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ポケモン

お前らの好きなキャラのおもらしシーン妄想を書いていけ その3

 ▼ 1 ゲータ@なんでもなおし 23/01/13 21:38:19 ID:/9z23r/M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

お前らの好きなキャラのおもらしシーン妄想を書いていけ その2

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1791849
 年を跨いで3スレ目に突入です


・女性の人間キャラならば数行のシチュ妄想から始まり、SSや絵など多岐に渡って受け入れるスレです

・おもらしと題していますがおしがまのみや限界放尿、おねしょ、恐怖失禁などでも大丈夫です
 ※飲尿のようなレベルの高い妄想の場合、トラブルの予防として冒頭で先の展開を仄めかすことを強く推奨します

・男性キャラや大については控えてください
 ※どうしても書きたいという場合は自分で新しくスレを建てるなど努めてください

・ポケモンについては下に貼ったように姉妹スレができているのでそちらでお楽しみください
 

【ポケモン編】お前らの好きなキャラのおもらしシーン妄想を書いていけ その2

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1839417



 実際のところ制約はあってないようなものなので気楽に楽しんでいきましょう
 ▼ 961 ミロップ@クリティカット 23/09/02 23:24:41 ID:buLg9SME [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサムからは顔が見えないが、彼の目には誇らし気に自分の方を向いているマチエールの光景が浮かんでいた。

ミアレで出会った仲間の頼もしさを改めて実感しながらハンサムはマチエールに男のことを託す。


「マチエール! こちら側に逃げた奴は一人だけだ。残る二人は私の方で追うからリーダー格の追跡は任せるぞ!」

「……うん!」


フェイスシールドの下の顔は収まることを知らない尿意で歪みひきつっている。
図らずも一度開放を許した膀胱は仕事を取りやめてしまい、うずくまる行動ができない。


今だけは持ちこたえてくれよと力を振り絞り、ハンサムとの会話を耐え凌いだ。
 ▼ 962 ジャンボ@ケムリイモ 23/09/02 23:25:47 ID:buLg9SME [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサムの気配がなくなり、どうやら移動したようだとわかるとマチエールはぐりぐりと鼠径部を抑え込む。

イクスパンションスーツは外部からのダメージが入らないように人間の急所を保護するような作りになっているのだが、頭部と鼠径部は特に厚く堅い素材で作られており、直接手で押さえることができない。

スーツの上からでは効果などないとは承知の上だが、抑えているという視覚情報だけでも尿意が和らぐ気がしていた。


(どうしよ…もうほんとに…)


足先はもうひたひたになり、一歩歩くたびに指と指がぬるんと滑るようにずれ動いて尿意とともに不快感が高まっていく。





「自分の体力を過信してケガでもしたか?」
 ▼ 963 ードリオ@あかしのおまもり 23/09/02 23:27:08 ID:buLg9SME [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
うずくまった姿勢から顔を上げると目の前にいたのは誰でもない、今逃がしたと思っていたブレイク団だった。

逃げようするどころか、もう一つのモンスターポールを人差し指の先でクルクルと回してマチエールのことを見下ろしている。


「な、なん……あ! テレポート!」


マチエールは男がゴチルゼルにテレポートを使わせなかったことを思い出した。
敢えて逃走の様を見せることで、マチエールにのみ自分のことを追いかけさせたのだ。

男は冷え切った目でマチエールを見つめる。


「お前、さっき世話になったガキだな?」

「そ、そんなことわからな…んっ……でしょ?」

「声こそ籠って聞き取りづらいが、そのクロバットを見ればわかる。国際警察もお前のことをこの子なんて呼んでたしな」


そこまで言うと男はガラㇽヤドキングを繰り出し臨戦態勢に入った。
 ▼ 964 ャルマー@のびたバネ 23/09/02 23:59:56 ID:mEZotKMA NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 965 ローニャ@アロライZ 23/09/03 03:11:30 ID:m9y6fOwk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>数回に分けて熱い液体が滲みだした。

ここぐうエロい
 ▼ 966 ボツボ@ヨクアタラーヌ 23/09/03 23:32:01 ID:pGsECVsQ [1/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「とにかく、加勢が来る前に終わらせないとな。ぶきみなじゅもんだ」

