▼  |  全表示245   | << 前100 | 次100 >> |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

【SS】ポケットモンスター外伝F

 ▼ 1 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 21:35:42 ID:pfFaVkAE [1/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
長いこと続いてきたこのシリーズもとりあえずこの話で完結です。
更新ペースは多分遅めになってしまいますが……最後まで見ていただけたら……と、思っております。

↓過去作URL

外伝
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=425114
外伝2
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=430226
外伝3
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=435716
外伝3,5
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=437371
外伝4
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=441121
外伝4+
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=469635
おーちゃんと俺
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=475033
外伝R
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=510291

 ▼ 6 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 21:49:48 ID:pfFaVkAE [2/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
神「ライチュウ、しっかりしろよ……なんだかんだでお前が私の後を継ぐ……神になるポケモンなのだからな……」


ライチュウはまた、溜め息をついた。


ライチュウ「本当に……マジで言ってんのか? それ」

神「ああ、もちろんだ。 私の神としての寿命はもう無いに等しい……それにお前は私の自慢の息子だからな」

ライチュウ「……うるせーよ」


ライチュウは立ち上がった。


神「もう行くのか?」

ライチュウ「ああ、ミミロップに謝ってくる」

神「そうか……うまくやれよ」

ライチュウ「おう、クソ親父」

 ▼ 7 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 21:50:34 ID:pfFaVkAE [3/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告

ライチュウは神の間を後にした。



神の間に一匹残された神は呟いた……




神「ライチュウ……早く私の後を……」



 ▼ 8 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 21:53:23 ID:pfFaVkAE [4/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
1頁 平和の終わり



ライチュウの家……

ライチュウはある扉の前に立った。


ライチュウ「おいミミロップ! 出てこいよ! 俺が……えーっと……わ、悪かったから!」


しかし返事は無い……

ライチュウは頭をかいた。


ライチュウ「くっそー……ここ俺の部屋だぞ……」

 ▼ 9 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 21:56:38 ID:pfFaVkAE [5/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウはドアを叩き続ける……

ドンドン!!


ライチュウ「なぁ! 頼むって!」


その時、隣の部屋の扉が開いた……

ギィ……


ライチュウ「あ?」


ドゴォ!!


ライチュウは隣の部屋から出てきたポケモンにいきなり蹴り飛ばされた。


ライチュウ「ぐほぉ!」


ライチュウは壁に体を強く打ちつけた。
 ▼ 10 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:00:57 ID:pfFaVkAE [6/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウ「げほっ! な、なにすんだよ!」


ライチュウを蹴り飛ばしたのは妹だった……


ライチュウ妹「兄ちゃん、さっきからうるさいわよ……」


妹はティーカップ片手にライチュウを睨みつけた。


ライチュウ「だからって蹴る事ねぇだろ!!」

ライチュウ妹「静かにして……紅茶が不味くなるから……」


妹はそう言うと部屋に戻っていった。


ライチュウ「くっそー……可愛くない妹め……」


ライチュウは扉の隣の壁にもたれた。


ライチュウ「どーすっかなぁ……」

 ▼ 11 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:04:38 ID:pfFaVkAE [7/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウの部屋の中では……


暗い部屋の中、ベッドの上にミミロップが座っていた……


ミミロップ「……なんでいつもこうなっちゃうんだろ……」


部屋はミミロップの気持ちの様に真っ暗だ……


ミミロップ「あたし、わがままだよね……いつもそう……素直になれない……」


ミミロップは扉を見た……


ミミロップ「あたしがライチュウに謝らないといけないのに……」


 ▼ 12 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:08:35 ID:pfFaVkAE [8/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告

その頃、地上……ニンフィアカフェ……


カフェ二階、とある一室……



ライチュウ「ぐおぉ……ぐかぁ……」


ライチュウは布団をかぶり、大きないびきをかいて寝ていた……

机の上の目覚まし時計は……動いてはいるが埃をかぶっていて、時計の針はもう昼の12時をさしている……

 ▼ 13 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:13:00 ID:pfFaVkAE [9/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
その時、部屋の扉が勢いよく開いた!


バン!


ブラッキーが部屋に入ってきて布団にくるまったライチュウを睨みつけた。


ブラッキー「父さん早く起きてよ!!」

ライチュウ「あと一時間……」


ライチュウは布団を体に巻きつけた。


ブラッキー「だめ、早く起きて」


ブラッキーはライチュウの上にのしかかった。


ドス!


ライチュウ「ぐえ! お、お前……もう子どもじゃないだろ! し、死ぬ……」


ブラッキーは今年で19歳だ。
 ▼ 14 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:26:23 ID:pfFaVkAE [10/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告

ブラッキー「嫌ならさっさと起きてカフェの仕事手伝ってよね」


ブラッキーはライチュウの上から飛び降りると笑いながら部屋を出て行った。


ライチュウ「ぐえぇ……恐ろしい娘だ……」


ライチュウはなんとか体を起こすと左手を見つめた……


ライチュウ「……いつからだろうな……」


ライチュウは遠い昔を思い出した……

 ▼ 15 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:27:35 ID:pfFaVkAE [11/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告




救助隊やってた頃は……もっと毎日が楽しくて……ワクワクして……



それで誰かに必要とされてたのにな……


 ▼ 16 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:30:32 ID:pfFaVkAE [12/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウ「今の俺はお荷物だ……」


ライチュウは背の傷をさすった。


ブラッキー「そんな事言ってもしょうがないでしょ」


ブラッキーが扉の向こうから言った。


ライチュウ「なんだよ、聞いてたのか」

ブラッキー「昔の父さんならそんな事に絶対負けなかったのに……あんまり泣き言ばっかり言ってると今度はのしかかりだけじゃ済まさないよ」


ブラッキーが少しだけ扉を開けて隙間から睨みつけた。

 ▼ 17 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:34:12 ID:pfFaVkAE [13/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウ「本当、なんで今更反抗期なんだよ……ちょっと前まではもっと可愛かったのに……」

ブラッキー「なに? 今の私は可愛くないの?」

ライチュウ「そーゆー意味じゃねーよ」


ライチュウはベッドから降りると左足を引きずりながらよたよたと歩き出した。


ブラッキー「ほら、行くよ」


ライチュウはブラッキーの後を追って部屋を出た……
 ▼ 18 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:40:05 ID:pfFaVkAE [14/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


