には《トレーナー》は存在しないから、別の方法を使っているみたいなの♪」

レドームシ「それがリングル……ですか」

通信機(フレフワン)「リングルともう一つ、《ラピス》と呼ばれる宝石のようなものが必要みたいね♪ リングルを身に着けた状態であの窪みに特別なラピスをはめるの♪ すると……」

通信機(フレフワン)「ポケモンはメガシンカしたりパワーアップしたりできるのよ♪」

通信機(ミミッキュ)「ポケモンとトレーナーの絆の価値はどこっキュ?」

通信機(フレフワン)「あら♪ 価値ならちゃんとあるわよ♪ リングルとラピスによるメガシンカには問題点がいくつかあってね……」

通信機(フレフワン)「まず、ラピスはとても不安定な物質でね、特定の特殊な場所でしか存在を保てないらしいの♪ しかもその場所の中ですら急いで拾い上げて保護しないと崩れ去ってしまうくらい脆いわ♪」

通信機(フレフワン)「次に、ラピスは消費アイテムというところよ♪ メガストーンは何度も使えるけど、ラピスは一度使ったらなくなってしまうの♪ きれいさっぱり消滅するみたい♪」

通信機(フレフワン)「最後…… これが一番大きいわね♪ ポケモン単独で、トレーナーとの絆無しでメガシンカを行うためか…… ラピスをはめてメガシンカしたまま暫く経つと、危険な暴走状態に陥ってしまうといわれているわ。メガシンカが解除されると正気になるみたいだけどね。暴走状態を含めたメガシンカの継続時間もこちらほど長くはないみたい」

通信機(フレフワン)「だから、こちらの世界から見ると…… あちらの世界のメガシンカは《不完全》と言わざるを得ないわ」

レドームシ「暴走状態……? まさか!」

通信機(クチート)「……お前もそう思うだろ? でも話はもうちょっと複雑らしいぜ?」

レドームシ「へ?」
 ▼ 355 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 03:11:06 ID:B2Rs6Mdc [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(フレフワン)「私言ったでしょう? ラピスはとても不安定な物質で、特殊な場所でしか存在を保てないって♪ そもそもこちらの世界に持ってくること自体が不可能なはずなのよ♪」

レドームシ「じゃ、じゃあリングルは無関係……!?」

通信機(フレフワン)「そうでもないのよね♪ クチートの持っていたリングルを調べたら…… 何かの細かいカケラと、焼け焦げたような痕が残ってたの♪ ラピスなら綺麗に消滅するはずなのにね♪」

レドームシ「えーと…… つまり?」

通信機(フレフワン)「なにか《別の物》を、無理やりラピスの代わりに使った結果、メガシンカのエネルギーに耐え切れなくなり砕け散った…… 私はそう仮説を立てたわ♪」

アーマーガア「別の物かー?」

通信機(フレフワン)「ええ♪ 私としてはキーストーン、メガストーン、かがやくいし、Zクリスタル、ねがいぼしなどの何らかのエネルギーを秘めた《石》が怪しいと思うわ♪」

アブソル「……候補多いな」

通信機(フレフワン)「こうした別の物を使ったらどうなるかしらね♪ 不完全がもっと不完全になってもおかしくないわ♪ 対応してない道具を使うんだから♪」

通信機(クチート)「もしジラーチを脅すためにメガシンカして、ラボまで来たんだとしたら…… 暴走するまでが早過ぎるんだよな。あんな早く暴走したんじゃ向こうのメガシンカなんてとっくに廃れてると思うし……」

通信機(フレフワン)「ラボに来た時には貴方すでに暴走状態だったわね♪」

レドームシ「確かジラーチを脅してからでしたっけ、記憶がないの」

通信機(クチート)「くそ、記憶が完全ならいいんだけどな。多分、多分だけど…… フレフワンの言う通り、本来の方法以外でメガシンカしたからすぐに暴走しちゃったんだと思う。ラボに飛ぶ直前に暴走が始まったんだ、きっと……」

アーマーガア「でもクチートが変になったのはそれより前かーよね?」

通信機(クチート)「ああ。でもそのさらに前も何故か依頼受けてたりしたしな…… メガシンカとは関係ないかもしれない」

レドームシ「カラマネロの催眠の可能性もありますかね?」

通信機(クチート)「かもな……。ああくそ、ダメだ。思い出そうとすると頭が痛い」

通信機(フレフワン)「クチート、あまり無理はしないでね♪ 休んでらっしゃい♪」

通信機(クチート)「そうする……」
 ▼ 356 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 03:16:25 ID:B2Rs6Mdc [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「いくつかいいか?」

レドームシ「なんです?」

アブソル「クチートにリングルとラピスの代用品の何かを渡したのは殺害依頼者の一味だよな?」

レドームシ「そうですね」

アブソル「つまり殺害依頼者の一味はリングルを入手する手段があると」

レドームシ「そうなりますかね」

アブソル「ミュウツーも殺害依頼者から依頼を受けてるよな?」

レドームシ「はい恐らくは」

アブソル「……メガミュウツーXっていたよな?」

レドームシ「あ」
 ▼ 357 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 03:36:41 ID:B2Rs6Mdc [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
==このスレの>>2の回想==

グソクムシャ「ミュウツー……と言っていた。メガミュウツーXというのはメガシンカした姿のことだろう」

レドームシ「メガシンカ?」

グソクムシャ「最近アローラでも広まりつつある、一部のポケモンだけがなることができる強化形態だ」

レドームシ「キョダイマックスみたいなものでしょうか」

アブソル「だからそれは何……」

グソクムシャ「特殊な石を二種類使い、トレーナーとポケモンが心を通わせることで一時的に変化できるらしい。だからZワザ同様我ら野生のポケモンには無縁だ」

レドームシ「じゃああいつは強化形態なんて持ってないんですね」

グソクムシャ「強化形態にはならぬ……とは言っても奴はかなりの強敵だ。先のネクロズマなるポケモンと同じ、只ならぬ雰囲気を感じた」

アブソル「只ならぬ、か……」

==回想ここまで==



レドームシ「――って感じだったのに結局メガシンカするかもしれないってことですか!?!?!?」

通信機(ミミッキュ)「お、落ち着くっキュよ! マスターボール投げつければメガシンカしてようがキョダイマックスしてようが同じっキュ!」

アーマーガア「……キョダイマックスは弱らせないとボールで捕獲できないかー」

通信機(ミミッキュ)「そうだったっキュ……」

通信機(フレフワン)「メガシンカはどうなんでしょうね…… こっちじゃ野生ポケモンはメガシンカしないから捕獲の前例なんてないでしょうし…… メタモンが化けたとしてもまた性質は別だと思うし…… うーん……」

レドームシ「……前例がなくてわからないならやってみます? 実際にメガミュウツーXの捕獲」

通信機(ミミッキュ)「おっと腹くくったっキュか?」

レドームシ「正確には違います。もし他の皆さんが協力してくれる気ならぼくだけ腹をくくらないわけにはいかないって感じで…… なので皆さんの意k」

通信機(ミミッキュ)「半端な奴っキュねぇ。そういう時はドーンと《腹くくるから協力してくれ!》って頼むっキュよ。なんでこういうとき受け身っキュか馬鹿っキュか?」

レドームシ(ば、馬鹿……?)
 ▼ 358 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 17:34:49 ID:B2Rs6Mdc [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(ミミッキュ)「そーんな半端な奴はぼくチン知r」

レドームシ「やります!!! ぼくはやります!!! メガミュウツーXの捕獲!!! 誰も、人間ですら成したことのない未踏の偉業を!!! でもぼくだけでは不可能です!!! 一緒にやりませんか!!! 未踏の偉業を!!!」

通信機(ミミッキュ)「」

アブソル(どうしたんだ急に……)

アーマーガア(そんなに馬鹿言われるのが嫌かかー)


通信機(グソクムシャ)「……覚悟は良いのだな?」

レドームシ「ええ!!! やってやりますよ!!! やっっ……げほっごほっ」

アーマーガア(むせたかー……)

レドームシ「……思えばこれは元々ぼくが生きるための闘い。マスターボールにボールを扱えるポケモンに…… 協力さえ得られれば、今こそぼくの生命を脅かすミュウツーを封じるチャンスなんです」


レドームシ「なので…… その…… 皆さん協力を、どうかよろしくお願いします!」
 ▼ 359 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 22:05:35 ID:B2Rs6Mdc [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「僕は協力するかー。きっとここで協力しなかったら心のどっかに引っかかりができたままになっちゃうかー」

通信機(グソクムシャ)「我はもとより貴様を護るのが与えられた役目だ。付き合うのは当然のこと」

アブソル「私は元々嫌な予感がすると言って頼み込んでついて来たしな…… もしかしたら嫌な予感の正体はこのことだったのかもしれない」

通信機(アローラダグトリオ)「アタシたちはミュウツーを何とかしようって言いだした張本人だし今更引くつもりもないわよ!」

通信機(ガマゲロゲ)「俺は…… 一応ガマガルと再会できた恩があるしな、やるぜ」

通信機(ガマガル)「じゃ、じゃあ僕も……」

通信機(ミミッキュ)「結局みーんな協力するっキュか!? じゃあさっき騒いだ意味って何っキュ……!?」

アーマーガア「いや騒いでたのレドームシとミミッキュだけかー……」

レドームシ「えーと…… で、ミミッキュさんは……」

通信機(ミミッキュ)「勿論…… 協力してやらんこともないっキュよ。頼まれちゃあ仕方ないっキュ。感謝してほしいっキュ」

レドームシ「皆さん、ありがとうございます!」

通信機(フレフワン)「うふふ良かったわね♪ 私もミュウツーのデータが欲しいからね、引き続き裏でサポートさせてもらうわ♪ こっちのラボだとそこまで大したことはできないだろうけど……」

レドームシ「フレフワンさんもありがとうございます」

通信機(ガマゲロゲ)「ミュウツーってのがメガシンカしようとしまいとやることは変わらないんだよな?」

通信機(ミミッキュ)「そうっキュね。元々不意を突く作戦っキュ」

レドームシ「もしもダメだったら…… みんな全力で逃げましょうか」

アーマーガア「それがいいかー」
 ▼ 360 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 22:11:23 ID:B2Rs6Mdc [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「じゃあまずさっき話し合った通りに行動しましょうか」

通信機(グソクムシャ)「我々はシェードジャングルへ」

通信機(アローラダグトリオ)「アタシたちは命の遺跡へ……ね! ピカチュウの谷で待ってるわ!」



描写キャラ安価>>361

【選択肢+情報】

@レドームシたち:命の遺跡に向かう

Aグソクムシャたち:シェードジャングルに向かう

Bその他過去登場キャラの様子:選ばれた場合再安価でどのキャラかを指定します
 ▼ 361 ュカイン@おだんごしんじゅ 20/01/15 22:12:09 ID:6kXYYNig NGネーム登録 NGID登録 報告
A
 ▼ 362 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/15 22:27:03 ID:B2Rs6Mdc [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・シェードジャングル〜〜


ミミッキュ「着いたっキュね。それにしても……」

ミミッキュ「お前の背中案外乗り心地良かったっキュね」

グソクムシャ「誰かを乗せたのは初めてだったが…… それは良かった」

ミミッキュ(こ、こいつ、初めてであんなスピード出したっキュか……!? もうちょっと慎重になれっキュ……!)

ナゲツケサルA「なんだお前ら……?」

ミミッキュ「お、さっそく出てきたっキュね。お前、カラマネロがどこにいるか知ってるっキュか?」

ナゲツケサルA「な、なぜカラマネロ様のことを……!? まあいい、お前を捕まえてカラマネロ様に差し出してy」

ミミッキュ「じゃれつくっキュ」ヒュンッ

ポカボカポカボカ!

ナゲツケサルA「ぎゃひん」ヒンシ

ミミッキュ「お前なんかに捕まらないっキュ」

グソクムシャ「しかし今のではカラマネロが戻ってきているのかわからんな……」

ミミッキュ「さーて全員ぽかぼかにするっキュよ」

グソクムシャ「話を聞け」
 ▼ 363 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/16 20:41:53 ID:0dPAbJY. [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――十数分後――


ミミッキュ「終わったっキュ」

グソクムシャ「…………」

ナゲツケサルたち「」ヒンシ

ナゲツケサルボス「」ガタガタガタガタ

ミミッキュ「ボスだけひんしにはせずトラウマ植え付ける程度で済ませておいたっキュよ」

グソクムシャ「……で、どうするのだ?」

ミミッキュ「おいお前」

ナゲツケサルボス「はいィっ!?」ビクッ

ミミッキュ「今このジャングルにカラマネロはいるっキュか?」

ナゲツケサルボス「アッイエイナイトオモイマスッハイッ」

ミミッキュ「ふぅーん……」ジロジロ

ナゲツケサルボス「ヒッ デモアラワレルバショハシッテマスッス」

グソクムシャ「現れる場所?」

ミミッキュ「現れるポイントがあるっキュか? じゃあぼくチンを連れて行って、カラマネロが現れたら捕虜として差し出すフリをするっキュ」

ミミッキュ「従わなかったらお前もこの群れもどうなるかわかってるっキュね……? ぼくチンはカラマネロより恐ろしいってお前はその身で分かってるはずっキュ……」ゴゴゴ

ナゲツケサルボス「ヒエッ シタガワセテイタダキマッスッウッス」

ミミッキュ「グソクムシャは後ろからこっそりついて来るっキュよ。もしぼくチンがさいみんじゅつを掛けられそうになったらそんときは頼むっキュ」

グソクムシャ「分かった。であいがしらの準備をしておこう」
 ▼ 364 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/16 20:54:02 ID:0dPAbJY. [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・シェードジャングル・カラマネロ出現地点〜〜


ナゲツケサルボス「」ガタガタガタガタ

ミミッキュ(さーて…… カラマネロ、早く来るっキュ)


カッ
グアーン!


ミミッキュ(!? この穴は……)

グソクムシャ(ウルトラホールか……)

ナゲツケサルボス「カ、カラマネロ様はこの穴からお越しになる! おとなしくしておけ!(名演技)」

ミミッキュ「分かったから強くつかむなっキュー(棒読み)」

ミミッキュ(ど、どうなってるっキュ? どうしてカラマネロがウルトラホールを……?)

グソクムシャ(フレフワンはホールを作るガスを一回使い切りの貴重品と言っていたはずだが……)

グソクムシャ(ナゲツケサルのボスの反応を見るにここでカラマネロのホールが開いたのは初めてではない…… どういうことだ……?)


ウネウネ


ミミッキュ「あ、触手が出てきたっキュ」
 ▼ 365 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/16 21:26:45 ID:0dPAbJY. [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
※カラマネロ関連は前スレ203あたりから
https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1094880&p=4

―――――
シュンッ

ミミッキュ(カラマネロが出てきて…… ホールが消えたっキュ)

カラマネロ「…………」

カラマネロ「ナゲツケサルのボス。ここで待っていたか」

ナゲツケサルボス「はい」

カラマネロ「そのポケモンは?」

ナゲツケサルボス「ここらじゃ見かけないポケモンだったので、手駒になると思い捕らえました」

カラマネロ「ミミッキュか……」

ミミッキュ「ぼくチンはガラルから来たミミッキュっキュよ、いい加減放すっキューーーーー(棒読み)」

カラマネロ「ガラル?」

ミミッキュ「そうっキュガラルっキュ! アローラじゃないよガラルだYO! アローラのごたごたには無関係っキュYO!(演技放棄ヤケクソ)」

カラマネロ「残念ながらアローラという土地は直接関係しない」

ミミッキュ「関係しないのかYO! 何が目的っキュ?」

カラマネロ「俺の目的は…… レドームシというポケモン、それも各地方を旅しているある個体を捜し出し、殺すこと。俺が集めた情報によると、レドームシは元はガラルのポケモンだそうだが」

ミミッキュ「ガラル……」

カラマネロ「お前は何か知っているか?」

ミミッキュ「な、なにも知らないっキュよ!」

カラマネロ「怪しいな、じゃあ自白催眠をかけt」

グソクムシャ「であいがしら!!!!」シュバッ!!

カラマネロ「!?!?!?」

グソクムシャ「……寸止めだ」

カラマネロ「」ホウシン

ミミッキュ「我ここにあらずになっちゃったっキュ……」

ナゲツケサルボス「えぇ…… カラマネロ様、いやカラマネロってこんな情けない…… ん?」
 ▼ 366 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/16 21:38:44 ID:0dPAbJY. [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナゲツケサルボス「あれ、なんで俺こんなやつを崇拝して……? あいつに盲目崇拝の催眠をかけられることこそが至上の喜びだなんて変なことを…… 催眠自体あれなのに……」

ミミッキュ「今の幻滅で催眠が解けたみたいっキュね…… おいお前」

ナゲツケサルボス「はいィっ!?」ビクッ

ミミッキュ「群れの仲間を叩き起こしてカラマネロの実態を話して来てやるといいっキュ。仲間の催眠も解けたらヤレユータンのところに行くっキュよ」

ナゲツケサルボス「わ、わっかりましたアアアアアアアアア!!!!」バヒューン

グソクムシャ「次は…… 呆然としているこやつを連れてヤレユータンに報告か?」セオイッ

カラマネロ「……むしさんとことこー……」ココロココニアラズ

ミミッキュ「そうっキュね。じゃ、ヤレユータンを探しに行くっキュよ」



描写キャラ安価>>367

【選択肢+情報】

@レドームシたち:命の遺跡に向かう

Aグソクムシャたち:シェードジャングルでヤレユータンを探す

Bその他過去登場キャラの様子:選ばれた場合再安価でどのキャラかを指定します
 ▼ 367 オー@アクアスーツ 20/01/16 22:34:07 ID:2k4gXmQ6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
@
 ▼ 368 ロボーシ@タマゴふかポン 20/01/17 00:10:08 ID:P0HoLhp. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ネ
 ▼ 369 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/17 01:40:49 ID:AgBoqkko [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・命の遺跡の下〜〜


アローラダグトリオ「あと少しで着くはずよ」

レドームシ「穴の中の移動も久しぶりな気がします」

アーマーガア「そういえば僕たちが谷に来たときはもうソルガレオいなかったねかー」

ガマガル「いつの間にかいなくなってて…… ローズ委員長が目覚めてまたガラルに向けて出発したんだと思う」

ガマゲロゲ「よく分らんが今度こそ帰れるといいな…… あと、ソルガレオも子供と再会してほしいな」

レドームシ「またウルトラホール乱造で被害者でちゃたまりませんからね……」

ガマゲロゲ「え、そっち? 子供の方は心配じゃないのかお前」

レドームシ「ぼくも群れに黙って出てきた子供ですのであまりピンと来ないというか。コスモッグ、ソルガレオさんの話を聞くと自分で出てったみたいですし」

ガマゲロゲ「そういえばお前子供って言ってたな」

アブソル「それ群れとか家族とか心配しないのか……?」

レドームシ「大人も子供も割と個人主義ですからね…… 情報の共有とか助け合いはしますけど」

レドームシ「家族も…… 親はずっと前に群れを離れたので。イオルブに進化して飛べるようになると好奇心からいろいろなところを調べたくなるんですよ」

レドームシ「ぼくはそれまで待てずにタクシーさんを使ったってわけです」

アーマーガア「かー」

ガマゲロゲ「り、理解できん……」

アローラダグトリオ「待って」

ガマゲロゲ「お、おい。どうした? 急に止まって……」

アーマーガア「なにかあったのかー?」

アローラダグトリオ「>>370
 ▼ 370 ルーラ@ひみつのカギ 20/01/17 02:25:21 ID:NWbU1gbk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツーがカプ・テテフを人質にしてる!
 ▼ 371 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/17 02:53:02 ID:AgBoqkko [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「ミュウツーがカプ・テテフを人質にしてる!」ヒソヒソ

レドームシ「なんですって……!」ヒソヒソ

アローラダグトリオ「あ、穴をのぞき穴程度にして、と……」モゾモゾ

レドームシ「ど、どうして奴がここにいるんですか!」ヒソヒソ

アローラダグトリオ「わ、わからないわよ……! とりあえず、様子を見ましょう……!」ヒソヒソ


…………


カプ・テテフ「はあっ はあっ……」ゼーゼー

カプ・テテフ(な、なんだこいつ…… 正面からサイコパワーで殴り合って押し負けないなんて……)

カプ・テテフ(殴り合ってるうちにこっちはスタミナ切れになるし……)

カプ・テテフ(それに、アタシでも壊せないこのサイコパワーのオリ…… どうしたら……)

カプ・テテフ(奴はアタシを人質に、他のカプ達に集まるようテレパシーを送ったけど……)

カプ・テテフ「ね、ねえ、お前……」

カプ・テテフ「カプ達を集めて…… 一体何が目的?」

ミュウツー「……」

カプ・テテフ「大体名前も聞いてないし……」

ミュウツー「……」

カプ・テテフ「話も聞いてない……」

ミュウツー「……」

カプ・テテフ(何を考えてるのかさっぱりわからない…… とりあえず、嫌な気を感じた時点でディグダを帰したのは正解だったかも)

エンニュート「うーん…… うん?」メザメ

カプ・テテフ(! エンニュートが意識を……)

ミュウツー「お前は……」

エンニュート「>>372
 ▼ 372 ガネール@かいふくポケット 20/01/17 03:02:13 ID:jMLEP/JM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここは?
 ▼ 373 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/17 03:07:14 ID:AgBoqkko [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エンニュート「ここは?」

カプ・テテフ「命のいs……ぎゃふっ!」パシュン

ミュウツー「……アローラ地方、アーカラ島、命の遺跡の地下」

カプ・テテフ(よ、余計なことは言わせないつもりか……)

エンニュート「いのちのいせきのちか? へんなのー。えんにゅーと、かざんにすんでるのに」

エンニュート「ねえねえ、おじちゃんだれー?」

カプ・テテフ(よ、幼児退行してるーーーーーー!?)

ミュウツー「>>374
 ▼ 374 ノンド@つららのプレート 20/01/17 03:08:07 ID:.EGQfw3s NGネーム登録 NGID登録 報告
君のお父さんだよ(洗脳)
 ▼ 375 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/17 03:17:50 ID:AgBoqkko [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツー「君のお父さんだよ」サイミンセンノウ

エンニュート「おとうさんー?」

カプ・テテフ(ホント何してんのこいつ……)


…………


アローラダグトリオ「うわ気持ち悪」

ガマガル「ど、どうしたの?」

アローラダグトリオ「エンニュートが目覚めてかくかくミュウツーがしかじか」

レドームシ「えぇ……」

アローラダグトリオ「催眠自体よりあの顔で《君のお父さんだよ》って猫なで声で言うのが気持ち悪いわ」

ガマゲロゲ「その言い方普通にひどいと思う」


…………


エンニュート「そっかー。おとうさんだったのかー」

カプ・テテフ(ん? でもエンニュートのお父さんということは……)

エンニュート「じゃあおとうさんさっさとたべものもってきてよやくめでしょ?」

ミュウツー「は?」

エンニュート「は?じゃないでしょ。はやくしてよくそおやじ」

カプ・テテフ「……ヤトウモリ族のオスはメスの言いなりになる運命」ボソッ

ミュウツー「>>376
 ▼ 376 コン@のんきミント 20/01/17 03:23:01 ID:OVMYgJ2s NGネーム登録 NGID登録 報告
シェードジャングルに食べ物取りに行くか
 ▼ 377 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/17 03:57:48 ID:AgBoqkko [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツー「シェードジャングルに食べ物取りに行くか」

カプ・テテフ(いや素直か!)

エンニュート「いってらっしゃい」

ミュウツー「……」パシュン


…………


アローラダグトリオ「ミュウツーがテレポートして消えたわ! 今のうちに入るわよ!」ボコッ

アローラダグトリオ「よし開通! みんな来て!」


アローラダグトリオ「カプ・テテフ!」

カプ・テテフ「! お前は……」

エンニュート「だれ?」

アローラダグトリオ「約束通り戻ってきましたけど…… エンニュートを問い詰めてる場合じゃなさそうですね!」

カプ・テテフ「見ての通り……」

レドームシ「初めまして、レドームシと言います」

カプ・テテフ「お前がレドームシか。ダグトリオから話は聞いてるよ」

レドームシ「あのポケモンはミュウツー、ぼくの命を狙ってアローラに来たんです」

カプ・テテフ「あいつがダグトリオの話に出てきたミュウツー……」

アーマーガア「とりあえず、ミュウツーが戻ってくる前にここを出たほうがいいかー。あ、僕はアーマーガアかー」

カプ・テテフ「このサイコパワーのオリを壊せるなら…… アタシは無理だった」

アローラダグトリオ「壊さなくても……」モグモグ

アローラダグトリオ「こうやって下から抜け出せば! カプ・テテフ、この穴を通って外に出て下さい!」ボコッ

カプ・テテフ「わ、わかった!」
 ▼ 378 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/17 21:14:02 ID:AgBoqkko [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・アーカラ島の地底〜〜


レドームシ「なんとか抜け出せましたね……」

エンニュート「なんかぴかぴかしてる」グイグイ

レドームシ「ぼくの殻です引っ張らないでください」

カプ・テテフ「ありがとう、助かった。礼を言う」

アローラダグトリオ「……なんかキャラ変わりました?」

カプ・テテフ「これがアタシの《やるときやるモード》ね。やるときはこんな感じだ」

アローラダグトリオ「はあ……」

カプ・テテフ「今は敵いないから普通モードに切り替えとくー!」


アローラダグトリオ「とりあえず、どこに逃げるか決めないとね。このままじゃ地底慣れしてないポケモンは酸欠だから、どこか地上に出ないと……」

カプ・テテフ「鱗粉で生命力引き出して生存時間稼ごうかー?」

アローラダグトリオ「……それは遠慮しておきます」

カプ・テテフ「じゃあそっちで行き先考えといて。あたしは他のカプ神に無事脱出したことをテレパシーで伝えておくからー」

アローラダグトリオ「分かりました。で、どうする? レドームシ」

レドームシ「ミュウツーってどこに行ったか分かりますか? そこから離れた場所がいいと思うんですが」

アローラダグトリオ「たしかシェードジャングルって…… あ」

レドームシ「《あ》じゃないですよ!」

エンニュート「あー♪」

レドームシ「《あー》でもないですよ!」

アブソル「そ、それ急いで連絡しないとまずくないか!?」

レドームシ「ですね! やばいですね! ミミッキュさんはともかくグソクムシャの方はミュウツーと戦ってこっち側って知られてますし!」

レドームシ「てことでぼくは通信入れるんで行き先は他の皆さんで考えておいてください! お願いします!」


アローラダグトリオ「えーと…… どうする?」

ガマゲロゲ「俺は土地勘無いぞ」

アーマーガア「それは分ってるかー」

ガマガル「えっと…… >>379とかどうかな?」
 ▼ 379 ーナイト@こおったきのみ 20/01/17 21:33:12 ID:UFI.Z1q. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エーテルパラダイス
 ▼ 380 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/17 21:43:00 ID:AgBoqkko [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマガル「えっと…… エーテルパラダイスとかどうかな? あそこなら絶対安全だと思うんだけど……」

アーマーガア「うーんちょっとそれは…… だかー」

ガマガル「何か問題でもあるの?」

アーマーガア「前ちょっと用事があって僕とレドームシとグソクムシャでエーテルパラダイスに行ったことがあってかー……(前スレ279あたり参照)」

アーマーガア「目的は果たせたけど迷い込んだガラルのポケモンってことで危うくガラルに送り返されるとこだったかー」

アーマーガア「だからこのメンバーで行ったら多分アローラガラルイッシュってバラバラにされるかー」

ガマゲロゲ「帰るときは便利そうだけどなそれ」

ガマガル「じゃあダメかあ……」

ダグトリオ「そもそもあの島地下から侵入できるか怪しいしね……」

アブソル「>>381に行くのはどうだ?」
 ▼ 381 ザード@イーブイZ 20/01/17 21:47:17 ID:iHl2Uilg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
メレメレ島
 ▼ 382 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/17 22:35:38 ID:AgBoqkko [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「メレメレ島に行くのはどうだ?」

ガマゲロゲ「メレメレ島?」

ガマガル「隣の島だよ」

アローラダグトリオ「それならここから行けそうだけど…… メレメレ島と言っても広いわ。どのあたりに出ればいいかしら?」

アブソル「そうだな…… >>383とかは」
 ▼ 383 ソクムシ@やすうりポン 20/01/17 22:42:17 ID:iHl2Uilg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ハウオリシティ
 ▼ 384 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/17 23:02:41 ID:AgBoqkko [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「そうだな…… ハウオリシティとかは」

ガマゲロゲ「街か?」

ガマガル「メレメレ島で一番大きな街だよ」

アブソル「といってもメレメレには二つしか町がないんだが……」

アローラダグトリオ「人間が多いところよね…… でもミュウツーも近寄りにくいかも……」

レドームシ「すみません、一応ぼく達が行く場所も伝えておきたいと思うんですが…… 決まりましたか?」ヒョコッ

カプ・テテフ「決まったー?」ヒョイッ

アローラダグトリオ「ハウオリシティに行こうかって意見が出て…… どう思いますか?」

カプ・テテフ「ハウオリ? まーいいんじゃない?」

アローラダグトリオ「じゃあハウオリシティで」

レドームシ「わかりました、ハウオリシティですね」

カプ・テテフ「ハウオリならコケコに伝えておこうっと!」



レドームシ「ぼく達はハウオリシティに逃げ込みます。フレフワンさん、伝言お願いしますね……」

通信機(フレフワン)「わかったわ♪ しっかり伝えておくわね♪」



描写キャラ安価>>385

【選択肢+情報】

@レドームシたち:ハウオリシティに向かう

Aグソクムシャたち:シェードジャングルでヤレユータンを探している(近くにミュウツーがいるがまだ気づいていない)

Bその他過去登場キャラの様子:選ばれた場合再安価でどのキャラかを指定します
 ▼ 385 レズン@ダイブボール 20/01/17 23:05:05 ID:jMLEP/JM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
A
 ▼ 386 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/17 23:23:14 ID:AgBoqkko [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・シェードジャングル〜〜


ミミッキュ「ヤレユータンみつからないっキュねぇ」

グソクムシャ「もともとはガマガルの案内付きの予定だったからな……」

ミミッキュ「ナゲツケサルが暴れまわってる状況じゃ連れてこれないっキュよ…… 人質にでもされたら面倒っキュ」

カラマネロ「むしさんむしさんむしむしさーん」ココロココニアラズ


ミミッキュ「ん? あれは…… >>387っキュ?」
 ▼ 387 リトドン@やみのいし 20/01/18 00:03:47 ID:7Z5U17x. NGネーム登録 NGID登録 報告
主ラランテスとミュウツー
 ▼ 388 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 01:29:30 ID:aYewH.TM [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「ん? あれは…… ぬしラランテスとミュウツーっキュ?」

グソクムシャ「ミュウツーが……!?」

ミミッキュ「とりあえず一旦隠れて様子を見るっキュよ! 早くするっキュ!」グイグイ

グソクムシャ「ウムム……」ヒッパラレ


…………


ぬしラランテス「食べ物ねえ……」

ミュウツー「エンニュートが欲しがりそうなやつだ」

ぬしラランテス「エンニュートねえ…… 貴方もしかして惚れてるの?」

ミュウツー「そうじゃない。とにかくそういう食べ物はないか?」

ぬしラランテス「うーん…… >>389

 ▼ 389 ェイミ@レトルトカレー 20/01/18 01:52:17 ID:d4GQajck [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あまいミツ
 ▼ 390 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 02:23:30 ID:aYewH.TM [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ぬしラランテス「うーん…… あまいミツとかどうかしら?」

ミュウツー「あまいミツ?」

ぬしラランテス「あっちの低木地帯で採れるのよ。ついて来て」シャランシャランラ

ミュウツー「……わかった」


…………


ミミッキュ「ふう、あっちに行ったっキュ……」

ピピピ

グソクムシャ「この音は……」

ミミッキュ「アローラダグトリオから預かった通信機が鳴ってるっキュ。えーポチっと」

ミミッキュ「もしもし? ミミッキュっキュ」

通信機(フレフワン)「フレフワンよ♪ レドームシから連絡があってミュウツーがかくばるめぶきじか」

グソクムシャ「ミュウツーならつい先ほど見たぞ」

通信機(フレフワン)「あら♪」

ミミッキュ「連絡ちょっと遅かったっキュね。もうあいつ離れてったから今んとこは大丈夫っキュよ」

ミミッキュ「にしても幼児退行したエンニュートを洗脳した挙句言いなりって何やってるっキュかあいつは? 理解が追い付かないっキュ」

グソクムシャ「カプ達を集めようとしたのも気になるが……」

通信機(フレフワン)「それと、レドームシ達はカプ・テテフやエンニュートを連れてハウオリシティに逃げたわ」

グソクムシャ「ハウオリか……」

ミミッキュ「……ヤレユータンどうやって運ぶっキュ?」

グソクムシャ「……その時考えよう」

ミミッキュ「大丈夫っキュかねえ……」

通信機(フレフワン)「うふふ♪ じゃあ頑張ってね♪ 何かあったら連絡してちょうだい♪」
 ▼ 391 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 02:36:50 ID:aYewH.TM [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「とりあえずヤレユータン探すっキュよ。……といいたいところっキュが」

ミミッキュ「このジャングル広すぎてあてもなく探すのは無理な気がして来たっキュ」

グソクムシャ「ナゲツケサルのボスに聞くか?」

ミミッキュ「それは名案っキュね! で、どっちがあいつらの群れがいたほうだったっキュか?」

グソクムシャ「知らん」

ミミッキュ「」ガクッ

ミミッキュ「ひょ、拍子抜けでばれたすがたになるとこだったっキュよ!」

グソクムシャ「ミミッキュ、お前の方は方角を覚えていないのか」

ミミッキュ「ぼくチンももうどっちの方向かさっぱりッキュよ、つまりこれは」

グソクムシャ「……迷子か。帰りは……」

ミミッキュ「ヤ、ヤレユータンが見つかれば帰り道も教えてくれるはずっキュよ! だから帰りは別に問題ないっキュ!」

ミミッキュ「問題はこのジャングル広すぎてあてもなく探すのは無理な気がすることっキュ」

グソクムシャ「会話が振り出しに戻っているぞ」

ミミッキュ「もうその辺のポケモンに聞いてみるっキュよ。おーいそこのポケモンー!」

>>392「?」

ミミッキュ「ヤレユータンがどこにいるか知らないっキュか? あ、モンスターボールが使える奴っキュ」

>>392>>394
 ▼ 392 マンタ@ミックスオレ 20/01/18 02:37:13 ID:v7OAwRsM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄
 ▼ 393 プ・テテフ@ぎんのおうかん 20/01/18 02:38:00 ID:v7OAwRsM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 394 ジロック@ありふれたいし 20/01/18 02:38:38 ID:ie3of.KU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
その前に、水が欲しいです….
 ▼ 395 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 02:46:01 ID:aYewH.TM [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「おーいそこのポケモンー!」

タマンタ「?」

ミミッキュ「ヤレユータンがどこにいるか知らないっキュか? あ、モンスターボールが使える奴っキュ」

タマンタ「その前に、水が欲しいです……」

グソクムシャ「おい待てミミッキュ、そやつはタマンタというポケモン。本来なら海が住処のはずだ」

ミミッキュ「ど、どうして海のポケモンがこんなとこに転がってるっキュか?」

タマンタ「水……」

ミミッキュ「水……? 水場なんてこの辺には……」

グソクムシャ「待っていろ今出す」ザッ

ミミッキュ「か、構えて何するつもりっキュか!?」

グソクムシャ「アクアブレイクをと思って」

ミミッキュ「いや殺す気っキュか!?!?」

タマンタ「ボクちょすいだからその辺は大丈夫……」

タマンタ「……すいすいだったらどうしてたか聞きたいけど」

グソクムシャ「では行くぞ、アクアブレイク!」バシャアーンッ!!

タマンタ「ぷ、ぷはー! 生き返ったー!」
 ▼ 396 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 02:54:22 ID:aYewH.TM [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タマンタ「ありがとう、助かったよ! ボクはさっき言われた通りタマンタ」

ミミッキュ「ミミッキュっキュ」

グソクムシャ「……グソクムシャ」

ミミッキュ「海のポケモンということは…… ここのポケモンじゃないっキュよね……」

タマンタ「うん」

グソクムシャ「いくら完全水生のポケモンといえど、しばらくは陸上でも活動できるはずだが…… 貴様、いったいどのくらい地上にいたのだ?」

タマンタ「1週間くらい、かな……」

グソクムシャ「……それは無理だな」

タマンタ「ここで力尽きて動けなくなっちゃって…… 木の実を持ったポケモンには踏まれるし…… ほんと助かったよ……」

ミミッキュ「タマンタ、いったい何があったっキュか?」

タマンタ「>>397
 ▼ 397 ブリボン@ハートスイーツ 20/01/18 02:55:32 ID:d4GQajck [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ホウエン地方で泳いでいたらゲンシカイオーガが暴れたのに巻き込まれて吹っ飛ばされた
 ▼ 398 ヤッキー@あつぞこブーツ 20/01/18 03:12:51 ID:C/RgUnGo NGネーム登録 NGID登録 報告
もしかしてボクっ娘なのか?
 ▼ 399 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 03:20:06 ID:aYewH.TM [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タマンタ「ホウエン地方で泳いでいたら、ゲンシカイオーガってのが暴れたのに巻き込まれてこの辺りまで吹っ飛ばされたんだ……」

ミミッキュ「ホウエン地方!? 滅茶苦茶遠いっキュね!?」

グソクムシャ「ガラルやシンオウに比べればまだ近いがな……」

ミミッキュ「ホウエンでも吹っ飛ばされた距離としては十分遠いっキュよ!」

ミミッキュ「で、ゲンシカイオーガって何っキュ?」

タマンタ「現地のポケモンが言うには、カイオーガはホウエン地方で伝説とされるみずポケモンで…… そのカイオーガが真の力を取り戻したのがゲンシカイオーガらしいよ」

ミミッキュ「? じゃあタマンタはホウエンのポケモンじゃあないっキュ?」

タマンタ「うん。タマンタというポケモン自体はホウエンにいないこともないらしいんだけど、ボクはシンオウからゆったり泳いで旅してきてたんだ」

グソクムシャ「ホウエンのことならアブソルかクチートに聞いた方がいいかもしれないな」

ミミッキュ「じゃあヒマそうなクチートの方がいいっキュかねえ…… 通信機ポチっと」


通信機(フレフワン)「はーいこちらフレフワン♪ ミミッキュね? 何か用?」

ミミッキュ「クチートと話せるっキュか?」

通信機(フレフワン)「大丈夫よ♪ もう頭痛も治ったみたいだから♪ クチート〜♪ ミミッキュが話したいそうよ♪」

通信機(クチート)「はぁーい…… で、何の用だ?」

ミミッキュ「かむかめしかじかでカイオーガについて教えてほしいっキュ」

通信機(クチート)「カイオーガか…… 俺の地元の超古代ポケモンだな。ゲンシカイキするって情報も合ってるぜ」

通信機(クチート)「大雨で陸と海の比率を変えてしまうほどの力を持ってるらしい…… 実際ホウエンは沈みかけたことがある、カイオーガによって」

ミミッキュ「……そういえばなんか《異常気象の大雨でホウエンいや世界終わる!》みたいなニュース見たことあったっキュ」

通信機(クチート)「ほんとあの時はポケモンも人間も大騒ぎだったぜ? まあ、あるトレーナーが事態を鎮静化させてくれたらしいけど」

通信機(クチート)「ってカイオーガはそんな感じだからさ、
 ▼ 400 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 03:29:33 ID:aYewH.TM [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
途中送信してしまったのでセリフの続きから
――――――

通信機(クチート)「ってカイオーガはそんな感じだからさ、タマンタたちが見たのは見間違いだと思うぜ?」

タマンタ「えっ」

通信機(クチート)「だってカイオーガがゲンシカイオーガになって暴れたらホウエンやばいだろ? 少なくとも人間とポケモン大騒ぎはする」

通信機(クチート)「一週間以上前の話だろ? こっちはそんな感じなかったぜ?」

タマンタ「で、でも! 旅仲間のオクタンが灯りにって吐いた炎が一瞬で消えてしまうほどのものすごい大雨で……」

通信機(クチート)「炎が一瞬で消えた? マジかよ……」

グソクムシャ「どうかしたのか?」

通信機(クチート)「炎を一瞬で消すほどの激しい大雨。ゲンシカイオーガの噂のまんまだぜ……」
 ▼ 401 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 03:38:05 ID:aYewH.TM [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「じゃあタマンタの話は本当っキュね?」

通信機(クチート)「ああ、っぽいけど…… じゃあなんで誰も騒がないんだ?」

通信機(フレフワン)「……不完全なメガシンカがあるのなら」

通信機(クチート)「フレフワン?」

通信機(フレフワン)「不完全なゲンシカイキもあるかもしれないわ♪ それで被害は局所的かつ一瞬のものだった……とか♪」

通信機(クチート)「それならつじつまは合うけどさあ…… 憶測にもほどがある気が……」

通信機(フレフワン)「じゃあ確かめに行く? さっき見てきたらこっちに置いてきた潜水艇無事だったし♪ ホウエンくらいなら行って帰れるわよ♪」

通信機(クチート)「はあ!?」

通信機(フレフワン)「カイオーガに会って聞けば分かるでしょ♪ 話ができなくても調査くらいは」

通信機(クチート)「もう一度言うけど、はあ!?」

通信機(フレフワン)「今回の件もウルトラホール産のものが絡んでないとは言い切れないじゃない♪ 奴らはウルトラホール産の物を多用してるみたいだから怪しいでしょ♪」

通信機(クチート)「それも憶測じゃ」

通信機(フレフワン)「さあ行くわよ♪」

通信機(クチート)「おい引っ張るのはやめてくれ! 行くから!」

通信機(フレフワン)「ということで私たちは真相を究明しに行ってきまーす♪ あ、通信は引き続きできるからまた何かあったら連絡してね♪」

プツン


グソクムシャ「……自由だな」

ミミッキュ「そうっキュねえ……」

タマンタ「なんか、大変そうだね…… クチートってポケモン」
 ▼ 402 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 03:52:36 ID:aYewH.TM [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>398
一応これ以上ボクっ娘(ぼくっ娘/僕っ娘)を増やすつもりはないのでタマンタは♂のつもりです
が、また気分や安価次第で増えるかも
 ▼ 403 ラカッチ@ポロックキット 20/01/18 15:25:43 ID:v7OAwRsM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 404 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 17:38:02 ID:aYewH.TM [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タマンタ「ところでどっちの方に海があるかわかる?」

グソクムシャ「生憎我らも迷子だ」

ミミッキュ「それで道を聞こうとした相手がお前っキュ」

タマンタ「そんなんだ……」

グソクムシャ「我らはヤレユータンというポケモンを探している。帰り道はそのポケモンに聞くつもりだ」

ミミッキュ「それでヤレユータンがどこかお前に聞こうとしたっキュよ…… ぼくチンたちも最終的に海に出ることになるっキュし、ついて来るなら勝手にするっキュ」

タマンタ「いいの?」

ミミッキュ「でも這ったり跳ねたりで遅くても待つつもりはないっキュよ」

タマンタ「それなら大丈夫。飛んでついて行くから」フワッ

ミミッキュ「お前飛べたっキュか……」

タマンタ「ひこうタイプだからね」

グソクムシャ「引き続き聞き込みをするか」

ミミッキュ「今度こそジャングルのポケモンに会いたいっキュ……」

タマンタ「海出身でごめん」



――十分後――


タマンタ「いないね、ポケモン。ジャングルってこんな過疎なところなの?」

グソクムシャ「ナゲツケサルどもが暴れまわったせいで隠れてしまったのかもしれんな」

ミミッキュ「そうっキュね…… あ! 誰かいたっキュ! おーいそこのポケモンー!」

>>405「ん?」

ミミッキュ「モンスターボールが使えるヤレユータンがどこにいるか知らないっキュか?」

>>405>>
 ▼ 405 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/18 17:38:55 ID:aYewH.TM [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>404
安価ミスったので指定しなおします

>>406「ん?」

ミミッキュ「モンスターボールが使えるヤレユータンがどこにいるか知らないっキュか?」

>>406>>408
 ▼ 406 ンガー@ポロックケース 20/01/18 17:44:28 ID:XqVks2e. NGネーム登録 NGID登録 報告
アママイコ
 ▼ 407 リリ@ヨロギのみ 20/01/18 18:05:27 ID:v7OAwRsM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 408 ロリンガ@オボンのみ 20/01/18 18:07:16 ID:ie3of.KU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
知っている、ただし、あなたたちは何者?……怪しい
 ▼ 409 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/20 03:27:06 ID:g3igLB0w NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
生存報告
今日更新できそうです
 ▼ 410 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/20 15:25:15 ID:gnp2Ejj2 NGネーム登録 NGID登録 報告
アママイコ「知っている。ただし、あなたたちは何者? ……怪しい」

グソクムシャ「我はグソクムシャ。そこのボロ布被りがミミッキュで、浮いているのがタマンタ、呆けながら我に手を引かれているのがカラマネロ」

タマンタ「あ、カラマネロっていうんだそのポケモン。なんか触れちゃいけなさそうだから聞けなかったよ」

アママイコ「そんな自己紹介されても怪しいのは変わらないんだけど」

グソクムシャ「そうか。ならいい」

ミミッキュ「いや待て待て待て待て待てっキュ! 早々に諦めんなっキュ!」

グソクムシャ「次を探した方が早いと思い」

ミミッキュ「馬鹿っキュか!? このアママイコ見つけるのにどれだけかかったと思うっキュ!? やっとヤレユータンのところに行けそうなチャンスっキュのに!」

タマンタ「へぇアママイコって言うんだこのポケモン」

ミミッキュ「と、とにかく! 事情を説明するっキュよ!」

アママイコ「>>411
 ▼ 411 ジスチル@ライトストーン 20/01/20 15:30:21 ID:0s8QdRVs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
うちのママのアマージョが最近よそ者ポケモンに襲われて寝込んでるから信頼できない
 ▼ 412 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/20 15:45:26 ID:rhQUt7L2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
アママイコ「うちのママのアマージョが最近よそ者ポケモンに襲われて寝込んでるから信頼できない」

ミミッキュ「よそ者……? ということはナゲツケサルじゃあないっキュよね……」

グソクムシャ「我はこの近くの海の産まれなのだが」

アママイコ「ジャングルの外じゃない」

グソクムシャ「それもそうか」

タマンタ「ねえ、よそ者ってどんな感じだったか分かる? もしかしたらボクと同じように飛ばされてきたのかも」

ミミッキュ「それでパニック疑心暗鬼になってってことっキュか?」

タマンタ「……いや、わからないけど。ボクもよそ者だから同じかなって……」

グソクムシャ「ジャングルで騒ぎを起こしたよそ者なら今連れているが」

カラマネロ「むーしむしむしー」ココロココニアラズ

タマンタ「どう? お母さんを襲ったよそ者の特徴、わかる?」

ミミッキュ「聞くのは良いけどそもそもぼくチンたち警戒されてる身っキュよ。あと聞いてどうするっキュ」

タマンタ「もし海から飛ばされた仲間だったらなだめて謝らせて信用してもらおうかなって……」

グソクムシャ「やはりこれは次を探した方が早くないか……?」

ミミッキュ「なんかぼくチンもそんな気してきたっキュ」

アママイコ「>>113
 ▼ 413 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/20 15:48:28 ID:rhQUt7L2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
安価ミス
>>414
 ▼ 414 レキブル@ヤシのミルク 20/01/20 15:52:22 ID:ZghMrfGM NGネーム登録 NGID登録 報告
よそ者はこんな見た目(ミュウツーのイラスト)
 ▼ 415 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 01:12:50 ID:91rQ6iyM [1/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
続きを書く前に
「最近」とかそういう単語が出てきたのでここで時系列整理のメモを一部削って貼っておきます
(日数とか全く考えず書いて来たのでさっき一から見直して分けてみただけですが)

1日目
 キョダイイオルブ編 ゲンシカイオーガはこの辺かもう少し前
(ガラル→カントー)
2日目
 カントーの森編
(気絶・カントー→シンオウ)
 しんげつじま編(←実は夜)
3日目
 シンオウ修行編
 (気絶)アーマーガアお茶はこの辺
4日目
 ・ふっかつそう使用
(シンオウ→イッシュ)
 リゾートデザート編
 ジョウト捜索編
 ・(気絶)
(寝て休む)
5日目
 ジョウト修行編
(ジョウト→イッシュ)
 アクジキング編
(イッシュ→アローラ)
 ラナキラマウンテン編
(気絶・アローラ→フレフワラボ) ケルディオ帰還はこの辺
6日目
 フレフワラボ編
(フレフワラボ→イッシュ)
 セッカ編
(イッシュ→アローラ)
 トラブル多発編 ←ラボ破壊、拘束などのこと
7日目
 再始動編 ←今ココ

続きを書いていきます
 ▼ 416 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 01:23:07 ID:91rQ6iyM [2/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アママイコ「ママを襲ったよそ者はこんな見た目」ピラ

ミミッキュ「……この絵、どー見てもミュウツーっキュね……」

グソクムシャ「時にミミッキュ」

ミミッキュ「何っキュかこんな時に」

グソクムシャ「さっき聞きそびれたが…… 何故貴様はミュウツーの外見を知っている?」

ミミッキュ「フレフワンとこでアローラダグトリオと一緒に資料を見せてもらったっキュよ。その資料も正直うまい絵じゃなかったっキュけど、特徴を知る分には十分っキュ」

アママイコ「こいつ知ってるの? ……仲間?」

グソクムシャ「いや違う。断じて」

ミミッキュ「ぼくチンたちはこいつをとっ捕まえてふん縛るためにヤレユータンの手を借りに行くところっキュよ。だからむしろぼくチンたちに手を貸すのはそっちにとって利益っキュ。うぃんうぃんっキュ」

アママイコ「ホントに……?」

グソクムシャ「アママイコ」

アママイコ「何?」

グソクムシャ「母親がミュウツーに襲われた時のことを詳しく知りたいのだが。最近とは具体的にいつか、どういうきっかけで襲われたか、など」

アママイコ「……」

タマンタ「おじさんたちがミュウツーってのの仲間なら、ミュウツー本人から聞き出すはずだと思うよ? アママイコに聞くってことは違うんじゃない?」

ミミッキュ(《おじさんたち》っておじさんのグソクムシャとその仲間のミミッキュって意味っキュよね……?)

アママイコ「>>417
 ▼ 417 ゲチック@あかいくさり 20/01/21 01:35:02 ID:Bb3cjuC. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
歩いてたらいきなり言い寄ってきたから
断ったら襲われた……
 ▼ 418 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 02:09:13 ID:91rQ6iyM [3/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アママイコ「歩いてたらいきなり言い寄ってきたから断ったら襲われた…… 《私と一緒に来ないか》って」

ミミッキュ「人妻に手を出したっキュか……?」

アママイコ「違う、言い寄られたのはあたしのほうよ。一緒にいたママがあたしの代わりに断って追い払おうとしたら襲われたの。その後あいつは逃げて行ったわ」

ミミッキュ「……そういえばロリコンだったっキュね」

タマンタ「ロリコンって何?」

ミミッキュ「今は説明しないっキュよ」

アママイコ「時期は…… 3日か4日くらい前よ」

グソクムシャ「我らと対峙する前からアローラにいたという訳か」

アママイコ「……ねえ、ホントに信用していい?」

ミミッキュ「この件については信用してほしいっキュ」

アママイコ「わかった。ヤレユータンお爺ちゃんのところに案内するし、あたしからも頼んであげる。その代わり、絶対あいつを捕まえてよ」

グソクムシャ「その代わりと言われずとも元よりそのつもりだ」
 ▼ 419 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 03:16:50 ID:91rQ6iyM [4/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シェードジャングル・賢者の間〜〜


アママイコ「着いたよ、ここがヤレユータンお爺ちゃんの棲家。」

ミミッキュ「なんか広間みたいになってるっキュね…… 棚とか小屋みたいのもあるっキュよ」

タマンタ「でも人間の作るのとは何となく作りが違う気がする。もしかしてヤレユータン自身が作ったのかな」

アママイコ「そう、お爺ちゃん頭がよくて手先も器用だから。ほら、あそこにいるのがお爺ちゃん。呼ぶね」


アママイコ「お爺ちゃーん、お客さ…… ちょっと待って」ピタッ

グソクムシャ「どうした?」

アママイコ「あそこ、ナゲツケサルのボスが、お爺ちゃんと何か喋ってる。最近暴れまわってるの……」

ミミッキュ「あーそれならさっきしばいて暴れてた原因もそこに捕まえてあるから心配ないっキュよ」

グソクムシャ「こいつだ」グイッ

カラマネロ「いんせくいんせくばぐばぐー」ココロココニアラズ

アママイコ「そ、そいつが元凶……?」


ナゲツケサルボス「! あ、貴方は……!」シュババババ

ミミッキュ「あ、こっち来たっキュ」

ナゲツケサルボス「あなたの言うとおりにしたら無事仲間の洗脳が解けましたァーーーー!!!」ズサァーゴタイトウチ

ミミッキュ「そうっキュか」

ナゲツケサルボス「で、では俺はこれでェーーーーーー!!!!」ドピューン

グソクムシャ「すごい勢いで逃げたな」

ミミッキュ「トラウマ植え付けたっキュからねえ」

アママイコ「いったい何したの……」

タマンタ「なんかこわい」


アママイコ「お、お爺ちゃーん? お客さんー」

ヤレユータン「おおアママイコか」
 ▼ 420 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 03:36:36 ID:91rQ6iyM [5/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤレユータン「お客さん…… グソクムシャにミミッキュか。アーマーガアが言っていた面々かのう」

グソクムシャ「そうだ。そしてこれがナゲツケサルたちに催眠をかけていたカラマネロだ」

カラマネロ「ぜーんぜんむーしむーし おーれはむーりー」ココロココニアラズ

ヤレユータン「……放心状態のようじゃな」

グソクムシャ「極度のむしタイプ恐怖症持ちへであいがしらを寸止めしたらこうなった」

ヤレユータン「ふむ。ジャングルを荒らす者の捕縛、感謝せねばな……」

ミミッキュ「ところでこれどうするっキュか? 話もできないっキュし」

カラマネロ「おーまえーら めーっちゃこーわ どーこにーげーるー」ココロココニアラズ

ヤレユータン「ジャングルのむしポケモンたちに見張らせておこう。後で手配する」

カラマネロ「にーげだーせ にーげだーせ た、たんまーだぜー」ココロココニアラズ

グソクムシャ「助かる。そうしてくれ」

ヤレユータン「しかし要件はカラマネロのことだけではなかろう?」

ミミッキュ「そうっキュ。先にアーマーガアに聞かされてたと思うっキュが…… ミュウツーにマスターボールを投げるのを頼みたいっキュ」

アママイコ「あたしからもお願い。実はママがかくかくでしかじかなの」

ヤレユータン「そうか…… レドームシなるポケモンが襲われる前に、ジャングルで被害が出ておったか…… となるとこちらも放置しては置けんな」

ミミッキュ「協力してくれるっキュか?」

ヤレユータン「ああ、儂も力を貸そう」

グソクムシャ「奴はまたジャングルに食料目当てで来ていたが…… 今もジャングルにいるのだろうか」

ミミッキュ「もう帰ったキュかねえ? なーんにも知らないラランテスに案内されてたしもうあまいミツ採った後じゃないっキュか?」

ヤレユータン「ではラランテスに確認してみよう。あっ!!!! こんなところにマオスペシャルが!!!!」

タマンタ「そ、そんなので来るの?」


ぬしラランテス「どこどこどこどこどこ!?!?」ダダダダダダダシャランシャランラキール

ミミッキュ「来たっキュよ」

タマンタ「えぇ……」

ヤレユータン「すまんまた嘘じゃ」

ぬしラランテス「」ズコー
 ▼ 421 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 03:56:14 ID:91rQ6iyM [6/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤレユータン「こんな時に出歩いているラランテスは《ぬし》しかおらんと思うたが…… この大きなラランテスで合っているか?」

ミミッキュ「そうっキュ。ぬしラランテスっキュ」

ぬしラランテス「こ、今度は何……?」

ヤレユータン「お主が案内したポケモンのことじゃが…… もう帰ったか?」

ぬしラランテス「えぇ…… そのポケモンならあまいミツをたっぷり採って帰ったわよ。テレポートかしら? 消えたわね」

ミミッキュ「行先は遺跡の地下室っキュかねえ」

グソクムシャ「となると囚われたカプ・テテフが逃げたしたことにも気づくか…… ミュウツーはカプ・テテフかレドームシを狙うはず、その2匹は今共に行動している。我らも早く合流したほうが良いだろう」

ミミッキュ「レドームシを囮にする作戦っキュしねえ。元々ラナキラでやるつもりだったっキュけど…… どこかに呼び出すにしても向こうから来たところへ突き出すにしても、ヤレユータンとレドームシは同じところにいないとダメっキュ」

ヤレユータン「守り神が囚われた……?」

ミミッキュ「なんか知らないけどミュウツーはテテフを人質にとってたっキュよ。別行動してる仲間に助けられて今は一緒にハウオリシティっキュ。まあ詳しい話は移動しながらするっキュよ」

タマンタ「まずはこのジャングルを抜けて海にでないと…… ボクはそれが目的だけど。というかみんな迷子だから案内してほしい」

ヤレユータン「そうじゃな出口まで案内しよう。あとハウオリに行くなら海を渡らんとな」

タマンタ「ボクに乗っていく? 海にさえ出ちゃえば別に急ぎの旅じゃないから少しは付き合えるよ」

ヤレユータン「ありがとう。しかし上に乗るのは流石に危ないじゃろうから儂のボートを引いてくれんか」

タマンタ「ボート?」

ヤレユータン「そうじゃ。普段は櫂で漕ぐんじゃが遅いからのう」

タマンタ「わかった」

グソクムシャ「では参ろうか、ハウオリシティへ」

アママイコ「ぜっっったいに捕まえてきてよ!」


描写キャラ安価>>422

【選択肢+情報】

@レドームシたち:ハウオリシティに向かう

Aグソクムシャたち:レドームシたちに合流しに行く

Bフレフワンたち:潜水艇でホウエン地方へ

Cその他過去登場キャラの様子:選ばれた場合再安価でどのキャラかを指定します
 ▼ 422 ルキア@ミュウツナイトX 20/01/21 03:59:55 ID:mXFI0orI NGネーム登録 NGID登録 報告
@
 ▼ 423 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 04:31:43 ID:91rQ6iyM [7/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・ハウオリシティ・マラサダショップの裏の草むら〜〜


レドームシ「ここがハウオリシティ…… 人間が多いなあ……」

ガマゲロゲ「で、なんで俺達草むらに隠れてるんだ?」

レドームシ「ぼくとかタクシーさんとかガマゲロゲさん達がアローラの人間に見つかったらちょっとした騒ぎになると思いますし、アローラの外のポケモンですから」

アブソル「私やカプ・テテフも違う意味で騒ぎになるな…… 絶対」

アローラダグトリオ「人間に災いを知らせに来るポケモンに、隣の島の守り神だものね…… 人間から見たらまるでこの世の終わりに見えるんじゃない?」

アーマーガア「ガラルからアーマーガアが消えるみたいなもんかかー?」

ガマガル「それはよくわからないけど……」

カプ・テテフ「コケコがね、島の空を飛び回って見張ってくれるそうだから…… ミュウツーに関してはしばらく心配ないかも。もしあいつが地上から街に侵入したら絶対騒ぎになるし」

レドームシ「それはありがたいですね」

アーマーガア「じゃ、じゃあ…… ちょっと寝ていいかかー? 流石にしんどくなってきたかー……」

レドームシ「タクシーさんは空の移動中一睡もできなかったですからね…… いいですよ。ここから動く必要しばらくなさそうですし」

アーマーガア「じゃ、お言葉に甘えるかー ……」スピー

アブソル「寝るの早いな」

カプ・テテフ「疲れてるならあたしの鱗粉で」

アローラダグトリオ「それはよく眠れなかったときにしてくださいまだ眠り始めですから!」

レドームシ「カプ・テテフさんの鱗粉ってどんな効果があるんです?」

カプ・テテフ「身体を活性化させて怪我や病気をなおせるのー! 元気になるってこと」

アローラダグトリオ「……でも浴び過ぎると危険で死ぬこともあるわ」

レドームシ「そういうことですか、納得しました」

カプ・テテフ「浴び過ぎなきゃ大丈夫よ! 欲張って元気のその上を目指したりしなきゃあ」

カプ・テテフ「もっと健康に、もっと健康にとか、まだ戦うから傷を癒す、まだ戦うから傷を癒すって感じで。バッカみたい。元気になったら欲張らず去ればいいのに」

カプ・テテフ「でも浴び過ぎたときの効果に怯える奴にフリフリするのも楽しいんだよね。ちょっと浴びたくらいなら大丈夫なのにさ」

カプ・テテフ「たまに《あ、大丈夫だ》って気づくのもいるんだけどね、そういうのは大抵調子に乗って鱗粉浴びチキンレースしに来て破滅するんだよね。あたしも求められれば振り撒くから、相手が学習してその場を去るか、引き際を間違えてこの世を去るまで」

ガマゲロゲ(悪魔がいる……)

レドームシ(シンボラー師匠と良いカプ・テテフさんと良い、《守り神》を名乗るポケモンって問題があるポケモンしかいないんです?)

