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SS

【SS】 シトロン 「魂入れ替えカメラの完成です!」

 ▼ 1 スノキ 14/12/18 22:09:00 ID:Ijb8YYrQ [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
・パラレルワールド注意。
・時系列で言うと、ポスターのSSの後になります。フライゴン、ブースターは無関係。


 サトシ 「アルトマーレ展?」
 (http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=25338

  ↓ 同時進行

 ブースター 「フレアドライブなんてできない……」
 (http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=28062

  ↓ 約1か月後

 セレナ 「なに……このDVD!?」
 (http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=30460

  ↓ 約1か月後

 セレナ 「なに……このポスター!?」
 (http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=30460

  ↓ 同時進行

 フライゴン 「僕は……強くなるっ! (泣)」
 (http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=39344

  ↓ 直後

 ブースター 「フレアドライブなんてできない……」【後日談パート】
 (http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=28062)【284スレ以降】
 ▼ 88 スノキ 14/12/21 01:05:00 ID:.KtgE3nE [1/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 サトシ(ピカチュウ) 「ヤンチャム、随分セレナに甘えてるね」

 セレナ 「うん。今日は特にね。パフォーマンスの練習より、遊びたいのかなぁ?」

 サトシ(ピカチュウ) 「あ、ならセレナ。ピカチュウとヤンチャムでバトルしようよ! ヤンチャムはあんまりバトル経験無いし、面白いと思うよ!」

 セレナ 「バトルかぁ……えぇ、やりましょう!」

 ヤンチャム(シトロン) 「(……え?)」


少しスペースを開けて、ピカチュウ(ユリーカ)とヤンチャム(シトロン)が対峙する。


 サトシ(ピカチュウ) 「準備は良いセレナ?」

 セレナ 「えぇ! 行くわよヤンチャム!」


 ヤンチャム(シトロン) 「(あの……え? マジですか?)」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴかぴかぁ! (ヤンチャムとのバトル……よぉし! 絶対に勝つんだからっ!)」

 フォッコ(サトシ) 「(良いなぁ……オレもバトルしたかった……)」


 サトシ(ピカチュウ) 「行くよピカチュウ! “10万ボルト”!」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴか! (よぉし! 10万ボルト発射ー!)」
 ▼ 89 スノキ 14/12/21 01:27:00 ID:.KtgE3nE [2/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バトルが始まった。ピカチュウ(ユリーカ)はサトシ(ピカチュウ)の指示通り、素早い動きで“10万ボルト”を繰り出す。


 セレナ 「来るわよヤンチャム! “あくのはどう”で向かい打って!」

 ヤンチャム(シトロン) 「ちゃむぅ!? (いや無茶言わないでくださいセレナ! “あくのはどう”どかどうやって……)」


“10万ボルト”、直撃。

 ヤンチャム(シトロン) 「ちゃむぅぅぅぅぅ (ぎゃあああぁぁぁぁぁ)」

 セレナ 「あぁっヤンチャム!?」

 サトシ(ピカチュウ) 「いいよピカチュウ! 今度は“でんこうせっか”!」

 セレナ 「ヤンチャムしっかり! “がんせきふうじ”でピカチュウの動きを止めて!」

 ヤンチャム(シトロン) 「ちゃむちゃむちゃむぅ! (いやだからワザの出し方とか分からな……)」


“でんこうせっか”、直撃。

 ヤンチャム(シトロン) 「ちゃむぅっぅぅ! (案外痛いっ!)」


“でんこうせっか”の勢いに負けて弾き飛ばされたヤンチャム(シトロン)は、隅で観戦していたフォッコ(サトシ)に直撃した。

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこぉっ!? (あ痛っ!)」

 セレナ 「あぁ! ヤンチャム! フォッコ!」
 ▼ 90 スノキ 14/12/21 01:28:00 ID:.KtgE3nE [3/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
勝負は あっという間だった。ヤンチャム(シトロン)が倒れて、試合終了。ピカチュウ(ユリーカ)の完全勝利だ。


 サトシ(ピカチュウ) 「ありがとうピカチュウ。もう終わりだよ」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴかぁ! (やった勝ったー!)」


ユリーカは大はしゃぎ。自分がピカチュウになってバトルして、勝利できたのだから。

しかしセレナは、浮かばれない表情だ。


 セレナ 「大丈夫、ヤンチャム? フォッコ?」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉっこぉ! (これくらい平気さ!)」

 ヤンチャム(シトロン) 「………」(気絶)

 セレナ 「……戻って、ヤンチャム。どうしたんだろう……ワザを出せないみたいだったけど……」


初めてヤンチャムをゲットした時、ヤンチャムは、堂々とバトルをしていた。ワザのキレもあって、パフォーマンスにもってこいの動きを。

……それが、今は見れなかったのだ。明らかにおかしい。
 ▼ 91 スノキ 14/12/21 01:36:00 ID:.KtgE3nE [4/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 サトシ(ピカチュウ) 「セレナ……、ヤンチャム、どうかしたの?」

 セレナ 「うん……。ワザが出せなかったみたいで……どこか具合が悪いのかなぁ?」

 サトシ(ピカチュウ) 「う〜ん……ジョーイさんに看て貰った方が良いかもね。戻る?」

 セレナ 「うん……」


ヤンチャムを回復させるため、ポケモンセンターに戻ろうとしたセレナだが、フォッコの体を見て、思わず声を出した。


 セレナ 「……あ、フォッコ、汚れちゃったね」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこぉ? (えっ?)」


ヤンチャム(シトロン)と衝突した時に土まみれになってしまったのか、フォッコ(サトシ)は所々汚れ、尻尾の毛も乱れていた。


 セレナ 「ごめんねフォッコ。今回は、あなたはバトルに関係なかったのに」

 サトシ(ピカチュウ) 「うん……ごめんねフォッコ。とばっちり受けちゃったね」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉっこ! ふぉこふぉこぉ! (いや、いいってこれくらい)」

 セレナ 「綺麗好き過ぎるのも良くないけど、こういう時は、ちゃんと綺麗にしないとねっ。……一緒にシャワー浴びよっか!」

 フォッコ(サトシ) 「(……んん!?)」
 ▼ 92 スノキ 14/12/21 01:37:01 ID:.KtgE3nE [5/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンセンターに戻ったセレナは、ヤンチャムのボールを、ジョーイに預けた。

部屋まで戻ると、シトロン(ヤンチャム)は、まだ気絶している。ピカチュウ(ユリーカ)の出した電撃が、案外強烈だったようだ。


 サトシ(ピカチュウ) 「セレナ。このダメガネは僕が見てるから、今のうちにフォッコとシャワー浴びちゃいなよ」

 セレナ 「そうね。ありがとうピカチュウ」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴか? (え? ピカチュウは私じゃ……)」

 フォッコ(サトシ) 「(え? 何でオレのことピカチュウって……?)」

 セレナ 「あっ……ピカチュウじゃなくて、ありがとうサトシ」

 サトシ(ピカチュウ) 「へへっ」


 フォッコ(サトシ) 「(オレの体のこと……ピカチュウって。もしかして、みんな体が入れ替わってるって言うのか? でも……セレナは普通にしてるし……)」


……と、フォッコ(サトシ)が考えていると、突然、体が持ち上げられた。

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこ? (あれっ?)」

 セレナ 「ふー。私もちょっと汗かいちゃったかな。一緒にシャワー浴びて、綺麗にしようね、フォッコ」

 フォッコ(サトシ) 「(あっ……えっ……と……えぇぇ!?)」


部屋のユニットバスに入ると、セレナは鍵をかけ、そして、ゆっくりと服を脱ぎ始めた。
 ▼ 93 スノキ 14/12/21 01:40:00 ID:.KtgE3nE [6/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この辺で一旦区切らせて頂きます。
少々忙しい時期になるので、次の更新は、24日以降になりそうです。

ここまでのご支援、ご感想、ありがとうございました。
 ▼ 94 ガヤンマ@リニアパス 14/12/21 02:00:12 ID:H0VR3.tg NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナとサトシ一緒にお風呂入るのか
薄い本期待だな
 ▼ 95 ロアーク@ねっこのカセキ 14/12/21 02:03:48 ID:nD21i4Hk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
楽しみに待ってます
 ▼ 96 スボー@きいろビードロ 14/12/21 04:23:57 ID:aafMOK46 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
待ってます。(*´∀`)
支援
 ▼ 97 ャワーズ@スピードボール 14/12/21 10:48:17 ID:dpJRtjhA NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ

