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SS

【ss】ガオガエン「捕まえたぜ……」 アブリボン「助けて……!」

 ▼ 1 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:29:20 ID:Kr3M7mk. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フライゴン「計画通りに捕まったッスね、コイツ!」

アブリボン「何よこれ!動けないじゃないの!」ベトォ

イトマル「どうだい?オレの『クモのす』は」

ブイゼル「おっ、君近くで見たらなかなかかわいいじゃん!」

ゾロアーク「『風神雷神のアブリボン』とか言われてるあんたもこうなっちゃどうしようもないわね」

ペラップ「『疾風迅雷』でしょ」

ボクレー「兄貴、ところでコイツを捕まえてどうするつもりなの?」

ガオガエン「そうだな……おいアブリボンお前、試しにペラップと戦ってみろや……」

フライゴン「『はい』って言えば放してやるよ」

アブリボン「何で?そんなのいやだよ……」

ガオガエン「何じゃテメェ!ワシらにケンカ売ってんのかァ!!」ギロ

アブリボン「ヒィッ……」ビクビク

この私、アブリボンがどうしてこんなことになったかというと…………
 ▼ 80 x4lXsv2jc. 17/12/31 23:14:15 ID:J.fATEkE [1/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
キュウコン「どうかしましたか?」

ビビヨン「アブリボンにも好きな人が出来たんだ……」

キュウコン「そうなんですか?」

ビビヨン「アブリボンも私より先に彼氏が出来て、私から離れてくのかな…」

ビビヨン「でも前に読んだ漫画に書いてあった。『真の友なら幸福を願うべきだ』って」

ビビヨン「それでも、私はアブリボンと一緒にいたい。何かいい方法ないかな?」
 ▼ 81 x4lXsv2jc. 17/12/31 23:15:30 ID:J.fATEkE [2/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
ビビヨン「う〜ん……こうするのはどうかな?」

ビビヨン「キュウコんちゃんも言ってた。自分の気持ちに素直に、って」

ビビヨン「そうね!いいこと思い付いた!フフフ」



ヒドイデ「何で一人で会話してんの?」

ビビヨン「ごめん!昔からの悪い癖なんだ……!」
 ▼ 82 x4lXsv2jc. 17/12/31 23:16:06 ID:J.fATEkE [3/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
その頃、6組では……

ブイゼル「ダチが出来ねえ」

ブイゼル「女の子もいいけどやっぱり男同士でもダベりたいよな…」

ブイゼルは周囲をキョロキョロと見回した。

ブイゼル「よし!あの弱そうな奴に声かけるぜ!」


ブイゼル「おい、お前カモネギだよな?」

カモネギ「ど、どうした…?」

キルリア「あっ、お前!」

ブイゼル「げっ、風紀委員の野郎!」

キルリア「こいつは放っといて行くぞ、カモネギ」

カモネギ「キルリアが言うなら…」

ブイゼル「そんな……」
 ▼ 83 x4lXsv2jc. 17/12/31 23:16:44 ID:J.fATEkE [4/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
1時間目

ボスゴドラ先生「これから6組の係を決めまーす!」

ブイゼル(この先生の声かわいいな///見た目はアレだけど)

先生「まずは委員会からですね!学級委員に立候補してくれる人!」

キュウコン「はい」

キュウコンは声を上げると同時に、横目で斜め後ろの方向を見つめた。

キルリア(俺、何か見られた気が……)

キルリア(キュウコンは前も学級委員だったよな。だけどやっぱり心細いのか……?)

キルリア(1年の時は風紀委員だったけどやってみようかな……)
 ▼ 84 x4lXsv2jc. 17/12/31 23:17:58 ID:J.fATEkE [5/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
キュウコン「これからは私が仕切らせてもらいます」

キルリアが黒板に「学級委員 キュウコン キルリア」と書いた。

キュウコン「まずは、文化祭実行委員に立候補する人ー」

キュウコン「男子1匹 女子1匹ですー」

キュウコン(手を挙げている方は…)キョロキョロ

キュウコン「女子はペンドラーさんで……」

キルリア「見逃してるぞ」ボソ

キュウコン「へ……?」

アブリボン「はい、私です」

キュウコン(やばい!小さくて見えなかった!!)

キュウコン「すみません!では女子はペンドラーさん又はアブリボンさんですね!」

アブリボン(ありがとう、キルリア君)
 ▼ 85 x4lXsv2jc. 17/12/31 23:19:15 ID:J.fATEkE [6/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
キュウコン「アブリボンさんを見逃すなんて、駄目だ私……」

キルリア「えっと……キュウコンの代わりに俺がやるわ」

アシレーヌ(恥ずかしいわねキュウちゃん……好きな人の前で)

キルリア「男子の立候補はー?」



カモネギ(アブリボン……キルリアと仲良いんだっけ)

カモネギ(小さいけど明るくて元気をもらえる感じだよな……)

カモネギ(このポケモンと一緒に仕事出来るなら……!)バサッ




キルリア「ってことで男子はカモネギ、女子はアブリボン、ってことでいいな?」

ペンドラー(小さいのに大きな熱意を持ってるね……負けたよ)
 ▼ 86 x4lXsv2jc. 17/12/31 23:20:16 ID:J.fATEkE [7/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
放課後

アシレーヌ「いいの?文化祭実行委員って忙しいのよ」

アブリボン「いいの!委員長になってジュナ……何でもない!」

アシレーヌ「もしかして……」

アブリボン「きゃっ///」

アシレーヌ「あなたがジュナちゃんと……嬉しいわ!」

アブリボン(私がジュナイパー君の……何なんだ?)
 ▼ 87 x4lXsv2jc. 17/12/31 23:21:04 ID:J.fATEkE [8/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
キュウコン「アシレーヌ!一緒に帰るのです!」

アシレーヌ「キュウちゃん、好きな子の前では胸を張って…キャッ!」

突然、後ろからポケモンがアクアジェットでキュウコンの前に飛んできた。

ブイゼル「待てよゾロアーク!」

キュウコン?「あっ、言うな!」

ゾロアーク「チッ、同じキツネだから上手く化けられると思ったのに…」

アブリボン「あ、あなた達……!」
 ▼ 88 x4lXsv2jc. 17/12/31 23:21:46 ID:J.fATEkE [9/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
ブイゼル「言いたい事は素直に言えよ」

アシレーヌ「あら?どうかしたの?」

アシレーヌがブイゼルの目を見つめて尋ねた。

ブイゼル「何でもないッスーーーーッ!!」バタッ

ブイゼルはアシレーヌの美しさのあまり、鼻血を出して倒れてしまった。

アシレーヌ「あら?私何を……」

アブリボン(アシレーヌちゃん…恐ろしい子…)
 ▼ 89 x4lXsv2jc. 17/12/31 23:22:22 ID:J.fATEkE [10/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゾロアーク「そんでさ……」

ゾロアークは前のあっけらかんとした態度とは別ポケ(別人)のように、もじもじしていた。

アシレーヌ「本当は何か言いたんでしょ」

ゾロアーク「ああ……」

アシレーヌ「何でもいいのよ、言ってちょうだい」

ゾロアーク「悪いね…………




アブリボン、ごめんね」
 ▼ 90 年はここまで◆x4lXsv2jc. 17/12/31 23:23:26 ID:J.fATEkE [11/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
アブリボン「えっ!?」

アブリボンは戸惑った。自分を痛め付けた不良から、突然に謝罪を受けたのだから。

ゾロアーク「ガオガエンにやらされてね……ウチはあんま乗り気じゃなかった」

ゾロアーク「丁度いい。アシレーヌあんた、ガオガエンの幼馴染みなんだろ」

アブリボン「えっ?そうなの!?」

アシレーヌ「ええ、私の団地に住んでるの」

アブリボン「あんな怖いポケモンとアシレーヌちゃんが仲良いなんて…」

アシレーヌ「仲良『かった』んだけどね……」

ゾロアーク「ああ、アイツもアシレーヌみたいに本当は優しいのさ」

アブリボン「それでも……無理してあんなのと合わせなくても良いじゃん!」

ゾロアーク「約束したんだよ。あれは1年くらい前…………」
 ▼ 91 年はここまで◆x4lXsv2jc. 17/12/31 23:24:37 ID:J.fATEkE [12/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
来年はもう少し頑張って更新します
皆さん、良いお年を
 ▼ 92 ガエルレイド@カムラのみ 17/12/31 23:34:50 ID:VtcQgy2I NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 93 x4lXsv2jc. 18/01/07 22:00:20 ID:YAAR2yZo [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ウチが学校に入ってまもない頃、帰り道の橋で……


