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ウララ:「あなたは確か、、」サトシ:「ウララ?」

 ▼ 1 無名 17/05/22 00:46:32 ID:Q3QYdrpA NGネーム登録 NGID登録 報告


ウララ:「確かヒカリさんと同行していた、、」




この日、ウララはカントー地方の
ポケモンコンテストに参加する為カントーに来ていた。
 ▼ 841 ハリテヤマ@しずくプレート 17/08/09 11:03:04 ID:wGxW6kmU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 842 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/09 19:51:54 ID:HrZ./rPI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
15:00〜ホテル(部屋)にて

サトシ「あと1時間で夏祭りが始まるなっ!」

ウララ「そうね♪私ちょっとシャワーを浴びてくるわっ」

サトシ「ウララはシャワーを浴びるのかっ、、ならちょうど良かった」

ウララ「えっ?」

サトシ「実はさっきロビーでコジロウに会ってさっ。ちょっと部屋に呼ばれたんだよっ」

ウララ「コジロウさんに?」

サトシ「あぁっ!なんか、俺に用があるみたいでさっ。”1時間くらい時間を作ってくれ”って言われたんだ」

ウララ「ふぅん、、そうなの」
(なら、私にとっても丁度いいわね)

サトシ「だからちょっと行ってくるよ!」

ウララ「わかったわっ、、ねぇサトシさんっ」

サトシ「ん?」

ウララ「だったら、夏祭りの待ち合わせをしましょう?実は私も1時間くらい準備があるのっ」

サトシ「ウララもか?、、いいぜっ!待ち合わせ場所はどこにする?」

ウララ「そうねぇ、、夏祭りの場所がバレンシア公園だから、公園前の入り口にしましょう?公園までの道は分かるかしら?」

サトシ「レストラン街をずっと真っ直ぐ行った先にある、街から少しはずれたとこだろ?」

ウララ「そうよっ。真っ直ぐ行けば着くみたいだから、16時に来てくれるかしら」

サトシ「いいぜっ!じゃあ16時にバレンシア公園前で!」

サトシはウララと約束すると、部屋を出てコジロウがホテルのバイトで使っているスタッフルームに向かった。




ウララ「ふぅ、、私も準備しないとっ」(クローゼットを開けるウララ)

サトシが部屋を出ていったのを確認すると、ウララはクローゼットを開け、中から透明なビニルに入っている浴衣を取り出した。


ウララ「、、ちょっと緊張感するわ」(ビニルをはずすウララ)

実はこの浴衣、VIPルームに滞在する旅行客のオプションであり、サトシがロビーでコジロウと話し込んでいる間にウララが下の受け付けから借りてきた代物だった。そして、この浴衣を借りる事になったのには昨夜の温泉でのやりとりが関係していた。
 ▼ 843 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/09 20:05:34 ID:HrZ./rPI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
[昨夜の温泉でのやりとり]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ムサシ「いい?夏祭りに行くなら浴衣着なさい浴衣っ」

ウララ「浴衣?、、そんなもの持ってないわっ」

ムサシ「アンタ達VIPルームに滞在してるんでしょ?アタシがバイトして得た情報だと、VIPルームの客は無料で貸し出し出来るみたいよっ。それ着て行きなさいっ」

ウララ「それは本当ですの?」

ムサシ「現に住み込みでバイトしてる私が言うんだから、本当よっ。3着くらいあるから、時間見つけて明日取りに行きなさいっ」

ウララ「おねえさま、、」

ムサシ「、、ふんっ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウララ「、、さすがお姉さまよねっ」

元々、夏祭りに行くと決まった時にウララは浴衣を着たいという願望が密かにあり、ムサシの言葉は素直に嬉しかった。

ウララ「、、さてっ、準備するかしら♪」



ウララは浴衣を見て微笑みを浮かべた後、シャワールームに向かった。
 ▼ 844 ヤドキング@もくたん 17/08/10 02:43:33 ID:bpWCBGNU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 845 メガガルーラ@メガバングル 17/08/11 06:25:06 ID:7mvX2pog NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 846 ブルンゲル@がくしゅうそうち 17/08/12 02:22:53 ID:ZTLqyAlQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 847 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/12 19:33:04 ID:G/at89eE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方その頃サトシは、、、

スタッフルーム前にて

サトシ「ここか、、」コンコン(ドアをノックするサトシ)

サトシはコジロウがいるスタッフルーム前に来ると、ドアをノックした。

ガチャッ(開くドア)

コジロウ「ようっ」

サトシ「コジロウっ、約束通り来たぜ!」

コジロウ「まぁ入れよっ」

コジロウに誘導され、サトシは部屋に入った。

ルーム内にて

サトシ「ムサシとニャースは一緒じゃないのか?」

コジロウ「ムサシ達は夏祭りの準備でちょっと出ていてなっ、、出店の準備をしてるんだっ」

サトシ「そうなのか?」

コジロウ「あぁっ!輪投げをやるんだっ!お前は夏祭りに行かないのか?」

サトシ「夏祭りならウララと一緒に行くぜっ!この後、4時にバレンシア公園で待ち合わせなんだっ」

コジロウ「なるほどっ」
(って事はムサシの計算通り、今頃コンテストガールは浴衣の着付けをしてる訳か)

サトシ「それで、用って何だ?」

コジロウ「えっ?あぁ、、まぁ何と言うか、ちょっと手伝って欲しい事があってなっ」

サトシ「手伝って欲しい事?」

コジロウ「あぁっ、、ほらっ、俺達ここで住み込みのバイトしてるだろ?清掃員のバイトなんだが、夏祭りの準備でムサシとニャースが居ないからお前に手伝って欲しいんだっ」

サトシ「そういう事かっ!いいぜっ!どこ掃除するんだ?」

コジロウ「掃除じゃないさっ、、この山のように積まれているダンボールをしまうだけだっ」

コジロウが指を指した場所には、20個程の大き目ダンボールが山積みになっていた。

サトシ「なんだ!それなら簡単だな!」

コジロウ「しまう場所は教えるから、手伝ってくれっ」

サトシ「おうっ!」

サトシはコジロウの手伝いをし、2人はダンボールを運んだ。

 ▼ 848 シードラ@ながねぎ 17/08/13 05:04:40 ID:so.Mg.Mw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 849 ルンパッパ@アブソルナイト 17/08/13 07:19:08 ID:W03cChnc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ですぅ
 ▼ 850 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/13 14:09:19 ID:wP2cd0/Y [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして30分後、、、

サトシ「ふぅーっ、、終わったぜっ!」

コジロウ「やっぱ2人だと早いなっ」

サトシの頑張りにより、作業は早めに終わった。

サトシ「じゃあ俺はそろそろ行くぜ?」

コジロウ「ああ待てっ、、せっかく手伝ってもらったんだっ。お礼をさせてくれっ」

サトシ「えっ?」

サトシが戻ろうとすると、コジロウは作業員用のロッカーをあけ、何か取り出した。

コジロウ「夏祭りに行くんだろ?だったらこれを着ていけよっ」

サトシ「これは、、浴衣?」

コジロウ「ああ!男性用の浴衣だっ」

コジロウが取り出したものは、男性用の浴衣(グレー)だった。

コジロウ「これを着てあのコンテストガールと一緒に夏祭りを楽しんで来いっ」

サトシ「え?」

コジロウ「そっちにシャワールームがあるから10分でシャワーを済ませるぞっ。着付けは俺が手伝ってやるっ」

サトシ「ちょっと待ってくれっ、、俺まだ着るって言ってな、、」

コジロウ「時間がないぞっ!急げっ!!」

サトシ「えっ?、、お、おうっ」

半ば強引に浴衣を強要されたサトシはその後シャワールームに向かい、シャワーを浴びた。

 ▼ 851 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/13 21:21:48 ID:wP2cd0/Y [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして時刻はPM16時、、浴衣を着たサトシは約束通りバレンシア公園の前に到着し、次々と人が公園に入って行く中ウララを待った。

バレンシア公園にて

サトシ「だんだん人が入ってきたなっ」

市長「夏祭りは好きかぁ〜!」(放送)

お客「おぉ〜!!」

サトシ(あっ、市長の声だ)

司会者「これより、”わっしょい激アツ!花火大会&夏祭り”を開催します。花火は20時に開始となりますので、お祭りを楽しんだ後は是非とも砂浜へお越し下さい」(放送)

サトシ「花火は公園の砂浜でやるのか、、」

市長「ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てるように!以上!」

サトシ「そろそろウララが来る頃だな」ゴゾゴゾ(ポケットからメモ紙を取り出すサトシ)

園内放送を聞いた後、サトシは突然ポケットからメモ紙を2枚取り出した。

サトシ「それにしても、、」(紙に目を通すサトシ)

夏祭りに向かう際にコジロウから受け取ったメモ紙。1枚目に書かれていた内容とは、、、

一、合流したら先ず、浴衣を褒める事。
※すげー似合ってるぜ!←ではなく、浴衣姿も綺麗だよ(good)

一、1人で勝手に歩かない事。(相手を1人にしない)

一、相手の要求は素直に受け入れる事(行きたい場所や買う物)

一、適度に休憩する事。(歩きっぱなしだと疲れるだろ?)

一、手を繋げっ。(必須)
※お前の場合、言葉は「はぐれたら心配になるだろ?」がベスト



サトシ「何でこんなの渡したんだろ」
(真ん中の3つはともかく、一番上と下はどんな意味だ?)

1枚目のメモ内容、それはコジロウが考えたデート(夏祭り)の約束だった。

サトシ「もう1枚の方は”会話編”か、、どれどれ」
(そもそもウララは浴衣で来るのかな、、)

サトシが2枚目のメモ紙に目を通すと、、、

ウララ「サトシさん、、お待たせっ」

サトシ「相手がいちご飴を買ったら先ず、、、おうウララっ、やっと来たか、、ウララ?」

メモ内容を読んでいるとウララが到着し、サトシは二度見してウララに気づいた。

ウララ「ちょ、ちょっと遅くなってしまったわねっ、、」(もどかしそうにする浴衣ウララ)

サトシ「ウララ、、」(浴衣ウララに驚くサトシ)

ふんわりとした赤髪をうなじ(後ろ)で結っているお団子スタイル。白地に薄ピンクの花柄模様、そして帯を鮮やかな赤色で締めている浴衣ウララを見て、さすがのサトシも普段と違うウララの姿に目を丸くした。
 ▼ 852 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/13 21:30:49 ID:wP2cd0/Y [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「なっ、、なに?」(目をそらすウララ)

サトシ「えぇっと、、浴衣姿も、綺麗だよっ」(goodポーズ)

ウララ「えっ、、」

サトシ「浴衣姿も綺麗だよっ、、綺麗だぜっ!」(good)

ウララ「あっ、、ありがとう//、、サトシさんもそのっ、、凄く似合ってるわよっ」

サトシ「え?本当か?」

ウララ「ええ本当よっ!素敵だと思うわっ、、いつも以上に、、、」

サトシ「そっか!ありがとう!」
(とりあえず、これで良いんだよなっ)

ピカチュウ「ピ?」

ウララ「、、とりあえず、公園の中に入りましょ?」

サトシ「そうだなっ!」

ウララ(サトシさん、いま”浴衣姿も”って、、)

サトシの言葉を聞いたウララは少し俯きながらも微笑みを浮かべ、2人はそのまま公園内に入って行った。

 ▼ 853 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/14 00:47:56 ID:veo0Mdhs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
公園内にて

お客1「お好みボー下さーい」

子供1「ママーおもちゃ買って〜」

公園内には様々な屋台が並んでおり、既に沢山の人で賑わっていた。

サトシ「すげー人だなっ!」

ウララ「ホントね、、お店も沢山並んでるし、どこから見るか迷うわねっ、、、あっ!見てサトシさんっ!いちご飴よいちご飴!」

サトシ「え?」

ウララはいちご飴の店を発見した。

ウララ「私、いちご飴買うわ!」

サトシ「いちご飴だな!よし!」

いちご飴の店に立ち寄る2人、、、

店主「毎度ありーっ!」

ウララ「やっぱいちご飴よねっ♪」

サトシ「なんかウララが貰ったやつの方が大きい気がするぞっ」
(確かいちご飴を買ったら何か言うんだったな)

サトシはウララにバレないようこっそりメモ紙を取り出し、内容を確認した。

ウララ「気のせいじゃない?大きさはだいたい一緒よ?♪」

サトシ(いちご飴を買ったら先ず、”いちご飴を食べる女子は可愛いと思うぜ!”と言うべし、、え?)

ウララ「サトシさん、どうしたの?」

サトシ「ん?、、あぁっ、いちご飴は可愛いと思うぜ!?」

ウララ「え?」

サトシ(あれ?俺なんかまずい事言ったかな)

内容を間違えた事に気付かないサトシはウララのぽかんとした表情が気になりつつも、ウララの返しを待つ事しか出来なかった。

ウララ「、、ふふっ♪サトシさんってポケモン以外にもそんな事思ったりするのね♪」

サトシ「え?あぁ、ははっ」
(ウララの奴、なんか様子がいつもと違うぞ)

普段ならサトシの発言に突っ込みを入れるか上手く流すウララだが、この時のウララは何故か笑顔で対応した。

ウララ「サトシさんっ、、いちご飴だけじゃ足りないでしょう?次はもっとお腹の足しになるものを探しましょう?」

サトシ「えっ本当か!?じゃあ早速探しに行こうぜ!?」
(まぁ良いかっ!何か楽しそうな様子だしっ)

ウララの様子が気になるサトシだったが、楽しそうに笑うウララを見て安心し、2人はいちご飴を食べながら再び歩いた。
 ▼ 854 ワルビル@ボスゴドラナイト 17/08/15 00:40:55 ID:0UrTaiNY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 855 エーフィ@セシナのみ 17/08/16 03:31:05 ID:J8t6QnT2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 856 コロボーシ@あかいいと 17/08/17 00:30:06 ID:VcAtGoyk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 857 ゴクリン@マスターボール 17/08/19 02:34:49 ID:oSy2N9m6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 858 ヨノワール@アクZ 17/08/20 00:19:30 ID:gi2D4q2. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もしかして終わった・
 ▼ 859 ダブラン@バトルレコーダー 17/08/21 12:48:22 ID:NuD3QddY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まだ?
 ▼ 860 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/21 19:32:42 ID:/KQkRcIg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
皆さん本当にすみません。
今月は予想以上に忙しくて、
次の更新は木曜日以降に
なりますm(__)mここまで書いておいて
途中での投げ出しは絶対にないので、
木曜日以降にあがってましたら是非とも見て下さい!
支援やあげて下さった方、いつもありがとうございます!
 ▼ 861 クラブ@シルバースプレー 17/08/21 19:40:55 ID:fd3gblEw NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
これってデコロラ終わった後?
カロスに行った後だとセレナがかわいそうな気が・・・
 ▼ 862 バクガメス@シュカのみ 17/08/22 06:45:24 ID:J2GJ9TUo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>860
気長に待ってますね
 ▼ 863 バタフリー@かたいいし 17/08/23 03:54:35 ID:dLr9zLIg NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
期待
 ▼ 864 ヤングース@けむりだま 17/08/23 19:19:15 ID:5lQn4WkQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援です!
質問ですが、これはどこの時間軸ですか?
それとも、君決めみたいに分岐点のあるパラレルなんですか?
 ▼ 865 アグノム@ゴーストジュエル 17/08/23 23:36:02 ID:kfKibrd2 NGネーム登録 NGID登録 報告
楽しみにしてます

支援
 ▼ 866 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/24 18:27:10 ID:7aCxAnvI [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>861
>>864

本当は”サトシがカロス地方に行く前の1週間”として書きたかったのですが、アニメではアイリス達と一緒にクチバシティに戻ってきてるので、アニメに沿って書く事が出来ませんでした!なのでパラレルの世界として見て頂けると嬉しいです!
 ▼ 867 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/24 18:39:34 ID:7aCxAnvI [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして歩く事数分、、

サトシ「おっ!たこ焼き見っけ!」

ウララ「凄い行列ねっ」

2人はたこ焼きの店を見つけた。

サトシ「俺、たこ焼き買いたい!」

ウララ「私はここで待ってるから、買ってきても良いわよ?」

サトシ「ウララは食べないのか?」

ウララ「まだいちご飴が残っているものっ。私の事は気になさらないで?」

サトシ「そっか!じゃあちょっと買って来る!」
(この距離なら離れても大丈夫かっ)

ウララは行列の横でサトシを待つ事にし、サトシは店の前に並んだ。

サトシ(さてっ、メモの続きでも読んで見るか、、)

先ほど目を通した2枚目のメモを取り出すサトシ、、、

一、とりあえず相手の事を知るために自然な会話の中で質問をしてみる事。趣味を聞くのも良いが相手に趣味が無い場合は悩ませる可能性もあるので簡単な質問で良い。好きな食べ物とか。

