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【SS】サトシ「カプ・コケコと人間の・・・?」【グロ(微エロ?)注意】

 ▼ 1 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 20:05:46 ID:YNF9feWI [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スライム発火事件から2週間経った今日のポケモンスクールは全生徒合同である研究者の演説を聞くことだった。

ククイ「では、紹介します!ポケモンと人間とのつながりの歴史について研究しているロキオさんです!」

会場から拍手が上がる。

ロキオ「ポケモンスクールの生徒の皆さん、初めまして。先ほどククイ博士から紹介しててもらいました、ロキオと申します。今回私は、つい最近判明した100年前のカプ・コケコの伝承と、そこから見た人間とポケモンの在り方についてお話したいと思います。」

マオ「最近判明した歴史!?」

サトシ「しかもカプ・コケコの伝承!わくわくするぜ!」

カキ「シーッ!演説中は静かにするんだ!(小声)」

ロキオ「シンオウ地方のとある昔話には、『ひととけっこんしたポケモンがいた、ポケモンとけっこんしたひとがいた、むかしはひともポケモンもおなじだったから、ふつうのことだった』という文章があります。」

リーリエ「この昔話、小さい頃読んだことがあります!(小声)」

スイレン「私も!(小声)」

ロキオ「この文章を読んだとき、僕はこう思いました。『結婚した人間とポケモンのがいるのなら、結婚した人間とポケモンとの間に子供は生まれていないのか』と。」
 ▼ 2 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 20:24:41 ID:YNF9feWI [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
生徒1「そういえば…(小声)」

生徒2「あの昔話でポケモンと人間が結婚したというのは絶対1組だけじゃないだろうから、複数組ポケモンと人間の夫婦がいたらいそうな気もするよね…(小声)」

ロキオ「今まで、ポケモンと人間の子供はできたとしても異形の姿で非常に短命で24時間以上生きることはできないと言われていましたが、その説を覆す伝承が、このアローラ地方で発見されたのです!」

ざわつく会場。

ロキオ「その伝承は『守り神の子』と言われています。ではこの伝承を詳しく語りたいと思います。」

マーマネ「どんな歴史なんだろう…?」

ロキオ「今から100年前、カプ・コケコの守護するメレメレ島に見慣れない女性が波打ち際に打ち上げられているのを当時の島民が発見し、その女性を保護したそうです。その女性は服装からアローラとは違う地方の人間だったと言われています。」

ロキオは説明を続ける。

ロキオ「カプ・コケコはなんとその女性に一目惚れしたそうです。カプ・コケコは定期的にその女性の前に現れたそうで、島民達は最初のうちはその女性がメレメレ島の島クイーンになるのでは、と思っていたそうです。」

ククイ(ポケモンが人間に惚れるなんてなぁ。ましてや守り神が…。)

 ▼ 3 レフワン@アシレーヌZ 17/02/11 20:27:01 ID:h7yCI91. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
続編キター!
 ▼ 4 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 20:50:45 ID:YNF9feWI [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「島民達が、カプ・コケコがあの女性に好意を抱いているのではと思い始めたのは女性の元に花束やレンブの実やスターの実といった珍しい木の実の贈り物が届き始めた頃でした。島キングですらこんなことは今までなかったので、島民達は不思議に思ったそうです。」

マオ「アローラ地方でスターの実やレンブの実が見つかった報告は無かったと思うんだけど…(小声)」

ロキオ「そんな矢先、メレメレ島に見慣れない船が上陸し、船の主とその部下達は例の女性を連れて行こうとしました。どうやらその女性は奴隷売買の商品の1人だったらしく、連れ戻しに来たと思われます。また、この島を領土にしようとしたのではないかという説もあります。それにカプ・コケコは非常に怒り、船の主と部下達を徹底的に叩きのめして追い払ったそうです。」

サトシ「へぇ、やっぱりカプ・コケコは凄いな!(小声)」

ロキオ「これをきっかけに女性の方もカプ・コケコに好意を持ち、めでたく女性とカプ・コケコは結ばれました。島民達は宴を開き盛大に女性とカプ・コケコの夫婦を祝ったそうです。祝いの席には他の島の守り神も来ていたと言われています。」

カキ「カプ・コケコが人間の女性と結婚するなんて…(小声)」

ロキオ「カプ・コケコと女性が結ばれて5ヶ月経った頃から、女性のお腹が膨らみ始めていたそうです。その女性は他の男性と長時間一緒にいることは無かったため、島民達は『彼女は守り神の子を授かった』とその女性を称えました。」

リーリエ「もしかして人間とポケモンの子供って…。」

サトシ「カプ・コケコと人間の…?」

ロキオ「ところが、1年たってもその女性から子供が産まれませんでした。臨月を迎えたのにも関わらず動く様子もなければ陣痛もなく、島民達はとても心配していたと言われています。」
 ▼ 5 チコール@はつでんしょキー 17/02/11 21:06:05 ID:H7nNU8XQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今コケコのお気に入りはサトシ……あっ(察し)
冗談はともかく支援
 ▼ 6 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 21:17:40 ID:YNF9feWI [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「そして陣痛が起きたのは、妊娠が発覚してから3年が経過した後でした。女性から産んだは何とタマゴでした。残念ながらその女性はその1つのタマゴを産むと同時に亡くなったそうです。」

スイレン「子供の顔を見れずに死んじゃうなんて…(小声)」

ロキオ「そのタマゴは産み落とされて2時間ほどで孵化し、中から出てきたのはオレンジ色の髪に黒白目の人間の男の子でした。」

マーマネ「タマゴから人間の男の子って…(小声)」

ロキオ「島民達は、生まれた子供に対し驚きを隠せませんでした。そして女性を失って悲しんでいるカプ・コケコにその子供を見せました。カプ・コケコは最初は複雑な表情を見せていましたが、すぐにそれを受け入れたかのようにその子供を育て始めたといいます。島民達はその子供にカプ・コケコの名から取って、『ココ』と名付けたそうです。」

ロキオ「ココは島民達の協力もあり、すくすくと成長していきました。非常に好奇心旺盛で活発な性格で島民達を困らせることもありました。そして7歳頃から電気タイプやフェアリータイプのポケモンの技が使えるようになり、またしても島民達を驚かせました。それ以後ココの力は、1歳、また1歳と年を取るごとに強くなっていったそうです。」

ククイ「ポケモンの技を!?(小声)」

リーリエ「凄い…(小声)」

ロキオ「しかしその矢先、悲しい出来事が起こってしまいます。それは、ココが19歳かつ後1日で20歳になる日の出来事でした。」
 ▼ 7 イドン@はつでんしょパス 17/02/11 21:32:58 ID:EXKGmGO2 NGネーム登録 NGID登録 報告
こ↑こ↓
 ▼ 8 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 21:43:02 ID:YNF9feWI [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「その日、船がメレメレ島にやってきました。どこの国かは分かりませんでしたが船の主と乗員達の目的はアローラ地方の植民地化、つまり侵略者でした。メレメレ島の島民も何人か乗員達に殺されました。これに怒ったココは、自身の持つ全ての力を使って船の主と乗員達を全力で攻撃し、カプ・コケコがやった時よりも手痛いダメージを与え、船の主と乗員達は全員死亡したか、全員一生ものの傷が残り命からがら逃げだしたといいます。」

マオ「流石カプ・コケコの息子…(小声)」

ロキオ「ココの強大な力は後に起こるアローラ合戦の時よりかは小さかったのですが島はかなり荒れてしまい、これが原因で父親であるカプ・コケコと親子喧嘩になってしまいました。そしてカプ・コケコと喧嘩した姿を最後に見た切り、それ以後島民達は誰一人ココの姿を見たものはいないそうです。」

サトシ「質問があります!ココはどうなったんですか?」

ロキオ「ココのその後は諸説ありますが、『父親であるカプ・コケコに殺された』説が一番有力です。」

マオ「そんな、実の子供を…。」

ロキオ「恐らくカプ・コケコは、このまま息子を放置していたら最悪、島が破壊されると危惧しやむを得ず殺したと思われます。話を戻してこの伝承では、カプ・コケコと人間の子供の『ココ』は少なくとも19年は生きていたことが明らかとなっています。」

カキ「もう少しで大人になれたのか…(小声)」

ロキオ「そして、この伝承を見て私が一番に思ったことは、『ポケモンは人間以上に身勝手な生き物ではないか』ということです。」

再びざわつく会場。
 ▼ 9 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 22:13:09 ID:YNF9feWI [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「そう思った理由ですが、『何故カプ・コケコは息子であるココを更生させようとしなかったのか』という点です。自分の息子として愛していたのなら、何としても更生させようとするはずです。」

生徒1「確かに…。」

生徒2「じゃあカプ・コケコは自分の子供を愛してなかったって事?」

ロキオ「このことから、ポケモンは全て人間に管理されるべきではないかと思うのです。ポケモンの身勝手な行動であんな残酷な悲劇が二度と起こらないように…これで演説を終わります。」

こうして演説は終わり、会場から拍手が上がった。帰宅する生徒たちの会話も、ロキオの演説のカプ・コケコの非道さについて持ち切りだった。

生徒3「カプ・コケコってああ見えて結構非道なポケモンだったのね…。」

生徒4「しっ!これをカプ・コケコに聞かれて島守ってくれなくなったらどうするの!?」

サトシ達も、ロキオの演説の話で持ち切りだった。しかしその内容はカプ・コケコの非道さではなかった。

サトシ「カプ・コケコと人間の子供か…!会ってみたかったなぁ!」

ピカチュウ「ピカピカー!」

リーリエ「私もです!ね、シロン!」

シロン「コン!」

マオ「私も同感!」

サトシ達はココの話題で盛り上がっていたのだった。

 ▼ 10 バルオン@においぶくろ 17/02/11 22:36:16 ID:6QAchwd2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援〜
 ▼ 11 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 22:59:29 ID:YNF9feWI [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
所変わって、うっそうと生い茂る森の奥に迷い込んだロケット団。

コジロウ「だからやめとけって言ったんだよ!こんな森の奥で食料探しなんて!」

ニャース「そうニャ!せっかくキテルグマが木の実分けてくれてるというのに!」

ムサシ「うるさいわね!毎日同じ木の実ばっかじゃ飽きるじゃない!」

コジロウ「ってムサシ!前!前!」

ムサシ「前って、ひゃあっ!」

腰を抜かすムサシ。先は崖になっていて崖の下は真っ暗闇で何も見えなかった。

ニャース「は、早く戻るのニャ!」

するとムサシ達がいた崖が突如崩れた。

ロケット団「うわぁぁぁぁ!」

しかし間一髪キテルグマが受け止め、巣穴に3人を連れて行く。

ロケット団「何この感じー!」
 ▼ 12 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 23:09:37 ID:YNF9feWI [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロケット団はキテルグマに救出され、落ちているのは崩れた崖の一部のみ。落ちていく崖の下には、見慣れない大きな結晶がぽつんと生えていた。その結晶はよく見ると中に人間の姿があった。
そして落ちてきた崖の一部が結晶に直撃。結晶にヒビが入ったかと思うとそのヒビが広がって結晶が割れ、中の人間が出てきたかと思うとうつ伏せに倒れた。

人間「…っ」

結晶の中にいた人間は死んではいないようだった。ゆっくりと立ち上がった。

人間「…。」

その人間はしばらく辺りを見渡した後、前へ歩き始めた。時々休みながらひたすら進むと、そこは辺り一面を見渡せる場所に辿り着いた。
人間は辺りを不思議そうに見渡していた。

人間「ここはメレメレ島…なのか?」

いつの間にか朝日が昇り始めていた。かなり長い時間進んでいたようだった。
人間は、少し先の変わった風景が目に入った。

人間「あれは一体…?」

人間は突如ふわりと浮き上がり、少し先の変わった風景へ向かって飛んでいった。
 ▼ 13 アコイル@せいれいプレート 17/02/11 23:15:44 ID:iB3ja5p. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 14 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 23:21:40 ID:YNF9feWI [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
朝、ポケモンスクールに登校中のサトシとピカチュウ。

サトシ「今日もスクール頑張ろうな、ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピーカ!」

ロトム図鑑「勉強も頑張らないとロト!」

サトシ「分かってるよ!」

サトシが横断歩道を渡ろうとしたとき、突如車がサトシに突っ込んできた。

運転手「うわぁぁっ!ブレーキが効かない!」キキキーッ

サトシ「あっ!」

ピカチュウ「ピカピ!」

ロトム図鑑「サトシ!」

ガシャンと音がして、ピカチュウとロトム図鑑が恐る恐る目を開けるとそこには無傷のサトシと背中で車を受け止めているオレンジ色でミディアムのような髪に黒白目でパステルブルーにオレンジ色の線が入ったような瞳を持つ青年と壊れた車だった。
 ▼ 15 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 23:29:02 ID:YNF9feWI [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その青年は、崖の下の結晶の中に閉じ込められてた人間であった。

人間「君、大丈夫か?」

サトシ「は、はい…。」

運転手「だ、だ、だ、大丈夫ですか!?」

人間「お前、そのよく分からないものでこの子を殺そうとしたのか?」

運転手「と、とんでもない!車のブレーキが壊れてしまって…本当に申し訳ない!」

人間「その様子だと悪気があってこの子を殺そうとしたわけではなさそうだな。それにしても、クルマ?ブレーキ?なんだそれは?」

運転手「それより君、さっき思いっきり僕の車にぶつかってましたけど大丈夫ですか!?」

人間「こっちはどうということもない。俺の事は気にするな。」

運転手「はぁ…。」
 ▼ 16 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 23:35:23 ID:YNF9feWI [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ピカピ!」

ロトム図鑑「大丈夫ロトか!?」

サトシ「俺は大丈夫!この人のおかげだよ!」

人間はピカチュウの方を向いた。

人間「よかったな。お前の主人が無事で。」

ピカチュウ「ピカピカ!」

人間「『サトシを助けてくれてありがとう』って、気にするな。俺は当たり前のことをしただけさ。」

サトシ「君、ピカチュウの言ってることがわかるの!?」

人間「あぁ。そういえば君、『サトシ』って言うのか。見慣れない人間だな。」

サトシ「正直、それはこっちのセリフでもあるよ。ほら、周りの人からも注目されてるし…ってやばい!ポケモンスクールに遅刻する!急がないと!」

人間(ポケモンスクール?クルマにブレーキにこの辺りの風景に…分からないことばかりだ。)
 ▼ 17 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 23:39:26 ID:YNF9feWI [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
人間はサトシを腕をつかむとそのまま浮き上がった。さらに周りの人の注目の的になる。

サトシ「ええっ!?浮いてる浮いてる!」

人間「サトシ、君の言うスクールってどこだ?」

サトシ「あの建物だよ。」

人間「分かった。」ビュン

サトシ「うわぁっ!」

ピカチュウ「ピカー!」ピュン

人間はサトシ腕を掴んだまま、ポケモンスクールへひとっ飛び。」

島民1「何だったんだあの青年は…車にぶつかられて無傷の上に宙に浮けるなんて…。」

島民2「さ、さぁ…何者なんだろうね?」

島民3「でもさ、なんかちょっと雰囲気がカプ・コケコに似てなかった?」
 ▼ 18 ーデリア@カゴのみ 17/02/11 23:41:54 ID:2aZ3gIs6 NGネーム登録 NGID登録 報告
さてはあの人間が・・・

支援
 ▼ 19 ◆/qIi/n6GLc 17/02/11 23:44:20 ID:YNF9feWI [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=507938#rescount40

スライム事件とフィールの正体
 ▼ 20 ャビー@フリーズカセット 17/02/12 00:07:52 ID:wZvG4rfc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
今回もフィール出てくるかな
 ▼ 21 ンノーン@ポイントカード 17/02/12 01:20:49 ID:pRTWD3O6 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援

ア・・・フィールの出番期待。
 ▼ 22 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 12:25:46 ID:.lMokPN. [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「みんな、アローラ…ってサトシはまだ来てないのか?」

マーマネ「確かにまだ姿を見てないね。」

カキ「また遅刻か…。」

すると窓の方から人間とサトシがふわりと降りてきた。

人間「ここでいいのか?」

サトシ「ありがとう!」

カキ達「サトシ!」

ククイ「遅かったじゃないか!どうしたんだ?」

サトシ「登校中にちょっと事故に遭って…その時にこの人に助けてもらって、そのまま連れてきてもらったんです。」

リーリエ「事故…一体何があったんですか?」

サトシ「横断歩道を渡ろうとしたら車が突っ込んできたんだ。ブレーキが壊れてたんだって。その時に、この人が…。」

ククイ「そうだったのか。君、サトシを助けてくれて感謝するよ。」

マオ「君、この辺りでは見かけない顔ね。あなたも別の地方からやってきたの?」

スイレン「服装とかもちょっと変わってるし…。」

生徒達の注目の的になる人間。
 ▼ 23 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 12:47:52 ID:.lMokPN. [2/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
人間「別の地方って…いや、俺この島で生まれ育ったんだが?」

