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ポケダン 生命の探検隊

 ▼ 1 ◆J44kAZeDOM 15/05/31 18:41:23 ID:B2RPsFEs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
プロローグ1

???「やめろ、そんなことしたら、世界が終ってしまう!」

???「別にいいの。私を殺したこんな世界、壊してやるから」

???「まさかおま……やめろおおぉぉ」

何かが僕に触れるのを感じた。動きが止められる。視界が白い光に包まれた。
 ▼ 489 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 20:27:13 ID:VP.pbNGM [1/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
トレジャータウン

マリル「え? フェアリータイプが集まる場所ですか?」

マリル「ごめんなさい、わからないです。ルリリは何か知らない?」

ルリリ「わかんない」

マリル「だ、そうです。すいません」

ハリボーグ「いいのよ、別に」

リオル「ハ、ハリボーグ、行こう!」

落胆の感情がひしひしと伝わってくる。

テールナー「気にして無いから、大丈夫よ」
 ▼ 490 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 20:30:27 ID:VP.pbNGM [2/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テールナー「とは言ったものの……やっぱりマリルたちから聞ければ楽だったんだけどなあ」

ギルドにて、そうつぶやいた彼女。全く持って同感である。
 ▼ 491 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 20:39:50 ID:VP.pbNGM [3/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギルドにて。ペラップが集会を宣言して。

ペラップ「何か情報はあったか?」

ビッパ「それよりポケダンズは大丈夫でゲスか?」

チリーン「はい。ドダイトスさん、ゴウカザルさんには大事をとって今日は休養をとってもらっています」

ピカチュウ「僕らはもう平気そうだから参加させてもらうよ」

ピカチュウ「って言っても大した情報はないけどね。僕たちもこの事件には全力で関わります」

ペラップ「との事だ。では、みんな何か情報は?」

しかし、皆イベルタルという名前や被害については調べて来ていたが、ゼルネアスに行きついたのは僕たちだけだった。

ただ、被害状況を確認するという考えが一切湧かなかったのは反省しないといけないかな。

ペラップ「それで、エンドレスはどうだ?」
 ▼ 492 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 20:46:03 ID:VP.pbNGM [4/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「僕たちはコータス長老に話を聞きに行きました」

ゲコガシラ「あのバケモノはイベルタルという名前な事。そして……」

テールナー「ハリボーグ大丈夫?」

ハリボーグ「なんでもない。ちょっと思い出して……」

小声で会話が繰り広げられた。

リオル「ゼルネアス、というポケモンがイベルタルを止めるカギになる事、を調べて来ました」

ペラップ「なんだって! エンドレス、お手柄だよ♪ それで、そのイベルタルはどこにいるんだい?」

テールナー「それが……」

リオル「わからない、という事でした。たd「それじゃ意味無いじゃないか!」

ゲコガシラ「ペラップ待ってくr……ださい」

もはや敬語が消えた。いや、消えかけた。ははは。

テールナー「ゼルネアスの周りにはフェアリータイプが集まるらしいんです」

ペラップ「ほう……」

リオル「何か情報はありませんか?」
 ▼ 493 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 20:48:57 ID:VP.pbNGM [5/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「いや、残念ながらワタシにはわからない」

リオル「そうですか……誰か心当たりは?」

しかし反応は芳しくなかった。

ゲコガシラ「そうですか……」

リオル「とりあえず今僕たちが言えるのはここまでです」

ペラップ「わかった。とりあえず、今はエンドレスの発言通り、フェアリータイプが多く集まる所を探すよ!」

みんな「おー!」
 ▼ 494 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 20:54:28 ID:VP.pbNGM [6/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ぐー。

ハリボーグ「あ、あはは」

リオル「お腹空いたよね」

チリーン「大丈夫です。すぐできますよ」

ハリボーグ「どんなに辛くても、お腹って空くよね」

リオル「ああ」

僕の声には実感がこもっている。僕も同じ考えになった事があるから。
 ▼ 495 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 20:55:57 ID:VP.pbNGM [7/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ「リオルは感情が読めるのよね」

唐突に話題が変わり、少々驚いた。

リオル「あ、うん。でも、なんで……あ」

その時悟った。彼女は僕に打ち明けようとしているのだと。

ハリボーグ「私、見ただけなんかじゃない。もうばれてるだろうけどね」

リオル「……うん。気付いてた」

ハリボーグ「隠し事みたいだけど、今はまだ説明したくない。思い出すだけで辛いから」

ハリボーグ「怒りは私、直接ぶつける。その時まで待ってて」

リオル「わかった」

ゲコガシラ「どうしたんだ?」

ハリボーグ「なんでもなーい」

チリーン「できましたよー」

間延びした声に皆の歓声が響く。

結局打ち明ける事はなかった。
 ▼ 496 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 21:06:24 ID:VP.pbNGM [8/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チラーミィ「でもコータス長老に話聞くって考えはなかったなあ」

ニューラ「尊敬する」

リオル「いや、普通は被害とか確かめに行きますよ。そういう基本ができてないんです。まだ見習いですし」

ディグダ「でも一番有益な情報を持ってきたじゃないですか」

チラーミィ「そういうのは結果オーライなんだよ」

ゲコガシラ「おいテールナー食うの遅すぎ」

テールナー「だってポケダンズさんが……」

ハリボーグ「ごちそうさまです」

ビッパ「悔しいでゲス〜」

チリーン「そういやエンドレスは初めてですね、ポケダンズと食べるの」

リオル「え? リアライズさんはあるんですか?」

ピカチュウ「なんたってここのメシ、旨いじゃん。たまーにごちそうになってるの」

ゴウカザル「ってかあんな金納めてんだから当然の権利だろ」

ゴウカザルさんたちもちゃっかり食事には参加していた。
 ▼ 497 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 21:09:59 ID:VP.pbNGM [9/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
寝室。

テールナー「ああ……緊張したあ」

テールナー「冷静になって考えたらこれって凄い事よね!」

ゲコガシラ「まあな。落ち着け」

リオル「明日から大変だよ。もう寝るべきだ」

テールナー「わかってるわよ!」

ハリボーグはすでに寝息を立てている。

彼女は思い出すのも辛いという。一体何があったのか。

それを語る時、僕たちは彼女を支えられるのか。

若干不安を覚えた。

リオル「ま、大丈夫、大丈夫。お休み!」

そうやって無理に自分を鼓舞した。
 ▼ 498 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 21:10:20 ID:VP.pbNGM [10/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter15 終わりの始まり 完
 ▼ 499 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 21:10:50 ID:VP.pbNGM [11/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
幕章を前忘れたので今二つ書きます。
 ▼ 500 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 21:15:14 ID:VP.pbNGM [12/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
幕章

