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【クロスSS-FINAL】劇場版ポケットモンスター ソード・シールド 天空大決戦

 ▼ 1 N9Xja27O2I 25/08/18 22:25:44 ID:0SRMkA8c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
※「ポケットモンスターソード・シールド」×「ひろがるスカイ!プリキュア」のクロスオーバー
※オリキャラあり
※ポケモン側キャラの手持ちに一部技変更、追加メンバーあり


 ここは、ガラル地方。田園や雪山、都市などの様々な風景、広大な大地に移り変わる気候が特徴の、様々な表情を持つ島国。
 人とポケモンが手を取り合い、時にはポケモン同士で競い合う。そうして、ポケモンと共に暮らす人々を「ポケモントレーナー」と呼ぶ。

 これは、そんな世界で起きた、もう一つの物語である。


― 劇場版ポケットモンスターソード・シールド 天空大決戦 ―




開幕
 ▼ 204 N9Xja27O2I 25/08/30 19:14:13 ID:tG3I3PO2 [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バイウールー「メェッ!」

キュアディスペア「……は?」

マサル「えっ……ユウリ、お前それは…」

ビート「あの人、何を血迷ったのですか?」

マリィ「そうだよ、最後だからって手を抜いちゃ…」

 バイウールー。ガラル地方で旅に出たトレーナーが、冒険を始めてすぐのところに生息しているようなポケモン・ウールーの進化系。これまで強力なポケモン達で激戦を繰り広げ、それがいよいよ決着しそうというところに繰り出されたのはバイウールー。誰もが困惑していた。

 ただ1人、そのポケモンをよく知る人物を除いて。
 ▼ 205 N9Xja27O2I 25/08/30 19:15:58 ID:tG3I3PO2 [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ホップ「…そうか、ユウリ。オマエ、そのバイウールーは!」

ユウリ「そうだよ!ホップと一緒に旅を始めて、メッソンの次に仲間になってくれたウールーだよ!」

ホップ「やっぱりそうか!」

 感心していたホップ。周りの困惑は益々強まる。

キュアバタフライ「さっきまで私達が戦ってた中で、特にそんな強そうに見えないなぁ…お仲間3人困っちゃってんじゃん」

マサル「そうか…思い出のポケモン…けどホップ、いくら何でも」

ホップ「まぁ、そう思うかもしれない。けどな、ユウリのバイウールー、そしてユウリを信じていれば大丈夫だぞ!」

 妙に自信満々なホップ、同じくユウリ。バイウールーと共に、消耗したキュアディスペアへと向く。
 ▼ 206 リン@でかいきんのたま 25/08/30 19:16:06 ID:tEhArLb6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
!?
 ▼ 207 N9Xja27O2I 25/08/30 19:16:44 ID:tG3I3PO2 [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュアディスペア「舐めるなあああ!そんな下等なポケモンなんかにいいいい!!!」

 激昂して襲い掛かるキュアディスペア。大半のアンダーグ・エナジーが消滅したとはいえ、まだ戦える。

ユウリ「ポケモンは…あたしのバイウールーは、あんたが思ってるような下等なんかじゃない!」

ユウリ「バイウールー、コットンガード!」

 ユウリが指示した技はコットンガード。綿をより集め、物理攻撃への耐性を大きく上昇させる技だ。

キュアディスペア「このっ!このおおお!!」

 ディスペアは殴りつけるが、存外硬くなっているバイウールーには響かない。

ユウリ「カウンター!」

 受けた物理攻撃のダメージを2倍にして返す、文字通りのカウンター攻撃。守りを固め、同時に力を失っているキュアディスペアの攻撃なら、バイウールーでも受けられることを利用した反撃だ。

キュアディスペア「ぐうっ…貴様ぁぁぁ!!」

 それでも渾身の一撃はやはりバイウールーにも響き、少しずつダメージが溜まっていく。だがユウリは冷静に、次の指示を出した。

ユウリ「これで3つ目!バイウールー、きしかいせい!」

バイウールー「メエエーーー!!!」

 消耗した体力を力に変え、渾身の力による攻撃・きしかいせい。ここまでで守りを固め、反撃し、それでもなお消耗した体力を逆手に取る反撃で、着実にディスペアを追い詰める。
 ▼ 208 N9Xja27O2I 25/08/30 19:18:05 ID:tG3I3PO2 [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マリィ「すっご…思ったよりやるじゃん」

