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【SS】アニポケ ソード&シールド

 ▼ 1 フレシア@エスパーZ 23/10/12 10:34:40 ID:44xgTknE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カントー地方

サトシ「ガラル地方?」

オーキド博士「そうじゃよ。なんでもポケモンバトルに力を入れておる地方なようでな。ジムチャレンジを開催するらしい。」

サトシ「ジムチャレンジ!」

オーキド博士「うむ、勝ち進めばお前もチャンピオンであるダンデと戦えるようじゃ!そこでサトシ、お前にカントー代表として出てもらいたいんじゃが?」

サトシ「やります!」

オーキド博士「よし来た!すぐにでも行くぞ!」

サトシ「はい!」

オーキド博士「おー!そうじゃサトシ!1人旅の仲間が着いてくることになっておるんじゃ!」

サトシ「へ?」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ガラル地方

ユウリ「近頃夢を見るんです……」

ダンデ「夢?」

ユウリ「よく分からないポケモンが話しかけてくるんです……私に「新たな英雄になれ」……と」

ソニア「「英雄伝説」…………?」

ユウリ「だから私……決めました……そのポケモンを仲間にするまでジムチャレンジには参加しません!」

ダンデ「!!…………本当にそれでいいのか?」
 ▼ 726 ルレイド@うすもものミツ 25/07/27 21:00:25 ID:xp3Qv4e. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴリランダー「ラッダアアアア!」


ボゴォ!


ウオノラゴン「ウノオオォォォ……‎𖦹‎ ‪𖦹‎」

コジロウ「ぐはあああ!?」

技を打つより前にゴリランダーの巨腕がウオノラゴンを一撃で沈める。

モスノウ「ノッ!」


ミラーコート!


スナヘビ「ヘ?」

ムサシ「ぎゃあっ!?」

降り注ぐ泥の弾は割って入ったモスノウがミラーコートで反射した。

フシギダネ「ダネネ!」ビュオオオオオオオ!

ユウリ「その技……」

ロケット団「「「ヤナカンジー!」」」

最後にフシギダネが放った技、はなびらのまいがメカの残骸と一緒にロケット団を空に吹き飛ばした。

ユウリ「そんな技が使えんたんだねフシギダネ。」ナデナデ

フシギダネ「ダーネ!」

サトシ「ユウリー!ヘックシ!」

ユウリ「遅ーい!もう全部解決したよ!」

サトシたちが埋もれた雪から脱出して追いつくまでの間にこれらの出来事は解決していたのだった。
 ▼ 727 ソハチ@ラティオスナイト 25/07/29 10:13:06 ID:dpDYDUE. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そうしてキルクスタウンは雪祭りの仕切り直しで盛り上がる。
サトシやユウリもまた雪像を作り直していた。

マクワ「騒ぎがしたと思ったら……祭りが賑わっていただけか?」

サトシ「あれ?マクワさんも雪祭りに?」

マクワ「いや……僕は」

「おや、あんたたちが迷惑者を追い払ってくれたのかい?」

マクワ「しまった!」

その声を聞くとマクワは一瞬の間に姿を消した。

「おや……今誰か……」

サトシ「あ……入口にいた」

「おっと、名乗ってなかったね。あたしゃ、メロン。
この街のジムリーダーを務めている。今日は祭りの主催者だけれどねえ。」

サトシ「えっあ!ジムリーダー!?」

メロン「ところであたしの息子に会わなかったかい?もうすぐジムを引き継ぐというのに「母さんとは違うようにやる!」と家を飛び出してね。」

サトシ「いや……わかりません」

メロン「そうかい。もし会ったら「覚悟決まったらいつでも来な」と伝えておいて貰えるかい?さあ雪祭りの仕切り直しだ!」

サトシ「タケシ、次は何を作る?」

タケシ「そうだな……次は少し難易度をあげて……」


マクワ「…………」

サトシとメロンの会話をマクワは影で聞いていた。

to be continued
 ▼ 728 ガバクーダ@ライス 25/08/02 15:14:26 ID:W5925CJE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
雪祭りを終えて一日が経った頃街に知らせが飛び込んだ。

ユウリ「サトシ、これみて!」

スマホロトムの画面をユウリはサトシに見せる

サトシ「「キルクスタウンの船着場からいける近海の氷島に強者を求めるポケモンが現れる。」……どんなポケモンなんだ?」

ユウリ「それが探しに行った人みんな返り討ち、姿を確認する間もなくやられたって……」

サトシ「そうか……俺も戦ってみたいな!」

ユウリ「でしょ?サトシならそう言うと思った!まだジム戦まで日があるし行ってみようよ!」

サトシ「ああ!いいぜ!」

ユウリ「情報、集めないと」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

船乗り「確かに俺はあそこに何人もトレーナー立ちを運んでやったが……みんなすぐ返り討ちにされてたな。わざわざ怪我人を増やすような真似をこれ以上するのもなあ……」

ユウリ「……うーん……」

船乗り「それに今は時期が悪い、あの島は今の時期は常に吹雪だ。船でも近づけないし、やめておいた方がいい……」

船でトレーナーを運ぶ船乗りはいたがことごとく断られてしまった。
ユウリたちは振り出しに戻ってしまった。

ユウリ「海からじゃ無理かあ……どうすれば……」

サトシ「……そっか!こいつなら……思いついたぜユウリ!その島に行く方法が!」

ユウリ「どんな方法?」

サトシ「見ててくれ、出てこい!アーマーガア!」

アーマーガア「アァマ!」

ユウリ「そうか……飛んで空から行くんだ!」

サトシ「それにアーマーガアの体は吹雪なんかじゃ吹き飛ばされないはずだ!いけそうか?」

アーマーガア「アマ!」

ユウリ「じゃあアーマーガアに乗って早速行ってみようか!」

2人はさらに防寒着を着込んでアーマーガアの背中に飛び乗る。

サトシ「よーし、行けー!アーマーガア!」

アーマーガア「アァーーマ!」バサッ!

重い翼を広げてアーマーガアは島に向かって飛び立った。
 ▼ 729 ガハガネール@レンブのみ 25/08/02 21:43:55 ID:W5925CJE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユウリ「見て、あれが噂の島」

サトシ「あの島か……」

その氷の島はその島の部分だけが猛烈な吹雪に覆われていた。

サトシ「行くぞ!アーマーガア、突入ー!」

アーマーガア「アァーーーマ!」バサッ!

ユウリ「ぅ!?」

勢いをつけながらアーマーガアは島に向かって吹雪の中を突っ切ってゆく。

サトシ「うぅ……凄い吹雪だ!皆飛ばされるな!」

ユウリ「へい……き!」

アーマーガア「アァマ!」ビュン!


ガガッ!

サトシ「うわっ!?」
ユウリ「や……」

吹雪の中を進みそのままアーマーガアは地面に着陸する……が背中に乗せていた2人は雪が積もった地面に勢いよく放り出されてしまった。

サトシ「助かったぜアーマーガア……おかげで無事にここまで来れたぜ……」

ユウリ「無事……? まいっか、早速探してみよう。」

コートにまとわりついた雪を払いながらユウリはスマホロトムの画面を開く。

ユウリ「この島のどこかにいること……不意打ちで襲ってきてあっという間に返り討ちに合うこと……そしてかなり強いらしいということ……別れて探さない方が良そそうかな。この吹雪だし離れないで探した方がいいかもね。」

サトシ「わかった、アーマーガアもまだ周りを警戒しておいてくれ。」

アーマーガア「アマッ!」

2人は吹雪の中を掻い潜り噂のポケモンを探す、だが強い吹雪が吹く中捜索は苦戦していた。

ユウリ「不意打ちで来る……と思ってたから警戒していたけどまだ来ないね。」

サトシ「もしかしたらもっと奥地にいて俺たちに気がついてないんじゃないか?」

ユウリ「かもしれないね……もう少し奥地まで探してみたいな。」


ドズーーーン……


サトシ「なんだ!?」

ユウリ「奥の方だ……もしかしたら!」

2人は音がした方に駆け足で向かう。

サトシ「正体はあいつだ!」
 ▼ 730 タグロス@カチャのみ 25/08/05 17:53:39 ID:GZ7I7tEk [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
氷山に覆われた一帯の中心に小さなポケモンが立っていた。
そのポケモンの周りは氷山が砕けた痕跡を残していた。

ユウリ「あのポケモン……正直あまり強そうには……」

ユウリのスマホロトム「あのポケモンは……ダクマです!」

サトシ「ダクマ?」

ユウリのスマホロトム「かくとうタイプのポケモンです。特徴は……」

ダクマ「……!!」

ユウリ「ごめん、ロトム後で!気が付かれた!」

ダクマ「ダアアアアッ!」ダッ!

サトシとユウリを視認するとダクマは踵を返して真っ直ぐ向かってくる。

サトシ「アーマーガア!はがねのつばさ!」

アーマーガア「アアァ!!!」ギラッ!

ダクマ「ダックウウウ!」

きあいパンチ!


ビリッ!


2つの技が激突すると辺りに鈍い衝撃が走る。

アーマーガア「ガッ!」ビリビリ

サトシ「なんて一撃だ……アーマーガアと互角だなんて……」

ユウリ「サトシ、どっちが先に戦うかじゃんけんで決めよう。3分であのポケモンをゲットできなければ交代で。」

サトシ「わかった、」

「「ジャンケン!!!」」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ユウリ「ダクマ、まずはあたしとやろうよ。」

サトシ「…………」ズーン

ピカチュウ「ピカ……ピカピ」

じゃんけんで負けたサトシをピカチュウは慰める。

ダクマ「クマ!」

対戦相手をユウリと認識してダクマは拳を構える。

ユウリ「行くよ、ゴリランダー!」

ゴリランダー「ウホホオオオオーーホオオオ!」ドムムムムム!
 ▼ 731 クスレッグ@きぼんぐり 25/08/05 18:09:23 ID:GZ7I7tEk [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダクマ「ウウウゥゥゥ!!!……ダッ!」きあいパンチ!

ゴリランダー「ヌゥン!」

ドラミングの挑発に乗りダクマはゴリランダーに正面からきあいパンチを放つ。
それをゴリランダーは両腕で受け止める。

ダクマ「ハッ!ハッ!ダラアアア!」インファイト!

ユウリ「やるね、ゴリランダーの気合いも上がってきた!」

ゴリランダー「ゴラア!」ガシッ!……ブン!

ダクマ「!!」

インファイトを受け止めるとゴリランダーはダクマを掴んで上空に放り投げる。

ユウリ「ウッドハンマー!」

ゴリランダー「ダアアアアアッ!」ゴッ!

ダクマ「ダクウウウウ!?……グッ!ハアアア!」ビュ!

ユウリ「!?」

ウッドハンマーで上空から地面に叩きつけられそうになった瞬間にダクマは体勢を立て直して叩きつけられるはずだった衝撃をバネに変えてゴリランダー背後にまで瞬時に飛んでみせた。

ダクマ「ダッ!」きあいパンチ

ゴリランダー「グオオオ!?」

ユウリ「ゴリランダー!!」

顔面を殴られたゴリランダーは氷山に叩きつけられ怯んでしまう。

ゴリランダー「ハッ!」

ダクマ「ウラアアア!」きあいパンチ

ゴリランダー「フンヌウウウウ!」


ゴリリリリリ


きあいパンチをゴリランダーは両腕で防ぐがそのままダクマは力任せに氷山にめり込ませる。

ユウリ「パワーもスピードも最初より上がった……なんて適応の速さ……」

ゴリランダー「グッ……ウウ……」

ダクマ「ダダダダダ!」インファイト!

一方的にダクマはゴリランダーに攻撃をして追い込んでゆく。

ユウリ「口でエナジーボール!」

ゴリランダー「カッ!」ガパッ!

ダクマ「!?……クマアアア!?」
 ▼ 732 クバリス@ピジョットナイト 25/08/05 18:25:11 ID:GZ7I7tEk [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
口を大きく開くとエナジーボールが放たれる。不意の攻撃にダクマは吹き飛ばされ地面に落下した。

ダクマ「チッ……!!」

ゴリランダー「フンヌ……」ドンドンドンドン……

氷山を上を陣取ったゴリランダーがドラムを鳴らす。その音が響き渡るとドラムの根がうねり始める。

ユウリ「少し戦い方を変えてみよう、ドラムアタック!」

ゴリランダー「ウオオオオオ!」ドドドドドド!

ダクマ「!?」

拳の形をした木の根がダクマに次々と襲い掛かる。
ダクマも攻撃を受けまいと根を伝ってゴリランダーに迫ろうとする。

ユウリ「捉えた!」

ダクマ「!?」

ゴリランダーの近づいたダクマはドラムアタックに捕らえられる。

ユウリ「ウッドハンマー!」

ゴリランダー「ハッ!」ボゴン!

ダクマ「グマアアアアアア!」

捕らえて動けなくなったダクマをウッドハンマーで殴り飛ばしゴリランダーは再び格闘戦を挑む。

ダクマ「グ……ダ!」インファイト!
ゴリランダー「ゴラアアアア!」ウッドハンマー!

ユウリ「このまま押し切って……??」

ユウリは体力を減らしたダクマをこのまま追い詰めるつもりでいた。
だが格闘戦が繰り広げられる中で

ダクマ「グッ!?……ダ!」きあいパンチ!
ゴリランダー「ゴッ!?」

徐々にゴリランダーが攻撃を受けることが増えていった。

ユウリ「適応するのが速いとは思ってたけど……まさかこんなに!」

ゴリランダー「ゴッ!?」ウッドハンマー!
ダクマ「ブッ!?」きあいパンチ!

お互いに渾身の一撃が決まり吹き飛ばされる。

ゴリランダー「……ハア……ハア……」

ユウリ「侮りすぎてたかな……思ってたよりずっと強いや……」

ユウリのスマホロトム「ピピピピピ!ユウリさん、交代です!」

ユウリ「ええ?嘘?」

ユウリのスマホロトムが3分経過の合図を伝える。
 ▼ 733 ナフィ@アクZ 25/08/05 18:41:39 ID:GZ7I7tEk [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「交代だなユウリ」

ユウリ「う……サトシも3分で交代だからね!」

サトシ「ああ!…………ダクマ!続けてになるけど俺と勝負してくれー!」

ダクマ「!……ダクッ!」

次の対戦相手をサトシと認識するとダクマは声を返す。

サトシ「いけるな、アーマーガア!」

アーマーガア「アマ!」

ダクマ「フウウウウウ……」ビルドアップ

アーマーガア「アアアアアァァァァマアア……」シャラララ

両者は体の部位を動かして戦いに備える。
ダクマの体の傷はビルドアップの闘気がその傷を癒す。

サトシ「よし!!かかってこい!」

ダクマ「ダックマアアアアアアアアア!」きあいパンチ

アーマーガア「アアアアーーーマ!」はがねのつばさ

最初に相対した時のようにきあいパンチとはがねのつばさが激突する。

ダクマ「ダッ!」
アーマーガア「アアアマ!?」

しかしビルドアップでパワーを上げたダクマはパワーが互角だった先程とは違いパワーでアーマーガアを押し切る。

サトシ「ヘッ……ブレイブバード!」

アーマーガア「アアアアマ!……ァァァアアアアアマ!」ブォォ!

ダクマ「!?……ダアアアア!」ほのおのパンチ

凄まじい闘気を纏って突撃するアーマーガアを迎え撃たんとダクマはほのおのパンチを構える。

サトシ「怯むな!突撃だ!」

アーマーガア「アマアアアア!」ゴオッ!

ダクマ「ダクウウウウ!?……グッ!」

重い一撃がダクマに命中する。
だがそれでも尚ダクマは体勢を立て直し再び拳を構える。

サトシ「いいぞ!アーマーガア!」

ユウリ「ダクマの適応の速さにサトシも追いついている……?これならもしかして……」

吹雪が強まる中戦いは続いてゆく。
 ▼ 734 オンジェン@ラティアスのおやつ 25/08/07 11:58:08 ID:wetwGzW6 NGネーム登録 NGID登録 報告
ユウリ「(そろそろ3分……)ロトム、そろそろ……ロトム?」

制限時間に差しかかる頃ユウリがスマホロトムに呼びかけると異変に気がついた。
スマホロトムは目を開いたまままるで凍りついたかのように地面に落下していたのだ。

ゴリランダー「!!……ウオオオオオ!」ドドドドドド!

ユウリ「どうしたの?ゴリランダー!」

スマホロトムの異変に気がついた時、吹雪の勢いが強くなる。
それと同時にゴリランダーも周囲に威嚇し始めたのだ。

ゴリランダー「ウッ!?」

ユウリ「ゴリラン……ッ!?」

次の瞬間にはゴリランダーとユウリの胴体を光線が貫いていた。

ユウリ「(な……にが…思うように動けない…)」

身体も精神も凍りついていく感覚を感じる中ユウリは吹雪にあるものをみる。

ユウリ「(視線……これは自然現象ではなく、襲撃!?……ダメ、声も出ない……)」

薄れゆく意識の中ユウリはこの危機をサトシに伝えようとするが身体が言うことを聞かず声も出せないままその場にゴリランダーと一緒に倒れてしまった。

サトシ「はがねのつばさ!」

アーマーガア「アマアアアア!」

ダクマ「ダアアアア!……!!」キキッ!

アーマーガア「!?……ゴアアア!」ドシャアアア!

サトシ「えっええ!?どうしたんだダクマ!」

ダクマは突然攻撃をやめて立ち止まって辺りを見回し始めた。
突然のことにアーマーガアも勢い余って地面に激突してしまった。

ピカチュウ「ピカ……ピ!ピカピ!」

サトシ「!!……ユウリ!!ゴリランダー!」

ピカチュウ「ピカピ!」

バトルに夢中で異変に気がつくのが遅れたサトシたち。
サトシはピカチュウの静止を聞かずにユウリたちの元に駆け寄ろうとする。


ビッ!


サトシ「!!」

その時ユウリたちを襲った光線がサトシに目掛けて放たれた。

ピカチュウ「チュウウウウウウウ!」


ドガッ!
 ▼ 735 ラージェス@タラプのみ 25/08/08 17:20:23 ID:EFbENOHs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「うわっ!?……てて……助かったぜピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカッ!」

咄嗟にピカチュウは10まんボルトの電撃を地面に放ちサトシをユウリの元に吹き飛ばすことで攻撃を凌いだ。
サトシは急いでユウリの元に駆け寄る。

サトシ「冷たい……とにかく今は……出てこい!ドロンチ!ストリンダー!」

ドロンチ「ドロロン!」
ストリンダー「ストーリーン!」

サトシ「ユウリとゴリランダーを安全な場所に、2人で守るんだ!」

ドロンチ「ロンチ!」
ストリンダー「ンダ!」

ユウリとゴリランダーを運び2匹はその場を離れる。


ビュオオオ!


サトシは「うわっ!」

その時猛烈な吹雪がサトシたちを駆け抜ける。
その吹雪は雪原の中心にまるで意志を持つかのように集い始める。

「ヒュオオオオオオオ!」

サトシ「こっこいつは……」

その姿をサトシは見覚えがあった。
ナックルシティ付近で激しい争いを繰り広げていた3匹のポケモンのうちの一匹そのものだったのだ。

サトシのスマホロトム「これは……ガラルの姿のフリーザーです、性格がとても残酷で……」


ビッ!


サトシ「ロトムー!」

光線を受けたロトムはパタリと地面に落下してしまった。

サトシ「ユウリと同じだ……冷たい、こいつの仕業だったのか。」

ガラルフリーザー「……」

見定めているのか見下しているのか、フリーザーはサトシたちを睨みつける。

サトシ「全部必ず元に戻すからな!」

ガラルフリーザー「……ヒュラララララ!」

敵意を認めたフリーザーは凄まじいオーラを放ち吹雪を強める。オーラが強まるとその力を受けた雪や氷が宙を巻い吹雪となってゆく。

ダクマ「ダク!」

サトシ「協力してくれるのか!ダクマ!」
 ▼ 736 スカーニャ@ラムのみ 25/08/08 17:50:32 ID:EFbENOHs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダクマ「ダークマ!」

戦闘を中断させられたからかダクマもやる気を見せていた。

サトシ「よし!全員いくぞ!」

ピカチュウ「ピカッ!ピーカ!」
アーマーガア「アァーーマ!」
ダクマ「ダクマ!」

サトシ「ピカチュウ!アイアンテール!アーマーガア!はがねのつばさ!」

ピカチュウ「チュウウウウウウウ!……」ギラッ!
アーマーガア「アマママママ!」ギラッ!
ダクマ「グマ!」きあいパンチ!

ガラルフリーザー「ヒュオ!」ビカ!


ドガガガガガガ!


ピカチュウ「ピカッ!?」
アーマーガア「ッマアア!?」
ダクマ「グウウウ……」

サトシ「こおりタイプの技じゃない……今のはサイコキネシス!」

激しいサイコエネルギーを叩きつけられ3匹まとめて地面にたたきつけられてしまった。

ガラルフリーザー「……」ビッ!


いてつくしせん!


アーマーガア「ガッ!?」

サトシ「しまった!アーマーガア!」

フリーザーは特に大きなダメージを受けたアーマーガアに狙いを定めていてつくしせんを放つ。

アーマーガア「ガッアア……」

攻撃を受けたアーマーガアの片翼は凍りついたかのように動かなくなっていた。

サトシ「戻れアーマーガア……」

しかしアーマーガアの目にはまだ闘志が宿っているのがサトシには見えた。

サトシ「まだやれるな!一か八か……からげんき!」

アーマーガア「アマママママ!……ガアアアアア!」ズオオォォ!!!

動かない片翼を無理やり動かしアーマーガアは渾身の一撃をフリーザーに向けて放つ。

ガラルフリーザー「…………」

アーマーガア「!?」
 ▼ 737 ーテング@せいれいプレート 25/08/08 17:57:53 ID:EFbENOHs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシもアーマーガアも攻撃が命中したと確信した。
だがそう思った時にフリーザーは既にアーマーガアの背後にいた。

ガラルフリーザー「ヒュラ」ビ!


サイコカッター!


アーマーガア「ガッ……」

サトシ「アーマーガア!くそ……戻れ!」

大ダメージを受けたアーマーガアをサトシは地面に落下する前に戻した。

サトシ「なんだ今の……確かに攻撃は当たったはずなのに……」

ガラルフリーザー「ヒュラララララ!」ビュオオオ!

考える余地すら与えぬかのようにフリーザーは次の攻撃に移る。
辺りにサイコキネシスを放ち吹雪を巻き起こす。

サトシ「こうやって吹雪を生み出していたのか……まさかの島の吹雪はフリーザーの……!?」

ピカチュウ「ピカピ!」

ダクマ「クマ!」

サトシ「周りが……」

吹雪は渦を巻いてサトシたちを取り囲み閉じ込める。

サトシ「これじゃあフリーザーが見えない……ピカチュウ!ダクマ!気をつけるんだ!」
 ▼ 738 タマロ@するどいくちばし 25/08/12 20:31:50 ID:kx36FVNQ [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここの掲示板が閉鎖するようですがどこかしらには移住して続けたいです
31日までは普通に書き込みを続けます

移住先は未定です
 ▼ 739 ットデス@ワッカネズミのけ 25/08/12 21:39:36 ID:kx36FVNQ [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ザシュ!

ピカチュウ「!?」

サトシ「ッ……どこから!」

警戒を強めたと同時にピカチュウの頬をサイコカッターが掠める。
しかしその攻撃がどこから来たのか、サトシ達に判断ができなかった。
そして次々と淡い光の刃がサトシたちに襲いかかる。サトシとピカチュウは避けて直撃を避けるので精一杯であった。

サトシ「拉致があかない!10まんボルト!」

ピカチュウ「チュウウウウウウ!」

ダクマ「!!……クマ!」

サトシ「!! 後ろだっー!」

ピカチュウ「! ピッカア!」

ダクマの警告を聞いてピカチュウは即座に攻撃をやめてサイコカッターを回避した。

サトシ「ありがとうダクマ!助かった!」

ダクマ「ダークマ!」

サトシ「それにしてもいつの間に背後に……まるでテレポートをしてるみたいに……!!(どうしてダクマはわかったんだ……俺たちはどこから来ているのかわからなかったのに……)」

それまでダクマを見る余裕がなかったサトシは咄嗟にダクマを観察する。

サトシ「(よく見ると吹雪に覆われてから一度も傷を負っていない?全部完璧に避けていたのか?)」

ダクマ「……」キョロ

サトシ「!!……そうか!わかったぞ!ピカチュウ、ダクマに合わせて避けるんだ!」

ピカチュウ「ピッカァ!」シュタッ!

サイコカッターはピカチュウの体を掠めず完璧な回避に成功した。

サトシ「ダクマは目で追っていた!俺達には分からなかったけれどフリーザーはテレポートなんかじゃあない!物凄いスピードで移動していたんだ!それをダクマは目で追えたから避けられたんだ!そうだろ!」

ダクマ「フン……クマ!」

「ようやく理解したか」とでも言うかのようにダクマはサトシたちを見る。

サトシ「そして攻撃を当てる方法も思いついたぜ!協力してくれるか?」

ピカチュウ「ピカッ!」
ダクマ「クー!」

サトシ「よし!ダクマはきあいパンチを構えろ!ピカチュウは地面に向けて最大パワーのアイアンテール!」

ピカチュウ「チュウウウウウウ!……ピッカア!」ビュ!

