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SS

【ss】ガオガエン「捕まえたぜ……」 アブリボン「助けて……!」

 ▼ 1 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:29:20 ID:Kr3M7mk. [1/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フライゴン「計画通りに捕まったッスね、コイツ!」

アブリボン「何よこれ!動けないじゃないの!」ベトォ

イトマル「どうだい?オレの『クモのす』は」

ブイゼル「おっ、君近くで見たらなかなかかわいいじゃん!」

ゾロアーク「『風神雷神のアブリボン』とか言われてるあんたもこうなっちゃどうしようもないわね」

ペラップ「『疾風迅雷』でしょ」

ボクレー「兄貴、ところでコイツを捕まえてどうするつもりなの?」

ガオガエン「そうだな……おいアブリボンお前、試しにペラップと戦ってみろや……」

フライゴン「『はい』って言えば放してやるよ」

アブリボン「何で?そんなのいやだよ……」

ガオガエン「何じゃテメェ!ワシらにケンカ売ってんのかァ!!」ギロ

アブリボン「ヒィッ……」ビクビク

この私、アブリボンがどうしてこんなことになったかというと…………
 ▼ 2 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:30:06 ID:Kr3M7mk. [2/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
10分前

アブリボン「お疲れ様でしたー!」

アブリボン(部活も終わったし早く帰ろっと……!)ビュン

ビビヨン(みやびなもよう)「お〜いアブリボ〜ン!」

アブリボン「やっほ、ビビヨン!」

アブリボン「ビビヨンもこれから帰り?」

ビビヨン「うん!それより聞いてよ!体育倉庫の裏にとっても綺麗な色の花が咲いてるのを見ちゃったの!今美術部でその花の絵を描こうとしてたんだけど、ほら、その写真がこれ!すごいでしょ?この色、模様、見たこともないわ!」

アブリボン「相変わらず話長いな……」

ビビヨン「でもこの花の蜜飲みたいよ!アブリボンと一緒に!」

アブリボン「確かに美味しそう……行こっか!」

ビビヨン「やったぜ!」

アブリボン「やった……『ぜ』……?」

ビビヨン「いや、え〜っと……最近のアニメのキャラは女でもそういう口調だったりするの!それが移っちゃって……ほら行くよ!」グイ
 ▼ 3 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:31:02 ID:Kr3M7mk. [3/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
体育倉庫付近

ビビヨン「ほらほらこっち!」

アブリボン「今行くよ〜」

私が体育倉庫の裏に回り込んだ時、不意に何者かの蹴りが飛んできた!

アブリボン「いてて……」

起き上がると、そこにビビヨンの姿はなく、代わりにいたのは……

ゾロアーク「へへっ、ビビヨンでぇ〜す♪」

ペラップ「ほらほらこっち!」(ビビヨンボイス)

コイツら……私達を誘き寄せてたのね!

ボクレー「まったく……この色の花を咲かせるのは大変だったよ〜」

ゾロアーク「ナイス、ボクレー」

アブリボン「この花、あなたが咲かせたの?」

ボクレー「うん、すぐにしおれちゃうけどね〜」

アブリボン「わ、私帰るから……!」

飛び立とうとした瞬間、私を炎と水の柱のようなものが包み込んだ!
 ▼ 4 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:32:25 ID:Kr3M7mk. [4/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私は逃げる術もなく……

フライゴン「イトマル、発射!」バサッ

イトマル「えいっ!」

上からネバネバした糸が降ってきた。私はそのまま、身動きが取れなくなってしまった……。


そして今……

ペラップ「完璧な作戦だったね、フライゴン!」

フライゴン「コイツのダチ(ビビヨン)の行動パターンのしっかり調べたんスよ!」

ボクレー「ストーカー……」

フライゴン「違う!偵察って言うんスよ!」

ブイゼル「アブリボンちゃんって言うんだね。明日一緒に遊びに行かない?」

イトマル「フライゴンもブイゼルも変態じゃんか」

ガオガエン「ガハハ良いじゃねぇか!コイツも捕まったことだし!」
 ▼ 5 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:33:20 ID:Kr3M7mk. [5/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
不良達「ハハハ」

7匹もの軽薄な視線が突き刺さる。

アブリボン「うぅっ…………」

ゾロアーク「あんた何か不満そうじゃないの」

アブリボン「だって!なんで私が捕まらなきゃいけないの?」

ゾロアーク「ガオガエンがあんたのこと気に食わないんだってさ」

ガオガエン君……同じクラスの不良だけど……恨みを買った覚えなんてない。なんで私を……?

ガオガエン「見ていてもどかしいんだよ、すげぇスピード持ってんのにバトルを避けてやがる貴様がよぉ」
 ▼ 6 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:34:09 ID:Kr3M7mk. [6/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「!?」

ガオガエン「バトルとかしないで良い子ちゃんぶってる貴様にそのスピードは宝の持ち腐れなんだよ!」

アブリボン「それで私を捕まえたの?滅茶苦茶だよそんなの!」

ガオガエン「滅茶苦茶ァ?関係ないわ!気に入らねぇ奴はぶっ潰す、それがワシら不良の生き様じゃァ!!」

アブリボン「ひっ……誰か助けて……」


「止めろッ!!」
 ▼ 7 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:35:25 ID:Kr3M7mk. [7/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガオガエン「何じゃ……!?」

???「お前らそいつを放せよ!」

アブリボン(奇跡的に助けが来た……!)