マーマネ「それにしちゃあ肌の色とか、リーリエ並に白くない?」

カキ「よく見ると、目とかも不思議な色をしてるしな。黒白目とか瞳の色とか…カラーコンタクトか?」

人間「カラーコンタクト?なんだそれは?」

ククイ「君…少し混乱してるように見えるけど大丈夫かい?」

人間「そうだな、あまりにもメレメレ島が変わり過ぎて…。」

マーマネ「もしかして、過去からタイムスリップしてきた人じゃないの?」

リーリエ「言動や服装から見るとその可能性もなくは無そうですね。」

人間「タイムスリップ?」

サトシ「あっ、そうだ!君の名前聞いてなかったね。」

人間「俺の名前?俺はココ。」

サトシ「へぇ、ココっていうんだ!」

カキ「ちょっと待て、ココって…(小声)」

マオ「いや、まさかね…(小声)」
 ▼ 24 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 15:52:50 ID:.lMokPN. [3/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンスクールの校庭に来たサトシ達。せっかくだからということでココも参加することになった。

ククイ「今日の課外授業はポケモンバトルだ!」

サトシ「おおっ!待ってました!」

ククイ「今回の先生はカキだ!」

カキ「分かりました…こういうには実践だからな、俺のバクガメスと戦ってみたい奴はいるか?」

ココ「だったら俺が相手になるよ!」

カキ「ココ、お前はどのポケモンを使うんだ?」

ココ「いや、俺自身が戦う。」

カキ達「えっ?」

ココの発言に驚きを隠せないカキ達。

カキ「じょ、冗談だろ?ココ」

ココ「いや、本気で言ってる。」

ククイ(マジかよ…。)
 ▼ 25 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 16:01:06 ID:.lMokPN. [4/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バトルフィールドにバクガメスと人間が向かい合うという奇妙な光景。ほとんどの生徒は頭の整理がつかないまま見守っていた。

カキ「バクガメス、あまり彼を傷付けないようにな?」

バクガメス「ガ、ガメ。」

バクガメスも困惑しているようだった。

ココ「手加減はしなくて大丈夫さ。そちらから行動していいぞ。」

カキ「わ、分かった…バクガメス!火炎放射!」

バクガメス「ガメーッ!」ボワッ

ココ「そうこなくっちゃな!」バッ

素早く飛びあがって火炎放射を回避するココ。そして彼の体に電流が走る。

ココ「喰らいな!10万ボルト!」バリバリ

何とココは人間なのに10万ボルトを放った。バクガメスに直撃したが、さほどダメージはなさそうだった。

スイレン「あの人10万ボルト使えるの!?」

リーリエ「人間なのに…!」

サトシ「凄いや!ココ!」

ククイ「人間なのに10万ボルトを…やはり彼は…!」
 ▼ 26 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 16:13:29 ID:.lMokPN. [5/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「嘘だろ…人間が…!」

バクガメス「ガメ…。」

ココ「あー、やっぱりあんまりダメージないな。バクガメスは炎・ドラゴンタイプだからドラゴンか地面技なら大ダメージはいるんだが、俺には無理だしな。」

素早い動きでバクガメスに突っ込もうとするココ。

カキ「バクガメス!トラップシェル!」

バクガメス「ガメッ!」バッ

背中を向けるバクガメス。キューブレーキをかけてバクガメスの甲羅にぶつかる寸前で止まった。

ココ「あっぶな!これは直接触れたら…。」キキッ

ココは少し距離を取り、ふとカキを見るとZリングをつけているのに気付いた。

ココ「それってZリングとホノオZ!せっかくだからダイナミックフレイム見せてくれよ!」

カキ「な、何を言ってるんだ!」

マーマネ「そうだよ!Z技なんて人間が喰らったらひとたまりもないよ!」

ココ「大丈夫だからいってるんだ。大丈夫じゃなかったらこんなこと言わないさ。」
 ▼ 27 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 16:25:13 ID:.lMokPN. [6/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「カキ…どうする?」

カキ「ココにダイナミックフレイムをぶつけろって言うんですか?万が一それでココが大火傷負ったりなんかしたら…!」

ココ「カキ…って言ったな。お前その見た目に似合わず思いやりがあるんだな。素晴らしいと思うよ、そういうの。俺は大丈夫だから、全力でぶつけてきてくれ!」

カキ「…分かった。行くぞ、バクガメス!」

バクガメス「ガメ!」

カキはホノオZのダンスを踊り、バクガメスはZパワーを身に纏った。

カキ「ダイナミック…フルフレイム!」

バクガメス「ガメーッ!」ブワッ

バクガメスからとてつもない火力の炎が放たれ、爆発が巻き起こる。

サトシ達「うわぁっ!」

カキ「っ!ココ!大丈夫か!」

爆風が収まった先に会ったのは、緑色の小さな人形。

カキ「これは…!」

ククイ「『身代わり』か!」

 ▼ 28 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 16:31:02 ID:.lMokPN. [7/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ふと上を見ると再びココの姿があった。

ココ「やっぱり、Z技は凄い威力だな!でも身代わりで無効化したからこれでZワザを気にすることはない!」

カキ「来るぞ、バクガメス!」

バクガメス「ガ、ガメ!?」

カキ「ど、どうしたバクガメス…っ!これは!?」

バクガメスの足にはいつの間にか草が絡まっていた。

ココ「『草結び』さ。バクガメスが身代わりにダイナミックフレイムぶつけている隙に結ばせてもらったよ!」

ココは手を合わせて開いたかと思うと、その間に光のエネルギーが溜め込まれていた。

ココ「マジカルシャイン!」バッ

ココの腕からマジカルシャインが放たれ、バクガメスに命中。一撃でバクガメスは戦闘不能となった。

バクガメス「ガ、ガメ…。」

カキ「バクガメス!」

ククイ「バ、バクガメス戦闘不能!ココの勝ち!」

スイレン「か、勝っちゃったよ…!」

マーマネ「す、凄い…。」
 ▼ 29 魔蛇◆KOGxy5WZj6 17/02/12 16:34:24 ID:UFo2.xMI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
超支援!
久々に神ssの予感
 ▼ 30 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 16:40:05 ID:.lMokPN. [8/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「あれ?一撃?」

サトシ「ココ!凄いじゃないか!」

マオ「カキのバクガメスに勝つなんて!」

ココはバクガメスのもとによる。

ココ「大丈夫か、バクガメス。」

バクガメス「ガメ…。」

ココ「『お前強すぎないか?』だって?まぁそれなりにはね。」

カキ「ココ、一つ聞いていいか…いや、聞いてもよろしいでしょうか?」

ココ「なんだ?急に改まって。」

カキ「あなたは…カプ・コケコの息子ですか?」

ココ「っ!」

少し動揺したかのような仕草を見せたココ。
 ▼ 31 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 16:50:26 ID:.lMokPN. [9/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「カプ・コケコ…あのクソ親父の事か。」

カキ「やはりあなたは100年前の伝承にあった…!」

ココ「その通り。俺はカプ・コケコと人間の間に生まれた子供さ。」

サトシ「あ、あれ…なんかココの奴、機嫌悪そうだぞ?」

リーリエ「た、確かに…なんか不機嫌そう。」

ククイ「もしかして、カプ・コケコ…お父さんの事大嫌い?」

ココ「当たり前だ、島を植民地にするとかふざけたこと言ってた人間を全力で叩きのめしただけなのに俺を結晶に閉じ込めて封印しやがって…!」

スイレン「ココ…。」

ココ「そういやカキ、さっき100年前の伝承って言ってたけど…。」

カキ「はい、昨日あなたの伝承についての演説が昨日行われていて、それで初めて知りました。」

マオ「そういえばココが行方をくらましたのって20歳になる前日、19歳よね?」

サトシ「それで100年経ったってことは…!」

マーマネ「ココは実質119歳ってこと!?」

カキ「おい!ココはカプ・コケコの息子だぞ!敬語で話すべきだ!」
 ▼ 32 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 16:58:01 ID:.lMokPN. [10/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「あの日から俺は100年間も眠らされてたって訳か。」

サトシ「それにしては随分と若い姿だよなぁ。」

リーリエ「眠っている間、肉体は年を取っていなかったんですね…。」

ククイ「つまり、実年齢は119歳だけど、肉体と精神年齢は19歳で止まっているってところか。」

カキ「何か、嫌なことを思い出させてしまったようですね…すみません。」

ココ「別に俺が大嫌いなのはあくまでカプ・コケコだけであって君達はそうじゃないから安心しろ。それに、100年経ったのこのメレメレ島をもっと知りたくなってきたしな。それにさ、俺に対しては敬語じゃなくて普通に話してもらっても大丈夫。そういうの気が重くて好きじゃないからさ。」

カキ「は、はい…。」

マオ「じゃあ授業が終わったらココとハウオリシティを周りましょうよ!」

サトシ「それいいな!」

マーマネ「最近のメレメレ島を知ってもらういい機会になるかもね!」
 ▼ 33 オー@にがいきのみ 17/02/12 16:59:40 ID:ITnEz03U NGネーム登録 NGID登録 報告
119歳www
 ▼ 34 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 17:22:04 ID:.lMokPN. [11/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
授業終了後、ココを連れてハウオリシティへやってきたサトシ達。

マオ「ここがハウオリシティよ!とっても広いでしょ!」

ココ「ここが島一番の集落ってところか。」

マオ「ココから見たらそんな感じね。」

スイレン「ここにはいろんなものが揃ってるよ!レストランとかブティックとか!」

ココ「レストラン?ブティック?」

マーマネ「ココには聞いたことのない言葉ばかりだからそう言っても分からないよ。」

リーリエ「ブティックは洋服を取り扱うお店、レストランは食事をとるところです…そういえばサトシはどこへ行ったんでしょう?」

ココ「シロン、サトシを見てないか?」

シロン「コン。」

ココ「『途中でなんかお店に入っていくの見た』だって。」

カキ「どこのお店だ?」

すると、大き目の袋を持ったサトシが走ってきた。
 ▼ 35 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 17:38:28 ID:.lMokPN. [12/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「お待たせ!」

マオ「どこ行ってたのよサトシ!」

サトシ「これ!マラサダ買いに行ってたんだ!」

ココ「マラサダ?」

カキ「何勝手な行動してるんだ…。」

サトシ「ごめん。でもさ、マラサダは今のアローラ地方の名物の一つだろ?だからぜひともココに食べてもらいたいと思ってさ!はい、ココ!」

ココ「あ、ありがとう。」

サトシ「ほら、みんなの分も買ってきたよ!」

サトシのマラサダを1つずつ受け取るカキ達。

ココ「…。」モグモグ

サトシ「どうだ?マラサダの味は。」

ココ「なんだか甘いな。今まで食べたことのない不思議な触感、でも美味しい。」

マーマネ「どうやら嫌いではないみたいだね、よかったよかった!」
 ▼ 36 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 18:38:16 ID:.lMokPN. [13/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一通りハウオリシティを周ったサトシ達。

マオ「ココ、あなたははこれからどうするの?」

ココ「そういえばそうだったな。」

カキ「そうか、100年経ってしまってるから本来の家は…。」

サトシ「博士に頼んだらしばらくはそこで暮らせたりするのかな?」

リーリエ「サトシの時も、ククイ博士は快く許可してくれましたから大丈夫だと思いますが…。」

すると突如謎のマシンのアームがココを掴んだ。

ココ「えっ!?」

スイレン「ココ!」

ピカチュウ「ピカ!?」

シロン「コン!?」

マーマネ「お前達は…!」
 ▼ 37 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 19:59:48 ID:.lMokPN. [14/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムサシ「お前達はと言われたら!」

コジロウ「聞かせてあげよう、我等が名!」

ムサシ「花顔柳腰、羞月閉花、儚きこの世に咲く一輪の悪の花…ムサシ!」

コジロウ「飛竜乗雲、英姿颯爽、切なきこの世に一矢報いる悪の使途…コジロウ!」

ニャース「一連托生、連帯責任、親しき仲にも小判輝く悪の星…ニャースでニャース!」

ムサシ&コジロウ「ロケット団参上!」

ニャース「なのニャ!」

ソーナンス「ソーナンス!」

ヒドイデ「ヒドイデー!」

サトシ「ロケット団!」

カキ「ココを放せ!」

ココ「こいつら何なんだ?」

リーリエ「ロケット団…!人のポケモンを奪ったりする悪い人たちです!」

ココ「悪い人…!」
 ▼ 38 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 20:35:51 ID:.lMokPN. [15/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムサシ「この子、人間とカプ・コケコとかいう伝説のポケモンの子供なんでしょ!」

コジロウ「こいつをサカキ様に差し出せば…!」

ニャース「夢のセレブ生活が待っているのニャ!」

ココ「へぇ、目当ては俺か…。」

ココの体に電流が流れ始める。

ココ「そううまく行くかな!?」バリバリ

放電するココ。
彼を掴んでいるアームから電気が伝い、ロケット団は感電。

ロケット団「うわあぁぁぁぁっ!」バリバリ

気球は爆発し、ココは何事もなくサトシ達の元へ。

スイレン「ココ!大丈夫!?」

ココ「俺は大丈夫。」
 ▼ 39 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 21:13:41 ID:.lMokPN. [16/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムサシ「何なのよ…ポケモンの技も使える訳?」

コジロウ「そんなの聞いたことないよ…!」

ロケット団がふと前を向くと、目の前にココの姿があった。右腕は電流を帯びていて、その表情は殺意で満ち溢れているようだった。

ココ「…終わりだ。」バリバリ

ロケット団「ひぃっ!」

次の瞬間、キテルグマが颯爽と現れ、ロケット団を抱きかかえって走り去っていった。

ロケット団「何この感じー!」

ココ「チッ、逃したか…あいつらもいずれ始末しないとまた来る可能性があるな…。」

カキ「ココ!」

マーマネ「どうしたの、急にロケット団の所に戻って!」

ココ「いや、トドメを刺そうとしたら逃げられてさ。」

リーリエ「トドメって…あれで十分だったと思いますが…。」

ココ「どうかな…放っておいたらまた悪さしそうな気がするんだ。」

サトシ「確かにあいつら懲りないよなぁ。」
 ▼ 40 マワル@エネコのシッポ 17/02/12 22:06:59 ID:g2oIGA7Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 41 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 22:26:07 ID:.lMokPN. [17/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その夜。サトシはココと共にククイ博士の研究所に戻っていた。

サトシ「ありがとうございます!ココをしばらくここで暮らさせるの許してくれて…。」

ククイ「いいんだよ!行き場所がないのは辛いだろうからね!」

ココ「ハカセ…?」

サトシ「博士は色んなものを研究する人の事さ!ククイ博士はポケモンのバトルや技の研究をしているんだよ!」

ココ「バトルや技のケンキュウ…。」

ククイ「ココ、君はポケモンバトルは好きかい?」

ココ「勿論さ。思いっきり相手とぶつかり合うのは楽しいし。」

ククイ「そうか。ココは直接ポケモンと戦ってたからそんな風に感じるのも当然だな!」

サトシ「ココ!今度、俺のピカチュウとバトルしてくれないか?」

ココ「分かった。今のメレメレ島の暮らしに慣れたらな。」

サトシ「やったぁ!」

ピカチュウ「ピッカァ!」

ククイ(どうやらサトシとココはすっかり仲良くなったみたいだな。)
 ▼ 42 ◆/qIi/n6GLc 17/02/12 22:53:21 ID:.lMokPN. [18/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
所変わってとある崖の真下。
そこをふわふわと飛び回る1匹のポケモン…カプ・コケコだった。

カプ・コケコ「コケココー。」

適当に飛び回っていたカプ・コケコだったが、あるものが目に入った途端、表情が青ざめて行った。
それは、かつてココが眠らされていた結晶の破片だった。
それを見るなりすぐに近づくカプ・コケコ。

カプ・コケコ(コレハ…!)

カプ・コケコは非常に焦っていた。素早く飛びながら辺りを見渡し、必死でココを探している様子だった。

カプ・コケコ(マズイ…ココハ、ココハドコニ行ッタ!?)

カプ・コケコの脳内に100年前のココにより引き起こされた惨状の記憶が頭をよぎった。怒りで我を忘れて侵略者の人間達に強力な雷を落としたり、ガーディアン・デ・アローラで叩き潰しまくるココ、破壊されていくメレメレ島の自然…。

カプ・コケコ(アノ悲劇ヲ再ビ引キ起コス訳ニハイカナイ!)

