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【クロスオーバーSS】アニポケ×モンハン

 ▼ 1 ンタイン@まんまるいし 21/12/09 09:11:10 ID:unE6Ws4U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケットモンスター、縮めてポケモン。
この星の不思議な不思議な生き物。
空に、海に、森に、街に、世界中の
至る所でその姿を見ることができる。
人とポケモンは様々な絆を結び、
この世界の中で仲良く暮らしていた。


「ピカチュウ!10まんボルト!」

「ピッカアアア!チュウウウウウウウ!」

「レッパアア!?」

「レパルダス!」

『レパルダス!戦闘不能!』

「よっしゃあ!やったぞピカチュウ!」

「ピカッピッカチュウ!」


そしてこの少年、マサラタウンのサトシ。
相棒のピカチュウと共にポケモンマスターを目指し、修行の旅を続けていた。
ポケモンの数だけの夢があり、ポケモンの数だけの冒険が待っている。


そしてこの世界には新たなる絆が生まれようとしていた。
 ▼ 48 レイハナ@にじいろのはな 21/12/28 18:18:24 ID:Z.xUUZ7w [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ロトム…………アグナコトルの情報もっと無いのか?」

『体内に溶岩を溜め込み、それを熱線として放つ。その威力はあらゆるものを溶かし焼き切ってしまう。』


メイアンはロトム図鑑に気になったことを問いていた。


「じゃあ…………あの鎧みたいなのは…………」

『アグナコトルには溶岩を纏うための部位がある。そこに纏った溶岩が冷え固まると頑丈な鎧へと変化する。』

「だからあのエナジーボールは…………」

(早く気づけサトシ!命取りになるぞ………………)


『さぁ!お互い最後の手持ちはアグナコトル、そしてピカチュウ!一見体格差が凄まじいがどんな戦いを見せてくれるのか!?』


「何年もジムリーダーをしてても常に新しい出会いがある。そしてアグナコトルと出会った。当然アグナコトルも上に燃え上がる仲間だ!全力で勝たせてもらう!」

「俺とピカチュウも全力で勝ちます!でんこうせっか!」

「ピッカ!ピカピカピカピカピカピカピカピカピカ!」

「グランドスティング!」

「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「かわされた!?」

「ピカ!?ピカァァァァァァァ!?」


アグナコトルはタックルを当ててピカチュウを吹き飛ばした。


「なら!アイアンテール!」

「ラヴァテール!」

「ッカアアアアアアア!」

「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「ん?」


アグナコトルは地面にしっぽを突っ込み溶岩を纏わせて振りかざした。


「チュウウウウウウウ!ピカ!?」


激突の末、ピカチュウはまともや吹き飛ばされた。


「ピカチュウ、行けるか!試したいことがあるんだ!」
 ▼ 49 イル@たんけんこころえ 21/12/28 18:24:44 ID:xQrAoeh6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
見てるぞ 支援
 ▼ 50 ルトラネクロズマ@いわのジュエル 21/12/28 18:58:38 ID:Z.xUUZ7w [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「エレキネット!ばら撒きまくれ!」

「ピッカ!ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!」


ピカチュウの体から四方八方に向かって電撃を網が乱雑に設置されてゆく。


「エレキネットに向かって!でんこうせっか!」

「ピカピカピカピカ!チュッ!チュッ!チュ!」

「これは………………」

『こっこれは…………ピカチュウがピンボール玉のように乱反射しているぞぉー!?アグナコトル!目で追えない!』

「ピカチュウ!思い切りアイアンテール!」

「チュウウウウウウウウウ!ッカアアアアアアア!」


ガギギギ


「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「ピカ!?」


怯みこそしたがアグナコトルの鎧は貫かれることなくピカチュウを真上に飛ばしあげた!


「へっ…………ここなら!よく狙える!10まんボルトォ!尻尾を狙うんだ!」

「!?……そういうことか!アグナコトル!」

「ピィカアァァァー!チュウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛!」

「!!…………クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!?……オッオオオオオオオオオ!?」


溶岩の鎧から強烈な電撃はアグナコトルの鎧を全て貫き通した。


『こっこれは!?どうしたことか!今まで攻撃を受け流してたアグナコトルが突然の大ダメージだァー!』

「よし!思った通りだ!赤いところはダメージが通るぞピカチュウ!」

「ピッカア!」

「グルルルルルルルルルルル!…………クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「!?」


カカカカカン!カカカカカン!カカカカカン!


碇口を打ち鳴らしてアグナコトルは一際大きな方向をあげた。
 ▼ 51 リボーグ@ウタンのみ 21/12/29 13:30:39 ID:hSoYTZcI [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「うわっ!?…………あのアグナコトル……とても怒ってるな…………」


メイアンは気になり集中してみるとアグナコトルの心の中が怒りの激情に駆られていることがわかった。


「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「落ち着くんだ!アグナコトル!」

「………………………………………………」

「怒る気持ちは分かる…………だがその感情に任せて力を振るったら己でコントロールができなくなる。上へと目指すためには僕と息を合わせるんだ!いいね。」

「…………………………」


カカカカカン!


「よし!」


碇口を打ち鳴らしてアグナコトルは頷いた。


「………………アグナコトルの怒りが収まっ…………いや安定してる。」

(………カブさんが鎮めたのか……凄いんだな、あの人。)


『さぁ、お互いに睨みあいが続く!』

「………………ピカチュウ!でんこうせっか!」

「ピカ!ピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカ!」


緊迫した空気を切り裂くようにでんこうせっかが放たれた。


「かわしてグランドスティング!」

「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」


アグナコトルはくるりと体をひねらせて回避の動作をとるが………


「クルオォ!?」

「…………エレキネットか……まだ残ってたとは……」


アグナコトルの体にはまだ残されていたエレキネットが僅かに絡みついていた。


「今だ!10まんボルトォ!」

「ピィカァ!チュウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛!」
 ▼ 52 イキング@アシレーヌZ 21/12/29 13:45:54 ID:hSoYTZcI [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ボルケーノダイブ!」

「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

『間一髪!アグナコトルは地面に逃れたー!』

(逃れていない………………地面に潜ればあの硬い鎧はなくなる……さとしの狙いはそれのはずだ…………)

「よし!ピカチュウ、回避に専念するぞ!でんこうせっか」

「ピカッ!」


ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ


「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「ピッ!ピッ!ピカアアアアアア!」

「オオォ!?」

「続けてアイアンテール!」

「チュウウウウウウウウウ!ピッカアアアア!」

「ゥオオオオオオオ!?」


撒き散らされた溶岩もかわしピカチュウは猛烈なる連撃をアグナコトルに叩き込んだ。


「猛火閃!」

「ピカ!?ピカアアアアアアア!?」

「ピカチュウ!?」

(アグナコトル…………あんなに早くあの技を打てるなんて…………)

「ピィィ………………カァァ…………」

「フゥー……………………フゥー…………」


カカカカカン!カカカカカン!


