【SS】星のカービィ×ポケモン

※最近ディスカバリーやってたら思い出した以前エタってしまった奴の書き直しです

−プププランド−


ブン「アハハハハハ！」

カービィ「ぽよ！ぽーよー！」

ホッヘ「こっちだよ〜！」

ハニー「まって〜！」

イロー「わーい！」

フーム「ふふふ……みんな子供ね……」


デデデ「うぬぬぬ……カービィめ。楽しそうにしおって。今度こそやっつけてやるゾイ！」

エスカルゴン「陛下。またカービィを倒すつもりでゲス？」

デデデ「勿論だゾイ！」

エスカルゴン「またホーリーナイトメア社から請求来たでゲスよ。いつも負けてばっかのいいとこなしだからいい加減諦めたらどうゲスか？」

デデデ「うるさーい！また魔獣を呼ぶゾイ！」

環境破壊は気持ちいいzoy!

カスタマーサービス『これはこれは、デデデ陛下にエスカルゴン閣下。今日はどのようなご用件で？』

デデデ大王「おいカスタマー！魔獣をよこすゾイ！」

カスタマーサービス『また魔獣の注文ですか。それより先ずは未だ未払いの料金を……』

デデデ「いっつもカービィに負けてばっかの雑魚魔獣に払う金などないゾイ！」

エスカルゴン「そうゲス！陛下の懐の小ささを舐めるでないでゲス！金が欲しけりゃもっと優秀な魔獣を出すでゲス！」

カスタマー『しょうがないですね。では折角ですので、新しく仕入れた魔獣をタダでお譲りしましょう』

デデデ「何？タダ？」

カスタマー『はい。最近、ある星で新種の魔獣を手に入れまして……その星ではポケットモンスター、縮めてポケモンと呼ばれているそうです。あの星にはユニークな生物が沢山いましたので、我が社の魔獣として採用できないかと検討していたところです。常連である陛下には今回はテスト段階という形で、1匹タダでお渡しします』

デデデ「ガハハハ！それは良い！早くそのペケモンとやらをよこすゾイ！」

カスタマー『ポケモンです。沢山仕入れてありますので、カタログをお渡しします。少々お待ちください』



デデデ「この魔獣は腕が4本もあって強そうゾイ！」

エスカルゴン「陛下、このストライクとかもどうですか？鎌の切れ味が凄いらしいですよ！」

デデデ「んぬ？このベトベトした奴はなんじゃ？気持ち悪いゾイ」

エスカルゴン「これはベトベトンっていいますね……このエレブーってのもよさそうでゲス！」





デデデ「おお、このポケモンはワシに似てカッコイイゾイ！コイツに決めたゾイ！おい、カスタマー！このNo.395をよこすゾイ！」

カスタマー『畏まりました。では、只今お届けします』

何をやっても許されるのが特権階級ゾイ！！

デリバリーマシン「ｳｨ-ﾝ」

デデデ「おおぉ……」

ﾊﾟｱｱｱｧ!

デデデ「なんじゃこのちっこいボールは？ワシが頼んだのはあのエンピツとかいうカッコいい魔獣ゾイ！」

カスタマー『エンペルトでございます、陛下。ポケモンが住んでいる星のゲンジュウ民は普段はモンスターボールという道具にポケモンを収めておりまして、そこから自由に出し入れするのです。とりあえず出してみてはいかがでしょうか？』

デデデ「どうやって出すゾイ」

カスタマー『魔獣の名前を宣言して、ボールを投げてください』

デデデ「いけ、エンペルト！」ﾎﾟｲ

ﾊﾟ-ﾝ!

エンペルト「エーン！」

デデデ「おおぉー！」

カスタマー『こうていポケモン、エンペルトでございます』

エンペルト「エン」ﾍﾟｺ

デデデ「ガハハハ！皇帝魔獣！ワシみたいに品があってカッコいいゾイ！」

エスカルゴン「ええ！陛下より男前で凛々しいでゲス！」

カスタマー『このエンペルトは我が社が開発したナイトメアボールによって、本来以上の強化を兼ねております。その力ならカービィを確実に倒せるでしょう』

デデデ「ようし……エンペルト、頼んだゾイ」

カスタマー『ではエンペルトのマニュアルと、サービスとしてもう1匹のポケモンを送らせていただきます』

デリバリーマシン「ｳｨ-ﾝ」

ﾊﾟｱｱｱｧ!

ニャース「んにゃああああぁ！？」

エスカルゴン「こいつはなんでゲス?」

ニャース「おい！これは一体どういう事ニャー！」

カスタマー『このポケモンはニャースといいます。彼は少し特殊でして……エンペルトの通訳を務めさせていただきます』

ニャース「にゃー！？」

カスタマー『では、毎度ありがとうございました』

ニャース「おいお前！ニャーを元の星に帰すニャー！」

デデデ「ようし、いいゾイ！この魔獣で今度こそカービィをやっつけるゾイ！」

エンペルト「エン」

エスカルゴン「おいニャース、なんて言ったでゲス？」

ニャース「……『仰せのままに』ニャ」

フームちょっと違う

ープププビレッジ　遊び場ｰ


ブン「へへへ、そーれ！」

カービィ「ぽよ！」

フーム「ふう……相変わらず平和ねぇ」

ロロロ＆ラララ「「ふふふ」」

カービィ「ぽよ！ぽよー！」


ﾌﾞﾙﾝ…ﾌﾞﾙﾝﾌﾞﾙﾝ…


ホッヘ「うわああぁ！」

ハニー「きゃあぁ！」

カービィ「ぽーよー！」


ｷｲｨｰ!


フーム「みんな〜！」

ブン「大丈夫か〜！」

デデデ「ガハハハハハハ！」

フーム「何するのよデデデ！遊び場で車を飛ばすなんて！事故に遭ったらどうするのよ！」

デデデ「ガハハハー！ワシは大王ゾイ！このワシの土地ゾイ！何処を運転しようが許されるのがワシの特権階級ゾイ！」

エスカルゴン「そうゲス！陛下は頭は子供ですが、態度は大王でゲス！」

ニャース「危ない運転をするニャ……」

フーム「頭きた〜！この事は村の皆に言うからね！行きましょう、カービィ！」

カービィ「ぽよー」

デデデ「待てカービィ！今度こそお前をやっつけるゾイ！このナイトメアボールでな！」

カービィ「ぽよ？」

デデデ「いくゾイ、エンペルト！」

ﾎﾟｲ! ﾊﾟ-ﾝ!

エンペルト「エーン！」

ブン「ま、魔獣だ！」

デデデ｢ガハハハハ！このエンペルトは一味違うゾイ！なんと新しい魔獣だからな！｣

フーム「新しい魔獣？」

エスカルゴン「そうゲス！今度こそ強い魔獣でゲス！」

デデデ「さあ、エンペルト！カービィをやっつけるゾイ！」

エンペルト「……」

デデデ「どうしたゾイ？カービィをやっつけんか！」

ニャース「ポケモントレーナーならちゃんと指示を出すニャ。技を言わなきゃ」

デデデ「わざ？」

エスカルゴン「陛下、マニュアルがあるでしょう！」

デデデ「ふむふむ……」

ﾍﾟﾗｯ ﾍﾟﾗｯ

ｶﾞﾂﾝ!

エスカルゴン「ぐえぇ！｣

デデデ「ワシには読めん！お前がやれゾイ！」

エスカルゴン｢いててて……もう、人使いが荒いんだから……」ｼﾌﾞｼﾌﾞ

エンペルト｢……｣

エスカルゴン「えっと……エンペルト、‘メタルクロー’！」

エンペルト「エーン！」

ｷﾗｰﾝ! ｽﾞﾊﾞｯ!

カービィ「ぽよ〜！」

フーム「カービィ！」

カービィ「ぽよ……」

デデデ「おお……すごいゾイ！」

エスカルゴン「えっと……この技は強そう。‘ハイドロポンプ’！」

エンペルト「エン！」ﾌﾟｼｭｰ!

カービィ「ぽよ〜！」

フーム「カービィー！」

カービィ「ぽよ……」

メタナイト「なんだ、あの魔獣は？」

フーム「メタナイト卿！」

メタナイト「あんな魔獣は私も見たことがないぞ！」

フーム「メタナイト卿も知らないの？」

メタナイト「まさか、ホーリーナイトメアは新しい魔獣を作ったというのか？」

カービィ「ぽよ……」

エスカルゴン「ようし……今度は‘うずしお’ゲス！」

エンペルト「エ〜ン！」

フーム「危ない！カービィ、吸い込みよ！」

カービィ「！ぽよ！」ｽｩｰ!

ウォーターカービィ「んんん……は！」


メタナイト「よし、ウォーターカービィだ！」

ウォーターカービィ「ウェーブショット！」

ﾌﾟｼｭｰ!

エンペルト「……」

ｽﾞﾊﾞｯ!

エンペルト「エン！」

フーム「そんな！効いてない？」

メタナイト「水は効かないのか！？」

ニャース「当たり前ニャ！水ポケモンに水タイプの技は効果今一つニャ！」

デデデ「いいゾイ！このままやれ、エンペルト！」

エンペルト「エン」ｺｸ

エスカルゴン「ようし……エンペルト、‘ドリルくちばし’！」

エンペルト「エ〜〜ン！」

ウォーターカービィ「ぽよ〜〜！？」

エスカルゴン｢‛ハイドロポンプ’ゲス！｣

ウォーターカービィ｢ぽよー！｣

エンペルト｢エン！！｣

エスカルゴン｢そして‛メタルクロー’!｣

ﾊﾟｷﾝ!

カービィ「ぽよ〜〜！！」

フーム「か、カービィ〜！」

カービィ「ぽよよ〜〜」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

デデデ「ガハハハハハ！流石エンペルトゾイ！カービィをやっつけたゾイ！」

エンペルト「……」

ニャース「ん？どうしたニャ？」

エンペルト「エーン！」

ｶﾞｼｯ!

デデデ「ぬわー！？」

エスカルゴン｢へ、陛下！？｣

デデデ「何をするゾイ〜！」

エンペルト｢エペ！エンぺ！｣

ロロロ「デデデを攻撃した？」

ラララ「デデデの魔獣じゃなかったの？」

ニャース「にゃにゃー？『お前のような奴が我が主とは反吐が出る』？」

フーム・ブン「「ええぇ〜！？」」

エンペルト「エンエン、ヱンぺ！」

ニャース「『私が王になった方がこの国のためになる』だニャ。え？」

エンペルト「フン！」

ﾌﾟｼｭｳｳｳｳｳｳｩ!!

デデデ｢のわああああああぁ！？｣

ﾋｭ―ﾝ! ｷﾗｰﾝ!

エスカルゴン「な、なんと！謀反でゲスか！」

エンペルト「……エン」

エスカルゴン「ま、まさかワタクシにも攻撃するつもりでゲス？」

エンペルト「……」

ﾎﾟﾝ

エスカルゴン「え……？」

エンペルト「エン……エンぺ！エンぺ！」

ニャース「『あんな王に振り回されて嘸かし大変だっただろう……お前は見所のある男だ。私と一緒に国を良くしようではないか』ニャ」

エスカルゴン「……」ｼﾞﾜｯ

エンペルト「エン……」

エスカルゴン「エンペルト……様……」

エンペルト｢エン｣

ｷﾗｷﾗ

エスカルゴン「……一生ついていくゲス！エンペルト大王様！」

エンペルト「エン！」ｷﾘｯ



カービィ「ぽよ〜〜」

フーム「ど、どうなっちゃうの……？」

―デデデ城ｰ

デデデ「いてててて……」

カスタマー『おやおや、陛下。エンペルトはどうでしたか？』

デデデ「おい、カスタマー！お前が送ったエンペルトがワシを裏切ってこんな大怪我ゾイ！なんだあの欠陥魔獣は！」

カスタマー『そんな事が……エンペルトは高潔なポケモンでして。どうやら陛下に対する好感度が余程低くて自ら縁を切ったそうですね』

デデデ「あんなポケモンはいらんゾイ！別のポケモンをよこすゾイ！」

ｶﾞﾗｯ!

