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ケンゴ〜Evolution〜

 ▼ 1 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/17 21:37:58 ID:W.6QH3WU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
これは愛する幼馴染を守るため巨大な悪へ立ち向かった、
とあるコーディネーターとその仲間の記録である。


ナギサシティ港にて


船のり「間もなくカントー行きの船が出航します」

ケンゴ「あ!僕も乗りまーす!」

オーキド博士よりサマースクールを開催するとの告知があり、
ケンゴは参加する為にカントー地方へ向かっていた。

ケンゴ「サマースクールかぁ。ミクリさんが講師でやって来るみたいだし、
しっかり勉強してコンテストに活かせるようにしないと!!」

テレビ「カントー南西側に位置する島で先月新たに建設された遊園地、
ニューアイランドでは本日も幅広い年齢層の来場客で賑わいを、、」

ケンゴ(ヒカリもくるかな、、)

テレビ「次のニュースです。カントー各地でトレーナーが
失踪する事件が相次いでおり、警察各署では夜間の外出は控えるよう
注意喚起をおこなっています。また、野生のポケモンが暴走する事件も
多発しており、失踪事件との関連性も併せ調査中です」

ケンゴ(物騒な事件だな、、行って大丈夫かな)

テレビでカントー放送が流れる中ケンゴを乗せた船は順調に航海し、
クチバシティへ到着した。
 ▼ 112 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/25 21:27:09 ID:MVhs5Ncg [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コジロウ「、、あれ?ジャリボーイはどこ行った?」

ニャース「コンテストガールも居ないのニャ」

ムサシ「アンタ達ひょっとしてケンカでも
したんじゃないのー?」

ケンゴ「サトシならその内戻ってくるよ。
もう1人の方はわからないけど」

ムサシ達「んん?」

ケンゴ達は先に研究所へ戻り。話し合いを始める事にした。
 ▼ 113 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/25 21:30:20 ID:MVhs5Ncg [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴがニドキングを仲間にした同時刻、
ウララは開催式の行われた場所にきていた。
先程ロケット団の襲撃に遭った場所である。


ウララ「ガバイト、、みんな、、、」

一面に残る戦闘の跡。地面についていた、
力強く踏み込んだ足跡は他の誰でもない、
自身の相棒ガバイトのものだと一目で確認する。
込み上げる感情を抑え込むとウララは
崩れるように膝をつき、強く拳を握った。

ウララ「どうして、、どうしてよ!、、」

地面を叩くも恨みや悲しみが次第に虚しさへと変わってゆく。
昂った感情が限界まで到達し爆発すると、
あとは冷えてゆくように平静を取り戻し
自身の力不足を実感する。
握った拳は次第に涙で濡れていった。

ウララ「、、守ってあげれなくてごめんなさい、、、」

しばらくその場に膝をついていると
背後から1人の足音が聞こえ、
気配を感じたウララは立ち上がり振り向いた。


ウララ「サトシさん、、」

サトシ「ようウララ」

ウララ「なによ、、」

サトシ「大丈夫か?」

ウララ「私の事は放っておいてくれないかしら」

サトシ「まだロケット団が近くにいるかも知れないだろ?俺もいるよ」
 
ウララ「いらない」

サトシ「けど心配だから、、」

ウララ「いらないって言ってるでしょ!!あたしに構わないで!」

サトシ「ウララ、、」

ウララ「どうして、、どうしてそんなに平気でいられるのよ!」

再び崩れるように膝をつきサトシのシャツを掴んだまま、
再燃したウララの悲痛な思いがサトシにぶつかる。
 ▼ 114 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/25 21:48:12 ID:MVhs5Ncg [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「サマースクールに参加しただけなのにいきなり
変な集団に襲われて!ガバイトもみんなも奪われて!
もうなにも、、なにも出来やしないじゃない!!」

それはサトシに対しての苛立ちではなく今の現状と自身の弱さへの憤りであり、サトシは何も言わずにウララの言葉に耳を傾ける。

ウララ「あたしはあの子達を守れなかった、、。
あの子達が戦っている後ろで指示を出すだけで、
奪われる様を黙って見ているだけ、、今頃あの子達が
どんな目に遭っているかと思うとあたしは、、」

怒り、悲しみ、悔しさ、不安。負の感情が織り混ざり侵食される心。
目の前で崩れるウララの肩に、サトシはそっと手をおいた。

サトシ「奪われたポケモン達は俺たちが必ず取り返すんだ」

ウララ「今のあたし達に何が出来るって言うのよ!
ポケモンを所持していないあたし達なんかに!
あたしは、、あたしはもう、、」


サトシ「ガバイトは、ウララを守るために立ち向かっていったんだろ?」

ウララ「!!」

サトシ「ガバイトだけじゃない。
モンスターボールの中で待機してたブースター達だって、
ウララを信じていままでついてきたんじゃないのか?」


サトシの口から聞かされる、ポケモン達の視点。
それは、何も出来ないと決め込み沈んでいく
ウララの心を引き止めた。

ウララ「あの子達があたしを、、」

サトシ「俺のピカチュウも以前、Jの光線を受けて銅像にされた。
だけど俺たちは力を合わせてJを追い詰めて、何とか
ピカチュウ達を救う事ができた」

ウララ「貴方、あのポケモンハンターと戦ったの?」


サトシ「あぁ。確かにJは強い。俺たちが戦って、勝てる保証はない。
けど俺たちにしか、みんなの事は救えない。
力を合わせればきっと勝てるって、俺はそう信じてる」


ウララ「けど、、」


サトシはしゃがみ、ウララと視線を合わせたまま話を続けた。

サトシ「聞いてくれウララ。俺達はいま、残った人全員で
力を合わせてロケット団に立ち向かっていく時なんだ。
奪われたみんなを助けるために」
 ▼ 115 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/25 21:54:42 ID:MVhs5Ncg [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
真っ直ぐ見つめるサトシの瞳から感じとれる闘志。
発せられる言葉は慰めや綺麗事などではなく捕縛された人々と
ポケモン達を救う決意の現れだとウララは確信し、サトシと向き合った。