『互いの大ダメージ!お互いに体力は僅かか!?』


((次で決める!!))


「アグナコトル!ロックブレイク!」

「ピカチュウ!地面に向かってアイアンテール!」
 ▼ 53 ガバンギラス@しんぴのチケット 21/12/29 13:57:45 ID:hSoYTZcI [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「ピッカア!ピィ!?」


地面にアイアンテールを突き刺した瞬間、アグナコトル野ロックブレイクがピカチュウを貫かんと襲いかかった。


「ピィィィィ!?」


しかしアイアンテールがブレーキとなり圧倒的巨大であるアグナコトルをピカチュウは真正面から受け止めていた。


「そのまま10まんボルトォ!」

「ピィカア!チ゛ュ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛!」

「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!?」

「負けるな!アグナコトル!」

「クルルオオオオオオオオォォォォォゥオオオオオオオ!」

「ピ゛ィ゛!?チ゛ュ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛!」


アグナコトル後からは緩まるどころかむしろ力を増していった。


「こっちだって!行っええええええええええええ!」

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」

「チ゛ュ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛!」


ゴッ!


「「!?」」


激突から程なくすると真っ白な爆発が辺りへと広がった。









爆発が止むと静寂と共にケムリが晴れていった。
 ▼ 54 ーバーン@しんじゅ 21/12/29 14:22:32 ID:hSoYTZcI [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「フシュルルルルルルル!………………」

「ピィ……………………ピィ……………………」

「アグナコトル!」

「ピカチュウ!」


アグナコトルとピカチュウ、互いの目にはまだ闘志が宿っていた。


カカカカカン!カカカカカン!


「……………………………………ギュヲオオオオオオ…………………………」


大きな咆哮をあげるとアグナコトルは炎を吐きながら地面に倒れた。


「………………………………ピィカ?」

「……………………アグナコトル!戦闘不能!よってこのバトルの勝者はサトシ選手!」

『………………決着が着いたー!激闘のバトルの勝者はサトシ選手!スタジアムもこの熱い熱いバトルで大いに盛り上がりました!』


「ピカ…………ピッ…………」

「ピカチュウ!よく頑張ったな!」


サトシはヨロヨロなピカチュウを抱き上げて喜んだ。


「……………………………………」

「カブさん!…………あれ?」

「おおぉぉぉぉぉぉー!!!いいトレーナーにいい仲間!君たちは勝って当然だよ!」

「うわ!?」


カブは悔しながらも凄まじい勢いでサトシに賛辞を送った。


「アグナコトルも!よく頑張ってくれた!この戦いを活かして次こそは僕たちが勝とう!そしてサトシくん!」

「あっ………………はい!」

「関門と言われるこのカブに勝つとは!君の才能が僕の長年の経験を大きく超えたってことだ。僕もまだまだ学ばないとね。今日は戦えてよかったよ。君たちは間違いなく最高のチームになるだろう。」

「えっ…………へへ…………」


サトシは思わず照れくさそうに笑った。
 ▼ 55 ビワラー@げんきのかけら 21/12/29 14:32:33 ID:hSoYTZcI [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「僕たちに勝った証にバッジを…………と言いたいけどバトルマスター大会だから別デザインのバッジ…………マスターほのおバッジを贈ろう。これからも君の目標を見失わず真っ直ぐ勝ち上がってくれ。燃え上がる炎のようにね。」


カブはサトシにバッジを熱く手渡した。


「よし!………………マスターほのおバッジ!GETだぜ!」

「ピッピカチュウ!」
「ダァイトス!」
「ギュヲオオオオオオ!」

「うわ!?レウス!どわあああああ!」


「……………………ん?」


喜ぶサトシたちを見ながらメイアンは確かに感じていた。己の胸が無意識に高ぶっていることを…………
 ▼ 56 ンタロス@かいがらのすず 21/12/30 20:19:36 ID:SbZIYtlQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
試合が終わりサトシがメイアンを探しに会場内をうろつくと……


「サトシ選手!今のお気持ちは!」「カブさんとのバトルは!?」「リオレウスというのは一体!?」

「いぃ!?」


いわゆるメディア陣がサトシたちを取り囲んだ。謎の新種、リオレウス、人気のジムリーダーカブへの勝利、注目されるのも必然だ。


「すまない、彼を通してやってくれ。」

「あっ!カブさん!」

「こっちに裏口がある。さぁ……」


カブに連れられてサトシは裏口へ向かった。
そこには…………


「サトシ、次からこういう裏口は最初に調べておくべきだ。」

「メイアン!ってなんでここに…………」

「もみくちゃにされてここに逃れると思ったからだ…………ってカブさん!?」

「ん?君は…………確か朝に出会った…………」


思わぬ形でカブとメイアンは再開した。


「なるほど、君たちは旅仲間というわけだね。」

「はい、メイアンもバトルマスター大会で俺のライバルで……」

「サトシ、そういうのはあまり1人でベラベラと言うもんじゃないぞ。」

「え………………」


呆れたメイアンの指摘で空気が静まり返ったがカブがそれを切り出した。


「ここに来たのはもうひとつ理由がある。バトルを挑んで負けてそのまま諦めてしまうトレーナーも多い。だから僕はいつも勝利した相手にはエール送ることにしてるんだ。ということで君たちにエールを贈ろう」


するとカブは大きく息を吸った。


「いけいけ!サトシ!やれやれ!メイアン!君たちを待ち構える相手はツワモノばかりだ!だが君たちならきっと進んでゆける!仲間を信じて突き進むんだ!フレェェェェェー!フレェェェェェー!サ!ト!シ!フレェェェェェー!フレェェェェェー!メ!イ!ア!ン!」


カブの応援はその後しばらく続いた…………
 ▼ 57 ラージェス@よごれたハンカチ 21/12/31 18:05:12 ID:SQXwTUhQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「それじゃあカブさん!さよなら!」

「うむ!頑張ってくれ!メイアンくんも……」

「…………あまり大声では言えませんね…………けど悩みが晴れた時に戦いたいです。」


こうして激闘を終えたサトシたちとカブは別れた。
そして宿泊施設に戻る最中…………


ピリリリリリリリリ!