すごい斬新なサトセレになりそう。
 ▼ 98 ガエルレイド@アップグレード 14/12/21 10:53:22 ID:vmuBqckE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フォッコ(中身サトシ)なんかちょっと喋れなくてカワイソス





ヤンチャム(シトロン)?何それ?
 ▼ 99 ルガモス@キズぐすり 14/12/21 22:03:24 ID:Q0dOPkO6 NGネーム登録 NGID登録 報告
しえん
 ▼ 100 マサラ人3 14/12/21 22:15:46 ID:cjwj3iYs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
超期待です!
支援!
 ▼ 101 ーケオス@まがったスプーン 14/12/22 08:10:30 ID:s/v.G8Ro NGネーム登録 NGID登録 報告
保守
 ▼ 102 ヤコマ@めざめいし 14/12/22 18:11:27 ID:96FONIeA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 103 ンシフリャイゴン 14/12/22 19:12:35 ID:M4AHd4mY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
超超超メガ支援!!
 ▼ 104 ラーミィ@ルームキー 14/12/22 19:35:44 ID:IN1jxyhI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援!
 ▼ 105 ママ@ムーンボール 14/12/23 00:27:24 ID:v5ebKkNk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 106 ャルマー@しめったいわ 14/12/23 00:32:38 ID:3bGX.6so NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!!
 ▼ 107 シャーモ@ねっこのカセキ 14/12/23 14:19:42 ID:uox8EHLU NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 108 こもこ 14/12/23 14:59:34 ID:UnJUYXxo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ガオレン
 ▼ 109 ャスパー@かいふくのくすり 14/12/23 16:06:34 ID:SPuQZ7zI NGネーム登録 NGID登録 報告
楽しみにゃすぱ
 ▼ 110 スノキ 14/12/24 00:44:00 ID:0Z4D4KKw [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユニットバスに入ったセレナとフォッコ(サトシ)。そのタイミングを見計らっていたのか、ユリーカ(フォッコ)がサトシ(ピカチュウ)に話しかけた。


 ユリーカ(フォッコ) 「あの……サトシ」

 サトシ(ピカチュウ) 「ん? どうしたのユリーカ?」

 ユリーカ(フォッコ) 「私……前から気になってたんだけどね、サトシって……気付いてるの? セレナの気持ち?」

 サトシ(ピカチュウ) 「えっ? (うそっ……またその質問!?)」

 ユリーカ(フォッコ) 「余計なことかもしれないけど……その……私、セレナには幸せになって欲しいの。でも、サトシがセレナの気持ちに気付いてなかったらって思うと……」

 サトシ(ピカチュウ) 「ありがとう。ユリーカも、サトシとセレナのこと考えててくれたんだね。……ユリーカにも、話した方が良いのかな」

 ユリーカ(フォッコ) 「え?」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴか? (えっ……なになに?)」

 サトシ(ピカチュウ) 「実は僕……ピカチュウなんだ。サトシの格好だけど、中身はピカチュウなんだ」
 ▼ 111 スボー@きょうせいギプス 14/12/24 00:44:21 ID:zE2H85RI NGネーム登録 NGID登録 報告
おお、支援
 ▼ 112 スノキ 14/12/24 00:45:00 ID:0Z4D4KKw [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ユリーカ(フォッコ) 「えっと……本当に?」

 サトシ(ピカチュウ) 「うん」

 ユリーカ(フォッコ) 「そっか。……じゃあ、同じだね」

 サトシ(ピカチュウ) 「え?」

 ユリーカ(フォッコ) 「私ね、ユリーカじゃないの。フォッコなの!」

 サトシ(ピカチュウ) 「フォッコ……そっか。君も誰かと入れ替わってたんだね」

 ユリーカ(フォッコ) 「うん。デパートから戻ってきたら、突然……」

 サトシ(ピカチュウ) 「……ってことは、ピカチュウ、君は誰なんだい? 僕が本物のピカチュウだから、絶対に入れ替わってるはずだけど……サトシ?」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴかっ! (違うよ!)」 フルフル

 ユリーカ(フォッコ) 「じゃあセレナなの?」

 サトシ(ピカチュウ) 「セレナはセレナで本物だよ。ってことは、ユリーカかな?」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴっかぁ! (うん!)」 コクコク

 サトシ(ピカチュウ) 「そうだったんだ。……さっきの“10万ボルト”、凄かったよ!」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴぃかぁ〜(えへへっ)」
 ▼ 113 スノキ 14/12/24 00:53:00 ID:0Z4D4KKw [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 サトシ(ピカチュウ) 「……フォッコ。これは、セレナにも伝えたんだけどね」

 ユリーカ(フォッコ) 「え?」

 サトシ(ピカチュウ) 「僕から見て、サトシはセレナのことが好きだよ。間違いないと思う」

 ユリーカ(フォッコ) 「本当に!?」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴかぁ! (わっ……相思相愛って言うんだよねそういうの!)」

 サトシ(ピカチュウ) 「うん。でも、サトシは子供だから、その好きって言う感情を、どうすればいいか分からないんだよ。それで、他にもやりたいことが沢山あるから、そっちを優先する……」

 ユリーカ(フォッコ) 「そんなっ……それじゃあセレナが可愛そうだよぉ」

 サトシ(ピカチュウ) 「うん。だからセレナにも言ったんだ。サトシを振り向かせるには、セレナがもっともっとアピールしなきゃダメだって。サトシの“やりたいこと”を奪うくらいに」

 ユリーカ(フォッコ) 「……サトシって、真っ直ぐだもんね。でも、セレナって大人しいし……サトシの前だと恥ずかしがっちゃうから、難しいだろうな……」

 サトシ(ピカチュウ) 「ふふっ。フォッコ、セレナのこと すっごい気にしてるんだねっ」

 ユリーカ(フォッコ) 「もちろん! 私の大切な親友……パートナーだもん。セレナの願いを叶えてあげたいよ。 ……ねぇピカチュウ。なんとかならないかなぁ? 一緒に協力して、なんとかセレナとサトシを……」

 サトシ(ピカチュウ) 「それは違うよ、フォッコ」

 ユリーカ(フォッコ) 「……なんで?」

 サトシ(ピカチュウ) 「そりゃぁ僕だって、サトシに正直になって貰いたいし、セレナにも幸せになって貰いたい。けど、それは本人同士の問題なんじゃないのかな?」

 ユリーカ(フォッコ) 「それは分かってるよ。でも、キッカケを作ってあげるくらい……」
 ▼ 114 スノキ 14/12/24 00:54:00 ID:0Z4D4KKw [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 サトシ(ピカチュウ) 「……キッカケなら、まさに今、じゃないかなっ」

 ユリーカ(フォッコ) 「えっ?」

 サトシ(ピカチュウ) 「考えてみてよ。僕はサトシの姿で、フォッコはユリーカの姿。ユリーカは僕……ピカチュウの姿になってるってことは、サトシは……」

 ユリーカ(フォッコ) 「……あっ! サトシは私の姿に……!?」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴかっ……ぴかぴかちゅ? (えっと……セレナとフォッコは一緒にシャワーだから……セレナとサトシが一緒に!?)」

 ユリーカ(フォッコ) 「……ダメじゃない! それキッカケどころじゃないよぉ!」

 サトシ(ピカチュウ) 「ははっ。もう いまさら遅いよ。……だったら、2人でいさせてあげようよ。セレナは気付いてないだろうけど、サトシがセレナを意識するチャンスなんじゃないかな?」

 ユリーカ(フォッコ) 「うぅっ……でもっ……女の子のはっ……裸を見られるのって……」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴかっ……ぴかぴぃかぁ……(そうだよ。あんまり良い事じゃ……)」

 サトシ(ピカチュウ) 「男の僕が言っても説得力ないかもしれないけどさっ、こんな機会、滅多にないんだし、良いんじゃない? 今日くらい……?」

 ユリーカ(フォッコ) 「う〜ん……うん、2人の距離が縮まるんなら……うん。そうねっ!」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴか……(良いのかなぁ……セレナ……)」

 サトシ(ピカチュウ) 「ありがとう、フォッコ、ユリーカ。
 ▼ 115 スノキ 14/12/24 01:00:00 ID:.KtgE3nE [7/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 サトシ(ピカチュウ) 「……じゃあ、ユリーカとフォッコ、元に戻る?」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴか? (えっ?)」