目の前が真っ暗だった。

永遠とも思える深淵の中をひたすら泳ぐ。

こうすれば何かから逃れられると信じて。

強い浮遊感を覚え、胸は苦しくなり、何かから逃れようと必死にもがく。しかし抵抗空しく彼女は放り出された。

???「はあっ! はあっ、はあっ」

???「私……死んじゃったのかな……」

???「いや、生きてる。じゃないと、この苦しさはおかしいよ……」

でも、と周りを見渡して思う。

こんな世界に生きていて、いいのかな……
 ▼ 501 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 21:18:27 ID:VP.pbNGM [13/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
幕章

ニンフィア「ふう。イベルタルにゼルネアスか……」

サザンドラ「でも、どうするの?」

ニンフィア「おそらくゼルネアスはあそこにいる。だからそこで待ち伏せして、襲おうって訳だ」

サザンドラ「ねえ、もうやめない?」

ニンフィア「うるさい! ムンフォ食らいたいのか?」

サザンドラ「わかったよ! ああもう……」
 ▼ 502 1◆J44kAZeDOM 15/07/21 21:18:48 ID:VP.pbNGM [14/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです
 ▼ 503 っふもふのレシラムさん 15/07/21 21:48:21 ID:ZjHp/lIc NGネーム登録 NGID登録 報告
見てるよ!(やっと追いついた…)
 ▼ 504 コロモリ@2ごうしつのカギ 15/07/22 19:32:06 ID:Bh/Mqgl. [1/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter16 イベルタルとゼルネアス
 ▼ 505 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 19:34:54 ID:Bh/Mqgl. [2/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌朝。

ペラップ「昨日も言った通りだが、フェアリータイプが集まる場所を探すよっ!」

みんな「おー!」
 ▼ 506 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 19:39:24 ID:Bh/Mqgl. [3/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギルド中のポケモンが各地をあたる。

フェアリータイプが集まる場所を探すために。

しかし……

リオル「何か心当たりありませんか?」

モブA「いや……ごめんなさいねえ」


ハリボーグ「フェアリータイプが集まるって言う話……」

モブB「聞いた事ねえなあ。そんな事より姉ちゃん……」

ハリボーグ「ダメだって」

モブB「ちっ、仲間連れかよ」


この通り、全くアタリがない。というか変な発言が聞こえた気がするんですけど……
 ▼ 507 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 19:45:40 ID:Bh/Mqgl. [4/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギルドにて。

集会を開いたはいいが、集まった皆の顔は一様に暗く沈んでいる。

その顔でだいぶ察したが、一応ペラップが

ペラップ「どうだった」

と尋ねたが、果たして答えは皆ノーだった。

ドダイトス「親方様はなんか心当たりないのー?」

プクリン「……」

ゴウカザル「親方フェアリータイプだろ?」

プクリン「……ぐぅ」

ピカチュウ「あ(察し)」

ペラップ「親方、さ、ま、だと何度言ってるゴウカザル!」

ゴウカザル「すまんすまん」

ペラップ「はあ……それはそうと親方様あ」

プクリン「はっ」

プクリン「ごめんだけど、ボクにも心当たりはないよ」

ピカチュウ「そうですか……」
 ▼ 508 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 19:51:37 ID:Bh/Mqgl. [5/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ「どうすればいいんでしょう……」

暗く沈んだ表情の彼女に、かけるべき言葉が見つからない。

ビッパ「このまま闇雲に調べてもどうにもならなさそうでゲスしね」

グレッグル「同感だぜ、ぐへへ」

チラーミィ「八方塞がりですね」

ピカチュウ「あー、敵ながらこんな時ヨノワールの推理はありがたかったなあ」

リオル「ヨノワール?」

小声でテールナーに尋ねた。

テールナー「ピカチュウさんが未来から来たって事は話したわよね」

リオル「あー聞いた気がする……」

最初の長ーい講釈で言ってたような……

テールナー「で……」

(以下略)
 ▼ 509 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 19:58:53 ID:Bh/Mqgl. [6/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「なるほど、ってあれ?」

いつの間にか話が進んでいたらしい。もう人影はまばらになっている。

ゲコガシラ「とりあえずは今のスタンスを続けるらしいぜ」

テールナー「ありがと」

チリーン「ごはんできましたよー」
 ▼ 510 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 19:59:30 ID:Bh/Mqgl. [7/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テールナー「」

ゲコガシラ「食え。いくら憧れのポケダンズさんが一緒だからって」

テールナー「わかってるけど、こういう緩んだところだと、やっぱり……」

テールナー「あーもう絶対特性緊張感だって」

ハリボーグ「ごちそうさま」

ピカチュウ「はやっ」

ビッパ「いつにもまして……」

ゴウカザル「は? ビッパの皿に半分以上残ってるだと!」

彼女の顔は暗くはなかった。しかし色眼鏡で見るせいかどこか無理しているように感じた。

こんなに早く食べ終わったのも誰とも会話しなかったせいだろう。

ちなみにテールナーはまだ一口ぐらいしか食べていない。
 ▼ 511 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:00:43 ID:Bh/Mqgl. [8/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
寝室。

テールナー「明日に備えて、早く寝よ」

ゲコガシラ「そうだな」

リオル「お休みー」

ハリボーグ「……」
 ▼ 512 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:05:29 ID:Bh/Mqgl. [9/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ「ねえちょっと。リオル起きてる?」

リオル「……何? 寝ようよ」

ハリボーグ「夢見るの。怖い」

リオル「え?」

ハリボーグ「あ、原因はわかってるからスリープさんに見せる必要はないの」

ハリボーグ「でも、それでも、むしろだからこそ……」

ハリボーグ「どうすればいい?」

リオル「確かにきついよ、悪夢は。それは僕が一番わかる」

リオル「でも寝ない訳にもいかないよ」

リオル「どうしても無理ならメリープの数でも数えたら?」

リオル「おまじないみたいなものだよ」

ハリボーグ「……ありがとう。試してみる」
 ▼ 513 ムリット@タイマーボール 15/07/22 20:06:15 ID:g457tdzU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラティの人か
支援
 ▼ 514 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:06:40 ID:Bh/Mqgl. [10/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌朝。

リオル「眠れた?」

ハリボーグ「数えるのやめたら案外すぐだった」

リオル「」

テールナー「どうしたの?」

ハリボーグ「なんでもないよ。行こ」
 ▼ 515 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:08:45 ID:Bh/Mqgl. [11/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
朝礼は昨日と同じような事が繰り返されただけだった。