ゾロア「あっち行ってよ!」

ブイゼル「いいじゃーん、20分だけだからさ……」

ゾロア「はぁしょうがないな……」

「どけよ」

ブイゼル「え?いまの君の声?」

ゾロア「いや、別に…」

ブイゼル「えっ、じゃあ誰が…」


ガオガエン「テメェらこんな所で立ち止まってんじゃねえよ…」
 ▼ 94 x4lXsv2jc. 18/01/07 22:01:50 ID:YAAR2yZo [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ブイゼル(やべぇ…同じクラスのガオガエンだ……)

ブイゼル「すいませ〜ん!」

ゾロア(弱っ…)

ガオガエン「お前も早く帰れよ。帰りたいんだろ?」

ゾロア「うん…ありがと」


ワ-ワ-

ゾロア(?なんの騒ぎ?)

恐る恐る河原の方向を見ると…
 ▼ 95 x4lXsv2jc. 18/01/07 22:06:42 ID:YAAR2yZo [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゴマゾウ「助けてー!」バシャバシャ


ゾロア「まずいじゃんこれ!」

ブイゼル「これって俺が行った方g…」

ガオガエン「おんどりゃアッ!!」バシャ-ン

2匹「「!?」」


ゾロア「嘘でしょ!?あれほのおタイプだよね?」

ゾロア「でもこういうのかっこいいわ…」


ブイゼル(何てこった……俺が迷わず助けに向かってたら……)

ブイゼル「俺はガオガエンを手伝う!ゾロアちゃんは河原の方に行ってて!」

ゾロア「分かった!」


ゾロア(あの子、ガオガエン君って言うのか…)
 ▼ 96 チルゼル@ありふれたいし 18/01/08 19:51:46 ID:Coqm.XO. NGネーム登録 NGID登録 報告
?????「アブリボンを虐めるものはだいこんおろしになってしまうのだ。」
 ▼ 97 コルピ@ロックメモリ 18/01/21 19:24:01 ID:fcQN9ozc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゴマゾウ「ありがとうお兄ちゃん!」

ガオガエン「もう溺れるんじゃねぇぞバカ野郎!」

ゾロア(やばい、めっちゃかっこいい……)

ブイゼル「全く、俺に頼めば良かったのに……」

ガオガエン「誰がお前なんてナンパ野郎頼るかよ」

ブイゼル「だよな……だから俺を頼れる男にしてください!」

ガオガエン「どういうことだ?」

ゾロア「私も弟子入りさせてください!」

ガオガエン「で、弟子だってーーー!?」
 ▼ 98 x4lXsv2jc. 18/01/21 19:24:43 ID:fcQN9ozc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガオガエン「面倒くせぇ……」

ガオガエン「…………」チラッ

ゾロアとブイゼルは目をかがやかせながらこちらを見ている。

ガオガエン「…………全く」

ガオガエン「バトルの相手くらいならしてやってもいいぜ」

ゾロア&ブイゼル「やったぁ!」



ゾロアーク「ま、こんなところかね……」
 ▼ 100 メルゴン@あなぬけのヒモ 18/01/24 21:30:03 ID:o6OH7JL6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
アブリボン「…………」

アシレーヌ「そんなことになったのね……」

アブリボン「ごめん、1つ質問いいかな?」

ゾロアーク「はい?」

アブリボン「ガオガエン君は私を『戦いから逃げるから気に入らない』って言ってた。その時からこんなこと言ってたの?」

ゾロアーク「文化祭が終わったあとからかね……急に周りのポケモンにケンカを売り始めたの」
 ▼ 101 x4lXsv2jc. 18/01/24 21:30:52 ID:o6OH7JL6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
アブリボン「文化祭の後から……?」

ゾロアーク「ウチは前のガオガエンが良かったんだけどね……///」

アシレーヌ「あら?まさかガオちゃんに恋し……」

ゾロアーク「それ以上は言うな!///」ガシッ

ゾロアークがアシレーヌの口を慌てて抑えた。


アブリボン「…………恋?」
 ▼ 102 ルキモノ@マトマのみ 18/01/24 21:37:42 ID:88wrprAo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンタ
 ▼ 103 x4lXsv2jc. 18/01/28 22:19:53 ID:8ZkXJ10g [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
アブリボン「恋……?」


アシレーヌ「えっ?じゃああの子は……」クルッ

ゾロアーク「ブイゼル?アイツはただの付き添いだよ」

ゾロアーク「前から相変わらず女好きでさ、本当に変わろうって思ってたのかね?」

アシレーヌ「ガオちゃんと一緒にグレたとか?」

ゾロアーク「う〜ん、とりあえずもう行こう。ブイゼルが起きると面倒くさそうだしね」

アシレーヌ「ええ……」


アブリボン「…………」

アシレーヌ「あれ?アブちゃんボーッとしてどうしたの?」

アブリボン「あっ、ごめん!何でもないよ!」
 ▼ 104 x4lXsv2jc. 18/01/28 22:47:46 ID:8ZkXJ10g [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
アブリボン「こっちに裏道があるんだよー!」ビュン

アシレーヌ「は、速い……」ハァハァ

ゾロアーク「あのさ、もうちょっとゆっくりしてくれない?ウチはともかくアシレーヌが……」

アブリボン「ビクッ」

アブリボン「ご、ごめんなさ〜い!」

アブリボンはゾロアークに頭を下げながら『かふんだんご』を渡した。

ゾロアーク「そんなに謝るなよ!」

アブリボン「ごめんね」

ゾロアーク「だから謝るなって」

アシレーヌ「もしかして、アブリボンちゃんってゾロアークちゃんが怖いの?」

ゾロアーク「ハッ!」
 ▼ 105 マガル@ラブタのみ 18/01/31 22:25:07 ID:dNeetA1E [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゾロアーク(まああんなことしちゃったんだし、ビビられても仕方ないか……)

アブリボン「でも、ゾロアークも悪い子じゃないって分かってるし……」

ゾロアーク(へ?)

ゾロアーク「こんなウチを悪い子じゃないって……?」

アブリボン「うん!あのことだって自分の意志でやった訳じゃないでしょ?」

ゾロアーク(こいつ、不良のはずのウチを……)

ゾロアーク「バカバカしい、あんたポケが良すぎるよ(人が良い)」
 ▼ 106 x4lXsv2jc. 18/01/31 22:26:05 ID:dNeetA1E [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
アシレーヌ(ふふふ、素直じゃないわね)

ゾロアーク「この紫のヤツはもらうけどね」ヒョイッ

アブリボン「紫……あっ!」

バフッ

ゾロアーク「何よこれ!爆発したんだけど!!」

アブリボン「それ攻撃用の団子だったよ……」

ゾロアーク「あんた……」

ゾロアーク「やっぱり気に入らないわー!」バッ

アブリボン「だって気付かなかったんだも〜ん!」ビュン
 ▼ 107 x4lXsv2jc. 18/01/31 22:26:37 ID:dNeetA1E [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゾロアーク「はっ、速い……!

ゾロアーク「チクショー!やっぱり謝れー!」

アシレーヌ(仲直りした……かしら?)