カフェ一階


カフェは相変わらず賑わっていたが、オーダーも殆ど取り終えて余裕が出てきた頃だった。


ブラッキー「母さん、父さんが起きたよ」

ニンフィア「ライチュウおはよー」


ライチュウは大きなあくびをした。


ライチュウ「おう……まだ眠いんだが……」

ブラッキー「まだ寝るつもり? ふざけてるの?」

ニンフィア「仕方ないよ、ライチュウ怪我で左半身はうまく動かせなくなっちゃったし……それに現役の頃の疲れだってあるでしょ?」

ライチュウ「よく言えばそう、悪く言えば……俺はもう役立たずの木偶の坊なんだよな……」


ライチュウは溜め息をついた。
 ▼ 19 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:44:26 ID:pfFaVkAE [15/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ニンフィア「そんな事ないよ、ライチュウ元気出して? ほら、いつものだよ」

ニンフィアはエスプレッソを入れてライチュウに差し出した。

ライチュウは受け取ったコーヒーを飲むと顔をしかめた。


ライチュウ「あぁ……まずい……でもこれがいい……」

ブラッキー「父さんよくそんなの飲めるよね……私エスプレッソは全然だめだよ」

ニンフィア「まぁ、好き嫌いはあるかな……私もそんなに好きじゃないけど……」

ライチュウ「この良さがわからねぇとは……もったいないな……」

ブラッキー「少しは元気出た? 父さん」

ライチュウ「……まぁな」

ニンフィア「じゃあ、今日もお仕事頑張ろうね!」

ライチュウ「……おう!」


ライチュウは笑った。
 ▼ 20 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:48:23 ID:pfFaVkAE [16/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告




そう、ジラーチを巡ったあの争いからもう12年もたったのだ……



あまりにも平和すぎる日々は彼らからあの冒険や戦いの記憶をすっかりと消し去っていた……




それでよかった……











はずだった……

 ▼ 21 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:51:35 ID:pfFaVkAE [17/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
再び天国……

ライチュウの家……



ライチュウ「ぐおぉぉぉ……」


ライチュウは扉の横の壁にもたれてそのまま寝ていた。




そっとドアが開いてミミロップが出てきた……


ミミロップ「……ライチュウ……あれ? 寝てる?」

ライチュウ「くかー……」


ミミロップはライチュウの寝顔を覗き込んだ。

ミミロップ「……」


 ▼ 22 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:55:39 ID:pfFaVkAE [18/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
その時、ドタドタとフーディンが走ってきた。


フーディン「こんな所にいたのか! 二匹とも!」


フーディンは息を切らせている……


ミミロップ「ふ、フーディン!?」

ライチュウ「……あ?……なんだ? ってミミロップ出てきてるじゃん!」

ミミロップ「っ!! わ、私は!……まだあんたの事許してないんだから!」

フーディン「そんな事どうでもいいから!」

ライチュウ「あ? ミミロップの事、どうでもよくはないぜ?」

ミミロップ「///」

フーディン「その話はいいから!」

 ▼ 23 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:57:56 ID:pfFaVkAE [19/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウ「だからなんなんだよ……落ち着けよ……」

ミミロップ「そ、そうよ!」

フーディン「そうだね……僕としたことが……」


フーディンは一度深呼吸した……


フーディン「落ち着いて聞いて欲しい」

ライチュウ「おう」





フーディン「神様が死んだ」




→ next page
 ▼ 24 1◆v1GnTfaqxg 17/01/27 22:58:58 ID:pfFaVkAE [20/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一話終了。

次の更新はどうなるかわかりません。

では

 ▼ 25 チャーレム@アクロママシーン 17/01/28 00:13:17 ID:YvO3kibA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
最初からずっと見てますよ!
支援!
 ▼ 26 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 22:22:25 ID:VmPhD6yc [1/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
>>25
ありがと。
一回没にした話だけどそう言って貰えるとやっぱり続きを書いて良かったって思えるよ。

では、再開します。
 ▼ 27 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 22:24:50 ID:VmPhD6yc [2/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
2頁  絶望の始まり



二匹はフーディンのその言葉に驚きを隠せなかった……



ミミロップ「死ん……だ……?」

ライチュウ「ま、マジで言ってんのか……? さっきまで親父、元気だったのに……」


ライチュウは声を震わせた。


 ▼ 28 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 22:30:37 ID:VmPhD6yc [3/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
フーディン「死因はわからないけど……さっき神の間に行ったら神様が倒れていたんだ……神様が力尽きる前に言ってたんだけど……既に神の座はライチュウじゃない誰かに受け継がれたみたいだよ」

ミミロップ「うそ!? 神様ずっとライチュウに継がせるって言ってたのに!!」

ライチュウ「正式な後継者じゃないって事は……誰かが弱ってる親父を倒したって事か……まずい事になったな……」

フーディン「ライチュウ、どうする?」


ライチュウはしばらくの間俯いていたが……やがて顔を上げた。


ライチュウ「決まってる……ただ」


ライチュウはミミロップとフーディンの手を握った。


ライチュウ「お願いだ……俺に……力を貸してくれ」

 ▼ 29 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 22:33:56 ID:VmPhD6yc [4/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
二匹はライチュウの手を握り返して微笑んだ。


フーディン「……もちろんだ」

ミミロップ「喧嘩も一時休戦ね」

ライチュウ「二匹ともありがとな……そうと決まれば今すぐにでも神の間に向かった方がいい! 行くぞ!」

ミミロップ「うん!」

フーディン「僕は先に向かっているから」


フーディンは姿を消した。

二匹は顔を見合わせると走り出した……

 ▼ 30 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 22:40:56 ID:VmPhD6yc [5/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
神の間に向かい走り続ける二匹……


ライチュウ「……親父は『神の力』を使いすぎたんだ……」

ミミロップ「力?」

ライチュウ「ミミロップは知らないだろうけど……神ってのは自分の力を使うたびに寿命が縮んで……どんどん弱っていくんだ……」

ミミロップ「じゃあ……私達の事を助けたりしたから……」

ライチュウ「そう言った小さい事の積み重ねがこの結果を招いたって事だ……どちらにせよ一番のミスは俺が親父の話を適当に聞き流してた事だ……それにしても今、神の間に立っているポケモンは……いったい……」