「!…………私のスマホロトムだ。ガベラさんからだ。」

「ガベラさんから?」

「…………ガベラさん、なんの用………えっ…………あの…………」

「メイアン?」

「次の場所が決まったよ。なんでも気になる事件があるらしいんだ。」(一方的にだけど…………)

「えっ!?どこだ?」

「まぁ順を追って話すよ………………まず行く場所はジョウト地方、ヒワダタウン、やたらヤドンを崇める街だ。」

「ヒワダタウン…………あっ」


(ヤド〜〜ン)


サトシの頭の中には頭の中にはあのヤドンだらけのあの光景が思い浮かんでいた。


「そして街は泡だらけ…………ヤドンは消えて住民は阿鼻叫喚………今世紀最大の怪奇…………つまるところガベラさんはこの怪奇とやらはモンスターが関連すると考えてるみたいだ。」

「へぇぇー!どんなモンスターなんだろうな!」

「さぁな、ヒントは言ってくれなかったが恐らくは『泡』だろうな。」

「泡………………」

「まぁまずはひとまずサトシのポケモンを休めさせて明日の朝出よう。」

「あぁ!」


そして次の日の朝、


「それじゃあ頼むぜ!レウス!」

「ゼクス、行こうか。」


こうして2人はガラルを去り、ジョウトへと飛び立った
 ▼ 58 ルペコ@ロメのみ 21/12/31 23:52:34 ID:SQXwTUhQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして2人はヒワダタウンに着いたが………………


「皆ー!ヤドンたちを助けるぞー!」「相手が相手だー!殺す気で挑めー!」


「「「「おおぉぉぉぉぉぉぉぉー!」」」」

「えっと…………なんか…………」

「阿鼻叫喚というより奇々怪々…………狂瀾怒濤って感じだな……ま、ひとまず話を聞いてみようか…………ゴッホン!」


メイアンは咳払いをすると威勢をあげている一人の男に近づいた。


「なんだね君は?」

「すいませんオジさん♪これはなんの集まりなんです?」

「あぁこれはだな…………ヤドンを奪ったやつを討伐するための集まりなんだ。」

「討伐…………それはここにヤドンがいることとなにか関係あるんですか♪」

「おーおー!あるとも!ヤドンはここでは神も同然だ!それをやつがやつがさらってしまったんだ!」

「やつ…………」

「あの美しくも恐ろしい舞………………舞い散る妖の泡…………それに包まれヤドンたちは…………攫われてしまった。」

「やつってどこに………………」

「やつはそう遠くない川辺に…………おっと!行っては行けないよ!」

「わかってます!ありがとうオジさん♪」


そうすると可愛らしげな動作をしながらメイアンは男から離れた。


「メイアン?」

「…………ん?あぁ私はこう見えても演じるのは得意なんだ。何せ1年間彷徨い歩いてた身、野宿は出来ないから色んなとこに態度を変えて入り込んで寝起きをしてた。」

「そっそうなのか…………」

「まぁそれよりいい情報が手に入った。川辺だ…………とにかくあの集団より先回りだ。」

「できるのか?」

「できるさ、なぜならあの集団は騒ぎ立てるだけで一向に出発しない、それに本当に討伐する気があるならヤドンを攫われた時も抵抗したはずだ。」

「けど適わなかったり…………」

「まぁそれもあるかもしれないけど…………少なくとも頼りにはならなそうだ。ここのジムリーダー、ツクシも今は不在のようだし私たちで向かうぞ。」

「あっあぁ…………………………」


サトシはなんとも言えない気持ちがあったがとりあえず進むことにした。
 ▼ 59 ンフィア@あかぼんぐり 22/01/01 17:15:11 ID:g0SAqDys [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「…………………………………………」

「…………………………………………」


2人の間には微妙な空気が張り付いていた。


「なぁ……メイアンってなんという…………なんで他の人に厳しいんだ?」

「うっ…………私の悪い癖なんだ。世話になってた人の邪魔をするような人がちょうどあんな奴らばっかだったもんでね。」

「だからだったのか…………」

「その人には今度会いに行くよ。それよりも今は…………」


ピチャ


「…………これは…………」


周りにある木から何かが滴る音が聞こえてきたので駆け寄るとそこには粘着するような液体が垂れていた。


「なんなんだ…………これ?」

「…………サトシ、周りを見てくれないか。」

「あっ…………泡が!」


サトシたちの周りはいつの間にやら泡で囲まれていたのだ。


「これがヤドンを攫った泡!?」

「ここから真っ直ぐ…………あそこから来てる…………」


鮮やかな色をした泡はゆらゆらと川辺の奥から漂っていた。
 ▼ 60 ングドラ@ダイマックスB 22/01/01 17:29:50 ID:g0SAqDys [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
奥地へ進むほど泡はどんどんと増えて行った。そして泡の中心部には…………


「!!…………メイアン!」

「何かあったの…………うぇ!?」


「ヤーン」「ドヤァン……」「ヤド〜ン」「ヤー」


泡に包まれて山のように積み重なってるヤドンたちがいた。
相変わらず間の抜けた呑気な声を発している。


「えっとどうする…………」

「いや…………攫った主を待とう……ここは退いてひゃあああ!?」


ベチャ!


「………………メイアン?」

「不味いかも………………」


ズンズン!


言葉通りヤドンの奥から足音が響きわたる。


「コオオオオオオオォォォォォォォォォン!」


「「「「「ヤアアアアアン!」」」」」

「ロトム………………あれは」


ヤドンたちは泡に包まれ一斉に弾け飛ぶとそこには…………


『泡狐竜 タマミツネ 海竜種 水の豊かな地に生息する海竜種の大型モンスター。咲き乱れる花を彷彿とさせる白と菫が美しい鱗、胴体や尻尾などを覆う濃紫色の体毛、そして頭部や背中から生える花弁のような大振りなヒレが特徴。争いを好まず戦う相手には泡で追い払う。』


「コオオオオオオオォォォォォォォォォン!」


タマミツネは身を震わせて大きな咆哮をあげる。
 ▼ 61 ルノリ@ハガネZ 22/01/02 15:29:53 ID:m2UQeeXY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
https://www.youtube.com/watch?v=dCZySWUUj48


「サトシ避けろ!」

「えっ…………うぇ!?」

「ピカ!?」

「ギュヲオオオオオ!」


タマミツネが舞うと勢いよく辺りに妖泡が放たれた。


「すっすべる!?」

「私が転んだのもそれのせいだ!ゼクス!」


サトシたちは泡に包まれコロコロと転がっている。


「私がやる!サトシはヤドンたちを!」

「わっわかった!レウスも!」

「ゴォォォォォ!」


サトシたちは押すようにヤドンたちを運んだ。


「ギャギャルルルルルルルル!」

「コオオオオオオオォォォォォォォォォン!」


電竜と泡狐竜は互いに威嚇しあい距離をとった。


「インファイト!」

「ギャギャルルルルルルルル!」

「ギャウ!?キニャウ!」


ゼクスはタマミツネに急接近すると翼爪のパンチ、脚の蹴り、尻尾の猛打で圧倒して行った。


「クオオオオォォォォォ!」


水 流 閃 !