ゾロアーク「追い付いてやるんだからっ!」

ゾロアーク「あっアシレーヌ!また明日なー!」

アシレーヌ「じゃあねー!」ニコ


アシレーヌ「はぁ……」

アシレーヌ(どうしよう、今日も『優しい』って言われちゃった……)
 ▼ 108 x4lXsv2jc. 18/02/02 22:19:13 ID:hkorEV2Q [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
翌日

キルリア「おはよう!」

アブリボン「おはよ〜」

アブリボン「昨日アシレーヌちゃんと帰ったんだ!」

キルリア「へぇ〜、それで?」

アブリボン「アシレーヌちゃんって良い子なんだね!」

キルリア「そうなのか!まあそんな雰囲気だもんな」


カモネギ(なんだよ、キルリアばかりあの子と……)
 ▼ 109 x4lXsv2jc. 18/02/02 22:20:25 ID:hkorEV2Q [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
アブリボン「そういえば今日って委員会あるよね?」

キルリア「お前と一緒の奴って確かカモネギだよな」

カモネギ(!!)


カモネギ(そうだ、あの子と話したことないよな……それなのに昨日なんで…)

アブリボン「カモネギ君!」

カモネギ「えっ!?どこどこ?」キョロキョロ

キルリア「上だぞ」

カモネギ(!?小さ過ぎて見えなかった……)

カモネギ「え、え〜とその……僕がどうかした…しましたか?」

アブリボン「今日の委員会ってどこでやるんだっけ?」

カモネギ「え!?ま、待って……今思い出す……」
 ▼ 110 x4lXsv2jc. 18/02/02 22:21:07 ID:hkorEV2Q [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
カモネギ「あ、3-2だ確か!確か……ね」

アブリボン「そうなんだ、ありがと〜」ビュン

カモネギ(あ、行っちゃった……)

カモネギ(すごく緊張した……なんでだ?)


キルリア「あいつ剣道部で同じなんだけどさ……大体あんな感じなんだ」

アブリボン「そうなんだ、でも悪い子じゃないよね」

キルリア「ああ。つーか今日はいつも以上におどおどしてるような……」

アブリボン「具合でも悪いのかな?」

キルリア「さあ…………」
 ▼ 111 x4lXsv2jc. 18/02/05 22:19:24 ID:qGZXHkNo NGネーム登録 NGID登録 報告
放課後

アブリボン「あーい、こっちこっちー!」

カモネギ「ここが3-2だね…」


チャーレム(あれ?あの子……)

チャーレム「……」ジー

アブリボン(何だろ……)ズッ

アブリボンが少し後ろに引くと…

カモネギ「いたっ!」ズテッ

アブリボン「あっ、ごめんね!」

カモネギ「い、いや〜全然大丈夫!///」ニコ

カモネギ(アブリボンさんに触れちゃった……///)


チャーレム「ふーん……」
 ▼ 112 x4lXsv2jc. 18/02/16 21:20:54 ID:4UQJWKmQ NGネーム登録 NGID登録 報告
3-2教室

ペリッパー「前期委員長のペリッパーです」

ペリッパー「何で高3の私が委員長をやってたかというと……」

チャーレム「はい!高校3年生は勉強でいそがしいからですよね?」

ペリッパー「よく分かったね〜!」

アブリボン(あの子すごいやる気だな…)

チャーレム「……」チラッ

アブリボン(また私の事見てる……もしやテレパシー?)

カモネギ(見られてるよ……怖っ)


チャーレム(アブリボン?あの子にはキルリアじゃなくあの弱そうな鳥とくっついてもらうわ)

チャーレム(何とかして誘導しなきゃ……)
 ▼ 113 x4lXsv2jc. 18/02/28 21:20:00 ID:Px.lY6Mg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペリッパー「早速だけど、委員長になりたい人はいる?」

アブリボン(あっ、手上げよう)サッ


ペリッパー「じゃあアブリボンさんでいいかな?」

チャーレム「ファッ!?」

ペリッパー「な……何かあったの?」

チャーレム「今誰も手を上げてなかったでしょ……?」

ペリッパー「アブリボンさんが上げてたわよ」

チャーレム「小さくて見えなかった…」
 ▼ 114 x4lXsv2jc. 18/03/09 20:36:05 ID:mPc4.S6E [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン(失礼な……でもこれでジュナイパー君と一緒になれる!)


カモネギ(アブリボンさん手上げてたんだ……僕も見えなかった)

カモネギ(恥ずかしいことをした気が……///)


チャレム(まあいいわ、私も立候補すれば……)

ペリッパー「じゃあ副委員長は……」

チャーレム「『副』ゥ!?」

ペリッパー「え……?チャーレムさんやる?」

チャーレム「あ、あぁ……そうですね……」
 ▼ 115 x4lXsv2jc. 18/03/09 21:09:41 ID:mPc4.S6E [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
結局、アブリボンが委員長、チャーレムが副委員長となった……

カモネギ「委員長って忙しいだろうけど大丈夫?」

アブリボン「うん!生徒会に『仲良くなりたい』子がいるんだ!」

カモネギ「そうなんだ」




チャーレム「あの……アブリボンさん」
 ▼ 116 ェークル@はがねのジュエル 18/03/09 21:11:51 ID:Gn4Hj4H2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援やで
 ▼ 117 x4lXsv2jc. 18/03/10 19:40:59 ID:SNJCSFjs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン(チャーレムちゃん……!)

アブリボン「ど……どうしたの?」

チャーレム「…………」ジー

アブリボン(まさか、チャーレムちゃんも委員長になりたかったの?)

アブリボン(だから私のこと……!)


チャーレム「私とバトルしない?」

アブリボン「へ?」
 ▼ 118 x4lXsv2jc. 18/03/11 21:39:14 ID:l3nvUYis [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チャーレム「まあ私委員長と初対面だし…お互いを知り合うために…的な?」

アブリボン「それだったら……別に構わないけど……」

チャーレム「けど?」

アブリボン「えーと……私だって鍛えてるし、どうなっても知らないよ?」

チャーレム「上等じゃないの」


カモネギ「それでは、僕はこの辺で……」

チャーレム「あ……お願い、あんたも戦って」

カモネギ「ウッソだろ……」
 ▼ 119 x4lXsv2jc. 18/03/11 21:40:11 ID:l3nvUYis [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
校庭のバトル場

カモネギ(俺って女子相手でも負けるんだよな……)ブルブル

アブリボン「でも3匹でどうやって戦うの?」

チャーレム「バトルロイヤルよ」

アブリボン「え?だからバトルは3匹じゃできない……」クルッ


チャーレム「おーい君、バトルロイヤルしない?」

アブリボンが振り向くと、チャーレムは他のポケモンに声をかけていた!

アブリボン「」
 ▼ 120 x4lXsv2jc. 18/03/11 21:41:06 ID:l3nvUYis [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン(チャーレムちゃんって結構グイグイ行くタイプなんだ……)


「分かった……」

カモネギ「ゲッ、あいつ!」

アブリボン「誰?」

カモネギは少し震えながら、持っているネギで視線の先をを指していた。そこいたポケモンは……



ルカリオ「一回だけだぞ……」
 ▼ 121 x4lXsv2jc. 18/03/13 11:53:16 ID:0ySBPnuI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン(新しいクラスメイトのルカリオ君か…)

カモネギ「アイツ怖い……」ブルブル

アブリボン「いや、それは考え過ぎだと……」

ルカリオ「ギロ」

アブリボン「ビクッ」

ルカリオ「強いのか……?」

アブリボン「うん…まあまあかな……」

ルカリオ「戦うぞ……」

ルカリオはそう言うと、無言でバトルロイヤルのフィールドに歩いていった。


アブリボン「やっぱり怖い…(小声)」

カモネギ「ね、言ったでしょ?」
 ▼ 122 x4lXsv2jc. 18/03/13 13:50:37 ID:0ySBPnuI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バトルフィールド

チャーレム「これからバトルロイヤルを始めるわ」

チャーレム「普通は最初に誰かを倒したポケモンがその時点で勝ちだけど……」

チャーレム「ジーッ」

ルカリオ「ジーッ」

カモネギ(何で2人ともこっち見るの?)

