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SS

サトシ「お昼寝しようぜ!」セレナ「えっ?なんで?」

 ▼ 1 1◆vkdu.nNaJY 15/06/22 22:37:52 ID:l0Gumm/Y NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
・実質初ss
・駄作(国語の成績くっそ悪い)
・うちの家は時間厳しいから不定期投稿になってしまう

以上の3つを留意したうえでお読みください(そもそも読んでくれる人がいるか不明だけど)
 ▼ 860 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/08 22:26:47 ID:XRsOUbgY [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
が、守られる側として指定されたイーブイとロコンは不満たっぷりのようだ。

イーブイ「私たちだってもう弱くないんだから大丈夫だよ!」

ロコン「そうよ!だからピカチュウはリオルの方に行ってきて!」

え?これどうすればいいの?

自分で戦ってみたいって言う意思は伝わった。確かに伝わった。だが、女の子2人だけ通路に残しておくって何かあったら…ってなるからそれは避けたい。

ピカチュウが逡巡しているとリオルが突然叫んだ。

リオル「ピカチュウ!気をつけろ!」

見るとエレキッドがこちらへ猛虎の勢いでこちらに突進してきていた。

慌てて駆け出しつつ尻尾を銀色に硬化させる。

そして隙を与えないようになるべく小さくジャンプし、からのなおも突進してくるエレキッドの居場所を先読みして尻尾を振り下ろす。

数瞬の間が空いてからゴンッ、という如何にも痛そうな打撃音が響いた。

焦っていて特に何も考えずに迎撃したのでピカチュウの尻尾はエレキッドのツノとツノの間にクリーンヒットした。

エレキッドがその場に倒れ伏せてから透明化し、消えてしまう。

自分の住処に送られたのだ。

何故倒れた後このような事が起こるのかを究明すれば一生贅沢して暮らせるほどのお金を得られ、全てのポケモンの憧憬の的となれる、とまで言われているらしい。
 ▼ 861 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/08 22:37:53 ID:XRsOUbgY [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
手加減できなかったや…、などと考えつつ振り向くとイーブイとロコンは後ろから迫っていたプラスルとマイナンのコンビと交戦中だった。

イーブイがスピードスターで牽制し、いったん下がって行ったプラスル達をロコンが弾ける炎で追撃する。

倒すのは無理だと判断したのかプラスル達は慌てて逃げて行った。

その様子を眺めているとイーブイがこちらに振り返って、

イーブイ「ね?私たちだってもう強いのよ?」

と言い、それにつられたのかロコンもこちらを向いて

ロコン「そりゃあリオルとピカチュウには敵わないけど……」

イーブイの言葉に補足した。

2匹の輝く瞳はあまり長く見ていられそうになかったので

ピカチュウ「分かった」

とだけ言って部屋の真ん中に向き直った。
 ▼ 862 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/08 22:39:17 ID:XRsOUbgY [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
部屋を埋め尽くすくらいいたポケモン達は既にリオルの手によってほとんど殲滅されていた。

少しでも手助けするためにでんこうせっかで一気にリオルの背後のキリンリキの近くへ。

タックルした後リオルの方へ飛ばないよう、方向を90度回転させてからお腹の辺りにスピードをある程度落としてタックルする。

キリンリキは横に倒れ、エレキッドと同じく透明化の後この場から消え去った。

リオル「サンキュー」

こちらを一瞬向いてリオルが小さく言い、目の前の敵を初めに大量のポケモン達に睨まれたときのように睨む。

すると残りのポケモン達は気圧されたように後ずさり、散り散りに逃げて行った。
 ▼ 863 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/08 22:39:58 ID:XRsOUbgY [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
時間はまだありますがここまで
皆さんおやすみなさい

朝更新するだけでこんなに更新できるのか
 ▼ 864 ニャオニクス@デボンスコープ 15/12/11 21:23:22 ID:DDU8bSmI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
見てるよ
 ▼ 865 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/12 21:46:11 ID:dn3P8aio [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
全てのポケモンを退けたリオルが息も切らさずに言った。

リオル「はぁ……今の何だったんだろうな」

ピカチュウ「ポケモン達の住処が密集してたとか?」

イーブイ「私もわかんない」

3匹でさっきの意味不明な現象について話していると一人話に入れていないロコンが話題を逸らすように急かした。

ロコン「そ、そんなことより急がなきゃ!みずのフロート早く持って帰ってあげないと」

リオル「そうだった!階段どっちだっけ?」

ピカチュウ「前だよ」

話を止めさせることに成功し、ホッとするロコンをよそにリオル達はみずのフロートへの道を進み始めた。
 ▼ 866 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/12 22:05:32 ID:dn3P8aio [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それから更に2つの階段を上った。

ロコン「やっと中継地点だぁ!」

ポケモン達の住処が一切存在しない安全地帯に4匹は到着した。

イーブイ「今回は急がなきゃいけないしすぐに出発しようね」

ピカチュウ「そうだね」

リオル「仕方ない……リンゴ食べるだけにしよう」

急ぐのにリンゴは食べるのな、というツッコミは8階でのリオルの活躍に免じて心の中でするに留めた。

リオルが壁に寄りかかってリンゴをほおばり始め、イーブイとロコンは2人で話し始めた。

ロコン「今回はすぐに次の階段に行けたからそんなに疲れなかったよね〜」

イーブイ「ピカチュウのおかげだよ〜〜ねぇ?」

ピカチュウ「えっ?ん〜〜…でもあれ見つけたのは偶々だし……」

話には入っていないと思っていたのに突然話を振られて少し動揺したが普通に返すことができて少し安心だ。

イーブイ「そうなの?」

ピカチュウ「溜まってた電気が出てった時に全部一つの方向に飛んでっただけで別に何か意図があったわけじゃないんだよなぁ」

イーブイがこちらを見つめ、首をかしげて聞いてきたので慌てて目を逸らしつつとりあえずあの時の状況について説明する。
 ▼ 867 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/12 22:20:30 ID:dn3P8aio [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「よーしっ!もう行くのか?」

恐るべき速さでリンゴを芯まで食べ終えたリオルが立ち上がって次のフロアへ向かおうとする。

ピカチュウ「別にいいよね?」

イーブイ「だいじょーぶ!」

ロコン「私も大丈夫」

いつでも出られることは分かっているが全員の確認を一応とる。

リオル「よし、残り半分頑張ろうぜ!!」
 ▼ 868 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/12 22:20:58 ID:dn3P8aio [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日は以上ででおしまいです
皆さんおやすみなさい
 ▼ 869 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/15 21:04:31 ID:HJG8lkF6 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
奥地へ入っても4匹はペースを変えることなく進み続けた。