一、夏祭り中、ポケモンの話はNG。2人の雰囲気を大切に。

一、花火が終わったら感謝の言葉を伝えるように。


サトシ「、、コジロウは何を考えてるんだ?」

意図が全く読めないサトシだったが”これを守ればウララが喜ぶ”と言われていた為、質問を考えながら順番を待った。


一方ウララは、、、

ウララ「、、、」スッ(メモ紙を取り出すウララ)

店に並んで順番待ちをしているサトシを確認すると、ウララも何やらメモ紙を取り出した。

ウララ「、、”ジャリボーイが食べ物を買ったら”一口ちょうだい”と言ってみる事。両手がふさがっている状態なら尚良し。口に運んでもらいなさい”、、、なるほどねっ」

このメモはムサシが受付け嬢に預けていたものであり、ウララは受付け嬢から浴衣と一緒にメモを受けとっていた。

ウララ「忘れないようにしなきゃ、、」

一、ジャリボーイと距離を縮めるにはポケモンの話が一番よ。

一、会話はなるべく笑顔で答える事。

一、気を遣わせない、気の利く女を心がけなさい。

一、花火大会の前に、輪投げ屋に寄りなさい。

メモに記された複数の項目。ウララが内容を暗記していると、しばらくして”たこ焼き”を買ったサトシが戻ってきた。
 ▼ 868 レシラム@パイルのみ 17/08/24 19:18:35 ID:KzAah2Fc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシの特性どんかんが存分に発揮してるな
 ▼ 869 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/24 19:32:06 ID:7aCxAnvI [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「待たせたなウララっ!」

ウララ「ううんっ、私もたった今いちご飴を食べ終わったばかりだったから、ちょうど良かったわっ♪」

サトシ「そっか!じゃあ次行こうぜ!」

2人は再び歩き出し、サトシはたこ焼きの蓋を開けた。

サトシ「美味いなこのたこ焼き!」

ウララ「ふぅん、、そんなに美味しいの?」ジーっ

サトシ「あぁ!ソースが甘いんだ!」

ウララ「ふぅん、、」ジーっ

サトシ「ウララも食うか?」

ウララ「ええ!!」(嬉)

サトシ「なら、もう一つ買ってきてやるよ!」

ウララ「え?」

一口あげるという発想がないのか、サトシはウララの為にもう一度たこ焼きの店に並ぼうとした。

ウララ「ちょっと待ってサトシさん!」

サトシ「え?」

ウララ「1パックも要らないわ!一口だけ、一口だけでいいの!」

ウララは店に並ぼうとしたサトシを引き止め、説明した。

サトシ「一口だけなら足りないだろ?」

ウララ「ううんっ、今の私は一口だけ食べたい気分なの。だからサトシさんが持ってるそのたこ焼きを一口くれたら、私は満足よ?」

サトシ「一口か、、わかった!」

ウララ「あ、ちょっと待って?」タタッ

サトシがたこ焼きを渡そうとすると、ウララは急いで別の店に並び、焼きそばとお好み焼きを買ってきた。

ウララ「お待たせっ」(両手に袋を持つウララ)

サトシ「焼きそばとお好み焼き、、やっぱりお腹減ってるんじゃないか?俺のたこ焼き全部やるよっ!」

ウララ「これは花火大会の時に座って食べる為よっ。たこ焼き一口ちょうだい?」

サトシ「え?お、おぅっ」
(やっぱり今日のウララ、ちょっと違うぞ)

ウララ「わっ、私、両手がふさがっちゃったわ」
(どうしましょう、、焦ってメモ通りのシチュエーションにしてみたけど、サトシさんならきっと”片手に袋を持たないと食えないぜ?”とか言い出すに決まってるわ)

サトシ「なら、その袋を片手に、、ん?」(遠くを見るサトシ)

ウララがもどかしそうに下を向いてると、サトシはウララの向こう側にいる存在に気づいた。その正体とは、、、
 ▼ 870 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/24 20:00:24 ID:7aCxAnvI [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コジロウ「、、、」(カンペを出すコジロウ)


サトシ(コジロウ!あんなとこで何やってんだ?)

ウララのずっと向こう側にいたのは、カンペを掲げサトシを見つめるコジロウだった。

サトシ(、、”あーんしろ”?何だよ”あーんしろ”って)

コジロウのカンペの意味が分からないサトシは、目を丸くしてコジロウに訴えた。


コジロウ「くっ」キュキュッ(カンペを書き直すコジロウ)


サトシ(、、”食い物はあーんしろ”?これたこ焼きだぜ?)

違う違うと言わんばかりに手を振り、たこ焼きを掲げて見せるサトシ、、、

コジロウ「いやいやっ、それがたこ焼きなのは分かる」キュキュ
(食い物の名前を聞いてるんじゃないぞ)

サトシ(、、”口に運んで食わせてやれ?”あぁそう言う事か!でも何で、、、)

サトシがカンペの意味を理解すると、遠くのコジロウは速やかに立ち去った。

ウララ「、、、」(”口に運んで”と言えず俯くウララ)

サトシ「なぁウララっ」
(仕方ない、、とりあえずやってみるか)

ウララ「なっ、、なに?」

サトシ「、、口、開けてくれるか?」

ウララ「えっ!?」(ドキっ)

サトシ「たこ焼き、食うだろ?」
(色々と大丈夫かな、、)

ウララ「えっ、ええ!//」

サトシ「それじゃあ、行くぞっ」スッ(たこ焼きを差し出すサトシ)
(あれっ、嫌がらないぞ?)

ウララ「、、っ」

サトシは色々と戸惑いつつもたこ焼きをウララの口元に近づけ、ウララは距離が縮まるたこ焼きをジッと見つめた。しかし、、、

ウララ「、、ちょっ、ちょっと待って!?やっぱり無理!私には無理だわ!」(距離を離すウララ)

サトシ「えっ!?」

恥ずかしさと緊張が限度を超え、ウララは拒むように距離をとった。






 ▼ 871 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/24 20:05:10 ID:7aCxAnvI [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>868
アニメでキスされた時はもう少しリアクションが欲しいですよね!
 ▼ 872 ヤヤコマ@リンドのみ 17/08/24 20:43:57 ID:8xhuydr2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
たこ...おくたんが食べられているのですかねぇ(;∀;)
 ▼ 873 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/24 20:51:49 ID:7aCxAnvI [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「だっ、だよな!俺たち幼稚園じゃないもんな!嫌な思いさせてごめん!」
(ほら見ろ!コジロウの奴、何でこんな事を、、)

ウララ「ちっ、違うの、、別に嫌とかじゃなくてその、、恥ずかしいから、、、」

サトシ「だよな、、」
(俺だって、もし人前で同じ事されたら恥ずかしいさ、、)

ウララ「ね、ねぇサトシさんっ!他にも何か買って、少し休憩しましょう?」

サトシ「おっ!そうだな!休憩スペースはこの先にある見たいだから、とりあえず買いながら向かおうぜ!?」

その後、2人は食べ物を買いながら休憩スペースに向かった。



休憩スペース(野外テーブル席にて)

ウララ「サトシさんっ!あそこあそこ!」

サトシ「空いてて良かったぜ!」

2人は何とか空いているテーブルを見つけ、座った。

サトシ「一先ず休憩だなっ」
(メモの条件クリアっと)

ウララ「コイキング焼き、買えて良かったわね♪」

サトシ「あぁ!白アンとクリーム、、ウララはクリームだったな」

ウララ「ありがとうっ」(コイキング焼きを受け取るウララ)
(ここはポケモンの話題で話を広げて、、)

サトシ「やっぱり、後で”こしあん”も買おうかな、、」

ウララ「ねぇサトシさんっ、、コイキングは進化したら何にか知ってる?」

サトシ「えっ?、、あぁっ!ギャラドスだろ!?」

ウララはメモ通りポケモンの話題をふった。

ウララ「正解よっ♪凄く凶暴になるみたいよ?」

サトシ「知ってるさ!俺、昔サントアンヌ号に乗った時、ギャラドスの”りゅうのいかり”で大変な目に遭ったんだ!」

ウララ「えっ、大丈夫でしたの!?」
(サトシさん、目が輝いてるわっ♪)


サトシ「ムサシやコジロウ達も一緒でさ!元はと言えばコジロウが買ったコイキングに、、」
(あっ、そういえばポケモンの話はNGだったな、、)

サトシはメモの内容を思い出し、急に言葉が詰まった。

 ▼ 874 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/24 21:33:48 ID:7aCxAnvI [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「コイキングに、、、続きは?」

サトシ「、、まぁ、コジロウのコイキングの話は置いといて、、ウララは好きな食べ物とかあるか?」

ウララ「えっ、、ちょっと何よそれっ!続きが気になるじゃない!」
(急に話が変わったわ、、)

サトシ「俺はコロッケが好きだぜ?」

ウララ「ねぇサトシさんっ、続きを教えて?」

サトシ「そういえば、屋台にコロッケが無いのは不思議だな、、」
(他に質問は、、、あっ!)

ウララ「ちょっと、サトシさん?」

サトシ「そういえば今日の朝、部屋の前に”バレンのみ”が袋に入って置いてあったな!あれ、誰が置いてったんだろ、、」

ウララ「あっ、、そういえばそうよね、、、もしかして、こないだ森で会ったお客さんが返してくれたんじゃない?」
(まぁ良いわっ、、さっきの話は無かった事にしてもう一回っ)

サトシ「良く俺たちの部屋が分かったな、、」

ウララ「サトシさんは他にどんなポケモンを持ってらっしゃるの?オーキド研究所にどんなポケモンを預けているの?」

サトシ「オーキド博士にはシゲルって言う孫がいるんだ!シゲルは俺の幼なじみでさっ!」

ウララ「あのっ、サトシさん?オーキド博士の孫の話じゃなくて、、」

サトシ「あいつ、いまどこに居るんだろ、、」(空を見上げ誤魔化すサトシ)

ウララ(ダメだわ、、全然話が噛み合わない、、)

様子がおかしい2人だが互いに自分の事で精一杯だった為、途中から異変に気付かず会話が全く成立しなくなっていた。

サトシ「、、、」

ウララ「、、、」

気まずくなり沈黙する2人、、、

サトシ「、、、白アン、美味いなっ」
(俺、さっきから何の話してるんだろ、、シゲルの事見たことないから、ウララ絶対困ってるな、、)

ウララ「、、クリームも美味しいわよ?」
(実在する人よね?)

サトシ「、、、なぁウララっ」

ウララ「、、なに?」

サトシ「、、そろそろ行くかっ」ヨソヨソ

ウララ「え、えぇ」ヨソヨソ

テーブルから立ち上がり、2人は再び屋台を見て回った。

 ▼ 875 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/24 21:35:36 ID:7aCxAnvI [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>872
そこは企業秘密で!
 ▼ 876 ネンドール@アシレーヌZ 17/08/25 14:00:30 ID:GUx.cFN2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 877 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/25 20:08:03 ID:pZjdPJS6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2人が屋台を見て回っている頃、ムサシ達は、、

輪投げ屋にて

ムサシ「はいおめでとーっ!景品は”たいようのいし”でーっす♪」

ニャース「おめでとうなのニャっ」

コジロウ「明日、2人でヒマナッツでも探してきなさい」

カップル客「ありがとうございます!」

ムサシ達は輪投げの屋台を出店していた。

ニャース「ムサシ達が水族館に行ってる間、あの島(宝探しをした無人島)を訪れて良かったのニャ」

提示している景品のほとんどは、宝探しで残っていたアイテムだった。

ムサシ「ちょっとちょっと〜♪客もそれなりに入って、いい感じじゃな〜い?♪」

ニャース「偽造してない景品で正当な商売をするのも、たまにはいい感じだニャっ」

コジロウ「今度から金儲けは普通にするかっ」

お客「すいませ〜ん!」

ニャース「へいらっしゃいなのニャ!」


コジロウ「それより、ジャリボーイ達は上手くいってんのかな?、、」

ムサシ「さぁねっ。上手くいってんじゃない?ってか、アタシがアドバイスしてやったんだから上手くいってもらんないと困るわっ」

コジロウ「そうだよなっ!ちゃんとメモを渡したしっ」

ムサシ「一応あの生意気ガールに”ここ”へ立ち寄るよう仕向けておいたから、その内顔出すんじゃない?」

コジロウ「あっ、そうだったのか」
(あいつら、手を繋いでここに来んのかなっ)

ニャース「くろいメガネゲットなのニャっ!」シャンシャンッ

お客「やったー!」

ムサシ「おめでとうございまーっす♪、、とにかく、アタシ達はジャリボーイが来るまで稼がないとっ。アタシ達には生活がかかってるんだからっ」

コジロウ「そうだな!じゃんじゃん儲けて、当分は1日三食ちゃんと食えるようにしないとな!」

ムサシ達は商売をしつつウララ達が来るのを待った。
 ▼ 878 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/25 20:53:59 ID:pZjdPJS6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして2人はというと、、、

サトシ「、、、」

ウララ「、、、」

休憩を挟んでからの2人はあまり喋らなくなり、どこかよそよそしく歩いていた。

サトシ「、、、」
(、、確か、ウララと手を繋ぐんだったな、、、)

ウララ「、、、」
(サトシさんったら、急に何も喋らなくなったわ、、)

サトシ(っていうか、手を繋いで本当にウララは喜ぶのか?)

ウララ(私、何か気に触るような事言ったかしら、、)

サトシ(そもそも何で手を繋ぐんだ?洞窟の中でもないのに、、)

ウララ(気を利かせるって、意識すれば難しいのねっ)

2人の考えは脳内ですれ違っており、気まずいまま横に立ち並ぶ店を通り過ぎるばかりであった。

ウララ「はぁ、、」(タメ息)
(何やってるのよ私、、これじゃサトシさんを困らせるだけだわ)

サトシ(ウララの奴、いまタメ息を、、このままじゃダメだ!どうにかして楽しませないとっ!)

ウララ(このまま考えてても仕方ないわっ!先ずはトイレに行って気持ちを落ち着かせないとっ!)

サトシ(よしっ!)
ウララ(よしっ!)

ウララ「サトシさんっ、私ちょっとトイレに行っても良い?」

サトシ「はぐれたら心配になるだろ?」ギュッ

ウララ「えっ、、」
サトシ「えっ、、」

2人は絶妙なタイミングで口を開き、サトシはウララの手を握った。

サトシ(まずい!)

はたからみるとトイレに行かせないドS彼氏のような存在になってしまったサトシ。心の中でタイミングを誤ったと思いつつ、サトシはウララの様子を伺った。

ウララ「あのっ、、サトシさんっ、、、」(頬染)

サトシ「あっ、いやその、、」

ウララ「えっと、、すっ、凄く嬉しいけど、、ちょっとトイレに行きたいわっ、、、//」(顔をそらすウララ)

サトシ「そっ、そうだよな!早めに行った方いいと思うぜ!?俺は止めないから!」
(これじゃ女の子をトイレに行かせないただの悪者じゃないか!)