ハリボーグ「今日こそ何か情報を手に入れなきゃ!」

リオル「絶対見つけ出そうな」

ゲコガシラ「当然だ、とは言い切れないけどな……」

テールナー「そういう事言わないの!」
 ▼ 516 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:15:15 ID:Bh/Mqgl. [12/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
トレジャータウン

ハリボーグ「ねえ、ひょっとして、あれって……」

エンペルト「チャームズ……」

チャーレム「ああ! ポケダンズじゃないか!」

ミミロップ「久しぶりね」

エンペルト「ええ」

テールナー「あのエンペルトさんが饒舌……」

……うそお。

サーナイト「お久しぶりね、プクリンのギルドのみんな」

ビッパ「……ぽっ」

ギルドのみんながなんだか照れたように押し黙っている。

リオル「チャームズって、ハリボーグの憧れのだっけ」

ハリボーグ「うん。一生に一回は会いたかったんだ」

チャーレム「嬉しいねえ、アタイたちに憧れてくれてるんだ」
 ▼ 517 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:19:51 ID:Bh/Mqgl. [13/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そのままギルドに戻った。

プクリン「それで、みんななんでここに来たの?」

ミミロップ「最近このギルドがメガ進化について調べてるらしいじゃない?」

チャーレム「それで、アタイたちもメガ進化について興味があってね」

サーナイト「主にチャーレムがね」

チャーレム「ああ。前に一緒に探検した仲間がメガ進化をしてね」

チャーレム「実はアタイもした事があるんだよ」

詳しくは>>478を参照ください。

リオル「なんか言った?」

ゲコガシラ「いや?」
 ▼ 518 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:23:07 ID:Bh/Mqgl. [14/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
プクリン「へえ。でも今は、メガ進化じゃないよ?」

チャーレム「え? じゃあなんだい?」

ペラップ「イベルタルを知っていますか?」

サーナイト「えっと……どこかで聞いた気がするんだけど……」

ミミロップ「サーナイトあるの?」

サーナイト「ごめんなさい、覚えてないわ」

ハリボーグ「あ、あの!」

ミミロップ「なあに?」

ハリボーグ「フェアリータイプがたくさんいるダンジョン……こ、心当たりありませんか?」
 ▼ 519 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:26:31 ID:Bh/Mqgl. [15/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チャーレム「フェアリータイプが……」

サーナイト「集まる?」

ピカチュウ「詳しい事情を話すね」カクカクシカジカ

ミミロップ「なるほど……それならあそこじゃない?」

チャーレム「なるほど、あそこだね?」

サーナイト「あそこぐらいしか思いつかないわ」

エンペルト「あそこって……どこ」

ミミロップ「えっと……妖精の谷ね」
 ▼ 520 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:32:12 ID:Bh/Mqgl. [16/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キャー!

外から悲鳴が聞こえた。

チャーレム「なんだい?」

チリーン「トレジャータウンの方からです!」

みんな、急いで外に向かった。

ハリボーグ「そんな……」

リオル「あいつが……」

ドダイトス「うん。あいつだよ」

ゴウカザル「あいつが……」

イベルタルだ。

その言葉は、終わりの始まりを意味していた。
 ▼ 521 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:35:43 ID:Bh/Mqgl. [17/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なんだこの急展開。

ペラップ「リアライズは町のみんなを避難させろ!」

ペラップ「エンドレス! ゼルネアスを呼びに行け!」

ペラップ「他の皆はイベルタルを食い止めるよ!」

ハリボーグ「私も残りたいです!」

ペラップ「ダメだ、新入りには荷が重すぎる」

チラーミィ「でもボクたちがゼルネアスに……」

ペラップ「誘導もそれなりの技術がいるんだ。早く!」

みんな「わかりました!」
 ▼ 522 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:37:06 ID:Bh/Mqgl. [18/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
急いで交差点の東へと向かう。

ゼルネアスを呼ぶために。

リオル「責任重大だね」

ゲコガシラ「急ぐぞ」
 ▼ 523 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:41:35 ID:Bh/Mqgl. [19/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
妖精の谷
B1F

リオル「急いで!」

ハリボーグ「絶対、敵はとるよ……」

テールナー「みんな、死なないよ」

ゲコガシラ「なんて不吉な事言ってんだ」

B3F

リオル「電光石火!」

リオル「フェアリーきつい……」

B6F

テールナー「火炎放射!」

テールナー「誰も抜群つけないのよねえ」
 ▼ 524 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:42:56 ID:Bh/Mqgl. [20/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
B8F

ゲコガシラ「水の波動!」

ゲコガシラ「みんな、大丈夫かなあ」

B9F

ハリボーグ「私……うん。絶対いけるよ。この時のために、私は……」

テールナー「うん、頑張ろう!」

B12F

リオル「みんな、無事だといいけど……うわっ」

リオル「いったー……」
 ▼ 525 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:45:44 ID:Bh/Mqgl. [21/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
B15F

ゲコガシラ「そういや今回はゼルネアスが起きなくて異常だって言ってたよな」

テールナー「どういう事だろうね」

B17F

みんな無言になっていた。攻略に集中して。

B20F

リオル「もうそろそろじゃない?」

ゲコガシラ「敵のフェアリー技がレベルだけじゃなく強くなってるよな」

テールナー「階段発見!」

ハリボーグ「急ごう!」
 ▼ 526 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:49:04 ID:Bh/Mqgl. [22/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
妖精の谷 最奥部

リオル「ここが一番奥……」

テールナー「真ん中に大きな木があるけど……」

ゲコガシラ「それがすごいオーラを放ってるんだよな」

???「ムーンフォース!」

リオル「ぐわっ!」

テールナー「リオル大丈夫?! 誰!」

ニンフィア「ぐふふ、俺だよ、おーれ」

ゲコガシラ「ニンフィア!」

ハリボーグ「邪魔」

ニンフィア「そう邪見にすんなって。なあ」

サザンドラ「うん」
 ▼ 527 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:51:45 ID:Bh/Mqgl. [23/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テールナー「リオル、リオル!」

リオル「強いよ……明らかに」

ニンフィア「だろ? ゼルネアスさまさまだよ」

ニンフィア「ゼルネアスの特性フェアリーオーラで強化されてるんだ」

サザンドラ(フェアリー怖いよお……)

ハリボーグ「ゼルネアスに用があるの。とっとと消えてくんない?」

ニンフィア「やーだ。俺たちがお前らに用があるんだからな」
 ▼ 528 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:55:31 ID:Bh/Mqgl. [24/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「ゼルネアスを早く呼ばないと、世界が大変な事になっっちゃうんだ!」

