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SS

とにかくお題を貰ったので>>1がSSを書くスレ

 ▼ 1 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/23 14:12:53 ID:cDDYS7v6 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=736595#rescount40にてもらったお題でSS書くよ!



『パラレルワールド。
別世界。
異界。
並行世界。

自分たちの生きる世界以外の世界を、人間たちはそういった名で呼ぶことが多い。
その別世界に、俺は興味を持っている。
いや、持っていた。

そんな昔の話を、同じ学校の、同じ部活の部員であるハウとグラジオに話した。

「パラレルワールド、か。そのパラレルワールドでは俺たちは何をしているんだろうな?」

「えっとねー、少なくとも違う世界のおれはマラサダ大好きだと思うー!だっておれだもん!」

いつも通りクールぶっているグラジオと、いつも通りのんきなハウ。
帰路での話に、両者ともいつも通りの反応を見せてくれた。
 ▼ 11 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/23 21:15:02 ID:cDDYS7v6 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
草むらの中でペンキ塗りを待っていると、背後から何者かにつつかれた。
ゆっくりと振り向くと、そこにはヒマナッツが。
アローラには生息していないはずのヒマナッツが、そこにはいた。

ミヅキ「ヒマナッツゥ〜!!!??」


イリマ「ヒマナッツ?」


人懐っこく近寄ってきたヒマナッツを、ミヅキは優しく抱きかかえた。
ペンキ塗りを終えたイリマとドーブルもミヅキの隣に来て、抱きかかえられたヒマナッツをまじまじと見つめる。

イリマ「ヒマナッツ…アローラには生息していないはずのポケモンですね」


ミヅキ「この子、人懐っこい。人間慣れしてる…トレーナーから逃げてきたか、あるいは…」


イリマ「トレーナーが逃がした、か…ですね」


ヒマナッツは無垢な表情で、すりすりとミヅキに頬擦りをしてきた。
まだ何も考えずに行動しているところからして、生まれたてのポケモンだろうか。


ミヅキ「試しに、ボール…入れてみます?」


イリマ「トレーナーから脱走してきたポケモンなら、ボールには入らないはずですからね」


ミヅキ「そうですね…あれ?あれっ!?」


ミヅキはバッグをひっくり返して中身を全部出す。
が、そこにはボールのボの字もなく、石と薬が山になっているだけだった。
 ▼ 12 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/23 21:15:27 ID:cDDYS7v6 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヅキ「しまったぁーーー!!!ボール切れてたのすっかり忘れてたぁー!!」


頭を抱えて思わず顔芸を披露するミヅキ。
ヒマナッツはミヅキのバッグにあった太陽の石を見つけ、ぴとりと触れる。
ヒマナッツは光に包まれ、見る見るうちにキマワリへと進化を遂げた。


イリマ「では、ボクのモンスターボールを…ん?」


ミヅキ「あ”−っ!!太陽の石ぃーっ!!」


イリマ「進化…してしまったようですね」


ミヅキ「進化しようがしまいがかまわん!私と一緒にこいキマワリーッ!」


イリマから空のモンスターボールを一つ譲ってもらっているうちに、ヒマナッツはキマワリに進化していた。
モンスターボールを受け取って、力いっぱい投げそうな勢いでボールを投げる。
しかし力は入っておらずこつんと当たり、キマワリはモンスターボールに入った。

一回。
二回。
三回。
三度揺れて、かちりと音が鳴る。

これでキマワリはミヅキのポケモンとなったのだが…

ミヅキ「確定しちゃいましたね、逃がされたポケモンということが」


イリマ「はい、でもこれからはミヅキさんがキマワリのトレーナー。ミヅキさんなら大丈夫でしょう?」


ミヅキ「とーぜんですよっ、すっごい強くさせてヨウのやつにも勝ってやります!」


イリマ「はい!いい意気込みですね!」


二人が盛り上がっていると、ボールから飛び出したキマワリ。
きょろきょろと辺りを見渡すと、どこかへと駆けだしていった。


 ▼ 13 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/23 21:15:52 ID:cDDYS7v6 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はここまで
また書き貯めたら投下しに来ます
 ▼ 14 ジュカイン@ダイゴへのてがみ 17/12/24 21:40:55 ID:O3Hqrzp. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 15 ビリジオン@ゴツゴツメット 17/12/25 15:33:53 ID:CBp7QLw2 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヅキ「キマワリー?!どこいくの!?」


突如ミヅキたちと正反対の方向へと駆けだしたキマワリ。
柵をも飛び越えてしまい、どんどん遠ざかっていく。

二人でキマワリを追いかけ、ハウオリシティ中を駆け回る。
ショッピングエリア。
ショッピングモールの中。
ボートエリア。
ハウオリシティのはずれ。
トレーナーズスクール。
アローラ一広い街といっても過言ではないハウオリでの追いかけっこが終わることはなく、ただ延々とぐるぐるぐるぐる……
そうしているうちに、とうとうキマワリは逃げることをやめた。
観念したわけでもなく、疲れたわけでもなく。
キマワリは、交番から不安そうな表情ででてきた一人の女性のふくらはぎにすりすりと頬擦りをした。

ミヅキ「ええい、ボールに戻りなさー…」
イリマ「まってください、ミヅキさん」

ボールをかざし、キマワリをボールに戻そうとするミヅキをイリマは制止する。
頬擦りをされた女性は、キマワリのことを見て驚愕の表情を浮かべる。

ヒマナッツ?ヒマナッツなの?と呟きながら、キマワリの両頬を優しく包んだ。
キマワリはその女性の手を葉でできた手で包み返し、やがて抱き着いた。
 ▼ 16 パルキア@じてんしゃ 17/12/25 15:34:25 ID:CBp7QLw2 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヅキ「…捨てられポケモンじゃなかったですね」


イリマ「モンスターボールに入れ忘れていただけでしたね」


まだ危ないんだから、逃げちゃだめよ、と女性はモンスターボールでキマワリを小突いた。
しかしモンスターボールは弾かれてしまった。
すかさずミヅキは女性の元に駆け寄る。


ミヅキ「あっ、あの、貴方がキマワリのトレーナーなんですか!?」


女性「・・・?ええ、そうよ」


ミヅキ「ごめんなさい!あなたのキマワリ、わたしが間違えてゲットしてしまって!進化させてしまったのもわたしなんです!こちらキマワリの入ったモンスターボールです!!」


深々と頭を下げ、モンスターボールを差し出した。
女性は困惑しながらもモンスターボールを受け取り、キマワリをモンスターボールに入れた。


女性「あら、入ったわ…何故進化しているのか不思議だったけど、貴方のせいだったのね・・・でもよかった、ヒマナッツが…キマワリが無事で」


女性はありがとね、と笑いながらキマワリと去っていった。


もう外は夕暮れ、追いかけっこを今までしていたせいで尋常ではない疲労感がミヅキの体にたまっていた。
二人は別れて、ミヅキは自宅に戻ると夕飯も食べずにベッドに横になる。
そして眠りにつこうというときに、ミヅキはあることに気づく。


ミヅキ(かっ、体が動かない!!)