チャーレム「特別に最後まで生き残ったポケモンが勝ちってことで」

カモネギ(あっ、これ俺が一瞬でやられるやつだ)

チャーレム「それじゃいい?バトルスタート!!」

カモネギ「ちょまっ、唐突すぎィ!」
 ▼ 123 x4lXsv2jc. 18/03/13 21:33:05 ID:0ySBPnuI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チャーレム(まずはアブリボンを狙うわ!そして……)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アブリボン「きゃぁっ!」ドテッ

カモネギ「大丈夫かい?」サッ

アブリボン「何やってるの!あなたも敵でしょ?」

カモネギ「傷ついたポケモンをほっとけるかよ!」

アブリボン「カモネギ君、素敵……///」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

チャーレム(みたいな展開にしてやるわ!)

妄想を終えたのもつかの間、ボーッとしたチャーレム目掛けて目にも止まらぬ速さでポケモンが襲いかかる!

「『であいがしら』」

チャーレム「痛っ……やっぱり速いわねアブリボンさん…ってちがうし!」

カモネギ「残念俺だ!」

チャーレム「思ったような優男じゃないっぽいわね……」
 ▼ 124 x4lXsv2jc. 18/03/15 22:38:48 ID:6hscLUUk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チャーレム「『れいとうパンチ』!」

カモネギ「ひっ、怖っ!」ヒョイ

チャーレムが続けてれいとうパンチを繰り出すが、カモネギは後退しながら避けていく。

その背後に待ち構える者が一匹……

ルカリオ「散れ…『ラスターカノン』」

カモネギに襲いかかる!

カモネギ(危ねっ!一時撤退だ!)ビュン

ルカリオ(こいつが逃げようが関係ない。俺は敵を倒す…!)

チャーレム「きゃぁっ!」バタッ

ルカリオの放ったラスターカノンはチャーレムに直撃。そのパワーを前にしたチャーレムには、立ち上がることはもう不可能であった。

ルカリオ「まずは一匹…」

カモネギ(やべぇ、圧倒的な強さだ…!)ブルブル
 ▼ 125 x4lXsv2jc. 18/03/16 20:18:55 ID:CUCEJI4I [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「チャーレムちゃん!」

上空から声が響いた。アブリボンの声だ。カモネギは無傷のアブリボンを丸い目をして見上げていた。

カモネギ(ずっと闘いから逃げてきたのか…?)

ルカリオ「『はどうだ…」

ルカリオはアブリボンを睨みながら、確実に当たる『はどうだん』を放とうとした。しかし…

ルカリオ「ウッ!」

突然腕に痛みが走った。

カモネギ「うわぁー!」ズガド-ン

狙いがずれてしまい、『はどうだん』はカモネギに当たってしまった。

「『マジカルシャイン』!」

ルカリオ「クッ…!」

誰もいないはずの方向から攻撃が飛んでくる。これは……

ルカリオ(アブリボンの動きに…ついてこれない!)
 ▼ 126 x4lXsv2jc. 18/03/16 20:30:44 ID:CUCEJI4I [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
訂正

ルカリオ(アブリボンの動きに…ついてこれない!)

ルカリオ(アブリボンの動きに…ついていけない!)


四方八方から降り注ぐ『マジカルシャイン』。ルカリオはそれを最小限の動きで避けるので精一杯だった。

チャーレム(フィールド外に避難)「な、なによアレ…」

カモネギ(同じく避難)「見て、ルカリオの右腕…」

ルカリオの腕をよく見ると、細長い傷がつき赤くなっていた。

チャーレム「あれってまさか…」


ルカリオ「『はどうだ……ウッ!」

ルカリオの左腕に注目していたチャーレムは、アブリボンがルカリオを噛みながら高速飛行しているのを見逃さなかった。

チャーレム「『きゅうけつ』の応用技ね」


ルカリオ「グッ……!」

再び傷つけられたルカリオの腕に、わずかに血のようなものが流れていた。
 ▼ 127 x4lXsv2jc. 18/03/16 21:36:10 ID:CUCEJI4I [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ(前からウワサにはなっていたものの、やはり速い、面白いな)

ルカリオ「だが、これで勝てると思うなよ!」

ルカリオの『はどうだん』は弧を描き、アブリボンに向かっていく!

アブリボン「キャァーッ!」ドテッ

ルカリオ「フッ、この技は相手に必ず当たるのだよ」

ダメージが4分の1とはいえ、ルカリオの力を詰め込んだ『はどうだん』を受けた小さな体は、ふらつきながら墜落していった。

ルカリオ「とどめだ…『シャドーボール』!」

アブリボン「た……戦えてよかったよ……」

ド-ン
 ▼ 128 x4lXsv2jc. 18/03/17 22:02:55 ID:db/zj6rE [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チャーレム「アブリボンさんやるじゃん!」

カモネギ「すごいよ…出来れば今度、1vs1で勝負したいな…///」

ルカリオ「思っていたよりも強いな」

アブリボン「最後に勝ったのはルカリオ君だけどね…エへヘ」

ルカリオ「ガオガエンに目をつけられていただけのことはあるな…」ボソッ

アブリボン「ガオガエン……?」

ルカリオ「ん?」

アブリボン「ガオガエン君のこと何か知ってるの?」

ルカリオ「……別に関係ないだろ」クルッ

ルカリオはそっけない様子で後ろを向き、この場から去ろうとした。
 ▼ 129 x4lXsv2jc. 18/03/17 22:04:22 ID:db/zj6rE [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「待って…」

ルカリオ「わっ…」ドタッ

ルカリオは不意に何者かに衝突し、しりもちをついてしまった。


キルリア「悪い、ぶつかちまった」

ラランテス「ホントすみません、ウチのバカが…」ペコペコ

ルカリオは無言で2匹を見つめている。

ルカリオ(このカマキリ、保護者かよ……)ジー

キルリア(めっちゃ見てるぞ……怖っ)

アブリボン「キルリア君!」ビュン

キルリア「アブリボン…っておいおい大丈夫かよ、羽が曲がってるぞ!」

アブリボン「そんなことより、このルカリオ君すごく強いんだよ!さっきも負けちゃった!」
 ▼ 130 x4lXsv2jc. 18/03/17 22:05:36 ID:db/zj6rE [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「そうか、お前が…」ギロ

アブリボン「え?別にそんなに…」

ルカリオ「何だ。俺と戦いたいのか?」

キルリア「ああ、いいぜ!」

キルリア(こいつも弱ってやがる…相性は不利だけどこれなら勝てるんじゃねーか?)

ラランテス&カモネギ「止めよう」サッ

2匹がネギとカマで、キルリアを取り押さえる。

カモネギ「アイツ目茶苦茶強いんだ!お前なんてワンパンだぞ!」

キルリア「別にいいだろ…!」

ラランテス「はぁ……」

ラランテス「いや、よくないね」
 ▼ 131 x4lXsv2jc. 18/03/17 22:06:41 ID:db/zj6rE [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「何でそんなことが言えるんだよ…」

ラランテス「こいつもケガしてる。今こいつに勝っても、キルリアがこいつより強いって証明にはならないから」

キルリア「そうか…そんなの強さじゃない…よな」


ルカリオ「強さ…………か」ボソッ

ルカリオ「お前は何のために強さを求めているんだ?」

キルリア「……」ジー

アブリボン「?」

キルリア「また今度でいいか?」

ルカリオ「そうか」

チャーレム「気になるわねぇ」
 ▼ 132 x4lXsv2jc. 18/03/17 22:08:51 ID:db/zj6rE [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「そういやお前達、保健室に行かないのか?」

チャーレム「あ、忘れてたー!」

キルリア「忘れるも何も…その傷だぞ?」

チャーレム「だってみんな行かないんだもん。行ってきまーす」

ルカリオ「俺も行く」

アブリボン「私も!」ビュン

アブリボン「あ、キルリア君!あの事別に気にしなくていいよ!」

キルリア「でもオレは……!」

アブリボン「キルリア君は充分すごいって!見ず知らずだったポケモンを助けるって…なかなか出来ないことだと思うよ」

キルリア「…………」コクリ

アブリボン「じゃあねっ!」
 ▼ 133 x4lXsv2jc. 18/03/17 22:09:58 ID:db/zj6rE [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリアの口元はわずかに緩んでいた。しかしそのキルリアを羨ましそうに見つめる者が……