ニンフィア「ふうん。でも俺たちには関係ないね」

リオル「この人でなし!」

おっと、人ではないな。

ニンフィア「通して欲しければ腕づくで来いよ」

ニンフィア「フェアリーは強化されてるぞ、言っとくけど」

テールナー「ここは私とゲコガシラに任せて、二人はゼルネアスを!」

リオル「わかった!」
 ▼ 529 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 20:58:24 ID:Bh/Mqgl. [25/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲコガシラサイド

ゲコガシラ「冷凍ビーム!」

サザンドラ「あぶな「火炎放射!」

テールナー「どうよ!」

ニンフィア「ちっ、マジカルシャイン!」

ゲコガシラ「ぐわっ」

テールナー「だから効かな……っつ」

ニンフィア「すごいねえ、フェアリーオーラ」

サザンドラ「」

ニンフィア「巻き込んじまったか、すまん」
 ▼ 530 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 21:01:17 ID:Bh/Mqgl. [26/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオルサイド

リオル「ゼルネアス! どこにいるんだ!」

ハリボーグ「この意味ありげな木が怪しいよね」

リオル「試しに……はっけい!」

ハリボーグ「はあ?」

リオル「ダメk「誰だよ、僕を起こす奴」

ハリボーグ「う、嘘……」

リオル「どうしたの?」

ハリボーグ「後ろ、後ろに……」

リオル「後ろ? え?」

???「痛いじゃないか!」

リオル「ええええ!」
 ▼ 531 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 21:04:39 ID:Bh/Mqgl. [27/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「あなたが……ゼルネアスですか?」

ゼルネアス「うん。なんでこんな事したんだ!」

リオル「ごめんなさい、でも早くしないとイベルタルが……」

ゼルネアス「う……」

ハリボーグ「取りあえずあそこのニンフィアとサザンドラを倒してください!」

ゼルネアス「なんで?」

ハリボーグ「侵入者ですよ?!」

ゼルネアス「それを言うなら君たちもなんだけど……でも確かに心が汚いね、ニンフィア」

リオル「だけ?」

ゼルネアス「うん」

ゼルネアス「取りあえずニンフィアだけ倒すよ」

ゼルネアス「ムーンフォース! あ」
 ▼ 532 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 21:06:33 ID:Bh/Mqgl. [28/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲコガシラサイド

ゼルネアス「ムーンフォース!」

その攻撃は、狙いをそれて……

サザンドラ「」

ニンフィア「ちっ、逃げよ……」

ゼルネアス「こんどこそ、ムーンフォース!」

ニンフィア「」

ゲコガシラ「つ、強い……」

ゼルネアス「サザンドラ、ごめん」
 ▼ 533 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 21:07:49 ID:Bh/Mqgl. [29/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点リオル

リオル「とにかく、イベルタルだよ。急いで、お願い!」

ゼルネアス「むー……よし。行こう!」

ハリボーグ「急いでお願い!」

ゼルネアス「わかったよ!」
 ▼ 534 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 21:08:17 ID:Bh/Mqgl. [30/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter16 イベルタルとゼルネアス 完
 ▼ 535 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 21:13:29 ID:Bh/Mqgl. [31/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
幕章

ニンフィア「はあ……結局負けるのか……納得いかない」

ニンフィア「また復讐を狙うぞ、サザンドラ」

サザンドラ「……嫌だ」

ニンフィア「あ? ムンフォぶっ放すz」

サザンドラ「いいわよ、別に」

ニンフィア「はあ?」

サザンドラ「もうこんな事ウンザリだって言ってるの」

ニンフィア「お前、俺がいないとなんもできねえじゃねえか」

サザンドラ「そうね。でも変わらないと。とにかくもうこんな事はたくさん」

ニンフィア「ちっ、ムーンフォース!」

サザンドラ「」

ニンフィア「強がりやがって。じゃあな」

サザンドラ「……ありがとう」

ニンフィア「知らねえよ!」
 ▼ 536 1◆J44kAZeDOM 15/07/22 21:14:34 ID:Bh/Mqgl. [32/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです。
25日から27日、場合によっては明日から28日まで更新できません。
ご容赦ください。
 ▼ 537 ガフシギバナ@タラブのみ 15/07/23 21:55:48 ID:tMUwo/bk [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter17 悲しみの戦い

今回視点変更がかなり多いです。
 ▼ 538 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:03:43 ID:tMUwo/bk [2/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点チラーミィ

ニューラ「みなさーん! こっちへ避難してくださーい!」

チラーミィ「どこに誘導する?」

ガルーラ「ギルドのみんなは大丈夫かい?」

チラーミィ「そこは安心してください!」

はっきり言うとボクにも自信は無い。みんなの生命が吸われてたらどうしようと思うと、集中もできない。

でもそれを口に出すとホントになってしまうような気がして、だからボクはこう言った。

ニューラ「滝壺の洞窟なら安全じゃない?」

チラーミィ「……確かに!」

入口が滝で塞がれたダンジョン。確かにそこなら安全だ。

チラーミィ「みなさん! 滝壺の洞窟に向かいます!」

エレキブル「そういや、スリープはどこだ?」

チラーミィ「え?」

ニューラ「残ったらしい。せっかくの修行を活かさない訳にはいかないだって」

ガラガラ「大丈夫か? オラ、心配だあ」

ネイティオ「大丈夫だ。彼の実力なら心配はいらない」
 ▼ 539 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:06:36 ID:tMUwo/bk [3/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
滝壺の洞窟

ルリリ「怖いよ……」

目の前に流れる滝に子どもらしく怯えるルリリ。かわい……じゃなくて。

チラーミィ「大丈夫だよ。進化したら水タイプなんだし」

ルリリ「でも……」

エレキブル「そんなに怖いなら俺が抱えてやろうか?」

マリル「お願いします!」

エレキブル「わかった。とりゃあああ!」

滝に飛び込むエレキブル。

ルリリ「うわあああ!」

悲鳴も聞こえた。
 ▼ 540 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:09:55 ID:tMUwo/bk [4/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チラーミィ「みんな、大丈夫ですか?」

そこかしこから肯定を示す声が聞こえる。

ニューラ「カクレオンさん」

カクレオン兄「何ですか?」

ニューラ「あなたたち、強いんですよね」

カクレオン弟「はい。泥棒対策でね」

ニューラ「みんなを任せていいですか?」

チラーミィ「え? どういう事?」

ニューラ「あたしたちもみんなを手伝いに行きたいんです」
 ▼ 541 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:20:48 ID:tMUwo/bk [5/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チラーミィ「ダメだよ! ボクたち、タウンのみんなを助けるようにって指示なんだよ?」

ニューラ「あたしはそんなのやだ。みんなが……もし負けたら……」

!!