鋼鉄の尻尾をフルパワーで地面に叩きつけるとその衝撃で周りの地面や雪が氷が吹雪がまとめて空中に舞いあがる。

ガラルフリーザー「!!」

サトシ「高速で移動しているならその軌道上で必ず相手はぶつかるはずだ!決めろダクマ!」
 ▼ 740 ローラニャース@しんかいのキバ 25/08/12 22:02:37 ID:kx36FVNQ [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダクマ「クマ!……ダックウウマアアアアア!」きあいパンチ!

ガラルフリーザー「ッ!?」

フリーザーの顔面に重いきあいパンチの一撃が入る。予想だにしていなかったのかフリーザーは大きく後退して怯む。

サトシ「いいぞ!よくやった!」

タグマ「ヘッ!」

ガラルフリーザー「…………」ピシュン!

サトシ「!!……消え……いや……いなくなったのか?」

威圧感を伴うサイコパワーの消失、それはその場からフリーザーが姿を消したことを感じさせた。

サトシのスマホロトム「ウーン……」

サトシ「良かった!目を覚ましたんだな!……そうか、ロトムが目を覚ましたなら!」

ユウリ「……ウウ……ゲッホゲホ!」

ゴリランダー「グオ……オエ!ウオオ……」

ドロンチ「ドロロ!」

ストリンダー「ダア」

ユウリ「いてて……ようやく体が動いた……ドロンチ、ストリンダー。ありがとう、ここまで運んでくれて。」

サトシ「ユウリー!よかった、無事だな!」

ユウリ「ありがとう、サトシ。全部助けられちゃった……フリーザーは?」

サトシ「いなくなった……でもまたいつ戻るか……」

ユウリ「ダクマは?」

サトシ「あっそれなんだが……ゴニョニョ……」

ユウリ「ん……いいよ。あたしもその方がいいと思う。」

サトシ「ありがとう、おーい!ダクマ!」

ダクマ「?」

サトシ「まだ会って間もないけどさ、俺はお前の強さを目の前で見て一緒に強くなりたいと思った!最初はバトルしたけどさ俺の仲間になって一緒に冒険の旅に行こう!!」

ダクマ「!!……クマ!」

サトシの力強い呼び掛けに応えるかの如くダクマは拳を突き出す。

サトシ「よし、いけ!モンスターボール!」ビュ!

ブルル!……カチーン☆

サトシ「ダクマ、ゲットだぜ!……よろしくな!」

ダクマ「クマ!」
 ▼ 741 バタクカミ@きんのたま 25/08/12 23:08:21 ID:kx36FVNQ [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
最初は敵対し戦い、そして強敵を前に共に戦ったサトシとダクマ。二人の仲で生まれた縁が2人を結び付けた。

サトシはダクマをゲットした!

To Be Continued

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

そして翌日、その日はサトシがキルクスタウンのジムリーダーのメロンに挑む日だ。

サトシ「はっ!はっ!」

ダクマ「ダッ!ダッ!」

ユウリ「朝から正拳突きしてる……」

サトシ「ああ、こうすればダクマとの連携も……はっ!……上手くやれるかなって……」

タケシ「いいことだ、まだ仲間になったばかりだからな。今日のジム戦で出すつもりなのか?」

サトシ「そのつもりだ。ダクマは戦いたがりなんだ!」

タグマ「クーマ!」

サトシ「よし!ランニングだな!少し走ってくる!」

ダクマと一緒にサトシは街を走りに行く。

タケシ「気が合ってそうだな。」

ユウリ「直接は見れてないけど連携もできていたらしいよ?」

ピカチュウ「ピッカア!」

ユウリ「ピカチュウは少し不満?」

タケシ「いや同じような仲間が増えて喜んでるさ。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

サトシ「……ほっ……ほっ……ちょ……ちょと待ってくれ……ダクマ……ぜー……ぜー……」

ダクマ「……クママ」ヤレヤレ

スピードを合わせて走っていたサトシは持ち堪えていたがついに息切れしてしまった。

サトシ「一休み……させ……あれ?あれは……マクワさんに……メロンさん?あの二人知り合いだったのか?」

息切れして動けないサトシは2人の会話が耳に入ってくる。

メロン「なんだい、まだ腹を括らないのかい?」

マクワ「そうじゃない、僕はまだ自分のスタイルを確立できていない。そんな情けない姿をジムリーダーが晒すなど……」

メロン「そうは言ってもね、時は進むよ。今日の試合があたしのジムリーダーとしての戦いは最後だ。」

マクワ「くっ……」

メロン「!!……やれやれ家出して戻ってきたから覚悟したかと思ってたけど予想が外れたかね?……あんたはどう思う?チャレンジャー?」

サトシ「えっ!?…いや……その……ごめんなさい、盗み聞きしたみたいに……」
 ▼ 742 ーケオス@きよめのおふだ 25/08/13 14:22:09 ID:BwY.mRm2 NGネーム登録 NGID登録 報告
謝罪するサトシをメロンは笑い飛ばす。

メロン「気にしないでいいさ。まあ聞いての通りは彼はあたしの息子、マクワだ。次期ジムリーダーなんだけど……」

サトシ「?」

メロン「「母さんとは違うやり方でジムリーダーになる」と言って家出してね。……あたしとしては認めているつもりだけど……まだ納得がいかないようでさ……」

サトシ「(もしかしてマクワさんはあの場所で特訓を……?)」

メロン「ただバトルの手は抜く気はないよ!」

サトシ「!!……当然です!俺も全力で戦いますよ!」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

マクワ「(思わずあの場から逃げてしまった……だけど実際に僕の戦い方はまだ完璧でない……そんな状態で継いだところでファンは喜ばない……だが何が足りないのか……)」

ユウリ「あれ……この間の」

タケシ「道案内してくれた……名前は確か」

マクワ「マクワだ。……今日はジム戦を見に来ていてね。なにか参考になればと……」

タケシ「何か悩み事でも?良ければ聞こう…」

マクワ「僕の目指すポケモンとの戦い方は……ポケモンとともにスタイリッシュに戦うこと、観客も楽しめバトルにも勝てる、そんな戦い方さ。だが何かが足りないのをずっと感じている。だから今回の試合を見に来たんだ……それに今回の試合はジムリーダーのかあ……メロンのジムリーダーとしての最後の試合だ。絶対に見なければならないんだ。」

タケシ「そうか……なら今日はちょうどいいかもしれない。」

ユウリ「あたしたちの旅仲間が出るんですよね。」

タケシ「それにそいつは……根っからのポケモンバカだ。見る価値はあるはずだ。」

マクワ「もう一人いた彼か……わかった、君たちに着いていき彼の戦いぶりも見させて貰おう。」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

キルクススタジアム

実況「さあ、皆様!大変お待たせいたしました!いよいよジムバトルの開始です!」

氷が張るキルクススタジアム、その観客席は満員だった。いつでもジムバトルはスタジアムが満員になるが今日は特別だ。

実況「まずはジムリーダー、メロン!今日のバトルがジムリーダーとしては最後の試合になります!」

観客席からはメロンの名を叫ぶ者の声や惜しむ声、子供の声が飛び交っていた。

実況「そして注目のチャレンジャーはサトシ選手!ナックルスタジアムでダンデ選手が戦った3人のチャレンジャーの内の一人です。これは好マッチの予感でーす!」

ジャッジさん「ルールは3対3!どちらかを全滅させた方が勝利となるぞ!ユーたちの用意はいいかね?」

サトシ「もちろん!」

メロン「いつでも来な!」

ジャッジさん「よろしい!ユーたちのポケモンを繰り出すのだ!」
 ▼ 743 ークイン@おちゃ 25/08/14 12:58:49 ID:AleoxtsU NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「初陣だ!ダクマ!きみに決めた!」

ダクマ「ダクーマ!」

メロン「あたしのシビアな戦い方について来れるか見せてみな!」

「ヒヒダマー!」

サトシ「ヒヒダル……マ?」

サトシのスマホロトム「ヒヒダルマ ガラルの姿 雪だるまに似た頭で激しい頭突きを繰り出す。」

サトシ「あ……リージョンフォームか……ほのおタイプからこおりタイプになったのか……」

ジャッジ「レディ〜〜ファイッ!」

サトシ「まずは一発!きあいパンチ!」

メロン「ずつき!」

ダクマ「グーマ!……ダッ!」
ガラルヒヒダルマ「ムッフォー!……ムフォォーー!?」

互いの攻撃がぶつかり合い競り合いになる。競り勝ったのはダクマだ。ヒヒダルマは大きくのけ反った。

ガラルヒヒダルマ「ダマヒヒ?」

サトシ「タフだな……まだまだ余力が見える。」

メロン「まだまだ足りないね、こいつはどうだい!ゆきなだれ」

サトシ「かわせ!」

ガラルヒヒダルマ「ムフォォォォォムフォー!」
ダクマ「クマ!」ヒョイヒョイ

ユウリ「凄い物量……!」

タケシ「ゆきなだれは攻撃を受けていると威力が上がる技だ。容易に避けられる技ではないが……」

実況「見事に避けたー!だが視界が見えない!」

ダクマ「チッ……」

サトシ「これが狙いか……気をつけろダクマ!」

メロン「れいとうビーム」

ダクマ「!!」カチコチチ

サトシ「!!」

飛んできたビームをダクマは回避するがゆきなだれで舞い上がった雪の結晶が連鎖して凍結。ダクマは胴体までが凍りつき身動きが取れなくなってしまう。

ダクマ「クッ……」ボッ!

サトシ「待て!まだだ!」ヒソッ

ダクマ「!!」
 ▼ 744 ォッコ@やけどなおし 25/08/14 18:41:51 ID:5v7.hkuQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メロン「この一撃凌いでみな!」

ガラルヒヒダルマ「ダマママママママママ……」ヒュン

ヒヒダルマは両腕の拳に冷気を一点集中させると大きく飛び上がる。

メロン「れいとうパンチ!」

ユウリ「動けないダクマに当てるつもりだ!」

タケシ「早く脱出しなければ……」

ダクマ「………………」

サトシ「まだだ……引きつけるんだ……ギリギリまで!」

ガラルヒヒダルマ「ムッフォー!」ブン!

サトシ「今だ!ほのおのパンチ!」

ダクマ「ダッマー!」ボォン!

ガラルヒヒダルマ「!?」

動けないダクマに攻撃が命中する寸前に指示が飛ぶとそれと同時にダクマの拳が炎を宿し動きを封じていた凍結を一瞬で溶かし切った。

ダクマ「ダラアアアアアアーーー!」

ガラルヒヒダルマ「タルマギャアアアアアア!?」ボォォ!

ほのおのパンチをまともに受けたヒヒダルマは火だるまになりながら悶え苦しむ。

タケシ「こおりタイプに抜群なほのおタイプのワザを隠し持っていたか……やけどにもしたか……」

ユウリ「でもなんか……燃えすぎじゃない?……まるでヒヒダルマに纏わりつくように……」

その異変はサトシもすぐに気がついた。

サトシ「なんだ……炎が強くなってる?」

メロン「あんた、ヒヒダルマのハートに火をつけちまったね。」

ガラルヒヒダルマ「ダールヒヒダマーーー!」シュボボボボボ

サトシ「なんだ姿が変わったぞ!?」

ヒヒダルマはこおりタイプの身体から炎を吹き出しながら当たりを跳ね回る。

マクワ「ダルマモード……ヒヒダルマと言えばの特性だがリージョンフォームも例外ではない……ガラルのヒヒダルマは眠っていたほのおの力が目覚めて怒りのままに戦う。」

タケシ「つまりそれまでと戦い方が全く変わるというわけか……」

マクワ「そういうことだ……(この変化に対応できずに心折られるチャレンジャーも少なくは無い…搦手が簡単には通じないはずだ…彼ならどう対応する?)」

サトシ「ああっつ!?こっちまで熱波が来るな……やれそうかダクマ!」

ダクマ「クーマ!」

サトシ「その意気だ!押し通るぞ!」
 ▼ 745 ルーラ@なぞのかけらS 25/08/15 11:13:44 ID:fbYQXjqY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メロン「フレアドライブ!」

ガラルヒヒダルマ「ダママママママママ!ヒヒダマー!」

サトシ「かわせ!」

メロン「ゆきなだれ」

ダクマ「クマ!……!!」
ガラルヒヒダルマ「ダマッシャー!」

ジュウウウウー……ボワッ!

サトシ「うぉ!?」

フレアドライブをかわされたヒヒダルマは即座にゆきなだれを起こす。地面に落下したゆきなだれは辺りを包む激しい熱波で瞬時に溶けてなくなりその蒸気が濃密な煙幕へと変貌する。

サトシ「辺りが見えないな……ヒヒダルマの動きも早いし読みにくい……けどこの状況はこの間のバトルに比べればどうってことはない!」

ダクマ「フン!」

サトシ「ダクマ!地面に向かって全力できあいパンチ!」

ダクマ「ダッラアアアア!」

ガラルヒヒダルマ「ダマアア!?」

きあいパンチの衝撃は蒸気の煙幕や熱波を瓦礫ごと上空へと打ち上げる。
辺りを跳ねて撹乱を狙っていたヒヒダルマも瓦礫にぶつかり共に上空へ打ち上げれる。

サトシ「今だ!インファイト!」

ダクマ「ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!」

打ち上げられた瓦礫を伝いダクマはヒヒダルマに迫る。

メロン「オーバーヒート!」

ガラルヒヒダルマ「ヒヒーーダマママママ!」カッ!
ダクマ「ダックマアアアアー!」

ガラルヒヒダルマ「ヒヒダマアアアァァァァ……」

ヒヒダルマはオーバーヒートの熱線を放つがそれはダクマには命中することはなかった。ダクマは回避し流れるように連撃を叩き込みトドメに地面に打ち落とす。

ガラルヒヒダルマ「ダマアアアアア……‎𖦹‎ ‎𖦹‎」プシュー……

ジャッジさん「勝負あり!ヒヒダルマ戦闘不能だ!」

ヒヒダルマはダルマモードも解除され、黒煙をあげながら戦闘不能になり倒れていた。

メロン「やるじゃあないか!」

サトシ「いいぞ!ダクマ、その調子で行こう!」

ダクマ「フン……」

埃を払いながらダクマは「もっと来い」と言わんばかりの視線をメロンに向ける。

メロン「じゃあ次からはもっとハードに行こうかね!次はこの子が相手になるよ!」
 ▼ 746 ルヴァディ@くろぼんぐり 25/08/15 13:10:09 ID:fbYQXjqY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「リッポ!」ヨロヨロ

サトシ「なっなんだ?」

サトシのスマホロトム「コオリッポ ペンギンポケモン 氷の頭はとても冷えてナイスな冷たさを誇る。」

サトシ「……ダクマ、一度下がれ。お前のスピードに頼るぞ!出てこいドロンチ!」

ドロンチ「ドーロンチ!」

実況「サトシ選手はダクマを交代してドロンチを繰り出した!」

ユウリ「こおりタイプに不利なのに?」

タケシ「ドロンチはスピードが特に速い、スピード勝負を挑む気だろう。」

メロン「つらら」
サトシ「ふいうち!」


バシュン!

コオリッポ「!?」
ドロンチ「カアア!」

戦闘開始とほぼ同時にドロンチはコオリッポにふいうちを仕掛け離脱する。

メロン「逃がさないよ、つららばり!」

コオリッポ「ポポポポポ!」ビシュシュシュ!

サトシ「スピードでかわしてシャドーボール!!」

ドロンチ「ドロッアアア!チャア!」ボォン!

コオリッポ「ポッ!?ポポッ!?」

サトシ「かえんほうしゃ!」

ドロンチ「カアアアアアア……カッ!」シュボオ!

コオリッポ「ポギャーーーー!?」

実況「効果抜群だー!ドロンチが激しくコオリッポを攻めたてる。」

ユウリ「かえんほうしゃ、そういえば覚えていたっけ!」

タケシ「スピードと有利な技で攻めていく、これを狙っての交代だったんだな。」

マクワ「いや……そう上手くはいかないようだ……」

メロン「こっちが出し惜しみしていたらハードも何も無いね!はらだいこ!」

コオリッポ「ポポッ!……コオッポッポッポッポッポッ!」ポンポコポン

タケシ「はらだいこ!? ……体力を犠牲に攻撃力を限界以上に引き上げる技だ!」

マクワ「それどけじゃない……見ろ、コオリッポの顔を……」

コオリッポ「コオッポーーーー!」パッキーーーン!
 ▼ 747 ーランド@ハバンのみ 25/08/15 20:16:13 ID:fbYQXjqY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユウリ「顔が割れた!」

マクワ「本来なら攻撃の衝撃で割れるはずなんだが……はらだいこで叩き割ったな」

タケシ「また動きが変わりそうなポケモンだな……」

サトシ「仕掛けてくるぞ!警戒だ!」

ドロンチ「ドロン!」

コオリッポの上空を旋回しながらドロンチは様子を伺う。

メロン「来ないのならこっちからいかせてもらうよ!つららばり」

コオリッポ「ポッポポッポ!」

より鋭くなったつららがドロンチに放たれる。

サトシ「かわしながらシャドーボール!」

ドロンチ「ドロ!ドロン!ドロロ!」

コオリッポ「ギャッ!」

より加速しながら旋回しつららばりを避けながらドロンチはシャドーボールを連発する。

サトシ「ドラゴンダイブ!」

ドロンチ「ドドドロロロロ!!」ゴォ!

サトシはトドメの一撃を指示する。

メロン「アイアンヘッド!」

コオリッポ「ポッポー!」カチコチチ!

頭部に気合いを込めたコオリッポは弾丸のように回転しながら迎え撃つ構えを取る。

ドロンチ「ドロッ!?」

サトシは「ドロンチ!」

競り負けたのはドロンチだった。

メロン「つららばり!」

コオリッポ「ポポポポポ!」

ドスススス!

ドロンチ「ッ!?」

すかさずコオリッポが放ったつららばりはドロンチに全弾命中してしまいそのまま墜落してしまった。

サトシ「ドロンチ!」

ドロンチ「𖦹𖦹」

ジャッジさん「勝負あり!ドロンチ戦闘不能だ!」
 ▼ 748 ニラン@ジェットボール 25/08/16 15:52:45 ID:6VIQUasI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「くっ……戻れドロンチ!」

実況「サトシ選手も一体失ってしまったがどう立ち回るか!まだまだ戦況が読めません!」

サトシ「ドロンチが頑張った分……無駄にしない!ピカチュウ!頼んだぞ!」

ピカチュウ「ピカピーカ!」

メロン「チャンピオンのリザードンと戦ったピカチュウだね!面白い!つららばり!」

サトシ「でんこうせっかで近づけ!」

コオリッポ「ポポポポポ!」

ピカチュウ「ピッカピカピカピカ!」バビュン!

コオリッポ「ギャッ!?」

怒涛のつららばりを掻い潜りコオリッポに近づきでんこうせっかを命中させる。

メロン「速いだけじゃない……威力も申し分ないね。ならその動きを封じさせて貰うよ!地面に向けてふぶき!」

サトシ「!!」

コオリッポ「コオッポーーーーー」ヒュウウウウウウ!

すると地面は主人に凍りつき氷の地形が形成される。

メロン「アイアンヘッド!」

サトシ「でんこうせっかだと無理だ!ジャンプでかわせ!」

コオリッポ「ポポー!」ギュン!
ピカチュウ「ピカッ!?……ピカアアアァァ!?」ズテッ!

サトシ「ピカチュウ!」

コオリッポの腹滑りから放たれたアイアンヘッドが命中したピカチュウはフィールドを転がりながら吹き飛ばされてしまった。

タケシ「ジャンプするほどの踏ん張りも効かない氷のフィールドか……あれじゃあ立つこともままならないだろうな……」

ユウリ「ピカチュウもダクマも地上戦が得意……飛べるドロンチはもう戦闘不能だから……」

タケシ「ああ、かなり戦いにくいフィールになってしまった。」

メロン「もう一度!アイアンヘッド!」

コオリッポ「コオオオオオッポーーー!」バビュン!

再度コオリッポは腹滑りをしながらアイアンヘッドを構える。

サトシ「このままだと避けられ……いやピカチュウ!アイアンテール、地面に突き刺せ!」

ピカチュウ「ッカァ!」ドスッ!

サトシ「そのまま地面に向けてエレキネット!」

ピカチュウ「チュピッカア!」

コオリッポ「コオッ!?……ポッポポポポポポ!?」
 ▼ 749 ラルヒヒダルマ@しずめだま 25/08/17 09:38:37 ID:oub.W.gM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 750 ラフロル@ウオーターメモリ 25/08/18 18:19:32 ID:7FOAD8ak NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
地面を伝うエレキネットが絡まりコオリッポは氷上を転がる。

サトシ「そのままアイアンテール!」

メロン「コオリッポ!!」

ピカチュウ「チュウウウウウ!!!ピッカア!」
コオリッポ「ポギャアアアアアーーー!!」

突き刺した尻尾ごとサマーソルトの要領でアイアンテールを放ちコオリッポをかちあげる。

サトシ「10まんボルト!」

ピカチュウ「ピィィィカアアアア!チュウウウウウ!!!」

コオリッポ「ポギャアアアア……𖦹𖦹」

電撃がコオリッポごと地面にぶつかると氷が砕けコオリッポが倒れる。

ジャッジさん「勝負あり!コオリッポ戦闘不能だ!」

実況「ピカチュウがコオリッポを撃破!またサトシ選手がリード!」

メロン「全く……こっちの全力でも中々上手くは運ばないね、こっちが溶かされそうだよ。だけど氷はね溶けてもまた氷ってより硬く美しくなることもできるんだ!今からそれを見せてあげるよ!」

サトシ「最後の一匹か!」

ラプラス「クァーーーー!」

実況「ジムリーダー メロン 最後の手持ちはラプラスだ!」

サトシ「ラプラスか……こっちはピカチュウそのままでいくぞ!」

ピカチュウ「ピカッ!」

サトシ「でんこうせっか!」

ピカチュウ「ピッカピカピカピカ!」バビュン

実況「ピカチュウがでんこうせっかを放つ!スピード勝負を挑むつもりだ!」

メロン「なみのり」

ラプラス「クァン」サバババ

サトシ「!!」

タケシ「あの巨躯でよけられるのか!」

足元だけになみのりを発生させたラプラスはでんこうせっかを回避しピカチュウの側面に回り込む。

メロン「ボディプレス」

ラプラス「ラァァープゥー!」


ズドォン……ザバババ


ピカチュウ「ピッ!?……ゴボボボ……」
 ▼ 751 ャノビー@トウガのみ 25/08/19 21:39:43 ID:6Ly.3Xq2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なみのりに乗ったままボディプレスを発動したラプラスはその衝撃で大波を起こしピカチュウを飲み込む。ピカチュウは抵抗できずに流されていた。

サトシ「くっ……」

メロン「もう一度ボディプレス!」

ラプラス「クアーーン!」ズオオオ……

サトシ「来るぞ!」

なみのりで勢いよく飛び上がったラプラスは再びボディプレスの構えを取る。

サトシ「また大波がくる……エレキネットでガード!」

ピカチュウ「ピカッチュゥ!」ビャッ!

ラプラス「グォォーーーン」ザバァ!

より高くから仕掛けたボディプレスはより大きな衝撃を起こし大きな波を起こす。

ピカチュウ「ブ……ビカカカカカ!」

サトシ「流されるなピカチュウ!でんこうせっか」

ピカチュウ「ピッカピカピカピカ!」ゴボボボ……

エレキネットをその身に纏い波に呑まれたピカチュウはその中ででんこうせっかで加速し始める。

サトシ「そのまま突き破れ!」

ピカチュウ「ピッカア!」バビュン!

ラプラス「グアアアァーーーン!?」

きゅうしょに当たった!

加速しエレキネットを突き破ったピカチュウはそのまま大波も貫きラプラスにでんこうせっかを命中させる。

メロン「ふふ……これを使う時が来たね。」

サトシ「やっぱり……」

メロン「全てを凍りつかせなラプラス!キョダイマックス!」

キョダイマックスラプラス「グオオオオオオオォォォォーーーン!!!」

サトシ「メロンさんがキョダイマックスをするなら俺達もするぞ!ピカチュウのダイマックス技をぶつけてやるんだ!」

ピカチュウ「ピッカア!」

サトシ「ピカチュウ!キョダイマックス!!」

キョダイマックスピカチュウ「ピィ!」

サトシ「キョダイバンライ!」

キョダイマックスピカチュウ「チュウウウウウウウ!」ピシャーーーン!

メロン「キョダイセンリツ」

キョダイマックスラプラス「グアアァァァーーーン!」
 ▼ 752 ワルン@ポイントカード 25/08/21 10:06:28 ID:/NJA3Kas NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キョダイマックスピカチュウ「ピカッ!?」
キョダイマックスラプラス「ッ!?」

激しい雷と氷の旋律が互いに命中する。

キョダイマックスラプラス「ッ……ッ……」ビリリリ

実況「ラプラスが麻痺してしまったー!」

サトシ「攻めかかるぞ!ダイアタッーク!」

キョダイマックスピカチュウ「ピィ……カア!」ドシーーーーン!

メロン「ダイストリーム!」

キョダイマックスラプラス「グアアアアーーーン……カアアアアアア!」

ダイアタックの衝撃波に激流のブレスがぶつかると弾け炸裂し雨となり辺りに降り注ぐ。

キョダイマックスラプラス「フー……」

サトシ「痺れが消えた?」

ユウリ「特性!?」

タケシ「雨で不利な効果が消える特性……うるおいボディか!」

サトシ「ならもう一度!キョダイバンライ!」

キョダイマックスピカチュウ「チュウウウウウウウ!」ピシャーーン!