エンペルト「エン！」

エスカルゴン「……」

ニャース「……」

ワドルディ「「「「……」」」」

デデデ「エスカルゴン！エンペルト！これはどういう事だゾイ！？」

エンペルト「エン！」

エスカルゴン「エンペルト大王様のご命令でゲス！デデデを捕らえるでゲス！」

デデデ「だ、大王だと〜！？」

ワドルドゥ「確保おおおぉ！！」

ワドルディ「「「……」」」ｽﾀﾀﾀﾀﾀﾀ

デデデ「お、おい！これはどういう事ゾイ！うわああああああぁ！？」

パーム「陛下が連れていかれた……」

メーム「どういうことなの……？」

-翌日-

エスカルゴン『This is... チャンネルエンペルト！』

次の日の午前。プププランドの一家に一台配置されているテレビが一斉に映り始めた。

フーム「チャンネルの名前が変わってる？」

テレビが映ったと同時に、画面の中からエスカルゴンが現れた。

エスカルゴン『プププランドの皆様、こんにちは！本日は良いお知らせがあります！』

モブキャピィ「良いお知らせ？」
モブキャピィ「なんだろうね？」
モブキャピィ「どうせ陛下のいつものことでしょ」

エスカルゴン『本日をもって、ついにプププランドの独裁者、暴君デデデが逮捕でゲス！』


デデデ『ええい！反逆者共！クーデター！ワシをここから出すゾイ！反乱罪！反逆罪！死刑ゾイ！』


フーム「ええぇ〜？」

ブン「アハハハ、投獄されてやんの〜！」

メーム「とうとう謀反されてしまったのですね」

パーム「陛下の人望なら仕方ないですなぁ」

カービィ「ぽよー！」


レン「おやおや、ついにやらかしてしまいましたか」

ボルン「これで年貢の納め時ですな」

サト「これで平和になるといいんだけどね」

メーベル「いつかこうなると思ってたよ」

サモ「メーベルが占うまでもないね」

カワサキ「大王がいなくなったら、プププランドは民主制になるのかな〜？」


エスカルゴン『しかし、大王がいなくなったこの国はどうなるのか？ご安心ください！あの大王(笑)より遥かに優秀な方がこの国に参りました！ご紹介しましょう！エンペルト大王！』

ワドルディ『……』ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ...
ワドルディ『『『パッパパパー！』』』

ﾊﾞｰﾝ!

エンペルト『……』
ニャース『……』

ガング「アレが新しい大王？」

ヤブイ「ちょっと陛下に似ておるな」

ガス「でも、陛下よりカッコいいな」


フーム「ちょっと！昨日の魔獣じゃない！」

ブン「本当に大王になったのかよ！」

カービィ「ぽよ」


メタナイト「……」
ソードナイト「……」
ブレイドナイト「……｣


エンペルト『エン！エンペルト！』
ニャース『プププランドの皆様。ワタクシは遠くの星から来たエンペルトと申します』

エンペルト『エンペルト！エンペルト！』
ニャース『ワタクシはデデデ大王に代わって、この国を変えていきたいと思います』

エンペルト『エンエンペル！』
ニャース『この国の情勢を調べさえていただきました。この国の住民は毎日デデデ大王の圧政に苦しめられていたとお聞きします』

エンペルト『エンペルト！』
ニャース『皆様もあの暴君によって苦しい生活を送っていたでしょう』


タゴ「いつもコンビニの料金踏み倒してるんだよな」

キュリオ「ワシの骨董品もよく壊しおるしのう」

レン「私の羊達もいつも陛下の魔獣に食べられてますしなぁ」



エンペルト『エン！エンペルト！』
ニャース『しかしご安心ください！愚かな王に代わって、私がこの国を良くしてあげましょう！』

エンペルト『エン！エンぺ……』
ニャース『まず、この国の資源についてですが……』

エンペルト『エンエン！ペンペン！』
ニャース『であるからして、この国の発展として……』


キャピィ達「「……」」

フーム「真っ当な事を言ってる……」

パーム「見事な演説です……本当にこの国の王に相応しいかもしれんな」

フーム「ちょっと！まだどんな魔獣かもわからないのに国を任せるの？」

パーム「しかし、やっぱりこの国には相応しい指導者をだな……」

フーム「パパは大臣でしょ！もうちょっと考えて！」

−ププビレッジ−


レン「どう思いますかな？昨日の新しい大王様」

モソ「ふむ……まあ、陛下と比べたら賢そうですな」

カワサキ「新しい大王に任せればオレの店も繁盛するかもしれないよね〜」

ヤブイ「まあ、大王様が逮捕されたし強そうですな」

メーベル「あたし、あの大王イケメンだと思うわ」

サモ「ええっ！？」

レン「あの人に国を任せてもいいかもしれんのう」

ボルン「ワシもそう思いますな」

キャピィ「ｲｲﾈｲｲﾈ｣
キャピィ｢ｴﾝﾍﾟﾙﾄﾆﾏｶｾﾃﾐﾖｰ」

フーム「ちょっと！まだ碌に知らないあんな魔獣を信用するの？」

レン「しかしエンペルト大王の演説を見る限り、彼はこの国の事をよく考えてるかと……」

フーム「む！あたしが同じような事を言ってもちゃんと聞かない癖に……」

フーム「何よみんな！ちょっとデデデよりましだからって簡単に認めちゃって！」

ブン「でもねーちゃん、あの魔獣は割とまともな事言ってるんじゃないか？」

フーム「口だけならなんとでも言えるわよ！村の皆もきっと賢い事言ってると思ってるだけでとりあえず乗っとけと思ってるじゃない！注意が足りないじゃない！」

カービィ「ぽよ」

ﾃﾝﾃﾚ ﾃｯﾃｯ ﾃｯﾃｯﾃｰ

メタナイト「元々元陛下の政治力で成り立つような国だ」

フーム「メタナイト！」

メタナイト「民衆が乗せられてしまうのも無理はない」

フーム「そんな……どうにかできないの？」

メタナイト「……元陛下が痛い目に遭うのを見てるのは滑稽だが、それより問題はあのエンペルトだ。アレは私も知らない魔獣だ。私はエンペルトの出所について調べてみる」

フーム「じゃあ、村はどうすればいいの！」

メタナイト「しばらく監視しておくといい。国家を乗っ取ったエンペルトが何をするか見つけ出すんだ」

―ププビレッジ―


ワドルディ「……」ｶﾝｶﾝ
ワドルディ「……」ﾌｷﾌｷ
ワドルディ「……」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

タゴ「ありがとう、ワドルディ！」

サト「お疲れ様」

モソ「助かるわい」

エンペルトが王位に就いてから1ヶ月がたった｡
デデデ大王が召喚した魔獣やその他の危険行為によって壊された施設や建物の修復、村の掃除、公園や新しい広場の建設など、エンペルト大王は村に慈善活動を施してくれたのだ。

エスカルゴン「エンペルト陛下、午後には村長達の牧場で羊牧場の改築でゲス」

エンペルト「ウムウム」

ニャース「ちゃんと王様してるニャ……」


モブキャピィ「おはようございます、エンペルト陛下！」
モブキャピィ「いつもありがとうございます！」

エンペルト「……エン！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

エンペルトは挨拶してくる住民達に手を振った。
更にデデデ政権の頃より納める税金が減り、滅茶苦茶な法律も取り消され、ププビレッジの住民達はデデデ大王に振り回されることなく平和な毎日を過ごすようになった。

メーベル「いやあ、新しい大王のお陰で村が平和ねェ」

ヤブイ「エンペルト大王万々歳ですな」

ビブリ「いやあ、前の大王とは大違いです」

―レストランカワサキ―



カワサキ「いらっしゃいませ〜！これはエンペルト大王様！」

エンペルト「ウム」

エスカルゴン「エンペルト陛下にいつものを頼むでゲス！」

カワサキ「畏まりました〜！」

魚「」ﾋﾟﾁﾋﾟﾁ

カワサキ「どうぞ召し上がれ！」

エンペルト「エン！」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

ニャース「美味いと言ってるニャ！」

カワサキ「新しい陛下は生きた魚が好きだから楽でいいね〜！」



フーム「……」

ブン「うーん、なにもおかしいところないんじゃねーか？」

フーム「確かに問題ないわね……」

カービィ「ぽよ」

フームとブンは双眼鏡でエンペルトを密かに監視していた。
監視をしていたところ、エンペルトどころかエスカルゴンすら何もおかしい事をしていなかったのだ。
いつもならデデデ大王が何か悪い事を企んでいるのだが、エンペルトにその様子は見られない。
寧ろエンペルトが王になってから、村は良い方面に変わっていったのだ。

ブン「もしかしたら、エンペルトっていい魔獣なんじゃないか？」

フーム「油断しちゃダメよ。まだ何か裏があるかもしれないわ」

ブン「でもさ、デデデが連れてきた魔獣って全てが悪い魔獣じゃなかっただろ？エンペルト大王は真面目にやってるみたいだしさ。信用してもいいんじゃないか？」

フーム「うーん……」

―エンペルトの王座―


エンペルト「……」

カスタマー『では、今まで未払いしていた料金全額、更に謝礼金。確かに受け取りました。いやあ、エンペルト陛下はデデデ陛下と違って、器が広くて助かります』

エンペルト「……エン！」

カスタマー「おや、魔獣の注文ですか？良いでしょう、サービスとして激安でお売りしましょう」ﾆﾔﾘ

エンペルト「エン！フフフ……」

カスタマー「ホホホホ。それでは、好きなだけご注文してください」

エンペルト「フフフフフ……」


デリバリーマシン「ｳｨｰﾝ」


カスタマー「社長。計画は上手くいってるようです」

？？？「フフフフフフ……」

―エスカルゴンの部屋―


エスカルゴン「ぐが〜んご〜zzz」

ニャース「んにゃ〜zzz」

？？？「……ピカー！」

ニャース「ニャ……ん？」

ピカチュウ「ピカー！ピカピカー！」

ニャース「お、おミャーはピカチュウ！」

ピカチュウ「ピーカ！」

ニャース「お前もこの星に来ていたのニャ？」

ピカチュウ「ピカー」

エスカルゴン「ん……んん……何でゲス？うわあっ！？」

ゴーリキー「ゴー！」
ゴーゴート「ゴート」
ウォーグル「ウォー！」

エスカルゴン「う、うわあああぁ！？」

目が覚めたエスカルゴンには、見たことのない魔獣が何匹かいたのだ。

エスカルゴン「こ、これは一体なんでゲス！？」

ニャース「どういう事だニャ〜？ニャー達以外のポケモンがこんなにいるニャ！」

エンペルト「エン！」

エスカルゴン「へ、陛下！何故魔獣がここにいるでゲス!?」

エンペルト「エン……ペルト」

ニャース「『村を更に発展させる……』？」

−プププビレッジ−


エスカルゴン『This is チャンネルエンペルト！』

キャピィ「「「……」」」

エスカルゴン『プププビレッジの皆さん！エンペルト陛下による新しい政策が決まりました！この村を豊かにするために、ポケモン達をこの村に移住させるでゲス！』

フーム「ポケモン？」

エスカルゴン『まずは新しいポケモン達をご覧ください！』

ｳｨｰﾝ


ワンパチ『ワン！』
ドロバンコ『ドロ〜』
ヒトカゲ『カゲー』


フーム「ま、また魔獣！！」

ゴーリキー『ゴー！』ﾑｷﾑｷ

エスカルゴン『まずはゴーリキー！力自慢のポケモンです！色んな力仕事を手伝ってくれるでゲス！』

エレブー『エレブ！』

エスカルゴン『続いてエレブー！彼が放つ電気がこの国の電力を補ってくれます！』

トロピウス「トロピ」

エスカルゴン『これはトロピウス！トロピウスのなる木の実はとっても美味しい！もぐもぐ。うんま〜いでゲス！』

ワンパチ『ワン！ワンワン！』

エスカルゴン『これはワンパチ！見てください、このとっても愛らしい姿！ご家庭のペットとしてとてもいいでしょう！』


フーム「やっぱり信用するんじゃなかった！」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ!