ミミロップ「世界を統べる力……どんなポケモンが継いだか知らないけど……確かめないと世界が危ないよね」

ライチュウ「そうだな……間違った力の使い方をすればこの世界を潰すなんて一瞬だからな……」

 ▼ 31 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 22:47:32 ID:VmPhD6yc [6/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


そんな話をしているうちに二匹は神の間についた……


神の間にはフーディンが一匹たたずんで……フーディンの足下にはスカーフが落ちていた……


ライチュウ「!!」

フーディン「僕が着いた時から既に誰もいなかったよ……」

ミミロップ「……神様……」


ミミロップは目に涙を浮かべた……

ライチュウは落ちているスカーフを拾い上げた。


ライチュウ「……クソ親父め……また俺を置いて……」


ライチュウはそっと目を閉じて……これまでの神とのやり取りを思い出した……


ライチュウ「あのお仕置きとやらも懐かしいな……」

ミミロップ「ライチュウ……」
 ▼ 32 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 22:51:02 ID:VmPhD6yc [7/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
その時、フーディンが何かを見つけた。


フーディン「これは……書き置きだ」


フーディンは落ちていた紙切れを拾い上げた。


ミミロップ「なんて書いてあるの?」


その書き置きにはこう書いてあった……

 ▼ 33 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 22:53:49 ID:VmPhD6yc [8/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


神のしもべ諸君へ


私が次の神になった者です。

君達には先代に続いて私の下で働いて欲しいと思っています。

私はこれから行う改革の準備をするためこの場を離れます。

それまで君達は好きにしていてくれていいです。

また準備が出来たら指示をだします。

それまで待っていて下さい。

 ▼ 34 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 22:57:34 ID:VmPhD6yc [9/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ライチュウはフーディンから紙切れを奪い取るとビリビリに裂いて捨てた。


ライチュウ「正式な後継者でもない分際で何をほざいてやがる……」


ライチュウは父親のスカーフを自分の尻尾に巻いた。


ライチュウ「おいクソ親父……俺がやってやるからな……俺が……親父の後を継いでやる!!」

ミミロップ「ところで……革命ってなんだろ?」

フーディン「……僕は少し思い当たる節があるから二匹とは別行動を取らせて貰うよ」

ライチュウ「おう、じゃあまたどっかで落ち合おう」

フーディン「うん」


フーディンは姿を消した。
 ▼ 35 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:01:03 ID:VmPhD6yc [10/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ミミロップ「……」

ライチュウ「……」


ライチュウはミミロップを見つめた……


ミミロップ「……なによ」

ライチュウ「喧嘩してたってのに……すまないな」

ミミロップ「……何を今更」

ライチュウ「こんな俺について来てくれて……ありがとな」

ミミロップ「っ!……あんた熱でもあるんじゃないの!?」


ミミロップはライチュウの額に手を当てた。


ライチュウ「熱はねーよ……ただ、改めて思っただけだ」

 ▼ 36 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:03:27 ID:VmPhD6yc [11/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミロップ「……頭おかしいんじゃないの?」

ライチュウ「頭おかしい俺に協力してくれてるお前も大概だな」

ミミロップ「……そうね! じゃ、行こっか!」

ライチュウ「おう、今回も頼むぜ!」


その時、二匹は地上の異変に気づいた。


ミミロップ「?……なにか地上が騒がしくない?」

ライチュウ「行ってみた方が良さそうだな」


二匹は地上へ向かった……
 ▼ 37 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:17:43 ID:VmPhD6yc [12/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
地上、ニンフィアカフェでは……


ライチュウ「ふぁー……眠い」

ブラッキー「父さんしっかりしてよ! お客様に失礼でしょ!!」


あくびをしたライチュウをブラッキーが小突いた。


ニンフィア「そんなに無理しなくてもいいよ? ライチュウ寝てきたら?」

ライチュウ「……あとは頼んだ」


ライチュウは二階に上がっていった。

 ▼ 38 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:20:29 ID:VmPhD6yc [13/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ブラッキーは大きく溜め息をついた。


ブラッキー「母さん! 父さんを甘やかし過ぎじゃない!?」

ニンフィア「仕方ないよ、ライチュウはカフェの仕事あんまり得意じゃないし……」

ブラッキー「……昔の父さんはかっこよかったのにな……」

ニンフィア「私は今のライチュウも好きだよ」

ブラッキー「……馬鹿じゃないの?」


ブラッキーは呆れ顔で言った。


そんな時だった……


ズドォォォォォン!!


カフェに凄まじい音が響いた。
 ▼ 39 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:44:19 ID:VmPhD6yc [14/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ニンフィア「!?」

ブラッキー「なに!?」


カフェを利用していた客達もざわついている……

空から大きな石板が天井を突き破って店内に降ってきたのだ……


しばらくの間、その場にいた皆が様子を伺っていたが……やがて客の一匹が降ってきた石板に恐る恐る近づいた。


ブラッキー「お、お客様! 危ないですよ!!」

エレキッド「……なんだこれは? 字が書いてあるぞ?」

ニンフィア「え?……なんて?」


エレキッドは石板に刻まれた文字を口に出して読み出した……


エレキッド「えーっと……地上のポケモン共に告ぐ……お前達のような平和ボケした者では後世に誇れる遺伝子は残せない……」
 ▼ 40 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:45:07 ID:VmPhD6yc [15/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告






その石板は世界の各地に落ちていた……






 ▼ 41 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:45:59 ID:VmPhD6yc [16/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告



どこかの森……



フライゴン「後世に継ぐべき強靭な肉体と……」



 ▼ 42 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:47:18 ID:VmPhD6yc [17/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告



あの花畑……


ジェイミ「確かな知識を持つ者のみが生き残るべきだ……」




 ▼ 43 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:49:05 ID:VmPhD6yc [18/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告




若草の村……



フシギバナ&ジャローダ「地上のポケモン達よ……助かりたければ明日までに誰でも良い、三匹殺せ……」





 ▼ 44 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:51:00 ID:VmPhD6yc [19/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


再びニンフィアカフェ……



エレキッド「明日を迎えた時点で条件を満たしていた者は助けてやろう……」


ニンフィア「ど、どう言う事?」


ニンフィアは首を傾げた。


ブラッキー「誰がそんな冗談信じるのよ……」


ブラッキーはまた溜め息をついた。

 ▼ 45 1◆v1GnTfaqxg 17/01/28 23:57:06 ID:VmPhD6yc [20/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
エレキッド「こんなの……冗談……だよな?」


次の瞬間、エレキッドの後頭部を他の客がぶん殴った。


ドゴォ!