カモネギ「はぁ……」

カモネギ(2匹とも仲良いな…僕もアブリボンと仲良しになりたかった…………いや、もっと自分に素直になろう)








カモネギ(仲良し以上の関係になりたかった)
 ▼ 134 x4lXsv2jc. 18/03/17 22:10:46 ID:db/zj6rE [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「カモネギは行かないの?」

カモネギ「ちょっとキルリアに聞きたいことがある」

キルリア「えっ、急に何だよ。言ってみろ」

カモネギ「なぁ…」





カモネギ「キルリアってそんなにアブリボンさんのこと大事なの?」
 ▼ 135 x4lXsv2jc. 18/03/17 22:13:21 ID:db/zj6rE [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「…………」

ラランテス「それは僕も思った。あの子ってただのクラスメイトじゃ…」

キルリア「うるさいよ!」

2匹「ビクッ」

キルリア「あいつが傷ついているのを見ると、あの時のオレを思い出す!全く歯が立たなくて逃げて、逆に助けられたオレを……!」

ラランテス「アブリボンさんも言ってたけど、そこまで気にすることはないよね…」

キルリア「でもあいつも、オレを誉めてくれた。だからこそ、今度は逆にあいつを守る側にならなきゃ…………ってな」

カモネギ「…………そうかそうか」

カモネギ「行ってくる」ダッ

キルリア「ちょっと待てよ!せっかく答えてやったんだからありがとうくらい言え……」

ラランテス「キルリア……」ポン

ラランテスがキルリアの肩にカマを下ろした。

キルリア「ちょっ、カマは止めろ…痛い」

ラランテス「お願い。第一校舎1階のトイレまで『テレポート』……できるよね?」
 ▼ 136 x4lXsv2jc. 18/03/20 22:43:50 ID:CNqqd5NY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第一校舎1階トイレ(個室)

ラランテス「はい着いたっと」

キルリア「おいおい、俺は連れションはしても連れウ○コはしないぞ?」

ラランテス「は ? ま さ か 僕 が そ ん な 事 す る と で も ?」ゴゴゴ

キルリア「…………しないです」

ラランテス「でしょー?」ニコ



ラランテス「いいから来て」ダッ

キルリア「どこに行くんだよ?」

ラランテスはトイレを出たところを右折し、保健室の隣にある階段の方え向かった。キルリアあてもなくそんなラランテスを追いかけた。
 ▼ 137 x4lXsv2jc. 18/03/20 22:54:13 ID:CNqqd5NY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ちょっと話したい事があるんだけど…」

突然聞き覚えのある声がした。この声の正体は…

キルリア「カモn……フゴッ!」

ラランテス「気付かれちゃだめ!」ヒソヒソ

キルリア「何でだよ…まあいいか」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アブリボン「なんで?私に聞きたい事があるの?」

カモネギ「いや…………伝えたい…………///」

アブリボン(何を……かな?すごく意味深長な感じだけど…)

アブリボン「コクリ」

カモネギ「アブリボンさんを見てると…何か胸が痛くなる…というか…」

アブリボン「!?」

カモネギ「いや、正直に言ってもいいよね…」
 ▼ 138 x4lXsv2jc. 18/03/20 22:55:43 ID:CNqqd5NY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告





「…………好きです」




 ▼ 139 x4lXsv2jc. 18/03/22 22:55:58 ID:bQTc6cYE [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「好き……?」

アブリボン「…………」

カモネギ「…………」




カモネギ「……言えて良かった」

アブリボン「……え?」

カモネギ「アブリボンさん優しいし、強いから……オレのあこがれだった。だけど、いつの間にその気持ちがやましい気持ちに変わってて……!」

カモネギ「もしかするとオレはすごく大きな隠し事をしているんじゃないかな、って怖くなったんだよ」

アブリボン「…………」

カモネギ「こんなオレと付き合うなんて無理かもだけど…思ってることを伝えたかったんだ!」
 ▼ 140 x4lXsv2jc. 18/03/22 23:00:25 ID:bQTc6cYE [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「……好き……付き合う……?」

カモネギ「…………」

カモネギ「アブリボンさん、戸惑わせてごめんね……」

カモネギは、突然の告白にうろたえるアブリボンを申し訳なさそうに見つめていた。

カモネギ(はっ!もしかしてオレ、今すごく悪いことをしてるんじゃ……!)

カモネギ「…ッ!」バサッ

アブリボン「あ…待って!」

カモネギ(まずい!アブリボンさんに追い付ける訳が……)

「『テレポート』!」

アブリボン「話の続きを……あれ、いない?」

アブリボン「というか今、キルリア君の声がしたような…」
 ▼ 141 x4lXsv2jc. 18/03/22 23:00:56 ID:bQTc6cYE [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
校門前

ラランテス「は?何で『テレポート』なんて使うんだよ!」

キルリア「俺はただカモネギを助けたくて……」

カモネギ「というかお前らオレをストーキングすんなマジで!」

ラランテス「そこに関しては悪かったよ…」

キルリア「…というかあそこ」

学校の屋上から、猛スピードでアブリボンが飛んで来た!

アブリボン「カモネギく〜ん……えっ!?」

アブリボン「何で二人が…」

キルリア「…………」

ラランテス「…………」
 ▼ 142 x4lXsv2jc. 18/03/28 22:22:57 ID:DjaufqdM [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア(なんで盗み聞きなんて趣味の悪いことをしてんだ…アブリボンさんに嫌われたらどうすんだ!)

キルリア「おら行くぞ!」グイ

ラランテス「おっと!何を…」シュン

キルリアは下を見たまま、『テレポート』で消えていった。

アブリボン&カモネギ「…………」

それを黙ったまま見ている2匹であった。
 ▼ 143 x4lXsv2jc. 18/03/28 22:32:05 ID:DjaufqdM [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「あの!さっきの話なんだけど」

カモネギ(く、来るぞ……!!)

アブリボン「カモネギ君、私のことかわいくて強くて、私のこと見ていると胸が痛くなる、って言ったよね」

カモネギ「え?あ、あぁ……」

アブリボン「私はそういう自覚ないんだけど…」

アブリボン「ジュナイパー君……」

カモネギ「…………?」

アブリボン「…………」

アブリボン「ジュナイパー君。かっこよくてバトルが強くて……私、その子を考えると、カモネギ君みたいに、胸が……」

カモネギ「…………」

カモネギ「そうか、僕よりもそういうポケモンの方がいいよな」
 ▼ 144 x4lXsv2jc. 18/03/28 22:43:00 ID:DjaufqdM [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「…………え?」

カモネギ「オレみたいな情けなくて弱い奴より、そいつと付き合った方が良いもんな……!」ダッ

アブリボン「待って!」

カモネギ「ほっといてよ!」

カモネギはわずかに後ろを向き、涙ぐんだ声を放った。

アブリボン「何でそんな事いうの?」

カモネギ「いいだろ!顔も合わせたくない!」

アブリボン「そんな……私達、もう友達でしょ?」

カモネギ「友達……?」ピタッ

カモネギ(そうか……恋人ととしての『好き』と、友達としての『好き』は違う……だけど)

カモネギ「ごめんね、オレが間違ってた」

カモネギ「オレはオレと友達になってくれたアブリボンさんのことが『好き』だ」
 ▼ 145 ガユキノオー@タウンマップ 18/03/29 23:05:07 ID:57QhetLM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その日の夜

ピンポーン

ビビヨン(はなぞののもよう)「は〜い♪」

ガチャッ

ビビヨン「あらぁ〜アブリボンちゃん、いらっしゃ〜い」

わずか20センチ余りの体が、ビビヨン宅のドアを押し開けた。

アブリボン(あ、ビビヨンのママさんだ)

アブリボン「……あの、みやびのもようのビビヨンちゃんいますか?話したい事があって…」

ビビヨンママ「ええ、部屋にいるわよ〜」

アブリボン「ありがとうございます」ペコ
 ▼ 146 リンク@こわもてプレート 18/03/29 23:06:38 ID:57QhetLM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビビヨン兄(たいようのもよう)「よおアブリボン!今日も全力投球したか?」