カプ・テテフ「何その目…… なんかショック」ガーン

ガマガル(あ、落ち込んだ……)


>>424>>426
 ▼ 424 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 11:47:05 ID:91rQ6iyM [8/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価ひとつずつずらし
>>424>>425 >>426>>427
 ▼ 425 ロピウス@いわのジュエル 20/01/21 11:53:27 ID:SPJM9Q7w NGネーム登録 NGID登録 報告
アブソル
 ▼ 426 クシー@ネストボール 20/01/21 12:22:32 ID:Bb3cjuC. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ksk
 ▼ 427 レキッド@がくしゅうそうち 20/01/21 13:01:06 ID:gSH6QK5o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ふしぎなアメが何十個も落ちてる…使うべきか?
 ▼ 428 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 13:20:42 ID:91rQ6iyM [9/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「ふしぎなアメが何十個も落ちてる…… 使うべきか?」

レドームシ「えぇ……」

アブソル「? 食えば強くなれるぞ」

レドームシ「いやそれは知ってますけど滅茶苦茶怪しいじゃないですか」

アブソル「怪しい?」

エンニュート「あめ? たべるー」

アローラダグトリオ「キミは引っ込んでなさい」グイッ

レドームシ「ふしぎなアメは普通こんな何十個も固まって落ちてませんよ…… アブソルさんそういうの気にしないんですか?」

アブソル「? 気にするというと?」

レドームシ(古代の城のいかりまんじゅうもこんな感じで何の疑問もなく拾って来たんでしょうか)

カプ・テテフ「んー、誰かが集めてきたんじゃない?」

アーマーガア「その場で食べなかったのかかー?」

レドームシ「理由を考えるとするなら…… お腹の限界か、レベルの限界か。後者の場合余った分誰かに分けるためにここに一旦置いてあるとか」

ガマガル「そもそもこれホントにふしぎなアメなの……?」


>>429「あ、集めたアメの前で一体何してるの!?」
 ▼ 429 イゼル@ひきかえけん 20/01/21 13:23:38 ID:TkYQxvWE NGネーム登録 NGID登録 報告
ライチ
 ▼ 430 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 13:37:15 ID:91rQ6iyM [10/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチ「あ、集めたアメの前で一体何してるの!?」

ライチ「ってカプ・テテフ!?!?!?」

ライチ(新人トレーナーへのサプライズプレゼント用のふしぎなアメを、皆にバレないようにとメレメレ島に来て集めていたけど……)

ライチ(何故カプ・テテフがここに? 何か見たことのないポケモンもいるし……)

カプ・テテフ「カプゥーフフ!(あ、ライチ!)」

レドームシ「ぷぎぃ?(この人間知り合いですか?)」

カプ・テテフ「フフプー フフカプ(あたしが選んだアーカラ島のしまクイーンだよ)」

カプ・テテフ「カプフー フフ(今ここにいられるとうーん絶妙に厄介だし、適当に命令を与えてメレメレ島を離れさせるかなあ)」

カプ・テテフ「カプフウ プフフプ……(ミュウツーと人間が接触するのも避けたいから、シェードジャングルでもないところに……)」


カプ・テテフ「ライチ」

カプ・テテフ「イマカラ コノシマヲ ハナレ、>>431
 ▼ 431 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 15:55:55 ID:91rQ6iyM [11/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 432 ッチール@うすもものミツ 20/01/21 16:02:17 ID:oyU.rLeU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ポニじまヘ 向カエ
 ▼ 433 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 16:10:48 ID:91rQ6iyM [12/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・テテフ「イマカラ コノシマヲ ハナレ、ポニジマへ ムカエ」

カプ・テテフ(ポニならアーカラから一番離れてるしね)

ライチ「ポニ島……? 何故?」

カプ・テテフ「ソレハ >>434
 ▼ 434 ガイアス@アイテムコール 20/01/21 16:31:23 ID:C6oQM32E NGネーム登録 NGID登録 報告
理由なんて考えるな、善は急げ、さあ早く
 ▼ 435 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 18:06:53 ID:91rQ6iyM [13/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・テテフ「ソレハ…… イヤ、リユウナンテ カンガエルナ。ゼンハ イソゲ。ハヤク」

ライチ「わ、分かったわ……」タッタッタ

レドームシ(理由思いつかなかっただけだな……)



――1時間後――


ピピピ

レドームシ「ん? フレフワンさんから通信?」

レドームシ「はい、レドームシです」ピッ

通信機(フレフワン)「フレフワンよ♪ グソクムシャたち、無事にヤレユータンを連れてハウオリシティに向かってるって♪ あとカラマネロとナゲツケサルとミュウツーはかみつくしかじか」

レドームシ「ほんとですか!」

通信機(フレフワン)「あとはミュウツーに見つかる前に合流できれば完璧ね♪」

レドームシ(作戦実行の時が迫ってますね…… なんか緊張します)

通信機(フレフワン)「あと私たちは調べたいことがあってホウエンに向かってまーす♪」

アブソル「ホウエンに……?」

通信機(フレフワン)「ええ♪ ゲンシカイオーガがかくばるしかじかでね♪」

アブソル「そんなことが……」

通信機(フレフワン)「そういえば、ハウオリシティと言っても広いけど…… 貴方たち今どこにいるの?」

ガマガル「マラサダショップの裏だよ」

通信機(フレフワン)「分かったわ♪ じゃあグソクムシャたちに伝えておくわね♪」

プツン


アーマーガア「」zzz

レドームシ(ぼくも今のうちに寝ておこうかな……)



描写キャラ安価>>436

【選択肢+情報】

@グソクムシャたち:レドームシたちに合流しに行く

Aフレフワンたち:潜水艇でホウエン地方へ

Bその他過去登場キャラの様子:選ばれた場合再安価でどのキャラかを指定します
 ▼ 436 ャラコ@ゴスのみ 20/01/21 18:19:55 ID:73VkGY9Y NGネーム登録 NGID登録 報告
2
 ▼ 437 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 20:00:01 ID:91rQ6iyM [14/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜ホウエン地方・どこかの海中・フレフワンの潜水艇〜〜


フレフワン「さあホウエンよ♪」

クチート「め、滅茶苦茶速いな…… けどさ……」

クチート「乗り心地は無茶苦茶悪いな!!! 3回吐いたぞ!!! こんな狭い密閉空間だとフレフワンの匂いもキッツいし!!!」

フレフワン「我慢して♪」

クチート「今してるんだよ!!!」

フレフワン「さーてパワーレーダーでカイオーガを探すわよー♪」

クチート「パワーレーダー?」

フレフワン「強い力を持ったポケモンを捜し出せる優れものよ♪」

クチート「……なんでそれでミュウツーの位置とか把握しなかったの?」

フレフワン「これ開発途中で水中でしか使えないの♪」

クチート「そういうことか」

フレフワン「あ、早速反応が! あっちの方ね!」ユビサシ

クチート「ほんとだ、向こうの方、何か見えるぞ!」

フレフワン「あれは…… >>438ね!」
 ▼ 438 リーラ@ほかくポケット 20/01/21 20:03:27 ID:oyU.rLeU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジーランス
 ▼ 439 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 20:08:48 ID:91rQ6iyM [15/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「あれは…… ジーランスね!」

クチート「」ズコー

クチート「いや普通のポケモンじゃん!」

フレフワン「ジーランスは1億年もの間姿を変えずに生き延びてきた生命の完成形よ?」

クチート「いや知らないよそんなの」

ジーランス「……?」

クチート「こっちの方を見てるぜ」

フレフワン「あー、ジーランスー♪」

ジーランス「なんだ……?」

フレフワン「カイオーガがどこにいるか知らないかしら♪」

ジーランス「>>440
 ▼ 440 ルード@ハートのウロコ 20/01/21 20:27:42 ID:1ES20w0o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
疲れ果ててそこで寝ている
 ▼ 441 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/21 20:53:48 ID:91rQ6iyM [16/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジーランス「疲れ果ててそこで寝ている」

クチート「そこ?」

ジーランス「ちょうどワシの下。海の底」

クチート「あ、ほんとだ。大きな影が見えるぞ」

フレフワン「ありがとうジーランス♪ さあさらに潜るわよ!」


…………


カイオーガ「……」

クチート「ほ、ほんとにカイオーガだ…… 噂で聞いた通りの見た目だ…… でかいな」

フレフワン「眠っているというより寝っ転がってるわね」

カイオーガ「……?」

クチート「あ、こっち見た」

クチート(正直おっかないな……)

フレフワン「カイオーガ♪ ちょっと聞きたいことがあるのだけれどいいかしら♪」

クチート「え、いきなり話しかけるのか!?」

カイオーガ「>>442
 ▼ 442 スラオ@ナモのみ 20/01/21 21:52:37 ID:Bb3cjuC. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ちょっとだけならいいよ
 ▼ 443 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/22 01:32:55 ID:3GiUDjPM [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カイオーガ「ちょっとだけならいいよ」

クチート(なんか意外と軽いな)

フレフワン「うふふ♪ ありがとう♪」

フワフワン「一週間くらい前、ホウエンでゲンシカイオーガがホウエンの海で暴れたって聞いたんだけど心当たりある?」

カイオーガ「あーあれか。先に言うと不可抗力」

クチート「不可抗力?」

カイオーガ「そうそう。海面近くを泳いでた時のことなんだけどさ、白と黄色……だったっけか? なんだ、見たことのないポケモンに会って」

カイオーガ「なんか友達とはぐれたとかで…… 一緒に捜してほしいっていうから協力してやろうとしたんだけど」

カイオーガ「次の瞬間なぜかゲンシカイキして暴れてたんだよ。あいいろのたまも持ってないのにさあ」

フレフワン「それは変ねえ」

カイオーガ「そう思うでしょ? まあ数分もたたないうちに解けたけど…… それで疲れて今は休憩中」

カイオーガ「ゲンシカイキってさ、あいいろのたまの力を借りて本来の力を呼び覚ますことを言うのよ。それを珠無しでって一体何が力を呼び覚ましたかって話よ」

フレフワン「興味深いわね♪」

カイオーガ「全く…… こんなんじゃあいつに怒られちゃうよ」

クチート「あいつ?」
 ▼ 444 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/22 02:14:48 ID:3GiUDjPM [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カイオーガ「ああ、一時期トレーナーのポケモンになってたことがあって」

フレフワン「そうなの?」

カイオーガ「俺割と近年にホウエンで騒ぎ起こしたことあるんだけど知ってる?」

クチート「知ってるぜ。大雨がやばかったやつだよな?」

カイオーガ「それそれ、自然エネルギーを求めて動き出したらそうなったの。そんときにトレーナーに捕獲されて事態が収まったんだ」

カイオーガ「それで、そのトレーナーにいろんなことを教わってさ。色々小さな世界を見せられたりとか」

クチート「小さな世界?」

カイオーガ「俺が力を振るえばあっという間に崩れ落ちそうな世界さ。今生きてる命たち」

フレフワン「なかなか誌的な言い方をするじゃない♪」

カイオーガ「そうか? で、小さな世界を見てくうちに気づいたのよ。俺はこれ以上の自然エネルギーを求める必要はないってな。もう生存競争の相手になるような奴もいないし……」

カイオーガ「そしてなによりその小さな世界を壊すのが《勿体無いな》って思ってさ。俺のトレーナーもそれを教えたかったらしい」

カイオーガ「で、トレーナーは別の地方へしばらく修行の旅に出るってんで俺は一旦逃がされたんだ。戻ってきたらまた勝負してほしいんだとさ」

カイオーガ「それからは静かに海で暮らしてたってわけ。なのにまーた暴れちゃってさ」

クチート「それは災難だったな」

カイオーガ「またああなったら怖いししばらくはここでゴロゴロしてようかなあ」
 ▼ 445 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/22 02:29:44 ID:3GiUDjPM [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「ところで貴方の言う白と黄色のポケモンはどうなったの?」

カイオーガ「あれから見てないな。逃げたんじゃないか?」

クチート「そいつ怪しくない?」

カイオーガ「どうだろう。そんな悪い奴には見えなかったけど」

フレフワン「カイオーガ、貴方のゲンシカイキの原因を調べるために血液サンプルを採りたいんだけどいいかしら? わかったら貴方にもお知らせするわ♪」

カイオーガ「いいよ。てかむしろお願い。原因分からないと怖いし」

フワフワン「じゃあ潜水艇のアームを伸ばして……」


――2分後――


フレフワン「終わったわよ♪」

カイオーガ「ちょっとチクっとしたな」

フレフワン「ありがとう。じゃあ早速ラボに持ち帰って調べるわね♪」

カイオーガ「あ、そうそう。原因究明のヒントになりそうなことを教えるよ」

フレフワン「? なにかしら」

カイオーガ「さっきはゲンシカイキを《あいいろのたまの力を借りて本来の力を呼び覚ますこと》って言ったけど、実際はあいいろのたまは代替物で」

カイオーガ「じゃあ何の代替物かって言うと自然エネルギーなんだよね。だから自然エネルギーがあふれるめざめのほこらとかに行って吸収してもゲンシカイキする」

カイオーガ「だからどっかから誰かがエネルギーを注ぎ込んできたって線も調べてほしいな」

フレフワン「りょうかーい♪ そっちの線も調べてみるわね!」



描写キャラ安価>>446

【選択肢+情報】

@グソクムシャたち:レドームシたちに合流しに行く

Aその他過去登場キャラの様子:選ばれた場合再安価でどのキャラかを指定します
 ▼ 446 ンブオー@シルバーコロン 20/01/22 02:33:35 ID:K9pg8ILE NGネーム登録 NGID登録 報告
1
 ▼ 447 リージオ@メガグローブ 20/01/22 07:34:04 ID:t2A2bqgI NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 448 ーシャドー@のんきのおこう 20/01/22 16:32:32 ID:jldkHMQ. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ネ
 ▼ 449 ラルバ@アイテムコール 20/01/22 19:46:45 ID:J.hQOPdk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 450 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/23 03:48:53 ID:knLIGplg [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・1番道路(ハウオリシティはずれ)・海岸〜〜


ミミッキュ「ここまでくればもうハウオリは目の前っキュね」

グソクムシャ「確かマラサダショップの裏だったか」

タマンタ「じゃあボクはここで待ってるね」


〜〜アローラ地方・ハウオリシティ〜〜


ミミッキュ「あ、いたっキュよ!」

ガマガル「ミミッキュたちが来たよ! ほら早く起きて!」

レドームシ「うーんおはようございます〜……」ノビー

アーマーガア「よく寝たかぁー……」ゴシゴシ

グソクムシャ「ヤレユータンを連れてきた」

ヤレユータン「よろしく頼むぞ」

レドームシ「こちらこそよろしくお願いします」

アローラダグトリオ「で、どうするの?」

ミミッキュ「作戦はもう立案者のぼくチンが考えてあるっキュよ」

ミミッキュ「まず、ミュウツーを手紙で呼び出すっキュ。手紙は呼び出す場所を空欄にしてもう用意してあるっキュ」

ミミッキュ「呼び出す場所にはアローラダグトリオが事前に穴を掘っておいて、そこにヤレユータンが隠れるっキュ。あとはミュウツーが来たらぼくチンがレドームシを差し出すフリをして…… 奴の意識がレドームシに向いたところにマスターボールを投げるっキュよ」

レドームシ「よさげなタイミングで《うわーっ!》とか言うのが良いですかね?」

ミミッキュ「そうっキュね。あと離れたところにはガマガルとガマゲロゲが待機して見守るっキュ。それでヤバそうだったら振動でアローラダグトリオに合図をおくって、合図を受けたアローラダグトリオはぼくチンたちを地中から回収するっキュよ」

アーマーガア「僕たちは何をすればいいかー?」

ミミッキュ「アーマーガアはさらに離れた場所で待機しておくっキュ。それでヤバそうな合図を送り終えたガマガルたちはアーマーガアのところに走って空へ逃げるッキュ」

アローラダグトリオ「なるほど。確かにアタシたち1匹が急いで全員回収するのは大変そうだしね」

ミミッキュ「グソクムシャはそういうときにであいがしらでミュウツーに突っ込んで時間を稼ぐっキュ」

レドームシ「それで体力が減ったらききかいひで自陣である僕たちの元へ合流する……と」

ミミッキュ「そういうことっキュ。もし合流先がアーマーガアたちのところでもグソクムシャは空を飛べる機械を持ってるから大丈夫っキュよね」

グソクムシャ「うむ。問題ない」

カプ・テテフ「んー」

ミミッキュ「どうしたっキュですか?」

カプ・テテフ「いや、カプ・>>451からテレパシーで連絡があってね。《>>453》だってさー」
 ▼ 451 ローゼル@ライボルトナイト 20/01/23 04:09:23 ID:i4IcFE9g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レヒレ
 ▼ 452 ワガノン@ピントレンズ 20/01/23 10:14:01 ID:LIuwOZX. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
age
 ▼ 453 マズン@デボンスコープ 20/01/23 11:45:31 ID:N0Tg721. NGネーム登録 NGID登録 報告
ポニ島に気絶したアクジキングが大量に出現
 ▼ 454 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/23 23:17:37 ID:knLIGplg [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・テテフ「いや、カプ・レヒレからテレパシーで連絡があってね。《ポニ島に気絶したアクジキングが大量に出現した》だってさー」

レドームシ「えぇっ!? それ大丈夫なんですか?」

カプ・テテフ「うん。ハプウ――向こうのしまクイーンとライチとエーテル財団の連中が協力して保護にあたってるって。気絶してるから変なボール投げるだけでよくてそこまで手間かからないみたい」

カプ・テテフ「ただ異世界人連中とよくこの世界と異世界を行き来してる子は別のところで保護したビーストを元の場所に帰す作業をしてるからしばらくはボールの中にいてもらうことになるかなー」

レドームシ「じゃあ大丈夫……そうですね」

カプ・テテフ「レヒレがさー、《ライチをポ二島に寄こしたのはこれを予知してのことよね? 助かったわ》とか言ってたけど偶然なんだよね。予知したってことにしといたけど」

カプ・テテフ「で、さっきミミッキュが言ってた作戦のことなんだけどー」

ミミッキュ「?」

カプ・テテフ「どうやってミュウツーに手紙を送るの?」

ミミッキュ「あ」

カプ・テテフ「……もしかして考えてなかったとk」

ミミッキュ「も、もちろん考えてあるっキュですよ! えっと、>>455という方法を使うっキュです!」
 ▼ 455 ユルド@ジャポのみ 20/01/23 23:21:32 ID:tw3EXO9c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
長距離矢文
 ▼ 456 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/23 23:39:17 ID:knLIGplg [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「も、もちろん考えてあるっキュですよ! えっと、長距離矢文という方法を使うっキュです! ゴーストタイプの知り合いに、いいポケモンがいるっキュよ!」

カプ・テテフ「で、ミュウツーの場所を割り出す方法は?」

ミミッキュ「え、えーと……」ヒヤアセ

カプ・テテフ「ん、待って」

カプ・テテフ「コケコから連絡…… ミュウツーらしきポケモンが>>457だって」
 ▼ 457 チート@くろおび 20/01/23 23:42:36 ID:K.i61fbg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤレユータンの店で寛いでた
 ▼ 458 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 00:45:23 ID:.jJMara. [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・テテフ「コケコから連絡…… ミュウツーらしきポケモンがヤレユータンの店で寛いでたんだって」

レドームシ「ヤレユータンの店……?」

ヤレユータン「いや儂じゃないぞ。儂の弟が海繋ぎの洞穴の奥で怪しげな万屋をやってたはずだから多分そこじゃな」

ヤレユータン「海繋ぎの洞穴はこの島にあるぞ」

カプ・テテフ「コケコが贔屓にしてるみたいなんだよねそのお店。寄ろうとしたらミュウツーいたから見つからないようにすぐ帰ったって」

カプ・テテフ「あ、そうだ! 手紙はコケコに送ってもらおう。彼の速さなら手紙だけおいて飛んで帰ってこれそうだし!」

ミミッキュ「……」

カプ・テテフ「じゃあ今からテレパシーで呼び出すねー♪」


ミミッキュ「……呼び出す場所を考えるっキュよ」

アローラダグトリオ「テンカラットヒルの最奥空洞とかどうかしら? あそこなら崖の上からガマガルたちが見張れるだろうし、隠れられる場所も多そうよ」

ミミッキュ「じゃあそれで、テーンーカーラッット、ヒールーのー最・奥・空・洞っと」カキカキ

ミミッキュ「書けたっキュよ。呼び出す時間は明日の正午っキュ」

ミミッキュ「あとは……レドームシの演技指導っキュね」

レドームシ「演技?」

ミミッキュ「ミュウツーがロリコンなことを利用した作戦っキュよ。ロリ的魅力で誘惑して判断力を鈍らせるっキュ」

レドームシ「はぁ…… というか演技しなくてもぼくロリに当てはまるのでh」

ミミッキュ「ダメっキュ! 性別すら勘違いされるような奴にロリ的魅力もクソもないっキュ!」

レドームシ「そもそもそんなことしなくても殺しのターゲットってだけで十分な気もs」

ミミッキュ「念には念を入れ、確実に行くっキュよ!!!」

レドームシ「……わかりました。で、ロリ的魅力で誘惑って具体的にどうすればいいんです?」

ミミッキュ「簡単っキュ。>>459っキュよ」
 ▼ 459 ガバクーダ@ナナシのみ 20/01/24 00:49:05 ID:PW9.yiXs NGネーム登録 NGID登録 報告
一人称をアタイにしてですぅ口調で喋る
 ▼ 460 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 01:05:45 ID:.jJMara. [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「簡単っキュ。一人称をアタイにして《ですぅ》口調で喋るっキュよ」

レドームシ「アタイ? ですぅ?」

ミミッキュ「そうっキュ。口調の方はお前元々ですます言ってるからそれをですぅますぅにすればいいっキュ。あとはもうちょっと喋り方を幼くたどたどしく困った感じにするっキュ」

レドームシ「こ、こうすればいいですぅ?」

ミミッキュ「そんな感じっキュね。元の口調とのギャップは頭打って記憶喪失とかぼくチンが適当にでっちあげとくっキュ」

アーマーガア「でも一人称アタイってそんな子供っぽくない気がするかー」

ミミッキュ「分かってないっキュねぇ。本来幼げのない一人称の《アタイ》でも、たどたどしく幼い敬語と合わせることで《誰か大人を真似して背伸びしてる感》を出すことができるっキュよ!」

アーマーガア「そういうもんかかー?」

ミミッキュ「そーゆーもんっキュ」

ミミッキュ「《アタイがレドームシですぅ! な、なんでアタイをねらうですかぁ!?》 こんな感じっキュはい復唱」

レドームシ「あ、アタイがレドームシですぅ! な、な、なんであ、あ、アタイを狙うんですかぁ!?」カオマッカ

ミミッキュ「うーんまだちょっとイマイチっキュね。あと《狙うんですかぁ》じゃなくて《ねらうですかぁ》っキュよ。《ん》がない方があざといっキュ」

レドームシ「ひ、ひぃ……」バオップイロ

ガマガル「大丈夫? 顔赤いよ?」

ガマゲロゲ「熱でもあるのか? 冷やすなら水出すぞ?」

レドームシ「だ、大丈夫です!!!」クリム顔

ガマガル(兄さんそうじゃないよ……)

ミミッキュ「甘いっキュ! そこは《だ、だいじょぶですぅ!》っキュ! 作戦が終わるまで練習もかねてずっとこの口調で行くっキュよ!」

レドームシ「か、勘弁してください!!! じゃなかった、かんべんしてほしいですぅ!」

ミミッキュ「そうっキュ!」
 ▼ 461 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 01:49:38 ID:.jJMara. [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「カプゥーコッコ!」ヒライ

カプ・テテフ「あ、コケコ来たよ! ほら手紙ちょうだい!」

ミミッキュ「はいっキュ」テワタシ

カプ・テテフ「じゃ、コケコ! よろしくね!」サラニテワタシ

カプ・コケコ「わかった、任せろ。ではさらば!」バヒュンッ


アーマーガア「すぐに飛んでっちゃったかー……」

カプ・テテフ「ミュウツーもいつまでも万屋にはいないだろうしね。急いだほうがいいから」


アローラダグトリオ「今のうちに、ヤレユータンが隠れる穴を用意しに行った方がいいかしら?」

ミミッキュ「そうっキュね。ヤレユータンも先に待機するっキュ」

ヤレユータン「わかった。じゃあ儂も行こう」

ミミッキュ「あとアーマーガアとガマガルとガマゲロゲも下見に行くといいっキュ」

ガマゲロゲ「見張りに良さそうな場所を探せばいいんだな?」

アーマーガア「僕は2匹を回収するための待機地点探しだねかー」

ミミッキュ「そうっキュ」

グソクムシャ「我は?」

ミミッキュ「当日途中までぼくチンたちについて来るっキュ。で、ヤバそうだったら打ち合わせ通りであいがしらっキュ」

グソクムシャ「了解した」

レドームシ「ところで、エンニュートはどうするんです? いや、ですぅ?」

エンニュート「」zzz

カプ・テテフ「そいつならあたしがここで見張っておく。もともとそういう約束だしね」

ミミッキュ「ということで問題ないっキュね」

アローラダグトリオ「じゃあアタシたちは先にテンカラットヒルに行ってるわね! 明日また会いましょう!」
 ▼ 462 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 02:02:10 ID:.jJMara. [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――その日の夜――


ミミッキュ「くおー」zzz

エンニュート「ふにゃぁ〜」zzz


レドームシ(ミミッキュさん、なんだかんだで夕方にはもう寝ちゃいましたね…… あの地獄が中断されて助かりましたが)

カプ・テテフ「疲れがたまってたんじゃない? 本来夜行性のところを昼間動きまくってたんだし」ズイッ

レドームシ「あ、カプ・テテフさん」

カプ・テテフ「お前は寝なくていいの?」

レドームシ「なんか緊張したのか寝付けなくて……」

カプ・テテフ「お昼のうちに寝ておいて良かったね」

レドームシ「そうですね」

カプ・テテフ「あっちの奴もまだ寝てないみたいよ」


グソクムシャ「…………」ビドウダニセズ


レドームシ「あれ寝てないんですか?」

カプ・テテフ「瞑想してるみたいだよ」


グソクムシャ「…………」ウゴカザルコトヤマノゴトシ


レドームシ「そういえばそういう習性あったような」

カプ・テテフ「意識はあるから見張りになって助かるね。あたしはもう寝るよー、おやすみぃ……」zzz

レドームシ「……寝ちゃった、あっという間に」

レドームシ(まあ、確かに誰か起きてるのは安心できますね)


グソクムシャ「…………」ネガハエタヨウ


レドームシ(ちょうどいい機会だし、気になってたことでも聞こうかな……)
 ▼ 463 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 02:07:41 ID:.jJMara. [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「ちょっといいですか?」

グソクムシャ「……レドームシか。どうした」

レドームシ「効きたいことがあるんですけど、いいです?」

グソクムシャ「構わん。言え」

レドームシ「前からずっと気になってたんですけど…… アクジキングさん達の騒動の時、どうしてグソクムシャはリゾートデザートに来ていたんですか?」
(※前スレ247あたり)

グソクムシャ「>>264
 ▼ 464 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 02:08:33 ID:.jJMara. [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
安価ミス再指定
>>465
 ▼ 465 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 02:18:36 ID:.jJMara. [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 466 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 02:34:46 ID:.jJMara. [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
再度自上げ安価下
 ▼ 467 グトリオ@でんきだま 20/01/24 02:47:22 ID:7mY.kKug NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ばれてたようだな……俺は、ゾロアークだ。探偵をしている、
 ▼ 468 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 02:56:49 ID:.jJMara. [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「ばれてたようだな…… 俺は、ゾロアークだ。探偵をしている」

レドームシ「……変なウソではぐらかさないでください。ぼくは貴方がアクアジェットやアクアブレイクやであいがしらを使うところをしっかりこの目で見てるんですから」

レドームシ「それらのわざはゾロアークには使えないはずです。仮に幻覚だとするとアローラダグトリオさんの話に出てきたガマガルさんへのじしんのダメージを軽減する作戦破綻しますし、そもそもヤトウモリに捕まる過程でイリュージョン解けますよね?」

グソクムシャ「……リゾートデザートにいた理由は話せば少し長くなるのだ」

レドームシ「ぼくは長くても構いませんよ?」

グソクムシャ「我は長いと困る。実は我からも話がある」

レドームシ「グソクムシャから?」

グソクムシャ「……カプ・テテフは寝ているな?」

レドームシ「ええ、もうスヤスヤと」

グソクムシャ「それなら…… アブソルを覚えているか?」

レドームシ「アブソル……? 主にホウエン地方に生息するわざわいポケモンですよね? それがどうかしたんです?」

グソクムシャ「やはりか……」

レドームシ「?」

グソクムシャ「この作戦にはもう1匹協力者がいたはずなのだ。それがアブソル」

レドームシ「えぇっ!? でもぼくアブソルになんて会ったことないですよ!?」

グソクムシャ「……本当はあるはずなのだ。ちょうど貴様が眠っていたとき……」
 ▼ 469 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 02:58:28 ID:.jJMara. [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
==数時間前==

カプ・テテフ「えっ!? ここを抜け出すから、皆の記憶から自分を消せないか!?」ヒソヒソ

アブソル「……」コクリ

カプ・テテフ「ど、どうして…… 今更怖気づいたの?」ヒソヒソ

アブソル「……そうではないのです。実は……」ゴニョゴニョゴニョ

カプ・テテフ「うん、うん…… そんな用があって、作戦を中止させないように記憶を……」

アブソル「この件は私1匹で対処します。記憶を消すことは可能ですか?」ヒソヒソ

カプ・テテフ「暗示でできなくはないけど……専門じゃないからね。1日もしたらみんな思い出すと思う」ヒソヒソ

アブソル「むしろ戻ってくれた方が助かります。……時間は1日、か」ヒソヒソ

カプ・テテフ「ほんとにいいんだね?」ヒソヒソ

アブソル「ええ。ミミッキュたちが来たらそちらにもお願いします」ヒソヒソ

カプ・テテフ「わかったわ。こそっとやっとく。忘れまいと抵抗さえされなければ上手く行くはずだから」ヒソヒソ

アブソル「では、私はこれで……」
 ▼ 470 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/24 03:00:33 ID:.jJMara. [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
―ー現在―ー

レドームシ「少しずつですけど…… アブソルさんのこと、思い出してきましたよ」

グソクムシャ「そうか。外部から刺激があれば早く記憶が戻るのかもしれないな」

レドームシ「で、グソクムシャは抵抗して忘れたふりをしてると……」

グソクムシャ「そうだ。恐らくダグトリオにも聞こえていただろうが…… 抵抗しきれていたかはわからないな。アブソルの意思を尊重した可能性もある」

レドームシ「そうですか…… グソクムシャはそうしなかったと」

グソクムシャ「アブソルの意思を尊重してこのまま計画を続行するか、この件を受けて別の行動に出るか…… それを決めるべきなのは中心にいる貴様だと思ったのだ」

レドームシ「決めるべきなのはぼく…… ですか」

グソクムシャ「貴様はどうする?」

レドームシ「ぼくは…… >>471
 ▼ 471 マヨール@ヘラクロスナイト 20/01/24 03:51:18 ID:206MhBwA NGネーム登録 NGID登録 報告
アタイはこのまま作戦をやりぬきますぅ
 ▼ 472 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/25 00:52:31 ID:lLj2c60Y [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レドームシ「ぼくは…… あ。アタイはこのまま作戦をやりぬきますぅ」

ミミッキュ「……やりきるなら最後まで気を抜くなっキュまったく……」

グソクムシャ(ミミッキュも起きてきたか……)

レドームシ「ご、ごめんなさいですぅ!」

ミミッキュ「それでいいっキュ」


レドームシ「……アブソルさんが いっぴきだけで でてったのは、いっぴきだけでも かいけつ できると かんがえたからだと おもいますぅ」

レドームシ「それに、なにか 《さくせん》のようなものが あるとしたら、ごうりゅうしにいったほうが めいわくかも しれないですぅ」

グソクムシャ「なるほど」

ミミッキュ「まあ何か策があってそれの邪魔することになったら悪いっキュねえ」

レドームシ「なので、さくせんは よていどおり やりましょうですぅ」
 ▼ 473 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/25 01:23:16 ID:lLj2c60Y [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・2番道路〜〜



アブソル(案の定邪魔が大量に入ったが…… バークアウト1発で蹴散らせるレベルで助かったな……)

アブソル(そうこうしてるうちにもう夜か。きっと作戦は今日か明日に実行される。早ければもうやっているころだろうか)

アブソル(絶対に邪魔はさせない! 場所はもう絞り込めた、連絡を入れたらフレフワン達も《秘策》を用意してくれた、あとは奴のいる元へ……!)


〜〜アローラ地方・ハウオリ霊園〜〜


アブソル「このあたり、のはずだが……」

アブソル(私たちアブソルのツノには災いを予知する力がある。そして、人間にもまだ知られていない力がもう1つ)

アブソル(ツノとツノで交信し、災いを伝える力。この力で情報を共有することによって、災害の発生源から遠くに住む人々にも危険を知らせることができる)

アブソル(しかし、今日このツノに届いた信号は……《捕獲作戦を取りやめねばお前たちに災いがふりかかる》《災いを止めたくば私を倒しに来てみろ、できるものなら》という脅迫と挑発だ)

アブソル(こんなことができるのは同族たちと…… もう1種!)

アブソル「ツノに届いた信号…… お前が送ったのだろう? 出てこい」

ガサ……

アブソル?「…………」

アブソル(……ラナキラの長そっくりだな。ということは……)

アブソル?「警告は無事届いたようだな。……1匹だけで来たのか?」

アブソル「ああ。……やはり私1匹で問題ない」

アブソル「……メタモン。どうやって捕獲作戦のことを知った?」
 ▼ 474 ュバルゴ@ホノオZ 20/01/25 01:27:37 ID:rBjAgjYk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おかえり
 ▼ 475 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/25 01:35:17 ID:lLj2c60Y [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル?(以下、メタモン)「私の部下のダダリンたちは優秀でな。《本体》の状態でよく偵察をしているのだよ」

メタモン「一匹がグソクムシャにはりついて、情報を手に入れてくれたのだ。定期的に《あつまれだま》で呼び寄せて情報を受け取っている」

アブソル(ダダリンの本体はモズクだっけか)

メタモン「一網打尽にするつもりだったがまあいい、貴様を人質にまた集めてやる!」

アブソル「あ、今カプ・テテフの暗示で仲間は皆私のことを忘れているぞ」

メタモン「えっ」

アブソル「別に人質対策をしたんじゃないがな。なるつもりもないし」

メタモン「…………」

メタモン「まあいい、1匹ずつ減らしてやる! ほ――」

アブソル「先に言うが変化わざなんてせこい真似はするなよ??? かっこわるいぞ???」


アブソルの ちょうはつ!

メタモンは ちょうはつに のってしまった!

メタモンは ちょうはつされて ほろびのうたが だせない!


メタモン「おのれぇー!!! ほろびのうたを封じるのは卑怯だぞ!」

アブソル「えっ ほろびのうた?」

メタモン「えっ」

アブソル(かげぶんしんが厄介そうだから封じたつもりだったが…… そういえば長、ほろびのうた覚えてたな。使うこともないから印象薄かった)

アブソル「というかほろびのうたってお前も滅ぶぞ?」

メタモン「うるさい!!! こっちにも作戦があるのだ!!! それも知らずにゴチャゴチャ言うのではない!!!」
 ▼ 476 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/25 01:44:36 ID:lLj2c60Y [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「作戦?」

メタモン「俺を倒せるほど強ければわかるかもな! メガホーン!!!」ドゴッ

アブソル「うおっと!」ヒョイッ

アブソル(長の特性はたしかきょううん…… 当たれば痛いじゃすまないかもな)

メタモン「もう1発!」ドゴッ

アブソル「つじぎり!」ガッ

ギリギリギリギリ……

アブソル(なんとかつじぎりで受け止めたが…… ダメージを完全になくせるわけじゃない、次は避けないと……)

メタモン「よ、よし! 今度こそほ――」

アブソル「変化わざダサイ!」チョウハツ

メタモン「それやめろ!!!!!!!」
 ▼ 477 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/25 02:21:39 ID:lLj2c60Y [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メタモン「死ね! 死ね! メガホーン!」ドゴッ

アブソル(冷静さを欠いたわざなら当たらない!)ヒョイッ

アブソル(よし! これで……)

メタモン「メガホ…… あれ?」スカッ

メタモン「ま、まだ3回しか使ってないぞ!? 何故だ!?」

アブソル「……プレッシャー知らないのか???」チョウハツ

メタモン「あ」

メタモン「つじぎり!!!」シュバッ

アブソル「こちらもつじぎりだ!」シュバッ

ガッギリギリギリギリ……

メタモン(こいつ……! あれだけの部下を相手にしていながら何故PPが切れていない……? いや、そんなことは問題じゃないな……)

ギリギリギリギリ……

アブソル(さすがに長をコピーしただけあって手ごわい…… しかし!)

アブソル(このまま持久戦に持ち込めば奴はわるあがきしかできなくなる! そこを攻め立てれば……!)

メタモン「」フッ

アブソル(こいつ今笑ったか……?)


ピピピ!

メタモン「? 何の音だ?」

アブソル「フレフワンからの通信だ。出るぞ」ピッ

メタモン「おい勝負の途中に…… ん? フレフワン? 聞かせろ」

アブソル「言われずとも」

通信機(フレフワン)「はーい♪ フレフワンでーす♪ そろそろメタモンに会っている頃合いかしら♪」

アブソル「目の前にいるぞ」

メタモン「フレフワンおい貴様! あの時は取り逃したが次は無いぞ……! 今度こそ海の藻屑n」

通信機(フレフワン)「あら♪ 残念ながらそれは無理ね♪ なぜなら……」

通信機(フレフワン)「私たちが今から貴方にとどめを刺すからー♪」

メタモン「はぁ?」
 ▼ 478 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/25 02:35:23 ID:lLj2c60Y [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(クチート)「お、おい…… ほんとにやるのかよ? いくらなんでも残酷過ぎて……気の毒だぜ?」

アブソル「残酷……?」

通信機(フレフワン)「気の毒な目に遭ってもらいたいの♪ ラボの恨みもあるし♪」

通信機(フレフワン)「ということでスペシャルゲストの色違いメタモンさん登場〜♪」

通信機(色メタモン)「久しぶりだな! モソモン!」

メタモン「なっ……!!! 貴様、その呼び方はやめろ!!!!」

通信機(色メタモン)「妄想が激しいメタモンだからモソモンってみんな呼んでたよなあ。 元気だったか?」

メタモン「やめろ……!!!」

通信機(色メタモン)「《私はミュウツー様の部下だ……!》とか言っちゃってさ、私ってなんだよ私って! お前そんな一人称じゃなかったのに! あーおかしいな!」

メタモン「やめろと言っている!!!!!!」

通信機(色メタモン)「変なこと止めてカントーに戻って来いよ、平和だよ? ニビあられおいしいし」

メタモン「断る」
 ▼ 479 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/25 02:39:52 ID:lLj2c60Y [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(色メタモン)「お前、いろいろ悪いことしてるらしいじゃん。引くなら今だぞ今」

メタモン「私はミュウツー様の忠実な部下だ! どこにも帰らないしやめる気もない!」

通信機(色メタモン)「どーしても?」

メタモン「どうしてもだ」

通信機(色メタモン)「あーそう…… ごめん、説得できなくてごめん」

メタモン「同情を誘おうとしても無駄だ。フレフワン、こんなものが貴様の言う《とどめ》なのか?」

通信機(フレフワン)「勿論違うわよ♪ 先に普通に説得したいって言うからやらせてあげただけ♪ 説得には応じないのね?」

メタモン「無論」

通信機(色メタモン)「じゃあ、じゃあ…… お前が大切にしてた《妄想†極秘†ノート》。ぼくがとっておいたんだけど……」

メタモン「!?」

通信機(色メタモン)「今からここで読み上げます!!!!!!」

メタモン「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

通信機(フレフワン)「無論却下♪ さあ読んで読んで♪」

通信機(クチート)「あーあ……」

アブソル「確かにこれは…… 残酷だな」

通信機(クチート)「でしょ?」

通信機(色メタモン)「1ページ目!《>>480》!」

通信機(色メタモン)「2ページ目!《>>481》!」

通信機(色メタモン)「3ページ目!《>>482》!」
 ▼ 480 シギソウ@ライブキャスター 20/01/25 02:49:12 ID:CERsOhqs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツー様よいしょ本&ミュウツー様ファンクラブ作ろー!って思ってたのに…
 ▼ 481 ジョフー@あかいウロコ 20/01/25 02:52:59 ID:qLto/vLs NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウなんてだっせーよな!ミュウツー様のほうがかっこいいよな!
 ▼ 482 ッシード@ゴーゴーゴーグル 20/01/25 07:58:15 ID:nqpsoA4g NGネーム登録 NGID登録 報告
もしもミュウツー様に色気を使うヤツがいて…
しかもそいつがミュウツー様に弱点を取れるむし、ゴースト、あくタイプだったら…
許せない…許せない!
彼女にふさわしいのは私のはずなのに!
 ▼ 483 イボルト@ぼうごパッド 20/01/25 14:21:25 ID:Oy/MkF3Q NGネーム登録 NGID登録 報告
酷すぎて草
 ▼ 484 ニータ@バシャーモナイト 20/01/25 20:42:16 ID:IZ/272gQ NGネーム登録 NGID登録 報告
ミュウツーロリコンなのに♀なのか……
 ▼ 485 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/26 02:06:47 ID:QyAAFJKE [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(色メタモン)「1ページ目!」


《ミュウツー様よいしょ本&ミュウツー様ファンクラブ作ろー!って思ってたのに…》


通信機(色メタモン)「2ページ目!」


《ピカチュウなんてだっせーよな!ミュウツー様のほうがかっこいいよな!》


通信機(色メタモン)「3ページ目!」


《もしもミュウツー様に色気を使うヤツがいて…
 しかもそいつがミュウツー様に弱点を取れるむし、ゴースト、あくタイプだったら… 
 許せない…許せない!
 彼女にふさわしいのは私のはずなのに!》


メタモン「」

アブソル「……潰れたぞ」

通信機(フレフワン)「よし!」

通信機(色メタモン)「ちなみにページによってミュウツーの性別がオスだったりメスだったり両方だったり不明だったりする」

通信機(クチート)「両方ってなんだよ……」
 ▼ 486 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/26 02:51:44 ID:QyAAFJKE [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
??????「プッ クフフ……」

アブソル「? 誰だ!?」

カプ・コケコ「ク……騒がしいと思って来てみたら面白すぎるものを聞いてしまった。ププッ」ガサッ

アブソル「カプ・コケコ! いつからそこに?」

カプ・コケコ「ここに来たのはお前と同じくらいでダダリン達との戦いも途中から見ていたぞ。テテフに記憶を消させたらしいな」

アブソル「戦いで騒ぎを起こせばミュウツーを引き寄せてしまうかもしれないので。一匹で始末できるならそうしたほうがいいと」

アブソル「それにしてもこいつの言う《作戦》って一体何だったんだ?」

通信機(フレフワン)「作戦?」

アブソル「ああ、こいつはほろびのうたを使おうとしてきて…… お前も滅ぶぞって言ったら作戦があるって」

通信機(フレフワン)「ほろびのうたねぇ…… もしかして」

通信機(フレフワン)「ちょっとそいつの持ち物を調べてみてくれる?」

アブソル「どれどれ……」ガサゴソ

メタモン「」

アブソル「大量の《たま》と…… 1粒だけ《タネ》があった。たまのほうは《あつまれだま》ってやつだと思うが」

通信機(フレフワン)「タネ…… なるほどね」

通信機(フレフワン)「私が知ってる中にひとつ心当たりがあるわ♪ またレドームシあたりに渡しておくといいわよ♪」

アブソル「レドームシに?」

通信機(フレフワン)「まあ、お守りみたいなものね。貴重なもので温存してもらいたいからあえて具体的な効果は教えないわ♪」

アブソル「わかった。ところでこのメタモン、どうしようか」

メタモン「」

通信機(フレフワン)「私はもうすっきりしたからどうしてもいいわよ♪ ノートはこちらにあるしね♪」

アブソル「うーん…… 放置するわけにもいかないしな……」

カプ・コケコ「俺がアーカラ島に連れて行こう。メタモン5に性根を叩き直してもらう」

アブソル「メタモン5?」

カプ・コケコ「メタモン同士なのに協調性が取れている奇跡の5匹組だ。人間に化けてよく騒ぎを起こすが害はほぼない」

アブソル「じゃあお願いします」
 ▼ 487 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/26 02:52:06 ID:QyAAFJKE [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「ところで…… お前は作戦には参加しないんだろう?」

アブソル「はい。……ということはまだ決行してないんですね?」

カプ・コケコ「作戦の実行は正午だ。既になにやらテンカラットヒルで準備をしているのは見かけたが」

アブソル「正午か…… まだ記憶は消えたままかな」

カプ・コケコ「それまで暇だろう?」

アブソル「え、あっはい」

カプ・コケコ「少し手伝ってもらいたいことがある。なに、そう時間はかからない。>>488
 ▼ 488 シガリス@チョークいし 20/01/26 03:19:04 ID:Q9X2KTG6 NGネーム登録 NGID登録 報告
ビーチの掃除をしてくれないか
 ▼ 489 エルオー@ラティアスナイト 20/01/26 16:23:06 ID:2Yh2waTs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 490 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/27 23:16:03 ID:0IOcFy6Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「ビーチの掃除をしてくれないか」

アブソル「ビーチの掃除?」

カプ・コケコ「ああ、最近観光客がひどくてな。マンタインサーフってあるよな?」

アブソル「はい。人間がマンタインに乗るやつですっけ」

カプ・コケコ「メレメレのビッグウェーブビーチからのコースは初心者向けと評判で人気なんだ。だから観光客もよく来る。母数が多いと迷惑な奴の数も増える」

アブソル「あれどこから乗るかで難易度変わるのか……」

カプ・コケコ「で、手伝ってくれるか」

アブソル「あ、はい」

カプ・コケコ「よかった……」
 ▼ 491 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/28 00:49:48 ID:QDdwxLUo [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――翌日・正午――

〜〜アローラ地方・テンカラットヒル・最奥空洞〜〜


ガマガル(そろそろミュウツーとレドームシたちが来る頃かな……)


ガマガル(ん? ガマゲロゲから音波で合図…… 《空》?)


ヒューン スタッ


ガマガル(そ、空からポケモンが降りてきた…… あれが、ミュウツーなのかな……)

ミュウツー「……」

ガマガル(てっきり洞窟から来ると思ってたけど…… そうだよね、空飛べるならこっちの方が速いよね)

ガマガル(あ、ミミッキュとレドームシも来た。なんかロープでがんじがらめになってる)
 ▼ 492 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/28 00:50:42 ID:QDdwxLUo [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「待たせたっキュね」

ミュウツー「お前が手紙をよこした――」

ミミッキュ「ミミッキュっキュ。お前がアローラにいると仲間がおびえて大迷惑っキュ。こいつ連れてさっさとどっか出ていくっキュ」

レドームシ「……!」ヒヤアセダラッダラ

ミミッキュ「お前が狙ってたのはこいつっキュよね?」

レドームシ「あ……! あ……!」

レドームシ「あ、アタイをなんでねらうですかぁ!?」

ミュウツー「頼まれたからだ。頼んだ側の事情は知らん」

レドームシ「よくわかんないけどアタイしぬのはイヤですぅ!」

ミュウツー「……こいつはなんでこんな喋り方になってるんだ?」

ミミッキュ「頭打って記憶喪失っぽいっキュよ。つまりこれが素っキュ」

ミュウツー「めちゃくちゃ変」

ミミッキュ(あ、あんまり効いてないっキュね……)ヒヤアセタラリ

ミュウツー「……」ジー

レドームシ「な、なにみてるんですぅ!」

ミミッキュ(で、でもまあ…… 注意は引けてるっキュね……)


ヤレユータン(む、ミュウツーがレドームシを見たままジッとしておるな…… 今がチャンスか!)

ヤレユータン「くらえ! 必殺いのりのスタイル投球じゃあー!」ヒューン!


ヤレユータンは マスターボールを使った!


ミュウツー「!?」


結果>>493
 ▼ 493 ンドール@ラティアスナイト 20/01/28 00:57:16 ID:uX024IZ. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
やったー!
ミュウツーを つかまえたぞ!
 ▼ 494 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/28 01:05:45 ID:QDdwxLUo [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グムッ グムッ グムッ
カチッ


やったー! 
ミュウツーを つかまえたぞ!
 テーテーテー テテテテテテテー♪


レドームシ「さ、さすがマスターボール……! あっさり捕獲出来ちゃいました……」

ミミッキュ「人間も恐ろしいものを作ったもんっキュねえ……」


ガマゲロゲ「おーーーーーい!!!! うまくいったぞーーーーー!!!」ドドド


レドームシ「うわっ! ガマゲロゲさんすごい大声……」

ミミッキュ「今の呼び声でみんな寄ってきたっキュよ」
 ▼ 495 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/28 01:23:47 ID:QDdwxLUo [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤレユータン「よし! これで一件落着じゃな! 儂の投球フォームもなかなかのもんじゃろう?」

レドームシ「はい! ありがとうございました!」

アーマーガア「かー! よかったかー! ありがとうかー!」

グソクムシャ「これでアローラでの危険は潰せたか…… あとはジャングルに置いてきたカラマネロだな」

レドームシ「はい、あとで話を聞きに行きましょう」

アローラダグトリオ「おめでとう! 発案から結構長丁場になっちゃったけど…… 無事達成できてよかったわ!」

ガマゲロゲ「これで解決か…… じゃあガマガル」

ガマガル「なに?」

ガマゲロゲ「セッカに…… 帰るか? 道は覚えている」

ガマガル「うーん…… アローラの友達たちに挨拶してからでいいかな?」

ガマゲロゲ「わかった、俺も付き添う」

アローラダグトリオ「あ、ちょっと待って」

ガマゲロゲ「なんだ?」

アローラダグトリオ「もう少しだけ付き合ってほしいの。エンニュートから話を聞くのがまだでしょう? ガマゲロゲとグソクムシャは当事者だから立ち会ってた方がいいと思うし」

アローラダグトリオ「時間がないなら具体的には…… そうね、夕方前までマラサダショップの裏にいてほしいわ」

ガマゲロゲ「なんでその時間かはわからんが…… いいぜ」

レドームシ(アローラダグトリオさん、アブソルさんの記憶消えてないみたいですね)

レドームシ「グソクムシャ、タクシーさん。ぼくらもマラサダショップの裏に行きましょう。カプ・テテフさんに報告もしたいですし」

アーマーガア「かー」

グソクムシャ「わかった」

ミミッキュ「海を渡る手段がないからぼくチンも付き合うっキュ。終わったらアローラダグトリオはぼくチンをウラウラに送るっキュよ」

アローラダグトリオ「大丈夫、わかってるわ!」

ヤレユータン「じゃあ儂は先にシェードジャングルに戻っておるぞ。むしポケモンたちが見張っているとはいえ少し不安じゃしな」

レドームシ「わかりました。ぼく達も後からそちらに向かいます」

ヤレユータン「じゃあの」スタスタ


レドームシ「さて…… じゃあぼくらもここを…… おや?」

レドームシ「ひ、ひさびさのこの感じは……!」

グソクムシャ「どうした?」

レドームシ「し、進化……!?」

ミミッキュ「今の捕獲で経験値が入ったみたいっキュね……」
 ▼ 496 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/28 01:36:13 ID:QDdwxLUo [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おや? レドームシの ようすが……?



レドームシ(こ、これでぼくも……!)ピカー



おめでとう! レドームシは イオルブに 進化した!



イオルブ(なれたんですね…… イオルブに!!)

アーマーガア「か、かー! ついにイオルブになったかー!?」

グソクムシャ「ず、随分雰囲気が変わったな……」

イオルブ「はい! ぼく、ついにイオルブになれました!」

アローラダグトリオ「なんかデンヂムシからのクワガノンを彷彿とさせるわね……」

ガマガル「あ、それわかるかも」

ガマゲロゲ「あれがこれになるのか……」

ミミッキュ「……これでもまだ子供ってのが信じられないっキュ」

イオルブ「わあすごい! こんなに早く飛べる!」ヒューンヒューン

ガマガル「羽使わないんだね」

イオルブ「はい、他のむしポケモンと違って鎧の役目を果たすんです。とぶのはサイコパワーでできるので」ピタッ

イオルブ「あ」

イオルブ(この身体になって…… 遺伝子に刻まれたわざを思い出せそうです……)


新しく1つ覚えるわざ>>497
【選択肢】
あやしいひかり/こうそくいどう/サイケこうせん/さいみんじゅつ/むしのさざめき

代わりに忘れるわざ>>499
【選択肢】
むしのていこう/ねんりき/リフレクター/ボディプレス
 ▼ 497 クタス@あおいかけら 20/01/28 01:42:34 ID:IzxIqAGY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
むしのさざめき
 ▼ 498 ママ@あくのジュエル 20/01/28 02:19:29 ID:uX024IZ. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 499 ルード@するどいくちばし 20/01/28 02:20:43 ID:P9vA6fPQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
むしのていこう
 ▼ 500 バニー@かがやくいし 20/01/30 00:31:18 ID:/SZoQV3g NGネーム登録 NGID登録 報告
支援ブオー
 ▼ 501 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/01/31 03:47:29 ID:hQugf6Yo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(ここは…… 火力を重視してむしのさざめきをむしのていこうと入れ替えますか。イオルブになれば素の特殊耐久も高いので何とかなるでしょう)


イオルブは むしのさざめきを おぼえた!


イオルブ「じゃあボールを拾って……」ヒョイッ

イオルブ「戻りましょうか、ハウオリシティに」



〜〜アローラ地方・ハウオリシティ〜〜


カプ・テテフ「あ、おかえりー。うまくいった?」

イオルブ「この通り、ばっちりです!」ボールミセ

カプ・テテフ「ってお前は?」

イオルブ「あ、元レドームシです。さっきイオルブに進化しました」

カプ・テテフ「イオルブね…… ふーん模様がちょっと面影あるかも」

カプ・テテフ「ミュウツーがいなくなったってことは…… 脅威は去ったわね。結局そいつ何のためにカプを集めようとしてたんだろ」

イオルブ「さあ……」

カプ・テテフ「で、そいつどうするの?」

イオルブ「たしかフレフワンさんのところへ送るんでしたっけ?」

アローラダグトリオ「そうだけど…… 肝心のラボがね」

アーマーガア「あー ダダリンに壊されたんだっけかー?」

ミミッキュ「とりあえず後で連絡入れるっキュよ」

カプ・テテフ「とりあえず島を空けっ放しにするのもよくないと思うし、あたしは帰るねー。エンニュートならそこにいるから」

エンニュート「???」

カプ・テテフ「じゃあねー!」フワフワ

イオルブ「ありがとうございましたー!」


イオルブ「で、エンニュートに話を聞くんですよね」

グソクムシャ「何故我らを捕らえた? 答えろ」

エンニュート「???」

ガマゲロゲ「幼児退行してんならそれ相応の聞き方のがいいんじゃないか?」

ガマゲロゲ「えーこっほん! 俺達を捕まえたことがあるよな? どうしてそうしたんだ?」

エンニュート「>>502
 ▼ 502 ロピウス@ラグラージナイト 20/01/31 04:11:38 ID:zTWsvgAQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なんとなく
 ▼ 503 ェリンボ@わんぱくミント 20/02/03 01:36:58 ID:jJFwCo.k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
失踪かな…
 ▼ 504 新遅くてすまん◆Y5Zk8zw5YA 20/02/03 01:55:52 ID:BCMI6Ld6 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エンニュート「なんとなく」

ガマゲロゲ「は?」

エンニュート「なんとなく いいおたからじょうほう でも もってないかなあ って」

ガマゲロゲ「ない」

グソクムシャ「無い」

エンニュート「しあわせのタネも もえちゃうし とんだ はずれー」

イオルブ「結局やつらとは無関係っぽいですね」

エンニュート「やつらー?」

イオルブ「こっちの話です」

エンニュート「あー でも」

ガマガル「でも?」

エンニュート「あんまり いせかいの どーぐ ためこみすぎると しぜんのバランス くずれるからって、テテフに めちゃくちゃ おこられたから もえてよかったかもー」

アローラダグトリオ「あーそれで目をつけてたのねカプ・テテフ」
 ▼ 505 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/03 02:04:11 ID:BCMI6Ld6 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エンニュート「とりあえずおうちかえりたい」

グソクムシャ「どうする? 解放するか?」

アローラダグトリオ「うーん無害化してるみたいだしね……」

イオルブ「この状態で群れに戻しても話に聞いたみたいな統率能力は無さそうですし、アーカラ島まで送りましょうか。どうせぼく達も行きますし」

エンニュート「おうちかえりたい」

アローラダグトリオ「送っていくわよ」

エンニュート「やったー!」カキノシレンノポーズ

イオルブ「と、その前にフレフワンさんに連絡ですね」

イオルブ(アブソルさんが戻ってくるまで時間を稼がないと)


イオルブ「えーと通信機通信機」ポチッ

イオルブ「もしもーし、レドームシ……じゃなかった、レドームシから進化したイオルブです」

通信機「>>506
 ▼ 506 フーライ@ハガネZ 20/02/03 02:54:02 ID:5tQ2yvZQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
上手くいってる?
 ▼ 507 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/03 23:04:36 ID:BCMI6Ld6 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(フレフワン)「上手くいってる?」

イオルブ「あ、はい。ミュウツーの捕獲、完了しましたよ!」

イオルブ(進化についてはノータッチですか)

通信機(フレフワン)「ほんと!? じゃあこっちに送ってほしいんだけど……」

アーマーガア「カントーまで……?」

通信機(フレフワン)「そうよ♪ グレン島まで来てほしいの♪」

通信機(フレフワン)「でも他に用があるのならその後でもいいわよ♪ ミュウツーの研究ができるならいくらでも待つわ♪」

イオルブ「じゃあカラマネロの取り調べの後で……」

イオルブ(飛べるようになったし、タクシーさんには乗らずに自分で飛んで行ってみようかな……)


ガマゲロゲ「おい」

イオルブ「なんですか?」

ガマゲロゲ「なーんか忘れてることがあった気がするんだけど…… お前わからねえ?」

イオルブ「曖昧過ぎてわかりません」

イオルブ(と言っても大体見当は付きますが)

ガマガル「僕も…… 何か大事なこと忘れてるような……」

アーマーガア「そういえばそんな気が…… な、なんだったかかー」

グソクムシャ「そろそろ時間か」

アローラダグトリオ「あら? キミもアレをはねのけたの?」

グソクムシャ「たまたま話を聞いていた」

イオルブ「ぼくたちもグソクムシャに話を聞いたことで先に思い出せてます」

ミミッキュ「っキュ!」

アローラダグトリオ「そうだったのね。じゃあ待ちましょ」

ガマゲロゲ「お前らさっきから何を話して…… ってあああああああ!!!」

ガマガル「な、なに!?」

ガマゲロゲ「思い出した……」

アーマーガア「なになに何を思い出したんだかー!?」

ガマゲロゲ「けど思い出したショックで半分くらい忘れた……」

ガマゲロゲ以外のその場の仲間たち「「「「「「」」」」」」ズコー

エンニュート「ばーか」

ガマゲロゲ「うるせえ!」
 ▼ 508 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/03 23:21:02 ID:BCMI6Ld6 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマガル「で、忘れてないもう半分は?」

ガマゲロゲ「ああそうだ、重要なのは今忘れたことじゃなくてそっちだそっち!」

ガマゲロゲ「俺、ガマガル、イオルブ、アーマーガア、グソクムシャ、ダグトリオ、ミミッキュ…… 1匹足りなくないか? いつからいないんだ?」

ガマガル「そういえば……」

アーマーガア「うーんとうーんと…… あー確かにそうだかー。ジャングルでレドームシに再会したとき他に誰か…… かあああああああああああああ!!」

ガマガル「こ、今度はアーマーガアが…… 何? 思い出したの……?」

アーマーガア「あ…… あ……」

アーマーガア「アブソル……! アブソルだかーーーーー!!!」

ガマガル「あ、あああああああああああ!!! そうだ、ここに来たのも確かアブソルの奨めで……」

ガマゲロゲ「完ッ全に思い出したぞ! ケルディオに変な饅頭食べさせた奴だ!」

イオルブ「いや思い出す部分おかしくありません!?」

グソクムシャ「……これで全員か」

ガマガル「それにしても、どうして僕ら3匹だけきれいに忘れてたんだろう……」

イオルブ「あーそれはですね…… かくかくしきじかでして……」
 ▼ 509 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/03 23:48:51 ID:BCMI6Ld6 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「……つまりこうか。忘れなかった奴と、忘れた奴と、忘れたけど先に思い出した奴がいたんだな」

アーマーガア「アブソル…… 一体何しに行っちゃったんだかー?」

ミミッキュ「事情を知ってるカプ・テテフが帰っちゃったからっキュねえ…… 誰も分からないっキュよ」

通信機(フレフワン)「そう思う?」

ミミッキュ「? 何っキュか?」

イオルブ「そうか…… フレフワンさん!」

イオルブ「アローラダグトリオさん、通信機は?」

アローラダグトリオ「今は無いわよ。アブソルが持って行ったみたいだから黙ってたけど」

イオルブ「ミュウツー捕獲作戦に参加しないフレフワンさんになら、事情を教えていてもおかしくありません! そうなんですよね?」

通信機(フレフワン)「あ・た・り♪ アブソルに会いたいならビッグウェーブビーチに行ってみるといいわ♪ 2つ目の用事を終えてそちらに向かっていたとしても道の途中で会えると思うから♪」

通信機(フレフワン)「アブソルはね、メタモンからのミュウツー捕獲作戦やめろって脅迫を受け取って潰しに行ってたのよ♪ 無事成功してメタモンはカプ・コケコに連行されたから安心していいわ♪」

ガマガル「あー例のメタモン……」

アローラダグトリオ(コケコに連行って一体どんな目にあうのよ……)

イオルブ「あのメタモン、どうやって作戦のことを……」

通信機(フレフワン)「その辺のことはアブソルから聞くといいわ♪ じゃあ私はカイオーガの血液サンプル解析があるから♪ じゃあね♪」
プツン

イオルブ「で、ビッグウェーブビーチってどっちです?」

ガマガル「この街の北の道から行けるよ。兄さん、別れの挨拶回りアブソルにもしておきたいし僕らも行こうよ」

ガマゲロゲ「おう。てことでビッグウェーブビーチまでは付き合うぜ」

アローラダグトリオ「アタシたちも…… その後はミミッキュをウラウラに送っていくわ。ということでガマガルともそこでお別れね……」

ガマガル「そうなるんだね……」

ミミッキュ「お前らしんみりするのはビッグウェーブビーチでやれっキュ。あとガマガルお前は道覚えれば海泳いでまた遊びに来れるっキュよ」

ガマガル「そういえば…… 兄さんに覚えられたんだしできるか……」

ガマゲロゲ「おいそれどういう意味…… いやこの感覚も懐かしいな、記憶戻ったのか?」

ガマガル「なんか兄さんがどんな感じの兄さんだったのか思い出せてきた気がする」

ガマゲロゲ「おおそうか!」ニコニコ

グソクムシャ「これは馬鹿にされてるのではないのか?」

アーマーガア「本人が喜んでるから良さそうだかー」

イオルブ「……とりあえずビーチに行きましょうか」
 ▼ 510 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/04 00:00:23 ID:c.wgPz/U [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・ビッグウェーブビーチ〜〜


イオルブ(ビーチは定休日みたいですね…… えーとアブソルさんアブソルさん……)


アブソル「」


イオルブ「って倒れてます!?!?」

グソクムシャ「何ッ!?」

イオルブ「アブソルさーーーーーーーーん!!!!」バヒューン!


