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SS

【長編SS】サトシ「オレに妹ができた」

 ▼ 1 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/25 21:23:55 ID:cW1fxHtY [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

あなたにとって、ポケモンとは何ですか?


ポケモンにとって、あなたとは何ですか?


家族?友達?仲間?



------------------------これは、不思議な魔法にかけられた、可愛い可愛いポケモンと、


そのポケモンとドタバタでハチャメチャな暮らしをするハメになった、可哀想な可哀想な少年の物語です。



物語の主人公、少年の名はマサラタウンのサトシ。サトシの夢はポケモンマスターになること!



「みんなもポケモン探しに、ゼンリョクでいこうぜ!!」
 ▼ 2 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/25 21:24:31 ID:cW1fxHtY [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第1話(全15話)   「3日前のお昼に助けていただいたポケモンです」
 ▼ 3 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/25 21:26:35 ID:cW1fxHtY [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここは、アローラ地方・メレメレ島。サトシ達はこの日、町はずれの道路でいつものように特訓をしていた……


サトシ「よぉし!休憩だピカチュウ。みんなもお疲れ様!」

ピカチュウ「ピカチュ〜」グデー

ロトム「技の映像はバッチリ記録したロト!早速確認ロト!」

サトシ「おう!」

----------------------------------------

サトシ「んー、まだまだ全員伸びしろがあるなぁ。こりゃ将来楽しみだ……さてと、折角だしお昼にしようか」

ニャビー「んにゃ?」

サトシ「じゃじゃーん!コロッケサンド!」

ロトム「おっ、サトシの好物ロト」

サトシ「ニャビー、お前と初めて会った時はオレの手からこれをブン取っていったよな?」

ニャビー「にゃぶ……」

サトシ「いやいや、もう怒ってないよ!でも思い出すんだよ。オレがこうやって誇らしげにコロッケサンド持ってたらさ……」

ロトム「……やっぱ、根に持ってるロト?」


???「……」

???「……むぅ」ジュルリ


サトシの背後の茂みからひょっこり現れた可愛いらしいポケモン。

ポケモンはサトシ達が話に夢中なのをいいことに、ゆっくり近づいてくるぞ。


???「……」ジリジリ


サトシ「バクーーーって!ホラ!こうやってコロッケサン……」

ロトム「わかったから早くみんなに配るロト!」

サトシ「あはは、ごめん。でもあの出会いはこれからもずっと忘れないだろうし……」


パシッ!


サトシ「そうそう、こうやってオレの手からパシっと……」


ピカチュウ「…………」

ニャビー「…………」

ロトム「…………」
 ▼ 4 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/25 21:28:40 ID:cW1fxHtY [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「こうやってコロ……ッケ……サ……ン…………」


サトシ「ど ど ん が ど ー ー ー ー ー ー ん ! ? ! ?」ガビーン



???「!」シュタタタタ

サトシ「どぇーい!待たんかーーい!!」ダダダダダダ

ロトム「サトシ!コロッケサンドはまだあるロト!」

サトシ「今回は人数分用意してもらったんだ!一個でも欠けると誰かの食事が減るんだよ!」

ロトム「分け前を少し減らせばいいのでは……?それよりもあのポケモンは……」

サトシ「ムウマだろ!?知ってるよ!あれが真昼間に出るようなポケモンじゃないことぐらい!」

ムウマ「モグモグ」

ロトム「あ、アイツ、逃げながら食べてるロト」

サトシ「んなっ!?やめろー!ムウマー!」

ムウマ「ゴクン」

ロトム「あ、完食したロト」

サトシ「」プツン

サトシ「オレは怒ったぞーーーー!ムーーマーーーー!」

ド ゥ  オ  ッ ! 

ロトム「出た!サトシの必殺技、『こうそくいどう』!!」


サトシ「う゛おぉお゛ぉおぉ゛おぉお゛ぉおぉ゛!!」

--------------------------------------

ムウマ「」チーン

ロトム「……で、捕まえたはいいけどどうするロト?」

サトシ「えっ!?そ、それは……」

ピカチュウ「ピカピィ」

サトシ「んん……まぁ食べられちまったモンはしょうがないし、軽く叱ってから逃がしてやろうか」
 ▼ 5 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/25 21:31:00 ID:cW1fxHtY [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムウマ「ZZZ……」

ロトム「目を覚まさないロト」

サトシ「仕方ない。みんな、残りの分だけでも食べて午後も頑張ろうぜ!」

ニャビー「にゃう!」


オッサン「こりゃガキ共!こんなトコに屯しおってどういうつもりじゃ!」

サトシ「え?」

オッサン「ここは『ハウオリ霊園』。亡くなったポケモン達を悼む場所じゃ」

サトシ「えっ……うわホントだ!お墓がたくさん……」

ロトム「ムウマを追いかけてるウチにこんなところに来てたんだロト」

オッサン「さぁさぁ、墓参りにしにきたんでないのならとっとと帰れ!ポケモン達が安心して休めねぇだろうが!」

サトシ「あ、あぁ、すすすみません!すぐお暇しまー……」

オッサン「ん?……ちょっと待てガキ共!」

サトシ「ヒッ」

オッサン「そこで寝転がってるムウマ、お前のポケモンか?」

サトシ「いえ?」

オッサン「となると、墓荒らしのムウマか……お前達、コイツにエサをやったりはしてねぇだろうな」

サトシ「い、いえ(寧ろ取られたんだけど)」


ムウマ「ZZZ……」

オッサン「コイツはとにかく食い意地の張ったヤツでな、供え物の盗み食いを繰り返すウチにこの霊園に居ついちまったんだ」

オッサン「地元の連中とも組んでコイツを何度かドツいてやったんだが、未だ懲りる気配もねぇ」

ロトム「あっ、よく見るとムウマの体に小さなアザがたくさんあるロト」

サトシ「えっ……」

オッサン「ここにあるお供え物を取らないっていうのは、ここに住む野生ポケモンと、オレ達人間の間での約束なんだ」

オッサン「それなのにこの罰当たりは……」

サトシ「……」

オッサン「それよりもお前ら、ここに用が無いならとっとと帰ることだ」

オッサン「それとも何か?お前らもお供え物を盗み食いしに来たのか?」

サトシ「い、いえ、そんな!」

オッサン「だったらこんな所でほっつき歩いてねぇで家に帰って宿題でもしてやがれ!」

サトシ「す、スンマセンしたーー!!」ダダダダダダ
 ▼ 6 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/25 21:31:38 ID:cW1fxHtY [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「あー怖かった……」

ロトム「僕達よりもあのおじさんの方がよっぽど道端で屯してそうな顔だったロト」

ピカチュウ「ピカピ?」

サトシ「どうした?あぁ、コイツか」

ムウマ「ZZZ……」

サトシ「ほっとけなくて連れてきちゃった。ハハハ」

ロトム「でもそのムウマ、どうするロト?」

サトシ「ポケモンセンターに連れていこう。あのおじさんの言う通りなら、このままだとコイツが傷付くだけだよ」

サトシ「というわけで今日の練習は終了だ!みんな行くぞ!」

ピカチュウ「ピカチュウ♪」
 ▼ 7 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/25 21:33:52 ID:cW1fxHtY [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------ポケモンセンター-------


サトシ「こんにちは!」

ジョーイ「あらサトシ君!……ニャビーも元気そうね。よかった」

-------------------------------------------------

ムウマ「ZZZ……」

ジョーイ「あぁこの子……ハウオリ霊園で悪さしてるって子でしょ。知ってるわ」

サトシ「でも放っておけないんです!オレも被害者なんですけど、その傷だらけの体を見てると……」

ジョーイ「放っておけないよね。えらいよサトシ君!ケガしたポケモンに善も悪もないものね」

サトシ「えへへ……///」


ジョーイ「とりあえずはこちらで預かっておくわね」

サトシ「あ!あとジョーイさん、これ……」

ロトム「!」

ジョーイ「これは……コロッケサンドかしら?」

サトシ「目が覚めたらアイツに食べさせてあげてください。きっとまだお腹が減ってると思うから……」

ジョーイ「了解!ムウマちゃんが元気になったら連絡するから、また引き取りにきてね!」

サトシ「ありがとうございました!」

---------------------------------------

ロトム「本当にいいロト?サトシが一番食べたかったんじゃ……」

サトシ「いいんだよアレで。ね?」

ピカチュウ「ペカァ♪」

ニャビー「んにゃ」

サトシ「さぁ、帰ったら博士に早めの夕ご飯にしてもらおうぜ!」


いたずら好きのムウマを救ったサトシの優しさは、守り神の眼にも、確かに止まっていた。

奇跡の物語はまだ、始まったばかり---------------------------------


カプ・コケコ「……」ジーッ


サトシ「!」

ロトム「サトシ?どうしたんロト?」

サトシ「何か……どこからか妙な視線を感じるんだよなぁ……」
 ▼ 8 ネコ@ラティアスナイト 17/07/25 21:34:41 ID:GIP5Lzm. NGネーム登録 NGID登録 報告
トヨタシエンタ
 ▼ 9 テラ@きゅうこん 17/07/25 21:37:00 ID:1pQezzfo NGネーム登録 NGID登録 報告
シエンネ、メガシンカだ!!
 ▼ 10 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/26 21:37:34 ID:I4yKmrz. [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------3日後-------


サトシ「うぁ〜終わんね〜」カリカリ

ククイ「まぁ、今週は多めに宿題を出したからな」

サトシ「他人事みたいに言わないでよ!ねぇ博士、先生なら解答付の教科書とか持ってるでしょ?貸してよ!」

ククイ「そんな『イカサマ』はダメだって言ってるだろ?オレは夕飯を作ってるから、出来たらまた見せにこいよ」

サトシ「とほほ……」


ロトム「サトシの現時点での宿題の正答率は41%ロト。30%を下回ればきっと再提出が待ってるロト……」

サトシ「マズイな……こんな量の宿題を再提出だなんて想像したくないよ……」

----------------------------------------------

サトシ「や、やっと終わった……」

ロトム「開始から2時間40分。お疲れ様ロト。さぁ、ご飯を食べに行くロト!」

サトシ「もう食欲なんてございません……」

ロトム「今日はサトシの好きなコロッケカレーだって言ってたロト」

サトシ「しゃあねぇなぁ……」ガタッ

ロトム「食うんかい」


ドン!  ドン!