彼女はいわゆる、金縛りにあっていた。
それでも抵抗する気力すら彼女には残っておらず、そのまま眠りについた。
 ▼ 17 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/25 15:34:51 ID:CBp7QLw2 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


目が覚めると、ミヅキはベッドの上ではなくどこかのビルの屋上にいた。
風が強く、追い風の状態でフェンスの向こう岸に立ったらすぐに落ちてしまうだろう。
恐ろしくリアルな感覚。
夢の中でも、はっきりした意識。

ミヅキは今、明晰夢を見ていた。


ミヅキ(わたしはなんでここに?ついさっきまでベッドの上にいたはず…)


ミヅキ(…もしかして)


これは夢?
 ▼ 18 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/25 15:35:22 ID:CBp7QLw2 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いったんここまで
 ▼ 19 オンバット@やすらぎのすず 17/12/25 20:45:32 ID:M.fvMBBk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 20 コアルヒー@くろいてっきゅう 17/12/26 00:53:17 ID:y65B/5IY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ッ!
ババァルクウッ!!
 ▼ 21 レックウザ@ミズZ 17/12/26 04:00:13 ID:mlr357Ko NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お題募集スレの今んとこどれを消化したのかの報告欲しいな…
表でも良い、なんかしらの方法でやってくれ、頼む

支援
 ▼ 22 フワンテ@きせきのタネ 17/12/26 04:36:41 ID:hmWVi.fQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ついに始まったのか
 ▼ 23 ドラミドロ@スキルコール 17/12/26 09:49:54 ID:x1bFewdk NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 24 ヤルキモノ@モモンのみ 17/12/27 02:47:54 ID:JmuI5WrY [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーゆめのなかー

ミヅキはビルの階段を駆け下りた。

これが夢なら。

これが、わたしの夢ならば。


ミヅキ「好き勝手出来るんじゃない!!?」


少女の目は、きらきらと光り輝いていた。

ビルをでると、そこは――

どこか、暗い空間だった。
 ▼ 25 アーボック@ポイズンメモリ 17/12/27 02:48:53 ID:JmuI5WrY [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
振り向くと、駆け下りてきた階段はどこにもない。
正面を見れば、何もない灰色の空間に全身スーツに包まれた人間が一人。
この世界はどんな世界なのだろうか。
ミヅキは目の前の人間に、話しかけた。

ミヅキ「アローラ、こんにちは」

???「その挨拶を聞くのは久しぶりー。アローラー」

スーツにつつまれ頭部が見えないが、低い声から察するに男性だろうか。
のんきでゆるーく喋る男性は、見様見真似のぎこちないアローラを返してくれた。

ミヅキ「貴方は?」

???「おれー?……えーと、おれはねー……」

名を尋ねられ、目の前の男性は深く考え込む。
考えてしばらくして、忘れた!と叫んだ。

ミヅキ「わすれ、た?」


男性「うん、わすれたー。おれもちゃんと名前があったはずなんだけど、思い出せないんだー」

男性は、呑気に笑った。
 ▼ 26 グライオン@あおいバンダナ 17/12/27 02:51:02 ID:JmuI5WrY [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヅキ「ここはどこ?」


男性「ここはねー、ハウオリシティだよー」


ミヅキ「そうなの?」


男性「そうだよー。外を探検するのはいいけど、あまり外の空気を吸い込まないようにねー」


ミヅキ「なんで?」


男性「あのね、ここは発電所の原発事故で世界中がだめになっちゃった世界なんだ―。だから空気も危ないんだよ」


ミヅキ「そう、なんだ……」


男性「…あっ、そうだ!きみが良ければおれのマスク貸したげるよー」


ミヅキ「…いいの?」


男性「いいよー。きみが帰ってくるまでおれがここにいればいい話だしー」


そう言って、男性はマスクを脱ぐ。
そして露出された頭部は、ミヅキがよく知った顔だった。
 ▼ 27 ジバコイル@マゴのみ 17/12/27 02:51:22 ID:JmuI5WrY [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヅキ「ハウ!?」


ハウ「んー?ハウ?きみの知り合いに、おれに似た人がいるのかなー?」


はい、どーぞ、とハウはミヅキにフルフェイスマスクを貸してくれた。
彼はミヅキが知っているハウよりも成長していて、体格も顔つきも大人。
ミヅキが知っているハウも、成長したら目の前の彼のようになるのだろうか。


大人用のフルフェイスマスクはサイズは大きかったが、ミヅキの頭はすっぽりとはまった。
すぐに息で窓部分が曇ってしまったが、これなら探索は生身よりか幾分安全だろう。


ミヅキ「いってきまーす……」


土管を潜り抜け、外に出た。
そこは瓦礫まみれの、荒廃した世界。
パイプからは水が漏れだし、奥にはなにかを貪る黒く巨大な影。


うまくバランスをとりながら進むと、瓦礫と共に看板が落ちているのに気づく。
曇りをふき取ってみると、それはペロッパフの看板。
マラサダショップの看板だった。

他にも美容室、ブティックなどよく訪れる施設の看板がそのままだったり割れていたりの状態で落っこちていた。
もっと先に進めば最初にポケファインダーを取った一部が欠けた塀が。
もっともっと先に進めば、文字の擦れた看板があった。

そして、先ほどの何かを貪る影、それは。


ミヅキ「アクジ、キング・・・!」


アクジキングは、瓦礫を食べていた。
その姿は見苦しく、食べることに必死で回りが見えていないようだった。
振り向いたアクジキングは、ミヅキにとびかかる。

そしてミヅキは押しつぶされ、意識を失った。




ミヅキ「っ!!!!」

何か、嫌な夢を見た。
なんだったのだろうか。
でも、強い印象があった。



レポートに、記録しておこう。
 ▼ 28 ブイゼル@タイマーボール 17/12/27 02:52:18 ID:JmuI5WrY [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今回はここまで
 ▼ 29 デスカーン@プロテクター 17/12/27 11:06:13 ID:VoY0EC4k NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
いいね
 ▼ 30 ワシボン@ゴツゴツメット 17/12/28 18:34:32 ID:eAXn4Vuk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
応援してる!
 ▼ 31 ヤルキモノ@パワーバンド 17/12/28 18:38:10 ID:QEuqnvi. NGネーム登録 NGID登録 報告
>>27見苦しい入ってて草支援
 ▼ 32 タイプ:ヌル@サメハダナイト 17/12/28 20:53:40 ID:9uxd26mw NGネーム登録 NGID登録 報告
自分の出したお題がどんな形で消化されるか楽しみ
 ▼ 33 ネイティ@ファイトメモリ 17/12/29 09:03:16 ID:HXC8vaaY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 34 チコリータ@プテラナイト 17/12/29 15:09:22 ID:HXC8vaaY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
まだ待ってる
 ▼ 35 オノノクス@かくとうジュエル 17/12/30 19:06:07 ID:7HgoP3aE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おいおい
 ▼ 37 ワニノコ@ねばりのかぎづめ 17/12/30 19:09:33 ID:L4i7ne3g [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
待ってるよイッチ
 ▼ 38 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/30 19:16:17 ID:bpBJ1Jeg [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>34
>>35
>>36
>>37
毎日毎日投下なんて流石に無理だから
毎日毎日待ってくれるのはありがたいけどたかが数日で失踪扱いしないでくれる?
 ▼ 39 トリデプス@こだいのきんか 17/12/30 19:17:30 ID:L4i7ne3g [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>38帰ってきてくれてありがとううれしい
 ▼ 40 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/30 20:02:35 ID:bpBJ1Jeg [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
投下するよ
 ▼ 41 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/30 20:02:54 ID:bpBJ1Jeg [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー現実世界 アーカラ島ー