「ギャッ!?」
 ▼ 62 ッチャマ@フシギバナイト 22/01/02 16:12:32 ID:m2UQeeXY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
鋭い音と共に放たれた流水のブレスはゼクスを簡単に引き離した。


「キュルルルルルル!」

「リベンジサンダー!」

「ギャギャルルルルルルルルゥゥゥゥゥ!」

「ギャン!?」


ゼクスの膨大な放電は水流のブレスを伝わりタマミツネを吹き飛ばした。


「コオオオオオオオォォォォォォォォォン!」

「ギャギャルルルルルルルル!」


タマミツネのヒレは紅色に染まり、ゼクスのあらゆる部位に電気が溜まってゆく、お互いに本気になった合図だ。


「ヒュー…………ヒュー…………」

(さっきの水ブレスで体力を消費しすぎてる………)

「コオオオオオオオォォォォォォォォォン!」


地 裂 掌 !


「ギャギャルルルルルルルル!?」


体をくねらせてタマミツネは突進を放った。


「ゼクス!ひやぁぁぁ!?」


泡にまみれて滑りながら吹き飛ぶゼクスにメイアンも巻き込まれてしまった。


「うっ………………ゼクス…………」

「ギャルルルルル…………」


泡で滑ってゼクスは立てずにいた。


「メイアン!ヤドンたちを逃がしたぞ!」
 ▼ 63 イレーツ@デボンスコープ 22/01/02 20:42:20 ID:35lopQIA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「サトシ…………まぁこっちは見ての通りだ。うっかりと泡まみれだ。」

「よーし!なら俺が時間を稼ぐからその間に…………」


「コオオオオオオオォォォォォォォォォン!」


タマミツネの咆哮が突然響き渡る。しかしそれはサトシたちに向けられたものではなかった。


「グルルルル……………………」


ばら撒かれている泡を気にもせずそれは木々を薙ぎ倒し大地を揺らす。


「ヴオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ン!」


黒雷と共にそれは咆哮を高々と響き渡らせた。


『獄狼竜 ジンオウガ亜種 牙竜種 雷狼竜ジンオウガの亜種、龍属性のエネルギーを保有し、それを全身から放出する能力を持つ。戦闘時には通常種が雷光虫を集めるのと同じように、
「蝕龍蟲」と呼ばれる龍殺しの実を好む甲虫を集め、龍属性エネルギーを増幅させる。凶暴性は通常種の比にならない。』

「ジンオウガ亜種…………?」


ただならぬ気配を放ちながらジンオウガ亜種はタマミツネに近づいてゆく。


「コオオオオオオオォォォォォォォォォン!」

「ヴオオオオオオオオオオオオン!」


「!?…………サトシ離れろ!」

「えっ!?ぐわああ!」


次の瞬間、タマミツネとジンオウガ亜種は互いに体をぶつけ合い激しい争いを始めた。
その衝撃でサトシは巻き込まれタマミツネの背中に吹き飛んでしまった。


「うぉぉおおおお!?ああぁああああ!」

「ピカピ!ピカアアアア!?」

「サトシ、頑張って耐えろ!」


美しくしなやかなタマミツネの柔なる舞、ジンオウガ亜種の大地を割るほどの剛撃。その激しい争いには全員入り込む余地さえなかった。
 ▼ 64 シデ@ヤゴのみ 22/01/02 21:17:59 ID:35lopQIA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「キニャオ!」


水 流 閃 !


「ワォン!?」


ジンオウガ亜種の剛撃よりも早くタマミツネの一撃が炸裂!
巨体を吹き飛ばすと木々が倒れてジンオウガ亜種はそこに押しつぶされてしまった。


「サトシ、今だ!手を離してこっちに!」

「あぁ!うぉ!?うわあああああああああ!」

「あっ!」


争いが終わったのも束の間、タマミツネは泡に乗ってその場から立ち去ってしまった。


「しまった…………早すぎる!ピカチュウとレウス!君たちのトレーナーだ!追いかけろ!」

「ピカ!ピカーチュ!」

「ギュヲオオオオオ!」


レウスはピカチュウを乗せてタマミツネの残した泡の痕跡を辿って追いかけて行った。


「ゼクス、私達も…………」

「ヴオオオオオオオオオオオオン!」


雷鳴のような咆哮と共に倒れた木々は砕け散った。


「邪魔ばかりして…………ジンオウガ亜種!」

「ヴオオオオオオオオオオオオン!」


メイアンとゼクスの目の前にジンオウガ亜種は立ち塞がった。
 ▼ 65 マスジョー@のびたバネ 22/01/04 23:18:14 ID:ArU6XQeI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「うぉぉおおおお!?」


一方その頃サトシは泡に乗って移動するタマミツネに振り回されて動けずにいた。


「うわっ!?………………いってて…………」


タマミツネが急停止したことでサトシの身は放り投げられ壁にたたきつけられた。
辺りを見回すとどうやら洞窟のようだった。


「クゥーン?」

「すっすごいんだな!」


タマミツネは特にサトシのことを気に止めず緑色の泡を出して体に擦り付け始めた。


「あっ………………怪我…………」


切り傷、体をぶつけた跡…………タマミツネの体は傷だらけだった。


「キュルルルルルル………………」


緑色の泡はタマミツネの傷を癒すがそれでもタマミツネは苦しそうな顔をしていた。


「よーし!俺が怪我にいいものを探してきてやるぜ!」

「?」


洞窟の外に飛び出すサトシをタマミツネはキョトンとした顔で見つめていた。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「ヴオオオオオオオオオオオオン!」

「天翼衝!」

「ギャギャルルルルルルルル!」


雷撃と龍撃、互いの攻撃がぶつかる度に大気に衝撃が走る。


「ヴオオオオオオオオオオオオン!オオオオオオオオオオオオン!」

(なんだ……ジンオウガ亜種の背中に何かが集まって…………)
 ▼ 66 イキング@シルフスコープ 22/01/06 13:44:50 ID:DCyIIutw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ヴオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ン!」


メイアン野思考を遮るほど咆哮と共にジンオウガ亜種は赤黒い雷を纏う。


『龍光まとい状態、蝕竜蟲の力によって龍属性エネルギーが最大限まで引き上げられた状態、この状態になると攻撃がより強力になる。』


ジンオウガ亜種の体には龍属性エネルギーが迸っていた。


「ヴオオオオオオオオオオオオン!」


ピシャン!ピシャン!