ウララ「わっ、私!行ってくる!!」ダダダッ

ウララは浴衣のまま”こうそくいどう”で近くのトイレに向かった。
 ▼ 879 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/25 21:41:34 ID:o4Il.mWE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
女子トイレ(洗面台にて)

ウララ「はぁ、、はぁ、、、」

サトシから逃げるようにトイレに駆け込むと、ウララは個室に入らず息を切らしたまま洗面台に手をついた。

ウララ「ふぅ、、」
(焦ったわ、、、サトシさんったら急に、、)

サトシの突発な行動に思わず気を取り乱したウララ。手を握られた余韻が温かく残る中、ウララはふと正面の鏡を見た。

ウララ「なに今更気を乱してるのよっ、、手を握られるくらい、今まで何度かあったじゃない、、」

今まで何度かサトシに手を引っ張られたウララだったがこの時は普段と意味合い違っていた為、上手く対応出来ずにいた。

ウララ「落ち着きなさい私、、トイレを出たら何事も無かったように、普段通りに接するのよ、、」スーッ、、

トイレから出にくくなってしまったウララはとりあえず深呼吸した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





トイレの前にて

サトシ「ふぅ、、」(チョコバナナを二つ持つサトシ)
(ウララの奴、怒ってたらどうしよう)

ウララがトイレに行って居る間サトシも先ほどのやりとりを考えており、とりあえずウララが怒っていた時の為にチョコバナナを買って待機していた。

サトシ「手を繋ぐのは止めよう。これ以上やったら更にウララを困らせる事になる」


パクパク(チョコバナナ)

サトシ「美味いなこれ」


チョコバナナを食べ落ち着いたのか、サトシはすぐに冷静さを取り戻した。

そして、、、

ウララ「、、、お待たせっ」

サトシ「あっ、ウララっ!これ!」(チョコバナナを渡すサトシ)

ウララ「これは、、バナナチョコ?」スッ(受け取るウララ)

サトシ「チョコバナナだっ、、さっきは悪かったな!謝るから怒らないでくれ!」

ウララ「えっ?」

サトシ「美味いから食えよ!そうすれば心が落ち着くぜ?」

ウララ「サトシさん、、、」
(もしかして、私が怒ってると思ってるのかしら、、)

顔色を伺うサトシを見て、ウララは、、、
 ▼ 880 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/25 22:18:26 ID:o4Il.mWE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「、、クスッ」

サトシ「ん?」

ウララ「あははっ♪もうっ、、そんなまじまじと私の顔色を伺わないで?」(顔色を伺うサトシを笑うウララ)

サトシ「え?怒ってないのか?」


まるで、”きのみ”を見つけたヒメグマのように様子を観察するサトシを見たウララは思わず腹を抱えて笑い、目には笑い涙を浮かべていた。

ウララ「どうして私が怒るのよっ♪逆よ逆っ、さっきそう言ったじゃない♪」

サトシ「そっ、そうか!なら良かった!顔が真っ赤だったから思わず怒ってたかと思ったぜ!」

ウララ「あー、可笑しい♪、、サトシさんったら、バナナチョコで私の機嫌をとろうとしたのねっ♪」

サトシ「え?あ、、まぁなっ!たまたま見つけたんだ!あと、これはチョコバナナだぜ?看板にそう書いてあったんだ!」

ウララ「はいはい♪」
(ちょっと可愛いかったわ♪)

サトシの行動がツボに入り笑顔になったウララ。気づくと2人の雰囲気は和やかに戻っていた。

サトシ「さてっ!気を取り直して夏祭りを楽しもうぜ!」

ウララ「えぇそうね♪、、ありがとうっ♪」

ウララはサトシから貰ったチョコバナナを食べ、2人はまた歩きだした。

お化け屋敷にて

ゴースト「ゴォストッ」

サトシ「ウララ後ろ後ろっ!後ろにゴーストがいる!」

ウララ「いやぁ来ないでぇ〜!!」ピュ〜ッ

サトシ「おい待てっ!勝手に行くなって!」ダダッ


落書き煎餅にて

パキッ(煎餅)

サトシ「やべっ、また割っちまった!」

ウララ「もうっ、、これで3枚目よ?どうして落書きで割っちゃうのよっ」

サトシ「ウララっ、俺のと交換しようぜ?」


射的にて

サトシ「タネマシンガン!」パンッ!

ウララ「頑張ってー!」

2人は思う存分お祭りを楽しみ、頃合いを見てムサシ達の居る輪投げ屋に足を運んだ。
 ▼ 881 ジヘッド@しんぴのしずく 17/08/26 09:30:59 ID:eKYgrVk. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 882 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/26 20:06:12 ID:tkRJCNMU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
輪投げ屋にて

サトシ「お疲れーっ!」

ウララ「あら、意外と景品がしっかりしてるわねっ♪」

コジロウ「おう!来たかっ!」

ムサシ「”意外”とは失礼ねっ。言っとくけど、今出てる景品で最後よっ?後はもう売り切れだわっ」

サトシ「えっ、そうなのか?」

コジロウ「今ちょうど客が落ち着いたとこだっ。さっきまで凄い人気だったんだ!」

ウララ「ふぅん、、良かったですわねっ♪」(笑顔)

ムサシ「ま、全てらアタシの景品選びのセンスと接客スキルのおかげってカンジだし〜あはあはあはっ♪」

ニャース(景品を拾ってきたのはニャーだニャ)

サトシ「まだ景品が5つ残ってるな!」

せっかくだから挑戦するよ!」

ウララ「そうねっ♪私もやるわっ!」

コジロウ「おっ、いいぞ!やれやれぃ!」

2人はコジロウにお金を渡し、輪投げに挑戦する事にした。

ニャース「ルールは簡単だニャ!1人三回までで、欲しい景品に輪っかを二つ入れたら景品ゲットだニャ!」

サトシ「なるほど!じゃあ、そのゴツゴツメットが欲しい場合は、ゴツゴツメットに二回入れれば良いんだな!?」

コジロウ「そう言う事だっ」

サトシはルールを確認し、輪を受け取った。

ウララ「、、ねぇサトシさんっ」ヒソ

サトシ「ん?どうした?」

ウララ「、、あそこにある景品の眼鏡みたいなの、ひょっとしてピカチュウが無人島で付けたやつじゃない?」

サトシ「え?、、あっ!」

ピカチュウ「ピッ」

景品を見つめ、2人は”こだわりメガネ”を発見した。

 ▼ 884 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/26 23:09:19 ID:tkRJCNMU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コジロウ「惜しかったな」

サトシ「あーあっ、全部入れたのにっ」

ニャース「同じ棒に二回入れないと意味ないのニャ」

ムサシ「ま、そう簡単に手に入んないって事ね」

サトシ「ごめんなピカチュウっ、欲しかったよな?」

ピカチュウ「ピカッ」シュン

ウララ「あんな玉が無くても、ピカチュウは充分強いわよ?だから元気出して?」(ピカチュウを撫でるウララ)

ピカチュウ「ピカッ♪!」(立ち直るピカチュウ)

サトシ「次はウララの番だぜっ!?何を狙うんだ?」

ウララ「私が狙う景品は、ピッピ人形よっ♪」

サトシ「ピッピ人形?」

ウララ「ええ、、だって可愛いいものっ♪」(輪っかを持つウララ)

サトシ「頑晴れよっ!」

ウララが輪っかを持ちスタンバイすると、、、

ガバイト「ガバッ」(ボールから飛び出すガバイト)

ウララ「え?」

サトシ「ガバイトっ!」

突然、ウララのバッグに入ってあったモンスターボールから、ガバイトが飛び出してきた。

ウララ「ガバイト、、どうしたの?」

ガバイト「ガバッ!」(スカーフを指すガバイト)

飛び出したガバイトはスカーフを指し、ウララに何か訴えた。

ガバイト「ガバッ!ガバガバッ!」

ムサシ「なになに?どうしたの?」

ニャース「”あのスカーフが欲しい”って言ってるのニャ」

コジロウ「スカーフを?」










 ▼ 885 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/26 23:55:52 ID:tkRJCNMU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイト「ガバガバッ!」

ウララ「ガバイト、、、。ダメよっ、あのスカーフは、あなたが恥をかくだけだものっ、、昨日付けてみて分かったでしょう?」

ガバイト「ガバッ!ガバガバッ!」(懸命に訴えるガバイト)

サトシ「ガバイト、何て言ってるんだ?」

ニャース「”あのスカーフは、進化したらきっと役に立つ”って言っているのニャ」

サトシ「進化?、、進化って、ガブリアスにか?」

ガバイト「ガバッガバガバッ!」

ニャース「”進化した俺があのスカーフを持てば、俺はそこらへんの奴には負けない”って言ってるニャ」

ガバイト「ガバッ、、」

ウララ「でもガバイトっ、、あのスカーフはきっと、誰かが作ったイタズラアイテムよ?、、あなたがあのスカーフのどこに惹かれたのかは分からないけど、あなたのトレーナーとして、あなたに恥をかかす訳にはいかないわっ、、大人しくボールに戻りなさい?」

ガバイト「ガバッ!!ガバガバ!!」(だだをこねるガバイト)

ウララ「ガバイトっ!!」

コジロウ「ニャース、通訳っ」

ニャース「”あれはイタズラアイテム何かじゃない。俺が活躍出来るアイテムだ”と言ってるのニャ」

サトシ「ウララっ、、ガバイトの奴、何だか一生懸命だぜ?」

ガバイト「ガバッ!」(だだをこね続けるガバイト)

ウララ「もうっ!いい加減にしないと、私も怒るわよ!?」

サトシ「なぁニャースっ、あのスカーフ、何なんだ?」

サトシはスカーフが気になりニャースに問いかけると、ニャースはアイテム大百科という本を取り出し、調べた。

ニャース「、、あれは”こだわりスカーフ”といって、持たせると同じ技しか出せない代わりに素早さが上がるみたいなのニャ」

サトシ「同じ技しか出せない代わりに素早さが上がるのか、、」

コジロウ「一利一害だな」

ムサシ「何か使い勝手悪そうねっ」

ガバイト「ガバッ!ガバガバ!」

ウララ「あなたが進化したら役に立つ保証なんてないでしょう?お気に入りなのは分かるけど、正しい使い方が分からない以上、持たせる訳にはいかないわっ」

ガバイト「ガバッ!」

ニャース「”最初に”かげぶんしん”なんて使わなければいい。進化したら新しい技を覚えて証明するからスカーフを手に入れてくれ”と言ってるニャ」

ウララ「そう言うのは進化してから言ってちょうだいっ。あなたのスピードは私のお墨付きだから、これ以上素早さにこだわる必要はないのよ?ほらっ、ボールに戻りなさい?」

ウララが優しく説得するも、ガバイトは納得しない様子で両手を広げた。
 ▼ 886 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/27 00:25:26 ID:Mii9M4Xc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイト「ガバッ!ガバガバ!」

ウララ「じゃあずっとそうしてなさいっ」スタスタ

ガバイト「ガバ〜ッ!」ザザッ(ウララにしがみつくガバイト)

しがみつくガバイトを引きずりつつも、ウララは改めて輪投げのスタンバイをした。

ニャース「レートとか抜き性能とか、よく分からない事を口にしてるのニャ」

サトシ「レート?抜き性能?」
(コンテストの何かかな、、)

その後、サトシは何とかガバイトを説得し、ガバイトはサトシ達と一緒にウララの輪投げを見る事にした。

ガバイト「ガバ、、」

ピカチュウ「ピ〜カ」(ガバイトに寄り添うピカチュウ)


ウララ「さてとっ、、」
(ピッピ人形は一番右側ね)

横一列に並ぶ棒を見て、ウララはピッピ人形の位置を把握した。

ウララ「よおし、、」

サトシ「ウララっ!慎重になっ!」

ガバイト「ガバ〜、、」


コジロウ「、、何だかガバイトのやつ可哀想だな」ヒソ

ムサシ「良く分かんないけど。よほどあのスカーフが欲しいのね」ヒソ

ニャース「コンテストガールには悪いが、ここはガバイトの為に一肌脱いでやるのニャ」ヒソ

ムサシ達「よしっ」そそくさっ

サトシ「?」

ウララが狙いを定めていると、ムサシ達は一旦店の裏側に行き、何かのコントローラーを隠しながらもってきた。

ウララ「もうちょっとこっちかしら、、」(配置確認)

サトシ「おいっ、何だよそのコントローラー」

コジロウ「しっ!聞こえるだろ?」

ニャース「これは態度の悪い客が来た時に使おうとしていた、輪投げコントローラーなのニャ」

ムサシ「態度のなってない奴が来たら、絶対に景品を獲れないようにしようって発想から生まれた発明品よ?」

コジロウ「このコントローラーを使えば輪っかの内部にセンサーが反応して、自由に輪っかんコントロール出来るって訳さ」

別にウララの態度が悪い訳ではないが、ムサシ達はガバイトの為にこのコントローラーを使う事にした。正当な商売をしていたが、やはり何かしらの細工をかかさないのがロケット団である。
 ▼ 887 ラランテス@アッキのみ 17/08/27 00:36:15 ID:op2bVj.M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイトガチ勢で草
可愛い
 ▼ 888 ガマゲロゲ@オレンジメール 17/08/27 15:32:11 ID:1IGsm/1c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 889 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/28 19:38:08 ID:bBaO0PfM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「ここから真っ直ぐ投げれば、ピッピ人形に入りそうねっ」

ガバイト「ガバ〜」(体育座りして見守るガバイト)

ピカチュウ「ピカッ」

ピッピ人形の正面に立ち、投げる態勢に入るウララ、、

サトシ「がっ、頑張れウララ〜っ!」

ムサシ「早く投げなさいよーっ」

皆がウララと景品に視線を当てる中、ウララは2〜3回ほど輪投げのモーションを振った。

ウララ「それっ!」ブンッ(輪っかを投げるウララ)

サトシ「おっ!」

ピッピ人形を目がけ一直線に飛ぶ輪っか、、

しかし、、

コジロウ「、、、」ガチャ(コントローラー)

ギュイィィン!(軌道修正)

ウララ「え?」

ストッ(こだわりスカーフに入る輪っか)

ガバイト「ガバッ!」

サトシ達「おっ、おお〜!!」拍手

ウララの投げた輪っかは超回転しピッピ人形に直撃する寸前で軌道を変え、そのまま''こだわりスカーフ”に入った。

ウララ「ちょっと!なによ今の!!」

コジロウ「いや〜凄いなぁ〜!!」

ニャース「あんな凄い投げ方は見たことないのニャ!」

ウララ「待って待って!今のはおかしいわ!あんな回転するはずがないもの!」

ムサシ「アンタ中々なセンス持ってるわね」

ウララの予想通りのリアクションに、皆は不自然な返しをして誤魔化そうとした。

ウララ「待って待って!、、ちょっとサトシさんっ!」

サトシ「え?あ、、あぁっ、、良く入れたな!何だかんだ言って、やっぱりガバイトの為に狙ったんだろ?」
(ごめんウララ、、)

ウララ「いやちょっと待って!私は、、」

コジロウ「さっ!もう一回もう一回!」

ムサシ「次行きましょ次〜!」

ウララが訴える中、ムサシ達は雰囲気を変えまいと直ぐさま二回目を促した。
 ▼ 890 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/28 20:01:07 ID:bBaO0PfM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「もしかして、何か細工でもしてるんじゃない?」

ムサシ「細工とは失礼ねっ!他のお客さんはみんな満足していったわっ。アンタ、輪投げの秘められた才能でもあんじゃないの?」

ウララ「そんな才能、今まで感じた事ありませんわっ!」

サトシ「まぁまぁ、、とりあえず、あと二回あるんだから試しにもう一回やってみろよっ!」

サトシは何とかウララを落ち着かせ、ウララは2投目を投げる事にした。

サトシ「ウララっ!真っ直ぐ!そのまま真っ直ぐだぞ!?」

ウララ「よおし、、」

コジロウ(細工がバレないように、2投目は敢えて普通に投げさせよう)

再び皆が見守る中、ウララは2投目を投げた。

そして、、

ストッ(ピッピ人形)

ウララ「やったわ!今度はピッピ人形に入った!見てサトシさんっ!」(はじゃぐウララ)

サトシ「おぉっ!やったな!」

ガバイト「ガバ〜」シュン

ウララ「ちょっとガバイトっ!もっと喜んでくれても良いんじゃない?私が頑張ってるのよ?♪」

体育座りから立ち膝で見ていたガバイトは、ピッピ人形に輪っかが入った事により再び体育座りに戻った。

コジロウ「ほらな?何も細工がないだろ?」

ニャース「やっぱり才能なのニャ!」

サトシ「ウララっ、あと一回だぜ?次で決めろよ?」

皆はウララの注意を上手くそらし、そのままウララは最後の一投を投げた。



そして、、、


ギュイィィン、、ストッ(こだわりスカーフ)

ウララ「何でよ!!」

ムサシ達「おめでとーーう!」シャンシャン♪

サトシ「やっ、やったー!ウララが景品をゲットだ〜!」
(本当にごめん)

ウララ「ちょっと待って!やっぱりおかしいわ!どうして軽く投げただけであんな回転がかかるの!?」

サトシ「ウララお前っ、モンスターボール投げる時もそんな回転かけてんのか?」

3投目は再びコジロウが操作し、二回入れた事により景品は”こだわりスカーフ”となった。
 ▼ 891 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/28 20:44:46 ID:bBaO0PfM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「待って待って!」

ムサシ達「わっしょい♪わっしょい♪」

ガバイト「ガバッ♪ガバッ♪」(胴上げされるガバイト)

ウララ「おかしいわよ今の!」

コジロウ「いや〜、やっぱりトレーナーはこうでなくちゃな!」

ニャース「トレーナーの鏡だニャ!」

ウララ「だから違、、サトシさん!」(サトシに救いを求めるウララ)

サトシ「あっ、えーとその、、いちご飴は可愛いぜ!?」


ムサシ「さぁ〜て、今日のインタビューはツンデレコーディネーターのエースポケモン、ガバイトさんでーす♪ガバイトさん、今の心境は?♪」

ガバイト「ガバッ♪ガバガバッ♪」

ニャース「”やっぱり俺のトレーナーは世界一♪最初から獲ってくれると信じてました!これで進化したら大抵の奴は狩れそうな気がします!”と言ってるニャ♪」


ムサシ「おぉ!それからそれから?」

ガバイト「ガバッ、ガバガバガバッ、、」


ニャース「”これで満足するのではなく、これからはもっと火力のある技構成を彼女(ウララ)に頼んで高い突破力と最速を目指し、次のグランドフェスティバルに向けて日々精進します”と言ってるニャ!」