メロン「キョダイセンリツ!」

キョダイマックスラプラス「グアアアアアアーーーーン!」

再び激しい雷が降り注ぐがキョダイセンリツの氷の旋律が壁となりキョダイバンライを完全に防ぐ。

サトシ「!!……ダイマックスだとダメか……」

するとあたりの粒子が薄くなりお互いのダイマックスも解除され元の大きさに戻る。

サトシ「ダイマックスじゃなくてもまだまだ攻めるぞ!でんこうせっか!」

メロン「迎え撃ちな!ハイドロポンプ!」

ラプラス「クアアアアアアアーーーー!」ボバッ!

サトシ「ハイドロポンプの上に乗れ!」

ピカチュウ「ピッカ!てピカピカピカピカ……ピッカア!」バビュン!

ピカチュウはハイドロポンプの上を伝いラプラスにでんこうせっかを放ち命中させる。

サトシ「よしそのまま……!!……何だこの壁は!?」

ピカチュウ「!!」

でんこうせっかはラプラスには命中せずに煌びやかな色彩を放つ壁に止められていた。

メロン「オーロラベール、あらゆる攻撃のダメージを大きく減らす壁さ。」
 ▼ 753 ガラティオス@せきばんのかけら 25/08/22 21:15:48 ID:B2cchMkg [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タケシ「あれは……オーロラベールか!?」

ユウリ「でもそれって雪とかあられが降ってないと使えないんじゃ……」

マクワ「そうでもない……母のラプラスのキョダイセンリツを見ただろう。あれは攻撃と同時にオーロラベールを展開する。そしてそれはダイマックスが解除されても展開され続ける。
『氷上の要塞』の異名があるが……それにふさわしい耐久力をあのラプラスは発揮するようになる。」

タケシ「そしてラプラスは麻痺を特性で打ち消した……ダイマックスをして有利になったのはラプラスだけというわけか……」

この間もサトシはオーロラベールの突破口を探るがその糸口を掴めずにいた。


メロン「終わりにするよ!」

サトシ「離れろピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカッ!」

メロン「ぜったいれいど!」

ラプラス「クアアアアアアアーーーー!」ビュオ

ピカチュウ「ピッ!?ピカッ……」パキキキ……

サトシ「ピカチュウ!?」

ピカチュウ「𖦹𖦹」

ジャッジさん「勝負あり!ピカチュウ戦闘不能だ!」

実況「いちげきひっさつ! ぜったいれいど命中!奮闘したピカチュウも一撃でやられてしまった!」

サトシ「よく頑張ったピカチュウ、あとは頼んだぞ!ダクマ!」

ダクマ「ダクーーマ!」

サトシ「ぜったいれいどに気をつけろ……当たったらお前も一撃でやられてしまう」

ダクマ「クマ!」

力を込めてダクマは拳を構える。

メロン「なみのり!」

サトシ「またなみのりか!」

足元に発生させたなみのりでラプラスはダクマに迫る。

メロン「ボディプレス!」

サトシ「インファイトとで迎え撃て!」

ラプラス「クォン!」グイッ!

ラプラスは突然方向を変えてダクマの後ろに素早く回り込みボディプレスを放つ!

ダクマ「ダアアア!」

ラプラス「!!」

だがダクマは素早く体を切り返しラプラスのボディブレスに連撃を叩き込む。
 ▼ 754 チ@テラピースほのお 25/08/22 23:26:00 ID:B2cchMkg [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「きあいパンチ!」

ダクマ「ウッーーーハッ!」

ラプラス「グウウウウ……クオオオ!」

ダクマ「グッ!?グマアアアア!?」ザバババ

サトシ「ダクマ!」

ユウリ「やっぱりオーロラベールが技の威力をかき消している。あれじゃあ押し返すこともままならない。」

メロン「ぜったいれいど!!」

ラプラス「クアアアアアアアーーーー!」ビュオ

サトシ「かわせ!」

ダクマ「クッ……ハアハア」

いちげきひっさつの命中は避けたもののダクマの体力は確実に削られていく。

マクワ「それに一戦目のダメージも残っている、長くは持たないしここからの逆転も僕には正直に言う難しいようにも見える。」

ユウリ「……でも彼、結構追い詰められても機転でどうにかすることも多いですよ。」

マクワ「……そうなのか」

タケシ「その理由も見ていればわかる。」

サトシ「ほのおのパンチ!」

ダクマ「ダッーク!」ボォ!……ドドドドド

ラプラス「クウウウウ……」

メロン「ハイドロポンプ!」
サトシ「かわせ!」

ダクマ「ダクッ!」

ほのおのパンチの連続攻撃もオーロラベールに防がれる、その隙に放たれたハイドロポンプをダクマはベールを蹴って離脱しかわす。

サトシ「(オーロラベールだって完璧にダメージを防いでいるわけじゃないはずなのに……ここまで連続の攻撃を当てても崩れないなんて……消えるのを待っていても間に合わない……オーロラベールごとラプラスを倒せる一撃を……)」

メロン「なみのり!」

ラプラス「グアアアアーーーン」ザバアアァーーーン!

ただの移動ではない大きな波を起こしダクマに迫る。

サトシ「範囲が大きすぎる……きあいパンチ!波に穴を開けるんだ!」

ダクマ「!?…………グマママママ……ハッ!」ドォォーーン

ダクマが闘気を振り絞って拳圧を放つと波に一点の穴が発生する。

サトシ「飛び込め!」

ダクマ「ダマ!」ダッ!
 ▼ 755 ガフシギバナ@チルタリスナイト 25/08/22 23:55:40 ID:B2cchMkg [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ザッパァァーーーン!

実況「凌いだ!サトシ選手のダクマがなみのりを回避!」

サトシ「!!……そうか今のだ……これならオーロラベールを攻略できる!」

メロン「なにか見つけたみたいだね……だけどそう簡単にはいかせないよ!」

サトシ「ダクマ!きあいパンチを俺が合図するまで貯め続けるんだ!攻撃もその状態で避けるんだ!」

ダクマ「!」

サトシ「その一撃でラプラスを倒す!」

ダクマ「……ダックゥマ!」ゴォッ!

実際にサトシの指示に従い強敵を相手にし撃退したことがあるダクマはその言葉を信じることにし右腕の拳に闘気を込め始める。

メロン「なみのり!」

サトシ「来るぞ!」

ダクマは回り込みからのボディプレスを警戒する、衝撃による波で貯めた力が解かれる危険性が高いからだ。

ラプラス「クオオオ!」ザバババ

サトシ「突っ込んでくるぞ!」

ダクマ「クッ……」ゴロッ!

しかしラプラスはそのまま足元の波に乗って突進を仕掛けてきた。ダクマは転がり込んでその攻撃をかわす。

メロン「ボディプレス!連続で押し潰しちまいな!」

ラプラス「クアアアアアアアーーーー!」ザバアアァーーーン!

なみのりで高く飛び上がったラプラスは空高くからボディプレスを放つ。

ダクマ「グマアアアア!?」

攻撃こそ躱すが重量級のその衝撃はあたりの地面をせりあがらせるほどだ。

ラプラス「グアアアアーン!」ザバアアァーーーン!

サトシ「今のが何度も来るのか……面白い!ダクマ!かわしてかわしまくるぞ!」

ダクマ「クマッ!」

その時拳に溜めた闘気が白いものから赤い闘気へと変化する。

メロン「片腕でそう何度も避けられるかい!?」

ラプラス「クアアアアアアアーーーーン!」

サトシ「かわせ!!」

マクワ「…………追い詰められているはずだ……それなのに彼は諦めの色が見えない……いやむしろ勝利を確信しているようにも見える……」

タケシ「サトシの諦めの悪さは探してもそういない、何度でも相手に挑み続けるやつだ。」
 ▼ 756 ャノビー@びっくりこやし 25/08/23 11:31:21 ID:DobQqJNw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドゴォォーーン!


ダクマ「グッ!?」

サトシ「しまった!?」

ボディプレスの衝撃でダクマは上空へと打ち上げられる。

サトシ「まだ力を貯めるんだ!」

メロン「ハイドロポンプ!」

ラプラス「グアアアーーーン!」ブババババ!

空中に飛ばされたダクマに向かってラプラスは収束されたハイドロポンプを放つ。

サトシ「この体勢だと……!! そうだ!もう片方の腕でほのおのパンチ!」

ダクマ「ダクッ!」ボッ!

ハイドロポンプに空いた左腕の拳からほのおのパンチを放ち自らを弾き飛ばし地面まで離脱する。

ダクマ「グッ!?」ズキッ!

ほぼ落下するような回避方法だったが故に着地の衝撃でダクマは僅かに怯む。

メロン「逃さないよ!ハイドロポンプ!」

ラプラス「クアアアアアアアーーーー!」ブババババ!

その隙を突きラプラスは更なる追撃を仕掛ける。
だがそれと同時にダクマのきあいパンチの闘気が最大限まで溜まった黒混じりの赤い闘気へと変化する。

サトシ「今だ!突っ込んできあいパンチ!」

ダクマ「グッ……ダッアアアアアアアクーーーー!」ゴオッ!

迫るハイドロポンプ目掛けて最大威力のきあいパンチを解き放つ。

タケシ「まさかこのままハイドロポンプごとラプラスを!?」

ダクマ「グッウウウウ……」

闘気が激流を弾き飛ばし確実にダクマはラプラスに接近する。

サトシ「いけ!」

ダクマ「グマッ!!」

ラプラス「グッアン!?」

だがオーロラベールがダクマのきあいパンチを阻む。

メロン「そんなパワーだとラプラスは崩せないよ!ボディプレス!」

ラプラス「グオオォォーーン」ズシッ!

ダクマ「ギャアアア……」

サトシ「負けるなダクマ!もっとパワーを上げろ!」
 ▼ 757 ョンチー@カンポーやく 25/08/24 17:24:50 ID:/H4cWdkE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダクマ「グッ……グマアアアアアア!!!」ドゴォ!!

ラプラス「!?」

ビジッ……バリリ……バギャン!!

メロン「!?」

サトシ「砕けた!連続攻撃だと力が分散してオーロラベールを破壊できなかった!だけど力を一点に集中して攻撃すればそこに穴が空く!このまま決めるぞ!」

ダクマ「グマアアアアアアアアアーーー!ダアアアアアッーーーー!」

ラプラス「グアン……」

黒い闘気がより強く輝くと激しい拳圧と共にラプラスが観客席近くの壁にまで吹き飛ばされる。

メロン「ラプラス!!」

ラプラス「𖦹𖦹」

辺りの壁が崩れ落ちるほどの勢いで叩きつけられたラプラスはその場に倒れていた。

ジャッジさん「勝負あり!ラプラス戦闘不能だ!よってこのバトルの勝者はチャレンジャーのサトシ選手!」
 ▼ 758 キハミ@おおきなマラサダ 25/08/26 11:59:15 ID:HnwgprCk [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
実況「見事な一撃がラプラスを撃破した!サトシ選手の逆転勝利だ!」

サトシ「ダクマ!やったな!」

ダクマ「フン……」

よろよろと立ち上がったダクマはサトシに応える。

メロン「あんた……やるじゃないか。あたしのジムリーダーとしてのバトルは今日が最後だけどさ未来歩む若者の姿を見れたのは喜ばしいね。さあこのピカピカこおりバッジを受け取りな。」

サトシ「よし……こおりバッジゲットだぜ!」

ピカチュウ「ピッピカチュー!」
ドロンチ「ドロロー!」
ダクマ「フム………」

メロン「さて……明日からは新しいジムリーダーだ、これから模様替えをしないとね。」

マクワ「サトシくんか……彼と戦えば僕に足りないものがなにかわかるか……?」

そして次の日、サトシたちは次の街に向けて旅支度をしていた。
そんな中……

サトシ「え?俺とバトル?」

マクワ「そうだ!初めてのジムバトルを君と戦い僕に足りないものを理解し理想とするジムリーダーに近づいてみせる。」

ユウリ「でもサトシは昨日……」

マクワ「ジムバッジ……ではないが代わりに君たちに特典を渡す。どうだい?」

サトシは「特典なんかなくたって俺はやります!やりましょう!」

マクワ「決まりだ!スタジアムで待っているぞ!」

サトシは「よし!早速準備だ!」

ユウリ「まさか同じ街で2回もジム戦なんて……」

タケシ「俺達も見に行こう。」

そして3人がキルクススタジアムに到着すると早速変化に気がついた。

サトシ「なんか……ゴツゴツしていないか?」

タケシ「こおりタイプでは無さそうだ……」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

キルクススタジアムのバトルフィールドには既にマクワが待ち構えていた。

マクワ「よく来てくれたね。これが新たなるキルクススタジアムだ。」

サトシ「岩のフィールドか……マクワさん!今日はよろしくお願いします!」

マクワ「ああ、期待しているよ!そして僕のポケモンの強さも期待していてくれ。」

ジャッジさん「うむ、両者ポケモンを!」
 ▼ 759 ローライシツブテ@ハイパーボール 25/08/26 12:13:45 ID:HnwgprCk [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(3vs3です)

サトシ「ストリンダー!君に決めた!」

ストリンダー「ストーーリン!」

マクワ「はっ!」

イシヘンジン「イーーーシヘンジンジン!」

サトシ「知らないポケモン!?」

スマホロトム「イシヘンジン きょせきポケモン 草原の中を歩き回るポケモン。蹴り技が得意。」

サトシ「あの足か!」

ジャッジさん「レディーーーファイッ!」

サトシ「ほのおのパンチ!」

ストリンダー「ダッ!」ボッ!

マクワ「イシヘンジン!」

イシヘンジン「イシ!」クルリン!

ストリンダー「!?」

マクワ「メガトンキック!」

イシヘンジン「イシー!」

ストリンダー「ンダッ!?」

サトシ「ストリンダー!」

ストリンダーの攻撃をヒラリと回避したイシヘンジンは流れるようにメガトンキックをストリンダーに浴びせる。

「キャー!早速マクワ様のスタイリッシュスタイルのバトルよー!」「メロいぞマクワー!」

ユウリ「調べて知ったんだけどマクワさんのバトルスタイルはスタイリッシュさが売りらしいよ。無骨さを崩したいらしい」

タケシ「なるほど……たしかに俺も元々いわタイプのジムリーダーだったが無骨さ……というのは否定はしにくいな。だがそのスタイリッシュさ……というより機動力がいわタイプの頑強さと合わされば大きな力になるぞ……」

マクワ「悪いがさっさと終わらせる!じゅうりょく」

サトシ「なんだ!?かわせ!」

イシヘンジン「イシシシシー!!!」グワァン!

ストリンダー「ストォ!?」ズン!

思わず飛び退いたストリンダーは強くなった重量の力で地面に叩きつけられる。

サトシ「かっ体が……重い!?」

ストリンダー「ダッ……アアアア!」
 ▼ 760 ヤップ@ミュウZ 25/08/26 12:31:24 ID:HnwgprCk [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユウリ「ストリンダーが!」

タケシ「辺りの重量を強める技……じゅうりょくか、それもかなり強力だ……見ろ、サトシのストリンダーが全く動けない……」

マクワ「押し潰す!10まんばりき!」

イシヘンジン「イシシシ!ヘンジー!」ドン!

ストリンダー「グギャアアアアア!?」

イシヘンジンは飛び上がりより強い重量のかかった10まんばりきをストリンダーをぶつけて押しつぶす。

実況「凄まじい威力の技が炸裂した!効果抜群だ!」

マクワ「だいちのちから!」

イシヘンジン「イシシシシー!!!」カッ!

サトシ「!!」

ユウリ「踏みつけたまま!」

タケシ「確実にだいちのちからを当てるつもりか!」

ストリンダー「ダッ!ダッ!」

ストリンダーは仰向けの状態で踏みつけられていて脱出できずにいた。踏みつけている足を退かそうと殴るが効果は薄いようだ。、そして徐々に地面に大地のエネルギーが集い輝き始める。

サトシ「なっ……何とか脱出を……そうか!重量が強いなら!ストリンダー!きあいだま!打ち上げろ!」

ストリンダー「カアアアアア!……カッ!」ドォン!

イシヘンジン「ヒャッ!?」

マクワ「至近距離できあいだまを狙ったようだが……この程度ならイシヘンジンでも回避可能!」

きあいだまはイシヘンジンには命中せずに上空に飛んでゆく。

サトシ「ヘッ……狙いはそれじゃありませんよ!」

マクワ「なに……!! そういうことか!」

きあいだまは上空で止まると落下を始める。

ユウリ「きあいだまが落ちてゆくこれだとお互いに命中して……」

タケシ「いやむしろそれが狙いだ!イシヘンジンがきあいだま、それも強い重量で落下したきあいだまに命中すればただじゃ済まないはずだ!」

マクワ「しかたない!攻撃中断!回避!」

イシヘンジン「ヘジッ!」

サトシ「ストリンダーも避けるんだ!」

ストリンダー「ダッ!」バッ!

ゴッ!……ドカアアアアァーーーーン!

お互いがその場から飛び退くときあいだまが地面に落下する。
その衝撃は辺りの岩のフィールドを粉後にして粉塵を巻き上げる。
 ▼ 761 ミッキュ@コトブキマフィン 25/08/26 12:44:52 ID:HnwgprCk [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シュウウウ……

サトシ「!!……じゅうりょくが解けた……」

マクワ「なるほど……母を撃破しただけある。この程度はすぐに対応するか……」

ストリンダー「……フーン」シュッシュッ!

サトシ「よし!身軽に動けるな!反撃だ!ほのおのパンチ!」

マクワ「近づくか、メガトンキック!」

サトシ「かわせ!」

ストリンダー「スト!」シュッ!

マクワ「なっ!?」

メガトンキックの回し蹴りをストリンダーは即座に四足歩行に切り替えて下を潜り回避する。

サトシ「じゅうりょくが解けて前より身軽に動けるぜ!もう一方の足を狙え!ほのおのパンチ!」

ストリンダー「ダッアア!」ボォォ!

イシヘンジン「ヘギャッ……ギャッアアアア!」ズシーーン!

蹴りを放ち片足立ちだったイシヘンジンはそのままバランスを崩し倒れ込む。

イシヘンジン「イシシシ……ッ!?」

サトシ「ここなら絶対に外さない!」

ストリンダーは拳を構えイシヘンジンに飛び乗る。

サトシ「オーバードライブ!」

ストリンダー「ストオオオオオオオ!」ギャリリリリリリィィィーーー!

イシヘンジン「ヘンジ……」

バギャリリリリ!

イシヘンジン「……𖦹𖦹」

ジャッジさん「勝負あり!イシヘンジン戦闘不能だ!」

マクワ「くっ……まだ甘かったか!」
 ▼ 762 スイハリーセン@ヤタピのみ 25/08/27 14:56:29 ID:NbL.lDHM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
至近距離でオーバードライブを浴びたイシヘンジンは黒焦げになり戦闘不能となり倒れた。

サトシ「よくやったストリンダー!今は休んでくれ。」

マクワ「母を破っただけはある。次はこいつでどうだ!」

サナギラス「サーナギララ!」

サトシ「なら俺はこいつだ!出てこい!アーマーガア!」

アーマーガア「アァーーマ!」

サトシ「エアスラッシュ!」

アーマーガア「アマママママママ!」ズババ!

マクワ「りゅうのまい」

サナギラス「ギーララララララララス!」ギュルルルルル!

龍の闘気を纏わせながらサナギラスはその場で高速回転を始める。
その闘気の回転がアーマーガアのエアスラッシュを弾き飛ばす。

マクワ「そのままアイアンヘッド!」

サナギラス「サナギラララララス!」ギュルルルルル!

ガギィ!

アーマーガア「ッ!?」

サトシ「速い!」

回転力を取り込んだアイアンヘッドはアーマーガアの羽をぶつかると火花を散らしながらアーマーガアを弾き飛ばした。

タケシ「りゅうのまいだ、舞えば舞うほどに攻撃と素早さが上昇していく技だ。」

ユウリ「たった1回で子の威力って……」

タケシ「繰り返せば更に協力になるだろうな。」

マクワ「りゅうのまい!」

サナギラス「ギララララララ!」ギュルルルルル!

サトシ「させるか!はがねのつばさ!」

アーマーガア「アマママママママ!」ギラッ!

翼を鋼の刃に変えてアーマーガアはサナギラスに切り込む。

マクワ「ジャンプ!そのままロックブラスト!」

サナギラス「ギラッ!」ズドドドド!

サトシ「上だ!!」

アーマーガア「アァーマ!」

雨のように降り注ぐ岩の弾丸の合間を掻い潜りアーマーガアは回避してゆく。
 ▼ 763 ラブルタケ@イダイトウだんご 25/08/27 15:13:27 ID:NbL.lDHM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マクワ「アイアンヘッド!」

サナギラス「ギラッ!」ギュルルルルル!

上空から回転しながらアイアンヘッドを放ったサナギラスは回避したアーマーガアに突撃する。

サトシ「はがねのつばさ!盾にするんだ!」

アーマーガア「アマ!」ギラッ!

ガリリリリリリリ!

アイアンヘッドを受け止めた翼からは火花が散る。

サトシ「弾き飛ばせ!」

アーマーガア「ガッ!」ガキィン!

サナギラス「ッ!?」

サトシ「そのままもう片方の翼ではがねのつばさ!」

アーマーガア「アマッ!」ザシュ!

サナギラス「ナギラァァァー!?」

回転とは逆向きの衝撃を放ちアーマーガアはサナギラスを弾きもう片方の翼で上空へとかちあげる。

サトシ「今だ!はがねのつばさ!」

アーマーガア「アァガァ!」ザシュシュ!

サナギラス「ギラアアアアッ!?……𖦹𖦹」

ジャッジさん「勝負あり!サナギラス戦闘不能だ!」

打ち上げたサナギラスを両翼のはがねのつばさで切り裂きアーマーガアはサナギラスを戦闘不能にまで追い込んだ。

アーマーガア「いいぞ!アーマーガア!」

マクワ「くっ……いや焦るな……焦っても僕の戦い方はできない……お前と僕とでこのスタイルを完成させる!いくぞ……セキタンザン!」

セキタンザン「セーキターーン!」

マクワ「練習通りにやるぞ!」

セキタンザン「セキター!」

サトシ「はがねのつばさ!」

アーマーガア「アママママ!」ギラッ!

マクワ「避け……」

セキタンザン「ッ!?」

マクワ「間に合わないかっ……」

はがねのつばさの回避は間に合わずセキタンザンに命中する。
 ▼ 764 ャノビー@ガラナツリース 25/08/28 11:09:31 ID:YZUwIJj. NGネーム登録 NGID登録 報告
マクワ「やきつくす!」

セキタンザン「タタタタタタッン!」ボボボ!

反撃としてセキタンザンは連続の火球弾を放つ。

サトシ「かわしてブレイブバード!」

アーマーガア「アアアマーーマ!」ゴォ

セキタンザン「タザアアアアッ!?」

実況「再びアーマーガアの攻撃が命中ー!」

マクワ「くっ……」

ユウリ「攻撃が突然命中しだした……」

タケシ「ペースを掻き乱されているのかもしれないな。」

推測通りマクワは確かに焦っていた。
自分の戦い方を上手く発揮できずにペースが乱れていたのだ。

マクワ「こんな時に……」

マクワの脳裏には幼い日の母、メロンとの特訓の日々がよぎる。

メロン「同じ戦いだけじゃ相手にすぐ観察されて見抜かれる。戦い方の緩急をつけな」

マクワ「緩急か……!!」

サトシ「はがねのつばさ!」

アーマーガア「アァガァ!」

セキタンザン「セキタッ!?」

昔の母の言葉を思い出した時にマクワはアーマーガアの攻撃を見て気がついた。

マクワ「(攻撃を回避できていないのではない……あのアーマーガアがセキタンザンが無意識に避ける先に攻撃を置いているんだ!さっきのサナギラスとの戦いで学んだか……ならば!)」

サトシ「ブレイブバード!」

アーマーガア「アアアァーーマ!」ゴォ

マクワ「止める!踏ん張れ!」

セキタンザン「フヌッ!」

アーマーガア「!!」

踏ん張ってアーマーガアの攻撃を止めたセキタンザンはその翼を掴んで離さない。

マクワ「やきつくす!」

セキタンザン「グオオオオ!」ボボボ!

アーマーガア「ガアアアアァァ……」

サトシ「アーマーガア!!」
 ▼ 765 ルッグ@おこづかいポン 25/08/28 12:54:52 ID:1H9kw7J6 NGネーム登録 NGID登録 報告
マクワ「ヒートスタンプ!

セキタンザン「タザアアアアン!」グルン

アーマーガア「ッ!?」

己を発火させアーマーガアを捕まえたたセキタンザンは大きく飛び上がる。

セキタンザン「ザァン!」

アーマーガア「ガハッ!?」

落下の勢いを加えたヒートスタンプはアーマーガアの体を焼いて押し潰してゆく。

サトシ「アーマーガア耐えろ!エアスラッシュで脱出だ!」

アーマーガア「ッガアアア!」ザシュシュ!

セキタンザン「ッ?!」

のしかかるセキタンザンを風の刃で吹き飛ばしその場から離脱する。

マクワ「耐えた……思ったよりずっとタフだ。」

アーマーガア「ゴアアアア!」

サトシ「わかった!一気に決めるぞ!」

セキタンザンに威嚇し返したアーマーガアに応えるようにサトシのダイマックスバンドが輝く。

サトシ「アーマーガア!キョダイマックス!!」

キョダイマックスアーマーガア「ゴアアアアアアアアアアアーー!」

サトシ「ダイスチル!」

キョダイマックスアーマーガア「ビュエエエエエ!」ザン!