モンスターハウス(当然4匹がこの名前を知るはずもないが)に一つ遭遇したものの2回目ともなれば手慣れたもので1回目より手間取ることなく切り抜けられた。

そしてついに最奥部に辿りつく。

地図を見ると驚くことにこのダンジョンに足を踏み入れてからまだ40分強ほどしか経っていなかった。

ちなみにこれ――ギルドに入った時に貰った不思議な地図はただ世界地図が載っているだけではない。

表面はもちろん世界地図なのだが未開の地は地図上でも雲で覆われて何も見えない。

そこを探検することで地図上の雲も晴れ、全容が見渡せるようになる。

しかもこの地図は世界の真ん中で創造神が管理しているとされている『ガショエタワー』なるものと交信を常に行っていて未開の地が誰かに発見され次第他の探検隊にもそれが伝わるというとてつもなく便利な代物である。

そして、裏面は自分が今いるダンジョンの情報と時刻、そしてその階の地図(もちろん自分たちが一回通ったところしか表示されないが)が表示されるのだ。

つまり、『時計』というものが無いこの世界でも代わりに『地図』を見ることによって時刻を確認できるのだ。
 ▼ 870 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/15 21:10:12 ID:HJG8lkF6 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
念のためにゆっくりゆっくり進んでいくとちょっとした空き地が広がっていた。

更に進むとその先に水色の玉が付いたリングがぽつんと置いてあった。

4匹「あっ!!」

あまりにも分かりやすく置いてあって4匹同時に声を上げてしまった。

そしてイーブイが走り出した。

ピカチュウ「待って!あんなにあからさまにおいてあるのはおかしいよ。たぶん罠じゃない?」

イーブイ「あ〜〜……確かにあるかも」

ピカチュウが呼び止めるとイーブイは立ち止まり、こちらに戻ってきた。

そして再びみんなでゆっくり歩みを進める。
 ▼ 871 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/15 22:00:05 ID:HJG8lkF6 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
3歩目を先頭のリオルが踏み出したそのとき。

頭上から雷鳴のように鋭い声が降ってきた。

「ここへ何をしに来たッ!ここは我々の縄張りだッ!!」

ピカチュウ「誰だっ!」

反射的に声がした右の岩の上を見上げ、叫んだ。

「我が名はライボルト!」

ライボルト「ラクライ一族のリーダーだッ!!」

そこまで言い放ってから4匹の目の前にスタッ、と降り立った

ライボルト「今すぐにここから立ち去れッ!!」

ライボルトがまるで特性『いかく』を使っているかのように恐ろしい顔でこちらを睨む。

リオル「それは無理だ!でも用が終わればすぐに帰る!」
 ▼ 872 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/15 22:27:29 ID:HJG8lkF6 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライボルト「ほう……つまり我々と戦おうというのか?」

ライボルトの顔が笑みに歪む。

その笑みが表すのはもちろん嘲り。

リオル「違う!俺たちはみずのフロートを取りに来ただけだ!」

リオルの必死の抗議もライボルトには届かなかった。

ライボルト「問答無用!覚悟しろッ!」

リオル「ぐっ!

ピカチュウ「うわっ!」

イーブイ・ロコン「きゃっ!」

ライボルトがそう言い放つと辺りがライボルトめがけて雷が落ち、辺りが一瞬光で埋め尽くされる。

やっと視界に色が戻ってきた。

ピカチュウ「んえっ?」

視界に入ってきた情報に驚き過ぎて間の抜けた声が思わず漏れた。

ライボルト・ラクライ「グルオオオオォォォォッッッ!!」
 ▼ 873 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/15 22:39:35 ID:HJG8lkF6 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまで
明日はライボ戦です
皆さんおやすみなさい
 ▼ 874 アブソル@そうこのカギ 15/12/15 23:07:35 ID:TIvJ40r6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援です
 ▼ 875 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/16 22:27:09 ID:FGpdE0O2 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「(これどう考えてもバトルになる展開だよなぁ)」

親の仇を見るような目でこちらを見てくるライボルトを見ればそれは一目瞭然だった。

ピカチュウ「リオル、とりあえずライボルト押さえといて。3人でラクライの相手するから」

とりあえず数の不利を脱しようと考え、リオルに持ちかける。

リオル「分かったぜ」

リオルはそれだけ答えてからライボルトに向き直った。

ピカチュウはイーブイとロコンの方を向き、

ピカチュウ「リオルがライボルトの相手するからその間になるべく早く周りのラクライ達を倒す、って感じで行くよ」

この説明には大前提である『ライボルトたちとバトルになる』旨の説明は一切なかったがそれでイーブイとロコンが首を傾げたりすることはなかった。

イーブイ「うん!」

ロコン「了解よ!」

僅かな時間で作戦を建て終え、それぞれの相手に向き直ると相手は一斉に飛びかかってきているところだった。
 ▼ 876 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/16 22:50:21 ID:FGpdE0O2 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラクライ達の一斉攻撃のはほとんどがリオルを標的にしていた。

唯一リーダーであるライボルトに口答えをしたから、という単純すぎる理由はピカチュウ達が知るはずもなかった。

おかげで自分を狙われるよりもかなり動きやすい、なんて言ったらリオルが囮にされたことを怒るかもしれないが。

まずイーブイがスピードスターで相手を攪乱する。

その隙にピカチュウが距離を詰めて横からアイアンテールを放つ。

そのラクライは猛スピードで空中を突っ切り、仲間の一匹にぶつかって虚空に消えて行った。

そしてロコンは弾けさせて追撃ができる弾ける炎と単純に火力で勝る火炎放射をしっかりと使い分けてラクライ達に的確にダメージを蓄積させていった。

問題が起こったのは順調に倒していって相手が8匹から4匹まで減った時だった。

攪乱に使っていたイーブイのスピードスターは連射することが多いのでPPが切れてしまうことが多いのだが、今回もまたPP切れを起こしてしまったのだ。

邪魔なものが無くなったラクライ達は邪魔をしていたイーブイに一斉に攻撃を仕掛けてきた。

ピカチュウがアイアンテールを放つもそろそろワンパターンの攻撃は読まれてしまうようになり、技自体が当たってもそれが仲間に当たることは無くなってしまった。

ロコンが素早く切り替えて神通力でラクライを止めるがそれで止まったのは1匹のみだった。

よって、2匹のラクライがイーブイへと飛びかかる。

イーブイ「きゃっ!!」

予想になかった出来事に対応できずにイーブイが固まってしまった。
 ▼ 877 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/16 22:58:35 ID:FGpdE0O2 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラクライがワイルドボルトを発動しイーブイに体当たりをするその直前。

イーブイの所に一陣の青い風が吹く。

当たる、と思っていた技が当たらず、ラクライ達は地面に激突する。

リオル「大丈夫か?」

その正体はライボルトの相手をしていたリオルだった。

イーブイ「う、…うん///」

リオルが抱きかかえていたイーブイを降ろし、こちらへ向かってくるライボルトへはどうだんで威嚇射撃をしてから突進する。

イーブイの無事を確認してから、未だ地面に這いつくばっているラクライ2匹をでんこうせっかで距離を詰めつつ1匹、そこからのアイアンテールで2匹目も倒す。

更にロコンが神通力で止めているラクライにも手加減をしてアイアンテールを放つ。

これでラクライの掃討は完了。

後はライボルトを倒すのみだ。



イーブイ「……/////////」
 ▼ 878 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/16 22:59:04 ID:FGpdE0O2 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はこれでおしまい
皆さんおやすみなさい
 ▼ 879 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/20 22:06:57 ID:WvoZWY/I NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こっちも一応あげときましょうかね
 ▼ 880 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/21 21:35:58 ID:sUVlyLUA [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
4匹がライボルトの方へ改めて向き直ると、ライボルトは動きを止め、