サトシ「な、何だ!?」ビクッ

ロトム「どうやらお客様ロト」

ククイ「オレが出るよ。サトシ達は先にいただいててくれるか?」

サトシ「ほーい」
 ▼ 11 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/26 21:39:35 ID:I4yKmrz. [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「いやー、しっかしククイ博士も尖ってきたよね」モグモグ

ロトム「思春期の子供を抱えた親みたいなこと言うなロト。宿題が多いのは博士の気紛れじゃないロト」

サトシ「100%そう断言できるか?」

ロトム「機械に断言させないでほしいロト。何事にも確率はあるロト」

サトシ「ほれみろ……」モグモグ


ククイ「サトシ、お前にお客さんだ」

サトシ「えっ、オレに?」

ククイ「あぁ。何だか変わった子が玄関で待ってるから早く行ってやれ」


サトシが玄関に出ると、確かに変わった子が待っていた。

活発そうな性格を連想させるまるっとした瞳に、どこかで見たような紫のグラデーションがかかった黒髪。

育ちの良さそうな膝丈のワンピースと、それに明らかにミスマッチな赤い運動靴。

それに6、7歳くらいに見られるちょこんとした背丈。そんな少女は暇そうに、ドアの仕切りに靴底を擦り合わせていた。


サトシ「……子供?」

???「! こんばんわ」

サトシ「あっ、えーっと……誰かな?オレに何の用?」

???「だれに見える?」

サトシ「えーーー……」

???「ヒント、3日前のおひるにたすけてもらった」

サトシ「?」

ロトム「サトシ、見た目といい雰囲気といいひょっとしてこの子は……」ヒソヒソ

サトシ「! ……いやいや、そんなハズないだろ。確かに似てるけどこの子は人間だろ?オレが助けたのはポケモンの……」

サトシ「持ち主!そうだ持ち主だよ!絶対そうだ!」

サトシ「いやいやゴメンね!折角来てもらったところ悪いけどお礼とかは全然いらないよ!ただオレがあのムウマをほっ……」

???「わたし、だれのでもないよ?」

サトシ「は?でも三日前の昼って『それ』しか覚えが……君はムウマの何なの?」

???「ムウマの何でもなくて、そのものだよ」

サトシ「は……はは……いやぁスミマセンねお客さん、ワタクシ貴方の言ってることがサッパリ……」


???「あらためましてこんばんは。この間たすけていただいたムウマでございます」ペコリ

サトシ「確定したZ」
 ▼ 12 プ・テテフ@クイックボール 17/07/26 21:40:48 ID:TuHQ3amc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
wktk
 ▼ 13 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/26 21:42:23 ID:I4yKmrz. [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムウマ「わけあって人間になっちゃいました。どうぞよろしく」

サトシ「よろしくじゃなーーい!!なっちゃいましたじゃなーーーい!!」

ムウマ「不満ですか?」

サトシ「不満も何も……!まぁいいよ。ポケモンが人間に化けるなんて今に始まったことじゃないし」

ロトム「えぇ……近頃ポケモンが人間に変身するのは日常茶飯事……と。データアップデートロト」


ククイ「どうしたサトシ、大声なんか出して……あれ?誰だその子」

サトシ「博士、3日前に助けたムウマが女の子になってやってきた」

ククイ「はぁ?」

ムウマ「初めましてサトシくんのお父様、『ムウマ』が『ムウマのおんがえし』に参りました」

ククイ(何だ?絵本の真似事か……?)

ククイ「ま、まぁ詳しいことは飯を食いながら聞こう。よかったら食べてけよ」

ムウマ「あんがとござーますっ!」

サトシ(突然人ん家に押しかけるのを恩返しだなんて……まぁ、悪い子ではなさそうだな)

ムウマ「あっサトシくん、ちょいとおまちを。じつはわたしから一つだけたのみごとがございます」

サトシ「何?」


ムウマ「『おにーちゃん』って呼んでも……いいですか?///」


サトシ/ククイ/ロトム「「「ど ど ん が ど ー ー ー ー ん ! ? ! ?」」」ガビビーン
 ▼ 14 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/26 21:44:54 ID:I4yKmrz. [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「……と、とりあえず飯にしようか」

ムウマ「おぉ!ごはん!ごはん!」

サトシ「……」

ムウマ「おにーちゃん!今日のごはんはなに!?なに?」

サトシ「……その呼び方、何とかならないのか?」

ムウマ「ならない!」

サトシ「そっか、じゃあいいや」

ムウマ「今日からわたしはおにーちゃんの妹だよ!食べながらおにーちゃんのこといっぱい教えてよっ」

サトシ「今日『から』!?何日この家に居座るつもりだよ!?」

ムウマ「んーー、わかんない」

サトシ「おぉい!?」

ムウマ「でも大丈夫!ムウマはおんがえしに来たの!これから毎日おにーちゃんにステキなライフを提供するよ!」

サトシ「すてきなライフってな……」

ククイ「まぁ、色々と解せない所はあるがオレもポケモン博士だ」

ククイ「君がポケモンだって言うのなら喜んでこの家で保護してやろうじゃないか」

ムウマ「ホント!? あんがとござーますっ、お父様!」

ククイ「おとっ……!?」

ムウマ「さぁおにーちゃん遊ぼ!兄妹なかよく元気にくらさなきゃ!」

サトシ「今さっき飯だって騒いでたよな!?ちょっ、博士!助けて!」


ククイ「……こりゃ、生活がガラリと一変しそうだ」

ククイ「来て数分でこの騒ぎ様……オレ達じゃなきゃとっくに追い出してるぞ」
 ▼ 15 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/26 21:48:00 ID:I4yKmrz. [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------翌日 ポケモンスクール-------


ムウマ「……」ウトウト

ククイ「では校長、よろしくお願いします」

ナリヤ「おーおー任せなサイドン!授業中、この子の面倒は私がしっかり見ヨーギラス!」

ナリヤ「……で、この子の名前は?」

ククイ「それが……」
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サトシ「あーこらこら、食べる時には机に肘付かないの」

ムウマ「むぅ……人間のルールややこしい」

ククイ「二人共、ちょっといいか?」

サトシ「何?」

ククイ「サトシ、ムウマに名前をつけてあげよう」

ククイ「何でか知らんが、確かにムウマは人間になった。何でか知らんが、これ大事だ」

ククイ「だからポケモンの名前じゃなくて、オレ達は別の名前で呼び合うべきだと思ってる」

サトシ「名前?急にそんなこと言われても……」

ククイ「この子はお前を慕ってるんだから、お前がつけてやるべきだ」

ロトム「サトシのネーミングセンスが問われるロト」

ムウマ「〜♪」スリスリ

サトシ「こらこら、引っ付くなって」

ピカチュウ「……」イラッ


サトシ「うーん……名前……ムウマ……うーん……」

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ナリヤ「それで、名前は?」


ククイ「          命名 『ムーマ』 です          」


ナリヤ「全然変わってナッシーーーーーー!!!」ブシャー


ムーマ「お父様ー、このオッサンうるさい」

ククイ「放課後に迎えにくるから、今はこのおじさんで我慢しなさい」

ナリヤ「我慢!?」
 ▼ 16 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/26 21:50:32 ID:I4yKmrz. [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-----教室-----

マオ「それで?そのムーマちゃんって子とはうまくやってけそうなの?」

サトシ「どうだか……放し飼いのポケモン4匹に加えて小っちゃい女の子1人……今まで以上に疲れるかもなぁ」

マーマネ「まだ頭が追いついてないよ。ポケモンが人に化けて、しかも喋るなんて」

マーマネ「そんな非科学的なことってホントにあるものなんだね……」

スイレン「サトシ、嘘だって言うなら今のうちだよ?」

サトシ「嘘じゃねぇよ!嘘なら悩まないって!」

リーリエ「そういえばサトシは同い年の人達だけでなく、年下の子供さんとも旅をしたことがあるんですよね?」

サトシ「あぁ。でもマサトもユリーカもしっかり者だったから特に困りもしなかった。だけど……」

サトシ「あの子は違う。あんなベタベタしてくる子は初めてだ。必要以上に懐いてくるんだよ」

サトシ「甘えん坊というか……ちょっと鬱陶しいというか」


カキ「ベタベタ……だと……!? 鬱陶しい……だと……!!?」

カキ「サトシ貴様!仮のとはいえ、妹の愛を兄であるお前がマジメに受け取らないとはどーゆーことだ!おぉん!?」

サトシ「いだだだだだ!やめろカキ、首を掴むな!せめて襟元を……!」

カキ「オレなんかなぁ……!オレなんかなぁ……!」ポロポロ

マーマネ「あ、泣きだした」

スイレン「サトシ、カキは妹が絡むとスイッチが入る。気分次第で豹変することがあるから気をつけて」

マオ(あんたが言うか)


リーリエ「と、とにかく困ってることがあったら遠慮なく相談してくださいね!頼りになるかわかりませんけど……」

サトシ「そう言ってもらえると助かる」

マーマネ「にしてもムーマちゃんだなんて……もうちょっといい名前は無かったの?」

サトシ「いやぁ、ホントに思いつかなくて……名前って考えるの大変だもんな。リーリエが羨ましいよ」

リーリエ「わ、私はシロンって名前を考える時は一日中そのことばっかり考えてましたし……」

サトシ「もうオレが考えてもしょうがないからリーリエが決めてくれよ。ムーマよりもいい名前」

リーリエ「丸投げ!?」

マオ「サトシ、ちょっとはカキの方見た方がいいよ」


カキ「……」ゴゴゴゴ


スイレン「あ、カキが殺意の波動に目覚めてる」

マーマネ「逃―げよ」スタタタ
 ▼ 17 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/26 21:52:14 ID:I4yKmrz. [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「……サ〜……ト〜……」


シ ャ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ッ ! ! !