マクワ「撃ち落とせ!やきつくす!」

セキタンザン「セキタタタタタタタン!」ボボボ!

アーマーガアの号令と共に放たれた鋼の刃を火球で撃ち落とすべくセキタンザンはやきつくすを放つ。

セキタンザン「ザン!キタン!?」

マクワ「全て凌げないか……こちらも使わざるを得ないな。セキタンザン!キョダイマックス!」

サトシ「やっぱりか!」
 ▼ 766 ガヤンマ@カイロスナイト 25/08/29 00:12:26 ID:i63ogFrs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
岩石を燃え上がらせながらセキタンザンはアーマーガアより更に大きくキョダイマックスを遂げる。

マクワ「キョダイフンセキ!」

サトシ「キョダイフウゲキ!」

キョダイマックスセキタンザン「ズアアアアアアアアア!」ガラララ
キョダイマックスアーマーガア「ゴアアアア!」ビュウウウ!

燃え上がる岩塊と黒い風の刃が衝突するとその衝撃で辺りに燃える岩の刃が舞い上がる。

ドスススス!

キョダイマックスアーマーガア「ゴガアアアアアアア!?」

サトシ「岩が!?」

舞い上がった岩の刃は意思を持ったかのようにアーマーガアに次々と突き刺さる。

マクワ「キョダイフンセキ!」

キョダイマックスセキタンザン「ズズズズズ!」

サトシ「キョダイフウゲキ!まとめて吹き飛ばすぞ!」

キョダイマックスアーマーガア「アガアアア……ッ!?」ズキ

ドゴオオオオオンン!

今までのダメージの蓄積からかアーマーガアは僅かに反応が遅れる。
その僅かに遅れが災いしアーマーガアはキョダイフンセキを真正面から受けてしまう。

サトシ「アーマーガア!」

キョダイマックスアーマーガア「ッ……ッ!」ビュウウウ!

ほぼ意識のないアーマーガアは地面に向かってキョダイフウゲキを放ち地面に倒れてしまう。

アーマーガア「‎𖦹‎ ‪𖦹‎」

ジャッジさん「勝負あり!アーマーガア、戦闘不能だ!」

サトシ「戻れ!よくやってくれたな。」

ユウリ「アーマーガアがやられた……キョダイマックスまでしたのに……」

タケシ「ああ……だがよく見るんだ。」

ユウリ「!! フンセキが消えている。」

タケシ「アーマーガアは最後の力で次に繋げる布石を打ったんだ。」

フィールドにちらばっていた、或いは空に舞い上がっていたフンセキはアーマーガアが力尽きる間際にはなったキョダイフウゲキ!の衝撃で全て粉々に吹き飛んでいたのだ。

マクワ「セキタンザンのキョダイマックスもここまでか……(ポケモン自らあの行動をするとは…彼はそれほどまでに信頼されているのか………)」

サトシ「もう一度頼む!ストリンダー」

ストリンダー「ストーーリン!」
 ▼ 767 ノンド@ミミッキュのきれはし 25/08/29 10:42:52 ID:i63ogFrs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ヘドロばくだん!」

ストリンダー「カーーー!ハッ!」ドムムムムムム!

セキタンザン「グムッ!?」

ヘドロばくだんが命中し爆風を巻き起こす。

サトシ「きあいだま!」

ストリンダー「ダッーーー!ストー!」

掌にきあいだまを貯めてストリンダーセキタンザンに突撃する。

ストリンダー「ッ!」

サトシ「しまった!!」

セキタンザンは僅かに体を逸らしてストリンダーのきあいだまを外させた。

マクワ「タールショット!」

セキタンザン「タッ!」ベチャ!

ストリンダー「ブベッ!?」

不気味な液体を至近距離で浴びたストリンダーは吹き飛ばされてしまった。そこにセキタンザンはすかさず追い打ちを狙う。

マクワ「やきつくす!」

セキタンザン「タァーーッタタタタタ!」ボボボ!

ストリンダー「ダッ!?ギャッ!?」ボオオオオオ!

サトシ「ストリンダー!?」

やきつくすを受けたストリンダーは突如全身が炎上しさらに大きなダメージを受ける。

ストリンダー「ッ……ダハッ……‎𖦹‎ ‪𖦹‎」

ジャッジさん「勝負あり!ストリンダー 戦闘不能だ!」

サトシ「戻れストリンダー!」

タケシ「今度はサトシが流れを乱されてきたな……」

ユウリ「サトシはまだ一体無傷のポケモンがいる。そういう意味なら……」

タケシ「現状はサトシがまだ優勢と言えるな。」

サトシ「お前に任せるぞ!いけ、インテレオン!」

インテレオン「テォーーン!」

実況「サトシ選手最後の手持ちはインテレオンだ!いわタイプ相手にはとても有利な相性だぞ!」
 ▼ 768 ーメイル@はっかのみ 25/08/31 22:18:54 ID:DHt60f6Y NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「インテレオン!アクアジェット!」

インテレオン「テオン!」ピシュン

セキタンザン「ッ!」

戦闘開始直後、インテレオンは水の勢いを利用し瞬時にセキタンザンに蹴りを叩き込む。

セキタンザン「…………」フルルルル……フシュー!

インテレオン「??」

サトシ「なんだ?」

だが攻撃を受けたセキタンザンは白い蒸気を上げながら動きを止める。

マクワ「みずタイプの技を与えてしまったようだな。……ここからが本当の意味でのフルパワーだ!」

セキタンザン「タザアアアアアアアーーー!」ポッポー!

インテレオン「ッ!?」

サトシ「なっ消えっ」
マクワ「やきつくす!」

インテレオン「テオッ!?」

セキタンザンが姿を消した瞬間にインテレオンの周りをやきつくすの火球が覆い尽くす。

サトシ「かわすの無理だ……インテレオン!!回転しながらねらいうち!!撃ち落とせ!」

インテレオン「テオ!テォラアアアァァァーーー!」パシュシュシュシュ!

連続水弾が辺りを覆う火球を次々と落としやきつくすの包囲網に隙が空き始める。

サトシ「よし!アクアジェットで脱出だ!」

インテレオン「テォン!」

マクワ「ヒートスタンプ!」

インテレオン「!? テオオオォン!?」

サトシ「やっぱり……速い!スピードがとてつもなく上がっている……!」

セキタンザン「フシュルルルル……」プシュー

マクワ「その通りだよ。これがセキタンザンの特性"じょうききかん"!炎や水を受けると限界以上にスピードを引き上げる!このスピードに攻撃の重さが乗れば……最強のパワーを持つスタイリッシュなバトルスタイルとなる!」

サトシ「来るぞ!」

マクワ「いわなだれ!」

セキタンザン「グラアアアアァ!!!」ドガラララララ!

サトシ「技のスピードまで!? アクアブレイク!」

自身のスピードだけでなく技のスピードまでもが上昇したいわなだれは炎を纏い弾丸のように降り注ぐ。
 ▼ 769 ルボウ@アシレーヌZ 25/09/01 22:23:13 ID:8WLkgav2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
インテレオン「テォーーー!テテテテテテテテテ!」ビュ!

刃ではなく鞭のようにアクアブレイクを振りまくりインテレオンは岩を砕き攻撃を弾き飛ばす。

サトシ「セキタンザンからの直接攻撃に気をつけろ!」

マクワ「ヒートスタンプ!」
サトシ「アクアブレイクで捕らえろ!」

セキタンザン「セキタンーー!」ボォ!

インテレオン「テオ!……ッ!?」

セキタンザン「タザァン!」

インテレオン「グアアアアッ!?」

しかしインテレオンは捌ききれずに攻撃が命中してしまった。

ユウリ「スピードが速いはずのインテレオンが対応できていない……」

タケシ「いや……案外そうでも無いかもしれない……」

インテレオン「ゲホッ……」

マクワ「軌道をズラされたか……」

鞭のアクアブレイクに引っかかりセキタンザンのヒートスタンプの軌道は僅かにズレて直撃は回避されその余波による熱波のダメージをインテレオンは受けていたのだ。

サトシ「何とかかわしたのか……面白い……!」

マクワ「(!?……笑った?この状況を楽しんでいるのか……いや……それよりも)次は確実に当てる!いわなだれ!!」

セキタンザン「ンンンンン……ザアアアアアア!!!」ゴロロロロ!

インテレオン「テォラアアアァァァーーー!テテテテテテテテテ!」ビュ!

マクワ「同じことを……またその隙を狙わせてもらう!」

いわなだれを砕くインテレオンをセキタンザンの超スピードで攻撃する、その構えをセキタンザンは取る。

サトシ「来る……インテレオン!砕いた破片をアクアブレイクでキャッチ!」

インテレオン「テオ!」ビャッ!

掌から放たれた無数のアクアブレイクが砕いた岩の破片を掴む。

サトシ「そのまま思いっきり振り回せ!」

インテレオン「ッツアアアアォォォーーン!」

アクアブレイクを引くと掴んだ岩の破片が勢いよく暴れ始める。

ドガガガガガガ

セキタンザン「ンザアアァン!?」

マクワ「なっ!?」

 ▼ 770 ガイアス@イワZ 25/09/02 11:01:15 ID:Dl5QaMlo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユウリ「当てた!」

タケシ「高速で動く相手に対して細かい障害物を放つことでその動きを捉えたか。素早い分ぶつかった攻撃の衝撃も大きいはずだ。」

セキタンザン「ッ……」

サトシ「今がチャンスだ!ねらいうち!」

インテレオン「テオン!タタタタタッ!」バババババ!

セキタンザン「ンザアアァン!?」

連射された水弾が全弾命中しセキタンザンは大きく体勢を崩す。

マクワ「くっ……まだだ!ここで負けたら何のためにここまで鍛えてきたんだ!」

セキタンザン「フシュルルルルー!」プシュー!

マクワの脳裏には自分の望むバトルスタイルと母のようなジムリーダーとしての強さとの葛藤に悩んだ日々がよぎる。

サトシ「仕掛けてくるぞインテレオン!フィールド全体にアクアブレイクを張り巡らせろ!」

インテレオン「テォォォォォーー!」パシュシュシュシュ!

掌から放たれたワイヤー状のアクアブレイクがフィールド全体に張り巡らされる。

マクワ「罠のつもりか……だが無意味だ!この一撃で全て踏み潰されるからだ!ヒートスタンプ!」

セキタンザン「ンザアアァァ!!」ジュウウウウ!

敵を引っ掛けるための罠であるワイヤーのアクアブレイクは激しい蒸気と熱波で破け蒸発してゆく。
そして蒸気で加速しながらインテレオンに徐々に迫る。

サトシ「来るぞ!」

インテレオン「テォ……」

刃のアクアブレイクを生み出しインテレオンは迎撃の構えを取る。

サトシ「今だ!パワー全開でアクアブレイク!!」

インテレオン「ッテテォォン!」ブゥン!

ガッ!

セキタンザン「ンザアアアア!」ゴォ!

ギリギリまでセキタンザンを引き付けるとアクアブレイクを大剣の如く変化させ激流のような勢いでその刃をセキタンザンにぶつける。ほぼ全てのパワーを注ぎ込んだアクアブレイクは押しつぶされることなく力が拮抗するまでに持ち込む。

マクワ「押し潰す!」

セキタンザン「ブシュルルルル」

インテレオン「ッグ……アァ……」

だが蒸気を噴出させ更に力を上げたセキタンザンにさすがのインテレオンも力負けし押し潰されかけてしまう。

サトシ「ここまで引きつければ……インテレオン、アクアブレイクで縛り上げろ!」

マクワ「なにっ!?」
 ▼ 771 マザラシ@ミズZ 25/09/02 11:20:12 ID:Dl5QaMlo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
両手で押し潰されまいと堪えているインテレオンに技を放てる余裕は無い。
するとまたどこからか攻撃が飛んでくる、その考えがよぎりマクワは周囲を警戒する。

シュルルルルル……

セキタンザン「ザッ!?」バシッ!

周囲に気を取られた隙にセキタンザンはアクアブレイクで全身を縛りあげられ身動きが取れなくなる。

マクワ「一体どこから……!?」

サトシ「そうです……受け止めていたアクアブレイクを変化させたんです!」

タケシ「そうか、水は岩と比べる決まった形がない!だから瞬時に刃のアクアブレイクを縛り上げる鞭のアクアブレイクに変化させたんだ。」

ユウリ「わざわざ刃のアクアブレイクで受け止めたのはそれを悟られないためのブラフ……かな?」

タケシ「一歩間違えればそのまま押し潰されるところだったが上手く隙を突いたな。」

セキタンザン「ッ!」

攻撃の勢いを殺されセキタンザンは身動きができないまま暴れ回る。

マクワ「蒸気の勢いでも熱波でもセキタンザンのパワーでも破れない……全パワーが籠ったアクアブレイクのせいか……」

サトシ「今だ!トドメのねらいうち!」

マクワ「いわなだれ!!」

セキタンザン「ザアアアアアア!!!」
インテレオン「テォン!」バキュゥン!

セキタンザン「ザッ!?」

拘束されながらもセキタンザンはいわなだれを起こしインテレオンに向けて飛ばす、だがそれよりも早くインテレオンのねらいうちがいわなだれごとセキタンザンを貫いた。

セキタンザン「……ザ……‎𖦹‎ ‎𖦹‎」ズズーーン

マクワ「セキタンザン!!」

ジャッジさん「勝負あり!セキタンザン戦闘不能だ!よってこのバトルの勝者はサトシ選手だ!」
 ▼ 772 ヌチャン@たつじんのおび 25/09/05 16:05:12 ID:sTgMq1DE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「よし!勝てたぞインテレオン!」

インテレオン「テオン」

マクワ「戻れ、セキタンザン。(今敗北したことでわかった。彼はバトルというものを楽しんでいるんだ。勝つため、目標のためではあっても目の前のことを純粋に楽しんでいたんだ。僕は自分の戦い方を考えることに囚われ視野が狭まってセキタンザンを苦戦させてしまった……)」

サトシ「!……マクワさん。」

マクワ「君に謝らなければならない。君とのバトルを自分のバトルを作るために利用してしまった。」

サトシ「え!?……いや……ちょ……」

そう言うとマクワはサトシに頭を下げる。全くの予想外の行動にサトシはこんわくしてしまった。

サトシ「で、でも俺は楽しかったです!いつかまたバトルをさせてください!」

マクワ「!……名案だ。いつかトーナメントで戦う時はジムリーダーとしてだけではなく1人のトレーナーとしてより強くなり君に挑戦させてくれ。」

サトシ「はい!約束です!」

2人の固い握手をもって今回のジムチャレンジは幕を閉じた。

ユウリ「お疲れ様、そろそろ帰る?」

サトシ「ああ、マクワさん。今日は……」

マクワ「いや、少し待ってくれ。君たちにまだお礼を渡していない。」

ピッ!

マクワ「君たちのスマホロトムを見てくれ!」

サトシ「ふぁんくらぶ……?」

ユウリ「ファンクラブ、マクワさんのだよね……?そういえばジムリーダーになる前も結構ファンが多いって聞いたことが……」

マクワ「この機会に乗じて作ってみたんだ。よければ君たちに最初のクラブ会員に」

タケシ「……いや既に誰かが入っているようだ……」

マクワ「何……!?」

タケシ「会員ナンバー1、メロン。」

マクワ「なっ!?」

会員ナンバーに最初に刻まれていたのはメロンの名前だった!!
とにかくマクワとも戦い目指すは次の街だ!

To Be Continued
 ▼ 773 カルゲ@ハスボーじょうろ 25/09/05 21:41:22 ID:sTgMq1DE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシたちはキルクスタウンを抜け次の街を目指していた。

タケシ「ようやく寒いところを抜けたね、まだ街まで距離はありそうだからどこかで休憩を取るか。」

寒冷の地を超えたサトシたちは道中休息を取る事にした。

サトシ「よしみんなも出てくるんだ!」

手持ちのポケモンたちも全員ボールから出しての休憩だ。

ユウリ「それにしても……」

ゴリランダー「ガツガツ……」

サトシ「凄い賑やかになってきたな……」

タケシ「皆、進化して大きくなったり新しい仲間も増えたからな。こっちも食事の作りがいがある。」

ホシガリス「ホーシ!」

タケシ「1番食べるのはホシガリスだけどな。」

ホシガリス「ホシシシ!」

そしてその頃……

マリィ「はあ……」

一方その頃、
溜め息をつきながらマリィはサトシたちが向かうべき道とは反対の道、つまり街側の道から歩いてきていた。

マリィ「あたしじゃあ無理なんやろうか……あれはサトシ!?」

落ち込んでいたマリィはサトシ達を見つけるとすぐに駆け出した。

マリィ「サトシ!」

サトシ「!!……マリィか!」

ユウリ「マリィもジム?」

マリィ「う、……それなんだけど……」

マリィの手持ちのポケモンも共に食事をしながらマリィは語り出す。

マリィ「サトシはさ、次の街の名前知っとる?」

サトシ「え……いや……」

タケシ「…………」

助けを求めタケシにサトシは目線を送るがどうやらタケシにも分からなかったようである。

ユウリ「「スパイクタウン」……名前だけは知っている、開会式の時に来れなかったジムリーダーの人が居る街だよね。実際ナックルシティからかなり遠いし……」

マリィ「はあ……やっぱり……」

サトシ「?」

マリィ「!……まあうちはそこんとこのジムリーダーに挑んだんやけど……」
 ▼ 774 ウドウ@イエッサンのけ 25/09/06 18:47:17 ID:Upog/5WQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マリィ「コンテンパンにやられちゃって……」

バツが悪そうに髪の毛をいじりながら話す。

サトシ「マリィが勝てないって……その人強いのか!?」

マリィ「ふふ……当然!一番よく知る相手なんやから!なんたってうちの……あにィ……」

サトシ「?」

突然にこやかになったマリィはすぐに自分で自分の口を塞いだ。
その表情はどこか焦っているようにも見えた。

マリィ「じゃなくてじゃなくて……えーと、そうそこはあたしんとこの地元の街、絶対に勝ちたい。けど勝てなくて手詰まりになってブラついとった……」

ユウリ「……マリィなにか隠してる?」

マリィ「ひぇ?やっ……そげんこと……」

ユウリに問われるとマリィの目は明らかに泳ぎ始め相棒のモルペコに場を誤魔化すように視線を送る。

モルペコ「ペッコォ!」グッ!

マリィ「モルペコーー!」

だがマリィの意に反してモルペコはユウリの指摘を肯定する。

ユウリ「マリィ、そもそも隠し事とか結構苦手なんじゃ……」

マリィ「うー……まあよかか、サトシたちに話したって……うちの地元、「スパイクタウン」。ジムリーダーの名前は「ネズ」……あたしの兄貴。」

タケシ「マリィのお兄さんはジムリーダーだったのか。」
 ▼ 775 ネブー@メンタルハーブ 25/09/06 23:20:17 ID:Upog/5WQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マリィ「うん、そう。強いし慕われとるしついでに歌も上手い自慢の兄貴!兄貴がモルペコをくれたからあたしはポケモントレーナーにもなれたんだ!」

サトシ「へー!立派なお兄さんだな、早く会ってみたいな!」

マリィ「でも……」

たがそこまで語っていたマリィの表情に陰りが見え始める。

マリィ「今んスパイクタウンのやり方は閉鎖的がすぎる…アレだといつか孤立する……!…それを変えたくて街を飛び出してジムチャレンジして兄貴に挑んだ、次のジムリーダーとして認めて貰いたくて、あたしがジムリーダーになったあかつきには寂れたスパイクタウンを盛り上げたくて……でも勝てんやった…」

敗北の悔しさを思い出してマリィは自分の拳を無意識に強く握っていた。

サトシ「マリィ……そういうことなら俺たちと特訓しないか!」

マリィ「特訓……ありがとう、でもまだ一人で考えさせて。強さだけじゃない気がしてるのはわかってるんだ……それが何なのかを考えさせて。」

サトシ「そうか、じゃあ気が向いたらまた一緒に特訓だ!」

マリィ「うん!タケシ、ご馳走様。サトシも兄貴とのバトル頑張って!」

振る舞われた食事を食べ終えるとマリィとそのポケモンたちは急いでその場を立ち去った。

ユウリ「……マリィ、結構思い悩んでいそうに見えたけど大丈夫かな?」

サトシ「マリィなら大丈夫だ!前に悩んでいた時も自分で糸口を見つけたんだぜ!」

タケシ「確か……マリィのジヘッドが暴走した時の……いや、サトシがそう言うならそうなのだろうな。」

サトシ「ああ、マリィはリベンジできる!」

以前マリィのジヘッドが暴走しマリィ自身も怪我をしてしまった時、森の主であるオーロンゲとの激戦を得てマリィはポケモントレーナーとしての成長を遂げた姿を間近で見ていたサトシはマリィへの期待が大きかった。

マリィ「……」

だがそんな期待とは裏腹にマリィの気持ちは沈んでいた。
そんな気持ちの中、川の流れをぼんやりと見つめていた。

モルペコ「ペコ?」

マリィ「ごめん、モルぺコ。大丈夫。」

気丈に振舞って見るがマリィを心配するモルペコの顔は変わらない。

マリィ「ノイズ……あたしの……ノイズ……」

兄貴、マリィの兄とのバトルの光景が思い浮かぶ。

マリィ「シャドークロー!」

ネズ「ブロッキング!」

レパルダス「!?」

ネズ「クロスチョップ!」

「フシャアアグ!」

レパルダス「フギャオオオォ!!」

マリィ「兄貴のタチフサグマ、やっぱり強い……」
 ▼ 776 ローン@じめんのジュエル 25/09/07 00:01:55 ID:7c8MBQYk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マリィは戦闘不能になったレパルダスを手持ちに戻す。
戦況は3vs3のバトル、マリィは既にジヘッドとレパルダスを失っており残りの手持ちは一体のみ。対してネズは手持ちを一体撃破されただけでタチフサグマ含めた二体の手持ちを余力を持って残していた。
マリィが劣勢と言える状況だがマリィは怯むことなく。次の手持ちを出した。

マリィ「お願い!ギモー!」

ギモー「ギモーーゥ!」

マリィに負ける気など毛頭なかった。なぜなら彼女は大きく変わったからだ。怯むことなく戦い、バトルを楽しむ少年、サトシが彼女に大きな変化を与えたのだ。
それをマリィ自身わかっていた。彼のようにポケモンと向き合えれば強くなれる、兄貴に勝てると思っていた……のだが……

ギモー「…………𖦹𖦹」

マリィ「ギモー!」

タチフサグマにかすり傷を負わせることも叶わずギモーは倒れ戦闘不能になった。

ネズ「マリィ、我が妹よ。」

ギモーを手持ちのボールに戻したマリィの前にネズは歩み寄る。

ネズ「そのようなノイズ混じりの戦い方じゃあ俺には勝てない。」

マリィ「ノイズ……何それ……そんなこと……」

以前のジヘッド暴走騒ぎの時に自分の迷いは振り切れたと思っていた。だがそうでは無いかもしれない。そう思わせるようなネズの発言にマリィは怯えか焦りか冷や汗が流れる。

ネズ「答えは俺じゃなく、マリィ自身が見つけるんだ。音楽と同じ、最後に曲を完成させるのは、演奏する者自身だからな……言いたいことはそれだけです。またの挑戦を……」

マリィ「…………」

そうして敗北したマリィは逃げるようにスパイクタウンから飛び出した。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

マリィ「ノイズ……」

ノイズ、即ち「雑音」
マリィの戦いにはノイズが混じっていると指摘された。つまり余計な雑音が入り混じっていてそれが敗北に繋がったと指摘されたのだ。
マリィは思考を張り巡らせ何がノイズだったのか思い浮かべるが何がノイズであったのかが思い浮かぶことはなかった。

マリィ「あたし、そんなに変わった……?」

自分でもわかっていた、自分の心境の変化が。だがそれがノイズであるはずがない、あっていいはずがなかった。

マリィ「嫌だな……どうしても悪い方向に考えとる……」

サトシたち出会い変わった、ポケモンへの向き合い方。
そのお陰で自分とポケモンとの絆はより深くなった、ここまで勢いよく来れた。
その変化をマリィは自分で否定するようなことはしたくなかった。

マリィ「…………考えすぎても仕方ない、少し休もう。」

逃避するかのようにマリィは木に寄りかかり休憩を始めた。
 ▼ 777 イカイデン@ちからのねっこ 25/09/08 11:09:16 ID:4tece03E [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方その頃、サトシたちがスパイクタウンに向けて進んでいる時にスパイクタウンの前では

ムサシ「なーーんで街の中に入れてくれないのよ!」

エール団のしたっぱ「スパイクタウンには今は何人たりとも入れさせぬ!うぬらもここで足止めで申す!」

街への入口であるシャッターは閉じられエール団が商人に変装したロケット団を中に入れずに足止めしていた。

コジロウ「あてが外れたな」

ニャース「一稼ぎのつもりがここまで来て足止めニャんて……」

ソーナンス「ナンスー……」

サトシ「どうしたんですか?」

ロケット団「「「ッ!?」」」

ブツブツ文句を垂れていたロケット団の元にサトシたちも追いついてきていたのだ。

ニャース「(変装には気が付かれてないニャ!)」
コジロウ「(ここはひとつ)」
ムサシ「(利用してやりましょう!)」

ムサシ「ン実はァ私たちィあの街に入りたいンですけどォ!あの人達に邪魔されてェ!どうにかしてくれません!?」

正体を隠すために猫なで声でムサシはサトシたちに現状を説明した。

ユウリ「あれ、エール団?」

サトシ「また他の人の邪魔を!」

エール団のしたっぱ「お嬢以外は皆、ここで足止めで申す!」

ドラピオン「ドォォーーラァー!」

ユウリ「あたしが戦っていい?」

サトシ「ああ!」

ニャース「(今のうちに隠れるのニャ!)」

コジロウ「(バトルで疲れたところをまとめてゲットするつもりか!)」

ユウリとエール団のバトルが始まりそうになるとロケット団たちは身を隠しその場を去った。

ユウリ「ガーディ!」

ヒスイガーディ「ガゥ!」

エール団のしたっぱ「ぬう、見たことない姿!危険と心得申す!」

あまり知られていないリージョンフォームのガーディにしたっぱは警戒心を強めた。

ユウリ「いわなだれ!」

ヒスイガーディ「ガゥアアア!」

エール団のしたっぱ「全弾撃ち落とし申す!ミサイルばり!」
 ▼ 778 ロバンコ@カントーのせきばん 25/09/08 11:29:31 ID:4tece03E [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドラピオン「ドォララララ!」ドバババン!