ニンフィア「!?」

ブラッキー「あ、あなた! なにしてるのよ!!」

エレキッド「ぐ、は……」


エレキッドは頭から血を流し倒れた……即死だった様だ。


ハッサム「これで一匹……」

ブラッキー「そ、そんな……」


ハッサムは腕の鋏を振って鋏についた血を飛ばした……


ハッサム「……次はどいつだ?」
 ▼ 46 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:01:25 ID:OMrmC8QA [1/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


その一言が引き金となった……


カフェの客は一斉に暴れ出した。

非力な二匹にはどうする事も出来ず、ただただその惨状を眺めている事しか出来なかった……


ニンフィア「や、やめて……! やめて!!」

ブラッキー「こ、こんな事で……なんで……」


先程までコーヒーを飲みながら楽しく過ごしていた客が二匹の前で次々と倒れていく……

 ▼ 47 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:04:56 ID:OMrmC8QA [2/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ニンフィア「私、どうすればいいの……」

ブラッキー「どうしよう……このままじゃみんな……みんな死んじゃう……」


その時、客の一匹がニンフィアに目をつけた。


キリキザン「お前も死ねぇ!!」


キリキザンが鋭い腕の刃をこちらに向けて突っ込んでくる!


ブラッキー「母さん! よけて!!」


しかし、その声はニンフィアには届かなかった……


ニンフィア「もう……こんなの嫌だよ……」


キリキザン「まずは一匹!!」


ブラッキー「母さあぁぁぁぁぁあん!!!」

 ▼ 48 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:05:35 ID:OMrmC8QA [3/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告







バチィ!……どさ……





 ▼ 49 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:08:53 ID:OMrmC8QA [4/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ブラッキーが目を開くと……キリキザンは倒れていた……

キリキザンの体にパチパチと微弱な電流が流れている……


ブラッキー「いったい何が……っ!?」


ブラッキーが背後からの気配を感じて振り返ると……そこにライチュウがいた。


ライチュウ「気ぃ抜いてんじゃねーよ」


ブラッキー「父さん!?」

ニンフィア「ライチュウ……」


ライチュウ「大切な家族も守れない程落ちぶれちゃいないぜ……後は俺に任せろ!!」


 ▼ 50 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:12:22 ID:OMrmC8QA [5/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウは争っているポケモン達に次々に微弱な電撃を浴びせた。

電撃を受けたポケモン達は次々と体を痙攣させて倒れていった……


ライチュウ「腐っても元救助隊だからな……体はうまく動かなくても電撃ならどうにかなる」

ブラッキー「す、すごい……」


ブラッキーの目に映るライチュウは……あの寝てばかりの役立たずな父親ではなく、頼れる救助隊としてのライチュウだった……

 ▼ 51 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:17:54 ID:OMrmC8QA [6/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
争うポケモン達は皆、ライチュウの電磁波により痺れて動けなくなり……カフェは再び静寂を取り戻した……


ライチュウ「とりあえずこれでいいだろ」


ブラッキーは堪えきれずに泣き出し、ライチュウに抱きついた。


ブラッキー「うわぁぁん!!」

ライチュウ「……やっぱいつまでたっても子どもだな……ブラッキー……」


ライチュウはブラッキーを優しく抱きしめた。


ニンフィア「ライチュウ……これからどうしよう……」

ライチュウ「とりあえず外の様子を見るべきだな……この石板の意味もわかるかもしれない……」


三匹はカフェの外に向かった……

 ▼ 52 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:19:41 ID:OMrmC8QA [7/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ちょうどその頃、ライチュウとミミロップもいつもの丘に降りたっていた……


二匹は丘から村を眺めて驚愕していた……


ライチュウ「……」

ミミロップ「これ……どう言う事よ……」

 ▼ 53 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:22:33 ID:OMrmC8QA [8/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
三匹もカフェの外で言葉を失っていた……


ライチュウ「なんてこった……!」

ブラッキー「ひどい……」

ニンフィア「私達……どうなるの?」




彼らの目の前には……



村一面に広がる血飛沫……そして死体の山……



→ next page
 ▼ 54 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:25:28 ID:OMrmC8QA [9/58] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2話終了


これから更新していく時間はどんどん無くなって行くだろうから今日はもう一話続けます。
 ▼ 55 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:31:18 ID:OMrmC8QA [10/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
3頁 永遠の悲しみ



ブラッキー「ねぇ……あんな本当か嘘かわからない様な物で無くなっちゃうくらい……みんなの絆って……」


ライチュウは震えるブラッキーの背を撫でた。


ライチュウ「確かに嘘かもわからねぇが……そりゃみんな怖いだろうな……オレだってこええよ……」

ニンフィア「この世界は何が起きるかわからないし……あの石板に書いてあった事も本当かもしれない……」

ライチュウ「今は外をうろついてる方が危ない……安全な場所に行かないとな……」

ブラッキー「今のこの村にそんな所あるの?」


 ▼ 56 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:35:04 ID:OMrmC8QA [11/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ニンフィアはライチュウの顔を見た。

ライチュウもニンフィアの顔を見た。


ライチュウ「やっぱ、考えてる事は同じみたいだな……」


ライチュウは笑うと左足を引きずりながら歩き出した。


ニンフィア「ブラッキー、ついて来て」

ブラッキー「……? う、うん……」

 ▼ 57 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:40:20 ID:OMrmC8QA [12/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
その頃、ライチュウとミミロップは丘の上から村を見下ろしていた……