「ちょ、ちょっとまって、、クロバット!」


不意を突かれつつもなんとか回避させねばとクロバットの名前を呼ぶ。しかし先に戦った場とは異なり、建物間の空間は狭くクロバットの機動力が半ば死んでいる。


「とりあえずまうえにとびあがって!」


左右と下、奥方向への移動ができない以上、クロバットにしては上以外の逃げ道がない。

クロバットもほぼ同時にその回答に行きついていたようで、予備動作が遅れながらも音波の到着前に回避することに成功する。

外れた音波は背後の壁に直撃するも生体以外に効果はないらしく跡は残らなかった。

しかし凄まじい衝撃音に思わず力が抜けそうになる。


「ダメ…ダメ…」
 ▼ 967 ドキング@サファリボール 23/09/03 23:32:49 ID:pGsECVsQ [2/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「無駄な足掻きを…もう一度ぶきみなじゅもん!」

「したによけて!」


青天井ではあるが、あまり高くに行ってしまっても攻に転じることができなくなってしまう。

クロバットは自身の翅による推進力と重力を使いマッハで下降すると、分厚いコンクリートに叩きつけられる直前に器用にブレーキを掛ける。
狭いところでも素早く駆け回ることができるのはクロバットならではの芸当だ。


速さは勝っている、あとは攻撃力。
せめてどく状態になってくれれば勝機はある。


「そのままどくどくのキバ!」

「こんな空間でよくもちょこまかと」


ヤドキングは技の撃ち終わりで避けることも受けの姿勢をとることもできない。
クロバットはシェルダーの硬い殻にも臆すことなくキバを突き立てるとどくどくと猛毒を流し込んでいく。

が、まだ無傷であったことと技威力の低いことが災いしてかヤドキングは怯む様子を見せない。


「奴の翅を掴め」

「ヤドキングからはなれて!」
 ▼ 968 レイシア@キョダイパウダー 23/09/03 23:34:02 ID:pGsECVsQ [3/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
単純な速さではクロバットが上回るはずだったが、牙を抜いて飛行するまでの時間は密着した2体にとってあまりに長すぎた。
ヤドキングが薄く柔い後翅に手を掛けたのを見ると、男は三度ぶきみなじゅもんを命じる。


「クロバット!!」


今度こそ回避することができない状況にマチエールは叫ぶことしかできない。

クロバットの耐久力はペラペラではないが、弱点となる技を至近距離からもろに食らってことで体力が一気に削り取られる。
レベルの差があったことで戦闘不能にはならずにすんだが、ここまでに蓄積したダメージもあってクロバットは今にも落下してしまいそうだ。


「ところで」


放っておいても地に臥しそうなクロバットにはもう興味がなくなったようで、男はマチエールの方に目を付けた。


「いつまでもそんな体勢、腹が立つんだよ。バディーズなんだろ? 堂々と立って戦え」

「これはちょっと…けがで」

「シンクロノイズだかなんだか知らないが、さっきもよくわからない技で手下を倒してくれたよな。またやってみろよあれ」

「……それは」

「自分で立てないんなら代わりに立たせてやってもいいぞ。ヤドキング」
 ▼ 969 ーマルド@ピーピーエイド 23/09/03 23:34:44 ID:pGsECVsQ [4/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤドキングは男の会話からすべきことを理解したようで、マチエールの身体を傀儡のようにサイコキネシスで持ち上げる。

クロバットは残る力を振り絞り主を助けようとするが、飛行の維持に体力が尽いて羽ばたきが止まる。そして着地すると

暴力的に問いただす気なのか磔にするように手足を固定すると、男はクロバットを横目にマチエールににじり寄る。


「ほれ、立てるじゃないか。そうやって戦えよそうやって。 もっともクロバットはもう戦えないようだ、が……」







「あ?」
 ▼ 970 ノヤコマ@シルバースプレー 23/09/03 23:36:22 ID:pGsECVsQ [5/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