ライボルト「ラクライ達を全員倒すとは……しかしッ!この平原は渡さないッ!!」

と叫び、また威嚇するようにこちらを睨んだ。

しかしその威嚇する顔の中に一瞬、焦りのような表情が出たのを見て、ピカチュウの直感が『このまま闘っていいのか?』という意見を出した。

闘い不可避、と考える理性と闘いを避けたほうがいい、という考える直感がピカチュウの中でせめぎ合う。

逡巡の末、『闘わないほうが良いに越したことはない』という結論に達し、ライボルトへ疑問を投げかける。

ピカチュウ「渡さない?別に僕たちはここを盗りに来たとかいう訳じゃない……」

ライボルト「何?……しかしッ、ラクライを倒したという事は敵対するという事ではないのか……?」

とりあえずで投げた質問がかなり効いたことにかなり驚いたが、このチャンスを逃さないようにさらに畳み掛ける。

ピカチュウ「そりゃあ突然襲って来れば倒すでしょう」

内心でそんな言葉だけでいったん動きを止めるとかどんだけお人好しなんだよ……いやだからこそリーダーなのか?等と思考を展開しつつ、ライボルトの返答を待つ。

ライボルト「………ならば、我々に敵意が無いことを証明できるのか?」

この返答は予想していなかったがそんなものは簡単だ。

ピカチュウ「僕たちの目的は、後ろにあるみずのフロートって言う道具を取ることなんだけど………どう考えてもライボルトたちには関係ない道具だよね?」
 ▼ 881 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/21 21:49:32 ID:sUVlyLUA [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここでライボルトは勢いよく後ろを振り向き、

ライボルト「……?なんだこれは」

ピカチュウ「それを渡してくれれば僕たちはすぐにここから出ていくよ」

ライボルト「………これだけなのか?」

ピカチュウ「うん」

このあっさりとした展開に何か違うものを感じるがこちらの方が簡単だ。

ライボルト「本当なのか……?」

ここで、ここまで下手に口を出さないほうがいいと判断して黙っていたリオルが進み出た。

リオル「もちろんだ」

すると、ライボルトがみずのフロートを咥えてわざわざ持ってきた。

リオル「ありがとう!」

リオルが笑顔でそれを受け取ったのを確認し、

ピカチュウ「それではこれで」

そのまま帰れたらラッキーだな〜と思いピカチュウは帰るために後ろを向いた。
 ▼ 882 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/21 22:09:46 ID:sUVlyLUA [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライボルト「待てッ!」

なのでライボルトに引き留められたときに少し跳ね上がるくらいに驚いてしまった。

イーブイ「な…なんですか?」

ピカチュウについてそのまま帰ろうとしていたイーブイが後ろを振り向いて聞く。

ライボルト「いや……いい闘いぶりだったぞ」

ライボルトの顔が穏やかな顔になっているのを見て安心したが突然の意味が分からない言葉に首をかしげる。

ピカチュウ「?」

ライボルト「だから……また来いッ!次の機会を楽しみにしていよう」

そう言い残してライボルトは去って行った。

そして平原は静寂に包まれた。
 ▼ 883 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/21 22:39:42 ID:sUVlyLUA [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それを3秒と保たずに破ったのはリオル。

リオル「楽しかったしまた来ような!」

ロコン「楽しかった?」

ピカチュウ「そうかなぁ」

ライボルト以上に意味がよく分からない発言が出てロコンと顔を見合わせると

リオル「とりあえず今は帰ろうぜ!マリルとルリリ待ってるし」

リオルが勝手にその場をまとめて歩き出した。

ピカチュウ「あーそうだね」

ロコン「おいてっちゃうよ〜イーブイ〜〜」

イーブイ「ふぇ?あ、待ってよぉ!」
 ▼ 884 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/21 22:40:30 ID:sUVlyLUA [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はこれまで
妹をバトル脳に洗脳しようとしてたら時間かかった
皆さんおやすみなさい
 ▼ 885 シュシュプ@ヘルガナイト 15/12/22 14:10:52 ID:rAcZi0YE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ああ…ピカチュウ頑張れ
 ▼ 886 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/22 21:45:03 ID:ROdyoh4Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あーあ
GSを実感してみるためにsyowdownに初挑戦してたらいつの間にかこんな時間
今日書けるか分からないです
 ▼ 887 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/23 14:11:01 ID:HtNra0fE [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドガース「アニキィ、普通に失敗しましたぜ」

スカタンク「くっ……この役立たずどもめっ」

ズバット「しかもなんか仲良くなっちまってましたぜ」

スカタンク「………次を考えるぞ」



ライボルト「貴様ら何をしているッ!」

ズバット「ひ、ひぃ…」

スカタンク「え、えーっとですねぇ……ちょっとした用事がありまして……」

ライボルト「問答無用!今すぐに出て行けッ!」

ドガース「は、はいぃぃ!」

ズバット「失礼いたしましたぁぁぁぁ!!」

ライボルト「……いい加減他の所を探した方がいいのだろうか?」
 ▼ 888 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/23 14:19:04 ID:HtNra0fE [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
待っているマリルとルリリのため、急いで帰ったのが良かったのか2匹を待たせておいたサメハダ岩へ着いた時もまだ空が一面透き通るような水色だった。

ルリリ「あ!リオルおにーちゃん!!」

みずのフロートを持っているリオルが走って少し先にサメハダ岩に行くとルリリが叫んだ。

マリル「みずのフロート!」

続けてリオルの手にするものを見たマリルが叫ぶ。

リオル「とってきたぞ」

駆け寄ってくる2匹にリオルが笑顔でみずのフロートを差し出す。

ルリリ「わーい!帰ってきたぁ!」

マリル「2回もお世話になってしまって……本当になんてお礼をすればいいか…」

ルリリは飛び跳ねて喜び、マリルは嬉しさからか小刻みに震えている。

リオル「お礼なんていらねーぞ」

リオル「これが俺たちの仕事だからな。」

マリル「本当にありがとうございました!」

リオル「依頼ならまたいつでも来いよ、全部解決してやるからな」

リオルが優しく言うと、マリルとルリリはそれぞれ感謝の言葉を言ってからサメハダ岩を走って出て行った。
 ▼ 889 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/23 15:21:25 ID:HtNra0fE [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ達が先に行ってしまったリオルに追いつくべく小走りでサメハダ岩へ向かっていると反対側からマリルとルリリが走ってきた。