ホップ「みんなさ、ユウリがチャンピオンになってからの試合、見ていて何か気づかなかったか?」

マサル「何かを…?」

ビート「…毎試合、インテレオン以外のメンバーは変わっていましたが…、……!」

ホップ「…気づいたようだな」

ビート「彼女…今まで6匹目を使わずに決めていた…!?」

ホップ「その通りだ!そして、その6匹目は…チャンピオンとしてじゃない、普段のアイツとバトルした人にしか、今まで見せていなかったんだ」

マサル「知らなかった…って、おい!それならお前だけは知ってたのかよ、ホップ!」

ホップ「まあな!」

マリィ「なんか妬けちゃう。って、そんなことより!あと一歩やけん!ユウリー!」

 チャンピオンとしての冷静な判断から的確な反撃。キュアディスペアもそろそろ限界だ。

キュアディスペア「ぐうう……馬鹿な………ポケモン……なんかに……!」

ユウリ「ダスピア、あなたの野望もこれで終わりよ!バイウールー、見せてあげよう!」

ユウリ「これがあたし達の『とっておき』!」

バイウールー「メエエー!!!」
 ▼ 209 N9Xja27O2I 25/08/30 19:19:40 ID:tG3I3PO2 [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 全ての技を繰り出してから使えるようになる、バイウールー4つ目の技・とっておき。全ての力を乗せた一撃が、キュアディスペアに直撃した。

キュアディスペア「私は……私は……ここまで来た……」

キュアディスペア「アンダーグ帝国なんて言う狭い世界を抜け出してまで……世界を周って……プリキュアの力さえ手に入れた……」

Ms.ダスピア「なのに……なぜ……」

 徐々に変身が解け、残ったアンダーグ・エナジーが放出される。彼女が持っていたミラージュペンらしき道具も、光となって灰の様に消え去った。

 奪われていた、ワイルドエリアのポケモン達の生命力も、それぞれ戻っていき、ポケモン達も目を覚ました。

ユウリ「チャンピオンタイム・イズ・オーバー。そして、あなたの野望も、今度こそこれで終わりだよ。ダスピア」

Ms.ダスピア「…なぜだ…なぜ…ここまでしたというのに…私は…」

 完全に抵抗する力さえなくなったダスピア。寄ってきたプリキュア達、ホップ達、シャララに囲まれながら、彼女は語り始めた。
 ▼ 210 N9Xja27O2I 25/08/30 19:20:43 ID:tG3I3PO2 [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜語り手:Ms.ダスピア〜
 あれは数年前のことか。アンダーグ帝国は「力こそ全て」という優生思想の下で、私も暮らしていた。
 だが、狭く闇に覆われ、力での支配を強制するようなその国に、国民でありながら私は辟易としていた。

 そして私はアンダーグ帝国を抜け出した。ポータルを生成し、どこでも良いから違うところに行きたかった。
 そうして何度か様々な世界を行き来している中で、プリキュアという存在を知った。彼女達は、ヒーローとして、日々敵と戦っていた、気高き存在だった。

 だが、ヒーローや英雄と呼ばれる存在は、他の世界にもいた。……プリキュアの気高さと強さに魅入られた私にとって、他のヒーローは邪魔でしかなかった。
 いつか世界が交わる時、プリキュアがヒーローになれない、そう考えた私は、どうすればプリキュアをヒーローにできるか、私なりに考えた。

 私は更に様々な世界を周った。時空を超え、そして大地を超えた。
 やがて、人間が手を出してはならないという禁忌の秘術を見つけた。呪術の類いであるとわかっていても、そこは私もアンダーグ帝国出身。アンダーグ・エナジーであろうとも使い方によっては正しい筈だ。そう考え、その呪術を制御した。
 ▼ 211 N9Xja27O2I 25/08/30 19:24:38 ID:tG3I3PO2 [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 そしてアンダーグ帝国に戻ってみれば、既に争いは終わっていた。前のような支配的な国でもなくなっていた。
 プリキュアが、自分達の国とアンダーグ帝国に平和をもたらしてくれたのだ。

 …だがここまでして得た術を使わないわけにはいかない。ヒーローはプリキュアだけで良いという私の想いは変わらなかった。

 私は、得た秘術を研究した。私はプリキュアに選ばれる素質がなかった。だが素質がなくとも、ないならば独自に生み出せば良いと考え、遂にプリキュアへの変身すらも生み出した。そして他のプリキュアを仲間にするための術も…!