 ユリーカ(フォッコ) 「戻り方……分かるの?」

 サトシ(ピカチュウ) 「なんとなく予想は付いてるさ。あのカメラ……あれで撮ったら、セレナは元に戻って、皆は入れ替わった。シャッターを押した僕は変わらずってことは、写真に写った2人が、入れ替わるんだと思うよ」

 ユリーカ(フォッコ) 「そんな……そんなことって有り得るの!?」

 サトシ(ピカチュウ) 「普通は無いと思うけど……そう言うものなんじゃないの?」

 ユリーカ(フォッコ) 「ふ〜ん……。じゃあユリーカちゃん、戻りましょ。ごめんね、体を借りちゃって。サトシのこと、しっかり聞けて良かった」

 サトシ(ピカチュウ) 「僕も……フォッコとセレナに、サトシの気持ちを伝えられて良かったよ」

 ユリーカ(フォッコ) 「ふふっ。ピカチュウって流石だよね。サトシの気持ちを しっかり分かってて」

 サトシ(ピカチュウ) 「そりゃぁ17年の仲だもん。当り前さっ」

 ユリーカ(フォッコ) 「(17年……?)」

 サトシ(ピカチュウ) 「……さっ、撮るよ2人とも」

 ユリーカ(フォッコ) 「うん!」

 ピカチュウ(ユリーカ) 「ぴかっ! (はいっ!)」


ピカチュウがカメラのシャッターを押すと、無事、ユリーカ(フォッコ)とピカチュウ(ユリーカ)の体が入れ替わった。
ユリーカは元に戻り、フォッコはピカチュウの姿となった。
 ▼ 116 ロボーシ@ダイブボール 14/12/24 01:23:19 ID:dWt8FWIY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
17年ワロタww
 ▼ 117 スノキ 14/12/24 01:30:30 ID:.KtgE3nE [8/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ユリーカ 「不思議なことって、あるんだね……」

 ピカチュウ(フォッコ) 「ぴかちゅぅ(ふぉっこぉ)」

 サトシ(ピカチュウ) 「そうだね。……こうやってユリーカと話せるのも、考えてみれば凄いことだよね」

 ユリーカ 「そうだよねっ。あ、ねぇねぇピカチュウ! サトシとピカチュウのおはなし聞かせてよ! 私たちと会う、ずっと前の旅のおはなしとか!」

 サトシ(ピカチュウ) 「ふふっ。いいよ! じゃあ……僕とサトシが初めて会った時のこと、話してあげるね」

 ユリーカ 「やったぁ〜!」

 サトシ(ピカチュウ) 「あの日のサトシ……パジャマ姿で僕の前に現れてね―――」


ピカチュウは、ユリーカとフォッコに、これまでのサトシのことを話した。

出会い、ライチュウへの進化について、サトシのポケモンへの想い、優しさ、伝説のポケモンとの出会い……。

ユリーカは目を輝かせながら、ピカチュウの話に聞き入った。ピカチュウの方も、言葉が通じることが嬉しいのか、活き活きと語り続けた。
 ▼ 118 スノキ 14/12/24 03:13:00 ID:9yeO4Bak [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユニットバスに入ったセレナと、彼女に抱きかかえられたままのフォッコ(サトシ)。

セレナは、狭い浴槽内にフォッコを下ろすと、自分の服を脱ぎ始めた。


 フォッコ(サトシ) 「(セレナっ……)」


黒いシャツ、赤いスカートを脱ぐと、下着が露わになる。上下とも白で揃えた、セレナらしい、清楚な下着だ。

ユニットバス内の棚に、セレナは着ていた服を丁寧に畳んで入れる。

次に髪を下ろし、黒いニーソックスを脱ぐと、とうとう下着に手をかけた。


 フォッコ(サトシ) 「(うぁ……っと……)」


思わず目を反らすサトシだが、それが全くの無意味であることをすぐに悟る。これから彼女に、体を洗われるのだから。


ブラのホックが外され、セレナの胸が露わになった。年齢に対して大き目な、張りのある胸。先端の突起は淡い桜色をしている。

続いてセレナは、下も脱ぐ。下着で隠されていたエリアは すっきりしていた。一糸纏わぬセレナの体は、色白で、滑らかな曲線美を描いていた。


 セレナ 「お待たせフォッコ」


セレナは、もちろん警戒なんてしていない。目の前にいるのは、自分のパートナーなのだから。同じ女の子同士だし、一緒にシャワーを浴びたことだって、もう何度もある。普段通りのことだった。
 ▼ 119 スノキ 14/12/24 20:20:01 ID:0Z4D4KKw [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 フォッコ(サトシ) 「(やばい……)」


思わず後ろを向くフォッコ(サトシ)だが、セレナはフォッコ(サトシ)を抱き上げると、自分の方へと向けた。


 セレナ 「どうしたのフォッコ? ふふっ。そんな恥ずかしがることないでしょ。さ、洗おっか」


フォッコと目線を合わせるべく、浴槽内に しゃがんで話しかけるセレナ。しかしそれにより、なんとも無防備な姿を、セレナはフォッコ(サトシ)に曝け出すことになる。


 フォッコ(サトシ) 「(うわぁ……セレナ……マズいって……)」


目の前に佇む全裸のセレナ。胸も、下も、何も隠されていない。セレナの全てが、丸見えなのだ。


 セレナ 「ふふっ。じっとしててね〜」


セレナはシャンプーを手に取ると、彼女の手ですこし泡立て、フォッコ(サトシ)の体に刷り込んで行く。わっしゃわっしゃと、毛並みを撫でるように、マッサージするような要領で。


 フォッコ(サトシ) 「ふぉっこぉ……(あっ……でも気持ち良い……セレナの手……柔らかいんだな……)」


目線は反らしたままだが、フォッコ(サトシ)はセレナの柔らかな感触の虜になっていた。

自分がフォッコの姿だからか、シャンプーされることが、これほど気持ち良いものだとは思わなかったようだ。
 ▼ 120 スノキ 14/12/24 20:30:00 ID:0Z4D4KKw [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 セレナ 「はい、流すよ〜」


暖かいシャワーを全身にかけられ、シャンプーが洗い流された。と同時に、フォッコ(サトシ)は自然に、思いきり体を震わせて水を弾き飛ばした。


 セレナ 「きゃっ。もぉ〜……」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこぉ……(あっ……ごめんセレナ……)」


セレナは眩しい笑顔を見せて、顔にかかった水を腕で拭った。その仕草がまた、サトシをドキドキとさせる。


 セレナ 「ふふっ。待っててね。私もシャンプーするから」


フォッコ(サトシ)は浴槽の後ろに誘導される。先ほどまではセレナの前にいたが、今度はセレナの後ろに立つ形だ。

シャンプーは立った状態でするものだから、フォッコ(サトシ)の目には、セレナの すらりとした足、太もも、柔らかなお尻が、遮るものなく映ってしまう。


 フォッコ(サトシ) 「(セレナ……体きれい……って、見ちゃダメなんだって!)」


慌てて後ろを向くが、鼻歌まじりでシャワーするセレナの姿が、いとも簡単に想像できてしまう。普段の旅仲間の、これほどまで無防備な姿を見ることは、サトシにとって初めてだった。
 ▼ 121 マサラ人3 14/12/24 20:41:37 ID:UpmhzO6E NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まじ裏山

支援です!
 ▼ 122 ッギョ@カメックスナイト 14/12/24 21:19:21 ID:D20jngwg NGネーム登録 NGID登録 報告
こういうシチュ最高に○ける

支援
 ▼ 123 ルビー@タイマーボール 14/12/24 22:06:43 ID:QrbNuEBA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
面白くなってきた!
大支援
 ▼ 124 スノキ 14/12/24 22:10:00 ID:Ijb8YYrQ [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 セレナ 「ふぅ〜さっぱり〜♪」