サトシ「連れ去られた人達も、奪われたポケモン達も、
俺たちの助けをきっと待ってる。勇気を出すんだウララ。
俺たちは、ここで立ち止まっちゃいけない」

ウララ「でも、、どうすればいいの?いまの
あたしに何ができるのかなんて自分でも
わからない、、」

サトシ「ロケット団の居場所をつきとめて乗り込む。
助ける方法はそれしかない。
今頃みんながその計画を立てているはずだ」

ウララ「、、あたしに、あの子達を救えるかしら、、、、」

サトシ「ケンゴ達がいて、俺も居る。
それにチャンピオンのシロナさんだってついてる。
だから大丈夫だ!俺達が力を合わせれば、絶対にみんなを救えるさ!」

ウララ「サトシさん、、」


サトシ「もっと周りを頼れよウララ!俺たち、もう仲間だろ?」

ウララ「!!」


サトシ「行こうぜウララ!みんなを助けに!」


サトシは立ち上がり、ウララに手を差し伸べる。
閉ざした心を開けられたウララに、もう迷いは無かった。

ウララ「サトシさん、、。そうね!行きましょう!みんなを助けに!」

差し伸べられたサトシの手を握り立ち上がるウララ。
そして、サトシの手が傷だらけである事を知る。
血が滲むほど拳を握った跡である。

ウララ「ちょっと、怪我してるじゃない」

サトシ「俺だって辛いさ。けど、立ち上がらないといけない。ウララもわかるだろ?」

ウララ「同じなのね、、あたしも、あなたも」

サトシ「俺たちを信じて待ってるみんなを、俺たちの手で取り戻そうぜ?」

ウララ「、、えぇ。必ずあの子達を取り返す。
取り返して、私はあの子達と夢を追って叶えるわ!」

サトシ「よし。じゃあ研究所に戻ろうぜ!」

ウララ「ええ!」

2人は研究所に戻った。
 ▼ 116 ロコン@ファイトメモリ 25/02/26 08:01:35 ID:TSMUlG62 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 117 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/26 20:11:53 ID:wrEMTivY [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
研究所にて

ニュース「本日未明、ロケット団がオーキド研究所を襲撃するという事件が発生し、、」


ニュースが流れる中でケンゴ達は奪還に向けた作戦を練る事にした。

シゲル「じゃあ始めよう。項目は3つ。一つは敵の情報、もう一つは僕らの戦い方、そして最後に奴らの居場所について。まずは敵についての情報だけど、サトシとタケシは以前ドミノに会った事があるんだろ?」

ホワイトボードを用意しシゲルが進行を務め作戦が始まる。


サトシ「ドミノは以前ミュウツーを捕まえようとしていた。確かあの時も、ポケモンを使っていなかったはずだ」


ケンゴ「3人はドミノと同じロケット団なんだよね?何か知ってるんじゃないのか?」

ムサシ「さっき思い出したけど、あのドミノって女、ミュウツーを追ってたやつよね?腹ただしいったらありゃしないわ!」

コジロウ「ピュアーズロックでこき使われたもんなぁ」

シゲル「それで、ドミノの基本情報はなにかあるかい?」

コジロウ「それが、、」

ニャース「詳しくは知らないのニャ」

ケンゴ「え、知らないの?」

ムサシ「だってほらアタシ達って、普段本部にいないしー」

コジロウ「ア、アウトドア派だからな!俺達は」

ニャース「普段忙しいニャー達と違って、中の状況は中の組員しか知らニャいのニャ
」

ウララ「なるほど。下っ端には情報が降りてこないってわけね」

ムサシ「誰が下っ端よこのガキァ!!」

コジロウ「俺達だって、毎日必死で生きてるんだ!!」

タケシ「まぁまぁ」

ケンゴ「Aクラスどうのとか言ってたからよく分からないけど相当上の立場なんじゃないかな?」

コジロウ「まぁ確かに」

シゲル「ポケモンを持たない幹部クラスか。あと気になるのは、、」

ケンゴ「奴らが言っていたM3、、だね」

ムサシ「なんなのよその、エムスリーって」

ケンゴ「ロケット団に操られている人達の事だよ。あの黒い変なモンスターボールに入れられてるんだ」

ウララ「じゃあ何?貴方達の組織はポケモンの代わりに人間を戦わせるって事?」

コジロウ「多分そうかもな」
 ▼ 118 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/26 20:17:26 ID:wrEMTivY [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シゲル「とりあえずドミノがポケモンを使わない事はわかった。手に持っていたあの黒い花が武器なんだろう」

サトシ「ポケモンを所持していなくても、あいつは強い」

タケシ「それに加えあのJだ。2人まとめて戦うには分が悪いかも知れないな」

ケンゴ「じゃあどうにかして2人を分断して勝負に持ち込む必要があるって事だね」

全員「うーん、、」

ウララ「それで、あたし達はどうやって戦うのかしら」

ケンゴ「僕達のポケモンが奪われたんだ。戦力をどうやって補えばいいんだろ」

ムサシ「コジロウ。アンタ実家に電話して、武器でもなんでもいいから調達しなさいよ」

コジロウ「一応そのつもりでいるさ。今すぐは無理かも知れないけど」

ケンゴ「何でもいいから手軽に手に入れられる物があったらいいんだけど、、」

ニュース「次のニュースです。ロケット団によるオーキド研究所襲撃事件の関係で、ポケランティス王の遺跡調査が一時中止となりました。事件が解決するまで閉鎖期間は無期限となっており、再開の目処は現在立っていません。また、カントー警察署では外出を控えるよう近隣の住民に呼びかけをおこなっており、、」