フライゴン「誰ッスか?」

???「え」

フライゴン「だって唐突に第三者が入って来ても反応に困るじゃないッスか」

ボクレー「正確には『第九者』だけどね」

???「えぇっと……1年1組風紀委員の……キルリアだ……!」

ゾロアーク「風紀委員だか何だか知らないけどあんたには関係ないでしょ。あっち行きな」ギロ

キルリア「ひっ…………そ、それは…………」ガクガク

アブリボン「少し頼り無さそう…………」

キルリア「」ガーン

アブリボン「でも助けが来てくれただけでも良かった…………!」

キルリア「…………」
 ▼ 8 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:37:13 ID:Kr3M7mk. [8/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガオガエン「『役目』なんだろ」

キルリア「何だよ…………」

ガオガエン「『学校の風紀を守る』。テメェはおじけづいてもその役目を果たすんだろ。自分の気持ちをぶっ潰してなぁ………」

キルリア「……………………」

キルリア「…………るせぇ…………うるせぇよ…………」

ガオガエン「……?」

キルリア「とにかくコイツ嫌がってるだろ!それ見て助けたくなったから助けたんだよ!!」

ガオガエン「チッ……まずはコイツを黙らせねぇとな…………!」
 ▼ 9 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:38:24 ID:Kr3M7mk. [9/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペラップ「よろしく兄貴!」

キルリア「ッ!!」ピカッ

キルリアが前方へまばゆい光を放った。『マジカルシャイン』だ。

ガオガエン「…………」

ガオガエン「…………この程度かよ……」

キルリア「ま、まるで効いてねぇ……!」

ガオガエン「おらよ」ブワッ

ガオガエンが口から、弱々しい炎を吹き出した。

キルリア「かゆくもねぇよ、『ひのこ』なんて!」ダッ

アブリボン「気を付けて!」

キルリア「こんなの大丈夫だ……って…………」バタッ
 ▼ 10 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:39:20 ID:Kr3M7mk. [10/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「あっ!」

ガオガエン「今のは『おにび』だぜ」

フライゴン「『おにび』に触るとやけどするんスよ」

キルリア「………チッ………熱ッ!」

フライゴン「つまり、俺達はお前を指を指して笑いながら負かすことも出来るんス」

キルリア「……じゃあ笑ってみろよ」

ボクレー「ギャハハハハハ!!」

ペラップ「ギャハハハハハ!!」

イトマル「ギャハハハハハ!!」

ブイゼル「ギャハハハハハ!!」

フライゴン「ハハハ 、『ひのこ』と『おにび』の見分けも付かないなんて!」

キルリア(言うんじゃ無かった……)

ゾロアーク「ヒヒッ、自分で自分の首を絞めてやんの!」

キルリア「ち、畜生…………」
 ▼ 11 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:40:45 ID:Kr3M7mk. [11/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「ア、熱ッ!!」ジュワァ

アブリボン「大丈夫……!?」

ガオガエン「これで終わりだァ……」

ガオガエンが手に黒い炎のようなものをまといながら襲いかかってくる。

キルリア(マズいな…………)

キルリア「…………この手だけは使いたくないが…………」

キルリア「アブリボンだっけか?掴まれ!」サッ

アブリボン「えっ?」

ガオガエン「これで終わりじゃァ!」

キルリア「早く!」サッ

アブリボン「……分かった!」ギュッ

シュン
 ▼ 12 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:41:24 ID:Kr3M7mk. [12/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私がキルリア君の手を握った瞬間、不思議なことに、私達は校舎裏から謎の空間へと移動した!


ガオガエン「どこじゃコラァ!」ベトォ

ご丁寧に『クモのす』だけ残しやがって……

ゾロアーク「『テレポート』ね……」

フライゴン「アイツ…………」

フライゴン「綺麗事ばっか言っといて結局逃げるのかよ……」ギリリ

ゾロアーク「フライゴン……?」

フライゴン「俺、ああいう野郎が一番腹立つんスよね……」

ゾロアーク「へぇ…………」
 ▼ 13 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:42:35 ID:Kr3M7mk. [13/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1年1組教室

ラランテス「どこに行ったのかな、キルリア…………」

キュウコン(アローラのすがた)「どうかしました?」

ラランテス「悪い感情を感じ取った、って言って校舎裏に『テレポート』したんだ……」

キュウコン「校舎裏って…………、悪いポケモン達が集まってるところでは……!」

ラランテス「そうだよね……ちょっと見に行こうか」

キュウコン「えっ、私も!?」

ラランテス「いや、僕一人で大丈夫だよ、多分……」

キュウコン「…………」

キュウコン「あの、心細いのなら行ってあげても良いんですけど……///」

ラランテス「いやいや、平気だって!」
 ▼ 14 ムッソ@きちょうなホネ 17/10/29 22:43:12 ID:YsoM8k5g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンネ
 ▼ 15 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:44:50 ID:Kr3M7mk. [14/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュウコン「あら、キルリア……!にもう一匹……!」

ラランテス「え、どこ?…………ってうわぁ!」

キルリア「熱ツッ!」ドス

アブリボン「キャッ!」ドス

ラランテス「どひゃぁ!」バタ

私達は知らないポケモンの真上に『テレポート』した!

ラランテス「痛ッてえなおい!テメェ何しやがんだ急に……」ギロ

アブリボン「ビクッ」

ラランテス(あ、やばい)

ラランテス「ごめん、いきなり現れるから驚いちゃって……」

アブリボン「そ、そうなんだ!アハハ……」

ラランテス「」

キルリア「やっちまったなラランテス…………」

キュウコン「…………ポケモンは第一印象が7割ですよ」

キルリア(普段は優しいけれど怒った時のラランテスはヤバい)
 ▼ 16 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:45:49 ID:Kr3M7mk. [15/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「熱ッ!」ジュワァ

キュウコン「どうしたのですかそれは!?」

ラランテス「『やけど』してる……」

キュウコン「保健室からチーゴの実を……」ダッ

アブリボン「チーゴの実ね、取ってくる!」ビュン

ラランテス「は、速っ!!」
 ▼ 17 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:47:38 ID:Kr3M7mk. [16/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
10秒後

