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【SS】ポケットモンスター外伝

 ▼ 1 1 16/10/24 09:47:12 ID:.QjAK43E [1/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ある日、プラターヌ博士に図鑑を渡され旅にでた少年エックスは、ひょんなことからカロスにはびこる悪の組織フレア団の人類滅亡計画を止めることになった

しかし、彼はボスのフラダリに敗北してしまった

勝利したフラダリは満足気な顔で最終兵器の起動スイッチを押した

フラダリ「さよなら、フレア団以外の皆さん、、」

フラダリは言葉通りフレア団以外の人類を地球から排除しようとした、、
 ▼ 2 1 16/10/24 09:51:18 ID:.QjAK43E [2/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
だが最終兵器は原因不明の暴走を始め、そして地球上のすべての人間を一瞬にして消し去った

しかしその兵器はなぜかポケモン達を傷つけることはなかった、、、

事実上人間から解放されたポケモン達は長い長い年月をかけてポケモン達の、ポケモン達による、ポケモン達のための世界を作り上げていった
 ▼ 3 1 16/10/24 09:53:43 ID:.QjAK43E [3/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そんなこんなで時は流れ、、、



いつかの時代、どこかの場所、とある村に一匹のピカチュウが住んでいた、、、
 ▼ 4 1 16/10/24 09:56:07 ID:.QjAK43E [4/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
プロローグ


ここはドリ村

ドリ村の自然は美しく、その村で育つポケモン達の心もまた、美しいと言われている

そんな村のとある家の前に二匹のポケモンがいた

ピカチュウとワニノコだった

彼らは友達のコリンクの家の前で何やら話をしていた
 ▼ 5 1 16/10/24 09:59:48 ID:.QjAK43E [5/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「どうにかしてあいつを元気づけてあげたいけど、、なんて声かけたらいいんだろうな、、」

今日でコリンクの母親が病気で亡くなってから3日たつ

ピカチュウはコリンクの家を眺めながら言った

ピカチュウ「今日もダメかな、、ま、あいつが元気になるまで見守ってやろうぜ」

そう言うとピカチュウは歩き出した

ワニノコ「そうだな」

二匹はその場を立ち去った
 ▼ 6 1 16/10/24 10:03:49 ID:.QjAK43E [6/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第一話 一日目 〜はじまり〜

次の日

ピカチュウの家に大きな声が響く

ピカチュウ妹「お兄ちゃーん!早くおきなよぉ!」

ピカチュウは妹の声を聞いて飛び起きると時計を見た

時計はもう9時を示している

ピカチュウ「うわ!?もうこんな時間かよ!」
 ▼ 7 1 16/10/24 10:06:30 ID:.QjAK43E [7/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは慌ててリビングに駆け込んだ

ピカチュウ「今日はワニノコと遊ぶ約束してたのになんでもっと早く起こしてくれなかったんだよ!!」

ピカチュウ母「何度も起こそうとしたけどあんたが全然起きなかったから仕方ないじゃない」

ピカチュウの母はため息をついた
 ▼ 8 1 16/10/24 10:09:32 ID:.QjAK43E [8/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ母「まぁ、それはさておき早く行かなきゃいけないんじゃない?待ち合わせしてるんでしょ?」

ピカチュウ妹「お兄ちゃんおねぼーさん!」

ピカチュウ「そうだ!早く行かないと、、」

誰かが家のドアを叩いた

ピカチュウ「はぁい!」

ピカチュウはドアを開けた
 ▼ 9 1 16/10/24 10:14:54 ID:.QjAK43E [9/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドアを開けるとワニノコが立っていた

ワニノコ「おいピカチュウ!遅いぞ!」

ピカチュウ母「あら、ワニノコ君ごめんね。この子今起きたのよ」

ピカチュウの母はピカチュウの寝癖を適当になおした

ピカチュウ母「ほら、早く行ってきなさい!」

ピカチュウは母に背中を押された

ピカチュウ「んじゃ、母さん!いってきまぁす!」
 ▼ 10 1 16/10/24 10:17:53 ID:.QjAK43E [10/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは母にそう一言言うと村の広場の方へ一直線に走っていった

ワニノコ「おい!待てよ!」

ワニノコも後を追った

ピカチュウ母「いってらっしゃい!」

ピカチュウの母は遠ざかるピカチュウを見ながらつぶやいた

ピカチュウ母「本当、、誰に似たんだか、、」

ピカチュウの母はピカチュウの妹を撫でた
 ▼ 11 1 16/10/24 10:23:33 ID:.QjAK43E [11/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
走る二匹、、、

ピカチュウ「ごめんな、、こんな日に寝坊しちまって、、」

ワニノコは笑った

ワニノコ「気にするなよ!いつものことだろ?せっかちなお前だけど本当、朝だけにはよわいんだな!」

ピカチュウは頭をかいた

ピカチュウ「うるせーなー、、」
 ▼ 12 1 16/10/24 10:25:32 ID:.QjAK43E [12/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「そんなことよりも早く広場に行こうぜ!祭りはもう始まってるから!」

ピカチュウ「おう!じゃ、今から競走な!」

ワニノコ「ちょ!まてよ!」

二匹はさらに速度を上げて広場へと向かった
 ▼ 13 1 16/10/24 10:35:44 ID:.QjAK43E [13/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてピカチュウ達は祭りの会場である村の広場についた

広場は既に沢山のポケモン達で賑わっている

二匹「うぉー!すげぇ!」

ピカチュウ「で、この祭りなんだ?俺よく知らないんだけど」

ワニノコ「は?お前知らないのかよ、、これは千年祭りって言って千年に一度行われるって祭りなんだ」

ピカチュウ「千年に一度!?だったらさぁ、、俺達すげぇラッキーじゃん!」

ワニノコ「そうだよな!そう考えると俺達超ラッキーだな!」

二匹「あっはっはっは!」

二匹は笑い合うとしばらく祭りを眺めていた
 ▼ 14 1 16/10/24 10:38:54 ID:.QjAK43E [14/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
急にワニノコが何か思いついたように指を鳴らした

ワニノコ「そうだ!」

ピカチュウ「ん?どうした?」

ワニノコ「コリンクもつれてこようぜ!あいつも祭り見れば元気になるかも!」

ピカチュウ「お!それいいな!早速コリンクつれてこようぜ!」

ワニノコ「おう!」

二匹はコリンクの家に向かって走り出した
 ▼ 15 1 16/10/24 10:41:09 ID:.QjAK43E [15/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンクの家に向かう途中、、

ピカチュウ達は空き家に荷物が運び込まれているのを見かけた

ワニノコ「ん?なんだあれ、、引っ越しかな、、」

ピカチュウ「へぇ、新しい住民か、、挨拶しとこうぜ!」

ワニノコ「おいおい!待てって!」

ワニノコも後を追った
 ▼ 16 1 16/10/24 10:45:20 ID:.QjAK43E [16/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウはドアを叩いた

トントン

しばらくしてドアが開きミミロルが出てきた

ミミロル「はぁい、、っ!?」

ピカチュウ「げぇ!?」

ピカチュウは驚き、尻餅をついた

ミミロル「な、なんであんたがこんなとこにいるのよっ!」

ピカチュウ「それはこっちの台詞だ!」

ワニノコ「なーんだ!知り合いか!なら話は早い!俺はワニノコ、よろし、、、」

ピカ&ミミ「おめー(あんた)は黙ってろ(て)!」

ワニノコ「え?あ、はぁ、、すまん、、」
 ▼ 17 1 16/10/24 10:49:20 ID:.QjAK43E [17/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ワニノコ、俺が紹介してやる!こいつはミミロル。まぁ、色々面倒な奴だ!よろしくな!」

ミミロルが怒鳴った

ミミロル「全っ然よろしくないわよ!あんたの方が面倒な性格してるでしょ!?」

ワニノコ「えーと、、ところで二匹はどういう関係なんだ?」
 ▼ 18 1 16/10/24 10:52:33 ID:.QjAK43E [18/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「俺さ、だいぶ前にここに引っ越してきたろ?引っ越す前の村にすんでた奴なんだ。で?なんでここに越してきたんだよ」

ミミロルはそっぽを向いた

ミミロル「お母さんの用事で引っ越しする事になって、、引っ越したらあんたがたまたまここに住んでただけじゃない!」

ミミロルはピカチュウに顔を近づけた

ミミロル「別にあんたに会いたかった訳じゃ断じてないから!むしろあたしはもうあんたの顔なんか見たくもなかったのよ!」
 ▼ 19 1 16/10/24 10:55:34 ID:.QjAK43E [19/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウはその言葉を聞いてブチ切れた

ピカチュウ「ああそうか!なら明日にでもこの村でてってやる!」

ミミロル「あんたなんかさっさとどっかに行っちゃいなさいよ!ばーか!」

ピカチュウ「こんな奴の相手をしてる暇はねぇ!行こうぜ!ワニノコ!」

ピカチュウは走っていった

ワニノコ「おい!待てよ!」

ワニノコもピカチュウを追いかけた
 ▼ 20 1 16/10/24 10:58:47 ID:.QjAK43E [20/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロルは遠ざかる二匹の背を見ながら地面に座り込んだ

ミミロルの目から涙が落ちた

ミミロル「あたしのばかっ!わざわざピカチュウのすんでる村まで引っ越してきたのにまた喧嘩しちゃった、、」

少しして泣き止んだミミロルは立ち上がった

ミミロル「ピカチュウに謝らなきゃ、、」

ミミロルはピカチュウが走っていった方角へ走り出した
 ▼ 21 もリー◆woBJ.2LDUY 16/10/24 11:50:45 ID:6N/HPa5w NGネーム登録 NGID登録 報告
支援です
 ▼ 22 1 16/10/24 12:38:54 ID:.QjAK43E [21/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ達はコリンクの家に向かっていた

ピカチュウ「なんだよ!くそっ!」

ピカチュウは足元の石を蹴飛ばした

ワニノコ「ま、まぁ落ち着けって、、」

その時、一匹のポケモンがこちらへかけてくるのが見えた

ピカチュウ「ん?あいつは、、」

それはコリンクの弟だった
 ▼ 23 1 16/10/24 12:42:22 ID:.QjAK43E [22/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「よう、急いでどうした?」

コリンクの弟は酷く慌てた様子だ

コリンク弟「あわわ、、ぴ、ピカチュウさん、わわワニノコさん!助けてください!」

二匹「?」

コリンク弟「ぼぼくの、りり!いも、、」

ワニノコ「ちょっと落ち着けよ。何を言ってるかわかんないぞ」

コリンクの弟は深呼吸した

コリンク弟「僕の妹が!いなくなっちゃったんです!」
 ▼ 24 1 16/10/24 12:46:57 ID:.QjAK43E [23/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「げ!そいつは大変だ!俺達も探すの手伝うぜ!なっピカチュウ!、、ピカチュウ?」

ピカチュウは驚くほど落ち着いていた

ピカチュウ「まてよ、お前の兄貴はどうした?」

コリンク弟「お兄ちゃんは、、今日も部屋から出てきません、、」

ピカチュウ「そうか、、ワニノコ!お前達は妹を探しにいけ!俺はやることがある!」

ピカチュウはそう言うとあっという間にどこかへ走っていった
 ▼ 25 1 16/10/24 12:50:26 ID:.QjAK43E [24/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「おい!ピカチュウ!、、行っちまったか、、」

ワニノコは暫く遠ざかるピカチュウを見ていたがすぐにコリンクの弟の方へ視線を戻した

ワニノコ「うん、まぁあいつのことだし何か考えでもあるんだろ」

ワニノコは歩き出した

ワニノコ「よし!俺達は妹ちゃんを探しに行こう!」

コリンク弟「は、はい!」
 ▼ 26 1 16/10/24 13:01:29 ID:.QjAK43E [25/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンクの家前、、

ピカチュウ「やっとついた、、さて鍵は、、」

ピカチュウが引っ張るとドアはすんなり開いた

ピカチュウ「かかってないし入らせてもらうぜ」

ピカチュウは家の中に足を踏み入れた

明かりは消してあり、カーテンも閉じられたら真っ暗な闇に向かってピカチュウは叫んだ

ピカチュウ「コリンクー!いねぇのかぁ?」
 ▼ 27 1 16/10/24 13:05:20 ID:.QjAK43E [26/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
返事はなかった

ピカチュウ「くそ、、暗くてよく見えねぇ」

ピカチュウは手探りで家の中を進んでいく事にした

ゴン!

ピカチュウは壁に頭を打ちつけた

ピカチュウ「いて!」

間髪入れずに何かがピカチュウの上に落ちてきた

ドンガラガッシャン!

ピカチュウ「あたた、、どうなってんだよ、、」

その時、暗闇から聞き覚えのある声がした
 ▼ 28 1 16/10/24 13:10:36 ID:.QjAK43E [27/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
?「誰かいるの?」

ピカチュウ「その声はコリンクか?」

闇の中から返事が返ってきた

コリンク「ピカチュウ、、どうしたの?」

ピカチュウ「俺がここに来た理由は二つある、、一つはお前も祭りにいかねぇかって誘うためだ。せっかくだからお前も一緒に楽しんでほしかったから、、」

コリンク「僕は、、いいよ、、」

ピカチュウ「そうか、、じゃあもう一つの理由だ、、もう一つの理由は、、」

ピカチュウは大きく息を吸った
 ▼ 29 1 16/10/24 13:14:07 ID:.QjAK43E [28/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「お前がなんで妹を探しに行かないか問いつめるためだ!大切な妹なんだろ?どうして探しに行かないんだよ!答えろ!」

また暗闇から返事が返ってきた

コリンク「僕は、、母さんを助けられなかった、、最後までただ、母さんをみていることしか出来なかった、、」

コリンクの声が震える

コリンク「何も出来なかった、、僕は誰も守れないんだよ、、ピカチュウみたいな勇気もない、、」
 ▼ 30 1 16/10/24 13:19:17 ID:.QjAK43E [29/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「僕なんかが探しに行ったところで見つかるはずもないよ、、きっと、、リックはこんな頼りない僕に愛想をつかして出て行ったんだ、、だから」

ドン!

ピカチュウは床を思いっきり踏みつけた

ピカチュウ「んな事聞きたくねぇんだよ!!きっとてめぇの母さんは、、お前が最後まで側にいてくれてうれしかっただろうよ!なのになんでお前はそんな風にしか考えられないんだよ!」

コリンク「、、、」

ピカチュウ「お前なんかに会いに来た俺がバカだった!俺は探すぜ!絶対妹を見つけだしてやる!」

バンッ!

ピカチュウはドアを思い切り閉めて出て行った
 ▼ 31 ネコロロ@ヨロギのみ 16/10/24 13:21:41 ID:Go4hIUM6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援!
 ▼ 32 1 16/10/24 13:23:02 ID:.QjAK43E [30/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンクは暫く暗闇の中で呆然としていた

コリンク「ピカチュウ、、」

すると今度は優しくドアが開いた

ドアを開けたのはミミロルだった

コリンクは扉の方を見たが、久しぶりに見る太陽の光のせいで視界がぼやけていた

コリンク「ピカチュウ?」

ミミロル「あたしはピカチュウじゃないわよ。それより、悪いけどさっきの話、聞かせてもらったわよ」

コリンク「、、そう」
 ▼ 33 1 16/10/24 13:27:49 ID:.QjAK43E [31/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロルは扉の近くの壁にもたれかかった

ミミロル「いきなりさ、初めて会ったポケモンにこんな事言うのもどうかと思うけど言わせてもらうわよ、、」

ミミロルは深呼吸した

ミミロル「さっきからあんた言い訳ばっかりじゃない!聞いててイライラする!」

コリンク「ご、ごめん、、なさい、、」

ミミロル「言い訳なんてする前になんでも挑戦しなさいよ!やってもないのにできないとかどうしていえるのよ!(私がいえることじゃないけど、、、)」

コリンクの心にその言葉が突き刺さった

コリンク「、、、!」
 ▼ 34 1 16/10/24 13:31:21 ID:.QjAK43E [32/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロルの口調は優しくなった

ミミロル「あんたも妹を探しに行きなさい、、きっとピカチュウはあんたのこと待ってるから」

コリンク「どうしてわかるの?」

ミミロル「そりゃもちろん昔っからピカチュウの事が大好、、っじゃなくてーっ!なんとなくよ!なんとなく!!」

コリンク「君はピカチュウと仲良しなんだね」

ミミロルはコリンクがいつの間にかすぐそばに来ている事に気づいた

コリンク「ふふっ!ありがとう。少し元気が出たよ」
 ▼ 35 1 16/10/24 13:34:02 ID:.QjAK43E [33/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「な、仲良しなんかじゃ、、ってなに笑ってるのよ!」

その反応をみたコリンクはもっと笑った

コリンク「あはは!」

それはコリンクの母がなくなった後、コリンクが初めて笑った瞬間だった

それを見ていたミミロルも笑った

ミミロル「そのいきよ!あんたなかなかいい笑顔ね。笑わないともったいないわよ!」

 ▼ 36 1 16/10/24 13:38:52 ID:.QjAK43E [34/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロルは伸びをした

ミミロル「じゃあそろそろわたしもあんたの妹を探しに行くから!またね!」

そう言うとミミロルはまた扉を優し閉めて出て行った

コリンク「あ!ちょっと!、、行っちゃった、、名前も聞けなかったな、、」

コリンクはミミロルの事を思い出しぼーっとしていた

暫くたつとコリンクは歩き出し、机の上にある母親の写真が入った写真たてを覗き込んだ

コリンク「あの子のおかげで勇気がでたよ、、母さん、、僕、リックを探しに行く!」
 ▼ 37 1 16/10/24 14:07:27 ID:.QjAK43E [35/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方その頃

ピカチュウは村のはずれでワニノコ達と合流していた

ピカチュウ「おーい!ワニノコ!」

ワニノコ「よぉピカチュウ!、、どこに行ってたんだ?」

ピカチュウ「、、それより妹は見つかったか?」

ワニノコ「?」

コリンク弟「まだ見つかってません、、でも森の方で見かけたって聞いたんですっ!だから今から行こうって!」

ピカチュウ「まじか!じゃあ俺も行くぜ!」
 ▼ 38 1 16/10/24 14:13:00 ID:.QjAK43E [36/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンクの弟は不安そうに言った

コリンク弟「でも昔母さんがあの森には行っちゃだめって行ってたんだ、、」

ピカチュウ「だからってお前の妹見捨てるわけにはいかねーだろ?さっさと探しに行こうぜ!」

ワニノコ「そうだな!」

二匹は森の中へと走っていった

コリンク弟「あ!待ってください!」

コリンクの弟もあとに続いて森へとかけていった

そのやりとりを物陰からミミロルが聞いていた

ミミロル「ふーん、、森ね、、ピカチュウより先にあの子の妹を見つければピカチュウと仲直りするきっかけになるかも、、!」

ミミロルも森へとかけていった
 ▼ 39 1 16/10/24 14:26:29 ID:.QjAK43E [37/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
森、、

綺麗な花、高くそびえる木々、鳥ポケモン達のさえずり、、なんとも素晴らしい光景が広がる森を彼らは進んでいた

ピカチュウ「初めて来たけどいいとこだな、、ここ」

ワニノコ「こんな所に入っちゃダメってよくわからないけど、、まぁさっさと見つけて帰ろうか」

ピカチュウ「おう」

三匹は更に森の奥へと進んだ
 ▼ 40 1 16/10/24 14:31:40 ID:.QjAK43E [38/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃ミミロルは、、

ミミロル「ピカチュウよりも先に見つけないと計画が台無し、、早く見つけないと」

ミミロルは走り出した

そんなミミロルを木の上から見ている集団がいた

?「ひゃっひゃっひゃ!」

?「ウィー!」







ミミロル「きゃあぁぁぁあ!なんなのよぉ!助けてぇ!!」

 ▼ 41 1 16/10/24 15:17:26 ID:.QjAK43E [39/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「、、?あっちから誰かの声が聞こえなかったか?、、『助けて』って」

ワニノコ「『助けて』って事は、、妹ちゃんの身に危険が!」

コリンク弟「違う声のような気がするけど、、」

ピカチュウ「たとえ妹じゃなくても助けないと!」

ピカチュウは声の聞こえた方へ走った

ワニノコ「おい!だから一匹で動くなってば!」
 ▼ 42 1 16/10/24 15:23:01 ID:.QjAK43E [40/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウが声のした辺りにたどり着くと、木の上の方に蜘蛛の巣でぐるぐる巻きにされたミミロルを見つけた

ミミロル「たぁすけてぇえ!」

ピカチュウ「なんだよハズレか、、なんでこんな所にいるんだよ」

ミミロル「ハズレってなによ!向こうみてから言ってよね!」

ミミロルが指さすほうを見ると、別の木に同じ様にぐるぐる巻きにされたコリンクの妹がいた

コリンク妹「うえぇん!お兄ちゃんたすけてぇ!」
 ▼ 43 1 16/10/24 15:27:51 ID:.QjAK43E [41/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「お!こんな所にいたのか!今助けてやるからな!」

ピカチュウは木を上りだした

ミミロル「な、なによ!あたしは助けてくれないの!?」

ピカチュウ「お前は一生そこで捕まってろ!ばーか!」

その時、ピカチュウの背後に何者かが近づいた

ミミロル「ピカチュウ!後ろ!」

ピカチュウ「なんだよ、、そんなのに引っかかるわけねーだろ?ほぎゃ!?」

何者かに襲われ、ピカチュウは一瞬で蜘蛛の巣でぐるぐる巻きにされた

ピカチュウ「うわ!なんだこれ!ほどけねー!」
 ▼ 44 1 16/10/24 15:35:10 ID:.QjAK43E [42/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
蜘蛛の巣は暴れれば暴れるほど絡みついてくる

そこにワニノコ達も遅れてやってきた

ワニノコ「おーい!ピカチュウ!なにやってひゃん!?」

ワニノコも一瞬で捕まった

コリンクの弟だけはすぐに草陰に隠れたので無事だった

コリンク弟「ど、どどどどうしよう!!」

ミミロルが怒鳴った

ミミロル「全員捕まったらどうしようもないじゃん!!一体あんたたちはなにしにきたのよ!」

ピカチュウ「おまえが助けてって言ったから助けにきたんだろ!感謝しやがれ!」

ワニノコ「おい、、二匹とも、、周りを見ろよ」

二匹「うわ!」

彼らの周囲をアリアドスとたくさんのイトマル達が囲んでいた、、
 ▼ 45 1 16/10/24 15:39:49 ID:.QjAK43E [43/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アリアドス「ひゃっひゃっひゃ!今頃気づいてももう遅いぜぇ!ヤローども!メシの時間だぁ!」

イトマル達「ウィー!ウィー!」

イトマル達が飛びかかってきた!

