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SS

【SS】みとじの声

 ▼ 1 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/21 16:02:14 ID:TsPBEvPA NGネーム登録 NGID登録 報告


──みとじの“声”には姿なき


『要石』にその身を潜めて……

 ▼ 47 ノクラゲ@パワーウエイト 16/08/24 22:21:38 ID:lv2766Rg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 48 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/24 22:30:36 ID:QZ4pDyiA [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
先生「…私もちょいと、“骨休め”へ行きたくてね」

ハツネ「へぇ〜、先生も夏休みなんだ!
どこ行くの?
えんとつ山? すてられぶね?」

先生「…ま、大したことはありませんよ。
しばらくしたら行ってこようかな…と、思いまして」

ハツネ「へ〜、わかった。
じゃあさ、お土産買って来てよ、先生!
男の子の友だちが大のせんべい好きだからさ、そんなのがいいかな〜っ」ウキウキ

先生「フフフ、相変わらず、素直で可愛らしい子だ。
本当に、可愛らしくて……」



…久し振りに、“覗いて”みたくなる──



先生(クククッ…)


ハツネ「じゃーね、先生!」タタタッ


そして彼女は、何事もなく自宅へと戻って行った。
 ▼ 49 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/24 22:40:07 ID:QZ4pDyiA [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
──現在 シダケタウン

ヒデオ「…ハツネッ!
大丈夫かっ? なにかされなかったか!?」ダダッ

妹の姿を発見した刹那、僕の瞳からは大粒の涙がこぼれ落ち、鼻腔からも大量の鼻水が溢れていた。

ハツネ「えっ、なに、なに?
なんなのホントに。恥ずかしいよ…」

ヒデオ「…グスッ…。
あの先生、今どこだっ!?」

ハツネ「えっ…?
いや、でも先生、骨休めやら肉休めやらで、さっきどっか行っちゃって……」

ヒデオ「(…多分、先生が)
先生……イヤ、アイツは、恐らく……」

ハツネ「?」

当然ながら妹は、大丈夫かこの人といった眼差しでこちらを見つめている。

ヒデオ「…話は後だ。
まずは…“これ”を見てくれ!」

ハツネ「……なに、これ」

………
……
 ▼ 50 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/24 22:50:01 ID:QZ4pDyiA [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
《ハツネへ》

この前は色々と悪いこと聞いてゴメンな。
ポケナビなんか高くて買えなかったから、このぬいぐるみでどうかカンベンしてほしい。

…カラカラのぬいぐるみだぞ。これだって高かったんだ。


…オレとお前はなんか似てるんだ。右腕も、性格もそう。
だからちょっかい出したくなるというか。気にかけたくなるというか。

あっ、変な意味には捉えるなよ。


ストーンバッジもな、本当はお前に自慢したくてツツジさんにもらったんだ。お前、驚くかな〜って。
あの人モノにちょろいから。


また遊ぼう、いずれシダケに行くかもしれない。
その時は、かき氷おごってやるよ。

ヒデオなんかより、もっと、豪勢にだぞ!!

                   《トモノリより》
 ▼ 51 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/24 22:58:43 ID:QZ4pDyiA [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハツネ「…これ、トモノリの…?」

ヒデオ「ぬいぐるみにメッセージカードが付属してたんだ。きっとお前に渡そうとして持っていたのだろう。
半ばプロポーズみたいなもんだが」

ハツネ「…でも、だったら、トモノリは…?」

ヒデオ「……これは、カナシダトンネルに落ちていたんだ。
……あと、……“これ”、も」

ハツネ「…それって……」


──あろうことに、先生の名刺だった。


ヒデオ「トモノリのツチニンがトンネル内で殺されていた。そして現場には、この名刺が。
薄暗く、落としたことに気が付かなかったと考えられる」

ハツネ「えっ、えっ…?」

ヒデオ「…つまり、奴がツチニンを殺し、トモノリをどこかに連れ去ったとしか考えられない!
もう少し、僕が早く来ていれば…ッ!!」

ハツネ「…ウソ……先生が…。
えっ…あの、先生……が…?」


僕は激昂し、妹は混乱していた。

あの時互いに、少しばかり頭を冷やす必要があったのかもしれない。
 ▼ 52 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/24 23:01:57 ID:QZ4pDyiA [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その後、僕らはまずカナズミ中をくまなく捜索した。
しかし、先生とトモノリの姿は見つからなかった。