ウララ「なに可笑しな事を言ってるのよガバイト!返品よ返品!返品するからお金返して!」


サトシ「まぁまぁっ、ガバイトが喜んでるからいいじゃないかっ」


その後ウララは何度も訴えたが、周囲の雰囲気は変わらず仕方なく”こだわりスカーフ”を受け取った。


ウララ「あのままいけば絶対ピッピ人形が手に入ってたわ!」


サトシ「じゃあおつきみやまに本物をゲットしに行こうぜ!?場所を教えるからさ!」


ウララ「そういう問題じゃなわよ!」

ガバイトは”こだわりスカーフ”を自身の首に付け、しばらく2人はムサシ達と話し込んだ。








 ▼ 892 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/28 20:49:32 ID:bBaO0PfM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>887
アニメでポフィンを踏んだガバイトが妙に憎めないんですよね〜笑
 ▼ 893 イシツブテ@あやしいおこう 17/08/29 00:57:18 ID:g.d5WNLw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
志遠
 ▼ 894 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/29 19:55:13 ID:ToXHwoNI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コジロウ「ウツボットの群れをて1人で撃退したって?」

サトシ「へぇー、あのウツボットの群れに会ったんだ、、」

ニャース「ま、ニャーの手にかかればウツボットぐらいどうって事ないのニャっ」

コジロウ「嘘つけ!本物は通りすがりの観光トレーナーにでも助けてもらったんだろ!」

ニャース「ギクッ、、違うのニャ!」

サトシ「まぁまぁ」

サトシがコジロウ・ニャースと話していると、ウララは少し距離をとりムサシと小声で話していた。


ムサシ「それでっ、ジャリボーイとはどうなってんのよ?」

ウララ「うっ、、。まっ、まぁそれなりよっ?」

ムサシ「それなりって何よーっ、、せっかくアタシがアドバイスしてやったんだから、もっとグイグイいきなさいっての」

ウララ「わっ、わかってるわっ!」

ムサシ「とにかくっ、、そろそろみんな花火大会に向かうはずだから、キスの一つくらいかまして思い出でも作ってきなさいっ」

ウララ「なっ!何を言うのよお姉さま!!」(大声)

コジロウ「ん?」

サトシ「どうした?ウララっ」

ウララ「なっ、何でもないわっ!こっちの話よ、、」

ウララの急な大声に反応するサトシだったが、この後ムサシが上手くフォローに入り、気づかれずに済んだ。

ムサシ「ま、とにかくそういう事だから、あとは頑張んなさいっ」

ウララ「えっ、ちょ、ちょっとお姉さま!」

ムサシはウララの背中を軽く叩くとコジロウ達と一緒に再び商売に戻り、男女それぞれの話し合いは終わった。

コジロウ「じゃあなー!時間が合わさったら温泉で!」

サトシ「おうっ!出店頑張れよ!」

ムサシ「横から見んのー?下から見んのー?」

ウララ「ご機嫌よう♪」

ムサシ「横(顔)にすんのー?前(唇)にすんのー?あはあはあは!」

サトシ「え?」

ウララ(おねえさま、、)ワナワナ(拳を握るウララ)


2人はムサシ達の出店を後にし、花火大会に足を運んだ。

 ▼ 895 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/29 21:04:40 ID:ToXHwoNI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
砂浜にて

ガヤガヤガヤ(花火客)

サトシ「わっ、、すげー人だなっ。参加したどのイベントよりも人数が多いんじゃないか?」

ウララ「だって花火大会ですものっ。この花火を見るためにバレンシア島へ来る人もいるくらいよ?」

サトシ「ウララっ、、さっき買った焼きそばとお好み焼き、どっちか俺にくれないか?」

ウララ「もうっ、今は食べ物より場所でしょう?場所がないと、このままじゃ食べ物どころか花火すらまともに見られないわっ」

浜辺には沢山のお客さんが寄せており、歩き回るのも一苦労する様だった。

サトシ「場所なら心配すんなよっ!さっき俺、コジロウから良い物をもらったんだ!」

ウララ「良い物?」

サトシ「あぁっ!これさっ!」

サトシは自信満々な顔で答えると、ポケットから何かを取り出した。

ウララ「これは、、花火大会の指定席じゃないっ!」

サトシ「ホテルでコジロウ達がバイトしてるだろ?あのホテルでバイトしてる人はみんな貰えるらしいぜ!」

サトシが取り出したのは花火大会の指定席チケットであり、ウララは目を丸くして驚いた。

サトシ「向こうに大会本部があるみたいだから、案内してもらおうぜっ!」

ウララ「あっ、、ええ!(笑顔)」

2人は人混みを掻き分け大会本部に向かい、大会スタッフに場所を案内された。案内された場所は敷物が用意された最前列であり、打ち上がる花火を待ちわびながら2人は空を見上げた。

司会者「只今より、”激アツ!バレンシア花火大会”を開始します。大会終了時間は21時の予定となっておりますので、皆様、どうかお楽しみ下さい」(放送)

ウララ「サトシさんっ!花火が始まるわよっ!!」

サトシ「あぁ!」

司会者の放送が流れ、同時に浜辺の賑わいは一旦静けさに包まれた。


司会者「それでは1発目、、提供元シルフカンパニー。タイトルは、”スターライト・ヤマブキ”です」



ヒュ〜ン、、パァァン!



お客「おお〜!!」

サトシ「わっ!」

ウララ「きれーい♪」

2人が見上げた夜空には七色の打ち上あげ花火が華麗に咲き、誰もがその美しさに魅入っていた。そしてその美しさはサトシすらも見惚れ、中には大声で感動を叫び、大会を盛り上げる人もいた。

 ▼ 896 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/29 22:26:36 ID:ToXHwoNI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「私っ、こんな近くで花火見たの初めて!」

サトシ「俺もだ!なんか感動だな!」

浜辺にはムードを漂わすBGMも流れ、その後もバレンシア島の空には次々と打ち上げ花火が咲き誇った。

サトシ「おいウララっ!海の向こうに、花火をセットする人がいるぜ!?」

ウララ「えっ?」(サトシに寄るウララ)

サトシ「ほらっ!舟に乗ってるじゃないか!」

サトシは海の向こうを指さし、ウララはそっとサトシの方に体を寄せた。海の向こうに居る花火職人を見つけた時には2人の距離は数センチにまで縮んでおり、向こうを確認した後2人は顔を見合わせた。

サトシ「なっ!言った通りだろ!?(笑顔)」

ウララ「あっ、、ええ!!」
(、、、)

彼の優しい笑顔から伝わってくる安心感と温かさ、、胸の内側から込み上げる熱い想い、、自分が密かに想いを寄せている彼の存在を隣で感じた時、”ずっとこの時間が続いて欲しい”と、ウララは心の中で強く思った。

サトシ「焼きそば食ってる暇じゃなさそうだな!」

ウララ「サトシさんったら、、。そう言っておきながら、もう焼きそば持ってるじゃないっ」

サトシ「あっ、本当だ!ウララっ、この焼きそば食っていいか!?」

ウララ「いいわよっ♪、、はいっ、割り箸っ」

サトシ「サンキュー!」

気づけば旅行も残り1日、、花火の合間に焼きそばを食べるサトシを見つめ、ウララは心に決心した。

ウララ(、、この花火が終わったら、私、、、)

サトシ「次は10連発だってよ!数えてみよっと!」

ウララ「数ないで普通に見た方が良いんじゃない?」

サトシ「そうかな?、、あっ!打ち上がるぜっ!!」

ウララ「どんな感じなのかしら、、」
(もう迷いなんて無い)

サトシ「わっ!すげー!!」

ウララ「すごーい♪!」

約1時間後、花火大会は鮮やかな彩りでフィナーレを迎え、皆の心に残る花火大会は無事に終了した。

砂浜を後にする大勢の客に混じり、2人はいつものように会話をしながらホテルに戻る事にした。
 ▼ 897 ヒノアラシ@ウイのみ 17/08/30 05:04:58 ID:cvmUbaew NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
紫煙
 ▼ 898 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/08/30 19:23:04 ID:y8Blso9U NGネーム登録 NGID登録 報告
次の更新は明後日からになります!
そろそろ終盤に近づいてきたので、見てくださっている皆様、
宜しければどうか最後までお付き合い下さいm(__)m

 ▼ 899 オンバット@ポケトレ 17/08/31 04:24:29 ID:MffFf4/. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
気長に待ってます
 ▼ 900 バチュル@ゲンガナイト 17/08/31 08:54:49 ID:t2BSkja2 NGネーム登録 NGID登録 報告
追い付いたわ
超面白い
 ▼ 901 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/01 00:32:25 ID:3LBUNtKU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>899
お待たせしました!
通信量が回復したので今日から更新していきます!
ただ、毎日の更新は無理かも知れないので
それでも宜しければ是非とも応援の方宜しくお願いします!

>>900
ありがとうございます!大変嬉しいです!
 ▼ 902 サメハダー@マグマスーツ 17/09/01 11:05:05 ID:CyWYyixo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 903 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/01 12:22:47 ID:3LBUNtKU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
帰り道にて

2人は外出した後に通る、いつもの海沿いの歩道を歩いた。

サトシ「花火大会終わったら、一気に人が居なくなったなーっ」

ウララ「イベントの終わりって、いつも寂しいわねっ」

車が点々と2人を横切って行く中、ウララは歩道を歩きながら下の浜辺を見つめた。

サトシ「それにしても、花火すげー綺麗だったな!俺もう一回見たい!」

ウララ「ふふっ♪そうねっ、、私も、ずっと見ていたかったな、、」

サトシ「明日で旅行も最後か、、出発は明後日でで良いんだよな?」

ウララ「、、ええっ、そうよ、、、」

サトシ「じゃあ明日はお土産買わないとな〜、、俺ん家とオーキド研究所、、あと俺のやつ」

お土産の数を指折り数えるサトシ。ウララはそんなサトシを横目に見つめ、会話を続けながら心の中を整理していた。

サトシ「ウララはどんなお土産買うか、決まったか?」

ウララ「そうねぇ、、、せっかくオレンジ諸島に来たんですものっ。ご当地ストラップとか、食べ物かしら、、あと、南の島をモチーフにしたコンテスト衣装も欲しいわっ」

サトシ「コンテスト衣装かぁ、、そうだよな!ウララはグランドフェスティバルに出場するもんな!」

ウララ「またリボンを5個集めないと行けないから、先ずはそこからね」

サトシ「ウララならやれるさ!」

ウララ「ふふっ♪、、ありがとう(笑顔)」

サトシ「俺もそろそろ次の旅先を考えなきゃなー」

いつものように前向きな姿勢でウララの背中を押すサトシ。ウララはそんなサトシに笑顔で返すと少しだけ歩くペースを落とし、前を歩くサトシを背を見つめた。

ウララ(、、サトシさんっ、、、)

徐々に開く2人の距離。再び高鳴る胸の鼓動を感じ、ウララは軽く深呼吸をして立ち止まった。そして、、、

ウララ「サトシさんっ、あのね、、」

サトシ「ウララは旅行が終わったらシンオウ地方に戻るのか?」

ウララ「、、、えっ?」

サトシ「旅行が終わったら、またグランドフェスティバルに向けて練習するんだろ?、、シンオウ地方に戻るのか?」

後ろを振り向き、先に話を切り出したのはサトシだった。






 ▼ 904 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/01 13:47:28 ID:3LBUNtKU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「あっ、、えっと、私はっ、、」

サトシ「俺もカントーに戻ったら次の旅に出るし、俺たち2人、それぞれの夢に向かってまた新しくスタートだな!」

ウララ「、、えっ、、、」

サトシ「旅行が終わったら”お互い別々の旅”になるけど、頑張っていこうぜ!?」

”お互い別々の旅”、、明るく振る舞うサトシの言葉と笑顔がこの時、ウララの胸にはその笑顔と言葉が針のように鋭く、現実味を浴びて突き刺ささった。

ウララ「、、、」

サトシに想いを寄せるウララにとって、今の言葉は衝撃的だった。”想いを寄せているのは自分だけ”、”彼は自分の事を何とも思っていない”そんな考えが脳内を巡り、ウララはサトシに気持ちを伝えるどころか会話の返事を返す事すらも出来なくなった。

サトシ「、、ウララ?」

呆然と佇むウララを見つめ気にするサトシ、、しばらくの沈黙を挟み、ウララは俯いたままようやく口を開いた。

ウララ「、、サトシさんの夢は、ポケモンマスターでしたわよね?」

サトシ「えっ?、、あぁ!、、俺の夢は、世界一のポケモンマスターだぜ!」

ウララ「、、、そっか(笑顔)」

乱れる感情をぐっと堪え、ウララは俯いた顔を上げ精一杯の笑顔で答えた。

ウララ「、、そうよね、、私も貴方も、譲れない夢があるんですもの(笑顔)、、そんなの、最初から分かってたのに、、」(顔をそらすウララ)

サトシ「、、ウララ?」

笑顔が徐々に切ない表情へと変わるウララ。サトシは顔をそらすウララを見て、少し様子が違う事に気付いた。

サトシ「ウララっ、、」

ウララ「私ちょっと用事を思い出したから、サトシさんは先に戻ってて下さる?」

サトシ「えっ?」

ウララ「日を跨ぐ前には戻るから、先に温泉にでも入ってて?」

サトシ「用事って何だよっ、だったら俺も、、」

ウララ「ううん、、1人で大丈夫だから、心配しないで?」

サトシ「いや、でも、、」

ウララ「すぐに、、戻るから、、っっ」ダダッ

サトシ「あっ、ちょっと待てよっ、、ウララ!」


海沿いの道で佇むサトシと走りだしたウララ、、2人の距離がどんどん離れていく様子を、月明かりがそっと照らしていた。
 ▼ 905 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/01 22:13:36 ID:4gBgwPME [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムサシ「大儲け大儲け〜♪」(納金袋を持つムサシ)

コジロウ「こんだけあれば、当分はひもじい思いをしなくて済むぞ〜♪」

ニャース「もうこれでホテルのバイトとはおさらばなのニャ♪」

ムサシ達は花火大会終了後、出店した店を畳みホテルに向かって歩いていた。

ムサシ「とりあえず、このお金はアタシが責任持って管理しておくわ♪」

コジロウ「いやいや、ムサシじゃ心配だから俺が預かろう」

ニャース「おみゃーらに預けるのは心配だニャっ。その納金袋はニャーが持ってるのニャっ」

ムサシ「何言ってんのよアンタ達ーっ。アンタらに持たせればロクな目に遭わないわっ」

コジロウ「そーやってこっそり使う気だろ!」

ムサシ「なっ!人聞き悪いわねー!」

ニャース「ニャーが預かるのニャ!」

ムサシ「ダメよ!このお金はアタシのもんなんだからー!じゃあサイナラっ」ピュ〜(走るムサシ)

コジロウ「あっ、ちょっと待てムサシ!」

ニャース「待つのニャー!」

追いかけっこ状態でホテルまでの道を走るムサシ達、、

ムサシ「へへーんだ!」(後ろを見ながら走るムサシ)

コジロウ「この〜!、、って、ムサシっ!前!」

ニャース「止まるのニャー!」

ムサシ「おお〜ほほほ♪止まれません〜♪」

ムサシはコジロウ達の忠告を無視して後ろを見ながら突っ走った。

すると、、、

ドンッ!!(人と衝突するムサシ)

ムサシ「ぎゃっ!!」ヒューン(下の浜辺に落ちる納金袋)

コジロウ「ああ〜〜!」

ニャース「納金袋が下に落っこちたニャ〜!」

ムサシ「ったた〜、、ちょっとアンタ!どこ見て歩いて、、!!」

前を見ず走ったムサシは誰かと衝突し、ムサシ共々道端に倒れた。そして、そのぶつかった相手は、、、

ウララ「、、、」

コジロウ「ムサシ!、、って、コンテストガール!」

ニャース「何故こんなとこに居るのニャ?」

コジロウとニャースもウララを確認すると、ウララは俯いたまま立ち上がった。
 ▼ 906 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/01 22:34:53 ID:4gBgwPME [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「、、、」

ムサシ「アンタ、どうしたの?もう花火大会は終わったでしょ?」

コジロウ「何か忘れものか?」

ニャース「いま1人ニャのかニャ?」

ムサシ「ってか、ジャリボーイは?」

ウララ「、、っ、、、っ!」バッ(ムサシの胸に飛び込むウララ)

ムサシ「ってちょっと!!」

ウララ「うわぁぁっっ!!」

3人が問いかけると、ウララは泣きながらムサシの胸に飛び込んだ。

ムサシ「ちょっ、ちょっとどうしたのよアンタ!まさか、ジャリボーイと何かあったの?」

ムサシが問いかけるもウララは答えられる様子ではなく、しばらくムサシの胸を借りて泣いた。

コジロウ「とりあえず、俺とニャースは浜辺に降りて納金袋を取ってくる」

その場を離れるコジロウ達、、、

ムサシ「どうしたのよ?ケンカでもした訳?」

ウララ「、、っ、、グスッ、、」

ムサシ「、、はぁ(ため息)、、とにかく、ここじゃ何だから一回ホテルに戻るわよっ」

ウララは全く口を開かず、仕方がないと思ったムサシは泣いているウララを連れホテル(ムサシ達の部屋)に戻った。

















 ▼ 907 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/01 23:01:52 ID:4gBgwPME [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ホテル(ムサシ達の部屋)にて

