男「金が…ほしいんだ」:ポケモンBBS(掲示板) 男「金が…ほしいんだ」:ポケモンBBS

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ポケモン

男「金が…ほしいんだ」

 ▼ 1 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/05/23 20:49:46 ID:gUj7GtBA NGネーム登録 NGID登録 報告
彼は唐突に切り出した。

私「えっ?」

男「俺の相棒のガブリアスの尻尾を治療する金が…」

私「そうか…」

彼のガブリアスはあるトレーナーのピカチュウのアイアンテールで尻尾を切断された。今は応急処理を済ませてポケモンセンターに横たわっている。

私「そんなに悪い状況なのか?」

男「ああ。ガブリアスは尻尾が無いと戦闘能力が落ち、生活が困難になる」

男「これからあいつをどうするにせよ、尻尾を元通りに戻してあげないと…」

私「そう気に病むな。あれはお前のせいじゃない。ところで、治療費は幾らなんだ?」

男「尻尾を直せる医者は…あのハタヒトしかしない」

私「ハタヒト…腕は比類するものないほどのものだが法外な治療費を要求する彼か…」

男「そう。そして、治療費は…2000万」
 ▼ 60 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/06/22 15:49:01 ID:xlu.iDBo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
私はことの顛末を見ていた。

私(なるほど…パラボラアンテナの要領で"守る"のバリアをランクルスをおおうように展開、ランクルスのサイコキネシスのエネルギーが焦点に集まり、ランクルスと焦点が重なった時にやられた)

私(しかしあまりにも短い時間での出来事…、正しく解析できるだろうか?もしかすると奴の狙いは…)



男(なるほど…初手守るは加速馬車だと思わせるためのブラフ。バシャーモの正体はゾロアークで、サイコキネシスを無効にして悪技で葬ったのか)

男「ならミミロップだ!」

ミミロップ「ミミー!」

タクト(敵はメガシンカすれば格闘タイプ…うまく引っ掛かってくれたな)
 ▼ 61 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/06/22 20:21:48 ID:BdvAzmCc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
タクト「つばめがえし!」

男(ここで飛行技…ゾロアークで間違いないな)

男「ミミロップ、かわせ!」

ミミロップは背面跳びで攻撃をかわす。

タクト「ならば…バシャーモ!走れ!」

バシャーモはフィールドの外壁に沿って円を描くように走り始めた。

男「追いかけろ!」

ミミロップはこれを追いかける。

このおいかけっこはしばらく続いた。

男(そういえばミミロップは相手の心を読めたはず…いったいどうなっているのだろうか?)
 ▼ 62 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/06/22 20:29:15 ID:BdvAzmCc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミミロップは走っていた。

ミミロップ(アホくせー、あいつ本物の加速馬車じゃねぇか。奴の狙いはオレを疲労させることだな)

ミミロップ(だがタクトは油断している。まさかポケモンに作戦を見透かされるなんて思っても見ないだろう。だから…)

ミミロップは立ち止まった。

男「おい、どうしたんだ?」

タクトも異変に気づく。しかし、あまりにもバシャーモが素早かったので、タクトが指示を出す前にバシャーモは1週していた。

ミミロップ(今だ!)

ミミロップはバシャーモの軌道の少し内側に入る。そしてバシャーモが目の前に現れたその瞬間、進行方向に向かって強烈な蹴りを食らわせた。

タクト「な、なんだと!?動きが読まれていたのか!」

バシャーモは壁に叩きつけられる。すかさずミミロップは跳び蹴りを当て、バシャーモを気絶させた。
 ▼ 63 ラマネロ@きいろのバンダナ 16/06/22 20:43:12 ID:UJWFb2DM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 64 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/06/26 12:08:33 ID:7gm34Jrs NGネーム登録 NGID登録 報告
男「よくやったぞ!」

ミミロップ「ミミー!」


タクト「少し甘く見ていたようだ…。いけっ、バンギラス!」

観衆「厨ポケばっか使いやがって!死ね!」

男「厨ポケか…」

男はガブリアスのことを思った。男は友人にガブリアスが大会でよく使われていると聞き、フカマルを捕まえてここまで育て上げた。今、尻尾を切られ、どこかの医院で寝ているだろう。

男(俺がガブリアスを助けようとしているのは相棒だからなのか?それとも…)

タクト「ぼうっとするな!早くしろ!」

男(今は悩んでも仕方がない…!)