サトシ「ウアアアアアアアアアア!!」

------------------------------------

カキ「二度と兄としての責任を放棄しようとするな」

サトシ「別に嫌ってワケじゃ……」

マオ「サトシ、諦めなさい」

ククイ「何か『だいばくはつ』が起こったようだが、構わず授業を始めるぞ。早く席につけ」

マオ「先生、ムーマちゃんは?」

ククイ「今は校長室で校長と一緒さ」

スイレン「校長室は雨戸の閉まった窓が一つだけ。他に出口は入り口のドアのみ、ここから導き出せる答えは……」

マーマネ「怖いこと言わないでよ」

リーリエ「校長ともあろう方がそんなことしませんよ」

マオ「何てったって校長だもん」




ナリヤ「何か良からぬ事態を期待しておるようじゃが、本当に何も起きないからそんな台詞を言っても無駄だゾロアーク」

ムーマ「何言ってんのこのオッサン」
 ▼ 18 ャスパー@プレシャスボール 17/07/26 21:56:15 ID:hKCYkwbw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援テイ。画像有ったらクレッフィ。
 ▼ 19 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/26 21:56:22 ID:I4yKmrz. [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネッコアラ「ふゎ〜」

キーン コーン……


ムーマ「初めまして。ムーマと申します。サトシくんの妹ですっ」ペコリ

マオ「かわぃぃ〜!ウチにもこんな妹がほしいなぁ……」

ムーマ「ムーマはみんなの妹ですっ」

マーマネ「うぁー早速媚びるねぇ〜」

カキ「……」

サトシ「じゃあみんなに自己紹介だ。ムーマの好きな食べ物は何だったか?」

ムーマ「コロッケです!」

マオ「あはは、サトシと一緒」

サトシ「じゃあ好きな色は?」

ムーマ「オーベルジーヌ(#37104B)です」

マーマネ「何色それ」

サトシ「じゃあ好きな絵本は?ほら、昨日言ってたやつ」

ムーマ「まだまだキャタピー」

サトシ「はい、おりこうさん」ナデナデ

ムーマ「えへへ///」

ピカチュウ「チッ」

マオ「えらいえらい!ちゃんと自己紹介できるんだね!」パチパチ

スイレン「ウチの妹たちも見習ってほしい。あぁ見えて上がり症」

スイレン「サトシ、良かったらムーマちゃんとまた家に来て訓練させてほしい」

マーマネ「おっ、アプローチかい?」

スイレン「死ね」

マオ「まだ信じられないけど……元ポケモンってことは、他のポケモンの言葉もわかっちゃったりするの?」

ムーマ「うん」

サトシ「ムーマはスゴイ子なんだぜ!野生のポケモンが何を考えてるのかもピッタリ当てちゃうんだ!」

サトシ「おかげで今日の学校までの道中もすごく楽しかったんだ!な、ムーマ?」

ムーマ「わたしはおにーちゃんと一緒にいるだけで楽しいよ///」

ピカチュウ「」ブチッ


マオ「じゃあ例えば今のピカチュウはどんなことを考……って怖っ!何あの顔!?」
 ▼ 20 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/26 21:59:15 ID:I4yKmrz. [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>18
申し訳ないが絵が描けないから画像はナッシー。ビジュアルは完全な想像で楽しんでくだサイドン。




サトシ「ピカチュウ……一体どうしたってんだ」

ピカチュウ「ピィカ」

ムーマ「えーっと、『大概にしろよクソアマ』だって」

スイレン「えっ」


ピカチュウ「ヂ ャ ア ア ア ア ア ア ! !」バリバリバリ

ムーマ「うぎぎぎゃぎゃん!!」


ムーマ「へ……へひ」ヒクヒク

リーリエ「だ、大丈夫ですか?」

マーマネ「あまりにもムーマちゃんがサトシとくっつきたがるから……」

スイレン「でも男の嫉妬は見苦しい」

サトシ「ほら、ちゃんと謝れよ」

ピカチュウ「ピッ」プイッ


リーリエ「た、立てますか?」

ムーマ「へーきへーき。痛いのにはなれてるから。それよりもわたし、もっといろんなポケモンが見たい!」

サトシ「じゃあムーマ、試しにみんなのポケモンのお悩み相談をやってみてくれよ」

ムーマ「りょーかーい!」
 ▼ 21 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/26 22:01:40 ID:I4yKmrz. [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオ「どうだった?」

ムーマ「マお姉ちゃんのアママイコは一度でいいからチューボーに立ってみたいって」

マオ「なるほど……危ないし練習が必要だから今はやめとけって言っとこうかな」

ムーマ「青いお姉ちゃんのアシマリはバルーンの朝練が最近つらくなってきたって」

スイレン「そっか……深夜のDVD鑑賞会、週4から週2に減らそうかな」

ムーマ「白いお姉ちゃんのシロンは新しく出たおやつに興味があるって」

リーリエ「そういえば、最近シンオウ地方で人気の『ポフィン』というお菓子がアローラでも発売しましたね」

ムーマ「マーくんのトゲデマルはトレーナーを替えたいって」

マーマネ「はぁん!?」

サトシ「ドンマイ。でもトレーナーを選ぶポケモンは将来強くなるっていうぜ」

マーマネ「お、おぅ……」


ククイ「カキ、お前は輪に入らないのか?」

カキ「仮の関係とはいえ、サトシからは責任というものがこれっぽちも感じられません。兄としての自覚がない」

ククイ「まぁ……自覚というかあれが妹に対する彼なりの態度なんじゃないかな」

カキ「そうすかね」

ククイ「逆にお前はホシちゃんが言うように過保護だと思うんだが?」

カキ「睡眠中の妹の部屋の入り口に一晩中仁王立ちして見張りをすることのどこが過保護なんですか」

ククイ「お、お前……まぁ、何をしようと勝手だが、だからこそサトシの接し方を受け入れてもいいんじゃないか?」

カキ「もっと妹がいることに幸せを感じてほしいんです。妹がいる者同士、サトシとも今まで以上に仲良くなりたい……」

ククイ「そうか。まぁオレも無理強いはしないよ。くれぐれもケンカだけはしないようにな」

カキ「……はい」
 ▼ 22 メノデス@ひかりのいし 17/07/26 22:08:32 ID:yJKDIIIs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なんとなく作ってみたよ
 ▼ 23 ィ@あいいろのたま 17/07/26 22:11:44 ID:TuHQ3amc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なぜかアセロラでイメージしちゃってた
とにかく支援、1レスあたりが割と長いし地の文もいい感じ
 ▼ 24 ッキング@いんせき 17/07/26 22:57:15 ID:Yo5t5o.M NGネーム登録 NGID登録 報告
>>22
運動靴では無い、−1919810点
 ▼ 25 ガボスゴドラ@ゲンガナイト 17/07/26 23:38:05 ID:hKCYkwbw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すいません、我が儘言っちゃって。これからも応援してます。
 ▼ 26 ーボック@セシナのみ 17/07/27 00:08:49 ID:V0g00q.k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 27 ロモリ@たからぶくろ 17/07/27 00:10:31 ID:ryRYTybw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>24
サンダルのつもりなんだったけどなぁ……運動靴って書かれてたっけ、見落としかな
 ▼ 28 tQb4dKoPUA 17/07/27 00:31:44 ID:3GygXDR2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 29 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/27 21:50:16 ID:DfMGsNGc [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>22
かわいい(*´ω`*) 懐かれたい







サトシ「カキ!お前も来いよ!」

ムーマ「赤いお兄ちゃんのバクガメスはあなたが構ってくれないと暇だって」

カキ「……サトシ、一つだけいいか?」

サトシ「?」

カキ「お前はその子と一緒に暮らせて幸せか?」

サトシ「んー、っつってもまだ二日目だし……もちろんこんな生活も続けるのもいいなとは思ってるけど……」

カキ「その程度か」

サトシ「と言いますと?」

カキ「いいか?妹ができるっていうのは、お前に絶対に守らなきゃいけないものができるってことだ」

サトシ「ふむふむ」

カキ「お前はまだその認識が甘い。お前の今のムーマに対する関わり方はお前のポケモン達とほぼ一緒なんだよ」

カキ「さっきからこれからこいつをよろしく、こいつはすごいんだぜ、とか、扱い方がまんまポケモンのそれじゃないか」

サトシ「えっ、だってコイツは元はポケモ……」

カキ「屁理屈を垂れるな!」

サトシ「はい」

マオ「とどのつまり、カキは何を言いたいのさ」

カキ「サトシにもっと兄としての自覚を持ってもらいたいんだよ。兄としていつでも妹を想うような心掛けをしてもらいたい」

マーマネ「あのさ、どこのお兄ちゃんもカキみたいな人だとは……」

カキ「屁理屈を垂れるな!」

マーマネ「はい」
 ▼ 30 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/27 21:55:11 ID:DfMGsNGc [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「自覚を持つって、具体的には何をしてほしいんだよ」

カキ「ムーマにもっと積極的に関わらないとダメだと言ってるんだ。兄妹の距離を縮める方法といったら……もうわかるだろ?」

マオ「おままごと!」

マーマネ「実験ごっこ!」

リーリエ「肩車ですか?」

カキ「餓鬼かお前ら!!」

スイレン「じゃあ●●●?」

カキ「いや、餓鬼っぽくなきゃいいってもんじゃねぇよ何てこと口にするんだお前」

スイレン「でも、二人の距離が物理的に……」

カキ「あ゛ーーーーもう喋るな!!」

サトシ「結局オレ達何すればいいんだよ教えてくれよ!」

ムーマ「くれよくれよ!」


カキ「 デ  −  ト だ ! !」


サトシ「!?!?」

カキ「デートだ。これ以上のイベントは無いだろう」

マオ「で、デート……サトシとムーマちゃんが!?」

カキ「そうだ。サトシとムーマが距離を縮めるためには必要だとオレは考えてる。デートプランは考えておくから心配ない」

マーマネ「ほ、本気だね」

サトシ「もうそっとしといてほしいんだけど……」

ムーマ「デートっ♪デートっ♪」

サトシ(うわーめっちゃ乗り気だ)

ピカチュウ「チッ」

カキ「いいかサトシ。詳しいことについてはいずれ話す。それまでは自分でムーマとの関係を深めることだな」

サトシ「ちょ、ちょっと、話を進めないでくれよ」

カキ「3週間だ。3週間後までにデートのプランやその他諸々の決定をするからオレからの説明をしっかりと頭に入れておけ」

マーマネ「3週間ってどれだけ大掛かりなのにするつもりなの……」

サトシ「あぁもうわかったよ。って言うか、まるでオレとムーマが仲が悪いような言い様だなさっきから」

カキ「ムーマはともかくお前に問題があるからなぁサトシ。もっと妹に積極的になれ。これはお前のためのデートだ」

サトシ「有難迷惑……」

リーリエ「ご愁傷様です……」
 ▼ 31 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/27 21:57:47 ID:DfMGsNGc [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-----ククイ家-----


ムーマ「デートっ♪デートっ♪」

サトシ「というわけです博士」

ククイ「どういうわけだと言いたいが、どういうわけなのか容易に想像できるからやだな」

ククイ「カキの言う事も一理あるが……校則に反することだけはするなよと言っておくから安心しろ」

ロトム「ピカチュウは帰ってからもずっと拗ねてるロト」

サトシ「驚いたよ。あいつも嫉妬なんかするんだなぁって」

ムーマ「おにーちゃん、ひまー。あそぼ?」

サトシ「ん?何して遊びたい?」

ムーマ「『魔女っ子リリーちゃん』ごっこ!わたしリリーちゃんの役!」

サトシ「じゃあ……オレは何の役?」

ムーマ「リリーちゃんの魔法でピカチュウに変えられた哀れな少年役!」

サトシ「わおデジャヴ」

モクロー「ZZZ……」


ククイ「フフ、賑やかってのはいいもんだな」

イワンコ「わん!」

ピカチュウ「」ブスー

ククイ「ピカチュウ、お前も機嫌を直してあの中に入ってきたらどうだ?」

ピカチュウ「ピー」

ククイ「サトシは何もお前のことが嫌いになったわけじゃないんだぞ?」

ククイ「考えてみろ。今までの旅もサトシとピカチュウとポケモン達、みんなで思い出を作ってきたんだろ?」

ピカチュウ「ピカチュ……」

ククイ「カキの言う通り、サトシのムーマに対する接し方は今までサトシがポケモン達にしてきたのとほぼ一緒だ」

ククイ「だからこそ、お前が受け入れてやったらどうだ?お前が新しい仲間をドンドン受け入れたようにな」

ククイ「お前はサトシの大事なパートナーなんだろう?」

ピカチュウ「ピカ……」
 ▼ 32 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/27 22:02:17 ID:DfMGsNGc [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムーマ「くらえ、魔女っ子リリーちゃんの必殺ワザ、正拳突きー!」ボコォ

サトシ「ぐえー、鎖骨にヒビがー」


ククイ「はは、ホント楽しそうだ。よし、お前も混ざってこい!」

ピカチュウ「ピカ!」

ククイ「よしよし、それでいいんだ……さて、居候がまた一人増えた。オレも頑張るか」


ロトムの時も、モクローの時も、そしてニャビーの時も、新しい家族が増えることでサトシの人生は少しずつ変わった。

そして今度も。サトシにとって彼女は特別ではなく、ポケモン達と同じように家族として暮らしていくことになるのだから。

--------------------------------------------------

サトシ「ピカチュウ、『アイアンテール』!モクローは『つつく』だ!」

ピカチュウ「チャアアアッ!!」ガシィン!!