―デデデ城　撮影スタジオ―


ヒトカゲ「カゲ！」

エスカルゴン「このポケモンはヒトカゲ！彼の火は」

フーム「こらー！エスカルゴン！」

エスカルゴン「あっ！フーム！」

フーム「やっぱり！あんた達魔物を沢山呼び寄せて！」

エスカルゴン「ストップ！ちょっとストップ！カメラ止めて！」

ワドルドゥ「撮影中止！」

ワドルディ「わにゃ」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

　番組の放送中ですが、トラブルが発生しました。
　大変お詫び申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　　　
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

フーム「エンペルトにエスカルゴン！やっぱり何か悪いこと企んでたんでしょ！」

エスカルゴン「誤解でゲス！エンペルト陛下は我々の暮らしを豊かにするためのことでゲス！」

フーム「何が豊かよ！あんな魔獣を沢山呼んでおいて！」

エスカルゴン「魔獣じゃない！ポケモンでゲス！」

エンペルト「エンぺ！エンぺエンぺ！」

エスカルゴン「ほらニャース、通訳するでゲス！」

ニャース「ニャー……『誤解を招くようなことをして申し訳ない。彼らは私の星に住んでいる仲間達だ。プププランドをもっと豊かにするために呼び寄せたのだ。悪気はない事を理解してほしい』と言ってるニャ」

フーム「この魔獣達がどうやってプププランドを豊かにするっていうのよ！」

エンペルト「ペンペン！エンぺ！」

ニャース「『私の星では、人とポケモンが協力し合い、その力で常に文明を発展させてきた。この星の文明は進展が足りない。これからはポケモンの力で維新していくだろう。信じてほしい』」

フーム「信じられないんだけど……」

ニャース「ニャーが言うのもなんだか、ニャー達の星の文明が進んでいるのはポケモンのお陰ともいえるニャ。この星にいるのは不本意だけど」

パーム「エンペルト陛下になってからこの村は段々と良くなってきたんだし、信じてもいいんじゃないかな？」

フーム「パパまで？確かにデデデよりはいいと思うけど……」

ニャース「あのデデデというのはどんだけ人望がないんだニャ」

ピカチュウ「ピカァ？」

カービィ「ぽよ？」

ピカチュウ「ピカー！ピカピカー！」

カービィ「ぽよ！ぽよ！」

そして、色々なポケモンがプププランドへ移住し始めた


ゴーリキー「ゴー！」
レン「ゴーリキーが来てから力仕事が楽になったのう」
ハナ「ウールーの毛も中々いいわ」
ウールー「うーるー」


イシツブテ「ラッシャイ」
ノズパス「ノズ」
キュリオ「ほほう。生きた石とはなかなか興味深い」


デリバード「デリデリ！」
モソ「それ、行っておいで！代わりに配達してくれて助かるのう」


ガーディ「ガウ！」
ドロン「……」
ボルン「でかしたぞ、ガーディ！こりゃあ頼もしい相棒だわい」


ゴチルゼル「ゴチ」
モブキャピィ「ありがとう、ゴチルゼル！」
モブキャピィ「いやあ、メーベルと違って本物の占い師だ！」
メーベル「なによ！失礼ね！」


ジジーロン「ジジー！」
ハニー「わーい！」
イロー「へへへ！」
ホッヘ「ジジーロン、こっち〜！」


ラッキー「ラッキ〜♪」
キュワワー「キュワ〜♪」
モブキャピィ「ありがとう！」
ヤブイ「医療が得意なポケモンもおったとはのう」


ラプラス「……」
カワサキ「ラプラスに乗りながら釣りするのたのし〜！」



トッコリ「なんだそいつ？」

カービィ「ぽよ！ぽよ！」

ピカチュウ「ピカッチュ！」

トッコリ「こいつも一緒に住むってのか？まあ、これぐらいスペースあるなら構わんけどさ。お前、ナニモンだ？」

ピカチュウ「ピカチュウ！」

−デデデ城　中庭−


ブン「へへへへ！わーい！」

ゴーゴート「ゴー！」

メーム「あんまりスピード上げちゃダメよ？」

パーム「いやはや、ポケモンとやらがこの村に来てから賑やかになったですな」

フーム「うーん……」


ピカチュウ「ピカ〜♪」

カービィ「ぽよぽよ♪」

ニャース「なあ、ピカチュウ」

ピカチュウ「ピカ？」

ニャース「ニャー達はこのままずっとこの星に住むのかニャ……？」

ピカチュウ「ピカァ……」


エスカルゴン「いやはや、エンペルト陛下のお陰でプププビレッジは賑やかになっております」

エンペルト「エン……」

エスカルゴン「どうしたんでゲスか？陛下？おいニャース！今、いないでゲスか……」

エンペルト「エンペルト……ククククク……」

―そして、時は経ち……―

ー村長の家ー

ﾊﾟﾁ……ﾊﾟﾁ……

レン｢おや？灯りが……｣

ハナ「あなた？ちょっと電気の様子を見てちょうだい？」

レン「わかった。一体どうしたんじゃ……」

ｶﾞｻｶﾞｻ

レン「ここかの？どれどれ……」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

？？？「……」

レン「誰かおるのか〜？」

デデンネ「……デネ？」
デデンネ「デネデネ？」
デデンネ「デデーン？」

レン「うわあああああああぁ！！」

デデンネ「「「デデー！」」」

ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

レン「ぎゃああああああああああぁ！！」

―キュリオの家―

キュリオ「こら！それは大事な鉱石じゃ！食べるでない！」

フカマル「ｶｼﾞｶｼﾞ」
ヤミラミ「ｶｼﾞｶｼﾞ」
ガバイト｢ｶｼﾞｶｼﾞ｣

キュリオ｢ああぁ……石が……化石が……｣


ー警察署ー

クレッフィ「クレッフィ〜♪」

ボルン「こら！牢屋のカギを持っていくんじゃない！」

ドロン「……」ｻｻｻｻ

ボルン「こら！待て〜！」

ガーディ「ワンワン！」


ーカワサキ料理店ー

ベトベトン「ムシャムシャ」
ベトベター「ムシャムシャ」

カワサキ「オレの料理をおいしそうに食べてくれるなんて、カービィみたいだぁ」

ベトベター「ムシャムシャ」

カワサキ「それは、生ゴミだよ〜？ゴミまで食べるってすごいポケモンだな……　ちょっとまって！それってオレの料理がゴミと同じって事！？」


モブキャピィ「きゃあああああぁ！！」
モブキャピィ「こっちにもポケモンがー！」
モブキャピィ「あちちちちち！」
モブキャピィ「」ｶﾁｰﾝ


バッフロン「ムシャムシャ」
ブーバー「ブバー！」
モルペコ「ペコッ！」
ムクホーク「ムクホー！」
オニゴーリ｢オニ！｣

ポケモンによる問題はプププビレッジだけでなかった｡

ーウィスピーウッズの森ー

カビゴン「ｶｼﾞｶｼﾞｶｼﾞｶｼﾞ」
ゴンべ「ｶｼﾞｶｼﾞｶｼﾞｶｼﾞ」
ヨクバリス「ｶｼﾞｶｼﾞｶｼﾞｶｼﾞ」
ホシガリス「ｶｼﾞｶｼﾞｶｼﾞｶｼﾞ」

ウィスピーウッズ「困るよ……食べすぎだよ……」

コラッタ「ｶｼﾞｶｼﾞ」
ラッタ「ｶｼﾞｶｼﾞ」

ウィスピーウッズ「ひえええぇ！やめてえええぇ！齧らないでえええぇ！？」


オニスズメ「オニ！」
オニスズメ「オニ！」
オニスズメ「オニ！」

クー「おい、ここはオレの縄張りだぞ！」

オニドリル「オニ？」ｷﾞﾛ

クー「あ……すいません、どうぞお寛ぎになってください」


リングマ「グマ」
ヤルキモノ「ウホホホ」
サイドン「ガウ」

リック「ひええぇ……なんか怖そうなやつらが森に来たなぁ」

ケッキング「ん？」

リック「ど、どうぞ……お構いなく」

サシカマス「……」
サメハダー「……」
ギャラドス「……」
スターミー「……」
バスラオ「……」
ハリーセン「……」
ナマコブシ「……」

カイン「なんか海も変わっちゃったなあ……」

ママンボウ「うふっ♡」

カイン「ﾎﾟｯ///いけない、ボクにはフームさんが……」



ヤミカラス「カー！」
ヤミカラス「カー！」
ヤミカラス「カー！」

ダイナベイビー「ピー！」

ダイナブレイド「クワアアアアアァ！！」

ドンカラス「カアアアアァ！！」

ブン「こら！オレのオモチャ返せ！」

エイパム「ウキッ！」

フーム「やめなさい！」

エイパム「ウキキキ！」

パーム「こら、やめんか〜」

メーム「しっし！しっし！」

エテボース「うっききききき！！」

フーム「あーもうー！多すぎよ〜！！」



エスカルゴン「陛下！陛下〜！」

エンペルト「ン？」

エスカルゴン「陛下が呼び寄せてきたポケモンのせいで村から沢山の苦情が来ています〜！」

エンペルト「フッ……」

ニャース「流石に連れてきたポケモンが多すぎだニャ」

−プププビレッジ−

モブキャピィ「「「「ﾜｲﾉﾜｲﾉﾜｲﾉﾜｲﾉﾜｲﾉﾜｲﾉﾜｲﾉ」」」」

レン「突然出てきたポケモンが羊を食べたんじゃ！」

ガス「オレなんて火が引火してガソリンスタンドが爆発したぞ！」

ガング「売り物のオモチャをめちゃくちゃにした！」

サモ「突然出てきた群れが壁に大きな穴開けてね……」

ハナ「いくらなんでもポケモンが多すぎよ……」

ボルン「流石にポケモンを連れてくるのをやめてもらおう」

カービィ「ぽよ」

ピカチュウ「ピカァ」

フーム「あ、エンペルトが来たわ！」

ﾌﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙ……ｷｷｰ!