ガマガル「敵はいなさそうなのに…… 一体何があったんだろう……」

アーマーガア「と、とりあえず僕らもアブソルのところへ行くかー!」


アブソル「」

イオルブ「アブソルさん!? アブソルさん!?」ユサユサ

アブソル「」zzz

イオルブ「ね、寝てるだけでした……」

他6匹「「「「「「」」」」」ズコー

エンニュート「あほ」

イオルブ「アホじゃないです!!!」

エンニュート「みっつあたまある ふさふさも アタシおくってくこと わすれてたから あほの うそつき」

アローラダグトリオ「ゴメン、すっかり忘れていたわ……」

アーマーガア「まー、イオルブが飛べるようになった分運べるから僕が送っていくかー……」

エンニュート「ほめてつかわす」

アブソル「>>511」ムニャムニャ
 ▼ 511 ランブル@エレキブースター 20/02/04 00:08:22 ID:DhcQA2Ck NGネーム登録 NGID登録 報告
サーナイトと結婚したぁい…
 ▼ 512 ンボラー@トレジャーメール 20/02/04 01:17:21 ID:X/PUlAW6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なんちゅう寝言や…
 ▼ 513 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/04 01:34:32 ID:c.wgPz/U [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「サーナイトと結婚したぁい……」ムニャムニャ

ガマガル「なにか寝言言ってるけど」

ガマゲロゲ「起きろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ゴオオオオ

イオルブ「うわっ! 耳がガンガンする」

アブソル「うわあああああああああ!?」トビオキ

アブソル「な、なんだ…… ガマゲロゲか……」

イオルブ「フレフワンさんに場所を教えてもらいました。あ、全員アブソルさんのことは思い出してます」

イオルブ(約2匹元から忘れてないのもいますけど)

アブソル「お前は…… もしかしてレドームシか?」

イオルブ「はい! 進化してイオルブになりました! あとミュウツーの捕獲も成功してます!」

アブソル「ほんとか! それは良かった!」

アローラダグトリオ「それにしてもなんか妙な寝言言ってたけど…… アブソル、ああいうのがタイプなの?」

アブソル「あー…… 寝言に出てたか…… いや、まあ、その……」

アブソル「昔に戻った夢を見ててだな…… サーナイトと言っても種族的な意味じゃなくて1個体のことで……」

アローラダグトリオ「ふーん」ニヤニヤ

アブソル「あのサーナイトは…… 彼は…… かっこよくて…… あとカッコよくて…… それに格好いいポケモンだったんだよ…… うん」テレテレ

アローラダグトリオ「あ、オス?」

アブソル「いや当たり前でしょどんな想像してたんだ」

グソクムシャ「オスがエルレイド、メスがサーナイトというイメージが強いが…… 実際のサーナイトはオスも多かったな。確か」

イオルブ「めざめいしもそこそこ貴重ですからね、手に入れる前に進化を迎える個体も多そうです」

アブソル「そんな彼も…… 今となっては妻子持ちどころか孫がいるお爺ちゃんなんだが」

ガマガル「アブソルいくつなの?」

アーマーガア「100年前にリゾートデザートに行ったことがあるみたいだからそれより前には産まれてるねかー」

イオルブ「寿命は100年を超えるって言いますけど実際のところどれくらいが平均寿命なんです?」コウキシン

アブソル「さあ……」

イオルブ「さあってなんですか」

エンニュート「さあないと」
 ▼ 514 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/04 01:45:26 ID:c.wgPz/U [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「おじいさんおばあさんって感じがしない個体でもふらっと消えるときがあるからなあ…… 歳数えてないのも多いし」

アブソル「実際私も歳がわからん。100年前に旅をしてたってことは110年以上くらいは生きてるか……?」

イオルブ「じゃあアブソルさんはどのくらいの年代なんです? 若年とか高齢とか」

アブソル「子供でないのは確かだな。そのうち私もふらっと消えるかもしれない」

イオルブ「えぇ……」

アブソル「その話はおいといて…… 勝手にテテフに記憶を消してもらって離脱してすまなかった。かくかくめぶきじかということがあったんだ」

ミミッキュ「あーダダリンっキュか……」

アブソル「部下のダダリンは皆メタモンに生み出された個体だったらしい。高い奴でも10レベルくらいだったな。統率するメタモンがいない今はそう脅威にはならないだろう」

アブソル「それでビーチの掃除をして合流しようと思ったんだが想像以上にきつくて寝てしまった」

アローラダグトリオ「そういえばこのビーチゴミひとつないわね……」

アブソル「ということで私の用事は全部済んだからまた同行させてもらおう。よろしくな」

イオルブ「こちらこそよろしくお願いします。で、今後の予定はこれこれこうです」

アブソル「エンニュートを火山に送って、カラマネロのところに行って、グレン島のラボにミュウツーを届ける、か……」
 ▼ 515 ッカニン@エネコのシッポ 20/02/06 02:11:38 ID:4MdIDxH6 [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマガル「僕たちはアローラの友達に挨拶してからイッシュに帰るよ」

アローラダグトリオ「アタシたちはウラウラ島に帰るわ」

アブソル「そうか…… 目的も果たしたしミュウツー捕獲チームは解散か」

イオルブ(まだ数日かそこらなのに何週間もたってるような感覚です)


ガマガル「てことで…… みんな今までありがとうね!」

アローラダグトリオ「記憶、取り戻せるといいわね!」

ガマガル「うん、もし思い出せたら…… また遊びに来るよ!」

ガマゲロゲ「お前ら、もしなんかまた手を貸してほしいときがあったらセッカに来てくれ」

イオルブ「はい、ありがとうございます!」

グソクムシャ「ガマゲロゲ。ヴェラ火山でのとっさの作戦立案、見事だった」

ガマゲロゲ「おう、ありがとな」

ガマガル「……普段はそんなにだけど」

ガマゲロゲ「お前…… どんどん戻ってきてるな! この調子ならすぐ全部思い出せるぜ!」

ミミッキュ「……この兄弟はケンカしないっキュか?」

イオルブ「いますよね弟や妹をやたら溺愛する感じの兄や姉って」

アーマーガア「まー兄弟仲良いのは良いことだと思うかー」


ガマゲロゲ「じゃあな! で、どっちに行くんだ?」

ガマガル「えっと、あっち。ポニ島まで泳ぐよ」ザプン

ガマゲロゲ「分かった!」ザブン
 ▼ 516 付け忘れたけどイッチ◆Y5Zk8zw5YA 20/02/06 02:25:13 ID:4MdIDxH6 [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラダグトリオ「じゃあアタシたちはウラウラに帰るわね。そろそろ砂漠のみんなにも顔見せないと」

ミミッキュ「お前はガマガルの世話であんまり帰ってなかったっキュもんねえ」

アローラダグトリオ「じゃあね! アローラ!」ホリホリホリホリ

ミミッキュ「じゃあ帰るっキュ。もう面倒ごと持ち込むなっキュよ!」モグモグ

アブソル「……素直じゃないなあ」

穴の中のミミッキュ「うるせっキュ」

穴の中のアローラダグトリオ「クスッ」

イオルブ「ありがとうございました! さようなら!」



イオルブ「じゃあぼくらもアーカラ島に向かいましょうか」

エンニュート「おうちかえりたい」

アブソル「っとその前に、イオルブ。これを」ガサゴソヒョイ

イオルブ「なんですかこれ? タネ?」

アブソル「あのメタモンが持っていたものだ。フレフワンが言うには《お守り》のようなもので……」

アブソル「温存してほしいからって具体的な効果は教えてくれなかったが……」

イオルブ「はあ、お守り……」


イオルブに ????のタネを 持たせた!


イオルブ「装備完了っと。持ってるだけで効果があるということ……でしょうか」

グソクムシャ「意図的に《使う》必要があるならそう言うはずだ」

アーマーガア「タイミングのがしちゃ意味ないかー」

イオルブ「謎……ですが、とりあえず気にしないでおきましょう。では、出発!」

エンニュート「しゅぱーつ!」
 ▼ 517 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/06 02:40:26 ID:4MdIDxH6 [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・ヴェラ火山公園〜〜


イオルブ「火山の近くまで来られましt」

エンニュート「わーただいまーーーーー!!!」バッ

ヒュウーーーン……


アーマーガア「かっ!? 勝手に飛び降りちゃ危ないかーーー!!!」


ドサッ


アブソル「あ、地面に激突した」

アーマーガア「だ、だから言ったかー……」


エンニュート「いたい!!!! かえる!!!!」シュタタタタタタ


グソクムシャ「洞窟に駆け込んだな……」

イオルブ「……シェードジャングルに行きましょうか」



〜〜アローラ地方・シェードジャングル・賢者の間〜〜


イオルブ「ヤレユータンさーん! カラマネロから話を聞き出しに来ましたー!」

ヤレユータン「お、お主ら大変じゃ! カラマネロが消えたらしいのじゃ!」

イオルブ「なんですって!?!? むしポケモンの見張りはいたんですよね!?」

ヤレユータン「パラスとメラルバが見張っていたんじゃがのう…… ほれ、そこの……」

イオルブ「話を聞かせてください! 一体何があったんです!?」

パラス「す、す、すみません! わたし達が見張ってたうえにメラルバの糸で拘束までしておいたんですが……」

メラルバ「ボ、ボクらが見張ってるとき、あいつは身動き一つとれませんでした。でも、あいつの後ろの空間に不思議な穴が開いて……」

グソクムシャ「ウルトラホール……!?」

メラルバ「中から何かが出てきて、カラマネロをつかんだんです!」

パラス「その時わたしビックリして飛び上がって気絶しちゃって……」

メラルバ「その時撒かれた胞子を吸っちゃってボクも眠っちゃいました! 本当にすみません!!!」
 ▼ 518 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/06 02:46:31 ID:4MdIDxH6 [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤレユータン「儂が帰って来た時には気絶したパラスと眠ったメラルバだけじゃった」

アブソル「さ、さすがにおかしくないか? なんで奴らはそんなにウルトラホールを多用できる?」

イオルブ「ネクロズマさんやソルガレオさんのようにホールを作れるポケモンが仲間にいる……とか?」

イオルブ「コスモッグのガスも異世界に行けるポケモンなら入手しやすいでしょうし」

アーマーガア「か、可能性ありそうだかー……」

グソクムシャ「となると厄介だな……」

パラス「あ、もう一つ言っておきたいことが……」

イオルブ「なんですか?」

パラス「あいつ、見張ってる間うわごとのように>>519って言ってたんです」
 ▼ 519 フレシア@ソニアのほん 20/02/06 02:49:15 ID:iAnQEDRk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユルサナイ……
 ▼ 520 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/06 03:36:14 ID:4MdIDxH6 [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パラス「あいつ、見張ってる間うわごとのように《ユルサナイ……》って言ってたんです」

イオルブ「ですって、気を付けたほうがいいんじゃないですか?」チラッ

グソクムシャ「うむ、イオルブに対して恨みを強めているとなると危険だからな」

イオルブ「え、なんでぼくなんです? カラマネロを放心状態に追い込んだ貴方ですよね? まあ仕事のターゲットはぼくですけど……」

グソクムシャ「……そもそもお主がいなければ仕事も来ずに放心状態に追いまれなかったからだ」

イオルブ「そういえばそうですね…… でもそれは引き続き気をつければいいだけですね」

アーマーガア「イオルブ、いつまで辛辣な態度でいるんだかー……? もうグソクムシャが護衛についてから3日経つかー……」

イオルブ「いや殺されかけたんですよ? 忘れないですよ。今だって気を抜いてないですからね、信用してないです」ツーン

グソクムシャ「……その割には昨晩他が眠りこけてる状態で我に近づいてこなかったか」

イオルブ「なっ……!? あれは、その、あれです! あれ!」

イオルブ「ぼくにも勇気と度胸というものがですね! あるってんですよ!! それですそれ!! 勇気と度胸をもって近づいたんです!!」

グソクムシャ(全然そんなじゃなかったが)

アブソル(グソクムシャが全然そんなじゃなかったって顔してる)

アーマーガア(あ、これ素直になってないやつだかー)

グソクムシャ「ま、まあ……」

グソクムシャ「確かにサッチムシの頃、怯えながらむしのていこうしてきた時よりは肝が据わってきているな……」
↑フォローしたつもり

イオルブ「わ、わ、わ……」

イオルブ「わざとですかその話!!!」プンスコ

グソクムシャ「……?」キョトン

アブソル「ダメだイオルブ、褒めたのにって顔してる。多分素だこれ」

アーマーガア「砂漠での許してニャンニャンといい切腹発言といいズレてるとこあるかー……」

イオルブ「あ、今やります? 切腹」

グソクムシャ「いやもうやらん。貴様を守り抜くのが償いだ…… シンボラーとも約束した」

イオルブ(か、軽くケンカを売ったのにまともに受け答えられてしまった……)

イオルブ(そもそも、ケンカを売るなんてぼくらしくないですね)

イオルブ(シンボラー……師匠か……)

 ▼ 521 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/06 04:16:45 ID:4MdIDxH6 [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 レドームシ(回想)「ぼく信用したくないんですけど」

 シンボラー(回想)「守り神のワタシが保証スル。こいつは修行モードにさえ入ってなければ信頼に値する男」


 シンボラー(回想)「だから、安心して行っテコイ。レドームシ」


イオルブ(ぼくは…… グソクムシャを信用できているのか、未だ許せていないのか……)

イオルブ(じ、自分でもよくわからなくなってきたぞ……?)

イオルブ(《今だって気を抜いてない》、これは嘘でした。つい言ってしまいましたが……)

イオルブ(昨晩、安心して…… いや正直言ってグソクムシャに心を開ききって話しかけたのも事実。さっき許せないって憤慨したのも事実。これはどちらも本心から……だと思います)

イオルブ(恨みながらも信頼している……? どういうことだ……? 矛盾してません?)


アブソル「おいイオルブ、イオルブー? 固まってるぞ?」

イオルブ「はっ! ……ちょっと考えこんじゃってました」


イオルブ「グソクムシャ、そうでしたね。貴方はシンボラー師匠とも約束したんでした」


 シンボラー(回想)「万が一キサマに何かアレバ…… 守り神の死罰を受けるダケダ」


イオルブ「……」

イオルブ(死罰。ぼくに何かあれば、グソクムシャは…… 友人にも容赦ない師匠のことです、誇張じゃないでしょう。ナゲツケサルに拘束されたことは言わない方が良さげ……)

イオルブ(って何グソクムシャの身の方の心配をしてるんですかぼく)


イオルブ「……さっきは変なこと言ってすみませんでした」ペコッ

イオルブ「シンボラー師匠にも太鼓判を押されましたし…… 一応は信頼します。なので、これからもよろしく頼みますよ」

グソクムシャ「言われずともだが…… どうしたのだ、改まって」

イオルブ「……気にしないでください」

アーマーガア(まだ素直になり切れてない感あるかー……)

パラス「なんか話が変わっちゃってた気がするけど…… 気を付けてくださいね?」

イオルブ「あ、はい。十二分に気をつけます」


イオルブ「カラマネロを追う手掛かりもないですし…… このままグレン島ルートですかね?」

アーマーガア「そうだねかー。じゃあ早速カントーに向けて……」

ヤレユータン「カントーへ行くのはいいがお主ら、もうだいぶ日が傾いて来ておるぞ。遠出する前に今日はここに泊まってしっかり疲れを取らんか?」

イオルブ「じゃあ…… お言葉に甘えさせていただきますね」
 ▼ 522 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/06 04:37:11 ID:4MdIDxH6 [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――夜――


イオルブ(またしても眠れない。他の皆さんは寝ちゃってますが)

イオルブ(一緒に泊まり込んでるパラスさんやメラルバさんもぐっすり)


イオルブ(……)

イオルブ(夕方、なんかグソクムシャの方を心配してしまいましたけど)

イオルブ(ああ思ったということは、きっと心の奥底では彼に心を開いているのでしょう。他の仲間たちと同じように)

イオルブ(でも出た言葉は《一応は》信頼…… 素直になり切れてないんですかね、ぼく)

イオルブ(素直…… どうしたらいいんですかね)

イオルブ(そうだ、>>523さんを起こして相談に乗ってもらいましょう)
 ▼ 523 ッコラー@むしのジュエル 20/02/06 05:01:57 ID:s9VgOV/. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル
 ▼ 524 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/06 05:19:28 ID:4MdIDxH6 [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>390
今さらだけどセリフ修正

ミミッキュ「アローラダグトリオから預かった通信機が鳴ってるっキュ。えーポチっと」

ミミッキュ「お前がアローラダグトリオから預かった機械の通信機が鳴ってるっキュ。えーポチっと」
 ▼ 525 レイハナ@HPかいふくポン 20/02/06 05:29:06 ID:4MdIDxH6 [9/9] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
>>524
間違えました
正しい修正文は

ミミッキュ「お前がフレフワンから預かった機械の通信機が鳴ってるっキュ。えーポチっと」

(素でアブソルの存在を忘れ無理矢理軌道修正した弊害)(アホ)
 ▼ 526 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/07 15:31:56 ID:T8z6vQNA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「アブソルさんアブソルさん」ユサユサ

アブソル「んー……? なんだイオルブ……」ムニャムニャ

イオルブ「夜遅くにすみません、ちょっと相談したいことが……」

アブソル「? 別にいいが……」フワァー

イオルブ「ありがとうございます。じゃ、ここだと他の皆さんを起こしちゃうかもしれないので、あっちのほうに……」

イオルブ(第一、グソクムシャはまた瞑想してるだけって可能性もありますからね……)



〜〜アローラ地方・シェードジャングル・洞窟〜〜


イオルブ「ここならちょうど良さそうです」

アブソル「で、なんだ? 相談したいことって」

イオルブ「グソクムシャのことなんですけど……」

イオルブ「最初に会ったとき、殺されかけたってのもあって…… ぼく、あいつのこと信用してなかったんですけど」

イオルブ「……なんか、最近は違うみたいで」

アブソル「グソクムシャがか?」

イオルブ「いえ、ぼく自身です。あいつは修行中とそれ以外とで切り替わるだけらしいので」

イオルブ「その…… 本心では信頼してたり身を案じたりすることもあるというか……」

イオルブ「でもそれを素直に出せないというか……」

アブソル「心の変化に外面が付いていけてないってことか?」

イオルブ「そう、それですそれです! そんな感じ!」

イオルブ「やっぱり素直な方が良いんですよね…… あの……どうしたらいいんでしょう? こういうのって。どうしたら素直になれるんでしょう?」

アブソル「>>527
 ▼ 527 ウドウ@イリマノーマルZ 20/02/07 15:39:48 ID:rUjA91TE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ありのままの自分を見せるんだ
 ▼ 528 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/09 02:00:21 ID:VId6DoSw [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「ありのままの自分を見せるんだ」

イオルブ「それができなくて困ってるんですけど……」

アブソル「少しずつでいいんだ。例えば、お前がグソクムシャに心の中で感謝したとする。そしたらお礼を言ってみるとか」

イオルブ(そういえばグソクムシャにはお礼言ったことないな……)

アブソル「少しずつ、ありのままの自分を見せていけば…… 慣れていくんじゃないか? 素直な態度をとるのにさ」

イオルブ「慣れ……なんです?」

アブソル「多分そうだな」

イオルブ「わかりました、やってみます」

イオルブ「えっと、他にできそうなことは……」

アブソル「イオルブ」

イオルブ「なんです?」

アブソル「今相談に乗れるのはここまでらしい」

イオルブ「な、何かあったんですか?」

アブソル「>>529
 ▼ 529 ラーチ@きんのいれば 20/02/09 02:01:28 ID:pGkcdXVU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄が仲間に加わってくれることになった。
 ▼ 530 ベルタル@ふしぎなタマゴ 20/02/09 02:09:01 ID:wQfwXVFM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>529
強くて草
 ▼ 531 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/09 02:21:52 ID:VId6DoSw [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「ジラーチが仲間に加わってくれることになった」

イオルブ「は? ジラーチ?」

アブソル「なんかテレパシーで呼ばれてな…… 面白そうだからとかなんとか……」

アブソル「というかお前なら集中すれば聞けるんじゃないのか? エスパータイプだし」

イオルブ「ちょっとやってみますね……」

イオルブ「……」


ジラーチ『ジャングルに来ている旅のポケモンたちに呼びかけまーす!』

ジラーチ『ボクが仲間になってあげるから、ジャングルの入り口に来てみてー!』


イオルブ「あ、ほんとだ」

イオルブ「念自体は微弱なものが使われてるので…… アブソルさんで洞窟の入り口が塞がれて集中しないと聞こえなかったみたいですね」

グソクムシャ「貴様らここにいたか」

アブソル「あ、グソクムシャ」

グソクムシャ「ジラーチ……と名乗るポケモンからテレパシーが来た」

イオルブ(やっぱり起きてたんですねグソクムシャ)

アブソル「それなら私たちにも聞こえた」

イオルブ「ジャングルの入り口に呼ぶ声……ですよね?」

アーマーガア「今なら僕にも聞こえるかー ふわぁ〜」

イオルブ(タクシーさんはグソクムシャに起こされましたか……)

グソクムシャ「どうする? 行ってみるか?」

イオルブ「みましょうか」
 ▼ 532 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/09 02:46:56 ID:VId6DoSw [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方・シェードジャングル・入口〜〜


ジラーチ「あ、来た来た! 待ってたよ!」

アブソル「3つの短冊…… ほんとにジラーチだとは……」

イオルブ「あなたが、幻と言われるポケモンの……」

ジラーチ「そう! ボクがジラーチ! ホウエン地方で有名な種族だけどボクはアローラっ子!」

ジラーチ「君たちのことちょこちょこっと見てたんだけど、冒険って感じで面白そうだから協力してあげようかなーって!」

イオルブ「本当ですか? ありがとうございます!」

ジラーチ「でもボク夜明けには寝るからついてくことはできないよ!」

イオルブ「」クルーン

アブソル「なんだ今のイオルブ」

アーマーガア「浮いたまますっころんでひっくり返ったかー……」

イオルブ「え、えぇ……? ジラーチって千年寝るんですよね……?」クルン

ジラーチ「そうだよ? だから、寝る前に君たちの願いを叶えてあげる!」

ジラーチ「今からだと…… 物を瞬間移動させる願いを叶えられるよ! 遠くまで物を運びに行くつもりだったんだよね?」

イオルブ「あ、はい」

ジラーチ「それを送ってあげるよ! 任せて!」

アーマーガア「カントーまで行く必要なくなりそうだかー!」

イオルブ「ちょっと待ってください…… この葉っぱでいいかな、《アローラのジラーチに送ってもらいました》っと」ネンリキデカキカキ

イオルブ「この手紙と一緒にこのボールを、グレン島のフレフワンさんのラボまで届けてください」

ジラーチ「おっけー! グレン島のフレフワンのラボ…… うん! 場所が絞り込めた! 送れるよ!」

ジラーチ「あそーれ!」カッ

アーマーガア「ボールと手紙が消えたかー!」

ジラーチ「これで届いたはずだよ! すごいでしょボク!」
 ▼ 533 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/09 02:58:35 ID:VId6DoSw [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジラーチ「もう一回くらい行けるけど…… 君たちどこか行きたいところはある?」

イオルブ「そうですね……」

ジラーチ「あ、送れるのは君たちが知ってる場所ね? どこにいるかも分からない誰かのところ、とかはボクの実力じゃ無理なんだ」

グソクムシャ「となるとカラマネロを追ったり殺害依頼者の元へ行ったりするのは不可能か」

ジラーチ「そういうこと!」

イオルブ「うーんそうですね……」


ジラーチに送ってもらう場所>>534

【各地の情報】
・カントー地方→恩人のスリーパーがいる
・ジョウト地方→知り合いのネンドール、ウソッキー、ノコッチ、リングマがいる
・ホウエン地方→クチートとアブソルの故郷
・シンオウ地方→恩人のダークライ、師匠のヘラクロス、知り合いのミツハニーがいる
・イッシュ地方→師匠のシンボラー、知り合いのヒヒダルマ、ケルディオがいる ガマゲロゲ兄弟の故郷
・カロス地方→カラマネロの出身地
・ガラル地方→イオルブたちの故郷、刺客のアイアントがいる
 ▼ 534 ヤシガメ@ハンサムチケット 20/02/09 03:00:56 ID:dHQAJBpE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンオウ
 ▼ 535 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/09 03:15:15 ID:VId6DoSw [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「うーんそうですね…… シンオウ地方に行きましょう」

グソクムシャ「シンオウか…… しかしなぜそこなのだ?」

イオルブ「ほらぼく、イオルブに進化したじゃないですか」

イオルブ「進化したこの姿を、ダークライさんに見せておきたいんです。ということで場所はしんげつじまです」

グソクムシャ「ダークライか……」

イオルブ「まだサッチムシだったころ、ぼくを助けてくれたダークライさんは…… ぼくの《イオルブになりたい》という願いを叶えるために、ヘラクロス師匠を紹介してくれました」

イオルブ「そしてレドームシに進化して、ヘラクロス師匠はシンボラー師匠を紹介してくれて、念力の扱いで免許皆伝して旅立って…… 今があるんです」

ジラーチ「なるほどー! 願いを叶えたことを報告したいのが願いか! 素敵じゃん!」

アーマーガア「ややっこしい言い方だかー」

イオルブ「それに少し移動すればヘラクロス師匠にも会えますしね! あの時はボロ負けでしたけど…… もう一度勝負してみたいんです!」

グソクムシャ「奴は強いぞ?」

イオルブ「今のぼくなら《ボロ負け》の《ボロ》くらいとって見せますよ!」

アブソル「いや結局負けるのか」

イオルブ「ということでぼくたちの願いは《シンオウ地方のしんげつじまに行くこと》! お願いします!」

ジラーチ「おっけー! じゃあ送るよ! あそーれ!」カッ
 ▼ 536 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/09 03:54:01 ID:VId6DoSw [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方・しんげつじま〜〜


ダークライ「…………」

ダークライ「……気配?」


イオルブ「ダークライさーん!」

ダークライ「…………?」

ダークライ(知らないポケモンのはず、なのにどこかで見たような気が……)

イオルブ「ぼくです! サッチムシです! レドームシ、イオルブと進化したんです!」

ダークライ「……!」

ダークライ(そうか、見覚えがあったのはサッチムシの悪夢で見たからか)

ダークライ「1週間で随分と見違えたな……」

イオルブ「はい! ぼく、強くなりましたよ!」

グソクムシャ「久しぶりだなダークライ」

ダークライ「グソクムシャも一緒に来たのか」

ダークライ「…………」



==前スレ42の回想==

ダークライ「グソクムシャというポケモンだ」

サッチムシ「え」

スリーパー「ああ、そういえばカントーに武者修行に来るって言ってましたね彼。じゃあまたカントーに戻って一緒に修行をしてもら……」

サッチムシ「いやいやいや待ってください! グソクムシャ!? それもカントーに来ている!?」

ダークライ「何か問題でもあるのか?」

サッチムシ「おおありです! そいつ、そいつがぼくとコクーンをメタメタのボロボロにしたんです! いきなりやって来て!!! 理不尽なアクアジェットで!!!」

スリーパー「あーそういえば濡れてましたね君」

ダークライ「……切り捨て御免、というやつだろうか」

サッチムシ「いくらダークライさんの紹介とはいえ、あのグソクムシャは嫌です! チェンジで!!!!」

==回想終わり==



ダークライ「イオルブ。お前、このグソクムシャのことを無茶苦茶に拒絶していなかったか? どうして一緒にいるんだ?」

イオルブ「それは…… その…… 色々ありまして…… かくかくのめぶきじか……」
 ▼ 537 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/09 04:06:58 ID:VId6DoSw [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「……ということです」

アーマーガア「さ、さすがに一週間分の事情となると話が長いかー……」

アブソル「眠くなってきた」

ダークライ「あ、今は寝ない方がいいぞ。スリーパーもいない」

グソクムシャ「ダークライの近くで眠るものは生命力が削れるほどの悪夢を見るのだ」

グソクムシャ「スリーパーがいれば奴が悪夢を食べて腹の調子を崩すだけで済むのだが」

アブソル「かわいそう」

アーマーガア「かー」

ダークライ「で、さっきの話によれば……」

ダークライ「グソクムシャはシンボラーに推薦された護衛ということか」

イオルブ「はい、じゃなきゃ連れてってませんね。あの時はぜんっぜん信用してなかったですからね」

ダークライ「今は?」

イオルブ「えっ今?」

イオルブ「今はえー…… その……」ゴニョゴニョ

イオルブ「ちょ、ちょっとは信用してますかねーちょっとは……」

ダークライ「ちょっとか……」

グソクムシャ「……」

イオルブ「ま、まあ実際助けてもらいましたしー……?」

ダークライ「喋り方がぎこちないぞ」

イオルブ「うぐ」

ダークライ「……まあともかく、進化おめでとう!」

イオルブ「あ、は、はいっ! ありがとうございます!」

ダークライ「しかし命を狙われてるとは参ったものだな……」

ダークライ「私も協力したいところだが…… ここをあまり離れられない」

イオルブ「ナイトメア……ですか」

ダークライ「ああ。外に出るときはあまり影響を与えぬよう短めにするか、スリーパーを連れていくかのどちらかだ」

ダークライ「スリーパーを連れて行くにしても彼の腹にも限界があるからな」

イオルブ「難儀ですね……スリーパーさんも」
 ▼ 538 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/09 04:10:01 ID:VId6DoSw [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダークライ「役立ちそうな情報も持ってはいないしな…… すまない」

イオルブ「いえ、ここに来たのは進化の報告のためだけなので…… ダークライさんに会えただけでもうれしいです」

ダークライ「そうか、それならよかった。で、これからどうするんだ?」

イオルブ「ヘラクロス師匠のところに行こうかと……」

ダークライ「ヘラクロスか…… それは難しいかもしれんな」

イオルブ「どうしてですか?」

ダークライ「実はヘラクロスは今>>539
 ▼ 539 イウールー@ルガルガンZ 20/02/09 04:12:23 ID:NVhYVr32 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビークインの群れに人質にされている
 ▼ 540 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/09 23:07:09 ID:VId6DoSw [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダークライ「実はヘラクロスは今ビークインの群れに人質にされている」

イオルブ「は???? 人質??? なんで????」

ダークライ「ヘラクロスが住んでいる森の向かいの林からビークインの軍勢が攻めてきたらしくてな」

ダークライ「森のポケモンが数匹捕らわれたが、そこへヘラクロスが帰ってきて」

ダークライ「自分が代わりに身代わりになることを条件に解放させたらしい」

イオルブ「ああそういうこと…… うーん参りましたね……」

アブソル「お、おいイオルブ……」

イオルブ「なんです?」

アブソル「どうしてそんなに呑気なんだ? お前の師匠が人質に……」

イオルブ「人質…… と言いましても」

イオルブ「ヘラクロス師匠出鱈目な強さしてましたからね。種族的に飛ぶの苦手なはずなのにぼく抱えたままエアスラッシュ避けつつビュンビュン飛ぶくらいですし。あれを人質としてとどめておくのは無理だと思います、はい」

グソクムシャ「奴が軍団を壊滅させるまで待たねばならんな。というかそれを見越しての人質立候補だろう」

イオルブ「そういうことです」

アブソル「えぇ……」

ダークライ「私もヘラクロスの心配はしていない。隙を見せた瞬間ビークイン軍は全滅するだろう」

アーマーガア「む、むっちゃくちゃだかー……」

ダークライ「待つのならここはやめたまえ。寝たらどうなるか分からないからな。あの森も、ポケモンたちが警戒を強めているから今はお勧めできない」

アーマーガア「どっか移動する必要があるかー」

ダークライ「そうだ、先にミツハニーに顔を見せてきたらどうだ?」

アブソル「ミツハニー……?」

イオルブ「えっと、ビークイン軍じゃなくて、ぼくの修行に付き合ってくれたミツハニーさんですよね」

ダークライ「そうだ。彼は私にヘラクロスの現状を伝えた後、>>541へ向かうと言っていた。だからそこに行けば会えるだろう」
 ▼ 541 オッキー@パークボール 20/02/09 23:24:26 ID:p10QFKsM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
近場の花畑
 ▼ 542 ラッタ@ちからのハチマキ 20/02/10 00:18:52 ID:rOo.i8Vc [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダークライ「そうだ。彼は私にヘラクロスの現状を伝えた後、近場の花畑へ向かうと言っていた。だからそこに行けば会えるだろう」

イオルブ「あの森の近くに花畑があるんです?」

ダークライ「そうだ。空から行けば分かると思う」

イオルブ「じゃあ行ってみます。ダークライさん、ありがとうございました」

アーマーガア「じゃあ行くかー!」



〜〜シンオウ地方の花畑〜〜


ミツハニー「どうしたもんっすかねえ……」

イオルブ「ミツハニーさーーーーーん!!!」

ミツハニー「!? えっ 誰っすか?」

イオルブ「ぼくです! サッチムシです! 2回進化してイオルブになったんです!」

ミツハニー「ほ、ほんとっすか!? ひさしぶりっすおめでとうっす!」

ミツハニー「でも今それどころじゃないっすよ……」

グソクムシャ「どうしたんだ」

ミツハニー「あ、グソクムシャも。実はヘラクロスさんが……」

イオルブ「ダークライさんから聞きましたよ。でもヘラクロス師匠なら大丈夫なんじゃないです?」

ミツハニー「そ、そのことなんすけど……」
 ▼ 543 忘れてた◆Y5Zk8zw5YA 20/02/10 13:05:56 ID:rOo.i8Vc [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミツハニー「ダークライさんのところに行った後、念のために奴らの様子を探りに行ってみたっす」

アブソル「奴らというと…… ビークインたちのところか? あ、私はアブソル」

アーマーガア「僕はアーマーガアだかー」

ミツハニー「そうっす。ほらジブン、ミツハニーっすから短い間なら紛れ込むことができるっす」

ミツハニー「それで…… 流石に向こうもその佇まいから《この人質やべえ》って気付いちゃったっす」

ミツハニー「で、向こうは作戦を変更してきたっす。軍勢を林と森に分けて……ヘラクロスさんに対して、《おとなしく捕らわれていないと森のポケモンたちをいたぶり殺すぞ》と脅しをかけたっすよ……」

イオルブ「!」

ミツハニー「林と森はそれなりの距離があるっす。だからヘラクロスさんが拘束を解いて森に向かっても、それまでに被害者が出かねないっす」

イオルブ「……人質と人質じゃない方の立場を逆転させたと」

ミツハニー「そうっす。ジブンたちの森、強いのはヘラクロスさんだけっすよ。2番目がジブンっす……」

ミツハニー「それで奴らは少しずつ、森を乗っ取って行ってるっす。森のポケモンたちは今は中心へ追いやられてるって感じっすけど…… そこまで侵攻してきたらどうなるか」

ミツハニー「幸い《どうせヘラクロスさんがすぐ戻ってきて助けてくれる》って精神的にはまだ余裕あるみたいっすけど…… 時間の問題だと思うっす」

アブソル「ところでお前は2番目に強いんだろう? 森を守りに行かなくていいのか?」

ミツハニー「悲しい話、今はほとんど誰も信用してくれないっすよ。ほらジブン、ミツハニーっすから。逃げられたり攻撃されたり正直守るどころじゃないっす…… それで困ってたっすよ」

ミツハニー「毎日毎日ブンブンブンブン従え従えってうるせえっすから気持ちも分かるっすけど」
 ▼ 544 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/10 13:11:31 ID:rOo.i8Vc [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「……ヘラクロス師匠を助けるには、森からビークイン軍を追い出せばいいんですよね? そしてそれをヘラクロス師匠に伝えれば、安心して暴れられます」

ミツハニー「そりゃそうっすけど…… 下手に抵抗しても危ない気がするっすよ。ヘラクロスさんが抵抗できない状態で攻撃される可能性があるっす。簡単には死なないと思うっすけど」

イオルブ「そこで、師匠と無関係の第三勢力のフリをしようと思います。森のポケモンたちとも一時的に敵対することになりますが……」

アーマーガア「第三勢力かー?」

イオルブ「そうです。ビークイン軍とは別で森に侵攻するフリをします。人質作戦が通用しない相手なら、無駄なことはしないと思いますし」

アブソル「でもこちらは数が……」

イオルブ「なにも全部倒さなくてもいいんですよ。タクシーさんに威圧してもらえば効果高いと思います」

アーマーガア「ぼ、僕かー!?」

アブソル「たしかに、口調や性格のせいで霞んでいたが…… なかなか威圧的な見た目をしているな……」

ミツハニー「喋った時ちょっとびっくりしたっすよ」

イオルブ「アーマーガアはガラルの空の王者とも呼ばれるポケモンですからね。相手はむしタイプ、効果抜群でしょう」

イオルブ「あと、ミツハニーさんにも協力してもらいます。こっちについてる理由は《お前らが冷たいから寝返ったんだー!》とかで行けると思います。ヘラクロスさんを助け出したら事情を説明しましょう」

ミツハニー「わかったっす」

イオルブ「グソクムシャも…… 裏切ったって感じで、いいですか?」

グソクムシャ「別によい。元より勝つためには手段を択ばない主義だ。」


イオルブ「それで、肝心の第三勢力ですけど……」

イオルブ「仮の侵攻目的とかなんかいい案無いです? ヘラクロスさんと無関係であることを強調するために必要だと思うんですけど……なにも思いつかなくて」

アブソル「えぇ……」

グソクムシャ「>>545
 ▼ 545 オップ@おっとりミント 20/02/10 13:27:10 ID:Mn7cVFds NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄のポケモンの命令
 ▼ 546 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/10 13:42:27 ID:rOo.i8Vc [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「バオップの命令……とかは」

ミツハニー「バオップ?」

イオルブ「それはパンチに欠けるような…… 進化前ですよ?」

グソクムシャ「今ぱっと浮かんだポケモンがバオップだった」

イオルブ「えぇ……」

イオルブ「……なんか、他無いですか? グソクムシャの案を補強するのでも構わないです」

アーマーガア「>>547

 ▼ 547 ンジャラ@ぎんのズリのみ 20/02/10 13:53:02 ID:P.i.S9c2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒードランに脅されて仕方なく
 ▼ 548 ェリンボ@ピーピーリカバー 20/02/10 16:00:25 ID:0mdgU4dc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
伝説安易に使うよりはゴウカザルあたりにしたら?
 ▼ 549 ニガメ@こだいのぎんか 20/02/10 16:46:30 ID:0mdgU4dc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヒードランもゴウカザルも違和感あるな…
「争いが続けばアブソルの予言した災いが起こる」のを止めるみたいにしたら?
 ▼ 550 プ・レヒレ@アップグレード 20/02/10 18:25:35 ID:AsXkskGY NGネーム登録 NGID登録 報告
げあ
 ▼ 551 チンキー@むげんのふえ 20/02/11 00:45:51 ID:WXUwK/W2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
ちょっとごちゃごちゃになってるね
 ▼ 552 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 01:25:05 ID:DEM2oFZM [1/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少し状況整理&補足

・【林】→ビークイン軍の拠点。若干の距離があるためここから森へすぐに駆け付けることはできない。

・ビークイン→【林】のポケモン。森を乗っ取ろうとしている。部下の種族はほぼミツハニー。

・ビークインの部下たち1→【林】でビークインを守り、ヘラクロスを拘束している。

・ヘラクロス→森で一番強いポケモン。【林】でビークイン軍に捕らえられている。抵抗すれば森のポケモンをいたぶり殺すと脅されているため大人しくしている。


・【森】→ヘラクロスたちが住む森。ビークイン軍に攻められている。

・ビークインの部下たち2→外周から【森】を攻めている。

・森のポケモンたち→あまり強くなく森の中心部へ追いやられてきている。ヘラクロスがすぐに戻ってくると信じているためまだ精神的余裕あり。


・【花畑】→現在地。森の近くにある。

・イオルブ→第三勢力のフリをしてビークインの部下を森から追い出す作戦を立案。ヘラクロスの弟子だがヘラクロスとミツハニー以外の森のポケモンに顔が割れていない(加えて進化して大きく姿形が変わっている)ため無関係なポケモンとして振る舞える。

・ミツハニー→森で二番目に強いポケモンだが、ビークインの部下と同じ種族なので仲間に警戒的、攻撃的な態度をとられ森の外にいる。第三勢力作戦ではその冷遇を理由に裏切ったフリをする。

・グソクムシャ→ヘラクロスの知人であり森のポケモンに顔が割れているので第三勢力作戦では裏切ったフリをすることに。

・アーマーガア、アブソル→顔が割れていないので第三勢力作戦に特に支障はなし。アーマーガアはメインで威圧を担当。
 ▼ 553 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 01:44:59 ID:DEM2oFZM [2/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「ヒードランに脅されて仕方なく……とかどうかー? たしかこの辺の伝説のポケモンかー」

ミツハニー「あー、北の方の島の火山にいるっていう奴っすか。火山を噴火させる力を持つとか」

ミツハニー「たしかほのおタイプっすしバックに伝説のポケモンがいるって言うのはかなり脅せそうっす」

アブソル「噴火させる力か…… それを起こさないように従っている……ということでいけるかな」

イオルブ「わざわいポケモンのアブソルさんならその理由がピッタリですね」

イオルブ「威圧担当のはがねタイプのタクシーさんが従う理由にもなりますし、他の皆さんはタクシーさんに脅されてることにすればいいですね。これでいきましょう!」
 ▼ 554 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 02:33:57 ID:DEM2oFZM [3/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森〜〜


ミツハニー「着いたっすよ……」ヒソヒソ

イオルブ「ミツハニーがウヨウヨしてますね……」ヒソヒソ

アーマーガア「こっちにもミツハニーがいてややっこしいから《敵ミツハニー》って呼ぶかー……」ヒソヒソ

イオルブ「そうしましょうか」ヒソヒソ


敵ミツハニーA「このあたりは完全に俺達の物になったな!」

敵ミツハニーB「そうだな! この調子ならこの森をすべて手に入れるのもすぐだろう!」

敵ミツハニーC「俺はやくビークイン様に褒められたいぞ! 頑張ろうぜ!」

敵ミツハニーD「ちょっと! まだ仕事も終わってないのになに呑気に雑談してるのよ! さっさと見張りに戻りなさいよもう!」


イオルブ「……脅しにかかりますか、タクシーさん。お願いします」ヒソヒソ

アーマーガア「わ、わかったかー……!」ヒソヒソ


アーマーガア「カアーーーーーーーーーーーーーー!!!!」バサバサバサバサ

敵ミツハニーたち「な、な、なんだあああああああああああああああっ!? でかああああああああああああああああ!?」

アーマーガア「>>555
 ▼ 555 ドリーノ@わすれもの 20/02/11 02:44:41 ID:LMXAY8zk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もうすぐ火山が噴火してここを飲み込むぞー!
 ▼ 556 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 03:06:37 ID:DEM2oFZM [4/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「もうすぐ火山が噴火してここを飲み込むかっ…… 飲み込むぞー!!!」

敵ミツハニーたち「ええええええええええええええええっ!?」


イオルブ「よし、ぼくたちも行きましょう!」ガサッ


イオルブ「お前たちがこの森を明け渡さないとなァーーーーーーー!!!!」

イオルブ(一人称アタイですぅ口調に比べればどうってことないですね)

敵ミツハニーたち「森を明け渡せだってええええええええええええええええっ!?」

ミツハニー「ククク…… 燃えるのが嫌だったら大人しく出ていくっすよ…… 全員!!!」

敵ミツハニーE「いやあんた何やってんのよ! アタシたちを裏切る気!?」

ミツハニー「」ズコー

ミツハニー「こ、こんなに明確に敵対的発言してるのにお前ら勘違いするっすか!? 味方じゃないっすよ!? ジブンはこの森に元からいたミツハニーっすよ!?」

ミツハニー「まあ森のポケモンたちはジブンを信用してくれなかったっすから…… こうしてヒードラン様の手下になってるっすけどね!」

敵ミツハニーB「ヒードランだと!?」

アブソル「そうだ、私たちの主ヒードラン様はこの森を欲しがっているんだ。噴火を止めるにはこの森を手に入れるしかない」

敵ミツハニーC「そ、そんなこと急に言われても…… 俺達だってビークイン様のために……」

敵ミツハニーA「馬鹿! 全部燃えちゃ手に入れても仕方ねえだろ! それに、ここが飲み込まれるくらいの噴火じゃ俺達の林も危ないかもだぜ?」

グソクムシャ「そういうことだ、大人しく明け渡せ」

敵ミツハニーC「けどよ…… ビークイン様が何と言うか……」

敵ミツハニーB「俺達の役目は確保した土地を護ることだしな……」

イオルブ「タクシーさんお願いします」ヒソヒソ

アーマーガア「カアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

敵ミツハニーたち「ヒッ」

アーマーガア「出ていけ……!」ギロッ

敵ミツハニーたち「お、お助けえええええええええええええええっ!!!!」ドピューン


アブソル「……森の外に逃げて行ったな」

イオルブ「この調子で行きましょう」

アーマーガア「こ、この演技疲れるかー……」
 ▼ 557 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 03:14:54 ID:DEM2oFZM [5/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――数十分後――


イオルブ「ここも片付きましたね」

グソクムシャ「まさかアーマーガアの威圧だけでほぼ片付くとは……」

アーマーガア「かー……」

アブソル「それで退かないのも少しはいたが…… 私たちの力で何とかなる部類だったな」

イオルブ「ええ、もともと連携能力で戦うポケモンですから、ばらけさせたら弱いんでしょう。そこのミツハニーさんみたいな例外もいるにはいますが」

ミツハニー「ぐるっとまわってきて…… 後は中心部だけっすね。侵攻担当の奴らはもっと気が強いはずっす。気を引き締めていくっす」

ミツハニー「あと中心部には森のポケモンたちもいるっすから…… ビークイン軍だけ優先的に狙うって体で先に追い出して、その後事情を説明するっす」


安価
・森で3〜4番目に強いポケモン>>558>>559

・ミツハニー以外のビークイン軍のポケモン>>560

 ▼ 558 リリ@あかいかけら 20/02/11 03:17:46 ID:jgAEZf96 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガーメイル
 ▼ 559 ガピジョット@やけたきのみ 20/02/11 03:19:56 ID:sqIsolu6 NGネーム登録 NGID登録 報告
ドクケイル
 ▼ 560 リムー@ヨロギのみ 20/02/11 03:23:41 ID:0ybgTuqE NGネーム登録 NGID登録 報告
カビゴン
 ▼ 561 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 03:35:31 ID:DEM2oFZM [6/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の林〜〜


ビークイン「もうすぐ、あの森はわらわのものに……」

ヘラクロス「……」

ビークイン「雇ったカビゴンも優秀なようで…… 最後に受け取った報告によれば森はほぼ我らの手中にあるようじゃ」

ヘラクロス「……」

ビークイン「ヘラクロス、そなたならその身を縛る蜜蝋も簡単に砕くことができるだろうが…… もし、わらわが風下の森に向かって指令フェロモンを発したらどうなるかはわかっておろう?」

ヘラクロス「ああわかってるよ。だからこうして大人しくしてるんだろう?」

ビークイン「それでよい。それなら森のポケモンたちも追い出されるだけで済むぞ」

ヘラクロス「……」

ヘラクロス「……なあビークイン」

ミツハニーF「おいお前! ビークイン様が話しかけたとき以外にしゃべるとは何事だ!」

ビークイン「まあよい。何じゃヘラクロス」

ヘラクロス「どうして俺達の森を欲しがるんだ? この林も結構広いしお前たちの食べ物も多い。ここだけで十分じゃないのか?」

ビークイン「>>562
 ▼ 562 ンボラー@きょかしょう 20/02/11 03:52:21 ID:Q9a.rKyk NGネーム登録 NGID登録 報告
森に住むスピアーとの婚約条件じゃ
 ▼ 563 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 19:35:54 ID:DEM2oFZM [7/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビークイン「森に住むスピアーとの婚約条件じゃ」

ヘラクロス「スピアーなんて俺達の森にいたか?」

ビークイン「違う違う別の地の森に住むスピアーじゃ。もっとも今はその森にはいないんじゃがのう……」

ビークイン「彼は数日前、この林にフラフラと現れてのう。わらわは一目惚れしてしまった」テレテレ

ビークイン「それでどうしたら結婚してくれる、何が欲しい、と聞いたら《誰にも邪魔されずに暮らせる場所が欲しい》と言われたのじゃ」

ヘラクロス「それで俺達の森か……」

ビークイン「彼はもう旅立ってしまったが…… 行先は教えてくれた。なので森を手に入れたら群れ総出で迎えに行くのじゃ」

ビークイン「ふふふ…… わらわの恋の邪魔はさせんぞ……」

ヘラクロス(冗談じゃねえぞ)
 ▼ 564 ろそろ話を畳み始めるよ◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 20:08:42 ID:DEM2oFZM [8/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森・中心部〜〜


敵ミツハニーG「大人しくこの辺の土地もよこすんだ!」

ガーメイル「やなこった! 誰が渡すか!」

ドクケイル「ヘラクロスさんがいればお前らなんてイチコロなんだぜ! 戻ってくる前にお前らこそ撤退したほうがいいと思うぜ!」

森のポケモンたち「そうだそうだー!」「出ていけー!」

敵ミツハニーH「ヘラクロスは我々がしっかり捕らえている! 戻ってくるわけない!」

ガーメイル「ヘラクロスさんをお前らごときが捕えておけるわけないだろ!」

敵ミツハニーG「ごときだとォ!!!! 貴様よくもそんな口を!!!」

ガーメイル「いくらでもきいてやる! ごときごとき!」

敵ミツハニーG「貴様ァ!」

敵ミツハニーI「なあ、脅しだけで侵攻するのはもう限界じゃないか……? この辺りが最後の砦ってのもあって奴ら退かないぞ……?」

敵ミツハニーH「し、仕方あるまい…… 少しだけ痛い目に遭ってもらうか」

ドクケイル「お、お、やるってのか!?」

敵ミツハニーG「やるともさ! お前らコテンパンにしてそっちの士気を下げてやる!」

ドクケイル「い、言うじゃねえか! ここまで追い詰めるのにこんなに時間かかったくせして!」

敵ミツハニーH「こちらはお前たちを傷付けぬようにわざわざ威嚇攻撃だけで済ませてゆっくり侵攻してやったというのにそれにも気づけぬ愚かさよ」

ガーメイル「そんな気遣い無用だ! 食らえかぜおこし!」ヒュオオー!

ドクケイル「ねんりき!」ピロロ

敵ミツハニーI「カビゴン!」

カビゴン「うっす」ピョーンズシーンポヨヨーン

ガーメイル「じゃ、邪魔すんな! どけ!」

ドクケイル「やーい! カビゴンを盾にしないと戦えないとはとんだ腰抜けだぜ!」

敵ミツハニーI「その腰抜けに威嚇攻撃だけでここまで追い詰められたのがお前たちだ」

ドクケイル「ぐ」

敵ミツハニーG「かぜおこしってのはなあ! こうやるんだよ! いくぞ!」

敵ミツハニーたち「おおーー!!」


敵ミツハニーたちの かぜおこし!


ガーメイル「うおわあ! と、飛ばされるッ! 効果ばつぐん!」バサバサバサバサ

ドクケイル「けどここで踏ん張らないと後ろの連中がやばいぜ!」バサバサバサバサ
 ▼ 565 どまだ長くなるかもだよ◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 20:22:54 ID:DEM2oFZM [9/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガーメイル「や、やっとやんだ……」ゼーゼー

ドクケイル「ひ、ひかりのかべが使えたらなあ……」ゼーゼー


敵ミツハニーG「どうだ参ったか!」

ガーメイル「参ってねえぞ! ちょうのま――」


敵ミツハニーたちの かぜおこし!


ガーメイル「うぎゃああああああああ積み技くらい使わせろおおおおおおおお!!!」

森のポケモンたち「逃げたほうがいいんじゃ……」「ヘラクロスさんいつ戻ってくるの……」ザワザワ

ドクケイル「ま、まずいぜ! 」

敵ミツハニーI「ところでさ、このガーメイルに関しては別件理由に殺してもよくないか?」

ガーメイル「!?」

敵ミツハニーH「確かに…… 我々が集めた蜜を盗み出す常習犯だし……」

ガーメイル「」

ドクケイル「馬鹿野郎お前そんなことしてたのか!?」

ガーメイル「だ、だっておいしいんだもんあいつらの蜜……」

ドクケイル「み、見損なったぜ!」

敵ミツハニーI「ということで見せしめも兼ねてこのガーメイルをこれから殺すことにする!」

ガーメイル「ひ、ひええええええええええ!!! カビゴン助けて! 俺の盾にもなって!!!」バサバサ

カビゴン「やだ」ポエンポエン

ガーメイル「逃げんなああああああああああ!!!」バサバサ

ドクケイル(ど、どうすんだよこれ……)


敵ミツハニーG「覚悟しろ! かぜおこ――」

アーマーガア「カアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」バサバサバサバサ

敵ミツハニー&森のポケモンたち「!?!?!?」

イオルブ(いた! 残りのミツハニーと……森のポケモンたち!)ビューン

イオルブ「タクシーさん! 脅しちゃってください!」ヒソヒソ

アーマーガア「>>566
 ▼ 566 コロモリ@あおぼんぐり 20/02/11 20:32:20 ID:WXUwK/W2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
愚かなる虫ケラよ!今すぐひれ伏せ!
 ▼ 567 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 22:10:40 ID:DEM2oFZM [10/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「愚かなる虫ケラよ! 今すぐひれ伏せ!」

ガーメイル「」キゼツ

ドクケイル「お、おい! 気絶している場合じゃないぜ!? ヤバそうだぜ!?」

カビゴン「んー?」

敵ミツハニーG「な、なんだ貴様らは!?」

イオルブ「我々は伝説のポケモン、ヒードラン様のしもべだ! ヒードラン様の命令でこの森を奪いに来た!」

敵ミツハニーG「なんだと!? この森をいただくのは我々だ! 横取りは許さんぞ!」

ドクケイル「いやいや森は俺達の物だぜ!?」

アーマーガア「黙れえええええええええええええええええっ!!!!!」

ドクケイル「ヒッ」

アブソル「ヒードラン様を怒らせない方がいい。火山の噴火はすべてを飲み込むぞ……」

アブソル「それを阻止するにはこの森をヒードラン様のものにするしかない」

ミツハニー「ということでお前ら出ていくっすよ!」

ドクケイル「あぁーーーーーっ! お前は……!」

ミツハニー「違うって言ってるのにやれビークインたちと内通してたんだろだの、元からこの森を狙って住み着いてたんだろだの…… ジブンもう頭に来たからヒードラン様の手下になったすよ!!!!」プンスコ

イオルブ(若干本物の私怨混ざってません?)

グソクムシャ「ヒードラン様は群れたミツハニーが大の嫌いだ。だからお前たちから追い出す」

ドクケイル「お、お前はヘラクロスさんの…… お前も裏切ったのか!?」

グソクムシャ「生き残った者が勝者、勝つために手段は択ばない主義だ。」

ドクケイル「畜生が!」

敵ミツハニーI「な、なんでヒードランは群れた俺達が嫌いなんだよ!?」

グソクムシャ「>>568
 ▼ 568 ンシカイオーガ@せいなるはい 20/02/11 22:40:17 ID:jgAEZf96 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
大勢いると見た目が気持ち悪いから
 ▼ 569 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 23:21:48 ID:DEM2oFZM [11/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「大勢いると見た目が気持ち悪いから」

敵ミツハニーG「はあ? そんなのどのポケモンだって同じだろ?」

グソクムシャ「……」チラッ

イオルブ(グソクムシャが補足してくれって目でこっちを見てる……)

イオルブ「……ミツハニーウォールって陣形があるな?」

敵ミツハニーH「あるある、壁になるやつ」

イオルブ「あれの丸い顔がズラーって並んでるのが気持ち悪いそうだ。ヒードラン様はトライポフォビアだから……」

敵ミツハニーG「トライポフォビア?」

イオルブ「集合体恐怖症」

敵ミツハニーG「あー……」

イオルブ「ということでミツハニー達には出て行ってもらおう。さもなくば……」

アーマーガア「ここで倒すまで!」

敵ミツハニーG「面白い、やってやろうじゃんか!」

敵ミツハニーH「皆! 迎撃だ!」


シーン……


敵ミツハニーH「あれ?」

敵ミツハニーI「俺達3匹とカビゴン以外、みんな話してる間に逃げちゃった……」

敵ミツハニーH「えぇ……」

敵ミツハニーG「よ、4匹しかいなくてもやることは同じだ! いくぞお前ら!」

敵ミツハニーH&I「「おおー!」」

カビゴン「お腹空いたなあ」


森のポケモンたち「どうしよう……」「ヒードランだって……」

ドクケイル「お、お前ら! ヘラクロスさんが戻ってくるまで踏ん張るんだぜ! ヘラクロスさんがいればきっとなんとかなるぜ!」

森のポケモンたち「そうかも……」「ヘラクロスさんなら……」

ドクケイル「あいつら潰し合うみたいだから…… それが終わるまで様子見だぜ!」
 ▼ 570 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/11 23:56:00 ID:DEM2oFZM [12/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
敵ミツハニーG「いくぜ! むしタイプっぽい貴様にはかぜおこしだ!」ヒュオオー!

イオルブ「!」

イオルブ(効果はばつぐん…… でも……)

イオルブ「このくらい、避けるまでもない!」

イオルブ(今のぼくなら、真正面から受け止められる!)

敵ミツハニーG「!? 相性が悪かったか!?」

イオルブ「ねんりき!」ピロロ

敵ミツハニーG「うわっ!」パシュンッ

敵ミツハニーG「テテ…… な、なんだ? エスパータイプ?」

イオルブ(火力については…… まあまあと言ったところでしょうか……)

イオルブ(火力の出るむしのさざめきやボディプレスはダメージが1/4になりますし、ちょっと困りますね)

イオルブ(なら……)ビューン!

敵ミツハニーG「って逃げるのかよ! 待――」

アーマーガア「カアアアアアアアアアアアアッ!!! そっちこそ待つカアアアアアアアアアア!!!」バサバサ

敵ミツハニーG「なんか来たアアアアアアアアア!?」


アブソル「つじぎり!」シュバッ

敵ミツハニーH「うぎゃあ!」

敵ミツハニーH(真っ向勝負じゃ押し負ける…… こうなったら……!)

敵ミツハニーH「おいかぜだ!」ヒュオー


相手に 追い風が 吹き始めた!


アブソル「おいかぜだと!?」

ミツハニー「まずいっすよ! これで相手の速さが倍っす!」

敵ミツハニーH「そうだ! 食らえ! むしのさざめき!」ワシャシャシャシャシャ

イオルブ「アブソルさん!」バッ

イオルブ(火力が出せないなら、サポートに回るまでです!)

敵ミツハニーH「た、盾になっただと!?」

イオルブ「間に合った……!」

イオルブ(でも、さざめきはさすがにちょっと痛いですね……)

イオルブ(今のぼくなら、守る側にだってなれる! だって、ぼくは特殊耐久に優れたイオルブなのだから!)
 ▼ 571 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 00:05:51 ID:MmQQKbuE [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「お、おいイオルブ……!」

イオルブ「ねんりき!」ピロロ

敵ミツハニーH「うわっ! 身動きが……」

イオルブ「驚いて隙を見せたら最後! アブソルさん! 今のうちに!」

アブソル「分かった! つじぎり!」シュバッ

敵ミツハニーH「う、うわあああああああああああああっ!!」


敵ミツハニーH「」ヒンシ

アブソル「そうか、動きが速くても、動き自体を封じてしまえば……」

イオルブ「はい、そうです」

アブソル「それにしてもイオルブ、大丈夫なのか? むしタイプは効果ばつぐんだろう?」

イオルブ「進化したことで特殊方面には硬いので…… さざめきもあと一回くらいは大丈夫ですよ」

イオルブ「正直、ミツハニー相手だとぼくには有効打がありません。なので他の皆さんのサポートをしようかと」

アブソル「そういうことか……」

イオルブ「さて、他に相性的に不利なのはグソクムシャ……」キョロキョロ


グソクムシャ「……」

カビゴン「……」


イオルブ「……カビゴンとにらみ合ってますね」

アブソル「ありゃすぐには決着つかなさそうだな。お互い腹の探り合いでもしてるのか?」

敵ミツハニーI「俺のことを忘れるなよ! お前たち2匹まとめて倒してやる!」ブーン

イオルブ「あ、もう一匹敵ミツハニーが!」

アブソル「やるか、イオルブ!」

イオルブ「はい!」
 ▼ 572 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 00:21:12 ID:MmQQKbuE [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「カアアアアアアアアアア!!! ブレイブバード!」バシュンッ

ゴオオオオッ!

敵ミツハニーG「うおわっ! あっぶねえなこのデカブツ野郎!」ヒョイッ


しかし アーマーガアの こうげきは はずれた!


アーマーガア(ま、的が小さいうえすばしっこくて当たらないかー…… こんなことならブレイブバード覚えるときにきりばらい忘れるんじゃなかったかー……)

ミツハニー「お困りのようっすね!」ブーン

アーマーガア「ミツハニー!」

ミツハニー「食らうっす! あまいかおり!」ホワワーン

敵ミツハニーG「な、なんだかほわわんとしたいい香りが……」ホワワーン

アーマーガア「今かー!! ブレイブバード!!!」バシュンッ

敵ミツハニーG「うわっ! に、逃げないと!」ブーン

ミツハニー「させるかっす! かぜおこし!」ヒュオオー!

敵ミツハニーG(ぐっ! かぜおこしのせいで勢いが削がれ――)

アーマーガア「食らうカアアアアアアアア!!!!!」ゴオオオオッ!

敵ミツハニーG「うぎゃああああああああああああっ!!!」


こうかは ばつぐんだ!


敵ミツハニーG「」ヒンシ

アーマーガア「た、倒せたかー…… 反動きついかー……」

ミツハニー「イオルブたちの方にも一匹転がってるっすから…… 敵のミツハニーはあと1匹っすね……」
 ▼ 573 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 00:30:19 ID:MmQQKbuE [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
敵ミツハニーI「俺は他のミツハニーとは一味違うぞ! 覚悟してもらう!」

イオルブ「……」

アブソル「どうしたイオルブ?」

イオルブ「あの敵ミツハニー…… なにか持ってますね」

アブソル「なにか持ってる?」

イオルブ「はい、ちょっとよく見てみます」

イオルブ(進化して、ふくがんの代わりに手に入れた特性《おみとおし》)

イオルブ(その《おみとおし》は、あの敵ミツハニーが何らかの道具を装備していることを告げています)

イオルブ(敵ミツハニーが持っている道具…… それは……>>574!)
 ▼ 574 ンフィア@フォトアルバム 20/02/12 00:33:35 ID:oqg6MRz6 NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
あまいみつ
 ▼ 575 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 00:56:00 ID:MmQQKbuE [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(敵ミツハニーが持っている道具…… それは……あまいみつ!)


イオルブ(って、えぇ……)

イオルブ「アブソルさん、大したものじゃありませんでした。あまいみつでした」

アブソル「」ズコー

アブソル「そ、そりゃ仕事で集めた蜜だろうな……」


敵ミツハニーI「覚悟はいいか!? いくぞ!! ウオオオオオオオオオオオオオッ!!」

敵ミツハニーI「あ ま い か お り ! ! !」

イオルブ&アブソル「」ズコー

イオルブ「こ、攻撃じゃないんです!?」

敵ミツハニーI「これからさ! 食らえ! むしくい!」バッ

イオルブ「リフレクター!」ピキーン!

アブソル「ぐっ……」ムシャシャ…

こうかは ばつぐんだ!

アブソル(な、なんだ……!? リフレクターがあるはずなのに想像以上に痛いぞ……?)

敵ミツハニーI「リ、リフレクターだと!?」

イオルブ「アブソルさん、ダメージは……」

アブソル「想像以上に痛くはあったが…… 大丈夫の範疇だな」

イオルブ(想像以上に……?)
 ▼ 576 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 01:16:07 ID:MmQQKbuE [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カビゴン「……」

グソクムシャ(このカビゴン、できる……!)

カビゴン「……」

グソクムシャ(下手に動けば隙を見せることになる……)

カビゴン「……」

グソクムシャ(それは向こうも同じか…… 動く気配がない……)

カビゴン「……なあ」

グソクムシャ「!」

カビゴン「お腹空かない?」

グソクムシャ「……我は小食なのでな」

カビゴン「ふうん」

グソクムシャ「……」

カビゴン「……」

グソクムシャ(な、なんなのだ……! この無駄な時間は……!)

カビゴン「んー?」

カビゴン「……」ドッドッドッドッドッ

グソクムシャ(……! 来る!)

カビゴン「……」ブオンッ

ガッ

グソクムシャ「……」

カビゴン「……」

グソクムシャ「……かわらわり?」

カビゴン「割るため」

パキーン……

グソクムシャ(光の破片が飛び散っている…… イオルブあたりがリフレクターでも使っていたのか)

グソクムシャ「アクアブレイク!」 バシャアーンッ!!

カビゴン「いたい」
 ▼ 577 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 01:40:20 ID:MmQQKbuE [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「次はこっちの攻撃だ! つじぎり!」シュバッ

敵ミツハニーI「むしくいで迎え撃つ!」バッ

ガッ……

アブソル「なっ……! 押し負ける……っ!?」グググ

イオルブ(……! リ、リフレクターが消えてる……!?)

イオルブ(そ、それでもミツハニーのむしくいに押し負けるなんて、そんな!?)

敵ミツハニーI「食らえええええええ!!!!」ガジガジガジガジ


こうかは ばつぐんだ!


アブソル「ぐ、ぐぅ……!」

イオルブ(こ、このままだとアブソルさんが……!)

イオルブ(よし……!)

イオルブ「グソクムシャ! これ持っててください!」ポイッ


グソクムシャ「!」パシッ

グソクムシャ「これはあの時の…… タネ……?」

カビゴン「お前もなんか食べるの?」フィラノミモグモグ

グソクムシャ「食べんぞ」

カビゴン「ふうん」リサイクルフィラノミモグモグ

グソクムシャ(こいつは戦う気があるのか……?)


イオルブ(よし、これならあのタネがどんな効果を持っていても安心!)

イオルブ「うおおおおおおおおおお! アブソルさーーーーーーん!!」ビューン

イオルブ「ボディプレス!」ドシンッ

敵ミツハニーI「!?」

イオルブ「邪魔をするならこれで十分です!」

アブソル「イ、イオルブ…… 助かった……」ゼーゼー

イオルブ「あとは任せてください」

アブソル「えっ」

イオルブ「分かりましたよ、あなたのカラクリが!」
 ▼ 578 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 02:05:13 ID:MmQQKbuE [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「あなたの特性ははりきり! あまいかおりを最初に使ったのは……そういうことですね!」

アブソル「はりきり…… だからあんなに痛かったのか!」

敵ミツハニーI「当たりだ! 俺は遠くから来てこの群れに入った隠れ特性のミツハニー!」

敵ミツハニーI「物理攻撃で俺の右に出るミツハニーはいない! お前は特殊耐久に優れているみたいだがそれも無駄なんだ! リフレクターもカビゴンが割ってくれる!」

イオルブ(さっきリフレクターが消えていたのはそういうことですか)

敵ミツハニーI「お前も追い詰めてやる! 食らえ! むしくい!」バッ

イオルブ「受け止めます!」ガッ

ガジガジ……

イオルブ(特殊耐久に優れているといいましたが…… 物理耐久もなかなか高いんです!)