シャンプーを終えたセレナは、浴槽の腺を閉じ、湯を張り始めた。ユニットバスは普通シャワーだけで終わるだろうが、湯に浸かって温まりたいと思ったのだろう。

湯を張りながら、セレナは浴槽内に、足を伸ばして座った。


 セレナ 「おいでフォッコ」


そして、フォッコ(サトシ)を自分と向き合うように太もも辺りに乗せて、ふぅっと、一息ついた。

目を瞑ったセレナは、徐々に湯が貯まっていく感覚、温かさを楽しんでいるようだ。


 フォッコ(サトシ) 「(セレナ……こんな目の前で裸で……)」


この状況では、否応にもセレナの胸がサトシの目に入る。どうしようもなく、フォッコ(サトシ)も目を瞑った。

よくよく考えてみると、セレナと……と言うより、女の子と一緒に風呂に入るなんて、サトシにとって、経験したことのないことだった。だからこそ、裸を見るとか以前に、サトシは緊張していた。

目の前にいる裸の女の子は、顔を赤らめて、入浴を楽しんでいる。そんな状況に、自分がいたら いけないんだという、罪悪感を感じながら。
 ▼ 125 スノキ 14/12/24 22:20:00 ID:Ijb8YYrQ [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 セレナ 「ねぇフォッコ……」


湯が貯まりつつある浴槽内。セレナはフォッコ(サトシ)を撫でながら、言った。


 セレナ 「私ね……もっと頑張ろうと思うんだ」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこ? (え? トライポカロンか?)」


フォッコ(サトシ)は目を開けて、セレナの顔を覗き込む……が、やはり胸が見えてしまい、慌てて横を向いた。


 セレナ 「サトシにね、もっともっと、アピールしなきゃって……」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこ? (えっ……?)」

 セレナ 「私はサトシのことが好きで……サトシも、私のことを……」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこ! ふぉこふぉこぉ! (あぁ。オレもセレナのこと好きだぜ? なんだよ今さらっ)」

 セレナ 「フォッコ……。でも、サトシをちゃんと振り向かせるには……どうすればいいか、分からないんだ……。ピカチュウは、しつこいくらいにアピールするべきだって言うけど……」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこ? (えっ……? オレを振り向かせるって……それに、ピカチュウって……?)」

 セレナ 「……素敵だよね、サトシは。ずっと夢を持ち続けてて、それに向かって、一生懸命で。ポケモンバトルが大好きで、いつもポケモンのことを第一に考えてて……。だから……正直、ためらっちゃうんだ。サトシに、思いっきりアピールするの……」

 フォッコ(サトシ) 「(セレナ……)」

 セレナ 「……なぁんて。本当は私が言うのが恥ずかしいんだけど、ね。それを“サトシが一生懸命だから〜”なんて理由にするなんて……私、やっぱりダメだな……」
 ▼ 126 スノキ 14/12/24 22:30:01 ID:Ijb8YYrQ [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
浴槽に程よく湯が貯まり、セレナはシャワーを止めた。セレナは足を伸ばして座っていた状態から、膝を曲げて、今、その上にフォッコ(サトシ)が乗っている。そうしないと、深すぎてフォッコ(サトシ)が沈んでしまうからだ。


 セレナ 「私……ちゃんと伝えらるのかな……サトシに……」 ブクブクブク……


セレナは、口元まで湯に浸かって、俯き加減で弱々しく言った。

その表情を、サトシは知っている。……あの時によく似ていた。メェール牧場で、セレナが母親に、自分の夢を伝えられずにいた時に。

あんな寂しそうな、悲しそうな顔を、再び見ることになるとは。自分のせいで、セレナは悩んでいる……サトシには、そう感じてしまった。


 フォッコ(サトシ) 「ふぉこぉ! ふぉこっ……ふぉっこぉ! (なぁセレナ! オレ、セレナと話して迷惑だなんて思ったこと無いぜ!? そんな悲しそうな顔しないで、オレに何でも言ってくれよ!)」


とは言ってみたものの、フォッコの言葉では、セレナに真意は伝わらない。サトシは、それがとても もどかしかった。


 セレナ 「フォッコ……ゴメンね、心配させちゃって……でもっ……でもっ……グスッ……」


セレナはフォッコに手を伸ばすと、思いきり抱きしめた。
 ▼ 127 スノキ 14/12/24 22:40:00 ID:Ijb8YYrQ [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 セレナ 「なんで私っ……涙でてきちゃうんだろっ……私が勇気を出すだけなのにっ……うぅっ……」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこぉ…… (泣くなよセレナ……って言うか……胸がっ……直接……)」


何も身に着けていない状態で抱きしめられたのだから、フォッコ(サトシ)は、セレナの胸に顔を埋める形になる。

柔らかい感触と、桜色の突起が顔に迫り、しかし、この状態でどこにも逃れることは出来ず、サトシはただただ、あたふたしていた。セレナがこんな状況だと言うのに……。


 セレナ 「勇気を出さなくちゃいけないけど……でもっ……サトシの邪魔して嫌われちゃったらって思うと……ううん、サトシに限ってそんなことないと思うけど……でもっ……」

 フォッコ(サトシ) 「こぉ〜ふぉっこぉ…… (オレがセレナのこと嫌いになるわけないだろ。でも……オレがセレナを悩ませちゃってることに……変わりはないのか……)」

 セレナ 「グスッ……ごめんねフォッコ。私ったら……みっともないね」

 フォッコ(サトシ) 「(こんな時……フォッコだったらどうやってセレナを慰めるんだろうな。やっぱりポケモンだと……なめるのが一番良いのかな)」


 フォッコ(サトシ)は優しく、セレナの頬をなめた。女の子の頬をなめるなんて、それこそ、キスするよりハードルの高い事だった。けど、フォッコとして、サトシはセレナを慰めることだけを考えていた。その結果の行動だった。


 セレナ 「フォッコ……ありがとう。フォッコがサトシだったら……ちゃんと私の気持ちを伝えられるんだけどな」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこっ…… (ちゃんと聞いたぜ、セレナ……)」

 セレナ「……ふふっ。なんてねっ。そろそろ出よっか?」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉっこ! (そうだな!)」
 ▼ 128 スノキ 14/12/24 22:50:00 ID:Ijb8YYrQ [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレナは立ち上がり、浴槽の栓を抜いた。せっかく貯めたお湯が勿体ないけれど、そうしないと、次の人がシャワーを使えないのだ。

それによって、サトシは再び、一糸まとわぬセレナの全身を見ることになってしまった。柔らかな曲線を描く色白のセレナの体は、可愛い顔立ちと相まって、美術品のように美しかった。


 セレナ 「おいでフォッコ」


セレナはバスタオルを広げて、フォッコ(サトシ)を捕まえた。そして、わしゃわしゃと体を拭く。


 フォッコ(サトシ) 「ふぉっこぉぉぉ (なんか……セレナに風呂に入れて貰うなんて……考えていると、相当恥ずかしいよな……。あとセレナ……早く何か着てくれよ。ずっと裸だと、目のやり場が……)」


 セレナ 「はい、おしまい。あとはドライヤーだけど、私も着替えちゃうから、ちょっと待っててね」


セレナは棚から着替えを取り出した。いつも寝るときに着ている、ピンクのシャツとホットパンツだ。

セレナはパンツを穿き、ブラを付ける。今度は白ではなく、黄色の、薄い花柄模様の下着だった。ついつい柄を見てしまったフォッコ(サトシ)だが、裸を見てしまった手前、下着姿にホッとした。
 ▼ 129 スノキ 14/12/24 23:20:00 ID:9yeO4Bak [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユニットバスから出て、入れ替わりに、今度はサトシ(ピカチュウ)がユニットバスに入った。

セレナはバッグからブラシを取り出すと、部屋のドライヤーを持って来て、フォッコ(サトシ)の毛並みを撫ではじめた。


 セレナ 「ふふっ。女の子は、いつだってお洒落しないとねっ。気持ち良いフォッコ?」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉっこぉ! (あぁなんていうか……ブラッシングって、ポケモンにとってこんなに気持ち良いんだなぁ。たまにはピカチュウにもやってやるかな……)」

 ユリーカ 「気持ち良さそうだね、サトシ」

 ピカチュウ(フォッコ) 「ぴかぁ! (ふぉっこぉ!)」


 フォッコ(サトシ) 「ふぉこっ!? (えっ……オレがフォッコって分かるのか!?)」

 セレナ 「サトシって……えっ……フォッコってサトシだったの!? ///」 カァァ

 ユリーカ 「あっ……う、ううん! 冗談冗談〜。ね、フォ……ピカチュウ?」

 ピカチュウ(フォッコ) 「ぴか! (ふぉこ!)」

 セレナ 「びっくりさせないでよもぉ……」

 ユリーカ 「えへへっ」

 フォッコ(サトシ) 「(いや……ビックリしたのはオレの方なんだけど)」
 ▼ 130 スノキ 14/12/24 23:40:00 ID:9yeO4Bak [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 セレナ 「(あっ……そっか。体が入れ替わってるから……)」