ルリリ「あ!おねーちゃんたちもいた!」

叫ぶルリリの手にはルリリが持つにはちょっと大きすぎる輪っかがしっかり握られていた。

ロコン「あ、リオルから貰ったのね!」

マリル「はい!ありがとうございました!」

ロコン「ううん、いいのよ。また無くしちゃったら言ってね」

ロコンがさっきのリオルと同じように優しく言う(それを知ったらロコンはたぶん顔を真っ赤にして頭から湯気を出して倒れる)とルリリが大きく頷いた。

ルリリ「うん!」

ピカチュウ「でも、もうなくしちゃだめだよ」

ピカチュウが付け足すとルリリは再度大きく頷く。

ルリリ「うん!」

イーブイ「気を付けて帰ってね」

マリル「はい!」

ルリリ「うん!」

兄弟で同時に頷いてマリルとルリリは走り去っていった。
 ▼ 890 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/23 15:47:05 ID:HtNra0fE [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2匹が走っていくのを見届けた後再びイーブイが歩き始めたので、

ピカチュウ「マリルとルリリいたわけだしここで待ってればリオル来るよ」

と止めた。

すると、イーブイよりさらに前から声がした。

リオル「呼んだか〜?」

噂をすれば影って本当にあるんだなーと思ってしまった。

イーブイ「リオル!」

ロコン「いた!」

リオル「そんなことよりこの後どうするんだ?」

リオルが珍しく問題提起をする。

ロコン「ん〜……かなり時間あるわよね?」

ロコンがこちらを向いたので地図を取り出して確認してみる。

14時41分。夕飯は19時ぴったりなのでまだあと4時間以上ある。

ピカチュウ「いつも通りカフェでいいでしょ。今日は目玉商品にいいのがあるって言う話聞いたし」

リオル「それでいいか」
 ▼ 891 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/23 15:52:35 ID:HtNra0fE [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
方針が決まり、カフェ方面へ歩き出すとイーブイが言った。

イーブイ「ね、ねぇ……カフェでいいんだけど、夕方になったら一回出てか、海岸に行かない?」

この話はやっぱり女子が好きなのかロコンがすぐに反応した。

ロコン「それさんせー!」

リオル「えーー?」

リオルはあまり乗らない声を出したが、

ピカチュウ「久しぶりだしそれでいいじゃん」

ピカチュウも参戦し、押し切る。

リオル「ま、いいや」

リオルも納得したようなのでカフェを目指してゆっくりと歩き始めた。
 ▼ 892 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/23 17:34:36 ID:HtNra0fE [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日は以上……だと思います
 ▼ 893 チョボマキ@ミミロップナイト 15/12/23 17:45:53 ID:iv3.g5fs NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 894 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/25 19:53:48 ID:Z1IrMddc [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「え〜〜っ!もうないんですか!?」

カフェにピカチュウの叫び声が響いた。

ソーナノ「ごめんナノ……って!ナノ!200個もリンゴ持ってって何言ってるナノ!?」

ピカチュウ「それじゃあ足りないんです!」

ソーナンス「ソォォォォォナンスっ!!」

ピカチュウ「う〜〜ん……しょうがないか………リオルが食べ過ぎなければブツブツ」

ソーナノ「(あのリオルじゃしょうがないかもナノ……)」

代用をどうしようか考えていると後ろから声が聞こえた。

ロコン「ねぇピカチュウ!そろそろ行くよ!」

ピカチュウ「あー…うん!分かった」

後ろを見るとロコンがカフェから出ていくところでリオルとイーブイは既にいなかった。

ピカチュウはロコンが急ぎ気味に出ていくのを追いかけた。
 ▼ 895 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/25 20:27:02 ID:Z1IrMddc [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カフェから海岸なんて歩いても1分かからないので少しも苦労することなく到着できた。

4匹が夕日を眺める時の定位置は海岸に入ってすぐ右の6つほど並んだ岩の上だ。

予想通り岩の上には既にイーブイとリオルがスタンバイしていた。

ロコンが岩に上ろうとしているところだったので急いで岩を登り、ちゃっかりイーブイの隣に滑り込んだ。

ロコンは反対側、リオルの隣へ座った。

日は既にだいぶ傾き、東の空はどこまでも続いていそうなダークブルーに変化していた。

何条もの真っ赤な光線は半分は直接こちら、もう半分は海に反射して同じくこちらを照らす。

更にそのうちいくつかはクラブの出す泡に入り込み、泡を真っ赤なライトに作り替えた。

この世界にも太陽があって本当に良かった、と思う光景だ。
 ▼ 896 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/25 22:37:29 ID:Z1IrMddc [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
どのくらい眺めただろうか。遂に太陽が水平線に着水した。

横で2つぶんの感動による溜息が漏れた。

リオル「さーて……今何時だ?」

リオルがその場に立ち、伸びをしながらこちらを向いて聞いた。

ピカチュウ「え?…え〜〜っと……18時…47分」

不思議な地図を取り出し、確認、それを読み上げた。

リオル「もうすぐ夕飯!」

それだけ言うとリオルが一気に海岸から走り去る。

ロコン「あ〜あ、行っちゃった」

ピカチュウ「僕たちはゆっくり行けばいいよね」

イーブイ「うん!」

3匹はリオルとは対照にゆっくり歩き始めた。
 ▼ 897 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/25 22:42:10 ID:Z1IrMddc [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日は以上で終了
皆さんおやすみなさい
 ▼ 898 シビシラス@あおいかけら 15/12/25 23:50:58 ID:NKZyAwmc NGネーム登録 NGID登録 報告
つまんな
 ▼ 899 ヒトツキ@まんまるいし 15/12/26 07:26:32 ID:hhE5gklk NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
さげつつ支援
 ▼ 900 ピカチュウマニア◆p.Xb68U132 15/12/26 11:24:45 ID:0M0rEj3k NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
どうでもいいけど、900レスおめ
 ▼ 901 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/26 16:49:35 ID:Z3oiiiZA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
900やったぜー!
(>>898を見て見ぬふりしながら)
ssにまでつまんなキッズ出没すんのかよ
通り魔みたいだな
 ▼ 902 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/27 17:01:42 ID:DDOBJBvA [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギルドへ帰ってみるとちょうどチリーンがメンバーを呼んでいるところだった

チリーン「みなさーん!御飯ですよー!!」

1分と経たないうちに全員が食堂へ集まった。

チリーン「それではー!いただきま〜す!」

みんな「いただきます!」

その掛け声とともにみんなで一斉に食べ始める。

リオル、ドゴーム、ヘイガニの前の料理がすぐになくなってしまうのも相変わらずだ。

そんなに早く食べる必要ないのに…と考えつつピカチュウも食べ始める。

5時間前のバトルでかなり空腹になっていたのできのみの一つ一つがいつもより何倍も美味に感じた。
 ▼ 903 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/27 17:19:07 ID:DDOBJBvA [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「食ったし寝るぞ!」