妹には来るなと行ったが、トモノリのことを気にかけてか着いて来てしまった。

…そして、次にトウカの森を探すことになった。

ヒデオ「…ここにいないとなれば、トウカ辺りかな?」

ハツネ「うん…。
…えっ、あっ、ヒデオッ、ヒデオッ!!」

ヒデオ「なんだ…。あっ」


──『森の霊園』への道が、開かれていた。

つまり、木が生えていないということは、誰かが“いあいぎり”を使ってからそう時間は経っていない。


ヒデオ「ハツネ、お前は…」

ハツネ「……アタシも行くっ!!」

ヒデオ「…そうだよな、そう言うよな…」

ヒデオ(なにが起きるかわからない。“最悪”の展開なら。
念のために……“して”おこうか──)


…ヌプッ。
 ▼ 53 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/24 23:04:04 ID:QZ4pDyiA [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜森の霊園〜


墓標の中心には、誰かがいた。

僕らは悟られないように、木陰に身を隠した。


ハツネ(ねっ…だ、誰かいるよ…?)

ヒデオ(ビンゴだ!
多分先生とトモノリ…なぜあの人がトモノリを攻撃したのかはわからないけど。助けないと……)


「…君で、“何人目”だろうか…
生憎だけど、君はここで眠るが良い。良い所だよ、ここは」


ヒデオ(先生の声!
なんだ…なんのことを話してるんだ?)


先生「実はね、君も確かに捨て難いけどね、もっと良いかなって思った子を見つけたんだ。
それに僕、一度に二体作るのは、あまり好きじゃないんだ」

マルノーム『…』


ハツネ(マルノーム…。先生のポケモン…?
なんでポケモンなんかに、あの人話しかけてるの…?)
 ▼ 54 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/24 23:04:36 ID:QZ4pDyiA [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
先生「マルノーム、吐き出せ」

マルノーム『…。
ゲエェェエエ〜〜ッ!!』ボトッボトッ

ヒデオ「!!!」


…吐き出されたのは、あろうことに…“人の骨”だった。


先生「まさか、“君”だったとはねぇ…。
なんの因果か…あの時右腕を治した君を、私がこうして殺すことになるなんてね…えっと確か…。
……『トモノリ』君……だっけか…?」


ヒデオ(…トモノリッ!!?
そんなっ、ウソだっっ!!!!)

ハツネ(…え?
“あれ”って、“あれ”がトモノリ…えっ、そ、あっ…?
……な、泣かない……もんっ、でも、ト…モノリ…!!)

無理もない。ポケモンと人間ではワケが違う。
ハツネは泣き出した。


先生「んっ…!
誰だっ…?」

ヒデオ「し、しまった…!!」
 ▼ 55 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/24 23:17:30 ID:QZ4pDyiA [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
先生「…ふんっ!!」


──ブンッ。


ヒデオ(っ…!
なっ……あれは、“ふといホネ”っ!!)

先生は、太い骨を僕らに投げつけた。

ヒデオ「“ほねブーメラン”だっ、避けないとっ!!」

ハツネ「えっ、う…うんっ(シュッ


…ドボッッ!


ハツネ「がっ……」クラッ

ヒデオ「あっ!」

木陰から、僕らは姿を乗り出してしまった。

先生「…!
ククッ、君ら、だったか……」


ブーメランは、妹の腹部に命中してしまったのだ。
 ▼ 56 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 15:31:59 ID:yL4qG9Fg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ハツネ「んぅっ…。
…はぁっ、えふっ……」ドサッ