男「ミミロップ、とびひざげりだ!」
 ▼ 65 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/06/29 21:21:37 ID:Iu80Irik NGネーム登録 NGID登録 報告
バンギラス「ババーン!」

男「何!?倒れないだと!?」

タクト「すべては計算通り。君がとびひざげりを指示するのは自明だからね」

男「くっ…なんてレベルの高さだ…!」

タクト「違うな。私のバンギラスは…」

バンギラスは木の実を口に含んでいる…!

タクト「ヨプの実を持っている!バンギラス、ミミロップの足を掴め!」

ミミロップ「ミミッ!?」

タクト「はかいこうせん!」

バンギラス「ババーン!」

ドォォォォォン…

男「ああっ!ミミロップ!」

タクト「至近距離で破壊光線を受けて…」

砂ぼこりが晴れる。ミミロップが倒れていた。

タクト「耐えるポケモンなどいない」
 ▼ 66 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/02 19:09:37 ID:IViEcJBw [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「な、なんだと…そんな馬鹿な…」

男(まずいッ…!次のポケモンは…)

男「ゆけっ!クチート!」

タクト「鋼フェアリーか。よい選択だ」

男(こいつの技はアイアンヘッド、身代わり、気合いパンチ、じゃれつく)

男(だがやつに"みがきあ"が通用するとは思えない…。それに奴ほどのレベルなら炎のパンチとかを仕込んでいてもおかしくない)

男「頼んだぞ!」

クチート「クチクチッ!」

タクト「ではこちらからいこう!炎のパンチ!」

男「アイアンヘッド!」

クチートは軽く口を振った。バンギラスの攻撃は弾かれる。

タクト「なるほど!"いかく"か!それで凌ごうと言うのだね?」
 ▼ 67 850えん】 ひろった! 16/07/02 19:12:14 ID:F0gfvf.Y NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 68 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/02 19:20:20 ID:IViEcJBw [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
タクト「だがそうはいかん。ストーンエッジ!」

男「足元にアイアンヘッド!」

クチートが口を足元に叩きつける。その瞬間、地面から岩が突き出す。

男(岩は円錐状。入射角と反射角の関係から岩の頂点がクチートの真下に来る場合、後ろから前方斜め下へのアイアンヘッドはクチートを真後ろに飛ばす)

男のもくろみ通り、クチートは後ろに飛んだ。

タクト(クチートとの距離が離れてしまった…。遠距離へのストーンエッジは外れやすい。ならば…)

タクト「炎のパンチで突っ込め!」

男「………」

タクト「この距離だ!ストーンエッジ!」
 ▼ 69 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/02 19:25:09 ID:IViEcJBw [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
男(さっきの要領で前方から後方斜め下にアイアンヘッドを叩き込む!)

クチートが足元にアイアンヘッドを撃つと、クチートはうまく前に飛んだ。

タクト「ば、ばかな…」

男「きあいパンチ!」

クチートはすごい勢いでバンギラスに飛び込む。そして…

バンギラス「ンバァッ!」

バンギラスは倒れた。

タクト「なぜだ!?なぜわずかな時間に集中を高められる!?」

男「メンタルハーブだ。こいつがクチートを明鏡止水の領域に高めたんだ」

タクト「なるほど…だが次はそうはいかない。ゆけっ、メタグロス!」
 ▼ 70 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/07 17:18:59 ID:kgrqfaEE NGネーム登録 NGID登録 報告
男(メタグロスは物理アタッカー。不意打ちがあればかなり楽だったが…)

男「ここは大事をとる。クチートとサザンドラを交代だ!」

サザンドラ「サァーザァン!」

メタグロス「メタメタメタ…」

司会「おおっと!両者にらみあったまま動かない!タイプの上ではメタグロスが不利か!?」

メタグロス「メタメタメタ…」

男「どうした!?怖くて手も足もでないのか?」

タクト「そんなわけないだろう。見ろ!」

メタグロス「メタメタメタ!」

タクト「メタグロスは勝利する確率の方程式をたてた!そしてその解は…!」

タクト「1!」
 ▼ 71 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/10 21:30:23 ID:Mnjid.sQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「戯けたことをッ!悪の波動ゥ!」