ムーマ「ほぇー、2匹に合図を出すなんて、おにーちゃんは器用なんだね」

サトシ「慣れてるからな」エヘン

--------------------------------------------------

ムーマ「ロトム、もう1まい!」

ロトム「はいよ」パシャ

サトシ「何作ってるんだ?」

ムーマ「セルフしゃしんしゅ〜」ペタペタ

サトシ「ハハ、ムーマはオシャレなんだな。女の子らしいや」

--------------------------------------------------

ムーマ「おにーちゃん!わたしサンタさんに会いたい!」

サトシ「どこでサンタさんを知ったのか知らんが季節外れで今は会えないぞ」

ムーマ「会いたい会いたい!サンタさんを想うほど遠く感じて」ブルブル

サトシ「震えんな。わかったサンタさん呼んでやるよ。まずは魔法陣を床に描いて召喚の儀式を……」

ククイ「サタンさんを呼んでどうする」

--------------------------------------------------

フィルムに残し損ねた一瞬をたくさん乗せて、楽しい時は流れ過ぎていく。


そして、カキのデート発言から1週間が過ぎたある日のこと……
 ▼ 33 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/27 22:03:49 ID:DfMGsNGc [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
明日からのおはなし


第2話(全15話)   「自由すぎる兄」

 ▼ 34 ガジュペッタ@だっしゅつボタン 17/07/27 22:04:59 ID:Jcjaa8Ew NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
床に魔法陣……召喚……グルグル……?
 ▼ 35 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/28 20:51:55 ID:77DHb42. [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネッコアラ「ふぉ〜」


キーン コーン……


サトシ「終わった〜」

ピカチュウ「ペカチュ」

サトシ「さてと……今日は宿題も無いし、このまま真っ直ぐ特訓に行くか!」

ナリヤ「サトシ君、放課後はワシと一緒に校長室まで来てもらう約束だったジャローダ」

サトシ「あっ忘れてた」


スイレン「!……この感じ、まさか今度こそ……」

マオ「もういい加減諦めなさいな」ペシッ

スイレン「うべっ」

----------------------------------------------------------

ムーマ「……」ウトウト

サトシ「それでオーキド校長、何の用事ですか?」

ナリヤ「サトシ君、ワシがリージョンフォームの研究をしている博士だということは知っているね?」

ナリヤ「そこで一つ、サトシ君から許可をもらいたいんじゃ」

サトシ「許可?」

ナリヤ「アローラとカントーで姿の違うポケモンの研究、そのためのサンプルとして君のポケモンを貸してほしいんじゃ……」

サトシ「ん?でもオレそんなポケモ……あっ!1匹だけいた!」

ナリヤ「おぉやハリテヤマ!ではさっそくユキナリと通信をするぞぃ!」
 ▼ 36 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/28 20:55:44 ID:77DHb42. [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーキド「済まんのぅ、留守のケンジにはまたワシからよろしく言っておくぞ」

サトシ「もうあいつオレのこと嫌いになったんじゃないかな」

オーキド「と、とにかくそっちにボールは渡ったようじゃな。では引き続きスクールで頑張っておくれよ」

サトシ「ありがとうございました!」


ナリヤ「その子がアローラにはいないカントーのポケモンじゃな」

サトシ「はい。いやぁ懐かしいなぁ……」

ピカチュウ「ピカピィ」

サトシ「あ、そうだな。じゃあ久しぶりの再会と行こうか!」ポン!


ベトベトン「 う゛ ぇ 〜 あ ぁ゛ ぁ 〜」


ムーマ「」ビクッ

ベトベトン「う゛えぇぇ〜とぉぉぉ〜♪」ズシリ

サトシ「あはは、久しぶりだなぁ〜!ちょっと太ったか?」

ナリヤ「な、何じゃあのベトベトンの色!写真では見たことあるがやはり慣れんわ」

サトシ「見た目で判断しちゃダメですよ。コイツはとっても人懐っこくてかわいいんですから♪」

ピカチュウ「ピッカチュウ♪」

ベトベトン「う゛ぇぇぇ」チラッ

ムーマ「ヒッ」

サトシ「あぁ、紹介するよ。新しい仲m……じゃなかった。オレの妹のムーマだ。よろしく!」

ベトベトン「う゛ぇお?」

サトシ「ホラ、挨拶挨拶」

ムーマ「よ、よろしくおねがいします……」オドオド

ベトベトン「……」

ナリヤ「それじゃあサトシ君、しばらくベトベトンを貸してもらうぞ」

サトシ「はい……あ、そうだ」

サトシ「校長、さっきの転送マシンもう一回使っていいですか?」

ナリヤ「あぁ構わんが……次はどのポケモンを?」

サトシ「フフ、折角の機会だ。この際オレもちょっと本気になってみようかなって」

ムーマ「おにーちゃん?」

サトシ「まぁ、ホントはオレが会いたいだけなんですけどね。ハハハ」
 ▼ 37 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/28 20:57:32 ID:77DHb42. [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------通学路-------


ムーマ「わたし、おにーちゃんとシュミが合わないのかも」

サトシ「ん?」

ムーマ「だってさっきのポケモンすごく怖かったもん。わたしならあんなのゲットしたくないよ」

サトシ「まぁここだけの話、オレも内心アイツをゲットするのを躊躇ってたところもあったかな」

サトシ「アイツのカワイイところに気が付けたのは後になってからの話さ。ムーマもトレーナーになってみりゃわかるさ」

ムーマ「わたし、なれるかな?ポケモントレーナー」

サトシ「なれるよ!ムーマはポケモン達と仲良くやれてるじゃないか」

ムーマ「うん……」

ピカチュウ「ピカピカ」

ムーマ「アハハ、ありがとうね。なれるといいな……」

サトシ「ムーマ、今日は早く寝た方がいいぞ」

ムーマ「どうして?」

サトシ「夕べ、明日の休みにプールに行きたいって言ってたじゃないか」

ムーマ「えーっと……」

サトシ「だから今朝オレがリーリエに頼んだんじゃないか。明日はムーマの為に自家用プールを貸してあげてって」

ムーマ「そーいやそんな話してたようなしてなかったような」

サトシ「忘れてたのか?何だよぉオレも乗り気だったのに」

ムーマ「えっ?おにーちゃん、そんなに白いお姉ちゃんの水着が見たかったの?」

サトシ「違う違う、オレは別件だよ」


サトシ(何の為にコイツを研究所から連れてきたんだ。モデルチェンジしたコイツの力、試さずにはいられないんだから)

モンスターボール「…………」
 ▼ 38 クシオ@ツメのカセキ 17/07/28 21:12:27 ID:tHZwrqKA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンジwww
 ▼ 39 ブリアス@ヤドランナイト 17/07/28 21:13:33 ID:r3ioRU6U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここで言うことじゃないけど長編ssってショートじゃなくね
 ▼ 40 タチ@モモンのみ 17/07/28 21:14:04 ID:zNsNv50. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>39
サイドストーリー定期

支援
 ▼ 42 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/28 22:33:15 ID:77DHb42. [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブロロロロロロロ……


サトシ「〜♪」

マオ「サトシ、さっきからずっとそのモンスターボールを眺めてるけど……」

サトシ「あっと」

マオ「サトシの目的は大体察せるけど、ムーマちゃんにもっと構ってあげなきゃダメだよ?もっとお兄ちゃんとしての自覚を……」

サトシ「あぁもうみんなしてそう言う!じゃあ聞くけど、マオの思うお兄ちゃん像って何だよ?」

マオ「んー、まぁあたしも二人兄妹の妹だから言わせてもらうけど、やっぱり構ってほしい時に構ってくれるのがいいかな」

ムーマ「」コクコク

マオ「甘えたい時には頭を撫でてくれたり、寂しい時には同じベッドで添い寝してくれたり……」

ムーマ「おなかが空いたらおやつを作ってくれたり、わたしといる時はいつもニコニコしてくれたり」

サトシ「随分と都合が良くないかそれ」

運転手「要するに、いかなる時も妹さんのことを思って生活するのが兄としての務めということでございますサトシ様」

マオ/ムーマ「「あんがとござーますっ!」」

サトシ「いついかなる時も妹のことを……」モヤモヤ

--------------------------------------------------------

ホシ「よいせ、よいせ」

カキ「あ゛あ゛ーーーっ!ホシ、重いものはお兄ちゃんに任せろって言ったろ!?」


ホシ「お兄ちゃーん!いってらっしゃーい!」

カキ「はぁ〜い☆」

--------------------------------------------------------

サトシ「なるほど、俗に言う『依存症』ってやつだな」

マオ「張り倒すぞ」
 ▼ 43 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/28 22:34:35 ID:77DHb42. [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------リーリエ家-------


マオ「着いたぞ!リーリエハウス!」

ムーマ「リーリイェェェイ!」

マオ「サトシ、楽しみだね♪」

サトシ「どりあ゛えず生きてごごに来られ゛たことに゛はメレメレの゛守り神に感謝じなぐちゃな」ボッコボコ


※走行中の車内での暴行は交通事故の原因にもなりますので絶対にマネをしないでください。


サトシ「じゃあオレは早速……」

マオ「早速何?ムーマちゃんから離れるにはまだ早いんじゃないのん?」

ムーマ「はやいんじゃないのん?」

サトシ「うぅ……やっぱそうかな?」

マオ「取り敢えず、先にリーリエに挨拶に行くよ。ほらサトシも」

サトシ「ほいほい……」


ムーマ「マお姉ちゃんは白いお姉ちゃんのどこが好き?脚?胸?●●?」

マオ「まぁ、放っておけない所かなぁ。あたしはね、あたしを必要としてくれる人が好きなんだ」
 ▼ 44 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/28 22:36:36 ID:77DHb42. [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------リーリエの部屋-------