それを……言わないで欲しかった。それだけは、絶対言ってはいけなかった。

チラーミィ「わかったよ。ボクだって、怖いよ……怖いよ……」

声が震えた。どうしようもなかった。体が頭の支配下を抜けだしたようだった。

カクレオン兄「え? そんなに強いんですか? そのイベルタルって」

ニューラ「少なくとも、ポケダンズに致命傷を負わせるほどには」

周りを見渡す。気を使って小声で話したかいあって、聞きとがめる者はいなかった。
 ▼ 542 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:21:45 ID:tMUwo/bk [6/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カクレオン弟「ポケダンズに……」

カクレオン兄「……致命傷? そりゃひどい。わかった。確かに手は多い方がいいからね」

ニューラ「ありがとうございます!」

カクレオン兄「でもまずは自分の安全を第一に考える事! ギルドの他の面々と比べるとまだ経験が浅いんだから」

チラーミィ「わかりました。行こ! ニューラ」

そう言って手を高く差し出す。ニューラも手を掲げた。

ニューラ「リア!」

チラーミィ「ライズ!」

ニューラ・チラーミィ「ゴー!」

合わさった手に、乾いた音が鳴り響いた。いつも通りの掛け声が、ここまで安心させてくれるなんて思ってもみなかった。
 ▼ 543 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:27:45 ID:tMUwo/bk [7/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点ピカチュウ

ピカチュウ「十万ボルト!」

当たりはする。当たりはするのだ。だが。

イベルタルが光を放つ。その光線が触れた先から生命は枯れ果て、それと反比例するようにイベルタルは力を取り戻すのだ。

ドダイトス「強すぎるよう、岩雪崩!」

しかしその攻撃は全て避けられる。

プクリン「チャームボイス!」

親方様のチャームボイス、ホントにチャームボイスなんだろうか?

ハイパーボイスじゃないのか? 本当は。

そう思わせるほどにすごいものだった。どうやって勝ったんだろ、僕たち。
 ▼ 544 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:32:34 ID:tMUwo/bk [8/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それはともかく、さしものイベルタルもこれにはさすがに怯んだと見える。

サーナイト「ムーンフォース!」

???「手助けします!」

隙をついて、サーナイトが放った技は、効果抜群だったのだろう、相当効いている。

ところで。

チャーレム「誰だい? アンタ」

ブラッキー「俺はブラッキーです。なんかすごい事になってますけど、サポートします!」

タブンネ「わたくしも、微力ながら回復技でサポート致します」

ビッパ「ありがとうでゲス!」

チリーン「タブンネさん、また一緒に回復頑張りましょう!」

タブンネ「もちろんです!」
 ▼ 545 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:36:48 ID:tMUwo/bk [9/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロップ「と、まあ味方が増えたのは良い事だけど、あんなバケモノ、どうやったら勝てるのよ!」

ブラッキー「バークアウト! ホントですよ、攻撃しても回復されるなんて、勝ち筋無いですよ?」

ペラップ「それに関してはゼルネアスの協力が必要だが、エンドレスが今呼びに行っている」

ペラップ「だから、それまでの時間稼ぎd「危ないペラップ!」

ペラップ「え?」

スリープ「いいからそこをどけ!」

言われるがままペラップはそこをどいた。するとそこに光線が直撃した。
 ▼ 546 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:39:47 ID:tMUwo/bk [10/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「……」

絶句している。

ピカチュウ「スリープ避難したはずじゃ……」

スリープ「今までさんざん迷惑かけて来て、今更償いなんてできるか知らないけど……」

スリープ「俺には攻撃の軌道を読む力がある」

スリープ「特性予知夢だ」

!!

なるほど、確かにあれはホントにうざかった。

スリープ「俺が戦えなかろうと、そうやってサポートさせてもらう!」

ピカチュウ「ありがとう」
 ▼ 547 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:44:39 ID:tMUwo/bk [11/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グレッグル「さてと。どうにかしないと、みんなお陀仏だぜ、グヘヘ」

ゴウカザル「わかってんだよ! 火炎放射!」

皆がそれぞれの遠距離技を繰り出す。持たない者は飛び道具を投げつける。

スリープ「そこだ! かわせ!」

その指示は的確で、明らかに皆の回避精度が上がっていた。

勝てるんじゃないか? そう、甘い期待が胸の中に広がり始めた。

しかし。スリープのこの力は、必ず発動する物ではないという、大事な事を忘れていた。
 ▼ 548 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:50:39 ID:tMUwo/bk [12/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イベルタルが放つ光は、一瞬でこちらに迫ってきて、かわす事が出来なかった。

スリープ「しまった!」

ピカチュウ「……そうだ。予知夢は完璧じゃないって、わかってたはずなのに……」

光は、あやまたず命中した。

ドダイトス「ビッパ! 大丈夫?!」

ビッパ「きつい……でゲス……」

ビッパの体に。

タブンネ「こちらです! 回復を!」

エンペルト「許さない。吹雪」

普段冷静沈着な彼女が怒りに燃えている。おそらく僕たち三人にしかわからないだろうけど。

イベルタル「……」

ピカチュウ「効いてる! 今だ、放電!」

畳みかけるように攻撃を仕掛けた。

その時だった。
 ▼ 549 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:53:32 ID:tMUwo/bk [13/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チラーミィ「大丈夫ですか!」

ニューラ「カクレオンさんに任せたので、みんなは大丈夫です」

ペラップ「リ、リアライズ! 町のみんなは……」

ニューラ「ペラップさん、あたしを乗せて下さい。イベルタルの所まで」

チラーミィ「他のみんなは落下に備えて。あの高さからの」

サーナイト「え? どういう事?」

ニューラ「早く!」

ペラップ「わ、わかった!」
 ▼ 550 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:56:18 ID:tMUwo/bk [14/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点ニューラ

ここまで来れば、直接技もあたるかな。

チラーミィが説明してくれたし、みんな高火力の物理技をぶつけてくれるだろう。

ニューラ「ペラップさん、ハイパーボイスをお願いします!」

ペラップ「わかったよ、ハイパーボイス!」

ニューラ「行くよ……」











ニューラ「袋叩き!」
 ▼ 551 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 22:59:19 ID:tMUwo/bk [15/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ボルテッカー!」