ロコン「すぐこうなんだから……」

ピカチュウ「言っても治しようがないよそれ」

ロコン「それもそうよね……もう寝ちゃったもん」

リオル「zzz」

ロコン「おやすみ〜」

横たわって今日一日を覚えている範囲でリプレイする。

そして一つの違和感に気づく

ピカチュウ「(そういえば今日イーブイあんまり喋ってない……なんかあったっけ?)」

その理由はしばらく考えてみてもまったく思い当らなかった。

ピカチュウ「(思いつかないし1日たてば大丈夫かな?)」

考えても話が進まないのなら待つしかない、そう考え、ゆっくりと身を包むまどろみに身を任せることにした。
 ▼ 904 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/27 17:28:37 ID:DDOBJBvA [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イーブイ「(何だろ………これ)」

イーブイはいつまでも寝られずにいた。

理由は分からない。分かるのは眠いはずなのに眠れないのと――

イーブイ「(痛い……)」

――胸の痛み。

原因は分からない。気づいたらこの痛みとそれに伴う倦怠感があったのだ。

心臓が締め付けられるような、今まで経験したことが無い類の痛みにイーブイは困惑していた。

無意識で自分の尻尾を頭に持ってくる。

密かに自慢に思っているのこの尻尾はこんな時でも柔らかかった。

チクチクと刺すような痛みも少しだけ和やらいだ気がした。
 ▼ 905 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/27 17:29:25 ID:DDOBJBvA [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はこれでおしまい
残り6時間とちょっとの休日、楽しんでください
 ▼ 906 ラグラージ@しろいビードロ 15/12/29 10:35:28 ID:58WMTfWw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 907 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/29 16:58:16 ID:ndnsBQd. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌朝。

ギルドメンバー達の大きな叫び声がプクリンの形を模した建物を揺らした。

事の発端は朝礼の時のペラップが声のトーンを落として言った「重要な知らせがある……」という一言だった。

途端、メンバーは一気に静まり返り、微動だにしなくなった。

ペラップがこの言葉を放った時は決まってなにかとても重要なことを話すという事を全員が知っているからだ。

そしてペラップが嘴を開いた。

ペラップ「時の歯車が…………また盗まれた……」

メンバー達「え、ええええぇぇぇ!」

ビッパ「ま、またでゲスか……」

チリーン「今度はどこなんですか?」

チリーンが場所を問うと、

ペラップ「そ、それがだな……」

ペラップは何故か申し訳なさそうな顔をして口ごもる。
 ▼ 908 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/29 17:04:31 ID:ndnsBQd. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そのまま1分2分と過ぎていったその時。

ドゴーム「ど、どこなんだよ!」

ドゴームがイライラを隠さずに怒鳴った。

すると、それをきっかけにキマワリが口を開く。

キマワリ「そ、それってもしかして……?」

その言葉で言い辛さが若干改善されたのか、ペラップがやっと続きを話し始める。

ペラップ「今回盗まれたのは……霧の湖の時の歯車だ」

こちらは他のメンバーも薄々予想していたのかさっきほどの叫び声はどこからも上がらなかった。
 ▼ 909 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/29 17:05:12 ID:ndnsBQd. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ああもう親うるせぇ
今日の更新は以上です
 ▼ 910 コアルヒー@タブンネナイト 15/12/29 18:37:32 ID:xpdT3MiY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 912 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/30 22:56:10 ID:iACHSLMU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
量がちょっと不満なんで明日も更新したいと思います
皆さんおやすみなさい
 ▼ 913 ボスゴドラ@ネットボール 15/12/31 10:38:20 ID:zQl83an6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>785
支援!
 ▼ 914 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/31 18:29:07 ID:bCmOQFdE [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「既にお尋ね者ポスターに張り出されているので気づいたものも既にいると思うが……」

ここでペラップは懐から一枚の紙切れを出して皆に見せた。

ペラップ「襲撃者の名前はジュプトルだ」

イーブイ「ジュプトル……」

ビッパ「いかにも悪そうな顔でゲスねぇ」

ペラップ「ジバコイル保安官もこれ以上放っては置けないそうでジュプトルには多額の褒賞金を掛けたとのことだ」

ペラップは手にしていた紙を元に戻し、居直った。
 ▼ 915 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/31 18:29:27 ID:bCmOQFdE [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「みん……っ!」

纏めようとしていたペラップの声が途中で区切れたのは、ここに来てプクリンがペラップを押しのけてメンバーの前に躍り出たからだ。

プクリン「みんな!ジュプトルを捕まえるよ!プクリンのギルドの名に賭けて絶対捕まえるよ!!」

するとプクリンは頭を抱えてしゃがみこんだ。

プクリン「んん〜〜〜〜〜〜…………」

知っている何人かのメンバーはこの時点で耳をふさぐことに成功した。

しかし、リオルやピカチュウ達を含め残りのメンバーはそれができなかった。

プクリン「………たああああああああああああああああああああああっ!!」

先ほどの比ではないくらいの大音量がプクリンから発せられた。

リオル「うあっ」

イーブイ「ううっ!」

ペラップ「ひええええぇぇ……」

その音に混じってガラスが揺れ、あっけなく粉砕する音がごく小さく聞こえた。
 ▼ 916 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/31 18:35:06 ID:bCmOQFdE [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
叫び終わったプクリンは今しがた突き飛ばしたペラップの方を向き、

プクリン「ペラップ!」

ペラップ「は、はいっ!!」

名前を呼ぶのみで指示を飛ばした。

ペラップは今度こそ、と言わんばかりに目いっぱい翼を広げて言った。

ペラップ「という訳でみんな!今から全員の仕事を『ジュプトル逮捕』にシフトするっ!」

ペラップ「全力を尽くして、ジュプトルを捕まえてくれっ!」
 ▼ 917 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/31 18:48:28 ID:bCmOQFdE [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数秒経ってから、気合を帯びたメンバー全員の鬨の声が三度ギルドを揺らした。

ドゴーム「言われなくともっ!」

ヘイガニ「これ以上盗まれるわけにはいかないぜっ!ヘイヘイ!」

ペラップ「よし♪では、私と親方様で段取りを決めるからその間に準備を整えてきてくれ」

ペラップ「解散!」
 ▼ 918 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 15/12/31 19:05:30 ID:bCmOQFdE [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
解散と同時にイーブイが飛び出た。

イーブイ「ユクシーは!ユクシーは大丈夫なんですか!?」

ペラップ「ええっ!?……えーと…ユクシーは保安官に保護されている、と聞いているよ」

イーブイ「じゃあ安全なんですか?」

ペラップ「そのはずだから心配はしなくて大丈夫だよ」

ペラップの声にイーブイと、一瞬遅れて出てきたロコンも同時に安堵する。

ペラップ「疑問が解決したなら早く準備に行きなさい」

イーブイ・ロコン「はい!」
 ▼ 919 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/01 14:08:43 ID:mCX0rMdM [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あけましておめでとうです〜
今年中に終わるか分かりませんができる限り頑張りますので今年もよろしくお願いします
 ▼ 920 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/01 14:45:47 ID:mCX0rMdM [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そんな訳でギルドの外に出たピカチュウ達はペラップの指示をしっかり守ってガルーラの倉庫に来ていた。