リーリエ「CDをセットして……再生っと」

ゼンンリョクッデッポォズヲキメルンダッ♪

リーリエ「よしきた。今日こそは覚えますよっ」

リーリエ「メラメラボーボーほっのっおがもっえあがるぅ〜♪」ズンチャズンチャ

リーリエ「ビリビリビリビリでっんっきっでっしびれっちゃう〜♪」キメポーズ


マオ「この先がリーリエの部屋だよ」

ムーマ「楽しみ〜♪」

サトシ「ガンガンに音楽流してるな。何かいい事でもあったのかな?」ガチャッ

サトシ「アローラ!リーリ……」


リーリエ「ヒュードロロンとゴォーストォがケッケッケのケ♪」ユラユラ

サトシ「」

マオ「何あれ幻?それとも現物?……あれ、ムーマちゃんは?」


リーリエ「世界一んの格闘家っ♪ビシバシビシバシ」

ムーマ「どーーーーん!!」

リーリエ「ギ ャ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !」
 ▼ 45 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/28 22:38:40 ID:77DHb42. [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「あ、あ、あ、あ、ああああ貴方達いつからそこににににぬねね////」ボォォォォ

ムーマ「おーもーいーでたーくさん♪」

リーリエ「ごぼぼぼぼぼぼぼ////」ボォォォォ

マオ「ムーマちゃん!悪いけどこれ以上リーリエを刺激しないであげて!リーリエが溶けちゃう!」

ムーマ「とける?白いお姉ちゃんはアイスなの?」

マオ「そういうことにしといて!さ、サトシ!取り敢えず音楽を止めて!」

サトシ「お、OK!」

マオ「アママイコ、『こうそくスピン』!」

アママイコ「むおーーー!」ブォォォォ

マオ「あ、あとそこにいるシロン!『こなゆき』!」

シロン「!?」

マオ「早よ!」

シロン「こ、こん!」ブォォォォ

リーリエ「ぼぼ……ぼぼ……」カチーン

マオ「ふぅ、収まった……いい?あたし達は何も見てない。いいね?」

サトシ「Yeah」

--------------------------------------

リーリエ「はっ、私は何を……」

マオ「思い出さなくていいよ」

リーリエ「あっ、みなさんこんにちは。すみません、全然片付いてない部屋で……」

サトシ/マオ((部屋よりヤバイもん見ちゃったけどな))

ムーマ「白いお姉ちゃん、なんでさっき部屋で踊……」

リーリエ「え?」

サトシ「リ、リリーエ!そんなことよりもジェイムズさん呼んできてくれよ!前回のリベンジしたくってさ」

マオ「こらサトシ!まだ早いってば!」

リーリエ「私はリーリエです。ジェイムズなら今は外ですよ。もうじき帰ってくるとは思いますが……」

サトシ「そっか……」

リーリエ「そういえばお二人にはプールをお貸しする約束でしたよね」

ムーマ「それで来たの!はやくつれてって!」
 ▼ 46 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/28 22:40:01 ID:77DHb42. [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジェイムズ「〜♪」


サトシ「あっ、玄関から鼻歌が聞こえる」

リーリエ「おや、丁度帰ってきたようですね」

リーリエ「ジェイムズ、お帰りなさ……」ガチャッ


ジェイムズ「でーあーえーてよーかぁった♪」


リーリエ「」

サトシ/マオ「「蒸し返すなァァァァァ!!」」

ジェイムズ「……は?」

----------------------------------------

ジェイムズ「なんと! そうでしたか。それはお嬢様に申し訳ないことを……」

リーリエ「いえいいんです。私がハメを外しすぎたんです……」

リーリエ「ただ……自分の部屋でくらい好きな様に過ごしたかったなぁ……」

サトシ(リーリエ、本当に済まなかった)
 ▼ 47 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/28 22:41:04 ID:77DHb42. [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「ではサトシ、しばらくしたらまた」

サトシ「あぁ!二人とも、ムーマのことよろしく頼むよ!」

ムーマ「あとでねー」バイバイ

マオ「結局自分優先かぁ……」

------------------------------------------------------

ジェイムズ「ウチのプールはすごいんですよ。冬場には温水にもなるのです」

サトシ「ほぇ〜」

ジェイムズ「最も、一番利用するのはお嬢様ではなく、専属の庭師のジジイなのですが……くっ」

サトシ「今『くっ』って言いませんでしたか?」


ジェイムズ「さぁ、それでは庭へ移動しましょう」

サトシ「はい!今度は敗けませんよ!」

ジェイムズ「ほぉ、結構なご自信。また楽しいバトルに致しましょう」


ピカチュウ「ピカカピ?」ヒソヒソ

サトシ「心配しなくても大丈夫だよ。言ったろ?「コイツ」は変わったんだ。いつの間にかね」

サトシ(オドリドリは電気/飛行タイプ。スピードやパワーはモクローと互角。でも厄介なのは……)

サトシ(トリッキーな状態異常攻撃。それにも耐えられるとしたら……「コイツ」の耐久力が必要なんだよな)
 ▼ 48 ラチーノ@ホロキャスター 17/07/28 22:57:35 ID:KywucIC2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 49 ーボック@おだんごしんじゅ 17/07/28 23:00:07 ID:k.Xfx4O. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
面白い!!
支援!
 ▼ 50 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/29 21:06:46 ID:4GI1M0b. [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------リーリエ家 裏庭プール------


ムーマ「うーみーはーひろいーなーおおーきーなー……♪」プカプカ

マオ「こーこーはープールーだーよー……♪」プカプカ

ムーマ「やぼなツッコミはーおよしーよー……♪」プカプカ

マオ「ごめんーなさーーいー……♪」プカプカ

リーリエ「な、何ですかこのユルすぎる空間は……」

マオ「あたしは疲れてるのー。バトル狂のおともだちをもったせいでー。ねぇムーマちゃーん」

ムーマ「うん。わたしもむかんしんなおにーちゃんをもったせいでー」

マオ「今ならカキの気持ちもわかるわー」

ムーマ「わー」

リーリエ「ぐ、愚痴でしたら遠慮なく私に言ってくださいね?」

マオ「むしろリーリエぐらいしか愚痴をきいてくれそうにないよー……同じ妹っていう立場だもんねー」

ムーマ「え!?白いお姉ちゃんもお兄ちゃんがいるの?」

リーリエ「え、えぇ。一応……今は別の場所で暮らしてるけど……」

マオ「どうも不愛想な印象なんだよねぇ」

リーリエ「そうそうムーマちゃん。マオにもお兄さんがいるんだよ」

マオ「今は修行の身とか言って勝手に家を出とるんですわ……」

ムーマ「たいへんなんだね。二人とも」

マオ「うん……」

リーリエ「えぇ……」

マオ「あぁもうどうして『兄』っていうのはどいつもこいつも好き勝手行動したがるのかねぇ!?」

マオ「ホシちゃんが羨ましいよ!過保護なほどに面倒見てもらえて!あたし達もう実質一人っ子みたいなモンじゃないのよ!」

マオ「もっと妹に妹たる権利を!兄からはもっと年上たる愛を!」

ムーマ「おー!」

リーリエ「……ハハハ。二人共苦労してるんですね」

マオ「一番苦労してるのはリーリエじゃん!」

ムーマ「アニキはみんなろくでなしーーー!」



男「……天国かここは……お嬢様目当てで来たが、今日は運がいい。エr……涼しげな恰好した美少女が他に2人も!」ジーッ

男「そんなに愛が欲しけりゃ、お兄さんからたぁっぷりくれてやろう……グヘヘ」
 ▼ 51 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/29 21:08:22 ID:4GI1M0b. [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------リーリエ家 バトルフィールド-------


ジェイムズ「準備はできましたかな?」

サトシ「えぇ。いつでもどうぞ」

ジェイムズ「では、手加減無しで臨ませていただきます!」

サトシ「……っし!久々のバトル、思いっきり暴れてこい!」

----------------------------------------------------------

サトシ「オドリドリは電気タイプだ。『めざめるダンス』を防ぎきるには地面タイプのポケモンが必要だな」

サトシ「やっぱりフカマルか?ワルビアルも……ダメだ。『フラフラダンス』で混乱にされた時のリスクが大きい……」

サトシ「グライオンやドンファンはどうだろう?ガマガルもいいな……」

オーキド「地面タイプならいいポケモンがいるぞ。お前もきっと驚くことじゃろうて」

サトシ「?」

オーキド「そのポケモンは今までと違う。果たしてお前に使いこなせるかな?」

-----------------------------------------------------------

サトシ「いくぜ。 またオレと戦ってくれ!ドダイトス!」



                        ズ     ン     !



ドダイトス「ド ォ ォ ダ ァ ァ ァ ァ ! !」
 ▼ 52 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/29 21:10:56 ID:4GI1M0b. [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジェイムズ「なっ……!?何だあのポケモンは……」

ピカチュウ「ピカピ〜!」

ドダイトス「グルルルルル……」

サトシ「オレがシンオウ地方でゲットした自慢のポケモンです!オドリドリに勝つために連れてきました!」

ジェイムズ「ふむ……他の地方のポケモンを連れてくるとは。サトシ様の本気が伺えます。しかし!」

ジェイムズ「サトシ様、私のオドリドリをよく見てごらんなさい」


オドリドリ「ボォボォドルルルィィ!!」メラメラ


サトシ「あ、赤っ!?」

ジェイムズ「どうです!これぞオドリドリ:めらめらスタイルです」

ジェイムズ「私は先程までウラウラ島に出張に出かけておりましてね。そこで彼は『くれないのミツ』を吸ったのです」

ジェイムズ「そのドダイトスというポケモン、地面タイプだけではなく草タイプと持っているとお見受けしますが……」

サトシ「!」

ジェイムズ「やはり……そう!炎タイプは草に強い!図らずも対策の対策になってしまいました!いやぁ私は運がいい!」

サトシ「……へへ、それで勝った気でいないでくださいよ。コイツは強いですから」

ジェイムズ「では、遠慮なくやらせていただきましょうっ」
 ▼ 53 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/29 21:12:19 ID:4GI1M0b. [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジェイムズ「オドリドリ、『めざめるダンス』!」

オドリドリ「オンドリャアアアア!!」ボォォォ


サトシ「炎!?……技のタイプまで変わってるのか。……そんなら」

サトシ「ドダイトス、『エナジーボール』だ!」

ドダイトス「ドォォォォン!」


バ ホ ォ ォ ォ ォ ン ! !


ジェイムズ「最初のぶつかり合いは相討ちのようですな」

サトシ「まだまだ!攻撃は終わりませんよ。『ロッククライム』!」


ドダイトス「……?」シーン

サトシ「ろ、『ロッククライム』!」

ドダイトス「ど」キョトン


ジェイムズ「隙あり!『エアスラッシュ』!」

ズサッ!