スイレン「アクジキング…って、あれですよね。前にヨウさんが連れていた別世界の…」


ミヅキ「うん。それがなんか可笑しな夢にでてきてさ〜」


スイレン「そうですか。どんな夢でしたか?」


ミヅキ「荒廃したハウオリシティにくる夢。アクジキングが瓦礫を食べてたり」


八番道路。
その日はスイレンと共に、そこで釣りをしていた。
スイレンからもらった釣り竿で、駄弁りながらのんびりと。
暇なときに、暇つぶしとしてやっているこの釣り。
釣ったポケモンは基本的にキャッチアンドリリースをしているが稀に釣りあげる色違いは捕獲をすることが多い。
 ▼ 42 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/30 20:04:10 ID:bpBJ1Jeg [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

スイレン「あ、かかりました!」

スイレンの釣り竿にはかなりの大物がかかったようだ。
水面の影を見る限り、大型のポケモンだろうか。

ミヅキ「わ、私も手伝うよ!」

ミヅキはスイレンの腰を支え、綱引きの如くゆっくりと後退していく。
スイレンも足に踏ん張りをつけ、一気に引き上げた。
そしてあらわになる、釣られたポケモン、それは。

ミヅキ「げっ、カラマネロ!」

ミヅキはこのポケモンをよく知っていた。
彼女が島巡りの旅をしていた時も遭遇し、操られそうになった経験がある。
スイレンに気を付けて、と警告するが、時すでに遅し。
既に催眠術によって操られ、うつろな表情をするスイレンがそこにはいた。

ミヅキ「あーくっそ、やられた!!」


スイレン「えへ…えへへ…ミヅキさぁん…」

ミヅキは、恍惚の笑みを浮かべるスイレンに腕を掴まれる。
ガシリ、とSEが付きそうなくらいには、勢いよく、かつ力強かった
 ▼ 43 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/30 20:04:34 ID:bpBJ1Jeg [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミヅキ「うおおおおおやめろおおおおおおおおおおお!!!」

操られるまま、スイレンはミヅキの腕をつかむ。
振りほどこうにも、細い体のどこから出ているのかわからない強力な力のせいで振りほどけなかった。
そしてカラマネロの元に連れていかれ、ミヅキはカラマネロの触手に絡まれる。

ミヅキ「ひっ…あっ…」

冷たくぬらついたそれはミヅキの腕に、足に、首に、からみつく。
さらに口に、服の中へも侵入してくる。

ミヅキ「んん!んんんんーーーー!!!!」

スイレンの洗脳を解くことしか脳内になかったせいで、今の自分の置かれた状況がまずいことに気づかなかった。
なんとかして逃げ出そうともがくが、それは無意味な抵抗に終わった。
そして最後の一本がホットパンツの中に入り込もうとしたその時。
 ▼ 44 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/30 20:04:56 ID:bpBJ1Jeg [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

「グソクムシャ!であいがしら!」

その一声で、ミヅキはカラマネロから解放される。
スイレンの洗脳も解けたようで、大丈夫ですか、と駆け寄ってきた。

グズマ「おい、なにしてんだガキども」

グソクムシャをひと撫でしてモンスターボールに入れ、グソクムシャの主であるグズマは二人の元へと歩み寄る。
ミヅキはカラマネロにつけられた粘膜をぱっぱと取り払いながら低い声で謎の声を出し、彼の顔をじっと見つめる。

ミヅキ「おー…やっぱエネココアおじさんだったか…あんがと…」


グズマ「誰がエネココアおじさんだ!オレさまはまだおじさんって歳じゃねーよ!!!」


スイレン「助けていただきありがとうございます、グズマさん」


グズマ「気にすんな、じゃあな」

そういってグズマは去っていった。
 ▼ 45 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/30 20:05:17 ID:bpBJ1Jeg [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ふと背後を見ると、倒れているカラマネロが。
色違い捕獲のためにモンスターボールは持ってきていたため、軽い気持ちでひょいとモンスターボールをめり込むようにカラマネロにぶつけた。

一回。
二回。
三回。
カチッ。

カラマネロは捕獲された。

スイレン「あの…そのカラマネロ、どうするんですか?」


ミヅキ「んー?まずポケセンで回復させるでしょー、そのあとヨウのやつに贈る」


ミヅキ「アイツ図鑑埋めメンドーだからってまだ手持ちの六匹以外ゲットしてないんだよー?ありえなくない?」


スイレン「は、はあ…」


かえろ、とミヅキは釣り竿をしまい、リザードンに乗って帰っていった。
静かに手を振ると、スイレンも帰るため釣り竿と道具の片付けを始めたのだった。



 ▼ 46 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 17/12/30 20:05:33 ID:bpBJ1Jeg [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今回の投下文終了です
 ▼ 47 ホウオウ@たてのカセキ 17/12/30 20:07:00 ID:L4i7ne3g [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>46ありがとう
 ▼ 48 パンプジン@ライボルトナイト 17/12/30 23:25:02 ID:3zYJ0.Ak NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 49 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/01 15:08:07 ID:zLPv1X7U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>1です
あけまして、おめでとうございます!

1/1〜1/3あたりまでは、里帰り等で投下ができない状況になります
4日からは不定期ながらも投下が可能になります
なので、次の更新は4日以降になります
 ▼ 50 コフキムシ@ドラゴンのホネ 18/01/01 18:36:55 ID:nU4boAF. NGネーム登録 NGID登録 報告
>>49まってますね
 ▼ 51 ボーマンダ@せいしんのハネ 18/01/03 13:19:11 ID:xljULkXA NGネーム登録 NGID登録 報告
>>49
保守、お題の消化は大変だろうけど頑張ってください!
 ▼ 52 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/04 17:22:48 ID:3TIY4q6M [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
戻ってきました
投下できない日は一言レスするってのがありますがペース遅めのこのSSでそんなのにいちいち書いてたらレスの無駄遣いなので一週間以上更新できない時のみ報告します

投下は今日中にするのでまっててくださいな
 ▼ 53 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/04 18:17:15 ID:3TIY4q6M [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
投下します。
しかし今回はグロテスクな内容となっているのでそういったものが苦手な方は閲覧を御控えください
 ▼ 54 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/04 18:17:42 ID:3TIY4q6M [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜ゆめのなか いえ〜