アブリボン「おまたせっ!」ビュン

キルリア「いや、全然待ってねぇよ……それはともかくありがとよ!」

アブリボン「お、重っ!」

私がキルリア君にチーゴの実を渡そうとした時、うっかりチーゴの実を手放してしまった……

キルリア「3秒ルール!3秒ルール!」パク
 ▼ 18 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:48:33 ID:Kr3M7mk. [17/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア君がチーゴの実を口にした瞬間、『やけど』の傷口はすぐに消えていった。

キルリア「悪かったな」

アブリボン「いいのいいの、最初に助けてもらったのはこっちなんだから!」

キュウコン「……………………」

キュウコン「あの、……先に帰っていてもよろしいでしょうか」

アブリボン「あ、ごめんね!もう大丈夫だよ!」

キュウコン「…………失礼しました」ペコ

キュウコンは教室を出て、真っ直ぐに校門へと向かった。

アブリボン「礼儀正しい子だね」

ラランテス「キュウコン、ウチの学級委員だよ」

キルリア「知らない奴がいたから緊張して出てっちゃったんじゃないか?」

アブリボン「そ、そうかもね……ごめん」
 ▼ 19 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:51:19 ID:Kr3M7mk. [18/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「こらキルリア、デリカシーがないよ」

キルリア「ごめん、オレ見た目と違ってガサツだからさ」

キルリア「あ、見た目といえば、オレもコイツが一緒にいると女の子の二人組と間違われることがよくあるんだよ」

ラランテス「あ?誰が女みたいだって!?」ゴゴゴ

アブリボン「ビクッ」

ラランテス「あ、ごめん!僕の悪い癖なんだよね〜」

アブリボン(やっぱりそうなんだ……)
 ▼ 20 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:54:00 ID:Kr3M7mk. [19/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「だからオレ、エルレイドになりたいんだ」

アブリボン「エルレイドか……キルリア君ならきっとなれるよ!」

キルリア「なりたくてなれるわけじゃねぇよ」

ラランテス「『めざめいし』っていう石が必要なんだよ」

アブリボン「そうなのね……」

ラランテス「だからキルリア、剣道部に入って近接戦闘に馴れようとしてるんだ」

アブリボン「えっ、キルリア君って剣道部なの!?」

ラランテス「あと僕も」

アブリボン「意外……」
 ▼ 21 x4lXsv2jc. 17/10/29 22:55:02 ID:Kr3M7mk. [20/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「ほら、驚くだろ?だからオレはエルレイドのイメージから遠いんだ……」

アブリボン「あ、ごめん!」

キルリア「カッコ悪いなやっぱり……」

アブリボン「え?」

キルリア「だって、アイツに攻撃しかけたのに結局逃げちったし……」

ラランテス「本当直情的だよね〜、脳みそ飛ばして脊髄反射で動いてそう」

キルリア「はぁ…………」

ラランテス「でも、そんなキルリアじゃなかったら彼女を助けられなかったと思う」

キルリア「そう……なのか?」

アブリボン「私もそう思うよ!元気出してよ!」

キルリア「……………………」
 ▼ 22 日はここまで◆x4lXsv2jc. 17/10/29 22:56:56 ID:Kr3M7mk. [21/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バンギラス先生「ほら、お前らー」ガラ

3匹(やべっ)

バンギラス「もう下校の時間だぞ!」

アブリボン「すみませんでしたーーーー!」ビュン

ラランテス「本当にスピードは凄いね……」

バンギラス「お前達も何やってんだ!?」

キルリア「はいっ!ただいま帰りますっ!!」

「今日はありがとねー!!」

キルリアは、廊下の向こうから声が響いたのを聞き取った。

キルリア「…………」ニコ
 ▼ 23 x4lXsv2jc. 17/10/30 21:43:28 ID:g.XecvTA [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その後アブリボン宅

ピンポーン

ビビヨン(みやびのもよう)「やっほーアブリボン!漫画返してもらうよ!!」

アブリボン「勝手に入ってこないでよ!」

ビビヨン「いいじゃないの!私達そういう仲なんだから!」

ビビヨン「それより、少し濡れてるけど何かあったの?」

アブリボン「さっきシャワー浴びて……」
 ▼ 24 x4lXsv2jc. 17/10/30 21:44:28 ID:g.XecvTA [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この子は私の小学校からの親友、ビビヨン。この間の学年末テストで全教科1位の天才にしてオタクである。

ビビヨン「…………」

ビビヨンが何か考え事をしているようなしぐさを見せた。

ビビヨン「毛の乱れ方から察するに、もしかして下校中に何者かがしかけた『ねばねばネット』にひっかかったのかな?」

アブリボン「う〜ん、ちょっと違う」

ビビヨン「間違ってるの!?ショック!!」

アブリボン「いや、十分すごいよ!」

ビビヨン「そ、そうなの……?」

アブリボン「当たり前だよ!」

ビビヨン「分かんないよ」

アブリボン「え?」

ビビヨン「だって実際アブリボンに何があったのか知らないし……」

アブリボン「ごめん、部屋で話すよ」
 ▼ 25 x4lXsv2jc. 17/10/30 21:45:20 ID:g.XecvTA [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボンの部屋

ビビヨン「まずは返してよ、ハガネールの錬金術師」

アブリボン「あ、そういえば……」

ビビヨン「私がアブリボンの家に来た理由忘れてない?」

アブリボン「はい、ちょっと怖いけど面白かったよー!」つハガネールの錬金術師

ビビヨン「実写映画化おめでとう」

アブリボン「何の話……?」

ビビヨン「いや、何でもない」
 ▼ 26 x4lXsv2jc. 17/10/30 21:46:11 ID:g.XecvTA [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビビヨン「え、下校中じゃなくて学校の中だったの!?あと『ねばねばネット』じゃなくて『クモのす』!?全然違うじゃない!」