ピカチュウ「とりあえずいつもよりも保険の量多くすればいいかな?」

イーブイ「そういえばどこに行くか聞いてないもんね〜」

ガルーラ「ギルドも大変だねぇ……早く捕まえてきておくれよ」

ピカチュウ・イーブイ「はい!」

ピカチュウ「(同時……)」

結局持ち物の量はそんなに増えなかった。

よほど強くない限りリオルが居れば大丈夫だろう、と判断したからだ。

イーブイが自分について
 ▼ 921 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/01 14:46:15 ID:mCX0rMdM [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>920
ああああああ
新年早々誤送信したああああ
 ▼ 922 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/01 14:58:39 ID:mCX0rMdM [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
結局持ち物の量はそんなに増えなかった。

よほど強くない限りリオルが居れば大丈夫だろう、と判断したからだ。

イーブイが自分については言ってくれなかったことが少々寂しくはあるが。

ピカチュウ「おーい、戻るぞー」

準備は済んだはずなので向こうでリングマヒメグマ親子と話しているロコンとリオルに呼びかける。

リオル「分かったぜー」

ロコン「またねー」

ヒメグマ「頑張ってください!」

ロコン「もちろん!」

いつの間にかヒメグマと仲良くなっているリオルとロコンに少し驚きはしたがいつもの通り声にも顔にも出さなかった。

4匹は駆け足でギルドへ戻った。
 ▼ 923 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/01 15:50:21 ID:mCX0rMdM [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日は以上です
 ▼ 924 サニーゴ@シルバースプレー 16/01/02 02:22:17 ID:C0WlhhU. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あけおめ
次スレはどの辺行ったら立てる?
 ▼ 925 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/02 21:19:45 ID:yUhggGJY [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>924
今年もおそらく亀更新ですがよろしくお願いします
次スレは1000逝ってからの予定です
早めに建てたほうがいいんですかね?
ssとしては2スレ目建たないのが最善なんでしょうけど(笑)
 ▼ 926 ウインディ@ハガネールナイト 16/01/02 22:37:36 ID:C0WlhhU. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>925
逝ってしまうのかwwww
うーん…早すぎじゃなくていいけど、次スレのURM貼ってほしいから1000行ってからはちょっと遅いかも。
 ▼ 927 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/02 22:38:37 ID:yUhggGJY [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>926
そういえばうらる貼りがあるの忘れてた
了解
980辺りにする
 ▼ 928 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/02 22:57:50 ID:yUhggGJY [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「みんな集まったようだな♪ではこれからのことについて説明するぞ」

ペラップ「まず……これは当たり前のことなんだが………ジュプトルが現れる場所は時の歯車があるところなわけだが……場所は私達には分からない」

ペラップ「そこで、だ。時の歯車がありそうな場所の目星を付けたからグループに分かれてそこをみんなに調査してもらう」

ペラップ「まず……ドゴームとキマワリは東の森を頼む」

ドゴーム「おう!」

キマワリ「は、はいですわ!……///」

ペラップ「次に、ダグトリオ、ビッパ、ヘイガニは水晶の洞窟だ」

ビッパ「はいでゲス!」

ダグトリオ「承知しました!」

ヘイガニ「頑張るぜ〜〜ヘイヘ〜〜イ」

ペラップ「そして、リオル、ピカチュウ、イーブイ、ロコンの4匹には北の砂漠をお願いしたい」

ペラップ「場所についてはたぶん分からないだろうからあとで説明をする」
 ▼ 929 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/02 22:58:36 ID:yUhggGJY [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
時間的に以上ですかね
2スレ行くのが確定な以上なるべく早く2スレ目に行けるようにせめて頑張りたいと思います
皆さんおやすみなさい
 ▼ 930 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/03 20:03:33 ID:s/rVmqa2 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ぺラップ「最後に、ディグダ、チリーン、グレッグルはギルドに残って留守番をしてくれ」

ディグダ「留守番ですか…………」

ぺラップに役割を聞いたディグダは残念そうな声を出して俯いた。

ぺラップがその理由を察してフォローを入れる。

ぺラップ「いや、実力がないからというわけではないんだ」

ぺラップ「見張り番はギルドを守る上で一番大事な仕事だ。誰が入ってくるのか分かれば事件を未然に防げるかもしれんしな。だから、見張り番がいなくなってしまうのはまずい。そういう訳で仕方なく『留守番』という形を取らせてもらった。ディグダもジュプトル逮捕に行きたかっただろうが……ごめんな」

ディグダ「いえ、大丈夫です!見張り番頑張ります!」

ディグダもすぐに立ち直った。

そして、ここまでペラップの隣にいるだけで何も喋ってこなかったプクリンが突然大声を出した。

プクリン「みんなっ!時の歯車を守るよ!」

プクリン「たああああああああああっ!!」

実はまたプクリンがハイパーボイスを使う事を危惧してメンバー発表が始まる時からずっと身構えていたのだが、幸い今回は事前にパワーを溜めていないからか普通に聞いていても全然問題ないくらいの音量に留まっていた。

そしてその声はメンバーの今日2度目の鬨の声を発生させた。
 ▼ 931 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/03 21:10:01 ID:s/rVmqa2 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
他のメンバーがぞろぞろと出ていく中、4匹は場所を説明してもらうため残っていた。

ペラップ「北の砂漠の説明だったな。不思議な地図を出してくれ」

ピカチュウ「ハイ」

言われた通り、不思議な地図を取り出して世界地図が書いてある表側を開く。

するとペラップは色とりどりの翼で北の方を示した。

ペラップ「北の砂漠はこのあたりにある。開拓されてないせいで雲があって分かりにくいがこの周辺から乾燥帯が始まっていることから砂漠が続いていると言われている」

ペラップ「開拓されていないことがあって今までの候補の中で一番時の歯車がありそうな場所だからしっかり探しておくれ♪」

イーブイ「はい!」

ロコン「分かりました!」

ピカチュウ「了解です!」

3匹揃っていい返事をしたというのにリオルの興味は別のことにあった。
 ▼ 932 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/03 21:14:48 ID:s/rVmqa2 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「敵の強さはどうなんです?」

ペラップ「強さか……開拓されてないせいでこれは推測でしかないが………砂漠の前、乾燥帯での敵はかなり強かったらしいからここもかなり強いだろうな」

それを聞いてリオルのテンションは一気に上がる。

リオル「おお!やったぜ!」

ペラップ「油断してやられてきたりするんじゃないぞ」

リオル「もちろんです!」

ペラップ「それだけ自信があるなら大丈夫かな?……他に質問は無いな?」

ピカチュウ自身には質問などなかったが一応リオル、イーブイ、ロコンに目で確認を取ってから

ピカチュウ「大丈夫です」

と答えた。

ペラップ「よし♪では行って来い!」

4匹「はい!」

今度こそ全員でびしっと決めて4匹はギルドを出た。
 ▼ 933 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/03 22:25:06 ID:s/rVmqa2 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日は以上です
皆さんおやすみなさい