ケンゴ「そうだ!ポケランティス王の遺跡だ!」

ムサシ達「ポケランティス?」


タケシ「そう言えば、あの遺跡から古代の槍や弓が発見されたみたいだな」

ケンゴ「それに確か、まだ未開の部屋があるとどうとかって!」

サトシ「じゃあ、あそこに行けば、何かあるかも知れないって事だな!」

シゲル「確かに、行ってみる価値はありそうだね」

コジロウ「あの仕掛けだらけの遺跡にか?」

ニャース「ニャー達はあまりいい思い出がニャいのニャ」

ケンゴ「とにかく明日、行ってみようよ!」

ケンゴ達は明日、ポケランティスの遺跡に行く事となった。

シロナ「話し合いは進んでいるかしら?」

ケンゴ「シロナさん!」

サトシ「シロナさん、今日は助けてもらってありがとうございました」

シロナ「礼を言われるほど力になれたつもりは無いわ。それよりお腹が減ったでしょう?学舎にあった食堂が再開したから、ご飯にしましょう」

その後ケンゴ達夕食を摂った後シロナと話し合い、
サマースクールに参加していた一般のトレーナーは校舎、
ケンゴ達は研究所の方で寝泊まりをする事となった。
中が広い校舎よりも研究所の方が、
緊急事態が起きた時に集合しやすい為である。
各々が次の日の準備を済ませ、ケンゴは
1人、研究所2階のベランダに出て夜風を浴びていた。
 ▼ 119 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/26 20:27:29 ID:wrEMTivY [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ベランダにて

ケンゴ「エンペルト、、、ヒカリ、、」

熾烈な襲撃があったとは思えないほどに静寂なオーキド研究所。
夜空を見上げていても、ヒカリの事を思うと無意識のうちに下を向く。

ケンゴ「はぁ、、、」

シロナ「何が考え事?」

ケンゴ「シロナさん」

シロナ「ため息なんてついちゃって。って言いたいけど、今の状況じゃ無理ないわね」

ケンゴ「はい、、、」

シロナ「私も夜風にあたっていいかしら?」

ケンゴ「あ、どうぞどうぞ」

穏やかな口調のまま、シロナはケンゴの隣に立つ。

シロナ「サトシ君から聞いたわ。ケンゴ君とヒカリさんは幼馴染だそうね」

ケンゴ「あ、はい。ヒカリとは同じフタバタウン出身で、保育園の時からの幼馴染なんです。僕はその、、」

シロナ「その幼馴染を助けられなくて、自分の弱さが嫌になってくる、、。そんなとこ
かしら?」

ケンゴ「凄いなシロナさん。どうして僕の心がわかったんですか?」

シロナ「君の目がそう語っていたからよ。君だけじゃない。サトシ君や他のみんなも、今日は同じ目をしていた」

ケンゴ「シロナさん、、」

シロナ「タケシ君は分かりにくいけどね」

ケンゴ「ははっ、確かに、、。ケンカしたんです、あいつと。謝るタイミングがなかなかなくて、ごめんの一言も言えないまま、あいつは、、」

俯き拳を強く握るケンゴを見て、シロナは横に一歩ケンゴに近づく。

シロナ「みんな心境は一緒。大切な物を奪われて悲しい思いをしている。私だって、みんなを守ることが出来なかった」
 ▼ 120 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/26 20:31:33 ID:wrEMTivY [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴ「ワタルさんが捕まったのは僕のせいなんです、、。
僕が未熟で勝手な行動をとったりさたから、、
僕は強くなりたい。どんな悪い奴にも負けない力を持った強い人間に。
大切な物を守るにはそれしか、、」

力が欲しいとシロナに訴えるケンゴ。そんなケンゴを諭すように、
シロナはケンゴの肩に手を添えた。

シロナ「ケンゴ君。強くなるという事と、力を持つという事は、
似ているようでまったくの別物。その違いが、貴方にわかる?」

ケンゴ「まったくの、、別物?」


シロナ「強い力を持って誰かを守ったとしても、
それが必ずしも幸せをもたらすものとは限らない。
力の使い方を間違えては、誰も幸せになんか出来やしない」

ケンゴ「じゃあ、僕はどうすれば、、」

シロナ「その答えは自分で見つけるの。貴方にはきっと、それができるわ」

ケンゴ「僕が見つける答え、、」

シロナ「ヒカリさんの事、好きなんでしょう?」

ケンゴ「ギクッ、、どうしてそれを?」

シロナ「その気持ち、忘れちゃダメよ?」

ケンゴの肩をひと叩きし、シロナは中へ戻って行った。


ケンゴ「シロナさん、、」

シロナを見送った後、ケンゴはしばらく夜風にあたった。

ケンゴ(待ってろヒカリ、エンペルト。僕が必ず助けて見せるからな!)