妹は倒れ込み、額から冷や汗を流し、力なく喘ぎ声を漏らした。

ヒデオ「ハツネッ、だ、大丈夫か!?」

先生「…内臓…恐らくは腸辺りを打ち付けた筈だ。今、とても気持ち悪い感覚が続いていることだろうが。
でも、君らがこんな姑息なことするから…いけないんだよ?」

ヒデオ「なにが姑息だっ! お前の方が、よっぽど…
……その人骨は、誰のものなんだっ!?」

先生「…わからないかなぁ〜…だから、トモノリ君だよ。彼の成れの果てさ。
“これ”を見ても、わからないかなぁ?」ヒョイッ

“先生”は、ゴナゴナとなっている人骨の山からなにかを拾い上げた。

ヒデオ「…これ?
…金色…の骨……あぁっ!?」


──義骨だった。


非情な現実を、僕たちはようやく実感することになった。



ヒデオ(…トモノリは…殺されたっ!
…しかも、僕らが信頼していたっ、コイツにっっ!!)
 ▼ 57 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 15:33:03 ID:yL4qG9Fg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
先生「…彼がね、トンネル内ですれ違ったんだ。
そして、よりによって僕は“これ”を落としてしまった」


…“これ”とは、骨壷だ。


先生「あぁ、これはね、別の“誰か”の骨なんだ。
私が以前ちょいと殺した、誰かのね」

ヒデオ(!
コイツ、他にも…)

先生「でも、ここに運ぶ途中、彼…トモノリ君にこれを見られてしまった。壺だけならまだ良かった。
…よりによって、“中身”まで、こぼれてしまって……見られて、しまったから……」

ヒデオ「殺した…というのか!
そんな身勝手な理由で…しかも…殺人行為を繰り返して!」

先生「あぁ、実際に殺しているのはコイツだよ。
…コイツにいつも呑み込ませているんだ。トモノリ君も頭を砕いた時は、まだ“生きては”いたからね」

マルノーム『マル〜!』

先生「で、マルノームをボールに戻して、運ぶ。
そして私は、殺人を楽しんでるわけじゃあない」

ヒデオ「ポケモンにまで自身の犯罪を手伝わせているだなんてっ、お前は全然優しい人なんかじゃなかったんだ!
この…殺人鬼がっ!!」

失い、裏切られ、僕の感情は今までにないくらい高まってしまっていた。
 ▼ 58 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 18:12:52 ID:ENE2foDo [1/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
先生「…そうカリカリするな、しがない塾帰り君よ。
ならば私の経歴を、少しばかり君たちに聞かせてあげよう」

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私は大学を卒業後、医局に属した。そして、アローラ地方のとあるクリニックに勤めたんだ。

というか、阿呆な教授に飛ばされたんだ。
まぁ、それに対しては特に不満はなかったね。

なぜなら、アローラは良いところだったからさ。
…アローラ程、医療費をボッタくれる地方もない。旅行客なんてのは良いカモだった。

私『…はぁ』

しかし、それでも、私の心は満たされなかった。

トモノリ『ありがとう、お医者さん!
おまけに、こんな石までくれてさっ!!』

私『ちょっとしたサービスですよ。
もう会うこともないでしょうが…お大事にね』

患者の前で、上っ面の表情を浮かべ、偽の性格を演じ。
ただ、“良い医師”であろうとした。

…今思い返せば、その行為ですら。

私(…今の子の、レントゲン写真…これか。
うっ、うぅっ…)
 ▼ 59 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 18:25:36 ID:ENE2foDo [2/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
患者のレントゲン写真を“オナペット”とし、自慰行為を行うことが、私の日課となっていった。

いつしか私の心に、“悪魔”が棲み着いていた。

私(見たい…見たいぃ…。
骨をっ、人のっ、骨をっっ……)

どんな人間にも、どんな生き物にも、必ず骨はあるのだと。
考えるだけで、イきり立って静まらなかった。


私『うっ、あっ、出る……。
……おぉっ、おぉおぉっっ……』ズゥプッ


私の“悪魔”は、日々進化していく。
その進化具合は、ポケモンの骨を体穴へ出し入れするまでには発展してしまった。

…が。


記者『こんにちは、アローラ・ウィークの者です!!
先生、あなた…この“写真”見られたら…?
困りますよ…ねぇ……?』

…行為に及ぶ私の写真が、盗撮されていたのだ。

私『…』


──そしてその日、私は、“一線”を超えてしまった。
 ▼ 60 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 18:42:57 ID:ENE2foDo [3/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私『ハァ、ハァ…』