 なのに…私が人生を賭けてまで培ってきた術が、まさかプリキュアだけでなく、他の世界では危機を救った英雄と言われたポケモンとポケモントレーナーなんかにまで…全て崩されてしまうなんて…!
 ▼ 212 N9Xja27O2I 25/08/30 19:25:28 ID:tG3I3PO2 [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜スカイランド 王都外〜
シャララ隊長「…それが、貴殿が国を揺るがしてまで、ポケモン達を滅ぼそうとした動機か」

Ms.ダスピア「私は…ヒーローと同じ力を手に入れた…ヒーロー達も一度は仲間にした…!負けない筈…だったんだ…」

 ダスピアの話を聞いたうえで、次に口を開いたのはホップだった。

ホップ「オマエ……そりゃあ負けるに決まってるぞ」

Ms.ダスピア「何…?」

ホップ「オマエの話を聞いていると、ヒーロー=どんな相手も倒せる強いヤツ、そう言ってる様にしか聞こえないぞ」

キュアウィング「僕も同意見です。結局あなたは、あなたが否定していた、当時の優生思想のアンダーグ帝国と、同じだったんです」

Ms.ダスピア「同じ…だと…私が…あの時のアンダーグ帝国と…!?」

シャララ隊長「そうだな。君は、ヒーローの本質を見誤っていたんだ」

 続けてキュアウィング、シャララに諭され、ダスピアは動揺した。
 ▼ 213 N9Xja27O2I 25/08/30 19:25:47 ID:tG3I3PO2 [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュアスカイ「ヒーローは、ただ強いだけじゃないんです。ヒーローがなぜ強いのか、それは正しいことは何か常に考え、その正しいことの為に、力を使っているからです。…敵と戦うことだけが全てじゃないんです。あくまで、それは手段の一つでしかありません。戦わなきゃいけない時の為の手段」

ホップ「ソラの言う通りだな。オマエみたいに、得手勝手な理由で力を振り回すのは、ツバサも言っていたけど、暴力での支配でしかない。そんなの、やってることが悪党でしかないぞ」

ホップ「オレ達はプリキュアの事なんてよく知らない。でも、本当はヒーローだったってことは、この一件で皆わかったさ。…ヒーローの力の源、戦う意味、それを考えないで周りを見下した時点で、オマエはもうヒーロー失格だったんだぞ」

Ms.ダスピア「くっ……」

 こうして、国を、異なる時空を巻き込んだ大騒動は幕を下ろした。

〜スカイランド 王城〜
青の護衛隊「Ms.ダスピアを連行してきました!」

アリリ副隊長「よし!その者を収監しろ!…最も厳重なところへな」

 護衛隊に連れて行かれるダスピア。一切の抵抗手段をなくし、抵抗の意思すらも既になく、力なく彼女は引かれていった。

 帰還したソラ達に同行したホップ達は、王、王妃、そして護衛隊面々とソラ達に、王室で向き合っていた。
 ▼ 214 N9Xja27O2I 25/08/30 19:26:36 ID:tG3I3PO2 [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
王「この度は、スカイランドを救ってくれて、多大な感謝を表明する。本当に、ありがとう、ポケモントレーナーの皆さん」

王「……そして、数々の非礼、暴力、あまつさえ命すら奪いかけたこと、大変申し訳ありませんでした」

 スカイランドを代表し、感謝と謝罪を表明する王。周りにいる護衛隊やプリキュア達も揃って頭を下げる。

王「我々を騙し、操ったMs.ダスピアが此度の元凶であることはその通りで、擁護などする気はない。だが、そんな彼女に操られる過程で、我々に重大な落ち度があったのもまた事実だ…!我々の責任は非常に重いと考えている…!」

ホップ「ちょ、ちょっと待ってくれよ!王様の言ってることもわかるけど、それでもみんなも被害者だろ!?」

シャララ隊長「気を使わなくて構わない。王の言う通り、ひとえに我々が未熟ゆえに起きた事態だ。……ここに来るまでの聞き取りで、君達の中に犠牲者が出なかったのも不幸中の幸い、ただの結果論に過ぎない」

ソラ・ハレワタール「到底許されることではないことも重々承知しています。私達は責任をとらなきゃいけないんです。王様やシャララ隊長とも話して、私達はどんな処罰も甘んじて受け入れるつもりです」