ピカチュウ「や、やべぇ!動けないってのに!」

イトマルの攻撃がピカチュウの頬をかすった

ピカチュウ「いて!なにすんだよ!」

ワニノコ「この糸さえなけりゃ、、」

ミミロルは泣き叫んだ

ミミロル「いやぁ!もうおしまいよぉ!」

コリンク妹「うわぁん!」

コリンクの弟は茂みに隠れてその光景をただただ見ていることしか出来なかった

コリンク弟「どうしよう!みんなを助けないといけないのに!、、でも、、僕には、、」
 ▼ 46 1 16/10/24 15:44:33 ID:.QjAK43E [44/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウが叫んだ

ピカチュウ「お前ら!最後まであきらめんじゃねぇよ!!」

ワニノコ「でも、、今回ばかりは、、な、、うう」

アリアドス「んじゃ、そろそろいただくとするか!いっただっきまー、、」

その時、ピカチュウがニヤリと笑った

ピカチュウ「へっ、、やっと来たか、、おせーよ!」

コリンクがかけてきたのだ

コリンク「みんな!大丈夫!?」

コリンク妹「お兄ちゃん!」

 ▼ 47 1 16/10/24 15:50:35 ID:.QjAK43E [45/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「あんた!何でこんなところに!?」

コリンク「もちろんぼくの大切な妹、リックを助けるため、、そして友だちを助けるためだよ!、、それにまだ君の名前を聞いてなかったしお礼も言いたかったから、、」

コリンクはミミロルに笑って見せた

ワニノコ「おいおいミミロル!ここに来るまでにコリンクとなにかあったのか?ヒューヒュー!」

ミミロル「べ、別にあんたに関係ないでしょ!」

コリンク「あと、、ピカチュウ、さっきはごめん、、」

ピカチュウ「へへっ!俺はお前が妹の事を見捨てるような奴じゃないって事くらい知ってるぜ。俺はお前がきっと助けにくるって思ってたから最後まで諦めなかったんだ。こっちこそ助けにきてくれてありがとうな、コリンク」

コリンク「ピカチュウ、、」
 ▼ 48 1 16/10/24 15:55:50 ID:.QjAK43E [46/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「さぁて!それよりこの状況をどうにかしてほしいんだが、、」

コリンク「わかってる!うまく行くかわからないけど、、やるしかないよね!」

アリアドス「さっきからなにをブツブツいってんだ!ガキども!そこのガキもくってやるっ!」

イトマル「ウィー!」

アリアドスがじわじわと近づいてくる、、

コリンク「父さん、、僕に力を、、!」

コリンクの牙が炎に包まれた!

ワニノコ「な、なんだ?あの技!」

コリンク「僕が、、僕がみんなを助けるんだぁ!!」

 ▼ 49 1 16/10/24 16:01:01 ID:.QjAK43E [47/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「うおおぉ!」

コリンクはアリアドスに飛びかかり炎の牙を腹に突き立てた

アリアドス「ぎゃああ!体がぁ!」

アリアドスの体が炎に包まれた

コリンク「いまだ!」

コリンクは飛び上がり燃える牙で蜘蛛の巣に噛みついた

蜘蛛の巣は一瞬で焼き切れ、ピカチュウ達も自由になった

ピカチュウ「コリンクやるじゃねぇか!」

ワニノコ「グッジョブだな!」

二匹はうまく着地出来たがミミロルだけ頭から落ちた

ドサッ!

ミミロル「ぐぇ!、、いたた」

ピカチュウ「ぷふ、どんくせーな」
 ▼ 50 1 16/10/24 16:07:29 ID:.QjAK43E [48/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ってコリンク!妹が!」

コリンク妹「お兄ちゃーん!」

コリンクの妹が木の上から今まさに落ちようとしていた!

コリンク「リック!」

コリンクはイトマル達をよけて妹に向かい走り出した

コリンク「間に合えぇ!!!」

コリンクは妹の下に向かい滑り込んだ

ズザァァ!!

コリンクの妹はコリンクの上に落ちた

ドサッ

コリンク「ぎゃ!」

コリンク妹「お兄ちゃん大丈夫!?」

コリンク「えへへ、だ、大丈夫だよ」
 ▼ 51 1 16/10/24 16:15:47 ID:.QjAK43E [49/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
草陰からその光景をコリンクの弟は見ていた

コリンク弟「お、お兄ちゃん、、かっこいい!」

ミミロル「よかった!無事みたいね」

ワニノコ「さぁて!俺たちも自由になったところでひと暴れするか?」

ピカチュウ「おう!相棒!」

ピカチュウとワニノコはまだ必死に鎮火しているアリアドスを睨んだ

ピカチュウ「さーて、、どう調理してやろうか、、今夜のメインはアリアドスの丸焼きか?あぁん?」

ピカチュウの指先から放たれた電撃がアリアドスの足元を焦がした

アリアドス「ひ、ひえぇ!!」

アリアドスは一目散に逃げ出した!

それを見てイトマル達も散り散りに逃げ、騒がしかった森にまた静寂が帰ってきた

ワニノコ「けっ、骨のねー奴だな!」
 ▼ 53 ースト@ねむけざまし 16/10/24 17:48:58 ID:1xVyo06o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
超好みだわ

だけど

「、、、」じゃなくて「……(三点リーダー×2)」を使った方がいいよ
 ▼ 54 1 16/10/24 20:46:54 ID:.QjAK43E [50/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>52
どんな形であれ笑ってくれたなら嬉しいですw

>>53
ありがとうございます!
普段SSを読む機会もないし初めて書くので非常に参考になります!
スマホの変換でその三点リーダーっていうのがでてこないのでここから先はとりあえず『…』で代用させていただきます
 ▼ 55 1 16/10/24 20:50:50 ID:.QjAK43E [51/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンクの妹と弟がコリンクに抱きついた

コリンク妹、弟「お兄ちゃーん!」

コリンク「二匹とも無事でよかった!……でも何でこの森に?」

コリンクの妹が一輪の花を差し出した

コリンク妹「お兄ちゃんに元気になってほしかったの……」

コリンクは花を受け取った

コリンク「ありがとう。二匹とも心配かけてごめんね」

ピカチュウ「これで一件落着だな!」
 ▼ 56 ラブ@リゾチウム 16/10/24 20:52:14 ID:1H46cvxA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>54
スマホだったら「てん」で予測変換すると下の方にあるよ
 ▼ 57 1 16/10/24 20:52:41 ID:.QjAK43E [52/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すいません三点リーダー普通に出せてました
 ▼ 58 1 16/10/24 20:55:11 ID:.QjAK43E [53/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンクはミミロルのもとに駆け寄った

コリンク「リックやみんなを助けられたのは君のおかげだよ!ありがとう!」

ミミロル「そんなことないわよ!」

ミミロルは笑った

ピカチュウは首を傾げた

ピカチュウ「こいつら何かあったのか?」

ワニノコ「さぁ?」
 ▼ 59 1 16/10/24 21:00:38 ID:.QjAK43E [54/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「妹を助けられたのは全部あんた自身の力よ。さっきの技とかもそうだけどあんたすごいのね!」

コリンク「でも、ここに来れたのは君が僕に本当の勇気を教えてくれたからだよ」

ミミロルはそっぽを向いた

ミミロル「変なこと言わないでよ……思い出しただけでも恥ずかしいわ」

コリンク「そうだ!名前を聞いてないんだった!」

ミミロル「あたしはミミロルよ」

コリンク「僕はコリンク!」

ミミロル「これからよろしくね」

コリンク「うん!」

二匹は握手した
 ▼ 60 1 16/10/24 21:07:03 ID:.QjAK43E [55/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
二匹にピカチュウが歩み寄った

ピカチュウ「コリンク、さっきはごめんな……俺も強く言い過ぎた」

コリンク「いいよ!もともと僕が悪かったんだから。むしろこんなに僕のことを思ってくれてることがありがたいくらいだよ」

ミミロル「それはそれとしてピカチュウはあたしにも謝ってよね」

ピカチュウ「は?なんでだよ!」

ミミロル「さっきあたしにあんな酷いこと言っておいて謝らないって言うの?」

ピカチュウ「さっきはお前から喧嘩ふっかけてきただろ!むしろお前が謝れ!!」

ミミロル「謝るわけないでしょ?ばーかっ!」

そう言うとミミロルはピカチュウを殴りつけた

ボコっ!

ピカチュウ「いってぇ!なにすんだよ!このやろー!」
 ▼ 61 1 16/10/24 21:11:32 ID:.QjAK43E [56/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
二匹は暫くにらみあっていたが、、

ピカチュウ「へへっ」

ミミロル「うふふ」

二匹の様子を見ていたコリンクが言った

コリンク「二匹は仲良しなんだね!」

ワニノコ「喧嘩するほどなんとやらってやつだろ」

ピカチュウ「あ?仲良しなんかじゃねーよ!」

ミミロル「酷い!せっかく仲直りしてあげようと思ってたのに!!」

またミミロルがピカチュウを殴りつけた

ボカっ!

ピカチュウ「だからなんでいちいち殴るんだよ!!」

二匹の喧嘩を見ながらみんなは笑った

その時、近くの木の後ろから誰かが見ていたのだがそんな事には誰も気づかなかった……
 ▼ 62 1 16/10/24 21:16:29 ID:.QjAK43E [57/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その日の夜、ピカチュウの家にて

ピカチュウは自分の部屋のベッドに寝転がっていた

ピカチュウ「今日もいろんなことがあったなー……」

ピカチュウを窓からさす月明かりが優しく照らした

ピカチュウ「さーて!明日こそみんなで祭りを満喫するぞ!早く寝ないと!今度こそ遅刻しないようにしないと……」

ピカチュウは布団をかぶった





ピカチュウ「おっと!日記つけるの忘れてた!」
 ▼ 63 1 16/10/24 21:23:23 ID:.QjAK43E [58/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは飛び起きると机に向かい日記帳を取り出した

ピカチュウ「あ……そっか!昨日で使い切ったから今日から新しいのか」

ピカチュウは母が買ってきた新しい日記帳を取り出した。なにやらいつも使っていた物とは違うもののようだ

ピカチュウ「なんだ?これ……エーフィ印の日記帳?だっせーの」

日記帳を開くと一ページ目にこう書いてあった



この日記帳に書いた事をあたくしのエスパーの力であなたの脳内に再生しますわ

1.ページを選ぶ

2.手をかざす

注意
あなた以外のポケモンにこの力は働きません


ピカチュウ「なんだよ……これ……母さん俺のことばかにしてるのか?まぁ書ければ何でもいいんだけどさ」

ピカチュウは新品の日記帳に今日の出来事を書き始めた

 ▼ 64 1 16/10/24 21:28:10 ID:.QjAK43E [59/59] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
7月1日

今日は久しぶりに親友ミミロルと再開した

あいつは全然変わってなくて少し安心した

自分はどうだっただろうか?

きっとあいつも俺のこと全然変わってないって思ってるんだろうな



ピカチュウは日記帳を閉じた

ピカチュウ「よし!今度こそ寝るか!」

ピカチュウは再びベッドに寝ころぶと布団をかぶった

ピカチュウはすぐに眠りについた

村を真っ暗な闇が包んでいった


一日目     end
 ▼ 65 ョロボン@アンノーンノート 16/10/25 04:48:09 ID:c7n/Vc8w NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
支援!
酉つけてくれるとうれしい
 ▼ 66 1 16/10/25 09:52:07 ID:Yce7sFDg [1/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
とりあえずあいた時間にどんどん更新してくのでよろしくお願いします
見てる人がいなくてもとりあえず走破する予定で頑張ります!

>>65
酉とは何のことですかね…用語とかわからなくて…すみませんわかり次第つけます
 ▼ 67 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 10:13:35 ID:Yce7sFDg [2/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すいません酉問題多分解決したので再開します
 ▼ 68 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 10:15:16 ID:Yce7sFDg [3/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第二話  二日目 〜伝説〜

祭りも二日目だ

ピカチュウ、ワニノコ、コリンクは今日もいつもの場所で待ち合わせ……のはずだった
 ▼ 69 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 10:21:28 ID:Yce7sFDg [4/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウの家にて

ピカチュウの母の大きな声が家中に響いた

ピカチュウ母「ピカチュウー!いい加減起きなさぁい!」

その声を聞いたピカチュウはいつものように飛び起きるとリビングに入ってきて怒鳴った

ピカチュウ「だからさ!なんで早く起こしてくれないんだよ!母さん!」

ピカチュウの母はため息をついた

ピカチュウ母「何回も起こしました!」

ピカチュウ妹「お兄ちゃん今日もお寝坊さんね!」

ピカチュウ「うるせー!もう今日は朝飯いいわ!いってきまぁす!」

ピカチュウは乱暴にドアを閉めて出て行った

ピカチュウの母は呆れながら言った

ピカチュウ母「いってらっしゃい……あの子またご飯食べずに……」

ピカチュウ妹「お兄ちゃんいってらっしゃい!」
 ▼ 70 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 10:27:21 ID:Yce7sFDg [5/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
集合場所にて……


二匹は待ちくたびれていた

ワニノコ「遅いなぁ、あいつ」

コリンク「あ!ピカチュウ来たよ!」

ピカチュウが走ってきた

ワニノコ「おいピカチュウ!待ちくたびれたぞ!」

ピカチュウ「すまん……また寝坊した」

コリンク「そんな事どうでもいいから早く遊びに行こうよ!」

村の広場へ走っていくコリンクの後ろ姿を見てピカチュウは呟いた

ピカチュウ「本当、コリンクが元気になってよかったな」

ワニノコ「そうだな」

コリンクが戻ってきた

コリンク「どうかした?」

ワニノコ「ん?ああ、なんでもない!それより早く遊びに行こうぜ!」

コリンク「うん!」
 ▼ 71 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 10:33:55 ID:Yce7sFDg [6/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その時、どこからか声がした

?「ちょっと待ちなさいよ!」

三匹「?」

近くの木の陰からミミロルが現れた

ミミロル「なんであたしを置いてくのよ!」

ワニノコ「えーと……お前は…誰だっけ?」

コリンク「ミミロルさんだよ」

ピカチュウ「げぇ!?お前こいつにさん付けかよ!」

ミミロル「いちいち一言多いのよ!あんたは!」

ミミロルは拳を振り下ろしたがピカチュウはギリギリでそれをよけた

ピカチュウ「あぶねっ!一言多いのはお互い様だろ!」

ワニノコ「ぷぷっ!確かにな!」
 ▼ 72 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 10:40:19 ID:Yce7sFDg [7/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「そこ!笑わない!」

ミミロルはワニノコに拳を振り下ろした

ポカっ!

ワニノコ「いてっ!そんな怒るなよ…」

ミミロル「それは置いといて……なんであたしを置いてくのよ!」

ピカチュウ「だってさぁ、別にお前がいなくても三匹で十分楽しいからさ」

ミミロル「遊ぶ時は友達がたくさんいたほうが楽しいでしょ!あたしだって暇じゃないけどあんた達と遊んであげるって言ってるのよ!感謝しなさいよ!」

ピカチュウ「じゃあ別に来なくていいぞ?忙しいんだろ?」

ピカチュウは村の広場に向かって歩き出した

ミミロル「もー!ピカチュウのばかぁぁ!」
 ▼ 73 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 10:53:05 ID:Yce7sFDg [8/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「ピカチュウ、ミミロルさんもいれてあげてよ」

ピカチュウ「はぁ?……まぁコリンクが言うならしかたねーな……」

そう言うピカチュウだが尻尾を振っているところをみる限り多分嬉しいのだろう

コリンク「やったぁ!」

ミミロル「ふん、仕方ないわね」

ワニノコ「お互い素直じゃないな」

ミミロル「何か言った?」

ワニノコ「いや、なにも」

ピカチュウ「じゃっ、行こうぜ!」

四匹は広場へ向かい歩き出した
 ▼ 74 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 11:02:01 ID:Yce7sFDg [9/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
広場へ向かい歩く四匹……


ミミロル「この村ってさぁ……あんまり建物無いし自然ばっかりだよね」

ピカチュウ「わかってねーな……それがこの村のいい所だぜ?」

ワニノコ「だよなー」

ミミロル「でもこんなにも建物が無いとそれはそれで寂しいわよ?」

ワニノコ「まぁ、それもそうだな」

ピカチュウ「なーに言ってんだよ。おまえの目は節穴か?そこに村長の家とかあるじゃん」

ピカチュウの指さす先に建物といって言えるかどうか怪しいほどボロボロの家がある

ミミロル「節穴で悪かったわね!でもあんな所にすんでるって相当の物好きね……」

ピカチュウ「ま、俺達も実は村長にあったことないから村長の事はよくしらねーんだけどな」

ミミロル「ふーん……」
 ▼ 75 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 11:16:22 ID:Yce7sFDg [10/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロルは辺りを見回した

ミミロル「じゃあさ、あの変な建物はなに?」

ピカチュウ「変な建物ってなんだよ」

ミミロルの指さす先、森の中に何か建物があった

ピカチュウ「えっと…あれは教会かな?」

ワニノコ「え?この村に教会なんてあったか?」

ピカチュウ「そういやあの建物のことは不思議と気にした事なかったな……」

コリンク「母さんがあの建物には近づいちゃダメって言ってたけど教会だったんだ」

ワニノコ「そう言われるとなんかワクワクしてきたな」

ピカチュウ「詳しくは長老にでも聞きにいけばわかるだろ。後で聞きに行こうぜ」

ミミロル「別にあたしはそんな気になってないんだけど……」

ピカチュウ「おまえが良くても俺らが気になってんだよ」


そんな雑談をしながら四匹は広場へと向かうのであった
 ▼ 76 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 11:20:35 ID:Yce7sFDg [11/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
広場


広場には神輿や他にも沢山の店が出ていてとても盛り上がっていた

ミミロル「すごい賑やかね!」

ワニノコ「やっぱ祭りっていいな!」

ピカチュウ「んじゃ、祭りを楽しむとするか!」

ワニノコ「おう!」

二匹は走っていってそのまま見えなくなった

ミミロル「ちょっと!……もう!あいつら本当こどもね」

コリンク「でも千年に一度なら楽しまないともったいないよね」

ミミロル「まぁ、それもそうなんだけど」
 ▼ 77 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 11:24:32 ID:Yce7sFDg [12/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
暫く神輿を眺めていたミミロルは何かに気づいた

ミミロル「あれなんだろ?」

コリンク「なにが?」

ミミロル「あれよ!あの神輿の正面に書いてある変な形!」

神輿の正面には何ともいえない不思議な形が書いてあった

コリンク「本当だ、不思議な形してるね」

コリンク「きっとこのお祭りとなにか関係あるんだよ」

ミミロル「でしょうね…」

ミミロルは腕を組みなにか考えていた

ミミロル「コリンクはこのお祭りの事、詳しくわかる?」

コリンク「わかんない」
 ▼ 78 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 11:28:31 ID:Yce7sFDg [13/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「ふーん…じゃあピカチュウもきっと知らないわね」

コリンク「なんでわかるの?」

ミミロル「あいつとは付き合い長いからね!わかって当然よ!」

コリンク「やっぱりミミロルさんはピカチュウと仲良しなんだね」

ミミロル「っ!?ちょっと!あ、あんたなに言ってんのよ!んな訳ないでしょ!ばかじゃないの!?」

コリンク「あはは!」

ミミロル「……」
 ▼ 79 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 11:31:34 ID:Yce7sFDg [14/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「そうだ!」

ミミロル「ひゃあ!いきなりなによ!びっくりしたじゃん!」

コリンク「今から長老様にこの話を聞きにいこうよ!」

ミミロル「あ!それいいかも!」

コリンク「でもピカチュウ達置いてく訳には行かないね」

ピカチュウ達の姿は見当たらない

ミミロル「あいつらは別にいいじゃん!あんなの待ってたら時間がもったいないし……そうと決まったら早く行こ!」

ミミロルは走り出した

コリンク「あっ!待ってよぉ!」

コリンクも後を追った
 ▼ 80 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 11:36:54 ID:Yce7sFDg [15/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
二匹は村長の家の前まで来た

ミミロル「そう言えば村長ってどんなポケモンだろ……」

コリンク「そうだね」

ミミロル「実はすごく怖いポケモンかも……」

コリンクは話を聞かずにドアを叩いていた

コリンク「すいませーん!村長さんいますか?」

ミミロル「なぁ!?あんたばかなの!?もう逃げられなくなったも同然じゃない!もし村長が凶暴なポケモンだったらどうするのよ!」

コリンク「ご、ごめん…でも何にでも挑戦しろってミミロルさんが……」

ミミロル「言ったけど挑戦しなくていいときもあるのっ!ケースバイケースよ!」

その時ドアが開いて一匹のポケモンが出てきた
 ▼ 81 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 11:40:04 ID:Yce7sFDg [16/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
赤い体、黒い甲羅からは時々煙が吹き出している

村長「なんじゃ?かわいいお客様じゃのぉ、どうぞおはいりなさい」

村長は家の中へ入っていった

二匹は顔を見合わせ、恐る恐る村長のあとに続いた

コリンク「おじゃましまーす」

ミミロル「お、おじゃまします」

コリンク「(優しそうなポケモンで良かったね!)」

ミミロル「(ま、まぁね)」
 ▼ 82 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 22:43:41 ID:Yce7sFDg [17/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
村長の家


村長「そこの椅子にでもおかけなさい」

ミミロル「あ、はい。ありがとうございます」

二匹は椅子にかけた

村長「挨拶がおくれたのぉ。わしはこの村の村長、コータスじゃ」

コリンク「はじめまして!ぼくはコリンクです!」

コータス「ほっほっほっ、知っとるよ。この間はお母さんがなくなって大変じゃったのぉ」

コリンク「…はい」

ミミロル「ってなんで村長さんはコリンクの事知ってるの?コリンクは村長さんの事知らないって……」

コータス「わしは村長じゃからな、この村の事はだいたい知っておるよ。はて?お前さんは誰じゃったかのぉ?」

ミミロル「えーっと…昨日引っ越してきたミミロルといいます」

コータス「そうかそうか、新しく引っ越してきたのか!覚えておこう。ところで君たちはなぜわしの家をたずねたんじゃ?」

 ▼ 83 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 22:58:05 ID:Yce7sFDg [18/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「村長さんに聞きだい事があるんです」

コータス「ほぉ、何を聞きたいんじゃ?」

ミミロル「今やってるお祭りの事なんだけど…あの御神輿に書いてあった変な形がなんだか気になったの」

コータス「変な形?……あ、あー!あれか!あれはジラーチ様じゃよ」

ミミロル「ジラーチ様?」

コリンク「じゃああのお祭りはそのジラーチ様のお祭りなの?」

コータス「そうじゃ。ジラーチ様は千年に一度目を覚ましなんでも願い事を叶えてくれると言う伝説があるのじゃ」

コリンク「ほ、本当!?」

コリンクは目を輝かせた

ミミロルはため息をついた

ミミロル「あんたねぇ…これは伝説よ!作り話!」

コータス「確かにそうかもしれんの…良かったら確かめに行ったらどうじゃ?」
 ▼ 84 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:04:10 ID:Yce7sFDg [19/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コータス「ジラーチ様は遥か昔、あるニンゲンによって研究されていたそうな……そしてそのニンゲンの作った研究所に今も閉じこめられていると言う……」

コリンク「ミミロルさん!僕ジラーチ様に会いたい!」

コリンクはミミロルの手を引っ張った

ミミロル「もー!わかった!わかったわよ!仕方ないわね……で?その研究所ってどこにあるか知ってるの?村長」

コータス「この村を出てずーっと北に向かうんじゃ……森や山を越えてな」

ミミロル「そ、そんなに遠いの!?めんどくさー」

コータス「当たり前じゃ。なんでも願いが叶うんじゃぞ?そんなに簡単に会えるならこの村の皆が会いに行っておるじゃろう……」

ミミロル「それもそうね」
 ▼ 85 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:08:34 ID:Yce7sFDg [20/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コータス「ジラーチ様は千年に一度、7日だけ目覚めていると言う……祭りは昨日始まったから起きているのは今日含めてあと6日じゃな」