「落雷!?ゼクス!」

「ギャギギャアア!」


黒い落雷が降ったと思うとゼクスの背中に黒いエネルギーが命中したことで落下してしまった。


「フシュルルルルルル!…………!?」

「…………何?…………あっ!」


ゼクスは翼をふるわせて電気を放出しようとするが…………
翼には黒いエネルギーのモヤがまだ漂っていた。


(まさか…………あれが電気を生み出すのを阻害して…………)

「オオオオオオオオオオオオン!」


ジンオウガ亜種は攻撃の手を緩めない。


「ゼクス!とりあえず回避に専念だ!」

「ギャギャルルルルルルルル!」

(電気が使えない今使えるのは…………翼…………脚…………尻尾……翼、鶏冠…………そしてジンオウガ亜種の攻撃を回避できるスピード……なら隙を見れば…………)


「ヴオオオオオオオオオオオオン!」


力を貯めたジンオウガは龍属性エネルギーの力を爪に込めて切り裂こうとする。


「かわせ!」

「ギャギャオオオオオオン!」
 ▼ 67 ラルマッギョ@6ごうしつのカギ 22/01/06 17:05:15 ID:DCyIIutw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
軌跡が残るほどの一撃が辺りに広がる。


「ゼクス!掴め!」

「ギャギャオオオオオオン!」

「ヴオオ!?ワオォン!?」


ゼクスは脚でジンオウガ亜種の頭を掴むと思いっきり地面に叩きつけた。


「!?…………ギャギ!?」


しかしジンオウガ亜種の意識は落ちることなくゼクスを振り落とした。


「ワオォン!」

「ギュルル!?」


横殴りの尻尾攻撃でゼクスは激しく吹き飛ばされた。


「ヴオオオオオオオオオオオオン!」


(タタタタッ!)


「逃げた!?」


ジンオウガ亜種は咆哮をあげると何処かへと立ち去ってしまった。


「逃がさん!」

「ギャギャオオオオオオン!」

「ん?………………あっ!サトシ!」

「……………………………………」

「そう呆れるなゼクス…………追いかけるぞ。」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「オボンの実…………あった!」


サトシは怪我にいい木の実を洞窟の外で探していた。
 ▼ 68 ミカラス@アクZ 22/01/08 13:14:30 ID:pTm6VQmY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(タタタタッ!)


「グモアアアアアアアア!」

「うわ!?」


サトシが取れるだけの木の実を手にした瞬間目の前の草むらから大きな牙獣が飛び出した。


「アオアシラ!?ここにも!」

「ヴォルル!………!?」

「ギュヲオオオオオオオオ!」


襲いかかろうとするアオアシラ目掛けて火球が降り注いだ。


(タタタタッ!)


「レウス!ピカチュウ!助かったぜ!」

「ピカチュウ!」

「ギュヲオオオオオオオオ!」

「あぁ!そうだ、木の実を集めるのを手伝ってくれないか?」

「「?」」
 ▼ 69 プ・レヒレ@けいけんアメS 22/01/09 11:31:38 ID:uWbIwrVE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてしばらく後………再び洞窟の中


「おーい!タマミツネー!」

「?」


サトシたちはタマミツネの前にドサッと木の実を置いた。


「キュゥゥ〜………」


タマミツネはあまり警戒してないのかサトシたちが持ってきた木の実を食べ始めた。


「キニャオ!」


タマミツネは食べ終わると泡を辺りに振りまいた。


「おぉ………すっげぇ………うぉ!なっなんだ!?」


するとタマミツネは思いっきりサトシに巻きついた。


『若いタマミツネは好奇心旺盛で人にも懐きやすいと考えられている。』

「そっそうなのか………うへぇ…………」


サトシはタマミツネの泡の液体で全身ぐしょぐしょになっていた。


「へへ………タマミツネ!もし良かったら俺たちと一緒に来るか?」

「キュゥゥ?キニャオ!」

「おぉ!?」

「ギュヲオオオオオオオオ!?」

「ピ?!」


妖泡画全員に叩きつけられるとタマミツネは全員を囲むように再び巻きついた。


「いっ良いのか!タマミツネ!」

「クォォォォォォォォン!」


(ガブリ)


「いてっ!?」
 ▼ 70 マゼンタ@おとなしいミント 22/01/10 10:38:27 ID:zGoM9MGk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タマミツネはサトシの頭をそっと噛み付いた。


「よーし!タマミツネ!GETだうわああああああああ!」

「「……………」」

「キュゥゥ?」


タマミツネの泡はよく滑る思いっきり立ち上がったサトシは洞窟の外まで転がっていってしまった。


「いってて…………」

「………何をしているんだ、サトシ?」

「メイアン!?」

「私の方はジンオウガ亜種の方から逃げた。割に合わないと思われたんだろう。でサトシ、なんでそんなぐしょぐしょなんだ?」

「えーと………」


サトシは今まで起きたことを全て説明した。


「なるほど………それでこのタマミツネを………確かに今のままでも大きいがジンオウガ亜種と比べると随分小柄だな。」

「ガベラさんに報告するか?」

「………一応町に戻ってヤドンの無事を確認してからにしよう。」

「OK!それじゃあ………」

「君はタマミツネを連れてたらややこしくなるからあここで待機だ。」

「ええぇぇえええええぇぇー!?」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

そしてヒワダタウン


「ヤアァン」「ドヤアァン」「ヤド〜ン」「ヤッドォォン」


ヒワダタウンにはサトシたちが逃したヤドンたちが元気よく溢れかえっていた。
泡まみれで
町の人々は討伐隊の威勢はどこへやらヤドンたちと戯れていた。


「…………もうこの町来るのやめようかな………」


メイアンはそっと呟いて町を立ち去った。
 ▼ 71 テラ@ふといホネ 22/01/12 14:15:14 ID:atDo5zZk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「というわけでヤドンは無事。ガベラさんに報告しようか。」

「あぁ!」


プルルルルル………


『やぁ、2人ともどうだったかな?』

「詳しい話はサトシに、」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『なるほど、若いタマミツネを仲間にしたんだね。メイアンちゃんは?』

「ジンオウガ亜種を取り逃しました。仲間にしようと思ったんですけどね。」

『ジンオウガ亜種…………わかった。2人はこれからどうする?』

「…………メイアン?」

「私もモンスター、もしくはポケモンを仲間にしたいですね。何かいい場所は………」

『………なら1ついい目撃情報があるんだけど。』

「!!」

『シオンシティで木や岩、墓石とかが切り刻まれているという事件があった。そしてポケモンと人が夜に突然襲われるなんていう事件も起きてる。』

「夜………」

「通り魔かなにか?」

『ひとつ心当たりがあるからデータを後で送るから興味があったら行ってみてね。』


そうするとガベラは通話を切った。


『迅竜 ナルガクルガ 飛竜種 暗闇で滑るような動きで獲物に忍び寄り、木の影から躍り出るようにして奇襲を仕掛け、逃れる獲物を執拗な連続跳躍でもって追い詰めとどめを刺す。黒い甲殻はしなやかで敵の攻撃を受け流してしまう。』


「これがナルガクルガ………」

「確かにこの体色で暗闇で紛れて襲いかかるならこれほど厄介な相手はいないな。まぁ行くところが決まったのはいいけど………」

「けど?」

「タマミツネがいるから飛んでいけないな。ここからは歩きと船というわけだ。」

「あ…………」
 ▼ 72 ェリンボ@そうこのかぎ 22/01/14 13:47:17 ID:E6Ewd/Ng [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして2人が船でカントー地方に向かう最中………