エンペルト「エン！」

エスカルゴン「……」
ニャース「……」

ワドルディ「「「わにゃわにゃ」」」

エンペルト「エン！」

フーム「ちょっと！エンペルト！今すぐ言いたいことがあるわ！」

エンペルト「エンペル……オホン……」

エンペルト「あー……な……な……」

エンペルト「な……なんだね……？」

ニャース「ニャニャ〜！？」

エスカルゴン「陛下が……喋ったああああああぁ！？」

エンペルト「ホーリーナイトメア社の薬で……喋れるようになったのだ……言葉を慣れるのに時間がかかったが……だがこれで、ニャースに翻訳してもらう必要がなくなった」

ニャース「ニャ……じゃあ、もう帰っていいかニャ？」

フーム「そ、そうなの？だったら話が速いわ！ポケモン達を帰して！あなたが連れてきたポケモン達のせいで村が滅茶苦茶なのよ！」

ブン「そうだそうだ！」

エンペルト「何を言っておる？ポケモン達はお前達の暮らしを豊かにしていただろう？」

フーム「最初はそうだったかもしれないわ。でも、あなたは段々とあたし達の知らないポケモン達をこの星に連れてきたじゃない！それもとんでもない数を！いくらなんでも限度があるわ！」

エンペルト「だが私の星では、人とポケモンは問題なく共存できている。ポケモンもこの星では問題なく生きているだろう。共存できないお前達が問題なのではないか？」

フーム「本当にあなたの星では人とポケモンが共存しているかは知らないけど、それが本当ならきっと共存するためには色々な積み重ねがあったからよ！その星の人がポケモンの習性や生態を調べて、それを文明の発展に利用することで共存できたんでしょ！でもあたし達はポケモンの事を最近知ったばかりで詳しい事は全く知らないのよ！こんなに大勢のポケモンを連れてきて、共存しろなんて無理があるわ！共存どころかあたし達の生活が困るじゃない！ポケモン達を元の場所に戻して！」

モブキャピィ「そうだそうだ！」
モブキャピィ「いくらなんでも多すぎる！」
モブキャピィ「ポケモンを帰せ〜！大王も帰れ〜！」
モブキャピィ「ポケモンをこれ以上連れてくるな〜！」

エンペルト「仕方ないですね。残念な事です。この星は資源も豊富でポケモン達が住むには最適な土地です」

ｽｳｳｳｩ……

エンペルト「エ〜ンペ〜ルト〜〜！！」

カービィ「ぽよ！？」ﾋﾞｸ
ニャース｢ニャニャ？｣ﾋﾞｸ
ピカチュウ「ピカ？」ﾋﾞｸ

フーム「お、大きな叫び声……」

ブン「一体なんだ……？」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

リザードン「があ！」
オノノクス「がう！」
サワムラー「ふん！」
ブリガロン「ガン！」
ドラピオン「ドラ！」
メタグロス「メタ！」
オーロンゲ「ロン！」
その他「……」


フーム「お、大勢のポケモンが……」

ブン「ま、まだこんなにいたのか……？」

カービィ「ぽよ……」

エンペルト「ポケモンとの共存を拒否するならば、占領するまでです！」

エスカルゴン「せ、占領！？」

エンペルト「全ての村人を捕らえなさい！」

オーロンゲ「オー！」
ハガネール「ガネ！」
ローブシン「ブシ！」

ゴローニャ「ゴロー！」

レン「は、ハナ、はやく車に！」

ハナ「は、はい、あなた……きゃあああぁ！」

ウツボット「ウツボ！」

ボルン「こ、こら、来るんじゃない！うわああああぁ！」

マニューラ「ニュラ！」

カワサキ「うわああああああぁ！食べないで〜！オレを食ったら食中毒になるよ〜！」

アオガラス「カー！」

トッコリ「うわああぁ！！くるなくるな〜！」

モブキャピィ「「「うわああああああぁ！逃げろ〜！！」」」


ニドキング「ニド」
エレキブル「ブルル」

ブン「おい、カービィ！なんとかしろよ！」

カービィ「ぽよ……」

フーム「無理よ！いくらカービィでも敵が多すぎるわ！」

メタナイト「フーム、ワープスターを呼んで逃げるんだ！」

フーム「そうか！来て！ワープスター！」


カブー「ワーープスターー！！」


ワープスター「ﾋﾟｭｰﾝ!」

カービィ「ぽよ！」

フーム「よいしょ！ブン！早く乗って！」

ニドキング「ニド！」ｶﾞｼｯ!

ブン「うわああああぁ！！」

フーム「ブーン！」

メタナイト「フーム、ここは逃げるんだ！」

ワープスター「ﾋﾟｭｰﾝ!」


ニャース「あわわわ……ピカチュウ！ここはニャーたちも逃げるニャ！」

ピカチュウ「ピカ！」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

エスカルゴン「へへへ陛下！プププランドを占領とは本当でゲスか？」

エンペルト「当然だ。私はこの星をポケモンの星にするために来たのだからな」

エスカルゴン「そんなぁ！プププランドをいい国にするという言葉は嘘だったのでゲスか？」

エンペルト「何を言っている？それは本当だ。もっとも、ポケモンにとっていい国にするという意味で言ったのだ」

エスカルゴン「そ、そんなあぁ……」

ヌメイル「ヌメ！」

エスカルゴン「だ、誰ですその私に似たポケモンは！？」

エンペルト「おお、来たか我が秘書ヌメイル」

エスカルゴン「ひ、秘書！？まさか……」

エンペルト「ヌメイル、先ずはこいつを摘み出せ。こいつにはもう用はない」

ヌメイル「ヌメ！」

エスカルゴン「うわああぁ！？やめろおおおぉ！！」

リザードン「ガウ！（ワドルディ達はどうしますか？）」

ワドルディ「「「わにゃわにゃ……」」」ｶﾞｸｶﾞｸ

エンペルト「そうだな。しばらくは奴隷としてこき使ってやろう」

アニカビじゃん

アニメカービィはちゃんとカービィが喋らないところが良き

支援

面白い

デデデが解放されて､カービィと共闘する展開期待

カブー「……」

-カブーの中-


フーム「はあ……はあ……」

カービィ「ぽよー」

フーム「とりあえず、今はここなら安心ね」

ﾃﾝﾃﾚ ﾃｯﾃｯ ﾃｯﾃｯﾃｰ

メタナイト「フーム、無事か」

フーム「メタナイト卿！」

カービィ「ぽよ！」

メタナイト「森も海もポケモンだらけだ。プププランドはポケモンの侵略を許してしまった。ホーリーナイトメア社は、プププランドに移住させ、その資源をポケモンの生育地として利用し、魔獣として量産すつもりだったようだ」

フーム「そんな！それじゃあ私達はどうなっちゃうの？」

メタナイト「このまま捕まるとやられるか、ポケモンの奴隷となってしまうだろう」

フーム「どうにかして戦わないと！」

メタナイト「とにかくポケモンについて色々わかったことがある。本来ポケモンが住む星では、人とポケモンは確かに共存しているらしい。そして、驚く事に全てのポケモンが戦闘に特化した生物だということがわかった」

フーム「戦闘に特化した生物……あんなのが沢山いたらカービィでもやっつけられないよ……」

メタナイト「更に調べてわかったが、あの星のゲンジュウ民は自分が使役しているポケモンをモンスターボールというものに収納しているらしい。一つ拾ってきたのがコレだ。何とかこれをうまく解析して私もラボでいくつか量産したが……」

フーム「モンスターボール……そういえば初めて出た時、デデデも投げてた！これを使えばポケモン達を！」

メタナイト「だが、プププランド全てのポケモンを納めるほどの数はない。今はエンペルトに集中すべきだろう。あの星のゲンジュウ民はそのモンスターボールに収めたポケモンを従えて闘わせるポケモンバトルという競技があるらしい」

フーム「ポケモンバトル？ポケモン同士で……そうか！」

メタナイト「我々の戦力差をポケモンにはポケモンで対抗するしかない。せめてポケモン達の首領のエンペルトを倒すしかないだろう」

フーム「でも、どうやってポケモン達に協力させるの？」

ソードナイト「メタナイト卿」
ブレイドナイト「偵察が終わりました」

メタナイト「様子はどうだ」

ソードナイト「協力してくれるポケモンがいました」

ニャース「どうもニャ」

ピカチュウ「ピカ！」

侵略的外来種を扱った風刺……
これはまさしくアニカビの世界観とマッチした題材ですね

フーム「あんた確かエンペルトの側にいた……ニャース！」

ニャース「そうニャ。まあ、もうエンペルト側にはついていけないニャ」

カービィ「ぽよー♪」

ピカチュウ「ピカー♪」

フーム「協力するって本当なの？こいつ信用していいの？スパイじゃないでしょうね？」

ニャース「ニャーだって元々エンペルトの通訳として連れてかれただけニャ。ある日突然謎の奴らに連れてかれただけで、ニャーとてここに来るのは不本意だニャ！」

ピカチュウ「ピーカ！」

ニャース「ニャー達以外にも無理やり連れてこられたポケモン達がいるんだニャ！みんな元の星に帰りたいんだニャ！」

フーム「え？他にもいるの？」

ピカチュウ「ピーカー！」

フーム「本当なの？」

ニャース「本当ニャ！確かに環境のいい星だけど、みんな元の故郷が好きなんだニャ！ポケモンの倒し方教えてあげるからその代わりニャー達を元いた星に帰して欲しいニャ！」

ピカチュウ「ピカー！ピカピカー！」

フーム「……わかったわ。ポケモンの倒し方を聞こうじゃない」

-デデデ城　牢獄-

ドードリオ「「「クエー！！」」」

ブン「はあ……もう朝かぁ……鶏じゃないのが鳴いてるけど」

パーム「まさか新しい陛下がとんでもない暴君だったなんて」

メーム「あなた、ブン、大丈夫？」

ブン「姉ちゃんのいうとおり簡単に知らない他人を信用しちゃダメだな」

レン「もうプププランドもここまでなのかな……」

ハナ「あなた……」

カワサキ「囚人の給仕になるからここから出して〜！」

ガス「カワサキの料理を食べる囚人生活なんて拷問だよ」

ガング「死刑の方がまだマシだな」

メーベル「あたし達、どうなっちゃうのかしら」

サモ「ここで言うのもなんだけど……メーベル、オレは君の事が……」

メーベル「ん？なんか揺れてない？」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ　ﾎﾞｺｯ

ディグダ「ディグダ！」

サト「何これ？」

ボルン「これもまたポケモンですかな？」

フーム「ありがとう、ディグダ！」ﾋｮｺ

ディグダ「ディグ！」

ブン「姉ちゃん！」
パーム・メーム「「フーム！」」

フーム「しーっ」

いいね

パーム「フーム、無事だったか」

フーム「ええ、みんなを助けにここから来たわ」

メーム「そのポケモンは？」

フーム「ディグダっていうの。ここから出すのを助けてくれてるの。でも看守に見つからないように1人ずつゆっくりね？とりあえず看守の様子を見てて」

タゴ「わ、わかったよ」

フーム「ほら、まずは小さい子から1人ずつ！」

ブン「ありがとう、ねーちゃん！」

アニカビ懐い

ブン「わあ、穴が広い！こんなに大きなトンネルを掘ってたんだ！」

フーム「この子たち凄いのよ！」

ディグダ「ダグ！」
ディグダ「ディグ！」
ディグダ「ダディ！」

フーム「さあ、ブンは早くそのトンネルの出口へ行って！みんな！１人ずつよ！」

ブン「わかったよ、姉ちゃん！」

ハニー「ありがとう、フーム」

ホッヘ「助かったよ」

イロー「ポケモン達怖かったな……」

フーム「じゃあ、次は……」

レン「ワシら年寄りは脚が遅いから最後にしよう」

ハナ「若い方が先に逃げなさい」

ガング「すいません、村長」

ガス「申し訳ございません」



オーロンゲ「オー？」

タゴ「ヤバいぞ、見張りが来たぞ！」

フーム「仕方ないわ！今逃げられる者は全部連れていきましょう！パパ達は穴を隠して！」

パーム「わ、わかった！」

メーム「ポケモンに捕まらないように頑張るのよ！」

支援

フーム「よし、ここで出口ね！」

フームは隠れ通路から森へと出た

カービィ「ぽよ！」

フーム「おまたせ、カービィ！」

ブン「ありがとう、ねーちゃん！」

イロー「ありがとう！」

ハニー「助かった……」

ガス「フームのお陰で助かったぜ」

ガング「でもこれからどうすりゃいいんだ？」

メーベル「そうよ。あんなにポケモン達がいたらもうプププランドから逃げるしかないの？」

サモ「もうポケモンに占領されたしね」

フーム「いいえ、逃げないわ！ポケモン達と戦うのよ」

サモ「戦うと言ってもどうやって？」

フーム「ポケモン達と戦う方法を教えるわ。みんな、おいで！」

ギャロップ「ヒーン！」
ポニータ「ポニ！」
ポニータ「ポニー！」

ブン「うわっ！ポケモン！」

ホッヘ「うわわ〜！」

ガング「く、くるな〜」

フーム「安心して！このポケモン達は敵じゃないわ！」

ブン「敵じゃない？」

フーム「先ずはこのポケモン達に乗って！待ち合いの場所でメタナイト達と合流するわ」

サモ「火がついてるんだけど乗れるのか？」

フーム「大丈夫よ。ポニータ達の炎は乗せてあげる相手には燃えないのよ」

ブン「本当だ！座っても熱くねえ！」

フーム「さ、行きましょう！」


？？？「キー！！」

ドンカラス「カー！」
ヤミカラス「カー！」
ヤミカラス「カー！」
ヤミカラス「カー！」

ブン「ポケモンだぁ！見つかったぁ！」

フーム「ギャロップ！先にブン達を連れていって！」

ギャロップ「ヒン！」

ブン「ねーちゃん！」

フーム「あたしとカービィは後から来るから先に行ってて！」

ブン「わかった！ねーちゃん気をつけろよ！」

ギャロップ「ヒヒーン！！」
ポニータ「ヒーン！」
ポニータ「ヒーン！」

ﾊﾟｶﾊﾟｶﾊﾟｶﾊﾟｶ

フーム「いくわよ、カービィ！」

カービィ「ぽよ！」

フーム「カービィ、これを吸い込んで！」

フームはカービィに電池を投げた！

カービィ「ぽよ！」

ｽｳｳｳｳｩ!!