ミミロル「そ、そんなのもう間に合わないじゃない!」

コータス「なぁに、あんたらはまだ若い!まだまだ間に合うよ。わしもあと十歳若かったらのぉ!ほほほ」

コリンク「まだ間に合うなら早く行こうよ!」

ミミロル「はいはい、良かったわね…間に合って……(なんか面倒な事に巻き込まれたみたいね……)」
 ▼ 86 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:14:45 ID:Yce7sFDg [21/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「それよりさぁ、なにか忘れてる気がするんだけど……」

コリンク「なにが?」

ミミロル「っ!思い出した!あの建物の事も聞いとこうと思ってたんだ!」

コータスは顔をしかめた

コータス「建物?もしや……」

ミミロル「森の中の教会の事なんだけど……」

コータス「やはり……あの建物には近づかんほうがよいぞ」

コリンク「どうして?」

コータス「あの教会には一匹のこどものポケモンがすんでおる」

ミミロル「こどもが一匹で?」
 ▼ 87 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:20:37 ID:Yce7sFDg [22/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コータス「もともとは両親もおったのじゃ……父親は真面目な神父で母親はとても優しい方じゃった……しかし両親は事故で死んでしまったのじゃ」

ミミロル「そうなんだ……」

コータス「その子は生まれつきすごい力をもっておった……しかしその力はこどものものにしては強すぎた。いや、おとなの力よりもはるかに強かった。」
 ▼ 88 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:24:08 ID:Yce7sFDg [23/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コータスは話を続ける

コータス「その子は力を制御しきれずにある日、その力で両親を……」

ミミロル「え!?」

コリンク「そんな……」

コータス「その子は悲しみあの教会に閉じこもってしまったと言う訳じゃ……」

ミミロル「可哀想ね」

コータス「正直なところ、あの子がまだあの教会におるのかは誰も知らん。誰も近づこうとせんからな……仕方のない話じゃ」
 ▼ 89 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:30:44 ID:Yce7sFDg [24/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「あまりこの話には首を突っ込まない方が良さそうね」

コータス「話は以上じゃ、まだ聞きたいことはあるか?」

ミミロル「いえ、ないわ」

コリンク「村長さまありがとう」

コータス「あんたら、ジラーチ様に会えるとよいの」

ミミロル「ありがとう。おじゃましました」

コリンク「おじゃましました」

コータス「またなにか聞きたいときはいつでもくるんじゃぞ」

二匹は頷くと広場に向かって歩き出した

コータスは仲良く歩いていく二匹を見ながら思った

コータス「そうか……あの事件からもう十年もたったのか……丁度あの子らと同じくらいに成長しておるのかのぉ」

そして静かに呟いた

コータス「あの子らにジラーチ様の御加護がありますように……」
 ▼ 90 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:35:36 ID:Yce7sFDg [25/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
二匹は広場に向かっていた


ミミロルはあの教会を見た

なんだか先程とは違って恐ろしく見え、ミミロルはすぐに目をそらした

ミミロル「ねぇ、本当に会いに行くの?」

コリンク「うん!僕、お母さんを生き返らせてって願うんだ!」

ミミロル「そっか…あたしもあんたがその願い事を叶えられるよう応援するわ!」

コリンク「ありがとう!ところでミミロルさんの願い事はなぁに?」

ミミロル「え!?願い事……な、無いかな」

コリンク「えー!?無いの!?」

ミミロル「な、無くてもいいでしょ!(ピカチュウのお嫁さんになりたいなんて言えないわよ!)」
 ▼ 91 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:38:59 ID:Yce7sFDg [26/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「あ!ピカチュウだ!」

向こうからピカチュウ達が走ってきた

ピカチュウ「おい!お前らどこいってたんだよ!探したんだぞ!」

ワニノコ「まぁまぁ、そんな怒るなよ」

コリンク「ごめんね」

ワニノコ「で?どこ行ってたんだ?」

ミミロル「村長に会いに行ってたの」

ピカチュウ「はぁ!?後で一緒に行くんじゃなかったのかよ!」

コリンク「ごめんね、ピカチュウ」

ワニノコ「だからそんな怒るなって……で?なに聞きに行ってたんだ?」
 ▼ 92 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:43:41 ID:Yce7sFDg [27/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「すごい事聞いちゃったんだ!!」

ピカチュウ「すごい事ってなんだよ」

ミミロル「このお祭りはジラーチ様のお祭りなんだって」

ピカチュウ「それのどこがすごい事なんだよ!」

ミミロル「話は最後まで聞きなさいよ!」

ピカチュウ「はいはい」

ミミロル「で、そのジラーチ様がこのお祭りの7日間だけなんでも願い事を叶えてくれるって言うの!どう?すごいでしょ」

ワニノコ「す、すげぇ!!」

コリンク「だよね!」

ピカチュウは鼻で笑った

ピカチュウ「胡散臭いな…どうせ嘘だろ」
 ▼ 93 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:47:56 ID:Yce7sFDg [28/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「ま、まぁそれはそうだけど……」

ピカチュウ「なら俺は興味ねーな……叶えたい願いも特にないし」

ミミロル「夢がないなんて面白くないポケモンね!」

ピカチュウ「あ?俺にだって夢はある!」

ミミロル「なによ!どんな夢か言ってみなさいよ!」

ピカチュウ「俺の夢はなぁ!……えっと…」

コリンク「ピカチュウの夢は?」

ピカチュウ「具体的には決まって……ないかな」

ワニノコ「あらら」

ミミロル「やっぱり夢がないじゃない!」

ピカチュウ「これから探すんだよ!ばーか!」

ミミロル「はいはい、せいぜいがんばりなさい!」
 ▼ 94 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:52:46 ID:Yce7sFDg [29/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「それでさ!僕考えたんだけど!」

ミミロル「あー、その件ね……」

コリンク「これからみんなでジラーチ探しに行かない?」

ワニノコ「もちろん俺は行くぜ!」

ミミロル「やっぱりあたしは遠慮しとくわ(嘘かどうかもわかんないし、ピカチュウと行かないだろうしね)」

コリンク「ミミロルさん来ないんだ…残念……」

ワニノコ「ピカチュウはどうするんだ?」

ピカチュウ「……」

ミミロル「(行くわけないじゃない!さっきも胡散臭いって言ってたし!)」

しかしピカチュウの言葉はミミロルの予想を裏切った

ピカチュウ「よし!俺も行くぜ!そのジラーチ探しってのに!」
 ▼ 95 1◆v1GnTfaqxg 16/10/25 23:54:59 ID:Yce7sFDg [30/30] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「はぁ!?」

コリンク「やったぁ!」

ワニノコ「絶対にジラーチ見つけような!」

ピカチュウ「おう!」

二匹はハイタッチした

コリンク「じゃあ僕準備してくるよ!」

ワニノコ「俺も!」

二匹はそれぞれの家の方に走っていった

ピカチュウ「俺も準備すっか!」
 
家に帰ろうとしたピカチュウをミミロルが呼び止めた
 ▼ 96 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 00:00:25 ID:Sem4p3/U [1/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「ちょっと待ちなさいよ!なんでピカチュウがついてくのよ!興味ないんでしょ!」

ピカチュウは走っていく二匹を見ながら言った

ピカチュウ「俺はあいつらの夢を叶える手伝いがしたいんだよ……たとえこの話が嘘だとしても俺が出来ることは全力で手伝いたい。俺はあいつらの友達だからな……それだけだ」

ミミロル「ねぇピカチュウ……」

ピカチュウ「なんだよ」

ミミロル「やっぱりあたしも行くわ。あたしだってコリンクやワニノコの……」

ピカチュウ「別に無理しなくてもいいんだぜ?」

ミミロル「無理してないもん!」

ピカチュウ「来るなよ!」

ミミロル「はぁ!?なにいってるのよ!あたしがついて行ってあげるって言ってるのよ!」

ピカチュウ「だから来なくていいって言ってるだろ!」
 ▼ 97 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 00:03:59 ID:Sem4p3/U [2/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
騒ぎを聞きつけ二匹が戻ってきた

コリンク「なに?なにがあったの?」

ワニノコ「また喧嘩してるのかよ」

ピカチュウ&ミミロル「おめー(あんた)は黙ってろ(て)!」

ワニノコ「え、あ、はい」

コリンク「ねぇピカチュウ、ミミロルさんも連れてってあげてよ」

ミミロル「そうよ!」

ピカチュウ「ったく……しゃあねぇな」

コリンク「やったぁ!」

ミミロル「ふん、仕方ないわね!」

ピカチュウ「ったく…どの口がいってんだか」

ミミロル「なによ!」
 ▼ 98 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 00:05:51 ID:Sem4p3/U [3/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「なんでもねーよ。じゃあ明日の朝、村の出口で集合な!各自準備しとけよ!解散!」

コリンク「わかった!」

ワニノコ「おう!」

ミミロル「はいはい」

ピカチュウ「じゃーな!」

みなそれぞれ準備をしに家へと帰った
 ▼ 99 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 00:10:14 ID:Sem4p3/U [4/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その日の夜

ピカチュウの家にて


リビングにはピカチュウと母がいた。妹はもう寝ていた

ピカチュウ「なぁ、母さん……」

ピカチュウ母「なあに?」

ピカチュウ「俺さ、明日から友達とちょっと旅にでる事になったんだ」

ピカチュウ母「いきなりなにいってるの?熱でもあるの?」

ピカチュウ「俺は本気なんだ!」

母は笑った

ピカチュウ母「冗談よ!わかってる!あんたならいつかそんな事言い出すと思ってたから」

ピカチュウ「え?いいのか?」

ピカチュウ母「うん、当たり前よ」
 ▼ 100 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 00:12:11 ID:Sem4p3/U [5/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「母さん、ありがと」

ピカチュウ母「でも一つだけ約束して?」

ピカチュウ「なんだ?」

母が突然ピカチュウを抱きしめた

ピカチュウ母「絶対帰ってきてね」

ピカチュウ「当たり前だろ!俺は無敵だぜ?」

ピカチュウ母「ふふ!あんたのそう言うとこが心配なのよ!」
 ▼ 101 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 00:16:25 ID:Sem4p3/U [6/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
母は小棚の引き出しから何かを取り出しピカチュウに握らせた

ピカチュウ母「これ!持ってきなさい!」

それは母の手作りの御守りだった

ピカチュウ「御守り、、?」

ピカチュウ母「ええ!こんな事もあろうかと思ってね!作っといたの!」

ピカチュウ「準備がいいのな……でも」

ピカチュウ母「でも?」

ピカチュウ「……ありがとな」

ピカチュウは少し泣きそうになった

ピカチュウは涙を見せぬよう急いで自分の部屋へ向かった
 ▼ 102 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 00:18:21 ID:Sem4p3/U [7/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
母はその姿を見届けると棚の上の写真たてを見ながら呟いた

ピカチュウ母「あなたみてた?あの子も旅にでるって!やっぱりあなた似ね!」

母は窓の外を見た

真っ暗な夜空に星が瞬いている

ピカチュウ母「あの子は約束、守ってくれるかしら?」
 ▼ 103 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 00:21:08 ID:Sem4p3/U [8/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、ピカチュウは準備を終えていた

ピカチュウ「よし、こんなもんかな!」

準備を終えたピカチュウはベッドに寝転がった

ピカチュウ「早く寝ないとまた寝坊って日記つけなきゃ!」

ピカチュウは飛び起きて机に向かい新しい日記帳を取り出した

昨日から使い出したあの日記帳だ

ピカチュウ「ほんとだっせーな……どこ産のやつだよ」

文句を言いながらピカチュウは日記を書き始めた
 ▼ 104 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 00:24:42 ID:Sem4p3/U [9/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
7月2日

明日が旅立ちの日になる。俺たちはジラーチに会えるだろうか?というかまだそのジラーチっていうやつが本当に願いを叶えてくれるのかわかんないけど……でもみんなで旅に出るってだけでワクワクする!
ジラーチが本当に願いを叶えてくれるならなにを願おうか……

ピカチュウは書き終えると日記帳をカバンに突っ込んだ

ピカチュウ「よし!寝るか!」

ピカチュウはベッドに入るとすぐに眠りについた

二日目  end
 ▼ 105 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 08:37:20 ID:Sem4p3/U [10/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ほんとにコメ無くても笑えてきたわw

ここまで読み返せば無意識のうちに殆ど前置きに近いものになってたしそこがだめなとこみたいね

まぁ言ってしまったものは仕方ないし昼くらいに続き書くか、、まぁこのコメントすら見てる人いるか怪しいけどなw
 ▼ 106 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 13:51:15 ID:Sem4p3/U [11/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第三話  三日目  〜呪われた洋館〜




今日も気持ちのよい天気だ

いつものようにピカチュウの家から大きな声が聞こえる
 ▼ 107 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 13:54:42 ID:Sem4p3/U [12/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ああぁぁあ!寝坊したあぁ!」

リビングで母がため息をついた

ピカチュウ母「また寝坊してる……」

ピカチュウがリビングに入ってきて怒鳴った

ピカチュウ「だから!なんで起こして…」

ピカチュウ母「なんども起こしました!」

ピカチュウ妹「お兄ちゃんは本当にお寝坊さんね!」

ピカチュウ「もー!なんだってんだよぉ!」

ピカチュウは朝食にも手をつけづに家を飛び出した

ピカチュウ「いってきまーす!」

ピカチュウはあっという間に見えなくなりリビングは再び静かになった

ピカチュウ母「ほんと騒がしい子ね!」
 ▼ 108 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 13:57:01 ID:Sem4p3/U [13/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しかしピカチュウはすぐに走って帰ってきた

ピカチュウ母「なぁに?忘れ物?」

ピカチュウ「はぁ……はぁ……母さん」

ピカチュウ「なぁに?」

母は笑った…いつもの笑顔だ

ピカチュウ「いや、なんでもねぇや!」

ピカチュウも笑った

ピカチュウ母「ならさっさと行きなさい!みんなが待ってるわよ!」

ピカチュウ「あぁ!いってきます!」

ピカチュウは再び走り出した
 ▼ 109 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 13:58:55 ID:Sem4p3/U [14/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ母「いってらっしゃい!」

ピカチュウ妹「お兄ちゃんいってらっしゃーい!」

ピカチュウを見送ると母は空を見上げ祈った

ピカチュウ母「神様、どうかあの子を守って下さい…!」

ピカチュウ妹「あれ?お母さん泣いてるの?なんで?」
 ▼ 110 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 14:03:49 ID:Sem4p3/U [15/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃村の出口、待ち合わせ場所では…

ミミロル「いいでしょ!このスカーフ!お気に入りなの!」

ミミロルの首もとにはスカーフが巻かれていた

ワニノコ「え?なんでそんなのつけてるんだよ」

ミミロル「おしゃれに決まってるでしょ!察してよ!!」

ミミロルはワニノコを殴った

ポカっ!

ワニノコ「い、痛い……そんな怒らなくても……」

コリンク「ミミロルさん似合ってるよ!」

ミミロル「わかってくれるのはやっぱりコリンクだけね!ってそれよりあいつ遅すぎない?」

そこにやっとピカチュウが走ってきた
 ▼ 111 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 14:07:18 ID:Sem4p3/U [16/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「あ!ピカチュウきたよ!」

ワニノコ「まーた寝坊かよ」

ミミロル「ちょっと!なに寝坊してるのよ!」

ピカチュウ「わりいわりい」

ミミロル「もー!ピカチュウのばか!」

ピカチュウ「ああん?」

ピカチュウがミミロルを睨みつけた

ワニノコ「はいはい!喧嘩はしない!」

コリンク「そうだよ!」

ミミロル「それじゃ、早く行きましょ?時間ないんでしょ?」

ピカチュウ「よし、じゃあ出発だな!」

ピカチュウが村の門をくぐろうとしたとき……
 ▼ 112 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 14:10:34 ID:Sem4p3/U [17/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「ストーップ!」

ワニノコ「へ?」

コリンク「え?」

ピカチュウ「なんだよ……」

ミミロル「この門をくぐった時、あたしたちの旅が始まるのよ!その記念すべき一歩はみんなで……」

ピカチュウ「んなことするのめんどくせーよ……おら!」

ピカチュウが一歩踏み出した

ミミロル「あ!なにしてるのよ!!」

ミミロルがピカチュウを叩いた

ベシッ!

ピカチュウ「あだっ!」
 ▼ 113 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 14:15:51 ID:Sem4p3/U [18/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「おいおい…」

ピカチュウ「ちょっと待てよ……まだ門の外に踏み出してないだろ?冗談だよ……」

確かにピカチュウは門の外にギリギリ出ていなかった

ミミロル「……まぁいいわ、許したげる…それじゃ、気を取り直して行くわよ…1…2の」

四匹「3!」

四匹は同じタイミングで門をくぐった

コリンク「あはは!楽しいね!」

ワニノコ「せっかくだから楽しまなきゃな!」

ピカチュウ「めんどくせーなぁ…」

ミミロル「よーし!出発よ!」

コリンク、ミミロル、ワニノコ「おー!」

ピカチュウ「……(腹減ったなぁ)」
 ▼ 114 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 14:18:47 ID:Sem4p3/U [19/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
村から出て、北へ歩き出した四匹


ピカチュウ「そういやさぁ、コリンクは弟達はどうしたんだ?」

コリンク「村長さまに話したら旅の間預かってくれることになったんだ!だから大丈夫だよ」

ピカチュウ「そっか!なら心配ないな!」

ミミロル「それじゃ、さっさとジラーチ探してかえるわよ!」

コリンク「うん!」

ピカチュウ「いるにしてもそんなに簡単に会えねーだろ……」
 ▼ 115 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 14:21:52 ID:Sem4p3/U [20/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして時は流れ……

夕方になった


ピカチュウ達はずーっと続いている森に飽き飽きしていた

だんだん彼らも不安になってきた


ピカチュウ「なぁ、この道で本当にあってるのか?」

ミミロル「あたし道なんてしらないわよ?でも北にずっと行けばつくって聞いたから……大丈夫よ」

コリンク「結構遠いらしいけど…がんばろうね!」

ワニノコ「あぁー、腹減ったなぁ」

ピカチュウがボソッと呟いた

ピカチュウ「今日は野宿かなぁ」
 ▼ 116 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 14:23:46 ID:Sem4p3/U [21/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「野宿!?」

ピカチュウ「あたりまえだろ?」

ミミロル「あ、あたし嫌よ!」

ワニノコ「別に俺はいいけど…」

コリンク「野宿楽しそうだね!」

ピカチュウ「だよな!こういうのもきっといい思い出になるってもんだ!」

ミミロル「うう……」
 ▼ 117 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 14:25:20 ID:Sem4p3/U [22/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その時、遠くに洋館が見えた

ミミロル「あ!あの洋館に泊めてもらいましょ!」

ミミロルは走っていった

ピカチュウ「おい!まてよ!」

ピカチュウも後を追った

ワニノコ「そんな都合よく泊めてくれるのか?」

コリンク「さあ?」
 ▼ 118 ランテス@せいしんのハネ 16/10/26 15:34:44 ID:7cQ9Q7tI NGネーム登録 NGID登録 報告
しえん
 ▼ 119 ルノーム@みどりのプレート 16/10/26 18:57:25 ID:h0HYJo1A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>105
いや、俺は見てるぞ
恐らくこれからも支援は完結までしないだろうけど、たぶん最後まで読む

だから支援クレクレはやめよう
荒らしを呼ぶ元になるから
 ▼ 120 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 19:32:31 ID:Sem4p3/U [23/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>119
申しわけない……
あまりにも静か過ぎてやけになってたわ

もうぼやかないよ。誰も反応してくれなくても俺は書き続ける。最後まで書くつもりだしこれからも読んでくれたら嬉しいです
 ▼ 121 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 19:36:53 ID:Sem4p3/U [24/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
洋館前


ミミロル「すいませーん!誰かいませんかぁ!」

コリンク「(怖いポケモンが出てきたらどうするんだろう……)」

しかし返事はなかった

ピカチュウ「うん、誰もいないみたいだし野宿決定な」

ミミロル「嫌よ!きっとあたしの声が聞こえなかっただけだわ!」

ミミロルは勝手に洋館の扉を開けて入っていった
 ▼ 122 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 19:40:30 ID:Sem4p3/U [25/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「ちょ!それはまずいだろ!」

コリンク「そうだよ!ミミロルさん!」

ピカチュウ「(野宿楽しそうなのになぁ……)」

その時、誰かに背中を押されて三匹も洋館の中に転がり込んだ

ピカチュウ「ひゃん!?」

コリンク「わ!」

ワニノコ「おほぉ!?」

ミミロル「なによ!あんた達も入ってきてるじゃない!」

ワニノコ「いや、今誰かに押された気が……」

コリンク「僕も!」

ピカチュウ「(誰かが意図的に洋館に誘い込んだ?まさかな)」
 ▼ 123 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 19:45:08 ID:Sem4p3/U [26/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「ピカチュウ、どうしたの?」

ピカチュウは洋館の扉を調べた

ガチャ…ガチャガチャ……

しかし扉は開かなかった

ピカチュウ「やべぇ……俺達閉じこめられたかも」

三匹「え!?」

ピカチュウ「さっきまで開いてたのに開かないんだぜ?」

コリンク「怖いよぉ!」

ピカチュウはコリンクの頭に手をおいた

ピカチュウ「泣くな!俺がついてる!…しっかし面倒な事になったな……どっかに出口があればいいんだけど」
 ▼ 124 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 20:21:02 ID:Sem4p3/U [27/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコは窓を調べた

ガタガタ……

ワニノコ「窓もダメかー…」

ドッドッド!

ワニノコ「ん?」

ワニノコが振り返るとそこにミミロルが走ってきた!

ミミロル「どいてどいて!おりゃあ!!」

ミミロルは窓に跳び蹴りを放った

ガキっ!
 ▼ 125 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 20:25:18 ID:Sem4p3/U [28/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しかし窓には傷一つつかない

ミミロル「いったぁい!!」

ミミロルは今の蹴りで足を痛めたようだ

ピカチュウ「おいおい……なにやってんだよ……ほら、おぶってやるからこっち来いよ。んな足じゃ歩けないだろ?」

ミミロル「え?ちょっと!なにするのよ!」

ピカチュウはミミロルを無理やりおぶった

ピカチュウ「じゃあ出口探すぞ!ワニノコ!コリンク!」

ワニノコ「おう!」

コリンク「うん!」

ミミロル「///」

ピカチュウ達は洋館の奥へと進んでいった
 ▼ 126 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 20:42:00 ID:Sem4p3/U [29/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しばらく歩くと大きな部屋に出た。部屋には沢山のポケモンがいた。

ミミロル「ほら!誰かいたじゃない!」

ミミロルはピカチュウから飛び降りるとポケモン達に話しかけた

ミミロル「すいません、1日泊めてくれませんか?」

しかし不思議な事に返事はない

ピカチュウ「ミミロルまて!こいつらおかしいぞ!動いてねぇ!」

ワニノコは恐る恐るそのポケモン達に近寄った

ワニノコ「んー?こいつら全部剥製だな」

暗闇から声がした

?「よく知っているじゃないか」

コリンク「だ、誰!?」
 ▼ 127 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 20:49:06 ID:Sem4p3/U [30/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
剥製の影からポケモンが現れた

?「ふっふっふっ…ようこそ我が洋館へ……私がこの洋館の主、ゴーリキーだ」

ミミロルはゴーリキーに近づいた

ミミロル「すいません、勝手にあがっちゃって…今日1日だけ泊めてくれませんか?」

ゴーリキーは不適な笑みを浮かべた

ゴーリキー「いいとも……1日と言わずに一年、十年、いや百年!私のコレクションになれ!!」

ゴーリキーは注射器を取り出しミミロルに向けた

ミミロル「い、いやぁ!!」

ピカチュウ「やっべ!ミミロル!みんな!逃げろ!!」

ピカチュウ達は一目散に逃げ出した

しかしミミロルは先程の怪我のせいでこけてしまった

ミミロル「きゃあ!」

ずざぁ!
 ▼ 128 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 20:57:23 ID:Sem4p3/U [31/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「あ!ミミロルさん!」

ワニノコ「しまった!ミミロル怪我してたのか!」

ピカチュウ「ミミロル!今助けるぞ!!」

三匹はミミロルのもとへ走り出す……しかし彼らとミミロルはだいぶ距離があいていた

ピカチュウ「くそっ!もっと!……もっと早く走れよ!俺の足!」

ゴーリキー「この猛毒で殺してやろう!大丈夫だ!一瞬で死ねるぞ!」

ミミロル「いやぁぁあ!!」

ゴーリキーはミミロルめがけて力強く注射器を振り下ろした!