「ドジャオオオオオオオオン!」

「うわあああああ!」

「「!」」


部屋のにいても聞こえるくらいの大きな咆哮が響き渡った。


「……………! モンスターだ。甲板上にいる!みんなも……」

「甲板上………確かレウスとタマミツネが!」


2人は部屋を飛び出して甲板上に走ってゆく。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「ドジャオオオオオオオオン!」

「ギュヲオオオオオオオ!」

「クオォォォン!」

「ギャギギャルルルルゥゥ!」


「レウス!タマミツネ!何があったんだ!」

「蒼いリオレウス!」


レウスとゼクス、そしてタマミツネが蒼いリオレウスに向かって威嚇していた。


『蒼火竜 リオレウス亜種 飛竜種 青空のように蒼い甲殻が特徴。凶暴性や飛行能力は通常のリオレウス以上。飛行する姿はまさに蒼天の王者。』


「ドジャオオオオオオオオン!」

「うわああああああ!」

「ピカチュウ!エレキネット!」

「ピィッカア!チュウ!」


逃げ惑う乗客に向かって放たれた火球はエレキネットに包まれて消え去った。


「サトシ、さすがにここで戦うのは不味いかもしれない、空中に追い込んでゼクスとレウスで撃退する。いいな?」

「OK!タマミツネ!水流閃!」

「キニャオ!」
 ▼ 73 プ・テテフ@わすれもの 22/01/14 14:50:21 ID:E6Ewd/Ng [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
放たれた水流閃をリオレウス亜種はひらりと上空に飛んだ。


「レウス!追いかけろ!」

「ゼクス。」

「ギュヲオオオオオオオ!」

「ギャギギャルルルルゥゥ!」


レウスとゼクスは翼を広げてリオレウス亜種と共に空に向かって飛び立つ。


「ブレイズキック!」

「ギュヲオオオオオオオ!」

「ドジャオオオオオオオオン!」

「プラズマブラスター!」

「ギャギギャルルルルゥゥ!」


ゼクスがレウスのブレイズキックを避けた先にプラズマブラスターを放つがリオレウス亜種はその身のこなしであっさりとかわしてしまった。


「ドジャオオオオオオオオン!」

(ガシッ!)

「ギュヲオオオオオオオ!?」

「ギャギ!?ギャギギャルルルルゥゥ!?」

(ドガン!)


リオレウス亜種はレウスを蹴り離すとゼクスに急接近しその体を脚で掴むと地面に向かって思いっきり叩きつけた。


「ドジャオオオオオオオオン!」

「ギュヲオオオオオオオ!」

「っ!レウス!?」


レウスは蒼天の王者たるリオレウス亜種に天空の王者としての闘争心に駆られたのか船からどんどんと離れていってしまった。


「ゼクス!………よし動けるな。」

「………俺はタマミツネに乗って海から追いかける。メイアンも乗ってくれ!」

「了解、ゼクスも空から追いかけるんだ。」
 ▼ 74 ロア@せいれいプレート 22/01/15 21:36:51 ID:O/eUxrSY NGネーム登録 NGID登録 報告
「ギャヲオオオオオオオオ!」

「ドジャオオオオオオオオン!」

(ドガッ!ドガッ!)


レウスとリオレウス亜種は体をぶつけ合い激しい空中戦を繰り広げる。


「ギャオオオオ!」

「グオオオオオオ!?」


リオレウス亜種はするりとレウスの背後に回ると激しく蹴り飛ばした。


「不味いな………押されてるぞ。」

「くっ!」


そのままレウスは海の中へ落下してしまった。


「ギュヲオオオオオオオ!」

「レウス!くそ!水流閃!」

「キニャオ!」

(ドシュウウウウ!)

「ドジャオオオオオオオオン!?」


流水のブレスが見事ヒットするとリオレウス亜種は押し返された。
 ▼ 75 ティアス@はかせのふくめん 22/01/16 18:00:00 ID:B4yU0YY6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ギュヲオオオオオオオ!」

「レウス!大丈夫か!」


海から這い出たレウスは身を震わせて水を振り払う。


「ドジャオオオオオオオオン!」

(バサッ!)

「ギャギギャルルルルゥゥ!」

「ゼクス、追わなくていい。」


リオレウス亜種も流水のブレスを浴びたのを嫌がったのか青い空のどこへと飛び立ち消えてしまった。


「ふぅ………レウス!勝手に飛び出したらダメだろ。」

「フンッ!」


レウスは決着が付けられなかったことに不満があるのか目線を逸らしてしまった。


「あー………いいかい?」

「ん?」

「結構な距離をタマミツネは泳いだからだな。カントー地方がもう見えてる。」


いつの間にやらゼクスに乗ったメイアンが伝えた。


「ちょうどいいや!このまま行こうぜ!」

「うむ、船は平気だろうが今更戻るのも手間だ。」

 ▼ 76 チリス@おだやかミント 22/01/17 08:55:24 ID:08wkCMiI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして陸にあがり程なく歩いていくと……


「この森を超えた先がシオンタウンだ。」

「うへぇ………」

辺りには鬱蒼とした森林が広がっていた。


「霧が濃いから飛んでも行けないな。」


2人はゆっくりと濃霧が立ちこめる森へと足を踏み入れた。


「しかしこの霧………こんなのあるなんて情報なんてなかったはずだ。むぅ………」

「メイアン、道わかるのか?」

「あぁ………スマホロトムのおかげでどうにか………あとは互いにモンスターを見失ったりしないように近くにいることだ。」

「サトシ?」

「……………………………………………………………………」


サトシは返事に応じることは無い………なぜなら……


「サトシ………それにゼクスは?それにピカチュウ!?レウス?タマミツネ!!」


メイアンの後ろにはもうサトシたちが消えていたのだ。


「おっおい………冗談だろう!?こんな短時間であたしがはぐれたとでも言うのか!?」


動揺したメイアンの顔はどんどんと青ざめてゆく。


「ぐっ………………スッスマホロトム………」

『圏外!』

「…………………………………」


青ざめるを通り越して魂が抜け落ちたかのようにメイアンは真っ白になってしまった。
 ▼ 77 ェリム@ダイブボール 22/01/18 10:38:37 ID:lIRw2zjQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「うっ!?………」

「ギャウ!?」

「ピィ……」


濃霧が吹き荒れるとサトシたちの視界が一気に塞がれてしまった。


「大丈夫かメイアン!……………メイアン?」


当たりをキョロキョロと見渡すもメイアンだけが今の濃霧で消え去ってしまった。


「おっおーい!メイアン!」

「ピィカァ!」


しかし森に声が響き渡るだけで返事はない。


「先行っちゃったのかな……とにかく探そうぜ!」


別々での行動はできないためサトシたちは一塊になってメイアンを探すことにした。
一方その頃メイアンは………


「うーむ……悪寒がしてきたぞ。この霧はどうなってるんだ?」


歩いても歩いても変わらぬ光景、濃霧の不気味さも相まってメイアン途方もない不安に襲われる。


「!?………………これは?」


目線の先、大きな何かが倒れているのが目に映った。


「………………これは…………死んでる?」

『アプトノス 草食竜 大型の草食竜。大きなトサカと背びれが特徴。オスはメスより大きく育つ。』

(まだ……暖かい、食べられたばかり…………!?)