アブリボン「見ただけでそこまで分かってただけでも凄いけど……」

ビビヨン「あとフライゴンってやっぱり私のこと調べてたの?」

アブリボン「アイツのこと知ってたの?」

ビビヨン「クラス同じだもん」

ビビヨン「明日フライゴンの水筒に『ねむりごな』混ぜちゃお」

アブリボン「『どくのこな』の方が良くない?」

ビビヨン「それだと犯人探しとかに発展しちゃうからダメだよー。まあ私が探偵になれば誤魔化せるか。でも最近は探偵が犯人ってケースもあるし、そもそも探偵に向いているポケモンなら他にもいるよ。それに私が探偵になったとしても誰に濡れ衣を着せれば良いのか分からない。というか濡れ衣を着せるなんて私がそんな事するヤツになったらアブリボンだって失望するよ。でもアブリボンの意見だし、う〜む…………」ブツブツ

アブリボン「※読み飛ばしOKです」
 ▼ 27 x4lXsv2jc. 17/10/31 21:54:56 ID:UtcEvKew [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビビヨン「それにしても不幸中の幸いだったね〜」

アブリボン「え、何が?」

ビビヨン「もうすぐクラス変わるから、そのガオガエンって子と別れられる、ってことだよ」

アブリボン「なるほど、確かにそうだね」

春風の吹き始める3月。この季節にあの事件があっただけまだ良かったのかも知れない。
 ▼ 28 x4lXsv2jc. 17/10/31 21:56:25 ID:UtcEvKew [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「クラス替えか、次こそは同じクラスになれると良いね〜」

ビビヨン「6組まであるから……6分の1か…………でも私とアブリボンの補正があれば平気だよね!」

アブリボン(補正って何だろう……?)



その頃、とある公園にいるガオガエンは……

フライゴン「」バタッ

ガオガエン「フライゴン!」

???「あとはお前だけだね」
 ▼ 29 x4lXsv2jc. 17/10/31 21:58:56 ID:UtcEvKew [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガオガエン「コイツ……!!」

???「落ち着いてよ、俺がやってるのは敵討ち兼キルリアがいじめられた事の憂さ晴らしだからさ」

ガオガエン(落ち着けるかよ!しかもよりによってヤツがあの風紀委員のダチだったなんて……)

ガオガエン「……正々堂々勝負だ……!」

???「正々堂々…………ね」ゲシッ

謎のポケモンはガオガエンを木の方向へ蹴飛ばし、木に仕掛けたツル状のワイヤートラップを作動させた!

ガオガエン「チッ……正々堂々って言っただろうが!」ジタバタ

???「はぁ?俺はお前みたいな人の命令を聞かないヤツの命令なんて聞く気がしないけどね」
 ▼ 30 日はここまで◆x4lXsv2jc. 17/10/31 22:00:30 ID:UtcEvKew [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガオガエン(言い返せねぇ……!)

ガオガエン「テ、テメェ昔から…………」ブラブラ

???「それに俺は既にコイツら6匹を相手にしたから。その時点でフェアじゃないでしょ」

ガオガエン「本当に鬱陶しいヤツじゃな!ジュナイパー!!」

ジュナイパー「ふふっ…………」
 ▼ 31 x4lXsv2jc. 17/11/10 22:18:06 ID:Aktue3eo [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しばらく放置してる間にアブリボンがネタポケモンになってた……
それはともかく続けます
 ▼ 32 x4lXsv2jc. 17/11/10 22:18:49 ID:Aktue3eo [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして4月が訪れ、私達は高校2年生に……

アブリボン「おはようビビヨン!」

ビビヨン「おはよぉ〜!」ギュウ

アブリボン「ちょっと、何するの!?」

ビビヨン「だってもし同じクラスになれなかったら寂しいな〜、って」

アブリボン「1年の時も一緒じゃなかったけどね」

ビビヨン「そうだけど今年こそはって一緒になりたいもん!」

ビビヨンは私の事を本当に大事に思ってるみたいだけど、ちょっと過保護なところがあるかな……
 ▼ 33 x4lXsv2jc. 17/11/10 22:21:04 ID:Aktue3eo [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「あっ、あなたは……」

この声は……

アブリボン「おはよう、キュウコンちゃん!」

キュウコン「ビビヨンさん……で合ってますよね」

アブリボン「私じゃないの!?」

キュウコン「アブリボンさんも!見落としてすみません……」

アブリボン「この子、小さいから他のポケモンに見られないことがよくあるんだよね〜」

キュウコン「それはそれは……失礼ししました」
 ▼ 34 ゲキ@フラットコール 17/11/10 22:24:44 ID:DWrBIXRw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ストーリー好き
けどナレーションっぽいのがなんかアレ
頑張って
 ▼ 35 ランセル@やみのいし 17/11/10 22:26:14 ID:jqpEA5NA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ぶりぶりぃ!
 ▼ 36 x4lXsv2jc. 17/11/10 22:28:29 ID:Aktue3eo [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>34
アブリボンのモノローグが変ってことですか?
 ▼ 37 ルシアン@がくしゅうそうち 17/11/10 22:32:40 ID:2Z5jzPAM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 38 ライゴン@きょかしょう 17/11/12 11:24:08 ID:A6SWbA7k NGネーム登録 NGID登録 報告
支援ぬ
 ▼ 39 ルビート@ハガネZ 17/11/12 11:43:51 ID:gLwhSmAk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
面白い
支援
 ▼ 40 x4lXsv2jc. 17/11/16 21:24:11 ID:CMFcuNbU [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「そういえば!キュウコンちゃんって期末テスト2位だったんだよね!」

アブリボン(礼儀正しくて頭も良いなんて完璧なポケモンだなぁ……)

しかし、キュウコンは誉められたにも関わらず、顔を少しかめていた。

キュウコン(そんな言葉、学年1位のビビヨンさんがいる前では嫌味でしかないわ……!)