心にそう誓い、夏の風がケンゴの頬を掠った。
 ▼ 121 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/26 20:55:07 ID:wrEMTivY [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日、、、

シゲル「みんな準備は出来たかい?」

サトシ「あぁ!」

ケンゴ「いつでも大丈夫さ!」


ポケランティス王の遺跡へ行く為各々が身支度を済ませ、リビングに集まる。

ケンゴ「あれ?あの3人は?」

タケシ「あいつらなら、さっき出て行ったぞ。何だか」

仲間になり、早々に別行動をとるムサシ達。どこで何をするのかは誰も聞かされていない様子であった。

ケンゴ「大丈夫かなぁ。敷地から出てなきゃいいけど」

サトシ「あいつらなら大丈夫だよ」

しばらくして、シロナが到着した。

シロナ「みんなお待たせ。車の用意が出来たわよ」

ケンゴ「よし行こう!、、タケシは?」

ウララ「ん」

外にはシロナのジープと、ジュンサー隊のパトカーが一台停まっており、男性の警察官が2人待機している。ウララか指さした方を見ると、タケシは既にシロナのジープの助手席に座っていた。

タケシ「みんな行くぞ!5人乗りだから
誰か1人はパトカーに!シロナさんの
手を煩わせないよう速やかに乗ってくれ!」

ケンゴ「タケシ、、」

シロナ「じゃ、じゃあ行きましょうか」

サトシ「じゃあ俺がパトカーに乗るよ」

ケンゴ達はそれぞれ車に乗り込んだ。

サトシ「それじゃ、お願いします」

警察官「了解。君達の安全は我々が守ります」

パトカーの助手席にはもう1人の警察官が座っていた為、サトシは後部座席に座った。ドアを閉めたと思いきや、再び後部座席のドアが開く。

ウララ「もうちょっと詰めてくれるかしら」

サトシ「あれ、ウララ」

ウララ「なによ。あたしが乗っちゃダメなの?」

サトシ「ダメじゃないけど、向こうは1人分空いてたんじゃないのか?」

ウララ「狭いのは嫌いなの」

1人分の間隔を空けて座りウララは窓を見つめた。シロナのジープが先頭を走り、その後ろにパトカーが続きケンゴ達は出発した。
 ▼ 122 メガボーマンダ@バチンウニのトゲ 25/02/27 18:49:06 ID:C6rkIedo NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 123 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/27 20:39:56 ID:yICcG6l. [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴ「シゲルの隣は嫌だったのかな」

シゲル「何故僕だと判断できるのか異議を申し立てたいとこだけど、遺跡の事で今はそれどころじゃない。特別に許しておくよ」

シロナ「ふふ、みんな若いわね」


しばらく車を走らせ、ケンゴ達はトキワシティを通過する。


タケシ「シロナさんにと思いこのタケシ、ドリンクを持ってきました!ささ、どれでもお好きなのを選んで下さい!」

シロナ「あら、ありがとうタケシ君。あたしは余ったので良いから、先にみんなに分けてあげてね?」

タケシ「さすがシロナさん!まるで女神のような美しさと優しさ!お飲みになられる際は、このタケシが蓋を開けさせていただきます!」

シロナ「あ、ありがとう」

ケンゴ「タケシ、僕にもくれよー」

タケシ「わかったわかった。ほらケンゴ、おいしい水だぞー」

ケンゴ「えー、水?せめてお茶にしてくれよ」

タケシ「お前はサトシか。すみませんシロナさん我儘な連中ばかりで」


シロナ「い、いいのよ?みんな元気になって良かったわ」

シゲル「僕は水を貰おう」

ケンゴ「サトシがパトカーの後部座席からなにか訴えてる」

シゲル「どうせ俺の分を残せって言ってるんだろ」

タケシ「まったく。あいつらしいな」


無線「ウララがトイレ寄りたいから先に行っててだってさ!いたっ!なんだよ」


シゲル「やれやれ、、」

ケンゴ「あの子に叩かれてる」

タケシ「無線を使って街中で遠慮なく人の名前を呼んでるからな。あいつは」

ケンゴ「こらサトシ!イチャイチャするなよ!」

シゲル「聞こえてないぞ」

シロナ(ほんと若いわねみんな)


やがてケンゴ達はポケランティスの遺跡に到着した。
 ▼ 124 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/27 21:49:39 ID:yICcG6l. [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
遺跡にて

ケンゴ「ここがポケランティス王の遺跡か」

サトシ「みんな、罠には注意だぜ?」

タケシ「そうだ。むやみやたらに遺跡内の物を触らない事。俺達はそれで一度、痛い目にあっているからな」

ケンゴ「ふぅん。じゃあ気をつけないと」

シロナ「入りましょうか」

ケンゴ達は中へ入った。

ケンゴ「さすが王様って感じだね」

サトシ「まだ廊下だけどな!」

シゲル「文化遺産になるかも知れない場所だから、物を壊さないように気をつけなければいけないな」

サトシ「罠にかかると巨大な岩が転がってくるから気をつけた方がいいぜ?」

ケンゴ「なんかアトラクションみたいだね」

ウララ「じゃあ今度ヒカリさんと一緒に来ればいいじゃない」

ケンゴ「僕達に生きて帰ってくるなって言いたいのかよ、、でも遺跡デートか。ロマンチックだな、、へへ」


シロナ(立ち直りの早い子達ね。これも若さなのかしら)

ケンゴ「ところでさ、ポケランティス王ってどんな王様だったのかな」

サトシ「ホウオウを捕まえようとして、失敗して俺に乗り移った悪い奴だよ」 

シゲル「随分と雑な説明だな」

シロナ「古代帝国、ポケランティスの王。伝説ポケモン、ホウオウを石に収めたという伝説が遺されているけど、サトシ君達の話じゃ、ホウオウの封印に失敗して帝国を滅ぼされた挙句、自身を封じ込められてたみたいね」

ウララ「皮肉なものね」

ケンゴ達はそのまま遺跡を探索し、広間に出た。

ケンゴ「あれがポケランティス王か」

シロナ「なかなか保存状態の良い銅像ね」

シゲル「もしかしたら隠し扉があるかも知れない。調べてみよう」

ケンゴ「どこかに戦力になりそうなもの落ちてないかな。まだ発見されてない武器があれば良いけど、、」

サトシ「大丈夫!探せば必ずあるさ!」

ケンゴがポケランティス王の銅像付近を探し、ポケランティス王がかつて座っていたと思われる、石で出来た椅子の肘掛けに目を向けると、謎のボタンを6個見つけた。

 ▼ 125 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/27 21:59:25 ID:yICcG6l. [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴ「なんだろこのボタン、、えい」