ピカチュウ「ミミロォォル!!」
 ▼ 129 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 21:00:36 ID:Sem4p3/U [32/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その時だった

ゴーリキー「ぐおぉ!?」

三匹「!?」

ゴーリキーが痛みに悶えている

ゴーリキーの目の前に一匹のポケモンが現れた

ミミロルに猛毒が刺される寸前、その大きなポケモンがゴーリキーに噛みついたのだ……

そのポケモンの牙は灼熱の炎に包まれていた……
 ▼ 130 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 21:04:10 ID:Sem4p3/U [33/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「!」

ピカチュウ「な、なんだ?」

?「ふん!」

そのポケモンはゴーリキーに体当たりを仕掛け壁際まで突き飛ばした

ドスっ!

ゴーリキー「くっくっく!またお前かレントラー!」

レントラー「もうやめろ!ゴーリキー!なぜこんな事を繰り返すんだ!」

ゴーリキー「ポケモンは死ぬ瞬間が一番美しい……その亡骸はもっと美しい!お前には到底理解できんだろうがな!」

ワニノコ「こいつ、狂ってやがる……」
 ▼ 131 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 21:13:45 ID:Sem4p3/U [34/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴーリキー「レントラー!お前も我がコレクションになれ!」

ゴーリキーが立ち上がり走ってきた!

ピカチュウ「きた!お前ら!今度こそ逃げるぞ!」

ワニノコ「ミミロル!コリンク!」

しかしコリンクはぼーっとしていてミミロルは恐怖のあまりただただ震えているだけだった

ピカチュウ「おい!おっさん!なんか手はないのかよ!このままじゃ俺ら全員……!」

レントラー「よし!お前達!俺の背中に乗れ!」

ピカチュウ「わかった!」

ピカチュウはミミロルを担ぎ上げレントラーにまたがった

ワニノコもコリンクを連れてレントラーに乗った

 ▼ 132 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 21:19:44 ID:Sem4p3/U [35/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レントラー「しっかり捕まってろよ!いくぞ!うおぉぉ!!」

眩い光があたりを照らした

ゴーリキー「くっ!!」

光が収まるとそこには誰もいなかった

ゴーリキー「フラッシュか…まぁいい。この洋館から出ることはできんからな……あいつらもまとめて我がコレクションにしてやる!!」
 ▼ 133 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 21:24:36 ID:Sem4p3/U [36/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ達は洋館のとある一室に逃げ込んでいた

ピカチュウ「やるじゃん!おっさん!」

レントラーは不満そうに言った

レントラー「お前はさっきからおっさんおっさんって……まぁいいか」

ワニノコ「おかげで助かったよ…あんがとな…えーと、なんて名前だっけ?」

レントラー「俺はレントラーだ。ところでそこの二匹は大丈夫か?すごく怯えているが……」

ミミロルは震え声で言った

ミミロル「あ、あたしは大丈夫……大丈夫だか、ら…」

ドサ

ミミロルは気を失って倒れた

ピカチュウ「おい!ミミロル!…… 仕方ねぇ、またおぶっていくか」

ピカチュウはまたミミロルをおぶった

 ▼ 134 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 21:28:36 ID:Sem4p3/U [37/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウはコリンクの隣に座った

ピカチュウ「おい、お前も大丈夫か?ごめんな、」

コリンク「うっ、うっ」

コリンクは泣き出した

ワニノコ「まぁ仕方ないよな…あんな怖い目にあったんだ。俺だって怖いぜ」

コリンク「ひっく……ワニノコぉ、僕怖くて泣いてるんじゃないよ…」

ワニノコ「え?」

コリンク「とおさぁん!」

コリンクはレントラーに抱きついた

ピカチュウ&ワニノコ「え!?」
 ▼ 135 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 21:31:54 ID:Sem4p3/U [38/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レントラーは驚きを隠せない

レントラー「な!?おまえまさか!あの泣き虫だった俺の……!」

コリンク「うわぁぁん!」

ピカチュウ「あのおっさんがコリンクの行方不明だった親父だったのか」

レントラー「こんな所でなにしてるんだ!!」

レントラーはコリンクの頬をはたいた

バシィ!

コリンク「いたっ!」

レントラー「おまえ、ここにいると奴に殺されるかもしれないんだぞ!!」

コリンク「ご、ごめ……」

ピカチュウ「おい、待てよおっさん」

ピカチュウが二匹の間に割って入った
 ▼ 136 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 21:38:30 ID:Sem4p3/U [39/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レントラー「これは親子の話だ、口を挟むな」

その瞬間、ピカチュウは思いっきりレントラーを殴った

ドゴォ!

レントラー「!?」

ピカチュウ「てめぇ黙って聞いてりゃなんだよその言い方は!コリンクはこないだ母さんを亡くしておめぇもいねぇし……でも一匹で!!兄貴として弟妹を守ってきたんだ!!あいつなりに頑張ってきたんだ!それなのにおまえは!!おまえにこいつの気持ちがわかるかよ!謝れよ!コリンクに謝れよぉ!!」

ワニノコ「ピカチュウ!落ち着け!!」

再び殴りかかろうとするピカチュウをワニノコが止めた
 ▼ 137 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:08:10 ID:Sem4p3/U [40/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レントラー「確かに、俺はコリンクとその兄弟、そして母さんを置いて数年前家を出た……でもこれには理由があったんだ」

レントラーは語り出した

レントラー「さっきのあいつ、ゴーリキーは俺の幼なじみなんだ。俺は昔、あいつと一緒に仕事をしていてな……あいつは俺の最高のパートナーだった」

レントラー「でもある時、ほんのちょっとしたことで俺達は喧嘩して離れ離れになってしまった」
 ▼ 138 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:16:30 ID:Sem4p3/U [41/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レントラー「もう会うことも無いだろう、そう思っていた。しかし数年後、あいつが狂ったように無差別な殺戮を繰り返していたと噂に聞いたんだ。」

レントラー「俺はあいつを止めようと何年も探し回った……ついにこの洋館を拠点にしていることをつい昨日知った。そして入ってみたらこの洋館に閉じこめられてしまって……」

ピカチュウ「どんな事があったにしろおっさんのせいでコリンクは……」

コリンク「お父さんは悪くないよ、ピカチュウ」

ピカチュウ「コリンク……?」

コリンクは立ち上がった

コリンク「僕、もう昔とは違うんだ!僕も戦う!お父さんの友達を助けるよ!」

レントラー「コリンク、気持ちは嬉しいが遠慮しておくよ」

コリンク「どうして!?お父さん!」

レントラー「俺はもう……家族を失いたくないんだ」

コリンク「お父さん……」

レントラーはコリンクをそっと抱きしめた
 ▼ 139 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:21:43 ID:Sem4p3/U [42/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その時、突然部屋の壁が崩れ落ちた

ガラガラガラ!!

ゴーリキー「ここにいたかぁ!!」

レントラー「みんな!下がれ!」

ピカチュウ達はレントラーの後ろにまわった

ゴーリキー「さぁ!私のコレクションになれ!!」

ゴーリキーは注射器をレントラーの首めがけて振り下ろした!!

レントラーは避けようとしたが足元の瓦礫に躓いた

レントラー「しまった!!」

 ▼ 140 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:25:47 ID:Sem4p3/U [43/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「!!」

ピカチュウ「おっさん!」

コリンク「お父さん!!」


レントラーは時間の流れがとても遅く感じる中思った


レントラー「(ああ、これで俺もおしまいか……コリンク、リンク、リック、ごめんな……母さんも病気だって知っていたのに…最後の時にそばに入れなくてごめんな……俺もそっちに……)」






コリンク「諦めないで!お父さん!!」

レントラー「!?」

コリンクが飛びかかり炎の牙をゴーリキーに突き立てた

ゴーリキー「うぎゃああ!!」
 ▼ 141 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:31:51 ID:Sem4p3/U [44/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レントラー「な!?コリンク!お前マスターしたのか!炎の牙を!!」

ピカチュウが後ろから言った

ピカチュウ「その技仕込んだのはおっさんか……その技のおかげで俺達この間助けられたらばっかりなんだぜ?」

ピカチュウはミミロルを下ろすとワニノコと共にレントラーの前に出た

ピカチュウ「まぁ、おっさんやコリンクばっかりにいいかっこさせるわけにはいかねぇな!」

ワニノコ「おうよ!」

ピカチュウの頬の電気袋がバチバチ鳴った

ピカチュウ「いくぜぇ!!十万ボルトォ!!」

続いてワニノコの爪が大きく伸びた

ワニノコ「ドラゴンクロォォ!!」

ゴーリキー「ぎゃあああああ!!」

二つの技はゴーリキーに強烈なダメージを与えた

ゴーリキーは倒れた

レントラー「(な、なんだ!?こいつらは!特にあのピカチュウは、、ほんとに子供なのか?)」
 ▼ 142 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:38:17 ID:Sem4p3/U [45/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ&ワニノコ「さあ!観念しな!!」

ゴーリキーは息を荒げている

ゴーリキー「はぁ…はぁ…す、すまな、い…レントラー」

レントラー「お、俺の事を思い出したのか!?」

レントラーはゴーリキーのもとに駆け寄った

ゴーリキー「俺は…ずっと誰かに操られていたみたいなんだ……でも、俺がなにをしていたかは知っている…俺は取り返しのつかない事をしてしまった……」

レントラー「お前は悪くない!お前を操っていた奴が悪いんだ!!」

ゴーリキー「罪はこの命で……償う」

ゴーリキーは持っていた注射器を自分の首に刺した

四匹「!!!」

 ▼ 143 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:40:45 ID:Sem4p3/U [46/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レントラー「ゴーリキー!!」

ゴーリキーは涙を流した

ゴーリキー「レントラー…すまない……あの時喧嘩なんてしなかったら……あの時だって俺が悪かったのに…」

レントラー「そんな事はない!俺が…俺が悪かったんだ!」

ゴーリキー「ごめんな…」

レントラー「……」
 ▼ 144 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:43:36 ID:Sem4p3/U [47/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴーリキー「最後に……お前に謝れて良かった……これでもう思い残すことは…ない…」



ゴーリキー「じゃあ…な…俺の大切な……相棒…」


レントラー「ゴーリキー!ゴーリキイィィィイ!!」

ピカチュウ&ワニノコ「……」

コリンク「お父さん……」



レントラー「ゴーリキー……」





安らかに眠ってくれ
 ▼ 145 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:47:25 ID:Sem4p3/U [48/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
さっきまで開かなかったはずの扉は簡単に開いた


外に出るともう真っ暗だった


レントラーは洋館近くの木の下にゴーリキーを埋めた

レントラー「ゴーリキー…」

ピカチュウ「おっさんの相棒もきっと喜んでるだろうよ……最後にこうしておっさんに会えたんだから」

レントラーは夜空を見上げた

レントラー「俺は…ゴーリキーの分も生きる!生きてやる!!」

ワニノコ「おう!そのいきだぜ!」

レントラー「さぁコリンク、家に帰ろう」

コリンク「!」
 ▼ 146 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:52:39 ID:Sem4p3/U [49/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レントラーはドリ村方面へと歩き出した

コリンク「お、お父さん!!」

レントラー「どうした?」

コリンク「今ぼくはピカチュウ達と旅をしてるんだ…だから……」

レントラーは少し驚いていたが微笑み、コリンクに言った

レントラー「わかった、行ってこい。そいつ達と一緒ならきっと大丈夫だ!!」

コリンク「ありがとう!お父さん!」

コリンクはピカチュウのそばに走っていった
 ▼ 147 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:55:17 ID:Sem4p3/U [50/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レントラーは大きく手を振った

レントラー「じゃあな!」

コリンク「うん!」

ピカチュウ「おう!」

ワニノコ「うっす!」

ピカチュウ達は再び歩き出した

レントラー「(コリンク……頑張れよ……)」

レントラーはピカチュウ達の姿が見えなくなるまで手を振り続けた
 ▼ 148 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 22:59:14 ID:Sem4p3/U [51/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「あぁー……今日は疲れたぜ…」

ワニノコ「本当、一日目から先が思いやられるな」

ミミロル「きゃあ!!」

ピカチュウにおぶられたミミロルが飛び起きた

ピカチュウ「おまえ、今起きたのかよ…使えねー奴」

ミミロル「う、うるさい!ってあれ?あたし達洋館にいたんじゃ…え?え?」

ワニノコ「まぁ色々あったけどこうして無事だったんだ!よかったじゃん!」

ミミロル「そうね!無事だからいっか!」

コリンク「あはは!」
 ▼ 149 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 23:05:46 ID:Sem4p3/U [52/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「おい!ミミロル!重いんだよ!元気になったならさっさと降りろ!!」

ミミロル「はいはい、わかったわよ!」

ミミロルはピカチュウから降りてまた四匹並んで歩き出した



しばらくしてピカチュウはふと立ち止まった


ピカチュウ「(にしても…なんであの洋館の扉はあっさり開いたんだ?確かに入った時は開かなかったしおっさんもそう言ってた……そもそも俺達ってなんであの洋館に……っ!そうだ!あの時!)」

そう、ピカチュウ達は誰かに押されて洋館に入ってしまったのだ

ピカチュウ「いったい誰が……ゴーリキーか?そういやゴーリキーも操られてたって……」


コリンク「ピカチュウ!早くいこうよ!」

ピカチュウ「ああ、わりいわりい!」

ピカチュウも三匹の後を追った
 ▼ 150 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 23:10:04 ID:Sem4p3/U [53/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
結局四匹は森の中で野宿する事になった


四匹は焚き火をかこんでいた

ワニノコ「結局こうなるのか」

コリンク「わーい!野宿だ!」

ミミロル「ううっ…洋館に泊まれば良かったのに……」

ピカチュウ「あの洋館はもう勘弁してくれよ……」

ピカチュウは鍋をかき混ぜながら言った

ミミロル「そ、それもそうだけど」

ピカチュウ「よし!こんなもんかな!晩飯できたぜっ!」
 ▼ 151 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 23:15:47 ID:Sem4p3/U [54/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは慣れた手つきで料理をよそっていく

ワニノコ「飯だ!飯だ!」

コリンク「わぁ!美味しそう!」

ピカチュウ「へへっ!まぁ食ってみてくれよ。俺の得意料理、マトマの実のスープと木の実サラダだっ!」

ミミロル「ちょっと待ってよ…あたしあんたが料理できるなんて知らないんだけど…大丈夫なの?」

ピカチュウ「ああん?文句は食ってから言えよな!」

二匹「いっただっきまぁす!」

ミミロル「い、いただきます……」
 ▼ 152 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 23:19:53 ID:Sem4p3/U [55/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「おお!うめぇ!」

コリンク「美味しいよ!ピカチュウ!」

ピカチュウ「おう、あんがとな!で?どうだよミミロル。俺の作った飯は」

ミミロル「悔しいけど……すごく美味しい」

ピカチュウ「だーろー?さっすが俺だな!じゃ、そろそろ俺も飯食うかな!いっただっきまぁす!」
 ▼ 153 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 23:27:51 ID:Sem4p3/U [56/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして皆が寝始めた頃……

ピカチュウは日記を書いていた

ピカチュウ「えっと…今日、旅にでた。いきなり初日から変な洋館に閉じ込められて大変」

ミミロル「だった。ゴーリキーって奴に……」

いつの間にかミミロルが背後から日記を覗き見していた

ピカチュウ「っておい!覗き見してんじゃねーよ!」

ピカチュウは勢いよく日記を閉じた

ミミロル「えへへ、別にいいじゃん」

ピカチュウ「よかねーよ!」

ミミロル「それよりその日記帳、どこで買ったの?」

ピカチュウ「え?これ?」

ミミロル「エーフィ印の文房具よね、それ」

ピカチュウ「ん、あー…らしいな」

ミミロル「それ今女の子の間ですっごい人気でなかなか手に入らないって聞いたんだけど……」
 ▼ 154 1◆v1GnTfaqxg 16/10/26 23:33:51 ID:Sem4p3/U [57/57] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「母さんが買ってきた奴だからどこで買ったかなんて知らねーよ!」

ミミロル「私も欲しかったのに…残念……まぁそれは置いといて…さっきはごめんね」

ピカチュウ「さっき?なんの話だ?」

ミミロル「私をおぶって重かったでしょ?」

ピカチュウは笑った

ピカチュウ「なんだよ!そんなこと気にしてるのかよ!お前くらいおぶるのは楽勝だっ!気にするなよ!」

ミミロル「ふーん、じゃあ明日からはずっとおぶってもらおうかなー」

ピカチュウ「ってそれはおかしいだろ!」

二匹は笑った

ピカチュウ「早く寝ないと寝坊しそうだしそろそろ寝ようぜ」

ミミロル「そうね。おやすみ…ピカチュウ」

ピカチュウ「ああ」

二匹は木の根元にもたれかかって眠った

暗闇が森を静かに包んでいった

三日目   end
 ▼ 155 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 09:19:41 ID:oOzvpehU [1/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第四話  四日目  〜教会と決断〜






ピカチュウ以外の三匹は目覚めた


ミミロル「おはよう、みんな」

コリンク「ふぁあー…おはよう」

ワニノコ「おう、それよりこいつどうする?」

ピカチュウ「ぐごおぉぉ…すぴぃ…ふごおぉぉぉ…」

ワニノコ「こいつ本当朝弱いよな」

ミミロル「す、すごいいびきね」
 ▼ 156 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 09:24:09 ID:oOzvpehU [2/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「ピカチュウおきてぇ!」

コリンクはピカチュウを揺すったがピカチュウは全く起きそうにない

ワニノコ「仕方ないなぁ」 

ワニノコは首をならした

ミミロル「なにかいい手があるの?」

ワニノコはピカチュウ二向かって口を大きく開けた

コリンク「あ!ミミロルさん!逃げて!!」

コリンクはそう言いながらワニノコから離れた

ミミロル「え?わ、わかった」

ミミロルもワニノコから離れた

ワニノコ「いくぜ!うおぉぉ!」

ばばばばばばばば!!

ピカチュウの顔にハイドロポンプが命中した
 ▼ 157 ーナー◆BG4t3nOaO2 16/10/27 09:24:19 ID:kd5Wr//Q NGネーム登録 NGID登録 報告
支援です!
 ▼ 158 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 09:28:41 ID:oOzvpehU [3/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ごぶぁ!?がばばあ!!?」

コリンク「やっぱりワニノコのハイドロポンプはすごいや!」

ミミロル「す、すごい起こし方だけど大丈夫?」

吹き飛ばされたピカチュウが飛び起きた

ピカチュウ「げほっ!おいワニノコ!そんな乱暴に起こさなくてもいいだろ!」

ワニノコ「だってピカチュウが起きなかったから…」

コリンク「うん」

ミミロル「あんたのいびきかなりすごかったわよ?」

ピカチュウ「…」

ピカチュウは頭をかいた
 ▼ 159 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 09:31:41 ID:oOzvpehU [4/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>157
朝からありがとう

とりあえず今日も暇な時間見て書いてくよ
明日は休みだから頑張って2話分あげる予定ですのでよろしくです
 ▼ 160 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 09:34:38 ID:oOzvpehU [5/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「よし!じゃあ朝飯食ったら出発な!」

ピカチュウ「くそー…まだ眠いぜ……おいミミロル!朝飯作るの手伝え」

ミミロル「え?あ、うん!」

ピカチュウはミミロルを連れて森の奥へ行った

ワニノコ「なんだかんだであいつら仲良しだよな」

コリンク「うん!」
 ▼ 161 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 09:39:21 ID:oOzvpehU [6/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
森の奥……


ピカチュウ達は食べ物を探していた

ピカチュウ「お!この木はオレンの木だ!あっちにはキーの木もある!」

ミミロル「あんた食べ物に詳しいのね」

ピカチュウ「まあな!さーて…今日はなにを作ろうかな〜」

ピカチュウは木の実やキノコをとりながら遠くまで行ってしまった

ミミロル「ちょっとピカチュウ!……行っちゃった……」

その時、草むらからオレンジ色の小さなポケモンが現れた

デデンネだった
 ▼ 162 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 09:43:40 ID:oOzvpehU [7/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
デデンネはミミロルを見つめている

ミミロル「なによ、あたしになにか用?」

デデンネ「きゃはは!」

デデンネはいきなりミミロルに電撃を放った

ミミロル「あばばばば!!」

デデンネ「きゃは!おもしろーい!」

 ▼ 163 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 09:46:37 ID:oOzvpehU [8/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロルの声を聞いてピカチュウが戻ってきた

ピカチュウ「おいミミロル!遊んでないで食い物をってな、なんだ!?」

デデンネ「お前もくらええ!!」

ミミロル「ひかぶうほへへ!(ピカチュウよけて!)」

ミミロルはからだがしびれて動けない

デデンネは電撃を放った

ピカチュウ「!」

バリバリバリ!