サザンドラ「サザァン!」

タクト「…言っただろう?君に勝ち目はないと」

タクト「メタグロス、ジャイロボール!」

メタグロス「メッタァ!」

司会「おおっと!メタグロスが回転し、悪の波動を弾いている!」


私はこの光景を見て思い出した。

私(タクトの恐ろしい点は、全ての手持ちポケモンが相手パーティを壊滅させるポテンシャルの持ち主であること…)

私(こちらは道具の力でなんとか渡り合っているが…。サザンドラとゲンガーとクチートはどこまでやりあえるのだろうか?)


男「な、何ィ!サザンドラ、頑張れ!」

タクト「その頑張りがいつまで持つかなぁ!?」

メタグロス「メタメタメタメタメタメタ」
 ▼ 72 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/10 21:39:16 ID:Mnjid.sQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
男(パーティ構成の基本は龍霊1。奴はこちらがゴーストポケモンを持っていると推測しているはず…。メタグロスがサザンドラを突破したあと、どうやってこちらのゴーストポケモンを倒すのか分からないが、ここは…)

男「やけど狙いだ!熱風!」

サザンドラ「サッサッサー!」

タクト「怯むな!」

メタグロス「グログログログロ…!」ガクッ

タクト「何だとォ!」

司会「何とメタグロスがやられてしまった!タクト選手、大誤算です!」

タクト「あり得ん…こちらはサザンドラの技のダメージ量を把握していた上で…、いや、起こったのなら原因を推測しなくてはな…」

タクト「サザンドラの体力に衰えが見られない…。なるほど、達人の帯か」

男(見破られたか。だがこのアドバンテージは大きい。奴は残り3体。こちらはミミロップを失っただけ…、行ける!)
 ▼ 73 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/15 21:52:33 ID:5NPZVSR6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
タクト「ダークライ!」

タクトがダークライを出すと、会場に沈黙が訪れた。


司会「…………タクト選手、ダークライを繰り出したァ!」

観衆「もうダメだ…おしまいだぁ…!」

私(奴はあのダークライだけでシンオウリーグのほほ全てのトレーナーを葬ったと言う…。勝てるのか?)


男「相手は悪タイプ。ここはクチートに交代だ!」

クチート「クチクチッ!」

タクト「残念だが、ダークライにタイプ相性の概念はない!ダークホール!」

男「ダークホールだって!?」

ダークライが闇の珠を作る。そして、珠はクチートに命中した。
 ▼ 74 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/15 21:57:33 ID:5NPZVSR6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
クチート「」スヤー

男「お…起きろ!」

タクト「無駄だ。クチートは今、深い悪夢に囚われている」

男「あ、悪夢だって…?」

クチート「ウッ………クゥゥ………」

タクト「この悪夢から解放されるみちはただひとつ!ダークライ、悪の波動!」

ダークライ「…………!」

悪の波動がクチートに命中。しかし、クチートが起きる様子はない。

クチート「クゥゥゥ………」

タクト「終わりだ!ふたたび悪の波動!」

悪の波動が命中。クチートは地面に突っ伏した。

男「ば…バカな!悪の波動はクチートに効果今一つッ!なぜだ!」

タクト「さあな…とりあえずは、レベルの差とでも言っておこう」
 ▼ 75 クロー@リザードナイトX 16/07/15 21:58:49 ID:lwMVgPi6 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 76 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/20 20:12:14 ID:3GZWqP8I [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「ゆけっ!ラグラージ!」

ラグラージ「ラグッ!ラグッ!」

男(ラグラージの爆破粘菌があれば眠らされても爆発の衝撃とか音で目が覚めるはず…)

タクト「ラグラージ。確かにそのラグラージは異世界の刺客、ワングレンを撃ち破った。だがそれが、ダークライに通用するかな?」

タクト「マッドショット、ハイドロカノン、アームハンマー、アクアテール。特性や道具についての考察はまだだが、道具や特性で力の差をひっくり返すことは不可能だろう」

男(それはどうかな?タクトはラグラージの爆破粘菌のことは知らない。つまり、情報アドバンテージは俺にある!)