キュウコン「今年度では、このキュウコンがあなた以上の成績を残してやりますよ!」クワッ

ビビヨン「ど、どうしたの急に!?」
 ▼ 41 x4lXsv2jc. 17/11/16 21:26:34 ID:CMFcuNbU [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビビヨン「え、え〜と、同じクラスになるかもしれないけれど、その時は仲良くしようね……」

キュウコン「同じクラス……?」

キュウコン「いいですよビビヨンさん!あなたと同じクラスか否か確かめてみようじゃないですか!」グイ

キュウコンちゃんは尻尾を私とビビヨンの胴体に巻き付け、私達を引っ張っていった。

アブリボン「なんかキャラ変わったね……」

ビビヨン「キュウコンさん、きっと完璧を目指しているからこういう点ではモロいのね……」

アブリボン「完璧だからモロい?変なの……」
 ▼ 42 x4lXsv2jc. 17/11/16 21:29:02 ID:CMFcuNbU [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ビビヨン「着いたね……」ドクドク

キュウコン「あそこに貼り出されてますよ!」

アブリボン「すぐ見てくる!」ビュン

ビビヨン「わーっ待って!」

アブリボン「ど、どうしたの!?」

ビビヨン「まだ心の準備ができてない……!」

キュウコン「まあそうですが……」

ビビヨン「もしアブリボンと一緒じゃなかったら……お願い、待って…………!」

キュウコン「でも見なければ何も始まりませんよ!」ダッ

ビビヨン「うわあぁぁぁ行かないでえぇぇぇ」
 ▼ 43 x4lXsv2jc. 17/11/16 21:31:11 ID:CMFcuNbU [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュウコンは貼り出された表の前で立ち止まり、真っ直ぐゆっくりと戻ってきた。

キュウコン「……………………





ビビヨン「ゴクリ」





アブリボン「ゴクリ」





……………………ビビヨンさん、あなたの負けです」


ビビヨン「え!?ってことは……」



キュウコン「私とあなたは別々のクラス、あなたの予想は不正解でした」

ビビヨン「そっちか〜い!!」
 ▼ 44 x4lXsv2jc. 17/11/16 21:35:28 ID:CMFcuNbU [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「このタメの長さでそれ!?」

ビビヨン「というかさっきの予想じゃないから!ただ『もし同じクラスになったら』ってだけだから!」

キュウコン「そうでしたか!すみません、つい熱くなってしまって……」

アブリボン「ところで私は……」

キュウコン「私と同じ1組です」

ビビヨン「私と違うクラスのキュウコンがアブリボンと同じ……」

アブリボン「そう……残念」

ビビヨン「」

固まってる…………

キュウコン「……………………」

キュウコン「私達で行きましょうか……」スタスタ




ビビヨン「結局負けだよ……トホホ」
 ▼ 45 イプ:ヌル@こおりのジュエル 17/11/16 21:38:48 ID:h0JcaWlo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
ぶりぶりぃ!
 ▼ 46 x4lXsv2jc. 17/11/17 22:28:29 ID:eVGytxNU [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュウコン「私達は1組、体育館の右から7列目に並びます」

アブリボン「えぇっと……キュウコンちゃんに……キルリア君もいる!」

キュウコン(貼り紙に夢中だったか……)

アブリボン「げっ、ゾロアークとブイゼルってまさか……」

キュウコン「きゃっ」ドス

私は振り向いて転んだキュウコンを見ると、後ろに立っていたのは……

ゾロアーク「気をつけなね……」

アブリボン「あ……」

ゾロアーク「あ、あんた……!」

キュウコン「ゾロアークさん、でしたね。あなた私と同じ1組ですよ」

ゾロアーク(げっ、キュウコン……!)

ゾロアーク「優等生は苦手だ……!」ダッ

キュウコン「何だったのでしょうか……」

アブリボン「ありがとう、キュウコンちゃん」

キュウコン(私は何もしてませんが…………)
 ▼ 47 x4lXsv2jc. 17/11/17 22:31:04 ID:eVGytxNU [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
体育館

ゾロアーク「またあんたと一緒か……」

ブイゼル「そう固いこと言うなよ〜」


デンリュウ「あはは〜またルカリオ君と一緒だ〜」

ルカリオ「…………向こうに行け」


カモネギ(なんかあの黒い狐と青い犬怖いな……)ビクビク


アブリボン「結構集まってるね、うちのクラスのポケモン達」
 ▼ 48 x4lXsv2jc. 17/11/17 22:35:03 ID:eVGytxNU [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュウコン「私は始業式のスケジュールを完璧に覚えています。9:00までに整列、整列後〜9:10には校長先生のご挨拶……」

アブリボン「やっぱり完璧にこだわるんだ……」

キュウコン「そんな!何故私のこだわりが分かるの?完璧に隠していたはずなのに〜!」

キュウコン「まずい、ショックで……」フラッ

アブリボン(その程度で……?)

「大丈夫か、キュウコン」

キュウコン「ハッ、おはようございます、キルリアさん」

倒れそうなキュウコンの目の前にキルリアが現れ、キュウコンを押さえた。
 ▼ 49 x4lXsv2jc. 17/11/17 22:37:59 ID:eVGytxNU [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「アブリボンもいるじゃん!」

アブリボン「あ、キルリア君!」

キルリア「今度からお前とは1年間いっしょだな、よろしくな!」サッ

アブリボン「よろしくっ!」サッ

アブリボンは小さな手を差し出し、キルリアと握手を交わした。

キュウコン「私のこともお願いします」

キルリア「おう、といってもキュウコンにはこっちが助けられてるけどな」

キルリア「キュウコンは俺に勉強を教えてくれたりしてくれるんだぜ」

アブリボン(なるほど、キュウコンちゃんが私に対するビビヨンのような役割を持ってるんだ……)