気が付くと、私は母親とテレビを見ていた。
液晶画面は、先ほどまで一緒に釣りをしていたスイレンを映している。

『伝説のポケモン、カイオーガを釣り上げた少女スイレン!』

番組は友人をそう宣伝し、スイレンは背後のカイオーガを一撫でする。
するとカイオーガは甘えた声で鳴き、このカイオーガが本当にスイレンのポケモンだということを証明される。


ミヅキ母「すごいわねぇ、スイレンちゃん。伝説のポケモンを手名付けちゃうなんて」


ミヅキ「ねー。かっこいいなあ、うらやましいなあ」


頬杖をつき、液晶画面の向こうの友人をみつめる。
羨ましい反面、嫉妬心が渦巻く。


ミヅキ「伝説のポケモンってかっこいいよね、わたしもゲットして戦いたいなあ」


ミヅキ母「こらこら、気持ちは分かるけどそんなこというと手持ちのポケモンたちが嫉妬しちゃうわよ」


ミヅキ「そうだね、ごめんねアシレーヌ」


小刻みに震える、唯一赤いボールを一撫でする。
するとボールの振動は収まり、静かになった。
そして、ふと思う。

わざわざ捕まえなくてもいいのか、奪えばいいんだ。


と。
 ▼ 55 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/04 18:18:19 ID:3TIY4q6M [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

その本心を食い止める良心は今はなく、母が買い物に出かけたのを確認するとガレージにある鋸を手にした。
アーカラは遠い。この状態でうろつくのはまずいだろう。
ならば、まずは。


〜ゆめのなか ヨウのいえ〜

ヨウ「リーリエはかわいいなあ、前のリーリエも好きだけど今のがんばリーリエはもっと好きだぞ〜」


リーリエ「もーヨウさんったら〜…そんなにほめても何も出ませんよ〜」


ヨウ「あはは、そうか」


リーリエ「…!ん…んむ…」

ヨウは軽く笑うと、リーリエの唇を奪う。
舌まで入り込み、リーリエの表情はトロリととろけてしまいそうなほど甘いものになる。
濃厚なキスを終えて唇を離すと、二人の舌と舌を唾液でできた銀糸が繋いでいた。
二人イチャつくヨウの家。彼の家は父親はカントーに、母親はカントーの引っ越しの手伝いにカントーに行っているときいた。
しばらくはあの二人だけで過ごすとなれば、当然することはするだろう。
チャンスだ。


奪ってしまおう。
幸い今は夜だ。ここらへんは街灯もない。
真っ暗闇のここなら、この鋸は人間には気づかれないだろう。
当然ヨウの家には施錠がされてあった。
 ▼ 56 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/04 18:18:36 ID:3TIY4q6M [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

今時、木製のドアなんて阿呆にもほどがある。

ミヅキ「こんなの、すぐに壊しちゃえるのに…!」

思いっきり、助走をつけて蹴りを入れる。
家を守る扉なだけあって、ふつうの木の板よりは頑丈になっている。
しかし、それでも。

蹴りによりできた亀裂に鋸を入れ、ヨウの家の扉は破壊される。
土足で家に入り込み、二人は何処かと家をうろつく。
交わっているのなら、当然二人は同じ場所にいるだろう。
だと、したら――――


ミヅキ「ここね」

ヨウの部屋。此処にも、施錠はされてあった。
ドア越しに聴こえるのは、怯えた声。
親友であるはずのリーリエの声も通用せず、良心が痛むというものはなかった。

その扉も、いともたやすく破壊する。
そこにいたのは、裸の二人。
リーリエの方は掛布団で体を隠しているが、汗ばむ身体は先程まで二人が交わっていたのだと実感させた。
その行為は誰が止めた。
私が止めた。
私が。
私が。

わたしが。
 ▼ 57 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/04 18:19:00 ID:3TIY4q6M [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「ミヅキさん!なにをしているのですか!?」


ヨウ「リーリエ落ち着け、こいつはミヅキじゃない!ミヅキのふりをした化け物だ、ミヅキはこんなことするやつじゃない!」


リーリエ「ひっ…!助けて、ヨウさん…!」


ヨウ「大丈夫だ、おれがいるから…!」


ミヅキ「茶番はおしまい?」


憎い。
何故こいつは私に勝った。今までずっと私に負けていたのに。勝ったことなど一度もなかったくせに。
チャンピオンになるべきだったのは私のはず。
伝説のポケモンだって、ほしぐもだって、私の方が懐かれていたはず。
あの場にも、一緒にいたはず。
私は単なる脇役だった?私が主人公のはずなのに、いつの間にか主人公はヨウにすり替わっていた。

その上、リーリエと恋仲にまでなった。リーリエの初めてを奪った。
何故。何故リーリエはその男に惹かれた?何故ヨウはその女を好きになった?

嫌い。二人とも嫌いだ。


二人とも殺して、強いポケモンも、伝説のポケモンも、なにもかも、奪ってやる。
 ▼ 58 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/04 18:19:27 ID:3TIY4q6M [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヅキ「私ね、今まで友達のように振舞ってた、でもね。私はずっと二人が嫌いだった」


ミヅキ「だからね、痛めつけて殺すの」

二人には私の顔は大層おぞましいものに見えるだろう。
…まずは、リーリエからだ。


布団を剥ぐと、リーリエの白い肌があらわになる。
下半身からは白濁の蜜が垂れている。
私はリーリエの太ももに鋸を置き、思いっきり力を入れて引いた。
血が勢いよくでて、部屋は一気に赤くなる。
両足の太ももは切り離され、痛みに苦しむその顔は、私の加虐精神を刺激する。
叫び声は非常にうるさいが。
キュワワーに傷をふさいでもらったが、切り離された太ももはこのまま。

ついでに肩も切り落とし、四股を切断してダルマのようにしてやった。

ミヅキ「あはは、情けない。この年でお漏らしまでしてる」

真っ赤なシーツの上に、黄色い液体がリーリエの秘部から漏れ出した。

ヨウの方に目をやると、刃物を持たせてしまえばすぐに自害するであろう絶望の表情をしていた。
ギンギンであったであろう男性器はすっかり萎えてしまい。私はそのヨウのおちんちんさんとやらを咥え、噛み切った。


一ヶ所に太ももと腕、男性器を集め、机のモンスターボールを奪う。
ヨウはその気になれば奪われる前に阻止できるのに、痛みに悶えてそれどころではないらしい。

シーツに吸い込みきれなかったリーリエの血で、リーリエの体にかかった血を洗ってやり、私はヨウの家を去った。


ヨウ「…はは…リーリエ、リーリエ…」


ヨウ「ごめんな…俺…ダメダメで…リーリエも、守れなくて…なにがチャンピオンだよ、ってな…」


ヨウ「・・・へへへ…リーリエ、美味しいな…」


リーリエの足を、とうとう狂ったヨウが食らったこと。
その後、リーリエの死体までも食らいヨウも死んだこと。
それを私は、知らない。
 ▼ 59 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/04 18:19:52 ID:3TIY4q6M [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜現実〜

ミヅキ「…!」

おぞましい。何をしていたんだ、私は。
起きてしばらくするのに、夢の内容はひどく脳裏にこびりついていた。
ヨウとリーリエを惨殺し、ポケモンを奪う夢?