電撃がピカチュウに命中した

デデンネ「あはは!は、は……?」

しかしピカチュウには全くきいていないようだった
 ▼ 164 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 09:51:11 ID:oOzvpehU [9/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウはニヤリとした

ピカチュウ「悪いが俺の特性は避雷針だぜ。電撃はきかねぇよ!じゃ、俺の番いくぜ!」

ピカチュウの尻尾が鋼と化した

ピカチュウ「いくぜ!俺んちの伝承の剣!アイアンテ……」

デデンネ「あわわ……!」

草陰から声がした

?「待ちなさい、そこの若者よ」

ピカチュウ「仲間か!」
 ▼ 165 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 09:57:24 ID:oOzvpehU [10/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
大きな年老いたポケモンが現れた

?「わしはこの子らの面倒を見ているフシギバナじゃ」

デデンネはフシギバナに泣きついた

デデンネ「おじいちゃん!こいつらがいじめるぅ!」

ピカチュウ「はぁ?」

フシギバナは呆れ顔で言った

フシギバナ「また、お前がなにかイタズラでもしたんじゃろ?」

デデンネ「ぶぅ」

デデンネは頬を膨らした

フシギバナ「悪いことをしたのぉ若いの、お詫びと言ったらなんじゃが朝食をご馳走しよう」

ピカチュウ「じゃ、お言葉に甘えるとするかな!俺の名はピカチュウってんだ。そこに倒れてるのがミミロルな」

ミミロルはまだしびれている 

ミミロル「ひはふふ!ほほほふほふほほふひはひへほ!(ピカチュウ!この状況をどうにかしてよ!)」
 ▼ 166 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 10:04:42 ID:oOzvpehU [11/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フシギバナ「本当に悪いことをしたのぉ…デデンネ、謝りなさい」

デデンネ「ぜ、絶対誤らないもーん!!」

デデンネはどこかへ行ってしまった

フシギバナ「本当にすまないのぉ…イタズラ好きな子で……」

ピカチュウ「いーって!じっちゃん!」

ピカチュウはとってきた木の実を取り出した

ピカチュウ「こいつを食え、クラボの実だ。これでしびれがとれるはず」

ミミロル「ふ、ふほへはひっへひっへふへほ!(う、動けないって言ってるでしょ!)」

ピカチュウ「しかたねーな」

ピカチュウはクラボの実をミミロルの口に無理やり押し込んだ

ミミロル「ほっ!?はひひへんほほ!(ちょっ!?なにしてんのよ!)」

ピカチュウ「どうだ?きいてきたか?」

ミミロル「ひ、きいへきたほなにも……あれ?しびれがとれてる?」
 ▼ 167 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 10:08:02 ID:oOzvpehU [12/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「さすが俺だな!天才!」

ピカチュウは指を鳴らした

ミミロルは立ち上がった

ミミロル「なーにが『さすが俺!』よ!すごいのはクラボの実でしょ?」

フシギバナ「ほほほ、仲がよいのぉ!さ、ついてきなさい」

ミミロル「せっかくだしワニノコとコリンクもつれてくるね。先に行ってて」

ピカチュウ「わかった」

ミミロルは走っていった

フシギバナ「さぁ、いこうか」

ピカチュウ「ああ」

 ▼ 168 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 12:28:27 ID:fLv7om62 [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
森を歩いていく二匹……

ピカチュウ「じっちゃんはここらに住んでるのか?」

フシギバナ「ああ、わしはさっきの子のような親のない子らの面倒をみておる。一応、教会の神父もやっておる」

ピカチュウ「へぇ、なかなかいい仕事してるじゃん」

ミミロル達が追いついた

ミミロル「はぁ…はぁ…やっと追いついた!」

ピカチュウ「お!やっと来たか!」

コリンク「ぼくお腹減ったよぉ」

ワニノコ「俺も走ったせいで腹減ったわ」

フシギバナ「ほほほ、教会はすぐそこじゃよ」

ふと前を見ると少し先に草やコケで覆われた教会らしき建物があった
 ▼ 169 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 12:33:16 ID:fLv7om62 [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウ「森と同化してて全く気づかなかったぜ」

ワニノコ「飯だ!飯だ!」

コリンク「わーい!」

二匹は教会へ走っていった

ピカチュウ「おーい!まてよ!そんなに急がなくてもいいだろ!」

フシギバナ「ほほほ、元気で結構!」

三匹も教会へ向かった
 ▼ 170 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 12:38:08 ID:fLv7om62 [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
教会前


フシギバナは教会の扉を開けた

すると沢山の子ども達が一斉に教会から飛び出した

ピカチュウ「な!なんだぁ!?」

ミミロル「きゃ!ちょっと!なによこれぇ!」

ピカチュウ達はあっという間に子ども達に囲まれた

ブビィ「ねぇねぇ!お兄ちゃんあそぼ!」

ピカチュウ「あ?悪いけど俺達急いでんだ。時間もないし飯食ったらさっさと出発するぜ?」

ブビィ「うえぇえん!」

ピカチュウ「え!あ?な、泣くなよ!」

ミミロル「あーあ!ピカチュウ泣かしたー」

ワニノコ「ピカチュウ少しくらい遊んでやれば?」
 ▼ 171 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 12:41:06 ID:fLv7om62 [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
コリンクが泣いている子に話しかけた

コリンク「僕が後で遊んであげるから泣かないで?」

ブビィ「うん!」

ブビィや他の子は教会に入っていった

ピカチュウ「はぇー…コリンクすげぇ!子どもの扱いうまいのな!」

コリンク「まぁいつもの事だからね」

ミミロル「そっか、弟や妹がいるのも大変ね」
 ▼ 172 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 12:45:54 ID:fLv7om62 [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
フシギバナ「わしは朝食を作るからよければその子らと遊んでやってくれんか?」

ピカチュウ「わかったよ!じっちゃん!」

教会へと入っていくフシギバナと入れ替わりに再び教会から子ども達が出てきた

子ども達「お兄ちゃん遊ぼー!」

ピカチュウ「えーっと、言ってみたもののどうすりゃいいんだ?コリンク」

コリンク「なんでもいいから遊んであげようよ。よし、じゃあみんな!鬼ごっこしよ!」

子ども達「わぁーい!」

コリンクは子ども達と一緒に走っていった

ワニノコ「コリンクすげぇ輝いてるな」

ミミロル「そうね、いっそのことここでお手伝いすればいいのにね!」
 ▼ 173 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 12:48:17 ID:fLv7om62 [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
コリンク「ピカチュウもはやく!」

コリンクはピカチュウを呼んだ

ピカチュウ「面倒だな……」

その時、子どもの一匹がピカチュウにタッチした

ムチュール「タッチ!お兄ちゃん鬼ね!」

ムチュールは走って逃げた

ピカチュウ「くっそ!やられた!!」



ミミロル「なんだかんだで超やる気じゃん」

ワニノコ「そう言う奴だよ、あいつは」
 ▼ 174 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 12:51:45 ID:fLv7om62 [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウ「おらぁ!まてぇ!」

ピカチュウは光をまとい本気で走り出した

ミミロル「電光石火!?やりすぎでしょ!」

ワニノコ「おいおい…」

エイパム「きゃあ!!」

ピカチュウ「おらあ!!!」

ピカチュウはタックルを仕掛けたがエイパムはギリギリでよけた

どごおおお!

ピカチュウがは木にぶつかり、その木はメキメキと音をたて倒れた

どどおおおん!
 ▼ 175 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 12:56:30 ID:fLv7om62 [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
エイパム「うえええん!」

ピカチュウ「は!?また泣くのかよ!」

コリンク「ピカチュウ、手加減してあげなよ……」

ピカチュウ「わ、悪かったよ」

フシギバナが教会から出てきた

フシギバナ「みんな、朝食ができたぞ!」

子ども達「わぁああ!」

子ども達はあっという間に教会へ入っていった

コリンク「ぼく達も行こっか!」

コリンクも走っていった
 ▼ 176 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 12:57:07 ID:fLv7om62 [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカチュウ「子どもってなに考えてるか全然わからねぇな」

ミミロル「あんたがおかしいんでしょ!!」

バシッ!

ミミロルが平手打ちした

ピカチュウ「俺、おかしいのか?」

ピカチュウ達も教会に入っていった
 ▼ 177 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 14:21:23 ID:N7mEL1ZY [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして数分後……




ピカチュウ「食った食った!」

ミミロル「おいしかった!」

ワニノコ「げふ、食いすぎた」

コリンク「ごちそうさま!」

フシギバナ「いい食べっぷりじゃのぉ…若いのはええのぉ……」

フシギバナはため息をついた

ピカチュウ「どうした?じっちゃん」

フシギバナ「わしはもうかなりの年じゃ……あと何年生きられるかもわからん。だからこの職も引退しようと思ってのぉ……」
 ▼ 178 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 14:24:06 ID:N7mEL1ZY [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「でもあなたが引退したら子ども達は……」

フシギバナ「そうじゃ、子ども達を見捨てるわけにはいかん。例え善意で始めた活動も最後まで責任をとらんとそれは悪となってしまう……」

コリンク「ならさ、誰かこの仕事を継いでくれるポケモンを探したら?」

ワニノコ「そうだぜ!諦めるなよ!」

フシギバナ「若いの…一つ頼まれてくれんか?」

ピカチュウ「おう!なんでも聞くぜ!」
 ▼ 179 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 14:28:22 ID:N7mEL1ZY [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フシギバナ……ここから東に行くと一つの村がある。そこの神父にここの子らを引き取ってくれんか?と頼んできてくれ」

ピカチュウ「わかった!東だな」

フシギバナ「申し訳ないのぉ」

ピカチュウは教会を飛び出した

ミミロル「待ってよぉ!」

ワニノコ「またあいつ目標から脱線してるな……ま、いっか!」

コリンク「だね!」

三匹もあとを追った
 ▼ 180 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 14:31:30 ID:N7mEL1ZY [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして歩くこと数時間……

四匹は隣村に向かい歩いていた

ミミロル「もうお昼よ…おなか減ったぁ」

ワニノコ「それよりピカチュウ、大丈夫なのか?あと今日いれて4日だけだぞ?」

ピカチュウ「わかってるって、でもあんな事聞いたらほっとけねぇだろ?」

ワニノコ「ま、昔からお前はそうだよな!聞くだけ無駄か!」

ピカチュウ「ほら!そんな事行ってるうちにもうついたみたいだぜ」

四匹の前に大きな村が見えた
 ▼ 181 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 14:34:26 ID:N7mEL1ZY [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「や、やっとついた……」

ワニノコ「案外おっきな村だな」

ピカチュウ「よし!ここで飯に……」

コリンク「そんな事よりはやく教会を探さなきゃ!」

コリンクは走っていった

ピカチュウ「ちぇー」

ワニノコ「あいつがんばるなぁ……」

ミミロル「でももうおなかペコペコよぉ」

三匹もしぶしぶついて行った
 ▼ 182 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 14:40:38 ID:N7mEL1ZY [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「あ!あれかな?」

三匹がコリンクの指すほうを見るとフシギバナの教会とは全く違う綺麗で大きな教会のような建物があった

ピカチュウ「ほへぇ…すげえな」

ミミロル「さっさとやることやって帰りましょ?」

ワニノコ「そだな」

四匹は教会の前に立った
 ▼ 183 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 17:34:56 ID:oOzvpehU [13/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「どなたかいませんか?」

教会の扉が開き、中から若いポケモンが出てきた

?「なにかようかね?」

ミミロル「あなたがこの村の神父さん?」

エンペルト「ああ、私はエンペルト。この教会の神父だ」

コリンク「ぼくはコリンク」

ピカチュウ「俺はピカチュウ」

ミミロル「あたしミミロル」

ワニノコ「俺はワニノコだ」

エンペルト「で?なんのようだい?」
 ▼ 184 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 17:37:23 ID:oOzvpehU [14/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「エンペルトさん、ここから少し離れた森にある教会は知ってますか?」

エンペルト「もしかしてフシギバナさんの教会かい?」

ミミロル「そう!そこの話なんだけど」

コリンク「フシギバナさんがもう年だから引退しようとしてるんだけど子ども達の引き取り手がいないんだって……だから一番近くのここの教会に頼みにきたんだ」

エンペルト「なるほど…」
 ▼ 185 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 17:41:21 ID:oOzvpehU [15/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「エンペルトさんお願い!子ども達を助けてあげて!」

エンペルトは笑った

エンペルト「もちろんいいとも。でも今の時期は少し忙しくてね……だから4日後に引き取りに行こう」

コリンク「ありがとうございます!」

ピカチュウ「話のわかるポケモンでよかったぜ!」

コリンク「うん!」

ワニノコ「フシギバナさんにはやく伝えに行こうぜ!」

ミミロル「そうね!」

四匹は走っていった

エンペルト「フシギバナさんか……懐かしいな……私もフシギバナさんに育てて貰ったからな…やっと恩返しが出来る。」

エンペルトは教会に入った
 ▼ 186 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 17:59:07 ID:oOzvpehU [16/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
四匹はフシギバナのいる教会についた



ピカチュウ「じっちゃーん!たっだいまー!」

ピカチュウが扉を開けた途端、子ども達が飛び出した

子ども達「うえぇぇぇん!お兄ちゃん助けてぇ!」

ピカチュウ「なんだなんだ?」

ミミロル「なぁ二?騒がし……」

四匹「!!!」

四匹の目に飛び込んできたのは倒れているフシギバナとそれを囲む子ども達だった
 ▼ 187 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:05:38 ID:oOzvpehU [17/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フシギバナ「おお、若いの……」

ピカチュウ「おい!じっちゃん!大丈夫か!」

フシギバナ「ほ、ほほ…それよりどうじゃった?」

ミミロル「エンペルトさん引き受けてくれるって!」

フシギバナ「そ、そうか……よかった…わ、わしはもうだめみたいじゃ…」

コリンク「そ、そんな事言わないで!」

ワニノコ「死んじゃだめだよ!じいさん!」

フシギバナ「ほほ……あんた達には色々と世話になってしまったのぉ…ありがとう」

フシギバナは目を閉じた

フシギバナ「皆に神のご加護がありますように……」

そう言うとフシギバナは深い眠りについた
 ▼ 188 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:10:46 ID:oOzvpehU [18/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは地面を殴った

ピカチュウ「くそ!なんだよ!どうすりゃいいんだよ!子ども達はよぉ!」

子ども達「びええぇぇ!」

ミミロル「あの神父さんが来てくれるまであと4日…ここに残って子ども達を救うのはジラーチにあえなくなるって事よね……」

その時、コリンクが言った

コリンク「僕がここに残るよ!!」

三匹「!!!」
 ▼ 189 ャタピー@いかりまんじゅう 16/10/27 18:17:01 ID:AzHCf7DI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援!
 ▼ 190 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:21:16 ID:oOzvpehU [19/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「どうして!?コリンク!あなたお母さんを…!」

コリンク「みんな、子ども達を見て」



ブビィ「みんな!泣いてちゃだめだよ!おじいちゃんはいつも言ってたでしょ!『わしが死んでも笑顔で生きろ』って!だから笑うんだ!」

子ども達はフシギバナの亡骸を囲んだ

ムチュール「ありがとう、ぐすっおじいちゃん元気でね」

子ども達はみな泣き止み笑顔だった

コリンク「僕もあの子達みたいにいつまでも母さんの事、引きずってたらだめだと思ったんだ」

ピカチュウ「でも……母さんの事以外になにか願いはないのか?」

コリンク「今の僕の願いは……みんながジラーチに会えますように……かな」

ピカチュウ「コリンク……」
 ▼ 191 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:26:21 ID:oOzvpehU [20/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「行こうぜピカチュウ、コリンクの気持ちを無駄にはできないからな」

ワニノコは教会を出た

ピカチュウ「じゃあ…コリンク……元気でな。また帰りに迎えに行くからな!」

コリンク「うん!」

ミミロル「……」

二匹は歩き出した

ミミロルはコリンクに歩み寄った

コリンク「なに?ミミロルさん」

ミミロル「コリンクありがとね。あたしあなたと友達になれて良かった!短い間だったけど……また帰りにここによるから」
 ▼ 192 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:28:52 ID:oOzvpehU [21/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「お土産話、楽しみにしているから!」

ミミロル「うん!じゃあまたね!コリンク!」

コリンク「またね!ミミロルさ…」

ミミロル「ミミロルでいいよ!」

コリンク「じゃあ…またね!ミミロル…!」

ミミロルは笑った

コリンクも笑った
 ▼ 193 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:31:56 ID:oOzvpehU [22/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「おーい!ミミロル!行くぜ!」

ミミロルは走っていった

コリンクが教会に入ろうとした時、ピカチュウが叫んだ

ピカチュウ「あんがとな!コリンク!絶対、絶対、ぜーったいジラーチに会うから!」

コリンクは笑顔で頷いた

ピカチュウ達はまた歩き出した







そのやり取りを見ていたポケモンがいた……


?「つまらないなぁ…あ!いいこと思いついた!」
 ▼ 194 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:36:36 ID:oOzvpehU [23/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数時間後……

コリンクは教会の前で子ども達と遊んでいた

子ども達「きゃっきゃっ!」

一瞬の出来事だった……突然子ども達の上に教会の屋根についていた巨大な十字架が崩れ落ちた

デデンネ「あ!あわわ!」

コリンク「あぶなぁい!」

コリンクはデデンネにタックルした

ドス!

デデンネ「わぁ!?」

デデンネは吹き飛ばされなんとか助かった

しかしコリンクは十字架の下敷きになった

子ども達「お兄ちゃん!!」

コリンクの意識は遠のいていった

コリンク「ピカチュウ…ミミロル…ワニノコ……ごめん……僕…」
 ▼ 195 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:39:13 ID:oOzvpehU [24/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃ピカチュウ達は森の北に向かって歩いていた

ピカチュウ「!……?」

ミミロル「どうしたの?ピカチュウ」

ピカチュウ「いや、なんでもない」

ワニノコ「なんかおまえらしくないな……まぁコリンクがいなくなって寂しいからな」

ピカチュウ「ああ、そうだな……でも俺達があいつの分もがんばらなきゃ!」

ミミロル「そうよ!」

ピカチュウ達は歩き続けた
 ▼ 196 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:44:05 ID:oOzvpehU [25/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして夜




ワニノコ「すぴー……」

ミミロル「……」

ピカチュウは日記を取り出した

ピカチュウ「今度こそ二匹とも寝たな?」

ピカチュウは日記を書き始めた

ピカチュウ「えーっと……コリンクが残る事になって三匹で…」

ミミロル「旅をする事になった。あいつとは昔から……」

ピカチュウ「あああ!!寝てなかったのかよ!!勝手に横から見るなって言ってるだろ!!」

ピカチュウは勢いよく日記帳を閉じた
 ▼ 197 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:49:39 ID:oOzvpehU [26/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「いいじゃん!あたし達仲間でしょ?」

ピカチュウ「はぁ!?お前はちげーよ!」

ミミロル「なにそれ!ひっどぉい!」

ピカチュウ「ぷふっ!」

ミミロル「なによ!」

ピカチュウ「冗談だよ!お前だっておれの仲間だ!大事な俺の仲間だ!」

ミミロル「え……な、なに?いつものあんたなら……」

ピカチュウは星を見ながら言った

ピカチュウ「コリンクがいなくなってさ、なんか喪失感すげーんだ。お前やワニノコも途中で抜けちまったりするのかなって……」

ミミロル「あ、あたしは最後までついていくわよ!ジラーチに会いたいもん!」

ピカチュウ「へへっ、あんがとな、ミミロル」

ミミロル「なによ、今日は変に素直なのね!」

ピカチュウ「うるせぇよ」

ミミロル「……」
 ▼ 198 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 18:53:49 ID:oOzvpehU [27/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「さぁて!明日も早いしもう寝るか!」

ミミロル「そうね!おやすみ、ピカチュウ」

ピカチュウ「おやすみな、ミミロル」

ミミロルは切り株にもたれて眠った

ワニノコも寝ている

ピカチュウ「なんだろな、この胸騒ぎ……なんかいやな予感が…」

ピカチュウは俯きしばらく黙り込んだ

ピカチュウ「いや、俺の予感なんて当たった事ないな!気のせいか!」

空を見上げると綺麗な月がでていた

ピカチュウ「コリンク、お前も同じ月をみてるか?…いや、もう寝ちまったかな……」

ピカチュウは一匹ずっと月見ていた

四日目    end
 ▼ 199 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 21:51:59 ID:oOzvpehU [28/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日ははやく終わったからのんびりしようと思ってたけどやることないしゲームするのも億劫だわ
続き書いてく
 ▼ 200 ドキング@たてのカセキ 16/10/27 21:53:43 ID:pZif9F2I NGネーム登録 NGID登録 報告
面白い
シエンネー
 ▼ 201 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 21:55:32 ID:oOzvpehU [29/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第5話  五日目  〜本当の強さ〜


ピカチュウ「ぐごおぉ……すぴぃ」

ワニノコが合図をするとミミロルはピカチュウから離れた

ワニノコ「おうりゃあああああ!」

ばばばばばばば!

ワニノコの口からハイドロポンプが放たれてピカチュウを直撃した

ピカチュウ「ぶごばりゃああ!」

ミミロル「相変わらずすごいわね…」

ピカチュウは飛び起きた
 ▼ 202 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 21:59:25 ID:oOzvpehU [30/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ワニノコぉ!その起こし方はやめろよぉ!」

ワニノコ「何回も言わせんな!いつまでも寝てるお前が悪いんだ!」

ピカチュウ「だからってその起こし方はねぇだろ!」

ミミロル「でもあたしビンタしても起きなかったじゃない」

ピカチュウは頬をさすった

ピカチュウ「む…なんかほっぺたヒリヒリする」

ミミロル「それよりどうするのよ!あんたのせいでもうお昼なんだけど!」

太陽は既に空高くのぼっている

ピカチュウ「わるかったなぁ!」

ワニノコ「喧嘩するなよー」
 ▼ 203 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 22:12:09 ID:oOzvpehU [31/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「はやくいこっ!もう今日いれて3日よ!わかってるの!?」

ワニノコ「まぁなんだっていいだろ?出発するぞ」

ピカチュウ「まじかよ…ねみいよ……朝飯は?」

ミミロル「あたし達は適当に木の実とか食べたけど……時間ないからピカチュウはお昼にまとめて食べたらいいじゃん!」

ワニノコ「それでいっか」

ピカチュウ「まじかよ…お前ら鬼かよ」

ピカチュウはフラフラと立ち上がった

三匹はまた歩き出した
 ▼ 204 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 22:15:22 ID:oOzvpehU [32/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「ピカチュウ明日寝坊したら置いてくからね」

ワニノコ「それいいな!」

ピカチュウ「ちょ!それはやめてくれよ!」

ワニノコ「やめてくれって…おまえがちゃんと起きればいいだけなんだけど?」

ピカチュウ「わーったよ…起きればいいんだろ?」

ミミロル「さーて…どうなることやら」

ピカチュウ「んあ?」

気がつくと三匹の目の前には大きな山がそびえていた
 ▼ 205 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 22:17:58 ID:oOzvpehU [33/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「こっから山登りか」

ミミロル「えぇー…山登りしか道ないの?」

ピカチュウ「腹減ったなぁ」

ワニノコ「変な方向に進むと迷子になるだろ?俺達地図も持ってないんだぜ?仕方ないだろ」

ピカチュウ達は山を登ることになった
 ▼ 206 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 22:19:41 ID:oOzvpehU [34/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「ねぇ、まだ登るの?」

ワニノコ「だいぶ登ったけど……お?もう頂上じゃねぇの?」

ピカチュウ「まじで?あー腹減ったなぁ…」
 ▼ 207 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 22:23:30 ID:oOzvpehU [35/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして山頂

三匹「おお!」

ミミロル「いい眺めね!」

ワニノコ「空腹と疲労に耐えて登ったかいがあったな!」

ピカチュウ「ところで腹減ったんだが?」

ワニノコ「そだな!そろそろ昼飯にするか!」

ピカチュウ「っしゃあ!やったぜ!……ところでなに食うんだ?」

ワニノコ「え?ピカチュウなんか持ってないのか?」

ピカチュウ「持ってたらもう食ってるだろ!!」

ミミロル「え?ま、まさか……」

ワニノコ「誰も食べ物持ってないのかよ!!」

ピカチュウ「えぇ……ま、まじか……よ」

ドサッ

ピカチュウが倒れた
 ▼ 208 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 22:31:57 ID:oOzvpehU [36/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「おい!ピカチュウ!大丈夫か!」

ピカチュウは完全に気を失っている

ミミロル「どどどどうしよう!!」

二匹の背後から声がした

?「なにかあったのか?」

ミミロル&ワニノコ「っ!」

振り返るとそこに人型のポケモンが立っていた
 ▼ 209 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 22:38:57 ID:oOzvpehU [37/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
?「俺はルカリオ、救助隊だ。今はこの山で修行しているんだ」