聖あげは「私達は何も言い訳しようがない。こっちに来てまで、私達もあんなヤツに加担して…しかも私はその為にあなた達を騙しちゃったりさ。汚い大人だよ」

 誰もが、ホップ達に自分達の処遇を委ねている一方で、ホップ達にそのつもりなど微塵もない。話は平行線になろうとしていた中、一石を投じたのはマサルだった。

マサル「わかった。そこまで言うなら、一つだけあるぞ」

ユウリ「マサル!?」
 ▼ 215 N9Xja27O2I 25/08/30 19:27:56 ID:tG3I3PO2 [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 マサルの一声に、スカイランドの面々は姿勢を再び正す。そして唾をのみながら、彼から告げられる処遇を聞き入れた。

マサル「俺達からお前達への要求はただ1つ」

王「…!」

マサル「………俺達と、そしてあのポケモン達を元の世界に戻してくれないかな」

王「なっ…!?」

 どれ程重い処罰であるか覚悟していた一同は、マサルのこの言葉には驚愕していた。マサルは続ける。

マサル「そもそもだが、確かにあんた達の甘さであいつに操られたという自責の念も一理あるし、俺はあえて否定しない。でも、それを救ったのも正気に戻ったあんた達。落とし前をつけたいって言うなら、それだけで十分じゃねーか」

マサル「それに、俺達は元々、ガラル地方で起きていたポケモンの減少について調査していたら、こっち側の事故でこの世界に来た。結果的にそれでポケモン達の行方も分かったし、全員無事、ついでに俺達の世界すらも侵略しようとしていたヤツを叩けた。なら、これ以上望むものなんてない」

マサル「むしろホップの言う通り、さっきまで操られてて、本心と違う事させられてて、ましてやこっちの被害は結果ゼロだってのに、これ以上あんたらを追い詰める方が余程酷じゃねーか。責任ってのを何でも自罰の類いだと思わない方が良いぜ」

 マサルに諭され、更に告げられた内容は実質的なお咎めなし。王、シャララ、ソラ達は一度身内で話し合う。やがて相談が終わり、ホップ達に向き直った。
 ▼ 216 N9Xja27O2I 25/08/30 19:29:17 ID:tG3I3PO2 [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
王「ほ、本当にそれでよいのか…!?」

マサル「ああ、もちろん。お前らもそうだよな?」

ホップ「当たり前だぞ!」

ユウリ「そうそう!」

ビート「別に僕はどうでもいいです」

マリィ「…ふふっ、マサル、伝え方上手いじゃん。王様、あたし達もみんなそのつもりだよ」

ホップ「まあ…みんな初めからそのつもりだったんだけどな」

 言い出したマサルの独断ではなく、これがホップ達の総意であることを改めて確認し、王は向き直る。

王「皆様の寛大な処置に…感謝してもしきれません…!」
王妃「これが私達の責任なら、国で総力を挙げて、あなた達を必ず、元の世界へと返してみせます!」

シャララ隊長「そして、二度とこのような悲劇が起こらぬよう、国一丸となって、再発防止に尽力致します!」

マサル「…言えたじゃん。そうだよ、あんたら今、良い顔してるぜ」
 ▼ 217 N9Xja27O2I 25/08/30 19:30:08 ID:tG3I3PO2 [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ソラ・ハレワタール「皆さん、本当にありがとうございます!国を、私達を救ってくださるだけでなく、こんな私達を許して下さるなんて!」

ホップ「全ての真実が分かった以上、責めるべきはソラ達じゃないからな!当然だぞ!」

ユウリ「それじゃあみんな!まずはポケモン達の手当てと保護だよ!」

 その日は、深夜から夜更けまで戦い続けた戦士達の休息、そして次の日からのホップ達、そしてスカイランド全土の行動は早かった。
 戦いで荒れた王都やその外周の復興、これ以上の危険性がないことの確認。まだ保護しきれていないポケモンの捜索、そしてダスピアの所持品の解析から、再びガラル地方へと時空を繋ぐポータル生成。とんとん拍子に進んでいく。
 幸いにもあの戦いのときに全てのポケモンを保護できており、ワイルドエリアをはじめガラル中からいなくなったポケモンの数と一致、無事に全個体の無事を確認した。