カービィ「……ごくっ」

スパークカービィ「はあああああああぁ！！」

ヤミカラス「「「「カアァー！！」」」」

フーム「カービィ！ポケモン達をやっつけて！」

スパークカービィ「スパークアロー！」

ﾋﾟｭﾝ! ﾋﾟｭﾝ! ﾋﾟｭﾝ!

ヤミカラス「「「「カアァ〜〜！？」」」」

ﾊﾞﾀｯ ﾊﾞﾀｯ ﾊﾞﾀｯ

ドンカラス「クアアァ！！」

スパークカービィ「スパークレーザー！」

ﾋﾞｭｰﾝ!

ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

ドンカラス「クエエェ！？」

ﾊﾞﾀｯ

ドンカラス「」
ヤミカラス「」
ヤミカラス「」
ヤミカラス「」

フーム「やったわ！」


エレキブル「ブルルル！」

フーム「別のポケモンが来たわ……！あれはたしか電気タイプだから……カービィ、これを！」

フームは電動ドリルを投げた！

カービィ「ぽよ！」

ｽｳｳｳｳｩ!!

カービィ「……ごくっ」

ドリルカービィ「はああああぁ！！」

エレキブル「ブルルルル！！」

ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ!!

ドリルカービィ「とお！」

ｷﾞｭｲｰﾝ! ｽﾞﾎﾞｯ!

エレキブル「ブル！？」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ……

ドリルカービィ「グラウンドーン！！」

ﾎﾞｺﾞｯ!!

エレキブル「エレ〜！？」



エレキブル「」

フーム「よし……それっ、モンスターボール」

ﾊﾟｼｭｳｳｳｩ…………ｶﾁｯ

フーム「よし、いくよ、カービィ！」

カービィ「ぽよ！」

ワープスター「ｷﾗｰﾝ!」

フーム「ニャースが教えた通りね」

〜回想〜

ニャース「先ずポケモンには相性というものがあるニャ」

フーム「相性？」

ニャース「まずポケモンには色々なタイプがあるニャ。水タイプとか炎タイプとか電気タイプとか……」

フーム「カービィのコピー能力みたいね」

ニャース「ポケモンは受ける技のタイプによって効果が抜群だったりするニャ。炎タイプは水タイプの攻撃に弱くて、水タイプは草タイプの攻撃に弱くて、草タイプは炎タイプに弱いと……とにかく受ける技によって攻撃が効いたり効かなかったりするニャ」

フーム「へえ……ポケモンってどんなタイプがあるの？」

ニャース「全部で18種類あるニャ」

フーム「多いじゃない！それで色々な相性があるの？」

ニャース「それにポケモンは種類によっては2つのタイプを持つポケモンも存在するニャ！」

フーム「覚えるのは大変そうね……でも、ポケモンを倒すためには有利な相性で攻撃した方が良いのね」

ニャース「ただタイプの相性だけじゃないニャ」


ニャース「ポケモンは特性というものを持っていて、それはポケモンが持つ特有の能力みたいなもので……」


ニャース「種族値というのがあって、攻撃力が高かったり、防御力が高かったり、素早さが高かったり……」


ニャース「物理技と特殊技でポケモンが受けるダメージが……」


フーム「うーん……これを全部覚えるのは難しいわ」

ニャース「とりあえず、相性を突けば何とかなるニャ」

採掘場

ｶﾂﾝ!　ｶﾂﾝ!　ｶﾝｶﾝ!　ｶﾝｶﾝ!

ウツボット「ジロッ」

ワドルディ「……」
ワドルディ「……」
ワドルディ「……」

ワドルディ「わにゃにゃ……」ｾﾞｪｾﾞｪ

ウツボット「ウツボ！(サボるんじゃない！)」

ﾍﾞｼｯ!

ワドルディ「わにゃっ！」

ワドルディ「……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
ワドルディ「……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
ワドルディ「……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

スピアー「ブーン！」
スピアー「ブーン！」



ワドルディ「わにゃにゃ……」

ﾎﾞｺﾞｯ!

ワドルディ「わにゃ？」

ソードナイト「ワドルディ。助けに来ました」

ブレイドナイト「バレないように1人ずつ逃げて……とりあえずこれだけのワドルディがいれば100人は逃げても大丈夫だろう」

ソードナイト「とりあえずバレないようにこの穴から1人ずつ抜けてください」

ワドルディ「わにゃにゃにゃ」

わにゃわにゃかわいい

-デデデ城　地下牢-

デデデ「はあ……」

ｸﾞﾙﾙﾙﾙ

デデデ「お〜〜〜い！飯はまだゾ〜イ？」

ｶﾞﾗｯ!

デデデ「おお、やっと来たかゾイ！」

ヌメイル「ヌメ！」

ｶﾞﾁｬｯ!　ﾎﾟｲ

エスカルゴン 「ゲスッ！へ、陛下……」

デデデ「おおぉ！今日のメシは大きいゾイ！焼きカタツムリかゾイ！」

デデデ大王はエスカルゴンが特大エスカルゴに見えていた！

エスカルゴン「え？ちょい待っ」

ｶﾞｼｯ!　ｶﾞﾌﾞｯ!

エスカルゴン 「ぎゃああああああぁ！！」

デデデ「んん！？ぺっ！ぺっ！マズいゾイ！って、エスカルゴンだゾイ！」

エスカルゴン 「いててて……陛下……」

ｶﾞﾂﾝ!

エスカルゴン「ぎゃふっ！」

アニカビでありそうなのがね

デデデ「このっ！このっ！裏切り者！」

ｶﾞﾂﾝ!　ｶﾞﾂﾝ!

エスカルゴン「ぎゃー！」

デデデ「よくもワシを裏切ったゾイ！国家反逆罪で死刑ゾイ！」

エスカルゴン「あだっ！いだっ！陛下！申し訳なかったでゲス！」

デデデ「このっ！このぉ！」

ｶﾞﾂﾝ!　ﾎﾞｺｯ!　ﾎﾞｺｯ!

ボコボコにされたエスカルゴン「ううぅ……陛下……ワタクシが間違っていたでゲス」

デデデ「何？」

エスカルゴン「ワタクシはエンペルトに魅せられて、この国を素敵な国にすると騙されて、エンペルトがプププランドを占領してポケモンの星にするなんて思わなかったでゲス」

デデデ「ポケモンの星にするだと？そんなのワシが許さんゾイ！」

エスカルゴン「そうゲス！本当に申し訳なかったでゲス！陛下〜！うええええぇん！」

デデデ「エスカルゴ〜ン ！気づいてくれたか〜！」

エスカルゴン「この国の王に相応しいのは有能で狡猾な独裁者よりも、無能で愚公な陛下でゲス〜！うええええぇん！」

デデデ「反省してくれたか〜！エスカルゴ〜ン！それならお前を許すゾ〜イ！」

エスカルゴン「うええええええぇん！！」

>>63

訂正



デデデ「このっ！このっ！裏切り者！」

ｶﾞﾂﾝ!　ｶﾞﾂﾝ!

エスカルゴン「ぎゃー！」

デデデ「よくもワシを裏切ったゾイ！国家反逆罪で死刑ゾイ！」

エスカルゴン「あだっ！いだっ！陛下！申し訳なかったでゲス！」

デデデ「このっ！このぉ！」

ｶﾞﾂﾝ!　ﾎﾞｺｯ!　ﾎﾞｺｯ!

ボコボコにされたエスカルゴン「ううぅ……陛下……ワタクシが間違っていたでゲス」

デデデ「何？」

エスカルゴン「ワタクシはエンペルトに魅せられて、この国を素敵な国にすると騙されて、エンペルトがプププランドを占領してポケモンの星にするなんて思わなかったでゲス」

デデデ「ポケモンの星にするだと？そんなのワシが許さんゾイ！」

エスカルゴン「そうゲス！本当に申し訳なかったでゲス！陛下〜！うええええぇん！」

デデデ「エスカルゴ〜ン ！気づいてくれたか〜！」

エスカルゴン「この国の王に相応しいのは有能で狡猾な独裁者よりも、無能で愚鈍な陛下でゲス〜！うええええぇん！」

デデデ「反省してくれたか〜！エスカルゴ〜ン！それならお前を許すゾ〜イ！」

エスカルゴン「うええええええぇん！！」

-ウィスピーウッズの森　秘密の場所-

作戦会議中

フーム「こういう事、わかった？」

ブン「えっと……この場合エンペルトは水と鋼タイプで、炎タイプの技を受けたら……あれ？炎は鋼に効果抜群だよな？」

ハニー「でも、水に炎は今一つなんだよね？」

フーム「ポケモンのタイプが2つあって、効果抜群と効果今一つの攻撃がある場合、それはダメージが「等倍」になるの。つまり普通のダメージになるの！」


サモ「でも、水攻撃より格闘技の方が威力高そうだし、このポケモン倒せるんじゃないかな？」

ニャース「このハガネールは物理耐性が高い反面、特殊技に対する耐性があまりないニャ。だから水攻撃の特殊技の方が効果的ニャ」

メーベル「ポケモンって、複雑ねえ」

ニャース「殆どの岩・鋼タイプは物理技への耐性が強いと考えていいニャ」


ワドルディ「わにゃわにゃ」

メタナイト「うむ、その感じだ」

ワドルディ「……」
ワドルディ「……」
ワドルディ「……」

ｶﾁｬｶﾁｬ　ｶﾁｬｶﾁｬ

ソードナイト「これだけいればモンスターボールの量産ができますね」
ブレイドナイト「今は強力な敵ポケモンを押さえ込むだけの数が必要ですしね」


カービィ「ぽよー！」

ピカチュウ「ピカー！」

ワドルディここでも仕事してるの草

支援

−翌日−


フーム「みんな、準備いい？」

カービィ「ぽよ！」

ブン「ひゃー、初めてでいきなりポケモンと戦うのかぁ」

サモ「正直、いきなり実戦で不安だけどね」

メーベル「でも戦わないとあたし達の住む場所がなくなっちゃうからね！」

ガス「ようし、やるぞ……頼むぞポケモン達！」

ピジョット「ピジョー！」
ゴリランダー「ウホホホ！」
ゴルダック「ダック！」

フーム「正直初心者だから1対1じゃ無理だと思うけど、作戦通りにやればできるよ！」

メタナイト「目標はエンペルトだ！君達は揺動してポケモン達の警備を崩していればいい。後はカービィと我々がエンペルトを倒してポケモン達の軍隊を内部から崩す！」

ニャース「絶対勝つニャ！」

ピカチュウ「ピカー！」

支援

支援

支援

支援

あげ

保守

−デデデ城周辺−

スピアー隊長「ブ〜〜ン」

スピアー「ブ〜ン」
スピアー「ブ〜ン」
スピアー「ブ〜ン」


ピジョット「ピジョー！」

ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻｯ!

スピアー隊長「ブ〜〜ン！？」

ピジョン「ピジョ！ピジョ！」
ポッポ「ポー！」
ポッポ「ポッポ！」
ポッポ「ポー！」

ブン「いけ、ピジョン！かぜおこし！」


イロー「ポッポ！かぜおこし！」
ハニー「お願い！」
ホッヘ「あのポケモンたちをやっつけて！」

ピジョン「ピジョ〜！」

ポッポ「「「ポ〜ポ〜！」」」

ﾋｭｵｵｵｵｵｫ!!