ライチュウ「……これが革命って言いたいのか?」

ミミロップ「どうしよう……早くどうにかしないと……でも……どうやって……」


ミミロップは膝から崩れ落ちた……


ライチュウ「……ねぇ……」

ミミロップ「……え?」

ライチュウ「許さねぇ!!!」


ライチュウは地面を蹴り飛ばして一瞬で空へと飛び上がって消えた。


ミミロップ「ら、ライチュウ!!……私も何かしなきゃ……そうだ、あの子達は無事かな……」


ミミロップは立ち上がると走り出した……



 ▼ 58 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:45:30 ID:OMrmC8QA [13/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


天国……


ライチュウは再び神の間に戻ってきた……


神の間に足を踏み入れた瞬間、すぐにこの場に新しい神がいる事がわかった……


部屋が靄に包まれているのだ……



 ▼ 59 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:49:13 ID:OMrmC8QA [14/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウ「……いるのか?」


靄の中から声が返ってきた……


神「あれ? もう戻ってきたの? まだ指示する事はないけど……?」


地上で起こっている事を知ってか知らずか……その素っ気ない返事にライチュウは歯を食いしばった。


神「まぁいいや、これからよろしくね、ライチュウ君」

ライチュウ「神を名乗ってる畜生ってのはてめぇか!!」


ライチュウは靄に向かい強力な電撃を飛ばした!


バシィ!!



しかし、手応えはない……

 ▼ 60 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:53:51 ID:OMrmC8QA [15/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウ「……」

神「いきなり手荒ね……」

ライチュウ「地上をあんな風にして許されると思ってんのか!! 俺達の世界を返せぇ!!」

神「ライチュウ君……私がした事は石板に適当な字を書いて落とした……それだけよ? 殺し合いを勝手に始めてるのは地上の馬鹿共じゃない」

ライチュウ「!」

神「確かに私は優秀な遺伝子のみを残したいと思っているわ。だから改革を行ったの……だけど私自身の手を汚したくはなかったからこんな形でやってみたって訳」







 ▼ 61 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 00:58:37 ID:OMrmC8QA [16/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
神「まぁ、いつかは私自身が手を下す時が来るだろうけどね……こうしてまずはふるいにかけてるのよ」

神「始まってしまったこの殺し合いに参加しようとしない者や逃げる者、戦いに勝ち抜いた者……何はともあれこの一日を生き延びる者はきっと何かしらの力に長けているでしょうね」

ライチュウ「……」
 ▼ 62 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 01:03:05 ID:OMrmC8QA [17/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
神「無駄な命が増えすぎた……しかも貧弱な遺伝子を持った……本当、無駄ばっかりだよね……先代の作った世界は」

ライチュウ「違う!! 無駄なんかない!! 無駄なものなんて一つもねぇんだよ!!」


ライチュウは靄の中に飛び込んだ!


ライチュウ「!?」


靄の中に飛び込むと……その靄は目の前数センチ先すら全く見えなくなる程濃い物だった。

 ▼ 63 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 01:07:37 ID:OMrmC8QA [18/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウ「なら靄ごと吹き飛べ!!」


ライチュウは体全体から電撃を放ち、靄を吹き飛ばそうとしたが……ライチュウを中心に靄の一部が吹き飛んだだけだった……


神「少しはやるようね……でも、神様を舐めてもらっちゃ困るわ」


神の姿はまだ見えず……どうやら攻撃も効いていないようだ……


ライチュウ「……ちぃ……」

 ▼ 64 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 01:11:35 ID:OMrmC8QA [19/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
神「残念だけど……君は脅威になりかねないわ……さよなら……」


その言葉が響くと共に、ライチュウの足下に大きな穴が空いた!


神「地上で世界の行く末でも見てこればいいわ」

ライチュウ「な!? て、てめぇぇぁあああーー!!」


ライチュウは大穴の底へと真っ逆さまに落ちていった……



そして、誰もいなくなった神の間に声が響いた……


神「恐ろしい奴ね……神の力でも電撃を完全に止めきれないなんて……うぐ……どういうこと?」

 ▼ 65 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 01:16:03 ID:OMrmC8QA [20/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ライチュウは空からものすごい速度で落下していた……


落下する速度はどんどん増している……


ライチュウ「くっそ……あの野郎……」


どんどん地上が近くなっていくのが見える……


ライチュウ「もう一度……むかわねぇと!」


ライチュウはいつもどうり天国へと飛ぼうとした……しかし


ライチュウ「……と、飛べない!? なんで!?」


ライチュウは再び地上を見た……もう地上まで百メートルとない。


ライチュウ「どうい言う事だよ!! こんな所で……おしまいかよ……!!」


ライチュウは目をつぶった……
 ▼ 66 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 01:22:18 ID:OMrmC8QA [21/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告





テレキネシスっ!!








ライチュウ「……?」


目を開けると……ライチュウの体はふわふわと宙に浮いていた……


ライチュウ「な……これは……?」


ライチュウの体はそのままゆっくりと地面におろされた。
 ▼ 67 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 01:24:26 ID:OMrmC8QA [22/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウ「なんだったんだ……今のは……」


困惑するライチュウの背後から声がした……



久しぶりだな……我が兄弟よ……



ライチュウ「!?」


背後の声に振り返ると……そこに立っていたのはあの五匹だった……


→ next page

 ▼ 68 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 01:25:55 ID:OMrmC8QA [23/58] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
3話終了。

これからもこんな感じで不定期な更新になると思います。

では
 ▼ 69 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 02:15:05 ID:OMrmC8QA [24/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
寝れなくて適当に描いた絵を一応あげとこ……

全部夢だったらライチュウとかニンフィアとかブラッキーとか……みんな幸せだったのかな……とか思ったり……

今度こそ寝よう……では
 ▼ 70 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 07:44:26 ID:OMrmC8QA [25/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
4頁 変わらない兄弟



ライチュウ「お、お前らは!!」


ライチュウの目の前にいたのは……かつて自分達とジラーチをかけて争ったあの五匹だった……


 ▼ 71 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 08:28:01 ID:OMrmC8QA [26/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ガブリアス「よう! 兄弟!」

エルレイド「……」

バンギラス「いきなり空から落ちてくるなんてどうしたんだよ……サーナイトが気づかなかったら地面にぶつかってぺしゃんこだったぞ?」

サーナイト「今度は私が貸しを作ったようね!」

ライチュウ「助かったぜ……ありがとな……ってお前らなんで俺が見えるんだ?……っ! お前らも死んだのか!?」

ミュウツー「何を言っている? 私達は死んではないぞ?」

ライチュウ「え……?」

 ▼ 72 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 08:34:10 ID:OMrmC8QA [27/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ミュウツー「久しぶりに会えたのは良いが……何にせよ世界がこんな事になっているからな……」