ガーディから放たれたいわなだれをドラピオンはそれを上回る弾数のミサイルばりで粉々に砕いた。

ユウリ「インファイト!」

ヒスイガーディ「ガルル!!!ウガゥ!」

ドラピオン「ドラッ!?ドォォォラアア!?」

エール団のしたっぱ「ぬうう!?」

砕いたいわなだれの粉塵に紛れガーディはドラピオンに接近。懐に潜り込み連撃を叩き込む。

ドラピオン「ドォラ!」ガシッ!

ヒスイガーディ「ッ!?」

ユウリ「ガーディ!」

エール団のしたっぱ「うむ、捕え申した!」

ドラピオンは連撃を受けながら自由に動く尻尾でガーディを捕まえその動きを止めてみせた。

エール団のしたっぱ「つじぎりで申す!」

ドラピオン「ドラッ!」ビュ!

ザシュシュ!

ヒスイガーディ「ガッ!?」

きゅうしょにあたった!

ユウリ「無防備がすぎる!フレアドライブ!」

ヒスイガーディ「ウガゥ!」ボォッ!

ドゴォォォン!

ドラピオン「ドラアアアァァァ!?」

炎の爆発で尻尾の拘束ごとドラピオンを吹き飛ばしてガーディは窮地を脱した。

ユウリ「(この人のドラピオン、強いな……)」

今までのエール団はあっさりと撃退できていた分その驚きはより大きかった。

エール団のしたっぱ「まだまだ序の口で申す!」

ドラピオン「ドラッ!」ガチンガチン

したっぱもドラピオンも攻撃を受けていたがまだ余裕を見せていた。
 ▼ 779 ルリル@べにいろのたま 25/09/08 17:25:26 ID:4tece03E [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユウリ「インファイト!」

エール団のしたっぱ「性懲りも無く!既に見切り申した!」

ドラピオン「ドラッ!」ガシッ!

攻撃を食らうより前にドラピオンは尻尾でガーディを強く拘束する。締め付けられる強さにガーディ苦悶の表情が滲み出る。

エール団のしたっぱ「うぬらはここで敗退で申す!クロスポイズン!」

ユウリ「ねっさのだいち!」

ヒスイガーディ「カッ!」ブワッ!

ドラピオン「ッ!?」

ガーディが願うとドラピオンの脚元から熱砂が吹き出し始める。
その熱砂は渦を巻いてドラピオンを包み焼き焦がす。

ユウリ「よし!」

ヒスイガーディ「グゥン!」

熱砂の牢獄に包まれたドラピオンは振り払おうと暴れるうちにガーディを手放した。

エール団「この状況……危機と心得申す!ミサイルばり!全弾放出で申す!」

ドラピオン「ドララララララララーー!」ドバババン!

ユウリ「ガーディ!破られる前にフレアドライブ!」

ヒスイガーディ「グヌゥゥーーーン!」ゴォ!

青い炎を纏わせガーディは熱砂の牢獄の中に突撃する。

ドラピオン「ドラッ!?……ドラァァァァ……!?」

エール団のしたっぱ「おおっ!?」

ガーディがドラピオンに直撃すると激しい爆発と共にドラピオンが吹き飛ばされる。

ガシャン

ドラピオン「ドラッ……𖦹𖦹」

入口のシャッターが粉々になるほどの威力で激突したドラピオンは戦闘不能となり倒れた。

エール団のしたっぱ「ぬう……ここが引き際と心得……申す……」

ユウリ「よし……ふふ、言うこと聞いてくれないと思ったけど案外素直じゃん。」

ヒスイガーディ「!!……」バシッ!

ユウリ「ぶっ……あっちち……!」

素直に強敵との戦いをユウリと共に楽しんでいたことを指摘されたガーディは火の粉まじりの鼻息をユウリに浴びせた。

エール団のしたっぱ「うぬらの強さならここを通る資格があると判断し申す……ぬ!!」

バシッ!
 ▼ 780 リキザン@ムックルのはね 25/09/08 18:23:08 ID:4tece03E [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒスイガーディ「グヌン!?」

ユウリ「あぁっ!?」

エール団のしたっぱが道を譲ろうとした時に突然光のリングがユウリとガーディが捕縛される。

エール団のしたっぱ「くせもので申すか!」

ムサシ「「くせもので申すか!」聞かれたら」

以下省略

コジロウ「というわけでこのガーディとジャリガール……のポケモンごともらって帰る!」ポチッ!

ユウリ「おおっ浮いて……」

光のリングは空中に浮いて輸送車の牢屋にユウリとガーディを叩き込んだ。

ユウリ「いったぁ!?」

ブロロロロ……

ロケット団のしたっぱ「足止めで申す!」

ドラピオン「ドラッ!」ザシュシュ!

ムサシ コジロウ「「うわわわわ!」」

発進しかけた輸送車をドラピオンはつじぎりでバラバラに切り裂いた。

ユウリ「あっ……」

牢屋も纏めて斬られユウリとガーディも解放された。

ムサシ「えーいさっきから邪魔ばかりすんじゃないわよ!」
コジロウ「力ずくで押し通る!」

エール団のしたっぱ「ここは強力することが懸命と申す!」

サトシ「わかった!」

エール団のしたっぱ「うぬらの悪事もここで終いで申す!」
 ▼ 781 ラルファイヤー@ホースラディッシュ 25/09/09 22:18:25 ID:IL26N2OY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシたちとロケット団が相対する少し前
マリィは過去の夢を見ていた。それはこの旅が始まるより少し前の出来事だ。

マリィ「兄貴!兄貴!!」

ネズ「なんですか……マリィ。」

マリィ「どうしてずっと閉鎖的なやり方を続けるの!?このままじゃ本当に……スパイクタウンから人が……」

ネズ「俺は……俺のやり方で続けるつもりです。もしやり方を変えたいのなら俺を倒して次期ジムリーダーになってみることですね。」

マリィ「ッ……!!」

そうしてマリィは街を飛び出した。
兄であるネズに勝ち、次期ジムリーダーになり街を再び盛り上げるやり方を探す。その為だけにがむしゃらに走っていた。

マリィ「!!……夢……」

ズズーーーン

マリィ「街の方!!」

目覚めた直後にスパイクタウンから激しい戦闘音が聞こえマリィはそこに向かい走り出した。

コジロウ「ウオノラゴン!ハイドロポンプ!」

ウオノラゴン「ウノノノノノーーー!」ブバッ!

エール団のしたっぱ「ミサイルばりで申す!」

ドラピオン「ドォララララ!」ドバババン!

ムサシ「よろしくソーナンス!」

ソーナンス「ナンス!」カウンター!

ハイドロポンプが打ち漏らしたミサイルばりをソーナンスはカウンターの反射壁で弾き返した。

ドラピオン「ドラッ!?」

ロケット団のしたっぱ「ぬうう……」

既に一度戦闘不能になっていたドラピオンはロクな防御姿勢も取れずに反撃を受けてしまった。

マリィ「あれは、……エール団の……それにサトシたち!?」

サトシ「マリィ、危ないから下がっているんだ!俺がやる!」

マリィ「え、うん……」

そう言われるとマリィはその場から少し下がり様子を見守り始めた。

サトシ「ロケット団をやっつけるぞピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピッカア!」
 ▼ 782 ビルドン@スピーダー 25/09/09 23:19:59 ID:IL26N2OY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コジロウ「2対1なら!ウオノラゴン、エラがみ!!」

ウオノラゴン「オォーーノ!」

サトシ「10まん」

ソーナンス「ソナナ……」

サトシ「いや、でんこうせっか!!」

ピカチュウ「ピッカア!」ビュ!

ソーナンス「ンナー!?」

ウオノラゴン「ノォ!」ガブリ!

ピカチュウ「ピカッ!?」

咄嗟に別の技に切りかえソーナンスの反撃をさせずに攻撃したがウオノラゴンの方までには手が回らずピカチュウはエラがみで噛みつかれてしまった。

サトシ「同時には難しい、ならこうだ!ピカチュウ、ウオノラゴンの足元を駆け回れ!」

ピカチュウ「ピッカ!ピカッ!」タッ!

コジロウ「ちょこまかと……ふみつけ!」

ウオノラゴン「ノッ!ウオノ!」ドシンドシン!

巨大のウオノラゴンの周りを駆け回るピカチュウを踏みつぶそうと何度もウオノラゴンはふみつけを繰り返す。

サトシ「この位置だ!エレキネット!」

ピカチュウ「ピッカ!」ビリリリ

ウオノラゴン「ウオッ!」ヨロッ……ズシーーン

ピカチュウが駆け回った軌跡が電撃の網となりウオノラゴンを縛りあげる。
バランスを崩したウオノラゴンはそのまま倒れ大きな土煙があがる。

サトシ「しめた!10まんボルト!」

ピカチュウ「ピカッ!チュウウウウウウ!」ビリリリ

ムサシ「ソーナンス!」

ソーナンス「ソーナンンンン!」ミラーコート

サトシ「飛び上がれ!」

ピカチュウ「ピカッ!」ピョン!

ウオノラゴン「ノギャアアアアアアア!!!」バリリリリ!

ムサシ コジロウ「「へ?」」

跳ね返された電撃はピカチュウの直線上、ピカチュウの背後にいた無防備なウオノラゴンに直撃する。

ウオノラゴン「ウオノノ……𖦹𖦹」

ソーナンス「ソナナナ……アワワ!
 ▼ 783 レイドル@ヒレのカセキ 25/09/10 23:20:17 ID:aE/ILYn6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ピカッ!」

サトシ「アイアンテール!」

ソーナンス「ナアアアァァンス!」

コジロウ ムサシ「「あぁあああ!」」

ドシーーーン!

土煙に紛れソーナンスの背後に飛び込んだピカチュウはそのままアイアンテールでロケット団にソーナンスを吹き飛ばした。

サトシ「ピカチュウ、10まんボルト!!」

ピカチュウ「ピッカチュウウウウウ!」ビリリリ

ロケット団「「「ぎゃああああ!……ヤナカンジー!」」」
ソーナンス「ソーナンスー!」

サトシ「よし!平気かユウリ?」

ユウリ「平気だけどこれどうにかして欲しいな。」

サトシ「ああ、そっか。ピカチュウ、アイアンテール。」

ピカチュウ「ピカッ!」

バシッ!

ピカチュウはユウリとガーディに付けられた拘束具を切り裂いた。

ユウリ「ありがとピカチュウ。それでマリィはどうしてここに?」

マリィ「騒ぎが聞こえてきたから……でもそれはもう解決したし……いいや。それよりもサトシに相談したいことがある。」

サトシ「おお、なんだ?なんでも相談に乗るぞ」

マリィ「……兄貴に負けたって話をしたよね。その時にあたしの敗因はあたしの中に「ノイズ」があると言われた……それがなんなのか知りたい、だからこの旅であたしに最も変化を与えた、ポケモンと一緒に強くなり共に戦う姿を見せてくれた……サトシ、あんたとあたしでもう一度勝負して欲しか。」

サトシ「マリィ……俺でよければ幾らでも相手になるぜ!早速やろう!」

マリィ「ありがとう。」

エール団のしたっぱ「ではワシが審判をし申す!」

マリィ「うん、お願い。」

サトシ「インテレオン!きみに決めた!」

インテレオン「インテーーーオ!」

マリィ「!!……進化しとるね……ならあたしは、ギモー!任せたよ!」

ギモー「ギモゥ!」

エール団のしたっぱ「バトル開始で申す!」

ユウリ「そういえばサトシと一緒に戦うマリィは見た事があるけどバトルするのを見るのは初めてかも……」

タケシ「アラベスクタウンの時に一緒に特訓もしていたから戦い方もお互い知っているもの同士の戦いだな。」
 ▼ 784 ツノコウベ@ラティオスのおやつ 25/09/11 13:20:29 ID:as9ItvZU NGネーム登録 NGID登録 報告
マリィ「シャドークロー!」

サトシ「アクアブレイクで迎え撃て!」

ギモー「ギモモモモ!」

インテレオン「テォン!」

ガキィン!

シャドークローと刃のアクアブレイクが激突すると甲高い衝突音が鳴る。

ギモー「ギモッ!」

インテレオン「テオッ!」ビュン

ギモー「オオッ!?」

シャドークローの連撃で果敢に攻め立てるギモーだがインテレオンの刃のアクアブレイクの一閃を受け止めきれずに圧倒される。

サトシ「今度はこっちの番だ!アクアブレイク!」

インテレオン「ヌゥン……テォン!」バシャン!

マリィ「早い!?!?リフレクター!」

ギモー「ギッモゥ!」キラッ!

ユウリ「間に合った……いたずらごころか!」

タケシ「ああ、特性を持ってしてもギリギリとは……」

地面を逆波の如き勢いで突き進むアクアブレイクの斬撃波をギモーはリフレクターの障壁を貼り何とか直撃は免れた。

ギモー「ッ……オオオオオオオオ!!」ジリリリ……

マリィ「ギモー!気張って!」

逆波の斬撃波はリフレクターで止まることなく逆に押しつぶさんとギモーに迫る。

マリィ「このままじゃリフレクターごと……何とかあのアクアブレイクを……」
 ▼ 785 クティニ@からぶりほけん 25/09/15 09:15:07 ID:Q4FsR1MQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえんね
 ▼ 786 ビエ@しっぽのくんせい 25/09/16 14:41:55 ID:LiS2lYgU [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギモー「ギモモモモ!」ズォ!

マリィ「!!……こっちも技で押し返せる! ギモー!そのまま身をかがめながらあくのはどう!」

ギモー「モォォォ!!」

全力であくのはどうを放ったおかげかせり負けていたリフレクターが徐々に押し返される。

サトシ「貰った!アクアジェット、つっこめ!」

インテレオン「テォンンン!」

これを好機と見たサトシはアクアブレイクと競り合うギモーに向けてアクアジェットのドロップキックを放たせる。

マリィ「来た!どげざつき!」

ギモー「モォウ!」スッ……

ドスッ!

インテレオン「ッ!!」

サトシ「!! やるな!」

アクアブレイクとリフレクターごと突き破ったインテレオン目掛けてギモーの頭髪が槍のように突き刺さる。

マリィ「そのまま投げ飛ばし!」

ギモー「ギモモモモ!……モォゥ!!」

インテレオン「ジッ……」

突き刺した勢いで回転しギモーはインテレオンを投げ飛ばして突き放した。

サトシ「突っ込みすぎたな……やるなマリィ!今の作戦、考えていたのか?」

マリィ「いや……ギモーの様子見てたらやれるかもしれんって……確証は無いけど……」

サトシ「やっぱり前より手強いな……俺達も新しい戦い方でいくぞ!ねらいうち!乱射だ!」

インテレオン「テォン!」ババババババババ!

マリィ「!?……なんて数!」

機関銃のように放たれた水弾は意志を持つかのようにギモーの周りを覆い尽くす。

マリィ「全部は無理……少しでも多く撃ち落とさんと……シャドークロー!」

ギモー「ギーーモモモモモ!」

四方八方から飛んでくる水弾をギモーはシャドークローで切り裂きながら打ち落とし続ける。

バシッ!……バシッ!バシシッ!

ギモー「ッ!?」

マリィ「ギモー!」

しかし1つの打ち漏らした水弾が足に命中するとギモーは体勢を崩して次々と水弾に当たってしまう。
 ▼ 787 ップリュー@ぎんのおうかん 25/09/16 15:13:07 ID:LiS2lYgU [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バッ!……ギュウウウウ!

ギモー「ッ!?」

最後の数発の水弾は網状に変化しギモーを縛りあげる。

ユウリ「アクアブレイク……」

タケシ「この間のバトルで使ったものか……」

サトシ「貰ったー!アクアブレイク!」

インテレオン「テオオオオオオーーー……テォン!」ゾォ!

水の槍を作りインテレオンはギモーにトドメの一撃を放つ。

マリィ「(ダメ……いま策を講じても間に合わん!ばってんここで負けとうなか……どうすれば……)」

思わずマリィはサトシのことを見て考えがよぎる。

マリィ「!!……ギモー!!!負くるなぁぁぁぁ!!!!」

ギモー「ッ!!モォウ!」

ザシュ!……カン!

インテレオン「!!」
サトシ「!!」

マリィの声に呼応するかのようにギモーの体毛は蠢きインテレオンの水の槍の軌道を逸らした。

サトシ「マリィの声で……!!」

マリィ「これって……」

ギモー「フンンンヌゥゥ……モウ!」バァン!

アクアブレイクの拘束を自力で打ち破るとギモーは体にさらにエネルギーを貯める。

カッ!

すると次の瞬間にギモーは邪悪なオーラと共に体毛を蠢かせながら青い光に包まれる。

マリィ サトシ「「進化だ……」」

「オオオーーローーーン!」

マリィ「オーロンゲ……!!」

オーロンゲ「フゥン」バキッ!

自分を突き刺そうとした水の槍をへし折りオーロンゲは自らの力強さをインテレオンに見せつける。

サトシ「!!…もっと楽しくなってきたな!」

タケシ「マリィの声に呼応したか……追い詰められて潜在能力を覚醒させたようだな……」
 ▼ 788 チャブル@シールいれ 25/09/16 15:34:52 ID:LiS2lYgU [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ねらいうち!」

インテレオン「テテテテテテテテテォン!」ババババババババ!

マリィ「(ルミナスメイズの森で戦ったオーロンゲを思い出せ……同じ戦い方ができるはず!)……アームハンマー!」

オーロンゲ「オオオオォォォロオオォーーーン!」ブッゥゥンン!

ゴォォン!

インテレオン「ブワッ!?」

サトシ「うわっ!?」

オーロンゲが腕を振るうと激しい風圧が吹き荒れる。
その風圧で無数の水弾はかき消されインテレオンもよろめく。

マリィ「パワーウィップ!!」

バッ!……ガシッ!

サトシ「なっ!?」
インテレオン「ッ!?」

マリィ「ふふ…捕まえたお返し…引き寄せ!」

グイッ!

インテレオン「オォ!?」

マリィ「ソウルクラッーーシュ!」

インテレオン「テォッ!?……オオォォォッ!?」

体毛で捕まえたインテレオンを思い切り近くまで引き寄せるとオーロンゲは至近距離でソウルクラッシュをインテレオンに叩き込む。
直撃したインテレオンは吹き飛ばされ地面を転がる。

サトシ「大丈夫かインテレオン!」

インテレオン「……フン!」

サトシ「次が来る!かわせ!」

インテレオン「!!」

マリィ「あくのはどう!……ばん!」

オーロンゲ「オロン!」バキュン!
インテレオン「テオッ!」バキュンゥン!

鉄砲のように放たれたあくのはどうをインテレオンは得意の早撃ちで撃ち落として防いだ。

サトシ「まだ来るぞ!」

マリィ「ばん!ばん!ばん!……ばん!」
オーロンゲ「オロッ!オロン!オロロー!」バキュンバキュン!

ユウリ「あれって……ねらいうち?」

タケシ「そのようだな……インテレオンの動きを見て学習したのだろう。それをマリィもトレーナーとしての"本能"で理解したのかもしれない。」
 ▼ 789 ロデスナ@ナナのみ 25/09/16 23:24:13 ID:LiS2lYgU [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ただのデコピンで打ってるあくのはどうなのに早くてつよい……だったら攻撃あるのみ!インテレオン、アクアジェット!」

インテレオン「テォン!」

マリィ「!! パワーウィップ!」

水の力で加速してくるインテレオンを迎え撃たんとオーロンゲはパワーウィップで体毛を鞭のように振るう。

サトシ「かわして突っ込め!」

インテレオン「テォン!」バシュ!

オーロンゲ「ォォ!?……ブヘァァッ!?」

アクアジェットで加速させた拳の一撃がオーロンゲにめり込み吹き飛ばす。

オーロンゲ「オオォロン!」ブゥン!

インテレオン「ッ!?」

だがオーロンゲは吹き飛ばされながらもパワーウィップを放ちインテレオンを突き飛ばし追撃を阻止し危機は逃れた。

マリィ「大丈夫、オーロンゲ!!」

オーロンゲ「オォ……ロォン!」フンス!

マリィ「まだまだ使える手を使うていこう!」

サトシ「どうだ、インテレオン。攻略できそうか?」

インテレオン「テォン!」コク

サトシ「よし!任せる!」

マリィ「(ねらいうちはもう対策できている……だったら多分サトシが仕掛けるのは……)」

サトシ「アクアジェット!」

インテレオン「テォン!」バシャ!

マリィ「やっぱり接近戦!パワーウィップ!」

オーロンゲ「ゥオオオーーロロロロロン!」シュルルルルルルル!

右腕の体毛を無数の拳のように変化させインテレオンを襲う。

サトシ「いけいけ!そのまま突っ込むんだ!」

インテレオン「テオオオオオォォォォン!」

加速を続けるインテレオンはパワーウィップの合間を潜り抜けてゆく。

マリィ「あくのはどう!ばん!……ばん!」

オーロンゲ「オロ!……オロ!」バキュン!バキュン!

マリィの掛け声とともにパワーウィップの間を翔けるインテレオンに向けてあくのはどうの弾丸を放つ。

サトシ「構うな!スピードで振り切れ!」
 ▼ 790 ジョンド@ガーディのけ 25/09/16 23:43:37 ID:LiS2lYgU [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
インテレオン「テオオオオオ!!!!」ズバババ!

襲いかかる体毛を加速の勢いを利用しインテレオンはアクアブレイクで次々と両断して確実にオーロンゲに迫る。

サトシ「今だ!アクアブレイク!」

オーロンゲの眼前にまで迫ったインテレオンが刃のアクアブレイクで切り掛る。

マリィ「リフレクター!」

ユウリ「いたずらごころ!」

タケシ「進化しても同じ特性か!!」

オーロンゲは前方に物理攻撃を防ぐ障壁を張り巡らせる。

サトシ「そう来ると思ったぜ!」

マリィ「!?」

サトシ「インテレオン!背後に回れ!」

インテレオン「テォン!」シュタッ!

持ち前の身軽さでインテレオンはアクアブレイクの構えをやめてオーロンゲの背後に着地する。

マリィ「しまっ」

サトシ「ねらいうち!」

インテレオン「テォン!」バァン!バァン!バァン!

オーロンゲ「グォッ……オォ!?」

反撃も許さぬ早撃ちがオーロンゲの背後から放たれ命中する。

タケシ「前方のインテレオンの迎撃に体毛のリソースをほぼ全て使って逆に後方が手薄になっていた所を突いたのか……」

ユウリ「それにパワーウィップも切り裂かれたから余計に……だね。」

マリィ「まだ……まだぁ!ソウルクラッシュ!」

オーロンゲ「……ヌゥオオォォォーーロ!」

致命傷の一撃を受けてなおオーロンゲは反撃位の一撃を構える。

サトシ「アクアブレイク!」

インテレオン「テォン!」

ザシュ!