このやり取りで、セレナは直感したようだ。そして、ふと、あることを思いついた。


 セレナ 「(ピカチュウがサトシになったってことは、サトシはピカチュウになってるはず……。だからユリーカ、いま“サトシ”って言ったのね)」

 ※違います。

 セレナ 「(サトシの姿のピカチュウはシャワー。……ってことは、今なら!)」


セレナの考えはこうだ。

【見かけ上】、サトシがいない今、ピカチュウに対して、「私はサトシが好きだけど恥ずかしくて、それに迷惑かけたくないから言えない」というようなことを話す。

しかし実際、そのピカチュウはサトシであって、【見かけ上は】ピカチュウに話したつもりでも、【実際は】サトシに対して話すことになる。

それらをうまく執り行えば、さも自然に、セレナはサトシに対して、自分の想いを伝えることが出来るのだ。


 セレナ 「(でも……それでいいのかな……)」


しかし、セレナは行動には移さなかった。


 セレナ 「(それって結局……逃げ、だよね……。ダメだよ私……逃げないで、ちゃんとサトシに伝える勇気を出さないと)」

 セレナ 「(でも……気持ちがまとまらないな……)」
 ▼ 131 スノキ 14/12/24 23:50:00 ID:9yeO4Bak [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 サトシ(ピカチュウ) 「それじゃあみんな、おやすみなさい」

 ユリーカ 「おやすみなさーい!」

 セレナ 「おやすみなさい」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこぉ(おやすみ……って言うか……)」


皆は床に就いた。

サトシは上段ベッドに。ユリーカはピカチュウ(フォッコ)と一緒に、下段ベッドに。そしてセレナは、フォッコ(サトシ)を抱きながら、もう片方の上段ベッドで横になっていた。


 フォッコ(サトシ) 「(セレナに抱かれて寝ろって……恥ずかしいって言うか……落ち着かないぞ……)」

 セレナ 「ふふっ。フォッコ、今日は色んなことがあったね……」

セレナは皆に聞こえないように、小声で話しかけた。


 セレナ 「結局……私の気持ち、今日はサトシに伝えられなかったけど……いつか絶対に伝えるんだ。絶対に……」


セレナはフォッコ(サトシ)を撫でながら、ゆっくりと目を閉じた。


 セレナ 「サトシには頑張って欲しいし、ポケモンマスターにもなって欲しい。でも、私のことも振り向いてほしい。……こんなにいっぱい、欲張りかな?」


独り言なのか、フォッコに対して言ったのかは分からない。その後セレナは口を開けず、いつの間にか、寝息を立てていた。
 ▼ 132 ガヤンマ@ダイブボール 14/12/24 23:59:23 ID:iMPYVpUQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 133 スノキ 14/12/25 00:10:00 ID:0Z4D4KKw [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレナの隣で、サトシは少し考えた。


セレナがどれほど、オレのことを想ってくれているか。

セレナの願いは二の次で、オレの夢を本気で応援してくれて。

セレナが言う「好き」って感覚は、オレが考えているもの以上だということにも気付いた。


 フォッコ(サトシ) 「(オレのことが好き、か……)」


サトシにとって、それが具体的にどのくらいかは分からないが、感じとしては、チコリータが自分に凄く懐いてくれていたことに近いのだろう。


 フォッコ(サトシ) 「(オレだってセレナのことは好きさ。ジム戦とかも、本気で応援してくれるし、セレナが近くにいてくれると、作戦のヒントを貰うことだってある。勝った時は、一緒に喜んでくれて……。セレナのことは大好きだけど……オレの“好き”と、他の人から見た“好き”って、違うものなのかな……)」
 ▼ 134 スノキ 14/12/25 00:20:00 ID:0Z4D4KKw [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フォッコ(サトシ)はセレナの顔を覗いた。


気持ち良さそうな、安らかな寝顔。守ってあげたくなるような、可愛い寝顔。

サトシは今、そんな彼女の横で、警戒されること無く、一緒に横になっている。それがどれほど、普通では考えられないことか。


 フォッコ(サトシ) 「(なぁセレナ……そんなにオレって、ポケモンにばっかり一生懸命なのか? セレナが話をためらうほど……オレってポケモンにしか目が行ってないのか?)」


心の中で語り掛けても、当然、返事は来ない。


 フォッコ(サトシ) 「(セレナ……ごめんな……)」


フォッコ(サトシ)は目を瞑った。

背中に置かれたセレナの左手から、ほのかな暖かさが伝わってくる。心地良い暖かさだ。


 フォッコ(サトシ) 「(セレナの気持ちに真剣に向き合ったら……)」


いつの間にか、フォッコ(サトシ)は眠りについていた。
 ▼ 135 ャンデラ@しずくプレート 14/12/25 11:01:45 ID:cR976nSU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 136 ンテイ@エレキブースター 14/12/25 16:27:08 ID:UiDp9F2c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すごい!あげ!
 ▼ 137 コガシラ@あいいろのたま 14/12/25 17:40:21 ID:rnQD.luQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
age
 ▼ 138 ンベアー@ピーピーエイダー 14/12/25 17:47:19 ID:ub667k5. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チコリータ懐かしすぎワロタ
 ▼ 139 マサラ人3 14/12/25 18:50:42 ID:sT.FefoM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日も支援です!

わくわく
 ▼ 140 ンシフリャイゴン 14/12/25 19:19:30 ID:M4AHd4mY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ダメガネとヤンチャムどうなった?w
 ▼ 141 タグロス 14/12/25 23:43:30 ID:CX0AWPu6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援です!
次はいつ更新するですか?
 ▼ 142 スノキ 14/12/26 01:25:00 ID:.KtgE3nE [9/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
朝。


サトシが目を覚ますと、目の前に、セレナの顔があった。そして自分の姿は、フォッコのままだ。


 フォッコ(サトシ) 「(やっぱり……夢じゃなかったんだな……)」


昨日のセレナは、とても思い悩んでいるようだった。そして、その原因が自分にあると言うことが、サトシにとって、堪らなく悲しかった。


 フォッコ(サトシ) 「ふぉこぉ……(セレナ……)」

 セレナ 「んっ……おはよぅフォッコ。よく眠れた?」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉっこ (あぁ)」

 セレナ 「ふふっ。……まだ誰も起きてないし、今のうちに着替えちゃおうかな」

 フォッコ(サトシ) 「(えっ……)」


もう裸を見てしまった手前、着替えくらいでは動揺しなくなったサトシ。ピンクのシャツとホットパンツを脱ぎ、いつもの服装に着替えるセレナを、ぼんやりと眺めていた。


 フォッコ(サトシ) 「(セレナが安心してくれるには……オレが変わるほか無いんだろうな……。けど……どうやって……)」
 ▼ 143 スノキ 14/12/26 01:40:00 ID:.KtgE3nE [10/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少しして、サトシ(ピカチュウ)とユリーカ、ピカチュウ(フォッコ)も目を覚ました。


 セレナ 「おはようユリーカ、ピカチュウ。それに……サトシっ」


セレナは3人に向けて発したが、ピカチュウ(フォッコ)のことをサトシと呼び、首をかしげるピカチュウ(フォッコ)とフォッコ(サトシ)。


 ピカチュウ(フォッコ) 「ぴか? (ふぉっこぉ?)」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこ。ふぉこふぉっこぉ!? (サトシはオレだぞ。それと……セレナ、なんでオレのことピカチュウって!?)」

 サトシ(ピカチュウ) 「えっと……セレナ。そろそろ本当のこと、話すね」

 セレナ 「えっ……?」

 サトシ(ピカチュウ) 「セレナはピカチュウのことサトシって思ってたみたいだけど、違うんだ」

 セレナ 「えっ……だってピカチュウはサトシの姿になってるから……じゃあ誰なの!?」

 サトシ(ピカチュウ) 「そのピカチュウは、セレナのフォッコだよ」

 ピカチュウ(フォッコ) 「ぴっかぁ! (ふぉっこぉ!)」

 セレナ 「そうだったんだ……。えっ……ってことは、このフォッコは!?」

 サトシ(ピカチュウ) 「それは……1人しかいないよ」
 ▼ 144 スノキ 14/12/26 01:50:00 ID:.KtgE3nE [11/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 セレナ 「えっ……うそっ……まさか……サトシ……なの?」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉっこぉ! (あぁ。オレ、サトシだぜ!)」