会話を妨げるように聞こえだしたしょろしょろという音に視線を動かすが、今は雨も降っていないし側溝に水が流れているわけでもない。

じっくりと聞くと自分の近くに音源があることに気付き目線を下すと、マチエールの着るスーツ、その透明なパーツの中で何かが線を描くように流れているのが見える。

足先の方からうねうねと表面が揺れながら脛、ふくらはぎと層の境目が上昇し、それと共にスーツの脚部分がゲルのようにゆらゆらと震えながら膨らんでいく。


「やっ…ダメ…」


サイコキネシスで括約筋までも固まってしまい、力が入れることも許されないまま尿の勢いは弱まらず流れ続ける。

逃げることも誤魔化すこともできず赤の他人に己の惨状を見られている現実に耐えられなくなり、目をぎゅっと閉じて時間の過ぎるのを待つも、これ以上ないであろう辱めは永遠のように続いてマチエールを苦しめる。


「お前、まさか…」

「……っ」
 ▼ 971 ローラペルシアン@カットミニトマト 23/09/03 23:38:43 ID:pGsECVsQ [6/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
恥ずかしさからか気持ちの悪さか悔しさからか、あるいはそのどれもが起因したのだろう、マチエールの目には光るものが見える。

流すわけにはいくまいとのプライドは、瞼を閉じて唇を噛みしめて落ち着きを取り戻さんとするが、心持ち一つで震えを抑えられるほど精神は成熟していない。





両足が半分ほどぬるま湯に浸かったところでサイコキネシスが解かれた。

マチエールは立つ気力も失ってしまい膝から崩れ落ちる。


じゃぷんと液体が波打ってスーツが揺らめくも、スーツからはその一滴も漏れだすことなく薄ら明かりを受けてゆらゆらと大腿部に光が反射する。

ヤドキングは軽蔑とも哀れみとも同情とも取れるような視線が向け、何をするでもなく突っ立っていた。


「一丁前に国際警察と一緒になって、人に説教して、仕置きを加えようと追いかけて……その結果がそれか?」

「うっ……ひぐっ……」


これ以上弱弱しいところを見せるわけにもいかないと呼吸を整えようとするが、横隔膜の痙攣が止まらずに子どものような泣き声だけが辺りに聞こえる。

「泣くのか? 偉そうにしておきながら、いざ自分が失敗したら泣くのか? 他の誰のせいでもない自分のせいで、汚物を垂れ流しながら泣くのか?」








「所長を虐めるのはそこまでにしてもらおうか」
 ▼ 972 ノノクス@ミクルのみ 23/09/03 23:39:26 ID:pGsECVsQ [7/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
安心を覚える声にマチエールが顔を上げると、肩で息をするハンサムとリラが立ち並んでいた。


「すまないマチエール、どうにも私は土地勘がなくてな」

「申し訳ありません、私としたことが録音した音声にはめられてしまうとは……ところで」


リラの手に持った小型のスピーカーを強く握りこむと、眉を寄せて男をにらみつける。


「あなたには罪を償ってもらわなければなりません。一つはバディーズたちを襲った罪、一つは自らのポケモンを見捨て逃走した罪…」

「そしてもう一つは」


ハンサムはリラの言葉に繋げて言うと一度言葉を切った。

そして顔を濡らして自分を見上げるマチエールと目を合わせ、男に向き直って怒号を上げる。


「私の助手を泣かせた罪だ! グレッグル!」

「あなたも行ってください、カビゴン!」


分の悪くなったことに男は歯噛みしながらも態度を崩さない。


「ガキ、良かったな。お漏らししたお前のためにパパとママが来てくれたみたいだぞ」
 ▼ 973 ルネアス@おおきなキノコ 23/09/03 23:41:17 ID:pGsECVsQ [8/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男が執拗にマチエールの傷を抉ったことがハンサムのげきりんに触れる。
実力行使と行きたいが、ヤドキングを相手にカビゴンとグレッグルでは相性が良いとは言えない。


「それでも戦わねばならんのだ。どくづき!」

「ぶきみなじゅもんでカタをつけろ」


ハンサムがマチエールならグレッグルはクロバットである。
仲間の仇を取るためにグレッグルはその拳を振るう。

だが背後を取ったとグレッグルが優勢を確信したその瞬間、ヤドキングがクイックドロウのごとき速さで振り返った。
グレッグルはそのまま攻撃すべきか距離を取るべきか当惑してしまう。