男「ここはマットショットだ!」

ラグラージ「ラグッ!」

タクト「かわせ!」

司会「おおっ!ダークライは少し右にずれて攻撃をかわした!」
 ▼ 77 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/20 20:33:30 ID:3GZWqP8I [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「まだだ!撃ち込めっ!」

タクト「無駄なことを…。ゴーストダイブ!」

男「ダークライが消えた…?」

ラグラージ「ラグッ…」

男(いや、違う!恐らく奴は…!)

男「ラグラージ、足元にアームハンマー!」

ラグラージ「ラグッ!」ドスッ

タクト「なるほど。勘は良いようだ。だが早すぎたな」

タクト「今だ!ラグラージの影から襲いかかれ!」
 ▼ 78 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/23 23:08:32 ID:6zT8zG3M [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「しまった…!」

ドォォォン!

タクト「なんだ!?まさか…時間差攻撃っ!」

ダークライ「………」


司会「どうしたダークライ?攻撃はラグラージに当たっていないようだ!」


ラグラージ「ラグッ!」

男(そうか…アームハンマーによって地面に粘菌が広がっていたのか)

タクト(地面にアームハンマーを叩きつけるフリをしていたというのか…恐るべきテクニックだ。やはり速攻でいくべきだったか)

タクト「もはや小細工は無用!ダークホール!」

男「かわせ!」


司会「ラグラージ、ジャンプしたぁ!」
 ▼ 79 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/23 23:12:44 ID:6zT8zG3M [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ラグラージ「!?」

男「どうした!?…なんだと!」

男が目にした光景。それはまさに恐怖。


司会「信じられない!ラグラージの影からなにかが延びて、足を掴んだぞ!」

司会「そして影に引きずり込もうとする!これは…?」


男(そうか!ダークホールを当てるために攻撃をはなったあとゴーストダイブを使ったんだ!)

男「振りほどけ!」

タクト「無駄だ。見てみろ」

ラグラージ「………」

男「ね…眠ってしまった!」

 ▼ 80 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/25 21:07:16 ID:lug.PKwQ [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ラグラージ「……………」

タクト「さて、すぐに終わらせてやろう。悪の波動だ!」

ドォォォン!

男「クソっ!もうだめだぁ!」

バキッ!

男「ん?なんだ?」


司会「なんということでしょう!ラグラージが悪の波動の直撃で目を覚まし、ダークライにアームハンマーを撃ち込んだぁ!ダークライ、戦闘不能です!」

観衆「やったぜ!いい気味だ!」


タクト「信じられん…。戻れ」

タクト「次はラティオスだ!」
 ▼ 81 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/25 21:14:58 ID:lug.PKwQ [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「その調子だラグラージ!頑張れ!」

ラグラージ「ラグッ…」ガクッ

男「あっ!」


司会「ラグラージも続けて倒れた!ダークライの特性、ナイトメアによってじわじわと体力を削られていた影響でしょうか!?」


男(残るはゲンガー、サザンドラ、あとは戦闘不能寸前のランクルス。ここは体力満タンのゲンガーだ!)

ゲンガー「ンガー!」

男「マジカルシャイン!」


司会「おっと!先制のマジカルシャインだ!」


ラティオス「しゅわ…」

タクト「お返しだ!龍星群!」
 ▼ 82 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/25 21:21:14 ID:lug.PKwQ [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「ゲンガー!かわ……」

男は絶句した。なにしろ、ラティオスの龍星群の密度は今までにみたものを遥かに凌駕ていたからだ。


私(こりゃあ弾幕STGの比じゃないぞ。フェアリータイプのクチートを失った今、こいつをどう凌ぐかが勝敗の鍵を握る)


男(ダメだ!かわそうと考えてはいけない!ここは…)

男「マジカルシャインだ!」

ゲンガー「ゲンゲンガー!」


司会「フェアリータイプの技はドラゴンタイプに有効!私もトリックルームをシザークロスで破ったという噂を聞いたことがあります!」


タクト「甘いな」

ドォォォォォォォォン!