ドダイトス「っ……!」ガクッ

サトシ「ドダイトス……まさか、『ロッククライム』を忘れちゃったのぉ!?」

ピカチュウ「ピカチュゥ……」

ジェイムズ「何やらトラブルが起きたようですが、容赦は致しません!続けて『めざめるダンス』!」

オドリドリ「オォルェイ!!」ボォォ

ドダイトス「グホォ」

サトシ「あわわわ……」

ジェイムズ「オドリドリ、とどめの『エアスラッシュ』!」
 ▼ 54 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/29 21:13:48 ID:4GI1M0b. [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ドダイトス!背中の木でガードだ!」

ドダイトス「ドォォォォ!!」

バフッ!

オドリドリ「!?」

サトシ「あ、危ねぇ……」

ジェイムズ「ほう。やはりあの木にはダメージは通りませんか……間一髪、命拾いしましたねサトシ様」


サトシ(博士め……ドダイトスが新技を覚えたのは嬉しいけど、何を忘れたのか言ってほしかったぜ……)

ジェイムズ「オドリドリの猛攻を耐えられたのは流石です。しかし、そのドダイトスも弱ってきているのではありませんか?」

サトシ「コイツは色んなポケモンの色んな技を受けてきたんです。ちょっとやそっとでは倒れませんよ」

ジェイムズ「言ってくれますね。力押しが駄目なのであればこれでどうです!」

ジェイムズ「オドリドリ、『フラフラダンス』!」

サトシ(出た!)

サトシ「ドダイトス!アイツのダンスを見るな!」

ドダイトス「どっ!?……ドッ……ドッ……」フラフラ

サトシ「あぁやっぱりか!クソ!」


ジェイムズ「……もはやこれまで。オドリドリ、『めざめるダンス』・『エアスラッシュ』乱れ撃ちでフィニッシュです!」

オドリドリ「トァァタタタタタタタタタ……ホァタァ!!」


ボ ォ ォ ォ ォ … … ン ! !


サトシ「ドダイトスーーーーっ!!」

ジェイムズ「さて、今回は私の完勝のようですね。実に楽しい勝負でした。サトシ様」

サトシ「……ナイスガード」

ジェイムズ「え?」


ドダイトス「ドォォダァァァァ!!」
 ▼ 55 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/29 21:16:55 ID:4GI1M0b. [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジェイムズ「ば、バカな……!あれだけの技を食らって何故……」

サトシ「根性っすよ。昔を思い出して、ちょっとムチャさせてみました」

ジェイムズ「何と……!」

サトシ「……って言うのも考えたんですけど、折角コイツを使うからにはコイツに合った戦い方をしようと思って」

ジェイムズ「一体何をしたというのです?混乱したドダイトスにはトレーナーの指示など……」

サトシ「オレがドダイトスにいつも言っていたことを彼は本能的に行ったまでですよ」

ジェイムズ「何を指示したのですか?」

サトシ「オレはまだ新しくなったコイツの力を使いこなせていません。でもコイツは昔の戦い方を覚えててくれてたみたいだ」

サトシ『窮地に陥った時は……“エナジーボール”を“飲め”』ってね」


ジェイムズ「の……!?そんな戦法……」

サトシ「『エナジーボール』を飲んだドダイトスは強いですよ!耐久力だけでなく、パワー、そして……」


ドダイトス「ド ァ ァ ァ ァ ァ ァ っ ! !」ギュオン!!

サトシ「スピードも上がる!!」


ド ド ド ド ド ド ド ド … … ! !


サトシ「突っ込め!ドダイトス!」

ジェイムズ「マズイ!あんな巨体からのスピード攻撃を受けたらただでは済まない!オドリドリ、飛んで回避しなさい!」

オドリドリ「ド、ドルィィ〜〜!」バサバサ

サトシ「逃がすか!跳べぇぇ!!」

ジェイムズ「!?」

ドダイトス「ドォォォォォォ!!」


バ ァ ァ ァ ァ ァ ン ! !


ジェイムズ(上がったスピードを生かした跳躍……なんとも奇抜な戦法……)

ジェイムズ「しかし惜しかったですねサトシ様!その高度ではオドリドリに紙一重で届きませんぞ!」

ジェイムズ「そのままドダイトスは落下し、上空からの『めざめるダンス』の餌食になるのです!」

サトシ「まだ終わってませんよ!……ドダイトス!オドリドリを空から引きずり降ろせ!」



ガサッ……!
 ▼ 56 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/29 21:21:22 ID:4GI1M0b. [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジェイムズ「そ、そんな……!」


オドリドリ「ド〜〜〜ルィィィ〜〜〜!!」ヒュウウウウ

ジェイムズ「オドリドリが落ちていく!確かにドダイトスの突進から逃れたハズなのに……!」

サトシ「ドダイトスの背中をよく見て下さいよ!」

ジェイムズ「あ!あれは!背中の木にオドリドリの脚が引っかかっている!」

サトシ「オドリドリがドダイトスの突進をかわすのは何となく予想してました」

サトシ「だからドダイトスの一番背の高い部分である背中の木にオドリドリの脚を引っ掛けたんです!」

サトシ「しかもただ引きずり降ろしただけじゃない!」

オドリドリ「んーっ!んーっ!」バタバタ

ジェイムズ「しまった!木の枝が絡み合って動けない!」

サトシ「勝負ありですねジェイムズさん!」

サトシ「さぁドダイトス!生まれ変わったお前の技を使うにはこの上ない状況だ!いくぜ!」


サトシ「ドダイトス! 『   ストーンエッジ   』!!」


ドダイトス「ダ ア ア ア ア ァ ァ イ ! ! !」


ズ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ … … … … ! ! !

--------------------------------------

オドリドリ「お゛っ……お゛っ……」フラフラ

オドリドリ「」

ジェイムズ「み、見事ですサトシ様……」

サトシ「よっしゃあ!リベンジ達成だぜ!」

ピカチュウ「ピッカチュウ!」

ドダイトス「だふぅ……」

サトシ「よく頑張ったなぁ。見違えたぞ」ナデナデ

ジェイムズ「いやはや、サトシ様とのバトルは楽しいものですな。あの状況からあんな戦法を編み出すなんて」

サトシ「えへへ、コイツと一緒にいたころは、とにかく面白い戦法を考えるのにハマってたんです」

ドダイトス「どぅ」


ジェイムズ「では、私達もお嬢様方のところへ行きましょうか」

サトシ「ですね」
 ▼ 57 コガシラ@しんかいのウロコ 17/07/30 07:05:58 ID:02ehj.ZM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロックカットだと思ってた……
エナジーボール飲むの懐かしいな
クロツグ戦だったけな

支援
 ▼ 58 ノマダム@キラキラメール 17/07/30 07:32:06 ID:6QhhTAmk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
所々毒々しいキャラ達がいい感じ
支援
 ▼ 59 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/30 17:12:29 ID:MpskuvwM [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------リーリエ家 裏庭プール------


マオ「アママイコ!しっかりしてよ!ねぇ!」

リーリエ「シロン……起きてください!」

男「素直に言う事聞かねぇからそうなるんだよ。大人しくお兄さんと一緒についてきな」

マオ「誰が!」

男「まだ抵抗すんのかい?恨むならオレじゃなくてここにプールサイドがあることを恨むんだな」

男「人目もつかない裏庭にキミたちみたいな涼しい恰好の少女サン方がいたら黙って見てるわけにはいかねぇだろうがよ」

マオ「い゛っ……!」ゾクッ

ムーマ「マお姉ちゃん……」

マオ「大丈夫、大丈夫だからね……アンタ、今なら見逃してあげるから今スグ帰りなさい!」

リーリエ「一体何が目的なのですか!?」

男「さぁ……何だろうな?」

マオ「リーリエ、近くにお手伝いさんは?」

男「無駄だ。第3土曜日の午後1時半〜3時までの間はここの従業員は全員休憩・出張中であることは確認済みだ!」

マオ「気持ち悪!」

男「おっと口答えしたな?……さて、どうせ誰も助けに来ねぇんだ。一番はまずお前からにしてやろうか?」ジュルリ

マオ「……!」

男「……時間切れだ。本命ではねぇが、まずお前から頂くとしよう!エンニュート、『どくどく』だ」


エンニュート「ゴボボボボボ……」


マオ「あ゛……ぎ……」ガクガク

ムーマ「マお姉ちゃん!」

男「どうよ?この毒は痛みこそないが大の男でも固まっちまうほどの麻痺性がある」

男「すぐにでも解毒はできるが……どうだ?来る気になったか?」

マオ「い゛……!いあ゛……」ビリビリ
 ▼ 60 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/30 17:14:07 ID:MpskuvwM [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「もうこれ以上はやめてください!」

リーリエ「貴方が何をしたいのかはわかりませんが、話してくれない以上は私達もどうすることもできません!」

男「うるせぇなぁ……やれ」

エンニュート「シャアァァァー!」

リーリエ「……っ!」



サトシ「ピカチュウ!『アイアンテール』!!」

ピカチュウ「チャアア!!」


バ コ オ オ オ オ ン !!

エンニュート「ギャフ」



リーリエ「サトシ!」

ムーマ「おにーちゃん!」

サトシ「か、間一髪だった……皆、ケガはないか?」

ムーマ「マお姉ちゃんが!」

サトシ「え!?」

リーリエ「あの人に脅された私達を庇って抵抗したら、エンニュートの毒にやられてしまって……」

サトシ「……」チラッ

アママイコ「」

シロン「」

サトシ「成程、大体わかった。よく頑張ったなリーリエ。マオも……」

マオ「ぎ……ざ……ど……」

ジェイムズ「私がいながら何という事……!お前は何だ!?何をしに来た!?」

男「やれやれ……面倒臭いことになってきたな。しょうがないから緑の子だけお持ち帰りして帰りますかっと」

サトシ「マオに触るんじゃねえ!!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」

ドスッ!

男「ぐふっ、野郎……わーったよ、じゃあテメエを倒してからゆっくり頂くことにするぜ!いけ、エンニュート!」
 ▼ 61 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/30 17:16:56 ID:MpskuvwM [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ジェイムズさん、マオを部屋に!毒を治してあげてください!」

ジェイムズ「……わかりました。まさか二度も貴方に救われるとは……どうかご無事で!」

男「チッ、本格的にお預けを食らっちまった。すぐにコイツをブッ倒し、追いかけてあのジジイから取り返すしかないか」

リーリエ「さ、サトシ……」

サトシ「リーリエはムーマを連れて安全な所に!」

リーリエ「気を付けてください!そのエンニュートは私達二人がかりでも……」

サトシ「あぁ。大丈夫さ」

リーリエ「ほら行くよ、ムーマちゃん」

ムーマ「……」

リーリエ「ムーマちゃん?」


サトシ「手加減無しだピカチュウ。何だかわからねぇがコイツ、胸糞悪い」

ピカチュウ「ピカッ」

サトシ「お前もだろ?ドダイトス」

ドダイトス「ドォ……」

リーリエ「ムーマちゃんったら!早く逃げないと……」

ムーマ「……おにーちゃんのバトル」

リーリエ「えっ?」


男「2対1なら勝てるって寸法か。だが甘いな。コイツはさっきもポケモンを2匹倒したところさ」

サトシ「見たことないポケモンだな。ヤトウモリの進化形か」

男「ほう、お前他の地方から来たのか。成程、道理で珍しいポケモンを連れてやがる」

男「なら教えてやろうかな。オレ達の強さを!島巡りで鍛え上げたコイツの強さを!」

サトシ「……強いのはオレ達も一緒さ。ピカチュウ、『アイアンテール』!ドダイトス、『ストーンエッジ』!」

男「へっ、力押しか。やっちまえエンニュート!まずは『どくどく』で相手の自由を奪……」



               ズ バ ン ッ !                ザ ク ッ !