 これはポータル再生成の過程の中でわかったことなのだが、ましろ、あげはがいたソラシド市とソラ達がいたスカイランド間はともかく、それらとガラル地方並びにポケモンの世界は、本来決して交わることのない時空。ダスピアのように呪術の類いで強引に繋げようとする行為は、時空を歪ませてしまう為、繰り返していればどのみち双方の世界が危なかったであろう。

 兎にも角にも、ポケモンの時空から迷い込んだ人やポケモン全ての無事を確認でき、帰りのポータルも無事に生成できたのは、あの騒動から1週間程であった。この期間、解析と生成と並行して、国の復興をホップ達も手伝っていた事もあり、スカイランドもまた元の平穏を取り戻した。
 ▼ 218 シボン@ボーマンダナイト 25/08/30 19:32:16 ID:tEhArLb6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
何で最後がバイウールーなんだと思ったらホップとの思い出のポケモンだった
やはりホプユウ、ホプユウは全てを解決する
 ▼ 219 ブラーバ@まひなおし 25/08/30 20:10:43 ID:HzSkAmJo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
久々の善人マサル
 ▼ 220 N9Xja27O2I 25/08/31 11:22:40 ID:l6DcSTSA [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜スカイランド 王都外周〜
 ホップ達は、保護された野生のポケモン達を連れ、初めてこのスカイランドに落ちてきた場所まで来ていた。
 ポケモン達は基本的には捕獲せず野生のままであるが、騒動によりまだパニックが残っていると見られる一部のポケモンは、いずれ野生へとリリースする前提で一時的に捕獲している。ワイルドエリアのポケモンは屈強なポケモンが多いため、該当するのはそれ以外の地域に生息していたポケモンが主である。

 ホップ達の後ろには、スカイランドを統べる王夫妻、プリキュアの5人、青の護衛隊からは代表してシャララ、ベリィベリー、アリリが、彼等の見送りに来ていた。

ソラ・ハレワタール「…皆さん、何から何まで、ありがとうございました!」

ホップ「いいってことよ!みんなも、ここまでサンキューな!」

ビート「ちょっと調査していたら、まさか時空転移した挙句波乱万丈でしたね。……ポプ…ばあさん、僕がいなかった間に大変でしょうし、ここから忙しくなりますよ」

マリィ「あたしも、アニキやエール団達に心配かけちょーね。早く帰ろっか」

 やがて、ポータルが開く。ここをくぐれば、ガラル地方に帰ることができる。先に、ポケモン達が少しずつポータルをくぐっていく。大半はワイルドエリアのポケモンの為、くぐればすぐに自分達の生息地だ。
 ▼ 221 N9Xja27O2I 25/08/31 11:23:09 ID:l6DcSTSA [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マサル「…あんたらには、短い間だけど世話になったな」

ユウリ「みんな、本当は優しい人達で、泊めてくれた間は楽しかったよ!」

王妃「そう言っていただけると少し救われます。あなた方には、何とお礼を申したらよいか…」

シャララ隊長「王妃の仰る通り。あなた方がいなければ、スカイランドだけじゃない。他国もどうなっていた事か」

ホップ「しんみりするのは、もういいだろ?」

シャララ隊長「!」

ホップ「オレ達はオレ達のやることをやっただけだぞ!」

シャララ隊長(国を救い、今に至るまでも寛大な心、彼等こそ、ヒーロー…だな…)

ユウリ「ソラちゃん!ましろちゃんに、ツバサ君、あげはさん、エルちゃんも!それにお城の皆さんも、どうかお元気で!」

ソラ・ハレワタール「ユウリさん…!はい!ユウリさん達も、お達者で!」
 ▼ 222 N9Xja27O2I 25/08/31 11:23:35 ID:l6DcSTSA [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 お互い別れの挨拶を済ませた頃、全てのポケモン達がくぐり終えた。あとは、ホップ達だ。
 彼等が背を向け、ゆっくりポータルへ向かって歩き出す。そんな彼等の意に介さぬ間に、ソラは少し俯いていた。

虹ヶ丘ましろ「ソラちゃん…」

シャララ隊長「ソラ…」

ソラ・ハレワタール「……」

 近くにいた2人には、ソラの寂しそうな表情が見える。別れを惜しむ気持ちは、ここにいる誰もが同じであった。
 ▼ 223 N9Xja27O2I 25/08/31 11:26:05 ID:l6DcSTSA [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ホップ「ソラ!」