男「ゲンガァァァァァァァ!なぜだ!」
 ▼ 83 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/25 21:27:41 ID:lug.PKwQ [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
タクト「お前は技の本質を見誤った」

タクト「マジカルシャインの攻撃範囲は相手全体。しかし、使用者が一つの技に使うエネルギーは常に等しい」

男「つまり、範囲を広く取りすぎたが故に止めることが出来なかったのか…」

タクト「そうだ。さあ、お互いに2対2だ。次のポケモンを出すんだ」

男「ふっ…」

タクト「どうした?何がおかしい?」

男「ふははははははっ!タクト、お前は今何と言った?」

タクト「次のポケモンを出せと言った」

男「違う!その前だ!」

タクト「えっと…、お前の手持ちも2体…。まさか!」

男「そうだ!俺のゲンガーはまだ負けていない!不意打ちィ!」
 ▼ 84 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/25 21:36:07 ID:lug.PKwQ [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ラティオス「ぐわっ!」

男「終わりだ!シャドーボール!」

ゲンガー「ンガンガンガwww」

ドォォォン!


司会「なんという美しい流れでしょう。一時はゲンガーがやられたと思っていましたが、今や形勢逆転です!」


男「油断したな。さあ、最後の一匹を出しな」


観衆「わぁぁぁぁぁ!やったぜ!」

私(見事だ。今の逆転劇で観衆を味方につけた。あとは奴の最後のポケモン…)

私(しかし、ゲンガーとサザンドラとランクルスならやってくれるだろう。彼のガブリアスへの想いが、ポケモンたちに最高の戦術と力を与えている)


タクト「ははっ。面白いじゃないか。私がただ強さを求め鍛えぬいたポケモンたちを容易く打ち破るとは。だが、快進撃もこれで終わりだ」

タクト「常に勝利するのは私!出よ、レックウザ!」
 ▼ 85 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/26 22:04:38 ID:IaPzM74Q NGネーム登録 NGID登録 報告
司会「な、なんということでしょう…。タクト選手、レックウザを繰り出しました…」

観衆「汚ぇぞ!この伝説厨が!」

私(すごいブーイングだ。レックウザは、グラードンとカイオーガの争いを押さえたと言われる伝説のポケモン。なぜこんなところに?)


タクト「これが強さを求めた先の境地だよ。レックウザ、メガシンカだ!」

男「さらに…さらに先があるというのか」

レックウザ「きゅりきゅりきゅり…!」

メガレックウザ「キュリー!」


司会「今我々は、信じられない光景を目にしています!そしてすごい風だ!」


タクト「メガレックウザの特性、デルタストリーム。飛行タイプの弱点は全て打ち消される」

男「だが…ドラゴンタイプとしての弱点は残る…ゲンガー!目覚めるパワーだ!」
 ▼ 86 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/30 11:40:14 ID:tR5q5456 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
私(おおっ!めざ氷だ!)

観衆「ゲンガーの氷特殊わざの最大威力は凍風の55。しかし、めざ氷ならそれを上回る60だ!」


タクト「おいおい…そんなチャチな技でこのレックウザを破ろうとは愚かだな。ガリョウテンセイだ!」


司会「レックウザが空を駆ける!これは流星の民秘伝の奥義、ガリョウテンセイの構えだ!」


男「くそっ…攻撃が届かない。ここはあれを避けることに集中しよう」

男「ゲンガー!引き付けてかわすんだ!」

ゲンガー「ンガッ!」

タクト「いけっ!」

男(直撃まで3秒と言ったところか?ギリギリまで引き付ける!)
 ▼ 87 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/30 11:43:20 ID:tR5q5456 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
0.5秒経過

男(まだだ…!)

1.0秒経過

男(ゲンガーの反応時間を考えると…)

1.5秒経過

男「いまだ!ゲンガー!」

1.6秒経過

ゲンガー「ンガッ!」

1.8秒経過

ゲンガー「ンガッ!?」

2.5秒経過

男「ゲンガーが動けないだと!?なぜだ!」

3.0秒経過

ドォォォォォォン!

ゲンガー「」
 ▼ 88 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/30 11:49:33 ID:tR5q5456 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「まさか…」

タクト「そう、レックウザが起こす風圧がゲンガーの動きを阻んだのだ」

男「くっ…戻れ」

男は瀕死のゲンガーをボールに戻す。

男(ここでサザンドラが倒れればあとは残りHPが僅かのランクルスだけ。ランクルスには超命の珠があるから、もしかするとレックウザのガリョウテンセイを止められるかもしれない)

男(逆に言えばサザンドラで止めるのは不可能だろう。さてどうする?)

