▼  |  全表示24   | <<    前    | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  

【アニポケ】メガルカリオ『俺は今から怒るぜ!』コルニ「やめて!」サトシ「……」【再投稿】

 ▼ 1 15/12/06 19:20:50 ID:g1RY7JBU [1/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ一行と同伴していたコルニは、セキタイタウンでの試練を突破し、

遂に念願の【ルカリオナイト】を手に入れる事ができた。

大いなる期待を胸にメガシンカの能力を開放したのである。

だがコルニのルカリオは未知なる能力を意のままに操ることができず、

逆にチカラに呑み込まれたために、暴走を開始してしまった。

コルニ「やめてルカリオ!!」

ルカリオ『グルルゥアアアアア!!』

二人は『魂のパートナー』と呼ぶまでに信頼し合っていた。

しかし今のこの状況では何の役にも立たないことに、コルニは立ち尽くした。

威嚇の声。真っ赤な瞳。黒ずんだ波導。

闘争本能のままに駆り立てられる相棒に、コルニが涙目で声を掛け続けるなか、

サトシとピカチュウは暴走化したルカリオを鎮めようと、メガルカリオと対峙していた。
 ▼ 2 15/12/06 19:21:00 ID:g1RY7JBU [2/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「落ち着けルカリオ!」

ねずみ「ぴかぴかっちゅう!!」

ルカリオ『グルルゥウウウ!』

サトシは歯を食い縛る。

ルカリオは視界に飛び込んでくるものをすべてを無視して、

あくまで相棒のピカチュウを狙っていた。

コルニのお爺さんと彼のルカリオの協力のもと、

サトシは持ち前の勘と長年の経験で、

ルカリオの追撃や奇襲を見定めてピカチュウとともに回避した。

しかし、ルカリオの暴走はとどまることを知らない。

腕力と脚力。身体能力。圧倒的な速力。

太陽の光を受けて光る禍々しい凶爪や凶牙がサトシの目前に迫って、

背中に冷たいものが這い上がるものを感じた。

それでもサトシは必死に周囲に気を配って、メガルカリオと相対する。

だがセレナやシトロンたちから危険を遠ざけながら、

ルカリオと対応するには限界があった。 
 ▼ 3 15/12/06 19:29:06 ID:g1RY7JBU [3/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは一瞬の隙を突かれてしまい、ルカリオの拳に殴られてしまった。

ねずみ「ちゃぁあああああああ……ッ!」

ピカチュウの全身は飛ばされた。

前のめりに弧を描いて空を横切り、近くの岩肌に叩きつけられた。

激痛がその黄色い身体を打ちのめしていく。

サトシ「ピカチュウ!!」

サトシは大声で身を投げ出した。

その合間にも、ルカリオがピカチュウに追い撃ちを掛けようとしている。

急がなければ。サトシは無我夢中で地を蹴った。

ピカチュウの盾になるために、

ピカチュウを胸に寄せてルカリオの前に躍り出たのだ。
 ▼ 4 15/12/06 19:29:47 ID:g1RY7JBU [4/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ぐはっ……!」

直後、サトシの背中の真ん中を蹴飛ばされた。

その反動で何度かバウンドを繰り返し、無様に地面のうえに転がった。

ピカチュウは焦った様子で起き上がる。

無事を確かめるためにサトシの顔をのぞき込もうとした。

ねずみ「ぴ、ぴかぴ!」

心臓が激しく波打った。

サトシは失神してしまったのか、ぐったりと手足を投げ出していた。

何度か呼び掛けてもその口唇はピクリとも動かない。

今起きたこの事態を目の当たりにして、

ピカチュウだけではなくシトロンたちの唇まで戦慄いた。

シトロン「サトシ!!」

コルニ「サトシくん!」

セレナ「いやぁああああ!!」
 ▼ 5 15/12/06 19:30:28 ID:g1RY7JBU [5/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シトロンやセレナたちが蒼白顔で叫ぶなか、