アブリボン「あ、仲いいね……」

キルリア「ん、元気かアブリボン?」

アブリボン「え?大丈夫だよ!」

キルリア「そうか、それだったら良いんだが……」
 ▼ 50 x4lXsv2jc. 17/11/28 20:58:21 ID:CdxfpaBQ [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キュウコン「あ、あの方は……」

キュウコンの視線の先には、白い体に、青みがかっている髪をたなびかせた美しいポケモンがいた。

キルリア「知ってるのか?」

キュウコン「アシレーヌさん!」ダッ

アシレーヌ「あら、キュウちゃんじゃないの!」

キュウコン「アシレーヌさんは私と同じ吹奏楽部で、指揮を担当してくれています」
 ▼ 51 x4lXsv2jc. 17/11/28 20:59:25 ID:CdxfpaBQ [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キルリア「へぇ、そうなんだ」

アシレーヌ「あ、あなたは……!」

キルリア「キルリアだ、よろしくな !」

アシレーヌ「やっぱり!ジュナイパーがいつも言ってるキルリア君ね!」

キルリア「ジュナイパーって……」

キュウコン「ジュナイパーさんとお知り合いなのですか?」

アシレーヌ「知り合いもなにも……隣に住んでるのよ」

アブリボン「え、隣!?男の子と窓越しにお話したりすんの!?」バッ

キュウコン「い、いたのですか!?アブリボンさん?」

キルリア「小さくて見えなかった……」

アブリボン「ご、ごめん……」
 ▼ 52 x4lXsv2jc. 17/11/28 21:00:46 ID:CdxfpaBQ [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1週間後には暇になるので更新頻度がupすると思います。
 ▼ 53 ティアス@すごそうないし 17/11/28 21:20:55 ID:yS6nwFBE NGネーム登録 NGID登録 報告
萌萌萌萌〜
支援
 ▼ 54 x4lXsv2jc. 17/12/05 20:32:36 ID:4mRYYL/c [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
アシレーヌ「アブリボンさんだっけ?私はアシレーヌって言うの」

アブリボン(わっ、近くで見るともっと綺麗!)

アブリボン「え、えっと……アシレーヌちゃん!」

アブリボン「なんか初対面なのに勝手に話に割り込んじゃってごめんね!」

アシレーヌ「私は全然いいの。早くあなたに気付くべきだったわ」

アシレーヌ「よろしくね、アブリボンさん」ニコ

アブリボン「こちらこそ……よろしくっ!」

アブリボン(なんか嫌味がなくて優しい感じのポケモンだな……私もこういう風になりたい……)
 ▼ 55 x4lXsv2jc. 17/12/05 20:33:28 ID:4mRYYL/c [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
キュウコン「それにしてもアシレーヌさんとジュナイパーさんがお隣同士だったなんて……」

キルリア「漫画みたいだな」

アシレーヌ「ごめん、言い方が悪かったわ」

キルリア「?」

アシレーヌ「隣の棟の団地に住んでるの」

アブリボン(本当に隣り合ってる訳じゃないんだ……)
 ▼ 56 x4lXsv2jc. 17/12/05 20:34:18 ID:4mRYYL/c [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
アブリボン「もしかして、他にもアシレーヌちゃんの団地に住んでる子がここに……」

アシレーヌ「……………………」

アシレーヌの表情が少しだけ堅くなった。

アシレーヌ「……………………」キョロキョロ

アシレーヌ「…………今ここにはいないみたい」

キルリア「そうなのか……」
 ▼ 57 x4lXsv2jc. 17/12/05 20:35:30 ID:4mRYYL/c [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
アブリボン「ところでジュナイパーって誰?」

キュウコン(知らないで話聞いてたんだ……)

キルリア「ちょうど今日みんなの前で話すらしいぜ」

アブリボン「そうなんだ」

アシレーヌ「やっぱり新学期の最初はジュナちゃんじゃないとね!」

キュウコン「ええ!流石ジュナイパーさんです!」

アブリボン(プライドの高いキュウコンちゃんまでそんなに誉めるなんて……すごいポケモンなのかな?)
 ▼ 58 x4lXsv2jc. 17/12/06 21:43:57 ID:v/FNsLvg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ビビヨン「お〜い!」

キュウコン「あら、立ち直った様ですね」

アブリボン「私の小学校からの友達のビビヨンだよ!」

ビビヨン「キルリア君でしょ!?この間はアブリボンをありがとう!」

キルリア「おう!どうってことないさ!」

アシレーヌ「ビビヨンちゃんね。よろしく」ニコ

ビビヨン「…………」
 ▼ 59 x4lXsv2jc. 17/12/06 21:45:32 ID:v/FNsLvg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
アシレーヌ「?」

ビビヨン「あっ!もうすぐ9時だから戻らないと〜!!」バサッ

時計を見ると、8時50分辺りを指していた。

キルリア「行っちゃったな……」

キュウコン「そ、そうですね……」

キュウコン(まずい、私完璧に嫌われちゃったかな…………)



ビビヨン(何だったんだろう、今感じた薄ら寒さは…………)
 ▼ 60 x4lXsv2jc. 17/12/07 22:25:52 ID:vq/8mD.g [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
そんなこんなで始業式が始まり……

フーディン校長「次に、2年生代表、ジュナイパーからの挨拶です」

アシレーヌ「あ!来るわよ!」

ステージの横から、緑色のフードをかぶった鳥ポケモンが現れた。


ジュナイパー「生徒会副会長のジュナイパーです。本日はこの場を借りて、皆様の前で話したいことがあります」

アシレーヌ「ふふっ、今年度の生徒会長候補よ」

アブリボン「ね、ねぇ……?」

アシレーヌ「どうしたの?」

アブリボン「あの子とアシレーヌって付き合ってるの……?///」

アブリボンが顔を赤くしてアシレーヌの方向を見た。

アシレーヌ(い、いきなり何を聞き出したの!?)
 ▼ 61 x4lXsv2jc. 17/12/07 22:36:14 ID:vq/8mD.g [2/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
>>60
訂正
×ジュナイパーからの挨拶です
⚪ジュナイパー君からの挨拶です
 ▼ 62 オル@せいなるはい 17/12/07 22:47:17 ID:hv5hWyDY NGネーム登録 NGID登録 報告
続きが気になりますねぇ!
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 ▼ 63 x4lXsv2jc. 17/12/10 20:06:54 ID:wJ3sHBMY [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
始業式が終了し、生徒達が下校している。