カプ・コケコはココを探しにその場から飛び去った。
 ▼ 43 ベルタル@あまいミツ 17/02/13 00:38:00 ID:jo.9eAkA NGネーム登録 NGID登録 報告
どうやらココとカプ・コケコの中はすこぶる悪そうだな

支援
 ▼ 44 ルガー@ホズのみ 17/02/13 01:34:38 ID:20snxd/2 NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
続ききたー!
 ▼ 45 ンゲラー@きいろいかけら 17/02/13 06:51:16 ID:0FikDydM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 46 リトドン@こだわりハチマキ 17/02/13 07:03:18 ID:VY6R9TCY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 47 キワラシ@ばんのうごな 17/02/13 12:12:43 ID:0FikDydM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
カプ・コケコと人間の子ってことはコケコはその女性と・・・
 ▼ 48 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 20:10:21 ID:RljlKsz6 [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
朝5時。サトシがふと起きると、ココの姿がない。

サトシ「あれ…ココはどこ行ったんだ?」

ピカチュウ「ピーカー?」

ふと外に行くと沢山の木の実やぼんぐりを入れたカゴを持ったココの姿があった。

ココ「おはよう。サトシ。」

サトシ「おはようって、その木の実は?こんな早くに…。」

ココ「あぁ、昨日マラサダって今のメレメレ島の名物食べさせてくれたから、せっかくだし、100年前のメレメレ島の名物をスクールのみんなに教えようと思ってさ。」

サトシ「100年前のメレメレ島の名物!?」キラキラ

ピカチュウ「ピカー?」キラキラ

サトシとピカチュウが目を光らせる。

ココ「でも実際は俺の好物の方が正解かな?それで後は砂糖に甘い蜜に塩とかが必要なんだけど…。」

サトシ「登校中に買いに行ってみようぜ!」

ココ「そうだな。勝手に持ち出すのもアレだし…。」
 ▼ 49 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 20:26:24 ID:RljlKsz6 [2/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシとココはいつもより早めに研究所を出て、朝早くから開いている食料品店へ向かった。

ココ「ここに様々な食料が集まっているのか。」

サトシ「昔と違ってお金で買うんだよね。」

ココ「オカネか。100年前は他の村の人々との物々交換だったな。」

サトシ「へぇ、そうなんだ…あった!甘い蜜だ!」

サトシは甘い蜜の瓶をココに見せる。

ココ「この色の濃さ…これ上質な蜜だな。」

サトシ「じゃあこれでいいかな!残りの砂糖と塩はこれで大丈夫?」

ココ「その量で充分だな。」

ロトム図鑑「100年前のメレメレ島の名物…どんなものロトか?」

ピカチュウ「ピカー?」
 ▼ 50 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 20:34:17 ID:RljlKsz6 [3/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして今日のお昼。ココの荷物が多いことを気にするマオ達。

マオ「ココ、あなたの荷物随分と多くない?」

マーマネ「ココって食いしん坊?」

ココ「いや、今回はせっかくだから…。」

ココは荷物から沢山の木の実とぼんぐり、砂糖・甘い蜜・塩・小麦粉を取り出した。

カキ「な、なんだこれ?」

サトシ「ココが100年前のメレメレ島の名物を作ってくれるって!」

マオ「100年前メレメレ島の名物!?」

マオが目を光らせる。

リーリエ「100年前の人が食べていたもの…興味深いです!」

スイレン「私も!」
 ▼ 51 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 20:48:26 ID:RljlKsz6 [4/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「ぼんぐりと好きな木の実を砕いて、それを小麦粉に水を加えて生地にしたものに混ぜた後、好みの分量の甘い蜜や塩を加えて焼くんだ。焼き方次第で味も変わる。」

ココの言ったとおりに料理をするサトシ達。

マーマネ「これ、面白いね!」

マオ「昔の人って、こんなの作ってたんだ…!」

リーリエ「どんな味にしようか迷います!

モモンの実にたっぷり甘い蜜を加えた物や、ナナシの実に塩を多めに加えたもの、様々な木の実を混ぜた物…実に様々な色や味の生地が出来上がった。

カキ「焼くのは俺のバクガメスに任せろ!バクガメス!」

バクガメス「ガメーッ!」ボワッ

バクガメスの炎で焼かれたその生地はこんがり綺麗に焼きあがった。

ココ「これで完成。『ぼんぐりと木の実のクッキー』、俺の好物だ。」

サトシ「美味しそう…!」ジュルリ

ピカチュウ「ピカー!」

シロン「コン…!」

 ▼ 52 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 20:52:19 ID:RljlKsz6 [5/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ達「いたたきまーす!」

一斉にクッキーを口にするサトシ達。

サトシ「すっげぇ美味しい!」

マオ「昔の人はこんな美味しいものを食べてたなんて…!」

カキ「これ何個でも行けるな。」

ココ「気に入ってくれてよかった。」

アマカジ「カジー!」

アシマリ「あしゃま!」

トゲデマル「デマー!」

ココ「そうか、君達も気に入ってくれたか…!」

ポケモン達もクッキーの味にご満悦の様子だった。
 ▼ 53 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 21:07:06 ID:RljlKsz6 [6/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いつの間にかククイとオーキドも来ていた。

ククイ「おっ!なんか楽しそうじゃないか!」

オーキド「何をしているのかな?」

マオ「ククイ博士!ココが100年前のメレメレ島の名物を教えてくれたんでみんなで作ってみたんです!」

サトシ「せっかくなんで食べてみてください!」

クッキーを口にするククイとオーキド

ククイ「へぇ、美味しいなこれ!」

オーキド「とっても美味しい、おいシキジカ!」

リーリエ「これ、歴史の教科書に載せるべきではないですか?」

ククイ「そうだな!ココ、今度それの作り方教えてくれよ。」

ココ「分かった。」

とても賑やかな雰囲気の教室。すると突然聞き覚えのある鳴き声が聞こえてきた。
 ▼ 54 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 21:21:48 ID:RljlKsz6 [7/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「コオォケェェェェェェッ!」

サトシ「はっ!」

カキ「この鳴き声は!」

その鳴き声が聞こえた瞬間殺意で満ち溢れた表情で辺りを見渡すココ。

ココ「あいつが近くにいる…!」

サトシ「カプ・コケコが?」

ココ「そう…あのクソ親父が!」

教室のベランダの方に出てみるココとサトシ。

サトシ「どうしてカプ・コケコがまたここに…?」

ココ「俺が目当てだ。俺をまた封印しようと探しているんだろう。」

目を閉じてその場にたたずむココ。

スイレン「ココ…?」

ココ「…。」

数秒後、ココは素早く右手を上げ素早く向かって来た何かを掴んだ。

ココ「そこだっ!」ガッ
 ▼ 55 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 21:34:25 ID:RljlKsz6 [8/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「コッ、コケッ…!」ギリギリ

サトシ達「カプ・コケコ!」

ココの右腕はがっちりカプ・コケコの首を掴んでいた。ココはカプ・コケコを睨みつけると、体に電流を帯び始める。

ココ「よくも…俺を封印しやがったなぁっ!」バリバリッ

ココは体に帯びていた電流を左手に集めてカプ・コケコに撃ち込んだ。しかしカプ・コケコは素早くココの腕を振りほどいてそれをかわした。

カプ・コケコ「コンナ所ニイタトハナ、我ガ息子ヨ…。」

ココ「確かに血は繋がっている。だが俺は貴様を父親とは認めねぇ!」バッ

素早い動きでぶつかり合うカプ・コケコとココ。

マーマネ「これ、親子喧嘩…だよね?」

ククイ「こんな激しいぶつかり合いの親子喧嘩なんて見たことないよ…。」

サトシ「ココ!カプ・コケコ!喧嘩はやめるんだ!」

ココ「悪いがそれは無理な注文だ!」ガッ

カプ・コケコ「ドコヲ見テイル!」グググ

ココ「あぁ!よそ見して悪かったな!」ガシンッ
 ▼ 56 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 21:53:41 ID:RljlKsz6 [9/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオ「ど、どうしよう!?」

リーリエ「な、何とか止められないものでしょうか?」

カキ「何とかと言われてもな、守り神とその力を受け継ぐ子の喧嘩だ。俺達が関与するのはどうかと思うが…。」

サトシ「いや、それにしたってこれは…。」

スイレン「そうだよカキ、何とかして止める方法を探そうよ!」

ピカチュウ「ピカチュ。」

シロン「コーン。」

バクガメス「ガメー。」

ポケモン達も心配そうにカプ・コケコとココの喧嘩を見守る。

オーキド「なんか大変な事になってしまったのぉ。なってしまっタマザラシ!」

ココ「ならこれならどうだ…!」

ココは体にオーラを纏い始めた。カプ・コケコの表情に焦りが浮かんだ。

カプ・コケコ「待テ、ココ…ッ!」

ココのオーラは巨人の姿になり、右腕の拳でカプ・コケコに振り下ろそうとしていた。

カプ・コケコ「ヨセ!ココ!ココデソレヲ使エバ…!」
 ▼ 57 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 22:01:20 ID:RljlKsz6 [10/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「ブッつぶれな!ガーディアンデ…アローラァァァァァァァッ!」ドグシャアッ

カプ・コケコにココのオーラで作り出された巨人の拳が叩き込まれ、その衝撃でサトシ達や衝撃で壊れた校舎の瓦礫が吹っ飛ぶ。

サトシ達「うわあぁぁぁぁぁぁっ!」ビューン

ピカチュウ「ピカーッ!」ビューン

シロン「コーン!」ビューン

アマカジ「カジー!」ビューン

アシマリ「マリーッ!」ビューン

トゲデマル「マルーッ!」ビューン

ガメノデス「ガメーッ!」ビューン

生徒1「なんだこの衝撃!?」

生徒2「何が落ちたって言うの!?」

ポケモンスクールはこの衝撃で半壊。スクールは大混乱になった。
 ▼ 58 ンプク@ボイスチェッカー 17/02/13 22:02:03 ID:7oSjaHYU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガメノデスで草
支援
 ▼ 59 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 22:04:12 ID:RljlKsz6 [11/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>57
ガメノデス

バクガメス


ナチュラルに間違えていた…失礼しました。
 ▼ 60 ダリン@たんけんセット 17/02/13 22:12:13 ID:WExDIck6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
間違いは誰にでもあるよ
支援
 ▼ 61 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 22:20:22 ID:RljlKsz6 [12/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「ハアッ、ハアッ…。」

砂煙が収まると、そこにはまだカプ・コケコの姿があった。

ココ「チッ、まだくたばってなかったか!」バッ

カプ・コケコ「ココ…。」

再びカプ・コケコの首を掴むココ。しかしカプ・コケコは抵抗しようとせず、悲しげな表情を見せた。

ココ「なんだよ、その表情は…!」

カプ・コケコ「…周リ見ロヨ。」

ココ「…っ!これは…。」

ココが見たものは半壊したポケモンスクール、瓦礫の上に横たわるサトシ達やポケモン達の姿だった。生徒やポケモンの中には怪我をしてると思われる者もいた。

カプ・コケコ「100年前ニ侵略者退治デセワニナッタ島民巻キ込ンデ、今度ハ俺トノ喧嘩で友ヲ巻キ込ンデ…。」

ココ「あ…あ…。」
 ▼ 62 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 22:33:42 ID:RljlKsz6 [13/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「アノ時ハ、オ前ヲ止メルノニ夢中デ言エナカッタガ、今ナラ言エル…オ前ノ力は悪イ奴ドコロカ、大事ナ奴ヲモ傷付ケル物ナノカ?」

ココ「違う…!」

カプ・コケコ「デハ、コノ惨状ハナンダ?先程ノオ前ノ『ガーディアン・デ・アローラ』デ、無関係ノ人間ヤポケモン達ガ巻キ込マレ、傷ツイタ奴モイルゾ。」

ココ「…。」

カプ・コケコ「オ前ハ怒ルト周リガ見エナクナル。ソシテ怒リニ任セテ力ヲ使ウ…コンナ事ガ繰リ返サレルト分カッテイタノナラ、モット早イウチニ正スベキダッタナ…。」

心配そうな目でココを見つめるサトシ達。

カキ「ココ!俺達は大丈夫だから!」

マオ「そ、そうよ!誰にだって失敗はあるんだから!」

リーリエ「元気出してください!」

ココ「ごめん、俺…俺…!」バッ

ココはそのままどこかに飛び去って行ってしまった。

サトシ「ああっ、ココ!どこに行くんだ!ココーっ!」
 ▼ 63 メール@ひかりのねんど 17/02/13 22:35:03 ID:79hWC4.Y NGネーム登録 NGID登録 報告
ココ・・・。
 ▼ 64 ニノコ@グランドコート 17/02/13 22:35:44 ID:7oSjaHYU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
このシリーズ大好き
ポケモン以外にも戦えるキャラがいるところが良い
 ▼ 65 トマル@あなぬけのヒモ 17/02/13 22:38:01 ID:65ppZHGs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「ヨウイハ…イイカ?」
女「ええ…あなたとなら」
カプ・コケコ「デハ…イクゾ!」
女「あっ、あっ、ああん。あっ!」
カプ・コケコ「ダイジョウブカ?」
女「もっと速くっ!奥を突いてっ!」
カプ・コケコ「イッ…イク!」
女「あっ…」
カプ・コケコ「キモチイカ?」
女「ええ…」

みたいな感じか>>47
 ▼ 66 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 22:54:55 ID:RljlKsz6 [14/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「行っちゃったな、ココ…。」

マーマネ「校舎が壊れちゃった…。」

カキ「たった一撃で半壊だしな。」

サトシ達の元にカプ・コケコが降りてきた。

カプ・コケコ「俺ノ息子ガ…スマナイ。」

オーキド「まぁ、守り神の子供がやったことだから受け入れるよ。受け入れルンパッパ!」

カプ・コケコ「ココハ怒ルト周リガ見エナクナリ、怒リニ任セテ力ヲ使ウ。100年前ノアノ時ニ初メテソレヲ知ッタ。」「

サトシ「あぁ、あのメレメレ島を植民地にしようとした人達の…。」

カプ・コケコ「ソウダ。アイツノ封印ガ解カレタト知ッテ探シ当テタガ…コウナルナラモット場所ヲ考エルベキタッダ。俺ノ責任デモアル。」

サトシ「カプ・コケコ…。」

スイレン「ココ、どこに行ったのかな?」

ククイ「…あいつに頼んでみるか?」

カキ「フィールさんですか?」

オーキド「あぁ、ククイ君。フィールの件なんじゃが…。」

ククイ「フィールがどうかしたんですか?」
 ▼ 67 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 23:05:00 ID:RljlKsz6 [15/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーキド「フィール君は、このアローラ地方に武器の密輸をしているという人間の捜査の為に事務所を留守にしているそうじゃ。」

ククイ「じゃあ今は無理そうだな…。」

オーキド「それ以前に、フィール君が興味を持ってくれるかどうか…。」

リーリエ「興味って…。」

ククイ「フィールはな、興味を持たない事件には無関心なんだ。話もまともに聞かないことだってある。」

マーマネ「そうなんだ…。」

オーキド「興味を持った事件でなければ彼は動かない。彼が動く事件は大体ポケモンを使ったものとは思えない犯行や殺人事件、それなりに大きな被害が出てたりするものとかじゃ。」

サトシ「じゃあ人捜し程度じゃ…。」

マオ「フィールは興味を持たないって事?」

オーキド「恐らくな。その代わり彼がかかわった事件は必ず解決してる。だからあのような態度をとっても許されているのかもしれん。」

 ▼ 68 ングース@アイテムコール 17/02/13 23:10:43 ID:PewuGY2U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 69 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 23:31:03 ID:RljlKsz6 [16/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「大分、遠くに来たな…。」

ポケモンスクールから飛び去ったココはとある森の中にいた。
カプ・コケコから言われた言葉が脳内をよぎり、心に突き刺さる。

カプ・コケコ『100年前ニ侵略者退治で世話ニナッタ島民巻キ込ンデ、今度ハ俺トノ喧嘩デ友ヲ巻キ込ンデ…。』

カプ・コケコ『オ前ノ力ハ悪イ奴ドコロカ、大事ナ奴ヲモ傷付ケル物ナノカ?』

そして今度は自分を励まそうとしてくれたカキ達の声が頭をよぎり、心に突き刺さる。

カキ『ココ!俺達は大丈夫だから!』

マオ『そ、そうよ!誰にだって失敗はあるんだから!』

リーリエ『元気出してください!』

ココ「あいつらはあんなことをした俺に対して怒りもせずに俺を励まそうとしてくれた…それなのに俺は…。」

ココは非常に後悔していた。何故同じ惨劇を繰り返してしまったのか、サトシ達に謝らなかったのか…。

「あの…すみません。」

ココ「…?」

そこには20代後半くらいの女性の姿があった。
 ▼ 70 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 23:36:02 ID:RljlKsz6 [17/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
女性「私、迷ってしまって…ハウオリシティに行きたいのですが…。」