ウララ「きゃあぁあぁ!!」

サトシ「ウララ!」

床に穴が開き、ウララが落ちた。

タケシ「ケンゴ!お前何をした!」

ケンゴ「ご、ごめん!銅像の後ろにボタンが何個かあったからつい、、」

シゲル「くっ!穴が塞がって開かない!」

サトシ「ケンゴ!もう一回同じボタンを押してくれ!助けに行ってくる!」

ケンゴ「う、うん!それ!」

タケシ「うわぁああ!」

サトシ「タケシぃ!!」

シゲル「ケンゴ!お前何やってるんだ!」

ケンゴ「あわわ!間違えた!あ、あれ、、適当に押してたからどのスイッチだかわからなくなっちゃった!!戻れ戻れ戻れ戻れ!!」(連射)

サトシ「おっと!」

シゲル「やめるんだ!もう押すな!」

シロナ「落ち着いてケンゴ君!私が代わるわ!みんなは落ちないように私の後ろにきて!」

シロナに代わると、各ボタンの上には地図記号のような印描かれており、シロナはその印に着目した。

シロナ「この記号、押したボタンの行き先を示しているんじゃないかしら」

シゲル「本、槍、果物、骨、鳥ポケモン、太陽、、」

サトシ「どう言う意味だ、、」

シロナ「書斎、武器、食料、投棄、飼育、太陽は多分、、出口」

サトシ「そうか!そう言う事か!」

シロナ「あくまで予想よ。考古学で得た知識が当たっていたら良いけど。とりあえずあの2人が立っていた位置は、、」

シロナが順にボタンを押していく。

シロナ「ウララさんは書斎、タケシ君は、、出口ね」

サトシ「出口って事は、、」

タケシ「おーい!みんなまだいるかー!?」

ケンゴ「タケシぃぃ良かったぁぁ!!」

タケシ「おいおい泣くなよ。穴に落ちたら階段があって、登ったら外に出たんだ。見張ってた警察の人もビックリしてたよ、、それよりウララは?」

サトシ「そうだウララ!」

シロナ「急いで行きましょう」
 ▼ 126 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/27 22:06:10 ID:yICcG6l. [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
書斎にて

ウララ「まったく!どういうつもりよ!」

ケンゴ「ごめんごめんつい、、でも無事で良かったね!」

ウララ「良かったね!じゃないわよ!表に出たら覚えときなさいよ!!」

ケンゴ「ひっ!」

タケシ「にしても、凄い紙の量だな」

床には破れた書物が散らばっており、ほとんどの書物が湿気などで文字が消えていた。

ケンゴ「せっかくの本がもったいないね」

シゲル「本も人も、時の流れには逆らえない。遺跡があるだけでも凄い発見さ」

シロナ「その通りよ。とにかく2人が無事で良かったわ」

ケンゴ「、、あれ?この紙きれ、何か書いてる」

シロナ「ちょっといいかしら」

ケンゴは拾った紙きれをシロナに渡した。

シロナ「これは古記録の一部ね」

シゲル「なんと書かれているんです?」

シロナ「、、悪しき王やりきたり。強大なる力、
民の生きるよしはただ一つ。獣を奉るは王の令なり」

ケンゴ「え、どういう意味だろう」

シロナ「恐らく、悪しき王とはポケランティス王の事ね。生きる方法はただだ一つ。王の命令に従い獣を献上する事。つまり、ポケランティス王の元で人々が生きる為には、王に獣を差し出す事だったのよ」

ウララ「その獣って、、」

ケンゴ「まさか、ポケモン!」

サトシ「おい、こっちにも落ちてたぜ!」

サトシも古記録の一部を発見し、シロナに渡した。

シロナ「勇ましき戦士現れし時、
三つの光を身に宿し、虹の神と共に王を討たん」
 
ケンゴ「虹の神?」

タケシ「恐らく記載されているのはホウオウの事だろう」

ケンゴ「ホウオウか、、」

シロナが裏面を見ると、そこには複数の絵と、絵の横に文字が並んでいた。

ウララ「何の絵かしら」

シロナ「炎帝ノ剣、雷公ノ勾玉、水君ノ鏡」

サトシ「エンテイの剣、ライコウの勾玉、スイクンの鏡、、ひょっとしてそれが三つの光なのかな」
 ▼ 127 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/27 22:12:10 ID:yICcG6l. [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴ「もう少し古記録を探してみようよ!」

10分後、、、

ケンゴ「なかなか見つからないね」

タケシ「うーん、続きが気になるが、、」

ケンゴ「紙は無かったけど、変な形をした石ならあったよ?」

ケンゴは六角形の形をした石を見つけた。

シゲル「見せてくれ」

タケシ「どう見ても人が手を加えて作った石にしか見えないな」

ケンゴ「一応持っていこうよ」

ウララ「まぁとにかく、読み通りロケット団に対抗出来そうな武器がある可能性は膨らんだわね。その古記録に記された内容が事実だったら良いけど」

シロナ「さっき広間で押したあのボタン、本の記号で書斎があったように、槍の記号もあったわ。部屋を探してみましょう?」

ケンゴ「よし!武器庫を探そう!その三つの光が眠っているかも知れない!」

ウララ「じゃあボタン押しておくから、あなた落ちて確認してきなさいよ」

ケンゴ「え?」
 ▼ 128 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/02/27 22:17:10 ID:yICcG6l. [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
広間にて