スピアー「「「ブ〜〜！？」」」

ﾊﾞﾀｯ

スピアー「「「」」」

スピアー隊長「ブ〜〜！！」

ピジョット「ピジョーット！！」

ﾊﾞｼｯ!

スピアー隊長「ブッ！？」

スピアー隊長「」

ブン「よし！スピアーたちをやっつけたぞ！」

ウルトラビルディングほおばりヘンケイアクジキングとフェクト・デデンネ見てみたい

なんだ、アニメカービィか……

グラエナ「ガウウウウゥ！！」

ヘルガー「ガアアァ！！」

ポチエナ「ガウ！」

デルビル「グルルルル」

ブン「やべ、もっと来た！」

カワサキ「えっと、こいつら何タイプだっけ？」

ニャース「グラエナは悪タイプ！ヘルガーは炎・悪タイプ！ここで有効なのは……格闘タイプだニャ！いって！」

サモ「いけ、コジョフー！」

メーベル「よし、行くのよアサナン！」

コジョフー「コジョー！！」

アサナン「アサッ！」

ﾊﾞｼｯ! ﾊﾞｼｯ! ﾄﾞｶﾞｯ!

フーム「よし、それじゃあ外の警備はそちらに任せるわ！いくよカービィ！ブン！」

ブン「おう！」

カービィ「ぽよ！」

ピカチュウ「ピカー！」

−デデデ城　王室−

エンペルト「……」

リザードン「ガアァ」

ﾊﾞｯｻﾊﾞｯｻ

リザードン「ガアアァ（王様。カービィが城に侵入してきたようです）」

エンペルト「来たか。ならば迎え撃て。他は構わん。ただカービィだけは確実に始末せよ」

リザードン「ガウウウゥ（畏まりました。しかし、それだけではございません。どうやら我々ポケモンの中にはエンペルト様に謀反する者たちが大勢いるようです。ニャースを筆頭として）」

エンペルト「この星で暮らすことに不満を持つ者か。しかし反逆者といえどポケモン。ポケモンだけは殺さずに鎮圧せよ。そして裏切り者のニャースは私の元に連れてこい。あとで私が直々に制裁しよう」

リザードン「ガウウゥ（御意）」

フーム「このまま王室へ行くよ！」

カービィ「ぽよ！」


キリキザン「キザン！」

コマタナ「コマ」
コマタナ「タナ」
コマタナ「コタ」


フーム「ここにも！」

ニャース「アレはキリキザンだニャ！腕の刃物には注意ニャ！」


キリキザン「キザッ！」

ｷｰﾝ!

メタナイト「……」

フーム「メタナイト卿！」

メタナイト「ここは私達に任せろ！」

コマタナ「「「コマーッ！！」」」

ソードナイト「はっ！」
ブレイドナイト「はっ！」

ｷｰﾝ! ｷｰﾝ!

ソードナイト「フーム様達は！」
ブレイドナイト「エンペルトを！」


ラッタ「チュー！」
ラッタ「キキー！」
ラッタ「キー！」

ワドルディ「「「「「わにゃわにゃわにゃわにゃわにゃ！」」」」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

フーム「ようし、もうすぐエンペルトのところよ！」

カービィ「ぽよー！」


ニドキング「ニドー！！」
サワムラー「サワー！」
マニューラ「ニャー！」

リザードン「ガアアァ！！（カービィだ！始末せよ！）」


ブン「うわっ！こっちにも来た！」

フーム「やっぱり数が多すぎるわ！」

ブン「助けてくれ！ゴリランダー！カメックス！エンブオー！」

ﾎﾟｲｯ! ﾎﾟｲｯ! ﾎﾟｲｯ! ﾊﾟｰﾝ!

ゴリランダー「ウゴオオオォ！」
エンブオー「ブオー！」
カメックス「ガメ！」

リザードン「ガウ！（お前たち！モンスターボールに入ることを選んだのか！）」

ゴリランダー「ウホホホ！（うむ！このバカげた支配を止めるためにな！）」
カメックス「ガメ！（私も元の星に帰りたいのだ！）」
エンブオー「ブオー（これはやりすぎだ！）」

リザードン「ガアアァ！（裏切り者どもめ！反逆者をとらえよ！）」

ニドキング「ニドー！！」
サワムラー「サワー！」
マニューラ「ニャー！」


フーム「ちょっとまって！ここで戦ったら！」

ｽﾞﾄﾞｰﾝ! ｽﾞﾄﾞｰﾝ!

ﾋﾟｼｯ! ｸﾞﾗｯ!

ニャース「ニャニャ〜？床が〜！」

ブン「うわあああああぁ！！」

ピカチュウ「ピカ〜！？」

フーム「やっぱり〜〜！！」

カービィ「ポヨ〜！」

−デデデ城　地下−

フーム「もお〜！床が崩れて落ちちゃったじゃない！」

ブン「しょうがないだろ？あんだけ強そうなポケモンがいたんだからさあ！」

フーム「それはそうかもしれないけど……みんな大丈夫？」

カービィ「ポヨ」

ピカチュウ「ピカァ」

ニャース「何とか大丈夫だニャ」

フーム「それじゃあ、早速上へ連れてってもらいましょう。確かあたしのボールには、フシギバナが……」



デデデ「お〜い！誰かいるのかゾ〜イ？」

エスカルゴン「助けてくれでゲス〜！」


フーム「デデデとエスカルゴンの声だわ」

ブン「どうするねーちゃん？」

フーム「しょうがないわね。出してあげましょう」

―地下牢―

ニャース「ここはニャーにお任せニャ！」

ｼｬｷﾝ!　ｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬ……ｶﾁｬｯ!

デデデ「おお！出られたゾイ！」

エスカルゴン「助かったでゲス！このまま一生陛下と一緒に人生を共にすることにならずにすんだでゲス」

デデデ「おいフーム！なんか食べ物を出すゾイ！」

ブン「助けてもらったのに偉そうだなぁ」

デデデ「ワシは大王ゾイ！偉くて当然だゾイ！」

ニャース「謀反されたくせによく言うニャ（呆）」

ピカチュウ「ピカァ（呆）」

フーム「まあ、お弁当のサンドイッチならあるけど」

デデデ「よこすゾイ！ばくっ！がつがつっ！んんん！？」


デデデ「ぺっ！ぺっ！まずいゾイ！なんだこのサンドイッチは！」

フーム「カワサキが作ったサンドイッチよ」

ブン「食わなくてよかった……どうやったらサンドイッチをまずくできるんだ？」

デデデ「殺す気かゾイ！」

フーム「かわいそうだから出してあげたけど……いい？これからあたし達はエンペルトをやっつけに行くの。足を引っ張らないでよね？」

デデデ「エンペルトをやっつけるだと？いいゾイ！ワシもあいつをやっつけにいくゾイ！あいつに大王の力を見せつけてやるゾイ！」

支援

支援

フーム「それじゃあ早く地下から脱出よ！」

カービィ「ぽよ！」

オーロンゲ「オーロン！！」

ニャース「ニャニャー！オーロンゲだニャ！」

シザリガー「シザー！」

エスカルゴン「あっちにもいるでゲス！？」

ニャース「あっちにはシザリガー！？」

ピカチュウ「ピカー！ピカ……ヂュウウウウウゥ！！」

ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ!!

シザリガー「シザー！？」

フーム「カービィ！これを吸い込んで！」

カービィ「スウゥ！！」

カービィはフームの投げた毒薬を吸い込んだ！

ポイズンカービィ「ポイズンカービィ！」

オーロンゲ「オー！！」

ポイズンカービィ「どくどくだま！」

ﾋﾞｭﾝ!ﾄﾞｸﾄﾞｸ……

オーロンゲ「オオオオォ！？」


オーロンゲ「」
シザリガー「」


フーム「早くエンペルトの元へ行きましょう！」

支援

フーム「フシギバナ、出てきて！」

フシギバナ「バナー！」

フーム「フシギバナ、お願い！あたし達を上まで運んで」

フシギバナ「バナ！」



フーム「いい？はやくエンペルトのところにつかないとダメよ！あいつをやっつけてポケモン達を崩すの！」

ブン「おう！」

カービィ「ぽよ！」

ピカチュウ「ピカァ！」



ウツボット「ウツボ！（いたぞ！カービィだ！）」

ローブシン「ブシン！（裏切り者のポケモン達め！あいつらは捕らえろ！）」

ブン「うわ、また出た！」

フシギバナ「バナー！」

フーム「ふ、フシギバナ！いけって言ってるの？」

フシギバナ「バナ！！」

フーム「ありがとう！いくよみんな！」

-エンペルト城　王室-

フーム「エンペルト！！」

エンペルト「来たか……まさかここまで争ってくるとはな」

ヌメイル「ヌメ！」

カービィ「ぽよ！」
ピカチュウ「ピカ！」
ニャース「にゃにゃー！」

フーム「エンペルト！最後の警告よ！プププランドを乗っ取るのはやめて元の星へ帰って！」

エンペルト「それはできん。私はこの星をポケモンの星にするのだ！」

ニャース「にゃにゃー！それはニャー達には関係ないニャ！ニャー達は元の星に帰りたいニャ！」

ピカチュウ「ピカピー！」

エンペルト「お前たち……人間に飼い慣らされた愚かなポケモンめ……」

フーム「どうしてもやめてくれないならあたし達がアンタをやっつけるまでよ！カービィ！」

カービィ「ぽよ！」

ピカチュウ「ピカー！」

エンペルト「……」

リザードン「ガウー！(王様！)」

ガブリアス「ガー！(ここは我々にお任せを！)」

エンペルト「うむ。任せる」

ニャース「ニャー！アレはリザードンとガブリアス！強力なポケモンだニャ！」

カービィ&ピカチュウvsリザードン&ガブリアス

フーム「ガブリアスはドラゴンタイプ……カービィ、この氷を吸い込んで！」

カービィ「すぅー！」

リザードン「ガウー(させるか！)」

ﾎﾞﾜ!

フーム「きゃあ、道具が……！」

リザードンはフームに攻撃し、彼女が持っていたカービィ専用の道具を燃やし尽くした！

ブン「やべえぞねーちゃん！これじゃカービィが対抗できねえ！」



ガブリアス「ガアー！」

リザードン「ガー！」

カービィ「ぽよ……！」

ピカチュウ「ピカァ……！」

リザードン「ガアアァ！！」

ｺﾞｵｵｫ!!

カービィ「ぽよ〜！」

ピカチュウ「ピカァ！ピカ……ヂュウウウウウゥ！！」

ガブリアス「ガアアアァ！！」

ﾊﾞｯ!

リザードンの強烈な炎がカービィを襲い掛かる！
ピカチュウも電気攻撃で対抗しようとするが、ガブリアスが盾となってピカチュウの電撃を防いでしまった

ニャース「ニャニャー！ガブリアスは地面タイプだから電気が効かないニャ！」

フーム「そんな……ニャース、あなたは闘わないの？」

ニャース「ニャーはポケモンだけど戦闘に向いてないニャ！」

エンペルト「フフフ……カービィさえ倒せばこの星はポケモンのモノとなる……」

王座で部下のポケモンがカービィを倒すところを見ているエンペルト。
そんな時、何者かが襲い掛かった！

ｶﾞﾂﾝ!

エンペルト「ぐおっ！？」

ヌメイル「ヌメ！？（お　王様……！？）」

デデデ「ガハハハハ！！どんなもんゾイ！！」

フーム「デデデ！？」

なんと、デデデ大王がハンマーでエンペルトを殴ったのだ！

エンペルト「貴様……よくも私を……！」

デデデ「ワシを差し置いて大王とは良い度胸だゾイ！お前を倒してワシの国を取り戻すゾイ！」

エンペルト「お前みたいな愚か者に王が務まるものか……！」

流石のエンペルトも怒ったのか、デデデ大王と戦い始めた！

ヌメイル「ヌメ！（王様！）」

エスカルゴン「よくもワタクシの座を奪ったでゲスな！お前も粛清でゲス！！」

ヌメイル「ヌメ！！（エスカルゴン！！）」

カービィ達とは別にデデデ大王とエスカルゴンがエンペルトとヌメイルと戦う事になった

リザードン「ガアアアァ！！」

ﾊﾞｼﾝ!