オーロンゲ「ゥオオオォォォォ…………𖦹𖦹」

だがその反撃を放つ前にインテレオンはオーロンゲを水の刃で切り裂いた。

エール団のしたっぱ「ウググググ……オーロンゲ、戦闘不能で申す!この勝負はサトシ殿の勝利で申す!」
 ▼ 791 ナバァ@ドラゴンのホネ 25/09/20 16:15:00 ID:ygCkhHmc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マリィ「負けた…けど1つ確信を得られたよ…」

サトシ「!!」

マリィ「あたしがポケモンとのバトルを楽しむこと、強くなることそれはあたしにとってのノイズなんかじゃなかったってこと!」

ニカっと笑いながらマリィはそう答える。

サトシ「じゃあマリィのノイズってなんなんだ?」

マリィ「うーん……ますますわからんくなってきた……一先ず街に入ろう。」

エール団のしたっぱ「お嬢、こちらで申す!」

したっぱの案内に従いサトシたちとマリィはスパイクタウンの中に入っていく。

「お嬢!」「マリィお嬢!」「お嬢様!」「お嬢!」「マリィお嬢様!」

サトシ「エール団!!」

ユウリ「この街にこんなに沢山!?」

マリィ「あっ……いや気にしないで…… 皆、あまり友達ん前で「お嬢」とか「お嬢様」とかゆわんでくれる、恥ずかしゅうてたまらんよ……」

マリィは顔を赤らめながら団員たちを嗜める。

マリィ「それと……勝手に入口塞ぐのもなし、それ全然応援とかじゃないから……兄貴はどうしてる?」

エール団の団員「それが……ローズ委員長と話があると街の方に……」

マリィ「あぁもう!入れ違い!!……ごめんサトシ、兄貴帰ってくるまでバトルはお預け。そんなに時間はかからんと思うけど……」

ユウリ「どうしてローズ委員長と?」

マリィ「この街……スパイクタウンの今後についてだと思う。委員長は街の移転も考えていたけど兄貴は嫌がってたからそのことなのかも……兄貴はダイマックスも嫌ってたしこの街のジムにそういうのを持ち込むのが嫌なのかも。」

サトシ「マリィはどうしたいんだ?」

マリィ「!!……あたしは、あたしもわからない……この街がこの場所にあり続ける兄貴の気持ちもわかるけどローズ委員長の考えやこの街の行く末を憂いて無茶をするエール団の気持ちも分かる……だからまだ結論が出せないでいる……」

タケシ「そう結論を焦る必要は無い、それはこの先歩んでいく道でしっかり見つければいいんだ。」

マリィ「ありがとう……どの道兄貴が帰ってこないと何も出来ないしあたしの生まれ育った街、スパイクタウンを案内させて。」

サトシ「おお!本当か!」

サトシたちは一先ずスパイクタウンに到着した!

To Be Continued
 ▼ 792 リン@なまハム 25/09/20 16:35:44 ID:ygCkhHmc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マクロコスモス ローズタワー

マクロコスモスののCEOでもあるローズはここである人物と会話していた。

ローズ「意思は固いようだね。」

ネズ「決めたことです。俺一人の意地でここまで続けてきたのだからあれが成し遂げられたからには譲ってやるってのが筋ですよ。」

会話の相手はネズ。マリィの兄でありスパイクタウンのジムリーダーである人物。
今はスパイクタウンを離れてここまで来ていたのだ。

ローズ「なるほど、少し寂しくなるね……」

ネズ「ご心配なく、ジムのことも街のことも……ではこれで失礼します。」

そう言い残してネズはローズタワーの頂上からエレベーターを使い降りた。

ローズ「……オリーヴくん、例の計画は……?」

オリーヴ「既に次のエネルギー源は特定済みです。」

ローズ「準備を忙せなさい。未来のためのこの計画、思ってたより事は早く進みそうだ……」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ネズ「(さて……そろそろスパイクタウンに)」

ダンデ「よう!ネズ!珍しいな!」

ネズ「ダンデ……なんの用です?」

ダンデ「たまたま見かけてな。久々に俺とバトルでも」

ネズ「お断りです、こっちは今はピリピリしてるんですよ……」

ダンデ「……なるほど、街のことだけではなさそうだな。」

ネズ「そういうことですよ……では急いでいるので」

ダンデ「俺のリザードンで送ろうか!?」

ネズ「あなたの方向音痴が移りそうなので遠慮します。」

そう言い残すとネズはバイクで法定速度を守りながらスパイクタウンに向けて走り出した。

ダンデ「街以外…………妹か。そうなるとホップやサトシくんらもそろそろ着くだろうな……その前に色々解決できるといいのだが…行くぞリザードン!」

リザードン「グォォーーン!」

ダンデは近頃頻発するポケモンが勝手にダイマックスをしてしまう事件、その近辺でその様子を観測する集団を確認しその実態を掴むために調査を続けていた。
サトシたちチャレンジャーの旅が続く中で様々な思惑が交差しているのだ。
 ▼ 793 ルタリス@ボチのろう 25/09/21 13:42:41 ID:HP8o2yPw NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ドロンチ!シャドーボール!」

ドロンチ「ドロッ!」ドォン!

マリィ「パワーウィップ!」

オーロンゲ「オーロン!」ビュン!

サトシ「かわしてかえんほうしゃ!」

ドロンチ「スゥゥ……カアアアアッ!」シュボォォ!

マリィ「火炎の規模が大きい……!あくのはどう!」

オーロンゲ「オオォーーーロン!」ドゥン!

ボオォォーーン!

互いの技が衝突すると激しい炎の爆発が巻き起こる。

サトシ「ふいうち!」

ピシュン!

ドロンチ「ドロアアア!」
オーロンゲ「オオッ!?」

爆風に紛れて瞬時にオーロンゲの前に移動したドロンチがふいうちの一撃を決める。
サトシとマリィはジムリーダーであるネズがスパイクタウンに帰還するまでの間特訓をすることにしていた。
バトルに向けて互いのポケモンでバトルをしている最中である。

マリィ「サトシのドロンチのやる気凄かね……」

サトシ「ああ!」

タケシ「生き別れた兄弟を探すため でもあるからな。」

マリィ「?……それってどういう」

タケシ「ドロンチは元々ドラメシヤの時に三匹の兄弟で末っ子として暮らしていたんだがどうやらはぐれてしまったようでな。」

サトシ「その兄弟も探すために俺たちの仲間になってくれたんだ。」

マリィ「じゃあドロンチと一緒のドラメシヤは」

ユウリ「兄、だね。」

マリィ「おー頑張らなね!」

ドロンチの強さが高まればはぐれた兄弟の探知の範囲も大きくなる。
そのためにドロンチも日々の特訓に力を入れていた。
 ▼ 794 ビゴン@サトピカZ 25/09/22 14:53:23 ID:3842v0bA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エール団「お嬢!ネズさんが帰ってきました!」

ネズ「ただいま戻りましたよ……と、おや?マリィ、ここにいるということはリベンジマッチ、ですかね?」

マリィ「兄貴、それもあるけどあたしより前に戦いたい人がおるんよ。」

サトシ「俺、マサラタウンのサトシです!こっちは相棒のピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッカァ!」

ネズ「サトシ……ああ、マリィが言っていた。どうも妹が世話になりましたね。」

マリィ「ちょっ……」

ネズ「まあ見ての通りダイマックスが使える環境じゃないけどせめて楽しめるように色々工夫があるから楽しんで欲しいよね……じゃ、始めようか。バトルフィールドはこっち。」

サトシ「はい!」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

スパイクタウンの奥に広がる広場。そこはかつての街の一部を改造した巨大なバトルフィールドだった。
崩れかけた建物、廃車、転がる自転車……まるで廃墟とステージが混じり合ったような光景が広がっている。
観客席には既にエール団が集結し、熱狂的な声援を送っていた。

「ウウウォォォォーーー!」「負けるなネズさん!」「「「こっち見てー!」」」

ユウリ「すごい人気……」

マリィ「兄貴は慕われとるからね、この街の大人のほとんどはエール団なんよ。」

サトシはコートに立つと辺りを不思議そうに見回していた。

サトシ「ネズさん……こんな街のど真ん中でバトルなんていいんですか?」

ネズ「ここは使われなくなった街の一部、そこにあった建物や使わなくなったものをフィールドの一部と使っているんですよ。ダイマックスでは決して真似出来ない戦い方をここではできる、シンプルだけど楽しんで欲しいよね。」

ジャッジさん「ルールは3対3。どちらかを全滅させた方が勝利だ!
それではユーたちのポケモンを繰り出すのだ!」

サトシ「ドロンチ!きみに決めた!」

ドロンチ「ドーーローーーーン!」

ネズ「ふむ……」パチン

ガシャン

サトシ「なっなんだ!?」

ユウリ「なにっ!?」

マリィ「始まった……兄貴の戦い方が!」

ネズ「まずは……ミュージック!!!!そして……照明!!!!」

合図と同時にスパイクタウンのバンド隊が音楽を鳴らすと激しい明滅との照明が辺りを激しく照らす。

ネズ「はっはっはっはっ!これで準備万端だ!!!!」

放り投げられたマイクをキャッチしてネズは叫ぶ。まるでライブの開幕かのように観客はさらに盛り上がる。
 ▼ 795 ナギラス@メガペンダント 25/09/22 15:28:55 ID:3842v0bA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネズ「俺はスパイクタウンのジムリーダー!!!! あくタイプの天才!!人呼んで「哀愁のネズ!」これから負けると決まっている愚かなお前のためにウキウキな仲間と共にハイテンションで行くぜー!!!!スパイクタウン!!!」

「「「「「オオオオオオォォォォォーーー!」」」」」

ネズ「まずは一番手!ちょっと匂うけど勘弁してくれよな!ふいうちどくどく上等!スカタンク!」

スカタンク「スカァァァーータンク!」

ジャッジさん「レディィィーーー!ファイッ!」

サトシ「ふいうち!」

ドロンチ「ドロロロ!」ピシュン!

ネズ「少し遅い……かましてやれ!ふいうち!」

スカタンク「タンク!」ピシュン!

ドロンチ「ブハッ!?」

サトシ「なっ!?」

ふいうちを仕掛けようとしたドロンチはそれよりも前にスカタンクのふいうちを受けて地面にたたきつけられてしまった。

ユウリ「あのスカタンク……ドロンチより速い……」

タケシ「ああ……だが妙だ。ドロンチスピードで比べるなら並のポケモンよりずっと速いはずだ。」

マリィ「!!……(兄貴……容赦ないな……サトシ、早く仕掛けに気が付かないとあっという間に負けるよ!)」

ネズ「まだ続くぜ!どくっちまいなあ!ヘドロばくだん!」

激しく早い音楽を鳴らしながらネズはさらに攻めたてるように指示を飛ばす。

スカタンク「スカァ……タタタタタタタタタタタッ!」

サトシ「かえんほうしゃで薙ぎ払い!」

ドロンチ「グォォォ……カアアアッ!」シュボォォ!

ズドドドドーーーン

ドラムビートの連打のように連続して吐き出された無数の毒塊をサトシは冷静な指示で焼き付くす。
火炎が引火し辺りはケミカル色の煙に包まれる。

サトシ「今は退くぞドロンチ。」

ドロンチ「ドロ……」

煙に紛れサトシは交代を促す。悔しそうな表情を浮かべながらドロンチはモンスターボールに戻った。

サトシ「音楽には音、音といえばお前だ!いけ、ストリンダー!」

ストリンダー「ストォォォリン!」

ネズ「過去最高にクールな表情ストリンダーだぜ!その堅い表情、俺たちの音楽で崩してやるぜ!」
 ▼ 796 バチャ@ハギギシリのは 25/09/23 07:36:44 ID:784Ap5Ac NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ふいうちに気をつけろ!」

ネズ「ダストシュートだ!」

スカタンク「タアアアアックッ!」

サトシ「ほのおのパンチ!!」

ストリンダー「トオオオォォ……リン!」ボォン

巨大な毒塊をほのおのパンチが砕くと引火を引き起こし爆発が起きる。

ネズ「ふいうち!!」

ストリンダー「ブッ!?」

爆風から飛び出したスカタンクがストリンダーに素早い一撃を与える。

サトシ「逃すか!!オーバードライブ!!」

ネズ「!! 離れるんだぜスカタンク!」

スカタンク「スカッ!!」

ストリンダー「ダダダダ……ダッーーーーーー!」カッ!

ストリンダーの背鰭が雷光で輝くと激しい電撃の大音波な全方位の放出されフィールドを揺るがす。辛うじて身を翻したスカタンクは直撃を避ける。だが大音波は観客席にまで届き、耳をつんざくほどの衝撃音となった。

キィィィィーーーーン

ユウリ「うるっ……っさ!?」

タケシ「オーバードライブは音技だからな……」

マリィ「!!……これなら……」

その大音波は周囲を破壊しながら広がるが観客の声や音楽の声さえも聞こえなくなるほどの大音量を伴っていた。

ネズ「…………やられた。」

サトシ「今だ!そこにある自動車を投げつけろ!」

ストリンダー「ッッッ……ダラアアアッー!!!」ゴォン!

ネズ「ふいうち!」

スカタンク「タッン!」ピシュン!

投げつけられた廃車を無視してスカタンクは再びストリンダーに突っ込む。

サトシ「ほのおのパンチで迎え撃て!」

ストリンダー「ダアアア……」ボォン

スカタンク「スカッ!?……ブヘエエェッ!?」

しかしストリンダーはふいうちを受ける前にほのおのパンチをスカタンクの顔面に叩き込む。この様子を見てサトシは状況の変化に気がついた。

サトシ「スピードが落ちてる……?」
 ▼ 797 リーセン@きのみ 25/09/25 11:36:08 ID:Aq6snors NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「今までになにか変化があったはずだ……変化……」

耳を澄まして目を凝らしサトシは思案する。オーバードライブで掻き消されていた高周波が静まると、再び激しいロックサウンドが会場を包む。

ネズ「ふいうち!!」

スカタンク「スカッ!」ピシュン!
ストリンダー「ガッ!?」

爆音に乗るようにスカタンクの影が閃く、ストリンダーは身をすくめる間もなく鋭い一撃がその胴を抉った。だがその変化がサトシに気が付きを与える。

サトシ「またスピードが……そうか!音、音楽でスピードが上がってるんだ!」

マリィ「サトシも気がついたみたい……兄貴のポケモンが音楽でパワーアップしとることに……」

ユウリ「音楽……?そんなことってできるの?」

その疑問にマリィは少し誇らしげに答える。

マリィ「兄貴のポケモンは兄貴の歌と音楽があればノリノリハイテンション、スピード パワーも物凄く上がるんよ。」

タケシ「なるほど……だからさっきはオーバードライブでその音楽が掻き消されパワーダウンを起こしていたのか。」

サトシ「音楽……音楽がパワーの源なら……もう一度オーバードライブ!」

ストリンダー「ストォォォ」ブォォ……

だがネズはそれを読んでいた。

ネズ「気がついたようだが少し遅い!潰してやるその喉を!じごくづき!」

スカタンク「タッンク!」

ドスッ!

ストリンダー「ヴッ!?……ゲホッ……ゲホッ!」

サトシ「し しまった!!」

苦しげに咳き込み、喉を押さえるストリンダー。オーバードライブの音は、途切れた。

ネズ「音を封じりゃただの一体!ダストシュート!」

サトシ「かわせ!」

スカタンク「タタタタタッ……タァンク!」ドオオォォン!

ストリンダー「ッッ……」

ストリンダーは身を翻し、辛うじて直撃を避けた。そのまま荒れ果てたフィールドの廃車の山、その頂に飛び移る。

ネズ「上にいても逃げ場はないんじゃあないか!?じごくづき!」

スカタンク「スカッ!」

サトシ「逃げ場はなくていいんです!ほのおのパンチ!車を叩け!」

ストリンダー「ッッッ!!」ボォ

ほのおのパンチを叩きつけられた廃車の山は引火し大爆発を起こす。
 ▼ 798 リーン@アッキのみ 25/09/27 10:41:19 ID:TQeACIfU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
爆発は次々と連鎖し廃車の山は爆発で粉々に吹き飛ぶ。

スカタンク「タアアアアアック!?」

スカタンクは炎と轟音に飲み込まれ、吹き飛ばされながら地面に叩きつけられる。

ネズ「!?」

サトシ「今だ!きあいだま!!」

ストリンダー「ッッッ!!」ゴォ!

ストリンダーが両手に闘気を収束させる。爆風に乗って舞い上がっていたその影は、スカタンクの頭上に現れていた。

ネズ「(爆風で頭上に飛んでいたのか!?)」

スカタンク「ッ!?」

ストリンダー「ッッダアア!」

振り下ろされた巨大な闘気弾。爆音で歌が途切れ、スピードを落としたスカタンクは避けきれない。

スカタンク「𖦹𖦹」

ジャッジさん「勝負あり!スカタンク戦闘不能だ!」

闘気の塊が直撃し、轟音と共に爆炎が広がった、その粉塵の中、スカタンクは大の字に倒れた。

マリィ「兄貴から先手を取った……」

タケシ「ああ……だがストリンダーも大きく体力を削られた。それに地形や戦い方に関しても分がネズさんにある分優勢とはいいきれないな。」

ネズ「戻れ、ストリンダー。変化をもたらそう。ちょいと捻くれていきましょう!いけ、カラマネロ!」

彼の声と共に、音楽は怪しく歪んだ旋律へと変わる。

カラマネロ「マーーネーーロ!」

サトシ「俺はこいつだ!いけ、アーマーガア!」

アーマーガア「アアァーーマ!」

サトシ「惑わされるな!」

サトシの声に、アーマーガアは短く鳴いて頷いた。

ユウリ「全然惑わされて無さそう……」

タケシ「防御力の高さは身だけでなく精神も硬いようだな。」

ジャッジさん「レディー……ファイッ!」
 ▼ 799 ビィ@デンキZ 25/09/27 11:00:44 ID:TQeACIfU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「はがねのつばさ!!」

ネズ「あまのじゃくに捻くれていきましょ!ばかぢから!」

アーマーガア「アマママママ!」ギラッ!
カラマネロ「マネネネロ……」バキキ……

ドゴォ!

カラマネロ「マネーーロ!?」

カラマネロが押し負け、後方へ弾き飛ばされる。勢いに乗るサトシは続けざまに指示を飛ばす。

サトシ「いいぞ!そのまま攻め立てろ、はがねのつばさ!」
ネズ「ばかぢから!」

アーマーガア「アマッ!?」
カラマネロ「マネ……」

再び両者の力が激突。今度は均衡し、互いに弾かれた。

サトシ「負けるな!もう一度はがねのつばさ!」
ネズ「ばかぢから!」

カラマネロ「マネロロロロ!」ムキキキ
アーマーガア「ゴァッ!?」

サトシ「なっ!?」

だが三度目。アーマーガアが翼を振り下ろした瞬間、カラマネロは触腕でその一撃を完全に受け止めたのだ。

ネズ「やれ!」

カラマネロ「カラーーマネ!」ブゥン
アーマーガア「ゴハッ!?」

アーマーガアを完全に触腕で掴んだカラマネロは力強く地面に叩きつけ投げ飛ばす。

ネズ「サイコカッター!」

サトシ「かわせ!」

カラマネロが勢いよく触腕を振るうと念動力の斬撃波が放たれる。
それをアーマーガアは何とか身を逸らして回避する。

ズバッ!

サトシ「!?……建物が斬れ……」

その斬撃波は勢いが留まることなくフィールドにある廃屋を両断していたのだ。

サトシ「攻撃に当たらないようにするぞ!あのカラマネロはパワーアップしている!」

その指示にアーマーガアは頷き応える。

タケシ「あまのじゃくだ……本来受ける能力の上下が逆転する特性だ。」

ユウリ「ばかぢからは撃つほどに攻撃と防御が下がる技だったよね。」

タケシ「ああ……だがそれはあまのじゃくで反転し、撃てば撃つほどに攻撃と防御が上昇する技になっている。今のカラマネロはもう3回もそれを放った、最早アーマーガアのパワーも凌駕する力を手にしていることになるぞ……」
 ▼ 800 ママイコ@もののけプレート 25/09/28 17:33:34 ID:6/dQqrmg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネズ「いわなだれ!」

カラマネロ「カラマネネネネ!」ブゥン

パワーアップした触腕で地面を薙ぎ払うと岩片が弾岩となりアーマーガアに放たれる。

サトシ「はがねのつばさ!」

アーマーガア「アマッ!アアッーーマ!」

鋼鉄の両翼は盾となり、剣となり、飛来する岩を斬り裂き、弾き飛ばしていく。

カラマネロ「マァァァーーネ!」ブゥォン!

カラマネロは触腕を振り抜き、今度は廃墟のビルすら掴み投げつけた。

サトシ「デカイのがくるぞ!エアスラッシュ!!」

頭上から迫るのは、影を覆う巨大なビルがすぐそこまで迫っていた。

アーマーガア「アマッ!アアァッガーー!」ズバババ

バシュ……ドゴォォン!

それを無数の風の刃が切り裂く。瞬く間に建物は細切れとなり、爆ぜるように粉砕。辺り一面に舞い散る瓦礫と粉塵が、フィールドを覆い尽くした。

サトシ「しまった、これが狙いか!?」

視界を奪われたその瞬間

ネズ「その通りだ!だがわかったところでこれを避けられるか!?ばかぢから!」
カラマネロ「マネェェェ……」

カラマネロがアーマーガアにせまった。

サトシ「はがねのつばさでガードだ!」

アーマーガア「アマッ!……ガッ!?」

はがねのつばさを使った防御もカラマネロのパワーアップされたばかぢからは防ぎきれずアーマーガアは吹き飛ばされてしまう。
そして特性「あまのじゃく」でカラマネロの攻撃力と防御力は尚も上昇していく。

サトシ「受け身だけじゃダメだ、アーマーガア!攻撃を掻い潜って確実に攻撃していくぞ!地面に向けてエアスラッシュ!」
アーマーガア「アーーマ!」バシュ!

剣を振り下ろすように両翼を地面に叩きつけると地を這う斬撃波がカラマネロに次々と襲いかかる。

ネズ「カラマネロ、サイコカッター!こいつは陽動、本命は……」

サトシ「いけ!アーマーガア!」
アーマーガア「アッマー!」

エアスラッシュをたたきつけた勢いを利用し上空に飛び上がったアーマーガアがカラマネロに迫る。

ネズ「掴んでやれ!カラマネロ、そのまま引きずり下ろしてしまえ!」

サトシ「アーマーガア!そのまま頭を掴め!」

アーマーガア「アーマ!」

触腕をすり抜けアーマーガアはそのままカラマネロの頭を脚で鷲掴みにする。
 ▼ 801 ゴーム@あいいろのたま 25/10/01 00:06:07 ID:4qM.mAxY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネズ「振りほどけ!」

カラマネロ「マネッ!」

自らを鷲掴みにする脚を振りほどくべくカラマネロは触腕を振るう。

サトシ「掴め!」

アーマーガア「アァーマ!」ガシッ!

カラマネロ「!?」

アーマーガアは一度カラマネロの体を離すと今度は触腕を両脚でガッチリと受け止めた。
パワーアップしたカラマネロの力を持ってしても振りほどけない程の力で触腕は掴まれていた。

マリィ「なんで……アーマーガアはさっきはあんなに力負けしていたのに……」

タケシ「脚の力……だな。凄いパワーだ……」

ユウリ「アーマーガアタクシー……なんてものもあるくらいだしね。」

タケシ「そうか……あれも脚力で車体を持ち上げていたな。」

マリィ「だからカラマネロの攻撃も止められて……」

3人が分析する間に再び戦況は動き出す。

サトシ「そのまま離すなよアーマーガア!ブレイブバードで地面に向かって突っ込め!」

アーマーガア「アアァァァァーーマ!」
カラマネロ「ッ!?」

カラマネロを掴んだままアーマーガアは体に蒼い闘気を纏わせ急降下の態勢に入る。

サトシ「そのまま地面に叩きつけろ!」

アーマーガア「アァガアアー!」
カラマネロ「マネギャアアア!?」

アーマーガアはさらに加速し地面にぶつかる寸前でカラマネロを瓦礫に叩きつけてそのまま身を翻して離脱する。

カラマネロ「マネ……」ヨロヨロ

アーマーガア「アーマ!」

ネズ「なるほど……直接攻撃するのではなく「ブレイブバードの加速」を利用した攻撃……故にダメージを受けないと言うわけですか……」

大きな衝撃を受けたカラマネロがよろめきながら立ち上がる。そのカラマネロと先程のブレイブバードの反動のダメージを受けないアーマーガアを観察しネズは冷静に戦況を分析する。

サトシ「次で決めるぞ!ブレイブバード!」

アーマーガア「アマママママ!」ゴォ!

大きく体勢を崩したカラマネロを見て好機と見たサトシがトドメの一撃を指示する。

アーマーガア「アーマ!」

カラマネロ「マネッ!?」

さらに勢いのましたブレイブバードはカラマネロに防御の体勢すら取らせずに命中する。
 ▼ 802 メテテ@ピンクのリボン 25/10/02 11:38:35 ID:pqeogG92 NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「よしっ!!」

強烈な一撃を与えサトシとアーマガアは確かな手応えを感じていた。
しかしその状況を見てネズの口角はむしろ上がっていた。

ネズ「トドメを刺した、と油断しちゃあいないか!?タダではくたばらないぜ!共に行こうぜ みちづれ!」

カラマネロ「マァネ!」ドゥン

アーマガア「アガ……!?」

カラマネロの体から邪悪な鎖が溢れるとそれはアーマガアを掴み、瞬く間に体力を奪っていく。

サトシ「アーマガア!!」

アーマガア「ガガ……𖦹𖦹」

カラマネロ「𖦹𖦹」

ジャッジさん「勝負あり!アーマガア カラマネロ 共に戦闘不能だ!」

サトシの呼び掛けも虚しくアーマガアはカラマネロのみちづれの前に倒れた。

ユウリ「アーマガアがあんな一瞬で……」

タケシ「みちづれに体力の高さは関係ないからな。戦闘不能になることがスイッチとなり問答無用で相手の体力を削り取りみちづれにする恐ろしい技だ。恐らく……アーマガアが残りの手持ちにとって脅威となると判断したのだろう。」

ユウリ「最後の手持ち……マリィは知ってるの?」

マリィ「知っとる、兄貴のポケモンの中でダントツで強い。兄貴が今から繰り出すのもきっとそれ。」

ネズ「みんなこいつを待っていたよな!唸り声をあげろ!タチフサグマ!」

タチフサグマ「フシャルルルルォォォォーーー!」

鋭い爪を振りかざし、凶悪な咆哮と共にタチフサグマが現れる。

サトシ「見たことない……けど見覚えがあるような……」

スマホロトム「タチフサグマ ていしポケモン リージョンフォームのマッスグマの進化系
性格は非常に好戦的、特に腕力が凄まじい力を持ちどんな攻撃も受け止められると言う。」

サトシ「!!……そうか、エール団のトレーナーが使っていたマッスグマの進化系か!」

ネズ「アンコールは……なしでいかせてもらうぜ……」

サトシ「もう一度お前の力貸してくれ!ストリンダー!」

ストリンダー「ストーーリン!」

先程のスカタンクとのバトルの傷を回復させたストリンダーは胸ビレを掻き鳴らしながらタチフサグマに威嚇する。

タチフサグマ「フシャルルルルォォォォーーー!」

それに呼応するようにタチフサグマも咆哮を上げ威嚇し返す。

サトシ「いくぞ!!ほのおのパンチ!」

ネズ「ブロッキング」
 ▼ 803 ジアイス@はっきんだま 25/10/02 16:25:29 ID:9mDYGWAY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ストリンダー「ストトトト……トァッ!」

タチフサグマ「フシャーーウ!」

タチフサグマが腕を交差させると黒い障壁が現れほのおのパンチをがっちりと受け止める。火花と衝撃が散り、ストリンダーは押し返された。

サトシ「なんて防御力だ……」

ネズ「防御力だけじゃないぜ、隙を晒しな!」

タチフサグマ「シャウッ!」ブゥン!