横たわる死体の存在感。さすがに動揺したよ。
息遣いだって、それに準じたものだった。

私『ハァ……。
…フッ、ククッ…ハァ……』

だが、その息遣いは。
段々と、意味の違うものへと変化していった。


──私は欲情していたのだ。
『この死体の骨を見てみたい』、と。


そして、マルノームに死体を呑み込ませた。
骨を吐き出させたが、てんでバラバラで、大してその時は興奮はしなかった。

…結局あの写真のネガが裏ルートへと既に流出していたようで、スキャンダルに陥る前に自主退職。
整形手術を自身に施し、海外の田舎町に移り住んだ。

シダケもとても良い所さ。そして僕も良い医者として。
これまで通り、偽の自分を演じ続けた。

…ただ、“悪魔”は、あの頃から更に成長し続け、いつしか私は、幾らかの『スキル』を会得した。

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ヒデオ「なんだ…?
その、『スキル』って……」
 ▼ 61 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 18:47:14 ID:ENE2foDo [4/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
先生「まず…」シュパシュパバッ

ヒデオ「うっ…?」

目にも止まらぬ施しにより、トモノリの遺骨は瞬く間に粉末状となってしまった。

先生「こうしてしまえば、鑑定はほぼ役に立たない。トイレに流すこともできるし、こういう所に埋めることも可能だ。
…これがまず一つ目の『スキル』。
そして、もう一つの『スキル』もお披露目しよう」

ヒデオ(…もう一つ、だと)

先生「…ふんっ!」ヌチョッペタタタタッ

ヒデオ(また、早い!
だが、奴がなにか手にしていることは、辛うじて…)

先生「…これは『サンド・K・ワーム』の分泌する体液を元に作られた、粉砕骨折の接合もお手の物の高性能接着剤。
医療用途のためだけに人間の手によって造られた、サンドのリージョン・フォームさ…ほら、できたよ」


──できあがったのは、トモノリの骨格標本だ。


先生「“標本”。やはり形がないとね。興奮するものにも興奮しなくなる。あぁやはり、良い…。
まずいぞ、これをまた、壊すだなんてぇ……」

ヒデオ「…うっ…。
うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっああ゛あ゛っ!!」ダッ

僕はすっかり頭に血に上り、妹の身を省みることも忘れ、奴に突っかかっていった。
 ▼ 62 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 18:55:20 ID:ENE2foDo [5/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
──バギャッ!!


ヒデオ「…べふっ…?」


攻撃を被ったのは僕の方であり、殴られた僕は宙を舞い、思い切り地面に身体を打ち付けてしまった。


先生「白状しよう。私は過去アローラにおいて立派な医師でありながら、ゴロツキの集団『スカル団』に属していたことがあったのだ」

ヒデオ「…」

元スカル団員「…ちょいとばかり、スカルの名の冠するイメージとはかけ離れており、直に脱退したのだが。
その際に強制的に磨かされた戦闘技術が、こうして役に立とうとは思いもしなかったよ…」

ハツネ「お兄…ちゃん…?
大丈夫…痛く、ゲホッ! …血、とか…大丈夫…?」

ヒデオ(妹に…心配されるだなんて…!)

元スカル団員「さて、見られた以上は、君らを殺さなければならないな…。
…だがハツネちゃんよ。
私は心優しいから、殺すのは…君だけにしといてやろう」

ヒデオ「なにっ…」

元スカル団員「私はヒデオ君、君のことが気に入った!
…一生私の診療所の地下室で暮らすことになるが…しかし妹の命と引き換えに、君は死なずに済むのだよ?」

ヒデオ(クソッ…このままじゃっ……!!)
 ▼ 63 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 22:53:09 ID:ENE2foDo [6/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
元スカル団員「…幾多の経験で、コツは掴んだんだ。
……骨を、掴む。ククッ、ククッ…。
さぁ…拝ませるのだ、君の……骨を……ただ、見たいだけなんだ……」


──ザッ、ザッ…。


ハツネ「やだ、やだっ、来ないで…やだ…
やめてっ、そんな…マンガとかの、セカイだけだって…。
アタマ……おかしい……この人………」

妹は、女の子座りのままカタカタと震えている。

僕はというと…殴られた衝撃で全身に力が入らなく、情けないことに依然うつ伏せ状態のままだ。
辛うじて視線の先を妹の方へと追いやることしかできない。

…つまり、守れない。

ヒデオ(ダメだ。
助けなんて期待できないし、クソッ…。
僕がコイツを守らなくちゃあいけなかったのに…)