「グレッグル!」


ゼロ距離での攻撃だったためカビゴンも間に入って庇うことができない。
耐久力も高いわけではなく、既に体力も減少しているグレッグルにとって効果抜群の攻撃は重すぎた。

グレッグルは脳の機能が止まってしまったかのように後ろ向きに倒れる。
 ▼ 974 ゲデマル@きいろのはなびら 23/09/03 23:43:26 ID:pGsECVsQ [9/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「とにかく、加勢が来る前に終わらせないとな。ぶきみなじゅもんだ」

「ちょ、ちょっとまって、、クロバット!」


不意を突かれつつもなんとか回避させねばとクロバットの名前を呼ぶ。


「縺カ縺阪∩縺ェ縺倥e繧ゅs」

「とりあえずまうえにとびあがって!」


左右と下、奥方向への移動ができない以上、クロバットとしては上以外の逃げ道がない。

クロバットもほぼ同時にその回答に行きついていたようで、予備動作が遅れながらも音波の到着前に回避することに成功する。

外れた音波は背後の壁に直撃するも生体以外に効果はないらしく跡は残らなかった。


しかし凄まじい衝撃音に思わず力が抜けそうになる。


「ダメ…ダメ…」
 ▼ 975 テラ@むしくいぼんぐり 23/09/03 23:44:08 ID:pGsECVsQ [10/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「くっ、カビゴン! ずつき!」


防に徹しているだけではジリ貧になって終わると即決したリラはカビゴンに攻撃技を命じる。
火力は低くとも怯ませることができれば隙ができるはずだ。


「きあいだまで跳ね返せ」


しかし咄嗟の戦略にも男は動じることなく技を選択した。

ヤドキングはカビゴンが近づいてくるまでの時間を使い、両手の間に青白いエネルギー塊を精製して、どんどんそれを膨張させていく。


「カビイィッ!」

「今だ! 撃て!」


そしてカビゴンの頭が間合いに入った瞬間、ヤドキングはチャージし続けたきあいだまをカウンターに放つ。

しかし対するカビゴンは突進の速さを緩めることもなく、いっそ頭でそれをかち割らんという気概で突っ込んでいく。



「ドヤアアアアァ!!!」

「カビイイイイィ!!」



路地裏に降り積もっていたほこりは視界を失うほどに激しく舞い上がった。
 ▼ 976 ギアナ@バナナスライス 23/09/03 23:44:44 ID:pGsECVsQ [11/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>974
ミスりました
 ▼ 977 イティ@ピートブロック 23/09/03 23:46:34 ID:pGsECVsQ [12/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
顔を覆う手を離した先には目を回して仰向けになったカビゴン、そして尻もちをつきながらも攻撃に耐えたヤドキングがいた。


「カ…カビィィ…」

「フッ、このまま国際警察もろともきあいだまで吹き飛ばせ!」


男は勝ち誇ってトレーナーへの直接攻撃を仕掛けるが、ヤドキングには聞こえていないのか動かない。


「聞いているのか? きあいだまだ」


しかし何度声を掛けてもヤドキングは動かない。正確にはピクピクと震えて腕も少し動いているが、やはり攻撃を仕掛けようとはしない。


「おい、トレーナーに歯向かうつも、り……あ?」


ヤドキングが男の方を振り返ると、腕を胸に当てて目で訴えかける。

めったに見開かない瞳はまんまると開き、男を縋るように見つめている。
またカビゴンのずつきの影響かは定かではないが、腹には鈍く重苦しい痛みが残るようで呼吸がやっとの有様だ。


「クソッ、ずつきの追加効果か…」


男はその状況に舌打ちをするも、すぐに冷静さを取り戻した。
そして気絶したクロバットの方を見ると小さく笑った。


「女の方の国際警察、怯ませるのはいいが、ここからどうするつもりなんだ?」
 ▼ 978 ブリアス@つららのプレート 23/09/03 23:49:09 ID:pGsECVsQ [13/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「それは──」