ケンゴ「うわぁああ!!」

タケシ「どうだーケンゴ。武器はあったか?」

ケンゴ「暗くて見えない!!早くきてよ!ひっ!いまなんか冷たい物に触った!」


シゲル「どうやら何かあるみたいだね」

サトシ「けど仮に武器があっても、ロケット団にそれを向けられるかな。剣とかなんだろ?」

ウララ「殺し合いになるわね」

タケシ「確かにそうだな、、」

シゲル「護身用で持つだけでも、威嚇として十分な効果を発揮してくれるはずだ。持っていて損はないだろう」

シロナ「シゲル君の言う通り。用は物の使い方ね。どう使うかは一緒に考えていきましょう?」

ウララ「操られているのは一般の人達。なるべく傷つけたくはないわね。ガバイト達を救う為なら致し方ない事だけど」

サトシ「大丈夫!俺たちなら上手くやれるさ!」

ケンゴ「早くしてよ!こっちに降りてから話しをすればいいじゃないか!」


武器庫にて

ケンゴ「遅いぞみんな!」

サトシ「わりぃわりぃ!大丈夫か?」

シロナ「いま灯りをつけるわね」

ランタンの眩い光が辺りを照らした。

ケンゴ「こ、これは、、」

ケンゴ達の目の前に広がる物、それはかつての兵士達が使っていたと思われる剣や槍などの武器が飾ってあった。

ケンゴ「武器だ!けどなんか、古記録にかいてあった内容とは違うね」

タケシ「炎帝の剣と言うよりは量産された、ただの剣だな」

シゲル「勾玉らしき物も、鏡らしき物も見当たらないな」

ケンゴ「きっとただの伝説だったんだよ。それより、これであいつらと戦えるぞ!」

ケンゴは飾られていた剣を手に取った。

ウララ「見て、向こうに扉があるわ」

ウララが見つけた武器庫の奥に見える鋼鉄の扉。しかし、取っ手はついておらず開け方の不明な作りになっていた。

タケシ「まさかこの奥にも部屋が、、」

サトシ「ダメだ。開かない」
 ▼ 129 カバルドン@たいりくのせきばん 25/03/03 17:34:07 ID:tiowDQgg NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 130 ヒートロトム@きあいのタスキ 25/03/07 16:19:33 ID:0s0UL88k NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 131 ヒメンカ@あくのジュエル 25/03/08 15:42:04 ID:rV.6bK8E [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシが出てくる長編ssかなり少なくなったから書いてくれて有難う。
後、サトシとウララの絡みとか文章の書き方から
ウララ:「あなたは確か、、」サトシ:「ウララ?」

ウララ:「あなたは確か、、」サトシ:「ウララ?」

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=599740
が思い浮かんだけどもしかして同じ人?
 ▼ 132 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/03/08 17:36:22 ID:gnAkhCNU NGネーム登録 NGID登録 報告
>>131
はい笑

時間ある時に更新するので良かったらまた見に来て頂けたらなと思います!
 ▼ 133 ガラルデスマス@マグマスーツ 25/03/08 18:32:06 ID:rV.6bK8E [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やっぱりメガヤンマさんなんですね!

ウララ:「あなたは確か、、」サトシ:「ウララ?」のssは好きで何回も読み直しました。
今回のssも面白くて更新分まで一気に読みました。
今後も絶対見に来ます。

ss書くのは大変だと思いますが無理せず頑張って下さい。
 ▼ 134 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/03/09 00:01:58 ID:EHa2yKZM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>133
覚えて頂いてありがとうございます!
そう言って頂いて凄く嬉しいです(泣)
今後もよろしくお願いします!
 ▼ 135 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/03/09 22:13:16 ID:EHa2yKZM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シロナ「扉と言うよりはシャッターみたいなものかも知れない。真ん中に何かくぼみがあるわね」

シゲル「そうだケンゴ、さっき見つけた石をその扉にはめてみてくれ」

ケンゴ「石?そうか!」

ケンゴが書斎で見つけた六角形の石を嵌めると、地響きとともに扉が上がった。

サトシ「よし、入ってみよう」

皆が扉の中へ入ると、、

ウララ「何もないじゃない」

ケンゴ「本当だ。何かさっきの部屋みたいに剣とかを飾るための突起があるけど、何も飾ってないね」

シロナ「、、あら」

そして、シロナはある異変に気づく。その部屋にはケンゴ達のものではない、複数の足跡がついており、入り乱れたように散漫した形で残っていた。

ケンゴ「なんの部屋だったんだろ。休憩室かな」

ウララ「それにしては椅子も何もないわね」

タケシ「恐らく、ここにも武器があったんだろう」

ケンゴ「どんな武器があったのか気になるけど、無いなら仕方ないね」

サトシ「向こうに剣も槍もあったんだし、持って行こうぜ?」

シゲル「そうだな。長いは無用。一旦退室しよう」

ケンゴ達が部屋を退室しようとしたその時、、


ヤマト「おやおや、誰かが釣られてやって来たと思えば」

コサブロウ「飛んで火に入る何とやら、だな」

ケンゴ「誰だ!お前ら!」

ヤマト「誰だ!お前らと聞かれたら!」

コサブロウ「答えないのが普通だが!」

以下省略

サトシ「お前はヤマト!あと誰だっけ」

タケシ「確かコサンタ、、だっけか」

コサブロウ「コサブロウだ!」

ロケット団員のヤマトとコサブロウが現れた。

ケンゴ「サトシ、こいつら知ってるのか?」

サトシ「あぁ、こいつらもロケット団だ」

ケンゴ「何っ!!」
 ▼ 136 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/03/09 22:20:29 ID:EHa2yKZM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シロナ「外には見張りがいたはずだけど、どうやって中へ入ったのかしら」