それでも、守るんだ。
まだ、なにか、残っている筈なんだ。


ヒデオ(……!
…ごめん、本当に…ごめん、ハツネ。
もう、こうするしか……“こうする”、しか………)
 ▼ 64 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 22:55:49 ID:ENE2foDo [7/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒデオ「…ま、待って…先生」

元スカル団員「…?
ほう、死にゆく妹に対し、手向けの言葉でも掛けるつもりかい?」

ヒデオ「…。
……僕が、代わりに殺される。
僕が…新しい、先生の“標本”になるよ」


ハツネ「…えっ…」


よく見えないが、妹の表情が微かに強張ったようだ。


元スカル団員「ほう……。
…まあ、私としたらだね、ただ、上物の生骨が見れたら、それでいいわけだが……」

ヒデオ「だったら、別に僕でも構わない筈だよね。
…兄として、色々と僕は不甲斐なかったし。だから最期ぐらいは…いい格好を、さ…させてもらいたい。
……ただ、それだけな…んだ……」

悔しいことに、僕の声は少し震えてしまっていた。

ヒデオ「…だから、ちょっとだけだ。
ちょっとだけ、妹と話をさせてもらいたい…。
文字通り、後生の頼みなんだ……」

ヒデオ(…片手が動かせるまでは回復してきた。
これなら、なんとか…)
 ▼ 65 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:01:40 ID:ENE2foDo [8/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こっそりと、僕は妹に“それ”を見せた。

ハツネ(…ポケナビ?
なんか…汚れてるように見えるけど…)

ヒデオ(ここに来る直前、もしものためにと僕が体内に仕込んだんだ。大丈夫、袋に包んであるから。
その想定以上のことになったけど…。
これをお前も、同じように隠しておくんだ)

ハツネ(な、なんで…?)

ヒデオ(…お前はまずは手厚く軟禁されることだろう。
その時にトイレなりの理由を付けて電波の届く個室に行き、それでお母さんに無音で連絡を取れ)

ハツネ(ヒデオ…)

ヒデオ(…正直穴だらけの作戦だが、今の僕には、このぐらいしかしてやれない。本当に、ごめんな……)


──最期まで、こんな。
頼りない…お兄ちゃんで……。


ハツネ「やだ…」

ヒデオ(え……?)

ハツネ「…死んじゃやだっ、ヒデオッ…
ねぇ…死んじゃやだってばっ、ねぇっ…!!」

ヒデオ「ハツネ?」
 ▼ 66 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:03:06 ID:ENE2foDo [9/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハツネ「だって、ヒデオ死んだら…アタシ、一人になる…
ヒデオがいたから、アタシ、今まで生きてこられたんだよ…!?」

元スカル団員「…ん?」

ヒデオ(大丈夫…ポケナビのことは気づかれていない)

ヒデオ「こんな兄一人ぐらい死んでもお前ならやれる。
先生の元で、やっていけるさ」

ハツネ「ちがうもんっ!
だってっ、だって…お兄ちゃん…ヒデオしかいないじゃん…
…代わりなんて……いない……じゃん……」

ヒデオ(!)

ハツネ「ねっ…お兄ちゃん…一緒にさ、家に、帰ろうよ…
……帰りたいよぉぉっ……」ポロポロ

遂に上唇を噛み締め、幼い身体全体をワナワナと震わせ、僕に突っ伏し、泣きじゃくってしまった。

ヒデオ(まずい……今の内容……)

元スカル団員「なぁっ、おい…。
君らもしかして、私に内緒でなにか画策…」


ヒデオ「「…ふざけるんじゃないぞっっ!!」」


元スカル団員「!?」
 ▼ 67 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:06:59 ID:ENE2foDo [10/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒデオ「お前が変なこと言うから…。
先生がっ、不信感を持ってしまったじゃないかっ!!
オマエッ、このチビナスがっ、ダボケッ!!」ポコッ

ハツネ「けほっ…」


──妹の身体を、殴りつけた。


ヒデオ「お前のせいだっ…お前のせいだっ…!!
こんなんだから、僕が死ぬハメになるんだっ!!
…これから一人で、侘びて生き続けるんだっ!!」ポコポコッ

元スカル団員「…」

ハツネ「痛いっ…。
痛いよっ、ヒデオっっ……!」

ヒデオ「うるさいっ、うるさいっ!
このっ、このっ!!」ポコココココッ

ハツネ「うぅっ……。
…うえぇぇぇええ〜〜んっ……」


──執拗に、殴り続けた。
 ▼ 68 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:10:14 ID:ENE2foDo [11/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
………
……