恐ろしい夢だ。
しばらく、二人に会えそうにもない…

それでも、私はレポートに書き留めた。
昨日の夢とは違い、詳細は描かなかった。

その日の食事は、食べる気になれなかった。
 ▼ 60 チルット@ちかのカギ 18/01/04 18:20:47 ID:RXVn/cg. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
地の文が多い高級SS +1145148101919
 ▼ 61 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/04 18:20:56 ID:3TIY4q6M [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今回は以上です。
グロテスク系のお題を一気に消費したので、以降はグロテスク系の話にはなりません。
ご安心ください・・・
 ▼ 62 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/09 18:57:30 ID:4gDyICGU [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
日が開いて申し訳ないです…
今日中に投下予定です
 ▼ 63 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/09 19:24:03 ID:4gDyICGU [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
投下します
ポケモンは本編しかやってなく、アニポケもろくにみてないのでポケダン、アニポケキャラの言動、行動はあやふやです。
これから先アニポケや外伝ゲーのお題を消費していくので先に言っておきます。
 ▼ 64 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/09 19:24:22 ID:4gDyICGU [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜現実 家〜

サトシ『ポケモン、ゲットだぜー!!』


ピカチュウ『ピッピカチュ!』


ミヅキ「ふいーっ、間に合った」


テレビをつけると、丁度番組が始まったところだった。
ドラマ、ポケットモンスターサン・ムーン。
サトシ少年と、ピカチュウを主人公とした長年続く人気番組だ。
カントー出身のサトシとパートナーのピカチュウが様々な地方を旅して、ポケモンマスターを目指すという内容の者。

各地方のジムリーダーやチャンピオンも出演し、そのチャンピオンに勝利した実力者がレギュラーになったりすることもある。
悪の組織の者たちも一時的に釈放され、出演するということもしばしばある。
彼らの大勢のファンたちも毎回毎回見ているために、かなりの視聴率を稼いでいるらしい。

今はアローラで撮影をしていて、マオたちはそれを知らされたときはひどく興奮していたのを覚えている。

今回はスクールに転校生がくる、という内容のようだ。
まさかの三人の転校生で、二人は少年、一人は少女。

少年1『ティナ。よろしく』


少年2『クロムだ、よろしく頼むぞ』


少女『ルネです。よろしくお願いします』


すこしそっけない態度のティナと、目つきの悪い全体的に黒い少年、そして落ち着いた雰囲気のプルメリのような髪形の少女。
彼らにはどこか、既視感があるような…
 ▼ 65 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/09 19:24:44 ID:4gDyICGU [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

サトシたちはティナたちを清く歓迎し、さっそく質問攻めを浴びせていた。
どこから転校してきたのか、好きな食べ物は何か、好きなポケモンは誰か。


ティナ『俺は、シンオウからだ。好物はない。好きなポケモン…そうだな、ギラティナがすきだ。わかるか、シンオウの伝説のポケモンなのだが』


クロム『オレはイッシュからだ。クラボの実とリュガの実が好物で、レシラムっつーイッシュの伝説のポケモンが好みでな』


ルネ『私は…そうですね、カロスとだけ…』


ミヅキ「あっ…」


ミヅキは何かを察したようだ。


ミヅキ(わかりやすい。わかりやすすぎる)

ミヅキ(ひょっとしたら、いやひょっとしなくてもこいつら伝説のポケモンたちじゃね?)

ギラ"ティナ"。
ゼ"クロム"。
ゼ"ルネ"アス。

意識してしまえば格好もそれっぽい。
正体を現すのは、何話後になるのだろうか。
そう考えているうちにいつの間にかエンディングが流れており、次回予告ではばっちりゼクロムたちが映っていた。
 ▼ 66 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/09 19:25:05 ID:4gDyICGU [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

番組が終わるとミヅキはテレビのチャンネルを変更し、テレビはニュース番組を映し出した。

アナウンサー『近頃、アローラで野生のカイリキーが睡眠薬を使いトレーナーを襲う事件が多発しています。カイリキーの出現するポニ島にお住いの方は、十分ご注意をなさってください』


ミヅキ母「怖いわねえ、なんで野生のカイリキーが睡眠薬なんて持っているのかしら?」


ミヅキ「ね。もしかしたらそのカイリキーは逃がされたカイリキーなのかな?」


ミヅキ母「どうかしら。さ、ご飯できたから運ぶの手伝ってー」


ミヅキ「はーい」





〜現実 ミヅキの部屋〜

暗い自室で、ミヅキは布団にくるまっていた。
布団の中でブルーライトで顔を照らされながら、ミヅキは一人くすくすと笑っている。
彼女の弄るスマホにはサトシたちの創作漫画が表示されており、その内容はとてもハチャメチャなものだった。

その漫画は、サトシが石鹸を取ろうとしたら滑って弁慶の泣き所に当たって死に、アルセウスに世界の1/6をやるから伝説のポケモンになってほしいと頼まれるところから始まる作品。
サトシはアルセウスの頼みを受け入れ、伝説のポケモンとなる。
サトシそのままの姿で伝説のポケモンに転生した彼は全知全能となり、世界をめちゃくちゃに捻じ曲げる。

デントに真っ黒なノートを与え、キラと呼ばれる存在にしたり、アイリスが魔法少女として覚醒し、円環の理と呼ばれる概念になったり。
シトロンが巨人に姿を変え、妹のユリーカを肩に乗せて魚雷を発射させ世界中のクリスマスツリーを破壊させたり。

貧しい生活をしているが、実力は確かな除霊人となったカキとジャージを身にまとった聖徳太子になったタケシがサトシをめぐってバトルをし、激戦の結果タケシが勝利しサトシとタケシが結婚、ハッピーエンドになる。

そんな内容が一話に詰め込まれていて、笑わずにはいられない。

二話ではサトシのライバルトレーナーが登場。
タケシが放った飛鳥文化アタックによりすべての地方が一つになり、ライバルたちが集まるところから始まる。

これはまだ更新途中のようで、中途半端なところで途切れている。
明日になれば一枚は投下されているだろうと、ミヅキはスマホの電源を落とし眠りについた。
 ▼ 67 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/09 19:25:30 ID:4gDyICGU [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜ゆめのなか〜

目の前にはサーナイトがいた。
サーナイトはサーナイトでも、とげとげしい見た目をしている。
左目からは青い一閃の光が突き出て、彼女の顔は怒りの表情を浮かべていた。

サーナイト「そう簡単に、私を倒せると思わないことね。かかってきなさい、人間」

サーナイトは不死身のサーナイトとなり、いくつものシャドーボールをこちらに飛ばしてきた。

*

ハウ「わー!ミヅキ強いー!」

最後の一体であるガオガエンが倒れ、ハウの敗北が確定する。
財布から賞金をだして支払うと、ハウの身体は見る見るうちに変化してゆく。

髪は伸び、身体は細く、丸みのある体つきに変わる。
声までも高く、可愛げのあるものに変わってしまい、ハウの姿はまるで年頃の少女のようになっていた。
ハウは動揺するまでもなく、冷静でいた。
この現象は慣れている。この世界ではバトルに負けると女は男に、男は女に性別がかわってしまうという現象があり、いつものことなのだ。

*

サトシ「久しぶりだな!またシゲルとバトルできるなんて嬉しいぜ!」


シゲル「おれもだよサトシ!チャンピオンとポケモンマスター、お互いガキの頃の夢を叶えたんだ!どっちが強いか、今この場で決着をつけようじゃねえか!」


サトシ「ああ!いけっピカチュウ、キミにきめた!」


シゲル「いけ、ブラッキー!」

*

ゲンガー「うへへへへへ…ポロックケース集めるの…楽しいなあ…」


ユウキ「あっこら、ゲンガー!またポロックケース集めてきちゃったの!?」


ゲンガー「うおっ主!?返さないぞこれは俺の!」


ユウキ「かえしてきなさい!抵抗は見苦しいぞ!」


ゲンガー「いーやーだー!!!」



ミヅキ「!?」


何故だろう、とんでもなくごちゃごちゃした夢をみたような気がした。
内容は覚えてない、けどレポートに書いておこう。

ミヅキは レポートに しっかり記録した!
 ▼ 68 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/09 19:25:53 ID:4gDyICGU [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今回は以上です。いつもより雑にお題を消費しました
 ▼ 69 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/13 03:58:53 ID:iH9ki4Ww NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>1です。
冬休みも明けまして、学生であるイッチは少し忙しくなります。
今月はまともな更新ができなくなりそうなので、お知らせいたします。
 ▼ 70 ゴクリン@ノーマルジュエル 18/01/13 04:08:35 ID:g07w7VvQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
気長に待ってます
 ▼ 71 ムウマ@メトロノーム 18/01/15 03:02:07 ID:YmO9XPqI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援あげ
 ▼ 72 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:14:33 ID:O6k6PNC2 [1/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
投下します
今回はエロ成分クッソ多いです
 ▼ 73 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:14:56 ID:O6k6PNC2 [2/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シェードジャングル。
そこでは、キャプテンのマオとミヅキがポケモンバトルをしていた。



マオ「ヤレユータン!サイコキネシス!」


ミヅキ「振り回される前に歌で眠らせちゃいな!」


サイコキネシスで宙に浮かされたアシレーヌは、歌で眠らせてしまおうと思い切り息を吸い込む。
しかし歌声を発するよりも先に、地面に叩きつけられた。

アシレーヌが痛みで動けなくなっているところをすかさずヤレユータンは至近距離でエナジーボールをお見舞いし、アシレーヌは戦闘不能になった。

ミヅキは力尽きたアシレーヌに歩み寄ると、元気の塊とピーピーマックスで治療をしてやりモンスターボールに戻した。

ミヅキ「んもーっ!!!また負けたあ〜〜〜〜!!!!」


マオ「イェーイ!また勝ったー!」


ミヅキ「く〜〜〜や〜〜〜し〜〜〜い〜〜〜!」


だばぁ、と滝のような涙を流し、ミヅキはうなだれてしまう。
ギャラリーのカキがまぁまぁ、とフォローを入れるが、効果はなかった。


マオがヤレユータンを手持ちに入れて以来、ミヅキの勝率はぐんと下がった。
それはミヅキがまだ未熟だからなのか、マオとヤレユータンが強すぎるのか、あるいは両方か。

ヤレユータンにも治療を施して、シェードジャングルを去ろうとしたその時。


「うおわああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」


聞きなれた少年の叫び声がした。



 ▼ 74 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:15:24 ID:O6k6PNC2 [3/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

声がしたのはジャングル奥地。
背高草をかき分けて抵抗する泣きじゃくった声の元を探し当てると、そこには涙で顔がぐちゃぐちゃのヨウと、そのヨウを離すまいと拘束するリーリエが。

リーリエ?「あれ?みなさん。どうしたんですか、そんな顔をして」

きょとんと、リーリエはまるで自らの行動に驚きを見せるミヅキらが不思議でたまらぬような反応を見せる。

カキ「どうしたはこっちの台詞だぞリーリエ、いったい何を――」


リーリエ?「何を、って、きまっているじゃないですか!ヨウさんのおちんちんさんを今から味わうのですよ!えへ!」


カキの問いに、リーリエは可笑しな回答を見せた。
おちんちんさん。
この場にいる誰もが意味を知っている単語だ。
男性器の砕けた名称であるその単語を平然と口に出す目の前のリーリエは、本当にリーリエなのか?
それよりも。


ミヅキ「リーリエは、なんで昔の服を着ているの」


リーリエ?「ああ、これですか?たまにはいいかなあ、って思って着たんですよ。母様に着せられていたこの服、デザインこそ気に入っていましたから」


リーリエの姿は、がんばリーリエではなく出会った当初の服装のままだった。
ミヅキの知るリーリエは、もうあの服は処分したと言っていたはず。
なのになぜ、目の前の彼女はその処分した服を着ている?


マオ「ね、ねえ…あなた、本当にリーリエなの?偽物とか、じゃない、の?」


リーリエ?「ええ、私はリーリエ。それ以下でもそれ以上でもありません」

マオの問いにそう答えると、リーリエは気絶したヨウを抱えて飛んでいった。
目の前の状況が、うまく把握できない。
清楚なお嬢様である彼女は、なぜあのような行動をしていたのか。
その彼女は、なぜポケモンもなしに空を飛んでいるのか。
全てが、謎だった。

ミヅキ「…はっ、いけない!リーリエを追いかけなきゃ!」


我に返ったミヅキは、飛んでいく親友らしき人物を追いかける。
足は早い方だ。リーリエが余程のスピードで飛んでいかない限り、見失う事はないはず。
上空を見上げながら走り、道中何度も人にぶつかった。

それでもリーリエを追い続け、やがてついたのはハノハノホテルだった。
リーリエはあらかじめ開けられていた窓から部屋に降り立って、ヨウをベッドに寝かしつける。
彼女は、恍惚の表情を浮かべていた。




 ▼ 75 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:15:55 ID:O6k6PNC2 [4/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

リーリエ?「えへ…ロトムさん、このおちんポン…使っちゃっていいんですね…?」


ロトム「構わないロト!ボクにもそのロトポンの効果はわからないけロ、役立つならぜひぜひ使ってロトー!」


ヨウ「ぅ…みづき、はう、たす、け…」


ヨウ「りーりえ、なんで、こんなこ、と…」


リーリエ?「あっ、もう起きちゃいました?」


目覚めると共に、ヨウは友人たちに助けを乞う。
目の前の恋人が、彼には酷く恐ろしく見えた。
これから何をされるかもわからない。
計り知れない不安と、愛する少女の恐ろしさ。