部屋に場所を変えるとムサシはウララと2人きりになり、ムサシはベッドの上、ウララは床のマットに座った状態で経緯を聞く事にした。

ウララ「、、、」(俯くウララ)

ムサシ「、、それで、ジャリボーイと何あったの?」

ウララ「、、、」

ムサシ「、、はぁ、、黙ってちゃ分かんないでしょ?ちゃんと言いなさいっ」

ウララ「、、、何もない、、」

ムサシ「えっ?、、何もないって、そんな訳ないでしょうがっ。ここまで入ってきて誤魔化すなんて時間の無駄よっ。ケンカならケンカ、フられたならフられたで、正直に言いなさいよっ、、アンタらに何かあったって事ぐらい知ってんだからっ」

ウララ「、、、ケンカもしてないし、、フられてもない、、、何もしてないわ、、」

ムサシ「はっ?それどう言う意味よっ、、ケンカも告白もしてないんだったら、何でさっき泣いてたのよ?」

ウララ「、、何も出来なかったの、、、」

ムサシ「え?」

ウララ「、、私は結局、何も出来なかった、、、自分の気持ちと向き合う事も、告白も、、。サトシさんの言葉を聞いただけ。私は何もしないまま、サトシさんの居る場所からただ逃げてきた、、」

ムサシ「逃げてきた、、か。、、ジャリボーイはアンタに何て言ったの?」

ウララ「、、サトシさんは、、」

その後、ウララはムサシにその時の様子を説明し、サトシが言った事と自分の感じた事を話した。



















 ▼ 908 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/02 01:07:22 ID:xNjM1yQA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
部屋(ウララ達)にて、、

ウララがムサシの部屋に行っている時、コジロウとニャースはウララ達の部屋でサトシと話をしていた。

コジロウ「本当にケンカしてないんだな?」

サトシ「だからケンカなんかしてないって、、急に走って行っちゃったんだ」

ニャース「あの娘から何か言われたりしニャかったのニャ?」

サトシ「ウララは何も言ってなかったよっ、、”旅行が終わったらお互い別々の別の旅になるけど、頑張って行こうぜっ”って言ったら、なんか急に、、」

コジロウ(それだ)
ニャース(それだニャ)

サトシの発言に顔を見合わすコジロウ達、、その様子にサトシはハテナを浮かべつつも、話しを続けた。

サトシ「、、まぁとにかく、ウララが無事で良かったよ、、あの後やっぱり気になってウララを追いかけたら、まさかお前らと一緒に居たなんてなっ、、ムサシの後ろに隠れてたけど、、」

コジロウ「、、なぁジャリボーイっ」

サトシ「俺、なんかしたかな、、ん?どうした?」

コジロウ「、、お前、正直あのコンテストガールの事どう思ってる?」

サトシ「え?」

コジロウは何も気付いてないサトシに対し、真剣な様子で真っ直ぐサトシを見つめ問いかけた。

サトシ「どう思うってそりゃあ、、ウララはコンテストに対してすげぇ努力家だし、ポケモンに愛情を持って接してるし、、それに、結構優しいとこもあるし、いい奴だぜ!?」

コジロウ「お前、以前コンテストガールには元気になってもらいたいって言ってたよな?”目標に向かってもう一度頑張れるように”って。それはどうしてだ?」

サトシ「どうしてって、、それはやっぱ、ウララも俺と同じ、夢を持つ仲間だからさっ!」

コジロウ「ふぅ、、」
(やっぱジャリボーイはそんなふうでしか見てないか)

ニャース(あの娘も大変だニャ)

コジロウ「なぁジャリボーイっ、、」

サトシ「俺さっ!、、ウララにはグランドフェスティバルで優勝してもらいたい!」

コジロウ「えっ?」

コジロウの言葉を遮り、サトシは真っ直ぐな瞳で天井を見つめ口を開いた。

サトシ「ウララは変わった、、旅行する前は落ち込んでて、話しても目線が全然合わなかったのに、今は全然違うっ、、多分、ここで過ごしていく中で、自分の探していた答えを見つけたんだっ、、コンテストに励む自分にとって大事なものを、、」

コジロウ「ジャリボーイ、、」

サトシ「、、あいつ、やっと笑うようになったんだ!今日だって、輪投げであんなにはしゃいでただろ?、、俺、すげぇ嬉しかった、、」

ニャース「ジャリボーイ、、」

サトシ「だから、、ウララには今のままで、この先のコンテストを頑張って欲しい、、今のウララなら、きっと良いパフォーマンスを出来る。、、俺はそう信じてる、、」

サトシは心からウララの事を応援していた。それはコジロウ達にも伝わる程であり、嘘一つ感じられないサトシの言葉を聞いたコジロウ達はサトシの心を知り、しばらくして部屋を出た。
 ▼ 909 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/03 22:48:05 ID:5GjeBbOc NGネーム登録 NGID登録 報告
ムサシの部屋にて、、

ムサシ「ふぅん、、、旅行が終わったら”別々の道”、、か」

ウララ「、、最初から分かってた、、、サトシさんの夢はポケモンマスターで、その夢を叶える為に旅をしているって事は、、」

ウララはサトシに言われた事と、自分の感じた事を一通りムサシに話した。

ムサシ「だったら、アンタも一緒にジャリボーイの旅に付いて行ったら良いだけの話じゃないの?」

ウララ「、、、」

ムサシ「一緒に同行するって、明日にでも言ってみなさいよっ」

2人が話していると、、、

ガチャッ(ドア)

コジロウとニャースが帰ってきた。

ムサシ「あらアンタ達、、、ジャリボーイの様子はどうだった?」

コジロウ「、、、」

固めの表情で部屋に戻ってきたコジロウ達、、ムサシが問いかけると、コジロウはウララの方を見つめ、重たそうな口を開いた。

コジロウ「今、ジャリボーイの心の内を聞いて来たよ、、」

ムサシ「えっ、ジャリボーイの奴、アンタらに話したの?」

コジロウの言葉に瞳孔を開いて反応するムサシとウララ、、コジロウは引き続き、サトシの心の声をウララに話した。


コジロウ「あいつは、、、ジャリボーイは、お前に笑って欲しくて、ここまで一緒に来たそうだっ」

ウララ「っ!」

ムサシ「笑って欲しくて?」

コジロウ「あぁ、、、。あいつは、クチバシティの埠頭で見たお前の表情を見て、放っておけなかったんだ、、。多分、お前に自信を持ってステージに立って欲しかったんだと思う、、」

ウララ「、、私に、、自信を持って、、、」

コジロウ「あいつの旅にも目標があるからなっ、、目標を持つ”同志”として、同情でも情けでもなくただ純粋に、お前を支えてやりたかったんだ。、、ジャリボーイ、お前の事を心から応援していたぞ?”今のウララならきっと良いパフォーマンスをできる。俺はそう信じてる”ってな、、それはもう、自分の夢を語ってるみたいな顔でっ」

以前に温泉でサトシから聞いた話と、さっき部屋で聞いた話を整理して話すコジロウ、、。ウララはその言葉を、ただ黙って聞いた。

 ▼ 910 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/04 01:22:10 ID:e7fkkfcg [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
コジロウ「ジャリボーイはお前に、”旅行が終わったらお互い別々の旅になるけど頑張って行こう”って言ったらしいな、、。お前がさっき泣いてた理由はそれだろ?、、相手を振り向かせる為に努力して自分なりに頑張ったはずなのに、ジャリボーイが言った一言を聞いてフられたように感じたんだよな?」

ウララ「、、、」

ウララはコジロウが推測した自分の心を否定しなかった、、。日々を過ごしていく内にサトシに想いを寄せた自分。隣に居る時間を互いに共有する中で”この人はずっと自分の隣にいてくれる”、”相手も自分の気持ちに気付いてくれる”と、そう思っていた自分、、。ウララの心には、「旅行が終わったら、一緒に旅をしようぜ」とサトシに言ってもらえるのではないか?と期待を寄せていた所が少なからずあり、サトシの言葉を聞いた時、ウララはそんな自分がサトシから遠のいていく事を感じていた。

コジロウ「自分じゃなく夢を選んだジャリボーイを、受け入れる事が出来なかったんだよな?」

ウララ「、、、」

心を代弁して話すコジロウに俯くウララ、、、。すると、、

ニャース「おみゃーさんが笑ってくれた時、ジャリボーイは”嬉しかった”って言ってたのニャっ」

ウララ「!!」

コジロウの説明に付け加えるようにニャースも聞いた言葉をウララに伝え、ウララはその言葉に反応を示した。

ニャース「今さっきコジロウが言ったように、ジャリボーイがここに来た理由はおみゃーさんに笑って欲しかったからニャ、、。ジャリボーイは鈍感で自由奔放に見えるかも知れニャいが、おみゃーさんの様子を観察して、自分が同行した目的を果たそうとしていたんだニャっ」

ウララ「、、、」

ニャース「ジャリボーイには夢がある。おみゃーさんにも夢がある。おみゃーさんがここに来た目的やこれからの事に口を出すつもりはニャいが、もう一度考えてみても良いかも知れないのニャっ、、夢を追う今後の2人にとって、ニャにが一番大切ニャのかを」

ウララ「、、、」

ムサシ「なるほどねっ、、。ニャースの言いたい事は分かるわっ。、
、多分、ジャリボーイに”一緒に旅をしよう”って言ったら、ジャリボーイはきっとOKする、、でも旅に同行するなら、ポケモンジムがあってコンテストも開催されている地方でなければならない、、。ずっと一緒に居るって事は、どこかで2人の夢を遠ざけてしまう可能性があるって訳ね、、」

コジロウ「今までジャリボーイと同行した奴らも、いずれは自分の夢を叶える為に別れていったもんな、、」

ニャース「最終的にはどっちか選ぶ選択になるのニャ。大切な人を取るか、大切な夢を取るか、、」

3人の言葉を聞き、ウララは動く動作も見せず俯くままであり、部屋には沈黙と緊迫した空気だけが流れた。

 ▼ 911 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/04 19:26:11 ID:e7fkkfcg [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告

コジロウ「な、なぁコンテストガールっ、、何も、いま急いで気持ちを伝える必要はないんじゃないかっ?ほらっ、お前らどっちとも、でっかい夢があるんだし!」

ニャース「今は自分の向かうべき目標に向かって、がむしゃらに走ればいいのニャっ」

コジロウ「お互いに夢が叶うまで、気持ちを胸にしまって待てば良いんじゃないか?ほらっ、、離れてても近況報告とかなら、ポケモンセンターの通信機を使えば何とか出来る訳だし、、」


ニャース「相手の場所さえ分かれば、いつだって会えるのニャ!」


ウララをフォローしようと言葉をかけるコジロウとニャース、、すると、、、

ムサシ「アンタらわかってないわねーっ、、、近況報告したら余計に会いたくなるでしょうがっ。それに、そんな毎回ポンポン会いに行ったりしたら、逆に”今やるべき事”に対して集中出来なくなるわよ?女は男みたいに、”一回会ったら10日は大丈夫”って訳には簡単に行かないんだからっ」

コジロウ「えっ?そうなのか?」

ムサシ「恋をしてる女にとって、”待つ”って事は凄く大変なんだからっ、、夢だって今すぐ叶えられるものじゃないし、そんな見通しがつかない中でずっと待つだなんて、そう簡単に出来る事じゃないわっ」

ニャース「じゃあどうすれば良いのニャ?」

ムサシ「後悔しない方を選ぶっ。、、それしかないわっ」

ムサシはそう言うと、ウララを見つめて問いかけた。

ムサシ「、、アンタ、どうするの?ジャリボーイの事だから、一緒に旅をしようって言ったら絶対OKするわよ?お互い夢を叶える為に別々の道を行くのか、自分の夢を遠ざけてまでジャリボーイについていくのか、、最終的に答えを出すのは、アンタよ?」

ウララ「、、、」

顔の表情を全く見せず俯くウララ、、

ムサシ「、、辛い選択だけど、それがいずれアンタの為になる方法よ?、、どっちが正しいとかそんな決まりはないけど、アンタが後悔しない方を選びなさいっ」

ウララ「、、、」

片方を選んでも片方を失わなければならない選択、、。ムサシは”すぐ簡単に答えを出せる訳がない”と思いながらも、ウララの為を思い敢えて択させるように促した。



ムサシ「、、、とりあえず、今日一晩考えなさいっ。ジャリボーイに顔を見せるのはそれからよっ、、ジャリボーイにはアタシから上手く言っておくから、今日はここで、、」



ウララ「私っ、決めた、、」



ムサシ「えっ」

ムサシの言葉を遮り、口を開いたウララ、、、。そして、聞き間違いかと思ったムサシ達は再びウララに聞き返した。




ムサシ「決めたって、アンタ、、」

コジロウ「もう答えを出したのか?」

3人が恐る恐るウララを見つめると、ウララは俯いていた顔をゆっくり上げた。

 ▼ 912 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/04 20:22:05 ID:e7fkkfcg [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
そして、、


ウララ「、、、サトシさんとは、、この旅行で終わりにするわ(笑顔)」

コジロウ「!」

ニャース「ニャっ!」

ムサシ「、、、」

ウララの出した答えを聞き瞳孔が開くコジロウとニャース、、。ムサシが黙って見つめる中、ウララは笑顔で話を続けた。

ウララ「お姉さま方のお話を聞いて、自分の気持ちに整理がついたの
、、。私、サトシさんと一緒に居る時間はこの旅行で終わりにするわ、、、。私にだって、叶えたい夢があるんですものっ」

コジロウ「、、本当に、それでいいんだな?」

ウララ「ええっ♪、、、。今思えば、私は不安だっただけなのかも知れない、、、。コンテストで上手くいかなくて、自分の実力を認めたくなくて、、、。そんな時にサトシさんと会って、サトシさんの優しさに甘えていただけなのかも知れない、、」

ムサシ「、、、」

コジロウ「コンテストガール、、」

ウララ「私決めたわっ!、、私は、私の夢を追うっ。、、今までずっと、グランドフェスティバルで優勝を掴み取る事だけを考えて努力してきたんですものっ、、。どんな事があろうとその目標だけは、これからも絶対に変わらない、、」

コジロウ「、、、」

ニャース「ニャらジャリボーイへの気持ちに踏ん切りがついたのかニャ?」

ウララ「、、、いいえっ。、、サトシさんへの気持ちはまだ、心の中に残ってるわっ、、、。不思議よね、、、。あんなに泣いて、お姉さま方のお話を聞いて自分の未熟さを知ったのに、、まだこんなにも温かく、私の心に残ってる、、。サトシさんは、私にとって大事な人、
、、。今もそう思ってる、、」

コジロウ「ならその答えはっ、、」

ウララ「大切だから(笑顔)、、私にとって大事な人だから、サトシさんが笑顔でいられるように、私は笑って夢を追って行きたいの、、、。だって、、私が笑顔じゃなかったら、あの人は心配するものっ」

コジロウ「コンテストガール、、、」

ウララ「、、だからお姉さまっ、、、」

ムサシ「!」

ウララ「、、、今日だけは、、っっ、、お姉さまのもとで泣いてもいい?、、っ」

ムサシ「、、、ふうっ、、、。分かったわ、、今日は思いっきりきり泣きなさい?」

ウララ「っ、、っっ、、うわぁぁぁっっ!!」

辛い選択を受け止めながらサトシへの思いを涙にして流すウララ、、。”次にサトシと顔を合わせる時は笑顔でいたい”、、ムサシはそんなウララを抱きしめ、部屋にはそれぞれの胸に鈍痛を感じるような重たい空気が流れた、、。しかし、誰もその部屋からは出ようとせず、ムサシ達に見守られる中、ウララは精一杯声を出して泣いた。









 ▼ 913 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/04 20:45:23 ID:e7fkkfcg [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
そしてその日の晩、ウララはムサシの部屋から出る事は無かった、、。

時計が日を跨いだ頃にはコジロウとニャースがサトシの居る部屋に顔を出し、”コンテストガールは疲れてそのまま部屋で寝た”とサトシに伝え、2人は別々の部屋で一夜を過ごした、、。


次の日の出発を控えた2人にとって島で共に時間を過ごすのはこの日が最後であり、バレンシア島での旅行は7日目を迎えた。


 ▼ 914 メガハッサム@しずくプレート 17/09/05 21:16:58 ID:g2GmArI2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ついに最終日…

支援でっす!(^^)
 ▼ 915 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/05 22:40:46 ID:HeBLI8P. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌朝、、、

ポッポ「ポッポ〜」(窓の外を飛び回るポッポ)

ウララ「、、う、、ん、、、」(目を覚ますウララ)

窓の外から差し込む太陽の光、朝を知らせる野生のポッポ、、。2人の旅行も7日目を迎え、ウララはベッドの上で目を覚ましたた。

ウララ(ここは、、、お姉さま達の部屋、、)