ココ(ハウオリシティ…サトシ達に案内してもらった…。)

女性「道、わかりますか?」

ココ「分かるよ。こっち。」

ココの後について行く女性。

ココ(しばらく力を使わないようにしよう…。)

飛んでいけば簡単なのだが、力を抑えて歩いていくココ。数十分後、無事にハウオリシティに辿り着いた。

ココ「確かここだったはずだ。」

女性「ありがとうございます…あっ、いた!」

女性の目線の先にはなんとロキオの姿が。

ロキオ「探したんだぞ…って君は…!」

ココの姿を見て驚きを隠せないロキオ。
 ▼ 71 ◆/qIi/n6GLc 17/02/13 23:41:01 ID:RljlKsz6 [18/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「君は…ココじゃないか!カプ・コケコと人間の子供という…!」

ココ「なんで俺のことを知ってるんですか?」

ロキオ「ニュースだよ!君のことが出てたんだよ!父親であるカプ・コケコと戦いでポケモンスクールを半壊させたって…!」

ココ「…。」

女性「よかった…あなたの役に立てて!」

ロキオ「大手柄だよ!ココ!君に聞いてもらいたい話がある!ちょっといいかな?」

ココ「はぁ…。」

そのまま、ココはロキオに連れられて研究所へとやってきた。

ロキオ「わざわざごめんね、こんなところに来てもらっちゃって。」

ココ「大丈夫です。行き場所今は無いんで…。」

ロキオ「では、改めて話をするよ。」
 ▼ 72 ゲキ@ビスナのみ 17/02/13 23:51:33 ID:65ppZHGs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ…まさか…
 ▼ 73 ランブル@ヒウンアイス 17/02/13 23:53:47 ID:65ppZHGs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ怪しい
 ▼ 74 ンダース@ポイントマックス 17/02/14 00:44:50 ID:qsU/k9Hc NGネーム登録 NGID登録 報告
果たしてココは悪堕ちするのかそれとも立ち直るのか・・・。

支援
 ▼ 75 ルリア@ゴーストZ 17/02/14 01:22:46 ID:jnpaJI0M [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告

>>74
一旦は闇落ちするけども、サトシ達の力と絆で立ち直るに決まってんじゃないっすか〜(≧∇≦)
 ▼ 76 チルゼル@きちょうなホネ 17/02/14 01:38:34 ID:jnpaJI0M [2/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
>>73
ロキオって奴何か最初の話しのコケコの所とかも( ˙-˙ )何かしらの理由を付けて,ポケモンと人間との繋がりの歴史?とかなんとか言ってたけど、「ポケモンは人間なんかよりも身勝手で残虐」なんて出たらめを言って子供達にそう思い込ませて、ココの力を利用して何か企んでそうなんだよなぁ(*´-`)絶対!!とまではいかないけど裏が有りそうでは有るな
 ▼ 77 ナバァ@パワーリスト 17/02/14 07:26:31 ID:GYxGE5F2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>75
この作者の過去パターンから見ると悪堕ちした場合は
・サトシ達の説得も聞かず結局自身の身を滅ぼす
・最後の最後で改心するも黒幕or黒幕の本拠地と運命を共にする
・改心後にサトシ達orカプ・コケコを庇って死亡


この可能性が高い気がする。
 ▼ 78 ンボラー@きせきのタネ 17/02/14 12:35:09 ID:GYxGE5F2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
この様子だとフィール絡んできそうだな。
フィールも正体は人外かつ超人的な能力持ってるからな、もし出てきたらココに対して何を思うのか・・・。
 ▼ 79 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 19:54:55 ID:8V4oW0zc [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「君は、父親であるカプ・コケコに封印されたね?せっかく島に来た侵略者を退治してやったのに100年間も眠らされて。」

ココ「あぁ…そうだ。」

ロキオ「こうは思わないかい?『ポケモンは人間以上に身勝手な生き物だ』と。」

ココ「身勝手…。」

ロキオ「実は僕、数年前には妻と子供がいたんだけど身勝手なポケモン達に襲われて殺されてさ…。」

ココ「殺された?ポケモンに…。」

ロキオ「考えられないかもしれないけど、家に突然入って来て無差別に僕達を襲ったんだ。僕は奇跡的に助かったんだけど、妻と子供は無残な状態で死んでいたよ。喉元喰いちぎられてたり、踏まれまくって体の一部が変形してたりね…。」

ココ「そんな…。」

ロキオ「そのポケモン達は全て捕獲されたんだけど、全員お咎めなしで現在も治療中、僕達の方は僕達の方の不注意、または不幸な事故という形で済まされた。理不尽だよね、こんなの。」


 ▼ 80 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 20:05:33 ID:8V4oW0zc [2/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
『理不尽』。その言葉がココの頭をよぎる。

ロキオ「だからこんな不幸な事故を再び起こさないために、全てのポケモンは人間に管理されるべきだと思うんだ。」

ココ「人間に…管理される?」

ロキオ「モンスターボールという道具で捕まえたポケモンは、ほとんどの場合はどんな人間でも言うことを聞くようになる素晴らしい道具だ。だけど、一部例外もいるから捕まえたらどんなポケモンも絶対に言うことを聞くようなボールを作ってほしいものだね。」

ココ「モンスターボール?そういやサトシ達が持ってた丸くて赤と白の道具…。」

ロキオ「それがモンスターボールさ。だけど、世の中には伝説のポケモンや幻のポケモンと非常に捕まえるのが至難なポケモンもいる。普通の人間だけじゃそれは不可能だと思うんだ…。」

ココ「俺の父親であるカプ・コケコを始めとしたアローラの守り神もか?」

ロキオ「その通り。そこで思いついたのが、『人間の姿を保ちつつポケモンの力を使えるポケモン人間』の製作さ。」

ココ「…俺みたいな感じか?」

ロキオ「そう、君のようなのを沢山作り出していけば、全てのポケモンを人間の手で管理するというのも夢じゃないと思ってね。」
 ▼ 81 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 20:17:22 ID:8V4oW0zc [3/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「だから頼みがある。君のことを研究させてほしい。この計画が成功すれば僕や君のような不幸な目に遭う人間をなくすことができるんだ。」

ココ「…。」

ロキオ「それに、ほとんどが人間より知能が低く自分が生きることしか考えないポケモンなんかあんな力を持つより、知能も高く、汎用性のある使い方ができる人間があの力を持っていたほうが世界の発展にもつながると思うんだ。」

ココ「…すぐに決めるのは無理だ。少し考えさせてほしい。」

ロキオ「そうだね。すぐに答えは出ないと思う、じっくり考えてくれ。今日はここに泊まっていきな。部屋もあるし。」

ココは研究所のとある部屋に入れられた。ベッドと窓だけがある殺風景な部屋だった。
その夜、ココは部屋の中で色々と考え込んでいた。

ココ「人間が全てのポケモンを管理するか。それにポケモンの力を持つ人間が作られるということは、俺みたいな奴が増えるということ…。」

ロキオ「これはチャンスだ…。」

ココ「この声は…。」

ロキオの声が部屋の外から聞こえ、ココは外に出てトイレに行くフリをしてロキオの研究室らしき部屋の前に行き、聞き耳を立ててみた。
 ▼ 82 ンヤンマ@しんかのきせき 17/02/14 20:28:36 ID:zY3qhsrw NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 83 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 20:31:39 ID:8V4oW0zc [4/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「ココが来てくれた…『ポケモン人間』の量産の希望が見えた!」

ココ(ポケモン人間の量産…?)

ロキオ「ポケモン達に思い知らせてやる…人間に逆らったらどうなるかということを!」

ココ「…。」

ロキオ「ポケモン人間を量産できれば、ポケモンを全て滅ぼして人間とポケモン人間だけの真の理想郷、平和な世界が作れるはずだ…!」

ココ(ポケモンを滅ぼす…!?)

ココは戦慄した。ロキオの真の目的は俺への研究を参考に『ポケモン人間』を量産し、人間とポケモン人間だけの世界を作り上げることだったのだ。

ロキオ「逆らう人間、反逆者は勿論全員皆殺しだ!」

ココ(まずい…間違いなくサトシ達はこの計画に逆らうだろう、そして反逆者の対象になって命を狙われてしまう!)

その場を離れようとしたとき、ココはロキオが女性に何かを確認しているような会話を聞いた。
 ▼ 84 マズン@パワーアンクル 17/02/14 20:32:46 ID:lJCfIpr. NGネーム登録 NGID登録 報告
ですよねーwww
 ▼ 85 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 20:44:28 ID:8V4oW0zc [5/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「そうだ…あいつは今どうしている?」

女性「フィールの事ですか?」

ココ(フィール…?)

ロキオ「あぁ。『孤高の名探偵』と言われ、ポケモン無しでメレメレ島のどんな事件も解決してきた凄腕の探偵だ。」

ココ(タンテイ…?)

女性「今、私達の事を探っている様子はありません。」

ロキオ「あいつの存在がな…あいつが関与したら計画が潰される危険性がある。」

女性「集めた資料によると、彼は最近活動が多くなっているそうです。」

ロキオ「最近のメレメレ島では物騒な事件が多かったからなぁ。あいつが絡んだのは鉈人間事件とスライム発火事件か。」

ココ(あいつはフィールとか言う人間の存在を恐れているのか。この計画を潰す重要な存在になるのだろうか?)

ロキオ「フィールを見つけたら、真っ先に始末してくれ。いいな?」

女性「かしこまりました。」

ロキオはとりあえずその場を離れた。
 ▼ 86 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 21:12:32 ID:8V4oW0zc [6/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオが外に出ると、そこにはココの姿があった。

ロキオ「ココ?どうしたんだ?」

ココ「えっ、あのトイレってどこですか?」

ロキオ「トイレはここからまっすぐ行って突き当りを右だ。」

ココ「ありがとう…イマイチわからなくて。」

ココはとりあえずトイレの進行方向へ歩き、とりあえず研究所から脱出する方法を探すことにした。

ココ(何かロキオ達の気を反らせそうなものは無いか…?)

しばらく散策してココが泊まる部屋よりもかなり離れた別の部屋に窓が開いているところがあり、その部屋の奥に赤く光るものが見えた…防犯装置だ。

ココ「あれって…よくわからないけど勝手に動いたら気を反らせるか?」

ココは小さな電気の塊のようなものを赤い光に向かって飛ばしてみた。するとジリリリリと警報装置が鳴った。

ココ「これは…これなら逃げるチャンスが!」

ココは素早く部屋に戻り、ロキオや他の研究スタッフが走り去っていくのを確認した後に窓から研究所を脱出して逃げ出した。
 ▼ 87 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 21:45:45 ID:8V4oW0zc [7/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、サトシ達は島キングのハラのもとにやってきていた。

ハラ「カプ・コケコと人間の子供か…まさかカプ・コケコに隠し子がいたとはなぁ。」

サトシ「なんとかココを見つけ出してカプ・コケコと仲直りさせたいんです!」

リーリエ「100年間も喧嘩したままなんて悲しすぎます!」

ハラ「しかし、彼がどこにいるかは見当がつかん。カプ・コケコなら知っていそうな気もするが…。」

マオ「ハラさん、どうにかカプ・コケコから聞き出せませんか?」

カキ「カプ・コケコのプライベートに首を突っ込むのはどうかと思うが…。」

スイレン「でも、このままなのはよくないよ!」

マーマネ「僕もそう思う!」

カプ・コケコの方は外で100年前にココと暮らしていたあの頃を思い出してた。
空を飛んだこと、ぼんぐりと木の実のクッキーを島民と食べたこと、テンラカットヒルの頂上で朝日や夕日を見たこと…。

カプ・コケコ「ココ…。」
 ▼ 88 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 22:15:15 ID:8V4oW0zc [8/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「カプ・コケコ!」

サトシ達がハラの家から出てきた。

カプ・コケコ「コケ…。」

ハラ「元気がなさそうだが…。」

カキ「きっとココ…息子のことが心配なんですよ。」

ククイ「守り神でもポケモンでも我が子を思う気持ちは同じ…か。」

サトシ「カプ・コケコ!俺達もココを探すの協力するよ!だってココは俺達の友達だから…!」

マオ「そうだよ!元気だして、カプ・コケコ!」

カプ・コケコ「…アリガトウ。」

カプ・コケコは少しばかりか嬉しそうな表情だった。

マーマネ「カプ・コケコの為にも絶対にココを探し出そう!」

サトシ達「おーっ!」
 ▼ 89 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 22:30:37 ID:8V4oW0zc [9/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
再びスクールを抜け出した際に最初にやってきた森の奥深くへやってきたココ。

ココ「どうする…フィールとかいう人間を探すか…?」

女性「やはりここにいましたね。」

ココ「っ!?」サッ

ふとココが後ろを向くと、あの時の女性がまたしてもその場にいた。

ココ「どうしてここが分かったんだ!?」

女性「発信機ですよ。万が一のことを考えてあなたの服に付けておいたのです。」

ココ「ハッシンキ…?何だそれは?」

女性「早く戻りましょう。ロキオさんが心配してます。」

ココ「嫌だ!俺の事を研究して作ったポケモン人間でポケモンを滅ぼす気なんだろ!?そんなことに協力なんてしたくない!」

女性「聞かれてましたか…。」

ココは素早く走り出した。それを追う女性。ふと女性が前を見ると何やらこちらに向かって歩いてくる人影を見つけた。
 ▼ 90 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 22:38:21 ID:8V4oW0zc [10/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
女性「そこの方すみません!そのオレンジ色の髪の男性を捕まえてください!」

女性は叫んだ。
すると歩いてきた人影はすれ違おうとしたココの足を軽く踏んで彼を転ばせた。

ココ「うわっ!」ズシャ

人影「これでいいのか?」

女性「ありがとうございます…ん?」ササッ

その人影は、アローラ地方なのにコートを着た男性だった。ココは立ち上がるとすぐさま男性につかみかかった。

ココ「何するんだ!こっちは必至で逃げてたんだぞ!」ガッ

コートの男性「そちらの女性に君を捕まえてくれと言われたから咄嗟に…。」

女性「…。」

女性はただ男性を見つめていた。

コート「なんだ?」

女性「ターゲット確認…ターゲット名、『フィール』…!」

ココ「フィール!?」

ココは再びコートの男性の顔を見た。
 ▼ 91 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 22:43:05 ID:8V4oW0zc [11/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>90
コート

コートの男性
 ▼ 92 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 22:46:03 ID:8V4oW0zc [12/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ(この人がフィール…?)

フィール「私の名を知っているのか?」

ココ「あっ、危ない!」ドン

ココはフィールを軽く突き飛ばし、女性が取り出していた銃をかわした。

フィール「銃?随分と物騒なものを持っているな。」

ココ「この女性はあんたを殺すつもりなんだ!早く逃げないと!」ダッ

フィール「お、おい!」ダッ

ココはフィールの腕を掴んで再び走り出した。それを追う女性、状況が分からないままココに腕を掴まれて走らされるフィール。
しばらく走った先の古びた遺跡に2人は逃げ込んだ。

ココ「ハァ、ハァ…なんとか逃げ切ったか?」

フィール「どういうつもりだ?いきなり私の腕を掴んでこんなところに連れ込んで。」
 ▼ 93 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 23:02:07 ID:8V4oW0zc [13/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「あの女性…さっきあんたのことを『フィール』って言ってた…あんたがフィール?」

フィール「そうだ。さっき君は私に『あの女性に命を狙われている』と言っていたな。どういうことだ?」

ココ「あの女性…ロキオとかいう奴の部下みたいなんだが、ロキオの研究室で話を聞いてしまったんだ。女性に『フィールを見つけたら真っ先に始末しろ』って話を。」

フィール「私を始末しろ?一体何のために。」

ココ「計画を潰される可能性があるからだ。ポケモン人間を量産するというね。」

フィール「…その計画詳しく聞かせてくれないか。研究所にいた時のことも。」

ココ「…分かった。」

ココはフィールに研究所で聞いたことを全て話した。
ポケモンは人間以上に身勝手な存在だということ、全てのポケモンは人間に管理されるべきだということ、ポケモン人間を量産できればそれも夢では無い事、その為に自分が必要だということ、ポケモン達が持つ力はポケモンなんかより人間が使ったほうが世界の発展につながるということ、ロキオの真の目的は、ポケモンを全て滅ぼして人間とポケモン人間だけの理想郷を作ること…。

フィール「成る程。自己中の極みだな。」

ココ「そうだ、自己紹介を忘れていた、俺は…」

フィール「『ココ』だろ?カプ・コケコと人間の間に生まれた守り神の血を引く人間。」

ココ「…どうして知ってる?やはりニュースとかいう奴か。」

フィール「そんなところさ。」

 ▼ 94 リッパー@メンタルハーブ 17/02/14 23:03:56 ID:lryanhmc NGネーム登録 NGID登録 報告
フィール来たァァァァ!