「グレッグルもカビゴンもクロバットも、全員気絶したも同然だろうが!」


男は勝利を確信したように振舞うが、リラとハンサムから負けたという感情は読み取れない。
それも強がっているわけではなく、何か根拠があるようで自身に満ちている。


「それは、どうでしょうか?」

「何?」

「マチエールさん!」







「クロバット! ベノムクロスポイズン!」


「?! 何…?!」
 ▼ 979 ンジュモク@ベリーアメざいく 23/09/03 23:52:01 ID:pGsECVsQ [14/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「いや、理由は後だ! ヤドキング! ぶきみなじゅもんだ! 急げ!!!」

「ヤドキ──」


男は調子を欠いてヤドキングに指示を出し、ヤドキングはひるみ状態から回復した直後でパニックになりながら技を唱えようとする。

しかしクロバットの速さの前にそんなものはないも同然。


クロバットは前翅に滾る怒りを込め、空間ごと切り裂くほどの力でヤドキングを討ち果たした。





「どうして……あいつらはもう……」


ヤドキングが倒れる様を傍観するしかできない男にハンサムが近づく。

よほどショックだったのか、肩をゆすっても耳元で話しかけても一切ハンサムに気を向けない。
ただ「なぜ」「どうして」と繰り返すばかりだ。

この男には今回の事件について事情聴取を行わなければならないが、この場で聴取、男をマチエールの傍に置いたままでは諸々の事情で都合が悪い。



ハンサムは少し悩んでから結論を出した。


「ボス、この男は私が連行しておく。マチエールのことを頼めるか?」
 ▼ 980 ラミンゴ@いいカンポーやく 23/09/03 23:53:08 ID:pGsECVsQ [15/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「よろしいんですか? より身近なハンサムさんが残った方が」

「いくら家族のような仲でも私の性別は男、マチエールの性別は女だ。年頃の少女にはいろいろあるだろう」


それでもなおハンサムの方がいいのでは。そんな考えが過ったが、リラは当事者であるハンサムの意思を尊重して見送ることにした。


「わかりました。では被疑者の連衡が終わったらまた連絡をお願いします」




返事の代わりに頷き、ハンサムと男がその場を離れる直前だった。


「その女も…意地でも泣かしてやる」

「……っ!」

「ぐっ…貴様!」


視界の端でマチエールがおびえる様子を見てハンサムが怒りを露わにする。


「ハンサムさん! どうか抑えてください! マチエールさんの前です!」

「……すまない、ボス。冷静に、あくまでも冷静に連行する」


マチエールの前というのも理由だろうが、何より被疑者を傷つけたりしてしまえば捜査機関として重大な問題となる。
それを遠回しに理解させクールダウンさせてくれたリラに感謝しながら、ハンサムと男は今度こそ路地裏を後にした。
 ▼ 981 ガボスゴドラ@メダルボックス 23/09/03 23:54:51 ID:pGsECVsQ [16/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「あ……ボス……」

「もう大丈夫です、マチエールさん」


まずはお礼、その前に謝罪か…捜査の手伝い、それは終わった…いや連行…もハンサムが……

何か言わなくてはならないのはわかっているが、たくさんある伝えたいこと、伝えるべきことが喉の奥に詰まって出てこない。


リラは何も言わずマチエールから言葉が出るのを待とうとも思ったが、自分から話すのはまだ辛いかと思い直して話題を持ち掛ける。


「さっきはマチエールさんが協力してくれて助かりました」

「うん…」

「キズぐすりが残っていたり、グレッグルがギリギリでどくづきを当てていたり、本当に運が良かった」

「うん…」


マチエールは会話に参加こそすれど、聞き手に回るのみで自分から言葉を発してくれる様子がない。

どうしようかと俯くと、目に入ったマチエールの足元から先にしなくてはならないことがあると思い出し、マチエールの背中をさする。


「マチエールさん、まずはスーツの中に溜まったにy──」


言いかけてリラは言葉に詰まる。
年端もいかない少女に対し、貴女は自分の尿でなどとどうして言えようか。

リラは咳払いしてからペーパーナイフを取り出した。
 ▼ 982 ラルジグザグマ@ゆうかんミント 23/09/03 23:56:17 ID:pGsECVsQ [17/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
形見に傷をつけるのは…とも考えたが、クセロシキの調書を読む限りでは問題なかったはずだ。