様々な感情が彼の脳内に渦巻き、抵抗できぬままリーリエはおちんポンと呼ばれる新たなロトポンを使用した。


ヨウ「…ぁ、あぁあ…ああ あ あ あ あ あ あ" あ" あ" あ" あ" あ" あ" あ" あ"あ"!!!!!」


瞬く間にTシャツを、ズボンを、下着を脱がされ一糸まとわぬ姿になったヨウは、自らの身体に起こっている異変に身体を震わせる。
甘い疼きと共に、身体が熱くなる。
理性がどんどんかき消されていく感覚に、彼はこの世のモノとは思えぬ叫び声を上げた。

リーリエ?「おちんちんさん…えへ…」
 ▼ 76 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:16:18 ID:O6k6PNC2 [5/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

だんだんと起き上がり、おおきく、かたくなっていくヨウの男性器にリーリエは口づける。
丁寧に、そしてねっとりと男性器を舐められ、ビクビクと反応をしてしまう。
味わったことのないような快楽に、ヨウは思わず喘ぎのような声が漏れる。

ヨウ「あっ、ぐっ、ぅあっ」


ヨウ「なん、で、りーりえ、どうしちゃ、ったんだ、よ、ぁっ」


リーリエ?「ほうはんは…ヨウさんが、いけないんですよ…」


ヨウ「おれ、が?」


リーリエ「この世界の私と、仲良くしてるんですもの。ずるいです」


目の前のリーリエは、寂し気な表情を見せると男性器への愛撫の手を止める。
"この世界の私"。

リーリエは、確かにそう言っていた。

ヨウ「リーリエ…その事、もっと詳しく教えてく、あっ」


リーリエの発言に興味を示すも、その問いかけは愛撫の再開によって途切られた。
そして、彼女は言った。

「教えないこともありまえんが、おちんちんさんを、もっと味わってからです」

と。



 ▼ 77 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:16:37 ID:O6k6PNC2 [6/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


ヨウ「あ、あぁ!!も、もうゆるし、ひぇ!ああっ」



リーリエ「えへ…ヨウさん、ヨウさん…んっ」


ぐちゅ、ぱちゅ、と、ホテルの一室に音が響く。
彼女の攻めは夜になっても終わらず、ヨウが気を失うたびにおちんポンで強引に男性器のみを起き上がらせ続けた。
リーリエの攻めはやがて逆レイプへと発展し、彼女の秘部からはとめどなくヨウの精液と、自身の愛液が漏れている。

リーリエは延々と犯し続ける。
歪んだ愛は、もう戻ることはない。




ここで安価

1.ここで助けが来て、ヨウは救出される
2.助けは来たが、同時にリーリエの餌食になる
3.助けも来ずこのままヨウが犯され続ける
 ▼ 78 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:18:06 ID:O6k6PNC2 [7/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おっと安価指定忘れてた
このレスから安価下
 ▼ 79 プロトーガ@どくどくだま 18/01/16 23:18:09 ID:JSA1oqhg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
3
 ▼ 80 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:19:09 ID:O6k6PNC2 [8/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>79
はっや

これからの展開は3を反映します

 ▼ 81 ビリリダマ@エスパージュエル 18/01/16 23:26:20 ID:a1un1WpQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2
 ▼ 82 ランターン@くさのジュエル 18/01/16 23:30:43 ID:pvlexEzI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 83 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:38:15 ID:O6k6PNC2 [9/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あれから、どれほどの時間が経ったのだろうか。
ヨウは、また今日もベッドに横になり、揺さぶられている。

彼女は、化け物だ。

別の世界のリーリエであることは確かだろうが、性欲と体力は尽きることがない。
時折彼女はシャワーを浴び、眠りにつく。
ヨウが自由に動くことができる貴重な時間ではあったが、もう彼にその気はなかった。

おちんポンの効果は、非常に強力だった。
効果がきれるとすぐに再びおちんポンが使われ、そのたびに甘い疼きは強さを増してゆく。

これのせいで精液が枯れることなく、リーリエに延々と絞られ続けているのだ。
ロトムも今はすでにリーリエの言いなりになっていて、かつての面影はもう微塵も残っていなかった。
ただただ、おちんポンを生産する機械に成り下がったロトムは今もおちんポンを作りだし、山を作っている。

足の踏み場は無くなり、おちんポンを踏みつぶすと効果はどんどん強まって立っていられないほどになる。
その疼きは自慰をしても、リーリエに犯され続けても、終わることはない。
何かが身体に擦れるたびに。
何かが身体に触れるたびに。
ヨウは、ビクビクと身体を震わせ、嬌声をあげて絶頂を迎える。

もう四六時中恋人ではない別のリーリエと繋がるのは嫌なはずなのに、身体は自然と彼女を求めていた。

このリーリエの性器は、いわゆる名器と呼ばれるいいものだった。
容姿端麗で、性格もいい。

自分以外の男なら、ヨウのこの立場を羨むのだろうか。



ヨウ「…はっ…りー、りえ…」


無意識に、ヨウは立派になったそれを全裸で気持ちよく眠るリーリエの中に挿れる。

今の彼は、もう目の前の化け物なしには生きられない身体になっていた。






リーリエ「んっ…ヨウ、さん…?」


目を覚ましたリーリエは、目の前の光景に新鮮だと感じる。
普段は自分がヨウにまたがり精液を絞り続けているのに、今はその逆だ。

彼は理性を忘れ、ただただつながることしか能がなくなった獣のようだ。
時間を忘れ、ヨウという人格を忘れ、ただただ、腰を振っている。


リーリエ「大好き、ヨウさん…」


化け物は、化け物らしからぬ甘い表情でヨウに口づけると、絶頂を迎えた。
 ▼ 84 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:38:38 ID:O6k6PNC2 [10/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告






完
 ▼ 85 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:40:19 ID:O6k6PNC2 [11/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あとがき

くぅ〜疲れましたwこれにて完結です!