支援
 ▼ 95 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 23:15:36 ID:8V4oW0zc [14/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「そういえば、なんであんたはこんな物騒なところにいたんだ?」

フィール「武器の密輸をしている人間がこの森に逃げ込んだらしいのでそれの捜査だ。」

ココ「ミツユ?」

フィール「君は100年前の人間だからな、こういった言葉は分からないか…簡単に言えばこっそり武器を運んでいるんだ、許しもなくね。」

ココ「あの…俺のせいで危険な目に遭わせてしまったことを謝らせてくれ…すまない。」

ココはカプ・コケコと、カプ・コケコとの戦闘後のサトシ達を思い出した。なんでこう素直に謝れなかったのだろうか…。

フィール「気にするな。転ばせなければよかった…というわけでもないし、運が悪かっただけだ。それに命を狙われることはもう慣れてる。少なくとも過去に10回以上は狙われた。」

ココ「そんなに!?」

フィール「しっ!人の気配がする…!(小声)」

ココ「…っ、確かに!(小声)」

フィールとココは崖の後ろの様子をうかがってみた。そこにはトランクを持った挙動不審の男の姿があった。

ココ「あれが武器のミツユとかしている…(小声)」

フィール「そうだ、間違いない。(小声)」

 ▼ 96 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 23:25:54 ID:8V4oW0zc [15/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ふとココとフィールは殺気を感じ、その場を離れた。次の瞬間、さっき2人がいた場所に銃弾が撃ち込まれた。
そしてココとフィールは密輸の男と鉢合わせ。

密輸の男「し、しまった!見つかった!」

ココ「フィール!どうするんだ!」

フィール「今はあいつを捕まえる余裕はない!」

素早く走り出すココとフィール。それを追って再びあの女性が現れた。

密輸の男「なんだなんだ?あいつらも追われているのか?」

女性「すみません、オレンジ色の髪の男性とと黒いコートの男性の2人を見かけませんでしたか?

密輸の男「確か、ここの上の階に…。」

女性はそれを聞いて再び走り出した。

密輸の男「とりあえず逃げるなら今のうちだ…!」

その頃、遺跡の上の階へとやってきた2人。

フィール「恐らくすぐに見つかるぞ…。」

ココ「あの女性、狂ってる…!なんであんな的確に俺達を見つけられるんだ!?」
 ▼ 97 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 23:37:37 ID:8V4oW0zc [16/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「あの女性は、『私を殺して、ココを連れ戻す』という任務だけを考えて行動してるように見える。」

ココ「任務だけを?」

フィール「さっき、彼女が密輸の男に私達が逃げた先について尋ねているのを聞いた。あの女性は『目的を果たすための最善の行動』だけを取っているようだ。余計なことを考えていない。」

ココ「…どういうことだ?」

フィール「そして私がフィールだと知った時の言動から、おのずと彼女の正体は見えてくる…!」

ココとフィールが後ろを向くと、そこには既に女性の姿が。

フィール「ここを探し当てたか。」

ココ「フィール!下がってろ!」

ココがフィールの前に出る。構わず銃の引き金を引く女性。ココは飛び上がり、フィールは軽く首をずらして銃弾をかわした。
ココは飛びながら腕に虹色のエネルギーが溜め込み、それを女性に向かって撃ち込んだ。

ココ「マジカルシャイン!」ピカッ

女性「あっ!」ドカッ

ココ「やったか!?」

女性「ああっ、あああっ!」ガシャァ

マジカルシャインは女性の頭部に命中、更に足元が崩れ、女性は下に落ちて行った。
 ▼ 98 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 23:43:59 ID:8V4oW0zc [17/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
密輸の男「うわっ!なんか落ちてきた!?」

女性が落ちたところには密輸の男性がいた。女性が落ちたところは煙が立ち上っていてどうなっているのか見えない。
その穴から降りたココとフィールは密輸の男に近づく。

フィール「終わりだ、あんたを逮捕する。」

すると男はアタッシュケースから銃を取り出してフィールとココに突きつける。

密輸の男「動くな!動いたら撃つぞ!」

ココ「俺にそんなのが通用するとでも思っているのか?」

フィール「そもそもそのアタッシュケースの中に入っているのはあくまで銃単体だ。銃弾は入っていない。」

ココとフィールは再び殺気を感じた。素早くかがんだ瞬間、ココとフィールと密輸の男の頭上に銃弾が撃ち込まれた。

密輸の男「今度は何だ!?」

 ▼ 99 ◆/qIi/n6GLc 17/02/14 23:53:59 ID:8V4oW0zc [18/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
煙から何かが出てきた。それは全身灰色で女性の姿をした機械…女性型戦闘ロボットのようだった。
驚愕する密輸の男とココ、予想通りと微笑を浮かべるフィール。

ココ「な、なんだあれは!?」

密輸の男「あの女ロボットだったのか!」

ココ「ロボット…?」

フィール「フッ、やっぱりな。そんなのだろうと思っていたよ。」

女性型ロボットはココとフィールに向けて肩の突起から弾丸を撃ち込んできた。素早く移動してかわす2人。

ココ「フィール、あれは一体…!?」

フィール「彼女は戦闘用ロボットだったんだ。普段はロキオの秘書みたいな形で動いているのだろうが、いざというときは戦闘兵器にもなる。」

ココ「セントウヘイキ…。」

とりあえず物陰に隠れるココとフィール。その間に逃げ出そうとする密輸の男。

密輸の男「今度こそ…!」
 ▼ 100 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 00:04:27 ID:wGT6hr8w [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すると、女性型ロボットは突然ターゲットを密輸の男に変え、そのまま銃弾を撃ち込んだ

密輸の男性「うわぁぁぁぁっ!」ダダダダダ

体が銃弾の穴だらけになって倒れる密輸の男。血もかなり出ていた。ロボットの頭の傷から少し火花が飛び散っていた。
それを見てココは動揺するが、フィールは全く動じない。

フィール「おっと、あれは即死ものだな…。」

ココ「何故だ!?さっきは俺達の逃げた場所を聞いたりとあの人は敵とは見てなかったはずなのに!」

フィール「ココ、さっき君がマジカルシャインをあのロボットに放った際、頭にぶつけただろ?」

ココ「そうだ。頭攻撃したら怯むかなって…。」

フィール「その攻撃で頭脳回路…人間で言う脳が壊れてしまったようだ。それで敵と味方の区別がつかなくなってあの男を敵と思い込み、銃弾を発射した。君がさっき言ったように、あのロボット、いやあの女性は本当に狂ったんだ。」

ココ「…。」
 ▼ 101 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 00:24:46 ID:wGT6hr8w [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココは複雑な思いでロボットの元へ向かっていった。再び手に虹色の光が溜まり始めた。

ココ「マジカルシャイン!」ブワッ

しかしロボットはそれを素早くかわしてココを蹴り飛ばす。

ココ「うわっ!」ドガッ

ロボットに蹴り飛ばされて壁に叩きつけられるココ。そこに追い打ちをかけるようにさらにココの首を掴み、そのままフィールの元へ行くと、同じくフィールの首を掴んで、それぞれ掴んでいる方の肩の突起の銃を向けた。

フィール「っ!?」ガッ

ココ「やっ、やめろ!」

ココはロボットの手を振りほどこうとするが、ココを掴んでいる手はびくともしない。
するとフィールは自分の首を掴んでいるロボットの腕を片手で掴んで握ったかと思うと、ロボットの腕を握り潰してちぎった。

ココ「えっ!?」

まさかの光景に驚きを隠せないココ。
 ▼ 102 トベトン@ミュウツナイトY 17/02/15 00:41:11 ID:9k4.q.Ps NGネーム登録 NGID登録 報告
フィールやべぇ・・・。

支援
 ▼ 103 ルマッカ@デボンのにもつ 17/02/15 01:22:08 ID:Qu8/NxXI NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
強いな…
 ▼ 104 ナギラス@メタルコート 17/02/15 01:22:51 ID:rfBNkHc6 NGネーム登録 NGID登録 報告
ポケモンいなくても戦闘が成立してる所が凄い…!
支援!
 ▼ 105 クロム@かるいし 17/02/15 06:59:37 ID:uiyx/tR. NGネーム登録 NGID登録 報告
ココもフィールもなんで瞬時に銃弾を回避できるんだ・・・。
 ▼ 106 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 20:33:09 ID:wGT6hr8w [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
解放されたフィールは、護身用の剣らしきものでロボットの装甲を切りつけて傷つけ、素早くその傷穴を掴んで押し広げた。

フィール「ココ!この心臓部に電撃を撃ち込むんだ!」

ココ「わ、分かった…!10万ボルト!」バリバリ

ココはむき出しになったロボットの心臓部めがけて10万ボルトを放った。心臓部に強力な電撃を撃ち込まれたロボットはココを放してもがき苦しむ。そして爆発が起こった。
爆発後のロボットは丸焦げになっており、すぐにバラバラになってしまった。。

ココ「今度こそやったのか?」

フィール「もう大丈夫だ。ロボットは心臓部を破壊すれば基本機能を停止する。」

ココ「ロボットってこんなにも恐ろしいものだったのか…。」

フィール「結局は使い手だな。使い手次第ではロボットも平和的なものになったり、このような殺人兵器になったりするんだ。」

ココは壊れたロボットに近づくと、一部のパーツを強く握りしめてみた。

ココ「くっ…駄目だ、硬すぎて握りつぶせない。」

フィール「何をしているんだ?」
 ▼ 107 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 20:46:02 ID:wGT6hr8w [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「あんた、さっきこのロボットの腕を握りつぶしてちぎっていただろ?俺にもできないかと思ってやってるんだが…無理みたいだ。」

フィール「あぁ、あれはできなくて当たり前だ。私の握力が異常なだけだ。」

ココ(あの姿であの握力は想像できない…。)

フィール「おかげで何度かドアノブを握りつぶしたり、ねじ切ってしまったりといいことばかりではない。既に20回以上は事務所のドアノブを取り替えていると思う。」

ココ「これからどうしようか…。」

フィール「とりあえず私の事務所に来い。少なくとも研究所に戻るか野宿するよりかは安全だろう。」

ココ「そうか…そうさせてもらう。」

フィール「それに君の話してくれた中にもう少し詳しく聞きたい部分があるんでね。」

ココ「詳しく聞きたい部分…?」

フィール「詳しくは事務所で聞くから。」

ココ「俺の力を利用しようとはしてないだろうな?」

フィール「君のその力についても話したいことがあるからな。」
 ▼ 108 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 20:59:28 ID:wGT6hr8w [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「こんな山奥に建物が…。」

フィール「私はこういった人気が少ない所を好むのでね…あっ」ボキッ

フィールがドアノブを捻った瞬間、ドアノブが折れてしまった。」

ココ「ドアノブが…。」

フィール「はぁ…ちょっと油断したらこれだ。」

ココ「これで何個目だ?」

フィール「恐らく23個目だ。」

フィールはもう一つの取っ手で事務所のドアを開いた。

フィール「とりあえずそのソファに座ってくれ。」

ココ「で、詳しく聞きたいことってなんだ?」

フィール「まずは、『ポケモンは人間以上に身勝手』という件についてだ。何故ロキオはそう思っていたんだ?」
 ▼ 109 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 21:27:14 ID:wGT6hr8w [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「確か『数年前に身勝手なポケモン達に妻と子供を殺された』と言っていたな。しかもポケモン達にはお咎めなしでロキオ側の不注意、不幸な事故で済まされたとか。ポケモンが人間を無差別に襲って殺すなんて聞いたことがなかった。」

ココは続けてこう言った。

ココ「100年前に、生きていくためにポケモンが人間を襲って殺して食べた話なら聞いたことがあったが、あの話ではポケモンに食われたとは言われていなかった。」

フィール「そういえばその事件…この新聞記事に似たような内容があったな。」

フィールはココに数年前の新聞記事を見せた。

ココ「『暴走したポケモンの群れが家族を襲撃、妻と子供が死亡』。あの事件は本当にあったんだ…。」

フィール「違う、本当に見てほしいのはこの文章だ。」

フィールが指差した文章には『実はこの家族の夫は麻薬の栽培をしていたことが判明し、暴走したポケモンを検査した結果麻薬の反応が出たため、栽培していた麻薬の葉っぱを食べたポケモンが暴走してあのような被害が起きたと思われる』という文章だった。

ココ「マヤク…?薬の一種か?」

フィール「確かにそうだが、病気を治す薬とは違う。簡単に言えば使ったら最後、頭がおかしくなって凶暴になったり死んだりする薬ださっき私達を襲ったロボットみたいにな。」
 ▼ 110 ックル@まがったスプーン 17/02/15 21:28:32 ID:xRLGjNP2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 111 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 21:49:55 ID:wGT6hr8w [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「食べた者を凶暴にする薬…。」

フィール「麻薬を栽培することはどの地方でも禁止されている。それを守らずに麻薬を栽培していた結果、それを食料と間違えて食べてしまったポケモンが麻薬の作用で暴走し、それによって妻も子供も失った…つまり本当の原因は自分自身にあった。つまり自業自得だ。」

ココ「でもロキオはそれをポケモンのせいと決めつけて…。」

フィール「そうだろうな。新聞によると彼の検査結果にも麻薬の成分があったそうだ。恐らく彼は裏は凶暴で残虐な性格になっている可能性が高い。」

ココ「俺はあんな奴に手を貸そうとしていたのか…利用される前に気付けて良かった。」

フィール「そして次の質問が『ポケモン人間量産計画の為に君の研究をさせてほしい』という話だ。研究っていっても君をどう研究すると言っていた?」

ココ「『研究させてくれ』としか言っていなかった。」

フィール「研究させてほしいと言っておきながら研究内容を言わないのは明らかにおかしい。恐らく知られたくなかったのだろう。知ったら間違いなく君に逃げられるだろうから。」

ココ「…何をするつもりだったんだ、あいつは。」

フィール「さぁ…解剖とかじゃないか?」

ココ「カイボウ?」

フィール「君の腹部を切り開いて内臓とか見るんだ。」

ココ「俺の腹部を切り開く…!?」

ココは戦慄した。
 ▼ 112 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 22:11:58 ID:wGT6hr8w [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「恐らくデータと君のDNAの一部を回収した後、残りはホルマリン漬けにされたりもあり得るかもしれない。」

ココ「ホルマリン漬けって…つまり俺は死ぬのか。」

フィール「そうだな。ホルマリンは死体を腐らせずに保存するのに適した液体だ。」

ココ「要するにロキオは俺を殺す気だったって事か。」

フィール「データが取れたらな。解剖された生き物の末路は基本死あるのみだから。」

ココ「…。」

ココはあの時少しでもロキオに力を貸そうとした自分が馬鹿らしく思えてきた。

ココ「ロキオがそういう奴なら…尚更計画を阻止してサトシ達を守らないとな!」

『サトシ達』。この言葉にフィールは反応した。

フィール「サトシって…ピカチュウを連れた少年か。」

ココ「そうだ。俺が100年の眠りから覚めて最初に出会った人間だ。知ってるのか?」
 ▼ 113 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 22:40:10 ID:wGT6hr8w [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「彼とは過去に何度か関わったことがあってね…。」

ココ「もしかして、カキ・リーリエ・マオ・スイレン・マーマネの事も知ってるのか?」

フィール「勿論さ。彼らは事件の解決に協力してくれた事もあった。」

ココ「フィールもサトシ達に会っていたなんて…。」

フィール「特にサトシとリーリエの勇気には感心する。強大な力を持たずとも誰かの為に行動ができるというのは素晴らしい事だ。」

ココ「強大な力…。」

フィール「あぁ、忘れるところだった。君の力について…。」

ココ「言ってたな。俺の力についても話したいことがあるって。」

フィール「ニュースで見たところによると、君はカプ・コケコに封印された怒りでポケモンスクールを…。」

ココ「あぁ。カプ・コケコに言われて、我に返って気づいた。それでスクール半壊させてサトシ達に迷惑をかけて…中には怪我をさせてしまった人間や生徒もいた。」

フィール「だが、自身の力で誰かを傷付けてしまった事を反省している分、君はまだいい方だと思うぞ。」

ココ「何故だ?俺の力のせいで罪のない人間やポケモンが傷ついたというのに…。」
 ▼ 114 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 22:49:52 ID:wGT6hr8w [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>113
人間や生徒