事情聴取では事件に関することを洗いざらい話し、一方で罪から逃れたり軽くしたりしようとしての発言はなかった。
その代わりに取扱説明書を渡し忘れたから伝言してくれとイクスパンションスーツについて話したらしく、要約してなお調書30枚にも渡ったのは、マチエールを心から思ってのことなのだろう。


「スーツを少し切ります。足元に気を付けてください」


マチエールがコクリと頷いたのを見てからスーツの脛近くに刃を滑らせる。

すると行き場を失いスーツ内に溜まっていた尿がだばだばと溢れだした。

スーツの切れ目を伸ばし広げながら流れ出る尿は辺りの空間を押し広げるように足元に広がっていく。

ナイフを使うためにマチエールのすぐ近くでしゃがみこんでいたことで服にも飛び散り、凄まじい量と勢いにリラは反射的にマチエールのもとから引き下がった。


「おっと」

(しまっ…!)


すぐに訂正しようとするが、目の前で起こった出来事の意味を悟ったマチエールがこれまでの無言の時間を取り返すようにポツリポツリと話し出す。


「そうだよね…グスッ、きたないっ、もんね…はなれといてって、いったらよかっ…ふえぇっ…ボスのふくっ、が…あたしっ…がっ、じぶんでっ…やったら…」
 ▼ 983 ローララッタ@ラブラブボール 23/09/03 23:58:35 ID:pGsECVsQ [18/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
赤く腫らした目元にまたもいっぱいのしずくを湛え、それを零すまいとまばたきを繰り返す。
泣いてはいないと声を飲み込もうとするも、しゃくりあげてしまうのは意思でどうにかなるものではない。

薄暗い路地裏、反射して仲が見えにくいフェイスシールドだが、リラにはその表情がしっかりと見えた。


「し、失礼しましたマチエールさん。私としたことが…」


リラは取り繕うように尿でできた水たまりの上を通り、外に出た尿で濡れたマチエールを抱きしめた。


「ボ、ボス、あたしだけじゃなくてボスのおようふくもよごれちゃうから」

「ちょっと服が汚れるくらいいいじゃありませんか。泣いているあなたをただ見ているだけの方が辛いですから」

「うっ、ボス…ふぇぇ…」


マチエールは16歳にもなってという情けなさやら、この機に思い切り甘えてやろうというわがままやらでリラに思い切り抱き着いた。


「んっ…?! マ、マチエールさん? 少し力が…」


小刻みに身体を震わせて足踏みをするリラに、少し力を籠めすぎたかとマチエールは反省しつつもなかなか離せないでいた。


「あっ…このままじゃ……出っ…!」

「で?」

「え?! ええと……」
 ▼ 984 ロアーク@くろおび 23/09/03 23:59:25 ID:pGsECVsQ [19/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ごめんねボス、あたしボスのことかんがえずにぎゅーってしちゃった。でも『でっ』ってどうしたの?」

「……」

「『このままじゃ』ともいってたけど」


「で……−トみたいですね、と言おうとしたんです。ほら、ずっと抱き着いていては恋人のようでしょう? 私は持っている過去の記憶も少なく、国際警察の皆さんがいないと生きていけません。一人で強く生き、仲間と共に生きる術まで身に着けているマチエールさんとは不釣り合いではないかと」


誤魔化しのために発言量が増えてしまった事を後悔しながらもリラはマチエールの目を見つめる。

目を逸らせば嘘がバレるかもしれないが、それでも何か言いたげなマチエールの目には見透かされているようで冷汗が出る。


「そっか……じゃああらためて。ありがとう、ボス!」

「ええ。やはりマチエールさんには笑顔が似合います」
 ▼ 985 ンドラー@ローラースケート 23/09/04 00:02:48 ID:dQu6mtbg [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてリラがマチエールをポケモンセンターまで送った後のこと