ハツネ「…お兄ちゃん…」

ヒデオ「あぁっ!?」

僕は、妹の身体にのしかかっていた。

ハツネ「…アタシ、わかった…。
ヒデオ、アタシ…ゼッタイ……」

ヒデオ「…ゼッタイに許さないだっ!?
…僕だって、お前が死ぬまで許してたまるもんかっ!!」

ハツネ(あ、りが…と…。
…ヒ……デ…オ……)

ヒデオ(…ハツネ)


──そして、妹は気を失った。
 ▼ 69 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:13:36 ID:ENE2foDo [12/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
元スカル団員「ヒデオ君、そこまでする必要…?」

ヒデオ「わからず屋には、こういうことでもしなきゃわからないんです。
お見苦しいところをお見せして、すみません」

ヒデオ(…これで)

身体にのしかかった際、どさくさに紛れて妹の下着内にポケナビをねじ入れた。

悪いことをした、最低だ。女の子に手を上げるだなんて。
しかも、兄が妹に対してだ。


…でも、目には目をだ。
狂気には狂気で対抗しないと、こんな奴を騙すことなんて、まるっきり不可能だったんだ。

ヒデオ「…可愛がってやってください。
僕にはできなかったから…」


この策が失敗に終わろうとも、もしかしたらこの先生が僕に免じてハツネを優しく…。

…そうじゃなかったら、ハツネ。
向こう側で謝るよ。あっちで好きなだけ罵ってくれ。


元スカル団員「それじゃ…なるべく痛くないようにするよ。
さぁ、マルノーム……」

ヒデオ(ハツネが見ていなくて、本当によかった。
できれば、“ゼッタイ”生きてくれ……)
 ▼ 70 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:15:12 ID:ENE2foDo [13/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
──その時。


テッカニン「ミ ー ンww ミ ー ンww ミ ー ンww」ブウゥンッ


元スカル団員「…ふん」


一匹のテッカニンが、この男の元へ接近した。

…そして。


テッカニン「アッ…ww」ポトッ


男に追突し、そのまま落下したのだ。


元スカル団員「…そうだ、ヒデオ君。
死ぬ前に一つ、ちょっとした私見をレクチャーしてやろう。
…私たち上級生物と“こいつら”下等生物の歴然たる違い…さぁ、何だかわかるかね?」

ヒデオ「…どういうことですか……?」

元スカル団員「それを踏まえた上で、君は上級生物としての誇りを今一度認識しながら逝けるのだ。光栄だろう?
…つまりだ……」


 ク シ ャ ッ 。
 ▼ 71 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:16:34 ID:ENE2foDo [14/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒデオ「!」


男はテッカニンの身体を、一気に踏み潰した。


元スカル団員「…ちょいと踏めばこの通り。脆い。
なぜか?
…単純明確だ……コイツに“骨”がないからだ!!」

ヒデオ(…)

元スカル団員「骨さえあれば、同じ踏み潰され方でももうちょいと原型は残る。
…構造? 理性? 外見? 言語?
我々人間が好き勝手に決め腐った枠組みは、幾多に渡り存在し得るが…」


元スカル団員「「要するに大切なのは、骨だっ!
骨を有す人間は即ち生命ヒエラルキーの頂点! 唯一無二の存在!! つまりぃっ、奇跡ぃっ。
我々はっ、俺はっ、そう…そうなのだ……奇跡ぃなのっだっぁあっっ!!!」」


ヒデオ(コイツ、想像以上だ)

元スカル団員「骨のあるポケモンはまだ見どころがあるだろう。だから骨があるというものなのだ。
…だがっ、それ以下のっ、コイツのようなポケモン…下衆と呼ぶのもっおこまがしいぃぃいぃっ!!!!」

ヒデオ(目の焦点がおかしい…ヨダレ垂らしながら熱弁してる、完全に、自分に酔ってる…。
そしてこれが、コイツのドス黒い本性っ!
…ヤバい…やっぱり……殺されるんじゃ………)
 ▼ 72 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:19:08 ID:ENE2foDo [15/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
元スカル団員「…さて…」シャキィッ