コサブロウ「ふっふっふ、甘いぜチャンピオン」

ヤマト「先に居たのは私達。メディアの情報を利用して、必ず誰かが探りに来ると踏んでたのよ」

コサブロウ「俺たちの任務は、入り込んだ鼠を捕獲して、ニューアイランドへ送る事。大人しく捕まえさせてもらうぜ!」

シロナ「わざわざ教えてくれてありがとう。けど、私がいる限りこの子達には指一本触れさせない、、ガブリアス!」

シロナはボールからガブリアスを出した。

ヤマト「あら、聞きしに勝る勇猛さだこと」

コサブロウ「チャンピオン1人で、俺たち2人を止められるかな?」

タケシ(この2人、シロナさん相手にやけに強気だな、、)

ケンゴ「戦うのはガブリアスだけじゃないぞ!」

剣を構えたケンゴが一本前へ出る。

ケンゴ「ロケット団!俺はお前らを許さない!この手でたたっ斬ってやる!」

ヤマト「威勢を張るのはいいけど、これを見て同じ事が言えるかしら!!」

ケンゴ「!!」

ヤマトは剣を取り出し、その剣は黄金に輝いていた。

ケンゴ「な、なんだその剣!」

ヤマト「あんた達が来る前に、この部屋で偶然、、オッホン。押収したのよ。ポケランティス王が持っていた剣、その名もヘラクロスの剣よ!」

コサブロウ「俺はシュバルゴの槍だ!」

ヤマトに続き、コサブロウも槍を取り出す。どちらの武器も黄金の輝きを放っていた。

タケシ「ヘラクロスの剣に、シュバルゴの槍、、お前達!それは本当に正式名なのか!」

サトシ「タケシ、、」

ウララ(そこ?)

シロナ「なるほど。押収した後にわざわざ書庫へ戻り、人の目に届きやすい場所に古記録の一部や部屋の鍵となる石を置いてきた、、。この部屋の足跡はあなた達のだったのね」

コサブロウ「ふっ、ご名答」

シロナ「それで、その武器はどんな性能なのかしら」

ヤマト「ふふ。それはね?、、こうすんのよ!」

ヤマトが剣を振り翳し床に切先をつけると、部屋の中が揺れ始めた。

ケンゴ「うわっ!」

シロナ「ガブリアス!ドラゴンテール!」

コサブロウがケンゴに槍を向け突撃し、ガブリアスが弾き返す。
 ▼ 137 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/03/09 22:23:24 ID:EHa2yKZM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ケンゴ!」

シロナ「ケンゴ君、ここの柱に隠れて」

コサブロウ「ふん、さすがチャンピオンのガブリアスだ。俺のメガホーンを受けきるとはな」

サトシ「ふざけるな!お前らのせいでみんなが、、くっ!」

ケンゴ「サトシ!」

シロナ「サトシ君!」

ケンゴが落とした剣をサトシが拾い、ヤマトとコサブロウに向かっていく。そして、、

サトシ「ぐっ!!」

ヤマトに攻撃を返され、衝撃で折れた剣と共に吹き飛ばされてしまった。

タケシ「サトシ!」

ウララ「サトシさん!」

シゲル「しっかりしろサトシ!」

ケンゴ「サ、サトシ、、」

その時、ケンゴは自身の体に起きている変化に気づく。

ケンゴ(か、体が、、体が震えて動かない、、)

シロナ「ガブリアス!ストーンエッジ!」

ヤマト「そのくらい、あたしでも出来るわ!同じくストーンエッジ!」

ケンゴ(そうか、、僕は怖いんだ、、武器を持ってあいつらと戦う事が、、)

コサブロウ「ドリルライナー!」

シロナ「ロズレイド!タネマシンガン!」

タケシ「シゲル!ウララ!サトシを頼む!、、大丈夫、そう心配するな。俺の頭は、、岩タイプだ!うぉおぉもろはのずつきぃ!!」

コサブロウ「ちっ、小賢しい真似を!」

ケンゴ(助けなきゃ、、どうにかしなきゃ、、ちくしょう!どうして動かないんだよ!)

タケシ「いっ!!っっーー!」

ヤマト「これで終わりよガブリアス!と、見せかけて」

シロナ「しまった!ケンゴ君!」

コサブロウ「おっと他所みかチャンピオン」

ケンゴを気にかけたシロナにコサブロウの槍が襲いかかり、ガブリアスとロズレイドがそれを防ぐ。その刹那、ガブリアスにフェイントを仕掛けたヤマトの剣が、ケンゴに向けられた。

ヤマト「おーほっほ!あたしに剣を向けた事を後悔しなさい!ストーンエッジ!」

ケンゴ(だ、だめだ!やられる!!)
 ▼ 138 ウルガモス@われたポット 25/03/10 16:39:57 ID:VPOUo12. NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 139 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/03/10 21:47:40 ID:fWX2zLm2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムサシ「メガトンキーック!!」

ヤマト「ぐえっ!」

ヤマトがケンゴに向けて技を放とうとした瞬間に扉の方からムサシが乱入し、ヤマトの後頭部に蹴りが炸裂した。

タケシ「ムサシ!」

コジロウ「俺達も居るぜ!コジロウパーンチ!」

ニャース「みだれひっかきなのニャ!」

ムサシに続き、コジロウとニャースがコサブロウに攻撃を仕掛けながら参上した。

タケシ「お前ら!どうしてここに!」

ムサシ「ふん、決まってんでしょ。完成したのよ」

タケシ「完成だと?」

コジロウ「武器がないなら作れば良い。昨日あれから徹夜して作った俺たちの傑作!」

ニャース「その名も、メカブーバーン1号なのニャ」

ムサシ「いでよ!メカブーバーン1号!」

3人の後ろから、メカのブーバーンが現れた。

コサブロウ「ぐっ!お前ら、何のつもりだ!」

ムサシ「決まってんでしょ?こうすんのよ!」

ニャース「ポチっとニャ」

ニャースがコントローラーを取り出し
ボタンを押すと、メカブーバーンの突き出した左手から黒い煙幕が発射された。

コサブロウ「ゴホッ!!」

ヤマト「くっ!」

ムサシ「今のうちに逃げるわよ!」

ヤマト達が怯んでいる隙にケンゴ達は逃げるように部屋を出た。
 ▼ 140 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/03/10 21:58:44 ID:fWX2zLm2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
通路にて