(そういえば、どこにあったかあまり覚えて…)


目当ての場所が見つからず、もうクルティに直接聞こうかと思ったそのとき、ポケモンセンターの出入り口から入ってきた人物と目が合った。


「おお、ボス、マチエールを無事届けてくれたのだな」

「ハンサムさん! そちらの仕事ももう?」

「ああ、先のブレイク団は間違いなく、私ハンサムが送り届けた」


仕事が終わってから言うものではないが、ハンサムはつい2時間ほど前に怪我を負ったところだ。
無理をしていないか心配になるが、自分より組織を優先する姿勢には尊敬できるものがある。


「流石の手際の良さですハンサムさん」

「うむ。では我々はクチナシのもとへ急ごうか」


そういってハンサムは走り出すが、リラとしては先に済ませておきたいことがある。
しかしそれを伝えて良いものか。


「……」

「ボス?」

「え、と…」
 ▼ 986 ルビアル@ふるびたかいず 23/09/04 00:04:33 ID:dQu6mtbg [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
立ち止まると尿意が高まるようで、落ち着いてハンサムの方へ顔を向けることができない。

何かしていないと意識が寄ってしまうのできょろきょろと辺りを見渡すことでその場しのぎを試みるも、ハンサムからの目は怪訝なものになるばかりだ。

時折ハンサムの方を見て正直に言おうかと思い立つも、マチエールのことがあってからこれではハンサムも仕事にならないだろうと口を噤む。


「ボス、よんどころない事情があるというのなら、詳細さえ聞かせてもらえればそれ次第でクチナシに連絡を入れておくぞ?」


惨事を未然に防ぐのは国際警察の務めである。
きちんと話せばハンサムも理解してくれるだろうと頭を巡らせる。

こういったときはがむしゃらに我を押し通そうとするよりも、相手も共感できるような話題を突き付けるのが得策だ。


「あの、ハンサムさん」

「どうしたんだボス?」

「どうせもう時間は過ぎてしまいましたし、態勢を整えるためにあと5分くらい遅れても…」


バトルを続けポケモンたちの回復が必要だし、何よりハンサムは肩を負傷してしまっている。
この提案は自分だけでなくハンサムにとっても願ってもない申し出のはずだ。


しかしハンサムの返事はあまりにも無慈悲なものだった。


「ボスらしくないな。ブレイク団は気付いたはずだ。今はこの1分が惜しい。それに子どもに伝えたことを大人が守れないとないとなっては面目も立たないし信頼を欠くことにも繋がる。」
 ▼ 987 リーヴァ@オリジンボール 23/09/04 00:07:41 ID:dQu6mtbg [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「そ、れは…」

「ポケモンたちの負傷は軽い。キズぐすりはクチナシのもとにあるから回復もすぐにできる」

「でも、ハンサムさんの肩は」


人のケガを利用してまで今自分がしようとしていることに関しては大きく恥じらいがあるが、マチエールのあんな姿を見たばかりのところで大人の自分が同じ失敗をしてそれを見せるというのはむしろ失礼だろう。

これは決して自身が恥ずかしい思いをしたくないとかそういうことではなくて、あくまでもハンサムに醜いものを見せないようにという大人のマナーである。


異論は絶対に認めないしこれが真理なのだ。


誰に言うわけでもないのにそんな言い訳を脳内で組み立てながらリラはハンサムの回答を待つ。


「ボスの心遣い、感謝する。しかしこれくらい大したことではないさ。なあに、明日の朝一番でポケモンセンターで診てもらうつもりだ。そこまで心配を掛けさせてしまうとはすまない限りだが」

「そんな……」

「ボス? 先ほどからどうしたんだ?」
 ▼ 988 メハダー@ばんのうごな 23/09/04 00:13:20 ID:dQu6mtbg [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