ヒデオ「っ…」

男は、ナイフを取り出した。

元スカル団員「初めてだよ。…これを使うのは。
気が変わってね。君…今さ、怪訝な顔しただろ?」

ヒデオ(しまった)

元スカル団員「だからね…だから、だ…ズタズタに、ぶっ殺っおぅしぅっぅてやるううっつっ!!
なぜなら、私の見解にケチをつける行為そのものが、神に反するそれとっ…、同様ぅでぇあるからだあぁぁぁっ!!」

ヒデオ(…ああ)

元スカル団員「そして、やはりそこの女餓鬼も殺す!
父母友人その他大勢…貴様と関係する者共も皆同罪っ!!
我を崇めよ! 我を賛美せよ! …我のために命を捧げよ!
ちっぽけな貴様の唯一の存在意義はそれ以外にあらず…ゴバァアァアッ!!」ダダッ

手にナイフを握りしめ、半狂乱な体たらくで僕の方へと向かって来た。

ヒデオ(お母さん、お父さん、今までありがとう……)


一足先にさようなら、ハツネ。

生まれ変わったら、またお前と兄妹になれるかなぁ。
 ▼ 73 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:21:37 ID:ENE2foDo [16/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
《  3  2  …  》


ヒデオ「…!!?」


その瞬間、“みづも(三十二)の声”が、響き渡った。


元スカル団員「どうした?」

ヒデオ(…そうか!
コイツがテッカニンを踏み潰したから…殺したから…。
そして今、“32”と…つまりはっ!!)


『『…オォオォオオォォオオ…』』


ヒデオ「あっ、要石が…反応してるぞっ!!」


『『みづもの魂、ここに集いし。
さすれば我…長年の封印から今こそ解き放たれん』』


元スカル団員「え…っ、…おっ……い、なんだこれは……?」


──要石が震えだし、やがて禍々しい色素を持つ集合体が、モワモワと亀裂内より姿を現した。
 ▼ 74 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:22:42 ID:ENE2foDo [17/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒデオ「…あ、あぁ……」


僕はそれ以上、その“集合体”を見ることはしなかった。

…いや、できなかった。
あまりの恐怖で、僕は無様にも失神してしまったのだから。


…………………………


『『汝、我の代わりとなるか?』』


元スカル団員「お、おいっ、お前、だから…。
なんなんだよっ!?」


『『代わりになるか、と訊いておるのに…』』


元スカル団員「な、なんか言ってるのか!?
聞こえない…お、おいっ、私をどうする(


『『承諾したとみなすぞ。
……では』』シュッ


元スカル団員「わ…わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?」
 ▼ 75 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:24:37 ID:ENE2foDo [18/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
………
……



『『…やっと、開放されるのだ。逝ける、のだ…』』


──最初に要石に封じ込まれた魂は、罪人のものであった。


魂は、要石にとある条件を汲まれた。

『みとじの清き魂を御身に取り込め。
さすれば貴公の汚れた魂はいくらか浄化され、あの世に旅立つことはできるであろう』、と。

ただ、それには薄汚れた“代わり”の魂も別に必要だった。


…最初の魂はとうに成仏を果たしていた。
しかし、その後も代わりとなった魂も、同様に“声”を数え続け、己の開放の瞬間をただ待ち侘びていたのだ。


…何百年、要石が創られてから、その繰り返しであった。


『『では、次は貴様が“声”の主だ。
礼を言う。では……』』


何代目からわからないが、その魂も、静かに天へと登って行った。
 ▼ 76 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:25:50 ID:ENE2foDo [19/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
──あれから、数週間が経った。


気絶していた僕たちはその後カナズミ警察に発見保護され、経緯を全て話すことになった。


先生の地下室からは20体程の“標本”が発見され、先のホウエン異常気象後、最悪の事件となった。
鑑定の結果、旅行客や浮浪者、家出中の少年少女を中心に殺害していたらしい。

当の本人の所在もわからず、先生は全地方手配の大量殺人鬼となり、その名が広がった。


トシノリの家族は彼の葬儀後、行方知れずとなった。
恐らくは別地方に引っ越した…そう信じたい。


僕たちやツツジさんはトモノリの墓を参り、供え物をした。その中にはストーンバッジも含まれていた。


恐らくは、僕ら以外に参る人はいないだろうから…。
 ▼ 77 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:27:20 ID:ENE2foDo [20/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
──さらに日は過ぎ。