アブリボン「ぜ…全力投球…?」

ビビヨン姉(ゆきぐにのもよう)「はあ、全くもって暑苦しいわね…クールダウンなさい」

アブリボン(相変わらずキャラが濃い一家だな…)




ビビヨン(みやびなもよう)「そっちから来るなんて珍しいじゃ〜ん!まさか今日私と会わなくて寂しかったの?照れるな〜///いやそれとも…」ブツブツ

アブリボン「静かに。ちょっと相談が…」

ビビヨン「ほほぅ?相談ですか…」
 ▼ 147 x4lXsv2jc. 18/03/29 23:09:05 ID:57QhetLM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビビヨン「それでカモネギ君がアブリボンに抱いている感情が、アブリボンがジュナイパー君に抱いている感情と同じなんじゃないか、ってことだね」

アブリボン「…うん」

ビビヨン「…………クックックッ」

アブリボン「そこで笑う?」

ビビヨン「ついに気付いてしまいましたか!」フワァ

ビビヨンはにやつきながらふわりと舞い上がり、本棚から5、6冊の漫画を取った。

ビビヨン「これを読んで勉強するんだ!」バササッ

アブリボン「君にトドゼルガ……?」

ビビヨン「家に帰って読んでみて」

アブリボン「私こんなに持てないよ!一冊持つだけでも無理なのに…」

ビビヨン「あああああ!!そこ盲点だったわ〜〜!!私のバカ!アホ!う○こ!ぶりぶりぃ〜!」

アブリボン「もう一度言おうか?静かに」
 ▼ 148 x4lXsv2jc. 18/03/29 23:10:46 ID:57QhetLM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビビヨンの模様です
どうでもいいですね
 ▼ 149 ターミー@オレンのみ 18/03/29 23:17:12 ID:6WSPAfLk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 150 x4lXsv2jc. 18/03/31 22:06:04 ID:3ud01HZU [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日

キルリア「結局アブリボンはカモネギの願いを聞いてくれなかったのか……」

カモネギ「あぁ……」

キルリア「…………」




キルリア(アブリボン……安心した……)




キルリア(あれ……?何で安心してるんだろう、俺)

キルリア(カモネギが目の前で悔しがっているのに…!)

キルリア(おかしいな…おかしいな…)
 ▼ 151 x4lXsv2jc. 18/03/31 23:38:56 ID:3ud01HZU [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「…………」

カモネギ「なあ、ジュナイパーって誰だ?」

キルリア「……はぁ?」

カモネギ「急に悪い、昨日アブリボンさんがそいつの話してたうぃから…」

キルリア「…今は5組だっけかな?良い奴だぞ」

カモネギ「会わせて!」

キルリア「自分で行けって…」

カモネギ「そいつキルリアと仲良いんだろ?一人じゃ怖いな〜」

キルリア「はぁ〜、分かったよ」
 ▼ 152 x4lXsv2jc. 18/03/31 23:40:12 ID:3ud01HZU [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
訂正
カモネギ「急に悪い、昨日アブリボンさんがそいつの話してたうぃから…」

カモネギ「急に悪い、昨日アブリボンさんがそいつの話してたから…」



キルリア「始業式の時みんなの前で話してただろ」スタスタ

カモネギ「始業式…………?」スタスタ

カモネギ「よく覚えてないけど、あの怖い子のこと?」

キルリア「…お前いつも怖がってんな」

キルリア「まぁ…人によっては怖いかな」

カモネギ「そうか、やっぱりあの緑のフクロウ怖いよね〜」

キルリア「覚えてんじゃねえか。じゃあ最初から『緑のフクロウ』って言えよ」
 ▼ 153 x4lXsv2jc. 18/03/31 23:41:07 ID:3ud01HZU [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2年5組

キルリア「あいつだ」

教室の真ん中の最前列の席に座っているのがジュナイパーだ。その周りに、ルチャブル、ワルビアル、ドラミドロが集まっている。

カモネギ(何か怖そうな奴らだな…)

カモネギ(でも何故か…一番優しそうな目をしたあのフクロウが…一番怖い!)


ドラミドロ「なあ、お前らグランブルファンタジーのガチャ引いた?」

ジュナイパー「全然。スマホやってる暇があまり無くて」

ルチャブル「俺3回引いたけど全部ダブってたぜ…」

ワルビアル「今引いちゃおっかな〜」スマホポチ-

ジュナイパー「学校内では携帯電話使っちゃダメなんだけどねー」

ワルビアル「ビクッ……冗談だよ!」

ジュナイパー「ククク……」
 ▼ 154 x4lXsv2jc. 18/03/31 23:41:52 ID:3ud01HZU [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カモネギ「偉そうな奴……」

キルリア「まあ生徒会副会長だからなー、すげーよなー」

カモネギ(生徒会……ハッ!アブリボンさんが気になる生徒会の子ってやっぱり…!)


ジュナイパー「ところで部活の調子は キルリア「よおジュナイパー!」

ジュナイパー「おはよっ、相変わらず元気だね〜」

ドラミドロ「ジュナイパーに何の様だ?」

カモネギ(やっぱり怖いな…)

キルリア「こいつが聞きたいことがあってな……」

カモネギ「えぇっと…………ジュナイパーさん…君ってバトル強いって本当なの?」

ジュナイパー「バトルねぇ……あんまし好きじゃないけど」

ワルビアル「嘘つけ!こいつ目茶苦茶強いんだぞ!この間なんて不良6匹相手に指1本触れさせずに倒したって自慢してたぜ!」

ジュナイパー「ククク、よせってワルビアル」

カモネギ「6vs1……強すぎだぜ……」ガクガク

バタン

カモネギはジュナイパーを目の前にして気絶してしまった。

ドラミドロ「えぇ……(困惑)」
 ▼ 155 x4lXsv2jc. 18/03/31 23:43:30 ID:3ud01HZU [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジュナイパー「でも俺相手にも勝ち続けてる奴がいてね…」

キルリア「ああ。アイツは化け物だぜ…」

「「ガオガエン……」」

ド・ル・ワ「「「ガオガエン!?」」」

ジュナイパー「…………!」

キルリア「知ってるのか?」

ワルビアル「始業式の日、河原に呼び出されてボコボコにされたんだ…!」

ルチャブル「マジかよ!?俺はその次の日に戦って…」

ドラミドロ「僕もつい昨日…」


キルリア「そうか…あいつらとは関わらない方がいいぜ…」





ジュナイパー「は…………?あいつ何してくれてんの…………!?」

ジュナイパーは恨みwl込め、そして嘲笑うかのように言い放った。
 ▼ 156 x4lXsv2jc. 18/03/31 23:44:42 ID:3ud01HZU [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「ジュナイパー……?」


???「まあ!ジュナ様が女と……!」

キルリア「誰だよ、俺女じゃねえから!」

キルリア「つーかじゅ、じゅなさま……?」

ルチャブル「あっ…」チラッ

ルチャブル「お前らの邪魔しちゃ悪いよな!行こうぜ」サッ

ド・ワ「次の時間話そうぜ」サッ

キルリア「え?お前らどこに…」

ジュナイパー「キルリア、その鳥と一緒に『テレポート』して」

キルリア「どうしたんだ?」

ジュナイパー「詳しい事は後で話す。早く!」

キルリア「分かったよ……『テレポート』!」シュン
 ▼ 157 x4lXsv2jc. 18/03/31 23:45:11 ID:3ud01HZU [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジュナイパー「…………ハァ」

???「生徒会の事でやってきたヨ」

ジュナイパー「他の奴に聞けば?あっち行きな」

???「ハァハァ……冷たいジュナ様も良いネ…」

ジュナイパー(やれやれ、面倒くさいポケモンだ…)

ミミッキュ「だから教えて♪ジュナ様ァ……」ニタァ
 ▼ 158 x4lXsv2jc. 18/04/01 08:14:41 ID:kAnIGUIM [1/3] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ハートが使えるようになったってマ?
タイミング悪杉内♡
 ▼ 159 クシー@じゃくてんほけん 18/04/01 22:49:34 ID:kAnIGUIM [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジュナイパー「それで何を聞きたいの?」