ミュウツーは辺りを見渡した……


ミュウツー「幸いここは私達以外のポケモンはいないみたいだ……ライチュウよ……何かあったのだろう? 話してみろ」


ライチュウはその言葉に安心したのとこれからの不安とで少し涙が出た。


ライチュウ「……向こうで色々あってな」

ミュウツー「今度は私達がお前の力になろう」

ライチュウ「ミュウツー……」

 ▼ 73 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 08:38:14 ID:OMrmC8QA [28/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サーナイト「私達がこうして生きてこれたのはあなたやあなたの友達のおかげですもの」

ガブリアス「大事な兄弟のためなら俺達なんだってするぜ!!」

バンギラス「まぁ、ガブが出来る事なんて知れてるけどな!」

ガブリアス「んだとぉ!?」


睨み合う二匹にエルレイドが割って入った。


エルレイド「こんな時まで喧嘩か?」


ライチュウはそんなやり取りを見て少し元気が出た。


ライチュウ「ありがとな……じゃあ、今起きてる事を聞いてくれるか?」

 ▼ 74 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 08:44:56 ID:OMrmC8QA [29/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告




ライチュウはこれまでにあった事、世界で起こっている事件について全てを話した……







ミュウツー「そうか……」


ミュウツーは話を聞き終えるとライチュウの手を掴んだ。


ライチュウ「?」

 ▼ 75 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 08:50:44 ID:OMrmC8QA [30/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ミュウツー「きっとお前が天界から追放されたのは……お前が生きているからだろう……確かに脈があるし触れる事ができる……生きている証拠だ」

ライチュウ「俺は生き返ったのか?」

ミュウツー「だろうな」

エルレイド「神と名乗っているほどの者だ……命を与えるくらい簡単に出来るだろう……」

ミュウツー「生きているから私達もお前の姿を見る事ができると言う訳だ」

ライチュウ「そう言う事か……くそ……どうすりゃいいんだよ……早くしなきゃなんねぇのに……」

 ▼ 76 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 08:56:32 ID:OMrmC8QA [31/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ミュウツー「しかし……今のままでは例えお前でもその神に勝つ事は困難だろう……」

ライチュウ「……だろうな」

ガブリアス「こいつがダメなら俺達じゃもっとダメだろうな……」

ガブリアス「……恥ずかしい話だけどな」

サーナイト「ミュウツー……何か手はないの?」


ミュウツーはしばらく黙っていたが口を開いた。


ミュウツー「……遥昔……私を作ったニンゲンが私の細胞を別のポケモン達に移植した……そのポケモンの子孫がガブリアス、サーナイト、バンギラス、エルレイドだ……」

ライチュウ「俺もミュウツーと同じ遺伝子を継いでるはずだよな?」

ミュウツー「そうだ……ただ、お前はこいつ達とは少し違う」

ライチュウ「違う?」

 ▼ 77 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:06:11 ID:OMrmC8QA [32/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ミュウツー「その実験にはプロトタイプである『シグマ』と呼ばれた個体がいた。私達を作ったニンゲンはそのプロトタイプをパートナーにしていて……プロトタイプは……時に地球上の生命とは思えないほどの力を発揮していた……」

ライチュウ「……」

ミュウツー「前に会った時には気づかなかったが……ライチュウよ、お前はそのプロトタイプの子孫だ」

ライチュウ「……そうなのか」

ミュウツー「お前の体のどこかに眠っているそのプロトタイプの力を呼び覚ます……それが唯一の希望だろう……」


ライチュウは手のひらを見つめた……


ライチュウ「俺が……世界を救うんだ……! ミュウツー! どうすればその力が使えるんだよ!」


ミュウツーは体を宙に浮かせるとライチュウを見つめた……


ミュウツー「特訓あるのみだ……かかって来い」


ライチュウはすぐに覚悟を決めると拳を握りしめた……


ライチュウ「……いくぜぇ!」
 ▼ 78 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:08:34 ID:OMrmC8QA [33/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


その頃ドリ村……


ニンフィア達は村はずれまでやって来た……


ライチュウ「この辺だっけな……」

ニンフィア「懐かしいね……」

ブラッキー「何も……ないけど?」


ブラッキーは辺りを見渡したが……特にこれといった物は見つからない……

 ▼ 79 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:11:07 ID:OMrmC8QA [34/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウ「多分ここかな……」


ライチュウが少し膨らんだ地面の土を払うと扉が出てきた。


ブラッキー「!?」

ライチュウ「よかった……まだあった」


ライチュウは土まみれの扉を開けるとその中に入っていった。


ニンフィア「ブラッキー、おいで」


ブラッキー「……う、うん」


ブラッキーも二匹の後に続いて入っていった……
 ▼ 80 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:16:25 ID:OMrmC8QA [35/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


地下室……



部屋は相変わらず暗く……部屋いっぱいに本棚が並び、そこには日記帳が綺麗に並べてあった……


ライチュウ「ニンフィア……この部屋があったからこそ今の俺達がいるんだよな……」

ニンフィア「そうだね」

ブラッキー「ねぇ、この部屋はなんなの?」

ニンフィア「ブラッキー覚えてる? ここは昔、一緒に旅したあのライチュウの部屋なの」

ブラッキー「!!……ライチュウ……の」


ブラッキーの頭の中にあの旅の記憶が蘇った……


ブラッキー「ライチュウ……どうしてるかな……」

 ▼ 81 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:20:47 ID:OMrmC8QA [36/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ニンフィア「ライチュウはきっと元気だよ! ミミロップとも仲良くしてるよ!」


そんな会話を近くでミミロップが聞いていた……


ミミロップ「仲良くしてる……か……本当にそうなら良いんだけどね……それより」


ミミロップは三匹の前に立ったが……三匹は何の反応も示さない……


ミミロップ「やっぱり……私の姿はこの子達には見えないのね……せめて今、天国で起こってる事を伝えられたら……」

 ▼ 82 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:24:11 ID:OMrmC8QA [37/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
その時、座っていたライチュウが急に立ち上がり、外へと歩き出した。