人間やポケモン
 ▼ 115 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 23:09:06 ID:wGT6hr8w [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「中には…強大な力の使い方を誤って罪のない者を傷つけるどころか、殺してしまってもそれを悔いずに流してしまう者もいる。」

ココ「そんな人間が?」

フィール「そういった人間はやがて力に溺れ、『悪』というべき存在になったり自分自身の身を滅ぼしたりするんだ。」

ココ「自分自身の身を滅ぼす…。」

フィール「君からロキオの『ポケモン人間量産計画』によるポケモンの抹殺と人間とポケモン人間だけの世界を作るという野望を初めて聞いた時、私は真っ先にこう思ったよ。『この野望が成就されたら間違いなくこの世界は滅びる』と。」

ココ「何故…?」

フィール「ポケモン人間を量産するということはココ、君のようにポケモンの力を持った人間が世界中に蔓延するという事。生み出されたポケモン人間達全員がその力を世界の平和の為に使うことは絶対にないだろう。」

ココ「何人かは力に溺れるか何かして、自分の欲望の為に使うポケモン人間が出てくると?」

フィール「ほぼ間違いなくな。それで平和派のポケモン人間と欲のままに暴れるポケモン人間の戦争が起こり、世界は荒廃していくだろう。」

ココ「その時、普通の人間達は真っ先に滅びるのか…。」

フィール「恐らくな。さっき述べた以外にもポケモン人間が人間に反乱し、人間とポケモン人間の戦争が起こる可能性も考えられる。」

ココ「どちらにしろ、ロキオの計画が達成されたら、お先は真っ暗という事か。」
 ▼ 116 マシュ@ヤタピのみ 17/02/15 23:15:56 ID:6ZUDkENA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援!
 ▼ 117 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 23:29:16 ID:wGT6hr8w [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「いくら知能が高くても、心の伴わない者が強大な力を持ってはいけないんだ。だが、強大な力を持つか持たないかを選ぶことは基本的にできない。だからこそ…。」

ココ「だからこそ…なんだ?」

フィール「ココ、君はカプ・コケコから受け継いだ力に伴える強い心を持ってほしいんだ。」

ココ「強い心…?」

フィール「カプ・コケコもきっとそれを望んでいるはずだ。この事をサトシ達にも伝えたら、彼らも同じことを君に望むと思う。」

ココ「…俺はそんな強い心を持てるのか?」

フィール「大丈夫。いざとなったらサトシ達やサトシ達のポケモンが君のことを支えてくれるさ。そして、カプ・コケコも…。」

ココ「いや、カプ・コケコはもう俺を見捨てると思う。」

フィール「そうしてそう思うんだ?」

ココ「あんな惨劇を2度も引き起こした息子を救いたいと思うか?」

 ▼ 118 ◆/qIi/n6GLc 17/02/15 23:53:12 ID:wGT6hr8w [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「そうかな?もしカプ・コケコが君のことを救いようがないと思っていたなら、100年前に君を封印せずに殺したはずだ。ポケモンスクールを半壊させたときも君を諭していたのは息子を救いたい、正しく力を使いこなせるようになってほしいと願っていたからだろう。」

ココ「カプ・コケコが…。」

フィール「それにあのニュースの後、君の歴史を少し調べたら君が封印されて間もなく、他の島の島民との戦争になったんだ。カプ・コケコがすぐに君の封印を解かなかったのは、人間の戦争如きに君の力を使わせたくなかったのかもな、本当にアローラ地方が平和になるまで待っていたのだろう…それには100年かかったようだが。」

カプ・コケコの自分に対する思いを知ったココはいつの間にか涙を流していた。

ココ「ずるいよ…こんなの…。」ポロポロ

フィール「とはいっても後半はほぼ私の考察だがな…ココ、大丈夫か?」

ココ「なんとか大丈夫…。」

フィール「今日は色々あったからな、もう休め。」

フィールはココに毛布を渡した後、部屋の電気を切って自分の寝室に入っていった。
ココはソファで横になりながらも父であるカプ・コケコの事を考えていた。

ココ(父さん…父さんはずっと俺の事を心配してくれていたのか…俺はそんな父さんの思いを知らず、減らず口ばかり叩いてたんだな…。)
 ▼ 119 ーギラス@ヒウンアイス 17/02/15 23:57:48 ID:NkhZAGlA NGネーム登録 NGID登録 報告
カプ・コケコを父さんと言い始めただと・・・!?
 ▼ 120 ウカザル@こだわりスカーフ 17/02/16 02:58:21 ID:8ZltD2Yk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 121 ◆/qIi/n6GLc 17/02/16 12:57:00 ID:9U1E6YnE [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日。今日のポケモンスクールはお休み。ククイ博士の研究所に集まるサトシ達。

サトシ「どうだ?ココは見つかったか?」

カキ「駄目だ、全く手がかりをつかめなかった。」

リーリエ「ジェイムズにお願いしてメレメレ島の島民から証言を集めましたが誰一人知らないって…。」

マオ「姿隠すの得意なのかしら?」

スイレン「こんな時にフィールさんがいてくれたら…。」

マーマネ「ククイ博士言ってたよね、『フィールさんは興味を持たない事件には首を突っ込まない』って。」

ククイ「つまり八方ふさがりってわけか…。」

するとピカチュウが何かに気付いた。

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「どうした?ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカピ!ピカ!」

サトシ達がピカチュウが指差す方向を見るとそこには…。

サトシ達「ココ!」

 ▼ 122 ◆/qIi/n6GLc 17/02/16 19:50:46 ID:9U1E6YnE [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「昨日はずっと君を探していたんだぞ!」

スイレン「よかった…ココが無事で!」

ココ「昨日は本当にすまない、俺が怒りで周りを見ずに戦ってしまったばっかりに…。」

マオ「いいのよ!昨日も言ったでしょ?失敗は誰にでもあるって。」

カキ「今までどこに行ってたんだ!」

ココ「最初、ロキオの研究所にいたんだがある計画を知って逃げ出して、そして森でロボットに襲われて…。」

マーマネ「ロボットに襲われただって!?」

ココ「俺を連れ戻しに来たロキオの助手みたいな女性だったんだが、逃げる途中で出会った『フィール』とかいう人間を見た途端、豹変して…。」

サトシ達「フィール!?」

リーリエ「ココ、フィールさんに会ってたんですか?」

ココ「そういや君達、彼とは知り合いだったそうだな、事件の解決に協力してくれたとかなんとか。」

 ▼ 123 ◆/qIi/n6GLc 17/02/16 20:03:22 ID:9U1E6YnE [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「むしろ、フィールさんは何度も俺達を助けてくれたんだ。」

リーリエ「フィールさんがいなかったら、もしかしたら私達は今ここにいなかったかも…。」

ココ「それで、彼の事務所に行って色々話をしていたんだ。俺の力の事とか…。」

スイレン「ココの力…?」

ココ「俺の力に対して、フィールはこう言っていた。『カプ・コケコから受け継いだ力に伴う強い心を持て』と。『心が伴わない者が力を持つのはよくない』ともな。」

ククイ「フィールの奴、そんなことを言ってたのか。」

ココ「だが、過去に2度もメレメレ島を惨状にした俺にそんな強い心が持てるのかな…?」

サトシは、迷いなく言った。

サトシ「持てるよ!ココなら!」

ココ「どうしてそう思うんだ?」

サトシ「だって君は、メレメレ島の守り神、カプ・コケコの息子だろ?」

カキ「サトシ、それ、ちゃんとした理由になってないと思うぞ?」
 ▼ 124 ◆/qIi/n6GLc 17/02/16 20:22:04 ID:9U1E6YnE [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「カプ・コケコで思いだしたんだけどカプ・コケコ、凄くココの事心配してたよ。」

ココ「…。」

カキ「俺達が見た範囲だけど、島キングのハラさんに君の居場所を知らないか聞きに行った時は、カプ・コケコはずっと浮かない顔をしてたな。多分ココの事が心配で…。」

ククイ「ココ、早い所会いに行った方がいいと思うぜ、カプ・コケコに。」

ココ「カプ・コケコは毎日メレメレ島の様々な場所を飛び回ってるから、中々居場所の見当がつかないんだよな…。」

マオ「そっか、カプ・コケコ…あなたのお父さんは気まぐれだもんね。」

マーマネ「話し切っちゃって悪いんだけど、ロキオの研究所にいた時の『計画』って…。」

フィール「その件については私が詳しく話すとしよう。」

いつの間にか来ていたフィールに驚きを隠せないサトシ達。

ククイ「フィール!」

生徒達「フィールさん!」

ココ「いつの間に来ていたのか…。」
 ▼ 125 ◆/qIi/n6GLc 17/02/16 20:38:51 ID:9U1E6YnE [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ロキオって、ココの歴史について演説をしていた人?」

フィール「そうだ。ロキオの計画…それはココのようなポケモンの力を持った『ポケモン人間』の量産と全てのポケモンの抹殺、そして人間とポケモン人間だけの世界を作り上げることだ。」

ククイ「ポケモン人間の量産と…。」

生徒達「全てのポケモンの抹殺!?」

ココ「ロキオは暴走ポケモンに妻子を殺された。その恨みもあってこの計画を企てたんだ。」

リーリエ「その事件知ってます!実はその家族の夫は禁止されている麻薬の栽培をしていて、それを食べたポケモンが麻薬の効果で暴走してあのような事故が起きたって奴ですよね!あれは完全に自業自得ですよ!」

スイレン「ということは、あの事件の夫って…!」

フィール「そう、ロキオだ。その計画の為にココが必要だったらしい。恐らく解剖なりしてデータを取るつもりだったんだろう。」

サトシ「人間とポケモン人間だけの世界か…俺は願い下げだ!そんな世界、!絶対につまらないよ!」

マオ「元はと言えば自分が原因で起きた事故だというのに、全てポケモンのせいだなんていう方がおかしいよね!」

サトシとマオの意見に頷く一同。
 ▼ 126 ◆/qIi/n6GLc 17/02/16 23:32:56 ID:9U1E6YnE [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「俺は…もう一度あの研究所に行ってロキオを止めに行く。」

サトシ「ココ!俺達にも手伝わせてくれ!ロキオとかいう奴は絶対に許せない!そうだろ、みんな!」

リーリエ「勿論です!ポケモンの抹殺なんて絶対おかしいですよ!」

カキ「あんな身勝手な計画を成就なんて絶対にさせない!」

ココ「サトシ…みんな…!」

ククイ「どうやら、みんなロキオの計画を止める気満々のようだな。」

フィール「やれやれ、こうなると思ってたよ。」

マーマネ「でもまずは、どうやって研究所に忍び込むか考えないと。」

スイレン「前の病院でやったように、見学のふりをして探索するのは?」

サトシ「そうか、前にフィールさんが教えてくれた…!」

どの様子を遠くからこっそり見守るカプ・コケコ。かなり距離を取りながらも話が聞こえるところでココに気配を察せられないようにしていた。

カプ・コケコ(ココ…。)

カプ・コケコはココの身を案じながらその場を後にした。
 ▼ 127 シツブテ@ザロクのみ 17/02/17 00:28:41 ID:7mzVeoHk NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 128 ワーク@ぎんのはっぱ 17/02/17 07:00:07 ID:gxLUqYmE NGネーム登録 NGID登録 報告
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無事仲直りできるのか?
 ▼ 129 ブトプス@モコシのみ 17/02/17 07:07:23 ID:3Twirvxs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 130 ブト@ローラースケート 17/02/17 07:22:14 ID:RLYSvISw NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 131 ヌヌヌル!◆LUOrKFbDAY 17/02/17 16:10:52 ID:16KgFEjo NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 132 ◆/qIi/n6GLc 17/02/17 20:47:53 ID:kXv3bOpA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
所変わって再びロキオの研究所。

ロキオ「あいつはまだ帰ってこないのか…もう一晩は経過したぞ…!」

アナウンス「ロキオ様、ロビーにお客様が来ております。」

ロキオがロビーに来てみるとそこにサトシ達とココの姿があった。

ロキオ「ココ!それに君達は前に僕の演説を聞いていたポケモンスクールの生徒の…!」

リーリエ「はい!あなたの演説に感銘を受けて是非とも研究所の見学をしてみたいと思いましてやってきました!」

ロキオ「そうか、それは嬉しいな!そこの君、ココ以外の子供たちに研究所の案内してやってくれ。」

女性「かしこまりました。」

ロキオ「ココ…急にいなくなって心配したんだぞ!探しに行った秘書もいつまでたっても戻ってこないし…!」

ココ「サイレンの音に驚いてしまって…森の奥に逃げ込んで、彼女が俺を見つけてくれたのですがポケモンに襲われて…これ以上は思い出したくない。」

ロキオ「そっか…でも君が無事で何よりだよ!そうだ、あの話の答えは出たかい?」

ココ「決まりましたよ。」

ロキオ「そうか!じゃあ昨日のあの場所で答えを話してくれ!」

ココはロキオに昨日計画を聞かされたあの場所に連れていかれた。

 ▼ 133 ◆/qIi/n6GLc 17/02/17 22:43:14 ID:kXv3bOpA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
女性「こちらが、主に研究の会議が行われる会議室です。」

サトシ「へぇ、凄いなぁ!」

マーマネ「大きくなったらここで働いてみたい!」

女性の後ろをついて歩くサトシ達。大きな声で興奮したように話すサトシとマーマネ。
その間、通信機をつけてフィールとこっそり話すリーリエ。

リーリエ「…どのあたりでアレを使った方がいいですか?(小声)」

フィール「重要な部屋の説明をされた辺りだ。(小声)」

カキ「重要な部屋って…?(小声)」

しばらく進むとチャンスは訪れた。

女性「ここが関係者以外立ち入り禁止の部屋です…。」

フィール「そこだ!」

スイレンは釣り竿の紐を素早く女性の足に引っ掛けて転ばせ、その隙にマーマネは女性の首元にある装置を取り付けた。すると女性はそのまま全く動かなくなった。
 ▼ 134 ンドロス@ヨクアタール 17/02/18 13:00:07 ID:LARahrIc NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 135 ラカラ@むしのジュエル 17/02/18 22:44:38 ID:0kqgcfr. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 136 マルルガ@ひこうのジュエル 17/02/19 08:27:33 ID:dSQDWTC2 NGネーム登録 NGID登録 報告
しえん
 ▼ 137 ◆/qIi/n6GLc 17/02/19 20:13:40 ID:vzOzOU9I NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「本当に動かないや。」

マオ「ロボットに取り付けると動けなくする装置って言ってたけど…。」

マーマネ「フィールさんの案で作ったんだけど…こんなの僕は思いつかないよ。」

スイレン「で、どうやって入るの?カードキーみたいなのが必要そうだけど…。」

マーマネ「それなら、この『なんでもカードキー』で!これは僕が考えて作ったものさ。」

マーマネがカードキーを通すとドアが開いた。

リーリエ「開いた!」

カキ(ここもザル警備だな…。)

中に入るとそこには衝撃の光景が広がっていた。
ポケモンの臓器と思わしきものや、ポケモン単体をホルマリン漬けにしたものが入った入れ物飾られていた。
グロテスクな光景に血の気が引くサトシ達。
 ▼ 138 ロトック@まんまるいし 17/02/20 20:23:02 ID:jtAsRkSA NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 139 ケンカニ@じてんしゃ 17/02/20 20:45:40 ID:8uPp6Zic NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
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 ▼ 140 ーマルド@パワーベルト 17/02/21 08:16:08 ID:QkPBkTfA NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 141 イリーフ@ベリブのみ 17/02/21 14:00:49 ID:9/ZgkP8k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 142 ◆/qIi/n6GLc 17/02/21 21:28:11 ID:r9Lvr0do [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオ「これは隠したくもなるわよ…正直、鉈人間事件のよりもグロいかも。」

マーマネ「それは人にもよるだろうけど…長居はしたくないね。」

サトシ「とりあえず…証拠として写真撮ろう。」パシャ

事前に持ってきていたカメラで部屋の内部の写真を撮るサトシ達。

カキ「これもポケモン人間計画の研究材料として保管されてるものなんだろうか…。」

フィール「恐らくな。こんなものを一般市民に見られたらすぐにでも警察に通報されるだろう。」

リーリエ「ポケモン達が可哀想です…。」

スイレン「こんな可哀想な目に遭うポケモンが増える前に何とかしてロキオを止めないと!」

サトシ「そうだな!」

 ▼ 143 ◆/qIi/n6GLc 17/02/21 21:50:34 ID:r9Lvr0do [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、ココは前にロキオに自身の研究を希望された場所に来た。