ワニノコ「救助隊?ならこいつを助けてやってくれ!空腹で倒れたんだ!」

ルカリオ「それは大変だ!急いで俺の家に運ぼう!」

ルカリオはピカチュウを担いで走り出した

ルカリオ「ついてきてくれ!」

ワニノコ「わかった!」

二匹も走ってルカリオを追った
 ▼ 210 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 22:49:34 ID:oOzvpehU [38/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ宅


ピカチュウはベッドでスヤスヤと眠っている


ミミロル「ありがとうございます……すいませんこいつが迷惑かけて……」

ルカリオ「気にしなくていい。危機に瀕するポケモンを救うのは救助隊として当然の事だ」

ミミロル「あ、自己紹介まだだった!あたしミミロルって言います」

ワニノコ「俺はワニノコ!で、倒れたのがピカチュウだ」

ルカリオ「そうか、では今から昼食を作るから待っててくれ」

ミミロル「あ、ありがとうございます!(ご飯作る手前省けた!ラッキー!)」
 ▼ 211 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 22:52:24 ID:oOzvpehU [39/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数分後


昼食が完成した

ルカリオ「できたぞ。起きろ…えーと」

ワニノコ「ピカチュウだよ」

ルカリオ「そうだ、ピカチュウ起きろ」

ピカチュウ「うん?あー?」

ピカチュウは伸びをして起き上がった

ピカチュウ「ここどこ?誰?このポケモン…っ!?め、飯だぁ!!」

ピカチュウは昼食に飛びついた

ガツガツムシャムシャ

ルカリオは笑った

ルカリオ「よっぽど腹をすかせていたんだな」
 ▼ 212 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 22:54:39 ID:oOzvpehU [40/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「おい!ピカチュウ!」

ミミロル「なにしてるのよ!」

ピカチュウ「ん?」

ピカチュウは手を止めた

ミミロル「ん?じゃないわよ!」

ピカチュウ「で?ここどこ?」

ワニノコ「ここはルカリオさんの家!」

ピカチュウ「ルカリオって誰?」

ミミロル「あんたなに失礼な口の聞き方してるのよ!」

ミミロルはピカチュウを叩いた

ぼこっ!
 ▼ 213 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 23:07:08 ID:oOzvpehU [41/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「い、いてぇな!なにすんだよ!」

ルカリオ「俺がルカリオだ」

 ▼ 214 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 23:10:14 ID:oOzvpehU [42/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しくった途中送信したすまん

ワニノコ「おまえを助けてくれたんだぜ」

ピカチュウ「そっか!ありがとな!」

そう言うとまたピカチュウは食べ始めた

ガツガツムシャムシャ

ルカリオ「それより二匹とも、このままではピカチュウに昼食を全部食べられてしまうぞ?」

ミミロル「え!?ちょっと!あたし達の分もとっといてよ!」

ピカチュウ「早く食べないおまえらが悪いんだよ!」

ガツガツムシャムシャ

ワニノコ「ふざけんなよ!」
 ▼ 215 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 23:38:09 ID:oOzvpehU [43/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして……

ミミロル「あんまり食べれなかった……」

ワニノコ「俺もだ……食いたりねぇ」

ピカチュウ「はー!食った食った!」

二匹はピカチュウを睨みつけた

ピカチュウ「わわわ!悪かったって!」

ルカリオ「ところでおまえ達はこんなところになにしにきたんだ?」

ミミロル「あたし達ジラーチってのを探して旅をしてるの」

ルカリオ「ジラーチ?知らないな」

ピカチュウ「そのジラーチってのは何でも願いを叶えてくれるらしいんだ」

 ▼ 216 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 23:43:04 ID:oOzvpehU [44/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「興味深い話だな……で?なにを願うんだ?」

ピカチュウ「実は俺、まだ決まってなくてな」

ミミロル「あ、あたしも!(ピカチュウのお嫁さんなんて死んでも言えないわよ!)」

ワニノコ「俺は決まってるぜ!」

ピカチュウ「そう言えばおまえの願いってなんだ?」

ワニノコ「俺の願いは『世界で一番強くなりたい』だ!」

ミミロル「子どもっぽいわね…」

ピカチュウ「へぇ」

ルカリオの目つきが変わった

 ▼ 217 1◆v1GnTfaqxg 16/10/27 23:54:27 ID:oOzvpehU [45/45] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「おまえ、そんな力を得てどうするつもりだ?」

ワニノコ「そりゃ世界一強いんだぜ!?世界一!
たくさんの挑戦者をばったばったと……」

ルカリオ「呆れた話だ」

ワニノコ「なにい!」

ルカリオ「おまえがそのような力を得た所で悪事に使うのは目に見えた話しだ」

ワニノコ「なんだ?俺の事ばかにしてんのか!」

ルカリオ「楽して得た力なんて努力して得た力には到底及ばない……俺は困っているポケモンを救うためにここで修行している」

ルカリオは自分の拳を見つめた

ルカリオ「昔はおまえのような事を考えた事もあったが今はそのような事は一切思わない」

ルカリオはワニノコの頭に手をおいた

ルカリオ「おまえは本当の強さをまだ知らないんだ」
 ▼ 218 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 00:01:43 ID:wpWlovvw [1/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「にゃろおおお!」

ワニノコはぶち切れドラゴンクローを繰り出したがルカリオはいとも簡単によけた

ワニノコ「くそ!なんだよ!!」

ワニノコはルカリオの家を飛び出した

ミミロル「ワニノコ!」

ミミロルもワニノコを追いかけて家を出た

ピカチュウとルカリオだけが家に残された
 ▼ 219 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 00:09:36 ID:wpWlovvw [2/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「なぁ、おっさん」

ルカリオ「む…なんだ?」

ピカチュウ「今のは言い過ぎじゃあねぇか?」

ルカリオ「そうか?道を間違えた者を正しい道へと導く……言い過ぎたとは思っていない。あれくらい言わないといけないんだ」

ルカリオは目を閉じた

ルカリオ「あいつは……昔の俺によく似てるんだ」

ピカチュウ「そっか……でもさ!あいつも根はいい奴なんだ!まぁ許してやってくれよ」

ルカリオ「……ワニノコはおまえのようないい友達を持って幸せだな」

ピカチュウ「な、なにいってるんだよ、おっさん!!」

ルカリオが笑った
 
 ▼ 220 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 00:15:41 ID:wpWlovvw [3/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「この先もおまえ達三匹、協力して旅をするんだぞ。『三匹寄れば文殊の知恵』覚えておくといい」

ピカチュウ「おっさんもいいこと言うじゃん!」

ルカリオは不満そうに言った

ルカリオ「さっきから思っていたがおっさんと呼ぶのはやめてくれないか?俺はまだ若いつもりだが…」

ピカチュウ「俺より年上だからおっさんでいいじゃん!」

ルカリオ「な…」

ピカチュウ「はっはっは!!」

ルカリオ「……」
 ▼ 221 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 00:21:45 ID:wpWlovvw [4/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃ワニノコは山頂付近をうろついていた

ワニノコ「なんだよ!くそ!」

ワニノコは岩を殴りつけた

ミミロル「少し落ち着きなさいよ」

ミミロルが追いついた

ワニノコ「ミミロルか」

ミミロルはワニノコの手を引っ張った 

ミミロル「ワニノコもこっちきて見てよ」

ワニノコ「な、なんだよ!今はそんな気分じゃ……!」

ミミロル二連れてこられた所からはこれまで歩いて来た道を見下ろす事が出来た。山から見下ろす景色はとても美しかった

ミミロル「あんたもピカチュウも、短気って言うかなんて言うか……面倒見てるこっちの身にもなってよね」
 ▼ 222 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 00:29:29 ID:wpWlovvw [5/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコ「ごめんな……」

ミミロル「あら?今日はえらく素直なのね」

ワニノコ「なんかさ…落ち着いて思ったんだけど確かにルカリオの言うとおりかもなって…」

ミミロル「さっきの話?」

ワニノコ「ああ、確かに俺の考えは間違ってた…遊び半分で力をほしがるなんてな」

ミミロル「……」

ワニノコ「実は俺もうすうす気づいてたんだ。でもさ、いざ自分の夢を否定されて…かっとなって」

ミミロル「わかるよ、その気持ち」

ワニノコ「……とりあえずルカリオには謝らないと」

ミミロル「そうね!帰ろっか!」

その時、ミミロルの体が浮かび上がった

ミミロル「へ?」
 ▼ 223 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 00:36:03 ID:wpWlovvw [6/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロルをがっしりと掴んだそのポケモンはミミロルを見ると笑みをこぼし、更に高く飛び上がった

ウォーグル「ヒャッハァ!昼飯ゲットォ!」

ミミロル「ちょっと!離してよ!」

ウォーグルはそのまま自分の巣に向かって飛び去った

ウォーグル「ヒャッハァ!」

ワニノコ「やべ!ミミロルを助けないと!まちやがれぇ!」

ワニノコは後を追った
 ▼ 224 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 00:38:27 ID:wpWlovvw [7/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ宅


ルカリオ「?」

ピカチュウ「どうした?おっさん」

ルカリオ「ワニノコの波動を感じる…とても興奮している」

ピカチュウ「そんな事もわかるのかよ!すげえなおっさん!」

ルカリオ「ワニノコの様子を見に行こう」

ピカチュウ「おう」

二匹も家を出た
 ▼ 225 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 08:55:03 ID:wpWlovvw [8/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
寝落ちしたみたいだわ…まぁ寝落ちするくらいの方が気持ちよく寝れるってもんだけどなぁ

まぁそれはさておきせっかくの休みだしゲームを…やろうにも3doがテレビに繋ぎっぱだし面倒だしいいや

では再開
 ▼ 226 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 08:57:40 ID:wpWlovvw [9/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコはウォーグルの消えた方へひたすら走ったていた

ワニノコ「ミミロルを…助けないと」

ワニノコはまともに昼食を食べていないにも関わらず走り続けた
 ▼ 227 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 09:08:03 ID:wpWlovvw [10/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして山のどこか…ウォーグルの巣についた


ワニノコ「はぁ…はぁ……おい!ウォーグル!」

ミミロル「ワニノコ!」

ウォーグルはミミロルを脚で押さえつけていた

ウォーグル「ああン?なんだおまえワ?」

ウォーグル「ミミロルを離せ!」

ウォーグル「へへン!それワ無理なお願いだナ!」

ワニノコ「なら……仕方ない!」

ワニノコは大きく口を開けた

ワニノコ「うおお!」

ワニノコはウォーグルめがけてハイドロポンプを放った

しかし攻撃は外れた
 ▼ 228 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 09:19:50 ID:wpWlovvw [11/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウォーグル「ヒャッハァ!まともに当てる力もないのカ?」

ミミロルが叫んだ

ミミロル「ってそれあたしに当たりそうで怖いんだけどぉ!」

ワニノコ「くそぉ!」

ワニノコの爪が伸びた

ワニノコ「ミミロルを離せぇ!!」

ワニノコは飛びかかりドラゴンクローを繰り出したがウォーグルは飛び上がり軽々とよけた

ウォーグル「へっ!もう飽きたゼ!お前もくってやるゼ!」

そう言うとウォーグルはワニノコの首を掴み飛び上がった

ワニノコ「っ!息が!!」

ウォーグル「ヒャッハァ!」

しかしワニノコに気を取られたせいかウォーグルのミミロルを掴んでいた方の脚が緩んだ
 ▼ 229 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 09:23:07 ID:wpWlovvw [12/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「今だ!」

ミミロルは一瞬の隙をつき両手から冷凍ビームを放った」

ビームはウォーグルの翼に当たり、片方の翼が凍りついた

ワニノコを掴む脚も緩んだ

二匹は飛び降り着々した

ワニノコ「サンキュー!ミミロル」

ミミロル「あたしだって戦えるんだから!ばかにしないでよねっ!」
 ▼ 230 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 09:28:10 ID:wpWlovvw [13/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウォーグルはバランスを崩して墜落した

ウォーグル「ヒャッヒャーっ!?」

ワニノコ「お、終わった……」

その時、墜落するウォーグルを何者かが助けた

二匹「!?」

ウォーグルを助けたのはルカリオ立った。遅れてピカチュウもやってきた

ミミロル「な、なんで助けたの!?」

ルカリオ「この者も悪気があってイタズラした訳ではないのだ」

二匹「い、イタズラ!?」
 ▼ 231 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 09:33:42 ID:wpWlovvw [14/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウォーグル「ひ、ヒィイ!」

ウォーグルはそそくさと逃げていった

ワニノコ「なんだったんだ?あいつ……」

ルカリオ「あいつはいつもこの山に来たよそ者にイタズラをするのだ……俺もここに来たときにあいつにつきまとわれた」

ミミロル「な、なんだ…イタズラかぁ……(でも本気であたしを食べようとしてた気が……)」

ピカチュウ「ま!みんな無事だったんた!良かったな!」

ルカリオ「さあ、帰ろう」

ルカリオとピカチュウ、ミミロルが帰り始めた時、ワニノコが口を開いた

ワニノコ「あ、あの!」

ルカリオ「?」

ワニノコ「さっきはいきなりキレて……わ、悪かった」

ルカリオ「気にするな」

ワニノコ「ルカリオ…俺考えたんだけどさ」




ワニノコ「俺、ルカリオのもとで修行したい!!」
 ▼ 232 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 09:38:39 ID:wpWlovvw [15/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ&ミミロル「!!」

ルカリオ「……なんのためにお前は力を求めるのだ?」

ワニノコ「俺、さっきの一件で思ったんだ。力ってのはただ誰かを傷つけるためにあるんじゃない。誰かを助けるためにあるんだって……だから俺も鍛えて困ってる誰かを助ける仕事がしたいんだ!!」

ルカリオは笑った

ルカリオ「いい答えだ」

ワニノコ「俺を弟子にしてください!!」

ルカリオ「好きにするがいい。ただし修行は厳しいぞ」

ワニノコ「はい!」

ワニノコは振り返りピカチュウ達を見た

ワニノコ「ピカチュウ、ミミロル、ごめ……」

ピカチュウ「言うな、分かってる」

ミミロル「うん!」

ワニノコ「おまえら……」
 ▼ 233 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 09:45:18 ID:wpWlovvw [16/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコは涙ぐんだ

ピカチュウ「泣くなよ相棒!強くなるんだろ?」

ワニノコ「泣いてねぇよ……」

ワニノコは涙を拭いた

ミミロル「元気でね、ワニノコ。短い間だったけど楽しかった」

ワニノコ「ああ……」

ピカチュウ「それじゃ、俺たちはそろそろ出発するな」

ワニノコ「ジラーチに必ず会って来てくれよぉ!」

ピカチュウ「ったりまえだろ?」

ミミロル「任せといてよねっ!」

ルカリオ「俺達も帰ろう」

ワニノコ「はい!師匠!」

ピカチュウ&ミミロル「元気でなぁ!(ねぇ!)」

ワニノコ「お前らもなぁ!!」

こうしてピカチュウ、ミミロルはワニノコ、ルカリオと別れた
 ▼ 234 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 09:51:12 ID:wpWlovvw [17/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
夕焼け空の下……二匹はまた北に向かって歩いていた

沈黙が続いていたがミミロルがその沈黙を破った

ミミロル「寂しくなっちゃったね」

ピカチュウ「そうだな」

ミミロル「ピカチュウ、大丈夫?」

ピカチュウ「へへっだ、大丈夫だ…よ…」

ピカチュウの目から涙が落ちた

ミミロル「ピカチュウ……」

ピカチュウ「なんでだろうな…何で俺、泣いてんだ?」

ミミロル「……」

ピカチュウ「なんかさ…みんないなくなっちまって……俺の体の半分が無くなっちまったみたいだ…」
 ▼ 235 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 09:55:43 ID:wpWlovvw [18/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは空を見上げた

ピカチュウ「みんな…自分の目標決めておとなになってるってのに……俺ときたら……」

ピカチュウは立ち止まった

ピカチュウ「なぁ、ミミロル」

ミミロル「……なに?」

ピカチュウ「もう帰ろうか」

ミミロル「!!」

ピカチュウ「もともと何の願いも考えずにジラーチに会いに行くなんてさ、馬鹿馬鹿しいだろ?本当かどうかもわかんねぇのによ」

ミミロル「な、なにいってるのよ!」

ピカチュウ「何かを得るために旅に出た筈だった…でも失ったものの方が多いなんて笑っちまうな」

バシィ!

ミミロルはピカチュウを平手打ちした
 ▼ 236 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:01:34 ID:wpWlovvw [19/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「……」

ミミロル「落ち着きなさいよ!コリンクだってワニノコだって頑張ってるのよ?あんたはジラーチに会いたいんでしょ?願いとかじゃなくて!」

ピカチュウ「……」

ミミロル「ジラーチが本当にいるにしても嘘だったとしても……あたしみんなと……ピカチュウと旅ができて良かったって思ってる!!コリンクの…ワニノコの…それにピカチュウのいいところや意外な一面とか、沢山見れたし……なにより楽しかったから!」

ピカチュウ「ミミロル……」

ミミロル「あたしこの旅についてきて良かった!本当に良かった!!」

ミミロルはピカチュウの両手を強く握った

ピカチュウ「……そうだよな。俺がやらなきゃ、あいつらの分も!」

ピカチュウは涙を拭った

ミミロル「そのいきよ!ピカチュウ!」

ピカチュウ「よし!行くか!」

また二匹は歩き出した
 ▼ 237 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:04:25 ID:wpWlovvw [20/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ達と別れたワニノコ達はルカリオの家に向かっていた



?「なんだよこいつら!つまんないの……僕がまた手を下さないといけないみたいだね」




二匹は並んで歩いていた

ワニノコ「師匠!これからよろしくお願いします!」

ルカリオ「ああ、こちらこそ」

ワニノコ「じゃあ俺、先に帰ってます!」

ルカリオ「わかった」

ワニノコは走って行ってすぐに見えなくなった

ルカリオ「元気な奴だな」
 ▼ 238 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:06:57 ID:wpWlovvw [21/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコは一匹走っていた

ワニノコ「ピカチュウ!いつか俺、おまえよりも強くなってやるからな!!」


その時だった

ワニノコ「ん?何の音だ?」

物音に気づきワニノコが上を見ると山頂方面から大岩が転がってきた

ワニノコ「な、なんだぁ!?」


ズドオオオオオン!!
 ▼ 239 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:09:05 ID:wpWlovvw [22/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「な、なんだ!?今の音は!」

ルカリオは急に不安になり走った

ルカリオ「確かこのあたりから…!!!」

ルカリオの目の前にあったのは大岩とその下に広がる真っ赤な血の海だった
 ▼ 240 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:14:45 ID:wpWlovvw [23/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
夜、山の麓の洞窟


ピカチュウは日記を書いていた

ピカチュウ「ワニノコも旅から外れて自分の」

ミミロル「夢をかな……」

ピカチュウ「だから勝手に横から読むな!!」

ミミロル「えへへ」

ピカチュウ「ワニノコも抜けちまったな」

ミミロル「元気だしなよ、ピカチュウ」

ピカチュウ「分かってる」

しばらく沈黙が流れた

ミミロル「そんな事よりあと2日しかないんだからさ、頑張ろ!二匹のためにも絶対にジラーチに会わなきゃ!だから明日に備えてもう寝よう?明日からあたしが頑張って起こすから覚悟してよね!!」

ミミロルは洞窟の壁にもたれた

ミミロル「じゃあおやすみー」

ピカチュウ「ああ」
 ▼ 241 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:16:55 ID:wpWlovvw [24/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数分後……


ミミロルは眠ろうと目を閉じていたがなかなか眠れなかった

ミミロル「……」

その時、ピカチュウがいきなり立ち上がり洞窟の外へ出て行った

ミミロル「ん?ピカチュウどこいくんだろ」

しばらく待っていたがピカチュウは帰ってこなかった

ミミロル「なにかあったのかな…」

心配になりミミロルも洞窟を出た
 ▼ 242 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:24:25 ID:wpWlovvw [25/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
洞窟をでてすぐに近くの切り株にピカチュウが座っているのを見つけた

ミミロル「ピカチュウどうしたの?」

ピカチュウ「っ!なんだよミミロルか」

ミミロル「なによ!わるい?」

ピカチュウ「お前も空、見てみろよ」

ミミロル「え?空?」

空を見上げると透き通るほど綺麗な空に満月、そして満点の星空が広がっていた

ミミロル「綺麗……ピカチュウこれを見るために?」

ピカチュウ「いや、ただ眠れなかっただけだよ。なんとなく空をみたら綺麗だったからこうして見てたんだ」

ミミロル「ふうん」

ミミロルもピカチュウの隣に座った
 ▼ 243 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:28:40 ID:wpWlovvw [26/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
二匹はしばらく空を眺めた

ピカチュウ「なぁ、ミミロル」

ミミロル「なあに?」

ピカチュウ「さっきは悪かったな」

ミミロル「なによ、いきなり」

ピカチュウ「帰ろうなんて言ってさ」

ミミロル「気にしないで、ピカチュウ」

ピカチュウ「こんな俺と一緒にいてくれるってさ、お前なかなかいい奴だよな」

ミミロル「な!?ななななにいってるのよ!」

ミミロルの顔は真っ赤だったが幸い夜だったのでピカチュウは気づかなかった

ピカチュウ「これからも俺についてきてくれるか?」

ミミロル「なにいってるのよ!あんたらしくないわよ!」
 ▼ 244 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:34:20 ID:wpWlovvw [27/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは俯いた

ピカチュウ「俺、いつかお前までどっかに行っちまう気がして…急に寂しくなったんだ」

ミミロル「ピカチュウ…」

ピカチュウ「当たり前だったはずなのに、その当たり前もどんどん無くなっちまう」

ミミロル「安心してよ!あたしがずっとピカチュウのそばにいるから!約束する!」

ピカチュウは空を見上げて笑った

ピカチュウ「なーに言ってんだよ!柄にもないことを」

ミミロル「べ、別にいやならいいのよ!」

ピカチュウ「…へへっ……俺らしくないけど、ありがとな」

ミミロル「///」
 ▼ 245 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:38:25 ID:wpWlovvw [28/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その時、流れ星が流れた

ミミロル「あ!流れ星!!」

ピカチュウ「お!まじじゃん!」

ミミロル「願い事、なにかした?」

ピカチュウ「お前はどうなんだよ」

ミミロル「私は…なんでもいいでしょ!」

ピカチュウ「なんだよそれ!」

ミミロル「で?ピカチュウはどうなのよ」

ピカチュウ「俺は…またこうして四匹集まって馬鹿騒ぎしたいなって」

ミミロルは微笑んだ

ミミロル「きっと叶うわよ」

ピカチュウ「だよな!絶対!」
 ▼ 246 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 10:45:00 ID:wpWlovvw [29/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロルは大きなあくびをした

ミミロル「あたしもう眠いから寝るね」

ピカチュウ「おう、おやすみ」

ミミロル「うん」

ミミロルは洞窟へと戻った



ピカチュウはまた空を見上げた

ピカチュウ「ワニノコ、コリンク……頑張れよ!俺も頑張るから!」

その時、また流れ星が流れた

ピカチュウ「!」

ピカチュウは静かに呟いた

ピカチュウ「ミミロルの願いが叶いますように……なんてな」


5日目    end
 ▼ 247 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 13:45:13 ID:wpWlovvw [30/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第6話  6日目 〜研究所と真実〜