エンニュート「」


男「……は?」

リーリエ「サトシ……?」

ムーマ「……すごい」
 ▼ 62 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/30 17:17:56 ID:MpskuvwM [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ふぅっ……」

ムーマ「おにーちゃん!」ダキッ

サトシ「うわっと」


男「くそっ、せめてあのガキ一人でも……」

リーリエ「……」ザッ

男「いっ!?」

リーリエ「帰ってください。私もマオもあの子も、あなたのものではありません!」

男「何をぉ!?」

サトシ「ピカチュウ、『アイアンテール』!」


バ キ ッ


男「あ・だ・も・す・てーーーーー!!!」キラーン

---------------------------------------

サトシ「……リーリエ、ごめん」

リーリエ「あっ……いえ私は……それよりもマオの所へ行きましょう」

ムーマ「マお姉ちゃん大丈夫かな……」
 ▼ 63 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/30 17:23:25 ID:MpskuvwM [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------リーリエの部屋-------


サトシ「ジェイムズさん、マオは……」

ジェイムズ「我が家の専属医のところで治療を受けております。エンニュートの毒は近代医療で解析済みですので大丈夫かと」

サトシ「……そうですか」

ジェイムズ「どうされました?」

サトシ「やっぱりマオの言う通り、オレはまだまだだったんだな、って」

リーリエ「マオの言う通りとは?」

サトシ「カキと同じことをマオからも言われたんだよ。兄としての自覚が無いって」

ムーマ「おにーちゃん……」

サトシ「もしムーマが先にやられていたら……マオなら多分、二度とオレの口を聞いてくれなくなってたと思う」

サトシ「ごめん……ムーマ」

ムーマ「…………」

リーリエ「サトシ、マオには私から言っておきます。だからそんなに落ち込まないでください」

リーリエ「ムーマちゃんは私達みんなの妹ですもの。みんなで協力して守らなければいけません!」

サトシ「リーリエ……」

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「オレ、ムーマと一緒にいる資格……あるのかな?」

ムーマ「!!」

リーリエ「サトシ!ムーマちゃんが一番大好きなのは貴方なんです!貴方だけは絶対に責任を放棄してはいけません!」

サトシ「リーリエ?」

リーリエ「大好きな人がいなくなるというのは、心に大きな穴が空くということです」

リーリエ「寂しいってスゴく怖いことなんです。……少し情けないことかもしれないですけど」

リーリエ「……でもこれだけは言わせてください」


リーリエ「絶対に、ムーマちゃんから離れないであげてください……!」


ジェイムズ「お嬢様……」

リーリエ「傷ついたムーマちゃんを拾ってくれた貴方は、彼女の心の拠り所なんですから」

サトシ「……」

ムーマ「おにーちゃん……」
 ▼ 64 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/30 17:25:30 ID:MpskuvwM [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「……ムーマ」

サトシ「こんなお兄ちゃんでも……お前をポケモンみたいに扱っちゃうお兄ちゃんでも……いいか?」


ムーマ「……うん!」


ジェイムズ「おぉ!何と美しい兄妹の愛なのでしょう……!お嬢様もご立派でしたぞ!私、いたく感動致しましたっ!」

リーリエ「お、大袈裟な……」

サトシ「アハハ……」

ムーマ「えへへ///」


ジェイムズ「サトシ様、これは私からのほんのお気持ちでございます」ジャラッ

ムーマ「うわぁ!きれーな石……」

ジェイムズ「『モリオン』と呼ばれる水晶で作られたペンダントでございます。きっとお二人にお似合いかと」

サトシ「ありがとうございます!」

ジェイムズ「では帰り道、どうか笑顔でお帰りください」

---------------------------------------------------

ムーマ「じゃーねー!」

サトシ「ジェイムズさん、バトルしてくれてありがとうございました!」

サトシ「リーリエ、マオによろしくな!また明日!」

リーリエ「はい!」

リーリエ「……また明日」
 ▼ 65 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/30 17:27:54 ID:MpskuvwM [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエと別れ、帰りの車の中で顔を見合わせ微笑み合うサトシとムーマ。

二人は楽し気に、ククイ博士とロトムに今日の『楽しい』出来事を語るのだった。


翌日サトシはマオに謝ったが、リーリエの説得もあり彼女は快く許してくれた。 

サトシも改めて兄としての自覚を持つよう努めることとなる。

……そして、お揃いのモリオンのペンダント。


スイレン「こ、これは水晶!?」

ムーマ「えへへ……きれーでしょ?」

カキ「いいプレゼントを貰ったじゃないか。おにーちゃんとお揃いは嬉しいか?」

ムーマ「うん!」

カキ「……だそうだ。お前みたいなヤツを慕ってくれる子なんてそういないぞ。次はしくじるんじゃないぞサトシ」

サトシ「わ、わかったよ」

マーマネ「それにしても、ムーマちゃんはともかく、サトシにそんな高そうなアクセサリーは似合わないよねぇ」

ボ コ ッ !


そして数日後、

ナリヤ校長の研究のサンプルとしての役目をひと通り終えたベトベトンと共に、ドダイトスはマサラタウンへ帰っていった。


さて、次のサトシとムーマの物語の始まりは、カキのデート宣言から2週間が経った、ある日から……
 ▼ 66 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/30 17:29:05 ID:MpskuvwM [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
明日からのおはなし



第3話(全15話)   「スイレンの役目」
 ▼ 67 ソクムシャ@プテラナイト 17/07/30 18:17:11 ID:SBDsBqWo NGネーム登録 NGID登録 報告
期待期待
 ▼ 68 リアドス@ナナシのみ 17/07/31 02:01:38 ID:0.xszb6I NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 69 ゲハント@かおるキノコ 17/07/31 08:36:31 ID:d9JqHTQ2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 70 メモ兄さん◆jql91k4VxI 17/07/31 13:38:01 ID:ddIEiVTU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
期待しています!支援
 ▼ 71 ッギョ@ぼんぐりケース 17/07/31 13:38:26 ID:ddIEiVTU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>70
ヤベェ。コテ外し忘れた
 ▼ 72 ウマージ@ていこうのハネ 17/07/31 19:49:23 ID:5MBnKj22 NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
支援
 ▼ 73 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/31 22:16:56 ID:F7O9DSCM [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムーマ「おにーちゃん!早くしてよー!」

サトシ「ゴメンゴメン。リュックどこに仕舞ったか忘れちゃってて……」

ムーマ「もう……青いお姉ちゃん達、待ちくたびれてるかもしれないよ?」

サトシ「大丈夫だって!約束の時間までまだあるよ。じゃあロトム、また留守番よろしくな!」

ロトム「お任せロト!……と言いたいところだが」

サトシ「?」

ロトム「スイレン達との約束、本当に今日じゃなきゃダメロト?」

サトシ「まぁ、数日前から決めてあったからね」

ロトム「明日からなら博士が家にいるロト」

サトシ「んだよぉ。一人で留守番はイヤか?」

ロトム「イヤではないと言えば嘘になるロト」

サトシ「わかったよ」

ロトム「えっ、じゃあ……」


サトシ「イワンコ、ロトムと一緒に留守番よろしく頼むよ」

イワンコ「わふ」

ロトム「ちくしょおおおおおおおお!!(CV.若本 規夫)」
 ▼ 74 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/31 22:18:14 ID:F7O9DSCM [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「結局ロトム置いてきちゃった……ムーマ、ホントにこれでいいのか?」

ムーマ「いいの!あのロボット、おにーちゃんといっつもペチャクチャ話してるから……」

サトシ「あれは新しいポケモンとか特訓のデータをだな……」

ムーマ「それより楽しみだよね!今日のおとまり会!」

サトシ「お泊り会という名の妹会だけどな……スイレンが企画してくれたのはありがたいけど……」

ムーマ「イヤなの?」

サトシ「イヤじゃないよ。ただ……何だか彼女に悪いんだよな。気を遣わせてるみたいで」

サトシ「もっとオレがムーマと仲良くなれるために色々教えてあげるって言ってくれたのは嬉しいんだけどな……」

ムーマ「それは青いお姉ちゃんが、おにーちゃんに立派なおにーちゃんになってほしいからだよ」

ムーマ「わたしだっておにーちゃんにはまだまだ甘え足りてないもん」

サトシ「と言われても、あんまり慕われるような器でもないぞ?オレ」

ピカチュウ(サトシには僕達がいるじゃないか)キリッ

ムーマ「スキあり!リリーちゃんの必殺ワザ、『正拳突き』―!」ポコポコ

サトシ「え?」

ムーマ「え?じゃないよおにーちゃん!ちゃんと倒れて!」

サトシ「あ、あぁそうだった。 ぐえ〜、鼻骨が曲がる〜」ドテッ


カキ「こんな道端でリリーちゃんごっことは微笑ましいなサトシ」

ホシ「アローラ、サトシさん!……と、あの子がお兄ちゃんの言ってた子?」


サトシ「み、見られてた……///」
 ▼ 75 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/31 22:19:01 ID:F7O9DSCM [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムーマ「兄がいつもおせわになってますっ、ムーマですっ」ペコッ

ホシ「こ、こちらこそ兄がお世話に……なってないよね多分」


カキ「この辺を歩いてるということは、お前もスイレンちに呼ばれたんだな」

サトシ「カキもか!そうだよ妹会だもんな。……オレ本当はZ技の特訓をしたかったんだけど」

カキ「何か言ったかな?」

サトシ「ナンデモゴザイマセン」


サトシ「それよりさ!デートの件まだ教えてくれないのかよ」

カキ「まだだな。教えてほしけりゃ後1週間待て。もちろんムーマと楽しく過ごしながらな」

カキ「今日だってチェックするぞ。お前がムーマのことをどれだけ見ているのかを」

サトシ「ふぇーい、わかりやしたー……」

 ▼ 76 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/31 22:20:36 ID:F7O9DSCM [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------スイレン家-------