力尽き朽ちたアプトノスの体には漆黒の棘がいくつも刺さっていた。


「この棘の主がこのアプトノスを…………」


フシュルルルルルル!

(ザッ!ザザッ!)
 ▼ 78 ベルタル@あつぞこブーツ 22/01/18 11:26:41 ID:lIRw2zjQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「なっ!?ううっ…………」


樹上から急襲する黒い影がメイアンを襲うがギリギリのところで回避した。


「フシャアアアアアアルルルルル!」


その黒い影は暗い濃霧に赤き残光を残しながら向き直った。


「ナルガクルガ………………」


フシュルルルルルル!

(ビュン!ビュン!)

「ッ棘!?」


ナルガクルガの尾から放たれた棘はメイアンの服を掠め切り裂きながら飛んできた。


「フシャアアアアアアルルルルル!」

「逃げても逃げる気はしないけど…………逃げなければ喰われる。」


ナルガクルガの口には先程のアプトノスだろうか。僅かに血肉がこびりついていた。


(ザザッ!)

「飛びかかり!」

「シャウ!」

「尻尾!」


メイアンは己に宿るモンスターの心を読む力で何とか攻撃をかわしていくが…………


「っ…………我慢するには少し痛すぎるな…………」


人間とモンスターではどうしても生物として越えられぬ壁がある。メイアンの体は掠ったナルガクルガの傷、転倒した時の負傷で既にボロボロになっていた。


「ぜぇ…………痛っ……」

「フシャアアアアアアルルルルル!」

「!?…………ぎゃああ!」


ついにメイアンにナルガクルガの回転尻尾攻撃がヒット!勢いそのままにメイアンは吹き飛ばされた。
 ▼ 79 トリンダー@カードキー 22/01/21 09:36:52 ID:JiFMkwbM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「っ━━━━!?」


あまりの激痛に声も出なかった。


(ここは…………墓地!?……ここであたしに死ね……ってか……)


森から開けた場所に吹き飛ばされたかと思うとそこは墓地であった。濃霧によってその不気味さが増している。


「うっ…………うぅ…………」


痛みで軋む体はそう簡単に動くものではなかった。


「フシャルルルルル!」


赤い残光を残しながらナルガクルガは飛びかかった。


(ビュオオオオオオオ!)


「!?」


しかし次の瞬間、ナルガクルガは濃霧によって遮られた。何が起きたのか理解出来てないのかナルガクルガも辺りをキョロキョロと見渡している。


「は?!」


わけがわからない。霧がナルガクルガの攻撃を防いだのだ。


「なんでもいい………今はここから離れ」


(ビュオオオオオオオ!)


「っ………あれは………」


霧が集まるとナルガクルガの前には見覚えのないシルエットが立ち塞がっていた。
 ▼ 80 ザードン@もくたん 22/01/24 07:40:05 ID:312wxnNo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「フシャルルルルル!」

「!!」

(ズンッ!)

「シャオオオオ!?」

「うッ!?」


その巨影がナルガクルガを押しつぶすと大きな衝撃波を巻き起こした。その衝撃波をメイアンも巻き込まれてゴロゴロと転がって行った。


「キャォウ!」

「……………」


薄れゆく意識の中不気味な声が聞こえてきた。そして間もなくメイアンの意識は落ちてしまった。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「メイアーン!」

「ピィカァー!」


濃霧が漂う森の中を彷徨いつつサトシ達はメイアンを探していた。


(スゥーーー………)

「霧が消えた…………」

「ギャギャル!」

「あっ!ゼクス!」


濃霧が消えるとゼクスはすぐさま飛び立ちメイアンを探し始めた。


「ギャギギャルウウウゥゥゥ!」

「見つけたのか!」


ゼクスはメイアンを見つけたのかまっすぐと森の先へ向かっていった。
 ▼ 81 ロトーガ@さみしがりミント 22/01/25 11:58:35 ID:gcB22lkE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてゼクスが追いかけた先……森が開けた墓地に辿り着くと


「あっ!メイアン!」


意識を失ったメイアンが地面に倒れていた。


「メイアン!」

「ギャギギャルウウウゥゥゥ!」

「うっ…………はっ!ナルガクルガは!?」

「ナルガクルガ………?」

「む?サトシ!どうしてここに………じゃなかった、それがナルガクルガに追い回されてねこのザマだ。」

「けど怪我がないようで良かった……」

「怪我?それなら…………!!」

「どうしたんだ?」

「いや………なんでも………」(どういうことだ?ナルガクルガにつけられた切り傷が消えてる………)

「とにかくシオンタウンに向かおう!」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

(ヒュオオオオオ)

「寂れてるな………」

「そうじゃろう?」

「「!?」」


サトシとメイアン、2人の間には杖をついた老人が立っていた。


「いつの間に………」

「ほっほっほまぁ聞け。確かにこの街は墓地が多くて寂れやすいが以前より酷くなっておる。」

「もしや…………」

「それは人やポケモンが何者かに襲われて怪我をするからなのじゃ。そして先程まであったあの霧………あれのせいで被害はより酷くなっておった。まぁ霧は消えたから少しはマシになるだろうがの。」

(霧はともかく………襲うのはナルガクルガか………)

「襲われるのを恐れた人やポケモンはみんな中に引き篭ってしまったよ。」

「おじいさんは中に入らないんですか?」

「ワシか?ワシは強いからな!」
 ▼ 82 ーロンゲ@オレンジメール 22/01/27 19:33:23 ID:i1.6I1XY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「はあ…………でそれでを伝えて何を?」

「いやー要はあんた達に襲ってきたやつを探ってきて欲しいんじゃよ!」

「強いんじゃなかったのか………」

「ナハハ!負けてしまった!シオンタウンまで辿り着いてるしどーにかなるじゃろ!」

(押し付けられてるだけでは…………)