ロキオ「では、早速答えを聞かせてくれ。」

期待の眼差しでココを見つめるロキオ。

ココ「あぁ、その希望なんだが…悪いが引き受けられない。」

ロキオ「ど、どうして?」

ココの答えに慌てるロキオ。

ココ「俺さ、怒ると怒りのままに力を使って暴れてしまうんだ。それで100年前にメレメレ島大荒れ、数日前にはポケモンスクール半壊、どちらも罪のない人間とポケモンを巻き込んで怪我させてる。怒りに振り回されて力を使うようじゃ完全に制御できてるとは言えない。」

ロキオ「そんなの、どうして誘いを断る理由になるんだい?」

ココ「俺は119年経ってもこの力を完璧に制御できてないのに、今ポケモンの力を持った人間を量産したら俺が暴れまわった時よりもとんでもないことになるんじゃないか?」

ロキオ「そういったことが少々起こるのは仕方ないんだよ!頑張って行けばきちんと制御できるようになるさ!」

ココ「後さ、仮に制御できたとしてもポケモン人間全員が人間の言うことを聞くという保証はあるのか?万が一彼らが反乱を起こした場合はそいつら止める方法あるの?」

ロキオ「そ、それは…。」

黙り込むロキオ。

 ▼ 144 ガボーマンダ@ジュカインナイト 17/02/22 16:44:40 ID:DPvfuVik NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 145 マタマ@トポのみ 17/02/22 19:45:04 ID:lg9nPx1c NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 146 ヤッキー@はつでんしょパス 17/02/22 19:51:29 ID:PsNaRfBo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 148 ラッタ@さらさらいわ 17/02/22 23:35:51 ID:8B5pkeis NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 149 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 18:08:18 ID:0375F4eo [1/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「黙り込むってことは、想定してないってことだよな。さっき言った事態を。」

ロキオ「う…。」

ココ「起きてからじゃ遅いんだよこういうのは。とにかく、俺はこの計画には手を貸さない。以上だ。」

ココがその場を去ろうとしたとき、

ロキオ「君はカプ・コケコが憎いんじゃないのか?前に話したように島を侵略者から守ったのに封印されて。カプ・コケコもお前を憎いと思っているだろう。守り神の顔に泥を塗られて。」

ココ「あぁ、憎かったさ。でもポケモンスクールで俺が引き起こした惨状を見て、フィールの話を聞いてこう思った。あの時の俺は『侵略者を倒すつもりが、島民とポケモンを巻き込んで暴れ回っただけ』…とね。周りのことを考えずに暴れ回ったらそりゃ封印されるよ。それに…。」

ココは続ける。

ココ「カプ・コケコが俺を憎んでいる…か。もし俺を本当に憎んでいるなら100年前のあの時、俺を封印せずに殺したはずだ。」

ロキオ「それはお前を晒し者にするんじゃなかったのか?メレメレ島を荒らした大罪人として。」

ココ「じゃあなんで俺はあんな人気のないところに封印されてたんだ?晒し者とかいうのにするつもりならもっと人気の多いところで封印するだろ?」
 ▼ 150 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 18:17:33 ID:0375F4eo [2/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「…ダメか。」

ロキオは壁のスイッチを押した。すると天井から鉄のリングが飛んできたかと思うと、ココを拘束した。

ココ「っ!?」ガシャ

ココはリングを外そうとするも、腕の自由が利かず取り外せない。

ロキオ「じゃあ君にとっておきの物を見せるよ。きっと君の考えも変わるはずさ。」

ロキオは別の壁のスイッチを押すと、本棚から隠しエレベーターが現れた。ココこ拘束しているリングを掴んでエレベーターに引っ張るロキオ。

ココ「俺をどこに連れて行くつもりだ?」

ロキオ「とにかく来てもらうよ。」

エレベーターから降りた先にあったものは得体のしれない生き物が入ったカプセルのある部屋のようだった。

ココ「これは…!」

ロキオ「そう、失敗作だよ。ポケモン人間のね。何度やってもこういうのになってしまうんだ…。」

 ▼ 151 ットレイ@ホイップポップ 17/02/23 18:41:06 ID:jQERP782 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おもろい
 ▼ 152 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 18:41:26 ID:0375F4eo [3/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
部屋の奥へ進むと特に大きなカプセルに人型の生き物のような何かが入っているのが見えた。しかしその姿は人間ではなく、明らかに怪物のようだった。

ココ「…もしかしてこれがあんたにとって一番出来がいい奴?」

ロキオ「察しがいいね、君は。これが今までで一番の出来のポケモン人間、『モンスターヒューマン』さ。素晴らしいだろう?これで君も考え直したかい?」

ココ「いや、全然。むしろ狂気の沙汰としか思えないな。」

ロキオ「こんなにも素晴らしい生き物を『狂気の沙汰』だと…!?」

ココ「サトシ達やポケモン達も俺と同じこと言うんじゃないか?これを見たら。」

ロキオ「き、君は本当にわがままばかり言う奴だな…守り神の子だからと調子に乗って…。」

ココ「わがまま言ってるのはどっちだよ?フィールの言う通り、あんた本当に自己中の極みだな。」

ロキオ「フィールめ…いつの間に君を説得していたというのか…!」

ココ「いや、フィールに会う前に昨日、あんたの話聞こえたんだよ。その時点であの計画はやばいって思ったさ。

ロキオ「もしかしてもう僕の事を可哀想とも思ってないのかい?身勝手なポケモンに妻子殺されて…!」
 ▼ 153 ビゴン@まんたんのくすり 17/02/23 18:53:02 ID:RXQIVkZM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンヌクワンヌデッデンネェ!
 ▼ 154 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 18:56:17 ID:0375F4eo [4/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「あぁ、可哀想と思ってるよ。」

ロキオ「だろう!だったら僕の言ってることが…」

ココ「あんたの妻と子供はな。麻薬とかいうやばい薬の元となる植物育てて、それを食べたポケモンが暴れてああなったんだろ?やってはいけないことやっててその結果死ぬことになったんだから、実質あんたの所為で妻も子供も死んだようなものだろ。」

ロキオ「ココ…君は…!」

ココ「これで確信した。ポケモンよりも人間の方がずっと身勝手だな。」

ロキオの腕がブルブルと震え、表情は怒りと憎しみに満ち溢れていた。それに動じず淡々と話すココ。

ココ「カプ・コケコの血を引いているとは言え、俺も半分は人間。人間として恥ずかしいよ、こんなの。」

ロキオ「黙れーっ!」ダン

ココ「っ!」サッ

ロキオは隠し持っていた銃をココに向けて撃った。それを素早くかわすココ。

 ▼ 155 ーケン@かがやくいし 17/02/23 19:37:30 ID:0375F4eo [5/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「起こったら銃撃ってくるか。怒ったら怒りのままに力使って暴れた俺と似ているな。もう少し大人な対応できないの?子供に対して。」

ロキオ「散々僕を馬鹿にしやがって…!」

ココ「あんたは馬鹿にしてはいるけど、少しあんたに感謝してるところもある。人間はポケモンより身勝手ってことを知ることができたから。」

ロキオ「なら人間は…!」

ココ「勿論、全員が身勝手な人間という訳じゃない。サトシ達のように誰かを思いやることができたり、フィールのように大事なことを教えてくれるようないい人間もいる。」

ココは更に続ける。

ココ「100年前にも時々カプ・コケコの代わりに俺の世話をしてくれて、色んな事を教えてくれた島キングを始めとする島民達といい人間は沢山いるさ。俺は人間不信じゃないし。」

ロキオ「く…。」

ココ「まさか100年前に侵略してきた人間達よりも自己中な人間を見ることになるとは思わなかったよ。」
 ▼ 156 マカジ@リュガのみ 17/02/23 19:37:46 ID:RXQIVkZM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 157 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 19:38:00 ID:0375F4eo [6/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>155
コテが抜けてました…すみません。
 ▼ 158 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 19:45:39 ID:0375F4eo [7/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「もういい。君には失望したよ。」

ココ「失望するなら勝手にしろ。あんたに失望されても全然辛くはないし。」

ロキオ「本日付で君には消えてもらうから。」ポチッ

ロキオは隠し持っていたボタンを押すと、モンスターヒューマンの入ったカプセルの水がなくなり始めた。

ココ「まさか…こいつを起こして戦わせるつもりか!?」

ロキオ「その通り。いくら完璧なポケモン人間だからって協力してくれない奴なんていらない。」

水がなくなるとモンスターヒューマンの目が開き、カプセルを壊して出てきた。

モンスターヒューマン「グオオォォォォ!」

ココ「面倒なことになったな…。」

ロキオ「モンスターヒューマン!ココを始末しろ!」サッ

ロキオはモンスターヒューマンに指示をすると襲われる危険性を想定して素早くエレベーターに乗ってその場を離れた。
 ▼ 159 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 19:53:03 ID:0375F4eo [8/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モンスターヒューマンの咆哮は上の階にも聞こえていた。

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「な、なんだこの鳴き声!?」

マオ「ポケモンにしてはちょっと変な鳴き声ね…。」

スイレン「うん…。」

カキ「下の方から聞こえたみたいだが…。」

マーマネ「地下に凶暴なポケモンでも飼ってるのかな?」

フィール「この研究所を出たほうがいいんじゃないか?」

リーリエ「どうしてですか、フィールさん。」

フィール「この鳴き声はただのポケモンとは思えない…正直、嫌な予感がする。」

マオ「嫌な予感って…。」

サトシ「この研究所を出るとしてもまずココを見つけてからにしないと!」

フィール「そうだな…。」
 ▼ 160 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 20:01:50 ID:0375F4eo [9/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「10万ボルト!」バリバリ

ココはモンスターヒューマンに攻撃するもあまり聞いている様子ではなかった。

モンスターヒューマン「グオオッ!」ドシンドシン

モンスターヒューマンは足踏みで地面を揺らし始めた。地ならしのようだが、その威力は地震に匹敵するようなものだった。

ココ「なんて威力だ…っ!?」ガッ

モンスターヒューマン「グオオオォォォッ」バッ

モンスターヒューマンはココを掴むとそのまま飛び上がった。天井を突き破ってどんどん上に上がっていく。

ココ「ここから出るつもりなのか…そうだ、サトシ達は…!」

ココはモンスターヒューマンの腕を振りほどこうとするがびくともしない。

ココ「駄目か…あの時のロボットと同じだ…!」

 ▼ 161 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 20:13:26 ID:0375F4eo [10/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「わわっ!?」

リーリエ「なんか地面が揺れてる!」

サトシ達の元を走り去ろうとするロキオ。

マオ「ロキオさん!」

マーマネ「この地震は何ですか!?」

ロキオ「地下で研究していたポケモンが逃げ出したんだ!君達も早く脱出するんだ!」

カキ「ちょっと待った!ココはどこにいるんですか!?」

ロキオ「今はそれどころじゃない!!」

サトシ「でもロキオさんはさっきココと一緒に…!」

ロキオ「いいから早く!」

サトシ達はロキオと共に研究所を脱出した。
そのすぐ後に研究所の屋根を突き破ってモンスターヒューマンが現れた。
 ▼ 162 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 20:24:24 ID:0375F4eo [11/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ(しまった!モンスターヒューマンの奴…!)

マーマネ「な、なんだアレ!?」

スイレン「でっかい人間みたいだけど…。」

モンスターヒューマンはサトシ達に向かってココを投げつけてきた。それを受け止めるサトシ達。

カキ「ココ!大丈夫か!?」

ココ「な、何とか…。」

サトシ「無事でよかった…!」

マオ「そうだココ!あのでっかい巨人は何なんなの!?」

ココ「『モンスターヒューマン』…ロキオが作った『ポケモン人間』さ。」

サトシ達「モンスターヒューマン!?」

サトシ達は一斉にロキオの方を向く。
 ▼ 163 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 20:35:27 ID:0375F4eo [12/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「どうだ?素晴らしい作品だろ?これをココは『狂気の沙汰』だと馬鹿にしてきて…。」

リーリエ「ココの言う通りですよ!」

カキ「あんな怪物を作るために多くのポケモンが犠牲になったというのか…ホルマリン漬けされていたように!」

マオ「あんなのを作って素晴らしい作品なんて…あなた絶対狂ってるわ!」

サトシ「そうだそうだ!」

ココ「やっぱりな、サトシ達ならそういうと思ってたよ。」

ロキオ「君達…立ち入り禁止の部屋に入っていたのか…!」

マーマネ「フィールさんから聞いたよ!ポケモン人間を作ってポケモン抹殺することが真の目的だって!」

ロキオ「フィール…いつの間に探りを入れていたというのか…!」

スイレン「ポケモンの抹殺なんてそんな事やっちゃ駄目!そんなことしたら悲しむ人ばかりだよ!」

ロキオ「それは一部に過ぎない!」

カキ「少なくともポケモンを滅ぼして喜ぶ人間より遥かに多いと思うぞ!」

ロキオ「うるさい!モンスターヒューマン!ココと一緒にこのガキ共を始末しろ!」

モンスターヒューマンはサトシ達の方を向いて腕を振り下ろそうとしたその時!
 ▼ 165 トデマン@メタグロスナイト 17/02/23 20:44:56 ID:49x7ijZ6 NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
支援
 ▼ 166 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 20:52:39 ID:0375F4eo [13/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モンスターヒューマン「グオッ!?」ドガッ

何処からか電気の塊がモンスターヒューマンに直撃した。その電気の塊はサトシ達の元に降りてきたかと思うと、電気の塊からカプ・コケコが現れた。

カプ・コケコ「コケーッ!」バシュウッ

サトシ達「カプ・コケコ!」

ココ「父…さん…。」

サトシ達「っ!?」

今までカプ・コケコを『クソ親父』や正式名称で呼ぶなどしてを嫌っていたはずのココが『父さん』と言ったことに驚きを隠せないサトシ達。

カプ・コケコ「ココ、ドウイウ気ノ心変ワリダ?俺ヲ『父サン』ト言ウトハ。」

ココ「い、いや…。」

ロキオ「カプ・コケコだと…!?」

モンスターヒューマン「グググ…」

カプ・コケコ「ヤレヤレ、最近コノ島デハ怪物ガヨク現レルナ…。」
 ▼ 167 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 21:11:39 ID:0375F4eo [14/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「コケーッ!」

モンスターヒューマン「グゥ…!」

ぶつかり合うカプ・コケコとモンスターヒューマン。
サトシ達もそれぞれポケモンを出して援護する。

サトシ「ピカチュウ!カプ・コケコを援護するぞ!10万ボルト!」

ピカチュウ「ピーカチュー!」バリバリ

カキ「行くぞ、バクガメス!火炎放射!」

バクガメス「ガメー!」ボワッ

リーリエ「シロン!私達もやりましょう!粉雪!」

シロン「コーン!」ヒュウウ

マオ「アマカジ!はっぱカッター!」

アマカジ「カジー!」シュパッ

スイレン「アシマリ!バルーン!」

アシマリ「マリーッ!」ブワン

マーマネ「トゲデマル!びりびりちくちく!」

トゲデマル「デマルーッ!」ビリビリ
 ▼ 168 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 21:25:48 ID:0375F4eo [15/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ(まずい、モンスターヒューマンが押されている…そうだ!)