メガルカリオはなおもサトシたちに向かって一直線の全力ダッシュを始めた。

我を忘れているゆえか、無防備なサトシに追加攻撃を加える気だ。

ピカチュウはその殺意に秘めた気配に顔を歪める。

サトシを守らなければ、その思いでサトシの前に出る。

赤頬に電流を蓄えながら相手の振り上げる腕を見据える。

コルニやシトロンたちの叫び、悲鳴、恐怖がこの地に飛び交うなか、

ピカチュウは尾を逆立てて、こちらに迫るルカリオに躍り掛かろうとする、その刹那だった。
 ▼ 6 15/12/06 19:31:53 ID:g1RY7JBU [6/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ねずみ「……!」

ピカチュウの視界に、突然、音もなく人影が舞い降りた。

ピカチュウは声もなくその影を見つめる。

身軽な動作。はためく青シャツ。風に散る黒髪。

そして人影の横顔からみえる、鋭い威光を宿したあの琥珀色の瞳。

???「――遅い!」

ルカリオ『!!?』
 
その人影の赤い靴が半円を描いて、ルカリオの横腹を力強く蹴り飛ばした。

風の切る音、足蹴りの音は痛烈だった。

ルカリオは受け身の体勢を取れないまま地面に倒れた。

その衝撃で立ち上った砂塵がルカリオの姿を覆い隠していく。

ピカチュウはその一刹那を視界の端に捉えながら、

人影の後ろ姿じっと眺める。
 ▼ 7 15/12/06 19:33:25 ID:g1RY7JBU [7/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ねずみ「ぴかぴ、ぴかぴかちゅう!?」

ピカチュウの心配する呼び声に、人影――サトシは風とともに振り向いた。

その額には赤い液体が一筋流れている。

それでもなお口元に笑みを刻んで、ピカチュウの呼び声に応えた。
 
サトシ「ハッ。変な顔だなあ、ピカチュウ?」

ねずみ「ぴかぴ、ぴかぴかーちゅう!!」

サトシ「ちょいと打ち所が悪かっただけだ……心配すんじゃねーよ……」

サトシは勝気な笑みでそう答えて、ピカチュウの懸念を吹き飛ばし、

乾いた空気を肺に取り込みつつ視線を前方に投げる。

その鋭い眼先には、メガルカリオが荒れた大地に足を突けて立ち上がる姿であった。

同時に、ルカリオのあげる咆哮が空気を強く震わせる。

サトシ「ピカチュウ……」

ねずみ「ぴ?」

サトシは鋭い呼気を吐いて体勢を低くする。

その気配が一瞬で重みと鋭利さを増していく。
 ▼ 8 15/12/06 19:36:02 ID:g1RY7JBU [8/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「かなり負担を掛けることになるが……へーきかあ……?」

身体の向きをルカリオに傾けるも、琥珀色の瞳だけはピカチュウの顔を捉える。

その確認するような眼差しに、ピカチュウは前傾姿勢を取って頷き返した。

サトシはその出し惜しみのない答えに、口角を上げる。

サトシ「フン……わりーな……」

そして瞬息ののちに、サトシの笑みがなりを潜めた。

サトシ「行くぜピカチュウ」

ねずみ「ぴっかぁ!!」

ピカチュウの声を合図に、サトシが先に行動を開始しら。

赤い靴の踵が、砂煙を立てて地面を蹴り上げていく。

まるで肩で風を切るように、

サトシはメガルカリオにめがけて素早く接近、

直後に俊敏な動作で右拳を飛ばした。
 ▼ 9 15/12/06 19:39:06 ID:g1RY7JBU [9/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しかしメガルカリオは胸の前に両腕をクロスさせて受け身の体勢を取る。