ソラ・ハレワタール「…はっ、はい!」

 ホップの声が聞こえ、ソラは顔を上げる。ホップがこちらを振り向き、無限にひろがる青い空のように、笑顔で告げた。

ホップ「いつかまた、会おうな!」

ソラ・ハレワタール「…!」

 解決したとはいえあれだけの事があったのだ。ソラ、そしてスカイランドの民は、まさか「また会おう」と、向こうから言われるとは思ってもみなかった。

ソラ・ハレワタール「…はい!いつかまた、会いましょう!ホップさん!皆さん!」

 親指を立てたホップ達に、ソラは笑顔に変わり手を振って返事する。その顔には、もう先程までのような曇りは一点もない。ソラ達に応えるよう、ホップ達も手を振った。最後に、彼等もポータルをくぐり、光の中へと消えて行った。彼等は、元の世界へと帰れたのだ。
 ▼ 224 N9Xja27O2I 25/08/31 11:27:15 ID:l6DcSTSA [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
聖あげは「行っちゃったねぇ…」

エル「エルも、またみんなに会いたいな。今度は、今度こそ、平和になったこの国で!ううん、ホップ達のところにも、行ってみたい!」

夕凪ツバサ「そうですね。今度こそ、彼等と友好的な関係を築きたい。正直、もう二度と叶わぬだろうと思っていましたけど」

 やがて、国民たちも解散し、各々の生活へと戻っていく。
 最後に残ったシャララ、ソラ、ましろもまた、王都へと歩いていく。

シャララ隊長「勇敢な救世主達…彼等は、プリキュアではない。にもかかわらず、国を、我々を救ったその活躍は、まさにヒーローだった。君達もそう思うだろう?」

虹ヶ丘ましろ「はい!もちろん!…素敵なヒーローさん、だったね。ソラちゃん」

ソラ・ハレワタール「間違いありません。あの人達は、ヒーローです!そして、ポケモンさんは、そんなヒーローと支え合う、素敵な仲間、尊い生命でした!」

 ソラが持つ『わたしのヒーロー手帳』には、その後、新たな1ページが追加されていた。

『たとえ世界が違っても、ヒーローはいる!』
 ▼ 225 N9Xja27O2I 25/08/31 11:27:44 ID:l6DcSTSA [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜シュートシティ〜

ユウリ「インテレオン、トドメのねらいうち!」
インテレオン「うぉれん!」

審判「決まったー!チャンピオン・ユウリ、今回も王座の防衛に成功しました!」

ユウリ「いい勝負だったね!またいつでも挑戦、受け付けてるよ!」

挑戦者「くっそー。今度こそ勝ちますよ!」

 ガラル地方に帰還してから早3日、いつもの落ち着きを取り戻したシュートシティでは、久しぶりのリーグ戦が開催、いつものような熱狂の中、ユウリは勝ち上がってきた挑戦者を下し、チャンピオンの座を守り切る。

 表彰が終わり、控室へ行こうとするところに、ヒーローインタビューの記者が訪れる。これまでも何度かあったため、ユウリは慣れたように質問に答えていく。
 そして、最後の質問が来る。これもいつものように答えようと思った矢先、ユウリには、咲きのスカイランドでの出来事が頭を過る。スカイランドで起きた件は、流石にソニアやダンデなど、一部の大人には話さざるを得なかったものの、口外禁止の約束がある為、大半の国民はそのことを知らず、ユウリ達は表向きには慰安旅行に行っていたことになっている。
 ▼ 226 N9Xja27O2I 25/08/31 11:40:00 ID:l6DcSTSA [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
記者「それでは、最後に、今のお気持ちをどうぞ!」

 来た。この質問。いつもなら、バトルの感想を熱く語っていたところだが、一呼吸置いたユウリの今日の感想は、後に過去最高の歓声を生むこととなった。

ユウリ「もっともっと、ポケモンの素晴らしさを広めていきたい!バトルだけじゃなく、友に助け合い、過ごすことの楽しさを!どんな国境も越えて、無限にひろがる青い空の下、どこまでも!」





【クロスSS-FINAL】劇場版ポケットモンスター ソード・シールド 天空大決戦
〜fin〜
 ▼ 227 とがき◆N9Xja27O2I 25/08/31 11:42:04 ID:l6DcSTSA [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
本来この作品は、剣盾の節目となる11月投稿の予定だったのですが、急な事態につき、急遽8月投稿とさせていただきました。幸い話の内容は8月時点では既に大半完成していたため、無事間に合わせることができました。