カービィ「ぽよぉ〜！」

ガブリアス「ガアァ！」

ｽﾞﾊﾞｯ!

ピカチュウ「ピカピ〜！」

ブン「どうすんだよ、ねーちゃん！もう味方のポケモンも今ここにいないし、このままじゃ負けちまうぞ！」

フーム「くっ、しょうがないわ。ここはカービィ達を連れて逃げましょう！」

カイリキー「リキ！（逃げられると思ったか？）」

ブン「うわっ！またポケモンが！」

フーム「むうぅ……」

ニャース「ニャニャ……絶体絶命ニャ……」

この時だった

ガブリアス「ガアアアァ！！」

ガブリアスはスケイルショットをカービィとピカチュウに向かって放った。

フーム「カービィ！！」

ピカチュウ「ピカ……」

カービィ「……ぽよ！」

カービィは立ち上がり、すいこみをした！

カービィ「……すううううううぅ！！」

カービィはガブリアスのスケイルショットを吸い込んだ！

カービィ「……ごくっ！はっ！」


ｷﾗｷﾗ……


カービィ「ガオオオオォ！！」

カービィにドラゴンの被り物がつき、ドラゴンの羽が生えた。

ドラゴンカービィ「ドラゴンカービィ！！」

フーム「あ、あれは……？」

ｽﾞﾊﾞｯ!

カイリキー「カイリキ！？」

ﾊﾞﾀｯ!

メタナイト「アレは……ドラゴンの力をコピーしたドラゴンカービィだ！」

ドラゴンカービィ「ガオー！」

ニャース「ガブリアスはドラゴンタイプ……」

フーム「ドラゴンに抜群なのは氷とフェアリー……そしてドラゴン！」



ガブリアス「ガアアアァ！！」

ドラゴンカービィ「げきりゅうけん！」

ドラゴンカービィは力を込めた拳をガブリアスにぶつけた

ｽﾞﾄﾞｫﾝ!

ガブリアス「ガハアアァ！？」

フーム「効いてる！いけるわ！」

ドラゴンカービィ「ガオー！」

ガブリアス「ガアアアァ！！」

ガブリアスは空を飛んで攻撃し始めた！

ドラゴンカービィ「ドラゴンウィング！」

ドラゴンカービィは背中の翼を広げて同じく空を飛ぶ。
そして両者はぶつかり合った

ﾊﾞｼｯ! ﾋﾞｼｯ! ﾊﾞｼｯ!

ｶﾞｼｯ!!

カービィはガブリアスにしがみついた！

ガブリアス「があぁ！？」

そして、空中で回転し始めた！

フーム「あの技は……？」

メタナイト「アレは……ドラゴンのように回転して叩きつける技……」

ドラゴンカービィ「たつまきなげ！！」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾝ!

ガブリアス「がはあぁ！？」

ガブリアス「」

ブン「やったー！ガブリアスを倒したぞ！」

フーム「やったわ！」

リザードン「ガアアァ！！」

ﾎﾞﾜｯ! ﾎﾞﾜｯ! ｺﾞｵｵｫ!!

リザードンはピカチュウに向かって大量の炎攻撃を仕掛ける。
しかし、ピカチュウは素早い動きで柱を盾にするなどで攻撃をかわしていく。
そして、ガブリアスがいなくなった今、ピカチュウにとってチャンスであった。

ピカチュウ「ピ……カ……」



ピカチュウ「……ヂュウウウウウウゥ！！」

リザードン「ガアアアアアアアアァ！？」

ﾊﾞﾀｯ!

リザードン「」

ニャース「リザードンもピカチュウがやっつけたニャ！」

エンペルト「何……？」

デデデ「ぐへぇ」

デデデ大王を一方的にいためつけていたエンペルトが振り返ると、従者のリザードンとガブリアスが倒されたのを見て驚いた。

ヌメイル「ぬめ！？」

エスカルゴン「ぐえぇ……」

同じくエスカルゴンを殴っていたヌメイルも驚く。

エンペルト「リザードン……」

リザードン「」

エンペルト「ガブリアス……」

ガブリアス「」

フーム「もう、終わりよ！エンペルト！あなただけよ！」

カービィ「ぽよ！」

ピカチュウ「ピカー！」



ヌメイル「ヌメ……」

エンペルト「いい、下がれヌメイル」

ヌメイル「ヌメ！？」

エンペルト「ここは私がやる」



カービィ「ぽよ！」

メタナイト「フーム！」

メタナイトはボクシンググローブを空中に投げつけた。

フーム「カービィ！吸い込みよ！」

カービィ「……すうううぅ！！」



ファイターカービィ「ファイターカービィ！」

フーム「カービィ！お願い！」

ファイターカービィ「ぽよ！」

エンペルト「ふん！」

エンペルトはうずしおを放った！

ファイターカービィ「とうっ！バルカンジャブ！」

しかし、カービィはそれをよけてジャブを放つ！

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ!

エンペルト「ぐうぅ！」

ブン「よし、効いてるぞ！」

フーム「鋼タイプには格闘タイプが効果抜群！このままやっつけて！」

エンペルト「くらえっ！」

カービィ「スピンキック」

ｷｰﾝ! ﾊﾞｼﾝ!

エンペルトのメタルクロー！

しかし、カービィのスピンキックがメタルクローを弾いた！

エンペルト「何っ……！？」

ファイターカービィ「ライジンブレイク！！」

ﾄﾞｺﾞﾝ!

エンペルト「がはっ……！」

エンペルト「ぐぬぬぬ……おのれ……！くたばれカービィ！！」

ﾌﾟｼｭｳｳｳｳｩ!!

エンペルトは口からハイドロポンプを発射した！

ファイターカービィ「はあぁ……」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ……

カービィも両手にエネルギーを溜めた。

ファイターカービィ「パワーショット！！」

ﾋﾞｭｰﾝ!

エンペルト「エン！？」

ﾁｭﾄﾞｰﾝ!!

カービィの両手から放つエネルギー弾がハイドロポンプを押しのけ、エンペルトに直撃した！
そのまま城の壁に押され、大爆発が起こった。

エンペルト「がっ……あっ……！」

ﾊﾞﾀｯ

フーム「やった！エンペルトをやっつけたわ！」

ブン「やったぜ！」

ファイターカービィ「ぽよー！」



エンペルト「……」

ヌメイル「ヌメ！（王様〜！）」

エンペルト「う……」



エンペルト「……」

カービィの猛攻に押されて気絶してしまったエンペルト。
そんな彼は夢を見ていた。


モブ『よっしゃー！オレの勝ちだー！』

ヒコザル『ヒコッ！』

ポッチャマ『ポチャ……』

トレーナー『……この役立たずが』

ポッチャマ『ポチャ……』


エンペルト「……」


トレーナー『もう、お前なんかいらねえよ』

ポッチャマ『ポチャ……ポチャー！！』

かつてのエンペルトも一匹のポッチャマだった。
普通のポッチャマで、一般のトレーナーにゲットされていたのだ・
しかし、ポッチャマも元々そう強くなかったのか、トレーナーに愛想をつかされるようになっていた。


エンペルト「……」

ポッチャマ『ポチャ……ポチャァ……』

ヒトカゲ『カゲ？』

エレキッド『エレキ？』

ベロバー『ベロー！』

フカマル『フカー！』

ポッチャマ『ポチャ？ポチャー』


逃がされたポッチャマは地方を彷徨い、最後には森のポケモン達と出会った。
そこでポッチャマは次第に森のポケモンと仲良く暮らすようになっていき、幸せに生きてくようになった。


ポッタイシ『ポッタ！ポッタイシ！』

リザード『リザー！』

ガバイト『ガバ！』

ヌメラ『ヌメメ！』


しかし、その幸せも長くは続かなかった。
人間達が向こうの都合で自分達が幸せに暮らしていた森を切り倒し始めたのだ。
ポッタイシ達は必死に抵抗した。しかし、人間に勝つことは出来なかった。

作業員『邪魔なポケモンだ。好きにしたまえ』

エリトレ『はい。ギャラドス、はかいこうせん』

ギャラドス『ガアアァ！！』

ポッタイシ『ポッタ……』


ポッタイシは人間を憎んでいた。
人間は勝手な都合でポケモン達を操り、傷つける。
世界が人間に支配されているから、ポケモン達が不幸になる。
ポッタイシは誓った。
世界をポケモンの理想郷にすると……

そう誓い続けて己を鍛えていくうちに、ポッタイシはエンペルトとなり、周りの野生のポケモン達を纏める王様となっていたのだった。

エンペルト「……」


宇宙人『コイツ強いな〜！』

リザードン『ガアァ！』

ガブリアス『ガー！』

宇宙人『なんかコイツ強くね？』

宇宙人『他のポケモンよりは強いな。折角だし連れていこう！』

エンペルト『エンぺー！』

宇宙人『うわっ！抵抗してきた！』



カスタマーサービス『どうですか？この星は？ポケモンが住むのに資源が豊富でしょう』

エンペルト『……』

カスタマーサービス『どうです？この星はポケモンの星にするのにいいでしょう？』

エンペルト『エン……』

カスタマーサービス『この星をあなたにあげましょう。ただし、条件があります。カービィを確実に倒してください』

エンペルト『エン……ペルト……』


エンペルト「……」

エンペルト「……」


ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ……


フーム「よし、エンペルトをモンスターボールに……」

エンペルト「……ウガアアアアアアァ！！」

ブン「うわああぁ！？」

ファイターカービィ「ぽよ？」

フーム「なっ……何……！？」

エンペルトは叫びながら起き上がった。

ヌメイル「ぬめ〜！（王様！！）」

エンペルト「ガアアアアアァ！！」

おや？　エンペルトの　ようすが……

エンペルト「ガアアアアアァ！！」

エンペルト「カービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒すカービィ倒す……」

エンペルトは腕や足が凶暴な姿になり、目つきも赤く悪そうなものに変わってきた。
そして体も大きくなり始めた。

ニャース「ニャニャー！？エンペルトが変わってきてるニャ！」

フーム「ニャース、一体どうなってるの？」

ニャース「わからないニャ！あれはメガシンカでもダイマックスでもないニャ！」

ピカチュウ「ピカピー！」

フーム「だったら……」

メタナイト「ホーリーナイトメアは、エンペルトを魔獣にしたのか！」


デデデ「うーん、一体何が……」

エスカルゴン「地震でゲスか……」

デデデ・エスカルゴン「うわーっ！？」

ﾄﾞｶﾞｼｬｰﾝ!

エンペルトが巨大化するとともに城が壊れていき、デデデとエスカルゴンは瓦礫に埋められた。

魔獣エンペルト「がああああぁ！！」

ファイターカービィ「ぽよ……！」

魔獣となったエンペルトはカービィをただ睨みつける。

魔獣エンペルト「がああぁ！！」

ファイターカービィ「バルカンジャブ！！」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ!

カービィはエンペルトにとびかかり、エンペルトの脚にジャブを連発で放った！

ファイターカービィ「たたたたたたたた！」

魔獣エンペルト「エンペル！」

しかし、エンペルトは平然とカービィを蹴飛ばした。

ファイターカービィ「パワーショット！」

ﾋﾞｭﾝ! ﾎﾞｽﾝ!

パワーショットも直撃を受けたものの、エンペルトは微動だにしていない。

フーム「そんな……効いてないなんて……」

ニャース「体がでっかくなったことで防御も強くなったんだニャ……」


ファイターカービィ「ライジンブレイク！」

ﾋﾞｭﾝ!