サトシは舌打ちする。

ならばと、サトシは体勢を立て直し、大きく踏み込んでから回し蹴りを繰り出した。

相手はその連撃を予測できなかったのだろう、

サトシの足技はものの見事にルカリオの左肩に命中した。

メガルカリオは苦痛に呻く。骨が軋むような音まで聞こえた。

しかしメガルカリオはサトシの足蹴りに怯まずに、

腰の回転と体重移動を使て、左から同じ回し蹴りをサトシに返した。

琥珀色の双眸が見開く。

サトシ「ちっ!」

サトシは反射神経を総動員させて一気に重心を下げて身を屈めた。

すれすれの回避行動。

それから両膝をバネにして飛び上がる。

まるで舞い上がるかのように跳躍し、

メガルカリオから距離を取って無事に着地を果たした。
 ▼ 10 15/12/06 19:40:10 ID:g1RY7JBU [10/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その驚異の離れ業に、メガルカリオは目に角を立てた。牙を鳴らした。

自分の思い通りに敵を痛めつけられないことに、低い呻きをあげる。

反対に、サトシは余裕な面構えで相手の動きを注視していた。

サトシ「どうしたあ! メガシンカの実力を見せてみろよッ!」

ルカリオ『グルルゥ!!』

メガルカリオはサトシの挑発に乗ったのか、一気に突進する。

大きく踏み切り、サトシに飛びかかるように連続攻撃を仕掛けた。

ひっかき技。肘による攻撃。背後からの不意打ち。

しかしその攻撃は空を切るか地面を抉るだけで、

肝心のダメージは少しも与えることができなかった。

サトシはただ単に、ステップを踏むような動作で華麗に躱していくばかりだった。

これではまるで大人が幼い子を翻弄する遊戯そのものだ。
 ▼ 11 15/12/06 19:42:38 ID:g1RY7JBU [11/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ククッ……動きが単調だなあ……」

ニヤリと笑ったサトシの顔に、メガルカリオは眦を決して右拳を飛ばす。

だがサトシは相手の攻撃をひょいっと躱した。

そうしてサトシは右手を伸ばしてメガルカリオの片腕を鷲掴んだ。

虚を突かれたメガルカリオは、焦りと動揺に、サトシの拳を振り解こうと抵抗するなか、

サトシは左足を軸に回転しながらルカリオを青空に向けて投げ飛ばした。

さすがのルカリオも、空中では身動きが取れないだろう。

サトシ「ピカチュウ……!」

サトシの指示が、遠方に待機しているピカチュウに届く。
 ▼ 12 15/12/06 19:48:52 ID:g1RY7JBU [12/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「全開パワーで≪ボルテッカー≫!!」

サトシはその右腕を地面と平行になるように持ち上げるとともに、

ピカチュウはその腕に向かって助走から加速を開始、

そこまでの距離を駆け抜けるべく全速疾走する。

ねずみ「ぴかぴかぴかぴかぴかぴかぴかぴかぁぁぁ――!!」

そのちいさな身体に幾数の閃光が生まれる。

電流の音が混じってその身に駆け巡った。

黄色い閃光は瞬く間に太い光条へと成長し、

走った跡を焼け焦がしながら、

ピカチュウと併走するように空中を切り裂いていく。

なんてエネルギーだ。その雷を身に纏うピカチュウは、

しなやかな筋肉ついた筋肉のついた後ろ足で地面を蹴り、

サトシの持ち上げる右腕を足台にした。
 ▼ 13 15/12/06 19:51:38 ID:g1RY7JBU [13/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシもそのタイミングを計って、ピカチュウも放り投げた。