 サトシ(ピカチュウ) 「実は……そうなんだ。昨日の午後からずっと、フォッコはサトシだったんだ」

 セレナ 「えっ……ってことは……えぇっ!? ///」

 サトシ(ピカチュウ) 「ごめんねセレナ。騙すつもりは無かったんだけど……」


それを聞いて、セレナの顔が、どんどん赤くなっていく。その目には涙が。


 セレナ 「うぅっ……やだっ……グスッ……もぉぉ ///」 ガチャン


そして、堪えきれなくなったのか、セレナは部屋の外へ駆け出して行った。


 ユリーカ 「あっ……待ってよセレナ!」


追いかけるユリーカ。

サトシ(ピカチュウ)とフォッコ(サトシ)、それにピカチュウ(フォッコ)は、そこに残ることしかできなかった。
 ▼ 145 スノキ 14/12/26 02:00:00 ID:Ijb8YYrQ [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 フォッコ(サトシ) 「ふぉっこぉ! ふぉこふぉこぉ! ふぉっこぉ! (ピカチュウ……オレの格好してたんだな。なんで黙ってたんだよ! それに、分かってたんなら、セレナに伝えてあげれば良かったじゃないか!)」

 サトシ(ピカチュウ) 「サトシ……ごめんね。サトシの姿になったから、人間の言葉以外は分からないんだ……。でも、サトシの言いたいことは分かるよ。なんでセレナに教えなかったんだってことだよね?」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこ! (そうだ!)」

 サトシ(ピカチュウ) 「僕、サトシがいない時、セレナに相談されたんだよ? 自分はサトシが好きだけど、サトシの夢を邪魔したくないって」

 フォッコ(サトシ) 「(うっ……)」

 サトシ(ピカチュウ) 「だから、サトシがフォッコの姿になったって分かって、チャンスだと思ったんだ。セレナとフォッコは仲良しだから、何でも話せるんだろうって。なら、セレナがサトシについて、フォッコに話すだろうって」

 フォッコ(サトシ) 「(確かに……昨日セレナから聞いたよ、風呂の中で……)」

 サトシ(ピカチュウ) 「ユリーカもフォッコも、みんな心配してるんだよ。セレナのことも、サトシのことも……。だから、2人っきりになる時間を作ってあげたくて。でも、サトシの姿だとセレナが恥ずかしがっちゃうから、フォッコの姿の時に、2人にしてあげようって」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこぉ……(ピカチュウ……)」

 サトシ(ピカチュウ) 「……ごめんねサトシ。勝手なことしちゃって。でも、僕だってサトシに幸せになって欲しいもん! 僕知ってるんだよ? サトシが本当は、セレナのこと大好きだって! でもサトシ……僕たちポケモンのことに一生懸命で、なかなかセレナに構ってあげれないでしょ?」

 フォッコ(サトシ) 「(……そっか。ピカチュウ達から見ても、オレって、ポケモンにばっか一生懸命だったんだな……)」

 サトシ(ピカチュウ) 「勿論……僕たちポケモンのことに一生懸命で、嬉しいよ、僕たちは。でも……それじゃぁセレナが気の毒だよ。いやっ……サトシは いつだって、セレナたちにも気を配ってるよ。でも、セレナは……セレナはね、もう一歩、サトシに踏み込んでほしいんだよ?」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉこ……(もう一歩……か……)」

 サトシ(ピカチュウ) 「……生意気言ってごめんなさい、サトシ。でも、僕からもお願い。もうほんの少しだけ、セレナに踏み込んであげて。セレナ、絶対に喜ぶから!」

 フォッコ(サトシ) 「ふぉっこ。ふぉこふぉっこぉ! (分かったぜ、ピカチュウ。お前の気持ち。ありがとなっ!)」

 サトシ(ピカチュウ) 「サトシ……。ふふっ。じゃあ戻ろうよ。戻って、サトシ、セレナとお話ししてよ。ね!」
 ▼ 146 マサラ人3 14/12/26 02:01:09 ID:Rct1GwRI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
遂にばらしてしまいましたな…。
 ▼ 147 スノキ 14/12/26 02:05:00 ID:Ijb8YYrQ [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ(ピカチュウ)は例のカメラを取り出すと、フォッコ(サトシ)とピカチュウ(フォッコ)を並ばせた。


 ― カシャッ!


まずは、フォッコが元に戻る。そしてサトシは、ピカチュウの姿に。


 ピカチュウ(サトシ) 「ぴかぴっかぁ〜 (おぉ……ピカチュウの姿になったの久しぶりだなぁ。“ポケモン魔法で大変身”以来だっけ……)」

 サトシ(ピカチュウ) 「じゃあフォッコ、僕とサトシで、シャッターお願い」

 フォッコ 「ふぉっこぉ!」


続いて、ピカチュウ(サトシ)とサトシ(ピカチュウ)が並ぶ。これでシャッターを押せば、全てが元に戻るのだ。


 フォッコ 「ふぉっこぉぉぉ……」


床に置いたカメラを、フォッコは前足を器用に使って、アングルを調整する。

そしてシャッターを押そうとした、その瞬間。
 ▼ 148 スノキ 14/12/26 02:07:00 ID:Ijb8YYrQ [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 サトシ(ピカチュウ) 「……待ってフォッコ!」

 フォッコ 「ふぉこ?」

 ピカチュウ(サトシ) 「ぴぃか? (どうしたピカチュウ?)」


突然叫んだサトシ(ピカチュウ)だが、フォッコがシャッターから足を離したのを確認すると、しゃがんで、ピカチュウ(サトシ)の方をしっかりと見て、言った。


 サトシ(ピカチュウ) 「サトシ、いつも本当にありがとう。僕、サトシのこと、いつだって大好きだからね!」

 ピカチュウ(サトシ) 「ぴかぁ…… (ピカチュウ……)」

 サトシ(ピカチュウ) 「それと……お願いサトシ。サトシに好きな人が出来ても、そのっ……僕はずっとサトシの隣に居たい! 僕、サトシと離れ離れになるなんて嫌だからね! 今まで通り、僕はサトシとずっと仲良しでいたいからっ……サトシぃっ……」


サトシ(ピカチュウ)は、泣いた。

サトシの姿を借りて、人間らしく、泣いた。

ピカチュウにとって、サトシは長年連れ添った、ほとんど一心同体のようなものだ。もしサトシに好きな人が出来て……ここではセレナだろうけど、それによって、サトシと触れ合う時間が減ってしまうことを、ピカチュウは恐れていたのだ。
 ▼ 149 スノキ 14/12/26 02:08:00 ID:Ijb8YYrQ [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ピカチュウ(サトシ) 「ぴぃかっ……ぴっかっちゅぅ! (心配すんなって! オレとお前はずっと一緒だ! お前と離れ離れになるなんて、絶対に有り得ないからな!)」


ピカチュウ(サトシ)は、サトシ(ピカチュウ)の胸に飛び込んだ。

普段とは体と心が真逆だが、思うことは、体が違っても、同じだった。


 サトシ(ピカチュウ) 「うぅっ……サトシっ……」

 ピカチュウ(サトシ) 「ぴかちゅっ……」


固く抱きしめ合うサトシとピカチュウは、本当に仲が良い。こんなパートナー、他にいるだろうか。


フォッコはしみじみと、そんな2人の姿を眺めていた。

そして……そっと、シャッターボタンを押した。


 ― カシャッ!