ドダイトス「ウッドハンマー!」

ゴウカザル「フレアドライブ!」

エンペルト「メタルクロー」

始めにワープしてきたのは、ポケダンズの4人。

さすがに物凄いダメージを与えられたようだ。

次はディグダ親子が来たような気がするんだけど……

ニューラ「はーくしゅん!」

タイミング悪くくしゃみが出たせいでその体の全貌を見る事は無かった。
 ▼ 552 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 23:04:37 ID:tMUwo/bk [16/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グレッグル「毒づき」

ヘイガニ「クラブハンマー!」

この二人も、安定したダメージ、いや。

ブラッキー「手助け!」

チラーミィ「手助け!」

この技のおかげで物凄く大きなダメージへと変貌していた。


プクリン「チャームボイス!」

サーナイト「ムーンフォース!」

この二つは効果抜群でイベルタルにもかなりのダメージが入っている。

ひょっとしたら、倒せるんじゃないか? エンドレスがゼルネアスを連れてくる前に。
 ▼ 553 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 23:07:21 ID:tMUwo/bk [17/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロップ・チャーレム「ダブルとび膝蹴り!」

わざわざ合体技風に言う必要はどこにもないが、きちんと技を当ててくれた。

もしこれをはずしてたら、しゃれにならない。

ニューラ「ペラップ下りるよ!」

ペラップ「わかって、うわったった!」

ニューラ「ちょ、待ってよ……」

ペラップ「こっち見ないで……」

ニューラ・ペラップ「うわああ!」

あたしたちの悲鳴が空にこだました。
 ▼ 554 1◆J44kAZeDOM 15/07/23 23:08:01 ID:tMUwo/bk [18/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです。
 ▼ 555 1◆J44kAZeDOM 15/07/24 09:43:26 ID:7qnjjIps [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニューラ「ペラップ危ない!」

ペラップ「わかっている!」

イベルタルの技があたしたちを狙う。

ペラップ「っつ!」

ニューラ「ペラップ!」

ペラップに攻撃がかすり、少しよろめきだす。

ニューラ「氷の礫! え? うわああ!」

ペラップがバランスを崩し、あたしは頭から落ちてゆく。

ペラップ「ニュ、ニューラ! ぐっ」

ニューラ「うわあああああ!」

その時、何者かがあたしを支えた。

ニューラ「え……お、お母さん?」
 ▼ 556 1◆J44kAZeDOM 15/07/24 09:46:22 ID:7qnjjIps [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マニューラ「ふん、しっかりしな!」

ニューラ「やっぱりお母さんだ……」

あたしたちは地面に降り立つ。

サーナイト「あ、あなた……」

チャーレム「MADの……」

ミミロップ「マニューラ?」

マニューラ「お前らもいたのか。まさかこんな状況で再開する事になるとはな」

チラーミィ「え? お、お母さん?」
 ▼ 557 1◆J44kAZeDOM 15/07/24 09:48:55 ID:7qnjjIps [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チラーミィ「ニューラどういう事「それは後で」

ニューラ「今はイベルタルだよ」

チラーミィ「そうだけど……」

マニューラ「その通りだよ! 今はそれどころじゃない」

ドラピオン「ボス!」

アーボック「速いですよ」

マニューラ「あんたたちが遅いんだよ! 全く……」
 ▼ 558 1◆J44kAZeDOM 15/07/24 09:53:06 ID:7qnjjIps [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マニューラ「ともかく、あれは飛行タイプだろ、どう見ても」

ニューラ「うん」

マニューラ「行くよ、氷柱落とし!」

ニューラ「オッケー、氷柱落とし!」

空に大きな氷が形成されてゆく。

タブンネ「ペラップさんもこちらへ。回復します!」

完全に存在を忘れられていたペラップを回復させようとタブンネは引っ張った。

ペラップ「頼む……」
 ▼ 559 1◆J44kAZeDOM 15/07/24 09:57:29 ID:7qnjjIps [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点ピカチュウ

ピカチュウ「今だ! みんな、覚えてる人はあれに向かって水技を!」

ミミロップ「手助けを覚えてる人は全力で二人を手助けしてね」

あの氷柱が、希望に見えた。あの氷柱を全力で強化する、それが勝ち筋だと感じた。

それよりなにより、親子の情、というものに賭けていた。

エンペルト「ハイドロポンプ!」

ヘイガニ「バブル光線!」

ブラッキー「手助け!」

チラーミィ「ニューラ、頑張って! 手助け!」
 ▼ 560 1◆J44kAZeDOM 15/07/24 09:58:20 ID:7qnjjIps [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです

予定が午後からだったので更新しました。
 ▼ 561 っふもふのレシラムさん 15/07/25 20:41:39 ID:Z1EUy66w NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 562 っふもふのレシラムさん 15/07/27 20:41:20 ID:h48M2He. NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ!!
 ▼ 563 1◆J44kAZeDOM 15/07/28 22:54:59 ID:r4wxT2i6 [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イベルタルは、例の死の光線をあの大きな氷の塊に向かって放つ。しかし。

氷は無機物、生命無き者にあの技は効かないのである。

ピカチュウ「イベルタルを牽制するよ! 十万ボルト!」

イベルタルが攻撃を避ける。

サーナイト「ムーンフォース!」

攻撃は命中しない。しかし、その攻撃は、確実にイベルタルを追い詰めていた。


氷柱落としの射程圏内まで。



その時だった。
 ▼ 564 1◆J44kAZeDOM 15/07/28 22:57:50 ID:r4wxT2i6 [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点リオル

リオル「すごい! あれに当たれば、さすがのイベルタルでも……」

テールナー「勝てる……よね!」

ハリボーグの表情はあの氷のように冷たかった。

ゼルネアス「やばい……」

ゲコガシラ「え? 何が?」

ゼルネアス「ムーンフォース!」
 ▼ 565 1◆J44kAZeDOM 15/07/28 23:00:39 ID:r4wxT2i6 [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その攻撃はあやまたずあの氷柱に向かって飛んで行き、粉々に粉砕するに至った。

…………???