寝起きで一瞬だけ状況を把握出来なかったウララだったが、少し間を挟み昨夜の記憶を思い出した。

ウララ(、、そっか。私、あのままお姉さま方の部屋で、、)


コジロウ「う〜ん、、zzz」

ニャース「サカキさま〜、、zzz」

ムサシ「、、zzz」

部屋を見渡すと床には川の字で寝ているムサシ達が居り、起き上がったウララはムサシ達に掛け布団をかけた。

ウララ(、、お姉さま達には迷惑をかけたわね、、)

時計を確認すると時刻は8時を回っており、鏡で目元を確認した後ウララは部屋を出ようとした、、。

すると、、、

ムサシ「、、アンタ、もう大丈夫なの?」

ウララ「っ!」

ムサシ「、、、」

ウララ「お姉さま、、」

部屋を出るタイミングで、ムサシが目を覚ました。

ウララ「おはよう、お姉さま(笑顔)。昨夜はとんだご迷惑をかけてしまったわね、、」

ムサシ「んな事どうだって良いのよっ、、。ジャリボーイのとこに戻んの?」

ウララ「、、きっと、サトシさんはもう起きてると思うから、、」


ムサシ「、、なら、残りの時間を大事にしてアイツと過ごしなさいっ、、。後悔しないようにねっ」

ウララ「ええっ♪私は後悔しないっ。、、お姉さま達のおかげで私は後悔をしない決断をする事が出来たっ♪、、ありがとう(笑顔)」

ムサシ「、、そう。、、、ならもう私から言う事は無いわっ。笑ってアイツに会って来なさいっ」

笑顔から感じられる僅かな切なさ、、。ムサシは敢えて細かい事を言わずにウララの背中を押し、ウララは頭を下げるとそのまま部屋を出た。
 ▼ 916 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/05 23:35:34 ID:HeBLI8P. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
廊下にて

ウララ「、、、」
(本当、夢だったら良かったのに、、)

その後ウララは自分の部屋に戻ったがサトシの姿はそこに無く、シャワーを浴びて着替えた後、サトシを見つける為にホテルの中を探して歩いた。

ウララ「サトシさんったらどこに居るのかしら、、」

会いたい気持ちと少し顔を合わせにくい気持ちが混ざりながらホテルの中を歩くウララ、、。

ウララ「バイキングにも居なかったし、まさか散歩してるのかしら、、、」

昨夜の出来事や今日の過ごし方について色々と考える中、ウララは階段を使いフロントのある階まで下りた。

すると、、、

サトシ「はいっ、、明日の夕方にはクチバシティに着く予定です!」

ウララ「サトシさん、、」
(やっと居たわ、、)

オーキド博士「そうかそうか、、。とにかく無事に旅行を楽しめとるようで何よりじゃっ!数日前は本当に心配したんじゃぞ?お前さんがまた無茶をしておるのではないかと思ってのっ」

サトシ「ははっ、、俺は大丈夫ですっ!」

ウララ(サトシさん、、オーキド博士と連絡を取ってるのね、、)

オーキド博士「、、それよりサトシっ。さっきお前さんの話にちらっと出た、連れの子はどうしたのじゃ?」

サトシ「あっ、ウララですか?」

ウララ「!」(柱に隠れるウララ)

ウララがサトシに近づくと突然話が変わり、ウララは体が無意識の内に反応し近くの柱に隠れた。


オーキド博士「ほう、、お前さんを旅行に誘った子はウララちゃんと言うのかっ、、今は一緒にじゃないのかの?」

サトシ「それが、昨夜違う部屋に行ってそのまま寝ちゃったみたいで、まだ部屋に戻ってませんっ。多分そろそろ戻ると思うんですけど、、、」

オーキド博士「そうか、、どんな子なのか見て見たかったんじゃがなっ」

サトシ「ウララはシンオウ地方出身で、トップコーディネーターを目指してるんです!」

ウララ(、、、)

オーキド博士「ほうっ、コーディネーターか。なら2人とも単純に旅行を楽しむつもりでバレンシア島まで行ったんじゃな?あそこはジムもコンテスト会場も無いからのうっ、、。お前さんの事じゃっ。そろそろジムを巡ってポケモンバトルをしたくなる頃ではないのか?」

サトシ「今の俺には、自分の事よりも先にやらないと事があるんでっ」

ウララ(、、、)

オーキド博士「ほう、、。お前さんがバトルより優先するものか。それは何じゃ?」

サトシ「ウララを笑顔にする事ですっ!」

ウララ「!!」

自然と会話が耳に入ってくるウララ、、。サトシの言葉を聞いた時、思わず心が反応した。
 ▼ 917 ミニリュウ@ウブのみ 17/09/06 01:35:15 ID:CXt1fgvQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララの決意はサトシがもしただ鈍感なだけな男なら諦めが
つくんだろうが他人を思いやれる優しさも持ち合わせてるから
タチが悪い
支援
 ▼ 918 ツンベアー@かおるキノコ 17/09/06 18:20:33 ID:cSDpx7hI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシがイケメンすぎて惚れる...大支援!
もうすぐ1000行きますけどイッチさん大丈夫でしょうか?
 ▼ 919 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/06 19:18:33 ID:Bp46LU/. [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>914最後までお付き合いお願いします!
>>917書いておきながら自分もたまにそう思いました笑
>>918一応xyサトシに寄せて書いてみました!1000レスまでに終われるように頑張ってみます!
 ▼ 920 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/06 19:25:45 ID:Bp46LU/. [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーキド博士「ウララちゃんを笑顔にじゃと?」

サトシ「はいっ!、、ウララは実力があって、良いパフォーマンスが出来るコーディネーターですっ、、、。だけど何だか壁にぶつかってる見たいで、、」

ウララ(、、サトシさん、、、)

サトシ「この旅行でウララが元気になってくれれば良いなって、そう思ってたんです、、」

オーキド博士「うむ、、相手を元気にする事は良い事じゃっ。目指す場所は違えど、夢を追う事に関してはお前さんもそのウララちゃんとやらも一緒にじゃからなぁ。それで、ウララちゃんは笑顔になったのかの?」

サトシ「笑う時もあればはしゃぐ時もありますっ、、。とにかく、ウララが元気になってくれて良かった、、」



ウララ(、、、)



サトシ「ウララには夢を叶えて欲しい!だから、俺はこれからもずっと応援するって決めたんです!ウララには、、ずっと笑っていて欲しいからっ!」


ウララ「っ!!」


自分の耳で直接聞くサトシの本音、、。”この人はこんなにも自分の事を考えてくれている”、、。ウララはそう思い、サトシが旅行に同行した意味と同時に自分に対する想いが、心に伝わってきた。



サトシ「明日はクチバシティに戻るから、ウララと一緒にこの島で時間を過ごすのは今日で最後、、。そっちに戻るまで俺は、ずっとウララの側に居るつもりですっ」



ウララ「、、サトシさん、、っ」(笑顔)
(そっかっ、、)


オーキド博士「うむっ、また立派になったのう。お前さんがそう決めたなら、最後まで支えてやるんじゃっ。、、ところでサトシっ。実は明後日からわしの研究所で、、、」





柱に隠れサトシの言葉を聞いたウララは優しく笑みを浮かべ、部屋に戻ろうとその場を去った。




 ▼ 921 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/06 20:28:10 ID:Bp46LU/. [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その後、ウララが部屋で待っているとしばらくしてサトシが戻ってきた。

ガチャッ(部屋に戻るサトシ)

ウララ「、、おはようっ、サトシさんっ」(笑顔)

サトシ「ウララっ!」

何事も無かったように笑顔でサトシを迎えるウララ、、。

ウララ「昨夜は勝手に居なくなってごめんなさいっ」

サトシ「あ、あぁ。、、それより大丈夫だったのか!?」

ウララ「ええっ♪、、ちょっとお姉さま達に用事があっただけなのっ」

サトシ「そっか、、。とにかく、元気で何よりだ!」

ウララ「ふふっ♪」(笑顔)

”もうこの人に心配をかけたくない”、”自分を支えてくれるこの人の気持ちに応えたい”、、。そんな思いが芽生えたウララの笑顔にはどこかスッキリしたような爽快感が感じられ、2人は気まずくならず穏やかな雰囲気で話をした。

サトシ「なぁウララっ、、」

ウララ「?」

サトシ「俺、ウララに何かしたか?」

ウララ「えっ?」

サトシ「だってほら、、昨日の夜に走ったウララを見つけた時、ムサシの後ろに隠れてたじゃないかっ」

ウララ「、、、」

サトシ「ちょっと心配になっててさっ、、。俺、何かウララにしたかなって」


ウララ「、、ううんっ(笑顔)何でもないわよっ♪浴衣を直していただけだから♪」

昨夜の話を問うサトシに対し、ウララは動揺を見せず笑顔で振る舞った。

サトシ「そっか!なら良かったっ!」

ウララ「それよりサトシさんっ、今日はお土産を買いに行きましょう?、、私、バレンシア島のお店をまだ見て無かったの♪」

サトシ「お土産か、、。そうだな!じゃあ朝食を済ませたら出かけようぜっ!」

ウララ「えぇっ♪(笑顔)ちなみにお土産のお店はねっ、、」

旅行雑誌に目を通す2人、、。今日の予定はお土産を買う事に決まり、2人は朝食を摂った後ホテルを出た。
 ▼ 922 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/06 22:33:59 ID:qVYP2atE NGネーム登録 NGID登録 報告
バレンシア通りにて、、、

サトシ「どこを見てもお土産屋さんだな!」

ウララ「旅行客はみんなこのバレンシア通りで買い物を済ませるみたいよっ?」

2人はご当地の食べ物やストラップ、その他諸々のお土産が売っている店の通り(バレンシア通り)を散策した。

ウララ「さすがお土産屋なだけあって、色々あるわねっ」

サトシ「ウララは何を買うんだっけ?」

ウララ「私はそうねぇ、、あっ!」(服を見つけるウララ)

サトシ「ん?」

ウララは斜め向かいにある服屋を見つけると、小走りで駆け寄った。

ウララ「サトシさんっ!これ見てっ!」

サトシ「これはもしかして、コンテストの衣装か?」

2人が見つめる方向には、ターコイズブルーの生地で首元に真珠のネックレスが付いているコンテストドレス(島限定)が飾られていた。

ウララ「綺麗な色、、。私っ、このドレス買うわっ!」

サトシ「この衣装、バレンシア島の海って感じだなっ!良いと思うぜっ!」

ウララ「しかも”島限定”、、。ちょっと買ってくるから、サトシさんはここで待ってて?」

綺麗な色をしたドレスに一目惚れしたウララは試着した後、すぐにそのドレスを購入した。

ウララ「お待たせサトシさんっ♪」

サトシ「おうっ!、、他の衣装は見なくて良いのか?」

ウララ「このドレスを買ったから大丈夫よっ♪それに、このドレスは限定ですものっ♪」

サトシ「限定かぁーっ、、ウララは限定が好きなのか?」

ウララ「女の子はみんな、”限定”って言葉に弱いのよっ♪次のお店に行きましょう?♪」

サトシ「そうだなっ!俺も何か探さないとっ!」

ウララ「サトシさんは何が欲しいの?」

サトシ「俺、食べ物なら何でもいいぜ!?」

ウララ「もうっ、ホント食べるのが好きなんだからっ」(微笑)

2人はその後、度々お土産を購入しながらバレンシア通りを散策した。







 ▼ 923 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/06 23:23:45 ID:Bp46LU/. [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「サトシさんっ!等身大カビゴンのクッションがあるわよ!」

サトシ「ほえっ、ほんほほほっへふ!(俺、本物持ってる!)」

ウララ「サトシさんったら、また試食をしているの?」

サトシ「ははふひへはーほひはひほーはは!(タマムシデパートにありそうだな!)」

ウララ「ちゃんと食べてからお話しないとダメよ?」

サトシ「ウララっ、俺このバレンシア饅頭を買うよ!」

ウララ「はいはいっ」

サトシ「さっきオーキド博士のストラップを見つけたんだけど、オーキド博士に買っていったら喜ぶかな?”ストラップになって売ってましたーっ!”って」

ウララ「いくら記念のストラップだからって、本人の商品を本人に渡してもあまり喜ばないんじゃない?」

サトシ「そっか、、じゃあオーキド博士とケンジにもこの饅頭を買って行こう!」

ウララ「はいはいっ♪」(微笑むウララ)

サトシ「すいませーん!この饅頭2つ下さーい!」

店員「こちらへどうぞーっ」

サトシ「、、え?お土産を送る事が出来るんですか?、、じゃあそれでっ!」(お土産を送る手続きをするサトシ)

ウララ「、、、」

レジの横で手続きをするサトシを、ウララは少し離れた場所から温かな眼差しで見つめていた。

サトシ「お待たせっ!なんかお土産を送り先のとこまで届けてくれるみたいだぜ?」

ウララ「そうみたいねっ♪良かったじゃないっ」(笑顔)

サトシ「俺ん家の分はさっき買ったから大丈夫として、、後は俺の分かっ」

ウララ「なら、私も一緒に買いたいわっ♪」

サトシ「えっ?」

ウララ「私、サトシさんと同じ物を買いたいのっ。せっかく2人で旅行に来たんですものっ、、記念に良いかなと思って♪」

サトシ「俺と同じ物か、、、。いいぜっ!じゃあ探しに行こう!」

ウララ「キーホルダーかストラップがいいわっ♪」

サトシ「オーキド博士の?」

ウララ「違うわよっ!」




後悔しないように、いつか思い出となってしまう今この時を後悔しないように、、。ウララはそんな思いに駆られ、サトシの隣にいる一分一秒を大切に過ごす為に自分のやりたい事や思った事を素直に伝えた。


 ▼ 924 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/07 00:16:45 ID:iGjxq.Ek [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「あった!ウララあったぞ!」

ウララ「種類が沢山あるわねっ!」

2人は雑貨のお土産が売っているコーナーを見つけ、商品に目を通した。

サトシ「ほらっ!ここにもオーキド博士が!」

ウララ「だからオーキド博士は止しましょう?」

ピカチュウ「ピッ」

サトシ「色々あるな〜」

ウララ「そうねぇ〜、、」

サトシ「これなんてどうだっ?」(運勢UPキーホルダー)

サトシは種類によって金運や恋愛運などがあがる、真珠付きのキーホルダーを手にとった。

ウララ「うーん、、確かに良いけど、2人で買うならちょっと違うわっ」

サトシ「そうか?じゃあ、、」(再び探すサトシ)

ウララ「何かないかしら、、、ん?」

お揃いの物を選ぶ中、ウララはとある看板を見つけた。

ウララ「、、自分で作る、世界に一つしかない”手作りストラップ”、、あれだわっ!」

サトシ「えっ?」

ウララの目に入った看板は、好きな素材を自分で選び組み合わせて作る事が出来る手作りストラップの看板だった。

ウララ「サトシさんっ!一緒にあれを作りましょう?」

サトシ「自分で作るストラップか、、面白そうだな!」

サトシも興味を示し、2人はストラップを作る事にした。

手作りコーナーにて、、

サトシ「なんか小さい文字とか宝石みたいなのが沢山あるなっ」

ウララ「結構素材が充実してるわねっ」

サトシ「この紐に素材を付けるのか、、」

ウララ「、、ねぇサトシさんっ、せっかくだから、お互いに相手のストラップを作らない?」

サトシ「お互いに?」

ウララ「えぇっ♪、、私がサトシさんのを作って、サトシさんが私のを作るのっ♪7日間を一緒に過ごした証としてその方が何か、メッセージが込もっていて良くない?」

サトシ「メッセージか、、、そうだな!じゃあ俺、ウララのストラップを作るよっ!」

ウララの提案で、2人はそれぞれ相手のストラップを作る事にした。

 ▼ 925 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/07 19:22:29 ID:iGjxq.Ek [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして数分後、、、

サトシ「出来たっ!完成だ!」

ウララ「私も出来たわっ♪」

2人はお互いのストラップを完成させ、見せ合った。それぞれのイニシャルとカラーストーンが装飾されたストラップは光を反射し輝いており、お互いに満足する仕上がりとなっていた。

サトシ「俺のストラップは青と赤の石が付いてる!」

ウララ「このカラーストーンはねっ、青は勇気、赤は情熱を意味してるのよ?、、サトシさんが自分の夢に向かって勇敢に、情熱を燃やして進んで行けるようにって思いを込めてみたの♪」

サトシ「勇敢に情熱を燃やしてか、、なんかカッコイイな!ありがとうっ!」

ウララ「ふふっ(笑顔)、、私のカラーストーンはは白と黄色なのねっ♪えっと、この色は、、」

サトシ「白は”未来”、黄色は”希望の光”だぜっ」

ウララ「えっ」

サトシ「、、このストラップ、台の上に置けば一本の道に見えるだろ?、、”ウララが歩んで行く未来が、希望に満ち溢れるように”って思ってさっ」

ウララ「サトシさん、、、」

サトシ「次のグランドフェスティバルまでの道のりを、希望を持って歩んで行こうぜっ!」(笑顔)