アブリボン「ハァ〜///」

アシレーヌ(まさかアブリボンちゃんって、ジュナちゃんのこと……)

ジュナイパー「やっほー」バサバサッ

アシレーヌ「ビクッ」

アシレーヌ「ちょっとジュナちゃん!後ろから驚かさないでよ!」

ジュナイパー「ごめんごめん、最近アシレーヌのびっくりする顔見なかったからさ〜」

ジュナイパー(あれ?今アシレーヌの髪に何か入ったような…)
 ▼ 64 x4lXsv2jc. 17/12/10 20:08:35 ID:wJ3sHBMY [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジュナイパーは矢のように尖った羽を素早く抜き、アシレーヌの髪を突いた。

アブリボン「きゃっ」

アシレーヌ「アブリボンちゃん、いつの間にそこにいたの!?」

ジュナイパー(あれ、こいつもしかして……)

ジュナイパー「隠れちゃってどしたの?」

アブリボン「ジュナイパー君近っ!」

ジュナイパー「はぁ?」

アブリボン(やだっ、何で私ったらこんなドキドキして……)

アブリボン「ビビヨンのところに行くねっ!」ビュン

アシレーヌ「ひとめぼれってこのことかしら…?」ボソ

ジュナイパー「帰ろっか」

ジュナイパー(速い……面白い子だね、アブリボン)
 ▼ 65 x4lXsv2jc. 17/12/10 20:09:16 ID:wJ3sHBMY [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
アブリボン「ビビヨ〜ン!」


ビビヨン「めざめいしが進化の石と判明したのは16世紀末、コゴエール王国のユキワラシ姫に贈られた石が……」

キルリア「へぇ〜、お前詳しいな!」

ラランテス「なるほど……」

ラランテス(うるせえなこの女……)

アブリボン「みんないたんだ!」

ビビヨン「あっという間に美しき氷の妖魔に……

あ、アブリボン!一緒に帰ろー!」

アブリボン「ごめん、アシレーヌちゃんと一緒にいて…!」

キルリア「なんだよ!心配したんだぞ!」

アブリボン「大丈夫!どっからでもすぐに飛んでくるよ!」

キルリア「俺もどこからでも『テレポート』するぜ!」

アブリボン「私と同じだね!あはは!」

二人は笑いあった。
 ▼ 66 x4lXsv2jc. 17/12/10 20:10:02 ID:wJ3sHBMY [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ビビヨン&ラランテス「ブルッ」

ビビヨン(あれっ、気温が5度くらい下がったような……)

ラランテス(この冷気……間違いない!)

ビビヨン「さむ……ムグ」

ラランテス「もうめざめいしの話はいいよね!早く帰ろうっと!」

ラランテスは慌ててビビヨンの口を押さえた。

ラランテス「……」チラッ

ラランテス(そんなにキルリアを取られたくねぇの?キュウコンさんヨォ…)
 ▼ 67 x4lXsv2jc. 17/12/10 21:41:37 ID:wJ3sHBMY [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
キュウコン「なんか悔しいです……」

チャーレム「そんなにあの子(アブリボン)が邪魔なら告っちゃえばいいのに…」

キュウコン「べっ、別に私はそういう目でキルリアさんを見てません!」

ヒドイデ「キルリアってなんか暑苦しくない?熱血バカって感じ」

キュウコン「私の『友人』を貶さないでください!」

キュウコン「それに私はアブリボンさんの事好きですよ!?」

ヒドイデ(そんなに焦っちゃって……やっぱ好きなんだ)

キュウコン「ビビヨンさんです!頭脳キャラという私のアイデンティティを奪われて悔しいって意味ですよ!?」

チャーレム(キルリアの付き添いというアイデンティティをアブリボンに奪われて悔やいのね…)
 ▼ 68 x4lXsv2jc. 17/12/10 21:42:30 ID:wJ3sHBMY [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
阿路裏団地14号棟7号室のベランダ、アシレーヌはバルーンをシャボン玉のように夜空へ飛ばしていた。

アシレーヌ「はぁ、今日も来なかったわね……」

ガラッ

窓を開ける音が聞こえた。隣のベランダからだ。

アシレーヌ「噂をすれば影……ね」





ガオガエン「チッ、いたのかよ」
 ▼ 69 x4lXsv2jc. 17/12/11 19:26:51 ID:pWhCa66c [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
そう、ガオガエン14号棟の6号室の住人であり、8号室の住人のジュナイパーと同様にアシレーヌの隣に住んでいるのだ。

アシレーヌ「今日は何してたの!?」

ガオガエン「何って……宿題じゃよ」

アシレーヌ「嘘ね」

ガオガエン「クソッ、あんなところ誰が行くかよ」

アシレーヌ「ブイゼルにゾロアーク?あんたの友達は来てたのよ!」

ガオガエン「そいつらを持ち上げればワシが行くとでも思ってんのか?そんな簡単に動くかよ」

アシレーヌ「もう信じられない!明日には絶対に来てよね!アイツ達も待ってるんだから!」

アシレーヌ「それにいつから自分のことワシって言うようになったの!?キモいんだけど!」バタン

ガオガエン「うっせえ、何が分かるかよ!」



アシレーヌ「…………はぁ」
 ▼ 70 x4lXsv2jc. 17/12/11 22:55:25 ID:pWhCa66c [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ニャビー「俺が鬼だー!」