リオル・テールナー・ゲコガシラ「はあ?」

ゼルネアス「急ぐよ! 落ちないように気を付けて!」

リオル「待って、なんでそんな……」

ゼルネアス「話は後。急ぐから!」

どれだけ聞いても反応は無し。そんな中、ハリボーグだけは能面のように表情が変化していなかった。
 ▼ 566 1◆J44kAZeDOM 15/07/28 23:05:28 ID:r4wxT2i6 [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点ピカチュウ
トレジャータウン

あさっての方向から飛んできたムーンフォース。それが粉々に粉砕されて、タウンの皆、口をあんぐりあけてボーゼンとするだけだった。

その直後、追いかけるようにやってきた青いポケモン。その背には、エンドレスの皆が乗っていて、こいつがゼルネアスだと悟った。

しかし、当然の事ながら、開口一番の声は文句である。

ゴウカザル「なんであれを粉砕してんだよ!」

ゼルネアス「イベルタル……はあっ、はあっ……イベルタル!」

ゼルネアスは皆を無視するようにイベルタルに語り掛ける。

イベルタルが口を開いた。

イベルタル「やっと来てくれたのね、ゼルネアス……」

そう言って、寂しそうに微笑みながら……
 ▼ 567 1◆J44kAZeDOM 15/07/28 23:09:54 ID:r4wxT2i6 [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
視点リオル

リオル「ゼルネアス、なんであの氷柱を?」

チャーレム「せっかく倒せると思ってたんだよ!」

イベルタル「遅いよ、待ちくたびれたよ、私」

ゼルネアス「ごめん」

イベルタル「あんたが来てくれないから、私、ずっと、ずっと生命を奪わなきゃいけなかったのよ」

ゼルネアス「ホントごm……」

イベルタル「なんでここまで遅れたのよ」

ピカチュウ「ちょっと待ってよ! ぜんっぜん話がつかめないんだけど? どういう事か、ちゃんと説明してよ!」

ゼルネアス「あ……ごめん」
 ▼ 568 1◆J44kAZeDOM 15/07/28 23:10:22 ID:r4wxT2i6 [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです
 ▼ 569 っふもふのレシラムさん 15/07/29 17:55:59 ID:lxuDcAeM NGネーム登録 NGID登録 報告
期待
 ▼ 570 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 19:51:02 ID:9V1dX0TE [1/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼルネアス「ここは僕が「私に説明させて」

ゼルネアス「」

そう言ってイベルタルは一呼吸つく。

心なしか周囲が静寂に包まれたような気がした。

イベルタル「まずは、なんで私がこんな事してたかだけど……」
 ▼ 571 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 19:58:31 ID:9V1dX0TE [2/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私ってね、生命を吸い取るポケモンなのよね。

もちろんそれが吸い取られた側からしたらひどい事だってわかってるし、許してもらえるとも思わない。

でも、増えすぎた種族は、その後どうなるかわかる?

ブラッキー「そのまま繁栄するんじゃないの?」

イベルタル「不正解。正解はね……」

増えすぎた種族は食料や水、資源などを取り合って争い、その結果衰退するの。

もし争わなかったとしても、いずれ不足して、世界中が飢餓になって、やっぱり衰退する。

ちょうどニンゲンもそんな感じね。世界中に溢れたニンゲンは、やっぱり衰退……もう絶滅かな?

ゼルネアス「1人、時の歯車守ってんだっけ」

イベルタル「そ。永遠の生命を与えられてね」


その時、下では二匹のポケモンが驚愕の表情を浮かべていた。
 ▼ 572 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:03:40 ID:9V1dX0TE [3/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロップ「ピカチュウどうかした?」

ピカチュウ「いや……ちょっとね……構わず続けて」

リオル「ちょっと待ってイベルタル! 人間って、増えすぎて衰退したの? 自然の摂理に従って?!」

イベルタル「そうよ」

なんてこった……まさかここでイベルタルとゼルネアスが共同して嘘ついてるとは考え辛いから、おそらく信じていい。

だとすると……僕がずっと考えてた、人間世界かポケモン世界か、という答えのでない問いは、意味をなさなくなる!

抑えきれない笑みがこぼれる。体が嬉しさに震える。

テールナー「……リオル?」

リオル「あ、ごめん。続けて下さいイベルタルさん」

イベルタル「わかった」
 ▼ 573 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:08:51 ID:9V1dX0TE [4/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私はね、それを防ぐために、生命の間引きをしているの。

もちろん私だってこんな事したくない。でも誰かがやらないと、この星に生命が溢れかえって、最終的に生命は尽きてしまう。

で、よ。そういうちゃんとした理由はあるけど、もちろん奪いすぎたらそれはそれで途絶えるわ。

それを最適量に抑えるのがあなたの仕事よ、ゼルネアス。

あなたがもっと早く来てくれればこんなたくさんの生命を終わらせる必要はなかった。

あなたと出会う事が私のこの活動の終わりを意味する。わかってるよね、ゼルネアス。
 ▼ 574 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:13:20 ID:9V1dX0TE [5/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼルネアス「も、もちろんだよ……」

イベルタル「じゃあなんでこんなに長い事私に会いに来てくれなかったの?」

ゼルネアス「それは……」

イベルタル「どういう事よ。あなたのせいで、私、したくもない殺しを延々と繰り返さなきゃいけなかったのよ!」

ゼルネアス「ホントごめん……実は……その……」
 ▼ 575 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:13:49 ID:9V1dX0TE [6/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告















好きだっ! イベルタルっ!














 ▼ 576 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:15:25 ID:9V1dX0TE [7/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
皆が口をあんぐり開けている。

ゲコガシラ「えっと……」

ディグダ「みんなどうしたの?」

ダグトリオ「息子よ、お前にはまだ早い」

マニューラ「なんだい、そりゃ」
 ▼ 577 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:21:13 ID:9V1dX0TE [8/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イベルタル「な、何言ってんのよ!」

ゼルネアス「僕、本気だよ。ずっと言えなかったけど……やっぱり「バカ!!」

イベルタル「私が好きなら……私が大事なら、それこそ早く会いに来てよ!」

ゼルネアス「だって、僕と会ったら、また永い眠りについてしまうだろ。それが嫌だったんだ」

イベルタル「でも……でも……」

ゼルネアス「イベルタルといられる時間を、終わらせたくなかったんだ!」

イベルタル「バカっ……うぐっ……バカ、バカ、バカ! あああああん!」

彼女(?)の目から大粒の涙が零れ落ちる。

ゼルネアス「ホントごめん」

イベルタル「うわあああん!」


だが、それで終わりにできない者がいる。
 ▼ 578 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:26:32 ID:9V1dX0TE [9/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ「……ふざけないで」

今までずっと口を開かなかったハリボーグが、ついに口を開いた。

ゼルネアス「え?」

ハリボーグ「ふざけないでって言ってるの!」

ハリボーグ「あんたのそんな勝手な身勝手のおかげで、お母さんは、みんなは……お兄ちゃんは!」

ハリボーグ「イベルタルに……殺されたのよ!!!」

イベルタル「それは……本当に……」

まだ涙の気配を感じさせる声で言った。

ハリボーグ「仕方ないよ、自然の摂理なんでしょ」

テールナー「ハリボーグどういう事? 見た事あるだけなんじゃないの?!」

ハリボーグ「黙っててごめん。話すのも辛くって」
 ▼ 579 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:29:14 ID:9V1dX0TE [10/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ 回想