ところで……
全レス表示のところとスレ一覧の所が何故か青じゃなくて紫色になってんの僕だけ?
 ▼ 934 ミネズミ@メンタルハーブ 16/01/03 22:26:15 ID:knX/Ygx. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>933
あーやっぱいたか
俺もだわ
 ▼ 935 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/03 22:27:25 ID:s/rVmqa2 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>934
これなんでなのかね?
別に害はないけど気になる
 ▼ 936 ハネッコ@アップグレード 16/01/03 22:31:24 ID:knX/Ygx. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>935
今まで青かった最新100をクリックしたら紫になったわ

あんま無駄レスしてると埋まるからこの話題は俺からは終わりにするけど
 ▼ 937 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/05 13:31:58 ID:cBKG4rBw [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「準備は出来てるんだし今すぐ言ってもいいんだよな?」

交差点に差し掛かったところでリオルが問う。

ピカチュウ「あーちょっと待ってて!砂漠ってことは食糧落ちてない訳だしもうちょっと持ってかないと……」

イーブイ「そっか!そりゃ砂漠に食べ物落ちてないよね」

イーブイがこちらを向いて言う。

その様子を見てよく分からないが元気になったようなので安心する。

ピカチュウ「すぐ戻ってくるから交差点で待ってて」

ロコン「分かったわ!」
 ▼ 938 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/05 13:40:08 ID:cBKG4rBw [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
言った通り1分と掛からずピカチュウが戻ってくると既にリオルが外に出る寸前だった。

リオル「遅いぞ!」

いやほとんど時間掛けてないし……という文句は言っても無駄なので心の中に仕舞っておく。

ピカチュウ「はいはい………もう行けるよ」

リオル「よしっ!」

リオルの今にも走り出しそうな勢いを察したのかロコンが止める。

ロコン「走ってっちゃだめだよ!私たちそんなに速く走れないんだから」

リオル「え〜〜……」

リオルは納得いかない風だったが反論が出ないのだろう。そのまま黙ってしまった。

しかし、これでゆっくり歩けるかと思いきや、リオルが早歩きで進み始めるので結局は走る羽目になった。
 ▼ 939 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/05 14:54:02 ID:cBKG4rBw [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてそのまま走ること30分ほど。

リオル「ここからが北の砂漠か?」

地面を見ると色がリオルの2メートルほど前できれいに変わっている。

ピカチュウ「たぶんね」

そこへ30分の時間によって若干遅れ気味だったイーブイとロコンも到着し、

イーブイ「はあっ…はあっ……やっと追いついたぁ」

ロコン「ちょっと休ませてぇ」

そう言うなりさらさらなした 砂の上に座り込む。

その間リオルがかってにダンジョンに入って行かないように抑えるのはたぶんピカチュウの仕事だ。

と推測してピカチュウはリオルを抑えることにした。
 ▼ 940 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/05 14:54:45 ID:cBKG4rBw [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日は以上です
 ▼ 941 ポポッコ@いのちのたま 16/01/06 01:07:22 ID:4pblUaBU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 942 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/06 14:53:41 ID:rpd1ROmg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あまりゆっくりしてはいられない、と考えて4匹は5分後出発した。

地図を見ると左上に1/15と書かれていた。

これは階層についての表記で、今いる階層/最上階(最下階)の階層という意味。

つまり、今いる階は1階、突破する階層は15階という訳だ。

ピカチュウ「15階だって!今までよりちょっと多いから最初は技節約して!」

イーブイ「りょーかーい!」

ロコン「分かった」

リオル「技なんか使うまでもないよな!」

ピカチュウがそう警告すると3匹はそれぞれの言葉で了承した。

それを確認しつつ後ろから近付くカラカラを技を使ってすらいない普通の体当たりでふっとばす。

カラカラ「かっ……からぁ………」
 ▼ 943 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/06 14:54:23 ID:rpd1ROmg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「他は気付いたら言ってくからとりあえず技だけ注意して進もう」

ピカチュウが呼びかけて締めると今度はリオルが言った。

リオル「回ってくるからイーブイとロコン任せたぞ!」

つまり一人で暴走してくるという宣言だ。

ピカチュウ「分かった」

階のマッピングが進むから別に問題は無いので短く返事をする。

初めて来るダンジョンは大体リオルが暴走して階段を発見し、地図に表示される階段を目指して残り3匹も合流する、という方法で攻略している。

何せリオルの突破スピードが速く、一つの階はだいたい10分もあれば終わってしまうのだ。

走っていくリオルを見送りながら反対方向に3匹は歩いた。
 ▼ 944 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/08 21:35:57 ID:s8E.TFus [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
上がっていくこと2時間。

4匹は14階に到達した。

途中、目の前に階段があるというラッキーが2回起こったのでその分かなり早くなったのだ。

そして、まただった。

リオル「おっ!また階段あるぞ!」

ロコン「これで3回目ね!運良い〜〜♪」

2人とも嬉しそうに言う。

イーブイも言葉には出していないが嬉しそうに微笑んでいた。

――今までならすぐに言葉に出してたと思うけど……やっぱり何かあったのかな?

イーブイの様子に思わずそう考えて、最近こんなことばかり考えていることに気づく。

心配し過ぎだ、等と考えていると自然と自嘲的な笑みが浮かんできた。
 ▼ 945 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/08 21:41:06 ID:s8E.TFus [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そんなちょっとした考え事のせいでいつもなら気付けるはずのワナにピカチュウは気付くことができなかった。

リオル「うわっ!?」

ロコン「きゃっ!?」

イーブイ「何っ!?」

前方から突然3つの悲鳴が聞こえてきてピカチュウは顔を上げた。

見るとリオルの足元の砂が毒々しい紫色に染まっていて、リオルの足にも同じ色のドロドロとした液体が付いていた。

その紫の液体の正体は、ヘドロだ。

状況を確認するため、まず見たのはリオルの足元。

リオルの足元が他の地面より若干出っ張っていることから何かのワナであることは間違いない、という事が分かる。

次に見たのはリオル本人にかかったヘドロだ。ヘドロは噴き出したのかかなり上の方までかかっていて、リオルのお腹辺りまでは紫一色だ。

ピカチュウ「(……ん?お腹?)」

そこまで見てピカチュウはあることに気づいた。

お腹辺りまでかかっているという事は必然、そのあたりにあるバッグにも……

ピカチュウ「リオル!バッグ確認して!」

リオル「え?バッグ?」
 ▼ 946 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/08 21:48:02 ID:s8E.TFus [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
壁にこすり付け、ヘドロを落とそうとしていたリオルはやっぱり何も気づいていないようでのんびりとバッグを開いた。

そして、

リオル「うわああああぁぁぁああぁ!?!??」

この部屋中、いやこのフロア中に届いていてもおかしくないくらいの大声を上げた。

イーブイ「どうしたの!?」

リオル「リンゴが…………半分くらい腐ってる……!」

ロコン「腐る!?」

イーブイ、ロコンも驚いている中、ピカチュウは一人納得していた。

ピカチュウ「(あんなのかかってたら食べ物ヤバいんじゃないかと思ったけど……やっぱりかよ……)」
 ▼ 947 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/08 22:47:45 ID:s8E.TFus [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオルは腐ったリンゴを取り出し、見つめる。