エンペルトの顔面へめがけてライジンブレイクを放つカービィだが……

エンペルト「エン！！」

ﾊﾞｼﾝ!

ファイターカービィ「ぽよ！？」

エンペルトはハエたたきのように、カービィを叩き、地面へ撃ち落としたのだった。

カービィ「ぽよよ〜〜」

ﾊﾞﾀﾘ

カービィも力尽きてしまったようだ

今日はここまで
戦いの過程に悩んでたら色々エタッてしまった
明日終わると思う

支援

カービィ「ぽよ……」

フーム「カービィ！」

倒れたカービィの元にフームとブンとメタナイトが駆け寄った。

魔獣エンペルト「エン……！」

ｽﾞﾝ...ｽﾞﾝ...

魔獣エンペルトはカービィに近づき始めた。
このまま倒れたカービィを踏み潰せばエンペルトの勝ち。
ホーリーナイトメア社から色々な支援を貰い、ポケモンの理想の星を作ることができる。
魔獣となって正常な思考ができなくなったエンペルトだが、無意識に篭ってる悲願が彼を動かしているようだ。

フーム「っ……！」

ブン「カービィ……！」

メタナイト「……」

魔獣エンペルト「エンペ……」

カービィ達を守ろうと庇うフームとブン、そして剣を構えるメタナイト。
カービィが立てない以上、戦えるのはフーム達のみである。
エンペルトは構うことなく踏み潰そうと脚を上げようとした。
その時……

ピカチュウ「チュウウウウゥ！！」

魔獣エンペルト「……」

背後から電撃を感じたエンペルトが振り返ると、そこには1匹のポケモンがエンペルトを食い止めていた。

ピカチュウ「ピカ……」

ピカチュウ「ピカ……チュウウウウゥ！！」

魔獣エンペルト「ガアアアアァ！！」

魔獣となったエンペルトはピカチュウに向かって怒り出した。
エンペルトははかいこうせんをピカチュウに向かって撃った。

ピカチュウ「ピカー！」

ピカチュウは素早い動きでエンペルトのはかいこうせんを避けていく。
そしてピカチュウは自分に気が向くように、10まんボルトをエンペルトにぶつけていった。

魔獣エンペルト「ガアアアアァ！！」

叛逆したポケモンを許さないエンペルトだが、同胞であるポケモンを傷つけたりしない主義である。
しかし、ピカチュウの反逆行為に怒り出したのか、ピカチュウに向かって攻撃し始めた。

ピカチュウ「ピカー！ピカピカー！」

ニャース「ピカチュウ……お前……カービィを助けるために……」

ピカチュウ「ピカー！」

魔獣エンペルト「ガアアアアァ！！」

ピカチュウ「ピカー！」

魔獣エンペルト「エーン！」

ピカチュウ「ピーカー！」



カービィ「ぽよ……」

フーム「カービィ！」

カービィ「……ぽよ！」

カービィは戦っているピカチュウを見て自身も立ちあがった。

フーム「大丈夫なの、カービィ？」

カービィ「ぽよー！」

フーム「わかったわ……がんばって！カービィ！」

カービィ「ぽーよー！」

カービィはエンペルトに向かって走り出した。

フーム「ようし……！」

フームは瓦礫に混ざっていたデデデのハンマーを拾った。

フーム「カービィ！これを吸い込んで！」

フームはカービィにハンマーを投げつけた！

カービィ「！！すううううううぅ！！」

カービィ「んんんんん……」

ハンマーカービィ「ハンマーカービィ！」

ブン「ようし、ハンマーカービィだ！」

メタナイト「……」

フーム「きて！ワープスター！」


カブー『ワーーープスターーー！！』


ﾋﾟｭ-ﾝ!


ハンマーカービィ「ぽよー！」

ハンマーカービィは近づいてきたワープスターに飛び移った。

フーム「いけー！カービィー！」

ハンマーカービィ「ぽよー！」

ピカチュウ「ピカァ……」

魔獣エンペルト「エン……」

一方、エンペルトの囮になっていたピカチュウはどうやら逃げ場がなくなってしまったようだ。
そのピカチュウにエンペルトはとどめのメタルクローを振り下ろそうとしていた

ﾋﾟｭ-ﾝ!!

ハンマーカービィ「ぽよー！」

その瞬間、ワープスターに乗ったカービィがピカチュウを救い出し、2人一緒に空をとんだ。

魔獣エンペルト「ガアアアァ！！」

ハンマーカービィ「ぽよー！」

ピカチュウ「ピカー！」

カービィとピカチュウはお互いに頷くと、エンペルトの方へとんでいく。

ﾋﾞｭ-ﾝ!!

カービィ「ぽよー！」

ﾄﾞｽﾝ!

魔獣エンペルト「ガアアアアァ！」

ピカチュウ「ピカー！」

ﾊﾞﾁｯ!

魔獣エンペルト「ガアアアアアァ！」

ﾌﾞﾝ!　ﾌﾞﾝ!

ワープスターに乗ったカービィとピカチュウがハンマーによる打撃と10まんボルトによる電撃を当てながらエンペルトの周りを飛び回る。
エンペルトはカービィ達を倒そうと両腕を振るが、図体が大きくなってしまった分ワープスターの小回りの利いた機動力に攻撃を当てられなくなってしまったようだ。
そして、カービィとピカチュウの攻撃がエンペルトに当たっていくのだった。

カービィ「ぽよー！」

ピカチュウ「ピカー！」

ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ!　ﾄﾞ-ﾝ!

ｽﾞﾄﾞ-ﾝ!　ﾊﾞﾁｯ!

魔獣エンペルト「ガアアアァ！！」

そして、ワープスターはエンペルトから離れて飛んでいったようだ。

カービィ「ぽよ！」

ピカチュウ「ピカァ……チュウウウウゥ！！」

フーム「みて！ピカチュウの電気がカービィのハンマーに集まっていくわ！」

メタナイト「これは……！」

ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾀ......ﾋﾟｶ-ﾝ!

ハンマーカービィ「バリッカハンマー！」

カービィのハンマーに雷がまとった。

メタナイト「ハンマーにスパークの力が加わったというのか！」

魔獣エンペルト「ガアアアアアァ！！」

ｺﾞｵｵｵｵｵｵｫ!!

エンペルトはワープスターへ目掛けてはかいこうせんを放った！

ハンマーカービィ「ぽよー！」

ワープスターははかいこうせんをかわしながらエンペルトへ接近した。

ピカチュウ「ピカー！」

ハンマーカービィ「ぽよぉ……」

カービィ達は段々エンペルトの頭部へと接近していく。
カービィがハンマーに力を溜めながら……

フーム「カービィ！」

ブン「いっけえええぇ！！」

ﾋﾞｭ-ﾝ!!

ハンマーカービィ「ぽよー！」

カービィは丁度いい距離に入るとハンマーを持ったまま高くとんだ。

魔獣エンペルト「ガアアアアァ！！」

ハンマーカービィ「鬼殺しハンマー！！」

ｽﾞﾄﾞｵｵｵｵｵﾝ!!

そしてエネルギーを込めた渾身の一撃をエンペルトの頭上に叩きつけたのだ！！

魔獣エンペルト「ガアアァ！？」

ハンマーカービィ「……とう！」

魔獣エンペルト「え……エンペルト……エーン……」

ﾄﾞｯｶ-ﾝ!!

魔獣は倒され、大爆発が起こった！
そして日が明けた……

エンペルト「……」

エンペルト「エン……ペルト……」

フーム「エンペルト……気がついた……？」

エンペルト「……」

カービィ「ぽよ……」

目が覚めるとエンペルトは涙を流しながら倒れていた。
気がつけばエンペルトは倒れており、日が昇っていた。
どうやらエンペルトは生きていたようだ。

エンペルト「エン……ペルト……」

メタナイト「どうやらカービィの力がエンペルトの魔獣になった部分だけを倒したようだ。エンペルトは心までは完全に魔獣になっていなかった。だから元に戻ることができたんだ」

エンペルト「エン……」

ニャース「……『何故私を助けた』と言ってるニャ」

ピカチュウ「ピカァ……」

メタナイト「カービィはエンペルトは悪いポケモンだとは思っていなかった。だから彼はお前を元に戻したいという気持ちがあった」

カービィ「ぽよー！」

エンペルト「エン……(そうか……)」

エンペルト「エンペ……エンペル……エンペ……」

ニャース「……『私はかつて私の星の人間に酷い目に遭わされた。人間に私達の行き場が奪われた。だから人間が嫌いだった。人間さえいなければいいと思っていた。私はポケモンにとっての理想郷を作りたかった』」

エンペルト「エンペ……エンペ……」

ニャース「『勿論全ての人間が悪いとは思ってない。しかし私は、人間とポケモンは共存すべきではないと思っていた。だからポケモンのためにポケモンのためだけの星を作りたかった……』」

エンペルト「エンペルト……」

ニャース「『しかし私はこの星のゲンジュウ民を騙し、彼らの居場所を奪おうとした。私がしていた事は私が嫌う人間がしてきた事と同じだった……』」

エンペルト「エンペ……エン……エンペルト……」

ニャース「『本当に申し訳なかった。私の処遇は何をしても構わない。でも他のポケモン達は元の星に帰してやってくれ』と言ってるニャ……』」

フーム「エンペルト……」

カービィ「ぽよ……」

ピカチュウ「ピカー……」

そして……

デデデ「さっさと城を直すゾイ！」

エスカルゴン「陛下を野宿させる気でゲスか！」

ワドルドゥ「かかれー！」

ワドルディ「わにゃわにゃ」
ワドルディ「わにゃわにゃ」
ワドルディ「わにゃわにゃ」


フーム「ようし、これで全部のポケモンね！」

フームや村人達がプププランドに集まった全てのポケモンをワドルディ達が作ったモンスターボールに収めた。
そして、メタナイト達もデデデの予算から作ったロケットも完成していた。

ソードナイト「卿、準備ができました」

ブレイドナイト「いつでも発進できます」

ニャース「やっと元の星に帰れるニャ〜！」

ピカチュウ「ピカー」

エンペルト「エンペ……」

フーム「エンペルト、そっちの星でも王様として頑張ってね。今度は真っ当な形でポケモンにとっていい居場所を作ってね」

エンペルト「エン……」

カービィ「ぽよー」

ピカチュウ「ピカァ……」

カービィ「ぽよ……」

ピカチュウ「ピカッチュ！」

カービィ「ぽよー？」

ピカチュウ「ピーカー！」

カービィ「ぽよ！ぽよぽよ！」

ピカチュウ「ピカピカ！」

フーム「もう、お別れの挨拶はいいの？」

カービィ「ぽよ！」



メタナイト「それじゃあ、我々はポケモン達を元の星に連れていく。その後モンスターボールを解除してポケモン達を解放するとしよう」

フーム「お願いね、メタナイト卿！」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ニャース「みんなー！ありがとうニャ〜！」

ピカチュウ「ピカピー！」



フーム「またね〜！」

ブン「元気でな〜！」

カービィ「ぽよ〜！」

おわり☆


きほんは　まる
まる　かいて　まる

プププ通信

全キャラを出したかった
カービィらしく政権交代や外来種や環境問題の社会風刺を入れてみた。え？カービィでする必要があるかって？あるんだよなぁ
途中でどういう過程でポケモン達の軍勢倒すか悩んだら結局ポケモンの力を借りる事になった

ドラゴンカービィ(オリジナル)
見た目は緑版のドラゴンニックファイア

ドラゴンファイヤー(B)
口からドラゴンのごとく火を吹く

ドラゴンウィング(空中+B)
滑空しながら体当たり

竜巻投げ(接触+横+B)
回転しながら敵を叩きつける。
ドラゴンスクリューに似てる

アニカビかぁ

乙!

なんでID変わってんの?

>>123
いや、一時的に違うところでss書いてた

アニカビも20年前なんだよなぁ

乙

ファンアート見つけたぞ

アニカビ詳しい奴おる？

>>128
はーい

原作らしい社会風刺