これ以上は押しても引いてもハンサムの答えは変わらないだろう。ならば徹底して行動の無駄を省き、移動、会議と終わらせるしかない。


「いえ、それでは行きましょうか」


今にして思えば、自分が最初にマチエールの話を途中で折ってしまったこと。
それが彼女の失敗に繋がってしまったのだろう。

ならばこれはその罰、甘んじて受けるほかない。



もしかしたら待つのに飽いたクチナシが席を外れているかもしれないし、そうなれば待機時間として堂々と席を外すこともできる。

マチエールに情けないところを見せないためにも、ハンサムに上司の下の世話をさせないためにも、何より一人の人間として失態など犯すわけにはいかない。



ー終わりー
 ▼ 989 ルガー@めかくしだま 23/09/04 00:15:15 ID:dQu6mtbg [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
XY,SM,ポケマス等の記憶がほぼ抜け落ちた状態で書いたことを懺悔します
展開の矛盾やセリフの違和感は頭の中で補完してください

でもいいじゃない
結局は個人の妄想だもの
 ▼ 990 トモシ@メグロコのツメ 23/09/04 00:20:17 ID:c8KUuznw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ありがとうございます…
 ▼ 991 ラフロル@ひかりごけ 23/09/04 00:28:32 ID:hKrMfFTM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この超大作を書いて下さった事へのこの圧倒的な感謝、これを言語化出来るほどの語彙力がない。これがあまりにもしんどい。
ありがとう…
 ▼ 992 ラードン@きんのおうかん 23/09/04 00:40:50 ID:gwlEKQUY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
お品書き更新
【SS】
>>73ルリ(観覧車にて)
>>107,>>187チリ
>>110ナタネ
>>120カノン
>>146リーリエ(ポケモンセンターの一幕)
>>212ルスワール
>>260ルリ(バレンタイン)
>>279マトリ
>>321ネモ(前スレ841から続く)
>>351ルザミーネ
>>387ラジュルネ
>>412マリィ?
>>430ミヅキ/リーリエ
>>537トウコ
>>561キハダ
>>590マトリその4
>>735 >>887 >>888 >>889(別スレ)
>>743ナンジャモ(大)
>>770キリカ
>>812マツリカ
>>876マリィ(未完)
>>908ソニア(AI)
>>913マグノリア(未完)
>>934マチエール
 ▼ 993 シヘンジン@アッキのみ 23/09/04 00:41:36 ID:gwlEKQUY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
【SSS】
>>487ナンジャモ(未完)
>>518カミツレ
>>524アオキ(未完)
>>529ハッサク
>>551ドラセナ(未完)
>>554キクコ(未完)
>>614リコ(未完)
>>634洩洩シティにて(未完)
>>648カイ(未完)
>>661ラニュイ
>>692シロナ(未完)
>>893リラ
>>895エスプリ
>>901ミツバ
【絵】
>>62カルネ
>>173はねコイ主人公
>>200,>>228,>>229コギト
>>274ゼイユ
>>306マトリ
>>359ミモザ
>>532ポプラ
>>580カミツレ
>>658カイ(原画)
>>715タロ
>>731カイ
>>760ナンジャモ
>>821リコ
>>838???
>>845サンゴ
>>855ドット
>>861 >>869サザレ

なんだかんだ豊作ですね
 ▼ 994 トモシ@シルフスコープ 23/09/04 20:05:04 ID:ttn6PSPY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドラセナ最後まで見たかった
 ▼ 995 ザンドラ@リリバのみ 23/09/04 20:05:50 ID:Ko.6m8dY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
次スレはssタグで建てるか
 ▼ 996 ージュラ@ムーンボール 23/09/04 20:13:45 ID:ttn6PSPY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
?なんで
 ▼ 997 ーピッグ@にじいろのはね 23/09/04 20:14:25 ID:k.kE/irQ NGネーム登録 NGID登録 報告
これSSタグで建てていいのか?
このスレ書き手もバラバラで絵とSS混合のオムニバス形式だし普通にSS探したい人の邪魔にならない?
 ▼ 998 ニリッチ@ユキノオナイト 23/09/04 20:19:00 ID:Ko.6m8dY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ならないとおもう
 ▼ 999 イスポス@ゴクリンのねんえき 23/09/04 20:19:39 ID:Ko.6m8dY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こんだけssの割合多かったらssタグにするべき
 ▼ 1000 テルグマ@トライパス 23/09/04 20:21:32 ID:hKrMfFTM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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