サトシはサトシに、ピカチュウはピカチュウに。

体と心が戻った後も、サトシとピカチュウは、しばらく、固く抱きしめ合っていた。
 ▼ 150 スノキ 14/12/26 02:10:00 ID:Ijb8YYrQ [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この辺で一旦区切らせて頂きます。
年末の忙しい時期になるので、次の更新は、30日以降になりそうです。

ここまでのご支援、ご感想、ありがとうございました。
 ▼ 151 マサラ人3 14/12/26 02:13:41 ID:Rct1GwRI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>150
お疲れ様です。続き楽しみにしています。
 ▼ 152 ィオネ@ピーピーリカバー 14/12/26 02:32:58 ID:zZ0L1o7Q NGネーム登録 NGID登録 報告
続き楽しみにしてまぁ〜す!
 ▼ 153 デッポウ@まんまるいし 14/12/26 04:05:26 ID:aafMOK46 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
楽しみにしてます。(*´∀`)
 ▼ 154 レキッド@ムーンボール 14/12/26 07:58:23 ID:G6embfRU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age!
 ▼ 155 ラブ@あかいいと 14/12/26 10:05:12 ID:C/lSfFAw NGネーム登録 NGID登録 報告
素晴らしいサトセレ
 ▼ 156 こもこ 14/12/26 11:36:48 ID:TLpJ.KBo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おもちろい 支援
 ▼ 157 クケイル@かいのカセキ 14/12/26 12:03:12 ID:2mw4TKuI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シトロンとヤンチャムは完全に忘れられてるな
 ▼ 158 ランセル@ゴーゴーゴーグル 14/12/26 18:13:13 ID:ea5g9Si6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>150
お疲れさまです!
これからの展開楽しみにしてます!
 ▼ 159 ロスター@ボイスチェッカー 14/12/26 23:23:12 ID:S2fgtmfM NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 160 ンシフリャイゴン 14/12/27 01:25:20 ID:dRYv9C16 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
来てみたら一時休止か
いいところで...すごく楽しみです!!支援!





シトロンヤンチャム「え?俺はどうなったん?」
 ▼ 161 アル@こぶしのプレート 14/12/27 13:06:53 ID:n0L8eIqI NGネーム登録 NGID登録 報告
とっても面白いです!
続きがすごく気になります

支援
 ▼ 162 ガジュカイン@ジーエスボール 14/12/27 20:20:37 ID:oxcrjc0w NGネーム登録 NGID登録 報告
あげておこう!
 ▼ 163 イキング@パワーウエイト 14/12/28 13:10:00 ID:HUp7zAx. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 164 マルルガ@デボンスコープ 14/12/29 01:43:23 ID:qJJszxiE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もう楽しみすぎてやばい
支援
 ▼ 165 池徹平は可愛い男の子◆Win1u8VimY 14/12/29 14:59:44 ID:zBoMfGtY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ですね。
 ▼ 166 ラクロス@フエンせんべい 14/12/29 22:11:50 ID:KdpZoxg6 NGネーム登録 NGID登録 報告
どんどこ支援あげ
 ▼ 167 ョロゾ@あついいわ 14/12/30 10:04:20 ID:cAgGk0Ew NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 168 シギバナ@にじいろのはね 14/12/30 10:06:27 ID:vmuBqckE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イイハナシダナー
シトロン?知らんな。
 ▼ 169 ・名無し 14/12/30 10:42:01 ID:zJBxk0AY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>168
あのくそ眼鏡はいなかったことにしよう
支援します 頑張れ!
 ▼ 170 スゴドラ@きょうせいギプス 14/12/30 23:00:14 ID:LsdHcdG6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援age
 ▼ 171 リン@どくけし 14/12/30 23:06:16 ID:/BY7g4mA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援やー!
 ▼ 172 スノキ 14/12/30 23:20:30 ID:83/1kuko NGネーム登録 NGID登録 報告
 セレナ 「(フォッコがサトシって……一緒にお風呂入って……一緒に眠って……それが全部サトシって……)」


部屋から飛び出したセレナは、ロビーのソファーに、手で顔を覆って座っていた。

セレナにとって、この恥ずかしさは大きい。自分のパートナー、フォッコであると信じて、サトシに対する想いを打ち明けたと言うのに……それはサトシ本人だったのだ。

しかも、一緒に風呂に入ったと言うことは、完全に自分の裸を見られている。着替えも見られている。一緒に眠ったと言うことは、自分の寝顔を見られている。完全に無防備な自分の姿を、サトシに曝け出してしまった訳だ。



 ユリーカ 「セレナ……」


セレナを追ってきたユリーカは、恐る恐る、セレナに話しかけた。その当時ピカチュウの姿になっていたとは言え、セレナとサトシが一緒になることに、ユリーカも加担してしまった訳だから。


 ユリーカ 「セレナ……ごめんなさい。えっと……」

 セレナ 「……ううん。ユリーカが謝ることないよ」

 ユリーカ 「あのねセレナ……。私もピカチュウもフォッコも、セレナとサトシが、もっと仲良くなれたら良いなって、みんな思ってるよ」

 セレナ 「うん……え? フォッコも?」

 ユリーカ 「そうなの。フォッコ、昨日まで私の体の中に入っちゃってたから……」

 セレナ 「そっか……フォッコも……心配してくれてたんだ……」
 ▼ 173 マサラ人3 14/12/30 23:22:13 ID:OvOVAXOw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
続ききたー!
支援です!!
 ▼ 174 スノキ 14/12/30 23:30:00 ID:9yeO4Bak [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ユリーカ 「だからセレナ、お願い。一緒にお風呂入っちゃったのは恥ずかしかったと思うけど、サトシのこと、嫌いにならないでね?」

 セレナ 「ユリーカ……ふふっ。私がサトシのこと嫌いになると思う?」

 ユリーカ 「セレナっ!」

 セレナ 「ありがとうユリーカ。私も……勇気を出さなくっちゃね!」

 ユリーカ 「セレナ頑張って! ユリーカ応援してるから!」

 セレナ 「えぇ。じゃあ……戻ろっか」



部屋の前に戻ってきたセレナだが、いざ! となると、やはり緊張してしまうようだ。


 セレナ 「(私の裸、見られちゃったのよね……。恥ずかしいって言うか……何て声かけよう……)」

 ユリーカ 「セレナ、ファイト!」

 セレナ 「うん……」


大きくひとつ深呼吸。そしてセレナは、意を決して、ドアノブに手をかけた。


……すると、中から声が聞こえてきた。
 ▼ 175 スノキ 14/12/30 23:40:00 ID:9yeO4Bak [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ― 『サトシ、いつも本当にありがとう。僕、サトシのこと、いつだって大好きだからね!』

 ― 『ぴかぁ……』


 セレナ 「サトシの声……ってことは、ピカチュウね」

 ユリーカ 「サトシとピカチュウ、一緒におはなしなんて、滅多に出来ないもんね」


 ― 『それと……お願いサトシ。サトシに好きな人が出来ても、そのっ……僕はずっとサトシの隣に居たい! 僕、サトシと離れ離れになるなんて嫌だからね! 今まで通り、僕はサトシとずっと仲良しでいたいからっ……サトシぃっ……』


 セレナ 「ピカチュウ……」

 ユリーカ 「ピカチュウ……本当にサトシのことが好きなんだね」

 セレナ 「………」


 ― 『ぴぃかっ……ぴっかっちゅぅ!』

 ― 『うぅっ……サトシっ……』

 ― 『ぴかちゅっ……』


 セレナ 「(サトシとピカチュウ……こんなに固い絆で結ばれて……。お互いのことすっごく大事に思ってて……。私……2人の間に入って良いのかな、本当に……)」
 ▼ 176 スノキ 14/12/30 23:50:00 ID:9yeO4Bak [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレナはドアを細く開けて、中の様子を伺ってみた。その動作でさえ、相当に勇気のいることだった。


部屋の中で、サトシとピカチュウは抱きしめ合っていた。正確に言うと、サトシ(ピカチュウ)とピカチュウ(サトシ)なのだが、あまり気にすることでは無い。

体がどうあれ、サトシとピカチュウの絆はダイヤモンドのように固いものなのだから。


……と、フォッコが床に置いてあるカメラのシャッターを押した。


 ユリーカ 「……あ、セレナ。今のでサトシとピカチュウ、元に戻ったよ」

 セレナ 「そっか。あのカメラで、みんなの体が入れ替わっちゃってたんだ……」


2人は、しみじみと、サトシとピカチュウが抱きしめ合っている姿を眺めていた。


 ― サトシ 『これからもよろしくな、ピカチュウ!』

 ― ピカチュウ 『ぴかっちゅう!』


 ユリーカ 「……さ、今がチャンスだよね!」 ガチャ!