ガジガジ……

イオルブ(とはいえ、さすがにダメージを受けた状態ではきついです……! でも!)

ガジガジ……

イオルブ「ねんりき!」ピロロ

イオルブ(この至近距離なら確実に当てられる!)

敵ミツハニーI「うおっ!」パシュンッ

敵ミツハニーI「でもその程度俺でも受けられる…… あれ?」

イオルブ「こっちです! 早く来ないと逃しますよ!」フワァー!

敵ミツハニーI「ねんりきの反動で後ろ向きに逃げた!? 待てー! むしくいを食らえー!」ブーン
 ▼ 579 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 02:06:34 ID:MmQQKbuE [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「かー…… 疲れたかー……」

イオルブ「タクシーさん!」フワァー!

アーマーガア「イオルブ!? なんで後ろ向きに突っ込んできたかー!?」

イオルブ「真正面にブレイブバードお願いします!」

アーマーガア「!? あ、なんか来る! わかったかー!」バシュンッ

イオルブ(勢いよくまっすぐ逃げれば……)

敵ミツハニーI「待て―― って鳥いいいいいいいいいいいいいいい!?」

イオルブ(勢いよくまっすぐ突っ込んでくるはず!)

敵ミツハニーI「む、むしく――」


アーマーガアの ブレイブバード!
こうかは ばつぐんだ!


敵ミツハニーI「」ヒンシ

アーマーガア「は、反動が……」フラフラ

イオルブ「タクシーさん、ありがとうございます……」

アーマーガア「かー……」

ミツハニー「こ、これで…… あとはカビゴンだけっすか……?」
 ▼ 580 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 02:16:53 ID:MmQQKbuE [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カビゴン「早く帰ってご褒美ほしい」

カビゴン「だから」

カビゴン「……さっさと終わらせる」ポンポコドコドコ

グソクムシャ(あれは…… はらだいこ!)

グソクムシャ(そしてカビゴンはHPを回復させるどうぐを持っている……)

グソクムシャ(使われる前に、決着をつけねば……!)

グソクムシャ「アクアブレイク!」 バシャッ!!

カビゴン「……来た」

グソクムシャ「食らえ――」 バシャアーッ!!

カビゴン「……ワイルドボルト」

バリッ……
 ▼ 581 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 02:29:14 ID:MmQQKbuE [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「グソクムシャー!」ビューン

イオルブ「な、なんかバリッって音しましたけど大丈夫――」

グソクムシャ「……?」

イオルブ「あれ? 放心状態!?」

カビゴン「うーん」フラフラ

イオルブ「カビゴンがフラフラに……」

グソクムシャ「と、とりあえずあれにとどめを刺せば終わりだ……」

イオルブ「あ、はい」

カビゴン「……! ま、負ける……? おれが……?」

イオルブ「ボディプレス!」ドシンッ

カビゴン「」ヒンシ

イオルブ「こ、これで片付きましたか……」

グソクムシャ「い、一体なにが起こったというのだ……」

イオルブ「いやどうしたんです? 体はピンピンしてるみたいですけど……」

グソクムシャ「わからぬ……」

イオルブ「……?」

ドクケイル「お、お前ら…… な、な、なんなんだぜ…… あいつら倒しちまった……」

イオルブ「あ」

ドクケイル「ヘラクロスさーーーん!!! 早く来てくれーーーーー!!!」

イオルブ「あ、ちょっと落ち着いてください!」

アブソル「イオルブ! グソクムシャ!」タッタカ

アーマーガア「かー!」バサバサ

ミツハニー「終わったすか!?」ブーン

イオルブ「はい。カビゴンも倒しました……」

ドクケイル「つ、次は俺達だってのか!?」

イオルブ「そのことで話があるんで一旦聞いてください!」

グソクムシャ「……」
 ▼ 582 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 02:48:27 ID:MmQQKbuE [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「実は…… ヒードランの部下というのは嘘で、えんかくしかじか……」

ドクケイル「そ、そうだったのか!? 俺達の方が人質扱いに!?」

イオルブ「はい。でも、今はあなた達に危害を加えられるビークイン軍はここにはいませんから、それさえ伝えることができれば……」

ドクケイル「なるほど、そうすれば俺達の勝ちってことか!」

森のポケモンたち「え? なに? 味方だったの?」「ヘラクロスさん戻ってくるの?」ザワザワ

ミツハニー「疑われまくったから裏切ったってのも大ウソっすよ…… でも信用しては欲しかったっす……」

ドクケイル「それは…… ごめんだぜ……」

ガーメイル「」キゼツ

ドクケイル「ほら、ガーメイルも起きろよ」ユサユサ

ガーメイル「うーん…… って襲ってきた鳥だああああああ!?」

ドクケイル「それは、かみつくしかじかなんだぜ」

ガーメイル「な、なんだよ。脅かすなよ……」
 ▼ 583 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 03:03:45 ID:MmQQKbuE [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「ところでグソクムシャ、カビゴンとの戦いで何かあったんです? 放心状態ですが」

グソクムシャ「実は…… カビゴンの策略にかかり、はらだいこを積んでからのゼロ距離ワイルドボルトを受けたのだが……」

イオルブ「!? よく生きてましたね!?」

グソクムシャ「うむ…… そこなのだ。もうだめかと思ったのだが……気が付けば我は傷ひとつない状態で立っていて…… 一方カビゴンは攻撃の反動でフラフラになっていた」

イオルブ「ダメージを受けてないのに反動……?」

グソクムシャ「受けていないどころかかわらわりのダメージも回復していたな」

イオルブ「回復していた……? あ、もしかして!」

グソクムシャ「もしかして?」

イオルブ「ぼくがグソクムシャに預けたタネ……」

グソクムシャ「タネ……?」ガサゴソ

グソクムシャ「さっきと微妙に変わっているような気がするな。まるで、抜け殻のような……」

アブソル「フレフワンは《お守りのようなもの》《温存してほしい》と言っていた。恐らく、そのタネの効果だろうな」

イオルブ「抜け殻のように感じるのは、恐らく効力がなくなったからでしょうね」

アーマーガア「す、すごい効果だかー……」

グソクムシャ「その……イオルブ」

イオルブ「? なんですか?」

グソクムシャ「そんな貴重で有用なものを、勝手に消費してしまってすまなかった」

イオルブ「……いいですよ。グソクムシャが無事でよかったです」

アーマーガア「」ニヤニヤ

イオルブ「な、なにニヤついてるんですかタクシーさん! ……あ」

イオルブ「……その」

アブソル「イオルブ」

イオルブ「わ、わかってますよ! わかってますって!」
 ▼ 584 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/12 03:14:59 ID:MmQQKbuE [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「……グソクムシャ」

イオルブ「あのタネがなければ貴方は助からなかったんです。なので消費したことで自分を責めるのはやめてください。助からなければよかったのにとかぼく思いませんから」

イオルブ「むしろ…… いえ、これはさっき言いましたね」

イオルブ「……信頼してますし、感謝もしてますし、何かあれば心配だってしますし、貴方のことも仲間だと思ってますから」

イオルブ「無事だったってことで…… これからも護衛、よろしく頼みますよ」

グソクムシャ「わかった」

イオルブ「……」

イオルブ(あーもう! なんでこんな絞り出すように話して返しが《わかった》だけなんですか! 長々と返されても恥ずかしいと思いますけど!)

イオルブ(す、素直な気持ちって、やっぱり恥ずかしいや…… こりゃ確かに慣れが必要ですね……)

イオルブ「も、もう話は終わりです! ヘラクロス師匠のところに行きますよ! それが主目的ですからね!」

ガーメイル「そうだ! ヘラクロスさんを助けに行くぞ!」

ミツハニー「あ、ちょっと待つっす!」

ドクケイル「なんだぜ?」

ミツハニー「もし、逃げてった奴らが戻って来たら大変っすよ! まあ、逃げてった奴らは弱いのばっかりだとは思うっすけど……」

ミツハニー「主力メンバーのうち何匹かは残って森を守ったほうがいいと思うっす」

イオルブ「分かりました。じゃあ森に残るメンバーを決めましょうか」


安価
森に残るポケモン>>585
【選択肢(最低2匹以上選択)】
アーマーガア、グソクムシャ、アブソル、ミツハニー、ガーメイル、ドクケイル
 ▼ 585 ージュラ@エフェクトガード 20/02/12 03:19:07 ID:ikiUMn6o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガアとミツハニー
 ▼ 586 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/13 19:49:31 ID:DJIAjdVQ [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>570
修正

イオルブ(火力の出るむしのさざめきやボディプレスはダメージが1/4になりますし、ちょっと困りますね)

イオルブ(火力の出るむしのさざめきはダメージが1/2、ボディプレスは1/4になりますし、ちょっと困りますね)


最近ミス多いですね……
すみません
 ▼ 587 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/13 21:53:33 ID:DJIAjdVQ [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――5分後――


イオルブ「じゃあ残るのは威圧ができるアーマーガアさんと、森の地理に詳しいミツハニーさんで」

アーマーガア「まかせろだかー」

ミツハニー「待ってるっすよ! 行ってらっしゃいっす!」


ガーメイル「林までは俺が案内するぜ」

イオルブ「では出発しましょう!」




〜〜シンオウ地方の林〜〜


ガーメイル「着いたぜ」

敵ミツハニーJ「む、貴様はガーメイル! また盗みに来たのか!」

ガーメイル「みつかった!」

ドクケイル「いや早いぜ!」

グソクムシャ「アクアブレイク!」 バシャアーンッ!!

敵ミツハニーJ「」ヒンシ

グソクムシャ「終わったぞ」

ドクケイル「いや早いぜ……」

イオルブ「ヘラクロス師匠はどこにいるんでしょう……」

アブソル「イオルブ、あっちに>>588
 ▼ 588 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/13 22:26:07 ID:DJIAjdVQ [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 589 ードル@メタルパウダー 20/02/13 22:26:46 ID:01G6M3yA [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄の群れがー!!
 ▼ 590 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/13 22:34:06 ID:DJIAjdVQ [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「イオルブ、あっちにビードルの群れがー!!」

イオルブ「ビ、ビードル……?」

ガーメイル「ビーダル?」

アブソル「いやビードル」


ビードルの群れ「……」ヨチヨチヨチヨチ


アブソル「というかこんなに大きな声出したのにあいつら気付いてないぞ」

イオルブ「どこかへ移動してるみたいですが……」


ビードルの一匹「>>591
 ▼ 591 ゲハント@デボンスコープ 20/02/13 22:51:33 ID:D2hEA/No NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
USER EATSの配達の邪魔しないでください 僕ら今道具欄配達してるんで
 ▼ 592 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/13 23:00:07 ID:DJIAjdVQ [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>591
ポケモン世界版Uber Eatsってことでいいですかね……?

―――――

ビードルの一匹「USER EATSの配達の邪魔しないでください。僕ら今デボンスコープ配達してるんで」

イオルブ「ユーザーイーツ?」

ビードルの一匹「出前」

イオルブ「あー」

アブソル「いやどう考えてもデボンスコープってメカなんだが……」

別のビードル「メカ食うのが好きなお客さんもいるんだよ。腐る心配ないからぼくらとしては楽。もう行くよ」ヨチヨチヨチヨチ


イオルブ「……無関係そうなので放置で」

アブソル「わかった。引き続きヘラクロスを探そう」

ドクケイル「待ってほしいぜ」

イオルブ「なんですか?」

ドクケイル「ヘラクロスさんを捜すなら、>>593はどうだぜ?」
 ▼ 593 ガライボルト@メタルパウダー 20/02/13 23:05:06 ID:hTPQcGP. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
聞き込みしまくる
 ▼ 594 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/13 23:19:07 ID:DJIAjdVQ [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドクケイル「ヘラクロスさんを捜すなら、聞き込みしまくるのはどうだぜ?」

ドクケイル「この林だってビークイン軍だけの物じゃないだろうし、他の住民に聞けば情報が得られるかもしれないぜ」

ガーメイル「確かに。本拠地の場所はここら辺の奴なら知ってるかもしれないな。俺は蜜置き場しか知らないけど」

ドクケイル「マジで蜜ドロボーじゃねえか」

グソクムシャ「カビゴンのようにビークイン軍に属する者もいるかもしれぬ。聞き込みするときも気は抜かない方がいいだろうな」

イオルブ「そうですね、相手を威嚇しない程度に臨戦態勢で行きましょう」

ガーメイル「おっと、さっそくあそこに>>595がいるぞ!」
 ▼ 595 コリータ@つかまえポン 20/02/13 23:26:24 ID:01G6M3yA [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄の群れ
 ▼ 596 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/13 23:30:12 ID:DJIAjdVQ [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガーメイル「おっと、さっそくあそこにチコリータの群れがいるぞ!」


チコリータの群れ「チコチコ♪」


イオルブ(チコリータってシンオウにいましたっけ……?)

イオルブ「あの、あのチコリータ達ってホントにこの林の住民ですかね……?」

アブソル「聞けば分かるんじゃないか?」

イオルブ「そうですね」


イオルブ「すみませーん」

チコリータの一匹「?」

イオルブ「この林に住んでいるビークインたちの本拠地ってどこかわかりますか?」

チコリータの一匹「>>597
 ▼ 597 ルキア@ねむけざまし 20/02/13 23:31:59 ID:01G6M3yA [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄の家に住んでるらしいよーー
 ▼ 598 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/13 23:46:01 ID:DJIAjdVQ [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チコリータの一匹「パルキアの家に住んでるらしいよーー!」

ガーメイル「は??? もう一度言うけどは????」

グソクムシャ「パルキア……?」

ガーメイル「空間を司る神様」

イオルブ「えぇ……」

チコリータの一匹「前にビークインの招待されて、巣のパーティに行ったんだけどね」

チコリータの一匹「そこに空間割ってパルキアが乱入してきて一緒に蜂蜜酒飲んで盛り上がって」

ドクケイル「なにやってんだぜ神様」

チコリータの一匹「それで《パルキアってどこがおうちなの?》って聞いたら《縄張りか? ここもそこもあそこも全部俺の縄張りだ!》って」

イオルブ「それただ単にこの世の空間全部って意味では」

ガーメイル「そりゃ空間の神だしな……」

イオルブ「で、そのパーティが行われた巣って言うのはどの辺ですか?」

チコリータの一匹「あっちのほうにまっすぐ行けば着くよ。またパーティでもあって君たちも参加するとか?」

イオルブ「いえ…… そこにいる知り合いに用があるんです」

チコリータの一匹「そっか。じゃあねー」

チコリータの群れ「そろそろこの林も離れるー?」「次はどこに住むー?」トコトコトットコ


イオルブ「あっちのほうにまっすぐ……ですか。気を引き締めていきましょう」
 ▼ 599 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/14 00:04:35 ID:4Re6xkEE [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の林・ビークインの城〜〜


イオルブ「……巣というか、露骨に城ですね」

アブソル「蜜蝋でできてるみたいだ」

ガーメイル「いい香りだ、かじりたくなるな」

ドクケイル「やめといたほうがいいと思うぜ……」

イオルブ「きっとこの中にヘラクロスさんが……」

ガーメイル「ちょっとだけ…… ちょっとだけ……」ガジガジ

ドクケイル「おい! なに勝手なことしてるんだぜ!?」

敵ミツハニーK「む、貴様は!」ブーン

敵ミツハニーL「蜜泥棒! とうとうこんなところまで……」ブーン

敵ミツハニーM「つ、捕まえないと!」

ガーメイル「やべっ!」

ドクケイル「あーあ……」

敵ミツハニーK「今日という今日は許さん!」

ガーメイル「えーと、ちょうのまい!」ヒラヒラ

ガーメイル「からの、とんずらーーーーー!」ドピューン!

敵ミツハニーK「待て貴様ああああああああああああああああ!!!」ブーン

敵ミツハニーL「逃げるなああああああああああああ!!!」ブーン

ドクケイル「……」

グソクムシャ「囮か」

ドクケイル「違うと思うぜ……」


敵ミツハニーM「ん? 君たちは……?」

イオルブ「あ」

敵ミツハニーM「申し訳ないが城内見学は今日はお休みだ。もしそれ以外なら用件だけ聞いてビークイン様に伝えてくるが……」

イオルブ(ぼくたちは外敵だと思われてないみたいですね……)

イオルブ「>>600
 ▼ 600 リリ@だっしゅつボタン 20/02/14 00:08:54 ID:Ks0MZQKc NGネーム登録 NGID登録 報告
(名前欄の道具)を差し上げます!城内の見学を特別にお願い出来ないでしょうか!
 ▼ 601 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/14 00:12:43 ID:4Re6xkEE [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「だっしゅつボタンを差し上げます! 城内の見学を特別にお願い出来ないでしょうか!」

敵ミツハニーM「どんな道具かは知らないけど無理なものは無理なんだ。悪いが今日は帰ってほしい」

イオルブ(ダメですか…… 結構便利だと思うんですけどね、まあ持ってもいない大ウソなんですが)

イオルブ(こうなったら……)

イオルブ「皆さん、>>602しましょう」ヒソヒソ
 ▼ 602 ンプク@つかまえポン 20/02/14 00:16:46 ID:RXu.qnVU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
気を引くことを言ってそのまま勢いで突入
 ▼ 603 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/14 00:24:29 ID:4Re6xkEE [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「皆さん、気を引くことを言ってそのまま勢いで突入しましょう」ヒソヒソ

イオルブ「気を取られてる隙を突けば、身構えることもできないので突入自体にびっくりして仲間への連絡も遅れるはずです」ヒソヒソ

アブソル「で、気を引くことってなんだ」ヒソヒソ

イオルブ「そこまでは思いついてません」ヒソヒソ

アブソル「うーん…… 私も思いつかないな……」ヒソヒソ

ドクケイル「お、俺もだぜ……」ヒソヒソ

グソクムシャ「>>604
 ▼ 604 ャワーズ@ふしぎなきのみ 20/02/14 00:35:00 ID:Vgqk99vo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
仕方ない、おべっかはやめていきなり全員で特攻するぞ
 ▼ 605 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/14 03:00:17 ID:4Re6xkEE [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「仕方ない、おべっかはやめていきなり全員で特攻するぞ」ヒソヒソ

イオルブ「別に気を引ければいいのでおべっかに限った話では…… ってえええっ!?」

グソクムシャ「アクアジェット!」バシャー!

敵ミツハニーM「あ、あぶなっ! ってこら! 勝手に入ったらダメだ!」

イオルブ「仕方ありません! ぼくたちも突入しましょう!」ビューン!

アブソル「お邪魔します、だ!」ダダダッ

敵ミツハニーM「あ、おい! 君たちまで! 入ったらダメだって!」

ドクケイル「……。えーと」

ドクケイル「お、俺達は最初に入ってった奴を連れ戻しに行くんだぜ! だから心配ご無用! そっちが手をかけることないぜ! じゃな!」バサバサッ

敵ミツハニーM「……」

敵ミツハニーM「ぜ、全員城内に入ってしまった……」

敵ミツハニーM「ってぼーっとしてる場合じゃない! 警戒フェロモンを出さないと!」
 ▼ 606 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/14 03:09:54 ID:4Re6xkEE [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の林・ビークインの城・通路〜〜


イオルブ(無理やり突入してしまいましたね……)ビューン

イオルブ(さすがに急な侵入者にはミツハニー達もかなり敵対的です)ビューン

イオルブ(まあ先頭のアクアジェット発動中のグソクムシャが全部跳ね飛ばしてるんですけど……)ビューン


グソクムシャ「……む」ピタッ イオルブ「だっ!」ドンッ アブソル「わっ!」ドンッ

イオルブ「きゅ、急に止まらないでください! 硬い甲殻にぶつかったうえアブソルさんまで後ろから突っ込んできて潰れそうになったじゃないですか!」

アブソル「止まったってことは何かあったのか?」

ドクケイル「お、追いついた……」バサバサ

グソクムシャ「>>607
 ▼ 607 ンチャム@ヨプのみ 20/02/14 03:11:55 ID:oXuklwcI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドクケイルのペースに合わせたまでだ。
 ▼ 608 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/14 03:35:49 ID:4Re6xkEE [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「ドクケイルのペースに合わせたまでだ」

ドクケイル「い、いや大丈夫だぜ……? それより……」

ドクケイル「ここまで一本道っておかしいと思うぜ? なんか嫌な予感がするぜ」

イオルブ「確かに、一回も別れ道がないというのは不自然ですね」

敵ミツハニーN「あ、いた侵入者!」ブーン
グソクムシャ「アクアブレイク!」 バシャアーンッ!!
敵ミツハニーN「」ヒンシ

イオルブ「……もしかして誘導されてる?」

敵ミツハニーO「侵入者の元へ到着!」ブーン
グソクムシャ「アクアブレイク!」 バシャアーンッ!!
敵ミツハニーO「」ヒンシ

アブソル「イオルブ、ここの左右の壁…… 薄くないか? 少し透けて見えるような……」

イオルブ「! 本当です!」

ドクケイル「お、結構柔らかい! 簡単に穴が開くぜ!」ズボッズボッ

敵ミツハニーP「侵入者…… って緊急壁が――」ブーン
グソクムシャ「アクアブレイク!」 バシャアーンッ!!
敵ミツハニーP「」ヒンシ

イオルブ「侵入者がいた場合、即席の壁で道を塞いで特定の場所へ誘導する……というマニュアルでもあるんでしょうか」

アブソル「ということは、正解は直進じゃなくて脇道のどれかか……」

ドクケイル「来た道のどこかにもまだ脇道があるかもしれないぜ……」

グソクムシャ「どこの道に行くのだ?」
敵ミツハニーQ「これ以上どこにも行かせない!」ブーン
グソクムシャ「アクアブレイク!」 バシャアーンッ!!
敵ミツハニーQ「」ヒンシ

イオルブ「そうですね…… 右か左か来た道か……」

イオルブ「>>609
 ▼ 609 ガヤミラミ@レンブのみ 20/02/14 03:52:34 ID:oXuklwcI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
電話で、占い師の名前欄に聞くしかない。
 ▼ 610 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/14 04:03:34 ID:4Re6xkEE [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「電話で、占い師のメガヤミラミに聞くしかない」

アブソル「い、いきなり何を言い出すんだ?」

イオルブ「あ、あれ……」

イオルブ(おかしいですね…… ぼくついこないだまでメガシンカすら知らなかったはずなのになんでこんな案が浮かんだんでしょう……)

イオルブ(……)

イオルブ(あ)

イオルブ「すみません、気を張り過ぎて誰かと誰かのテレパシーでの会話を拾っちゃってました」

他3匹「」ズコー

アブソル「そ、そんなことがあるのか……?」

イオルブ「ぼくたちイオルブは情報を集めるのが得意な種族なので…… 最大で10キロ先までいけますから」

ドクケイル「その力では何とかならないんだぜ……?」

イオルブ「進化したてであまり制御できないんですよね。付近の気配くらいならわかりますけどあとは距離とか方向とか絞れなくて……」

イオルブ「気配もここビークインの巣なんでウヨウヨするのは当たり前ですし」

アブソル「迷ってても仕方がないな、とりあえず右の道から行こう」

ドクケイル「なんで右なんだぜ?」

アブソル「角が生えてる方」

ドクケイル「あー」
 ▼ 611 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/14 23:15:54 ID:4Re6xkEE [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「今度はぼくが先頭で。グソクムシャはしんがりをお願いします」

グソクムシャ「まかせろ」

イオルブ「じゃあ進みましょう」


――五分後――


イオルブ「……ちょっと止まりますよ」ピタッ

ドクケイル「どうしたんだぜ?」

イオルブ「あそこに>>612が……」

 ▼ 612 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/14 23:55:56 ID:4Re6xkEE [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 613 マタナ@しらたま 20/02/15 00:07:10 ID:dNf.NkeQ NGネーム登録 NGID登録 報告
アーゴヨン(色違い)
 ▼ 614 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/15 00:17:18 ID:8mV6Ui7k [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「あそこにアーゴヨンが……」

ドクケイル「アーゴヨン? なんだそれ?」

イオルブ「ぼくも詳しくは知りません。以前、雑誌の切れ端に写真が載っているのを見かけたことがあるんです」

イオルブ「アローラのチャンピオンがどうとかいうインタビュー記事だったので…… 多分その人間の手持ちにも入ってるポケモンじゃないですかね」

アブソル「アローラのポケモンだったらグソクムシャが知ってるんじゃないか? 私は滞在期間中そのポケモンについて知ることはなかったが……」

グソクムシャ「我も知らぬ」

ドクケイル「アローラのポケモンっぽいこと以外はナゾか」

イオルブ「それにしても、アーゴヨンってあんなスピアーみたいな色でしたっけ……?」

アブソル「覚えてるのと色が違うなら、色違いとかじゃないか?」

イオルブ「うーん……」


色アーゴヨン「>>615
 ▼ 615 バルドン@フサパック 20/02/15 00:31:27 ID:L9r66GSw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アクジキングの敵…覚悟!
 ▼ 616 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/15 00:42:47 ID:8mV6Ui7k [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
色アーゴヨン「アクジキングの敵…… 覚悟!」

ブオッ


イオルブ「……なんか気合入れて奥の方飛んで行っちゃいましたが」

グソクムシャ「アクジキングと友好関係の可能性が出たということは…… ウルトラビーストだろうか。それなら我が知らなくても不思議はない」

イオルブ「ウルトラビーストは普通アローラに出現するんでしたね。最近はそうでもないみたいですけど……」

ドクケイル「ウルトラビーストってなんだぜ」

イオルブ「異世界のポケモンです。まあ、こちらとは別件みたいなんで…… 鉢合わせしたとき敵対しないように気をつけながら引き続きヘラクロス師匠を捜しましょう」


――2分後――


イオルブ「おや」ピタッ

アブソル「どうした?」

イオルブ「部屋があります。この部屋は……>>617
 ▼ 617 ノガッサ@あおいビードロ 20/02/15 00:59:12 ID:oyUwMTQ2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
未来の働きミツハニー(タマゴ)を育てる部屋
 ▼ 618 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/15 11:54:30 ID:8mV6Ui7k [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「この部屋は…… タマゴを育てる部屋ですね。たくさん並んでます」

アブソル「見張りとかはいないのか?」

イオルブ「さっきのアーゴヨンにやられたのか2匹倒れてます。恐らくタマゴを護ろうと飛び出したんでしょう」

イオルブ「こういう重要な部屋があるとなると…… 中心部へ近づけているみたいですね」


ドゴーン!


ドクケイル「な、なんだぜ今の音!」

イオルブ「行ってみましょう!」

 ▼ 619 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/15 12:20:58 ID:8mV6Ui7k [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の林・ビークインの城・女王の間〜〜


敵ミツハニーF「」ヒンシ

ビークイン「い、いきなり何をするのじゃ!」

色アーゴヨン「おい! 女王様みたいに偉そうな赤い目の空飛ぶポケモンはどこだ! ここにいるって聞いたぞ!」

ヘラクロス「そこにいるぜ」

ビークイン「誰が偉そうじゃ! あとわらわは女王様みたいなじゃなくて女王じゃ!」

色アーゴヨン「いやそいつじゃない!」

ヘラクロス「んじゃポケモン違いなんじゃないか?」

色アーゴヨン「女王様みたいに偉そうな赤い目の空飛べる奴なんてそう何匹もいるわけ……」

ヘラクロス「だから現にそこに」

ビークイン「わ、ら、わ、は、じょ、お、う、じゃー!」

色アーゴヨン「せっかく壁に穴をぶちあけて来たのにポケモン違いか……」

ビークイン「ひ、他人の城になんてことするのじゃ……!」

ヘラクロス「他人の森侵略しようとした奴が言うな!」


イオルブ「あ、いました!」

アブソル「スピアーみたいな色…… アーゴヨンもいるみたいだな」

ビークイン「な、なんじゃ次から次へと!」

ヘラクロス「お前らは……」

イオルブ「もう森にビークイン軍はいませんよ! ぼくらが倒したり追い出したりしましたからね!」

ビークイン「なんじゃとぉーーーー!?」

ヘラクロス「ほ、本当か!?」

グソクムシャ「本当だ」

ドクケイル「今なら暴れて大丈夫だぜヘラクロスさん!」

ヘラクロス「よし! それなら…… オ ラ ァ ! ! !」ミツロウバッキーン

ビークイン「」
 ▼ 620 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/15 12:26:37 ID:8mV6Ui7k [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「覚 悟 は で き て る か … … ?」

ドクケイル「やっべぇ、ヘラクロスさんブチ切れてる……」

イオルブ「森のポケモンたちを人質に好き放題してましたからね…… あのビークイン」

グソクムシャ「ああなるとそう簡単には止まらん」

ビークイン「あ、あわ……」

ビークイン「そこの者! なにぼさっとしておる!」

色アーゴヨン「はぁ!? 自分!?」

ビークイン「他に誰がおる! 城を壊した詫びにわらわに加勢するのじゃ!」

色アーゴヨン「>>621
 ▼ 621 カルゲ@しんかいのキバ 20/02/15 12:41:08 ID:6/kUza.E NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やなこった!
 ▼ 622 ュカイン@でんきのジュエル 20/02/16 20:24:35 ID:ECXoAPtQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 623 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/17 01:48:49 ID:x/822GWQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
色アーゴヨン「やなこった!」

ビークイン「なんじゃと!?」

色アーゴヨン「なんか侵略とか悪いことやってるみたいだし人質とか聞こえたし」

色アーゴヨン「自分は悪い奴には加勢しないぞ! 絶対!」

ビークイン「悪い奴……」

グソクムシャ「ということでそいつは敵ではないらしいぞヘラクロス。味方とも限らぬが」

ヘラクロス「と り あ え ず ビ ー ク イ ン ぶ っ 飛 ば せ ば い い ん だ ろ ?」

ビークイン「……」

ビークイン「こ、こうなれば……>>624

 ▼ 624 ニラン@タラプのみ 20/02/17 02:33:54 ID:bMLARw3k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そこのテントウムシを人質に取るのじゃ!
 ▼ 625 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/17 14:14:55 ID:x/822GWQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビークイン「こ、こうなれば…… そこのテントウムシを人質に取るのじゃ!」

イオルブ「なっ……!?」

ヘラクロス「こ の 期 に 及 ん で ま た 人 質 だ ?」

ビークイン「ヒッ」

ドクケイル「あーあ」

ビークイン「こ、こうなればヤケじゃ! お前、こっちに来るのじゃ!」ガシッグイッ

イオルブ「ちょっとなにするんですか! ねんりきしますよ!?」

ビークイン「ねんりき? そんな貧弱なわざで一体何を……」

イオルブ「ねんりき!」ピロロ

ビークイン「あ、こら抵抗するでない!」グググ

イオルブ「はいねんりきで動き止めました今ならストーンエッジ当てられます!」

ビークイン「!?」

ヘラクロス「ストーンエッジ! ストーンエッジ!! ストーンエッジ!!! ストーンエッジ!!!! ストーンエッジ!!!!!」ズガガガガガッ!!!!!

ビークイン「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!」ヒンシ

イオルブ(師匠こわい)
 ▼ 626 ゼリア@ブルーカード 20/02/18 03:55:45 ID:SNk6R8Hk [1/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビークイン「」ヒンシ

ヘラクロス「ハァ……ハァ……」

グソクムシャ「一応生きてるようだな、ビークイン」

ヘラクロス「コンクソヤロウガ……」

アブソル「ここまでされたら懲りるだろうな…… 流石に」

ヘラクロス「ツギガアルト……オモウナヨクソガ……」

グソクムシャ「ヘラクロス?」

ヘラクロス「ああグソクムシャか。お前らありがとな」

イオルブ「あの……」

ヘラクロス「ん?」

イオルブ「師匠、ぼく…… レドームシだったイオルブです。あの後経験を重ねて、進化したんです!」

ヘラクロス「おおほんとか!? 随分雰囲気変わったな!」

イオルブ「はい! それで師匠に会いに来てかくばるしきじかです」

ヘラクロス「面倒かけてすまんな!」

イオルブ「いえ、悪いのはビークインですから」

ビークイン「」ヒンシ


色アーゴヨン「話してるところ悪いけど、お前たちは女王様みたいに偉そうな赤い目の空飛ぶポケモン知らない?」

イオルブ「さあ…… 該当するポケモンはビークインしか知りません」

色アーゴヨン「がっくし」

ヘラクロス「いったい何があったんだ?」

色アーゴヨン「自分はアーゴヨンってポケモンの一匹だ。他とはちょっと色が違うけど」

色アーゴヨン「人間もいないような辺境で群れの仲間と暮らしてたんだけど…… ある日突然見たこともない場所に飛ばされて……」

色アーゴヨン「帰り道も分からなくてさ。そこにいたアクジキングってポケモンたちによくしてもらって何とか生存してたんだけど…… アイツがやって来て……」

アブソル「その《アイツ》っていうのが女王様みたいに偉そうな赤い目の空飛ぶポケモンか?」

色アーゴヨン「そう。とにかく凶暴凶悪な奴でさ…… 無茶苦茶に怒鳴り散らしたかと思うと、アクジキングたちを消しちゃったんだ」

イオルブ「消した……?」

色アーゴヨン「20匹くらいの群れがきれいさっぱり消え去ってた。それで自分はアイツに向かっていったんだけど気を失って…… 気が付いたらまた知らない場所にいた」

イオルブ「それでアクジキングたちの敵を討つために《アイツ》を探してたんですね」

色アーゴヨン「そう。なんでもアクジキングたちの話を後ろで聞いてる限りじゃ、自分が迷い込む前に起きたアクジキング4匹の消失事件にも関わってる疑いがあるみたいで……」

イオルブ「4匹……?」
 ▼ 627 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 04:09:01 ID:SNk6R8Hk [2/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「ちょっと待ってください? アクジキング4匹って数には心当たりがあります。ですよねグソクムシャ?」

グソクムシャ「うむ。先日リゾートデザートに現れたアクジキングの数はたしか4匹だったな」

色アーゴヨン「え? 待ってどういうこと?」

イオルブ「貴方は気づいてないみたいですが…… ここは貴方が元いたところとは違う世界なんです。貴方は異世界に迷い込んだんですよ」

色アーゴヨン「い、異世界〜〜〜〜!?」

グソクムシャ「この世界に時々開くウルトラホールという穴…… その穴から異世界のポケモンが迷い込むことがあるのだ」

イオルブ「そしてそのウルトラホールを作る力を持ったポケモンもいます。ぼくが知ってるのはネクロズマ、コスモッグ、ソルガレオ…… きっと、貴方が探しているポケモンも彼らと同じような力を持っているんだと思います」

色アーゴヨン「じゃ、じゃあアクジキングたちは生きてるの……?」

イオルブ「はい。リゾートデザートに現れた4匹はコウミさんが保護して元の世界へ送り届けてくれたはずですし…… その後ポ二島にも大量のアクジキングが現れたそうですが人間たちが保護にあたってくれたみたいなので、元の世界へ帰れると思います」

色アーゴヨン「大量のアクジキング…… きっとそれだ! 自分の世話をしてくれたアクジキングたちは!」

色アーゴヨン「ああよかった! ばんざーい!」
 ▼ 628 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 04:21:20 ID:SNk6R8Hk [3/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
色アーゴヨン「でも異世界に連れてこられたってことで…… やっぱりアイツを探さなきゃいけないな。元の世界まで連れてってもらわないと」

アブソル「アローラに行けば人間になんとかしてもらえると思うぞ?」

色アーゴヨン「人間…… 人間か…… 何となく怖いんだよな……」

グソクムシャ「人によりけりだぞ」

イオルブ「そこは安全を保障してあげてください」

ドクケイル「とりあえずここを出て森に行かない? 体中に甘い匂いが染みついちゃいそうだぜ……」

イオルブ「そうですね。もうここにいる理由もありませんし……」

ヘラクロス「んじゃ帰るか! イオルブは積もる話もあるだろうしな!」

アブソル「ガーメイルも探さないとな……」

ドクケイル「ああそうだったぜ。あいつのことだし大丈夫だとは思うけど」

色アーゴヨン「自分もついてっていい? この世界の人間がどんなか聞いておきたいし……」

ヘラクロス「まあお前もここにいても仕方ないだろうしな…… よし! お前も森に来いよ! うちに蓄えた食料もあるからみんなで食おうぜ! 祝勝会だ!」

色アーゴヨン「食事まで…… ありがとう!」

ビークイン「」ヒンシ
 ▼ 629 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 12:11:25 ID:SNk6R8Hk [4/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「じゃあ森に――――」

ガーメイル「のわぁーーーーーーーーーーっ!!!」バサバサバサバサ

ヘラクロス「ガーメイル!」

ドクケイル「お前やっと追いついたのか!」

ガーメイル「ゼーゼー……ああヘラクロスさん無事…… ってここで話してる場合じゃない! こっち方面へはここで行き止まりか!? もっと奥無いのか!?」

ドクケイル「なんだよ、まだミツハニーに追われてるんだぜ?」

敵ミツハニーK「お、お前…… どさくさに紛れてお前まで城に逃げ込むなど……」ブーン

敵ミツハニーL「絶対追い出すからな……ってビークイン様ぁ!?」ブーン

ビークイン「」ヒンシ

ヘラクロス「侵略戦争は終わりだ。俺たち今から帰るから――」

ガーメイル「い、いや…… そっちの方には出て行かない方が……」


 ズガドオオオオオオオン!!!!


イオルブ「なんですか今の!?」

敵ミツハニーK「わ、私の真後ろの壁…… いやその先も無くなった……」

ヘラクロス「城に大穴…… というかえぐれてるな……」

色アーゴヨン「ひどいなこれ……」

ビークイン(そなたが言えた話じゃない)ヒンシ

ガーメイル「ということは…… あいつが来る!!! どっか逃げられないのか!?」

イオルブ「あいつってなんです!?」

敵ミツハニーL「この部屋に他に出入り口は無いぞ! 接近覚悟であっちから外に出るしか……」


 「 マ ヒ ナ ペ ェ ー ー ー ア ッ ッ ッ ! ! ! ! 」
 ▼ 630 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 13:00:49 ID:SNk6R8Hk [5/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
?????「ホホホ…… 追い詰めましてよ……」バサァ……

ガーメイル「ま、まずい! あいつが追い付いてきた!」

色アーゴヨン「あーーーーーーーーっ!!! あいつだ! アクジキングたちを消したの!」

イオルブ「えぇっ!?」

?????「さああなた達情報を渡しなさいな…… でないとどうなるかお分かりですわね?」

敵ミツハニーK「な、何も知らない!」

?????「とぼけないで頂戴! あなた達が《もしかしてあの時の》と言ったのをわたくしは聞き逃しませんでしたわ!」

敵ミツハニーL「その情報はトップシークレットだ!」

敵ミツハニーK「あ、おい馬鹿!」

?????「トップシークレットだろうと関係ありませんわ! さっさと白状をし!」

色アーゴヨン「お前……!」

?????「あらあなたはあの時の…… まだ懲りていないのです?」

色アーゴヨン「平和に暮らしていたアクジキングたちを襲うなんてひどいことする奴は許せないんだよ!」

?????「襲う……? わたくしは向こうが襲い掛かって来たのを《追い払った》だけですわ」

?????「先にいなくなったアクジキングたちも別に殺してはいない生きているはずと言っているのに…… やれ返せだやれ誘拐犯だ……」

?????「これだからあくタイプは嫌なのです。こちらは忙しいのですわ」

色アーゴヨン「そりゃ勝手に仲間を別の世界に連れてったりなんかしたら怒るだろ普通! というかなんで最初の4匹を別の世界へ連れてったんだよ!」

?????「単なる《事故》ですわ。ちゃんと送られた先で元気に砂漠を食べてるのも確認しました」

イオルブ(アクジキングさん達、異世界に来たショックで我を忘れてましたけど)

色アーゴヨン「んじゃ元の世界に帰してやれよ! なんで確認で済ますんだよ!」

?????「あくタイプにはあまり近づきたくありませんわ」

色アーゴヨン「なんだと!?」

アブソル「あくタイプって私は」

イオルブ「異世界に飛ばされる危険性もありますし黙ってた方がいいんじゃないです?」ヒソヒソ
 ▼ 631 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 13:26:39 ID:SNk6R8Hk [6/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「あの……」

?????「なんですか? 見知らぬ赤いポケモンよ」

イオルブ「結局貴方は何者で、何の目的があってミツハニー達を追いかけていたんです?」

?????「わたくしはルナアーラ。こちらの世界の人間はわたくしのことを《月を誘いし獣》と呼びますわ」

色アーゴヨン「お前がルナアーラだって!? 想像してたよりかなり自分勝手なんだな…… 人間と共に暮らしてるって聞いてたからもっと聞き分けがいいかと思ってた」

ルナアーラ「……わたくしは人間とは関わりを持たない個体ですわ。わたくしの目的は……」

ルナアーラ「愛しいわが子、コスモッグを取り戻すこと!」

アブソル「……なんか聞き覚えがある目的だな」

イオルブ「はい。これって……」

グソクムシャ「ソルガレオの《妻》というのは…… あやつか」

ルナアーラ「わたくしたちの愛しいかわいい子…… 突然消えてしまって…… 無事も分からない…… ああ、今どこにいるのです……?」

ルナアーラ「そしてコスモッグの特徴を話したら、そこの者たちは何か知っているようなそぶりを。いや、あの言い方は間違いなく知っているはず!」

ルナアーラ「さあコスモッグはどこにいるのです!? 白状なさい!」

ルナアーラ「でないとこの城を……!」

敵ミツハニーK&L「あわわわわ……」

ビークイン「待つのじゃ……」ヒンシ

ルナアーラ「あら、あなたがこの城の主ですわね? 話してくれますか?」

ビークイン「場所は言えぬ…… でも…… 無事であることは……」ヒンシ

ビークイン「そなたの子は…… 星空のようなガス状の……」ヒンシ

ルナアーラ「オーホッホ! そうですわ! 星空のような美しく愛らしいポケモンですの!」

ビークイン「その子は…… スピアーと…… もう一匹のポケモンに守られている…… だから無事……」ヒンシ

ヘラクロス「お前が婚約しようとしたっていうスピアーか」

ルナアーラ「護衛がいるのですわね!?」

ビークイン「そうじゃ…… そしてその子がこの世界に来たのは…… その理由は……」ヒンシ

ルナアーラ「り、理由は!?」

ビークイン「理由は…… い……」ヒンシ

ビークイン「い…… 家出じゃ……」ヒンシ

ルナアーラ「家出!?!?!? そんなはずありませんわ!!!!! あんなにかわいがっていたのに!!!!!」

ビークイン「ずっと…… 子ども扱いされているのが嫌…… そう言っておった……」

ルナアーラ「」
 ▼ 632 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 13:57:58 ID:SNk6R8Hk [7/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
?????「ラリオーナ!」カッ

色アーゴヨン「こ、この穴……!」

イオルブ「ウ、ウルトラホールが!」

グソクムシャ「中から出てきたのは…… ソルガレオか!」


ソルガレオ「ルナアーラ、ここにいたか」

ルナアーラ「あなた…… コスモッグは無事という話は聞けたけど…… あの子……!」

ソルガレオ「ぶ、無事だったのか! それで今どこに!?」

ルナアーラ「それは教えてくれませんでしたの…… でも、この世界のポケモンがあの子を守っているって……」

ソルガレオ「そうか、それは良かった…… 少し早いが結局この世界に預けることになったか……」

ルナアーラ「でも、それより…… あの子がいなくなった理由…… あの子、家出したんですのよ!? 子ども扱いが嫌って……」

ソルガレオ「何、家出!? そうか…… 少し過保護過ぎたかもしれないな……」

ルナアーラ「他の家同様、もう少し早くアローラへ送るべきだったかもしれませんわね……」

ソルガレオ「そうだな。あいつは…… ずっと異世界滞在を心待ちにしていたからな…… 我慢の限界が来てしまったのだろう」
 ▼ 633 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 14:02:21 ID:SNk6R8Hk [8/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ソルガレオ「コスモッグはこの世界の者に任せるとして…… 私たちにはやることがあるぞ」

ルナアーラ「やること?」

ソルガレオ「私たちがコスモッグを探して色々な世界をめぐっている時…… ウルトラホールの暴発が頻繁に起こったようでな……」

ソルガレオ「たくさんの者が異世界へ迷い込んでしまったのだ。特にお前が作ったホールでの被害がすさまじいようで」

ルナアーラ「え」

ソルガレオ「だからそれぞれの元の世界まで送り届けてやる必要がある」

イオルブ「ああ、最近ウルトラホールが他の地方でも見られるようになったのって……」

グソクムシャ「……この2匹が主原因だろうな。いくつかはコスモッグのガス製だろうが」

ルナアーラ「今コスモッグのガスと言いました?」

グソクムシャ「ああ。今この世界にはコスモッグのガスを移動手段に使う者がいるのだ」

ルナアーラ「コスモッグは…… 強いストレスを感じて力を振り絞るとホールを生み出すガスを放出しますの」

ルナアーラ「幼いころ夜泣きなどで出たガスは高値で売りさばかれていますから…… きっとそれで買い集めたものですわね。最近は異世界同士の交易も活発らしいですし」

イオルブ「そういうことですか……」

ルナアーラ「ではわたくしたちはそろそろ行きますわ。コスモッグの無事が確認できてよかったですわ。オーホッホ!」

色アーゴヨン「あ、おい! 自分も異世界に連れてこられた被害者なんだ!」

ソルガレオ「そうか。アーゴヨンだと…… ウルトラメガロポリスの世界でよさそうだな。私たちと一緒にホールに入るといい」

色アーゴヨン「頼むぞ!」

ソルガレオ「では…… さらば!」カッ


イオルブ「元の世界へ戻れそうですね、アーゴヨンさん」


ビークイン「城…… 穴が開いたまま……」ヒンシ

敵ミツハニーK「そうだ! ビークイン様!」ブーン

敵ミツハニーL「て、手当てしないと……」ブーン

敵ミツハニーL「お前たち、出て行ってくれ!」

ヘラクロス「なんか一旦足止めされたけど…… 森へ帰るか!」

ガーメイル「俺まで巻き込まれて追いかけられて…… 死ぬかと思った……」

ドクケイル「蜜ドロボーの罰が当たったんじゃないか……?」
 ▼ 634 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 14:32:55 ID:SNk6R8Hk [9/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――夜――

〜〜シンオウの森・ヘラクロスの棲家〜〜


イオルブ(ヘラクロスさんの家での祝勝会、盛り上がりましたね……)

イオルブ(騒ぎ疲れて帰ったポケモンも多いですけど…… 今ここにいるのはぼくとタクシーさんとグソクムシャとアブソルさん、そしてヘラクロス師匠です)

イオルブ「ビークインってあんな理由でこの森を侵略しようとしてたんですね……」

アーマーガア「恋は盲目かー」

アーマーガア(さすがに僕は侵略まではやらかさなかったけど)

ヘラクロス「はー食った食った」ポンポン

イオルブ「もうほとんど出した食料無くなってますね。皆さんよく食べるなあ……」

ヘラクロス「それにしてもイオルブ、お前とんでもない大冒険をしてきたんだな!」

イオルブ「はい…… なんかこんなことになっちゃって……」

アーマーガア「結局イオルブは誰に狙われてるんだかー?」

イオルブ「……さあ?」

イオルブ(実はここまででひとつ可能性が浮かびましたが…… 確証は持ててないんですよね……)

ヘラクロス「お前ならきっと大丈夫さ! 自信を持て!」

イオルブ「はい師匠! ありがとうございます」

アブソル「イオルブ」

イオルブ「なんです?」

アブソル「そろそろ一旦フレフワンに連絡を入れたほうがいいと思うぞ」

イオルブ「そういえばそうですね。通信を入れてみましょう」

ヘラクロス「お前を助けてくれたっていうすごい発明家か」

イオルブ「はい。色々協力してくれて助かってます」ポチッ


通信機(フレフワン)「ハーイこちらフレフワン! イオルブ、ミュウツーありがとうね♪ バッチリ届いたわ♪」

イオルブ「それは良かったです。えっと、こちらではからからしかじかということがありました」

通信機(フレフワン)「あら♪ ウルトラホールの発生はそういうことだったのね♪ こちらからもお知らせしたいことがあるわ♪ ミュウツーとカイオーガを調べて面白いことが分かったの♪」

イオルブ「面白いこと……?」
 ▼ 635 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 20:16:00 ID:SNk6R8Hk [10/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(フレフワン)「なんと、2匹のポケモンから同じ毒素が検出されたの!」

イオルブ「毒素?」

通信機(フレフワン)「そう♪ 結構強力な毒素でね。分析した結果、その作用は興奮・凶暴化・意識的無意識的問わず押さえつけていた欲望の開放・毒素の提供者への親愛。そして……」

通信機(フレフワン)「能力を限界まで引き出すこと。カイオーガが外部からの自然エネルギーの供給なしでゲンシカイキしてしまったのはそのせいね。あくまで毒は能力を引き出す作用しか持たないから原動力は己の生命力。だからすぐにエネルギー切れで元に戻ってしまったのね」

通信機(フレフワン)「ミュウツーの方は…… 無意識にサイコパワーで体中に毒素が回り切るのを抑えようとした痕跡が見つかったわ。それでも完全に防ぐのは無理だったみたいだけどね」

通信機(フレフワン)「あとクチートもこの毒素を受けていた可能性もあるけど、彼はすぐに回復マシーンに入ったから…… もし毒素が回っていても消えちゃったわね」

イオルブ「そういえばクチートさん、何か飲まされた気がするって言ってましたね。それがその《毒素》かもしれないと」

通信機(クチート)「そうだぜ」

イオルブ「あ、クチートさん」

通信機(クチート)「だんだん記憶が戻って来てな…… 殺害依頼者一味との二回目の接触のあたりの」

イオルブ「ほんとですか!?」

通信機(クチート)「うん…… あの時俺に接触してきた使者は……カラマネロだった。あいつは催眠術の後、小瓶に入った薬のようなものを飲ませて来たんだ」

アブソル「それが、例の毒素かもしれないのか」

通信機(クチート)「俺自身はそんなに強くないポケモンなんだ。だから、能力を引き出させるために毒を飲ませたんじゃないかな?」

通信機(フレフワン)「ミュウツーの場合は…… カラマネロの催眠が通用しなかったから毒を使ったのかもしれないわね♪」

通信機(フレフワン)「でも、カイオーガの場合はよくわからないのよね…… 彼が接触したというポケモンはカラマネロとは違うっぽいし……」

通信機(クチート)「たしか、白と黄色のポケモンって言ってたんだよな。カラマネロの画像を見せてもらったけど…… あいつなら白や黄色の部分はあっても先に紫色に目が行くと思うな」

 ▼ 636 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 20:35:38 ID:SNk6R8Hk [11/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「その毒素がどこかで流通していて、たまたま両者とも同じ毒を使っただけで無関係かもしれぬな。奴はイオルブの殺害とも関係ないのだろう?」

通信機(フレフワン)「彼は毒を打たれて一時的に暴れていただけだものね。私もそう思うわ♪」

ヘラクロス「妙なもん売らないで欲しいな…… 流行ったら世の中滅茶苦茶になっちまう」

通信機(フレフワン)「それと、ミュウツーの研究をしていたらある事実が判明してね♪」

イオルブ「ある事実?」

通信機(フレフワン)「人造ポケモンの彼は非常に精神が不安定でね。大まかに三つの性格が彼の人格を構成しているの♪」

通信機(フレフワン)「達観し冷静な大人の性格、無垢で無邪気な子供の性格、そしてすぐに癇癪を起こし暴れる幼児的な性格。この三つがコロコロ入れ替わってるの。ベースとなるのは子供の性格みたいだけど」

通信機(フレフワン)「ミュウツーに関しては複数個体存在するって噂もあるから、種族的な特性なのか彼個人の問題なのかはいまいちよくわからないけど。私が噂で耳にした凶暴性は、幼児的な側面が起こした癇癪が元なのかも」

通信機(フレフワン)「そして彼は見た目に反し基本的には子供。だからロリコンだって噂も――」

アブソル「……もしかして、精神年齢相応の友達を欲しがってただけか?」

通信機(フレフワン)「みたいね♪ 凶暴な一面もあって友達とかなかなかできなくて淋しい思いをしてたみたいだから♪」

アーマーガア「そりゃ誘惑も効かないかー」

グソクムシャ「アママイコに《私と一緒に来ないか》と言ったのも遊びに誘っただけか?」

通信機(クチート)「ミュウツーも孤独には耐えられないってことだな」

通信機(フレフワン)「彼はしばらくこのラボで面倒を見ようと思うわ♪」

通信機(クチート)「……教育に悪いと思うから例のノートは見せるなよ」

アブソル「うんそれはやめたほうがいい」
 ▼ 637 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 20:53:09 ID:SNk6R8Hk [12/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(フレフワン)「あとこっちから伝えることは…… そうそう、イオルブ。今貴方のためにある発明品を作っているわ♪」

イオルブ「ぼくのための発明品?」

通信機(フレフワン)「そう♪ 例のリングルって道具。私も作ってみたくなってね」

通信機(フレフワン)「トレーナー無しでメガシンカができるすごい代物だから…… 改良したら他にも使えないかなって♪」

イオルブ「他にも……?」

通信機(フレフワン)「ええ♪ ポケモンが普段以上の能力を発揮できる方法はメガシンカだけじゃないじゃない? 貴方の出身地のガラルだとダイマックスとかね♪ これはちょっと難しそうだけど……」

通信機(フレフワン)「相手がメガシンカを使う可能性がある以上、対抗手段はあったほうがいいでしょう?」

イオルブ「確かにそうですね、相手がパワーアップするならこちらにも何か欲しいところです。でもリングルって……」

通信機(フレフワン)「勿論暴走なんてさせないわ♪ しっかり調整してから渡すつもりよ♪ もうすぐできると思うから、できるときに受け取りに来てね♪」

イオルブ「ありがとうございます!」

通信機(フレフワン)「じゃあ私は特別なリングルの開発に戻るから♪ バーイ♪」
プツン


――――――

シンオウ地方にいるイオルブ殺害の刺客>>638
 ▼ 638 ガディアンシー@ダイブボール 20/02/18 21:08:00 ID:uRY2sKss NGネーム登録 NGID登録 報告
ヌケニン
 ▼ 639 ャノビー@きよめのおふだ 20/02/18 21:14:41 ID:0dhIIXlA NGネーム登録 NGID登録 報告
プテラ
 ▼ 640 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 21:14:43 ID:SNk6R8Hk [13/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森・ヘラクロスの棲家・物陰〜〜


ヌケニン(イオルブという名前…… ターゲットはアイツで間違いなさそうでござる……)

ヌケニン(しかし……)

 アブソル ←あくタイプ
 アーマーガア ←見るからにひこうタイプ

ヌケニン(こ、これどうするでござる……!? 厄介な相手が2匹もいるでござる……!)

ヌケニン(ターゲットだけを手早く片付けるか…… どこかへ連れ出すか…… うむむ……)

ヌケニン(そうだ! >>640でござる!)
 ▼ 641 バコイル@ナモのみ 20/02/18 21:16:57 ID:iLnAczes NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
穴を掘ってイオルブを引きずり込む
 ▼ 642 ユルド@とつげきチョッキ 20/02/18 21:16:58 ID:b/8EBmDI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ばれないように近づいて背中を見せる
(連投扱いなら下)
 ▼ 643 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 21:55:22 ID:SNk6R8Hk [14/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
安価ミスったら下なので>>641を採用

―――――

ヌケニン(そうだ! 穴を掘ってイオルブを引きずり込むでござる! 我ながら名案でござる!)

ヌケニン(ふふふ…… あなをほるを覚えていてよかったでござる……)ホリホリ


〜〜シンオウ地方の森・ヘラクロスの棲家〜〜


ヘラクロス「で、イオルブ。お前これからどうするんだ?」

イオルブ「そうですね……」

イオルブ(まるで連続わざのようにストーンエッジを放ってたのを見ると、まだ師匠に挑むのは早い気がしてきました……)

 モゾモゾ

イオルブ(ん……? 今足元の土が動いたような……)


〜〜シンオウ地方の森・地下〜〜


ヌケニン(よし、上の土を十分ほぐしたでござる…… あとは……)

ヌケニン(シャドークローで引きずり込むでござるッ!!!)バッ



〜〜シンオウ地方の森・ヘラクロスの棲家〜〜


グワッ

イオルブ「!? 地面からシャドークロー……!?」

イオルブ(きゅ、急すぎて避けられない……!)

 ガシッ

イオルブ「つ、捕まっ……!」

ヘラクロス「この野郎イオルブを放せ! フェイント!」シュバッ

グソクムシャ「アクアジェット!」バシャーッ!!


イオルブ「うわあああああっ!!!」ボスンッ

アーマーガア(2匹とも間に合わなかったかー……!)

ゴッチンッ!!!

ヘラクロス「ッテテ…… 間に合わなかったうえに正面衝突かよ……」

グソクムシャ(お互い威力が低めのわざだったのが不幸中の幸いか……)
 ▼ 644 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 22:12:47 ID:SNk6R8Hk [15/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森・地下〜〜


イオルブ(く、暗い……! ここは地下空間……?)

ヌケニン(よし! 引きずり込んだ! あらかじめ掘った空間の床に叩きつけるでござる!)ブンッ

イオルブ「う、うわっ!」

イオルブ(受け身を取らないと!)フワッ

ヌケニン(上の土を固めるでござる!)ガガガガガガッ


〜〜シンオウ地方の森・ヘラクロスの棲家〜〜


ガスッガスッ

ヘラクロス「あの野郎、内側から土を固めやがったな!」

グソクムシャ「水で湿らせれば掘りやすくなるかもしれん……」

ヘラクロス「ああ、頼んだ!」

グソクムシャ「アクアブレイクッ!」 バシャアーンッ!!

ヘラクロス「よし! みんなで掘るぞ! 手伝ってくれ!」ホリホリ

アブソル「カラマネロやミュウツーやガラルのアイアントの他にまだ刺客がいたとは…… 完全に油断してたな……」ホリホリ

アーマーガア「やっぱりあの一味かー……?」ザッザッ

ヘラクロス「この森にイオルブを襲いそうな奴なんていないさ。というかむしろみんな感謝してるからな。多分そのイオルブを殺そうとしてる奴らで合ってると思うぜ」ホリホリ

グソクムシャ「ふ、不覚だ……! イオルブを護れず連れ去られてしまうとは……!」ホリホリ

ヘラクロス「そう思うんだったらさっさと本気で穴掘って助けるぞ! ほら、アローラで言うところの……ゼンリョクだ!」ホリホリ

グソクムシャ「……そうだな。ゼンリョクだ! ウオオオオッ!」ホリホリホリホリホリホリ

アブソル「ゼンリョクと言えば……」ホリホリホリ

アーマーガア「? なにかー?」ザッザッ

アブソル「イオルブをさらった時のアレ、むげんあんやへのいざないに似てた気がする。控えめだったけど」ホリホリホリ

グソクムシャ「わかる」ホリホリホリホリホリホリ

アーマーガア「よ、よくわかんないかー……」ザッザッ

アーマーガア(アブソルもなんかズレてるとこあるかー……)ザッザッ
 ▼ 645 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/18 22:37:20 ID:SNk6R8Hk [16/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森・地下〜〜


ヌケニン「念には念を入れて…… お前にはさらに地下深くに来てもらうでござるッ!」ガシッ

イオルブ(暗すぎて何も見えない……! しかもまた捕まれました……!)

イオルブ(そうだ! 羽を光らせて相手の姿を確認しよう!)

イオルブ「それっ!」カッ

ヌケニン「なにするでござるか! 眩しいでござる!」

イオルブ「あ、貴方は……!」

ヌケニン「そうでござる! 拙者はヌケニン!」

イオルブ(ヌケニン…… 非常に珍しい特性《ふしぎなまもり》を持つポケモン……)

イオルブ(ひこう、いわ、ゴースト、ほのお、あく以外のタイプの攻撃わざをすべて無効化してしまう……)

イオルブ(そしてぼくの攻撃わざはむしのさざめき、ねんりき、ボディプレス。むし、エスパー、かくとう……)

イオルブ(つまり今のぼくには…… 全く勝ち目がない……!?)

ヌケニン「ふふふ…… 拙者の姿を見たことで、今の状況が分かったでござるか?」

イオルブ「…………」

ヌケニン「何もしないということは…… 無いでござるね! しっぺがえしも! シャドーボールも! あやしいひかりやちょうおんぱさえも!」

イオルブ「ご、御名答です……」ヒヤアセタラリ

ヌケニン「さあ来るでござる! 共に落ちるでござる! 地下深くがお前の墓場でござる!」グイッ

イオルブ(こ、こうなったら……! >>646
 ▼ 646 クケイル@レインボーパス 20/02/19 00:12:22 ID:EJNwbMuw NGネーム登録 NGID登録 報告
むしのさざめきで地中を響かせる
 ▼ 647 キハミ@だいすきメール 20/02/19 12:31:56 ID:AAxI//oc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワンに連絡する
 ▼ 648 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 00:18:43 ID:6gA.dU8c [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(こ、こうなったら……! むしのさざめきで地中を響かせる!)

イオルブ(上の方に狙いを定めて……!)

イオルブ「むしのさざめき!」ワシャシャシャシャ

ヌケニン「? 何をしているでござる? そんなわざ拙者には――――」

 ドドドドドド……

ヌケニン「って掘った穴の壁が振動してるでござる! このままじゃ落盤するでござるよ!?」

イオルブ「そうです! このままじゃ落盤です! 嫌なら離してください!」ワシャシャシャシャ

ヌケニン「なら落盤する前に片をつけるでござる!」

イオルブ「え」ワシャシャシャシャ

ヌケニン「シャドークロー!」バッ

イオルブ「うわっ! リフレクター!」ピキーン!

 ガリッ

イオルブ「も、もう1度むしのさざめき!」ワシャシャシャシャ

 ドドドドドド……

ヌケニン「そらそらっ! いい加減力尽き果てるでござるっ!」ガッガッ

イオルブ「そ……そっちこそ! いい加減諦めたらどうですか!?」ワシャシャシャシャ


 ドドドドドド……


 ポロ…… ポロ……

イオルブ「あ、上……!」ワシャシャシャシャ

ヌケニン「真上の土塊が……! 落ちてきそうでござる!」ガッ

イオルブ「ぼくはてこでも動きませんよ!」ワシャシャシャシャ

ヌケニン「仕方ない、拙者だけでも避けるでござる!」パッ ビューン!

イオルブ(よし離して逃げた! 向かった先は…… 入ってきた場所の近く、浅い方ですか)

イオルブ(そしてぼくが逃げる先は……)キョロキョロ

イオルブ(この真下…… ヌケニンが誘い込もうとした深い穴しかなさそうです。ヌケニンが掘って来た穴はすでに塞がれたのか、それともこれがそうなのか……)

 ゴロゴロゴロゴロゴロッ!!!

イオルブ(もう時間がない! 横方向へ逃げられる場所があるのを願って、急降下しましょう!)

 ビューーーーン!

イオルブ(降って来る土塊が、ぼくにぶつかるよりも速く……!)
 ▼ 649 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 00:32:20 ID:6gA.dU8c [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ビューーン……


イオルブ(照らしながら真下に進んできて…… ここまで脇道なし)

イオルブ(きっとぼくの上には…… 土塊が迫ってきているはず)


 ビューーン……


イオルブ(! 底が見えてきた! そして……)

イオルブ(降り立った正面方向に穴が続いている! 行けるぞ!)

 ビューーン フワッ

イオルブ(穴の底に着いた! 急いで進まないと!)

 ビューーン!
 ゴロゴロゴロゴロゴロッ!!!
 