ミミッキュ「委員長が決まったようだネ。男女比を教えて欲しいナ……」

ジュナイパー「男女比?誰がどの委員長なのかじゃないんだ」

ミミッキュ「男女比♡」

ジュナイパー「えぇっと……学級委員長、風紀委員長、放送委員長、文化祭実行委員長が女子。図書委員長、保健委員長、体育祭実行委員長が男子だ。」

ミミッキュ「4:3だネ。って事はジュナ様に近づく女が4匹モ……!」

ジュナイパー「別の言い方ないの?」


ジュナイパー(こいつの相手だけはダルい…助けてルチャブル)チラッ

ルチャブル(頑張れ(^^)d)


ミミッキュ「誰を見てるノ?」

ジュナイパー「女子じゃないからね」
 ▼ 160 x4lXsv2jc. 18/04/01 23:00:41 ID:kAnIGUIM [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「まさかジュナ様、このクラスの男子にいじめ…」

ジュナイパー「はぁ?俺がいじめられるの想像できる?」

ミミッキュ「う〜ン……ジュナ様は最強のお方だからいじめられることはないカ」



ミミッキュ「とにかく、ウチがジュナ様を狙う女共からお守りするからネ……♡」

ジュナイパー(それ告白してるようなものだろ……)

ジュナイパー「もういいだろ?帰れ」

ミミッキュ「何デ?一人じゃなきゃ嫌なノ?」

ジュナイパー(やべっ、これ『はい』って言うとまずいパターンだ)

ジュナイパー「チャイム鳴ったら帰れ、ってことだよ…ハハ」
 ▼ 161 x4lXsv2jc. 18/04/03 22:54:46 ID:qUEW03JE [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アシレーヌ宅

アシレーヌ「未来〜コネクション♪」

アシレーヌが壁にもたれながら歌っていたその時…

トントン

アシレーヌ「ジュナちゃんかしら?」

アシレーヌがベランダに出ると、隣に静かに月を見上げているジュナイパーがいた。

アシレーヌ「あら、何か様かしら?」

ジュナイパー「実は俺の事を好きな女がいるんだけどさ…」

アシレーヌ「え!?恋バナ!?」

ジュナイパー「そいつが困った奴でさ…」
 ▼ 162 x4lXsv2jc. 18/04/03 23:04:34 ID:qUEW03JE [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジュナイパーはアシレーヌに、今日のミミッキュの様子、言動を事細かくアシレーヌに伝えた。

アシレーヌ「なるほど、それは怖いわね…」

ジュナイパー「今でもアイツの声が聞こえるよ…」


ジュナイパー「つーかお前、風紀委員長なんだって?」

アシレーヌ「そうなのよ!私凄いでしょ?」

ジュナイパー「まあ俺の支配下になるだろうね。ククク……」

アシレーヌ「むぅ……」プクー

ジュナイパー「ミミッキュも生徒会の一員なんだ。もし俺の彼女だと思われたら、お前どうなるだろうねぇ〜」ニヤリ

アシレーヌ「ジュナちゃんの彼女!?よくそんなこと軽々しく言えるわね!///」
 ▼ 163 x4lXsv2jc. 18/04/03 23:16:34 ID:qUEW03JE [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジュナイパー「はぁ……人気者は辛いなぁ……」

アシレーヌ「ん?嫌味かなにか?」

ジュナイパー「違うね。確かに俺って何でもできるし、モテ男なんだけどさ…」

アシレーヌ「事実なのがまたイラッとくるわね」

ジュナイパー「皆から期待され過ぎてさ……お前くらいしか弱音を吐ける奴がいないんだよね」

アシレーヌ「…………」

ジュナイパー「終いには生徒会長の座を押し付けられる始末……流石に辛いよね〜」

アシレーヌ「…………」

アシレーヌ「あそこにいる奴よりはずっとマシよ」

アシレーヌが指さしたその先には……

ガオガエン「何じゃワレェ!」
 ▼ 164 x4lXsv2jc. 18/04/05 15:53:43 ID:2h5lKB2g [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジュナイパー「あれっ?ずっと見てないから引っ越しちゃったのかと思ったよ」

ガオガエン「うるせぇよ」

アシレーヌ「あれぇ〜?何でこんな時間まで外をブラついてるのかしら?」

ガオガエン「お前には関係ないだろ」

ガオガエン「どうせまたアレじゃろ?ワシを馬鹿にして笑おうとしてるんじゃろ?」

アシレーヌ「ギクッ!」

ジュナイパー「こらこら、反応が露骨すぎるってば」

ジュナイパー「それより聞いてくれ。イトマルが進化…」

ガオガエン「知ってるよ。アリアドスに進化したんだってな」

ジュナイパー「何でお前みたいな不登校キッズがそれを…」

ガオガエン「ゾロアークっていう奴のLINEだ」
 ▼ 165 x4lXsv2jc. 18/04/05 16:03:00 ID:2h5lKB2g [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
アシレーヌ(ゾロアークちゃん…!)

アシレーヌ「あんたが余計なことしなければゾロアークちゃんも普通に良い子だったのに!」

ガオガエン「何じゃ急に!……ったく、お前ら偉そうに……」

ガオガエン「アシレーヌは吹奏楽部のまとめ役で、さらに風紀委員長。ジュナイパーも生徒会のNo.2。いいよな…俺みたいな落ちこぼれの同級生を笑えてヨォ……」

ジュナイパー「俺はともかくアシレーヌはそんな事しなくて…」

ガオガエン「今してるじゃろうが!」

アシレーヌ「はぁ?それは…その…」

ガオガエン「分かったぜ。俺を学校で溜まったストレスの捌け口にしてるんじゃろ?」

アシレーヌ「…………」

ガオガエン「図星か」
 ▼ 166 x4lXsv2jc. 18/04/07 12:46:07 ID:qiKIY0bk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アシレーヌ「いいわよ!明日から学校でもこの調子で過ごすから!」

ガオガエン「本当だなァ?」

ジュナイパー「待ってアシレーヌ。これはただの挑発だ」

アシレーヌ「その代わり、あなたも確認するために学校に来ること!分かったわね!」バタン



ガオガエン「何だったんじゃアイツ…」

ジュナイパー「あはは。明日学校に来てみれば?

ジュナイパー「いいもの見れるよ」チラッ

ガオガエン「チッ……」
 ▼ 167 x4lXsv2jc. 18/04/08 21:13:43 ID:vG52kJxo [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日

ブイゼル「兄者〜!来てくれたんだな!」

ガオガエン「心配かけてすまねぇ」

ガオガエン「ワシを殴ってくれ……!」

ブイゼル「え?」

ガオガエン「ワシはこの学校に居場所がないと思い込んでいた…でも、よくよく考えてみりゃお前らがいるじゃねぇか」

ブイゼル「兄者……(;∀;)」

ガオガエン「心配させて悪かった!だからワシを殴ってくれ!」

ブイゼル「分かった。兄者の気持ちに答えるぜ!『アクアテール』!!」ドンッ



ガオガエン「ふぅ……効いたぜ」
 ▼ 168 モンガ@プテラナイト 18/04/08 22:57:45 ID:vG52kJxo [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
『やだー廊下で技出してるー』


『こわーい』


ガオガエン「…………やっぱり居心地悪いなここ」

ブイゼル「そんな事ねぇって!すっげー可愛い女もいるんだぜ!」

ガオガエン「すまねぇ興味ない」

ブイゼル「見てみろよ!」

ガオガエン「全く……」

ガオガエンがやれやれと言わんばかりにブイゼルに着いていくと……


ブイゼル「あそこにいるのがアシレーヌさんだ!可愛くねぇか?」

ガオガエン「シバくぞオラ」
 ▼ 169 x4lXsv2jc. 18/04/08 23:08:53 ID:vG52kJxo [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン(ひぃ……ガオガエン君だ……)


アシレーヌ「来たわね」

ガオガエン「おう……約束は覚えてるだろ?」

ブイゼル「え〜!?兄者とアシレーヌさん知り合いなのかよ!」

ガオガエン「お前黙ってろ」

アシレーヌ「もちろんですこと!というかアンタ、このクラスに来たらやることあるわよね?」

ガオガエン「はぁ?何じゃそりゃ」

アシレーヌ「謝りなさい!」

アシレーヌはガオガエンから目をそらし、アブリボンを見たこともないような目で見つめた。


アブリボン「」ビクッ

アブリボン「アシレーヌちゃん、どうしちゃったの?」ヒソヒソ

キュウコン「さあ……こんな彼女の一面は見たことがありません」
 ▼ 170 x4lXsv2jc. 18/04/08 23:17:28 ID:vG52kJxo [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガオガエン「いつものように偉そうに!帰る!」プイ

ブイゼル(は…?アシレーヌさん、こんな性格だったの…?)