ストリンダー「!?」

マイクを掴みネズが高らかに宣言するとタチフサグマは交差させた腕を振り払いその衝撃波でストリンダーを吹き飛ばす。
それを受けたストリンダーは大きく体勢を崩してしまう。

ネズ「シザークロス!」

タチフサグマ「フゥシャー!」

ザシュ!

ストリンダー「ッ!?」

鋭い爪の一撃が大きく体勢を崩したストリンダーを抉る。

サトシ「ストリンダー!!……う……ストリンダーのダメージが大きい……」

ネズ「ブロッキングとは守りと同時に相手の隙を作り大きなカウンターも伴う技だ!みんなこれが見たかったんだよなー!?」

観客からは歓喜の声があがる。どうやら十八番の戦い方らしいということはサトシにも伝わった。

サトシ「だったらこっちもそのガードを打ち崩すまで!攻めて攻めて攻めまくるぜ!ヘドロばくだん!」

ストリンダー「トトトト……カッー!」ドドドドババ!

タチフサグマ「フシャ!フシャウ!」ザシュ!

ストリンダーが毒塊を乱射。機関銃のような猛毒の雨がタチフサグマに殺到する。タチフサグマは爪で次々と切り裂き、爆炎と毒霧が辺りをケミカル色に染め上げる。

サトシ「きあいだま!」

ストリンダー「ダアアアア……ハッ!」

タチフサグマ「グマッ!?」

爆風に紛れてストリンダーは闘気弾をタチフサグマに目掛けて放つ。
タチフサグマは咄嗟に腕を交差させてきあいだまを受け止める。

サトシ「今だ!きあいだまに向けてほのおのパンチ!」

ストリンダー「ダリャアアア!」ボッ!

きあいだまをタチフサグマに押し込むようにストリンダーはほのおのパンチで追い打ちを仕掛ける。

ネズ「ブロッキング!」

タチフサグマ「グーマ!」
 ▼ 804 ンバル@しろいビードロ 25/10/04 09:05:44 ID:ZABQCmfs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しかし直撃する前にタチフサグマは腕を構え黒い障壁を張る。

タチフサグマ「フシャーーウ!」ブゥン!

ネズ「!!」

サトシ「こっちだ!」

腕を振り払いきあいだまをかき消す、しかしその衝撃で振り払われたのはきあいだまが弾けた爆風のみ、ストリンダーはきあいだまが炸裂した爆風の勢いで後退しブロッキングのカウンターを逃れていたのだ。

サトシ「そのままオーバードライブ!」

ストリンダー「トトトトト……ストォォォォリィィィィン!」ギュイイイィィィーーーン!

タチフサグマ「グギャアアアアアア!?」

ストリンダーは着地をするとすかさず電撃の大音波をタチフサグマに向けて放ちタチフサグマを感電させる。。

サトシ「よし!」

ネズ「やるな……ブロッキングのカウンターをさらにカウンターしたか……」

サトシ「はい!これが俺たちのブロッキング返しです!」

ネズ「なるほど……少し曲調を変えていこう!叫べタチフサグマ!」

タチフサグマ「フシャルルルルォォォォーーー!」

電撃の痺れを振り払いタチフサグマは「まだまだ戦える」と示すように一際大きな咆哮をあげる。

ネズ「シザークロス!」

サトシ「ヘドロばくだん!」

ストリンダー「ダーダダダダ!」ドバババ!

タチフサグマ「フシャウ!」ザシュ!

タチフサグマは鋭い爪で無数の毒塊を切り裂きながら突き進む。

サトシ「オーバードライブ!」

ネズ「ブロッキング!」

タチフサグマ「フシャーーウ!」
ストリンダー「トダッ!?」

ストリンダーに接近したタチフサグマはオーバードライブが放たれるより前に黒い障壁を押し付ける。

サトシ「!?」

タチフサグマ「シャアアアアアーーーー!」

ストリンダー「ダァ!?」
 ▼ 805 ーマンダ@つきのいし 25/10/04 11:11:31 ID:ZABQCmfs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブロッキングの衝撃ヲタ至近距離で受けたストリンダーは大きく体勢を崩してしまう。

ネズ「シザークロス!」

タチフサグマ「フシャーーウ!」ザシュ!
ストリンダー「ッ!?」

ネズ「技はアンコールするぜ!シザークロス!」

タチフサグマ「シャウ!」ザシュ!ザシュ!
ストリンダー「ダッアァ!?」

サトシ「ストリンダー!!」

ストリンダー「…………」フラフラ

返す力も残されず、ストリンダーはよろめき、今にも倒れそうになる。
隙を逃さぬタチフサグマの猛攻により、その体力は限界へと追い詰められていた。

サトシ「くっ……オーバードライブ!」

ネズ「じごくづき!黙らせろ!」

タチフサグマ「フシャーーウ!」ドッ!
ストリンダー「グッ……ダアアアアア!」ギュイイイィィィーーーン!

放たれかけた電撃の大音波は放たれるより前にタチフサグマの一撃で軌道を逸れ、あらぬ方向へ。
辺りに稲妻が弾け散り、閃光が観客席を照らす

ストリンダー「スト……リ……𖦹𖦹」

そして、ストリンダーはそのまま崩れ落ちるように倒れた。

ジャッジさん「勝負あり!ストリンダー、戦闘不能だ!」

最後の一撃を放ったストリンダーはその場に倒れ戦闘不能となった。

サトシ「戻れストリンダー!」

ネズ「さあ残りは1体、まだ俺とタチフサグマを楽しませてくれよ!?」

タチフサグマ「フシャシャシャーシャシャシャ!」

タチフサグマが不敵に咆哮を轟かせる。

サトシ「お前の力を信じるぜ!いけ!ドロンチ!」

ドロンチ「ドーロン!」

初戦で出鼻をくじかれたせいかドロンチは気合いを入れてモンスターボールから飛び出してくる。

ジャッジさん「レディー……ファイ!」

サトシ「いくぞドロンチ……ん?」
ドロンチ「ドロン!……!?」

構えると同時にドロンチの体に電撃のエネルギーが集まり始める。紫電が軌跡を描き、まるで共鳴するようにドロンチを包み込んでいく。

ユウリ「あれは……」

タケシ「オーバードライブのエネルギーか!?……まだそのエネルギーが残っていたのか!」
 ▼ 806 マズン@ヤシのミルク 25/10/04 13:32:11 ID:ZABQCmfs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドロンチ「ドーーーロン!!!!」バチィ!

サトシ「……パワーアップしたのか!ドロンチ!」

ネズ「電気のエネルギーを自分の力に変換した。向こうも流れを変えてきましたね……OK!見せてみろ!その渡された力を!じごくづき!」

サトシ「ふいうち!」

ドロンチ「ドロッ!」ピシュ!
タチフサグマ「グギャアアアアアア!?」

紫電の軌跡を描き、目にも止まらぬ高速の一撃がタチフサグマに突き刺さり吹き飛ばす。

ドロンチ「ドロロロロン!」バチッ!
タチフサグマ「グマギャアア!?」

ネズ「なんて速度だ……」

ふいうちで吹き飛ばされたタチフサグマにドロンチは飛行ですぐさま追いつき追撃を尻尾叩きつけをくらわせ地面にたたき落とす。

サトシ「ドラゴンダイブ!」

ドロンチ「ドロロロロン!」ドゴォン!

ネズ「ブロッキング!」

タチフサグマ「フシャーグ!…………ギッ……ギャアアア!」

竜の闘気を纏った一撃を黒い障壁が防ぐ。だが、強化されたドラゴンダイブはブロッキングさえ軋ませ、タチフサグマを大きく後退させる。

サトシ「かえんほうしゃ!」

ドロンチ「スゥゥゥ……カッ!」シュボォ!

タチフサグマ「グギャアアアアアア……」

空中で体勢を立て直すとすかさず大きく息を吸い込み高出力のかえんほうしゃを吐き出す。
火炎に包まれたタチフサグマは振り払おうと暴れる。

マリィ「兄貴に優勢や……」

タケシ「パワーだけでなくスピードもや技のキレも上がっている。タチフサグマもついていけないほどの伸び幅なんだ。」

ユウリ「このままいけば……」

サトシ「シャドーボール!連続だ!」

ドロンチ「ドーロロロロロ!」ドドドドババ!

マリィ「!!」

タケシ「まずい……ゴーストタイプは……ノーマルタイプに効果はない!」

ネズ「隙を見せたな!タチフサグマは駆け上がれ!」

タチフサグマ「タチシャー!」タタン

ノーマルタイプに対してゴーストタイプのシャドーボールは効果がない、そのことを利用しタチフサグマは降り注ぐシャドーボールを駆け上がりドロンチの眼前に迫る。
 ▼ 807 ツノブジン@ひかりごけ 25/10/05 08:05:51 ID:UzHMJ41. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネズ「はたきおとす!」

タチフサグマ「フッシャーー!」
ドロンチ「チャアアァ!?」

サトシ「しまっ……」

ネズ「シザークロス!」

飛行するドロンチの尻尾を掴み勢いよく地面に向けて投げ飛ばす。
サトシが声をかける間もなくネズは追撃の指示をする。

タチフサグマ「フシャーーウ!」ザシュ!
ドロンチ「ギャアアアッ!?」

サトシ「ドロンチィィー!!」

タチフサグマ「フシャ!」グッ
ドロンチ「ギ……」

落下の勢いに乗せたシザークロスはドロンチ事地面にぶつかると紫電を纏った爆発を起こしあたりの瓦礫を吹き飛ばす程の威力を見せる。煙が晴れるとそこには喉元を掴みドロンチを押え付けるタチフサグマの姿があった。
あまりのダメージの大きさにドロンチを強化していたオーバードライブのエネルギーも弾けて消えていたことが見て取れた。

サトシ「ドロンチ、踏ん張って振り払うんだ。」

ドロンチ「チィィ……ガハッ!」

掴まれた腕を振り払おうともがくが、タチフサグマの力は強く、爪が食い込むほどの圧力で首を締め付ける。

サトシ「くっ……」

ネズ「もう終わりか!? だったらこれで……ジ・エンドだぜっー!!!じごくづき!!」

サトシ「ドロンチ!!!」

ドロンチ「チィィ……カッ!」ドォン!

タチフサグマ「ッ!?」タッ!

ネズ「なにっ!?」

タチフサグマがじごくづきを構えたと同時にドロンチは一発のシャドーボールを放つ。
直撃こそしなかったが、あまりの反射的な一撃にタチフサグマは一瞬たじろぎ、手を離してしまう。
だがシャドーボールはノーマルタイプのタチフサグマには効果がなくそのまま逸れて大きな音を立てて炸裂して消えてしまう。

サトシ「!!……よくやったドロンチ!!」

ドロンチ「チィィ……」

弱々しい声でドロンチはサトシに応じる。脱出できたとはいえドロンチは浮遊するので精一杯であった。

ネズ「最後の足掻き……手負いのポケモンほど恐ろしいものはない!次こそ確実に!じごくづき!」

サトシ「避けろ!!」

タチフサグマ「フシャーーウ!」
ドロンチ「ドロロ……」ニヤリ

しかしドロンチに最早避けるほどの体力もない、だがドロンチは攻撃が当たる寸前に笑ってみせた。
まるでその時が来るのを待っていたかのように……
 ▼ 808 ヒダルマ@コオリッポのうもう 25/10/05 08:38:03 ID:UzHMJ41. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タチフサグマ「ッ!?……グギャアアッ!?」

ネズ「タチフサグマ!!」

攻撃が直撃する寸前、突如としてタチフサグマの横腹に“何者か”のふいうちが炸裂する。その衝撃でタチフサグマはドロンチから強引に引き離された。

ネズ「何者……!!」

サトシ「!!」

タケシ「あれは……ドラメシヤ……」

ユウリ「なんでここに……」

ドロンチ「ドローーン!」
ドラメシヤ(兄)「メシシ!」

ドラメシヤ「ドラーメ!」

サトシたちが驚く中、空を切り裂いて現れた1匹のドラメシヤは、まるで導かれるようにドロンチのもとへと舞い降りた。互いに名を呼び合うその声は、再会の喜びと決意を帯びて響く。

サトシ「!!……まさか! ドロンチ、お前の兄弟か!?」

ドロンチ「ドロン!」
ドラメシヤ(兄&姉)「「ドラメシヤ!」」

タケシ「そうか……呼んだんだ」

ユウリ「呼んだ?」

タケシ「さっきドロンチが放ったシャドーボール……。あれは攻撃じゃなかったんだ。あれは“兄弟に向けた救難信号”だったんだよ。ドロンチの危機を察知した兄弟が、すぐさまこの会場に駆けつけたってわけさ。」

ユウリ「それって……こんなに直ぐに助けに現れたってことはさ、ドロンチはこの街の近くに自分のはぐれた兄弟がいることを知っていたってことにならない?どうやってそんなことを……」

マリィ「兄弟の力や……」

ユウリ「……あたしは一人っ子だからわからないけどそういうものなの?」

マリィ「うん、完璧って訳やなかけど兄貴考えややっとーことに対する意図も言葉にゆわんでも何となくわかる。ポケモンともなれば心と心で通じ合えるはず。」

タケシ「マリィの言う通りかもな。俺にも下の子たちが多くいるがそれぞれの考え方や行動はほぼ完璧に理解しているつもりだ。だからこそジムを任せて旅を続けられているんだ。決して裏切られることの無い"信頼"とも言えるだろう。」

そしてほぼ同じタイミングでネズも同じような分析をしていた。

ネズ「兄弟の力……ですか。このバトルに現れたことも"運命"ですかね。」

サトシ「ネズさん!このドラメシヤをバトルに加えても……」

ネズ「そんなこと聞くまでもなくOKだ!みんなもいいよな!?」

問いかけに観客たちも肯定するように叫ぶ。

ネズ「いくら数を増やしてもノリノリなタチフサグマは崩せない!せいぜい足掻いて見せろベイベー!」

サトシ「ドロンチはドロンチの兄ちゃん姉ちゃんと再会できたんだ!もう敵無しだぜ!」

ドロンチ「チィー!」
ドラメシヤ(兄&姉)「「シャー!」」

真のバトルはここからと言わんばかりに会場は大きく盛り上がる。
 ▼ 809 ャオハ@あおぞらプレート 25/10/05 09:15:47 ID:UzHMJ41. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドラメシヤ(兄&姉)「「メーーーシーーーヤーーー!」」
ドロンチ「ドロン!」

サトシ「!!……これは!?」

同時にドラメシヤたちがドロンチに力を注ぎ込むと眩い光に包まれる。

ネズ「やはり……進化か。」

「ドオォォラパルルルルゥゥゥゥーーー!」

光を振り払いドロンチは進化した新しい姿を見せる。

サトシ「ドロンチ……いや」

スマホロトム「ドラパルト ステルスポケモン ドラメシヤの最終進化系 音速飛行を可能にするほどの飛行能力を持つ。意識を研ぎ澄ませば透明になれる。」

サトシ「ドラパルトか、新しい技も増えた! 最高にイカしているぞドラパルト!」

ドラパルト「ドラルルル!」

サトシ「いくぞ!ドラゴンダイブ!」

ネズ「ブロッキング!」

タチフサグマ「フシャーーーグ!」

音速の勢いで放ったドラゴンダイブを受ける前にタチフサグマは何とか黒い障壁を貼り防ぎ切り、ドラパルトをブロッキングのカウンターで吹き飛ばす。

ドラパルト「ドラル!」

だが敢えて吹き飛ばされたドラパルトはすぐさま空中で体勢を立て直し次の攻撃を構える。

サトシ「ここだ!ドラゴンアロー!」

ドラパルト「ドラルルルルル……パッ!パッ!」
ドラメシヤ(兄&姉)「ドラメ!」「シーヤ!」

タチフサグマ「ギャッ!?……フギャッ!?」

兄と姉を竜の力を纏わせた弾丸として発射し、それはタチフサグマに突き刺さるように命中する。

サトシ「いっけえ!」

ドラパルト「パールル!」

ネズ「シザークロス!」

ドラメシヤと共に突撃を仕掛けるドラパルトを迎撃するようにネズは指示する。

タチフサグマ「フシャーーウ!……!?」

鋭い爪の2連撃を振るうが不意にドラパルトの姿が掻き消える

ネズ「透明化……辺りを探れ!」

タチフサグマ「グマ……シャウ!」

目を閉じてタチフサグマは気配のする方向へシザークロスを放つ。だがシザークロスは空を切り裂くのみだった。
 ▼ 810 ミラミ@ウルトラボール 25/10/05 09:57:28 ID:uUwgVLLk NGネーム登録 NGID登録 報告
ドラメシヤ(兄&姉)「ケケケ!」「クスクスクス」

タチフサグマ「!!」

ネズ「囮か!ドラパルトはここではない!」

サトシ「今だ!巻き付け!」

ドラパルト「ドラバルルルル……」ガシッ!

タチフサグマ「ガッ!」

タチフサグマが感じた気配はドラメシヤたちが放った気配だった。完璧に姿と気配を消していたドラパルトは攻撃を外した隙にタチフサグマに巻き付く。

サトシ「そのままかえんほうしゃ!」

ドラパルト「シャオオォォォ……」ボォォォォ!

タチフサグマ「グ……ギャアアアッ!?」

全身を使って身動きを封じたタチフサグマに至近距離からかえんほうしゃを浴びせる。
タチフサグマは燃え上がり悶える。

サトシ「もっとかえんほうしゃ!」

ドラパルト「カッ!」シュボォ!

タチフサグマ「ググ……グガアアアアアアア!!!!」

ドラパルト「ドラッ!?」

このまま焼き付くさんとさらに威力を上げたかえんほうしゃをに浴びせるがタチフサグマの目が赤く光り輝く。突如力を大きく上げドラパルトを引き剥がし投げ飛ばした。

サトシ「!!……気をつけろ!」

ネズ「こんじょう……やけどになったか!」

特性"こんじょう"を発動させたタチフサグマはドラパルトを引き剥がしたのだ。

サトシ「来るぞ!ドラゴンアロー!」
ネズ「シザークロス!」

ドラパルト「パル!」ドォン!ドォン!

タチフサグマ「フシャウ!」
ドラメシヤ(兄&姉)「「ギャッ!?」」

力を上げたタチフサグマは放たれたドラゴンアローを切り裂き突き進む。

ネズ「貫け!じごくづき!」
サトシ「尻尾でガード!」

進化しより強靭となった尾を使いタチフサグマのじごくづきを防ぐ。
そしてさらに連続でじごくづきを繰り返すタチフサグマの攻撃をドラパルトは飛行しながら避ける。
 ▼ 811 シヘンジン@やけどなおし 25/10/07 16:47:20 ID:d8LorT9g NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「一撃でも受けられないな……次で決めるぞ!ドラゴンアロー!」

ドラパルト「パッ!パッ!パッ!パッ!パルルル!」ドムッ!ドムッ!ドムッ!

シザークロスで弾かれ伸びてしまったドラメシヤはドラパルトの元にもどれそうにないと判断したのか無数の竜の闘気を上空に向けて発射する。
それは炸裂すると竜の闘気が矢の形となり辺りに降り注ぐ。

ネズ「数が多いが……見切れんことはないっ!!タチフサグマよ、本能のままに突き進め!!」

タチフサグマ「フシャルオォォォ!!!」

ネズの叫びに呼応するように咆哮をあげるとタチフサグマは暴れ狂うようにも針の穴に意図を通すような繊細さも持ち合わせたような動きでドラゴンアローの雨を潜り抜ける。

サトシ「迎え撃て!ドラゴンダイブ!」

ドラパルト「ドラパルルルルル!」ゴォ!

ネズ「ブロッキング!」

黒い障壁が立ち上がり、衝突の瞬間、凄まじい爆風が巻き起こる。障壁を押すドラパルト、押し返すタチフサグマ。
互いの力が拮抗し、足元の瓦礫が粉々に砕けた。

サトシ「押し切れドラパルト!」

ネズ「押されたら押し返せ!ブロッキングにじごくづき!」

タチフサグマ「ッシャッーーオウ!」ドドドドド

ドラパルト「ドラッ!?」

黒い障壁にタチフサグマはじごくづきのラッシュを繰り出す。徐々にドラパルトの力を上回りついには……

タチフサグマ「フッーシャーグマ!」

ドラパルト「ドラルルッ!?」

自らのブロッキングを突き破りじごくづきでドラパルトを吹き飛した。

ネズ「もらったぁ!はたきおとす!」

タチフサグマ「フシャルオォォォ!!!」バッ!

サトシ「……!!」

高く跳び上がり、鋭い爪が光を反射する。観客が息を呑む中、サトシがぽつりと呟いた。

サトシ「勝った……」

ドラメシヤ(兄&姉)「「ドラシャー!」」

タチフサグマ「ッ!? グマッアアッ!?」

ネズ「なっ何ぃぃぃぃーー!!??」

気絶していたはずのドラメシヤたちが竜の闘気をまとった体当たりでタチフサグマを突き刺す。弟のドラパルトの危機を救うための渾身の一撃がトドメの一撃を阻止したのだ。
 ▼ 812 スイヌメルゴン@シャラサブレ 25/10/07 17:20:02 ID:flCUTSUE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「今だ!!最大パワーでドラゴンダイブ!!」

ドラパルト「パルルルアアアッ!……カッ!」ドゴォン

ネズ「!! ブロッキング!」

タチフサグマ「フシャ……グッ……ガアアアアアアアッ!?」

空中で無防備となったタチフサグマはせめて攻撃だけは防ごうと黒い障壁を張り巡らせる、だが音速の超えたドラゴンダイブを前に展開する間も地面に叩きつけられた。
叩きつけられた衝撃は凄まじく、あたりの瓦礫や建物を纏めて吹き飛ばした。

ネズ「タチフサグマ!!」

タチフサグマ「グマ……グ……𖦹𖦹」

立ち上がったかのように見えたタチフサグマであったがその場に崩れるように地面に倒れた。

ジャッジさん「…………勝負あり!タチフサグマ、戦闘不能だ!よってこのジムバトルはチャレンジャーであるサトシ選手の勝利だ!」

サトシ「やった!やったぜドラパルト!……ってうおおお!?」

勝利の喜びを表すかのようにドラパルトはサトシに自らの巨体を巻き付ける。
兄姉であるドラメシヤたちも空を喜ぶかのように辺りを飛び回る。

ネズ「俺も俺たちのポケモンも出し切りましたよ。負けたことは悔しいですけど、戦ったことに後悔はありません。」

勝負を称える歓声、ネズの敗北を悔しがる泣き声、様々な声が飛び交う中でネズは満足そうにサトシに話し掛ける。

ネズ「君と戦えて良かった。自らのポケモンを信じる力によって得た勝利、見事としか言いようがないですね。そんな君にはこのバッジを与えましょう、これ、あくバッジね。」

サトシ「!……はい!!……あくバッジ!GETだぜ!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
ドラパルト「パール!」
アーマーガア「アーガァ!」
ストリンダー「ストーーリン!」
 ▼ 813 ュシュプ@イワイノヨロイ 25/10/07 23:50:22 ID:flCUTSUE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネズ「さて……マリィ、次はお前の番ですね。リベンジ楽しみにいますよ。勝ったあかつきにはこのエール団をお前に……」

マリィ「それだけど……兄貴、あたし、考えてみたんや。兄貴が言いよったあたしんノイズ……そしてサトシんポケモンば信じ戦う姿ば見て"理解"した。
あたしは自分の夢に囚われてポケモンと歩めとらんかった。
やけんあたしはポケモンと歩む!チャンピオンになってエール団を……スパイクタウンをガラルに誇る組織に変えてみせる!」

ネズ「!!」

マリィは力強くネズに向けて宣言する。

マリィ「だからさ兄貴、あたしが勝っても負けてもまだエール団にいて。突き進むあたし日本の少しのエールを送ってくれてらそれで充分……」

ネズ「……やれやれ、少しの間にまた成長しましたね。ではリベンジバトルをしましょうか……」

マリィ「うん!!」

ネズのポケモンの回復が終わってからしばらく後……

マリィ「ソウルクラッシュ!」

オーロンゲ「オーローン!」

スカタンク「タギャッ!?……𖦹𖦹」

マリィもネズに勝利した!
サトシ マリィ、共にあくバッジをゲット!