イオルブ(ま、真後ろからすごい音が……)ピタッ

 クルッ

イオルブ(……縦穴、塞がっちゃいましたね。少し遅ければ、ぼくも生き埋めに……)ゾッ


イオルブ(この横方向のトンネル、まだ先があるみたいですね。地上に出られればいいんですが……)

イオルブ(とりあえずフレフワンさんに頼んで、上と通信を繋げてもらいましょうか)
 ▼ 650 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 01:22:34 ID:6gA.dU8c [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森・ヘラクロスの棲家〜〜


ヘラクロス「さ、さっき確かに…… 地面がブルブルって震えたよな? 下で何が起こってんだ?」ホリホリ

グソクムシャ「掘り出して確かめるしかあるまい!」ホリホリホリホリホリホリ

アブソル「こんな時ダグトリオがいれば……」ホリホリ

アブソル「ん?」ピピピ

アブソル「こ、こんな時にフレフワンから通信……?」

グソクムシャ「もしかしたらイオルブから連絡があったのかもしれん。出てくれ」

アーマーガア「通信機、フレフワンのところにしかつながらないからねかー」

アブソル「わかった! もしもし? こちらアブソル」ピッ

通信機(フレフワン)「こちらフレフワンよ! イオルブから緊急の通信が入ったわ♪」

アブソル「本当か! 繋げてくれ!」

通信機(フレフワン)「もう繋がってるわよ♪ さあイオルブしゃべってしゃべって!」

通信機(イオルブ)「こちらイオルブ…… なんとか生きてます」

グソクムシャ「無事か!」

通信機(イオルブ)「はい。ダメージはありますけどなんとか……」

通信機(イオルブ)「ぼくを地中に引きずり込んだのは…… ヌケニンでした」

ヘラクロス「ヌケニンだと!? また厄介な奴が……」

アーマーガア「ヌケニンって…… イオルブ弱点付けるわざはなかったよねかー……」

通信機(イオルブ)「なので落盤を起こしてそれを避けさせることで拘束を解かせました」

ヘラクロス「ら、落盤…… 随分思い切ったことするようになったなお前……」

通信機(イオルブ)「それしか浮かばなかったので……」
 ▼ 651 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 01:26:14 ID:6gA.dU8c [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(イオルブ)「それでぼくは今、さらに地底深くのトンネルにいます。ヌケニンが掘ったものかどうかはわかりませんが……」

通信機(イオルブ)「とりあえすこのトンネルを進んで出口を捜してみようと思います」

通信機(イオルブ)「でないと…… ヌケニンが穴を掘って追ってくるかもしれないので……」

アブソル「また見つかったら今度こそまずそうだからな……」

ヘラクロス「イオルブに追いつく前に俺達がヌケニンがいる場所を掘り出してぶったおせばいいんじゃないか?」

グソクムシャ「名案だ。粉微塵にしよう」

ヘラクロス「ひこう、いわ、ゴースト、ほのお、あくしか効かないって言っても俺にはストーンエッジがあるからな!」

アーマーガア「僕のブレイブバードもあるかー!」

アブソル「いや、私のつじぎりで十分だろう」

ヘラクロス「てことでイオルブ! ヌケニンはこっちに任せな!」

通信機(イオルブ)「ありがとうございます。また、地上へ出られたら連絡します」

通信機(フレフワン)「それがいいわ♪ つけっぱなしはバッテリーが不安だから♪ 一応日光で発電できるようになってるけど地底じゃ無理だからね♪」

通信機(フレフワン)「じゃあ切るわよ♪ バーイ♪」

 プツン
 ▼ 652 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 01:33:48 ID:6gA.dU8c [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――数十分後――

〜〜シンオウ地方・どこかの地底〜〜


イオルブ(随分と進みましたが…… 上に向かってる感じはないですね……)


イオルブ(ん? あっちの方が明るいような……? 行ってみましょう!)


――1分後――


イオルブ(着いた……! 明るい場所! 光はどこから来てるんだ……?)キョロキョロ

>>653「こんなとこで何してるんだい?」
 ▼ 653 ルホッグ@しんせんクリーム 20/02/20 01:35:17 ID:bVHgiBBQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ
 ▼ 654 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 02:04:17 ID:6gA.dU8c [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「こんなとこで何してるんだい?」

イオルブ「うわびっくりした」

イオルブ(随分大柄なポケモンですね…… 威圧感がすさまじいです……)

イオルブ「えっと……地上への出口を探してて……。あ、ぼくイオルブです」

ギラティナ「オレはギラティナ。残念だけどこの空間にポケモンが通れるような出入口はないよ?」

イオルブ「えええーーーっ!? じゃあギラティナさんはここにずっと住んでるんですか……?」

ギラティナ「いや違うけど…… たまに遊びに来るだけだよ」

イオルブ「え、じゃあどうやってここに……?」

ギラティナ「ちょっと他のポケモンには真似しがたい手段を使って……」

イオルブ「真似しがたい手段……」

ギラティナ「そうそう」

イオルブ「ちなみにここはどこですか?」

ギラティナ「ここは《ちかつうろ》。人間たちが化石を掘ったり秘密基地を作ったりして遊んでいる場所で、普通ポケモンはいないんだ」

イオルブ「じゃあぼくが通って来た穴は……?」

ギラティナ「ああ、そこの穴。いたずらっ子が《ちかつうろ広くしようぜー!》って掘り進めてるんだよ。うーん?」ノゾキコミ

ギラティナ「今回はずいぶん先まで掘れたな。まあ《地下に棲むポケモンの住処まで奪っちゃいけない》ってそのうち大人が気付いて埋めに来ると思うよ」

イオルブ「ところでギラティナさんはここで何を?」

ギラティナ「今の時間帯だと人間もいないからさ。ちょっとイタズラを」

イオルブ「イタズラ?」

ギラティナ「《トラップ》を仕掛けてるんだよ。誰も仕掛けた覚えがないのにあるからみんな混乱して楽しいんだ。暴れたりしたら怒られるけどこれくらいならまあ大目に見てくれる」

イオルブ「はあ……」
 ▼ 655 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 02:20:54 ID:6gA.dU8c [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「君、外に行きたいの?」

イオルブ「はい……」

ギラティナ「連れてってあげてもいいけど……」

イオルブ「いいけど?」

ギラティナ「せっかくだから何か条件つけようかな」

イオルブ(せっかくだから……?)

ギラティナ「こんなところでポケモンに会うのも珍しいしいい機会だ。なんか試練っぽいの与えたほうが神様らしいし」

イオルブ(神様なのか……)

イオルブ「……で、条件というのは?」

ギラティナ「>>656
 ▼ 656 ノワール@ちからのハチマキ 20/02/20 02:25:36 ID:IDokDsKo NGネーム登録 NGID登録 報告
今日から1ヶ月間やぶれたせかいでオレと修業だ
 ▼ 657 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 02:53:27 ID:6gA.dU8c [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「今日から1ヶ月間やぶれたせかいでオレと修業だ」

イオルブ「やぶれたせかい……? いっかげつ……?」

ギラティナ「やぶれたせかいは……まあ、オレの家ってとこだな」

イオルブ「いっかげつ……」

ギラティナ「どした? なんか問題でもあるのか?」

イオルブ「……仲間を待たせているもので」

ギラティナ「何とかなるよそれ」

イオルブ「え?」

ギラティナ「1日で1ヶ月分の修行が済むようにするって言ったらどうだ?」

イオルブ「1日で1ヶ月分……? それなら大丈夫ですけど……」

ギラティナ「よーしじゃあ早速やぶれたせかいへ行くぞー!」バッ

イオルブ(な、なんだ……? ギラティナさんが黒い影に包まれて……)

 ズズズッ

イオルブ(ぼくも…… 飲まれる!?)

 ズオッ……
 ▼ 658 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 03:04:27 ID:6gA.dU8c [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜やぶれたせかい〜〜


イオルブ(視界から影が消えた…… って)

イオルブ「なんですかここ!?!?!?」

ギラティナ「ここがやぶれたせかい! オレが棲んでる場所で、お前たちが棲んでる世界の裏側にあるんだ」

イオルブ「せ、世界の裏側……」

イオルブ(なんか、とんでもない世界に来ちゃったぞ……)

イオルブ「というか、ギラティナさん。姿が……」

ギラティナ「ああ、変わってるな」

ギラティナ「これがオリジンフォルム、オレ本来の姿だよ。さっきのがアナザーフォルムで、あっちの世界にいるためのもの」

イオルブ「いる世界によって姿が変わる…… そういうポケモンもいるんですね……」

ギラティナ「ここは時間も流れないし空間も安定しない、そっちから見たら掟破りの世界だからな。それぞれに合わせた姿が生まれるのも納得だろ?」

イオルブ「ひ、ひえぇ…… ん? 時間も流れない?」

イオルブ(だから《何とかなる》んでしょうか……)

ギラティナ「ちょっと待ってて。もう1匹必要なポケモンを呼んでくる」フワーッ

イオルブ(ギラティナさん、飛んで行っちゃった……)

ギラティナ「ただいま」

イオルブ「早っ! さっき飛び立ったはずなのになんで目の前に……」

ギラティナ「ここやぶれたせかいだから、掟破りだから。それより後ろ見なよ」

イオルブ「後ろ……?」クルッ

ディアルガ「…………」ジー

イオルブ「うっひゃあっ!?」ビックゥ
 ▼ 659 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 03:45:58 ID:6gA.dU8c [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ディアルガ「……これが?」ジー

イオルブ「」

ギラティナ「そうそう。なんか見どころあると思わない?」

ディアルガ「うーむ……」ジー

イオルブ「」

ディアルガ「これ私を怖がってないか?」

ギラティナ(6.9m 650kg)「オレたちでかいしこいつ小さいしそうなんじゃない?」

ディアルガ(5.4m 683kg)「…………」ジー

イオルブ(0.4m 40.8kg)「」

ディアルガ「おい」

イオルブ「ア、ヒャイ」

ディアルガ「そろそろ慣れてくれないか。流石に傷つく」

イオルブ「スミマセン」

イオルブ(だったらガン見やめてください……)

ディアルガ「私はディアルガという」

イオルブ「ぼくは……イオルブです」

ディアルガ「……ギラティナ、このポケモンを鍛えるにあたって私に頼みたいこととは一体何だ」

ギラティナ「やぶれたせかいは時間が流れないといわれているが」

ギラティナ「実際のところはレベルアップなどの成長は確認されておりまたやぶれたせかいから表の世界の経過観察ができたりすることから時間が存在しているのは明白であるのだがその一方加齢やエネルギー消費による空腹などは一切起こらずやはり時間は経過していないのではとなるもののやぶれたせかいへ侵入した日時と脱出した日時は完全に一致してしまうためやはり時間は経過していないのだろうしかし表の世界の経過観察ができるということはそれで未来まで見えてしまうということかこの場合ここから見られる表の世界の時間はどんどんずれて行ってしまうはずだが実際はそんなことはないのでやはり時間が流れないというより空間同様歪んだ時間が流れているというべきなのだろうか実際ギラティナは最後に観測したタイミングの表の世界へ出ることができるのでこれは時間が経過しているといってよいだろう観測を行わなかった場合時間は経過しないそれ以外での時間の経過についての実験として生物Aがやぶれたせかいに侵入しそれから表の世界で10年経過したタイミングで生物Bが侵入し二者が同時にやぶれたせかいを出るとどうなるかというものがありその日時が生物Bの侵入したときのものと一致した場合生物Aにとってはやぶれたせかいの中で10年の時が経過したことになりAのものと一致した場合Bにとっては10年の時を逆方向へ経過したことになりそれぞれ別の時間へ帰還すると仮定するならやぶれたせかいの中でAとBの片腕をそれぞれ切り落とし交換して縫合した状態で脱出した場合どう」

ディアルガ「……長い、簡潔に言え」

ギラティナ「このイオルブがやぶれたせかいを出るとき表の世界で1日後になるように調整してくんない? 素だと確実性が無いと思うから万が一のことがあっちゃ困るじゃん」

ディアルガ「分かった。でもそれならその時呼べば――」

ギラティナ「あとイオルブにとっての1ヶ月間を計測しててほしいんだよね。ここ時間計れないから」

ディアルガ「……43200分タイマー?」

ギラティナ「正解」
 ▼ 660 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 15:16:51 ID:6gA.dU8c [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「てことで1ヶ月問題はディアルガが解決してくれるから安心していいよ」

イオルブ「はあ……」

イオルブ(なんかとんでもないポケモンたちに出会ってしまった気がする……)

イオルブ(まあいい機会でしょう、修行ついでに彼らの観察もしますか)

イオルブ(ちょっとワクワクしてきましたね、怖くないわけじゃないですけど)

ギラティナ「さーて何させようかな」

ディアルガ「決めていないのか……」

ギラティナ「そりゃもう行き当たりばったり」

ディアルガ(大丈夫か……?)

イオルブ(大丈夫ですかね……)

ギラティナ「あ、そうだ。最初の修行は>>661
 ▼ 661 ズマオウ@エフェクトガード 20/02/20 15:50:00 ID:UCsomWTI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バトル
 ▼ 662 クロズマ@スターのみ 20/02/20 15:50:16 ID:MeKMRk32 NGネーム登録 NGID登録 報告
シャドーボール習得の訓練
 ▼ 663 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 16:26:47 ID:6gA.dU8c [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「あ、そうだ。最初の修行はバトルとかどうだ」

イオルブ「バトル?」

ギラティナ「そう。定番だね」

ディアルガ「……で、相手は? まさかお前じゃないだろうな」

ギラティナ「え、ダメかな」

ディアルガ「流石に荷が重いと思うぞ。念のため聞いておくがイオルブのタイプは」

イオルブ「むしとエスパーです」

ディアルガ「ほら」

ギラティナ「えー」

ディアルガ「お前はゴーストタイプだろう。というかそれ以前の問題だ」

ギラティナ「うーん。バトルっていうのは変えたくないから……>>664ってのは」
 ▼ 664 ェローチェ@きのみプランター 20/02/20 16:35:05 ID:gV423iZM NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 665 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/20 20:05:54 ID:6gA.dU8c [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「うーん。バトルっていうのは変えたくないから…… シャドーボール習得の訓練ってのは」

ギラティナ「オレに向かってシャドーボール撃ってさ、ある程度ダメージ与えてみなよ」

イオルブ「シャドーボール…… ですか」

イオルブ(たしかに今のところ弱点を突くことのできないゴーストタイプへの打点になりますね……)

イオルブ「でもぼく既にわざ4つ覚えてるんですよね」

ギラティナ「どれか忘れたら?」

イオルブ「うーん……」

イオルブ(むしのさざめきは現在最高火力……)

イオルブ(ねんりきは低火力ながらも相手の動きを止めたりものを動かしたり多様な使い方ができる…… 一応わざじゃない念力もありますけど技の方が効果的……)

イオルブ(ボディプレスは貴重な物理わざ…… イオルブに進化した今は当てやすい……)

イオルブ(リフレクターは強力な物理わざを防ぐときによく使っていたし…… これは味方のサポートもできます……)

イオルブ(な、悩みますね。どれも捨てがたいです……)

イオルブ(…………)

イオルブ(決めた、>>666
 ▼ 666 ガサーナイト@しんちょうミント 20/02/20 20:17:23 ID:kxYIS9uo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボディプレス
確かタクシーが覚えてた筈
 ▼ 667 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/21 02:53:36 ID:YFhcFijg [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(決めた、ボディプレスを忘れましょう)

イオルブ(師匠に貰ったレコードで覚えたわざなので少し名残惜しいですけど…… ボディプレスはタクシーさんも使えたはずでしたからね)


1 2の…… ポカン!


ギラティナ「決まった?」

イオルブ「はい、わざスペースを1つ空けました」

ギラティナ「よーしじゃあシャドーボールの使い方を教えるぞ! まずはゴーストタイプのエネルギーの扱い方からだな!」

イオルブ「ゴーストタイプのエネルギー……」

ギラティナ「そう。まず>>668を頭に思い浮かべるんだ。そうすれば体にゴーストタイプのエネルギーが満ちてくるはず」
 ▼ 668 タッコ@フェアリーZ 20/02/21 02:54:21 ID:l5rYSalE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
死体
 ▼ 669 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/21 03:02:31 ID:YFhcFijg [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「そう。まず死体を頭に思い浮かべるんだ。そうすれば体にゴーストタイプのエネルギーが満ちてくるはず」

イオルブ「し、し、死体!?」

ギラティナ「うん」

イオルブ「死体……ですか……」

ギラティナ「うん?」

イオルブ「調理された穀物(ライス)じゃダメですか? 死んでますよ?」

ギラティナ「ダメ」

イオルブ「収穫された野菜じゃダメですか」

ギラティナ「ダメ」

イオルブ「……こやしじゃダメですか」

ギラティナ「なんでそうなるんだよ。もしかして怖いの?」

イオルブ「死体見たことないです」

ギラティナ「ああそっち」

イオルブ「自分が死体になりかけたことはありますけど」

ギラティナ「うーん参ったなあ。未経験の奴がゴーストタイプのエネルギーの扱い方覚えるにはこれが一番なんだけど」

ギラティナ「そうだ、>>670
 ▼ 670 ンドール@うしおのおこう 20/02/21 03:06:11 ID:7UfsMxAg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
本物の死体を取ってくる
 ▼ 671 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/21 03:10:32 ID:YFhcFijg [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「そうだ、本物の死体を取ってくる」

イオルブ「え」

ギラティナ「ちょっと待ってて」フワーッ


イオルブ(ほ、本物の死体……!? なんかとんでもないこと言い出したぞ……?)

ギラティナ「ただいま」

>>672「」

イオルブ「うぎゃあっ!?」ビックゥ
 ▼ 672 ローゼル@はっきんだま 20/02/21 03:14:44 ID:6a0Y1flE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カラカラのお母さん(ポケモンタワーのゆうれい)の死体
 ▼ 673 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/21 03:33:08 ID:YFhcFijg [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガラガラの白骨死体「」

イオルブ「うぎゃあっ!?」ビックゥ

ギラティナ「腐りかけのは臭いからね、白骨死体にしといた」

ガラガラの白骨死体「」

イオルブ「……なんでこれ頭蓋骨ないんです?」

ギラティナ「さあ? カントーの墓場から持ってきたんだけどこれしかなかったぞ?」

ディアルガ「罰当たり」

ギラティナ「大丈夫だってこいつもう成仏してるみたいだから」

ディアルガ「不謹慎」

ギラティナ「ほらイオルブ、これでイメージはばっちりだろ?」カタカタ

ガラガラの白骨死体「」タッタカダンス

イオルブ「はい……」

ディアルガ「躍らせるんじゃない」

 ▼ 674 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/21 03:42:02 ID:YFhcFijg [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「じゃあ早速実践だ! 意識を集中して……」

イオルブ「…………」

イオルブ「死体…… 集中……」



〜〜イオルブの精神世界〜〜


イオルブ「死体…… 集中……」

ガラガラの白骨死体「」タッタカダンス

イオルブ「死体…… 集中……」

ガラガラの白骨死体「」タッタカダンス


イオルブ「ああもう! ギラティナ師匠が変なことしたせいで脳内の死体のイメージまで踊ってて集中できないじゃないですか!!!!」

ガラガラの白骨死体「」タッタカダンス

イオルブ「ふざけてんですか!?!? やめてください!!!!」

ガラガラの白骨死体「>>675
 ▼ 675 エッサン@おいしいみず 20/02/21 03:53:31 ID:7UfsMxAg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
タチサレ…タチサレ…
 ▼ 676 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/21 11:15:51 ID:YFhcFijg [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガラガラの白骨死体「タチサレ…… タチサレ……」

イオルブ「ヒッ」


〜〜やぶれたせかい〜〜


ギラティナ「タチサレ…… タチサレ……」ミミウチ

ディアルガ「不謹慎だと言っているだろう!」スパーン!

ギラティナ「いや何も叩かなくたって」

ディアルガ「叩く。あともうあんまりひどいようだとまたアルセウスに言いつけて――」

ギラティナ「それは勘弁してください」

ディアルガ「やるからにはちゃんと修行してやれ」

ギラティナ「してるって…… って、ん……?」

イオルブ「」キゼツ

ギラティナ「こいつ浮いたまま気絶してるぞ? なんで?」

ディアルガ「お前のせいだ」

ギラティナ「えぇ……」

ディアルガ「死体を思い浮かべてるところにそんな耳打ちするからだぞ」

ギラティナ「死霊としてリアルな方が有効的なんだよ。この死体の主はもう成仏してるからオレが代わりに」

ディアルガ「とりあえず気絶してるのを何とかしよう。>>677
 ▼ 677 メモース@スーパーボール 20/02/21 11:28:29 ID:iX7oEmdU NGネーム登録 NGID登録 報告
せいなるはいを貰いにいけギラティナ
 ▼ 678 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/21 11:50:43 ID:YFhcFijg [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ディアルガ「とりあえず気絶してるのを何とかしよう。せいなるはいを貰いにいけギラティナ」

ギラティナ「せいなるはい?」

ディアルガ「ホウオウが作る灰で癒しの力がある。ほらさっさと行かないかホウオウに貰ってこい」

ギラティナ「行かないかって言ったって場所分らなきゃ行けないよ。分かれば一瞬だけど」

ディアルガ「ホウオウは今>>679にいるらしい。土下座してでも貰ってこい」
 ▼ 679 マゼンタ@ウブのみ 20/02/21 12:31:36 ID:DCvogpeQ NGネーム登録 NGID登録 報告
ポケモンタワー
 ▼ 680 ツボット@こだわりハチマキ 20/02/21 15:40:37 ID:6a0Y1flE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 681 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/21 21:12:50 ID:Xsn.N3JE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ディアルガ「ホウオウは今ポケモンタワーにいるらしい。土下座してでも貰ってこい」

ギラティナ「ポケモンタワー? カントーの?」

ディアルガ「そうだ」

ギラティナ「あれ今無くなってラジオ局になってんじゃなかった? この骨も移転した墓地から持ってきたんだよ」

ディアルガ「そうなのか? おかしいな、今日ルギアとポケモンタワーで待ち合わせると言っていたんだが……」

ギラティナ「あいつら塔好きだね」

ディアルガ「とりあえず跡地でもいいから行ってこい」

ギラティナ「はーい」ズズズ

イオルブ「」キゼツ
 ▼ 682 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/21 21:17:31 ID:Xsn.N3JE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜〜カントー地方・シオンタウン〜〜

ギラティナ(そろそろ人間も起き出してくる時間帯だけど大丈夫かな)フワフワ

ギラティナ(ディアルガのやつ、時刻まで聞いといてくれりゃ良かったのに。最悪ここでずっと待ってなきゃいけないかもだぞ……)フワフワ


ホウオウ「…………」バッサバッサ


ギラティナ「っていたし……」フワフワ

ギラティナ(にじいろポケモンホウオウ、あいつだよな?)フワフワ

ホウオウ「>>683」バッサバッサ
 ▼ 683 ノアラシ@ドリのみ 20/02/21 21:48:00 ID:4OR6dtDs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルギアー!!どこー!?
 ▼ 684 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/22 02:52:00 ID:bhY2EWxs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ホウオウ「ルギアー!! どこー!?」ショオォーッ!!

ギラティナ「バッカ君でかい声出すんじゃないよ」ズイッ

ホウオウ「!? なんだお前!?」

ギラティナ「ほらこっち来て」グイッ


〜〜カントー地方・10番道路〜〜


ギラティナ「あんな町ででかい声出して人間の目覚ましにでもなる気か!」

ホウオウ「だって待ち合わせてるルギアがずっと来なくて。てかお前は誰だ?」

ギラティナ「オレはギラティナ、ディアルガの……まあ知り合いだよ。ちょっと回復したい奴がいてさ、せいなるはいを貰いに来たんだ。くれる?」

ホウオウ「別にいいけど…… はい」スッ

ギラティナ「助かった、ありがとう。ところでルギアいつから待ってんの?」

ホウオウ「日付が変わるタイミングに集合って言ってたからそれくらいからだ」

ギラティナ「……もう夜明けなんだけど」

ホウオウ「おかしいよな?」

ギラティナ「そもそもポケモンタワーに集合ってのがおかしくない? もうラジオ局になってるし」

ホウオウ「でも《お墓がある塔》ってポケモンタワーしかないよな? そこに集まろうってルギアが言ってたんだ」

ギラティナ「あるよ」

ホウオウ「えっ」

ギラティナ「シンオウにロストタワーって場所が。イッシュにも似たような塔があるって言うし」

ホウオウ「……じゃあそっち?」

ギラティナ「ルギアがここに来ないってことはそうなんじゃないの。距離的にはロストタワーの方じゃないかな」

ホウオウ「ちょっとシンオウ行ってくる…… ああ大遅刻だすまんルギア……」バサバサ

ギラティナ「行ってらっしゃい」


ギラティナ「オレもやぶれたせかいに帰るかな」ズズズ
 ▼ 685 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/22 12:32:30 ID:bhY2EWxs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜やぶれたせかい〜〜


ギラティナ「ただいまー」

イオルブ「お帰りなさい」

ディアルガ「すまん、よく考えたらびっくりして気絶しただけだからせいなるはい必要なかった」

ギラティナ「」ズコー

イオルブ「この通りぼくは大丈夫です。ご心配おかけしました」

ギラティナ「お、お前ら…… せっかく貰って来たのに……」

ギラティナ「まあいいや、せっかくだからこれ貰っておいてよ。せいなるはい」スッ


イオルブは せいなるはいを 手に入れた!


イオルブ「あ、ありがとうございます」

イオルブ(せいなるはい…… シンボラー師匠が使ったのと同じやつですか)

ギラティナ「で、まあ気絶するほどリアルにビビったってことはその時の感覚思い出せばゴーストタイプのエネルギーの生成いけるんじゃないかな」

イオルブ「うーん…… あ、なんかぞわぞわしてきました」ゾゾゾ

ギラティナ「お、いい感じじゃないか。感覚掴めばそのうちそういうイメージ無しでもできるようになると思うよ」

ギラティナ「次はわざによって違うんだけどシャドーボールの場合は…… そのエネルギーを凝縮させて影の塊を作るんだ。これは>>686の感覚に近いからそれを意識するといい」
 ▼ 686 ースター@ペアチケット 20/02/22 12:50:04 ID:kmFcav.Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
便秘の時にクッソ固い便を力んで必死にひねり出す時
 ▼ 687 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/22 13:53:36 ID:bhY2EWxs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「次はわざによって違うんだけどシャドーボールの場合は…… そのエネルギーを凝縮させて影の塊を作るんだ。これは便秘の時にクッソ固い便を力んで必死にひねり出す時の感覚に近いからそれを意識するといい」

イオルブ「はい? すみませんもう一度お願いします」

ギラティナ「便秘の時にクッソ固い便を力んで必死にひねり出す時の感覚に近い」

イオルブ「…………」

ギラティナ「便秘の時にクッソ固い便を」

イオルブ「わかりましたよ!!!! それイメージすればいいんですね!?」

ギラティナ「うん。便だけに」

イオルブ「……ぼくあっちで練習してますね」フワフワ


ディアルガ「もっといい例えないのか」

ギラティナ「未経験の奴に教えるにはこれしかないんだよこれしか。同じギラティナ相手だったらこんなことしなくていいんだけど」

ディアルガ「同じギラティナって…… ああ、なんかアルセウスがたまに増やしてるな。管理が追い付かないからってレベル1のを……」

ギラティナ「お前同族に会ったことないの? パルキアとかたまにパルキアだけでパーティしてるぞ」

ディアルガ「何をしているんだあいつは」


――5分後――


イオルブ「うーん……」

イオルブ(む、むずかしい……)

イオルブ(実際に力むと何とは言いませんが出ちゃいそうですからね…… あくまで感覚……)

イオルブ(…………)ズオズオ

イオルブ「って、なんか影みたいなのが手から出てきた!?」ズオズオズオズオ

イオルブ「こ、これを固めて……」グググ

イオルブ「発射ぁーーーーー!」バシュッ

 ズォーーーッ!

 シュボンッ
ギラティナ「なんか当たった」



 ▼ 688 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/22 20:08:49 ID:LKxoTp0s NGネーム登録 NGID登録 報告
イオルブ「す、すみません! 影の塊ができたんで思わず発射したら当たっちゃいました!」ビューンカケツケ

ギラティナ「おおできたじゃんシャドーボール。ダメージまるで無いけど」

イオルブ「これでいいんですか? シャドーボールって」

ギラティナ「うん、形にはなってるよ。後は……ダメージを与えられるようになるまで強化するのと、さっき教えたイメージ無しでできるようになるまで慣れることだね。それが完全なシャドーボールだ。ということで……」

イオルブ「ということで?」

ギラティナ「今からオレとバトルするぞ!」

イオルブ「え」

ギラティナ「《え》じゃないよ最初に言っただろ? 大丈夫だってこっちは不動で手加減した《はどうだん》撃つだけだから。お前はシャドーボールだけで戦う。これを毎日やる」

イオルブ「はどうだん…… かくとうタイプか。それならなんとか大丈夫そうですね」

ギラティナ「よっしゃじゃあ始めるぞ! さあ来い!」

イオルブ「はい!」

イオルブ(えーと死体死体タチサレ……)


シャドーボール習得にかかる日数(上限30)>>689
 ▼ 689 ンボラー@デンリュウナイト 20/02/22 20:09:56 ID:pJR2nHKM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1週間
 ▼ 690 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/23 03:23:00 ID:7i1M8/MI [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――イオルブ基準で1週間後――


イオルブ「シャドーボールッ!!」ズォー!

ギラティナ「よし!」シュボンッ

ギラティナ「15回中15回ともしっかりダメージあったし、はどうだんでダメージ受けた状態でも問題なかったし……」キノミモグモグ

ギラティナ「もうシャドーボールはしっかり習得できたみたいだな!」

イオルブ「ふう、ありがとうございます。これでぼく単体でもゴーストタイプのポケモンにも対抗できますね……」

イオルブ「それにしても、わざマシンやわざレコードを使わないわざ習得って大変なんですね……」

ギラティナ「わざを教えるのが得意な人間とか同種のポケモン同士ならすぐらしいんだけどね」

イオルブ「人間が……?」

ギラティナ「ああうん。あいつら結構すごいんだよ。《りゅうせいぐん》ってわざあるでしょ、あれも人間たちが伝えてきたものらしいし」

イオルブ(興味深い話ですね…… あんな強力なわざどうやって開発したんだか……)


ギラティナ「で、ディアルガ。いま修行始めてからどれくらい経ってる?」

ディアルガ「7日だ」

ギラティナ「7日かあ、あと23日余ってるな。次は何させようかな……」

ギラティナ「そうだ、次は>>691してもらおう」
 ▼ 691 オノラゴン@ヒメリのみ 20/02/23 03:43:25 ID:bPuQv5SY NGネーム登録 NGID登録 報告
素早さを鍛える修行
 ▼ 692 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/23 14:41:33 ID:5fYkY1J2 NGネーム登録 NGID登録 報告
ギラティナ「そうだ、次はすばやさを鍛える修行をしてもらおう」

イオルブ「すばやさ……?」

ギラティナ「うん。お前まだ伸びる気がするんだよね、おくびょうそうだし」

イオルブ「…………」

イオルブ「……で、すばやさを鍛えるためにはどうしたらいいんです?」

ギラティナ「そうだなあ。ディアルガ、なんかいい案ある?」

ディアルガ「……私か?」

ギラティナ「うん。オレはよく分からんから」

イオルブ(えぇ……)

ディアルガ(なんという行き当たりばったり……)

ギラティナ「ディアルガお前今《行き当たりばったりだなこいつ》とか思ってるだろ。それは先に言っといたからな」

ディアルガ「先に言っておいたからなんだというのだ」

ギラティナ「で、いい案ある?」

ディアルガ「…………」

ディアルガ「>>693
 ▼ 693 ンタイン@ねっこのカセキ 20/02/23 15:02:41 ID:.CFYymjI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パワーアンクルを持って素早さの努力値稼ぎ
 ▼ 694 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/23 21:23:38 ID:7i1M8/MI [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ディアルガ「パワーアンクルを持ってすばやさのきそポイント稼ぎをするのはどうだ」

イオルブ「きそポイントですか…… 確かにまだ振り切れてない可能性はありますね」

ギラティナ「で、具体的にそのパワーアンクル持ってなにすんの」

ディアルガ「ポケジョブだ」

イオルブ「でもあれトレーナーのポケモンじゃないと参加できないんじゃ……」

ディアルガ「ただのポケジョブじゃない。アルセウスのポケジョブだ」

ギラティナ「はあ、アルセウスの!?」

ディアルガ「ゼミを見ていたら自分もやってみたくなったらしく……」

ディアルガ「人間の依頼にアルセウスゼミの依頼を混入させようとしたら、尋常じゃない何かを感じ取ったロトミにブロックされ、以後システムにアクセスできなくなったらしい」

イオルブ「アルセウスゼミ……」

ディアルガ「それからは自分で作った問題を自分で解く日々が続いているらしい……」

ディアルガ「ちょうどいいときにこのことを思い出せた。機嫌を取るためにも参加者を連れていきたい」

ギラティナ「流石に虚しすぎないか創造神」

ディアルガ「アルセウスのゼミだ。すばやさぐらいは上げられるだろう」

イオルブ(そ、創造神……!?)

ディアルガ「ということでアルセウスの空間へ移動するぞ」

ギラティナ「あーはいはい連れてけばいいんだね」ズズズ

イオルブ(い、いやまさか。物を作るのが得意って程度ですよね…… きっと)
 ▼ 695 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/23 21:33:04 ID:7i1M8/MI [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アルセウスの空間〜〜


アルセウス「…………」


ギラティナ「お邪魔しまーす……」ズズズ

アルセウス「……ギラティナか。こんなところへ何の用だ」

ギラティナ「い、いや…… 用事があるのはオレ自身というかですね…… 元の場所がやぶれたせかいだったからオレが連れてきたというか…… ははは……」

ギラティナ(機嫌損ねたらまたお仕置き食らうかもしれないからな…… あー怖い)

ディアルガ「アルセウス……」

アルセウス「私に用があるのはディアルガ、お前の方か」

ディアルガ「例のゼミなのですが……」


アルセウス「ゼミ……」


ディアルガ「…………」


アルセウス「ゼミ……」トオイメ


ディアルガ「受講者を連れて来ました」

アルセウス「!?!?!?!?」ドドギュウウーン!!

ディアルガ「この者です」

イオルブ「ど、どうも……」

アルセウス「>>696
 ▼ 696 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/23 22:31:19 ID:7i1M8/MI [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 697 チャブル@フォーカスレンズ 20/02/23 22:33:18 ID:cXAYbr/k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
う、嬉しすぎる... ふ、ふつつか者ですが...私と付き合ってください!!(あまりに受講者が来なさすぎて錯乱中)
 ▼ 698 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/23 22:47:24 ID:7i1M8/MI [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アルセウス「う、嬉しすぎる…… ふ、ふつつか者ですが……私と付き合ってください!!」

イオルブ「え? は? え?」

ギラティナ「あまりに受講者が来なさすぎて錯乱してるんじゃないか?」

ディアルガ「……これはどうすればいいんだ?」

イオルブ「あの…… ぼくまだそういう年齢でh」

アルセウス「そんなこと言わずに」ギュー

イオルブ「」

ギラティナ「アルセウス!? 潰れる! 潰れますって!」

アルセウス「す、すまん!」パッ

イオルブ「うぅ……」フラフラ

ギラティナ「一旦落ち着きましょうよ! 創造神は変態って噂バラまかれてもいいんですか!?」

アルセウス「それはこまる」オチツキ

イオルブ(落ち着くのはっや)


イオルブ「えーと…… ぼくはイオルブです。貴方のゼミですばやさのきそポイントを稼ぎたいんですが……」

アルセウス「すばやさ? いいぞ、もちろん私のゼミで上げられる」

ディアルガ「忘れないうちにパワーアンクルを渡しておこう。お前ピッタリのサイズに変化するはずだ」スッ

イオルブ「ありがとうございます。早速足に着けて…… っておっも! すばやさ半分になるわけですね」

ディアルガ「アルセウス、ここの時間をこれこれこうという風に調整をお願いできますか」

アルセウス「分かった。その調整をしたうえでやろう」

アルセウス「では早速、アルセウスゼミ記念すべき第1回目の講習を始める!」

イオルブ「お願いします!」
 ▼ 699 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/23 22:51:45 ID:7i1M8/MI [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――講習終了後――


アルセウス「よし! これで講習はすべて終わりだ!」

イオルブ「ざ、座学なのにヘトヘトです…… なんか記憶もないし……」

アルセウス「少し難解過ぎたか…… でもきそポイントはしっかりたまっているはずだ」

イオルブ「あ、ありがとうございます……」


ギラティナ「け、結構な日数拘束されてた気がするけど…… ディアルガ、この講習何日間続いたんだ?」

ディアルガ「>>700(上限23)日だ。」
 ▼ 700 ーブシン@オレンジメール 20/02/23 23:09:06 ID:YrvU7eIQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
20
 ▼ 701 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/23 23:15:38 ID:7i1M8/MI [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ディアルガ「20日だ」

ギラティナ「は、20日ぁ!? ず、随分と続いてたんだな…… とんだブラックゼミナールだよ……」

アルセウス「何か言ったか?」

ギラティナ「い、いえ何も!!!!」

ギラティナ「じゃ、オレたち帰るんで…… し、失礼しましたー!」ズズズ

アルセウス「また受講希望者が見つかったらぜひ連れてきてほしい」

ディアルガ(そうそういないと思うが……)ズズズ
 ▼ 702 バニー@くろいヘドロ 20/02/23 23:26:08 ID:7i1M8/MI [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜やぶれたせかい〜〜


イオルブ「はあ…… 疲れました……」

ギラティナ「そりゃ20日ぶっ続けで講習受けりゃなあ。いくらアルセウスが都合よくできる世界とはいえ……」

ディアルガ「少し休憩をとったほうがいいだろう。今からお前のいるところだけ1秒を24時間に引き伸ばしてやるから、その24時間で休憩するといい」

イオルブ「はい…… ありがとうございます……」

ギラティナ「あと3日か…… この3日全部使って最後に何させようかな」

イオルブ「」zzz

ギラティナ「……アルセウスが時間使い過ぎたなあ。まあ短すぎても今度はこっちがネタ切れになりそうだけど」

イオルブ「ふああー」

ギラティナ「よし、休憩も終わったか。最後の修行は>>703だぞ!」
 ▼ 703 ーランド@きのみ 20/02/24 00:03:45 ID:EKYIGxIs NGネーム登録 NGID登録 報告
パルキアとバトル
 ▼ 704 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/24 00:19:10 ID:1k1Y/7qM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「よし、休憩も終わったか。最後の修行はパルキアとバトルだぞ!」

イオルブ「パルキアって空間の神じゃ……」

ギラティナ「そうだよ。ちょっと呼んでくる」フワフワ

ギラティナ「ただいま」

イオルブ(相変わらず早い)

パルキア「ようイオルブ。ギラティナからすでに話は聞いたぜ」

イオルブ「初めましてパルキアさん。……なんか実力差すごそうなんですけど」

パルキア「大丈夫だよ、戦うのは俺じゃない。俺の弟たち……でいいのかな、アルセウスが後から生み出したパルキアたちだ。俺よりレベルは低い」

パルキア「加えて、それぞれ1つのわざだけで戦うように言ってある。これならちょうどいいだろう」

ギラティナ「1日1回で3人抜きしてもらうぞー」

パルキア「ということでお前らこっち来い!」

僕パルキア「僕はパルキア。>>705だけで戦うよ」

私パルキア「私もパルキアです。私は>>706のわざを使わせていただきます」

儂パルキア「儂ももちろんパルキアじゃっ! >>707を使うぞ!」
 ▼ 705 ードラ@メンタルハーブ 20/02/24 00:22:19 ID:6fX2u3Kk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
きりさく
 ▼ 706 ンボラー@きりのはこ 20/02/24 00:23:29 ID:hZ7w87L2 NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ほえる
 ▼ 707 アルヒー@ボーマンダナイト 20/02/24 00:24:57 ID:9lbU3lFA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ねむる
 ▼ 708 グザグマ@まんぷくおこう 20/02/24 00:27:13 ID:OZt6og3k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やる気なくて草
 ▼ 709 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/24 00:36:53 ID:1k1Y/7qM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕パルキア「僕はパルキア。きりさくだけで戦うよ」

私パルキア「私もパルキアです。私はほえるのわざを使わせていただきます」

儂パルキア「儂ももちろんパルキアじゃっ! ねむるを使うぞ!」

イオルブ「あのツッコミいいですか?」

私パルキア「どうぞ」

イオルブ「ほえるとかねむるだけでどう戦うって言うんですか!?」

ディアルガ「私も同感だ」

パルキア「てことでディアルガ、1つ頼みがある」

ディアルガ「頼み?」

パルキア「2戦目のときイオルブ側にステルスロック撒いてくれないか?」

ディアルガ「別に良いが…… む、そうか!」

イオルブ「ほえるで飛ばされて元の場所に戻るたびにダメージを受ける……ということですね」

パルキア「そういうことだ! あと3戦目はかえんだまを持った状態でやってもらうぜ」

イオルブ「3戦目は実質的なターン制限……」

パルキア「まあ1戦目はきりさくだから普通のバトルだな」

パルキア「さて、3つの勝負でお前がどう出るか…… 見させてもらうぜ!」

ギラティナ「師匠っぽい立ち位置奪うのやめてくんないかな」
 ▼ 710 ゲチック@むらさきはなびら 20/02/25 00:03:44 ID:LkkkrWX. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 711 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/25 04:09:35 ID:PeSwVvME [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パルキア「第1試合やるぞー!」

ギラティナ「オレに仕切らせて」

僕パルキア「じゃあよろしく頼むよ」

イオルブ「こちらこそよろしくお願いします」

パルキア「んじゃ第1試あ」

ギラティナ「第1試合はじめーーーっ!」

ディアルガ「…………」


イオルブ(1匹目…… このパルキアさんはたしか《きりさく》だけを使う…… それなら)

僕パルキア「こっちから行かせてもらうよ! きりさく!」ザシュッ

イオルブ「リフレクター!」ピキーン!

 ガスッ!


…………


ギラティナ「リフレクターか。まあ物理わざには有効だよね」

パルキア「へえあんなことできるのかアイツ」

ディアルガ「エスパータイプらしい戦い方だと思うぞ」

パルキア「へえエスパータイプなのかアイツ」


…………


イオルブ(よし、ダメージは抑えた! あとはこちらが先に体力を削り切るだけ……!)

イオルブ「むしのさざめき!」ワシャシャシャシャ

僕パルキア「うおっと! いたた……」

イオルブ(ん? この感じは……)

僕パルキア「何ボーっとしてるんだい!」ザシュッ

イオルブ「うわっ!」ザスッ

イオルブ(さっきから攻撃を避けずに受けてますが…… この分なら押し勝てそうかも)

イオルブ「もう1度むしのさざめきです!」ワシャシャシャシャ

 ▼ 712 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/25 04:34:32 ID:PeSwVvME [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「あいつ避けるそぶりを全く見せないけど……」

パルキア「リフレクターで充分って判断だろ」

ディアルガ「きりさくは当てるとき相手に接近する必要があるからな。その状態ならむしのさざめきも最大限ヒットさせられる」

ギラティナ「でも……」


ギラティナ「油断してると痛い目見るかもしれないね」


…………


僕パルキア「きりさく!」ザシュッ

イオルブ「受け止めます!」ザスッ

イオルブ(このまま真正面からの打ち合いなら……!)

イオルブ「むしのさざめき!」ワシャシャシャシャ

僕パルキア「避けるよ!」サッ

イオルブ「!」

僕パルキア「いつまでも真正面からワンパターンな戦い方をしてくれるなんて」スッ

イオルブ(う、後ろに! でもリフレクターはまだあります、もし1撃余分に貰ったとしても……)


僕パルキア「誰が保証したんだい?」バッ

僕パルキア「きりさく!!!」ザシュッッ!!!


きゅうしょに あたった!


イオルブ「ッ!?」

イオルブ(と、頭部の裏側……! ぼくの急所を……!)

イオルブ「う、後ろにむしのさざめきです!」ワシャシャシャシャ

イオルブ(そういえば……《きりさく》は急所に当てやすいわざ)

イオルブ(油断してました。このわざなら狙いをつけることができればほぼ確実に……)

イオルブ(にしたって痛すぎませんか……? 想定の2倍は痛いですよ……?)
 ▼ 713 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/25 04:58:38 ID:PeSwVvME [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(普通に接近戦をしたら回避され隙をさらすことになる……)

僕パルキア「一応言っておくけど」フワフワ

イオルブ(って上に!? さっきのさざめきは、避けられたみたいですね……)

イオルブ(で、かなり上から目線で……物理的な意味ですね、何か言おうとしてますが……)

イオルブ(こうなったら……)

僕パルキア「急所に当てることができればリフレクターやひかりのかべの効果m」

イオルブ「隙ありです! シャドーボール! シャドボ! シャボ!」ズォズォズォー!

僕パルキア「え、ちょっと! 他人が話してるときに!?」ヒョイヒョイヒョイ

イオルブ「まだ終わりません! ねんりき!」ピロロ

僕パルキア「ねんりき? 一体どこに使って――」

イオルブ「後ろですよ!」

僕パルキア「後ろ……?」クルッ

 ズォズォズォー!

僕パルキア「さっきのシャドーボール!?」

イオルブ「前です!」ズイッ

僕パルキア「前……? うわイオルブ近――」クルッ

イオルブ「むしのさざめき!」ワシャシャシャシャッ

僕パルキア「うわあっ!」ダウン

イオルブ(気を取られてるうちに接近して至近距離からのむしのさざめき…… 上手くいきました!)

イオルブ(あのシャドーボールはただのこけおどし。ヘラクロス師匠のおかげであの手のわざはある程度連射できるといえど、あの距離を飛んだらもう威力はかなり減衰してます)

イオルブ(そして…… 最初にさざめきをした時のあの感覚。恐らくパルキアさん達の特性は《プレッシャー》……)

イオルブ(恐らくさざめきは使えてあと2回ほどでした。遠距離からの2回で倒せるかどうかは不安でしたからね……)

ギラティナ「勝負あり! なんかせこかったけど!」

イオルブ「頭脳戦です!!!!」
 ▼ 714 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/27 20:30:53 ID:.T0wIHJE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「きりさくのパルキアさん、ありがとうございました」

僕パルキア「いたた…… 僕も油断しちゃったか」オキアガリ

パルキア「お前も俺から見りゃまだまだだしな」

僕パルキア「そりゃオリジナルと比べられちゃね……」

私パルキア「どうせ《小さめの一般ポケモンだしきりさくでも勝てるだろう》とおごったのでしょう?」

儂パルキア「じゃな」

僕パルキア「ほえるとかねむるとか選んだ君たちに言われたくないかな」

私パルキア「様々な状況に対応してこその強者でしょう?」
 ▼ 715 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/28 13:23:33 ID:RipI2sy. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕パルキア「まあとにかく……」

僕パルキア「急所への攻撃はリフレクターやひかりのかべも意味をなさないから気を付けるんだよ。きりさくの時点で警戒しておくべきだったね。負けた僕が言うのもなんだけど」

イオルブ「はい…… 気をつけます……」←知らなかった

僕パルキア「きあいだめや道具のピントレンズ、特性のきょううんなんかを活用して確実に急所にわざを当てる戦法を使うポケモンだっているからね」

イオルブ「ひええ……」

イオルブ(確実に急所に当てる方法自体は知ってましたけど…… リフレクターが効かないのは厄介ですね……)

僕パルキア「あとシャボって訳し方はどうかと思う」

イオルブ「微妙ですかね?」

僕パルキア「なんか弱そう」

儂パルキア「そこはどうでもいいと思うぞ」

僕パルキア「あ、そうだ。僕に勝った記念に>>716をあげるよ。ほら」
 ▼ 716 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/28 13:24:18 ID:RipI2sy. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>715
訂正

訳し方→略し方

安価下
 ▼ 717 マージョ@ガブリアスナイト 20/02/28 13:41:38 ID:Rtsgc.Ps NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ひかりのねんど
 ▼ 718 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/02/29 01:51:06 ID:rbI.xwn6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕パルキア「あ、そうだ。僕に勝った記念にひかりのねんどをあげるよ。ほら」スッ


イオルブは ひかりのねんどを 手に入れた!


イオルブ「ありがとうございます。リフレクターやひかりのかべが長く残るようにしてくれる道具ですね」

僕パルキア「そう。さっき言ったように急所には意味ないけどね」

私パルキア「そして私たちとの勝負にも関係ないですね。己の実力のみで挑むことになります」

儂パルキア「儂のときはかえんだまと取り換えてもらうしな」

イオルブ「……地上に戻れたら活用しましょう」

ギラティナ「そろそろ休めよー。明日また試合あるんだから」

イオルブ「あ、はい。じゃあおやすみなさい……」スヤァ

ギラティナ「寝るの早」
 ▼ 719 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/03 13:51:51 ID:O1t2ZCAQ [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――イオルブ基準で翌日――

ギラティナ「第2試合の時間だぞー」

イオルブ「今日もこの辺りでのバトルですね」

イオルブ(陸地が浮いていたり重力が無茶苦茶だったり相変わらず変な場所ですね……)

私パルキア「……イオルブさん。バトルフィールドは下…… いや、貴方から見て上ですよ」

イオルブ「あ、すみません」ヒョイ

ギラティナ「ややこしいから邪魔な大陸どかしておくか。ほいっと」

 ゴゴゴゴゴゴ……


パルキア「ディアルガ、ステルスロックを頼む」

ディアルガ「分かった。ステルスロック!」シュピンッ


イオルブの 周りに
とがった岩が ただよい始めた!


ディアルガ「もしイオルブが離れすぎてステルスロックが敵を検知しなくなり、消滅したら…… イオルブが戻ってくる前にまた私が撒き直そう」


私パルキア「これで準備は完了ですね?」

ディアルガ「うむ」

私パルキア「では始めましょう」

イオルブ「よろしくお願いします」
 ▼ 720 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/03 14:12:10 ID:O1t2ZCAQ [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(ほえるはソーラービームほどではありませんが、発動に時間のかかるわざ……)

イオルブ(その代わり、回避するのは基本的に不可能と言われていますね。今のうちにこちらがどう行動するか考えておきましょうか)

イオルブ(ぼくはむしタイプ…… なのでステルスロックのダメージも通常の2倍。あまり時間はなさそうです)

イオルブ(わざは…… リフレクターは意味がないですね)

イオルブ(むしのさざめきは最高火力……)

イオルブ(シャドーボールはさざめきよりも相手の特殊耐久を下げやすい……)

イオルブ(ねんりきは威力こそ低いですが相手の混乱を狙える……)

イオルブ(さて、どうするべきか)


>>721
 ▼ 721 レフワン@こうてつプレート 20/03/03 14:26:30 ID:BJDIjdXg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
牽制も兼ねてシャドーボールで特防ダウン狙い(追加効果で一番確率が高いので)
 ▼ 722 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/03 16:48:28 ID:O1t2ZCAQ [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(よし、ここは牽制と追加効果狙いで……)

イオルブ「シャドーボール! シャドーボール! シャドーボール!」

 ズオズオズオーッ!


私パルキア「3連シャドーボールですか」シュボンッ

私パルキア「それなら昨日も見ましたし別に驚きませんね」シュボンッ

イオルブ(怯んでくれれば…… と思いましたが難しいですか。元々そういうわざではないですし……)

私パルキア「っと……」シュボンッ


パルキアの とくぼうが さがった!


私パルキア「……ついてないですね」

イオルブ(あの感じ…… 追加効果はうまく発動したみたいです)


私パルキア「では私も行きますよ。ほえる!」ガギャギャァッ!!!

イオルブ「うわあっ!」


 ビューーーーーン!


ギラティナ「めっちゃ飛んでった」
 ▼ 723 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/03 20:22:56 ID:O1t2ZCAQ [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜やぶれたせかい・とある大陸の端〜〜


イオルブ(ふう、随分離れてしまいましたね……)

イオルブ(受けてみて分かりましたが…… ほえるって、吹き飛ばすというより相手の逃走の本能を無理やり引き出すわざなんですね。一瞬ですが体の自由が利かなくなりました)

ギラティナ「おーい」ヌッ

イオルブ「うわっ!」

ギラティナ「早く戻らないと戦意喪失で負けになるよー?」

イオルブ「そういう負けは嫌ですね。さっさと戻ります」ビューン


イオルブ(さて、問題はここからですか……)


〜〜やぶれたせかい・とある大陸の中心〜〜


イオルブ「よし、戻って来――」

 ガガガッ!


イオルブに とがった岩が 食いこんだ!


イオルブ「いだだだだだだだだダッッッ!?!?」

私パルキア「やっぱり見た目通りいわタイプは弱点のようですね」

イオルブ(ステルスロック…… 初めて受けましたけどかなり痛い……)

イオルブ「昨日のパルキアさんの《きりさく》より痛くないです? これ」

僕パルキア「ひどいことを言うな」

儂パルキア「ステロは耐久力を無視したダメージを与えるんだから仕方ないじゃろ」

イオルブ(とりあえず、これに体力をすべて削られる前になんとかしないと……!)


今の私パルキアの体力がどれくらい残っているか>>724
 ▼ 724 ガカメックス@ミストシード 20/03/03 20:30:31 ID:NvlMzqoU NGネーム登録 NGID登録 報告
4分の1
 ▼ 725 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/03 20:58:30 ID:O1t2ZCAQ [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私パルキア「…………」

私パルキア(イオルブさんはステルスロックのダメージに焦っているようですが……)

私パルキア(正直、私の方がやばいです! やばすぎます!)

私パルキア(あと1発でもあのシャドーボールを……、いえとくぼうが下がっているのでそれ以外のわざでも受ければKOなのです!)


僕パルキア「そういえばさあ、あのパルキアって……」ヒソヒソ

儂パルキア「儂ら3匹の中では1番レベルが……」ヒソヒソ


私パルキア(聞こえていますよ……!)イライラ

私パルキア(私はパルキア。伝説のポケモンのパルキアです…… それがそこらの一般ポケモンに負けるなど……!)

私パルキア(あ っ て い い は ず が な い の で す ! !)

私パルキア(もうこうなれば手段は選びません、しかし《ほえる》以外のわざを使えば私の負け……)

私パルキア(それなら……>>726
 ▼ 726 オキシス@よつばアメざいく 20/03/03 21:07:51 ID:9gnwbP.M NGネーム登録 NGID登録 報告
たいこのかせきを投げる
 ▼ 727 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/03 21:35:21 ID:O1t2ZCAQ [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私パルキア(それなら…… そうだ! いいものがありました!)

私パルキア(まずはこの不安定な空間を安定させて……)

 ヴ……

ギラティナ「ただいまー…… って何やってんのお前!?」

パルキア「そうか、あいつはレベルが低いわりに空間制御が得意だったから……」

ディアルガ「そうかではない。勝手にやぶれたせかいの空間を安定させたりしたらどうなるか……」

イオルブ(な…… なんかやばいんです!?)

ギラティナ「そうだよ!!! 不安定が安定なんだよここは!!! 安定させたらバランスが――」

私パルキア「心配ご無用ッ! すぐに終わりますとも! それに《わざ》は使っておりません……! 口出しも無用です!」ヴ……

ギラティナ「いやこの世界俺の管轄だから口出しさせて!?」

イオルブ「な、なんか感覚がおかし……」フラッ

ギラティナ「ほらイオルブが空間酔い起こしてるじゃないか!! 体がこっちに慣れてきてるのに急に安定させるから!!!」

私パルキア「お黙りなさい!!!!!」ヴヴ……

ギラティナ「」

パルキア「ま、まあすぐ終わるらしいし……」


イオルブ(この《空間酔い》ってやつがほえるのパルキアさんの狙い……?)フラフラ

私パルキア(あの世界のあの場所と空間を隣接させ……)キン……

イオルブ(とりあえず、むしのさざめきでダメージを与えなきゃ……)フラフラ

私パルキア(穴を開け手を突っ込んで……掴んだ!)ガシッ

私パルキア(この触り心地、間違いない!)

ギラティナ「何穴開けちゃってんの!?!?!?」

イオルブ「む、むしのさざめ――」フラフラ

私パルキア「ドッセイヤッコラショオオオオオオオーーーーーーッッッ!!!!」ブンッ


パルキアは たいこのかせきを なげた!