朝  洞窟


ミミロルが目を覚ました

ミミロル「ふぁー……ピカチュウ起こさなきゃ」

ミミロルは伸びをして辺りを見渡したがピカチュウの姿が無かった

ミミロル「あ、あれ?いない……でもあいつが早起きするわけないし……」

ミミロルはとりあえず洞窟の外へ出た

今日の日差しはいつもより眩しく感じた

ミミロル「ま、眩しい…」

目が慣れてくるとそこには有り得ない光景が……

ピカチュウが起きていたのだ
 ▼ 248 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 13:50:55 ID:wpWlovvw [31/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「おっす!ミミロル!」

ミミロル「え、おはよう…ってどうしたのよ!これ!」

切り株の上にいつもより豪華な朝食が用意されていた

ピカチュウ「へへっ!二匹分だと作るのも楽でな……いつの間にか豪華になっちまった」

ミミロル「いつの間にかって……」

ピカチュウ「ま、味は保証するぜ」

ミミロルは地面に座った

ミミロル「じゃあいただきます!」

ミミロルはスープを飲みながら言った

ミミロル「本当に料理が得意なのね……」

ピカチュウ「それはうまいって捉え方でいいのか?」

ミミロル「うん、すごくおいしい」

ピカチュウ「それは良かった」
 ▼ 249 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 13:56:36 ID:wpWlovvw [32/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「それよりなんで今日はこんなに早く起きたのよ」

ピカチュウ「い、いや……何となく早く起きちまったんだよ(実は全く寝れなかっただけなんだよな……)」

ミミロル「ふぅん、雨でも降らなきゃいいけど」

ピカチュウ「なんだよその言い方」

ミミロル「まぁピカチュウ起こす手間が省けてよかったわ」

ピカチュウ「そりゃどうも」

ミミロルは朝食を食べ終えた

ミミロル「ごちそうさま」

ピカチュウ「じゃあそろそろ行くぞ」

ミミロル「うん!」

ピカチュウ達は洞窟を後にした
 ▼ 250 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 14:33:01 ID:wpWlovvw [33/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
森を歩く二匹

ピカチュウ「そろそろジラーチのいる研究所につくんじゃねぇかな」

ミミロル「確かに……だいぶ歩いたもんね」

ピカチュウは立ち止まった

ピカチュウ「ここに来るまでいろんなことが会ったよな」

ミミロル「うん」

ピカチュウは目を閉じた

ピカチュウ「あの日…お前が村に越してきて…コリンクの妹がいなくなって一緒に探したっけ」

ミミロル「なんだかすごく昔のことのようね」

ピカチュウ「で、お前とコリンクが勝手に村長の所に行ってジラーチの事を聞いてきたんだよな……ところで村長ってどんなポケモンだった?」

ミミロル「コータスって名前の優しさ物知りなおじいちゃんたったわ」

ピカチュウ「ふーん…俺も村に帰ったら挨拶しにいこうかな」

ミミロル「そうしたら?きっと村長も喜ぶわ」
 ▼ 251 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 14:43:54 ID:wpWlovvw [34/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「んでこうして旅にでた。コリンクの親父と会って…コリンクが教会に残って…その後ルカリオのおっさんと会ったよな」

ミミロル「ワニノコはきっと今日から修行に励んでる!あたし達も頑張ろ!!」

ピカチュウ「おう!」

ミミロル「っ!あれなんだろ?」

二匹は目の前の岩壁に奇妙な入り口を見つけた

ピカチュウ「これってもしかして……」

ミミロル「きっとそうよ!ニンゲンが作ったっぽい機械とかあるし!」

確かに入り口から中を覗けば怪しい機械が沢山あった

ピカチュウ&ミミロル「やったぁ!!」

ミミロルがピカチュウに抱きついた

ピカチュウ「!?」

 ▼ 252 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 14:45:06 ID:wpWlovvw [35/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「ってなななにするのよぉ!!」

ミミロルがピカチュウを突き飛ばした

ピカチュウ「お、お前が抱きついたんだろ!」

しばらく沈黙が流れた

ピカチュウ「じゃ、じゃあさっさとジラーチ探そうぜ」

ミミロル「そ、そうね」

二匹は研究所へと足を踏み入れた
 ▼ 253 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 21:24:39 ID:wpWlovvw [36/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
明日までにとりあえず一区切りいけるかな?
あさってバイトだし早く寝ないとまずい……明日はちょいと野暮用が……まぁ今日も休みのつもりがボランティア行ったりと忙しいもんだ

まぁなにはともあれ完走目指して頑張ろうか

再開
 ▼ 254 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 21:29:12 ID:wpWlovvw [37/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
廃墟の研究所


研究所の中は奇妙な機械が沢山並んでいる

ピカチュウ「色々機械があるけど殆ど壊れてるのかな?」

ミミロル「まぁニンゲンが絶滅してだいぶたつのにいくつかまだ動いてるってことの方が驚きよね」

ピカチュウは頭を抑えた

ピカチュウ「確かにな…うぐっ……それよりさっきから吐き気と目眩がする」

ミミロル「大丈夫?ピカチュウ…」

ピカチュウ「大丈夫だ…こんな所まで来て倒れるわけには行かないからな」

 ▼ 255 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 21:34:11 ID:wpWlovvw [38/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ達は更に奥へと進んでいった。すると怪しげな扉を見つけた

ミミロル「見て!あの形!お祭りの御神輿にかいてあったのと同じ形!」

扉の上の方に不思議な形がかいてある

ピカチュウ「何の話だ?」

ミミロル「え?ピカチュウ御神輿見てなかったの?」

ピカチュウ「おう」

ミミロル「とりあえずこの部屋は怪しいと思う」

ピカチュウ「じゃあ調べとくか!」
 ▼ 256 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 21:37:15 ID:wpWlovvw [39/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウはドアを引っ張ったが開かない

ピカチュウ「あれ?」

ミミロル「押すんじゃないの?えい!」

ミミロルが押すといきなりドアが開き、勢い余って二匹は部屋の中に転がり込んだ

ピカチュウ&ミミロル「わぁ!?」

ドン!

二匹は本棚にぶつかった

ピカチュウ「いてて」

ミミロル「ま、まさか本当に開くなんてね…」

ドサッ

一冊の本が目の前に落ちてきた
 ▼ 257 ルディオ@むしよけスプレー 16/10/28 21:38:03 ID:KLpGUqAU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 258 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 21:41:47 ID:wpWlovvw [40/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ん?なんだ?」

ピカチュウは本を手に取った

ミミロル「あ、あたしにも見せてよ」

どうやらそれはニンゲンの書いた研究をまとめた日記のようなものだった
 ▼ 259 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 21:46:48 ID:wpWlovvw [41/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
○月×日

ジラーチの研究を続けてわかったことを以下にまとめる

・願いには叶えられないものがある
・願いは一度の目覚めにつき全部で三回まで叶える。しかし同一人物の願いを連続で叶えることは出来ない。
以下に叶えられない願いの例を記す。

・誰かを殺める願いは無効
・蘇生などの願いも無効
・願いを増やすという願いも無効
・ジラーチを増やす事も無効だった。

この他にも条件はあるだろう。もっと研究を続けなければ…
 ▼ 260 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 21:49:29 ID:wpWlovvw [42/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「あたし達が今使ってる文字をニンゲンも使っていたのね」

ピカチュウ「そうみたいだな。おかげでこうして情報を得ることができるってもんだ(そっか、コリンクの願いは叶えられないのか…)」

ミミロル「続きは?」

ピカチュウはページをめくった

ピカチュウ「ちょっと待てよ……ほとんどボロボロで読めねえんだ…あ、もう最後のページだ……」
 ▼ 261 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 21:59:37 ID:wpWlovvw [43/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
×月△日

今日、また研究所が襲われた。
侵入者によりだいぶ荒らされたがジラーチはなんとか守り抜いた。

これまでもこの様な事が何度もあったし自分の命の危険も何度も感じた。

私はもうジラーチの研究をやめようと思う

私は人間とポケモンの共存の為にこのジラーチの力を利用できないかと研究していたのに……人間はあまりにも自分勝手だ。自分の欲の為にしか動かない。

ならばいっそのこと人間なんてこの世界から消えてしまえばいい。私はそう願うことにした

願いの条件【誰かを殺める願いは無効】に引っかかるかと思われたがどうやら願いは叶うらしい。

どのような形であるかは分からないがあと少しで人類は消滅するだろう

私は本当に悲しい

しかし地球の為、ポケモンの為、戦争や殺戮を繰り返す人類は害でしかない。こうするしかなかったのだ。

この地球から人類が消えたらやはりポケモンが社会を築いていく事になるのだろうか?

そんな世界も気になるが……まぁ私には関係の無いことだ。
 ▼ 262 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 22:21:18 ID:wpWlovvw [44/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「な……なんて事……ニンゲンが絶滅したのは…ジラーチのせい……」

ピカチュウ「って事はジラーチは本当に願いを叶える事が出来るのか……」

ミミロル「この研究してたニンゲン……最低よ!」

ピカチュウ「相当追い込まれていたのか」

ピカチュウ「ん?なんだこれ」

ピカチュウは日記の最後のページの端に書かれたかすれた文字を見つけた
 ▼ 263 ラブ@メンタルハーブ 16/10/28 22:23:49 ID:NUOuf..c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
地の文の最後には。を付けた方がいいよ
 ▼ 264 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 22:24:51 ID:wpWlovvw [45/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>263
なる程これからそうするよ
指摘ありがとう!
 ▼ 265 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 22:27:03 ID:wpWlovvw [46/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
愛する妻、、、へ

こんな事になってしまい本当にすまない

残りの命を有意義に使ってくれ

私は先に向こうの世界へ行くから
 ▼ 266 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 22:29:38 ID:wpWlovvw [47/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「これ……」

ピカチュウ「こいつも苦渋の決断だったんだろうな」

ミミロル「……ピカチュウ」

ピカチュウ「なんだ?」

ミミロル「ピカチュウは何を願うの?本当に何も決まってないの?」

ピカチュウ「ああ」

ミミロルはピカチュウを突き飛ばした。

ミミロル「嘘つかないでよ!ピカチュウの馬鹿!」

ミミロルは走って部屋を出て行った。

ピカチュウ「ミミロル!」

ピカチュウは立ち尽くしていた。

ピカチュウ「……どうしちまったんだよ」
 ▼ 267 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 22:35:59 ID:wpWlovvw [48/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロルは長い廊下を走りながら泣いていた。

ミミロル「怖いよ……願うことがこんなに怖いなんて……」

ミミロルは息を切らせて立ち止まった。

ミミロル「あたしどうすればいいのよ!流れ星の願い事とかそんなのと次元が違う!なんでも出来ることってこんなに怖いの?」

ミミロルはもうどうすればいいかわからなくなり、このままどこかへ消えてしまいたくなった。

ミミロル「ねぇ…誰か……助けてよ」

その時、誰かが背後からミミロルを襲った

ミミロル「はう……!だ、誰?……あ…く……」

ミミロルは気を失った




?「君には少し協力してもらおうか」
 ▼ 268 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 22:44:35 ID:wpWlovvw [49/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
廊下


その頃ピカチュウは先程の部屋を後にしてミミロルを探していた。


ピカチュウ「確かになんでも願いが叶うって…冷静に考えりゃ頭がおかしくなっちまいそうだ…」

ピカチュウは立ち止まり持ち出した先程の日記を見つめた。

ピカチュウ「でもやっぱりその力にも正しい使い方ってのがあるんだろうな……あの日記の持ち主の願いは極端過ぎただけで……きっといいニンゲンだっただろうな」

ピカチュウは廊下の奥へと進んだ。
 ▼ 269 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 22:52:28 ID:wpWlovvw [50/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
廊下の突き当たり……


ピカチュウはなにやら頑丈そうな扉を見つけた。

ピカチュウは直感的にわかった。

ピカチュウ「もしかして……ここに…」

いきなり天井のスピーカーから声が聞こえた。

スピーカー「ジラーチに願う者よ、合い言葉を言え」

ピカチュウ「ってことは!やっぱりここにジラーチが!」

ピカチュウの足が震えた

ピカチュウ「くそっどうした!俺!なにビビってるんだよ!」

スピーカー「合い言葉が違います」

ピカチュウ「この扉のロックは生きてるのか…」

スピーカー「合い言葉が違います」

ピカチュウ「合い言葉?くそっ!そんなのわかんねぇよ……」

スピーカー「合い言葉が違います」
 ▼ 270 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 22:54:48 ID:wpWlovvw [51/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「日記に書いてねぇかな」

スピーカー「合い言葉が違います」

ピカチュウは日記の最初のページを開いた。

ピカチュウ「……!これか!」

日記の初めのページにはこう書いてあった。
 ▼ 271 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:05:08 ID:wpWlovvw [52/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この日記を手に取った者よ

この日記にまで辿り着いたと言うことはかなりの勇気や知識があるものではないだろうか?そして私の日記を読めばジラーチの恐ろしさもわかるだろう。

しかしそれだけでは足りない。

本当に必要なのは諦めない心だ。

私自身もそれを完璧に得ることができなかった一人だ。

再びジラーチに願う者がいるなら勇気、知識に加えてその心を持った者であってほしい……私と違い、ジラーチの力を正しく使ってほしい。

ジラーチの部屋の合い言葉は私の口癖だった言葉を登録してある。

その言葉は……
 ▼ 272 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:09:35 ID:wpWlovvw [53/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「諦めなきゃ可能性は0じゃない……」

スピーカー「ジー…ジー……」

ピカチュウ「どうだ…?」

スピーカー「合い言葉認証完了、ロック解除します」

ピカチュウ「やった!」

ぷしぃぃぃぃ……カチャ

鍵が開いたようだ

ピカチュウがドアを開け部屋へ入ろうとしたその時、スピーカーからまた声がした

スピーカー「ジラーチに願う者よ…あなたが心の美しい者であることを願います…」

ピカチュウは一瞬立ち止まった

ピカチュウ「……」

ピカチュウは部屋へ入った
 ▼ 273 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:32:10 ID:wpWlovvw [54/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
部屋に入ると部屋の真ん中になんとも美しい輝く何かが見えた。

ピカチュウ「あれがジラーチか?」

ピカチュウが近づいてジラーチらしきものをよく見ようとしたその時、部屋の中に声が響いた。

?「ちょっと待ちなよ」

ピカチュウ「え!?だ、誰だ!」

?「……君は僕を知らないだろうが僕は君の全てを知ってるぞ」

ピカチュウは辺りを見渡した

ピカチュウ「誰だ!隠れてないで出てこい!卑怯だぞ!」

?「……」

いきなりピカチュウの目の前に一匹のポケモンが現れた。
 ▼ 274 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:36:25 ID:wpWlovvw [55/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「な、なんだ!おまえは誰だ!」

ピカチュウは後ずさりした。

?「僕かい?……僕はケーシィ」

ピカチュウ「ケーシィ?」

ケーシィ「君と同じ村に住んでいるんだけど……君は僕の事は知らないだろ?」

ピカチュウ「…っ!前に母さんから聞いたことがある…昔ドリ村で自分の両親を自分の手で殺した子どもがいるって……」

ケーシィは手をたたいた。

ケーシィ「少しは知っててくれたんだ!嬉しいね」

ピカチュウは警戒した。

ケーシィの放つ威圧感がピカチュウの皮膚をヒリヒリさせた。
 ▼ 275 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:43:38 ID:wpWlovvw [56/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「それより、おまえはなんだ?どうしてここにいる?」

ケーシィはピカチュウを睨みつけた

ケーシィ「僕はずっと君達の旅の様子を見ていたんだよ?」

ピカチュウ「!」

ケーシィ「僕は君達がこの旅の途中で喧嘩したり騙したり……そう言うのが見たかったんだけど……残念だったよ」

ピカチュウ「なに言ってやがる!俺達は喧嘩もするけど…みんな……みんな信頼しあってる!」

ケーシィは顔をしかめた。

ケーシィ「そう言うの大っ嫌いなんだよ。余りにつまらなくなりそうだったから僕が色々仕込んであげたのに…」

ピカチュウ「なに!?じゃあ…」

ケーシィ「そうさ…僕があの洋館や協会へと君達が向かうよう仕向けたのさ」

ケーシィはため息をついた

ケーシィ「ところが君達は友情とか言う綺麗事で乗り越えて……余りにつまらなかったからさ、やりたくなかったけどやっちゃったんだ」

ピカチュウ「やったって……なにを」



ケーシィ「コリンクとワニノコを殺した」
 ▼ 276 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:46:06 ID:wpWlovvw [57/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウはケーシィが何を言っているかわからなかった。




時が止まっているように感じた。

   




ピカチュウの頭の中は二匹との思い出でいっぱいになった。
 ▼ 277 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:50:48 ID:wpWlovvw [58/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「千年に一度!?だったらさぁ、、俺達すげぇラッキーじゃん!」

ワニノコ「そうだよな!そう考えると俺達超ラッキーだな!」

二匹「あっはっはっは!」


 ▼ 278 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:51:24 ID:wpWlovvw [59/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
上誤送信すまそ
 ▼ 279 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:51:45 ID:wpWlovvw [60/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「コリンク、さっきはごめんな……俺も強く言い過ぎた」

コリンク「いいよ!もともと僕が悪かったんだから。むしろこんなに僕のことを思ってくれてることがありがたいくらいだよ」
 ▼ 280 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:54:58 ID:wpWlovvw [61/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウの顔は涙でぐしゃぐしゃになった。









ピカチュウ「でも……母さんの事以外になにか願いはないのか?」

コリンク「今の僕の願いは……みんながジラーチに会えますように……かな」

ピカチュウ「コリンク……」
 ▼ 281 1◆v1GnTfaqxg 16/10/28 23:57:36 ID:wpWlovvw [62/62] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワニノコは涙ぐんだ

ピカチュウ「泣くなよ相棒!強くなるんだろ?」

ワニノコ「泣いてねぇよ……」

ワニノコは涙を拭いた

ミミロル「元気でね、ワニノコ。短い間だったけど楽しかった」

ワニノコ「ああ……」

ピカチュウ「それじゃ、俺たちはそろそろ出発するな」

ワニノコ「ジラーチに必ず会って来てくれよぉ!」

ピカチュウ「ったりまえだろ?」

ミミロル「任せといてよねっ!」









ピカチュウ「嘘だあああああぁぁぁぁあああ!!!!」
 ▼ 282 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:04:55 ID:QVCMVBp6 [1/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは泣き叫んだ。

ピカチュウ「嘘だぁ!あいつらがやられるわけが!」

ケーシィ「ところがこれが現実なんだよ!本当、笑っちゃうね!!」

ピカチュウ「絶対!絶対あいつらは……」

ピカチュウの目からボロボロ涙が落ちる。

ケーシィ「ピカチュウ、泣いちゃうの?泣いちゃうのか?」

ピカチュウ「ケぇシィぇえ!てめぇええ!!」

ピカチュウはケーシィに殴りかかろうとした。

しかしケーシィは一瞬でピカチュウの背後に回って笑った。

ケーシィ「遅い!遅すぎるね!」

ピカチュウ「ぐぞぉ!コリンクぅ!ワニノコぉ!ああああ!!」

ピカチュウは泣き崩れた。

ケーシィ「ほら、ここにもう一匹」

パチン!

ケーシィが指を鳴らすとミミロルが現れた

ピカチュウ「!」
 ▼ 283 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:11:54 ID:QVCMVBp6 [2/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウはミミロルに抱きついた。

ピカチュウ「ミミロル!お前だけでも守る!死なせねぇ!!」


ドッ


ミミロルのパンチがピカチュウの鳩尾に入った。

ピカチュウ「ぐは…ど、どうして……?」

ピカチュウは床に倒れ込んだ。

ケーシィ「僕が操っているからに決まっているだろ!本当にバカだなぁ!!」

ミミロルの目には光がなかった。

ミミロル「……」
 ▼ 284 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:15:34 ID:QVCMVBp6 [3/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウはなんとか立ち上がった。

ケーシィはニヤニヤしている。

ケーシィ「まだ頑張るんだ……」

ピカチュウはミミロルに歩み寄り抱きしめた。

ピカチュウ「ミミロル、思い出してくれ……」

ミミロル「……」

ドッ

またミミロルのパンチがピカチュウの鳩尾にはいる。

しかしピカチュウは痛みを耐えた。

ピカチュウ「ぐっ!……ミミロル、俺達一緒に旅した仲じゃねぇか!」
 ▼ 285 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:18:48 ID:QVCMVBp6 [4/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロル「……」

ドスっ

ミミロルのキックがピカチュウの鳩尾に入った。

ピカチュウ「ぐはぁ……」

ケーシィ「無駄無駄!諦めろよ!」

ピカチュウはケーシィを無視してミミロルに話し続けた。

ピカチュウ「ミミロル!沢山思い出作ったじゃねぇか!忘れてんじゃねぇよ!ばか!」

その言葉を聞いたミミロルはまるで雷に打たれたように震えた。

急にミミロルは暴れ出した。

ケーシィ「む?」
 ▼ 286 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:23:33 ID:QVCMVBp6 [5/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは暴れるミミロルをおさえつけながら言った。

ピカチュウ「ミミロル…一緒に今日まで頑張ってきたじゃねぇか!時には慰めてくれたり、アドバイスをくれたり……俺、お前と旅が出来て本当に良かったって思ってるぜ!!」

ミミロルは苦しそうにもがき続ける。

ケーシィ「ばかな!そんなはずはない!やれ!」

ドス!

またミミロルのパンチがピカチュウの鳩尾に入った。
 
ピカチュウ「あぐ!……ミミロル、こんな時言う事じゃないけど…俺……」



ピカチュウ「俺、お前の事が昔からすきだった。大好きだったんだ」
 ▼ 287 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:28:32 ID:QVCMVBp6 [6/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その言葉を聞いたミミロルは一瞬ぐったりした。

ケーシィ「な、なんだと!」

ピカチュウは静かに囁いた。

ピカチュウ「聞こえるか?ミミロル」

ミミロルの目は光を取り戻していた。

ミミロルは涙声で言った。

ミミロル「……遅すぎだよ……こんなに待たせるなんて許さないんだから……」

ケーシィ「やめろぉ!!」

ケーシィは念の力を球状に固めだした。

ピカチュウ「っ!」

その時、ミミロルの体が眩しい光を放った。

ピカチュウ「なんだ!?」

眩しさのあまり目を閉じ……そしてまた目を開くと……

そこには姿を変えたミミロルが立っていた。

ピカチュウ「し、進化した……」
 ▼ 288 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:34:45 ID:QVCMVBp6 [7/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケーシィ「二匹ともまとめて消えろ!」

唖然としているピカチュウに念の球が飛んできた!

ミミロップ「ピカチュウ!危ない!!」

ミミロップはピカチュウの前に立った。

ミミロップ「ミラーコート!」

ミミロップは両手から反射板を発生させてその球を受け止めた。

ミミロップ「っく……」

そして念の球を跳ね返した!

ミミロップ「はああ!!」

跳ね返した球はケーシィに直撃した。

ケーシィ「ぐほぉあ!!」

ケーシィは派手に吹き飛んだ。

ピカチュウ「す、すげぇ……」
 ▼ 289 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:37:38 ID:QVCMVBp6 [8/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロップ「えへへ!どう?」

ケーシィが立ち上がった。

ピカチュウ「まだか!」

ケーシィ「も、もう許さないからな……はぁ!」

ケーシィが両手を広げると数多の念の球が放たれた!