 セレナ 「えっ……ちょっとユリーカ!?」


セレナの心の準備も いざ知らず、ユリーカは問答無用でドアを押し開けた。
 ▼ 177 ンシフリャイゴン 14/12/30 23:59:37 ID:Rg0ZqJXk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
続きキタ!
支援の次元を超えた支援
 ▼ 178 スノキ 14/12/31 00:00:00 ID:0Z4D4KKw [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 サトシ 「セレナ、ユリーカ……」

 セレナ 「(サトシっ……)」


タイミングの良すぎる登場に、サトシとピカチュウは若干困惑気味だ。

そんな2人のリアクションも気にすることなく、ユリーカはピカチュウとフォッコに向け、意味深な笑顔を送った。


 ユリーカ 「(ニカッ)」


 ピカチュウ 「ぴか? ぴかー!」

 フォッコ 「ふぉこ……ふぉっこー!」


するとピカチュウとフォッコは、開けられたままの部屋のドアから、勢いよく外へ駆けて行った。


 ユリーカ 「あーこらだめだよピカチュウフォッコ―。待ってよー勝手に遊びに行ったらだめだよー」(棒読み)


突然の2匹の脱走に、当然と言った顔で追いかけるユリーカ。しかし、部屋の扉はきちんと閉めて行った。
 ▼ 179 ンシフリャイゴン 14/12/31 00:01:51 ID:WH0BdgEc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それはそうとポスターのときS.EXまでしたんだし別にそこまで恥ずかしくなくね?
 ▼ 180 ンシフリャイゴン 14/12/31 00:38:28 ID:WH0BdgEc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
更新まだすか?
 ▼ 181 ルタリス@いのちのたま 14/12/31 01:08:12 ID:gPb3g4m2 NGネーム登録 NGID登録 報告
ユリーカなんてできる子だ
 ▼ 182 ダンギル@おちゃ 14/12/31 01:43:54 ID:.isvUMq6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>181
それに比べてシトロンはなんて奴なんだ
 ▼ 183 スノキ 14/12/31 01:52:00 ID:.KtgE3nE [12/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
突如出来上がった2人だけの空間に、サトシとセレナは少し戸惑った。


しかし、互いに思うことは沢山ある。

セレナは、サトシのことが好きだと言うこと。けど、サトシの夢や、ピカチュウ達との関係を崩したくは無いこと。

サトシは、昨日一緒に風呂に入り、裸を見てしまって申し訳ないと言うこと。ピカチュウ達ばかりでなく、セレナの気持ちにも、きちんと応えてあげたいと言うこと。


伝えたいことが、2人の頭の中でぐるぐると巡りまわり、互いになかなか声を出せない状態が続く。


 サトシ 「えっと……」


そんな状況を打開したのは、やはりサトシの方からだった。


 サトシ 「ごめんな……昨日、一緒に風呂入っちゃって……その……裸、見ちゃって……」

 セレナ 「っ…… ///」
 ▼ 184 スノキ 14/12/31 01:53:00 ID:.KtgE3nE [13/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレナの顔が真っ赤になる。改めてサトシから言われると、恥ずかしくて、今すぐにでも逃げ出したい気持ちがセレナを襲った。


 セレナ 「(でもっ……きちんとサトシと話さないと。それに……昨日のお風呂、フォッコ、やけに目線を逸らしてたっけ。サトシ……本当は私の裸、見ないようにしてくれてたんだな……)」

 サトシ 「……しかも、一緒に寝ちゃって。もっと“オレはサトシだ”ってアピールしてれば良かったのに……」

 セレナ 「うん……わっ……私は……その……全然…… ///」

 サトシ 「……でも良かった。セレナの本当の気持ちを聞けて。オレ、ポケモンマスターになることばっかり考えてて、セレナの気持ち、全然考えてなかった」

 セレナ 「サトシ……」

 サトシ 「ピカチュウに言われちゃったよ。オレ、いつもポケモンのことばっかだって。セレナのこと、もう少し考えてあげて欲しいって」

 セレナ 「あっ……でもっ……ポケモンに一生懸命なサトシも素敵だし……あっ……その…… ///」

 サトシ 「今までのジム戦、セレナがヒントをくれたり、応援してくれたりで、ほとんどセレナのお陰で勝てたんだ。考えてみるとさ、オレがポケモンマスターに近付くことに、セレナが力を貸してくれてたんだなって……」

 セレナ 「あっ……うん。でもっ! それはサトシの実力があったから……」

 サトシ 「いや、それを言うならピカチュウ達が頑張ってくれたからさ。……って言うと、またポケモンばっかりってなっちゃうけど」

 セレナ 「そんなことっ」
 ▼ 185 スノキ 14/12/31 01:54:00 ID:.KtgE3nE [14/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 サトシ 「……セレナとはさ。その……オレがルチャブルの虐待を疑われた時……酔った勢いでって言うか……えっと……」

 セレナ 「あっ…… ///」

 サトシ 「……だからセレナ! オレの夢がどうとか、そういうこと全然気にしなくていいからな! 本当に……オレに遠慮することなんて、全然ないからな!」

 セレナ 「サトシ……ありがとう。私……フォッコだと思ってサトシにいろいろ話しちゃって……すっごい恥ずかしい」

 サトシ 「いや、オレは……」

 セレナ 「……でも、サトシがそう言ってくれて、私、嬉しいよ?」

 サトシ 「そっか。良かった……」

 セレナ 「私、サトシのことが好き。大好き。……でも、サトシの夢を邪魔したくないの。それに、ピカチュウ達との絆も」

 サトシ 「あっ……あぁ……」

 セレナ 「だからサトシ。私、待ってる。サトシが夢を叶えるまで、ずっと待ってる! サトシのこと、ずっと大好きで待ってるから! その……頑張って、絶対にポケモンマスターになってねっ!」

 サトシ 「セレナ……」


セレナは、少しだけ涙ぐみながら、元気よく言った。

セレナにとって、これが精一杯の回答だった。考えて、考えて、サトシの夢と自分の気持ちを伝える、セレナが考え出した、唯一の方法がこれだった。
 ▼ 186 スノキ 14/12/31 01:56:00 ID:.KtgE3nE [15/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 サトシ 「なぁセレナ……セレナはそれで良いのか? そのっ……オレが夢を叶えるまで……」

 セレナ 「……うん。私、サトシのこと信じてるもん ///」

 サトシ 「そっか……」

 セレナ 「でも、私がサトシのこと好きなのは、ずっと変わらないからね。私、もっともっと、サトシのこと知りたい。都合良いお願いかもしれないけど……サトシの夢を邪魔しない程度で、サトシのこと、いろいろ教えて貰うからねっ!」

 サトシ 「セレナ……あぁ! それにセレナ。セレナはオレの夢に協力してくれてるんだ。邪魔なんて絶対にない! セレナのことが邪魔とか迷惑だなんて、今まで一回も思ったこと無いぜ?」

 セレナ 「うん」

 サトシ 「オレがセレナに助けられたこと、いっぱい あるんだ。ジム戦のヒントもそうだし、オレが虐待を疑われた時、セレナは真っ先にオレを慰めてくれたし。……セレナは、オレにとって必要な存在なんだ。……これが、“好き”って言う感覚なのかな。旅仲間とかじゃなくて、本当に、“大切な存在”って意味の」

 セレナ 「サトシっ ///」

 サトシ 「オレ、絶対にポケモンマスターになるよ。セレナの気持ちに きちんと応えるために、絶対に!」

 セレナ 「サトシ……頑張って! 私、応援してるからねっ!」

 サトシ 「あぁ!」
 ▼ 187 スノキ 14/12/31 01:58:00 ID:.KtgE3nE [16/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレナはサトシの顔を見た。

自分の気持ちを汲んでくれた彼は、とても良い笑顔をしていた。ずっと夢がある人って素敵……自分が素直に尊敬できる人物が、いま目の前にいる。そんな彼は、自分の命の恩人でって、ヒーローであって、大好きな人であって。


 セレナ 「ねぇサトシ……」

 サトシ 「ん?」

 セレナ 「キスして……良い?」

 サトシ 「えっ……」

 セレナ 「あっ……ごめんね急に。そのっ……」

 サトシ 「……いや」


そう言うと、サトシはセレナのことを抱き寄せた。


 セレナ 「っ…… ///」

 サトシ 「セレナ……ありがとう」


セレナにしてみれば、目の前にいる憧れのサトシに、ついつい思ったことを口にしてしまっただけだった。しかし今、サトシはそれを、受け入れてくれた。

そしてサトシは、ピカチュウの言葉を思いだしていた。“もうほんの少しだけ、セレナに踏み込んであげて”。ピカチュウの言ったことは、きっとこういうことなんだ。サトシはそう考えた。
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