イオルブ「!?」


 ゴッ


イオルブに 100ダメージ!
イオルブは たおれた!
 ▼ 728 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/03 21:48:04 ID:O1t2ZCAQ [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「」ヒンシ


パルキア「……」

ギラティナ「……」

ディアルガ「……」


私パルキア「空間は元に戻しました。宣言通り、わざは《ほえる》だけで勝たせてもらいましたよ」

ディアルガ「これは…… いいのか?」

パルキア「なんかよくない気もする」

ギラティナ「いろいろとアウトだよ……」

僕パルキア「でもたしかに《ほえる》しかわざは使ってなかったし…… わざ以外を使うなってなったら回避もできないよ」

ディアルガ「確かにそうなのだ…… わざ以外の要素を廃するとなるとプレッシャーがある時点でどうなのかという問題も出てくる」

パルキア「これがパルキア側の勝ちって言うのはなんっか違う気がするけどなあ」

ギラティナ「あらゆる面でアウトだよ!!!!」

ディアルガ「多数決で決めるか…… あ、当然さっき戦ったパルキアは抜きだ」

僕パルキア「それがいいかも……」


●多数決途中経過●

私パルキアの勝ち(2票)
・ディアルガ
・僕パルキア

私パルキアの反則負け(2票)
・パルキア(オリジナル)
・ギラティナ


僕パルキア「……で、さっきから黙ってるけど君はどう思うんだい?」

パルキア「お前の意見で勝敗が決まるんだ。どっちだと思う?」

儂パルキア「>>729
 ▼ 729 シレーヌ@ダートじてんしゃ 20/03/03 21:52:28 ID:LOvoynBg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
早く戦わせてくれ
 ▼ 730 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/03 22:09:01 ID:O1t2ZCAQ [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
儂パルキア「そんなことより早く戦わせてほしいんじゃが」

僕パルキア「えぇ…… そんなことよりって……」

ギラティナ「じゃあ投票棄権なの?」

パルキア「そうなるな」

僕パルキア「同率票のまま……?」

ギラティナ「というか師匠でここの主のオレと試合の制限立案したパルキアがアウトって言ってるから普通にアウトじゃないか」

ディアルガ「それもそうか」

私パルキア「え……」

パルキア「大体安易に異世界の物を持ち出すんじゃないぜ…… どうしてそんなことを……」

私パルキア「あ、あと1発でも食らったら倒れてしまいそうで…… もし負けたら伝説のポケモンとしてのプライドが……」

パルキア「じゃあ見栄張って《ほえる》なんて選ぶなよ……」

私パルキア「変化わざだけで勝ったらかっこいいかと……」

パルキア「結局物ぶん投げてるじゃないか」

ギラティナ「とりあえずここの管轄者としてキレていい? なんか罰与えていい?」

パルキア「そうだな、お前も根性叩き直してもらういい機会かもしれないぜ?」

ディアルガ「それなら……」

ギラティナ「それなら?」

ディアルガ「例のゼミ」

ギラティナ「あの超絶ブラックゼミナールか!!! ちょうどいいじゃないか!!!!」

パルキア「あああれか! あれなら絶対反省促せるしコンプレックスだった低レベルも何とか出来そうだな!」

私パルキア「あれとは……?」


儂パルキア「儂の試合は」

僕パルキア「明日の予定だしイオルブが戦える状態じゃないよ」

イオルブ「」ヒンシ
 ▼ 731 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/03 22:14:33 ID:7Vacmh6s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「じゃあ抵抗してここで変なことしないうちにこいつ連れて行くよ」

私パルキア「えっ」

ギラティナ「オレがいない間イオルブをみておいてくれ!」ズッ……

私パルキア「な、なんですかこの影h」ズズズ……



ディアルガ「行ってしまったか。相当頭に来ていたらしいな」

パルキア「で、このイオルブどうする?」

イオルブ「」ヒンシ

ディアルガ「そうだな……>>732
 ▼ 732 ガミュウツーX@きんのたま 20/03/04 00:07:05 ID:GQBMwfR2 NGネーム登録 NGID登録 報告
グレン島に放置しよう
 ▼ 733 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/04 01:34:26 ID:q9RkhMXo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ディアルガ「そうだな…… グレン島に放置しよう」

パルキア「は?」

ディアルガ「思い出したのだ、この世界の危険性を」

ディアルガ「ギラティナが言っていただろう。《体がこっちに慣れてきてる》と」

パルキア「言ってたけど」

ディアルガ「……イオルブはこの世界になじみ過ぎた。これ以上ここにいたらどうなるかわからない」

ディアルガ「最悪、やぶれたせかいに取り込まれてしまうかもしれない。元々ギラティナのきまぐれでここで修行をすることになったのだ。あいつがいないうちに……」

パルキア「取り込まれてしまうって、根拠はなんだよ?」

ディアルガ「……以前、私たちを操ろうとした人間」

パルキア「ああなんかいたな。世界崩壊の寸前まで行っちゃったあれをやらかしたバカヤローが」

ディアルガ「やぶれたせかいに居残ってその後行方が分からないらしい。ギラティナですらあれの存在を探知できなくなったと言っていた」

パルキア「えぇ……」

ディアルガ「もし生きていたとしても、それはやぶれたせかいの一部として……という可能性が」

パルキア「ひぇ……」

ディアルガ「だから少しでも早く《表》に帰すべきだ」

儂パルキア「儂との勝負は?」

僕パルキア「中止だよ…… グレン島に放置というのはどういう意味?」

ディアルガ「今、あの島には野生ポケモンは生息していない。人間が建てたポケモン用の医療施設が1件あるのみだ」

ディアルガ「そんな場所で瀕死のポケモンを人間が見つければどうする?」

パルキア「……その医療施設ってやつに運び込むだろうな。そんな島じゃあ悪い事しようがないから悪事を働くような人間も寄り付かないだろうし」

ディアルガ「そういうことだ。イオルブ宛ての手紙を持たせて島へ置いて行こう。もしギラティナがそれに怒って暴れてもアルセウスに告げ口すれば何とかなる」

パルキア「あいつ1度痛い目見てるからアルセウスは効くだろうなあ……」

ディアルガ「ということでパルキア。グレン島まで頼めるか?」

パルキア「さっきあいつが並行世界につなげられたんだ。それより楽なことが俺にできない道理はないぜ」
 ▼ 734 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/04 01:54:22 ID:q9RkhMXo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――イオルブが最後に連絡した夜(>>651)から2回目の朝――

〜〜シンオウ地方の森・ヘラクロスの棲家〜〜


アーマーガア「あれからイオルブからの連絡ないねかー……」

ヘラクロス「…………」

グソクムシャ「…………」

ミツハニー「き、きっともうすぐ連絡が来るっすよ!」

ヘラクロス「……丸1日以上土の下にいるってそれ地上のポケモン生きてられるのかよ」

ミツハニー「危機的状況になったら連絡来てるはずっすよ!」

ミツハニー「ほ、ほら! 今日の朝食持ってきてあげたっすよ! 今日は《オイラ》好みの蜜っす!」

アーマーガア「昨日の朝も《オイラ》だったよかー。というか《ジブン》《オレ》《オイラ》で朝昼晩いただいたけどどの顔の好みの蜜も大差なかった気がするかー」

ミツハニー「うぐぐ…… わからねーっすか……」

アブソル「生きてるって信じておくことにして…… 地下にあれ以上危ないポケモンがいないといいな……」

グソクムシャ「イオルブを狙っていたヌケニンはあれから>>735したが……」
 ▼ 735 ルーグ@スーパーボール 20/03/04 02:00:48 ID:LVrAXgqg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
瀕死にして拘束
 ▼ 736 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/05 12:52:44 ID:M7Vs.wnM [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「イオルブを狙っていたヌケニンはあれから瀕死にして拘束したが……」

ヌケニン「」ヒンシ

ミツハニー「オイラふっかつそうまだ持ってるっすから尋問するっすか?」

アブソル「そうしよう」


ミツハニー「ほら食うっすよ!」グイッ

ヌケニン「に、苦いでござる……」フッカツ

アブソル「さて色々喋ってもらおうか」

ヌケニン「み、身動きが取れないでござる!?」

アブソル「ここにはあく、いわ、ひこうタイプのポケモンがいる。また瀕死になりたくなかったら――」

ヌケニン「ひ、ひいぃっ!!!」

アブソル「で、何から聞く?」

グソクムシャ「>>737
 ▼ 737 イボルト@シルバーコロン 20/03/05 12:55:47 ID:lZ16okV2 NGネーム登録 NGID登録 報告
お前はなぜイオルブを狙っている?
 ▼ 738 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/05 13:03:09 ID:M7Vs.wnM [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>736修正
ここにはあく、いわ、ひこうタイプのポケモンがいる

ここにはあく、いわ、ひこうタイプのわざが使えるポケモンがいる
―――――


グソクムシャ「お前はなぜイオルブを狙っている?」

ヌケニン「そ、それは……」

グソクムシャ「それは?」ズイッ

ヌケニン「ヒッ」

アーマーガア(グソクムシャが弱点突けるわざ持ってないのバレてないみたいだかー)

ヌケニン「と…… 友のため……」

グソクムシャ「友?」
 ▼ 739 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/05 13:39:25 ID:M7Vs.wnM [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヌケニン「そ、そうでござる! ヌケニンになってからできた拙者の数少ない友人でござる!」

ヘラクロス「ヌケニンになってから? どういうことだ? ヌケニンって確か――」

ヌケニン「お、お前までそう言うでござるか!?」

ヌケニン「ヌケニンはれっきとしたツチニンの進化系でござる!!!! ただ同時に2種のポケモンに分かれて進化するってだけでござる!!! ツチニンだったころの記憶も全部あるんでござる!!!!!」プンスコ

ヘラクロス「そうなのか?」

ヌケニン「と、とにかく! 拙者は友の望みを叶えるためにイオルブを暗殺しに参ったんでござる!」

アーマーガア「その《友》はどうしてイオルブを殺してもらいたがってるんだかー?」

ヌケニン「それは……」

アーマーガア「それはー?」

ヌケニン「き、聞いてないんでござる……」

ヘラクロス「適当なウソついてるんじゃねえよ」ギロッ

ヌケニン「ほ、本当でござる!!! 殺しを頼むなんてなにか深い事情がある、そう思って聞かなかったでござるよ!」

ヌケニン「友のため、それ以外に理由は不要でござる!」

アブソル「実際に深い事情があると言っていたのか? それなら理解できるが」

ヌケニン「いや事情に関しては間接的含め一切触れなかったでござる。拙者も聞かなかったし完全ノータッチでござる」

アブソル「えぇ……」

グソクムシャ「で、その《友》という奴はどこの誰なのだ」

ヌケニン「それも知らないんでござる……」

アブソル「えぇ……」

アーマーガア「そういう友情もないとは言わないけどいろいろ知らなさすぎるかー……」

ヌケニン「拙者の知らない種族でござる…… でも、あの暗殺が終わったら色々聞いてもっと仲良くなろうとしていたでござるよ! それなのに!」

グソクムシャ「……特徴は?」ズイッ

ヌケニン「ヒッ…… 氷のような体、雪華模様…… きっとこおりタイプだと思うでござる……」

アブソル「こおりタイプ…… イオルブと接触したこおりタイプって何かいたか?」

アーマーガア「ラナキラマウンテンで観察したアローラのロコンとサンドくらいしか思い当たらないかー。それも向こうが気付いてたかどうかはわからないし…… 雪の模様もなかった気がするかー」

アーマーガア「あとは…… ガラルにいたころに何かあったかかー……」

グソクムシャ「ユキメノコ……は、ガラルにいるか?」

アーマーガア「いるけど…… ターフタウンの奥の段々畑に住んでたサッチムシと接触するかというと微妙だかー。旅のトレーナーもまず寄り付かない場所かー。農家さんが連れてるかっていうのも……」

アブソル「それ自体が雪の花の模様なフリージオは?」

アーマーガア「いないとされてるけど奥地の雪原にいるって噂はあるかー。でもターフタウンは全然奥地じゃないかー」
 ▼ 740 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/05 13:51:57 ID:M7Vs.wnM [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「私たちの知らないポケモンの可能性が高いのか……? これは」

アーマーガア「何か特殊な事情があって今さっき挙がったポケモンが狙ってるって可能性も無きにしも非ずだかー」

ヘラクロス「おいヌケニン、さっき挙がったポケモンの中にこれは違うって言うのはいねえのか?」

ヌケニン「全部知らないでござる…… あまり他人と話をしてこなかったから知ってるポケモンも少ないんでござる…… サッチムシ、レドームシ、イオルブについてはちょっと資料を漁ったでござるが……」

ミツハニー「うーん、特徴以外に収穫はなしっすか?」

グソクムシャ「いやまだ聞くべきことがある。その《友》は今どこにいるのだ? イオルブを殺した後はそれを伝えに行かなくてはいけない。だからこれは知っているはずだ」

ヌケニン「《友》には隠れなければいけない事情があるようで……」

ヌケニン「イオルブの骸は複数のポケモンが引き継ぎで運ぶことになっているでござる。拙者が殺したら最初の運び屋に届ける予定だったでござるよ」

ミツハニー「じゃあ黒幕に辿り着くには…… その運び屋から情報を引き出して辿る必要があるっすか?」

グソクムシャ「最初の運び屋はどこの誰だ?」

ヌケニン「シンオウ担当の最初の運び屋は……>>741>>743という場所で待機しているはずでござる」
 ▼ 741 ッフロン@かえんだま 20/03/05 14:01:59 ID:9kxQ.ZSs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イーブイ
 ▼ 742 ロモリ@アゴのカセキ 20/03/05 14:03:05 ID:DdcIqedQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロトム
 ▼ 743 ギアル@じゅうでんち 20/03/05 14:05:17 ID:XXQMMMZ6 NGネーム登録 NGID登録 報告
しんげつじま
 ▼ 744 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/05 14:19:24 ID:M7Vs.wnM [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヌケニン「シンオウ担当の最初の運び屋は……イーブイ。しんげつじまという場所で待機しているはずでござる」

ヘラクロス「は??? しんげつじま???」

ミツハニー「ダークライさんのとこじゃないっすか!」

ヌケニン「なんでも、そこの主のポケモンは強力であるものの割とお人よしらしいでござるから…… 無害で小さくてひ弱そうなイーブイが担当になったでござる」

グソクムシャ「これはダークライに伝えたほうが良さそうだな……」

アブソル「ああ…… 味方で良かったな、ダークライ」

ヌケニン「イーブイはみずのいしと、何故か知らんでござるが大量のカゴのみを持って待っているはずでござる。骸を受け取ったらシャワーズに進化して水の中に溶け込みながら海を泳いで運ぶ手はずでござった」

ヘラクロス「カゴのみは眠気覚ましだろうなあ……」

アーマーガア「寝ると悪夢見るんだっけかかー」

ヌケニン「これで暗殺について拙者が知ってることは全部話したでござるから放すでござる」

ヘラクロス「そりゃダメだ。イオルブが地上に戻ってきたらまた狙うだろお前」

ヌケニン「図星でござったか……」

ミツハニー「そりゃそうっすよ」

ヘラクロス「とりあえず黒幕連中何とかするまではここで大人しくしててもらうぜ」

ヌケニン「…………」

グソクムシャ「ヘラクロス、用心しろ。ウルトラホールで奴らの仲間がこいつを迎えに来るかもしれない」

ヘラクロス「分かった。なんか出てきた瞬間に攻撃わざをぶちかましてやるぜ!」

アブソル「で、どうする? イオルブからの連絡も未だに来ないし…… 先にしんげつじまに行くか?」

アーマーガア「>>745
 ▼ 745 ガゲンガー@せいしんのハネ 20/03/05 14:51:30 ID:DdcIqedQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
万が一連絡が入った時の為に通信機をミツハニーに渡しておいて先に僕とグソクムシャとアブソルで行くかー
 ▼ 746 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/06 02:06:15 ID:hnT2RVOM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「イオルブが脱出する場所はきっとシンオウ本土のはずだし…… 万が一連絡が入った時の為に、通信機をミツハニーたちに渡しておいて先に僕とグソクムシャとアブソルで行くかー」

アーマーガア「たしかグソクムシャの空を飛ぶ機械にも通信機がついてたはずだから、僕らはそれで連絡を取ればいいかー」

グソクムシャ(たまに調子が悪くなるみたいだがな)

ミツハニー「イオルブから連絡が来たら迎えに行ってやればいいっすね!」

アーマーガア「そうかー。お願いするかー」

ヌケニン「……」ジロッ

ミツハニー「あ、通信機が鳴ったらヌケニンに声が聞かれないところへ行くっす」

ヌケニン「……チッ」

ヘラクロス「その前に逃げられると思うなよ」

アブソル「じゃあ行くか? しんげつじまへ」

グソクムシャ「うむ。できることは早い方がいいだろう」

アーマーガア「じゃ、出発だかー! 何か情報を引き出せればきっとイオルブも喜ぶかー!」
 ▼ 747 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/06 02:21:48 ID:hnT2RVOM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜カントー地方・グレン島〜〜


クチート(たまには外の空気が吸いたいって言って散歩に出してもらったけど……)

クチート(ほんと何にもないんだなこの島…… あっちにぽつんとポケモンセンターが1件だけあるけど)

クチート(この辺全部冷えた溶岩とかか。人間もポケモンも誰も見当たらない…… ん?)


イオルブ「」ヒンシ


クチート「だ、誰か倒れてる!?」タタタッ


クチート「おい! 大丈夫か!?」

イオルブ「」ヒンシ

クチート「息はあるみたいだけど…… 完ッ全に気を失ってるな…… ん?」

クチート「こいつが持ってる機械…… フレフワンの通信機!?」

クチート「え、じゃあまさか…… いやでもなんでカントーに……」

クチート「と、とにかくラボへ運ぼう! ポケセンは人間が後でどう対処するかわからないし!」
 ▼ 748 ケダンやってました◆Y5Zk8zw5YA 20/03/09 02:03:16 ID:iav.taMc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜カントー地方・グレン島・旧フレフワラボ〜〜


フレフワン「うーん、完成まであと1歩ってとこかしら……? 彼女が収集してるサンプルを借りればいけそうね♪」

クチート「フレフワーン!!」

フレフワン「あら、クチート♪ 帰りが早いわね……って、背負っているのは……イオルブ?」

クチート「や、やっぱりそうか! あの通信機を持ってたからまさかとは思ったけど……」

イオルブ「」ヒンシ

フレフワン「通信機を持ってたならあのイオルブで間違いなさそうね♪」

クチート「こいつ、地上で倒れてたんだよ! このラボでも回復できるか!?」

フレフワン「ええもちろん♪ ただクチートのときみたくならないように身体を解析しながら回復させてもらうわ♪」

クチート「俺のとき……? ああ、毒を食らってたかわからなくなったってやつか」

フレフワン「そうよ♪ じゃあ回復マシンにのところへ運ぶわ♪」

クチート「任せた」ウケワタシ

フレフワン「よいしょ…… あら?」

クチート「どうしたんだ?」

フレフワン「イオルブ…… 通信機の他に何か持ってるわ♪」

フレフワン「せいなるはいと…… これは、手紙?」
 ▼ 749 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/09 02:27:19 ID:iav.taMc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森・ヘラクロスの棲家〜〜


ヌケニン「…………」

ヘラクロス「…………」

ヌケニン「…………」

ヘラクロス「…………」

ヌケニン「……拙者を逃がせばもう見張らなくていいでござるよ?」

ヘラクロス「交代でやるから問題ないぜ」

ヌケニン「…………チッ」

ミツハニー「ヘラクロスさーん!」ブーン

ドクケイル「見張りは俺達と交代だぜー!」バサバサ

ガーメイル「俺達もひこうタイプのわざを覚えてる! ヌケニンは逃がさない!」

ヘラクロス「交代? もうそんな時間なのか?」

ミツハニー「イオルブの仲間のフレフワンから通信が入ったっすよ! ヘラクロスさんにも聞かせたいから来てほしいっす!」

ヘラクロス「そういうことか。たしか通信が入った時はこいつに聞かれない場所まで移動するんだったな!」

ドクケイル「そういうことだぜ!」

ミツハニー「花畑まで行けば確実だと思うっす! ついて来てほしいっす!」
 ▼ 750 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/10 19:47:04 ID:aptYCOH2 [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の花畑〜〜


ミツハニー「ここまで来れば大丈夫っすね……」

通信機(グソクムシャ)「移動は終わったか?」

ヘラクロス「うわびっくりしたグソクムシャのとことも繋がってるのかよ」

ミツハニー「フレフワンから通信が来たとき事情を伝えたら向こうとも繋げてくれたっす」

ミツハニー「あ、もう喋って大丈夫っすよ! 《イオルブについての報告》ってのを聞かせてほしいっす!」

通信機(フレフワン)「そう? じゃあ話すわね♪」

通信機(フレフワン)「単刀直入に言うとイオルブが見つかったわよ♪ ちゃんと生きてるわ♪」

通信機(アーマーガア)「見つかったかー? でもフレフワンってカントーにいるんじゃなかったかー? 機械でも使ったかー?」

通信機(フレフワン)「それが…… なぜかグレン島で気絶しててクチートが拾ってきたの」

ヘラクロス「は? グレン島……? イオルブが言ってたトンネルそんなとこにまで繋がってたのか?」

ミツハニー「流石に無理あると思うっす」

通信機(フレフワン)「どうしてグレン島にいたか……という手掛かりはないわけじゃないんだけど……」

通信機(アブソル)「手掛かり……? なんだそれは」

通信機(フレフワン)「怪文書…… イオルブに宛てた手紙みたいなんだけど内容がちょっと信じがたくてね♪」

ヘラクロス「手紙? 誰から?」

通信機(フレフワン)「誰からなのも一応書いてあったから……今からその手紙を読み上げるわね♪」
 ▼ 751 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/10 19:54:55 ID:aptYCOH2 [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
《イオルブへ

 この手紙を読めているということは、人間の医療施設で適切な処置を受けた後なのだろう。
 もし、イオルブ――赤い羽に黒い星を7つ持つポケモン以外がこの手紙を読んでいるのであれば、
 本人にも読ませてやってほしい。

 目が覚めたら急にカントー地方のグレン島に移動していて困惑していると思う。すまない。
 グレン島への移動を行ったのはパルキアだ。私が頼んで運んでもらった。
 最後の第2試合については勝手に異世界の道具を使ったあのパルキアの反則負けとなったから安心してほしい。

 お前が気絶している間に思い出したのだが、表の世界の生物がやぶれたせかいに居すぎると、
 やぶれたせかいそのものと同化してしまう危険性があるのだ。
 以前あの世界に居座った人間は、既にギラティナですら探知できない状態になってしまっている。
 存在は保てていても表の世界へ1生物として帰還することが可能なのか怪しいところだ。
 人間よりはるかに体の小さいお前は、取り込まれるのがもっと早いかもしれない。

 やぶれたせかいの空間が一時的に安定したとき、空間酔いを起こしてしまったのを覚えているだろうか。
 あれこそが身体がやぶれたせかいに馴染んできていた証拠だ。
 掟破りなやぶれたせかいのこと、同化現象がいつ急激に進んでもおかしくはないと考え、
 ギラティナがやぶれたせかいを離れた隙にお前を表の世界の安全そうな場所――グレン島へと移すことにした。
 無論修行は中止だが、第2試合であのパルキアが不正を行ったのは後1撃というところまで追い詰められたからだ。
 だからお前は十分強くなっていると思う。(隣でパルキアがレベルがどうこうと言っているが些細なことだろう)
 ギラティナについては問題ない。もし説得に失敗し暴れるようなことがあってもアルセウスが鎮めるだろう。

 私は師匠という立場ではないが、立ち会って修行を見て来た者としてギラティナに代わりこの言葉を送ろう。
 卒業おめでとう。

 ディアルガより

 追伸:>>752
 ▼ 752 ルード@きのみぶくろ 20/03/10 20:03:19 ID:um8E4zBQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
技レコード11を持たせておいた
念力をサイコキネシスに変えて更に強くなれ
 ▼ 753 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/10 20:40:37 ID:aptYCOH2 [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 追伸:わざレコード11を同封した。ねんりきをサイコキネシスに差し替えて更に強くなれ。》


通信機(フレフワン)「以上よ♪ あ、わざレコードはちゃんと付いてたわ」

ヘラクロス「……原文ママなのか?」

通信機(フレフワン)「そうよ♪ いろいろと信じがたいわよね♪」

通信機(アーマーガア)「アルセウスって名前は薬屋さんの会社名で見たことあるけどかー」

ミツハニー「いやなんで薬屋っすか?」

通信機(アーマーガア)「おかしいのかかー?」

ミツハニー「いやアルセウスって…… この宇宙を創造したといわれるシンオウ神話の幻のポケモンっすよ!? いわゆる創造神様っす!」

通信機(アブソル)「パルキアについては林でガーメイルが空間を司る神様だって言っていたな……」

ミツハニー「ディアルガもシンオウ神話に出てくる名前っす! パルキアと共にアルセウスに生み出され、時間を生み出したっていう伝説のポケモンっす!」

ミツハニー「残るギラティナは…… ちょっとわからないっすけど……」

通信機(フレフワン)「ギラティナもシンオウ神話に登場するポケモンね♪ ディアルガパルキアと同時期に生み出され、同等の力を持つといわれてるけど……現存する資料がかなり少ないみたい♪」

ヘラクロス「つまりあれか? その手紙通りならイオルブは神様たちのところで修行してたってことか?」

通信機(フレフワン)「そうなるわね♪ イオルブ自身も一応そう言っているし♪」

ヘラクロス「ってあいつ喋れる状態なのか!? 手紙の内容からしてまだ意識がないものかと……」

通信機(フレフワン)「ええ♪ もう身体の解析も回復も終わってるわ♪ 今はクチートと状況整理しているところね♪」

通信機(フレフワン)「神様と修行してたってことは彼女自身も夢か現かって感じみたいだけど……」

ヘラクロス「は? 彼女? あいつメスだったのか?」

ミツハニー「え? オスだと思ってたっすか?」

通信機(アブソル)「メスだぞ。私も前はオスだと勘違いしてたが」
 ▼ 754 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/10 22:03:35 ID:aptYCOH2 [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(クチート)「話が終わったぞー…… 聞いてて訳が分からない……」

通信機(フレフワン)「お疲れ様クチート♪」

通信機(クチート)「アルセウスゼミってなんだよ……」ボソッ

通信機(イオルブ)「えーと…… 皆さんとはもう通信が繋がってるんでしたっけ……」

通信機(フレフワン)「そうよ♪ 事情も説明しておいたわ♪」

通信機(イオルブ)「ありがとうございます、フレフワンさん」

通信機(イオルブ)「イオルブです。この通り今はフレフワンさんのラボにいます。ご心配おかけしました」

ヘラクロス「無事でよかった。お前を狙ってたヌケニンはとっ捕まえて森に閉じ込めてあるから安心しな!」

通信機(イオルブ)「本当ですか? ありがとうございます!」

通信機(グソクムシャ)「そのヌケニンを尋問したら…… お前を狙っているポケモンの特徴と、その仲間……お前の亡骸を運ぶ役目を持ったポケモンを聞き出せた」

通信機(イオルブ)「えっ…… それも……本当ですか?」

通信機(グソクムシャ)「虚言でなければ」

通信機(イオルブ)「実はぼくも…… ぼくを狙ってるポケモンはこれじゃないかなっていうのがいて…… 確証はないんですけど」

通信機(アーマーガア)「お、思い当たりがあるのかー!?」

通信機(イオルブ)「はい、一応……」

ミツハニー「みんなヌケニンから聞き出した特徴からあーでもないこーでもないって言ってたところなんすよ!」

通信機(イオルブ)「え、そんな特徴で迷うポケモンですかね……? 聞き出した特徴ってのはどんなのなんです?」

通信機(アブソル)「氷のような体に雪華模様と言っていたな」

通信機(イオルブ)「えっ」

ヘラクロス「なんだ? お前の想像してたのと違うのか?」

通信機(イオルブ)「はい。かすりもしないですね……」
 ▼ 755 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/10 22:28:17 ID:aptYCOH2 [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通信機(アブソル)「ちなみに何だったんだ?」

通信機(イオルブ)「スピアー……です」

通信機(イオルブ)「以前、情報を集めるためにスピアーの縄張りに侵入したことがあって……」

通信機(アーマーガア)「あー2日目に調べに行ったポケモンかかー」

通信機(イオルブ)「スピアー自体には会わなかったんですけど、進化前のコクーンに見つかって戦闘になったので……」

通信機(グソクムシャ)「我がであいがしらした奴か」

通信機(イオルブ)「はい。なのでぼくが縄張りに侵入したことは知られてるはずで。彼らは縄張りにうるさいようなのでそれが動機になります。ぼくの情報を当初《サッチムシの外見》しか知らなかったのも、サッチムシの頃コクーンと1度戦闘したきりだからで……」

通信機(イオルブ)「ビークインが婚約しようとしていたというスピアーがその縄張りの主だったとするなら、コスモッグと一緒にいるはずです。ガスの採取も容易でしょう」

ヘラクロス「辻褄はあってるように聞こえるな……」

通信機(イオルブ)「まあ最後の点については1つ疑問が残りますが……」

通信機(アブソル)「疑問?」

通信機(イオルブ)「はい。ルナアーラさんが言うにはコスモッグがガスを放出するのはストレスを感じたとき……」

通信機(イオルブ)「ガスを採るためにストレスを与えたらそのままホールを作られて逃げられるとも思うんですよね……」

通信機(イオルブ)「異世界へ繋がる穴を開けるわけですからそれこそ特殊な方法で捕えておかないといけないと思うんですけど…… 縛っても縛った糸ごと逃げられると思いますし、掴んでも掴んでるポケモンごと…… 実際、捕えておいたカラマネロは開いたホールから逃げましたし……」

ヘラクロス「そうか……俺は聞いててスピアーで決まりかと思ったんだけどそういうところが変なのか」

ミツハニー「いやそもそもヌケニンから聞き出した内容とは何1つかみ合ってないっすからね?」

ヘラクロス「コスモッグなあ…… そんなストレス与えなくても案外結構すぐガスを出すとかか?」

通信機(イオルブ)「コスモッグについてあまり知らない以上その線も考えられるとは思いますが…… やっぱりそちらが得た情報とかみ合わない点が気になります」

通信機(アーマーガア)「ちなみにさっきアブソルが言った特徴のポケモンと会ったことはあるのかかー?」

通信機(イオルブ)「いえ全然」

通信機(アーマーガア)「こっちもこっちでなんかおかしいかー……」
 ▼ 756 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/10 22:35:10 ID:aptYCOH2 [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜カントー地方・グレン島・旧フレフワラボ〜〜


イオルブ(うーん……)

イオルブ(ほんとに心当たりないんですよね…… その特徴のポケモンだと……)

イオルブ(やっぱりヌケニンが適当なウソでもついてるんでしょうか……)

イオルブ「ちなみにぼくの遺体を運ぶ役というのは?」

通信機(アブソル)「イーブイだ。無害なふりをしてしんげつじまに潜伏しているらしい。みずのいしで進化して海の中を運ぶ手はずと言っていた」

イオルブ「しんげつじま!? じゃあダークライさんに会いに行ったときも多分いたんですね……」

通信機(アーマーガア)「なんか眠気覚ましのカゴのみいっぱい持ってるらしいかー」

通信機(アブソル)「遺体は複数のポケモンが交代で運ぶ予定だったみたいだ。辿れば黒幕のところまで行ける……と考え、私たちは今しんげつじまへ向かっている」

通信機(ヘラクロス)「それでヌケニンは俺達森のポケモンが見張ってるってわけだ」

通信機(グソクムシャ)「貴様もシンオウまで来てしんげつじまで合流するか?」

イオルブ(どうしよう、ヌケニンに襲われる前はカントー地方のあの森へ調査に行こうかなと思ってましたが……)

イオルブ「>>757
 ▼ 757 ンシグラードン@つりざお 20/03/10 23:17:55 ID:um8E4zBQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
しんげつじまへ行きます
 ▼ 758 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/11 15:07:45 ID:xnrESBq. [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「じゃあぼくもしんげつじまへ行きます」

通信機(アーマーガア)「じゃあぼく達しんげつじまで待ってるかー!」

通信機(グソクムシャ)「待て、しんげつじまで待つのは危険だ」

イオルブ「あっ ダークライのナイトメア……」

通信機(ヘラクロス)「お前らカゴのみは用意してないしなあ」

通信機(グソクムシャ)「だから待ち合わせるのはしんげつじまのすぐ隣、西にあるまんげつじまだ」

通信機(グソクムシャ)「同じくらいの大きさの島が東西に並んでいるからすぐわかると思う」

イオルブ「しんげつじまの西隣のまんげつじまですね」

フレフワン「ここからしんげつじまやまんげつじまに行くなら…… まずは北東のカントーはつでんしょを目指すといいわ♪」

イオルブ「発電所ですか」

フレフワン「そう♪ そこからまっすぐ北へ飛べばその2つの島へ行けるはずだから♪」

クチート「例の乗り心地最悪の潜水艇は使えないのか?」

フレフワン「私は私でちょっとやりたいことがあるからね♪」

クチート「やりたいこと?」

フレフワン「ちょっとハッキングを」

クチート「なんでだよ」
 ▼ 759 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/11 15:23:08 ID:xnrESBq. [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「じゃあぼく出発しますね」

フレフワン「あ、ちょっと待って♪」

イオルブ「なんですか?」

フレフワン「貴方を回復してる間に出入り口が自動メンテナンスに入っちゃってね♪ あと10分くらいで終わるから待ってほしいの♪」

フレフワン「その間資料室の資料とか見てていいから♪」

イオルブ「わかりました」

イオルブ「ということであと少ししたら出発しますので皆さんは先にまんげつじまに行ってて下さい」

通信機(グソクムシャ)「分かった」

通信機(アーマーガア)「そもそもこの距離の差じゃどう考えても僕たちが先に着くかー」

通信機(ヘラクロス)「もし疲れたら一旦森に休みに来てもいいぜ!」

イオルブ「ありがとうございます。疲れたらお世話になります」

フレフワン「じゃ、通信を切らせてもらうわね♪」

 プツン

フレフワン「壁の表示に従えば資料室に行けるわ♪ メンテナンスが終わったらアナウンスするわね♪」

イオルブ「はい。じゃあ見学させてもらいますね」
 ▼ 760 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/11 15:25:28 ID:xnrESBq. [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜カントー地方・グレン島・旧フレフワラボ・資料室〜〜


イオルブ(ここですね…… ポケモン文字の本だけでなく人間が書いた本も多少あるみたいです)


イオルブ(この棚は…… 色んなポケモンについての資料ですか。全部同じ字体でタイトルが書かれてますね)

イオルブ(おっと、これは《>>781というポケモンについて》ですか。読んでみようかな)
 ▼ 761 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/11 15:25:47 ID:xnrESBq. [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
安価ミス再指定>>762
 ▼ 762 ウマージ@まんまるいし 20/03/11 15:28:08 ID:v4Psqm.o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クレセリア
 ▼ 763 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/11 15:56:49 ID:xnrESBq. [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(おっと、これは《クレセリアというポケモンについて》ですか。読んでみようかな)


《【クレセリア】 みかづきポケモン
 エスパータイプ 確認された特性『ふゆう』

 【研究所回収資料】
 クレセリアの羽を持って寝ると楽しい夢が見られるという。
 三日月の化身と呼ばれている。
 飛行するときはベールのような羽から光る粒子を出す。
 三日月に近い夜ほど尻尾から伸びるオーロラは長く美しくなる。

 【生息地】
 シンオウ地方まんげつじまなど。
 ホウエン地方やイッシュ地方での目撃例もあり。

 【みかづきのはね】
 彼女らの羽毛は『みかづきのはね』と呼ばれ、生物を悪夢から解放する効力を持つ。

 【メモ】
 夢に関連した伝説のポケモン。
 同じく夢に関連する幻のポケモン『ダークライ』とは正反対の力を持ち、
 一部の人間はみかづきのはねをダークライの悪夢への対抗手段として認識している模様。
 エスパータイプであり体色はピンク・青・黄色で精神に関係 → 心を司る神々と関係が?
 月にも関係しメスのみが存在 → 月を誘いし獣との関連は?
 
 フレフワン》


イオルブ(どうやらこの資料を書いたのはフレフワンさんみたいです)

イオルブ(まんげつじまにいる伝説のポケモンで、ダークライさんと正反対の力ですか…… 敵対しなきゃいいですけど)

イオルブ(もう1冊くらい見ようかな…… おっとこれは《>>764について》?)
 ▼ 764 ーシィ@みずたまリボン 20/03/11 16:01:10 ID:GVIsdngY NGネーム登録 NGID登録 報告
フジ老人
 ▼ 765 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/12 03:34:06 ID:ZOvoBTWA [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(もう1冊くらい見ようかな…… おっとこれは《フジ老人について》?)

イオルブ(タイトルからして人間1個人についての資料らしいですが……)


《【フジ老人】
 カントー地方シオンタウンに住む高齢の人間。
 ポケモンの保護活動を行うなど穏やかで善良な人物とされている一方、
 ポケモン屋敷(※1)の主人である『フジ博士』と同一人物であるとされている。
 現在は研究業から完全に撤退した模様。ポケモンに優しいのはミュウツーを生み出した後悔からだろうか。
 そのためか人間の犯罪組織『ロケット団』に捕らえられたことがあるという噂も。 ← 目的はミュウツー?

 【フジ博士】
 いでんしポケモン『ミュウツー』を生み出したと噂される人物。(※2)
 ミュウやその遺伝子改造を受けた子供のミュウツーと共にポケモン屋敷で生活していたが、
 現在はそのいずれも屋敷内には残っていない。
 彼が残したポケモン屋敷でのミュウとの生活及びミュウツーの成長過程を記録した複数冊に及ぶ日記は
 ページのほとんどが何者かに持ち去られ、現在読むことができるのは1冊につき1,2ページほどである。

 ※1…元々は研究施設であり、特殊なセキュリティの下で極秘の研究が行われていた。
    しかしミュウツーの暴走により屋敷は破壊され、そのまま廃墟と化したようだ。
 ※2…ミュウツーが複数個体存在していた場合、生み出した者のうちの1人である。

 【メモ】
 ミュウツー研究におけるキーマン。噂で聞いただけだったミュウツーの生みの親が見つかるとは……
 ミュウツーは複数個体存在する可能性が高いものの、生み出した人間ではっきり記録が残っているのは彼のみ。
 もし私が人間の研究者ならば接触して情報を引き出せるかもしれない。
 いや、彼の場合は過ちを繰り返すまいとして極力情報を隠そうとするかも?
 どちらにせよ人間へ変装できるマシンの開発は他の研究と並行して続行する予定。(ただし優先度は低)
 彼は遺伝子組み換え技術を禁忌として職ごと放棄したようだが……
 私は本当に安全に平和利用できないのかというのを確かめたいのでミュウツーについての情報はできればほしい。
 (他の研究もあるので大きな情報が手に入りそうでない限りミュウツー研究自体優先度は低い)
 ポケモンのパワーアップについての研究をしている仲間に情報を引き渡すことができれば喜びそうだ。

 フレフワン》


イオルブ(遺伝子組み換え技術の安全な平和利用…… フレフワンさんがミュウツーのデータを欲しがってたのはそういうことですか)

イオルブ(最も、ミュウツーが暴走した以上危なっかしそうなんでぼくはやめた方がいいと思うんですけど……)
 ▼ 766 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/12 03:50:03 ID:ZOvoBTWA [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(えーと他には…… あれ)

イオルブ(この辺の棚だけ色が違う…… 資料の留め方もちょっと違います)

イオルブ(筆跡もフレフワンさんのとは違うような)

イオルブ(タイトルは…… えーと)

イオルブ(《しんかのきせきとは》《ふしぎなアメ成分解析》《イッシュ地方の宝石》《フェルム地方で採掘される――)

アナウンス(機械音声)「出入口シャッター全メンテナンス完了! 出入口シャッター全メンテナンス完了!」

アナウンス(フレフワン)「おまたせ♪ もう外に出られるわ♪ 出入口にも表示に従えば行けるわよ♪」


イオルブ(もう外に出られるみたいですね。ではしんげつじま……じゃなくてまんげつじまに出発しましょう)
 ▼ 767 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/12 04:01:31 ID:ZOvoBTWA [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――数十分後――

〜〜カントー地方・イワヤマトンネルの岩山・上空〜〜


イオルブ(あ、発電所っぽいのが見えてきました。あれがカントー発電所かな?)

イオルブ(って、発電所上空にいるのは……!)


スピアー×2「……」


イオルブ(……スピアーが2匹! い、一応警戒しておくべきでしょうか……?)

イオルブ(いやでも…… 実際ぼくを狙ってるのがスピアーかというと怪しいし、もしそうでもあのスピアーたちがそうとは……)

イオルブ(……なんか怖いし一旦岩山の陰に隠れて様子を見ましょう!)ビューン


〜〜カントー地方・イワヤマトンネルの岩山の陰〜〜


イオルブ(ここなら大丈夫かな…… あれ?)

イオルブ(よく見たらスピアーの他にもう1匹ポケモンが…… 何か話してるみたいですね。あれは……)


>>768>>770
 ▼ 768 ーゴート@コンペボール 20/03/12 04:05:33 ID:ora.rHlo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴローン
 ▼ 769 クジキング@サトピカZ 20/03/12 04:09:20 ID:f7.ArwFs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 770 リンク@けいけんアメXS 20/03/12 04:09:31 ID:5qN.TxxI NGネーム登録 NGID登録 報告
スピアー様、イオルブをあの世に送れば病気のゴローニャ親分の薬の材料となるミツを渡す約束は本当か?
 ▼ 771 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/12 04:18:23 ID:ZOvoBTWA [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴローン「スピアー様、イオルブをあの世に送れば、病気のゴローニャ親分の薬の材料となるミツを渡す約束は本当か?」グラグラグラグラ


イオルブ(あのポケモンは確かゴローン……ですか。なんかめっちゃ石積み上げてその上に乗ってますが)

イオルブ(ってそれより話してる内容!!! やっぱりスピアーじゃないですか!!!!)


スピアーA「イオルブ? 誰だそれは」

ゴローン「え、またスピアー違い?」グラグラグラグラ


イオルブ「」ズコー

イオルブ(って、岩に体重かけたまま重心がぶれたせいで……)

イオルブ「うわあああああああああああっ!?!?」ガラガラガラガラガラッ!!!


スピアーB「ちょ、ちょっと! あっちで誰か転がり落ちたみたいだけど!?」

ゴローン「え、何? あ、うわっ」グラグラグラグラ

 ドンガラガッシャーン!!

スピアーA「……こっちも崩れ落ちた」
 ▼ 772 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/12 04:43:41 ID:ZOvoBTWA [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(う、受け身受け身!)フワッ

イオルブ(ふぅ〜…… 何とかダメージは最小限に抑えました……)

スピアーB「大丈夫?」ヌッ

イオルブ「ウヒャイィッ!?」ビックゥ

スピアーB「いやそんなに驚かなくても」

イオルブ「きゅ、急に出て来たので…… 大丈夫です、ありがとうございます……」

イオルブ(ぼくを狙ってるのとは別ポケモンらしいとはいえ心臓に悪いです……!)

スピアーA「ああ、無事だったのか。誰だか分らんけど」ブーン

ゴローン「あ、おい! 待ってくれよぉ!」ドスドス

イオルブ「……」

イオルブ(このスピアーたちが敵じゃなくてもゴローンは敵ですよね……)

イオルブ「はい。大丈夫です…… じゃ、じゃあぼくはこれで!」

スピアーA「おい、ちょいと待ってくれよ」

イオルブ「な…… なんですか……?」ピタッ

イオルブ(ぼく早くこの場を去りたいんですが!)

スピアーA「あ、もしかして俺達のこと怖がってる?」

イオルブ(というよりそっちのゴローンなんですが……)

スピアーA「このへん別に俺達の縄張りでもないから排除とかしようとしないし、狩りしてる場合でもないから大丈夫だ。だからちょっとだけ話を聞いてくれよ、なあ」

イオルブ「は、はい…… 話とは何でしょうか……」

スピアーA「あ、お前も聞いてくれな」

ゴローン「俺も……?」

スピアーA「そう。お二方…… はぐれたコクーンとか見てない?」

イオルブ「見てないです」

ゴローン「知らん」

スピアーA「はあ…… またか……」

ゴローン「何かあったのか?」
 ▼ 773 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/12 05:06:00 ID:ZOvoBTWA [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スピアーA(以下《父スピアー》)「実は数日前、俺達の一人息子のコクーンがいなくなってしまって……」

イオルブ「息子さんが……?」

スピアーB(以下《母スピアー》)「そう。いなくなった日の前日、私達が食料探しから帰ってきたら何故かコクーン大怪我してて…… げんきのかたまりはあったからすぐ治ったけど」

父スピアー「なんでも、縄張りに侵入者がいてそいつが弱そうだったから調子に乗って金を脅し取ろうとしたり獲物として仕留めようとしてたら乱入者に叩きのめされたんだと。侵入者がいたら威嚇して助けを呼べと口を酸っぱくして言っていたのに」

母スピアー「げんきのかけらはあったからすぐに怪我は治ったんだけど…… それでホッとしてたらいつの間にか……」

父スピアー「それで最初は家出かと思ったんだがな…… コクーンの足じゃ森から出るのも大変なはずなのに森中探してもいない」

イオルブ「ち、ちなみに侵入者というのは……?」

母スピアー「見たこともないポケモンだったらしいよ。青っぽい色と黄色っぽい色の幼虫ポケモンとか。コクーンを叩きのめしやがった乱入者の方は《であいがしら》ってわざを使うでっかいむしポケモンだって」

父スピアー「なんかその侵入者のポケモンを探してるって奴が森に来てたなあ。スリーパーのとこに行ったらすぐ森を出てったけど」

イオルブ(そ、それって……)

ゴローン「そいつだ! 《スピアー様》が俺に殺すように言ったポケモンは! 今は進化してイオルブってポケモンになってるらしい!」

ゴローン「あと《であいがしら》を使うのはそのイオルブの仲間だ! つまりグルだったんだよ奴らは!」

父スピアー「なんだと!? コクーンを叩きのめしやがった糞野郎がお前が殺そうとしてる奴の仲間!?」

イオルブ「」
 ▼ 774 サナン@ニビあられ 20/03/12 16:24:34 ID:f7.ArwFs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 775 ョロボン@くさのジュエル 20/03/15 01:55:15 ID:nqD2SQUE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 776 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/15 23:26:25 ID:KoBoOiB. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(な、なんか不味い流れになってます!?)

ゴローン「お前たちの言う侵入者は多分、カントーの森で目撃されたカントーにいないはずのポケモン、サッチムシだ」

ゴローン「さっき言ったように今は進化してもうイオルブってポケモンになってるって…… 《スピアー様》の手下が2度目の通達に来た時に、奴らの通信の傍受を1度だけ成功させて進化したことを知ったって言ってた」

イオルブ(つ、通信を傍受ですって!? 1度だけ成功……とは言ってますけど2度目の前にフレフワンさん達に注意を促したほうが良さそうです……)

イオルブ(というか、ゴローンにまだ連絡が行ってないだけで2度目があった可能性が……!)

ゴローン「であいがしらを使うのはグソクムシャ! イオルブの仲間の1匹で、イオルブを守っているって話だ!」

父スピアー「となると侵入したサッチムシをコクーンが狩ろうとし、それを助けに来て《であいがしら》ということか?」

イオルブ(違います! その時点では仲間じゃないです! ぼくもアクアジェットされてます!)

母スピアー「コクーンは全然素早くない。仲間を助けるならただ連れて縄張りを出ればよかったのにひどいね」

イオルブ(突っ込みたいけど突っ込めない……!)

母スピアー「そもそも縄張りに侵入するのが悪いってのに! ねえ?」

イオルブ(ぐうの音も出ない)
 ▼ 777 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/16 11:06:31 ID:QBlsone6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(と、とりあえずゴローンは《イオルブ》の外見までは知らないみたいですね……)

イオルブ(スピアー夫妻への謝罪と弁解はした方が良いんでしょうけど、ぼくを殺しに来てるゴローンがいる今は……)


イオルブ(三十六計逃げるに如かずです……!)


イオルブ「す、すみません。ぼくは急いでいるのでこれで……」

母スピアー「あ、すっかり忘れてたよ。どっかに行く途中だったんだね。気を付けて行きな」

ゴローン「もし変なのを見かけて、こっちに戻ってくる機会があったら教えてくれよな!」

父スピアー「お前も見かけないポケモンには手を出さない方がいいかもな」


イオルブ「はい。ありがとうございます…… では……」ソロソロ


イオルブ(ふう、なんとかバレずにこの場を去れそうです……)フワフワ

イオルブ(それにしても…… あのコクーンも行方不明ですか…… ソルガレオさんの子供のコスモッグと同じですね……)フワフワ

イオルブ(何か関係が…… いやいやそもそも世界が違いますし……)フワフワ

イオルブ(とりあえずもう少し離れたらフレフワンさんに連絡しましょうか。地名はなるべく出さずに……)

????「えっ!? こんなところにイオルブが!?」

ゴローン「何っ!? イオルブだと!?」

イオルブ(はぁ!?!?!?)
 ▼ 778 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/16 23:15:46 ID:QBlsone6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(だ、誰ですか……!? こんな最悪のタイミングでぼくのことをイオルブって言うのは!?)クルッ


もう1匹のイオルブ「カントーにイオルブは普通いないはずなんだけど……」


イオルブ(は??? なんでこんなところに同族がいるんです????)


ゴローン「おい……! お前、今あいつのことイオルブって言ったか!?」

もう1匹のイオルブ「え? ああうん。私もあそこにいるのもガラル地方のイオルブという種族で……」

イオルブ「……」ソソクサ

父スピアー「あ、あいつ行っちまうぞ捕まえたほうがよくないか?」

ゴローン「頼んだ!」

イオルブ(ま、まずいっ!)ビューン

父スピアー「いとをはく!」シュババー!!

 ペトッ

イオルブ(……! 後頭部に貼り付いた!)

父スピアー「お前ちょっと待ってくれや話したいことがある」ゴゴゴゴ

イオルブ「ヒエ」

もう1匹のイオルブ「???」
 ▼ 779 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/17 00:35:18 ID:2GnoNEFs [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――数分後――


父スピアー「って訳でなあ……」

もう1匹のイオルブ「ふむ……」

ゴローン「俺が探してるイオルブと、このスピアーたちの息子が戦った奴が同じポケモンって可能性が高くてな……」

ゴローン「ってところでここに、カントー地方に、お前らが現れた。お前らどっちかがそのイオルブだと思うんだけどな。違うか?」

イオルブ「……」ヒヤアセダラッダラ

もう1匹のイオルブ「私は…… イオルブになるまでガラルを出たことがないので……」

もう1匹のイオルブ「勿論証拠なんてないけれど」

母スピアー「カントー地方の森にいたサッチムシなわけがないって言いたいのかい?」

もう1匹のイオルブ「そうなるね」

父スピアー「じゃあお前は?」

イオルブ「ヒッ」ヒヤアセドバドバ

父スピアー「お前はどうなんだ?」

イオルブ「…………」

ゴローン「黙ってるって怪しくね?」

もう1匹のイオルブ「まあ待ってあげて。《もしそうなら殺す》だなんて物騒な案件……《違っても疑いが解けなかったら》という不安でなかなか口が開けなくなってもおかしくはないので」

父スピアー「そうだ、殺すなんて物騒だぞ。半殺しにしとけ半殺しに」

ゴローン「でも親方の薬が……」

母スピアー「殺しを頼むなんて、うちらと同じスピアーと言えどどうせ碌な奴じゃないさ。突っぱねちゃいな。それはそれとしてこの子がそのイオルブなら半殺しにするけど」

もう1匹のイオルブ「半殺しにするって言うのも怖がらせちゃうような……」

イオルブ(正直言うと半殺しはもう慣れたようなもんなんですが…… いや慣れたといっても嫌じゃない訳じゃないですけど)

イオルブ(さて…… どうしよう……)

イオルブ(……よし、ここは>>780
 ▼ 780 ノプス@メガラペルピン 20/03/17 00:38:18 ID:i/zQVko2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
混乱してもらいます!ねんりき!
 ▼ 781 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/17 00:41:40 ID:2GnoNEFs [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>780
ねんりきは忘れているため再安価>>782
>>753のわざレコードでサイコキネシスと置換済)

現在のわざ構成
むしのさざめき/サイコキネシス/リフレクター/シャドーボール

 ▼ 782 ラパルト@アシレーヌZ 20/03/17 00:42:28 ID:i/zQVko2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
瀕死になってもらいます!サイコキネシス!
 ▼ 783 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/17 01:01:49 ID:2GnoNEFs [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ(……よし、ここは……強行突破です!)

イオルブ(危険度の高いゴローンを狙って……)

イオルブ「……瀕死になってもらいます! サイコキネシス!」ピロロ

ゴローン「うおわぁっ!?」ズバンゴロン

父スピアー「あ、おい大丈夫か!」

イオルブ(よし! では……)

母スピアー「ひっくり返っちゃって…… ってあの子!」

イオルブ「さ、さよならーーーーー!!!」

 ドピューンッ!!!

母スピアー「に、逃げたよ!」

もう1匹のイオルブ「殺すだの半殺しだの怖がらせるから……」

ゴローン「くそー…… やりやがったなあの野郎!」ゴロン

父スピアー「お前瀕死にならなかったのか!?」

ゴローン「俺のがんじょうさをなめてもらっちゃ困る」

もう1匹のイオルブ「さいみんじゅつ」ピローン

ゴローン「お前何をs…… ぐう……」zzz

父スピアー「……何故眠らせた?」

もう1匹のイオルブ「……彼がいると話にならないし、この場にいる全員あのイオルブを殺すことは望んでない」

もう1匹のイオルブ「それより追いかけなくていいのかしら」

父スピアー「そ、そうだ! 話を聞き出さねえと!」

もう1匹のイオルブ「まあ……勘違いだと思うけど。サッチムシというポケモンの貧弱さを考えると、カントーまで来るなんて普通あり得ない。お供にグソクムシャを連れていたとしても単独行動はとらないと思う」

もう1匹のイオルブ「……あ」

母スピアー「どうしたんだい?」

もう1匹のイオルブ「いや違うか。なんでもない…… とにかくあのイオルブを追いかけよう、真相を確かめないとね」

もう1匹のイオルブ「私も…… 同族が何でこんなところにいるか気になるし」
 ▼ 784 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/17 01:06:04 ID:2GnoNEFs [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜カントー地方のどこか〜〜


イオルブ「はあ、はあ……」

イオルブ(大分離れましたかね……? それにしても……)

イオルブ(ここ、どこですか!? 方向とか考えずに逃げてきちゃったんで迷子ですよ!!!)



イオルブの現在地>>785
(カントー地方の地名のみ選択可能)
 ▼ 785 ガネール@リゾチウム 20/03/17 01:08:59 ID:Y85.bDvo NGネーム登録 NGID登録 報告
サファリゾーン
 ▼ 786 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/17 01:22:27 ID:2GnoNEFs [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>785
HGSSより後の話なのでパルパーク(カントー)とします

―――――

〜〜カントー地方・セキチクシティ・パルパーク〜〜


イオルブ「いやほんとどこだここ……」ウロウロ

イオルブ「なんだか磯臭い池もありますし…… 人工の海?」


父スピアー「お前……ッ!! よりによってこんなところに逃げ込みやがって!!」ゼエゼエ


イオルブ(まずい! ウロウロしてる間に追いつかれた!!)


もう1匹のイオルブ「な、何かまずいの? ここ」

父スピアー「ここはパルパーク! 人間が人間にポケモンを譲渡するのを捕獲ショーという形で――」

母スピアー「解説してる場合じゃないだろ!」


イオルブ(と、とりあえず逃げないと!)ビューンッ


父スピアー「あ、馬鹿そっちは中心部だぞ!?」
 ▼ 787 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/17 01:39:17 ID:2GnoNEFs [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜カントー地方・セキチクシティ・パルパーク・平地エリア〜〜



ヒビキ「よーし! 今日も譲ってもらうポケモンを手早く捕獲するぞ! めざせ最高得点!」ガサガサ

バクフーン「ふんかぁ!(はりきってるな!)」


あ! やせいの
イオルブが とびだしてきた!


ヒビキ「な、なんだこのポケモン!? 打合せにはなかったよ!?」

イオルブ(う、うわっ!? 人間!?)

ヒビキ(え、これ捕まえるの? ボール足りなくならない?)

バクフーン「ふふんかふんか?(どしたのヒビキ捕まえないのか?)」


父スピアー「すぷぷあすわすぷ!?(捕獲ショー始まってるじゃねーかどうすんだおい!?)」


アナウンス「おーっと! なんということでしょう! どうやら野生のポケモンたちが迷い込んでしまったようです!」

アナウンス「安全のため、スタッフは直ちに排除に向かって下さい!」


イオルブ「び、びば、びばばぐぅーーーーーー!?(は、は、排除ーーーーーっ!?)」


ヒビキ「大丈夫! 僕には相棒のバクフーンが――」

バクフーン「くふんか!?(出番か!?)」

イオルブ「びばばぐ!(さよなら!)」バビューン!!


やせいの イオルブは にげだした!


ヒビキ「あ、逃げた!」
 ▼ 788 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/17 03:46:21 ID:2GnoNEFs [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>773
修正

母スピアー「げんきのかけらはあったからすぐに怪我は治ったんだけど……

母スピアー「すぐに怪我は治ったんだけど……
 ▼ 789 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/24 01:33:00 ID:CuXImRV. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
父スピアー「お、おい! こっちだ!」

イオルブ「げっスピアー!」

父スピアー「《げっ》じゃないここは人間の施設だ! とっとと出るぞ!」

もう1匹のイオルブ「さっきのゴローンは眠らせて来たよ。今君の命を狙う者はいない、早く!」

イオルブ(まだ話が通じそうな彼らより、人間に捕まったほうが面倒なことになりそうですね……)

イオルブ(今は彼らついて行くとして……この後どうしようかな)

父スピアー「なにボケっとしてやがる!? さっさと行くぞ!」

イオルブ「あ、はい!」
 ▼ 790 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/25 01:58:52 ID:xt0UAUAM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜カントー地方・19番水道・砂浜〜〜


父スピアー「ゼエゼエ…… ここまで来ればもう街の外だから大丈夫だろう」

イオルブ「す、すみません…… まさか人間の施設に迷い込むなんて……」

母スピアー「セキチクのポケモン捕獲施設だなんて有名だろうに、やっぱり土地勘無いんだねアンタ」

イオルブ「はい……」

父スピアー「で、さっきゴローンとしてた話のことだけどよ」

イオルブ「……」

父スピアー「お前がそのイオルブだったりするのか?」

イオルブ「……はい」

父スピアー「……」

イオルブ「……」ドキドキ

母スピアー「……」

イオルブ「……」ソワソワ

父スピアー「お前」

イオルブ「ヒッ」

もう1匹のイオルブ「……」スッ

父スピアー「おいもう1匹の方よ、もう少し話聞いてからにするからさいみんじゅつはちょっと待て」
 ▼ 791 レブー@くっつきバリ 20/03/25 03:10:23 ID:isfAqfM. NGネーム登録 NGID登録 報告
なんかあっさりばらしちゃうとはね…
驚き半分シラケ半分
 ▼ 792 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/25 03:17:09 ID:xt0UAUAM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
母スピアー「というかあっちもこっちもイオルブでややこしいね。何とかならないのかい?」

イオルブ(えっ今その話?)

もう1匹のイオルブ「うーん…… では私のことは《イオルブ博士》とでも。そう呼ばれてない訳ではないですし」

父スピアー「んじゃ博士じゃない方、お前が縄張りで何をやったか事細かに教えてもらおうか」

イオルブ博士「いやそっちをイオルブと呼ばなかったら私をイオルブ博士にした意味ないよね?」

父スピアー「なんで縄張りに入ったんだ」

イオルブ「……じょ、情報を……」

父スピアー「情報ゥ?」

イオルブ「《スピアー》というポケモンについての情報を集めたくて……」

イオルブ「当時のぼく、《サッチムシ》はかなり弱い種族でして、色んなポケモンの情報を集めて身を護るすべを学習しようかと思って…… あと単純に好奇心が」

イオルブ博士「ああ分かるそれ。私達は知的好奇心が強い種族、それは一番未熟なサッチムシの頃から変わらないからね」

イオルブ博士「もっとも、遠出して危険区域に乗り込んで情報を集めようとするのは普通イオルブに進化してからだと思うけど」

イオルブ「普通の生活で得られる経験値はごく僅か…… イオルブになるまでにかなりの時間がかかってしまいます。進化せずとも移動手段が手に入るとなったらぼくはもう我慢できなかったんです」

イオルブ「スピアーさん達の縄張りでの1件を受け《情報を集めるにも最低限の強さがいる》と考えを改め、イオルブへの進化を急ぎましたが……」

父スピアー「……んじゃ目的はなんだ、観察か?」

イオルブ「そうですね…… バレないようにこっそりやるつもりでしたが…… 貴方たちの息子さんに見つかってしまったというわけです」

イオルブ博士「ただでさえサッチムシは貧弱なんだからそういうときはホントに気を付けてバレないように侵入しないとダメだよ。コクーンなんて自分からはほぼ動かないんだから隠れるのも簡単のはずじゃないの」

イオルブ「はい……」

母スピアー「いやそもそも他人の縄張りに入るんじゃないよ2匹揃ってダブルニードルでぶっ刺されたいのかい?」
 ▼ 793 ーフィ@じめんのジュエル 20/03/25 17:29:43 ID:YLhkWrJs NGネーム登録 NGID登録 報告
>>791
見た感じ作者はもう完結させたいのでは?
展開が急ピッチ気味だし安価が少なめだし
 ▼ 794 マスジョー@ホノオZ 20/03/27 01:59:25 ID:CxP.FzrQ [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
父スピアー「それでコクーンと戦ってヤバくなってグソクムシャに助けを求めたと」

イオルブ「あ、いやそれは違います」

父スピアー「あ? ゴローンはグソクムシャとお前が仲間だって言ってたけど」

イオルブ「確かに仲間ではありますけどあの時点では違うというか……」

父スピアー「?」

イオルブ「当時は赤の他人でした。彼は修行中に出会ったポケモンを誰構わず見境なしに倒していく癖があって、であいがしらでコクーンが倒された後にぼくも…… 気絶してる間にスリーパーさん達に保護されましたが」

母スピアー「そんなのよく仲間にしたねアンタ」

イオルブ「彼は後にぼくが弟子入りしたシンボラー師匠とも知り合いでして。修行モードじゃなきゃ信頼に値するとのことで師匠があいつにぼくの護衛をするようにと言いつけて……それからまあ色々あって」

父スピアー「護衛って言うわりにはお前1匹でいるみてえだけど」

イオルブ「今は訳あって別々のところにいますので……」

父スピアー「そうか。お前もグソクムシャにやられたってんなら自業自得とはいえちょっと気の毒だしもう報いは受けたってことにしてもいいけど、それを信じるかはどうかは一旦保留だ。スリーパーに聞けば分かるだろ」

母スピアー「にしてもなんでスリーパーはアンタだけ助けたんだろうね」

イオルブ「たしか、夢を食べるために縄張りに来たけどぼくの見てた悪夢が気になって運び出したとか言ってましたね」

父スピアー「あいつまた勝手に縄張りに入って来てたのかよ」

母スピアー「縄張りの中の全員が寝てるときしか来ないから捕まえられないし、問い詰めようとしてもさいみんじゅつしてきて逃げられるんだよね」

父スピアー「なんか紳士ぶってるけど単なる夢泥棒だよなアイツ」

イオルブ博士「夢って盗まれて困るものなの……?」

イオルブ「内容によるんじゃないです? 予知夢とか……」

母スピアー「まあ向こうからむりやり眠らせて来ないのはまだ良心的とは思うけどさ、あの種族にしては」

父スピアー「もうスリーパーの話はいいか。コクーンとお前両方が言ってたから確実ってことで、であいがしらを使うグソクムシャって奴をしめるのが先だな」

父スピアー「おいイオルブ、グソクムシャの野郎はどこにいるんだ?」

イオルブ「グ、グソクムシャの場所ですか?」

イオルブ「え、えーと……」

イオルブ(ど、どうしよう…… 場所を教えたら確実に倒しに行きますよね……)

イオルブ(あ、でもスピアー2匹ならグソクムシャ1匹でもなんとかなりますかね?)

イオルブ(いや、実力的には大丈夫でも性格的に抵抗するかどうか…… ぼくの時は彼切腹しようとしてましたよね? 反省する事柄があると思いつめすぎてしまうところあるみたいですし……)

イオルブ(うぐぐ……)

父スピアー「……考え込んでるってことは《知らない》ってわけじゃないんだな?」

イオルブ(ハッ! しまった!)
 ▼ 795 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/27 02:20:10 ID:CxP.FzrQ [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「え、えぇーーーーーーーと…… 彼はー…… グソクムシャは……」

父スピアー(露骨に時間稼ぎしてるな……)

???『イオルブ、イオルブ』

イオルブ「えっ?」

母スピアー「《えっ?》ってなんだいどうしたんだい」

???『コレハ テレパシー。ワタシワタシ、イオルブハカセヨ。』

イオルブ「い、いえ。何でもありません……」

イオルブ(イ、イオルブ博士!? えーと、テレパシーで返答すればいいでしょうか)

イオルブ『な、なんですか?』

イオルブ博士『コタエルベキカ マヨッテイル ミタイダネ』

イオルブ『はい……』

イオルブ博士『トリアエズ、テンパッテ ヘンナコト イワナイヨウニダケ キヲツケテ』

イオルブ『い、言いませんよ! 冷静に対処するつもりです、冷静に!』

イオルブ「……」

イオルブ博士『グソクムシャガ タオサレルノデハナイカト フアンナノネ』

イオルブ『う、そうです。実力的には彼の方が勝ると思うんですけど、ぼくを殺しかけた一件で反省したときは切腹までしようとしたことがあって……』

イオルブ博士『トウゼンノムクイトハ オモワナイノネ』

イオルブ『……言われてみれば当然の報いかもしれないですね。でも今のぼくはそれを《嫌》だと感じているので』

イオルブ博士『ワタシモ アラゴトガオキルノハ アンマリスキジャナイカラ…… ヒトツ テイアンシタイケド イイカナ』

イオルブ『提案?』

イオルブ博士『ソウ。グソクムシャガ キミヲ マモッテルノハ ツグナイトカ ザイアクカンカラ。ソレデアッテルカシラ』

イオルブ『はい。なんで分かったんです?』

イオルブ博士『セップクマデ シヨウトシタナラ ソウイウセイカク ナノカナト』
 ▼ 796 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/27 02:38:33 ID:CxP.FzrQ [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ博士『ウソヲツク トイウ センタクシヲ スグニ エラベナイノハ……』

イオルブ『……ぼく自身もあの夫妻に負い目を感じてるからでしょうね。縄張りで騒ぎを起こしておいて見逃してもらえそうですし』

イオルブ博士『ギリト ニンジョウノ イタバサミトイウヤツダネ』

イオルブ『そうなんです?』

イオルブ博士『ヨウスルニ スピアータチヘノ ギリヲ トオシツツ グソクムシャヲ ブジデ イサセレバイイワケダネ』

イオルブ博士『ダッタラ ブチノメサレル カワリニ ナニカ オワビニ ナルコトヲ サセレバ イイトオモウ。キミヲ タオシタ オワビニ キミヲ マモッテイルヨウニ』

イオルブ『お詫びになることですか……』

イオルブ博士『タトエバ…… グソクムシャニハ >>797ヲサセルコトデ ワビサセルトカ』
 ▼ 797 リーセン@パワーベルト 20/03/27 02:42:36 ID:x5VMtOtc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この場にきて土下座
 ▼ 798 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/27 02:50:11 ID:CxP.FzrQ [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ博士『タトエバ…… グソクムシャニハ コノバニキテ ドゲザヲ サセルコトデ ワビサセルトカ』

イオルブ『この場に来て土下座?』

イオルブ博士『シャザイノ キホン』

イオルブ博士『トリアエズ テイアンシテミテ』

イオルブ『はあ…… 分かりました』


イオルブ「えーと……」

父スピアー「お、話す気になったか?」

イオルブ「……先日は縄張りに侵入してしまい、申し訳ありませんでした」

父スピアー「その件は一旦保留だからいいんだよ、グソクムシャは?」

イオルブ「グソクムシャなんですが…… その……」

イオルブ「この場に呼び出して土下座して詫びさせるんでそれで手打ちってわけには……」

父スピアー「何!? 土下座して詫びさせるだと?」

イオルブ(ま、まあこうなりますよね……)

父スピアー「>>799
 ▼ 799 ンドパン@エレキブースター 20/03/27 02:56:22 ID:XP9g58Tw NGネーム登録 NGID登録 報告
お前とグソクムシャを一生我々の住む森の警備員として働いて貰うのなら許す
 ▼ 800 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/27 03:07:16 ID:CxP.FzrQ [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
父スピアー「お前とグソクムシャが一生俺達の住む森の警備員として働くってんなら許す。行方不明者とか出ないような治安にだな……」

イオルブ「それは…… 難しいと思います」

父スピアー「なんでだ? 嫌だってのか?」

イオルブ「いえ、今ぼく何者かに命を狙われてまして…… 催眠術で他者を操る奴とか、メガシンカポケモンとか、ミュウツーとか、弱点突かない限り無敵な奴とか……」

イオルブ「さっき出会ったのはゴローンでしたけど、そういうやばい刺客もどんどん送られてきてるんですよ…… ぼくが森で警備してたらやばい刺客が集まってきて逆に森やばくなりません?」

父スピアー「そういやゴローンはお前の命を狙ってたんだっけか」

母スピアー「じゃあこういうのはどうだい? >>801
 ▼ 801 レイシア@マメかん 20/03/27 03:11:25 ID:dR36Hrz2 NGネーム登録 NGID登録 報告
私達夫婦ともう一匹のイオルブもグソクムシャが今いる場所に行く
 ▼ 802 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/27 03:35:06 ID:CxP.FzrQ [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
母スピアー「じゃあこういうのはどうだい? 私達夫婦ともう1匹のイオルブもグソクムシャが今いる場所に行く。カントーには刺客もいるんだろ? ならここで待ってて逃げ回るよりそっちの方がいい」

イオルブ博士「イオルブ博士という呼び方は」

イオルブ「多分使う気ないですよこのご夫妻」

母スピアー「それでグソクムシャ自身に判断させたらいいじゃないか。許すかどうかは私達がそいつの言動次第で決めるからさ」

父スピアー「そうだな、イオルブもそれでいいか?」

イオルブ「はい。変なこと言ったらにらみを利かせますので……」

イオルブ(変なことって言うのは無礼な発言だけじゃなく、死んで償うとかその辺も含めますが……)

イオルブ博士「でもなんで私まで……?」

母スピアー「さっきの土下座どうこうってのはアンタが考えてテレパシーかなんかでイオルブに送ったんだろ? 顔見てりゃ分かるよ」

イオルブ博士(顔……?)
イオルブ(顔……?)
父スピアー(顔……?)

父スピアー「と、とにかくグソクムシャのところに行くぞ! で、どこにいるんだ?」

イオルブ「シンオウ地方のまんげつじまという場所です。どこにいるというより集合場所ですが」

父スピアー「シ、シンオウ!? 遠いな!?」

イオルブ「カントー発電所からまっすぐ北上すればたどり着けると聞きました」

母スピアー「あのあたりにはゴローンがいるから…… カントー発電所の少し離れた真北のあたりに行って北上すればいいね」

イオルブ博士「……ところでコクーンは捜さなくていいのかい?」

母スピアー「>>803にもコクーン捜しを頼んであるからね。もう少しでカントー全域での捜索が終わる、だから見つかるはずなのさ。全くついてないよ、ここまで捜し場所ハズレばっかり引いちゃうなんて」
 ▼ 803 キタンザン@くれないのミツ 20/03/27 03:43:03 ID:9d7gZFJY NGネーム登録 NGID登録 報告
カイリュー
 ▼ 804 ヤシガメ@きんのズリのみ 20/03/30 21:23:10 ID:CPx.NBxE NGネーム登録 NGID登録 報告
>>803に提案だけどバタフリーにしない?
カイリューはなんか森のポケモンらしくないし
 ▼ 805 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/03/31 00:08:56 ID:AzZEk6fw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
母スピアー「カイリューにもコクーン捜しを頼んであるからね。もう少しでカントー全域での捜索が終わる、だから見つかるはずなのさ。全くついてないよ、ここまで捜し場所ハズレばっかり引いちゃうなんて」

イオルブ「ああ、16時間で地球を1周できるって言うあの」

母スピアー「そう。森から外れた海の近くにいたから頼んだら快く引き受けてくれてね」

イオルブ博士「カイリューはポケモンや人間を助けるのが好きな種族と聞くからそれでかな」

イオルブ博士「ところでやっぱり私もついて行かないとダメ?」

母スピアー「変に介入しようとしたんだから最後まで付き合いなよ」

イオルブ博士「えぇ…… 別に急ぎの用じゃなかったからいいけれど」

父スピアー「おい、そろそろ出発するぞ。グソクムシャへの用が済んだらカイリューからコクーンを引き取りに戻ってこなくちゃいけねえからな」

イオルブ「あ、ちょっといいですか?」

父スピアー「なんだ?」

イオルブ「ゴローンが言ってた通信傍受の件について仲間に連絡を入れておきたいんですけどいいですか?」

父スピアー「おう手短に頼むぜ」
 ▼ 806 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/01 01:20:22 ID:gIOESw7k [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――7分後――


イオルブ「というわけでですね…… 通信するときは地名とかあんまり言わないほうが良さそうなんです」

通信機(フレフワン)「それは困ったわねえ♪」

通信機(フレフワン)「えーと……通信記録通信記録…… あ、ホント♪ あり得ないところからアクセスした履歴が残ってるわ♪ 相手も甘いわね♪」

通信機(フレフワン)「この通信機、いわゆる人間が使っているような電話やトランシーバーとはちょっと構造が違うのよね♪」

通信機(フレフワン)「《元》をたたけばどうにかなりそうだわ♪ どうにかなったらまた連絡するわね♪ バーイ♪」
 プツン

イオルブ(一方的に話されて切られた…… それにしても元をたたくって……?)