男「サザンドラ!頼むぞ!」

サザンドラ「サザァン!」

男「サザンドラ、空へ飛び上がれ!」

タクト「なるほど…空中戦というわけか。わずかな間にガリョウテンセイの性質を見抜くとはな。さすがだ」

タクト「だがレックウザの本質はガリョウテンセイに在らず!レックウザ、相手をするんだ!」


司会「おおっと!ここで空中戦にとつにゅうだぁ!」
 ▼ 89 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/07/30 11:54:01 ID:tR5q5456 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
観衆「盛り上がってきたぜ!」

観衆「伝説厨なんかコテンパンにしてやれ!」


タクト「龍の波動!」

男「こちらもりゅうのはどうだ!」

ドォォォン!

龍の波動が空中でぶつかり合う。

バァンッ!

タクト「なぜだ!レックウザがダメージをっ!」

タクト「こんどは火炎放射だ!」

男「もういちど、りゅうのはどう!」

ドォォォン!

攻撃がぶつかり合う。そして…

タクト「レックウザ、上に避けろ!」

レックウザが上に飛ぶ。すると、さっきまでレックウザがいた場所に龍の波動が飛んできた。
 ▼ 90 ニーゴ@デボンのにもつ 16/07/30 12:00:36 ID:zKmytkFo NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
つまんな
 ▼ 91 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/08/01 19:04:17 ID:RsPKVBK2 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
男(まずいな…見破られたぞ)

タクト「ブレス攻撃は不利とみた…ならば!」


司会「あっー!レックウザがサザンドラよりも高く高く飛び上がる!これはガリョウテンセイの構え!」


タクト「やれっ!」

男「こいつを受けたらやられる!かわせ!」


司会「おっと!これは華麗な回避!」


レックウザが攻撃をかわしたサザンドラのすぐ横を通りすぎようとしたその時…

タクト「いまだ!ドラゴンテール!」

ビシィィン!


司会「長い身体を活かした強力な攻撃だ!かわしたと思って油断したサザンドラに効果は抜群だ!」
 ▼ 92 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/08/01 19:12:41 ID:RsPKVBK2 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ドスッ!

男「サザンドラァァァァ!」


司会「ここでお互いに残るは1匹!しかし…」

レックウザ「きゅりきゅりきゅり…」

司会「タクト選手はメガレックウザ!対する彼は残り体力ごく僅かのランクルス!この勝負、果たしてどうなるのか!?」


観衆「もうだめだ…伝説厨には勝てなかったよ…」

観衆「やっぱ伝説厨って糞だわ」

私(観衆に諦めムードが漂っている…もはや勝負は決定的だ…)


男(あとはこいつのみ…勝てないかもしれない。いや、勝てないっ!メガレックウザなんて…)

タクト「さて、お前の手持ちは瀕死寸前のランクルス。さあ、有終の美を飾るとしようか」

男「いけっ!」

ランクルス「クル…」


観衆「ああっ…なんと哀れな」
 ▼ 93 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/08/01 19:20:59 ID:RsPKVBK2 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
男(ここで負けたら…全てが終わる…)

男の脳裏を過るのは、ガブリアスとの思いでの日々。

パキパキッ…と、タマゴの殻を破って元気に飛び出してきたフカマル。最初は野生ポケモンを倒すことをままならなかった。

それから進化して、進化して強くなった。あの日、町内会のバトル大会の主役になって、トロフィーを粉砕したことがあった。

それからも大切な相棒。あの日…

男「ガブリアスッ!」

異様な光景だった。尻尾が切断され、力なくうずくまる。これまで一度も見せたことのない姿だった。

相手のファイアロー、ゲッコウガ、オンバーン、ルチャブルを全て倒し気が緩んでいた。

男「く…くそっ!」
 ▼ 94 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/08/01 19:28:14 ID:RsPKVBK2 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
相手の旅の仲間と思われる眼鏡の少年があわてて叫ぶ。

???「中止、中止です!早くガブリアスをポケモンセンターに運ばないと!」

脇で試合を眺めていた二人の少女の内、大きい方の子が相手のトレーナーを慰めるように語りかけた。

???「………は悪くないわ。落ち着いて、サ…」

小さい方の子がポシェットを握りしめる。ポシェットの中のポケモン2匹が飛び出す。片方はデデンネ、もう片方は見たことのないポケモンだ。

こういうときに限って冷静になって観察眼が働く。目の前の光景への拒否反応だろうか?