ブイゼル(でも…これはこれで良い…///)


キルリア「今のガオガエンだったのか?」サッ

アブリボン「うん……」

キルリア「クソ…アイツの言葉を思い出すと…」

キュウコン「落ち着いてください!」

キュウコン「それより、アシレーヌさん…あのような方でもあったのですね」

アブリボン「びっくりだよ……純粋に良い子だと思ってたのに…」

キュウコン「まあ誰にも裏の顔というものはありますから」

キルリア「ラランテスがいい例だな」
 ▼ 171 x4lXsv2jc. 18/04/10 21:55:52 ID:v6guVdPQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
5時間目 美術の時間

2年1組の生徒達が二人一組で似顔絵を描いている。

ボスゴドラ先生「描く事より相手を見る事に意味があります!相手の新しい一面に気付くきっかけにもなりますよー!」

ゾロアーク(新しい一面…ね…)カキカキ

ゾロアーク「ねえアシレーヌ。どうしてあんな顔のポケモンが美術の先生やってんだろうね?」

アシレーヌ「そんなの人の勝手でしょ」カキカキ

ゾロアーク「なんか態度キツくね?何があったの?」

アシレーヌ「…………」

ゾロアーク「なあ、悩みあるんだろ」

アシレーヌ「……不良に話す悩みなんて、無い!」
 ▼ 172 x4lXsv2jc. 18/04/12 22:26:51 ID:IqXSipJ2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゾロアーク「は?なんだよその口の聞き方!」バタン

ゴツン

ボスゴドラ先生「他のポケモンの気が散っちゃうから静かに描いて欲しいな」

ゾロアーク「ケッ…」

クラスメイトの視線はゾロアーク達に集中していた。クスクスと微笑しながら見つめるポケモンの少なくない。


放課後

体育館裏でゾロアーク、フライゴン、ガオガエンが座りながら話している。

ゾロアーク「ってな感じでさ〜」

ガオガエン「なんか悪いな。昨日アシレーヌとケンカしてな…」

フライゴン「やっぱりそうだったんスね」

ガオガエン「そういえばイトマル…じゃねぇ、アリアドスはどこじゃ?進化したアイツの姿見たかったぜ」

フライゴン「ああ、アリアドスならあそこに……」
 ▼ 173 x4lXsv2jc. 18/04/13 17:41:59 ID:rvHkxVEQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
校舎内

アシレーヌ「ここが生徒会室ね」

アブリボン「そうだよ」

アシレーヌ「他の生徒会役員や委員長達も集まるのよね」

アブリボン「うん、どんな子がいるのかな!」

アシレーヌ「た、楽しみねぇ〜(白目)」

アブリボン(ジュナイパー君、ジュナイパー君

アシレーヌ(ミミッキュだっけ?話は聞いてるけど怖そうね…)

アシレーヌ(アブリボンちゃんの希望が一瞬でくだけ散ることになりそうね…)

「む!お前……!」

アブリボン&アシレーヌ「!?」クルッ

2匹が振り向くと、6本の腕を持つ赤いポケモンが迫りこんできた。
 ▼ 174 x4lXsv2jc. 18/04/15 13:25:39 ID:DhFdnrjc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アシレーヌ「誰?」

アリアドス「アリアドスだよ!まああんたに言っても分かんないか…」

アリアドス「そっちなら知ってるだろうけどね」クルッ

アリアドスはアブリボンを見つめる。

アブリボン「ま…まさか……」

アリアドス「知らないのか?俺は体育祭実行委員長だぜ」

アブリボン「なんでこの子が…」

アシレーヌ「こいつどんな奴なの?」ヒソヒソ

アブリボン「ガオガエン君の子分みたいな子」ヒソヒソ

アリアドス「聞こえてるんだけどぉ」

アブリボン「ヒッ…すみません!」
 ▼ 175 x4lXsv2jc. 18/04/15 21:48:04 ID:DhFdnrjc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アリアドス「うるせぇ、ジュナイパーの野郎に委員長やれ、って言われたんだよ!」

アブリボン「ジュナイパー君か……どんな風に?」

アリアドス「それはだな……」

ジュナイパー『あっは〜、この前俺にボコボコにされたアリアドス君じゃ〜ん!君も生徒会に入れば変われると思うんだけどなぁ〜、あれぇ〜?返事無いけどいいのかな〜?ずっとワルのままでいいのかな〜?……(省略)』

アシレーヌ「絶妙にウザいわね…」

アブリボン「ほおぉ……///」キラキラ

アリアドス「なんで感心してんだお前は」

アブリボン「ジュナイパー君このドアの向こうにいるんでしょ?早く入ろうよ!」

アシレーヌ「それもそうね…ここで無駄話してるのもアレだし」ガチャ
 ▼ 176 ョロモ@グラスシード 18/04/17 22:19:13 ID:I1S7o/Qc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 177 x4lXsv2jc. 18/04/17 23:04:15 ID:29eUIl1Y NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドアを開けると、5匹のポケモンが四角いテーブルを囲んで座っていた。一番奥にいるのがエンペルト、その1つ手前にいるのがマニューラとジュナイパー、さらに手前にはデンリュウとルカリオが座っていた。

アブリボン「ルカリオ君…!?」

ルカリオ「…」ジー



エンペルト「よく来てくれたな!オレは生徒会長のエンペルトだ!」

マニューラ「私はマニューラ。半年程の付き合いだけどよろしくね」

アブリボン&アシレーヌ「よろしくお願いたしますっ!」

アリアドス「よろしくねがまっす…」ヒソヒソ

アリアドスがアシレーヌの後ろにコソコソ隠れながら言った。

ジュナイパー「聞こえないなぁ〜」ニヤリ

アリアドス「よろしくっ!!!」

アリアドス「これでいいだろ!」
 ▼ 178 x4lXsv2jc. 18/04/18 22:16:06 ID:cPS4Ba8E NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「ルカリオ君また会ったね!」

ルカリオ「……だな」

デンリュウ「ルカリオ君は私が小学生の頃から一緒なんだよー」

ルカリオ「…言うな」

デンリュウ「照れなくてもいいんだよ〜」

ルカリオ「照れていない」

アブリボン(デンリュウちゃん…2年生で一緒になった女の子だけど、まさかこの子もルカリオ君が『好き』なんじゃ……)

アブリボン(私と同じく…)

アブリボンはジュナイパーを横目で見る。

アブリボン(それにしてもルカリオ君……)

ルカリオ「…………」ツーン

アブリボン(あの性格でなんで生徒会に入ったの!?)
 ▼ 179 x4lXsv2jc. 18/04/20 22:17:56 ID:VM9LgoEI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「割り込んですまない」

部屋の中心から突然声が響いた。キルリアが『テレポート』してきたのだ。

アブリボン「キルリア君も一緒なの?」

キルリア「学級委員長のキュウコンの代わりに来た」

デンリュウ「お〜、派手な登場だね〜」

ルカリオ「……」

ジュナイパー「副委員長かな?」

キルリア「おう!キュウコンは塾に行くみたいだから代わりに来たぜ」

アブリボン「知ってる人ばかり委員長になってる気が…」

アシレーヌ「またまた、偶然でしょ?」
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