今回のこのお話は、元々ポケモン側はどの地方にするか決めていなかったのですが、恐らくSSをBBSに投稿するのはこれが最後になると思い、最後くらい、まともなマサルを書きたいと考えました。
たとえ逆張りであろうと、真っ当な主人公側らしい彼を書き、救いたい。そこで、眠らせていた草案のポケモンサイドをガラルに設定しました。

SSの主人公はユウリ&ホップ、というのは私の中で揺るぎませんでしたが、終始主人公の仲間として、そして主役ではなくとも彼等にとって欠かせない存在として、バトルの手腕以外にも折衝や参謀などの役割を意識したつもりではあります。そしてポケマスのようなキャラ付けよりも、ちょっと口は悪くても心の熱い男というのが、不思議と自分の中で解釈一致のため今回のようになりました。



このSSを通して、ヒーローとは本来どういうものなのか、ただ強いだけではなく、もっと大切なものがある、それをテーマに、クロスオーバーとさせていただきました。



最後になりますが、改めて少しでもご覧いただいたすべての方に、そして書く機会を与えてくださった管理人様に感謝の意を表明します。

ありがとうございました。そしてさようなら。
 ▼ 228 トライク@うみべのガラス 25/08/31 11:44:41 ID:tmDYCbQA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そもそもまともじゃない方が逆張りだぞ
 ▼ 229 ノクサ@カミナギのふえ 25/08/31 11:49:56 ID:AJ0EwAkA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マサルが悪役にされてるのは不快すぎたからな、本来はまともで良いやつなのに
 ▼ 230 ッカネズミ@テラピースほのお 25/08/31 12:05:48 ID:3uUoINtw NGネーム登録 NGID登録 報告
大半のマサルはそあ誰はともかく人の女を寝取るクズばっかだったからしゃーなし
でも本来ならこういうのが順張りな筈だったんだよな

善人でよかった
 ▼ 231 オラント@キズナのタヅナ 25/08/31 12:06:53 ID:qVpMNHjE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マサルが善人でよかった、これに尽きる
 ▼ 232 ギガナイト@きらきらミツ 25/08/31 12:47:00 ID:ICDY5bHc [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お疲れさまでした!

ユウリのラスイチがバイウールーなのがほんとに衝撃、そしてホプユウてえてえ
そして俺もぶっちゃけマサルはどこかで裏切ると思ってたけど、最後まで味方でしかも大立ち回りでブチ上がった。実質裏の主役
 ▼ 233 ロンダ@やまぶきのミツ 25/08/31 13:01:08 ID:ICDY5bHc [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユウリはお姫様から一転して最強のチャンピオンタイムを見せてくれて、
ホップは事件解決の糸口を戦いながらも探り当てたり、中盤の決定打になってくれたりして、
マサルは状況判断や機転などチームの参謀として貢献してくれる

バトル面は全員強いとして、ここのガラル組、スペック高すぎでは???
しかも久々にマサルが終始味方として大活躍したのは本当に嬉しかった。きっともう見られないであろう貴重なSS




プリキュア側も、元に戻ってからはかっこよかった。ありがとうプリキュア、ありがとうポケモン
 ▼ 234 ーバー@おとどけもの 25/08/31 13:04:34 ID:oWNoBrGo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マサルが主人公だったらもっとよかったな
 ▼ 235 リトドン@ハンバーグ 25/08/31 13:10:14 ID:ICDY5bHc [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マサルが主人公になったSSは、BBSだと大体暴走しちゃうからこのぐらいの立ち位置に落ち着くのがちょうどよいのでは?
それも何かと要所要所でいい活躍してくれてたし、これ以上は望み過ぎってやつよ。

ホップ&ユウリ本当にありがとう
 ▼ 236 リアドス@おうえんポン 25/08/31 14:23:03 ID:oUGUg6R2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お疲れ様でした
マサル……やっと救われた……
 ▼ 237 とがき◆N9Xja27O2I 25/08/31 18:31:52 ID:l6DcSTSA [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
書き忘れてました