ロキオはサトシ達に向かってとある機械をばら撒いたかと思うとスイッチを押した。するとその機械はサトシ達を円状のバリアのように覆った。

サトシ「な、なんだこれ!?」

マーマネ「電磁バリアだ!」

ロキオ「よし、うまく行った!」ポチッ

サトシ達「うわぁぁぁぁ!」バリバリ

ココ「み、みんな!」

ロキオがスイッチを押すと円状のバリアは内側に電気を発し始めてサトシ達を苦しめる。サトシ達の悲鳴を聞いてピカチュウ達やカプ・コケコがこちらに向く。

カプ・コケコ「コケ!?」

ピカチュウ「ピカピ!」

ロキオ「僕もモンスターヒューマンの援護をするんでね!さぁ、これ以上お前たちの大切なトレーナーに延期をながされたくなかったら攻撃をやめな!」

ロキオの言う通り、攻撃をやめるカプ・コケコとピカチュウ達。その隙を逃さずモンスターヒューマンはピカチュウ達に拳を振り下ろした。
 ▼ 169 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 21:26:22 ID:0375F4eo [16/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>166
延期

電気
 ▼ 170 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 21:36:28 ID:0375F4eo [17/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ピ…ピカ…!」

カプ・コケコ「コケ…ッ!」

モンスターヒューマンの拳をモロに受けてボロボロのピカチュウ達。

ロキオ「約束通り、電気を流すのはやめてやるよ。」

サトシ「ピカチュウ…!」

しかし、モンスターヒューマンはサトシ達に近づくとサトシ達に拳を振り下ろした。直撃こそしなかったがその風圧でサトシ達は吹っ飛ばされ、研究所の壁に叩きつけられる。

サトシ達「うわぁぁぁっ!」ドガッ

バクガメス「ガッガメッ!?」

アマカジ「カジー!」

ココ「バクガメスは『どういうことだ!?』と、アマカジは『話が違う』って…!」

ロキオ「僕はあくまで『電気を流す事をやめる』と言っただけで、『トレーナーに危害を加えない』とは一言も行ってないぞ?人の話はちゃんと聞こうな、おバカなポケモンさん!」

悔しそうな顔を見せるピカチュウ達。

ココ「貴様ァァァァァァァァ!」

ココはあの時のように体にオーラを纏ったかと思うとそのオーラは再び巨人の形となった。
 ▼ 171 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 21:37:29 ID:0375F4eo [18/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>170
行ってない

言ってない
 ▼ 172 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 21:45:23 ID:0375F4eo [19/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「マズイ、コノママデハ…!」

ピカチュウ「ピ、ピカ!」

シロン「コン…!」

サトシ「ココ…!」

ココ「許さない…俺は絶対にお前を殺す!」

巨人のオーラでロキオに殴りかかろうとするココ。

ロキオ「なっ…モンスターヒューマン!」

モンスターヒューマンはオーラの巨人を抑え込むも、オーラの力が強大で力を込めて抑えきれず突き飛ばされた。

ロキオ「なんだと!?」

ココ「喰らえ…ガーディアン・デ・アロー…」

「落ち着け!ココ!」

ココはサトシ達ともカプ・コケコとも違う聞き覚えのある声を聞いた。
 ▼ 173 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 21:56:24 ID:0375F4eo [20/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「オ、オ前ハ…!」

サトシ達「フィールさん!」

ココ「フィー…ル…?」

ココが声のする方向を向くとそこにはフィールの姿があった。

フィール「このまま拳を振り下ろしたら100年前にメレメレ島を荒らした時やポケモンスクール半壊させた時と同じだ!」

ココ「あの時と…同じ…!」

フィール「怒りに振り回されるな!その力は破壊の為に使うものではないはずだ!」

ココ「…。」

ココは少し黙った後、大きく深呼吸をした。

ココ「…そうだ、この力は破壊の為の物じゃない。大切なものを守る力…!」

ココはどうやら落ち着いたようだった。

カプ・コケコ「ココ…!」

マオ「やったぁ!」

リーリエ「流石です、フィールさん!」

サトシ「全くだぜ!」
 ▼ 174 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 22:08:58 ID:0375F4eo [21/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココ「こいつよりもまずはモンスターヒューマンを…!」

モンスターヒューマン「グオオオッ!」

殴り合うココとモンスターヒューマン、まるでどこぞの怪獣と巨大ヒーローが戦っているかのようだった。しかし、怒りが収まった力が弱まったのか、ココは押されているようだった。
その隙にピカチュウ達を傷薬等で回復するサトシ達。するとカプ・コケコはサトシに見慣れないZクリスタルを渡した。

サトシ「カプ・コケコ、これは…?」

カプ・コケコ「ソレヲZリングニハメテ、フェアリーZノ踊リヲスルンダ。」

サトシ「フェアリーZの踊り?」

カプ・コケコ「コノ踊リハアマリ好キデハナイガ…。」

カプ・コケコはフェアリーZノダンスをサトシに踊って見せた。中々シュールな光景だった。

サトシ「分かった、その通りに踊ればいいんだな!」

カプ・コケコ「頼ムゾ、サトシ!」
 ▼ 175 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 22:21:53 ID:0375F4eo [22/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシはカプZをZリングにはめてフェアリーZのダンスを踊った。カプ・コケコは殻を閉じたかと思うと、地中からココと似たオーラの巨人が現れた。
巨人の体の一番上に乗り、そのままモンスターヒューマンの元に向かったかと思うとモンスターヒューマンを殴り飛ばした。

モンスターヒューマン「グッ!?」ドシャ

ココ「父さん!?」

カプ・コケコ「何ボケットシテイル、ココ!奴ヲ倒スゾ!」

ココ「わ、分かった!」

1人と1匹がかりでモンスターヒューマンと殴り合うココとカプ・コケコ。それを応援するサトシ達とそのポケモン達。
これによりモンスターヒューマンが劣勢になってきた。

スイレン「頑張れー!ココー!カプ・コケコー!」

ピカチュウ「ピーカー!」

アシマリ「マリー!」

ロキオ「2対1なんて卑怯だぞ!」

フィール「人質取った上に『トレーナーへの攻撃をやめるとは言ってない』とサトシ達を攻撃したお前が今更何を言う?」

ロキオ「くっ…!」
 ▼ 176 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 22:40:31 ID:0375F4eo [23/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
するとロキオはフィールにゼロ距離から銃を撃ち込んだ。銃声の音が鳴り響き、サトシ達やココとカプ・コケコが一斉に銃声の方を向く。
ところがフィールは銃弾を受け止めていた。

フィール「…危ないじゃないか、いきなり銃弾を撃ち込むなんて。」

ロキオ「なん…だと…!?ゼロ距離から銃を撃ったはずなのに…/!」

マオ「フィールさん、凄い…。」

カキ「あの人は一体何者なんだ…!?」

ココ「よかった…っ!?」ガッ

カプ・コケコ「コケ!?」ガッ

ココとカプ・コケコがフィールの方を向いていた隙を突きモンスターヒューマンにココとカプ・コケコ共々掴まれてしまった。巨人から引き離されたため、オーラの巨人は2体とも消えてしまった。

サトシ「ココ!カプ・コケコ!」

フィール「しまった、あの銃声で彼らの気を反らさせてしまったか…!」

ロキオ「いいぞ、モンスターヒューマン!そいつらを握りつぶせ!」

ココ「うぐ…!」ギリギリ

カプ・コケコ「コ、コケ…!」ギリギリ

ココとカプ・コケコを強く握りしめるモンスターヒューマン。
 ▼ 177 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 22:48:29 ID:0375F4eo [24/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モンスターヒューマンはココとカプ・コケコを握りしめながらフィールの元に向かってきたかと思うと、もう片方の腕を振り下ろそうとしていた。

フィール「これは…まずいな…。」

スイレン「駄目!フィールさん、逃げてください!」

ロキオ「モンスターヒューマン!フィールを叩き潰せ!」

モンスターヒューマン「グオオオオッ!」ブンッ

モンスターヒューマンはフィールに思いっきり拳を振り下ろした。
振り下ろした拳の衝撃で砂煙が舞い上がる。

リーリエ「きゃああああっ!」

サトシ「フィールさん!」

ココ&カプ・コケコ「フィール!」

誰もがフィールが殺されたと思い絶望の表情を浮かべていた…が、フィールは何とモンスターヒューマンの拳を片手で受け止めていた。
さらにフィールはモンスターヒューマンの拳を受け止めたまま捻ったかと思うと、モンスターヒューマンの腕がねじ切れた。
 ▼ 178 ンバル@サメハダナイト 17/02/23 22:56:40 ID:RdQ3lN3M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
途中にすまん
もうあいつ一人で良いんじゃないかな…
 ▼ 179 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 23:00:18 ID:0375F4eo [25/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モンスターヒューマン「グオアァァァァ!」ブシュー

モンスターヒューマンのねじ切られた腕の傷跡から大量の血が噴き出す。

フィール「おっと、手加減したつもりだったんだが…。」

まさかの瞬間に唖然とするサトシ達。無論ココとカプ・コケコとロキオも唖然としていた。

マーマネ「う、嘘でしょ…?」

リーリエ「モンスターヒューマンの腕を受け止めたどころかねじ切るなんて…!」

サトシ「フィールさん、凄い…!」

ココ「そういやフィール、昨日はロボットの腕を握りつぶしていたっけな…。」

カプ・コケコ「フィール…鉈人間ニ対シテ足ダケデ撃退シタ時モアレダッタガアノ巨人ノ腕ヲネジ切ルトハ…!」

ロキオ「こんなのあり得ない!何なんだあの人間は!?」

フィールはすかさずコートの裏に隠し持っていた銃を取り出したかと思うと、ココとカプ・コケコを掴んでいるモンスターヒューマンの腕に発砲した。すると、モンスターヒューマンのもう片方の腕は銃弾を撃ち込まれたところからどんどん腐敗していった。
 ▼ 180 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 23:13:27 ID:0375F4eo [26/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロキオ「なっ、あの銃弾は一体!?」

フィール「『細胞腐敗薬品』入りの銃弾さ。スライム事件の後に作ったんだが、こんなにも早く出番が来るとはな。」

腕の腐敗によって締め付けが緩み、解放されたココとカプ・コケコ。落下するココにフィールは護身用の剣を投げ渡した。その件には何やら薬品が塗られている様子だった。

ココ「この剣は…。」

フィール「ココ!その剣には先ほどの銃弾と同じく『細胞腐敗薬品』が塗られている!その剣でモンスターヒューマンにとどめを刺せ!」

ココ「わ、分かった!」バッ

ココは高く飛びあがり、剣をモンスターヒューマンに振り下ろした。

ココ「うおおおおおっ!」ザシュ

モンスターヒューマン「ヌグオオオオオッ」グチャッ

モンスターヒューマンは切り裂かれた剣に塗られていた『細胞腐敗薬品』の作用で全身が腐敗し、その体は崩壊した。
 ▼ 181 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 23:21:36 ID:0375F4eo [27/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール(前にセルスとの戦いの際に本来の姿に戻った時の本来の力が抑えられていなかったか…。)

カキ「や、やったのか?」

スイレン「そう…みたいだね。」

マオ「やったー!」

サトシ「やったぜ!ココ!カプ・コケコ!フィールさん!」

2人と1匹に駆け寄るサトシ達。

ロキオ「モンスターヒューマンが…負けた…。」

がっくりと膝を落とすロキオ。

ココ「あぁ…正直フィールのおかげだよ。」

カプ・コケコ「ソウダナ…彼ノ力ナクバ俺達ハ勝テナカッタ。」

一斉にフィールの方を向くサトシ達。
 ▼ 182 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 23:46:22 ID:0375F4eo [28/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール(これはまずいな…別の意味で…。)

しかし、サトシ達から帰ってきたのは意外な答えだった。

マーマネ「フィールさん凄いですよ!」

サトシ「どうやったらそんなに強くなれるんですか?」

マオ「今度教えてください!」

フィール「…分かった。」

リーリエ「ありがとうございます、フィールさん、ココ、カプ・コケコ…私達を助けてくださって…。」ペコリ

スイレン「私の方からもありがとうございます!」ペコリ

ココ「それは、どうも…。」

カプ・コケコ「ヨクヤッタ、ココ…。」

ココ「父さん…ごめん、自己中な子供で。あの時の俺はただの破壊神だったんだな。父さんに100年も封印されて当然だ。」

カプ・コケコ「100年モオ前ヲ封印シタ事ニ関シテハ俺モ謝ラナケレバナラナイ…。」

サトシ「フィールさんから聞いたよ。100年も封印したのはアローラ地方が平和になるのを待っていたからなんだろ、カプ・コケコ。」

カプ・コケコ「イヤ、違ウンダ、ココを100年間モフウインシタ理由ハ…。」
 ▼ 183 ◆/qIi/n6GLc 17/02/23 23:48:26 ID:0375F4eo [29/29] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


























カプ・コケコ「…ココヲ封印シテタノスッカリ忘レテテ、ソノママ100年経過シテイタンダ」

ココ「はあ!?」
 ▼ 185 ◆/qIi/n6GLc 17/02/24 00:05:48 ID:1NpjK/3o [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコが100年間もここを府淫した真意を聞き、又はサトシの翻訳を聞いて頭がごちゃごちゃになった後、頭が真っ白になるサトシ達。

ココ「それで俺、100年間も眠らされた訳…?」

カプ・コケコ「ソウイウ事ダ…スマナイ、ココ…。」

全員「だっはぁ!」ズシャア

ズシャアとフィールとカプ・コケコ以外全員派手にずっこける。フィールも唖然としていた。

フィール「カプ・コケコ…物忘れが多いということは聞いていたが、自分の息子を封印していたことを忘れるのはさすがにまずいと思うぞ…。」

カプ・コケコ「コケ…。」

ココ「父さん…100年経っても忘れっぽいのは変わってないんだな…。」

カプ・コケコ「アァ、100年間眠ッテイタオ前ノ肉体ト精神ト同ジダ。オ前ハ俺ノ忘レッポサヲ遺伝シテハイナイヨウデ安心シタ。」

それを聞いて辺りは笑いの声に包まれた。
同じく笑い合うココとカプ・コケコ。どうやらココとカプ・コケコの仲は修復されたようだ。
 ▼ 186 ◆/qIi/n6GLc 17/02/24 00:06:20 ID:1NpjK/3o [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>185
府淫

封印
 ▼ 187 ◆/qIi/n6GLc 17/02/24 00:20:25 ID:1NpjK/3o [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こうして事件は幕を閉じた。
その後、ロキオは今まで隠してやっていた『ポケモン人間によるポケモンの抹殺』が世間に露見されて逮捕。麻薬の反応も出たため、檻付きの病院へと入れられたという。

ハラ「ほぉ、君がカプ・コケコの息子というココか!所々カプ・コケコにそっくりだな!」

ココ「あなたが今のメレメレ島の島キング…。」

ハラ「カプ・コケコとは、仲直りできましたかな?」

ココ「あぁ…サトシ達やフィールのおかげだよ。」

カプ・コケコ「感謝シナクテハナ、彼ラニ…。」

ココ「そうだね、父さん…。」

ハラ「無事に仲直りしていたようで安心しましたぞ!」

その様子を遠くから見守るサトシ達。

ククイ「よかったな、ココとカプ・コケコ…親子の絆は修復されたみたいだ。」

サトシ「はい!ククイ博士!」

ククイ「やっぱり友達も親子も仲良しが一番だよな!」

ククイの意見に皆頷く。
 ▼ 188 ◆/qIi/n6GLc 17/02/24 00:35:12 ID:1NpjK/3o [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
みんながココとカプ・コケコを見守る中、1人遠くで考え事をするフィール。

フィール(あの時、力が抑えられていなかった…この姿でこの世界にいるのもきつくなってきたかもしれないな…。)

自分は本来人間でもなければポケモンでもUBでもない存在。とある事情で本来住んでいた世界からこちらの世界にやってきて、元の世界に戻れる状態ではなかった自分はこの世界の秩序の為にも『フィール』という人間に成りすましてこのアローラ地方で暮らしてきた。この島では多くの人間に世話になった。最近はサトシやココという一風変わった友人もできた。
自分の本来の姿と力を見たら、彼らは何を思うのだろう。
それだけではない、奴らもこの世界にやってくるかもしれない。自分が抑止を担っている奴らが。そうなった場合、この世界は…。

フィール(この世界を離れるのもそう遠くないかもしれない…。)

フィールは複雑な表情で空を見上げていた。



〜完〜
 ▼ 189 ノムッチ@キーのみ 17/02/24 00:35:58 ID:w/yf90Us [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>184
そこでwwwその歌はwww反則wwwwwwwwwwww
支援ですwwwwwww
 ▼ 190 ロボーシ@ヒレのカセキ 17/02/24 00:36:46 ID:w/yf90Us [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>189
支援してたら終わってた……
乙です
 ▼ 191 ズモー@Zリング 17/02/24 00:36:52 ID:4HDSZVMI NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!
 ▼ 192 ョロボン@きあいのタスキ 17/02/24 00:40:28 ID:EmPU/D6k NGネーム登録 NGID登録 報告
乙でぇす!
奴らって誰や…
フィールの正体からすると…まさか!?
 ▼ 193 ローン@においぶくろ 17/02/24 00:46:48 ID:pnrnfMkc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>192
某問題児だらけの騎士軍じゃね?
とりあえず乙、次回作期待してます!
 ▼ 194 ワンテ@とけないこおり 17/02/24 01:01:32 ID:pnrnfMkc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>193
某問題児だらけの騎士軍

問題児だらけの某騎士軍

しかしフィール強いな・・・いずれフィールの過去も明かされるのかな?アローラ地方に来た経緯とか。
 ▼ 195 マンボウ@ロックメモリ 17/02/24 07:00:00 ID:HG3XD91g NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 196 ムナイト@まんまるいし 17/02/24 15:56:55 ID:a9UFu1Xk NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!
 ▼ 197 ガライボルト@ブルーカード 17/02/25 00:33:15 ID:ghvfdvSU NGネーム登録 NGID登録 報告
一気読みしてしまったw
 ▼ 199 グマラシ@みどりのプレート 17/03/05 16:36:36 ID:ymi7itv2 NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 200 人にクチナシ◆aGTSbfG8GE 17/03/05 17:58:07 ID:1rC9ecSY NGネーム登録 NGID登録 報告
オススメSS【グロ注意】シリーズ
最高です
全シリーズ読まれることを推奨します
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