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アタシ自身がポケモントレーナーとしての誇りでもあり、憧れでもあった。
自分自身も父や母のようにポケモンを手に入れて旅を続け、各地のジムリーダーにだって勝利を重ねカロス地方のジムバッジを全て手に入れた。それでもいつまで挑戦してもただの一回も勝てない相手はいる。
お隣さん…アタシの隣のお家に引っ越してきた彼はアタシやサナと同じタイミングでポケモンを手に入れ、同じタイミングでカロス地方の度に出た。
彼はセンスがあるというかなんというか、とても初心者とは思えないような戦い方で、幼いころから両親にポケモンについての知識や基礎を教えて貰ってたアタシからみても只者ではないって思った。
知識だけなら負ける気はしない、でも彼にはカロスで幾度となく勝負を挑んでみたも結果は全て敗北。
アタシと同じように旅を続けているのに彼と何が違うのか、そんな彼はポケモンリーグであのカルネさんにも勝利し名実ともに今やカロス最強のポケモントレーナーだ。
だとしても彼には負けたままで終わりたくはない。彼には近い者を感じる部分もある。
友としてもライバルとしても彼に置いて行かれるのは、自分のプライドが許せない。
だからこそ今も毎日のようにキナンシティでお隣さんに勝負を挑んでいる。
けれど今の状況はハッキリ言って相当不利だ。
既に手持ちを5匹失い残るはマフォクシーを残すのみ。一方でカルムのニャオニクスこそ倒しはしたが、未だ2匹目のルカリオが倒せないでいた。
しかも向こうには余裕が見える……。
セレナ「まだだよ……諦めない!!マフォクシーほのおのうず!」
アタシは自分に言い聞かせるようにそう叫ぶ。こんなところで負けられない、もう負けたくない。
マフォクシーのほのおうずでルカリオの周囲をぐるっと囲むような弾幕で逃げ場を無くす。
はがねタイプを有しているルカリオには効果抜群でルカリオも苦しそうな表情を見せる。
カルム「怯むなルカリオ!しんそくだ」
カルムの指示でルカリオは目を見開くと突然目の前から姿を消す。
目にも止まらぬスピードで一気にマフォクシーの懐まで瞬間移動し間合いを詰めるとガードすら許さず強力な一撃をお見舞いしマフォクシーは吹き飛ばされてしまう。
セレナ「嘘…………」