「まぁとにかく明るい内に探すことじゃ!奴は夜に襲う、今のうちだ!」

「サトシ、行こう。心当たりはある。」

「うわっメイアン!?」


見送る老人を背に2人は再び森の中へ入っていった。


「メイアン、心当たりがあるって………」

「ナルガクルガに襲われたあと別のなにかがナルガクルガを攻撃してた。私が倒れてたところに跡がまだあるかもしれない。」

「それって………」

「正体までは分からないけど………霧に紛れてわからなかった。」


メイアンはあの時現れた巨影を思い出す。


「さぁここの寂れた墓地だったな…………」

「あっ!本当だ、地面が割れている。」

「それに………これも………」

「草が………ここだけ枯れている?」


メイアンが示した場所の草木はそこだけ茶色く枯れていた。
 ▼ 83 ーディ@たいようのふえ 22/02/02 11:37:04 ID:zd9IHV.. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それ枯れた草は移動するように連なっていた。
その先には………


「何かを引き摺った跡…………」

「もしかしてこの先にナルガクルガが………」

「他に無さそうだし行って見るか……」


引きずった痕跡は森の奥へと続いていた。


「あちこち枝が折れたりしているから相当荒っぽく動いたみたいだ。」


森の奥へと続いていた痕跡は周囲の木々にも残っていた。


「これで本当に辿り着くのか?」

「分からないな………」


その痕跡を辿ってゆくと2人はある場所に着いた。


「ここで途切れてる………」

「!! もしかしてこの上に!」

「有り得る…………けどこんな切り立った崖をどう登る?レウスやゼクスじゃ目立つ………」

「それなら俺にいいのがいるぜ!」


ポオオオォォォン!


「ゲン!」

「ゲンガー?」

「メイアン、ゲンガーに乗ってくれ。」

「ん…………なにか変わってるのか?」

「あぁ!バッチリメイアンも透明になってるぜ!」

「透明?そういうことか?」


ゲンガーに乗せてもらったメイアンもゲンガーの透明化の効力を得たのだ。


「よーし!ゲンガー!この上をこっそりと探るんだ!」

「ゲン!」
 ▼ 84 スブレロ@カロスエンブレム 22/02/08 15:35:48 ID:olPItNGg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲンガーはメイアンを乗せてふわりと飛び上がった。


「!!あれは………ゲンガー、少し近づいてくれ。」

「ゲンガ!」


切り立った崖の途中に大きな空洞があった。


「岩が削れた痕………もしかしてこの中に………」


(ガツッガツツ!バギ!)


「!?………なんの音。ゲンガー!」


(ゴッ!)


「ゲンガァァァ!?」

「うぐぁあああああああああああ!?ぐはっ!」

「えっ………ゲンガー!メイアン!?それにこれは………」

「うう……なにかがナルガクルガを………投げてきた………痛った……」

「戻れゲンガー!メイアン、怪我が……」


「バガラララララララララララララララ!!!!」


「なんだ!?」


サトシたちの周りに紫炎が降り注ぐとおぞましい咆哮が辺りに轟いた。
 ▼ 85 クシー@エネコのしっぽ 22/02/09 21:56:05 ID:emSceMRc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「あれは……………」

『怨虎竜マガイマガド 牙竜種、強大なモンスターを相手にしても一切の躊躇いを見せず襲い掛かる。
怒気を感じる恐ろしい面構えや、鎧兜を想わせる厳めしい甲殻は怨念に満ちた亡霊武者と見紛う威圧感、
さらに身体の至る個所から「鬼火」と呼ばれる、妖しげな紫色に光る特殊なガスを立ち昇らせており、
その禍々しい迫力と恐るべき攻撃性から、ハンターズギルドからは《怨虎竜》とも呼ばれる。』

マガイマガドは崖から軽々と飛び降りてサトシ達に牙を向けた。


「ギュヲオオオオオ!」

「ギャギギャルゥゥゥゥゥゥゥゥ!」

「ガルルルルォォォォ!」


(ザンッ!ザンッ!)


「「!?」」


マガイマガド尾槍を振り回してあっという間にレウスとゼクスを蹴散らしてしまった。


「ヴォルルル!」

「なっ!?」

「しまった!メイアン!?」


マガイマガドはすかさず尾槍を向けてメイアンを突き刺そうとした。
サトシは慌てて手を伸ばすが間に合いそうにない。


「待ちなさい!」

「グォル!」

「「!!」」


何者かの制止の声が入るとマガイマガドの動きがピタリと止まった。


(危ない………この人が止めてなければ私は今頃………それにしてもこの人は………)


長髪の仮面をした人物はそっと口を開いた。
 ▼ 86 ンカラス@スキルコール 22/02/17 12:02:50 ID:w85Q.8XE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ごめんなさいね、僕のマガイマガドが迷惑をかけたね。」

「あんた………誰だ?」

「僕かい?僕はただのしがないトレーナーさ、ある人物からここのナルガクルガを退治して捕まえるように言われていてね。」

「……………」


メイアンは掴みどころのない雰囲気に警戒を強めていた。


「このマガイマガドはなぜだがボールには入ってくれないけどかいいパートナーだよ。君たちを襲おうとしたことは本当にすまなかったと思っている。」

「……………あんた、名前は………?」

「そうか名乗ってなかったね。僕はシクラだ。………と僕はそろそろ行かないとね、またどこかで会おう。」


(パシュ!)


「!?………ゲホッゲホッ!」


地面に投げつけられた煙玉の煙が消えるとそこにはシクラの姿もマガイマガドも倒れたナルガクルガの姿も無くなっていた。


「なんなんだあの男………」

「どういうことなんだ?メイアン。」

「分からないけど………凄く嫌な雰囲気だ。」

「ギュヲオオオ………」

「良かった、レウスたちは掠り傷で済んだんだな。」

「ギャギギャルルウウウ!」

「ナルガクルガもいなくなってしまったし、シオンタウンに戻るしかなさそうだな。」
 ▼ 87 ジスチル@バトルレコーダー 22/02/25 09:46:14 ID:4IdoqvEU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「そうか…………あやつは何者かが捕まえてしまったのか………」

「一応の脅威自体は消えたが……」

「まぁ………いなくなったことには変わりはないしのぉ。とにかくわざわざ動いてくれて助かった、ありがとう。」

「礼なんて………まだ本当に脅威が消えたかなど………」

「まーまー!とりあえず人が外に出られるようになったからよしじゃ!お前たちも今日は止まっていきなさい。」


2人は老人に寂れたポケモンセンターへと案内された。
そしてその日の夜………


『そう………マガイマガドを連れた男がナルガクルガを………』


メイアンはその日起きたことをガベラに通話で伝えていた。


「なにか知っているのですか?」

『………いいや、ただマガイマガドはとてつもなく凶暴、それに強い。それこそあなたのライゼクスを遥かに上回るほどにね』

「………つまりその男も相当の実力者ということか。」

『そうなるね…………ところでメイアンちゃんはバトルマスター大会どうなの?』

「まだ1回も戦ってません。まだ相手が


(ピコーン!)


『バトルマスター大会の相手が決まりました!!』


その時スマホロトムの音声が鳴り響いた。
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