そのまま天に高々と跳躍しながら空を昇り詰めていく。

ピカチュウはその勢いと速度に任せ、息を凝らす。 

その視線の先は、体勢を保てないまま落下するルカリオだ。

これがサトシの狙い目だ。

サトシはピカチュウとルカリオの接触時点を正確に見極めて、ピカチュウを投げたのだ。

失敗は許されない。全神経をかき集める。

ねずみ「ぴかぴかぴかぴか……ぴかぴっかああああぁぁ――ッ!!」

ルカリオ『〜〜〜〜〜〜っ』

ピカチュウは直線的な軌道を描いたまま、

メガルカリオの身体に渾身の≪ボルデッカー≫をお見舞いした。

激突音。次いで爆発音。

黒煙が青空を隠すように咲き、凄まじい衝撃波が地上を吹き荒らしていった。

それに全員が反射的に腕で顔を守る。

しかしサトシ一人だけが衝撃波に呑まれることなく、モンスターボールを手にした。
 ▼ 14 15/12/06 19:53:26 ID:g1RY7JBU [14/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ケロマツ! ケロムースだ!」

ケロマツ「け、けろッ!」

主人の常より低い声音にケロマツは狼狽しつつ、

サトシが指示する場所を狙って、ケロマツは大量のケロムースを射出する。

瞬く間にふわふわと白いケロムースが射出され、

それは地面を埋める大きなクッションに変わった。

黒煙を引いて落ちてくるメガルカリオを受け止めるためだ。

いや、すでにメガシンカの能力が解除されている。

そのルカリオの身体を、弾力性のあるケロムースが衝撃を吸収しつつキャッチした。   
満身創痍のルカリオはすでに意識を手放していた。
 ▼ 15 15/12/06 19:53:48 ID:g1RY7JBU [15/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 ◆◇◆◇◆


爆発による衝撃波がおさまったのを確認して、シトロンはそっと目を開けた。

そして視界に飛び込んできた状況といままでの顛末に、ただ唖然とした。

丸い眼鏡の奥で瞳を泳がせる。

無論、サトシの身体能力とピカチュウの電気技にたいしてだ。

雷の申し子と呼ばれたシトロンであるが、

≪ボルテッカー≫を間近で見たのは今日が初めてであった。

だがさらに驚くべき点は、サトシの口語と振る舞いだ。
 ▼ 16 15/12/06 19:55:57 ID:g1RY7JBU [16/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シトロンはなぜか逸る鼓動を抑えつけて、頭を回転させる。

目の前に存在している少年は、『サトシ』で間違いないのだろうか?

でも赤い帽子を頭に被って青いシャツや黒Tを身に包んでいる。

ではあの声は、本当にサトシの喉から出ているのだろうか?

普段より低く、洗練されたような調子と言葉遣いに、シトロンは困惑する。

なによりサトシの冷めた眼差しに我知らず戦々恐々していることに驚いた。

瞳の琥珀色は変わっていないのに、どこか別の色ではないかと錯覚してしまう。

サトシの身に何が起きているのだろう。

シトロンは息を殺すようにサトシたちを見守りながら、瞬きする。

だがシトロンに思案と思考に身をやつす時間は与えられなかった。
 ▼ 17 15/12/06 19:56:22 ID:g1RY7JBU [17/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「くっ……!」

突然、サトシが苦痛にその膝を地面に突けたのだ。

苦しそうな喘ぎが聞こえた。息が弾んでいるのがわかる。

頭痛や眩暈に襲われたのか、サトシは片手で頭を抑えているその様子に、

シトロンたちよりも先に、ピカチュウとケロマツが全速力で傍らに駆け寄った。

よく見れば、サトシの顔の表面に脂汗がにじんでいるのが分かってしまう。

ねずみ「ぴかぴ、ぴーか、ぴかぴかちゅう!」

ケロマツ「けろ、けろけろ!」

サトシの耳がぴくりと反応する。

サトシが片目を閉じて視線を降ろしたのは、鮮血が目に入るのを防ぐためだろうか。
 ▼ 18 15/12/06 19:57:12 ID:g1RY7JBU [18/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「……心配すんなって言っただろ。何度も言わせんな」