ライチュウ「二匹はここで待っててくれ」

ニンフィア「ライチュウどこ行くの?」

ライチュウ「食糧調達だ……すぐ帰ってくるから」


ライチュウはそう言うと扉を閉めた。


ニンフィア「待って! 私も行くよ!」


ニンフィアが扉を開けようとすると……何故か扉は開かなかった。


ニンフィア「な、なんで!?」

 ▼ 83 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:26:10 ID:OMrmC8QA [38/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
扉の向こうでは……ライチュウが近くにあった大きな岩を扉の上にのせていた。


ライチュウ「ごめんな……ニンフィア……ブラッキー……」


ライチュウはしばらく扉を見つめていたが……やがて片足を引きずりながら歩き出した。


ミミロップ「こ、この子……いったい何を……」


ミミロップはあとをつけた。

 ▼ 84 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:29:15 ID:OMrmC8QA [39/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


時間をかけてライチュウが向かったのは……村を一望できるあの丘だった……


ライチュウは丘にある墓に語りかけた……


ライチュウ「なぁ……おっちゃん……助けてくれよ……」


空は薄暗く……風もない……他の誰の声も聞こえない……


ライチュウ「俺達はこんな事したくない……友達や仲間を傷つけるなんて嫌だ……」


ライチュウのその言葉を後ろでミミロップが聞いていた。


ミミロップ「ライチュウ君……」

 ▼ 85 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:33:12 ID:OMrmC8QA [40/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウ「俺、怪我してから……ニンフィアやブラッキー……みんなに支えられてきたのに……! こんな時になんにも返してやれないなんて嫌だ……」

ライチュウ「こんなでも俺だって救助隊の端くれだ……最後の最後くらい誰かの為に……なってやりてぇんだよ……!」


ライチュウはカバンからナイフを取り出した。


ミミロップ「!!」


ライチュウ「俺もおっちゃんの所に行く……きっとおっちゃんの力になってやるから……」


ライチュウはナイフを首に立てた……
 ▼ 86 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:36:09 ID:OMrmC8QA [41/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ミミロップ「そんなのダメっ!!」


ミミロップはライチュウの手からナイフを奪い取ると遠くにぶん投げた。

ナイフはどこかに消えてしまった。


ライチュウ「!?」


ライチュウは何が起こったかわからずにしばらく呆然としていたが……やがて納得したような顔でため息をついた。


ライチュウ「いや……そうだな……そんな事をおっちゃんが許す訳もねぇか……」
 ▼ 87 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:38:51 ID:OMrmC8QA [42/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ミミロップ「本当に……どうしてこうオスって世話が焼けるかな……」

ライチュウ「……今俺に出来る事は……やっぱりあいつらのそばにいてやる事だ……そうと決めたら二匹のもとに戻らないとな……」


ライチュウは片足を引きずりながら来た道を戻りだした。



ミミロップ「うん……それでいいんだよ……」


 ▼ 88 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 09:39:30 ID:OMrmC8QA [43/58] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
とりあえずここまで

夜に続き書きますので少々お待ちを……
 ▼ 89 カラカラ@クオのみ 17/01/29 11:11:38 ID:3JQvs40k NGネーム登録 NGID登録 報告
安定のシリアス展開
 ▼ 90 死人にクチナシ◆aGTSbfG8GE 17/01/29 11:58:33 ID:wimluOSQ NGネーム登録 NGID登録 報告
全ての物語が今─繋がる
支援
 ▼ 91 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 20:26:59 ID:OMrmC8QA [44/58] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


数分後、ニンフィアカフェ……



ライチュウは荒れ果てたニンフィアカフェで食糧調達をしていた。


ライチュウはふと手を止めて店内を見渡した……

何匹かのポケモンの死体と血痕が至る所に……

そして、先程店内で起こった事が全部嘘であったかの様に静かであった……


ライチュウ「みんな……みんな死んじまったのか?」

ミミロップ「……あんなに賑やかな村だったのに……」

ライチュウ「……早く帰らなきゃな」


ライチュウは食糧をカバンに詰め込むとカフェを後にした……


 ▼ 92 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 20:36:51 ID:OMrmC8QA [45/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ライチュウがカフェを出てしばらく歩いていると……近くの草むらが揺れた……


ガサガサ……ガサ……


ライチュウ「……誰だ?」


ライチュウは揺れた草むらをただひたすらに見つめ……耳を立てた……そして、これから飛び出そうとしている草むらの向こう側にいる何者かに注意を向けた……



しばらく草むらは揺れていたが……やがて二匹のポケモンが出てきた。


オコリザル「ぶ、無事だったんですね! ライチュウさん!」

シュバルゴ「カフェにいないからてっきり……」


ライチュウは胸をなで下ろした。


ライチュウ「なんだ……ブラッキーの友達の……いつもブラッキーが世話になってるな……」

 ▼ 93 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 20:44:06 ID:OMrmC8QA [46/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
オコリザル「ブラッキーは生きてるのか!?」

ライチュウ「大丈夫だ……あいつとニンフィアは隠れてる」

シュバルゴ「よ、よかった……」

オコリザル「でも……これからどうします? 俺達もずっと逃げててもうクタクタですよ……」

ライチュウ「どうするって言われても……今はまだ考えてる途中だな……」

シュバルゴ「ライチュウさん……あの石板の事は本当なのかな……」

オコリザル「みんなあれを信じたあげく死んじまったんだ……」


オコリザルが辺りを見渡すと……そこらにいくつも死体が転がっている……


ライチュウ「戦わずに逃げてるって事は……石板の事は信じない……それがお前達の信じた道なんだろ?」

オコリザル「……そうですね……とりあえずライチュウさん達が無事で良かった……あれ以来まともに話せるポケモンすらいなかったから……」

ミミロップ「みんな苦労してるのね……」


ミミロップも彼らの話をそばで聞いていて胸が苦しくなった……
 ▼ 94 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 20:50:21 ID:OMrmC8QA [47/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ライチュウ「ここからまっすぐ行けばブラッキー達の隠れてる地下室につく……良かったらお前達も一緒に来ないか?」

オコリザル「いいんですか!?」

ライチュウ「狭い部屋だけど……お前達が無事ならきっとブラッキーも喜ぶからな……ほら、行くぞ」


ライチュウは片足を引きずりながら歩き出した。

二匹も後をついて行った……


そんな時だった……

 ▼ 95 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 20:55:10 ID:OMrmC8QA [48/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


空から一匹の鳥ポケモンが翼を広げて急降下してきた!