皆が必死に逃げ惑う。突然に現れた、あの赤い化け物から。
それが放つ光に触れると、すべての生命はその輝きを失い、そのまま朽ちてゆく。

ハリマロン(現ハリボーグ)「ねえ、怖いよ……」

兄「大丈夫、お前は俺が守る」

ハリマロン「ホント?」

兄「ああ」

それでもイベルタルは無慈悲に光を放つ。

殺される……

私はもう、諦めていた。

兄「危ないっ!」

お兄ちゃんは私を突き飛ばした。そこで記憶は途切れている。
 ▼ 580 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:32:15 ID:9V1dX0TE [11/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
目の前が真っ暗だった。

永遠とも思える深淵の中をひたすら泳ぐ。

こうすれば何かから逃れられると信じて。

強い浮遊感を覚え、胸は苦しくなり、何かから逃れようと必死にもがく。しかし抵抗空しく私は放り出された。夢の外へ。

ハリマロン「はあっ! はあっ、はあっ」

ハリマロン「私……死んじゃったのかな……」

ハリマロン「いや、生きてる。じゃないと、この苦しさはおかしいよ……」

でも、と周りを見渡して思う。

こんな世界に生きていて、いいのかな……

回想終わり


それ以来、私はある1つの考えに囚われてた。馬鹿げた考えだってわかってる。

でもそうしないと納得できないの。
 ▼ 581 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:37:27 ID:9V1dX0TE [12/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハリボーグ「お願い、私を殺して、イベルタル」

!!!!!

ゲコガシラ「おま、何言って……」

ハリボーグ「みんな苦しみながら死んでいった。私以外ね」

ハリボーグ「それなのに、私、みんなと……リオル、テールナー、ゲコガシラと」

ハリボーグ「こんな楽しい時間を過ごしてきて……不平等だよ、私、生きてちゃダメなんだよ……」

あまりの衝撃に言葉もでない。

テールナー「何言ってるのよ……そんなにイベルタルが嫌なら、復讐でも、なんでもすればいいじゃない!」

ハリボーグ「復讐しても何も始まらない、そう言ってくれたの、確かテールナーよね」

テールナー「あっ……それは……」

ゲコガシラ「だからって、そんな……」

ハリボーグ「ゲコガシラはいいよね、また会えるんだし、現にこうやって、ブラッキーと出会ってる」

ハリボーグ「でも私は、もう二度と会えない」
 ▼ 582 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:42:04 ID:9V1dX0TE [13/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イベルタル「悪い……のかな、でも、もう私は生命を吸い取ったりしないわ」

ハリボーグ「え……」

イベルタル「ゼルネアスと出会えば、私の活動は本来すぐ終わる。今回が特別過ぎただけ」

イベルタル「私……もう寝るね」

ゼルネアス「うん」

イベルタル「お休み」

イベルタルの体が繭に包まれてゆく。

それをゼルネアスは愛おしむように眺めている。

そんな中、ただ1つ、悲痛な声が響き渡る。

ハリボーグ「何よ……奪うだけ奪って、はいサヨナラ? ふざけないで! 殺してよ!」

ハリボーグ「私を殺してよっ!」

衝動的に体が動いた。
 ▼ 583 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:49:49 ID:9V1dX0TE [14/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
気付けば、思いっきり彼女の頬をビンタしていた。

リオル「いったあああ!」

彼女の体が思いのほか固く、叩いたこっちの手がダメージを負っていた。

ハリボーグ「リオル……」

リオル「バカな事言うなよ、っ、生きてちゃダメなんて、いつっ、そんな事ある訳ないだろ!」

すごくかっこいい事言おうとしてるのに、こんなザマじゃもはやお笑い種だ。

でもそんな事気にも留めずに言い続ける。そうしないと彼女がおかしくなってしまいそうだから。

リオル「この世にはな、生まれて来たかったのに生まれる事のない生命があるんだよ!」

リオル「いてっ、くそっ、それがなんだ? 生きてちゃダメ? ふざけんな!」

リオル「何があっても、死んでもこの世に食らいつく、それが残された者の覚悟じゃないのかよ!」

言葉が体のから勝手に湧き上がって来る。まるでどこかでこの言葉を口にした事があるかのように。

自分の封じられた記憶の中で、だろうか。

その相手は……クレアかな。
 ▼ 584 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:55:11 ID:9V1dX0TE [15/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「絶対死ぬな、ハリボーグ、この世界は確かにおかしい所もあるかもしれないけど、それでも、生きろ!」

イベルタルはもう完全に繭に包まれている。

ハリボーグ「……」

ゼルネアス「ごめん」

ハリボーグ「あああああ! もおおおおおお! ゼルネアス、死ねっ!」

唐突の過激な発言に、一同再びあんぐり。

ハリボーグ「エナジーボール!」

ゼルネアスは無言で攻撃を受ける。その義務があるかのように。

ハリボーグ「ミサイル針! エナジーボール! うわあああ!」

全ての恨みを吐き出そうとしているのだろうか。技は泣いているが、繰り出すたびにハリボーグの顔は徐々にすっきりしていく。
 ▼ 585 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 20:58:31 ID:9V1dX0TE [16/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「お見事だよ、リオル。たぶんもう、彼女は大丈夫だよ」

リオル「ありがとうございます!」

ピカチュウは手を高く掲げた。

ピカチュウ「うまくいったら?」

リオル「ハイタッチ!」

お互い元人間どうし、という気安さのせいで、いとも簡単にハイタッチをしていた。

テールナー「あー!ずるいよお!」

ハリボーグは攻撃を続ける。次第に、顔には笑みまで浮かんできた。

もうやめとけー、違う物になってるぞー。
 ▼ 586 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 21:01:18 ID:9V1dX0TE [17/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「うっ……」

ドダイトス「大丈夫? 時空の叫び?」

ピカチュウ「ああ……うぐっ」

ピカチュウ「はあっ……リオル、後で話をしようか」

リオル「いいですけど……なんでですか?」

ピカチュウ「出来れば、エンドレスとポケダンズだけで話したい。ハリボーグが落ち着いたらサメハダ岩まで来てくれ」

結局何が見えたのかわからず仕舞いだった。

ハリボーグはまだ攻撃を続けている……
 ▼ 587 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 21:01:54 ID:9V1dX0TE [18/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Chapter17 悲しみの戦い 完
 ▼ 588 1◆J44kAZeDOM 15/07/29 21:02:24 ID:9V1dX0TE [19/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまでです
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