ガブリアスの尻尾はポケモンセンターはおろか、あのタマムシ大学病院でも治療不可能だった。

しかし、ジョーイさんはあることを教えてくれた。

ジョーイ「カントー地方のどこかに、何でも直せる医者が居るわ。でもね、彼は無免許で、法外な治療費を取るの。あと、私が言ったことは秘密ね」
 ▼ 95 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/08/05 21:04:09 ID:KDthRWp2 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
こうして私は医者を訪ねた。かれは物凄い高額を要求してきた。

男「むりだ…」

医者「なら諦めろ」

男「それはできない…」

私はこぢんまりとした医院を出て、家へと向かう。帰りの地下鉄の中で、この大会のポスターを見つけた。

バトルの自信はないが、32人のトーナメントを勝ち抜けば、賞金がもらえるのだ。その後、カントーのジムリーダーとリーグ本選出場を懸けて戦うらしいが、そんなことに興味はない。
 ▼ 96 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/08/05 21:10:09 ID:KDthRWp2 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
男「ここで勝てばいい…。これまでに勝った試合の数は覚えてないが、この試合も、その中の一つに…!」

タクト「ぶつぶつ言っていては何も起こらない!何かを起こすためには、大きな声をあげなくてはならないっ!」

男「…そうか、そうだな。はっきり言うぞ!」

男「俺はお前に勝つ!」


観衆「キター!熱くなってきたぜ!」

司会「お互いに気合いを入れています!この勝負、一瞬でその趨勢を決めることになる!」


タクト「勝利に向けて私がやることはただ一つ!」

タクト「ガリョウテンセイ!」


司会「レックウザ、またも高く飛び上がる!ランクルスはこれをどう相手するのでしょう!?」
 ▼ 97 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/08/05 21:14:04 ID:KDthRWp2 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
男は一瞬で考えなくてはならなかった。

男(…ランクルスの持ち物は超命の珠。これならメガレックウザにも太刀打ちできるだろう)

男(だが、奴の風圧で飛ばされて身体をどっかにぶつければ終わりだ。つまり、チャンスは最初の一回!)

男「いいだろうタクト!お前にランクルスの最大威力の技をお見舞いしてやる!」

タクト「いい覚悟だ!いけっ、レックウザ!終わりにするぞ!」


司会「レックウザが急降下の構えを取った!」


タクト「やれっ!」
 ▼ 98 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/08/05 21:18:36 ID:KDthRWp2 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
0.5秒経過

男(命中まで3秒。ランクルスの全力を1秒にぶつけるなら…)

1.5秒経過

男「ランクルス、サイコキネシス!」

2.0秒経過

ランクルス「クルッ!クル…」

2.5秒経過

男「ああっ!ランクルスが技に失敗した!」

3.0秒経過

ドォォォン!

男「く、くそぉぉぉぉっ!」

男はひざまずく。敗北に、絶望にうちひしがれながら。

そして白煙が晴れる。タクトの表情は、なぜか晴れていない。むしろ驚きに満ちた顔だ。

タクト「レックウザがやられただと…」
 ▼ 99 WANクルス◆4AfqWzkuoM 16/08/05 21:23:43 ID:KDthRWp2 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
男には一瞬タクトが何を言っているのか分からなかった。男はフィールドに目を向ける。

男(何だと!ランクルスとレックウザがどちらも倒れている!)


司会「おおっと、どういうことでしょうか!?メガレックウザのガリョウテンセイは確かにランクルスに直撃したはず!それがダブルノックアウトです!」

司会「ではビデオを見ましょう!」

巨大な画面に映像が写し出される。映像はスキップされ、メガレックウザのガリョウテンセイがランクルスに直撃する寸前で止まった。

司会「なんだこれは…たまげたなぁ」

そこに写し出されていたのは、メガレックウザに対する攻撃。奇妙なのは、そのときランクルスは攻撃できる状態では無かったことだ。

司会「ランクルスにはこのタイミングでの技の使用は認められない。いったいこれは…?」
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