アシマリ「わー、逃げろーっ!」

ニャビー「ぬわっ!」ドボッ

アシマリ「落とし穴!?」

モクロー「ハハハッ!ニャビー引っ掛かってやんの!」

ニャビー「ひぃ、痛いよぉ……」

アシマリ「モクロー、ひどいわよ!」つおうふくビンタ

モクロー「はぁ!?何すんだ…」

アシマリ「ニャビー怪我しちゃったでしょ!?謝りなさい!」

モクロー「あ……そんなつもりじゃなかったよ、ごめんねニャビー」

ニャビー「…………いいよ」グスン

モクロー「アシマリ、一緒にニャビーを家に運んでくれない?」

アシマリ「もちろん!友達を助けるのは当然でしょ?」



アシレーヌ(はぁ…………あの頃には戻れないのかしら…………)
 ▼ 71 ーパ@はかせのふくめん 17/12/12 07:55:49 ID:B/LNHl1E NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 72 x4lXsv2jc. 17/12/17 22:00:56 ID:PoJ28cFw [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
翌日の朝

アブリボン「でさでさー」

ビビヨン「ん?」

アブリボン「副会長のジュナイパー君っているじゃん?」

ビビヨン「ああ〜、あの子か!」

アブリボン「なんかジュナイパー君のことを考えると心がドキドキして夜も眠れなくて……どうすれば良いのかな?」

ビビヨン(アブリボンにも春がキターーーーーーッ!!)

ビビヨン「えぇっと、アブリボンはジューナイパー君ともっと近づくべきだよ!」

アブリボン「え、そうなの?」

ビビヨン「ええ!その先の努力次第では、アブリボンは必ず勝利を掴みとれるでしょう!!」
 ▼ 73 x4lXsv2jc. 17/12/17 22:04:00 ID:PoJ28cFw [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
アブリボン「勝利って何?ジュナイパー君と戦って勝つの!?」

ビビヨン「そのためには!」グイ

アブリボン(やばいこの子私の話聞いてない!)

ビビヨン「委員長になるのです!」

アブリボン「委員長?」

ビビヨン「委員長は生徒会と密接に関わります!生徒会副会長のジュナイパー君と仲良くなるならそれが最善の策!!」

アブリボン(委員長か……)

アブリボン(ジュナイパー君も他のポケモンの先頭に立ってかっこよく指示してるんだろうな……)

アブリボン(私もなってみようかな……)
 ▼ 74 x4lXsv2jc. 17/12/17 22:04:51 ID:PoJ28cFw [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ビビヨン「キュウコンちゃん!」

キュウコン(チッ、こいつか……)

キュウコン「どうかしましたか?」ニコ

ビビヨン「アブリボンが好きな男の子ってキルリア君じゃないんだって!」

キュウコン「それがどうかしたのですか?」

ビビヨン「キュウコンちゃんの恋のライバルはまだいない、ってこと!安心しな!」

キュウコン(ファッ!?)
 ▼ 75 x4lXsv2jc. 17/12/17 22:06:36 ID:PoJ28cFw [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ビビヨン「え、あなたってキルリア君のことそういう目で見てないの!?」

キュウコン「ええ、『友人』ですから」

ビビヨン「この前私達の後をつけてきたでしょ?」

キュウコン「ひ、ポケ違い(ポケモン+人違い)では……?」

ビビヨン「昨日の帰り道、後ろから寒気がしたんだけどさ、その後に振り向いてみると…」サッ

キュウコン「こ、これは……!」

ビビヨンが取り出したのは、ヒドイデの毒針らしき物体だった。
 ▼ 76 日はここまで◆x4lXsv2jc. 17/12/17 22:11:06 ID:PoJ28cFw [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ビビヨン「あなた、よく同じ部活のヒドイデちゃんと帰ってるよね……」

キュウコン「いや、だから私は……」

ビビヨン「ヒドイデちゃんに聞いてみよう!」バサッ

キュウコン「待ってください!」ダッ



キルリア「ビビヨン……」ボソ

カモネギ「どうしたのキルリア?」

アシレーヌ「あいつキュウコンと仲良いんのよね。何でかしら……」

アシレーヌ(そういえばあの子どうして昨日あたしのこと避けたの!?)

アシレーヌ(まああたしはあの子をうるさいからあっちに行ってほしいって思ったけど……まさかバレた!?)
 ▼ 77 x4lXsv2jc. 17/12/21 17:45:32 ID:/8DgRICQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
2年4組

ヒドイデ「うん!キュウコンが君達の後つけるのに付き添ったんだ」

ビビヨン「やっぱりー!」

キュウコン「ヒドイデさん!?あなたは信じていたのに……」

ヒドイデ「え?ヒドイデってそんなに信用あったの?」

ビビヨン「やっぱりキュウコンちゃんはあそこに座っているラランテス君のことが気になって……」


ラランテス「え、僕呼ばれた?」


キュウコン「そっちじゃありません!!」

ビビヨン「え!?じゃあ『どっち』?」ニヤリ

キュウコン(あ……しまったアァァァッ!!)
 ▼ 78 日はここまで◆x4lXsv2jc. 17/12/21 21:22:05 ID:/8DgRICQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ラランテス「探偵ごっこでもやってんの?」

ビビヨン(探偵……探り過ぎたかな……)

ビビヨン「ごめん……」

キュウコン「いえ、お陰で自分の気持ちに素直になれたので…」

ラランテス「まさかキルリアが僕より先にモテるなんて…」

ビビヨン(ん……?)

ヒドイデ「ヒドイデもキュウコンとあんまり帰れなくなるかも〜」

ビビヨン(何だろうこの感覚……?)

キュウコン「ところで、アブリボンさんの方はどのように……」

ビビヨン「アブリボン!?」
 ▼ 79 ンタロス@エネコのしっぽ 17/12/21 21:33:38 ID:cT755i.k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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