ケンゴ「あ、ありがとう。おかげで助かったよ」

ムサシ「いいからこのまま走るわよ!」

コジロウ「あいつらが追ってくる前にこのまま出口まで突っ走るぞ!」

ムサシ達と共に、ケンゴ達は一直線に走り出す。

サトシ「ケンゴ、大丈夫か?」

ケンゴ「う、うん。ごめんよサトシ。僕があいつらに怯んだせいで、、」

サトシ「気にすんなよ!それより今は走るんだ!」

悔しさと安堵した感情が混ざる中、ケンゴは皆と一緒に走った。

シゲル「お前こそ大丈夫なのか?」

サトシ「あぁ!ところでタケシの頭、なんであんなにコブが出来てるんだ?」

タケシ「なぁに、ちょっとばかしあいつらを脅かしてやったのさ」

ウララ「確かに驚いてたわね。壁にもろはのずつきをしているのを見て」

シゲル「あの黄金の武器、名のついたポケモンの技を使えるらしいな」

サトシ「ポケランティスの武器か、、」

ヤマト「待ちなさいあんた達!」

コサブロウ「よくも小賢しい真似を!」

後方から追ってくるヤマト達。

サトシ「あいつら、もう追ってきたのか!」

コジロウ「なぁに、心配無用だ」

ヤマト「逃がさないわよムサシ!」

ムサシ「捕まえれるもんなら捕まえてみろっての!ニャース!やっちゃいなさい!」

ニャース「アイアイサー!ポチっと」

ニャースが再びコントローラーのボタンを押すと、メカブーバーンが振り返り、追ってくるヤマト達に右手を向けた。

ニャース「マグマキャノン、発射!」

更にもう一度ボタンを押すと、メカブーバーンの右手から赤い炎が発射された。
 ▼ 141 ケンゴ◆TYVKaXdK3w 25/03/10 22:01:53 ID:fWX2zLm2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤマト「あっつ!」

コサブロウ「やりやがったな!」

発射された炎はやがて広がりを見せ、遺跡の天井まで届く炎の壁を作り出し、ヤマト達の進路を遮った。

ケンゴ「す、すごい、、」

コジロウ「見たか!これがメカブーバーンの力だ!」

ムサシ「やーいやーい、一生遺跡の中で王様ごっこでもしてろっての!」

その時、地面が再び揺れ始めた。

ムサシ「わわわ!何!?」

サトシ「またあいつらだ!」

ヤマト「つばめがえし」

そして遮っていた炎の壁が消え、ヤマト達が再び姿を現す。

ヤマト「おーほっほ!そんな炎、なんともなくてよ!」

コサブロウ「この武器をなめるな!」

ムサシ「ちょっとちょっと!何なのよあれ!」

ケンゴ「あ、あの武器はポケモンの技を使えるんだ!」

コジロウ「卑怯だろそれ!」

ヤマト「追いかけっこはお終いよ!ストーンエッジ!」

ヤマトが剣を振り翳し、再び岩の破片がケンゴ達に真っ直ぐ飛んできた。

ケンゴ「ど、どうしよう追いつかれる!」

ウララ「見て!出口が見えたわ!」

シロナ「みんな、先に行ってて。トリトドン!!」

シロナがトリトドンを繰り出し、向かってくるヤマト達をだくりゅうで押し流した。

コジロウ「よし!このまま脱出するぞ!」

ヤマト達が怯んだ隙に、ケンゴ達は遺跡の外へ脱出する。

シゲル「チャンピオン!出口を封鎖しましょう!」

シロナ「そうね。トリトドン!だいちのちから!」

トリトドンは遺跡の出入り口を封鎖した。

シロナ「封鎖しても長くは持たない。一旦研究所へ戻りましょう!」

コジロウ「そうだな。じゃあまたあとで」

ムサシ達はニャースの気球に乗り、ケンゴ達も車で研究所へ戻った。
 ▼ 142 ハバタクカミ@ハンサムチケット 25/03/15 15:14:29 ID:KwJU.7VI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 143 ヒトデマン@トロピウスのはっぱ 25/03/20 20:12:11 ID:x9xoClXY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 144 アマージョ@きいろいかけら 25/03/23 10:20:51 ID:yjTcONsE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 145 ハリマロン@びっくりこやし 25/03/29 10:25:40 ID:Yp7c1jhU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 146 メルタン@おおきなマラサダ 25/04/12 10:08:33 ID:A9PY/PxU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 147 ケルディオ@ミミッキュZ 25/05/01 18:24:38 ID:XjGwwsmM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 148 ウデッポウ@ベトベターのどくそ 25/05/22 19:26:02 ID:nbYwWRAs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 149 メテノ@げんきのかけら 25/06/07 09:15:48 ID:5fqQhLzg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 150 ネンドール@おんみつマント 25/07/20 22:44:27 ID:AceIw61w NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 151 ガブリアス@ダイキノコ 25/08/13 02:24:14 ID:H/5QKR0s NGネーム登録 NGID登録 報告
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