一応、今回のオリキャラの設定を載せておきます
動機や思想などは劇中の通りなので、語られていなかった部分中心です



それと今更ながら、ラストでホップとユウリの相棒が入れ替わっていたことをお詫びします
インテレオンがユウリで、エースバーンがホップでした
 ▼ 238 スキッパ@おおきなタケノコ 25/09/01 12:12:58 ID:63NAUNfk NGネーム登録 NGID登録 報告
マサルはこのくらいの立ち位置がええよ
むしろ十分過ぎる程の大活躍。ユウリが主役のパートナーなら、マサルは主役のよき相棒
 ▼ 239 ルボウ@ノーマルジュエル 25/09/01 18:23:19 ID:IoEgkVho NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ソラましが敵同士になってしまったシーンは辛かったけど、最後は救われてよかった
ガラルのブラックナイトを救ったのはこの世界線だとホプユウだろうけど、5人合わされば異世界すらも救ってしまうなんてまさにヒーロー
ホップ達とソラ達には、本当にいつか平和な世界で再会してほしい

っぱホプユウなら安心して読める
 ▼ 240 ンテール@ネクロズマのおやつ 25/09/04 08:53:24 ID:YLAMDOvg NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
以前はマサルといえば聖人という風潮だったのにな
 ▼ 241 ノココ@ヤレユータンのけ 25/09/04 18:10:57 ID:WBv.hXbg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>240
多分だけどその頃からじゃないかな。そう言う風潮が一見あるように見えて、裏でNTRクズキャラが推され始めたのは
それに目を瞑って一見優しいから聖人と呼ばれてただけだと思ってる
 ▼ 242 ガウツボット@カプZ 25/09/20 20:15:08 ID:X48Eek.Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ソラ・ハレワタール並びにキュアスカイ
生誕記念日age
 ▼ 243 スブレロ@マンキーのけ 25/10/10 19:59:06 ID:ZC2ERDMU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今更ながら完結乙
ポケモン側もプリキュア側も活躍が目立ったのでキャラごとに感想書きたい

ユウリ、ホップ
前半は姫と守護騎士、後半は最強ダブル主人公としての貫禄が伝わってくる推しカプ。「オレがユウリのことをよくわかってる!」の原作セリフが一番すこ。弱気になったユウリに寄り添えるのはやはりホップが一番
思い出のポケモンとして2人ともバイウールーを持ち、ラストにユウリがまさかのそれで勝利し、唯一ホップだけは彼女とバイウールーをわかっていた描写がエモくアツい。めっちゃ強く元気なキャラと、そんなキャラを一番理解しているキャラ、頭脳プレーを見せるキャラ全部を盛り込むのはダブル主人公らしい
やはりホプユウ。ホプユウはすべてを解決する!

マサル
バトル面ではサポートが目立つ他、メンバー内唯一全く伝説を使わない代わりに600族を加入、他メンバーにも引けを取らない奮戦ぶり。久しぶりに綺麗でかっこいい善玉マサルが見れてしかも大活躍だったので満足。
個人的にはどちらかというとバトル面より、それ以外の面のほうが印象的で、ビート、ホップ共々考察や判断などのブレインとしての役割や、口が悪いながらも自罰的になっていたスカイランド国民を諭して、皆が望むハッピーエンドの立役者になってくれたのはシビれた。

ビート、マリィ
ジムリーダー同士の連携や、個人の強さも目立ち流石に伊達にハロン組とっ張り合っているわけではない実力はこのSSでももちろん伝わってくるしかっこよかった。
特にビートは何かと頭脳組と気が合う様子が見えるのは、剣盾原作を経て丸くなったからこそだろうか



ソラ・ハレワタール
洗脳が解けてからは「正しいことを最後までやり抜く」ために、今の現状を疑い、真実を確かめることや友を救うことに奮戦。生真面目なヒーローらしさを取り戻してからがかっこよかった。本当はこんなキャラなんだなと興味を持ちました

ツバサ、エル
洗脳が解けた後は記憶を辿り、ビートがスカイランドの異変の核心をつくきっかけとなり、ヒーローとして奮戦。城にいたというアドバンテージをもっとも活かしたキャラだと思う。プリキュア側にも頭脳役がいることで、一方的イにポケモンにリードされずお互い協力できるようにしたバランサーかな?

ましろ、あげは
悲しくも決戦途中まで洗脳されていたせいで、親友や仲間と対立してしまった悲劇のヒロイン達。それでも解けた後は味方の回復や遠隔攻撃などで惜しみなく連携、借りを返したのはさすがだぞ!
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