イオルブ「あ、連絡終わりました」

父スピアー「終わったか。んじゃ出発するぞ」


イオルブ博士「…………」


描写キャラ安価>>807
【選択肢&最後に描写された時の状況】
・イオルブ
(直近なので割愛)

・グソクムシャ、アーマーガア、アブソル
イオルブを狙う殺害依頼者一味のイーブイから情報を引き出すため、しんげつじまへ向かう
その途中、イオルブから連絡を受けまんげつじまへ目的地を変更
そこでイオルブを待つことに決めたが……

・ヘラクロス
花畑で通信を受け、イオルブの無事を知り一安心
グソクムシャたちには同行せずミツハニーと共にそこに残った

・フレフワン
気になることがありとある場所をハッキングしていたが、イオルブから連絡を受け通信傍受の原因を《叩く》ことに決めた
 ▼ 807 メルゴン@ロメのみ 20/04/01 01:41:35 ID:3V0UKbaM NGネーム登録 NGID登録 報告
フレフワン
 ▼ 808 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/01 02:10:25 ID:gIOESw7k [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜カントー地方・グレン島・旧フレフワラボ〜〜


フレフワン「さーてと! やるわよ♪」

クチート「やるって…… 何を?」

フレフワン「そりゃ《傍受》の原因を《叩く》のよ♪ 物理的に♪」

クチート「で、その珍妙なスーツは何だよ……」

フレフワン「対水圧スーツよ♪ これはホウエン地方の――――」

クチート「話長くなりそうだからそれはいいよ! なんで海に潜るんだよ?」

フレフワン「それは…… 原因が海底にあるからよ♪」

クチート「海底……」

フレフワン「そう、つまり旧現フレフワラボよ♪」

クチート「旧現ってなんだよ……」

フレフワン「現フレフワラボだったのがダダリンの襲撃によって放棄されたから旧現フレフワラボよ♪」

フレフワン「あそこの設備…… 海水と水圧に晒されてもいくらかは生きてるみたいでね♪ 通信機のアクセス履歴を見たら、誰かがあそこの通信システムを勝手に使った形跡があるの♪」

フレフワン「幸いワープ装置を調べたらそっちも生きてたからね♪ そこから行ってポカッと♪」

クチート「わざわざ海底まで来て通信を聞いてた奴がいたのか……」

クチート「で、お前1匹で大丈夫なの?」

フレフワン「え?」

クチート「《叩く》んだろ? 傍受してた奴をさ」

フレフワン「設備ごと爆薬で吹き飛ばそうかなって♪ セットして私だけワープ装置で戻ってドカン♪」

クチート「それ海底に大迷惑かかるやつじゃん」

フレフワン「それもそうねえ……」

フレフワン「そうだわ! >>809(※)を連れて行きましょう♪」


※参考:ラボにいるポケモン
フレフワン、クチート、色メタモン、ミュウツー
 ▼ 809 ビット@ハッサムナイト 20/04/01 02:44:34 ID:.8sE1Rsw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
色メタモン
 ▼ 810 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/07 02:37:36 ID:okDQg12. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「そうだわ! 色違いのメタモンを連れて行きましょう♪」

クチート「え?」

色メタモン「話は聞かせてもらったよ!」ウニョーピョコッ

クチート「うわビックリした床に貼り付いてたのかよ!?」

フレフワン「メタモンなら相手とほぼ同じ実力で戦えるしわざ構成とかも読めるからいいなって思ったの♪ で、頼めるかしら♪」

色メタモン「いいよ」

クチート「あっさりだな……」

色メタモン「ぼく無断で住み付いてて今居候だし」

クチート「そういやそうだった」

クチート(でもそもそもこのラボ自体無断で建設されてるんじゃ……?)

フレフワン「じゃあよろしくお願いするわね♪」

色メタモン「おうさ!」

フレフワン「てことで私達行ってくるから♪ クチート、よろしくね♪」

クチート「へ? 俺? よろしくって何を」

フワフワン「ミュウツーよ。そろそろさっき渡した本を読み終えるころじゃない? 他のを読みたがってたら適当にラボの中の本渡しておいて♪」

クチート「ああうんミュウツーか…… 書庫は資料室のとなりだっけ?」

フレフワン「そうよ♪ じゃあ行ってくるわね♪ メタモン、ワープ装置はこっちだからついて来て♪」

色メタモン「あいあいさー!」



描写キャラ安価>>811
【選択肢&最後に描写された時の状況】
・イオルブ
前スレレス番19あたりで登場したコクーンの両親(スピアー)に出会い、グソクムシャに騒動の謝罪をさせるべくまんげつじまへ向かう
(通信傍受の件が解決していないのでグソクムシャには未連絡)

・グソクムシャ、アーマーガア、アブソル
イオルブを狙う殺害依頼者一味のイーブイから情報を引き出すため、しんげつじまへ向かう
その途中、イオルブから連絡を受けまんげつじまへ目的地を変更
そこでイオルブを待つことに決めたが……

・ヘラクロス
花畑で通信を受け、イオルブの無事を知り一安心
グソクムシャたちには同行せずミツハニーと共にそこに残った

・フレフワン
通信傍受の原因を《叩く》ため、色メタモンを引き連れて旧現フレフワラボへ向かった

・クチート
フレフワンと色メタモンが外出するので旧フレフワラボでお留守番することに。
ミュウツーの面倒を見ることも頼まれたが……
 ▼ 811 チコール@きよめのおふだ 20/04/07 03:15:13 ID:kfjAQJas NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ一行
 ▼ 812 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/09 00:37:32 ID:4s/6RinU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方・上空〜〜


 ビュオオーッ!!!

アブソル「ひ、ひどい嵐だな……」

アーマーガア「と、飛ぶのしんどいかー……」

アーマーガア「グソクムシャー、まんげつじまはまだなのかかー?」

グソクムシャ「すまん」

アーマーガア「?」

グソクムシャ「……道に迷った」

アブソル「は?」

グソクムシャ「風雨で視界が悪いうえ風で徐々に変な方向へ流されているからもう我らがどこにいるか分らぬ」

アーマーガア「た、大変だかー! 僕もう飛ぶのしんどいのにまんげつじまに着けそうもないなんて大変だかー!」

アブソル「グソクムシャはともかく私たちが海に落ちたら最悪溺れ死んでしまうぞ……」

アーマーガア「とりあえずどこでもいいから高度を下げて着陸できそうな場所を探すかー!」



着陸する場所>>813
 ▼ 813 ガヤドラン@いでんしのくさび 20/04/09 00:47:56 ID:/RfYrgv. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
リバティガーデン島
 ▼ 814 ラクロス@バクーダナイト 20/04/09 00:48:51 ID:/RfYrgv. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
しまったsageっぱなしだ
あげ
 ▼ 815 マゾウ@タイマーボール 20/04/09 00:55:31 ID:EQZco1oU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンオウ指定なのでは?
やりのはしら
 ▼ 816 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/13 20:04:26 ID:e14cnork [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――3分後――

〜〜イッシュ地方・リバティガーデン島・上空〜〜


アーマーガア「!? きゅ、急に嵐が止んだかー!?」

グソクムシャ「止んだというより…… 《消えた》というべきか……」

アブソル「下に島が見えるが…… ? ここ、シンオウ地方というより――」

???「よう!」ヌッ

アーマーガア「だ、誰かー!?」

???(以下フーパ)「フーパだぞ!」

アーマーガア「フーパ!? リゾートデザートで騒ぎを起こしたって言う、あのかー?」
(※前スレのレス番96あたり参照)

フーパ「なんか嵐の中飛んでたから嵐の無いとこに連れてきてやったぞ!」

アブソル「つまり助けてくれたと?」

フーパ「そうだぞ!」

グソクムシャ「それには礼を言おう。……それで、ここはどこだ?」

フーパ「わかんない! イッシュ地方のどっか!」

アブソル「えぇ……」
 ▼ 817 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/13 20:14:24 ID:e14cnork [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「も、目的地から滅茶苦茶遠ざかっちゃったかー!」

フーパ「あのへん昨日くらいからずっと嵐だからしばらく近寄らない方がいいぞ! んじゃなー!」ワープ

アーマーガア「行っちゃったかー……」

アブソル「……とりあえず着陸しようか。飛ぶの疲れたんだろう?」

アーマーガア「かー……」


〜〜イッシュ地方・リバティガーデン島〜〜


アーマーガア「小さな島に小さな塔…… 一体ここは何なんだかー」

アブソル「とりあえず休息は問題なく取れそうだな」

グソクムシャ「フーパがいうには先ほどまでいた海域は嵐続きらしいが…… どうする?」

アブソル「うーん…… とりあえずフレフワンを通して相談をした方がいいんじゃないか?」

>>818「そこにいるのはアブソル?」
 ▼ 818 ーボック@ナナシのみ 20/04/13 20:28:19 ID:XkzgMhEs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄
 ▼ 819 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/13 23:04:48 ID:e14cnork [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーボック「そこにいるのはアブソル? え、ここ何か災害でも起こんの?」

アブソル「いや…… ここに来たのは災いを報せるためではないが……」

アーボック「なーんだビビって損した」ホッ

アーマーガア「君はここのポケモンかかー?」

アーボック「いや、違う。俺はアーボック。カントーのポケモンだ」

グソクムシャ「カントーか」

アブソル「また遠いところから来たな……」

アーボック「俺は>>820ためにこのリバティーガーデン島に来たんだ」
 ▼ 820 ガデンリュウ@おおきなねっこ 20/04/13 23:13:27 ID:TR3st6f2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブが何者かに殺された事を報告
 ▼ 821 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/18 04:07:00 ID:hz9MFgc2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーボック「俺はイオルブが何者かに殺された事を報告するためにこのリバティーガーデン島に来たんだ」

アブソル「は?」

アーマーガア「えっ」

グソクムシャ「!?」

グソクムシャ「貴様…… 今何と言った?」

アーボック「イオルブってポケモンが何者かに殺されたってことを伝えに来たんだ」

アブソル「そ、そ、そのイオルブっていうのは……」

アーボック「よくわかんねえ。種族名ならその中の誰だよって話だよなあ……」

アーボック「ここに来るはずの《記者》のポケモンにこの情報を垂れ込むように言われたんだけど、お前らがその記者?」

アーマーガア「ち、違うかー!」

グソクムシャ「その情報というのは……確かなのか?」

アーボック「さあ…… 俺はお使いで来ただけだし…… イッシュ地方を観光してたら頼まれてさあ」

アブソル「頼んで来たのは誰なんだ?」

アーボック「そ、それは言えねえよ! 誰からの情報なのかは誰にも言わない約束なんだよ!」

アーマーガア「もし情報が仮の仮の仮の仮の仮にホントだったとして…… 情報を記者に垂れ込む目的は何かー……?」


アブソル「……とりあえず本人に連絡してみるか?」ヒソヒソ

アーマーガア「かー」ヒソヒソ

グソクムシャ「うむ……」ヒソヒソ
 ▼ 822 ニリッチ@ポケトレ 20/04/22 16:27:00 ID:KnsY9dYc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援します
 ▼ 823 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/28 04:04:52 ID:wbUkO8Io [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
…………

通信機(クチート)「あーこちらクチート…… ん? グソクムシャのとこの通信機か」

アーマーガア「クチート? フレフワンはどうしたんだかー?」

通信機(クチート)「フレフワン? 今ちょっと出かけてるな。通信機も持ってってないぜ」

アーマーガア「そうなのかかー。んじゃあクチート、イオルブに通信を繋げられるかかー?」

通信機(クチート)「ダメだ。操作が分からないしそれに……」

アーマーガア「それに?」

通信機(クチート)「今はあんまり喋れないんだよ…… 下手にしゃべ――いやこれも言わない方がいいかなあ。フレフワンが戻ってきたらまた連絡取れると思うからそん時にしてくれ」

グソクムシャ「待て。こちらも緊急だ。今我らは――」

通信機(クチート)「わーーーーー!!!! 喋るな喋るな!!! 切るぞ!!!!」

 プツン

アブソル「切られたか……」

アーマーガア「い、一体何なんだかー……」
 ▼ 824 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/28 04:10:06 ID:wbUkO8Io [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「どうやらラボでも何かあったらしいな……」

アーマーガア「イオルブの情報といい…… な、なんかまずいことが起きてるかー?」

グソクムシャ「わ、わからぬ…… 情報が少なすぎる」


アブソル「あっ! 見ろ! アーボックがいつの間にか誰かと話を……」

アーマーガア「ほんとだかー! あっちで誰かと話してるかー!」

グソクムシャ「あれが《記者》か……?」


…………


アーボック「ということは、お前が記者のポケモンでいいんだな?」

>>825「ええ。ポケモンワールドニュースの>>825と申します」
 ▼ 825 ノクラゲ@ようせいジュエル 20/04/28 04:22:07 ID:d1zMVBKw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ファイアロー
 ▼ 826 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/28 04:49:40 ID:wbUkO8Io [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ファイアロー「ええ。ポケモンワールドニュースのファイアローと申します」

ファイアロー「ここに来れば記事のネタが手に入る……と聞いてきましたが、もしかして貴方が」

アーボック「ああ。誰からは言えないけど、ここに来る記者に情報を垂れ込んで欲しいって……」

ファイアロー「ふむ…… では私がここに来ることはあらかじめ知られていたと……」

アーボック「どうしたんだ?」

ファイアロー「いえ、なんでも。では情報の提供をお願いします」


…………


グソクムシャ「ファイアローか……」

アーマーガア「ファイアロー?」

グソクムシャ「カロスやアローラに生息する、とても飛ぶのが速い鳥ポケモンだ」

アーマーガア「飛ぶのが速いのは取材に便利そうだかー……」


…………


ファイアロー「なるほどなるほど。イオルブ死亡説と遺体のありか……」メモメモ

ファイアロー「しっかり記録させてもらいました。これから記事にしようと思います」

アーボック「おう頼むぜ。それでついでに質問なんだけど」

ファイアロー「なんでしょう?」

アーボック「記事になるほどのイオルブってポケモン…… 何者なんだ?」

ファイアロー「詳しいことは不明ですが、複数のポケモンに命を狙われていたようです」

ファイアロー「あとなんでも、数日前にアローラ地方で起きた騒動の中心にいたとか……」

アーボック「なんかヤバそうな感じだな…… あ、でももう死んだのか」

ファイアロー「この情報が真実なら、ですが」
 ▼ 827 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/28 04:58:23 ID:wbUkO8Io [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーボック「んじゃおれは帰らせてもらうぜ」ニョロニョロ

ファイアロー「本日はありがとうございました」ペコリ


…………


アーボック「ん? お前らまだいたのか」

アブソル「ああ」

アーボック「俺はもう帰るけど、記者ならまだあっちにいるからなんかききたいことあったらそっちにきいてくれよな。んじゃ」ニョロニョロザプンスイスイ

アブソル(泳げるのか……)


アーマーガア「で、どうするかー? ファイアローから話を聞くかかー?」

グソクムシャ「無論、聞く」

アブソル「ここからじゃアーボックが垂れ込んでる内容、よく聞こえなかったしな…… それに……」

グソクムシャ「それに?」

アブソル「……向こうもじっとこっちを見ているしな」


ファイアロー「…………」ジー


アーマーガア「あー……」
 ▼ 828 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/30 00:55:31 ID:FnbgdzPs [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「聞きたいことがあるんだが…… いいか?」

ファイアロー「はい、先ほどの垂れ込み情報の内容ですか?」

アブソル「話が早いな…… そうだ」

ファイアロー「別に教えてもかまいませんよ」

アーマーガア「それって記者としていいのかかー?」

ファイアロー「貴方方がこのネタを広めるより私が記事を書き上げ世界にバラまく方が速いでしょうから…… 私の足元を見てください」

アーマーガア「足元……? あーっ! 新聞みたいなのがいっぱいだかー!?」

ファイアロー「先ほど書き上げたものです。私なら数分で充分…… あ、もちろんすべて手書きしたのではなく特殊な複写紙を使っていますよ」

ファイアロー「この記事を特定のポイントをたどるようにばらまくと、現地の同志が複製を行いさらにばらまくという仕組みです。こうして私たちが作った記事は世界中の噂になるのです。素敵でしょう?」

グソクムシャ「素敵…… なのか……?」

ファイアロー「私はそれが好きで記者をやっているのです。おっと、情報でしたね……《イオルブ死亡説と遺体のありか》……」

アブソル「そう、それだ。遺体のありかの情報まであるのか……」

ファイアロー「というより、遺体のありかの情報以外ははっきりしていないのですよ。殺された場所、殺された方法については諸説あるようで。殺した者に至ってはサッパリ」

アーマーガア「い、遺体のありか…… 確認してみるかかー……?」

グソクムシャ「うむ…… そこになければ情報はニセモノ……」

アブソル「その前に、殺されたというイオルブはどういう個体だったのかを聞こう。もしかしたら同じ種族のポケモン違いかもしれないからな」

アーマーガア「そ、そうだかー!」

ファイアロー「どういう個体か…… ですか」

ファイアロー「アーボックさんの持ってきた情報では殺されたイオルブは《シンボラーを師とする》らしいですね」

グソクムシャ「…………」

アーマーガア「ド、ドンピシャリだったかー……」

アブソル「……遺体があるという場所は」

ファイアロー「遺体はこのイッシュ地方の…… >>829にあるそうです」
 ▼ 829 ルビアル@ルビー 20/04/30 00:56:44 ID:T8/.KhIs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リゾートデザート
 ▼ 830 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/30 11:36:33 ID:FnbgdzPs [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ファイアロー「遺体はこのイッシュ地方の…… リゾートデザートにあるそうです」

グソクムシャ「リゾートデザート……!? そこで間違いないのか?」

ファイアロー「はい」

アーマーガア「リゾートデザートって…… シンボラーが棲んでるところだよねかー……」

グソクムシャ「シンボラーに聞けば真相が分かるかもしれぬ」

ファイアロー「では私はそろそろ失礼しますよ」バサッ

 ヒュオオーッ

アーマーガア「ありがとかー!」



アーマーガア「じゃあ…… 空から砂漠を探しに行くかかー?」

アブソル「うん…… それしかないだろう」



描写キャラ安価>>831
【選択肢&最後に描写された時の状況】
・イオルブ
前スレレス番19あたりで登場したコクーンの両親(スピアー)に出会い、グソクムシャに騒動の謝罪をさせるべくまんげつじまへ向かう
(通信傍受の件が解決していないのでグソクムシャには未連絡)

・グソクムシャ、アーマーガア、アブソル
(直近なので割愛)

・ヘラクロス
花畑で通信を受け、イオルブの無事を知り一安心
グソクムシャたちには同行せずミツハニーと共にそこに残った

・フレフワン
通信傍受の原因を《叩く》ため、色メタモンを引き連れて旧現フレフワラボへ向かった

・クチート
フレフワンと色メタモンが外出するので旧フレフワラボでお留守番することに
ミュウツーの面倒を見ることも頼まれたが……
 ▼ 831 ラップ@びっくりこやし 20/04/30 12:04:42 ID:GoYMp3RQ NGネーム登録 NGID登録 報告
ヘラクロス
 ▼ 832 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/30 15:32:52 ID:FnbgdzPs [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の花畑〜〜


ミツハニー「んじゃジブンたちは森に帰るっすか」

ヘラクロス「いや、1匹で戻っててくれ。俺はちょっと行きたいところがあるんだ」

ミツハニー「行きたいところっすか?」

ヘラクロス「ああ。まあ何日も森を空けるってことはないと思うぜ、多分」

ミツハニー「わかったっす。んじゃジブンだけで帰ってるっすよ」

 ブーン……


ヘラクロス「んじゃ行くか、林へ」
 ▼ 833 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/30 16:06:01 ID:FnbgdzPs [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の林〜〜


ヘラクロス(イオルブを狙っているポケモンの候補としてスピアーってのが出てきた)

ヘラクロス(おかしいところはあるみてえだけど、どうにも気になるんだよ)

ヘラクロス(今ならあのビークインも回復した頃だろ…… なんとかスピアーの行方とどんな奴なのか聞き出せると良いんだけどな)

ヘラクロス(……ん?)


ビークイン?「…………」フワフワ


ヘラクロス(あそこにいるのはビークインか? それにしちゃなんか雰囲気が違うような……)


ビークイン?「……あら?」

ヘラクロス(こっちに気づいたか)

ビークイン?「貴方はもしかして近所の森にいるという……」

ヘラクロス「ヘラクロスだ。お前はビークイン…… みてえだけど俺が知ってるビークインとはどうやら違うみてえだな」

ビークイン?「私はこの林にいるミツハニー達の女王です」

ヘラクロス「女王!? んじゃあのビークインは一体何なんだ……?」

ビークイン女王「この林にいるもう1匹のビークインですか? あの子は私の養女ですよ。立場としては王女ですね、次期女王です。血のつながりはありませんが」

ヘラクロス(そういえばあいつのこと女王って呼んでる奴はいなかった気がするな……)

ヘラクロス「でもあいつ自身は自分のこと女王だって言ってたぞ」

ビークイン女王「あら…… 私がいない間にあの子そんなことを」

ヘラクロス(それだけじゃねえんだけどな)

 ▼ 834 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/04/30 16:25:27 ID:FnbgdzPs [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「俺はちょっとアイツに用があるんだけど会いに行っていいか?」

ビークイン女王「用というと?」

ヘラクロス「聞きたいことあるんだよ。あいつが数日前に会ったっていうポケモンについてだ」

ビークイン女王「数日前…… なら私は知らないことですね。1ヶ月ほど城を空けていましたから」

ヘラクロス「1ヶ月も? なんでまた」

ビークイン女王「>>835という用事がありまして」
 ▼ 835 ルマユ@モンスターボール 20/04/30 16:46:45 ID:D5VcTf6E NGネーム登録 NGID登録 報告
イオルブという虫ポケモンの抹殺
 ▼ 836 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/04 20:11:19 ID:qKtgh0PQ [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビークイン女王「イオルブというむしポケモンの抹殺という用事がありまして」

ヘラクロス「ハァ!? イオルブの抹さ…… いや、1ヶ月前に出たなら違うのか?」

ビークイン女王「あら、知り合いですか?」

ヘラクロス「知り合い……だけどお前が抹殺しに行ったイオルブは多分別の奴だな。俺と初めて会ったのが1週間前かそこらでそのときはまだサッチムシだったし」

ビークイン女王「ならあなたの言う通り別個体ですね。旧友のガバイトさんが宝石泥棒の被害に遭いまして。それでその宝石泥棒のイオルブを一緒に抹殺してほしいと相談が」

ヘラクロス「宝石泥棒?」

ビークイン女王「ガバイトさんは大の宝石マニアで…… そのコレクションが盗まれたのです」

ビークイン女王「殺伐とした相談でしたが旧友の頼みとあっては断るわけにも……と思い娘に城を任せ、イオルブを捕まえるべく飛び回りました」

ビークイン女王「まあいざ捕まえてみたらイオルブが宝石泥棒というのはガバイトさんの勘違いで犯人は別でいたんですが……」

ヘラクロス(あいつも勘違いで命狙われてるんじゃねえのか……?)

ビークイン女王「新たに見つかった真犯人>>836は現地――そのときはジョウト地方にいましたね、現地のジョウト自警団に引き渡してきました。なんでも被害者はガバイトさんだけではないらしいので前科の取り調べが必要だと……」
 ▼ 837 ナギラス@きんのいれば 20/05/04 20:11:48 ID:xTo.Ro0E NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イッチ
 ▼ 838 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/04 20:16:39 ID:qKtgh0PQ [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>836
安価ミス再指定>>838
 ▼ 839 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/04 20:17:18 ID:qKtgh0PQ [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>838
安価再々指定>>840
(ポケモン名でお願いします)
 ▼ 840 ルディオ@フサパック 20/05/04 20:35:47 ID:VZk2U.HA NGネーム登録 NGID登録 報告
トゲピー♀
 ▼ 841 ウドウ@ライブドレス 20/05/04 21:10:54 ID:u10EZFXk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゾロアーク
 ▼ 842 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/04 21:20:19 ID:qKtgh0PQ [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビークイン女王「新たに見つかった真犯人トゲピーは現地――そのときはジョウト地方にいましたね、現地のジョウト自警団に引き渡してきました。なんでも被害者はガバイトさんだけではないらしいので前科の取り調べが必要だと……」

ヘラクロス「へえトゲピー…… あのちみっこいのがか」

ビークイン女王「まあイオルブも大概小さかったですが……」

ヘラクロス(そういえばあいつも大きさ自体はサッチムシから大して変わってない気がする)

ビークイン女王「この話はこれくらいにしておいて……」

ビークイン女王「貴方の要求ですが…… 一旦保留にさせてください。まずは群れの現状を確認したいのです」

ビークイン女王「基本、群れにビークインは1匹だけ。この外出はあの子が女王として新たな群れを持っても大丈夫かの試験でもありました。その結果を確認するのです」

ヘラクロス「お、おう……」

ヘラクロス(まあ結果は…… 見えてるよな)
 ▼ 843 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/04 22:58:31 ID:qKtgh0PQ [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――数分後――

〜〜シンオウ地方の林・ビークインの城の前〜〜



ビークイン女王「貴方はここで待っていてください」

ヘラクロス「おう」


ミツハニーM「あ、女王様! おかえり……なさいませ……」

ビークイン女王「どうしたのです? 顔色が悪いですよ?」

ミツハニーM「そ、それが……」

ビークイン女王「城でなにかあったので…… って、え」

ビークイン女王「し、城がえぐれていますよ!? 一体何があったというのですか!!!」

ミツハニーM「も、申し訳ありません!」

ヘラクロス(ルナアーラにぶっ壊されたところまだ直ってなかったか……)

ビークイン女王「とりあえず王女から話を聞きます、連れてきてください!」

ミツハニーM「か、かしこまりました!」



――数分後――



ミツハニーM「拒否されました……」

ビークイン女王「……これはあの子が何か問題を起こしたということですね」

ミツハニーM「…………」

ヘラクロス(城がぶっ壊れたのは無関係だけどな)

ビークイン女王「では王子の方を呼んできてください」

ミツハニーM「かしこまりました」

ヘラクロス「王子……?」
 ▼ 844 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/05 00:00:35 ID:Q13gtLDc [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――数分後――



ミツハニーI(以下ミツハニー王子)「お呼びですか陛下」ブーン

ビークイン女王「ええ、呼びました」

ミツハニー王子「どうぞなんなりとご命令を……」

ビークイン女王「ご命令……? 貴方はまだ兵士気分でいるのです?」

ミツハニー王子「我々の一族はビークインが群れをまとめるのですよ? オスのミツハニーはトップになりません」

ミツハニー王子「王族として守られるだけで働きすらしないミツハニーなんてカッコ悪いじゃないですか。やっぱりミツハニーは兵として勇敢に戦ってこそですよ。陛下の養子であることには不満はありませんが王子という立場は嫌です」

ビークイン女王「……いっそのこと無理にでも貴方に王をやらせた方がいいのかしら」

ミツハニー王子「ミツハニーに王は務まりません!!! そして王子という立ち位置は無意味です!!! なので私は兵士をやります!!!」

ビークイン女王「…………」

ミツハニーM「女王様、そろそろ用件を…… 王子も抑えて抑えて……」

ミツハニー王子「その王子って言うのやめてほしいんだけどな俺は」

ミツハニーM「しかし女王様の御前である以上そういうわけには……」

ミツハニー王子「ああ、ついこないだまで兵として働けていたのになあ」

ビークイン女王「王女だけでなく貴方も好き勝手していたようですね」

ミツハニー王子「兵として当時の城のトップに従っていたまでです」

ヘラクロス(めんどくせえ奴らだな……)


ビークイン女王「……用件を言います。これは命令です……ミツハニーの兵士よ」

ミツハニー王子「はい何なりと」

ヘラクロス(単純)
 ▼ 845 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/05 00:15:21 ID:Q13gtLDc [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビークイン女王「まずこの城の惨状について教えてもらいましょうか」

ミツハニー王子「我が子を探しに異世界からやって来たポケモンが壊していきました。詳しく説明するとかくかくしかじかです」

ビークイン女王「それは……とんでもない災難でしたね」

ミツハニー王子「当時は兵のほとんどが城の外にいるか既に倒されているかでしたので、妨害も満足にできず被害が大きかったのです」

ビークイン女王「《兵のほとんどが城の外にいるか既に倒されているか》というのは?」

ミツハニー王子「王女の命により付近の森を侵略中で…… 攻め込んだ者は最終的に返り討ちに遭い、城の防衛に当たっていた者は人質にした森のポケモンを救出しようとする勢力に敗北したのです」

ビークイン女王「侵略ですか…… え、侵略!?!?!?」

ヘラクロス「その時の人質が俺だ。正確には俺が大人しく捕まってないと森のポケモンを殺すぞって感じでだったけど」

ビークイン女王「う……」プルプル

ビークイン女王「うちの子たちが申し訳ございませんでしたァッ!!!!」ズサードゲザ

ミツハニーM「女王様!?」

ヘラクロス「もう解決したからいいって! あ、森のポケモンたちからのここの女王に対する誤解は俺が後で解いておくわ!」
 ▼ 846 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/05 00:32:40 ID:Q13gtLDc [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビークイン女王「とりあえずまだあの子に女王は無理ですわね…… 侵略しなければいけない状況でもないのに……」

ヘラクロス「なんか惚れた男がいるらしくて、そいつに俺達の森をあげたかったんだと」

ビークイン女王「まあ…… それは本当ですか?」

ミツハニー王子「その情報に偽りはありません。我々も知ることです」

ヘラクロス「それでその男がどんな奴かを聞き出したくて俺はこの林に来たんだ。スピアーってポケモンなんだが、俺の弟子の命を狙ってる疑いがあるんだ」

ビークイン女王「スピアー……」

ヘラクロス「さっきこいつが言ってた異世界のポケモンの子供と一緒にいるらしくてな。そいつらの行方は異世界のポケモン――ルナアーラも聞き出そうとしたけどあいつ口割らなくてな」

ヘラクロス「俺は後から気になって聞き出しに来たけど半分ダメ元だな。さすがにこれ以上暴力振るうのも違うだろうし」

ビークイン女王「あの子をたぶらかした男の行方…… 私も気になりますね。教えてくれますか?」

ミツハニー王子「スピアー一行の行方は王女によりトップシークレットとされています」

ビークイン女王「私が今情報公開を解禁しましょう。スピアー一行は今どこにいるのです?」

ミツハニー王子「シンオウの外…… 兵が知るのはここまでです。詳しい場所を知るのは王女のみです」

ビークイン女王「では私があの子を説得して聞き出してきましょう。貴方達はここで待っていてください」
 ▼ 847 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/05 00:53:17 ID:Q13gtLDc [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――1時間後――



ビークイン女王「……」フワフワ

ヘラクロス「随分かかったな…… で、どうだった?」

ビークイン女王「……聞き出せませんでしたわ。スピアーとやらの魅力を語るばかり……」

ヘラクロス「女王でも無理なのか……」

ビークイン女王「でも……」

ヘラクロス「でも?」

ビークイン女王「あの子は少し口を滑らせました。彼女がスピアーからもらった《プレゼント》…… スピアーが向かう先で使われているものだと言っていました。これです」スッ

ヘラクロス「なんだ……? コイン?」

ビークイン女王「同じ硬貨を何枚も貰ったそうなので1枚だけあの子に残して後は没収しました。貴方にも1枚差し上げましょう。何か手掛かりになるかもしれません」サッ

ヘラクロス「おうありがとよ。《1》って書いてあるな…… 別の地方の1円硬貨か?」

ビークイン女王「私もそう思います。どこで流通しているものかさえ分かれば……」

ヘラクロス「地方は絞り込めるってわけか…… こっちで色々仲間と調べてみるよ。何か分かったらそっちにも教えるぜ」

ビークイン女王「ありがとうございます…… さて、あの子にも、この《兵士なりきり》にもお説教が必要ですね」

ミツハニー王子「なっ……!」

ミツハニーM「王子、あきらめましょう……」

ビークイン女王「勿論貴方も、いえミツハニー兵全員お説教対象ですよ? いくらなんでも侵略は引き止めるべきです」

ミツハニーM「ひい……」

ヘラクロス「んじゃ俺はそろそろ行くわ。付き合ってくれてありがとな!」ブーン

ビークイン女王「良い報せをお待ちしています」
 ▼ 848 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/05 00:53:34 ID:Q13gtLDc [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
描写キャラ安価>>849
【選択肢&最後に描写された時の状況】
・イオルブ
前スレレス番19あたりで登場したコクーンの両親(スピアー)に出会い、グソクムシャに騒動の謝罪をさせるべくまんげつじまへ向かう
(通信傍受の件が解決していないのでグソクムシャには未連絡)

・グソクムシャ、アーマーガア、アブソル
イオルブと合流すべくまんげつじまに向かう途中、嵐に襲われ迷子になってしまう
が、フーパに救われるという形でイッシュ地方のリバティーガーデン島に飛ばされた
そこにやって来たアーボックや新聞記者のファイアローから《イオルブは何者かに殺され、その遺体はリゾートデザートにある》という情報を入手
情報の真偽を確かめるべく一行はリゾートデザートに向かう

・ヘラクロス
(直近なので割愛)

・フレフワン
通信傍受の原因を《叩く》ため、色メタモンを引き連れて旧現フレフワラボへ向かった

・クチート
フレフワンと色メタモンが外出するので旧フレフワラボでお留守番することに
ミュウツーの面倒を見ることも頼まれたが……
 ▼ 849 プラス@おおきなしんじゅ 20/05/05 01:42:55 ID:o4n2sKNQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチート
 ▼ 850 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/08 12:22:41 ID:HQiAquAI [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜カントー地方・グレン島・旧フレフワラボ〜〜



クチート「あー危なかった……」

クチート「まだ通信傍受されてる可能性あるからな、場所は危ないぜ……」

ミュウツー「クチート」

クチート「うわビックリしたミュウツーかよ。どうしたんだ?」

ミュウツー「与えられた本を読み終えた」

クチート「あああの分厚い奴読み終えたんだな。フレフワンもそろそろって言ってたなそういえば」

ミュウツー「今度はこの《>>851》という本を読みたいんだがいいか?」
 ▼ 851 ンゲラー@げんきのかたまり 20/05/08 12:23:48 ID:V7P.5tJg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネクロノミコン
 ▼ 852 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/08 13:03:38 ID:HQiAquAI [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツー「今度はこの《ネクロノミコン》という本を読みたいんだがいいか?」

クチート「なんだそりゃ…… って透明なケースでガッチリ保護されてるぞ。残念だけど俺は鍵持ってないから開けられないぜ?」

クチート(というかこんな保護されてのは読んじゃまずい本だよな)

ミュウツー「私ならこれくらい破壊できるが」

クチート「やめとけ、勝手に壊すのはまずい。他に何か読みたい本ないのか?」

ミュウツー「じゃあ…… こっちの《>>853》は」
 ▼ 853 ンテイ@つきのいし 20/05/08 13:09:29 ID:8PXkaCOE NGネーム登録 NGID登録 報告
アルベルト・アインシュタイン著 サルノリでもわかる 簡単!核兵器の作り方 
 ▼ 854 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/08 13:23:18 ID:HQiAquAI [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツー「じゃあ…… こっちの《アルベルト・アインシュタイン著 サルノリでもわかる 簡単!核兵器の作り方》は」

クチート「へいきぃ? また変なの持ってきたな……」

ミュウツー「アインシュタインは有名な学者だと聞いた」

クチート「でもこれ、アルベルト・アインシュタインが書いたんじゃなくて《アルベルト・アインシュタイン著》の部分までタイトルで本当の著者は隅っこになんか小さく書いてあるぞ」

ミュウツー「詐欺か」

クチート「だな。えーと中身は…… なんだこりゃ文章じゃないぞ」

ミュウツー「見せてみろ。 ……楽譜?」

クチート「おいミュウツー、サルノリってどんなポケモンかわかったりする?」

ミュウツー「さっきの本にスティックで演奏をするポケモンだと」

クチート「じゃあこの楽譜通りの演奏がサルノリの間では言葉みたいに意味を持つものになるのか……って」

クチート「《サルノリでもわかる》じゃなくて《サルノリならわかる》じゃねーかこれ!」

ミュウツー「さっき覗いた資料室にサルノリの演奏についての資料もあったはずだから解読してみる」

クチート「勝手にあちこちうろつくなよ。まあ解読は暇つぶしにはいいかもな…… 俺も付き合うぜ」

 ▼ 855 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/08 13:34:58 ID:HQiAquAI [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――1時間後――



ミュウツー「解読の結果」

クチート「うん」

ミュウツー「内容は核兵器の作り方等ではなく」

クチート「うん?」

ミュウツー「要約すると、」

 《核兵器を作りたいと思った君へ、残念ながらこの本にその方法は載っていない。
  我々の調和を守るためにその様な兵器は不要だからだ。
  ただしこの本を読み解くために君が勉強した演奏テクニックは、平和のために大いに役立つであろう。
  木々や心を癒すことができる。元気づけることができる。
  君たちがゴリランダーにまで成長することができれば、その時は仲間を護る強力な武器になる。
  我々に兵器は不要である。
  最後に私が平和を祈りながら作った曲の楽譜を載せた。ぜひ演奏してほしい》

ミュウツー「という内容だった」

クチート「サルノリ向けの教育書……?」

ミュウツー「ところでこの本の著者というのは」

クチート「ガラルの森のゴリランダーって書いてあった」

ミュウツー「ゴリランダーはサルノリの最終進化系だ」

クチート「ああそういうこと……」

ミュウツー「ところで資料室に気になる資料があったんだが」

クチート「今度は資料か」

ミュウツー「《>>856について》の資料を読みたい」
 ▼ 856 ンベ@スターのみ 20/05/08 14:45:07 ID:V7P.5tJg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まんげつじまに関するとある伝説
 ▼ 857 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/08 23:44:33 ID:HQiAquAI [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツー「《まんげつじまに関するとある伝説について》の資料を読みたい」

クチート「まんげつじまの……? 確かイオルブやグソクムシャたちが向かってるとこだよな」

ミュウツー「そうなのか」

クチート「……大丈夫とは思うけどお前もう狙うんじゃないぞ?」

ミュウツー「毒のせいなら私の意志ではない。そして私に今その気はない」

クチート「そっか。まあ俺も同じようなもんだけど…… いたって普通の資料みたいだし読ませてもらうか」

ミュウツー「何々…… 《まんげつじまには>>858という伝説がある》……」
 ▼ 858 レブー@だいちのプレート 20/05/08 23:45:43 ID:OAJYaARo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
とても美味しい「まんげつまんじゅう」という名前の屋台がある
 ▼ 859 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/08 23:49:13 ID:HQiAquAI [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツー「何々…… 《まんげつじまにはとても美味しい「まんげつまんじゅう」という名前の屋台があるという伝説がある》……」

クチート「ま、まんじゅう……?」

ミュウツー「まんじゅう」

クチート「……きっと満月みたいに丸いんだろうな」

ミュウツー「いや、《まんげつまんじゅうは三日月型のフォルムが特徴であり……》」

クチート「なんでだよ!」

ミュウツー「《その屋台の店主は>>860だという》」
 ▼ 860 ガヤドラン@こわもてプレート 20/05/08 23:55:21 ID:j9Tk01Gg NGネーム登録 NGID登録 報告
ブラッキー
 ▼ 861 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/09 02:27:30 ID:CYHEyddY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツー「《その屋台の店主はブラッキーだという。》」

クチート「ブラッキー?」

ミュウツー「注釈がある。《※げっこうポケモン》」

クチート「月に関係するポケモンっぽいな…… 場所にも饅頭の名前にもあってる」

ミュウツー「《まんげつまんじゅうはただ美味しいだけではない。このまんじゅうを3つ食べると、》」

クチート「食べると?」

ミュウツー「《>>862》」
 ▼ 862 マゲロゲ@ジャラランガZ 20/05/09 02:38:21 ID:vcOE9NFs NGネーム登録 NGID登録 報告
虫タイプ及びエスパータイプのポケモンに対する殺気が湧き、かつこれらが複合していれば殺気が100倍になる
 ▼ 863 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/09 03:08:55 ID:CYHEyddY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミュウツー「《むしタイプ及びエスパータイプのポケモンに対する殺気が湧き、かつこれらが複合していれば殺気が100倍になる》」

クチート「なーんじゃそりゃ……」

ミュウツー「《この特性もあり、まんげつまんじゅうの購入時には島の主であるクレセリアによる厳しい検閲が入る。》」

クチート「まあそりゃそうだわな」

ミュウツー「《なおクレセリア自身もエスパータイプであるため、もし検閲を押し切ってまんげつまんじゅうを3つ摂食した者がいればまず彼女と戦うことになるだろう。》」

クチート「エスパータイプへの殺気が沸くからその場にいるエスパータイプと戦うって訳か」

ミュウツー「こわい」

クチート「お前が言えたことじゃないと思うぞ……」

クチート「まんげつじまのまんげつまんじゅう、3つ食べるとむしとエスパーを殺したくなってそれの複合相手だと殺意100倍か……」

クチート「また連絡取れるようになったらイオルブに注意――いやクレセリアが取り締まってるなら安心なのか?」

ミュウツー「……まだ続きがあるぞ」

クチート「まだあるのか」

ミュウツー「……これはこの資料を書いた者のメモ書きか?」

クチート「メモ書き?」

ミュウツー「《殺気の増加…… 心理面につられて戦闘能力が変化するのはよく知られた事実である。エスパータイプやむしタイプを相手にするときにこの饅頭を3つ食べれば戦闘能力は飛躍的に向上するのだろう。》」

ミュウツー「《ポケモンのパワーアップが私の研究テーマである。しかしこの饅頭は研究するには少々危険すぎる。研究過程で殺気100倍を向けられてはたまらない。自ら食してみたい好奇心もあるが、その場合どうなるか……最悪のケースを想定するとやめた方がいいだろう。》」

ミュウツー「あのフレフワンはこんなものも研究していたのか」

クチート「色々手を出してるみたいだからなあ」

クチート(でもこのメモ書き、フレフワンが書いたにしちゃなんかおかしくないか?)


ミュウツー「この資料もこれで終わりか。じゃあ次はこの《妄想†極秘†ノート》というのを」

クチート「それはやめろ!!! 絶対読むな!!!!」
 ▼ 864 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/09 03:09:41 ID:CYHEyddY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
描写キャラ安価>>865
【選択肢&最後に描写された時の状況】
・イオルブ
前スレレス番19あたりで登場したコクーンの両親(スピアー)に出会い、グソクムシャに騒動の謝罪をさせるべくまんげつじまへ向かう
(通信傍受の件が解決していないのでグソクムシャには未連絡)

・グソクムシャ、アーマーガア、アブソル
イオルブと合流すべくまんげつじまに向かう途中、嵐に襲われ迷子になってしまう
が、フーパに救われるという形でイッシュ地方のリバティーガーデン島に飛ばされた
そこにやって来たアーボックや新聞記者のファイアローから《イオルブは何者かに殺され、その遺体はリゾートデザートにある》という情報を入手
情報の真偽を確かめるべく一行はリゾートデザートに向かう

・ヘラクロス
イオルブが言及した殺害依頼者候補のスピアーについての情報を得るためにビークインの城へ行く
以前戦ったビークインが現女王の養女と知り、本当の女王の協力を得て1枚のコインを手に入れる
どうやらスピアーが向かった先で流通しているものらしいが……

・フレフワン
通信傍受の原因を《叩く》ため、色メタモンを引き連れて旧現フレフワラボへ向かった
 ▼ 865 リヤード@じめんのジュエル 20/05/09 08:33:57 ID:o5ls0RgE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ
 ▼ 866 ルダック@カビチュウ 20/05/09 20:21:35 ID:o5ls0RgE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 867 イキング@ふるびたかいず 20/05/10 00:14:58 ID:aWXQZksc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 868 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/13 16:15:00 ID:ObPwQ1XA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜イッシュ地方・リゾートデザート〜〜


アーマーガア「リゾートデザートについたけど……」

アブソル「私がここに来るのは大体100年ぶりだが…… こんな感じだったか? ここって」

アーマーガア「いや、違う気がするかー」

グソクムシャ「……ポケモンの気配がない?」

アブソル「ああそうそう。違和感はそれか」

アーマーガア「厳しい砂漠の環境だけどそれに適応したポケモンがいるはずだかー 僕もヒヒダルマやシンボラーに会ってるかー」

グソクムシャ「ちょっと待っていろ」

アブソル「?」

グソクムシャ「……」ザッザッザ


 しぃーん……


アーマーガア「何してるんだかー?」

グソクムシャ「シンボラーの巡回ルートに足を踏み入れてみたが来ないな……」

アブソル「ああ、確かそういうのあった気がするな…… あの時はエアスラッシュ食らいかけたっけ……」

アーマーガア「来ないってことは異常かー?」

グソクムシャ「うむ……」


>>869「お前らは……」
 ▼ 869 キワラシ@シュカのみ 20/05/13 16:15:53 ID:Dn.6dHr2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄師匠
 ▼ 870 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/13 16:32:23 ID:ObPwQ1XA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユキワラシ「お前らは……」

アブソル「? こんなところにユキワラシ?」

ユキワラシ「お前らこの辺のポケモン?」

グソクムシャ「いや違うが」

ユキワラシ「違うんか。ってことはお前らも外のポケモンか。ここ変な砂漠よなあ、ポケモンの気配ちっともせん」

アブソル「前に来たときはこんな感じじゃなかったんだが……」

アーマーガア「ここを護ってるポケモンも不在みたいなんだかー」

ユキワラシ「あー自分はユキワラシ。弟子のダルマッカがダルマッカの本場で修行してくるって行ってここに向かったから様子見に来たんや」

アブソル(なんだこの似非ジョウト訛りは……)

ユキワラシ「お前らは誰でどーしてこんな変な砂漠に来たん?」

アーマーガア「僕はアーマーガアだかー。白いフサフサなのがアブソルで、硬そうなのがグソクムシャだかー。僕らはとある噂の真相を確かめに来たんだかー」

ユキワラシ「とある噂……? ああもしかしてさっきばらまかれてた新聞の?」

グソクムシャ「ポケモンワールドニュースか?」

ユキワラシ「そうそう、なんでもイオルブっちゅう奴が殺されたとかいう…… 確かに死体はリゾートデザートとか書いてあったなあ」

ユキワラシ「うーんつまりお前らは死体探しか。なんか人間の映画みたいやわ、こう……男の子が4人線路の上を歩くやつ。これも青春か? ハハハ」

アブソル「……もう行っていいか?」

ユキワラシ「あ、ちょい待って。さっきそれっぽいメモ書き見つけたんよ。死体と関係あるんとちゃう?」

グソクムシャ「メモ書き?」

ユキワラシ「これこれ」スッ

グソクムシャ「……《遺体は城に隠せ このメモは失くすな》」

アーマーガア「《あるんとちゃう?》じゃなくて絶対あるかー!」

アブソル「メモは失くすなって書いてあるのに落としたのか……」
 ▼ 871 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 01:38:59 ID:O0hQXw42 [1/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「城…… 古代の城だろうな」

アーマーガア「行ってみるかー……?」

アブソル「それしかないだろう」

ユキワラシ「なんか危険な香りやなあ。そのメモ書きはお前らにやるわ」

アーマーガア「ありがとうだかー」

ユキワラシ「自分はここでダルマッカを探しとるわ。……ん?」

アブソル「どうした?」

ユキワラシ「お前らの後ろ、誰か見とらへん?」

アブソル「えっ」クルッ

アーマーガア「待って、ど、どこかー!?」キョロキョロ

 ズサッ

グソクムシャ「……今砂に潜ったな」

アーマーガア「グソクムシャ! 見えたのかかー!?」

グソクムシャ「眼だけを砂の上に出していた…… あれはメグロコかワルビルか……」

アブソル「メグロコ、ワルビル…… ならここのポケモンだろうな」

アーマーガア「こそこそ僕らを見ててさっと逃げるなんて、やっぱりこの砂漠何かあったのかかー……?」

ユキワラシ「ダルマッカが心配になって来たわ……」

アブソル「さっきの誰かに話を聞けば何があったかもわかるかもしれないが…… どっちへ逃げたかはわかるか?」

グソクムシャ「わからぬ」

アブソル「じゃあ城へ向かうのが先だ」

アーマーガア「砂に潜って砂漠中捜すわけにも行かないかー。てことで僕ら城に行くかー」

ユキワラシ「んじゃさいならやね。お気をつけてー」
 ▼ 872 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 01:54:52 ID:O0hQXw42 [2/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜イッシュ地方・古代の城・1階〜〜


アブソル「古代の城…… 今はこんなに砂に埋もれてしまっているのか」

グソクムシャ「そのうち完全に砂に沈む時が来るかもしれぬ」

アーマーガア「その時は城のポケモンはどうするんだろうかー……」



――10分後――

〜〜イッシュ地方・古代の城・地下1階・南の部屋〜〜



アブソル「……とりあえずこの階にも何もなさそうだな…… ポケモンすらいないとは」

グソクムシャ「次は北の部屋を捜そう」

アーマーガア「北の部屋?」

グソクムシャ「1階の西側の流砂に飲まれれば行けるはずだ」

アーマーガア「ワイルドな降り方かー……」

アブソル「流砂も移動手段なのか…… そういえば1階にはもう1つ下り階段があったがあれはその部屋には通じてないのか?」

グソクムシャ「通じているが段差の上だっただろう」

アーマーガア「……僕が運べば問題ないよねかー」

アブソル「うん」

グソクムシャ「すまぬ、今までの移動方法に囚われていた」

アブソル「流砂に飲まれるのは流石におかしいと思ったぞ」

グソクムシャ「しかし、ここのポケモンもここを訪れるトレーナーも皆流砂に飲まれて移動していたぞ?」

アブソル「えぇ……」

アーマーガア「息とか大丈夫なのかかー……?」
 ▼ 873 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 02:16:31 ID:O0hQXw42 [3/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「じゃあ1度1階へ……ん?」

アブソル「どうした?」

アーマーガア「ここの壁のブロック…… ちょっとズレてる気がするかー」ツンツン

グソクムシャ「ズレてる?」

 カチッ

アーマーガア「あっ…… なんかやばい感じかー……?」

アブソル「カチッて言ったぞ今」


 ゴゴゴゴゴゴ……


アーマーガア「な、なんだかー!?」

グソクムシャ「城が…… 揺れている……?」


 ダーンッ!!!


アーマーガア「ブロックが横にはけて…… 壁に大穴が開いたかー!?」

アブソル「し、仕掛け扉なのか……?」

アーマーガア「かー…… この穴の中、とっても暗いかー…… なんか斜め下に伸びてるみたいだけど……」ザッ


 ズズズ……


アーマーガア「かっ!? あ、足元の砂が穴の中へ流れ出し―― うわっ」ズザザ

アーマーガア「わーーー!!!! 穴に落ちちゃうかーーーー!!!!」ジタバタザズザズ

グソクムシャ「ここでも流砂か……!」

アブソル「と、飛ぶんだアーマーガア!」

アーマーガア「無理かー! 狭すぎてはばたけないかー!」ジタバタザズザズ
 ▼ 874 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 02:29:20 ID:O0hQXw42 [4/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「仕方がない、私の前足を掴め! それが無理なら咥えろ!」

アーマーガア「かー!!!」カプッ

アブソル「ぐっ…… よし! 今引き上げる! グソクムシャ!」

グソクムシャ「分かった!」ガシッ

アブソル「……グソクムシャ、できれば尻尾以外が良かった、痛い」

グソクムシャ「すまぬ」

アーマーガア「こへひへいくぉー」

アブソル「アーマーガア、その状態でしゃべると何言ってるかわからない上に痛い」

アーマーガア「…………」

グソクムシャ「……引き上げるぞ!」

アブソル「よし、せーのっ! ……って」ズズ

アブソル「私の足元の砂も穴の方へ……?」ズズズズ

アーマーガア「くぁー!?」

グソクムシャ「……我が反対側の壁を掴む!」ザッザッ

アブソル「いだだだだだだ!」

グソクムシャ「耐えてくれ! 壁にツメをひっかけることさえできれば…… む」ザザ

グソクムシャ「我が立っているところももうダメか……!? 流されていく!」ザザザザザザ

アブソル「えーーーっ!!」ズズズズ

アーマーガア「かふあへっこかはへくぁー?」ザザザザ

グソクムシャ「ダメだ、それは貴様らが水流で吹っ飛ぶことになる」ザザザザ

アブソル「痛いそしてなんで今ので何言ってるかわかるんだ」ズズズズ
 ▼ 875 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 02:40:49 ID:O0hQXw42 [5/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「……仕方がない、このまま流砂と共に落ちるぞ」ザザザ

アーマーガア「くぁー!?」ザザザ

アブソル「正気か?」ズズズズ

グソクムシャ「1階の流砂と同じかもしれぬ。それなら……」ザザザザ

アブソル「下の階層に無事にたどり着けると?」ズズ

グソクムシャ「うむ」ザザザ

アーマーガア「くぁ、こほはおおかへふおっくおかへかくぉー!」ザザザザザザ

アブソル「痛いグソクムシャ通訳」ズズズ

グソクムシャ「穴の壁が他の部屋と同様ブロックで舗装されているそうだ。元々こういう通路の可能性が出てきた」ザザザザザザ

アブソル「どんな通路なんだ……」

グソクムシャ「……よし、抵抗を止めて落ちるぞ」ザザザ

アーマーガア「くぉー」ザザザ

アブソル「いい加減痛いし埒が明かないし、イチかバチか、やってみよう!」ズズズ


 ズザーッ!!!
 ▼ 876 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 02:41:57 ID:O0hQXw42 [6/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
描写キャラ安価>>877
【選択肢&最後に描写された時の状況】
・イオルブ
前スレレス番19あたりで登場したコクーンの両親(スピアー)に出会い、グソクムシャに騒動の謝罪をさせるべくまんげつじまへ向かう
(通信傍受の件が解決していないのでグソクムシャには未連絡)

・グソクムシャ、アーマーガア、アブソル
(直近なので割愛)

・ヘラクロス
イオルブが言及した殺害依頼者候補のスピアーについての情報を得るためにビークインの城へ行く
以前戦ったビークインが現女王の養女と知り、本当の女王の協力を得て1枚のコインを手に入れる
どうやらスピアーが向かった先で流通しているものらしいが……

・フレフワン
通信傍受の原因を《叩く》ため、色メタモンを引き連れて旧現フレフワラボへ向かった
 ▼ 877 リキリ@おいしいシッポ 20/05/14 03:19:39 ID:/mdsvzaw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン
 ▼ 878 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 04:24:48 ID:O0hQXw42 [7/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜アローラ地方外れ・海底〜〜



フレフワン「さあ着いたわよ♪」

色メタモン「ここが海の底…… スーツのライトがないと真っ暗だね」

フレフワン「スーツの外し方は覚えているわね?」

色メタモン「相手に変身する瞬間にボタンを押せばいいんだね」

フレフワン「そうよ♪」

フワフワン「さーて通信装置はあそこね♪ ライトで照らすわ♪」

 ピカッ

ダダリン「うわまぶしっ!」

フレフワン「あらダダリンね♪ あのメタモンの部下かしら?」

色メタモン「あーモソモンの?」

ダダリン「フ、フレフワン!?」

フレフワン「そんなところで通信装置を触って何をしてるのかしらウフフ♪」

ダダリン「に、逃げろーー!!!」ガラガラ

フレフワン「逃 が さ な い わ よ ♪」


――――
フレフワンが使うわざ>>879
 ▼ 879 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 11:22:03 ID:O0hQXw42 [8/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 880 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 11:55:35 ID:O0hQXw42 [9/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
再度自上げ安価下
 ▼ 881 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 12:33:10 ID:O0hQXw42 [10/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
再々度自上げ安価下
 ▼ 882 ロリンガ@カプZ 20/05/14 12:43:56 ID:xSXYOPmU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スキルスワップ
 ▼ 883 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 13:13:53 ID:O0hQXw42 [11/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「メタモン、出番よ♪ 私を連れてあいつを追って♪ 私達が普通に泳ぐよりは速いはずよ♪」

色メタモン「分かった! へんしん! あとスーツ解除!」ポワンガチャン

色メタモン(ダダリン)「掴まって!」

フレフワン「よいしょっと♪」

色メタモン(ダダリン)「飛ばすぞー!」ガラガラ


ダダリン「うわぁあいつオレに化けやがった!」ガラガラ

色メタモン(ダダリン)「待てーダダリン! ……ところでフレフワンさ」ガラガラ

フレフワン「なにかしら?」

色メタモン(ダダリン)「フレフワンのタイプってさ、どくとはがねに弱いって言ってたよね」

フレフワン「ええ♪」

色メタモン(ダダリン)「このダダリンはがねタイプのわざを強くする特性を持ってるみたいなんだ。あと当然はがねタイプのわざも……」

フレフワン「そういえばダダリンって《はがねつかい》ねぇ…… わざはどうともならないけど特性は何とか出来るわ♪ 大丈夫よ♪」

色メタモン(ダダリン)「そうなの? ならよかった」
 ▼ 884 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/14 13:16:43 ID:O0hQXw42 [12/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――2分後――



ダダリン「ええいしつこいな!」クルッ

ダダリン「そういやお前はフェアリータイプだからこっちが多分有利だし、そっちの変な色だったメタモンは頑張って倒せばいいだけの話だったじゃないか!」

色メタモン(ダダリン)「変な色は失礼だぞ! あとなんか主張がふわっふわだな!」

ダダリン「うるさい! はがねつかいの力を思い知れ!」

フレフワン「スキルスワップ!」カッ

ダダリン「ヘビーボンバー!」ガラララッ

 ズガーンッ!!

フレフワン「あいたたたた…… まさかヘビーボンバーだなんて私の重さじゃ威力最大じゃない……」クラクラ

ダダリン「た、耐えられたーー!?」

フレフワン「スキルスワップしたから貴方の特性は今いやしのこころのはずよ……♪」クラクラ

ダダリン「あ、ほんとだなんか癒し系になった気がする」

色メタモン(ダダリン)「あんまそうには見えない」

フレフワン「それにしても貴方随分レベルが低いみたいね♪ タイプ不一致とはいえヘビーボンバーを私が耐えられるなんて♪」クラクラ

ダダリン「うるさい!」

フレフワン「さあ今度はこっちの番よ♪ 行くわよメタモン!」

色メタモン(ダダリン)「あいさ!」


――――
フレフワンの攻撃わざ>>885
ダダリンに変身した色メタモンのわざ>>887
 ▼ 885 ウマ@むらさきのミツ 20/05/14 19:00:46 ID:qv3YE1rI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムーンフォース
 ▼ 886 ガイドス@ハートスイーツ 20/05/14 19:16:06 ID:/mdsvzaw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
age
 ▼ 887 ノワール@レトルトカレー 20/05/14 20:32:21 ID:VmN2sZ32 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ねむる
 ▼ 888 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/16 03:46:42 ID:Ec9wYH16 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「ムーンフォース!」シュイーン!

ダダリン「うぎゃああっ!!!」ズダンッ

ダダリン「う、うひぃ……」ハーハー

フレフワン「あら耐えたのね♪」

ダダリン(ま、まずい……! あと1発でもなんか食らったら耐えられないぞ……!?)

フレフワン(あの様子だとあとはメタモンの攻撃で倒せそうね♪)

ダダリン(《ねむる》を使っても寝てる間に倒されるよな…… ああカゴのみでもあれば……)


フレフワン「さあメタモン!」

色メタモン(ダダリン)「ねむる!」スヤァ

フレフワン「えっ」

ダダリン「えっ」

フレフワン「ねむる!? えっなんで!?!?!?」

色メタモン(ダダリン)「へんしんしても〜 泳ぐの慣れな〜 疲れぇ〜」ムニャムニャ

フレフワン「そこまで体調万全にして勝負に臨まなくてもいいのよ!?」

色メタモン(ダダリン)「ムニャァ」

フレフワン「ああもう!」

ダダリン「よーしよくわからんがこれで形勢逆転か?」ガラララッ

フレフワン「!」

フレフワン(ヘビーボンバーの2発目が来る……! 今度は流石に耐えられないわよね……)

フレフワン(こうなったら>>889よ!)
 ▼ 889 レシー@ぎんのおうかん 20/05/16 07:31:32 ID:k89A6jZ6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自爆
 ▼ 890 チゴラス@ボイスチェッカー 20/05/16 20:51:51 ID:Ba2Q3Vdc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゆびをふる
 ▼ 891 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/18 22:23:20 ID:YoBsYMbI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン(こうなったら自爆よ! 自爆装置よ! たしかあれも生きてたはず……)

ダダリン「食らえ――」

フレフワン「《ハシカムブンハン ギョーボブンハン リョクイマルルニ》!」

ダダリン「な、なんだ!? 急に変な呪文みたいな……」ピタッ

アナウンス「サイザーウセキュザティアザンロック……ザザ……」

アナウンス「システム・イチマルイチ、ザザッキドウにセイコウしまザた……」

ダダリン「システム・イチマルイチ?」

フレフワン「今のは呪文じゃないわ♪ ここにあったラボの自爆装置の音声起動パスコードよ♪」

ダダリン「じ、自爆装置ィ!?」

フレフワン「あと1分弱でエレクトンエネルギーを過剰にため込んだマルマインみたいにドカンってなるわ♪ ちなみにあなたのスピードじゃ爆発範囲から逃れるのは不可能ね♪」

色メタモン(ダダリン)「ムニャムニャ……」

ダダリン「なんてことしてくれてんだ! 今すぐ解除しろ! お前も寝てるんじゃねえ!」

フレフワン「じゃあ大人しく私たちについて来てくれるかしら? 話を聞きたいんだけど……」

ダダリン「あー……それは…… うー……」

フレフワン「返事は早い方がいいわ♪」

ダダリン「っていうか俺がついて行かなくてもお前解除するよな!? このままじゃお前も吹き飛ぶんだし!」

フレフワン「生き残ったところで目的が果たせなかったら意味ないわ♪ つまりそういうことよ♪」

ダダリン「正気か!?」

フレフワン「仲間にマッドサイエンティストって言われたこともあるしどっちかっていうと狂気寄りかしら? で、返事は?」

ダダリン「>>892

 ▼ 892 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/19 02:15:59 ID:IOPcORPk [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 893 ビヨン@あおいバンダナ 20/05/19 05:50:25 ID:X14QTOjk NGネーム登録 NGID登録 報告
(あなぬけのたま使用)「うずまき島のルギア様に命令されてやっただけだ!さらばだ!」
 ▼ 894 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/19 10:55:36 ID:IOPcORPk [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダダリン「うずまきじまのルギア様に命令されてやっただけだ! さらばだ!」バッ

フレフワン(! あの《たま》は……!)