ウララ「サトシさん、、」(笑顔)

どんな時でも自分を応援してくれるサトシ、、。ウララはまたサトシに背中を押され、ストラップを大事に握りしめた。

ウララ「ありがとう(笑顔)、、私、何だか勇気が湧いてきたっ♪、、このストラップ、大事にするわねっ」(笑顔)

サトシ「俺もだぜっ!」

ウララ「、、さてっ♪、、もうお昼ですし、そろそろ出ましょうかっ♪
」

サトシ「そうだなっ!」スタスタッ

ビビーッ!!ビビーッ!!(万引きブザー)

ウララ「えっ?」
サトシ「ん?」

店を出ようとすると、2人は万引き防止システムに引っかかった。

ウララ「、、そうだわお金っ!サトシさんっ、お金を払うの忘れたわ!」

サトシ「あっ!そうだった!」

2人は慌てて料金を支払った後レストランで昼食を摂り、夕方までバレンシア島の街を散策した。
 ▼ 926 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/07 19:56:31 ID:iGjxq.Ek [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
夕焼けの帰り道にて、、

両手にお土産袋を持った2人は鮮やかな夕焼けを度々見つめながら、ホテルまでの帰り道を歩いていた。

サトシ「お土産って、全部送ってもらえる訳じゃないんだなっ」

ウララ「そのお店によって違うみたいねっ。、、でも、なんかこっちの方が旅行した気分じゃない?」

サトシ「それもそうだな!ホテルに戻ったら、このバレンシアクッキーの箱を開けちゃいそうだっ」

ウララ「それじゃあお土産の意味が無いでしょ?」

サトシ「あっ、そうだった」



バレンシア島で見る7度目の夕日は2人を包み混む程に陽を差しており、2人はいつも通り何気ない会話をしていた。

サトシ「ホテルに戻ったら荷物をまとめないとなーっ」

ウララ「忘れ物だけは絶対したくないわねっ、、」

サトシ「、、あっ!そういえば!」

ウララ「どうしたの?」

サトシ「この前タケシと一緒にやった花火の残り、まだクローゼットに閉まったままだ!」

ウララ「あっ!確かにそうねっ!」

サトシ「ウララっ!せっかくだから、今日の夜にやろうぜっ!手持ち花火と噴出花火の袋が新品で残ってたはずだ!」

ウララ「それは良いわねっ!私、手持ちの10連発をやってみたかったの!♪」

サトシ「じゃあ夕食を済ませたら海に行こうぜっ!!」

ウララ「ええっ♪」(笑顔)

2人は夜に砂浜で花火をやる事にし、少し駆け足でホテルに戻った。
 ▼ 927 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/07 20:24:20 ID:iGjxq.Ek [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方その頃、ムサシ達は、、、

コジロウ「ふぅっ、、清掃のバイトも、今日で最後かーっ」

ニャース「明日は給料が手に入るし、いいカンジだニャ♪」

ムサシ「ちょっとアンタ達っ、まだそこにゴミが落ちてるわよっ?」

コジロウ「へいへいっ」

ムサシ達はこの日がバイトの最終日であり、廊下を掃除していた。

コジロウ「なんかムサシの奴、この七日間のバイトで初めて真面目に掃除してないか?」ヒソっ

ニャース「きっと、今日で最後だから真剣なのニャっ」ヒソっ

コジロウ「違うだろっ、、。あの憂鬱そうな表情を見ろっ、、あれは多分、コンテストガールの事が気になってんだよっ」ヒソっ

ニャース「確かにそれも少しはあると思うニャっ」ヒソっ

普段なら面倒事をコジロウとニャースに任せっきりのムサシが、この日は口数も少なく黙々と掃除をしていた。

ウィィンッ(掃除機を使うムサシ)

ムサシ「ふぅっ、、」


コジロウ「、、きっと、コンテストガールの事が心配なんだろうなっ」ヒソ

ニャース「ニャんだかんだいって、妹を見る姉のように接していたから無理もニャいのニャ」ヒソ

コジロウ「姉と妹のような関係かぁ、、。似てないな」

ニャース「似てないのニャっ。あの娘の方がもっと美、、」

ムサシ「あーんーたーたーちーっ」ゴゴッ

コジロウ「ひっ!」
ニャース「ひっ!」

コジロウとニャースがヒソヒソ話をしていると、背後から鬼のような形相のムサシがやってきた。

コジロウ「いっ、いやーそのっ、、ムサシも素敵だぞっ?」
ニャース「特にその赤い髪が魅力的だニャっ」

ムサシ「ふんっ!、、つまんない話してないで、さっさと掃除を終わらせるわよっ」

コジロウ「あれっ?」

ニャース「怒んニャいのかニャ?」

ムサシは2人に注意すると、再び掃除に戻った。

ムサシ「、、、」ウィィン(掃除機)

コジロウ(ムサシ、、)

ニャース(やっぱ気にしてるのニャ)

その後、コジロウとニャースはムサシを気にかけてかあまり話をせず、ムサシと同様ただ黙々と掃除をした。
 ▼ 928 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/07 21:00:58 ID:iGjxq.Ek [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
部屋にて、、、

サトシ「ふぅーっ!やっと部屋に着いたぜっ!」

ウララ「お土産は棚の上に置いておきましょう?」

2人は買ったお土産を棚に置くと、それぞれのベッドに座り一息ついた。

ウララ「そう言えば、ガバイトにまだスカーフを付けてなかったわね」

スッ、、ポーンっ(ウララのモンスターボール)

ガバイト「ガバッ」

ウララはガバイトをボールから出し、バッグから”こだわりスカーフ”を取り出した。

ウララ「ガバイトっ、、ちょっと良いかしらっ」

頭を少し下げたガバイトにウララは”こだわりスカーフ”を付け、サトシはその様子を見ていた。

ウララ「良しっ♪、、似合ってるわよガバイトっ♪」

ガバイト「ガバッ♪ガバガバッ♪ガバガバガバッ♪」(good)

ウララ「ふぅん、、そっかっ♪」(笑顔)
(とにかく、喜んでるわねっ♪)

サトシ「良かったなっ!ガバイトっ!俺、お前と仲良くなれて嬉しかったぜっ!」(good)

ガバイト「ガバッ♪」(good)

ウララ「ふふっ♪」

サトシ「、、俺もさっ、実はフカマルを持ってるんだっ」

ウララ「えっ、フカマルを?」

サトシ「あぁ!」

ウララ「それは奇遇ねっ♪、、どんなフカマルなの?」

サトシ「あいつは何でか分かんないけど、俺を見るとすぐ頭に噛みついてくるんだっ!結構痛くてさっ、、でも、バトルになればすげー頼りになるんだっ!」

ウララ「結構やんちゃなフカマルなのねっ(笑顔)でも、きっとそのフカマルは、サトシさんの事がお好きなんじゃないかしらっ♪」

サトシ「ははっ、、そうだなっ」

ウララ「じゃれついてくるのは懐いている証拠よ?サトシさんらしい育て方だと思うっ」

サトシ「俺らしい育て方か、、。育て方なら、ウララだってすげー大事にして育ててんだろ?自分のポケモン達をさっ♪」

ウララ「私は、、そうねっ♪大事に出来ているか分からないけど、この子達は私の自慢のポケモン達よっ♪一緒にコンテストの練習をして、どんな時でも私について来てくれる、、。いい子達ばかりなのっ」

ふと自分のポケモンの話をする2人、、。互いにゆっくりと自分のポケモンについて話すのはこの時が初であり、2人はしばらく自分のポケモンの話や旅の話をした。


 ▼ 929 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/07 22:25:13 ID:iGjxq.Ek [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「じゃあサトシさんは寝坊して、最初に貰う3匹のポケモンを全部持って行かれちゃったの?」

サトシ「そうそうっ、オーキド研究所に行ったらヒトカゲもゼニガメもフシギダネも居なくてさっ」

ウララ「それは大変だったわねっ」

サトシ「あぁっ!まぁでも、寝坊したおかげで俺はピカチュウと出会う事ができたんだけどなっ!」

ウララ「ふぅん、、。もしかしたら、最初からそういう運命だったかも知れないわねっ(笑顔)サトシさんは最初から、そのピカチュウと出会う運命だった、、」

ピカチュウ「ピカッ」

サトシ「運命かぁっ、、そうかも知れないなっ。なぁピカチュウっ♪」

ピカチュウ「ピーッカァ♪」

サトシ「ちなみに、結局最初に貰う3匹は旅をして行く内に全部ゲットしたんだけどなっ!」

ウララ「それはそれで驚きねっ、、でも、ボールから出て一緒に旅をするピカチュウは珍しいわねっ♪、、サトシさんとピカチュウは良いコンビだと思うわっ」(笑顔)

サトシ「あぁっ!ピカチュウは一番の相棒だっ!」

ガバイト「ガバッガバガバッ」

ウララ「どうしたの?ガバイトっ」

サトシ「ひょっとして、ガバイトもボールから出てウララと旅をしたいんじゃないかっ?」

ウララ「えっ?」(ガバイトを見つめるウララ)

ガバイト「ガバッ♪」

ウララ「うーん、、。出してあげたい気持ちはあるけど、さすがに目立ち過ぎるわっ」

ガバイト「ガバ、、」(シュン)

サトシ「あららっ」

ウララ「でも、あなた(ガバイト)は私にとって一番の相棒よ?ボールから出て無くても、ずっと一緒なんだからっ」(ガバイトを撫でるウララ)

ガバイト「ガバッ♪」

サトシ「ははっ(笑顔)、、あっ、もう6時を過ぎてるぜ?」

ウララ「早く夕食を済ませて、花火をしに行きましょうかっ♪」


自分のポケモン達と一緒に笑い合う2人、、。気づくと時刻は6時を回っており、窓から見たオレンジ色の空が少しずつ青がかっていくのを確認した2人は、下の階に行き夕食を済ませた。
 ▼ 930 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/07 22:55:51 ID:iGjxq.Ek [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ホテル1階にて、、

サトシ「じゃあ飯も食ったし、そろそろ花火をしに行くか!」(花火を持つサトシ)

ウララ「ええっ♪」

サトシ「よしっ」

2人がホテルを出ようとすると、、、

ピカチュウ「ピカチュッ」(立ち止まるピカチュウ)

サトシ「、、あれ?、、どうした?ピカチュウっ」

歩いていた2人が後ろを振り向くと、ピカチュウは立ち止まり2人の事を見つめていた。

サトシ「ピカチュウっ、お前なんでそんなとこで止まってるんだ?」

ウララ「ピカチュウ、、どうしたの?」

ピカチュウ「ピーッカッ♪」(手ぶり)

サトシ・ウララ「ん?」

2人がピカチュウを気にかけると、ピカチュウは手ぶりで何かを伝えようとしていた。

サトシ「ピカチュウ、、お前、、」

ニャース「”2人で行って来い”って言ってるのニャ」

ウララ「あなたはお姉さまの、、」

2人が入り口の前で立ち止まっていると、ちょうどそこにバイトを終えたニャースが現れ、通訳をした。

ニャース「、、ピカチュウは、”花火は2人で行って来い”って言ってるニャ」

サトシ「2人でって、ピカチュウは花火しなくても良いのかっ?」

ピカチュウ「ピカッ、ピカピカチュウッ」

ニャース「”6日間色んなとこに行って疲れたから、ちょっとホテルのポケモンセンターで休んでる”と言ってるニャ」

ウララ「ピカチュウ、、」

ニャースが通訳するとピカチュウは頷き、2人は珍しい行動をとろうとするピカチュウを見つめた。

ニャース「ここはピカチュウの意見を聞いて、2人で行ってくれば良いのニャっ」

ウララ「サトシさんっ、どうしましょう」

サトシ「うーん、、ピカチュウがそこまで言うなら、俺は別に構わないけど、、」

ピカチュウ「ピカっ、ピカピカチュウっ」(ガッツポーズ)

ニャース「”たまにはポケモンセンターの電気エネルギーを浴びて充電したいから、2人で楽しんできて”と言ってるニャ」

サトシ「そうか?、、わかった!じゃあ花火は俺とウララで行ってくるよ!」

ウララ「なら私も手持ちの子たちをポケモンセンターに預けて行くわっ」

ピカチュウは休んでいると言いだし、サトシとウララはピカチュウとガバイト達をポケモンセンターに預けた。
 ▼ 931 コソクムシ@クチートナイト 17/09/07 23:07:37 ID:0D./71rA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日完結かな?支援
 ▼ 932 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/07 23:26:42 ID:bD5NmEW2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「それじゃあ行ってくる!」

ウララ「ニャースっ、お姉さまに会ったら宜しくねっ!」

ピカチュウ「ピッカァ♪」

ニャース「楽しんでくるのニャーっ」

ジョーイ「お気をつけて〜♪」

2人はピカチュウ達に手を振るとホテルを出て砂浜に向かい、ポケモンセンターの前にはニャースとピカチュウが残った。


ニャース「、、それにしても、お前さんも大変なのニャっ」

ピカチュウ「ピ?」

2人を見送るった後、ニャースはピカチュウに話しかけた。

ニャース「お前さんはここに来てずっとあの2人を見ていたから、あの娘の気持ちも良く知ってるのニャっ」

ピカチュウ「ピカッ」

ニャース「お前さんは気づいてるのに、何でジャリボーイは気づかないのか不思議だニャ」

ピカチュウ「ピカッ、ピカピカチュウッ。ピカピカピィッカァ♪」

ニャース「”ウララがサトシの事を好きになったのは知っていた。明日から別々の旅になるなら、せめて最後に2人だけの思い出を作って欲しい”、、」

ピカチュウ「ピカピカッ、ピカピカチュウ♪」


ニャース「”ウララが笑ってくれたらサトシも喜んでくれる。サトシが笑ったらウララも喜んでくれる”、、それもそうだニャッ」

ピカチュウ「ピィカッ♪」

ニャース「お前さんは立派だニャッ」

ピカチュウは知っていた、、。旅行の日々を重ねる中でウララが徐々にサトシの心に惹かれて行く事を、、。ただ真っ直ぐにウララを支えようとしたサトシと、その真っ直ぐなサトシの心に惹かれたウララ。

別々の道を歩む事になるのであればせめてこの時だけでも、自分の相棒に心を寄せてくれたウララにサトシと2人だけの時間を作ってあげようと、ピカチュウは思っていた。

ニャース「お前さんも今はゆっくり休むのニャッ。後は2人に任せればいいっ、、。きっと2人も成長するのニャ」

ピカチュウ「ピカッ♪」

ニャース「ニャーはそろそろ行くのニャッ。ムサシ達が部屋で先に待ってるのニャ」

ピカチュウ「ピ?」

ニャース「旅行が終わったら、縁があったら後で温泉で会うニャっ」

ピカチュウ「ピカッ、ピカピカチュウ♪」

ニャースは歩きながらピカチュウに手を振ると、ムサシ達の部屋に戻った。

そして、ピカチュウもこのやりとりを黙って見ていたジョーイさんに抱かれ、ポケモンセンターの中に入っていった。
 ▼ 933 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/07 23:31:35 ID:bD5NmEW2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>931
1000近くまで書かさるので多分、あと何日かは続きます笑
皆さんには長々と申し訳無いと思っているのですが
もう少しだけお付き合い下さい!m(__)m
 ▼ 934 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/08 22:14:22 ID:9OV0o2vU NGネーム登録 NGID登録 報告
砂浜にて、、、

サトシ「点いた!」シュゥッ(手持ち花火)

ウララ「私の花火にも点けてっ!」

星空と月の光が砂浜を明るく照らす中、2人は花火に火をつけていた。

ウララ「きれーい♪」シュゥッ(手持ち花火)

サトシ「ウララっ!手持ち花火を砂に刺して下から見ると、打ち上げ花火みたいだぜっ!?」

ウララ「ふふっ♪(笑顔)サトシさんったら、面白いやり方をするのねっ♪」

サトシ「とりあえず、今日は服を焦がさないようにしないとっ」

ウララ「サトシさんっ、この10連発やってもいい?」

サトシ「いいぜ!俺が火を点けるから、ウララは海に向けて持っててくれ!」

ウララ「えぇっ♪」

サトシは10連発の手持ち花火を持つウララの隣に立ち、火を点けようとした。

ウララ「、、、」(隣に立つサトシを見つめるウララ)

サトシ「あれっ、、なかなか点かないな」

ウララ「、、、」

こんなに距離が近くてもどこか遠くに感じるサトシの存在、、。ウララの中では、心のどこかで寂しさと愛おしさを感じている自分がいた。

サトシ「、、あっ、点いた!ウララっ、点いたぜ!」

ウララ「えっ?、、あっ、そうねっ!」(花火を確認するウララ)

パシュッ!(10連発花火)