そしてドロンチがドラパルトへと進化!

To Be Continued!
 ▼ 814 ルガルド@ママンボウのねんえき 25/10/08 13:37:10 ID:ptToTh6M [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてサトシとマリィのジム戦から数日……

サトシ「えっ?マリィはまだ行かないのか?」

ユウリ「てっきり一緒にナックルシティに行くものだと……」

マリィ「それが……」

ネズ「マリィがマジにエール団、そしてこの街を変えると言うなら。今後の方針をガチに考えねばなりません。その話がつくまでは……ですね。」

マリィ「兄貴ったらやる気満々で……だけどすぐ追いつくよ!」

サトシ「ああ!俺が先にジムバッジを手に入れてやる!」

ネズ「そうそう、次のジムリーダーのキバナ。彼とのバトルはダブルバトルです。せいぜい対策しておくことですね。」

サトシ「ダブルバトルか……ありがとうございます!」

そのままマリィとネズ、そしてエール団たちが見送る中サトシたちは次の目指す。

サトシ「そういえば次はナックルシティなんだな……」

ユウリ「スタジアムがあったでしょ?あそこが最後のジム。」

タケシ「ぐるりとナックルシティの周り一周していく形になるな。ここからは丸一日と半日……そのくらいあれば着くことはできるだろう。」

サトシ「じゃあ途中で特訓だな!ダブルバトルに備えるんだ。」

ユウリ「それあたしも混ぜてよ。フシギダネの力を確かめたい。」

タケシ「俺もホシガリスに運動をさせないとな。最近は食べてばかりで運動不足だ。」

サトシ「じゃあ皆で特訓だな!」

ユウリ「ダブルで……ね。」

そうして3人のバトルの特訓をすることが決まる。
これまでの旅でも日常のように行っている事だ。
そしてその日の夜……

サトシ「ダクマ!きあいパンチ!ピカチュウ!アイアンテール!」

ユウリ「ゴリランダー、ウッドハンマー フシギダネは後ろに下がって!」

ゴリランダー「ゴララララ!フーーンンヌ!」

両腕の剛撃でゴリランダーはアイアンテールときあいパンチを受け止めると辺りに轟音が響きわたり草木が揺れる。
するとフシギダネがゴリランダーの背から軽やかに飛び上がり技を構える。

ユウリ「ねむりごな!」

フシギダネ「ダーネ!」ボフン!

サトシ「ゴリランダーごと!?離れろ!!」

ピカチュウ「ピッ!?」
ダクマ「クマッ!」

2匹は一斉に飛び退いてはねむりごなによる睡眠を辛うじて回避した。

タケシ「ゴリランダーはくさタイプ、巻き込まれても粉系の技は効果がないのを利用した連携か。」
 ▼ 815 ッキング@フォーカスレンズ 25/10/08 13:53:19 ID:ptToTh6M [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユウリ「そういうこと、経験が足りないのなら経験があるゴリランダーで補う!フシギダネ!はなふぶき!」

サトシ「させるか!でんこうせっか!」

ピカチュウ「ピッカ!ピカピカピカ!」

ユウリ「ゴリランダー!」

ゴリランダー「ヴホーーウ!」ガシッ!
ピカチュウ「ピカッ!?ピカアアアア!」

一直線に飛び込んできたピカチュウを、ゴリランダーは片手で掴み取り、そのまま豪快に投げ飛ばした。

サトシ「ダクマ!ほのおのパンチ!」

ダクマ「ダーク!……!!」
フシギダネ「ダーネ!」

ゴリランダーを狙う炎の拳をフシギダネのはなふぶきが壁のように広がった。
白い花弁が炎を散らし、ダクマの一撃を食い止める。

ゴリランダー「ホーウ?」
フシギダネ「ダネヘヘ」

ゴリランダーは嬉しそうに笑い、フシギダネの頭をわしゃわしゃと撫でた。
まるで、仲間の成長を誇らしく思っているかのように。

サトシ「庇いあいか……いい連携だな!」

ユウリ「くさタイプ同士やりやすいみたい!まだまだいくよ?」

サトシ「ああ!」

そしてしばらく後……

フシギダネ「ダネ……」ヘトヘト

ユウリ「あっ……」

タケシ「技の打ちすぎだな……まだ体に対して技の負担が追いついていない。まだまだスタミナ不足だな。さあ、次は俺と交代だ。」

ユウリ「むう……戻ってフシギダネ、ゴリランダー。」

渋々フシギダネとゴリランダーを手持ちに戻してユウリはタケシと交代する。

サトシ「ピカチュウ、ダクマ、お前たちも戻るんだ。」

ピカチュウ「ピカッ!」
ダクマ「ダクッ!」

タケシ「さてと……俺はこいつらでいく。」

ホシガリス「ホッシー!」
ガラルマッギョ「ギョマママ!」
 ▼ 816 ダイトス@カラミンゴのうもう 25/10/09 15:18:36 ID:qkAUjEfY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「じゃあ俺はこいつらだ!」

インテレオン「テーオン!」
ドラパルト「ドラルルル!」

タケシ「ホシガリス、かみつく!」

ホシガリス「ホーーシッ!」

ガラルマッギョ「ギョ!」

バチン!

ホシガリス「ホギャアアアアアア!!!!」

タケシ「あ……」

ユウリ「マッギョがホシガリス"に"噛み付いちゃった……」

トラバサミに挟み込まれたホシガリスは痛みで暴れ回る。

タケシ「ぶんまわすで投げ飛ばすんだ!」

ホシガリス「ギ……ホシシシシー!」ブゥン!

ガラルマッギョ「ギョー」

ガブリ

ドラパルト「パ……パパパパ!?」ズドンズドン

ぶんまわすで尻尾から投げ出されたマッギョはそのままドラパルトの鼻に噛みつく。
不意の攻撃にドラパルトは暴れ回ってドラゴンアローを乱射する。

サトシ「落ち着くんだドラパルト!……やるな!」

タケシ「さあ続けるぞ……」

そしてまたしばらく後……

タケシ「今日はここまでにしておこう。サトシ、なにか掴めたか?」

サトシ「うーん……仲間同士の連携は自信があるんだけど、次のジムリーダーのキバナさん……あの人がどんな戦い方をするのか……」

ユウリ「あの人はドラゴン使いだよ……よくメディアに出ているけど毎回戦い方が違う、無対策で勝てるような相手ではないよね」

サトシ「何はともあれとにかく特訓だ!どんな相手でも俺たちは勝ち進むだけだ!」
 ▼ 817 オー@メガトンボール 25/10/09 15:43:47 ID:qkAUjEfY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして次の日、サトシたちは無事にナックルシティの近くまで旅の足を進めていた。

サトシ「見えてきた!ナックルシティ!いよいよ最後のジムか!」

ユウリ「勝てばトーナメントリーグに進める。そこで勝ち抜けば……」

タケシ「チャンピオン……だな。」

8番目のジムでありリーグに進むための最後の砦。サトシの顔には、期待と緊張が入り混じった笑みが浮かんでいた。

ユウリ「サトシ、そんな急いてもジムは逃げ……??」

タケシ「……どうした?」

ユウリ「……気のせいかな?なんか……変……」

サトシ「変?」

ズズーーン

ユウリの予感は的中する。
重く、低く、地の底から響くような羽音。楽しげだった空気が一瞬で凍りついた

タケシ「この感じは……!?」

サトシ「野生のキョダイマックスポケモン!?」

遠くの丘の向こうに、巨大な影。それは光の渦の中から現れた

キョダイマックスイオルブ「オルルルルルブ!」カッ!

ユウリ「なっ!?あっ!?体が浮いていく……?」

イオルブの目が光った瞬間、サトシたちの体はふわりと宙に浮かび上がった。地面が遠ざかるり重力が失われる。

ユウリ「フツーの眼じゃない……ダイマックスエネルギーで暴走してる!?……サトシ!」

サトシ「わかった!ピカチュウ 10まんボルト!」

ピカチュウ「ピッカチュウウウウウ!」バリリリリリ!

キョダイマックスイオルブ「イオルッ!?」

雷光を受けたイオルブの体からエネルギーは抜け落ちて元の姿に戻ってゆく。

サトシ「よかった……元に戻った……てそれって」

タケシ「俺たちが落ち……」

言い終える前に、身体が急降下する。視界が一気に傾き、風が顔を打った。

ユウリ「問!題ッ!ないっ!ゴリランダー!」

ゴリランダー「グオーーウ!」ドシーーン

サトシ「たっ助かったぜゴリランダー……」

モンスターボールから飛び出したゴリランダーは3人とピカチュウを抱えて地面に着地する。
舞い上がる砂煙の中、みんな無事に息を整えた。
 ▼ 818 ォッコ@ゴールドスプレー 25/10/09 15:55:50 ID:qkAUjEfY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イオルブ「イオーブ!」

サトシ「気をつけろよー!」

イオルブは助けてくれたサトシ達に感謝を告げるとそのまま飛び去っていった。

ユウリ「最近多いってニュースにもなってる……」

タケシ「自然発生するダイマックス現象か……原因不明らしいな。」

ユウリ「うん……旅に影響がないといいんだけど……」

そう呟いた瞬間、サトシたちの周りが赤い光の渦が溢れる。

ユウリ「言わなければよかった……!」

ニャイキング「ニャーーーイ!」
レパルダス「レパール!」
デンチュラ「チュララララララ!」

サトシ「げえ……」

ユウリ「囲まれたなんて数……」

無数の暴走したダイマックス化ポケモンたちがサトシたちの周りを囲む。

サトシ「助けよう!」

ユウリ「助けるってあたしたちだけでもこの数捌くの?」

タケシ「どの道捌かなければ俺たちがこの場を脱出はできないぞ!踏ん張れ!」

ユウリ「それもそうだね!」

一向は戦闘態勢をとる。だがその時に……

「りゅうせいぐん!」
「エアスラッシュ!」

ニャイキング「ニャイッ!?」
レパルダス「シャーーオウ!?」
デンチュラ「ラッチュ!?」

囲んでいたポケモン達に攻撃が降り注ぐ。その攻撃を受けたポケモンたちは理性を取り戻して元の大きさに戻ってゆく。

ユウリ「リザードン……あっ!ダンデさん!」

ダンデ「よう、無事だったな。」

サトシ「助かりました!」

ダンデ「俺だけじゃあないぞ。」

キバナ「俺もいるぜ。」

サトシ「あっ!キバナさん!」

キバナ「おうさ!この俺様がナックルシティのジムリーダー、キバナ様だ!こいつはフライゴンだ!」

フライゴンの「ライゴ!」
 ▼ 819 ラルヒヒダルマ@ピーピーリカバー 25/10/10 18:08:21 ID:fee.O84o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユウリ「ダンデさん……さっきのは……」

ダンデ「ダイマックスによるポケモンの暴走だ。稀に起こる現象だが……」

キバナ「ここ最近は随分と頻繁に起こりやがる。しかもこのナックルシティを中心にな。」

ダンデ「君たちとナックルシティでエキシビションマッチをしたあたりからだろうか、それが頻発してな。決まって暴走したポケモンたちはナックルシティを目指している。その原因を調べるためにここに残って調査していたんだ。」

キバナ「おかげでしばらくジムチャレンジの試合もできそうにない。悪いな。」

サトシ「えーーー!?そんな!」

ダンデは苦笑を浮かべながらも、真剣な眼差しを向けた。

ダンデ「……もしよければ君たちも調査に協力してくれないか?事態が早く済めばジムチャレンジも順次再開だ。」

サトシ「よし!やろう!」

ユウリ「調査と言ってもどこから……」

ダンデ「たしかに俺たちやオリーヴさんたちの人手で粗方調べ終えてしまっているな……」

キバナ「そうか?俺まだ怪しいポイントを知っているぜ……スタジアムの地下……発電プラントなんか怪しいんじゃないか?」

サトシ「行ってみよう!」

ダンデ「いや、あそこは立ち入りが……あ〜行ってしまったか……」

制止の声は届かず一向はそのまま向かってゆく。ナックルスタジアムの建物の奥、巨大な金属扉の前にたどり着いたところで、鋭い声が響く。

オリーヴ「立ち入りは禁止ですよ。いくらチャンピオンが目にかけてるチャレンジャーといえど発電プラントを通す訳にはいきません!」

サトシ「ぐ……」

そのとき、低く落ち着いた声が通路の奥から響いた。

ローズ「そう厳しくしすぎるのもよくないよ。好奇心はトレーナーとしてはとても大事な事だ。発電プラントに立ち入りはできないけど説明はできるよ。」

オリーヴ「失礼しました。委員長。」

ユウリ「普通の発電と何か違うんですか?」

ローズ「この間の謎のポケモンの争い、今回の騒動、委員長としても支援しなければと思ってね。さて……話を戻そう。ここは各地から採取された“ねがいぼし”をエネルギー源にしているんだ。ねがいぼしは無尽蔵の力を秘めている。その力を制御してエネルギーに変換し、ガラル全土へ供給しているのさ。」

サトシ「ねがいぼし……ああ!!」

ローズ「そう、君たちのそのダイマックスバンドに使われている石だ。エネルギーは尽きず無限大。まさに未来の発電だよ。」

オリーヴ「……委員長。緊急の報告が入りました。ナックルシティ付近に……新たな異常反応が。」

ローズ「なに……」

オリーヴが手にした端末を確認すると、ローズの表情が一瞬で険しくなる。

ローズ「すぐに現場へ向かおう!」

二人は足早に立ち去った。

サトシ「俺達もついていってみよう!」

一向がその場を去った時に地下から静かに脈動が波打った。
 ▼ 820 オップ@スナハマダイコン 25/10/12 12:18:59 ID:rqEgE5z6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「ローズさん!一体何が……」

ローズらに追いついたサトシたちは、息を切らせながら事態を問いただした。

ローズ「暴走したダイマックスポケモンがナックルに向かっている、だそうだ。なんでもただのダイマックスポケモンではなく一際大きな力を持つ個体だそうだ。」

ユウリ「見て!」

ユウリが指さすその先、ナックルシティの外――ワイルドエリアの砂漠地帯から、巨大な砂塵が巻き上がっていた。
地平を覆うほどの嵐が、ゆっくりとこちらへ迫ってくる。
そして時は少し遡り……ワイルドエリアの砂漠地帯にて……

ムサシ「あっついわね〜早くここを抜けるわよ……」

ニャース「もう少しこのオアシスで休ませてほしいのニャ……。暑さで毛が溶けるニャ〜……」

コジロウ「ポケモンたちを休ませたらまたジャリボーイをまた追おうか……」

ポットデス「ポット〜」
ウオノラゴン「ウオノノ〜」

コジロウの手持ちたちはオアシスの水辺で暑さを凌いでいた。

スナヘビ「スナスナ〜」

ムサシ「アンタは暑さに強そうでいいわよね〜」

元々砂漠生まれのムサシのスナヘビはこの暑さを喜び砂浴びをするために地面を掘り進めていた。

スナヘビ「ンナッ!?ンナアアアアァァァン!?」

ムサシ「ちょっ!?スナヘビ!!」

かなり深くまで掘り進めた時紅い光の渦と共に地中からスナヘビが放り出される。

ムサシ「スナヘビ、アンタどうしたのよ?」

スナヘビ「ッナアアアア!!」

ムサシ「ちょっと!?」

地響きとともに砂が爆ぜ、サダイジャの身体が膨張していく。
紅いオーラが全身を包み込み、やがてその姿はキョダイマックスへと変貌した。

コジロウ「スナヘビがサダイジャに進化を!?」

ニャース「様子がおかしいのニャ……「痛い、苦しい」?」

サダイジャ「ダイ……サダァァァァ!!!!」ビュオオオオオオ!

ムサシ「げっ!?」
コジロウ「嘘だろ!?」
ニャース「ニャアアア!?」

ロケット団「「「やなカンジー!」」」

地響きとともに砂が爆ぜ、サダイジャの身体が膨張していく。
紅いオーラが全身を包み込み、やがてその姿は――キョダイマックスへと変貌した。
 ▼ 821 ウオウ@キズナのタヅナ 25/10/12 12:24:43 ID:rqEgE5z6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>820
最後3行がミスです。正しくは下記の通りです

砂嵐が爆発するように広がり、ロケット団の三人は渦の中へと消えた。
狂気のオーラを纏ったキョダイサダイジャは、轟音とともにナックルシティの方角へ進撃を開始する

となります
 ▼ 822 ルヤクデ@だいちのプレート 25/10/13 17:35:46 ID:MI5M0CUE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして時は現在へと戻る。

ローズ「あの大砂嵐の中に暴走したポケモンが……オリーヴくん、ダンデくん達は?」

オリーヴ「多方面から新たに強大な暴走ダイマックスポケモンが出現、応戦しており向かえそうにないと」

ローズ「ならば我々で迎え撃たねばなるまい……」

サトシ「俺達も手伝います!」

ローズ「巻き込んでしまってすまないね。けどせっかく復興した街をまた壊されるわけにもいかない、強力を頼むよ。」

サトシ「はい!」

ローズ「僕があの大砂嵐に風穴を入れる、そこから侵入して中のポケモンを鎮めてくるんだ。ただの暴走ダイマックスポケモンではないことを忘れずにね。」

オリーヴ「委員長、来ます。」

ローズ「わかってるさ……出てこい!ダイオウドウ!」

ダイオウドウ「オッドオオォォォウ!」

ローズ「てっていこうせん!!」

ダイオウドウ「オオオォッドオオオゥ!」グアッ!!

光線が放たれるとそれは大砂嵐を押し広げて穿つ。

サトシ「穴が空いた……あそこからいくぞ!」

オリーヴ「あなたは避難誘導を」

タケシ「はい!任せたぞ、サトシ、ユウリ!」

サトシ「おう!任せとけ!」
ユウリ「了解!」

2人は吹き荒れる大砂嵐の中に突入していく。
 ▼ 823 ッカグヤ@さみしがりミント 25/10/14 12:26:09 ID:2bas6d2M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キョダイマックスサダイジャ「ジャージャッジャッジャッー!」ゴオオオオオ!

サトシ「あいつが砂嵐を……」

ユウリ「う……これ以上進むと吹き飛ばされそう……」

砂嵐が地を裂き、空を覆う。
吹き荒れる砂粒が肌を刺し、視界は茶色に染まっていた。
2人は岩陰に身を寄せ、暴れる巨体の隙を探る。
空気は熱を帯び、地鳴りが足元を伝ってきた。

サトシ「飛んで近づこう!出てこい!」

ドラパルト「パルルル!」
アーマーガア「アァーーマ!」
インテレオン「テオン!」

ユウリ「ゴリランダー!モスノウ!」

ゴリランダー「ウェッヘエェェーーイ!」
モスノウ「モーースノノゥ!」

サトシ「アーマーガアはゴリランダーを、ドラパルトはインテレオンとピカチュウを乗せて攻撃だ!」

ユウリ「モスノウは気をつけ引き付けて!」

モスノウ「スノゥ!」

翼が砂を切り裂き、空中に白銀の軌跡が交差する。
巨大なサダイジャの周囲を、アーマーガアとドラパルトが旋回した。

キョダイマックスサダイジャ「ジャーウ!ジャーウ!」

キョダイマックスサダイジャは身を揺らしながらモスノウの攻撃を仕掛ける。

ユウリ「ふぶき!」

モスノウ「スノォォ!」ビュオオオオ!

モスノウの冷気が砂嵐の中に渦を巻き、白い吹雪が紅く染まる。
サダイジャの動きがわずかに鈍る。

サトシ「今だ!ピカチュウ、10まんボルト!ドラパルト、シャドーボール!インテレオン!ねらいうち!」

ユウリ「ゴリランダー、合わせてエナジーボール!」

それぞれのエネルギーが一点で交わり、巨大な爆発が砂嵐を裂いた。

サトシ「やったか!?」
ユウリ「!……いや……」

キョダイマックスサダイジャ「ジャジャー……サダァジャアアアアアア!」ゴォ!

爆発の煙を更なる砂塵の嵐が吹き飛ばす。その勢いは留まることを知らず、サトシのポケモン達を地面に叩きつけた。

サトシ「あまり効果がない……体の砂嵐のせいか!」

ユウリ「ローズさんがやっていたみたいに大きな一撃を加えれば……あたしのゴリランダーなら時間をかければ……」

サトシ「わかった!やってみよう!」
 ▼ 824 チニン@グランドコート 25/10/14 16:12:39 ID:ou4k7wWY NGネーム登録 NGID登録 報告
ユウリ「みんなで時間を稼いで!ゴリランダー、ソーラービーム!」

ゴリランダー「ヴォラアアア!……」ブォン……ブォン……ブォンブォンブォンブォン……

大地が震えるほどのドラミング。
その鼓動に呼応するように、ゴリランダーの体から緑の光が溢れ出す。
鬣の一本一本がきらめき、砂塵の中で輝きを増していった。

サトシ「みんなで気を引き付けるぞ!」

サトシの掛け声と同時に、アーマーガア、モスノウ、ドラパルト、ピカチュウ、インテレオンが一斉に動く。

キョダイマックスサダイジャ「ジャアアアア!……ギャッ!?」

モスノウを狙う攻撃をアーマーガアのエアスラッシュが阻止する。
ソーラービームをチャージするゴリランダーから確実に視線を逸らすことに成功していた。

ユウリ「もう少し……」

ゴリランダー「ガアアアアア……」ブォブォブォブォ……

太陽が隠れるほどの分厚い砂嵐の中でのソーラービーム、フルチャージまでにはかなりの時間を要するが次第にそれも完了しつつあった、だがその時……

キョダイマックスサダイジャ「ジャアアアアウ!」

ドラパルト「パッ!?」
インテレオン「ッ!?」

竜巻のようなキョダイサジンが放たれる。
轟音と共に砂嵐が爆ぜ、ドラパルトが体勢を崩し、その背に乗っていたインテレオンもまとめて吹き飛ばされてしまった。

サトシ「焦るなインテレオン!そのままアクアジェットで飛べ!」

インテレオン「テォン!」

落下するインテレオンは水を爆発的に噴射させ飛行しながらキョダイマックスサダイジャの前に躍り出る。

サトシ「ねらいうち!」

インテレオン「テォン!」バキュゥン!

キョダイマックスサダイジャ「グギャア!?」

サトシ「今だ!ユウリ!ゴリランダー!」

ユウリ「完璧っ!ゴリランダー!ソーラービーム、撃て!」

ゴリランダー「グルルル……アアアアアアアア!」カッ!

全身を駆け巡っていた光が、奔流となって解き放たれる。
濃緑の光線が砂嵐を真っ二つに裂き、
キョダイマックスサダイジャを吹き飛ばした。

キョダイマックスサダイジャ「ダッ!?ギャアアアアアアア!?」

ソーラービームは砂嵐を突き抜けてサダイジャを空の彼方まで吹っ飛ばした。
そしてソーラービームは空まで貫き紅い曇天の空も快晴に戻った。
 ▼ 825 ブトプス@ひのたまプレート 25/10/15 20:19:09 ID:uL0.TXPA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローズ「!!……どうやら彼らがやってくれたみたいだ。」

巻き上がる砂嵐の向こう。
その中に、光の柱が天を突くように輝いた。
ローズは腕を組み、その光景を穏やかな笑みで見つめる。

オリーヴ「委員長、他でも事態が収束したと報告が……」

ローズ「ダンデ君たちが止めてくれたか、一先ず危機は去ったね。」

そして戦いの跡地では……

サトシ「ユウリ……これはなんだ……?」

ユウリ「黒い……ねがいぼし……まさか暴走の原因は……」

黒きねがいぼしは脈打つように光を放つ……
砂風が静まった跡で、二人は不気味な輝きを放つその結晶を見つめていた。

一方その頃
砂嵐に巻き込まれ、サダイジャと共に吹き飛ばされたロケット団は、元のオアシス近くまで転がり戻ってきていた。

ムサシ「……ったく、砂だらけよ! もう二度と砂漠はゴメンだわ!」

コジロウ「でも、サダイジャも元に戻ったし……まあ、イイカンジなんじゃない?」

ニャース「そう言いながら顔が砂まみれなのニャ……」

サダイジャ「ダイダァイ……」

ソーナンス「ソーナンス〜……」

力なくオアシスの水辺に座り込む三人。
彼らもまた、嵐の終わりを肌で感じていた。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ローズ「君たちのおかげでまたジムチャレンジを再開できそうだよ!感謝の言葉しかないよね!」

だがユウリは、先ほどの黒いねがいぼしのことが頭から離れない。

ユウリ「またダイマックスポケモンの暴走が起きるんじゃ……」

ローズ「それに関しては無問題だよ。さっきダイマックスエネルギーの観測を行ったが異常な数値は観測されなかった。いつまでも暗い雰囲気では居られないからね。」

サトシ「あの……俺達が見つけたあの黒いねがいぼしは?」

ローズ「おう、それも伝えないとね。あれに関しては実はまだよくわかってないんだ。とはいえあれはマクロコスモスで万が一がないように厳重に管理しているよ。」

オリーヴ「委員長、そろそろ緊急の対策会議のお時間です。」

ローズ「おっと……もうそんな時間か……改めて君たちの協力に感謝するよ。ジムチャレンジをぜひ勝ち抜いてくれたまえ。」

サトシ「よっし!ジムバトルだ!」

力強く拳を突き上げるサトシ。
その姿にユウリも笑みを浮かべたが、彼女の胸の奥では、あの黒い光の鼓動がまだ鳴り響いていた。
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