ダダリンは あなぬけのたまを使った!

しかし なにもおこらない!


フレフワン「?」

ダダリン「えっ? あれっ? おかしいぞ…… もう一回!」バッ


ダダリンは あなぬけのたまを使った!

しかし なにもおこらない!


ダダリン「…………」

フレフワン「うーん? あ、さしおさえ再現マシーン! あの時メタモンのあつまれだま発動に間に合わず…… 間に合わなかったけど直後に起動自体はされてたのね♪ うふふ♪」(>>167参照)

ダダリン「な、なんだそりゃあ!?」

フレフワン「さしおさえの効果を与えるマシーンよ♪ 範囲とかは改変してあるけどね♪ あらかじめラボに登録されたポケモンと、ラボで開発されたマシン以外に効果を与えるようになってるわ♪」

フレフワン「貴方とその《たま》はどっちでもないものね♪ あの時は間に合わなかった! 遅れた! って思ったけど後々こんなところで役に立つなんて♪」

ダダリン「なんだそりゃ!? インチキだ!」

フレフワン「あら♪ この世界の外の道具を持ち込むのもインチキじゃない? 私は前からここにあったものを使っただけよ♪」

ダダリン「都合よすぎるわ!」

フレフワン「そりゃ私が作ったものだし、私に都合がよくて当たり前よ♪」
 ▼ 895 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/19 13:09:47 ID:IOPcORPk [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フレフワン「……で、ルギアがなんですって?」

ダダリン「そ、そうだ! ルギアだ! いやルギア様だ! ルギア様が――」

色メタモン(ダダリン)「おはようあっダダリンだシャドークロー!」ザシュッ

ダダリン「うぎゃっ!!」ヒンシ

フレフワン「あら起きたのね♪」

色メタモン(ダダリン)「うん。ねむるのおかげで体力ばっちりだよ!」

ダダリン「お、お前ら……」ヒンシ

フレフワン「じゃあそのダダリン拘束装置でおさえておいて♪」

色メタモン(ダダリン)「了解!」カチャン

フレフワン「さて、一応自爆装置も解除していきましょうか♪」

ダダリン「一応……?」ヒンシ

フレフワン「言ってなかったけど、自爆のためのエレクトンエネルギー充填装置は貴方たちダダリンによって破壊済みなのよね♪」

フレフワン「なので《ドカン》といってもそう大した威力はないわ♪ 設置位置的に複数個所で爆竹が炸裂するみたいな感じになるかしら♪」

ダダリン「こ、この野郎……!」ヒンシ

フレフワン「私の目的はまた安全に通信装置を使えるようにすること、管理する私が生き残らなきゃ達成できないわ♪」

ダダリン「お前さっきと言ってることが……」ヒンシ

フレフワン「えーと《メシリケ クトイセ》!」

ダダリン「無視すんな……」ヒンシ

アナウンス「システム・イチザザルイチ、キンザーウカイジョコードショウニン…… ダウン……ザザッ」

フレフワン「じゃ、あとはここの通信装置を破壊したら帰りましょうか♪」

色メタモン(ダダリン)「あいさ!」


――――
描写キャラ安価>>896
【選択肢&最後に描写された時の状況】
・イオルブ
前スレレス番19あたりで登場したコクーンの両親(スピアー)に出会い、グソクムシャに騒動の謝罪をさせるべくまんげつじまへ向かう(通信傍受の件が解決していないのでグソクムシャには未連絡)

・グソクムシャ、アーマーガア、アブソル
イオルブの遺体があるという噂のリゾートデザートにやって来た
そこにいたユキワラシが拾ったメモには遺体を城に隠す指示が書かれていたので、城を調査することに
しかしアーマーガアが見つけた隠し扉の穴の奥へ、流砂と共に流されて行ってしまう

・ヘラクロス
イオルブが言及した殺害依頼者候補のスピアーについての情報を得るためにビークインの城へ行く
以前戦ったビークインが現女王の養女と知り、本当の女王の協力を得て1枚のコインを手に入れる
どうやらスピアーが向かった先で流通しているものらしいが……
 ▼ 896 リリ@だっしゅつパック 20/05/19 13:22:26 ID:T.nIr/ZY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ
 ▼ 897 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/20 01:48:42 ID:dT2o5rbg [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜イッシュ地方・古代の城・最下層〜〜



アブソル「止まった……か。これ以上下には行かないみたいだな」

グソクムシャ「薄暗いが…… ここも古代の城の一部のようだ」オキアガリ

アブソル「元々地下室だったのか、それとも年月とともに砂に埋もれたのか……」オキアガリ

アーマーガア「か、かー! ふたりとも乗ってるの僕の翼の上だから退いてほしいかー……」

アブソル「ああ、すまない」タチノキ

グソクムシャ「すまん」タチノキ

アーマーガア「かー…… グソクムシャが言ってた通り、ホントに下の階に着いちゃったかー」オキアガリ

アブソル「じゃあ出口と……念のため《遺体》も探すか? ここも城の一部だし」

グソクムシャ「うむ……」

アーマーガア「ど、どこを探しても見つからないといいねかー……」

グソクムシャ「無論それが一番いい」



――数分後――


アブソル「……なにも見つからないな」

グソクムシャ「外や上の階層同様、ポケモンの気配もなしか……」

アーマーガア「あ、ふたりとも!」

アブソル「どうしたんだ?」

アーマーガア「こんなところに>>898があったかー!」
 ▼ 898 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/20 02:15:03 ID:dT2o5rbg [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 899 エンジシ@しんかいのウロコ 20/05/20 02:24:30 ID:n2vACD3w [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブの死体
 ▼ 900 ミロップ@ヒコウZ 20/05/20 02:25:15 ID:n2vACD3w [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
間違えました
死体は遺体でお願いします
 ▼ 901 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/20 03:01:25 ID:dT2o5rbg [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「こんなところに…… イオルブの…… イオルブの遺体があったかー!」

グソクムシャ「な、なんだとォ!?」

アーマーガア「こ、こ、これ…… 砂に埋まってるやつ……」アシデユビサシ

アブソル「あ、赤くて5つの《星》……! イオルブ……」

グソクムシャ「……掘り出そう」ホリホリ

アーマーガア「さっきは遺体って言っちゃったけど寝てるだけとかかもしれないかー…… いやきっとそうかー……」ホリホリ

アブソル「砂の中で寝てるってどういう状況――ん?」ホリホリ

アブソル「これって……」

アーマーガア「ど、どうしたんだかー?」

グソクムシャ「! 伏せろ!」フセッ

アブソル「!?」フセッ

アーマーガア「かっ!?」フセッ


 ビビビビビビビビビビズガガガガガガガッッッッッッッッ!!!!!!!!!


アーマーガア「な、な、なんか今頭かすったかー!?」

アブソル「今のははかいこうせんか!? それも、複数本だ……!」

グソクムシャ「これをしたのは――」


壁の向こうの声「だーーーーーーーーッ!!! 何やってんだお前ら!!!」


 ざわざわがやがや……


 ▼ 902 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/20 03:10:25 ID:dT2o5rbg [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「……壁の向こうから声がしたぞ」

アーマーガア「あ、あそこの壁、だけじゃない、あっちこっちの壁のブロックが外されて、その向こう側から誰かがこっち見てるかー!」

グソクムシャ「…………」ズイズイ

アブソル「グソクムシャ?」

壁の向こうの別の声「こっちに来るよ! 誰か開けて!」

壁の向こうの更なる声「いや命令無しにハ……」

壁の向こうの他の声「あれグソクムシャじゃね?」

壁の向こうの声「だからさっきからそう言ってるだろうが!」

グソクムシャ「……今からこの壁を壊す」ザッ

壁の向こうで響き渡る声「カラクリは間に合ワン、総員退避!」

壁の向こうの複数の声「退避ーーー!!!」

壁の向こうの他の声「え、あ、待ってくれ!」

壁の向こうの声「あ、おいお前らふざけん――」

グソクムシャ「……アクアブレイクッ!!!」バシャアーンッ!!


 ズガドォーンッ!!!


壁の向こうにいた声「うぎゃあああああああっ!!!」

アーマーガア「か、壁に大きな穴開けちゃったかー…… うん?」


ガマガル「は、ははは…… みんなひさしぶり……」

ガマゲロゲ「ふ、踏んだり蹴ったりだぜ……」ヨロヨロ
 ▼ 903 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/20 03:25:51 ID:dT2o5rbg [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「ガマガルにガマゲロゲ!? どうしてこんなところに……」

アーマーガア「乾燥が苦手そうな2匹がこんなとこにいるなんて、何か事情がありそうかー」

ガマガル「うん。それは話すと長くなるんだけど……」

ガマゲロゲ「ったくなんなんだ一体…… 俺ちょすいじゃねえんだぞ……?」

グソクムシャ「すまん、流石に貴様がいるのは予想外だった。怪我はないか?」

ガマゲロゲ「ある」

グソクムシャ「命に別状は?」

ガマゲロゲ「そりゃないが」

グソクムシャ「ならよかった」

ガマゲロゲ「よくねえ!」

グソクムシャ「それより、だ」

ガマゲロゲ「それよりって」

グソクムシャ「シンボラーはどこにいる? 出てこい」

シンボラー「ワタシはココダ」フワッ

アーマーガア「あ、奥から出てきたかー」

グソクムシャ「貴様……! これは一体どういうつもりだ?」

シンボラー「キサマこそ、こんなところで何をしテイル? 護衛対象はどウシタ?」

ガマガル「……そっちも何か訳ありみたいだね」

アブソル「ああ、不穏な噂が……」

ガマガル「あーうん、それか…… イオルブがいない謎は解けないけど……」

アーマーガア「それについては話すと長くなるんだかー……」
 ▼ 904 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/20 03:48:53 ID:dT2o5rbg [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
――数十分後――

〜〜イッシュ地方・古代の抜け道〜〜



シンボラー「……それで、そっちの話は終ワリカ?」

アブソル「ああ」

グソクムシャ「…………」

シンボラー「大体の事情は分カッタ。今はこの怒りは保留にしてオコウ……」

シンボラー「あのヘラクロスと2匹がかりで防げなかったのなら仕方なしと思わんこともナイシ、冷静に動くように注意されたカラナ……」

シンボラー「怒リヲ…… 抑えて抑エテ……」プルプル

シンボラー雑兵A「あの兵長、ご無理なさラズ…… 兵長が怒りを抑えると余計に大爆発する気がしてなりまセン……」

シンボラー「何 か 言 ッ タ カ?」ギロ

シンボラー雑兵A「いえなんデモ!」

シンボラー兵「余計なことを言うんじゃないバカ!」

アーマーガア「なんかシンボラーだらけで紛らわしいかー……」

アブソル「イオルブの師匠のシンボラーが兵長だったか?」

アーマーガア「そうだかー」

グソクムシャ「で、貴様らの《アレ》は一体どういう了見だ?」ギロッ

アーマーガア「赤いボールに《星》を描いた偽イオルブまで用意して襲ってきてひどいかー!」プンスコ

シンボラー「まあ待テ」

グソクムシャ「まあ待て?」

シンボラー「それについては順を追って話したほうが良いダロウ。ということでガマゲロゲたち頼ンダ」

ガマゲロゲ「俺かよ。お前らに会って相談するとこまででいいか?」

シンボラー「アア」
 ▼ 905 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/20 04:00:35 ID:dT2o5rbg [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「アローラでお前らと別れて、挨拶回りを終えた後…… 俺とガマガルはイッシュ地方に泳いで帰ったんだ」

アーマーガア「でもガマゲロゲたちの棲家って……」

ガマゲロゲ「ああ、ここよりずっと北のほうにあるセッカの湿原だ。グソクムシャ、俺達がアローラに向かったルートは覚えてるか?」

グソクムシャ「確か、湿原の東の川を下って海に出たな」

ガマゲロゲ「俺達はそれを逆走、いや逆泳して帰ろうとしたんだが……」

ガマゲロゲ「その途中で、上空から>>906(くさタイプの攻撃わざが使えるポケモン)に襲われたんだよ」
 ▼ 906 ッキー@ピントレンズ 20/05/20 04:10:11 ID:qIH.Z91E NGネーム登録 NGID登録 報告
テッカグヤ
 ▼ 907 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/20 04:28:34 ID:dT2o5rbg [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>901
訂正:5つ→7つ
 ▼ 908 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/21 15:51:27 ID:/gRUVHgk [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「その途中で、上空から…… 確かテッカグヤ……だったか? テッカグヤってポケモンに襲われたんだよ」

アブソル「テッカグヤ…… 聞いたことのない名前だな」

ガマゲロゲ「んでそのテッカグヤは俺達のこと知ってたみたいで、しかもミュウツーと同じような――」

グソクムシャ「刺客か」

ガマゲロゲ「《イオルブがいづこなるか話したまへ》だと。正直に知らねえって言ったんだけどな」

ガマガル「……イオルブってポケモン自体知らないって嘘はついたよね兄さん」

ガマゲロゲ「イオルブにも俺達にも都合悪くならない嘘なんだからいいだろ別に。まあその嘘はバレたけど」

ガマガル「そのせいで余計実は場所知ってるって疑われたんじゃ…… まあいいや……」

ガマゲロゲ「で、キレたテッカグヤは上からソーラービーム溜めては撃って溜めては撃ってで。俺達みずとじめんタイプだからさ、恐ろしくって逃げまくって……」

アーマーガア「4倍かー」

ガマゲロゲ「河口近くの陸地で砂嵐が吹いてるのが見えたからそっちに逃げたんだ」

ガマガル「ソーラービームはすなあらしが吹いてると威力が落ちるらしいからね。あと上空からだと探しにくくなるだろうし……」

ガマゲロゲ「ああ、それで上陸したのがリゾートデザートって砂漠だ。見事成功して撒くことができたな。」

ガマゲロゲ「見事撒くことができた……が、いっこ問題ができた」

グソクムシャ「問題?」

ガマゲロゲ「俺達もアイツが見えなくなって砂漠を出ても大丈夫かわからなくなった」

アブソル「あー……」

ガマゲロゲ「それで砂漠をうろついてたんだけどよ…… ほら、俺達って身体がぬめってないとまずいだろ? 乾燥してるわ砂に水分を吸われるわで……」

ガマガル「砂漠に長居するのはホントに危ないよね。アローラに住んでたとき、ダグトリオが住まわせてくれたのも砂漠の外に作った巣穴だったし……」

ガマゲロゲ「でもこっちにはそういう頼れる知り合いとかいないだろ? うろついた結果兄弟そろって気絶してぶっ倒れたな」

ガマガル「で、目が覚めたら古代の城で」

ガマゲロゲ「そこにいるヒヒダルマが助けてくれたんだと」

ヒヒダルマ「おう」

ガマゲロゲ「……俺達気絶してる間のことはわからんしこっからは砂漠のポケモン主導の話になるからヒヒダルマ、パス」

ヒヒダルマ「え、俺も事情説明すんの?」

シンボラー「頼ムゾ」

ヒヒダルマ「わかったよ。砂漠を散歩してたらこいつらが倒れてて…… とりあえず休ませられる場所にと思って城に運んだんだ」

ヒヒダルマ「……シンボラーに襲われたら大変だし」

シンボラー「流石に既に倒れてるポケモンには攻撃センワ!」
 ▼ 909 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/21 16:29:54 ID:/gRUVHgk [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒヒダルマ「ちょうどその日はシンボラーの友達で占星術師のゴチルゼルが来ててな。なんでも《この日、シンボラーにとって重要な意味を持つ、砂漠に似合わぬ者たちが現れる》って予言をしてたらしくて《当たった当たった!》ってはしゃいでたな」

グソクムシャ「占星術?」

ヒヒダルマ「星占いだよ。砂嵐さえひどくなければ星がよく見えるってんでたまに砂漠に来るんだ」

ヒヒダルマ「それでこの2匹が目を覚ました後、俺とゴチルゼルは事情を聞きだしたんだ。驚いたぜ、あのレドームシ、いや今はイオルブか。あいつ絡みで追われてたなんてよ。イオルブ自身もなんかめっちゃ狙われてるみたいだし」

ヒヒダルマ「それでシンボラーが巡回から帰って来たから話を教えたら《刺客潰ス》って言いだして…… シンボラー、パス」

シンボラー「わカッタ」

ヒヒダルマ「てかこれ俺が説明する必要あったのか?」

シンボラー「刺客をつぶすタメニ、ゴチルゼルと共に作戦を考エタ。そして提案されたものを実行することニシタ」

シンボラー「ゴチルゼルの《お得意様》の中には新聞記者がいる。そいつと情報を持たせたポケモンを引き合わせ、《イオルブは殺され遺体はリゾートデザートにある》という偽の情報をばら撒ク…… その現場はキサマたちも見ていたよウダナ」

アーマーガア「あー、あのファイアローとアーボックかかー」

シンボラー「リゾートデザートの方には遺体が古代の城にあることを示す文書をばら撒ク。もし刺客ならイオルブの生死を確かめに来ルハズ……」

シンボラー「ワタシたちは偽イオルブを設置した城で待ち構え、メグロコやワルビルたちには砂の中からの偵察を任せ、他のポケモンは皆この古代の抜け道に退避サセタ」

シンボラー「刺客のポケモンが来たら、我々シンボラーによるはかいこうせんの一斉発射で仕留メル! という作戦ダ」

アブソル「話が見えてきたな……」

グソクムシャ「うむ……」

シンボラー「そしてメグロコから城に向かう者ありという連絡を受ケタ! 来タ! はかいこうせん!」

シンボラー「どうしてキサマたちナノダ!!!!」

グソクムシャ「その事情はさっき話した!」
 ▼ 910 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/21 16:55:27 ID:/gRUVHgk [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガマゲロゲ「というかさ、俺はかいこうせん前に止めようとしたよな!? なんで撃つんだよ!?」

シンボラー「だってグソクムシャたちが来るはずないんダモン! イオルブと一緒にいるはズダシ! イオルブからしたらこの偽情報は泳がせておいてこっそり逃げ回るのが得策のはズダシ!」

シンボラー「まさかはぐれてるなんて思いもシナイ!!!!!」

アーマーガア「ご、ごめんだかー……」

シンボラー「こんな…… こんな状況になってるとは思いもしなかッタゾ…… 本当ニ。詫びの切腹の代案の護衛ダゾ?」

グソクムシャ「切腹は冗談だと言ったはずだが」

シンボラー「フン、あれが《冗談》というのが後付けの嘘であることくらいその場にいたほぼ全員気づいてイルワ……」

ヒヒダルマ「うん」

アーマーガア「かー」

グソクムシャ「…………」

シンボラー「まあ、一応謝ってオコウ。すまんかッタナ」

グソクムシャ「ところで守り神の罰は」

シンボラー「気が早イナ。まだ《無事じゃない》ことは確認できてないダロウ? 罰を与えておいて、もしイオルブが無事だったら誰が護衛を引き継ぐといウノダ」

アブソル「通信さえまたできるようになれば…… 一体ラボで何があったんだ」

ガマゲロゲ「あ、ついでに俺達も謝っとくぜ。まわりまわって無駄足踏ませてすまなかったな」

アーマーガア「完全に無駄足じゃないよかー。刺客にテッカグヤっていうのがいるのが分かったしかー」

アブソル「そうだ、テッカグヤ…… テッカグヤはどんなポケモンだったんだ?」

ガマゲロゲ「見た目植物っぽかったな。あとさっき言ってたように空飛んでた」

アーマーガア「うーんくさとひこうかかー?」

ガマガル「あと火を噴いてたね」

アブソル「一気にわからなくなった」

ガマゲロゲ「あとでかい。9mくらいあったかも」

アブソル「空飛ぶアローラのナッシーみたいな感じか。あれも火を噴けるし」

ガマガル「いや見た目全然違ってたよ?」

グソクムシャ「空飛ぶアローラのナッシー…… トロピウス?」

ガマガル「離れたし小さい」
 ▼ 911 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/21 22:38:20 ID:/gRUVHgk [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ピピピ……

アーマーガア「グソクムシャの通信機が鳴ってるかー!」

アブソル「ということは、ラボの問題は解決したのか」

グソクムシャ「出てみよう」ピッ

通信機(フレフワン)「フレフワンよ♪ お待たせ♪ もう通信を使えるわ♪」

アブソル「それは良かった。一体何があったんだ?」

通信機(フレフワン)「どうやら殺害依頼者側に通信傍受をしてる奴がいたみたいでね…… 捕まえに行ってたの♪」

グソクムシャ「我が居場所を言おうとしたとき止められたのはそれでか」

通信機(フレフワン)「イオルブがイオルブになってることはもう知れ渡ってしまったみたいね♪ でももう傍受はできないようにしたから安心してね♪」

通信機(フレフワン)「傍受のことはイオルブから聞いたんだけど…… 話題が話題だったからね、それをどうやって知ったかとか今どこにいるかとかは聞けてないわ♪」

アブソル「下手に話すと向こうに情報が洩れるかもしれないからな……」

アーマーガア「クチート、必死そうだったかー」

通信機(フレフワン)「で、こっちに何か用だったんでしょ、今なら喋って大丈夫よ♪」

グソクムシャ「その件は一応解決したが…… かくかくしかじかという事情があって今はイッシュの古代の抜け道にいる」

通信機(フレフワン)「あら、それは大変ね♪ イオルブはまんげつじまに向かったままだろうから…… このままじゃ合流できないわね♪」

グソクムシャ「ということでイオルブに通信を繋げてほしいのだが」

通信機(フレフワン)「了解♪ じゃあ繋ぐわ――」

通信機の向こうの声「うわああああああああああああ!?」


 《ズドオオオオオン……》


通信機(フレフワン)「この声…… クチート!?」

アーマーガア「い、今の何かー!? そっちで何があったかー!?」

通信機(フレフワン)「……ラボ内の時空に、異常ですって!?」

アーマーガア「フレフワン?」

 《ズガッ ズババッ ダンッ!!!》

通信機(フレフワン)「クチートたちがいる方で何か厄介なことがあったみたい……」

グソクムシャ「厄介なこと?」

通信機(フレフワン)「ごめんなさいね、いったん切らせてもらうわ♪ 解決したら通信を入れるから……」

 《ガタンゴトトトッ》

 プツン
 ▼ 912 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/21 22:50:50 ID:/gRUVHgk [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アーマーガア「ラ、ラボも大変そうだかー……」

シンボラー「……黙って聞いてイタガ、結局のところイオルブの無事は分らずじマイカ?」

グソクムシャ「うむ……」

ヒヒダルマ「でも最低でも傍受の連絡? ってのをしたときはまだ生きてるってことだろ?」

グソクムシャ「ファイアローに情報が垂れ込まれるより前だな」

アブソル「で、これからどうする? イオルブへの連絡手段はまた途絶えてしまったが」

シンボラー「我々は引き続き刺客を待ち構エル。今度は本物がかかるかもしれんカラナ」

グソクムシャ「テッカグヤの行方は分からないんだったな」

ガマゲロゲ「あの時見逃してから見てないぜ」

アーマーガア「イオルブも、今どのあたりにいるんだろうねかー。今朝か昼にグレン島のラボを出発して…… うーん……」

アブソル「傍受のことを知ったってことは、良い事か悪い事かわからないけど途中で何かあったんだろうし…… まっすぐ向かってもうシンオウに着いていたとしてもまんげつじま周辺は嵐、簡単にはたどり着けないだろう」

アブソル「ラボの方も気になるな…… 時空に異常とか言ってたような。グソクムシャ、お前はどうするのがいいと思う?」

グソクムシャ「>>913

 ▼ 913 ガカメックス@がんせきおこう 20/05/21 22:56:01 ID:0qgcg4Ts NGネーム登録 NGID登録 報告
イオルブの各地方の知り合いも危ないかもしれない、幾つかに分かれて今までイオルブと知り合ったポケモン達全員に知らせて集合しよう
 ▼ 914 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/21 23:23:16 ID:/gRUVHgk [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グソクムシャ「イオルブの各地方の知り合いも危ないかもしれないな。幾つかに分かれて今までイオルブと知り合ったポケモン達全員に知らせて集合しよう」

アーマーガア「そういえば、ガマゲロゲ達はそれで襲われたんだったかー!」

アブソル「連絡の過程で刺客やイオルブの目撃情報も得られるかもしれないな、それでいこう」

アブソル「……で、イオルブの知り合いってどれくらいいるんだ?」

アーマーガア「みんなで知ってるのをリストアップしなきゃかー…… もう寝てるアローラのジラーチとかは除外して……」



――数十分後――


アーマーガア「で、できたかー!」


【連絡リスト】

カントー地方
・カントー地方の森→スリーパー

ジョウト地方
・36番道路→ウソッキー
・くらやみのほらあな→ノコッチ、リングマ
・ジョウト地方のどこか→ネンドール

シンオウ地方
・シンオウ地方の森のポケモンたち
・しんげつじま→ダークライ

イッシュ地方
・セッカの湿原→マッギョ、オタマロたち、ケルディオ

アローラ地方
・ウラウラ島ハイナ砂漠→アローラダグトリオ
・ウラウラ島のどこか→ミミッキュ
・アーカラ島シェードジャングルのポケモンたち
・アーカラ島命の遺跡→カプ・テテフ
・メレメレ島戦の遺跡→カプ・コケコ

ガラル地方
・ターフタウン→イオルブがいた群れのサッチムシたち

地方不明
・フーパ、ネクロズマ、ソルガレオ、ルナアーラ、ギラティナ、ディアルガ、パルキア

必要なし?→キョダイマックスイオルブ、アクジキングたち、アローラのジラーチ、色アーゴヨン、ラボやこの場にいる者
 ▼ 915 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/21 23:51:41 ID:/gRUVHgk [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「……多いな。というか地方不明組も必要なしに入れていい気がするぞ」

アーマーガア「じゃあそうするかー。それでも6地方かかー」

ガマゲロゲ「おいヒヒダルマ」

ヒヒダルマ「なんだ?」

ガマゲロゲ「俺達セッカに帰りたいんだけど送っててくれないか?」

ヒヒダルマ「別にいいぜ。ここにいると作戦終了まで外出自粛続いてヒマだろうし。例のテッカグヤ対策だろ?」

ガマゲロゲ「そうだ、ありがとよ。てことでセッカの連中には俺から連絡入れとくぜ。これで1地方減っただろ?」

アーマーガア「ありがとだかー! 残りの5地方はどうしようかかー」

アブソル「私は海を渡る手段がないからまずはアーマーガアに…… ってちょっと待て?」

アブソル「全員が全員海を渡れるわけじゃないのにどうやって集合させるんだ?」

グソクムシャ「あ」

ガマガル「考えてなかったの」

シンボラー「全員1か所ではなく各地方1か所に集めるのはドウダ? ある程度の集団で固まってるだけでも襲いにくくはなるダロウ」

アーマーガア「よく考えたらサッチムシの群れ相手とか注意喚起くらいしかできないかー」

ガマガル「集団で襲われにくく…… でも2匹くらいだと流石に危ないかもね」

ガマゲロゲ「俺達経験済みだからなそれ」

シンボラー「カントーはスリーパー1匹だけだから連れてきた方がいいだロウナ。ダークライは…… まあ大丈夫ダロウ。そもそもあのあたり嵐だとイウシ……」

アーマーガア「じゃあぼくが行かないとダメかかー?」

アブソル「アーマーガアはカントーで…… じゃあ私はその近くのジョウト地方に送って行ってもらおうか」

アーマーガア「かー」

グソクムシャ「いや、スリーパーはヘラクロスに頼めばいい」

アーマーガア「あそっかかー! ヘラクロスも空を飛べるから頼めば頭数増やせるかー!」

グソクムシャ「アーマーガアはガラル地方だ。我はガラルへの行き方を知らないからな」

アーマーガア「まかせろだかー! ここからガラルに飛ぶとー…… シンオウ地方の近くを通るルートがあるから、寄ってそこにアブソルを降ろしてヘラクロスに連絡してもらうかー」

アブソル「分かった」

アーマーガア「で、ジョウトはどうするかー?」

グソクムシャ「カントーのすぐ隣ならそのままヘラクロスに任せれば良いだろう」

アブソル「となるとアローラ地方はグソクムシャの担当か」

グソクムシャ「うむ」
 ▼ 916 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/22 02:43:19 ID:xGdA4YfM [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シンボラー「話はまとまったよウダナ」

アーマーガア「かー。これから大変だかー! あ、そういえばシンボラー」

シンボラー「なんだ?」

アーマーガア「砂漠の外から来たダルマッカってここにはいないかー? そのダルマッカの師匠のユキワラシが砂漠で探してるかー」

シンボラー「アア、あのダルマッカカ…… イルゾ。……呼んデコイ」

シンボラー兵「ハッ!」


――2分後――


ガラルダルマッカ「シンボラーはん、師匠が探しとるんですって?」

アブソル「白いダルマッカ……?」

ガラルダルマッカ「ガラルのダルマッカは白くてこおりタイプなんよー。師匠と一緒に、ウチらお笑いの勉強しとりますねん」

アーマーガア「お笑いー?」

ガラルダルマッカ「まあ、ウチらみたいなスタイルのお笑いはポケモンの間ではあんまり普及してへんのですけども……」

ガラルダルマッカ「人間のお笑いをベースにしてて…… ジョウトの言葉真似しとんのもそれが理由やねん」

アブソル「あれか、《なんでやねん!》みたいな」

ガラルダルマッカ「せやせや! それそれ! そういうことやねん!」

ガラルダルマッカ「あんな、ウチ、ネタが寒うて客を凍り付かせてまうのが悩みなんやけど…… 本場の本場、イッシュのダルマッカは《凍えさせない》って話を聞いて、修行に来たんよ」

ガラルダルマッカ「で来てみたらアレ、お笑いのネタが寒うないって意味やのうて温度変化的な意味…… やったんやね。ほのおタイプ……」

ガラルダルマッカ「もうウチ、ここまで来て無駄足かって絶望して…… 顔面ダルマッサオやー!」

グソクムシャ「……」

アーマーガア「……?」

ガラルダルマッカ「……もー修行のやる気も全部吹っ飛んで燃え尽きてダルマッシロになったでホンマにー!」

アブソル「……」

ガマゲロゲ「……」

シンボラー「……今のがネタカ?」

ガラルダルマッカ「せやよ…… 盛大に滑って恥ずかしいわ…… こんなん顔ダルマッカになってまうわー!」

ヒヒダルマ「……」

ガマガル「……今のも?」

ガラルダルマッカ「うう、まだまだ修行しますー……」
 ▼ 917 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/22 02:59:20 ID:xGdA4YfM [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガラルダルマッカ「ってちゃう! そうやなくて師匠の話せな! 師匠は上の砂漠におるんやね?」

アブソル「ああ、弟子のダルマッカを探していると言っていた。……心配もしてたな」

ガラルダルマッカ「ああ、そんならちゃっちゃと顔見せな! ……凍えさせないの意味勘違いしてたの説明するの恥ずかしいけど」

シンボラー「しかし今砂漠をうろつかれたら困ル……」

ガラルダルマッカ「えぇー!」

シンボラー「……ということでメグロコやワルビルに指示を出シ、ユキワラシを招き入レロ」

シンボラー雑兵A「ハッ」パタパタ

シンボラー雑兵B「かしこまりまシタ!」パタパタ

ガラルダルマッカ「うわあ助かりますホンマ! シンボラーはんありがとうございますー!」

アーマーガア「これでユキワラシとダルマッカの件は解決かかー」

アブソル「よし、もうここでやり残したことは無いな?」

グソクムシャ「うむ」

アーマーガア「じゃあ各々出発だかー!」


――――
描写キャラ安価>>918
【選択肢&最後に描写された時の状況】
・イオルブ
前スレレス番19あたりで登場したコクーンの両親(スピアー)に出会い、グソクムシャに騒動の謝罪をさせるべくまんげつじまへ向かう(通信傍受の件の解決を知らないのでグソクムシャたちには未連絡)

・グソクムシャ
・アーマーガア
・アブソル
(直近なので割愛)

・フレフワン
通信傍受をしていたダダリンの捕獲に成功
グソクムシャたちとの通信の途中、ラボで時空が歪むような《何か》に遭遇する
通信を中断し、その解決に向かった

・ヘラクロス
イオルブが言及した殺害依頼者候補のスピアーについての情報を得るためにビークインの城へ行く
以前戦ったビークインが現女王の養女と知り、本当の女王の協力を得て1枚のコインを手に入れる
どうやらスピアーが向かった先で流通しているものらしいが……
 ▼ 918 ィグダ@スパイスセット 20/05/22 03:09:04 ID:c9zowOWI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス
 ▼ 919 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/22 03:16:15 ID:xGdA4YfM [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森〜〜


ヘラクロス「このコイン、一体どこのなんだろうな……」

ヘラクロス「はーただいまー……」

ミツハニー「ヘラクロスさん! た、た、大変っすよ!?」

ヘラクロス「ん? なんだ?」

ミツハニー「突然西の空からやって来た>>920(イオルブとタイプが被らないポケモン)がめっちゃ暴れてるっす!」

ヘラクロス「なんだと!?」
 ▼ 920 ロアーク@パックのかんづめ 20/05/22 03:40:16 ID:lXM.SuT2 NGネーム登録 NGID登録 報告
ドラパルト
 ▼ 921 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/24 00:36:24 ID:oHX.6fws [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミツハニー「突然西の空からやって来たドラパルトって奴がめっちゃ暴れてるっす!」

ヘラクロス「なんだと!? ドラパルトが!? ……ドラパルトって誰だ?」

ミツハニー「ヘラクロスさんも知らないっすか…… まあ、ドラパルトを自称する、見たことないポケモンっすよ」

ミツハニー「なんか頭がブーメランみたいで、翼もないのにめっちゃすごいスピードで飛ぶっす!」

ヘラクロス「とりあえず暴れてるんなら止めに行った方がいいんだよな?」

ミツハニー「もちろんっすよ! 今は>>922(※)が戦ってるところっす! 助けに行ってほしいっす!」


――――

この森の住民のポケモン
新登場も可
 ▼ 922 ニョニョ@メガバングル 20/05/24 00:37:43 ID:n6S.VEFc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウルガモス
 ▼ 923 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/24 00:54:18 ID:oHX.6fws [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミツハニー「もちろんっすよ! 今はウルガモスが戦ってるところっす! 助けに行ってほしいっす!」

ヘラクロス「ウルガモス!? ……誰だそれ?」

ミツハニー「あ、そういえばこれも説明する必要が…… いや、早く行かないといけないから移動しながら説明するっすよ!」ブーン

ヘラクロス「おう頼むぜ」ブーン


…………


ミツハニー「ヘラクロスさん、メラルバは覚えてるっすか? あ、この森に住んでる奴っすよ」ブーン

ヘラクロス「ああ、元は古代の城にいたけど、《森の生活にあこがれててー》とか言ってシンボラーに頼み込んでこっちに引っ越してきたアイツだろ?」ブーン

ヘラクロス「最近はなんか糸を吐いて作った繭の中に引きこもってるみてえだけど」ブーン

ミツハニー「その繭に、空からドラパルトがズドーンと突っ込んだっす!」ブーン

ミツハニー「そしたら、繭は大炎上! 燃え盛る繭の中からウルガモスが出てきたっすよ! あいつ繭の中で進化してたっす!」ブーン

ヘラクロス「進化!? その…… ウルガモスってのに?」ブーン

ミツハニー「そうっす! メラメラ燃えてる、ガーメイルとかドクケイルと似た雰囲気のポケモンっす!」ブーン

ヘラクロス「ん、ちょっと待て? さっき大炎上したって言ったか?」ブーン

ミツハニー「はいっす」ブーン

ヘラクロス「アイツの繭があったのって俺が棲んでる樹の上だったような」ブーン

ミツハニー「……みんな火を消そうとはしたんっすよ。そして最終的には鎮火したんすけどね、その……すまねっす」フ

ヘラクロス「」
 ▼ 924 ロトーガ@PPかいふくポン 20/05/24 01:28:42 ID:oHX.6fws [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミツハニー「まあ生木が木炭になっただけで形は変わってないっすから…… 食べ物とか持ち物に関しては…… 残念っす」ブーン

ヘラクロス「お、おう……」ブーン

ミツハニー「でもこのままだと暴れるドラパルトによって木炭どころか炭の粉末になりそうな勢いっす!」ブーン

ヘラクロス「そいつは困るな……」ブーン

ミツハニー「ってことで急ぐっすよ!」ブーン



〜〜シンオウ地方の森・ヘラクロスの棲家〜〜



ヘラクロス「うわホントに真っ黒焦げだな。流石に直接見るとヘコむわ……」

ヘラクロス「で、ドラパルトとウルガモスはどこだ?」

ミツハニー「うーんと…… あ、いたっす! あっち!」


…………


ドラパルト「オラアアアアアア死にやがれえええええええええええええ!!!!」バビュンッ

ウルガモス「やなこった!!!」バサバサ

ドラパルト「うるせええええええええ言い返すなクソ虫けらヤロオオオオオオオオオオウ!!!」

ドラパルト「ドラゴンアロー!!!!」バシュッ

ウルガモス「あぶなっ!」ヒョイッ

ドラパルト「避けんなもう1発!」バシュッ

ウルガモス「避けるでしょ普通!」ヒョイッ

ドラパルト「クソがッ!!!! あいつらさえいれば――」

ウルガモス「ひのこ!」ボッ

ドラパルト「んなもん効くかあああああああああああ!!!」

ウルガモス(なんだこいつ…… 見たことないしタイプ分からないし……)


ミツハニー「ウルガモスー!」ブーン

ウルガモス「あ、ミツハニー!」

ミツハニー「ヘラクロスさん連れてきたっすよ!」

ヘラクロス「ウルガモス、俺に任せろ!」

ウルガモス「>>925
 ▼ 925 ダツボミ@でかいきんのたま 20/05/24 01:41:06 ID:IaYs8dPc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
分かった、嵐に巻き込まれて虫の息のスピアー夫妻(前スレレス番19あたりで登場したコクーンの両親)をどこかに避難させてくれ
 ▼ 926 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/24 02:10:37 ID:oHX.6fws [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
話の展開の都合上、少し改変して安価を拾います

――――

ウルガモス「分かった、そこにいる虫の息の――」

ドラパルト「隙あり! ドラゴンアロー!」バシュッ

ヘラクロス「おっとウルガモス危ないぜ!」ガッ

ドラパルト「腕で庇った!? だがもう1発!」バシュッ

ヘラクロス「タネマシンガン! ドラパルトてめえはちょっと黙ってろ!」バババ

ドラパルト「貴様らが永遠に黙ったらなああああッ!!!」

ミツハニー「ここはオイラが一旦囮になるっす! やーい顔面ブーメラン野郎! 悪口が悔しかったら倒してみろっすー!」ブーン

ドラパルト「その挑発乗ってやるわああああああ!!! 後悔するなよ虫けら野郎ッ!!!!」バビュンッ

ミツハニー「ひーこいつ速いっす旋回能力でごまかすしかないっす早めに終わらせてっすー!」ブーン

ヘラクロス「すまねえミツハニー! ウルガモス、今のうちに言おうとしたこと言えよ!」

ウルガモス「わかった! 今俺達のちょうど下あたりにスピアーの多分夫婦がいるんだけど」

ヘラクロス「夫婦ゥ? それもスピアーの?」

ウルガモス「ん、《それも》って?」

ヘラクロス「あーいやなんでもないぜ。でその夫婦がどうしたんだよ」

ウルガモス「ドラパルトとほぼ同時に吹っ飛んできたんだけど…… 何故か虫の息だからどっか避難させてくれない? びしょ濡れだったしどっかで嵐にでも巻き込まれたのか――」

ドラパルト「待てゴラアアアアアアアアア!!!!」ビューン

ミツハニー「ひー追いつかれるっすー!」ブーン

ヘラクロス「避難はさせるべきだと思うけどさ、それはお前がやってくれ。ドラパルトは俺が相手をするから」

ウルガモス「へ?」

ヘラクロス「さっきちょっと見てたけど《ひのこ》ってお前…… 流石に無理だろ、アイツドラゴンっぽいし」

ウルガモス「ドラゴンなのアイツ」

ヘラクロス「見た目の雰囲気ちょっとガブリアスっぽいし何より思いっきり《ドラゴンアロー》って言ってただろ」

ウルガモス「あー……」

ミツハニー「こうなったら、食らえ! あまいミツっす!」ブンッ

ドラパルト「何しやがる顔面ベッタベタじゃねえかクソが!!!!」ベチョベチョ

ヘラクロス「お前、糸吐けるだろ? 夫婦を運んだら糸でシェルター作って中に入れてやってくれ。そういうのは俺には無理だからな……」

ウルガモス「分かった」バサッ
 ▼ 927 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/26 00:27:31 ID:xPQgESBs [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「おーいミツハニー! 話終わったから戻ってこい!」

ミツハニー「ひー!」ブーン

ドラパルト「待てやゴラアアアアアアッ!!!」バビュンッ

ヘラクロス「タネマシンガン!」バババ

ドラパルト「ダッ 何しやがる!」

ヘラクロス「てめえの相手はこの俺だ!」

ドラパルト「ああん? 上等じゃねえか。ぶっ殺す順番が変わるだけ、お前ら虫けら野郎のあがきは全部無駄だってことを教えてやる!」

ヘラクロス「……ありがとよミツハニー、今のうちに逃げろ!」

ミツハニー「わ、わかったっす!」ブーン

ドラパルト「お前を殺してすぐに追いつく! 逃がしたって無駄なんだよ!」

ヘラクロス「殺せるもんなら殺してみろ!」


――――
ドラパルトの行動>>928

ヘラクロスの行動>>930

【参考】ヘラクロスのわざ構成→メガホーン/タネマシンガン/ストーンエッジ/フェイント


レスが950まで行ったら次スレを立てようと思います
 ▼ 928 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/26 00:41:50 ID:xPQgESBs [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ再安価
ドラパルトの行動>>930

ヘラクロスの行動>>932
 ▼ 929 ァイヤー@かわらずのいし 20/05/26 00:45:39 ID:XIwsVfZ2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ支援
 ▼ 930 クガメス@ベリブのみ 20/05/26 00:51:07 ID:R56kIAKk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
だいもんじ
 ▼ 931 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/26 00:57:08 ID:xPQgESBs [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自上げ安価下
 ▼ 932 ーリキー@ちからのこな 20/05/26 00:58:21 ID:XIwsVfZ2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ストーンエッジ
 ▼ 933 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/26 01:35:56 ID:xPQgESBs [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「食らえ! ストーンエッジ!」ズガッ

ドラパルト「グッ…… やりやがったなアアアアアアアッ!!!!」

ヘラクロス(この感覚…… ひこうタイプじゃなさそうだな……)

ドラパルト「焼け死ね! だいもんじ!」ゴオッ

ヘラクロス「ぐわっ熱ッ!? 何しやがる! せっかく俺の棲家鎮火したのにまた火事起こす気か!!」

ドラパルト「耐えんなアアアアアアア!!! おとなしく焼け死ね!!!!!」

ヘラクロス「そんなんで焼け死ぬわけねえだろバーカ!」

ヘラクロス(とはいえ効果抜群だし流石に少し痛いな…… なんかヒリヒリするし、火傷でも食らったか……?)

ヘラクロス「これ以上火ぃー吹かれまくって火事になっても困るし、さっさと倒させてもらうぜ!」

ドラパルト「さっさと倒す? こっちのセリフだ!!!! ん、火事?」

ヘラクロス「そうだ火事だ! さっき1回起こったって聞いたぞ!」

ドラパルト「火事…… 火事か……」

ドラパルト「そりゃ、いい!!!!!!」バビュンッ

ヘラクロス「あ、てめえ待ちやがれ!」ブーン

ドラパルト「ハハハハハハハハハッ!」

ヘラクロス(《そりゃいい》だと!? まさかアイツ!)ブーン
 ▼ 934 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/27 12:35:04 ID:dvl63FMA [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森・中心部〜〜


ミツハニー「なんでみんな避難してないっすか!!!! アイツの暴れっぷり知ってるっすよね!?」

ドクケイル「避難はしてるんだぜ…… この中心部の広場が避難場所だぜ……」

ミツハニー「いやウルガモスとの移動しながらの戦いでここも通ったすからねアイツ! 森全域危険地帯っすよ!?」

ガーメイル「いや……だってこの前あんなこと(※侵略事件)があったばっかりだろ? みんな《この場所を手放してたまるか!》ってなってんだよ。それにヘラクロスさんが相手してんなら大丈夫だろ」

ミツハニー「う…… たしかにそうっすけどどうにも嫌な予感がしてっすね……」

ガーメイル「《むしのしらせ》でもないお前の勘だろ?」

ドクケイル「そもそも特性のむしのしらせはそういうもんじゃないぜ」


 ガサゴソ

ドラメシヤA「……」ヒョコッ

ドラメシヤA「……」キョロキョロ


ガーメイル「……ん? なんだあのポケモン」

ドラメシヤA「!」ビクッ!

 ピューン!


ミツハニー「逃げたっすね…… 速い……」

ドクケイル「なんだったんだありゃ、ここらじゃ見かけないポケモンだぜ」

ガーメイル「なんとなーくあのドラパルトって奴に似てたような……」

ミツハニー「もしかして仲間っすか?」

ドクケイル「……追う?」

ガーメイル「俺がちょうのまいして追ってみるわ」

ミツハニー「頼むっす」
 ▼ 935 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/27 12:56:04 ID:dvl63FMA [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森〜〜


ドラパルト「ハハハハハハハハハッ!」ビューンッ

ヘラクロス「待ちやがれ!」ブーン

ヘラクロス(クソッ! すばしっこくて直線だと追いつけねえ! こうなったら!)ヒュンッ

ドラパルト(ん? 急に距離を詰めて……)

ヘラクロス「食らえ!」バッ シュバッ

ドラパルト「ん? なんだ今のは?」

ヘラクロス「!? フェイントはしっかり当てたはず……」

ドラパルト「フェイントォ!? ハハハハハハッ! ゴーストにノーマルが効くわけねえ!!!」

ヘラクロス「ゴーストタイプ!? ああそういえば尻尾が透けてるような……」

ドラパルト「よしここらへんでいいか! 虫けらども全員焼け死ねええええええええ!!!」


ドラパルトの だいもんじ!


 ゴオオオオッ……

ヘラクロス「うわあああやめろ!!! 森に何しやがる!!!」

ドラパルト「もう1発! だいもん――」

ヘラクロス「やめろっつってんだろうが!!!!」ガシッ!!!

ドラパルト「むー!!!! むぐむぐむぐ!!!!」

ヘラクロス「どうだ! こうして顎を閉じられちゃだいもんじもできないだろ!」

ドラパルト「むむぐん……!」

ヘラクロス(ん? こいつの角みたいな穴みたいなとこ、今光ったような……)

ヘラクロス(待てよこの光って、やばい!)

ヘラクロス「うおらっ!」ブンッ

ドラパルト「アローッ!!!!」バシュッ

ドラパルト「って急に投げんなあああああああああああああああッ!!!」ヒューン

ヘラクロス(ふーあぶねえ…… 投げたらドラゴンアローの反動でそのまま下に落ちちまったぞ……)
 ▼ 936 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/27 13:21:39 ID:dvl63FMA [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「よーしこれ以上悪さできない程度に痛めつけて…… ってうん?」

ドラパルト「イテテ……」

ヘラクロス「誰かドラパルトの下敷きになって――」

アブソル「な、なんなんだ一体…… 急に上から……」

ヘラクロス「アブソル!? お前グソクムシャと一緒にまんげつじまへ行ったはずじゃ!?」

ドラパルト「ん? なんか俺の下にいるのか?」

ヘラクロス「ああいるぜ退けこの野郎ッ!」ブオンッ

ドラパルト「だから投げんな!!!」ドサッ

ドラパルト「って、そいつは…… むしっぽくないな」

アブソル「私はあくタイプだぞ」オキアガリ

ドラパルト「んー…… この森火事だから逃げたほうが良いぞ」

アブソル「え、火事?」

ドラパルト「ほらあっち」ユビサシ

アブソル「た、大変じゃないか! 早く火を消さないと!」

ドラパルト「いやそれはダメだ!」

アブソル「へ?」

ヘラクロス「そ・い・つ・が! 起こした火事なんだよあれは!!!」ユビサシ

アブソル「ど、どうしてそんなことを……」

ドラパルト「ここにいる虫けら野郎を全員ぶっ殺すために決まってるだろ」

アブソル「……つまり敵か? ヘラクロス」

ヘラクロス「ああ」

ドラパルト「お前も虫けらどもの味方をするって言うのか!?」

アブソル「まず放火魔の味方をする理由がない」

ドラパルト「ふざけやがって……! ドラゴンア――」

ヘラクロス「メガホーンッ!!」ドゴッ

ドラパルト「ぐふえっ!?」

ヘラクロス「地上戦なら俺の方に分がある!」

ドラパルト「でもこんなダメージ…… クソむしタイプのわざのはず、ゴーストには……」

ヘラクロス「そりゃ俺には《こんじょう》があるからな。てめえが火傷にしたんだろうが」

ヘラクロス(ああでもそろそろ流石にダメージがきついな……)
 ▼ 937 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/28 21:56:00 ID:ZLOc14vo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドラパルト「こ、この野郎……」フラフラ

ヘラクロス「まだやるか?」

ドラパルト「当たり前だ!!!! ドラゴン――」

 ガサッ

ドラメシヤB「……」フワフワ

ドラパルト「ドラメシヤ!!!」

ヘラクロス&アブソル「ドラメシヤ?」

ドラパルト「ドラメシヤ! ん、1匹だけか? まあいい! 早く戻れ! ドラゴンアローを――」

ドラメシヤB「ぱぱいい加減にして」カプッ


ドラメシヤの かみつく!

こうかは ばつぐんだ!


ドラパルト「ギャッ!?」ヒンシバタン


アブソル「た、倒してしまったぞ……? 味方……か?」

ヘラクロス「いや、わからん……」


ドラメシヤB「……ぱぱ体力ギリギリだったの?」

ドラパルト「うるさいッ……! 俺はや、奴らを……」ヒンシ

ドラメシヤB「ひんしになってもダメなの?」

ドラパルト「お前何を言って――」ヒンシ

ドラメシヤB「ねえ」クルッ

ヘラクロス「なんだ?」

ドラメシヤB「この辺にラムのみってなあい?」

ヘラクロス「この森にはラムが生る木は生えてないぜ」

ドラメシヤB「そう…… どうしよう」

アブソル「ラムのみ? 何か状態異常でも……ってそうじゃない! 火事! 火事を何とかしないと!」

ヘラクロス「おっとそうだったな! あんにゃろう厄介なことしやがって! おい、グソクムシャは? あいつのみずわざなら――」

アブソル「今は恐らくアローラ地方、少し訳があって私たちはそれぞれ単独行動だ……! ヘラクロス、この辺りに水場はないのか!?」

ヘラクロス「無い!!! ってことでなんかいい案ないか!?」

アブソル「えーと…… >>938
 ▼ 938 イレーツ@たんけんこころえ 20/05/28 22:09:07 ID:921YKXCs NGネーム登録 NGID登録 報告
あまごい!
 ▼ 939 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/28 22:27:54 ID:ZLOc14vo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「えーと…… あまごい! あまごいだ! 雨を降らせば火を消せるかもしれない!」

ヘラクロス「お前、あまごい覚えてるのか!?」

アブソル「いや、私は覚えてない……」
(※つじぎり/バークアウト/サイコカッター/ちょうはつ)

ヘラクロス「」ズコー

アブソル「この森にあまごいを使えるポケモンはいるか?」

ヘラクロス「あまごいなら確かガーメイルが覚えてたはずだ」

アブソル「呼んできてもらえるか?」

ヘラクロス「当然! 行ってくる! その間ドラパルトを見張っててくれ!」ブーン

アブソル「分かった!」



ドラメシヤB「……うちのぱぱが現在進行形でご迷惑をおかけしています」

アブソル「はあ……」

ドラパルト「迷惑じゃねえ……! 俺は……」ヒンシ

ドラメシヤB「迷惑だよ」バッサリ

アブソル「お前は…… そのドラパルト?ってやつの子供なのか?」

ドラメシヤB「ドラメシヤはみんなの子供、ドラパルトはみんなのままかぱぱ、ドロンチはみんなのおねえちゃんおにいちゃん」

アブソル「……よくわからないが親子ってことでいいんだな?」

ドラメシヤB「たぶん。このぱぱは半年くらい前から一緒にいるよ」

ドラメシヤB「いいぱぱだったんだけどね、ちょっと前からおかしくなっちゃって」

アブソル「おかしくなった?」

ドラパルト「俺はおかしくなってなんか……」ヒンシ

ドラメシヤB「おかしいの!」

ドラメシヤB「たぶん、食中毒かなんかだと思うけど」

アブソル「食中毒……?」
 ▼ 940 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/29 00:31:59 ID:ZCEAGZuQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
…………


ドラメシヤA「……」キョロキョロ

ガーメイル「よっ!」ヌッ

ドラメシヤA「!?」ビックゥ

ガーメイル「すばしっこいから追い付くの苦労したぜ…… ちょっと聞きたいことがあんだけどいいか? あ、別に取って食おうとかそういうわけじゃないぜ」

ドラメシヤA「な…… なに?」

ガーメイル「まずお前この辺のポケモンじゃないよな?」

ドラメシヤA「う、うん…… ガラルの……」

ガーメイル「で、今この森で暴れまくってるドラパルトっていうのに似てる気がするんだけど知り合い?」

ドラメシヤA「……ボクたちのパパだよ。暴れてるのはおかしくなったからだから止めたいの。ラムのみある?」

ガーメイル「生憎この森にはないぜ。おかしくなったから暴れてる?」

ドラメシヤA「うん、多分食あたり」

ガーメイル「食あたり?」

ヘラクロス「ガーメイル! こんなところにいたか!」ブーン

ガーメイル「ヘラクロスさん! ってドラパルトは!?」

ヘラクロス「今はぶっ倒れてる!」

ドラメシヤA「え」

ガーメイル「でもあいつ火事起こしやがって…… しかも土とか砂で何とかなる規模じゃねえ! だから雨を降らせてほしいんだ!」

ガーメイル「あまごいか! なら俺に任せてくれ!」

ヘラクロス「助かるぜ! ん? そこにいるのはドラメシヤ?」

ガーメイル「知ってんすか?」

ヘラクロス「いや今さっき会って…… ドラパルトんとこにいたと思うけど」

ドラメシヤA「この地方に2匹来てるの。多分ボクじゃないもう1匹……」

ヘラクロス「そうか。ガーメイル、火事になってるのはこっちだ! 行くぞ! あとドラメシヤ、ドラパルトに会いたいならついて来い! だいたい同じ場所だからな!」ブーン

ガーメイル「分かった! 急ごうぜ!」バサバサ

ドラメシヤ「ボクも行く!」ピューン
 ▼ 941 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/29 00:52:57 ID:ZCEAGZuQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜シンオウ地方の森・火災現場〜〜


 ゴオオオ……

ガーメイル「こ、こりゃひどい……!」

アブソル「ヘラクロス! 戻ってきたか!」

ヘラクロス「ああ! ガーメイル、あまごいを!」

ガーメイル「承知! あまごい!」

 ザアアアア……

アブソル「すごい雨だな…… 一瞬で火が消える《おおあめ》、とまではいかないがどんどん火の勢いが収まっていく」

ガーメイル「へへっ! 臭いを消したりするとき便利なんだコレ!」

アブソル(そういえばミツ泥棒だった)



ドラメシヤA「パパの様子は?」

ドラメシヤB「だめ。ひんしになってもおかしいまま。やっぱりラムのみじゃないとダメなのかなあ……」

ドラパルト「せ、せっかくの火が……」ヒンシ

ドラメシヤB「ぱぱ今は黙ってて」

ドラメシヤA「厳しい」



ヘラクロス「火事はガーメイルに任せとくとして…… あのドラパルトどうしようなあ」

アブソル「ヘラクロスがいない間にドラメシヤが言っていたが、どうも何か事情があっておかしくなって暴れていたらしい」

ヘラクロス「おかしく? ああそれでラムのみか…… 混乱とかなら解けるもんな」

アブソル「ひんしになってもそのままなあたり混乱状態とは別の何かのようだが……」

ヘラクロス「ドラメシヤたちから詳しく事情を聞いたほうがいいか、これ」

アブソル「私もそう思う。あとそっちの用が済んだら私の話も聞いてほしい」

ヘラクロス「お前がここに来たのって俺に用があるからなのか?」

アブソル「そうだ。まさかこんな大惨事になっているとは思わなかったが……」
 ▼ 942 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/31 03:30:01 ID:MsZQQTLU [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「おいドラメシヤたち」

ドラメシヤB「なあに」

ヘラクロス「ドラパルトがどうしてこんなことになったのか聞きたいんだけどいいか?」

ドラメシヤB「うん、いいよ。ぼくたちはガラル地方からシンオウ地方に観光に来たんだけどね……」

ドラメシヤA「まんげつじまってところに行ったときに嵐が来て島から出られなくなっちゃったんだ」

アブソル「確か、私たちがそこに向かった時もひどい嵐だったな……」

ドラメシヤB「いつものぱぱならね、自慢のスピードで嵐の暴風なんて振り切っちゃえると思うんだけどその時はお腹が空いてて」

ドラメシヤA「嵐が来る前に買ったおまんじゅうも1家族2個までって制限付いてたから……」

ドラメシヤB「ぼく達半分ずつ食べて残りはぱぱに押し付けたんだけど流石に足りなくていつものパワーが出なかったの」

ドラメシヤA「だからパパはボクたちを木の陰においてって食べ物を探しに出てったんだ。それで、食べ物は見つかったらしくて元気な状態で戻ってきたんだけど……」

ヘラクロス「戻ってきたんだけど、どうしたんだ?」

ドラマシヤA「大きなポケモンがね、島の上の空を横切って…… それを見たパパは……」

ドラメシヤB「殺しに行っちゃった。あんなぱぱ見たことなかったよ…… 思い当たる原因と言えばその直前に食べた《何か》くらい」

アブソル「ああそれで《食中毒》か…… 食べ物が原因とは限らないとは思うが」

ドラメシヤB「そうなの?」

アブソル「ポケモンが《おかしくなる》原因は色々知ってきたからな…… 例えば催眠術とか」

ドラメシヤA「じゃあそっちかも?」

ドラメシヤB「とにかくぱぱはそのおっきなポケモンを殺しに行っちゃって、戦いになって、ぼく達も追いつこうとしたんだけど」

ドラメシヤA「大きなポケモンが力いっぱいはばたいて、パパ吹っ飛ばされちゃった」

ドラメシヤB「それでまた追いかけて、この森」

ヘラクロス「まんげつじまからここまで吹っ飛ばされるってどんなはばたきだよ」

ドラメシヤA「すっごいはばたき」

ヘラクロス「……そうだな」
 ▼ 943 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/31 03:53:09 ID:MsZQQTLU [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドラメシヤB「ねえぱぱなんであのおっきいポケモン殺そうとしたの」

ドラパルト「そ……そんなのアイツが死ぬべき奴だからに決まってるだろ!!!」ヒンシ

ドラメシヤA「なんでしぬべきなの」

ドラパルト「死ぬべきだからだッ……!!!!」ヒンシ

ドラメシヤB「お話にならない」

ドラメシヤA「厳しい」

ドラメシヤB「ねえぱぱこの森燃やそうとしたのはなんで」

ドラパルト「こ、この森の連中は……死ぬべき奴らばっかりで……」ヒンシ

ドラメシヤB「もういいよぱぱ」


ガーメイル「ふうーっ! ヘラクロスさん、消火終了だ!」バサバサ

ヘラクロス「お、早かったなありがとよ!」

ヘラクロス「ガーメイル、もう1つ頼まれてくれるか?」

ガーメイル「何?」

ヘラクロス「《いとをはくの縄》でドラパルト拘束しておいてくれないか? ほら、ヌケニン縛るときに使ったあれだよ、まだ残りあるよな?」

ガーメイル「共用物置き場にまだあったと思う、んじゃ取ってくる……ってあああああ!!!!」

ヘラクロス「どうした!?」

ガーメイル「ヌケニン今誰も見張ってねえ!!! みんな避難しちまったから……!」

ヘラクロス「なんだと!?」

アブソル「じゃあすぐに様子を見に行った方がよくないか!?」

ドラメシヤA「ヌケニン?」フヨフヨ

アブソル「あ、ああ…… 前にここで悪さをしたポケモンで――」

ドラメシヤA「あそこに転がってるの違うの?」ユビサシ


ヌケニン「」ヒンシ


ヘラクロス「逃げ出した後火事に巻き込まれたな……ありゃ……」

ガーメイル「……ヌケニンの分の縄も持ってくる」バサバサ
 ▼ 944 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/31 04:18:52 ID:MsZQQTLU [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヘラクロス「んでアブソル、お前にもちょっと頼んでいいか?」

アブソル「なんだ?」

ヘラクロス「ガーメイルが来るまでドラパルトとついでにヌケニンを見張っててほしいんだ。俺ちょっと別の奴に用があるからな。いいか?」

アブソル「構わないが…… 別の奴に用というのは?」

ヘラクロス「ドラパルトと同時にこの森に吹っ飛んできた奴らがいるんだ。しかも嵐にでもあったかのようにびしょ濡れだったらしい」

アブソル「それは…… 同じ場所にいたということだろうな」

ヘラクロス「そいつらの様子を見るのと、話を聞くのと。なんか虫の息らしいからまずミツハニーからふっかつそう貰って持ってってやろうかなって」

アブソル「虫の息か…… なら早く何とかしてやったほうが良いだろうな」

ヘラクロス「あとそいつら、スピアーらしくて」

アブソル「スピアーか。イオルブが予想していた黒幕だな…… ヌケニンの証言とは食い違うが」

ヘラクロス「まあ、あのスピアーたちは多分無関係だとは思うけどさ。気になるもんは気になるし……」

アブソル「それはわからなくもない」

ヘラクロス「ってことで見張り、よろしく頼むぜ」

アブソル「あ、その前にこっちも1つ目の用件を伝えておきたい」

ヘラクロス「なんだ?」

アブソル「詳しい事情は後で話すが、イオルブと知り合ったポケモンが刺客に襲われるといった事件が起きてな……」

アブソル「それで彼女の知り合いのポケモンたちには注意を促し、なるべく集団で行動するように呼び掛けることになったんだ。私がここに来たのはそういう理由だ」

ヘラクロス「分かった。みんなに伝えておくぜ! それにいざとなれば俺が――」

アブソル「あ、それなんだが2つ目の用件が……」

ヘラクロス「うん?」

アブソル「そっちはヘラクロスが戻ってきたときに話す。他の用事を済ませてからのほうがいいから」

アブソル(一時的とはいえシンオウ地方を離れてもらう頼みだからな……)

ヘラクロス「あーなんかもやもやするけどとりあえず行ってくる!」ブーン
 ▼ 945 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/31 04:33:18 ID:MsZQQTLU [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
描写キャラ安価>>946
【選択肢&最後に描写された時の状況】
・イオルブ
前スレレス番19あたりで登場したコクーンの両親(スピアー)に出会い、グソクムシャに騒動の謝罪をさせるべくまんげつじまへ向かう(通信傍受の件の解決を知らないのでグソクムシャたちには未連絡)

・グソクムシャ
イオルブと知り合ったポケモンへ注意を呼び掛けるためアローラ地方へ向かった

・アーマーガア
イオルブの故郷の仲間へ注意を呼び掛けるためガラル地方へ向かった
(途中シンオウ地方の森へアブソルを送り届けた)

・アブソル
(直近なので割愛)

・フレフワン
通信傍受をしていたダダリンの捕獲に成功
グソクムシャたちとの通信の途中、ラボで時空が歪むような《何か》に遭遇する
通信を中断し、その解決に向かった

・ヘラクロス
(直近なので割愛)


この続きは次スレで書きます
 ▼ 946 ーラオス@もうどくプレート 20/05/31 06:04:19 ID:bGaEGFfg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ
 ▼ 947 価ミスったら下◆Y5Zk8zw5YA 20/05/31 15:21:04 ID:MsZQQTLU [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
次スレです(わかりやすいように>>1に安価)
続きはここで書きます

【安価SS】サッチムシ「いろんなポケモンの情報を集めたい」【3スレ目】
https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1219430
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