サトシ「わっ!」

ウララ「きれーい!」

サトシ「結構飛ぶなっ!」(笑顔)

ウララ「1発毎に色が違うのねっ!」(笑顔)

サトシ「ウララ、魔法使いみたいだな!」

ウララ「ふふっ♪」

顔を合わせて笑い会う2人、、。少し切なさが胸に染みつつもウララはサトシと2人で居る時間を心から堪能し、その後も花火を楽しんだ2人の手元には、線香花火だけが残った。





 ▼ 935 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/09 18:53:09 ID:mZr6UOcc NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「線香花火って、どっちに火を点けるんだっけ?」

ウララ「先端に向かって細くなってる方よっ?」

サトシ「あれっ?なんか俺の、火がすげー燃えてるぜ?」

ウララ「サトシさんっ、それ逆よっ?」

サトシ「あっつっ!」

ウララ「ちょっとっ、大丈夫?」

2人は一本のロウソクを囲み、寄り添うようにして線香花火に火を点けた。


サトシ「おっ!何か花火っぽくなってきた!(2本目)

ウララ「可愛いい花火ねっ♪」

サトシ「ウララっ、どっちの花火が長く残るか勝負し、、あっ!」

ウララ「もうっ、勝負する前から落としてどうするの?」

サトシ「あと6本あるから3本勝負しようぜ!?」

ウララ「はいはいっ」(微笑)

サトシの提案した勝負に微笑みを浮かべて了承し、2人は線香花火を続けた。

サトシ「いけっ!俺の線香花火!燃えろ燃えろ〜!」

ウララ「燃えすぎもどうかと思うわよ?」

サトシ「火花がすげー綺麗だ!、、あっ」ポトッ

ウララ「ほらね?」、、ポトッ

サトシ「一回目はウララの勝ちだなっ!」

ウララ「じゃあ二戦目にしましょうかっ♪」

二戦目〜

サトシ「ゆっくりでいい、ゆっくりでいいんだぞっ?」ジリリッ

ウララ「何かポケモンに指示してるみたいねっ♪」ジジッ

サトシ「こいつは今、俺の大事なパートナーだ!、、あっ!ウララの線香花火が落ちたっ!」

ウララ「あらまっ、、」

サトシ「これで1対1か!次で勝負が決まるな!」

ウララ「ふふっ♪、、そうねっ♪」

ロウソクが小さくなる中、2人は最後の一本に火を点けた。
 ▼ 936 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/09 19:48:47 ID:myOjstmk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「いい感じだ、、よしよしっ」

ウララ「、、、」

無邪気な笑みを浮かべるサトシをそっと見つめるウララ、、、。

ウララ(最後、、かっ)

この花火がサトシと過ごす最後の思い出、、。線香花火の明かりが2人の間ではじける中、ウララはふと、そんな事を思った。

サトシ「お前が一番だ、、お前が一番だっ」

ウララ「、、、ねぇサトシさんっ」

サトシ「お前が、、ん?どうした?」

ウララ「、、次の旅先は、もう決まった?♪」

サトシ「次の旅先?、、うーん、まだ分かんないなっ」

ウララ「、、そっかっ」(笑顔)

ゆっくり話をする時間も残り僅かだと感じたウララは急にサトシと話をしたくなり、会話を振った。

サトシ「どうしたんだ?」

ウララ「、、ううんっ。、、ただちょっと気になっただけ(笑顔)サトシさんは今後、どんな場所に行くのかなって♪」

サトシ「次の場所か、、。とりあえず、まだ見た事ないポケモンが居る場所に行ってみたいな!」

ウララ「ふふっ♪、、夢があって良いわねっ」(笑顔)

サトシ「あぁっ!旅はいつだって、夢と冒険だからなっ!」

ウララ「夢と冒険、、。確かにそうねっ」
(サトシさんらしい答えねっ)

サトシの発言にウララは瞳を閉じ、そっと笑った。

サトシ「あっ!ウララの線香花火、最後まで落ちなかったぜ!?」

ウララ「えっ?」

サトシ「見てなかったのか?俺、ウララの線香花火が落ちないで消えたとこ、ちゃんと見てたぜっ?」

ウララ「、、じゃあ勝負は私の勝ちねっ♪」

サトシ「そうみたいだな!」

サトシ「俺のやつ、いつの間に落ちたんだろ、、」

ウララ「、、サトシさんっ」

サトシ「ん?」

ウララ「、、花火が終わっちゃったけど、、もうちょっとだけ、海で話さない?」

サトシ「、、いいぜっ!じゃあ先ず片付けないとなっ!」

花火を終えた2人は花火を片付け、砂浜で海を見つめながら少しだけ話をする事にした。
 ▼ 937 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/09 21:37:50 ID:myOjstmk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「夜なのにこんな明るいのも、珍しいなっ!」

ウララ「ええっ。、、特に今日は、月が輝いてるわねっ」

サトシ「ルナトーンが合体したら、あんな満月みたいな形になんのかな?」

ウララ「そうかも知れないわねっ♪でも仮にルナトーンが合体したら、空の上からずっと見られてる気がするわっ」

サトシ「俺、たまに野宿するんだけど大丈夫かな?」

ウララ「だからこれは仮の話よ?」

サトシ「あっ、、そうだよな!」

ウララ「ふふっ」(笑顔)

砂浜に座り時に海を眺め、時に空を見上げる2人、、たわいもない話をするこの時間が、ウララにとっては幸せな時間だった。

ウララ「、、そう言えば、アーシア島には本当に喋るヤドキングが居たわねっ、、」

サトシ「あぁっ!俺の言った通りだろ?」

ウララ「えぇ、、。ルギアやフルーラさんが言ってた言葉を聞いて度々思ってたけど、サトシさんって、以前は操り人としてアーシア島に訪れたの?」

サトシ「操り人として訪れたって言うか、そうだな、、。俺が訪れた時はちょうど祭り時でさっ!その時も色々あったんだよっ。フャイヤー達が怒ったりしてさっ。、、何とか世界を守る事が出来たけどっ」

ウララ「そうでしたの、、。でも凄いわねっ♪操り人として、1人で世界を守る事が出来たんですものっ」(笑顔)

サトシ「1人じゃないさっ!、、俺も、周りの助けが無かったらどうにも出来なかった。、、フルーラさん達を含む沢山の仲間やルギア、そして俺のポケモン達が力を貸してくれたから俺は、、いや、俺達は世界を守る事が出来たんだ!ウララと一緒に救った時と一緒さっ!」

ウララ「!」

サトシ「みんなの力があったから、俺は操り人としての使命を果たす事が出来た、、。ウララだって、この世界を取り戻した時はそう思っただろ?」(笑顔)

ウララ「みんなの力、、。そうねっ!、、沢山の人達やルギア、、それに私のポケモン達が力を貸してくれたから、私はサトシさんを見つける事が出来て、このオレンジ諸島を守る事が出来た、、」

サトシ「ただ、ブラックルギアを救えたのは間違い無くウララのおかげだっ!ウララの愛があったから、それが奇跡となって大切な一つの命を守る事が出来た、、。それは本当に凄い事なんだぜ?」

ウララ「サトシさん、、」

サトシ「それだけは、絶対に忘れるなよ?ウララには凄い所が沢山あるんだからさっ!」

真っ直ぐな瞳でウララに微笑むサトシ、、。心の底から自分の事を褒めるサトシを見て、温かい感情が込み上げる中、ウララは言葉が出ず目を丸くした。

サトシ「あとは自分とポケモン達を信じるだけだぜ?夢を追う中で、この先どんな事があってもなっ」

ウララ「サトシさん、、」

サトシ「とにかく、ウララが元気になって良かったよっ(笑顔)クチバシティで旅行に誘われた時、気になってんだっ。元気が無いウララを見てさっ、、」

ウララ「えっ、、」

サトシ「今のウララは笑ってくれるっ!だから俺、一緒にこの島へ来て良かった!ウララの力になれたような気がしたからさっ!」

ウララ「!!」

サトシ「明日はクチバシティに戻るんだもんなーっ。俺のポケモン達、みんな元気にしてるかなっ」

腕を伸ばし、立ち上がって海を眺めるサトシ、、。この時、ウララは
後悔しない為にとある決意をした。その決意とは、、、
 ▼ 938 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/10 19:58:50 ID:kV8tC9dc [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「、、、サトシさんっ」(立ち上がるウララ)

サトシ「?」

ウララも立ち上がると、サトシはウララの方を向いた。

そして、、、

ウララ「、、私、凄く楽しかったっ」

サトシ「、、ウララ、、、」

ウララ「サトシさんと一緒にこの島で過ごして、、私は凄く楽しかったわよ?」

サトシ「、、、あぁっ!俺もだぜっ!?」

ウララ「私たちはあの日、クチバシティで会ったでしょう?、、私ねっ、あの時本当は、旅行チケットを海に捨てようとしてたのっ、、。何故だか分かる?」

サトシ「チケットを、、海に?」

ウララ「えぇ、、。コンテストで結果を出せなくて、憤りを感じていた私はあの時、福引きで当てたチケットを海に捨てようとしていた、、。その理由はねっ、、、私が1人だったから」

サトシ「えっ、、」

ウララ「、、この島に来るまで、私はずっと1人だった、、。コンテストに挑戦する中で誰とも関わりを持って来なかった私は、仲間どころか友達と思える人も居なかったし、人と繋がろうだなんて思っても無かったから、、。一緒に旅行に行く人なんて居なかったの」

サトシ「ウララ、、」

ウララ「人に相談する事も、悩みを打ち明ける事も無いまま生きてきて、、もしあのままチケットを海に捨てていたら、私は自分と向き合う事も、夢と向き合う事もきっと出来なかったと思う、、」

サトシ「、、、」

ウララ「でもそんな時、サトシさんは私を見つけてすぐ側まで来てくれた、、。表では出さなかったけど、私本当はっ、凄く嬉しかっわよ?(笑顔)サトシさんが、以前見た私のパフォーマンスを褒めてくれた事っ」

サトシ「!」

ウララ「今まではお客さんから歓声を浴びても、サトシさんのように褒めてくれる人は居なかったんですものっ、、。だから私、サトシさんに褒めてもらった時に決めたのっ。”この人と一緒に旅行したら、自分の中で何かが変わるかも知れない”って、、」

初めて話す、旅行に誘った自分の経緯、、。自分を見つめて話を聞いてくれるサトシに対し、ウララは話を続けた。


ウララ「そしてこの7日間っ、、。私はサトシさんと一緒に過ごして、”新しい自分”を見つける事が出来たっ(笑顔)サトシさんと繋がる中で自分の弱さと向き合い、サトシさんに励まされて強くなれる自分をっ、、」

サトシ「ウララ、、」

ウララ「、、私っ、前より心が強くなったわよっ?(笑顔)今ならきっと、、良いパフォーマンスが出来る気がするっ、、。サトシさんはどう思う?」

サトシ「、、あぁっ!今のウララなら、きっと人を感動させる、良いパフォーマンスが出来るっ!俺もそう思うぜっ!?」

ウララ「ふふっ♪、、コンテストで勝つ意味や夢を叶えようとしている理由も、今ならはっきりと言える、、。私は、ずっと私のポケモン達と一緒に喜びや楽しさを感じていたいっ♪、、サトシさんが夢を追う理由と同じようにねっ」(笑顔)

サトシ「ウララっ、、」(微笑)



ウララ「サトシさんっ、、。本当に、、ありがとうっ」(笑顔)

共に時間を過ごす中で変われた自分、、。ウララは自分を強くしてくれたサトシに対し、感謝を伝えた。


そして、、、
 ▼ 939 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/10 22:00:52 ID:kV8tC9dc [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「それともう一つっ、、。私、サトシさんに隠していた事があるのっ」

サトシ「隠していた事?」

ウララ「えぇっ、、。サトシさんっ、、一瞬だけ、横を向いててくれる?」

サトシ「えっ?」

ウララ「お願いっ」

ウララに言われ、サトシはウララから顔をそらし再び海の方を見た。

すると、、、

ウララ「、、、っ」(サトシの頬にキスをするウララ)

サトシ「っ!」

横を向いているサトシに、ウララはそっとキスをした。

ウララ「、、、」

サトシ「、、、」

ウララ「、、これが、私がサトシさんに隠していた事、、。つまり、サトシさんに対する私の気持ち、、」

突然の事に思わず固まってしまうサトシ、、。そんなサトシに対し、ウララは少し頬を染めながらも、しっかりとサトシの目を見た。

ウララ「サトシさんは私が困っている時、いつも私の手を引っ張って一緒に走り出してくれた、、。私が危ない目に遭うと、いつも守ってくれた、、。私にとって、そんな人は初めてだった、、」

サトシ「、、、」

ウララ「、、だからサトシさんはっ、私にとって特別な人(笑顔)ずっと側に居たいって思うくらい、、特別で大切な人っ」(笑顔)

サトシ「、、ウララっ」

ウララ「そんな大切な人だから、、私は後悔しないように、今この胸に感じている想いを素直に伝えるわねっ」

ウララはそう言うと、一呼吸を置いて再び真っ直ぐサトシを見つめた。

そして、、




ウララ「、、私っ、、、貴方が好きっ」(笑顔)


サトシ「っ!」

ウララ「、、世界中にいるトレーナーの中で誰よりもっ、、私は貴方の事が好きっ」(笑顔)

サトシ「ウララっ、、、」

ウララは精一杯の笑顔でサトシに想いを伝え、浜辺にはそっと温かい海風が吹いた。そして、その後2人は言葉を発さず互いに目を合わせたまま、ただその場に佇んでいた。
 ▼ 940 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/10 23:08:05 ID:kV8tC9dc [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「、、、」

サトシ「、、ウララっ」

ウララ「、、ふふっ♪、、、びっくりしたでしょう?」(微笑むウララ)

サトシ「えっ?あっ、、あぁ」

ウララ「これでサトシさんに想いを伝えるのは2回目ねっ♪、、想いを伝えるって、どうして一度経験してもこんなに緊張するのかしらっ」

両手を後ろに組み恥ずかしそうに笑うウララ、、

サトシ「あっ、、そうだなっ、、俺はえーっと、、」

ウララ「そんな考え込まなくても、何も言わなくていいわよっ?」

サトシ「えっ?」

ウララ「、、今のはただ、私の想いを伝えただけっ、、。ただそれだけだから、サトシさんは何も言わなくても大丈夫っ」

サトシ「ウララ、、」

ウララ「私、、サトシさんの夢をずっと応援してるから!(笑顔)、、だからサトシさんも、これからの私の事、応援してねっ!」

サトシ「ウララっ、、、。あぁっ!俺もずっと、ウララの事を応援してる!!」(笑顔)

ウララ「ふふっ♪」(微笑むウララ)

明るく振る舞うウララをみてサトシも笑顔になり、2人は笑い合った。


ウララ「あと、最後に一つだけ、私のお願いを聞いてくれる?」

サトシ「お願い?」

ウララ「えぇっ、、。私がサトシさんと過ごした7日間、、本当に最後の思い出として、一つだけお願いがあるのっ」

サトシ「、、おうっ!どんなお願いだ?」

ウララ「、、、」ギュっ(サトシに抱きつくウララ)

サトシ「っ!」

ウララ「、、私の事、抱きしめて?」

サトシ「ウララ、、お前、、、」

ウララはサトシに近寄ると、両手をサトシの背中に回し体を寄せた。

ウララ「今日で最後だから、、、。サトシさんの事を感じていたいのっ、、だからお願いっ、、」

サトシ「、、、」

ギュっ(ウララを抱きしめるサトシ)

そして、ウララがそっと囁くとサトシもまた彼女の体を抱きしめ、2人は抱き合った。
 ▼ 941 メガヤンマ ◆hW77VUFI1w 17/09/11 00:31:49 ID:9OetQmzU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウララ「、、、」
(温かい、、、私、こんなにサトシさんの事を好きになってたのねっ、、)

サトシ「、、、」

ウララ(本当に、、幸せな時間だった、、)

”俺の名前はサトシだぜっ!”

ウララ「、、、」

”そんな事言ってないで、一緒に来いよっ!”

ウララ「、、、」

”ウララには、ずっと笑っていて欲しいからっ!”


サトシへ募らせた自分の思い、、。思い返す7日間の日々、、。抱きしめてくれるサトシの体温と共に、ウララは自分の心から込み上げてくる熱い感情を感じていた。



ウララ「、、っ、、っっ、、」

サトシ「、、、」ギュっ

時折震えるウララの体と、肩に感じる濡れた感覚、、。サトシはウララが泣いている事に気づくと、更に強く抱きしめた。

ウララ「、、っ、、っっ」
(サトシさん、、)

相手を好きであるが故にとった、相手の夢を応援する選択、、。この時流したウララの涙は、サトシに寄せる自分の気持ちと相手の幸せを願う気持ちの葛藤を苦く表しており、”抱きしめて”と言ったウララの行動は、ウララがサトシに対して見せた、最初で最後の”甘え”だった。

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