ホウ「きたよきたよー」

スイ「ピカチュウのおにいちゃんほか、3めいさまごあんなーい」

スイレン「いらっしゃいみんな。お泊り会と言う名の妹会へようこそ」

ホシ「アローラ!」

サトシ「アローラ、スイレ……」

ムーマ「正拳突きー!」ボコッ

スイレン「ぐぇ〜、肋骨がはみ出る〜」ドテッ

サトシ「こらムーマ!いきなり殴るなんて行儀悪いぞ」

カキ「サトシ違うぞ。これはある種の礼儀だ。スイレンを見ろ。バッチリ怪人になりきってる」

ホシ「そうだよ。リリーちゃん見てる人なら常識だもん」

サトシ「えぇ……折角お兄ちゃんらしいことしたと思ったのに。っていうか……」


スイレン「ふははは、肩甲骨までグリルにされる程ワシは落ちぶれとらんわい」

ムーマ「おのれー!胸骨くらいは炙れたはずなのに!」


サトシ「うん。見れば見るほどおかしくなりそうだぜ……」

カキ「まぁ、頭をカラッポにして見れるのもリリーちゃんの魅力だからなぁ」

サトシ「にしたってオレにはやっぱ合わないかも……」

スイレン「あはは、サトシにはリリーちゃんよりグライガーマンの方が合ってるかもね30分後にやってるやつ」
 ▼ 77 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/31 22:23:47 ID:F7O9DSCM [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「サトシ、ムーマちゃんとの生活、順調?」

サトシ「あぁ。今のところ少なくとも、泣かせたりとかはしてないかな」

カキ「そんなことがあったら大問題だ。ダイフレ案件だ」

サトシ「スイレンはスゴいよなぁ。ただでさえウルサ……賑やかな妹を二人も相手にしてるんだから」

カキ「オレももしホシみたいな子がもう一人いたら、分け隔てなく愛してやれる自信がない」

スイレン「うーん、うちは親も含めて放任主義だから、あまり負担に思うことはないかな」

スイレン「それでもたまにやらかして結局苦労するんだけど」

サトシ「上の兄弟ってのはどこも大変なんだなぁ」

カキ「そうさ。大変なんだ。……大変なりの幸せもあるけどな」フッ


スイレン「サトシ、今日は色々教えてあげるね。ムーマちゃんともっと楽しく過ごせるように」

サトシ「本当助かるよ。カキに教わるとガミガミ言われたりとか色々難儀するだろうと内心思っててさ」

カキ「本人の前でそれを申すか」


サトシ「ぞれ゛で、今日の゛予定は?ただ部屋でじっどしでいる゛わけではな゛いんだろ゛う?」ボッコボコ

※車以外での暴行は交通事故にはなりませんが、人間関係にトラブルを引き起こしかねないのでやっぱりマネしないでください。

スイレン「うん。お昼の間はゲームして遊んだりとか公園へ出かけたりとか……」

サトシ「ふむふむ」

ホウ「夜のプランもー」ニュッ

スイ「あるよー」ニョキッ

サトシ「えっ」

スイレン「こらっ///紛らわしい言い方しない!あと私の股の間から顔出すのやめて!」

スイレン「……そ、そうなの。夜も楽しいお食事会や映画鑑賞会をやるよ」

ホウ「おねーちゃんのボーイフレンドがふたりー!」

スイ「ふたまただ!ふたまたー!」

スイレン「んぬうううううううう!!///」

カキ「ハハハ、相変わらずからかい上手な妹さんだな」

サトシ「ムーマは大人しくて可愛い子になろうな?」

ムーマ「ねぇねぇ!ふたまたって何?」キラキラ

サトシ「お前……」
 ▼ 78 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/31 22:25:02 ID:F7O9DSCM [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こうして始まった、1泊2日のお泊り会・通称「妹会」。サトシは兄としてのスキルを身に着けることができるのだろうか。

同年代の子供達に囲まれてはしゃぐムーマを、サトシは微笑ましそうに見つめる。


ムーマ「それっ、ショートカット!」

ホシ「あっ!ムーマちゃんずるい!」

ホウ「ほい、トゲゾーこうら」

ムーマ「あ゛ーっ!せっかく1位だったのに!」

スイ「サンダーとったよ。みんなちっちゃくなれーっ!」

ムーマ「うわああ!!」

ホシ「やられた!」


スイレン「サトシもやる?このゲーム面白いよ」

サトシ「……」

カキ「何だ、緊張してるのか?」

サトシ「あぁ。誰かさんのお陰でカッチカチやで」

カキ「オレは別にお前の行動を制限したくてチェックしてるワケじゃないんだぞ。お前もムーマと一緒に楽しめばいい」

サトシ「そ、そう?じゃあ遠慮なく……」
 ▼ 79 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/31 22:27:56 ID:F7O9DSCM [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------1時間後-------


スイレン「じゃあみんな、次は公園に行くよ」

ホウ/スイ「「おー!」」

ホシ「ほら、お兄ちゃんたちも行くよ!」

カキ「はぁ〜い☆」


ムーマ「おにーちゃん、さっきのゲームずっと逆走してたよね」

サトシ「なぁ、ゲームってBボタンでダッシュするんじゃなかったのか?」

ムーマ「うふふ、ほらおにーちゃん、手」

サトシ「ん?」

ムーマ「つないで。青いお姉ちゃんも赤いお兄ちゃんもやってるよ」

サトシ「え、あぁ……」


スイレン(おっ、えらいえらい。サトシがポケモン以外の子にああいうことするのを見るのってちょっと新鮮)

スイレン(あれ?そういやあの子はポケモンだったっけ。まぁいいや)

カキ(その調子だサトシ。マオには悪いが、やはりあの一件がサトシの考えを改めさせてくれたようだ)
 ▼ 80 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/31 22:30:23 ID:F7O9DSCM [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------公園-------


ホウ「うーみーはーひろいーなーおーきーなー♪」バシャバシャ

スイ「これはーふんすいーだーよー♪」バシャバシャ

ホウ「やぼなツッコミはおよしーよーー♪」

スイ「ごめんーなーさいー♪」


サトシ「しっかし元気だなぁホウちゃんもスイちゃんも」

スイレン「あの元気さのお陰で夜9時までにはぐっすりなのが救い。私はDVD鑑賞に勤しめる」


ホシ「お兄ちゃん!もっと強く押してくれないとブランコが上がらないじゃん!」

カキ「ご、ごめんよ。でもお兄ちゃんそんなことできない……ホシが落ちたら危ないじゃないか」

ホシ「いいから押して!」

カキ「もう、どうなっても知らないぞ!えーい!」


スイレン「カキはカキで大変そうだね」

サトシ「なんか、お互いに苦労してるように見えるんだけど」

スイレン「ホシちゃんもホシちゃんなりにストレス溜まってるのかな」


ムーマ「おにーちゃんおにーちゃん。ガールフレンドとお話してるところわるいけど」ヒョコッ

スイレン「!?///」

ムーマ「あれやって!あれ!」

サトシ「あれ?」

スイレン「あ、そこそこ大きい公園に置いてある、丸くて回るやつ」

サトシ「本当だ。正式名称知らないけど丸くて回るやつだ」

ムーマ「おにーちゃん回して回してー!」

サトシ「よっしゃ。スイレンも来る?」

スイレン「あ、ううん。ここであの二人見てるから」

ムーマ「えー?お姉ちゃんも乗ろうよ!」
 ▼ 81 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/31 22:32:12 ID:F7O9DSCM [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ホウ「のっちゃえのっちゃえ!」

スイ「ついでにおにいちゃんにものっちゃえ!」ハハハ


スイレン「あのマセガキ共……サトシごめんね」

サトシ「ははは、いいよ。じゃあ3人で行こうか!」

ムーマ「やったー!」

--------------------------------------------

ガラガラガラ……


サトシ「よいせ、よいせ」

ピカチュウ「ピカチュ〜♪」

アシマリ「あうっあうっ♪」

ムーマ「すごいねおにーちゃん。これだけ乗っててもこんなに速く回せるなんて」

サトシ「まぁね。割と力には自信がある方なんだ。そうれ!」ガラガラガラ

ムーマ「わおー♪」

スイレン「……」

サトシ「どうしたんだ?気分が悪くなったんなら降ろすけど」

スイレン「う、ううん。何でもない!……サトシ!」

サトシ「ん?」

スイレン「サトシはきっと……いいお兄さんになれると思うよ」

サトシ「アハハ、そう言ってもらえるだけで嬉しいよ。やっぱりスイレンに頼んでよかった!」

スイレン「……///」


ホウ「マセガキはどっちなんだろうね」

スイ「ねぇ」
 ▼ 82 オキシス@くっつきバリ 17/07/31 23:59:56 ID:pADRPY2A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このロトム図鑑には、泊まりたいという家がある…!(狼川ボイス)
 ▼ 83 ュシュプ@きいろいバンダナ 17/08/01 07:20:41 ID:RXq5jPGA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 84 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/08/01 19:51:27 ID:3gAl/MKI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムーマ「むゎー楽しかったぁ♪」

スイレン「お疲れ様、サトシ」

サトシ「ははは、ちょっと休憩」

ムーマ「ねぇおにーちゃん、ポケモンかしてよ」

サトシ「えっ?」

ムーマ「わたしもやってみたいの!ポケモントレーナー!」

サトシ「はぁ……」

カキ「サトシ、妹に経験を積ませるのも兄の務めだ。させてやれ」

ホシ(過保護が言うセリフか……)


サトシ「じゃあ誰を使ってみたい?ピカチュウ?ニャビー?」

ムーマ「モクロー!ウチで一番なかよしの子!」

サトシ「あはは、今日は寝てないといいけどな。ほれ」つ◎

ムーマ「ありがとう!相手は……だれかいないかな?」キョロキョロ

スイレン「私で良ければ相手になるよ」

アシマリ「あう♪あう♪」


ホシ「いいなぁ〜ムーマちゃん。あたしも兄弟に恵まれていれば今頃トレーナーにだってなれてたのかなぁ」

カキ「ホシの兄はオレだ。お前が大きくなるまではお前をオレの傍から離すわけにはいかない」

ホシ「だからそういうのを過保護っていうんだってば!ちょっとはスイレンさんとサトシさんを見習いなよ!」

カキ「なっ……!?オレに二人を見習えだと!?」

ホシ「少なくとも、今のお兄ちゃんはホシのお兄ちゃんにふさわしくありません!」プイッ

カキ「うわーーーーん!!フラれたーーーー!!オレは一体これからどうしたらいいんだァあァあァあ!?!?」

ホシ「泣くな大の男が!」

ホウ「おねえちゃんのボーイフレンドその2、おもしろーい!」

スイ「おもしろーい!」

カキ「その2!?オレは二番手なのか!?」

ホウ「うん。おもしろいけどおにーちゃんとしては……」

スイ「うん。え ー え ん の に ば ん て」

カキ「うわーーーーん!!」

ホシ「もうお兄ちゃんうるさいったら!!」
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