エアームド「さ、三匹いる! こいつらを殺せばオレも助かる!! まず一匹目っ!!」


オコリザルがエアームドの気配に気付いた時には……もう既にエアームドが彼の目の前まで迫ってきていた。


オコリザル「!?」


ドスっ!!


ライチュウがオコリザルを突き飛ばしてエアームドの正面に立った。


シュバルゴ「ら、ライチュウさん!!」

オコリザル「なんで!?」

ミミロップ「ライチュウ君!!」




 ▼ 96 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 20:57:24 ID:OMrmC8QA [49/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ライチュウはエアームドに微弱な電撃を当てたが……それとほぼ同時にエアームドの鋼鉄の翼で首を大きく斬りつけられた……


エアームド「んぎゃ!!」


エアームドは痺れて地に落ちた……

ずざぁぁぁ……


ドサッ……

ライチュウも倒れた……


 ▼ 97 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 21:01:42 ID:OMrmC8QA [50/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
二匹がライチュウに駆け寄った。


オコリザル「ライチュウさん!! なんで俺なんかの!!」

ライチュウ「お、俺より……お前らの未来の方が……よっぽど価値があるから……な……」


ライチュウは息を荒げながら首からだくだくと流れ続ける血を拭った。


ライチュウ「どうせ先は長くない体だ……それに一度捨てようとした命で誰かを助けられるなら……俺だって本望だ……」


オコリザルがライチュウを抱きかかえた。


オコリザル「俺なんかの為に……ブラッキーに合わせる顔がねぇよ!!」


オコリザルの目から次々と涙が落ちてライチュウの頬を濡らした……
 ▼ 98 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 21:06:12 ID:OMrmC8QA [51/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
シュバルゴ「くそっ!! こいつめ!!」


シュバルゴは腕の鋭い槍をエアームドの首に向けた。


エアームド「う、うぐぐ……」


ライチュウ「やめろ……そいつは見逃してやれ……」

シュバルゴ「な、なんで!? こいつはライチュウさんを!」

ライチュウ「……誰も悪かねぇんだよ……この世界に悪者なんていないんだよ……俺が……き、救助隊をやってきて知った……数少ない事だ……」


ライチュウは首から流れ続ける血を押さえていた手を下ろした。
 ▼ 99 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 21:10:37 ID:OMrmC8QA [52/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
オコリザル「……ライチュウさん……なんて言ったら……」

ライチュウ「ど……どうし……た? こう言う時……は……あ、ありが……とう……だろ……?」


ライチュウはゆっくりと目を閉じた……


オコリザル「っ!……ライチュウさん……ありがとうございましたぁ!!」

シュバルゴ「ありがとうございました!!」


ライチュウは消えてしまいそうなほど小さな声で言った……


ライチュウ「それで……いい……早くブラッキーに会ってやれ……あいつは……オコリザル……お前の事が……」



ライチュウのしっぽが力なく垂れた。


 ▼ 100 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 21:13:21 ID:OMrmC8QA [53/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
シュバルゴ「!!」

オコリザル「ライチュウさん!! ライチュウさんっ!!」


ミミロップ「……」


ミミロップが力尽きたライチュウのそばで屈んだ……


ミミロップ「お疲れ様……って言いたい所だけど……」


ミミロップがライチュウの体を揺するとライチュウは起き上がった。


ライチュウ「体が……軽い? ってあんたは!!」

ミミロップ「あんたじゃなくてミミロップよ! 失礼しちゃうわ!!」


 ▼ 101 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 21:25:56 ID:OMrmC8QA [54/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ライチュウ「そうだ……ミミロップさんか……って俺の体が!?」


ライチュウは自分の足下にもう一匹自分がいる事に気付いた。


ミミロップ「あなたは……死んだのよ?」

ライチュウ「……そうか」


オコリザルが立ち上がった。


オコリザル「行かなくちゃ……ブラッキーを……ニンフィアさんを俺達が守らなきゃ……」

シュバルゴ「そうだね……」

 ▼ 102 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 21:29:50 ID:OMrmC8QA [55/58] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オコリザルはライチュウの死体を担いで歩き出した……

ライチュウは二匹の背を見ながら呟いた……


ライチュウ「ブラッキーとニンフィアの事、頼んだぜ…………ところでこれはいったいどうなってるんだ? 上で何かあったのか?」

ミミロップ「まぁね……ライチュウ君、手伝ってくれる?」


ライチュウはニヤリとした。


ライチュウ「もちろんだ……俺は救助隊だぜ? 困ってるポケモンはほっとけねぇよ……」

ミミロップ「さっすがあいつの……」


ミミロップはライチュウの手を握ると一蹴りで空へと飛び上がった。


→ next page
 ▼ 103 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 21:35:15 ID:OMrmC8QA [56/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
これからの事を考えて今日もこのままぶっ続けで書きます。

寝落ちしたらすみません
 ▼ 104 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 21:39:44 ID:OMrmC8QA [57/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


5頁 動き出す運命


ミミロップ達は天国に降り立った。


ミミロップ「よし……ついたわね」

ライチュウ「な……なんて数のポケモン達だ……」


天国は沢山のポケモン達で溢れていた……


ライチュウ「これはみんな地上の暴動に巻き込まれたポケモンなのか?」

ミミロップ「……そうみたいね」

 ▼ 105 1◆v1GnTfaqxg 17/01/29 21:43:12 ID:OMrmC8QA [58/58] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


その時、空高くに一匹のポケモンが現れた……


ミミロップ「?……誰かいる」

ライチュウ「浮いてやがる……」


空に浮かぶそのポケモンは……なんとも神々しいオーラを放っている……


そのポケモンの声が辺りに響きわたる……


?「君達は敗者……消えてもらうわ」
  ▲  |  全表示245   | << 前100 | 次100 >> |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!
(消えた画像の復旧依頼は、問い合わせフォームからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