苛立ちを含んだ声で、ピカチュウとケロマツの心配をはね付ける。

大したことではないと平常を装うかのように。

その合間にも額から新たな鮮血がすこし流れた。

顎先を伝って滴り落ちる流血を目にして、ピカチュウは憂色を浮かべる。

一種の躊躇いなど一瞬で吹き飛んでしまった。

ねずみ「ぴかぴ! ぴかぴ!」

心なしか青ざめる相棒の顔に、サトシは小さくため息を吐く。

サトシ「おまえの所為じゃねえ。謝んな」

ねずみ「ぴかぴ、ぴーか……」

ピカチュウは黄色い両耳を垂らして申し訳なさそうに鳴いた。 

その悲しそうな苦しそうな呟きに、サトシは軽く肩をすくめる。
 ▼ 19 15/12/06 19:57:39 ID:g1RY7JBU [19/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ったく」

そうして頭を押さえていた手の平を、ピカチュウの頭にぽんっと置いた。

ピカチュウはおもむろに顔を持ち上げる。

サトシの浮かべる表情は先ほどより些か穏やかであった。

ピカチュウはその面差しを受けて、いつの間にか硬直していた肩から力を抜く。

そうしてかれらの間に流れる空気が和らいだ時、

シトロンは再び中断した思慮を巡らした。

このやり取りを見る限り、ピカチュウはサトシの変化に気に留めている態度はどこにも見受けられなかった。

ケロマツの動揺した様子と比べれば一目瞭然だ。

もしかして今の激闘によって、かれの体力と精神力が削がれたために、

サトシはなりふり構わずに行動しているのだろうか。
 ▼ 20 15/12/06 19:58:39 ID:g1RY7JBU [20/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そう考察したとこで、シトロンの胸に妙な落ち着きが戻ってきた。

今はサトシの頭部の治療を優先するべきだと判断するぐらいの"冷静さ"も戻ってきた。

そのシトロンの傍にいたセレナも、同じタイミングで、緊張感から解放されてきたのだろう。

セレナは瞑想から息を吹き返したように、サトシのもとへ走り出した。

セレナ「サトシ! 大丈夫!?」

セレナはきれいな眉を寄せて、ポケットから白いハンカチを取り出す。

もともと頭部には多くの血管があるから、頭皮に傷口ができれば大量に出血する。

そのため外観では頭部の外傷は深刻に目に映るが、

実際はそれほど慌てる必要がないことも多々ある。

人によっては、軽い錯乱や吐き気が生じることもあるが、

サトシにそのような症状は見受けられない。重症を負ったわけでもない。

それでも心配性のセレナはサトシに治療を施したいのだろう。
 ▼ 21 15/12/06 19:59:08 ID:g1RY7JBU [21/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
かれのすぐそばで膝を折って、ハンカチを差し出した。

セレナ「サトシ出血がひどいわ! これで早く抑えて!」

だがセレナの矢継ぎ早に催促する言葉がぷつりと切れた。

セレナが言い終わる前に、ぱしんと鋭い音が、広い空間に強く響いた。

セレナ「……!」

シトロン「……!」

シトロンは茫然自失と足を止める。驚きに口と眼を開けた。

白い布が風に吹かれて宙を飛んでいるのが、

セレナのハンカチだと理解するのに数秒の時間を要した。

セレナの白い手が赤く腫れているのは、

サトシが一も二もなく叩き払ったのだと呑み込むのに、

数十秒の時間を要した。

彼のやや穏やかそうな面差しから一転、サトシは険しい目でセレナを射抜いていた。

サトシ「……触るんじゃねーよ、小娘が……」

まるで彼女が怨敵であるかのような口ぶりだった。
 ▼ 22 15/12/06 19:59:34 ID:g1RY7JBU [22/22] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
To be continued...
 ▼ 23 リリダマ@マスターボール 15/12/06 20:21:21 ID:LBIRBOKg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 24 ピアー@ライトストーン 15/12/06 20:22:12 ID:27K2vOy2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
何なんだ
このページは検索エンジン向けの機能制限版の旧ページです。
下URLから閲覧下さい。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=206493
  ▲  |  全表示24   | <<    前    | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!

(消えた画像の復旧依頼は、お問い合わせからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