リオル「…………これ食えないかな?」

そして突拍子もないことを言い出した。

ピカチュウ「はぁ?」

ロコン「えっ?」

イーブイ「や、やめときなよ!」

ちなみに、持っているリンゴはもはやリンゴの形ではなくなり、色も吹き出てきたヘドロと同じ紫。

既に食い物ではなくなったはずだ。

リオル「食ってみなきゃわからないだろ?」

リオルが食い下がる。

ピカチュウ「分かるだろ!さすがに美味しくないと思う」

イーブイ「毒かもしれないよ?」

リオル「毒なら癒しの種で回復すればいいだろ?とにかく、一回食わせてくれ!」

リオルは頑なに3人の制止を拒む。
 ▼ 948 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/08 22:50:28 ID:s8E.TFus [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なんとなくだがもうリオルは止まらない気がしたのでピカチュウは止めるのを止めた。

ピカチュウ「……分かった。毒見、な」

イーブイもロコンも同じような結論に達したのかリオル側に寝返ったピカチュウを糾弾する者はいない。

リオル「OK!それじゃ、いただきまっす!」

リオルは紫色に染まったリンゴだったものにかぶりついた。
 ▼ 949 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/08 22:50:53 ID:s8E.TFus [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日は以上です
皆さんおやすみなさい
 ▼ 950 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/09 18:44:20 ID:31PoddS2 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リオル「ん?別にまずくないぞ?美味しくないけど」

一口分を食べ終わったリオルが言った。

ピカチュウ「えぇ……」

一気にペースを上げて紫の物体を頬張るリオルに3匹して疑惑の目を向ける。

あっという間に食べ終わったリオルにロコンが聞いた。

ロコン「あ、味はどう?」

リオル「味?リンゴが苦くなった感じかな?ちょっとネバネバしてるけど」

………………とてもまずくないとは思えない回答だったが、元々「食べられない」と思っていたものが「食べられないことはない」に変わっただけでもかなりの収穫だ。

と考えていた時、ところで、と置いてイーブイが聞いた。

イーブイ「毒とか大丈夫だったの?」

リオル「ん?特に何にもない……なんか体が痺れてきたような…………」

そしてリオルの手足が小刻みに震え始めた。
 ▼ 951 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/09 19:15:52 ID:31PoddS2 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イーブイ「やっぱり毒あったんじゃない!」

叫ぶイーブイにリオルが言った。

リオル「ま、麻痺なら、だ、だだ大丈夫」

喋り方からしてあまり大丈夫ではなさそうだ。

麻痺で回りにくい舌でリオルが続ける。

リオル「麻痺だったらすぐ治るしさっさと次の階に行こうぜ」

すぐ治るのはその通りだ。本人が大丈夫と言うならそのまま次の階に行っても問題はないだろう。

ピカチュウはそう思ったのだが、イーブイが反論する。

イーブイ「だめ!何があるかわからないし危ないよ!」

リオル「動けないわけじゃないぞ?」

ロコン「別に急がなくてもいいでしょ?」

リオル「……そうだな!休んでから行こう」

2匹の妙に真剣な口調にリオルも納得したようだった
 ▼ 952 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/09 19:40:31 ID:31PoddS2 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
5分ほど休んですぐに再出発したピカチュウ達は最上階も5分ほどで突破し、ダンジョンをクリアした。

イーブイ「ここが砂漠の奥?」

ピカチュウ「たぶんそうかな……?」

4匹がたどり着いたのは他と違って白い砂が広がっている場所だった。

ロコン「何にもないわね?」

ロコンの言う通り、ここにあるのは白い砂とそれを吸い込む流砂のみだった。

ピカチュウ「流砂の中にも何もないし……帰る?」

流砂を見る為、前に出ていたピカチュウが振り返って聞くと、3匹とも首を縦に振った。

リオル「おう!」

4匹は足並みを揃えてギルドへ帰った。
 ▼ 953 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/09 19:41:22 ID:31PoddS2 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日は以上です
皆さんおやすみなさい

950レス突破かぁ
 ▼ 954 メガヤンマ@かえんだま 16/01/10 20:30:53 ID:WMC9zxB. NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
面白いのに過疎ってるなぁ...
 ▼ 955 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/10 22:02:20 ID:vg65I/XA [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>954
もうこんなレス数になっちゃったし長いの苦手な人が来なくなっちゃったからね
しょーがないしょーがない
 ▼ 956 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/10 22:14:39 ID:vg65I/XA [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「そうか……そこも手掛かりなしか」

ギルドに帰って地下2階でそわそわと待っていたペラップに何もなかったことを伝えると、ペラップは残念そうな顔をした。

ペラップ「実はな、今回の探索は全部空振りで終わってしまったんだ」

周りを見ると既に帰ってきていたメンバー達が座ってしょげていた。

一匹、場違いに少しだけ嬉しそうな顔をしているポケモンが居たが。

ペラップはリオル達4匹にもメンバーの所に行くように指示し、言った。

ペラップ「探索が空振りだったのは残念だが……ここでがっかりしても仕方が無い!私と親方様で次の作戦を立てておくから明日に向けてしっかり休んでおくように!」

ペラップが言い終わると同時に、食堂からチリーンが出てきた。

チリーン「みなさーん!御飯が出来ましたよー!」

メンバー達は一斉に食堂に雪崩込んだ。
 ▼ 957 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/10 22:41:39 ID:vg65I/XA [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
夕食後、部屋に戻るといつもは即就寝のはずのリオルが話し始めた。

リオル「今日のあの砂漠……やっぱりなんかあるぜ」

ピカチュウ「え?でも見たところ何もなかったけど……?」

リオル「あのグルグルの中に何かある気がするんだよな」

イーブイ「私も見たけどなかったよ?」

イーブイが聞くとリオルは少し眉を顰めて、

リオル「俺も見たけど……何もないとは違う気がしたんだよな……」

と言う。

ピカチュウ「……じゃあ安全にあの中を見る方法、考えてみるよ」

リオルの勘は当たっていることがかなり多い。

なんとなく怪しい気はしていたのでみんなに言ってみる。

3つの顔には不満そうな表情は見受けられなかったのでこの案自体は反論はなさそうだ、と判断した。
 ▼ 958 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/10 22:43:01 ID:vg65I/XA [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「なら明日ももう一回行くの?」

リオル「ダメか?」

ロコン「う、ううん!別にいいの!……///」

これで予定は決まりだ。

明日はペラップに掛け合ってみないとな、とやるべき仕事を確認してからピカチュウは眠りに就いた。
 ▼ 959 黒羽紗奈◆PbsbOjbhi. 16/01/10 22:43:25 ID:vg65I/XA [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日は以上です
皆さんおやすみなさい
 ▼ 960 サイホーン@ポイントマックス 16/01/10 22:44:44 ID:/KmE2Gao NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
たるおとまろうこんの動画見た後でこれ見るとなんかすげえ安心するわ

>>954
このぐらいのレス数だと埋まるのが怖かったし、終わるまではしないつもりだった
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