ミミロップ「来るよ!ピカチュウ!」

ピカチュウ「お、おう!」
 ▼ 290 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:45:34 ID:QVCMVBp6 [9/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロップは念の球をよけ一瞬でケーシィの懐に飛び込んだ。

ケーシィ「は、はやい!?て、テレポ……」

ミミロップ「スカイアッパぁあ!!」

どごぉ!!

ケーシィは宙を舞った。

ピカチュウ「任せろ!」

高く飛び上がったピカチュウの尾が一瞬で鋼と変わる!

ピカチュウ「コリンク!ワニノコ!…うおおぉぉお!!」

ケーシィ「そ、そんな!こんな事があるはずがない!この僕が!!」

ピカチュウ「おまえにはわからねぇだろうなぁ!!友達や仲間のあたたかさがよぉ!!」

ケーシィ「いやだあぁぁあ!!」

ごおっ!!

ケーシィは空中でアイアンテールをくらい床に叩きつけられた。

どがぁ!!

ケーシィ「く、がはぁ」

ケーシィは倒れた。
 ▼ 291 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:50:44 ID:QVCMVBp6 [10/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロップ「勝ったのかな…?」

ピカチュウ「なかなかいい技だったぜ!ミミロル!いや、ミミロップか」

ミミロップ「えへへ、あたし進化しちゃった」

ピカチュウはそっぽを向きながら言った。

ピカチュウ「進化しても…その…か、かわいいんだな」

ミミロップ「な!なに言ってんのよ!ばーか!」

ピカチュウ「……」

ピカチュウはそっぽを向いたままだった。

ミミロップは後ろからピカチュウに抱きついた。

ピカチュウ「あ!こら!やめろ!!」

ミミロップ「ピカチュウだーいすき!」
 ▼ 292 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 00:56:28 ID:QVCMVBp6 [11/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その時、部屋の中央の何かが輝いた。

ミミロップ「ピカチュウ、あれがジラーチかな?」

ピカチュウ「ああ、あれがきっとジラーチだ」

ミミロップ「あたしはもう願う必要はないかもね」

ピカチュウ「え?」

ミミロップ「あ!な、なんでもない!!」

ケーシィ「ぐ、くく……」

ピカチュウ「!?」

振り返ると倒れていたはずのケーシィが立ち上がっていた。

ケーシィ「くらえぇえ!!」

ピカチュウに向かって念の球が飛んできた!

ピカチュウ「な!?ま、間にあわない!!」

ドゴオォォォオン!!

大爆発が起こった。
 ▼ 293 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 01:03:27 ID:QVCMVBp6 [12/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「げほ!げほげほ!……あれ?なんともない?」

煙がおさまるとピカチュウの目の前にミミロップが倒れていた。

ピカチュウ「ミミロップ!」

ピカチュウはミミロップを抱きかかえた。

ピカチュウ「おい!ミミロップ!しっかりしろ!!」

ミミロップの体は今のダメージで傷だらけだった。

ミミロップ「だ、大丈夫…だよ……たぶん……けほっ」

ミミロップは血を吐いた。

ピカチュウ「ミミロップ!」

ミミロップは震える声で言った。

ミミロップ「ピカチュウごめん……約束守れないかも…あたし、ピカチュウをひとりぼっちにしないって言ったのにね……」

ピカチュウ「なに言ってんだよ!おまえが死んだら俺は!!」
 ▼ 294 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 01:12:36 ID:QVCMVBp6 [13/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロップ「そうだ、ピカチュウ……これ」

ミミロップは首に巻いてあったスカーフを外し、震える手でピカチュウの首に巻いた。

ミミロップ「あしたあんたの誕生日でしょ?それあげる。それを……あたしだと思って大切にしてね…」

ピカチュウ「も、もちろんだ……!」

ミミロップ「あたしは死んでも…ずーっとピカチュウのそばにいるから。忘れないで……」

ミミロップは笑って見せた。

ピカチュウ「ミミロップ……」

ミミロップ「本当、あたしってダメね……せっかく大好きなポケモンに告白されたのに……もうあたしの一生は終わってしまうのね……」

ピカチュウは泣き叫んだ。

ピカチュウ「やめろぉ!!死ぬなぁ!!」

ミミロップ「最後にもう一回聞かせて?大好きって……」

ピカチュウ「ミミロップ!!俺は、俺は前からずっとお前が好きだった!!大好きだった!!だから死なないでくれぇ!!」
 ▼ 295 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 01:18:56 ID:QVCMVBp6 [14/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロップは静かに涙を流した。

ミミロップ「ありがと……うれしかったよ……最後に夢が叶って…」

ミミロップは震える手でピカチュウの頬に触れた。




ミミロップ「ピカチュウ……あたしの分も…生きてね……」




ミミロップの手は力なく落ちた。

ピカチュウ「死ぬなぁぁあああ!!」


ミミロップは死んだ。

しかしその顔はとても安らかで幸せに満ちたものだった。

ピカチュウ「あああああぁぁぁぁあああ!!」

ピカチュウはミミロップを抱きしめ泣いた。
 ▼ 296 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 01:25:57 ID:QVCMVBp6 [15/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケーシィは息を荒くしながら笑った。

ケーシィ「くくく…面白……ぜぇ……かったよ…ピカチュウ。いい暇つぶしには……なったかな」

ピカチュウはミミロップを抱きしめながら倒れた。

部屋は静寂に包まれた。

ケーシィ「くくく…一応ピカチュウにもとどめを刺しておくか…」

ケーシィがヨロヨロとたちあがり、ピカチュウに近寄ったその時、いきなりピカチュウが立ちあがった。

ケーシィ「!!」

ピカチュウの周りの電子機器から電気がピカチュウの尾に集まった。

バチィ!バチィ!

ケーシィ「電気を吸収している!?」 
 ▼ 297 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 01:31:25 ID:QVCMVBp6 [16/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「……」

ピカチュウはケーシィ二向かって一歩踏み出した。

ケーシィ「!!(な、なんだ!?この威圧感は!!)」

ピカチュウはケーシィを指差した。

するとピカチュウの身体から大きな稲妻が放たれケーシィの足元をえぐった。

ケーシィ「ひ、ひぇ……(や、やばい!殺される!)」

ピカチュウはまた一歩踏み出した。

ピカチュウ「……」

ケーシィにはピカチュウの姿が黒い人型の獣のように見えた。

ケーシィ「ぴ、ピカチュウ!仕方ないからここは一旦帰ることにするよ!次、また、どこかで会える日を楽しみにしているよ!!」

ピカチュウがケーシィに指を向けようとした。

ケーシィ「テレポーーート!!」
 ▼ 298 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 01:36:22 ID:QVCMVBp6 [17/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケーシィは消えた。

ピカチュウ「………」

ピカチュウはそのまま前のめりに倒れた。

研究所の闇がピカチュウを飲み込んだ。

ひたすら続く無音がこの戦いの終わりを告げた。


第六話     end
 ▼ 299 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 01:49:51 ID:QVCMVBp6 [18/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やっと6話書き終えた……6話は長かった
とりあえず明日書く予定の7話が最後になります

と言うわけで寝ます
 ▼ 300 ードリオ@きれいなハネ 16/10/29 03:04:01 ID:CURbdpBY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おうお疲れ
最終話楽しみにしてます!
 ▼ 301 ガサーナイト@りゅうのプレート 16/10/29 05:21:27 ID:5icuHAOw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援!
 ▼ 302 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 10:43:31 ID:QVCMVBp6 [19/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おはようさん

今日は昼から学校で呼び出し食らってるのでとりあえず今から書けるとこまで書いて用事が終わり次第続き書きます

と言うわけで再開
 ▼ 303 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 10:47:10 ID:QVCMVBp6 [20/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
最終話  7日目  〜願い、そして…〜



ピカチュウはベッドの上で目覚めた。

ピカチュウ「ここは…?」

窓の外を見ると見覚えのある懐かしい風景が広がっている。

ピカチュウ「……ドリ村?」

そう、ここはドリ村だった。

ピカチュウ「ど、どうして俺が!」

ピカチュウは慌てて飛び起き自分の部屋を出た。
 ▼ 304 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 10:49:50 ID:QVCMVBp6 [21/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リビングを見渡すがリビングどころか家のどこにも母や妹の姿は見当たらない。

ピカチュウ「母さん!ピチュー!……なんでいないんだよ……」

ピカチュウは家を飛び出た。
 ▼ 305 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 10:52:55 ID:QVCMVBp6 [22/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは村中を走り回った……

懐かしい景色の広がる大好きな村を……



コリンクの家…

教会…

ミミロルの家…

ワニノコの家…

村長の家…

そして広場…

しかし賑やかだったはずの村には誰もいなかった。

ピカチュウは走り疲れ立ち止まった。

ピカチュウ「はぁ……はぁ……なんだよ…これ!」
 ▼ 306 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 10:57:00 ID:QVCMVBp6 [23/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは泣きたくなった。

誰もいない村…

自分だけしかいない世界…


ピカチュウは座り込んだ。


ピカチュウ「そうか…俺は……俺は……」




ピカチュウ「一匹になったんだ……」


ピカチュウの目から涙が落ちた。


誰もいないはずの世界に声がした。


?「なに泣いてるのよ!柄にもない!」
 ▼ 307 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 11:07:12 ID:QVCMVBp6 [24/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「え……」

顔をあげるとそこにはミミロップがいた。

ピカチュウ「み、ミミロップ!?」

ピカチュウは立ち上がろうとしたがなぜか体が石のように硬くなり立ち上がれなかった。

ピカチュウ「!?ど、どうして!」

その時、ミミロップが一瞬悲しそうな顔をした気がした。

ミミロップはピカチュウを見ると微笑んだ。

ミミロップ「あんたは一匹じゃないって言ったでしょ?そのスカーフ…それをつけてたらきっとまた…会えるから」

ミミロップは強い光を放った。

ピカチュウ「ミミロップ!」

ミミロップ「ピカチュウ……あんたは一匹なんかじゃないわ!みんな…みんながあんたの事が好きなの!あたし、人気者に告白されて…願いを叶えることができて本当に嬉しかったよ…」

ミミロップが放つ光が一層強くなってきた。

ミミロップ「じゃあ……また…ね…ピカチュウ……」

ピカチュウ「ミミロップ!」
 ▼ 308 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 11:12:40 ID:QVCMVBp6 [25/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ミミロップ!」

ピカチュウはそこで目を覚ました。

どこからか声がした。


ピカチュウ……あたしはずっとそばにいるよ…だからピカチュウはひとりぼっちじゃないんだよ…


ピカチュウ「ミミロップ…」

ピカチュウは辺りを見渡した。

ピカチュウ「そうか…ここは研究所か…あれは夢なのか…」

ピカチュウは目の前に倒れているミミロップに触れた。

ミミロップの亡骸はもう冷たくなっていた。

ピカチュウの目から落ちた涙がミミロップの頬を濡らした。

ピカチュウは首に巻かれたスカーフを見た。

ピカチュウ「俺はどうすりゃいいんだよ…」

その時、聞き覚えのない声が聞こえた。

?「ちょっといいかな?」
 ▼ 309 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 11:17:49 ID:QVCMVBp6 [26/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「!」

声のした方を見ると見たことのないポケモンが宙に浮いていた。

ピカチュウ「お前が……ジラーチ?」

ジラーチ「そうだけど…それより君さぁ…昨日ここの電力を全部吸い取ったでしょ!色々大変だったんだから!あのニンゲンが作った半永久発電機関がなかったらどうなってた事か……」

ピカチュウ「……ごめん」

ジラーチ「まあ謝らなくてもいいよ……で?」

ピカチュウ「?」

ジラーチ「?」

ピカチュウ「……何かようか?」

ジラーチ「願いを叶えに来たんじゃないの?」

ピカチュウはすっかり忘れていた。

ピカチュウ「そうか……そうだ…俺は」

ジラーチ「やっぱりそうだよね!で?君は何を願うの?」
 ▼ 310 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 11:19:14 ID:QVCMVBp6 [27/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「俺は……」


思い返せばこの旅…何かを得るための旅だったはずなのに……俺はもう全てを失ってしまった……


ピカチュウの頭に三匹との思い出が蘇った。
 ▼ 311 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 11:27:44 ID:QVCMVBp6 [28/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コリンク「僕もあの子達みたいにいつまでも母さんの事、引きずってたらだめだと思ったんだ」

ワニノコ「俺、さっきの一件で思ったんだ。力ってのは誰かを傷つけるためにあるんじゃない。誰かを助けるためにあるんだって……だから俺も鍛えて困ってる誰かを助ける仕事がしたいんだ!!」

ミミロップ「ピカチュウ……あたしの分も……生きてね……」





ピカチュウ「そうだ、俺がみんなの分も……」

ジラーチ「決まった?」

ピカチュウ「ああ、俺の……俺の願いは……」





不老不死だ……俺を死なない体にしてくれ……
 ▼ 312 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 11:33:11 ID:QVCMVBp6 [29/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジラーチ「へぇ、そんなものどうするの?」

ピカチュウ「俺は……コリンクのようにこの悲しみを引きずらない。ワニノコの代わりに俺が困ってるポケモンを助ける……そしてミミロップの……みんなの分も生き続けるんだ……これが俺の罪滅ぼしだ」

ジラーチは頷いた。

ジラーチ「まぁ僕には関係ないし別にいいけど」

ジラーチがピカチュウの額に触れると眩しい光を放った。



光がおさまるとジラーチの頭の短冊の一つにその願いが書き込まれた。

ジラーチ「終わったよ。これで君は不老不死だ」

ピカチュウはあまり実感がわかなかった。

ピカチュウ「これで……ありがとうジラーチ」

ピカチュウはミミロップを担いだ。

ジラーチ「帰るの?僕の力で君の家まで送ってあげようか?君はドリ村から……」

ピカチュウ「いいよ、ミミロップと一緒に歩いて帰るから」
 ▼ 313 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 11:36:20 ID:QVCMVBp6 [30/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジラーチ「ふぅん……まぁそう言うなら…」

ピカチュウ「それじゃ、ありがとなジラーチ」

ピカチュウはジラーチに背を向けながら手を振った。

ジラーチ「じゃーねー」

ピカチュウは部屋を出た。 


ピカチュウが出て行ったあと、ジラーチは呟いた。

ジラーチ「不老不死か……あの子後悔しないかな…これから普通のポケモンの数倍…いや、数百倍の別れが待ってるって言うのに……」

ジラーチはため息をついた。

ジラーチ「でも僕はどうこう言える立場じゃないし、それがあの子の望みだからね……」
 ▼ 314 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 11:36:45 ID:QVCMVBp6 [31/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すいませんあとは夕方に帰りしだい書きます
 ▼ 315 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 18:54:59 ID:QVCMVBp6 [32/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
遅くなったが再開します

あと少しです
 ▼ 316 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 18:58:45 ID:QVCMVBp6 [33/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは来た道をミミロップを担いで戻っていった。


研究所を出て、山を登り……その山でルカリオと再開した。



ルカリオ宅


ピカチュウがドアを開けた。

ピカチュウ「よぉ…おっさん」

ルカリオはピカチュウを見ると悲しげな目で言った。

ルカリオ「お前か……実はあの後……」

ピカチュウ「知ってるよ…」

ルカリオ「!……そうか…俺がついていながら本当にすま…」

ピカチュウ「おっさんは悪くないよ…じゃあ俺はこれで…」
 ▼ 317 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:02:06 ID:QVCMVBp6 [34/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
帰ろうとするピカチュウをルカリオが呼び止めた。

ルカリオ「ピカチュウ、その担いでいるのは…?」

ピカチュウ「…」

ピカチュウは黙ってルカリオの目を見た。

ピカチュウの目は全てを物語っていた。

ピカチュウは家をあとにした

ルカリオ「ピカチュウ…そうか…」
 ▼ 318 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:04:12 ID:QVCMVBp6 [35/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウはルカリオの家の付近でワニノコの墓を見つけた。


ピカチュウ「ワニノコ……」

ピカチュウは墓石に手を置いた。

ピカチュウ「俺がお前の分も頑張るからな、見ててくれ……」

ピカチュウは墓をあとにした。
 ▼ 319 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:12:43 ID:QVCMVBp6 [36/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして更に歩いていくとあの教会についた。


教会の中にはもう誰もいなかった。

エンペルトが子ども達を連れて行ってくれたのだろう。

教会のテーブルにはエンペルトからの置き手紙があり、内容はコリンクが不慮の事故で亡くなったとのことだった。

ピカチュウ「そうか…」

ピカチュウは教会を出た。







近くに墓のようなものを見つけた。きっとコリンクの墓だ。

ピカチュウは近くにはえていた花を摘んで供えた。

ピカチュウ「コリンク…俺、おまえの事忘れないからな」

ピカチュウは墓をあとにした。
 ▼ 320 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:16:10 ID:QVCMVBp6 [37/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして洋館の隣を通ってついにドリ村近くまで来た。



ピカチュウ「ミミロップ、帰ってきたぜ」

ピカチュウはミミロップを担いでドリ村が一望できる丘を登った。

ピカチュウ「お前をこの村、お前の村、俺達の村に埋めてやりたかったんだ。綺麗だろ?この景色」

ピカチュウは丘から村を見渡した。

ピカチュウ「俺、こっから見る景色が大好きなんだ」

ピカチュウは一番景色がよく見える場所に穴を掘り始めた。
 ▼ 321 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:24:37 ID:QVCMVBp6 [38/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウは深く掘った穴にミミロップを入れた。


ピカチュウ「……ありがとな」

ピカチュウは優しく土をかぶせると近くにあった大きな石をのせて『ミミロップ』と汚い字で書き込んだ。




ピカチュウはそのまま墓石にもたれてしばらく空を見上げた。

ピカチュウ「ミミロップ、今日は空が綺麗だな…」

あの旅立ちの日のような綺麗な青空だった。

ピカチュウ「……じゃあそろそろ帰るかな…またくるからな、ミミロップ」

ピカチュウが立ち去ろうとした時、カバンから何かが落ちた。

ピカチュウ「?」

それは母がくれた御守りだった
 ▼ 322 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:26:38 ID:QVCMVBp6 [39/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「母さんに守られてたのかな…俺」

ピカチュウが御守りを拾い上げると御守りの中から紙切れと石が出てきた。

ピカチュウ「これは…手紙?」

紙切れには文字が書いてある。

ピカチュウは紙切れを拾い上げ読み始めた。
 ▼ 323 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:31:46 ID:QVCMVBp6 [40/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウへ


ピカチュウ元気?

友達に迷惑かけてない?

ちゃんと日記はつけてる?

まぁあまり質問ばっかりじゃ疲れちゃうか…ごめんね

ピカチュウがこの手紙に気づいたのはいつ頃かわからないですが……とりあえず!

ハッピーバースデー!ピカチュウ!!

あなたは今年で12才ですね!もう立派な大人です!

だからプレゼントにその石をあげます。

それは雷の石です。

その石であなたは進化できるはず。

ピカチュウがずーっと進化したがってたからお金を貯めて買いました。喜んでくれたら嬉しいな!

それより、やることやって早く帰ってきてね。

成長したあなたの帰りを楽しみにしています。

                  母より
 ▼ 324 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:34:04 ID:QVCMVBp6 [41/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「母さん……ありがとう……」

ピカチュウは石を拾い上げると強く握った。

ピカチュウの体は光に包まれた。

光に包まれながらピカチュウは沢山の思い出を思い出しながら呟いた。

ピカチュウ「さよなら……みんな……もう帰ってこない……俺の大切な……」
 ▼ 325 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:37:42 ID:QVCMVBp6 [42/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エピローグ


研究所


ジラーチはまた眠りにつこうとしていた。

ジラーチ「ふぁああ…今回は一匹だけだったか。昔は三匹どころか一万人は来てたのにね」

ジラーチの背後から音がした。

ガサッ

ジラーチ「まだいたんだ。君…ケーシィだっけ?」

ケーシィ「まだ願いを叶えてもらえるかな?」

ジラーチ「うん、大丈夫だよ」
 ▼ 326 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:43:51 ID:QVCMVBp6 [43/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケーシィは笑った。

ケーシィ「くくく…あのピカチュウなかなか面白い願いを叶えたそうだね」

ジラーチ「僕からすればそうでもないけど…」

ケーシィ「じゃあ僕もそれを願おうかな」

ジラーチ「本当にいいの?」

ケーシィ「いいとも…さぁ!僕に不死の魂を!」

ジラーチ「不死の魂……ね」

ジラーチはケーシィの額に触れた。

眩い光が辺りを照らした。

ジラーチ「終わったよ」

ケーシィ「くくく……もうここには用はない……テレポーート!!」

ケーシィは消えた

ジラーチは延びをした。

ジラーチ「じゃあ今度こそ寝るかな……おやすみー……」

ジラーチは繭に包まれると長い眠りについた……

ポケットモンスター外伝      end
 ▼ 327 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 19:51:39 ID:QVCMVBp6 [44/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
とりあえずこれでおしまいです

完走できて本当に良かったです

読んで下さった方々やアドバイスくれた方、本当にありがとうございました!

一応続きはあるんですが…再度チェックした方がよさげなので……いや、需要があるかも微妙なところなんで…まぁ様子を見てあげます

二回目になりますが皆さん本当にありがとうございました!
 ▼ 328 プ・テテフ@ピーピーリカバー 16/10/29 19:55:41 ID:A3RFRNKs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


いや、正直続きめっちゃ期待してる
 ▼ 329 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 20:13:17 ID:QVCMVBp6 [45/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>328
ありがとう!そう言って貰えると嬉しいよ


ちなみにこれの続きの話はこれから千年後の話の予定だよ
 ▼ 330 ガガルーラ@オッカのみ 16/10/29 21:49:35 ID:BRuuLAyg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 331 1◆v1GnTfaqxg 16/10/29 22:58:38 ID:QVCMVBp6 [46/46] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今続きの奴三話分ほどチェック&手直し終わったよー

明日は一日中バイトだから出来んけど明後日月曜日は夕方まで暇してるしまた先週みたいに朝から一人で書いてく事にしたよ!

良かったら覗いてくだけでもどうぞ

では皆様よい休日を!
 ▼ 332 メルゴン@あおぞらプレート 16/10/30 00:55:31 ID:HyBuG/0g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いい話だった!
続きも楽しみにしてるよ!
 ▼ 333 ルーグ@かえんだま 16/10/30 06:06:58 ID:DO6AbvH2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙!続き楽しみ!
 ▼ 334 オッキー@まんまるいし 16/10/30 19:25:26 ID:A4bLHyHM NGネーム登録 NGID登録 報告
乙でした!
続き気になる
 ▼ 335 1◆v1GnTfaqxg 16/10/30 22:16:34 ID:SrDBXNVo NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=430226

続きをこちらに書いていますので良かったら覗いてって下さいです
 ▼ 336 もリー◆woBJ.2LDUY 16/10/31 07:10:11 ID:nXsFleHU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お疲れさまでした
 ▼ 337 マワル@ぎんのこな 16/10/31 19:03:57 ID:kNBnzgUk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
夢中で一気読みしてしまった 乙
微笑ましい王道冒険ストーリーかと思ったら、ハートフルボッコSSだったw
さて、続編も読むかな
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