そんな大事件も、いつしか世間の注目は薄れ、塞ぎ込んでいた僕ら兄妹も、段々と元気を取り戻していった。
 ▼ 78 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:29:31 ID:ENE2foDo [21/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜キンセツキッチン〜

ハツネ「うん、やっぱ、ミックスサイコロメ、すごくおいしいよ!」

ヒデオ「…おいしい。元がおいしいし。
でも、なんでまた、かき氷何杯も食べてるんだ。
…もう秋なのに」

ハツネ「うん、この前食べれなかったしー。
…あと、ヒデオのおごりだしっ!!」

ヒデオ(あの時のお兄ちゃん呼びは何だったんだ?)

ヒデオ「…もう夕方かぁ。
正直眠い。それに食べた後じゃ余計に」

ハツネ「…それさ!
ヒデオが『おつかれむーど』を共有したってこと!?
だから眠くなったんじゃ、すごいよ、ヒデオ!!」

ヒデオ「…名前、つけちゃったのか」

ハツネ「いっぱい疲れて、いっぱい寝てさ、また明日もがんばろっ!
生きてるってさ、そういうことだと思うの」

ヒデオ「…あ、そういえば…」

ハツネ「ん?」

ヒデオ「生きてる云々で思い出したけど。
“要石”…どこ行ったのかな…」
 ▼ 79 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:30:06 ID:ENE2foDo [22/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハツネ「えー、あの石? どーでもいいじゃん!
ツツジさんが欲しがってたんだっけ?
なんか汚かったし、忘れようよあんな石なんて」

ヒデオ「…うん」


…確かに。

要石の経緯云々は、僕の想像を遥かに凌駕しているのかもしれない。

それに元はシンオウで発見される石。
なぜホウエンの森に落ちていたのかもよくわからないし。


ヒデオ「…そうだな。
もう、深く考えてるのは止めにしたよ」

ハツネ「そう、そう!
それにヒデオはさ、いつも考え過ぎるからよくないの!
ほら、そんなしかめっ面してないで、笑って笑って!!」

ヒデオ「えっ、あ、そう…。
こ、こう?」ニカッ

ハツネ「アハハ、気持ち悪い〜!
やっぱ、何事もさ、慣れが必要だよ」

………
……
 ▼ 80 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:30:41 ID:ENE2foDo [23/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜トウカの森〜

「お、おいっ、早く逃げろ!
追いつかれるぞっ!!」

「な、なんで…こんな森に、こんなデカイマルノームがいるんだよおぉっ!!
ゼッタイ野生じゃないだろ、あんなバケモノッ!!」


『『グチャガァッアァァァッ!!』』ドドドド


「ひ…ひいぃぃぃぃぃぃいっ!!!?」

「ご、ごめんなさいっ! ごめんなさいっ!
こ、この森でこの前、お仲間のポケモン踏んじゃったから…怒ってるる…るんですか!?
だとしたら、謝りますから、だから、助けて…」


『『グガァァアーッ!!!!』』ドドッドドドド


「やだ、死にたくない…
や…やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」



──ゴクンッ。


 ▼ 81 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:32:24 ID:ENE2foDo [24/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告










《  1  …  》








 ▼ 82 石の森◆Y0TXrTESFs 16/08/25 23:33:56 ID:ENE2foDo [25/25] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


“声”は決して終わらない


…この世に『生命』ある限り──


………
……



みとじの声 ~完~


コテハン名でがんばって話作りました

一応世界観が繋がっていた前作です
お暇ならどうぞ
http://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=331950
 ▼ 83 ブラン@タウンマップ 16/08/25 23:36:35 ID:OcLolz.E NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 84 ッフロン@オーキドのてがみ 16/08/25 23:42:29 ID:ydMWdBYc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙!
 ▼ 85 コン@ゆきだま 16/08/30 11:46:47 ID:3k3SygWw NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!面白かった!
 ▼ 86 マゲタケ@きあいのタスキ 16/08/30 11:49:51 ID:Bo/AxkH. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=377305
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