まあ、まだ続くんですけどね
 ▼ 86 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/16 23:41:13 ID:O6k6PNC2 [12/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今回の投下はこれで以上です。
まだまだ続きます。
 ▼ 87 フクスロー@ラグラージナイト 18/01/16 23:42:12 ID:pvlexEzI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
一瞬打ち切りエンドかと思った…
 ▼ 88 ホルード@ディフェンダー 18/01/19 18:03:10 ID:v9cOi2XU NGネーム登録 NGID登録 報告
おちんポンでワロタ
 ▼ 89 ゾロア@キトサン 18/01/19 18:05:04 ID:jLqes82k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 90 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:52:53 ID:L75qtzHM [1/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
投下します。
 ▼ 91 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:53:16 ID:L75qtzHM [2/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一人の少女が、アローラのチャンピオンがいるべき場所に、アローラのチャンピオンが座っているべき半透明の冷たいイスに座っている。


その少女は、ミヅキ。

現アローラチャンピオンの、幼馴染だ。

あの時、ミヅキは結局ヨウとリーリエを見失ってしまった。

ハノハノホテルというところまでは絞れた。



絞れたの、だが。


ハノハノはアローラ一の高級ホテル。
いかにも高級なオーラを醸し出していて、その上大きい建物だ。
少女一人が探すには、時間も、財力も、何もかもが足りなかった。

子供一人でホテルに宿泊なんてできない。
子供一人の所持金など、たかが知れている。
かといって、大人に頼ることもできない。

居場所こそ割れたものの、ミヅキはその日はとぼとぼと家へ帰るしかなかった。


ヨウがリーリエにさらわれてから、そろそろ二週間が経つだろうか。
彼女は今、ヨウのいなくなったアローラリーグの穴を埋めるため、チャンピオン代理を任されていた。

元々、あの時ミヅキが勝っていればこの座はミヅキのモノだった。
まぐれで勝ち、まぐれで負けた。
この事実に、ミヅキは心を荒ませた。

ヨウが、リーリエの元にずっとさらわれの身でいるならば。

ヨウが、このままいなくなってしまえば。



この座は、ずっと私のモノなのに。
 ▼ 92 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:53:56 ID:L75qtzHM [3/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ふと、見つめた唯一赤いモンスターボール。
ボール越しに見えた相棒の顔が、少し悲しんでいるようにみえた。

ミヅキ「どうしたの、アシレーヌ」


ミヅキ「もっと、強い相手と戦いたい?」


相棒に見せた彼女の微笑み。
相棒は、アシレーヌは、彼女をひどく哀れんだ。



コツコツと、チャンピオンの間に足音が響いた。

ミヅキは視線を正面へと向ける。

今回のチャレンジャーは、誰だ。


ハラ「ミヅキ!珍しい客ですぞ!」

どうやら、チャレンジャーではなかったようだ。

チャンピオンの間から降りて、入り口の自動ドアを開く。
目の前には、リーリエがいた。

リーリエ「…お久しぶりです、ミヅキさん」


ミヅキ「リー、リエ」


リーリエ「はい、リーリエです」


リーリエ「今回は、チャレンジャーとして来たのではないのです。…とりあえず、ポケモンセンターまで」

ミヅキは、リーリエの言われるがままについていった。

 ▼ 93 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:55:21 ID:L75qtzHM [4/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜ポケモンセンター〜

目の前の少女が、本当にいつぞやのおぞましい夢のような表情を浮かべるのだろうか。
二人はカフェスペースの二人座席に向かい合って座り、リーリエは深刻な表情で話を切り出した。

リーリエ「…ヨウさんを、助けてほしいのです」


ミヅキ「ヨウを?」


リーリエ「居場所は分からないのです。でも、それでも!」


リーリエ「…たすけて、って、ポケギア越しに。言われたのです」


ミヅキ「…それで?」


リーリエ「えっ?」


ミヅキ「リーリエは、ヨウを助けて、それでどうしたいの?」


ミヅキ「ありがとうって言われたい?障害を乗り越えて、愛を深めたい?それとも、守られるだけではないってアピールした」


リーリエ「そんなものではありません!」

抑揚のない声は、張り上げられた怒りで遮られた。
頬杖をついて退屈そうに聞いていたミヅキの瞳は、その声で久々に光を映す。
 ▼ 94 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:55:41 ID:L75qtzHM [5/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

リーリエ「ミヅキさんは!!!ともだちを助けたいとは思わないのですか!!!」


リーリエ「恋人以前に!!!助けを求められたら助けるのが当たり前でしょう!!」


ミヅキ「でもね、リーリエ」


ミヅキ「助けられるモノにも、限度がある」


ミヅキ「いくらその人が必死に助けを求めても、助けられないことだってある」


ミヅキ「ヨウは、その助けられない人たちの一人なの」


リーリエ「何故ですか!!ミヅキさんたちは!別世界にいってしまったかあさまをたすけてくださったではありませんか!!」


リーリエ「普通ではもう助けられもしない人を!!助けられたでしょう!!」


リーリエは、怒りと悲しみで脳内がめちゃくちゃになっていた。
ヨウと同じほどに大好きだった親友の口から開かれた、聞くことのなかったであろう信じられない言葉に。
自分がカントーに行っている間に、変わり果ててしまった親友に。


ミヅキ「…あたしは、ヨウを助ける気にはならない。だから、直接の協力はしないよ」


ミヅキ「でもね、あたしはヨウの居場所を、ヨウをさらった犯人を知っている」


ミヅキ「ハノハノホテルのどこかに、ヨウはリーリエといる。一月前の事だから、もう移動してるとは思うけど」


せいぜい頑張りなよ、と冷たく言うミヅキに、ついにリーリエは我慢の限界を迎えたようだ。

 ▼ 95 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:56:09 ID:L75qtzHM [6/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


ぱしん。


ポケモンセンターに、乾いた音が響き渡った。

ミヅキの左頬には赤い紅葉のような跡ができ、リーリエの右手はじわじわと、ちくちくと痛感を刺激される。
リーリエは、生まれて初めて暴力を振るった。


リーリエ「こんなのミヅキさんではありません!ミヅキさんはもっと、明るくて、優しくて、仲間想いの人です!!!」


リーリエ「あなたは!ヨウさんを助けたいとは思わないのですか!!?」


リーリエ「共に島巡りをして!!共に戦って!!そんな仲なのに!!なんで!!!」


ミヅキ「おもわないよ」


そう言い放つミヅキの表情は、平手打ちをされても変わることなく冷めきっていた。
じんじんと頬がいたんでも、御構い無しに話を続ける。

ミヅキ「あたしね、ヨウが大嫌いなの」


ミヅキ「あいつさえいなければ、私は代理じゃなくて、本物のチャンピオンだった」


あの時こそ追いかけた。
それも今、後悔している。

あのまま行方が分からないままなら、よかったのに。


リーリエ「〜〜〜〜〜〜〜っ!!!もういいです!!情報をいただけたことはありがたいです!!でも!!!」


リーリエ「あなたは一度、ラナキラの雪に埋まって頭を冷やすべきです!!!」


残りのエネココアを飲み干し、リーリエはポケモンセンターを出て行った。
静まり返ったポケモンセンターで、ミヅキは一人、笑っていた。


ミヅキ「…っふ、あはは」


ミヅキ「どこまで甘ったれてるんだろ」


ミヅキ「ばかばかしい」
 ▼ 96 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:56:35 ID:L75qtzHM [7/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヅキが言うには、ヨウはハノハノホテルにいる、と。

そして、"リーリエ"と一緒にいる、とも。


"リーリエ"。
そう、ミヅキが呼ぶのは自分一人以外に誰がいる?

同名でも、見た目こそ違うだろう。
ならば、本当に"リーリエ"なのだろうか。

リーリエはスカートのポケットからポケギアを取り出した。

ビッケ『もしもし…こちらエーテル財団でございます』


リーリエ「ビッケさんですか!?」


ビッケ『あら、リーリエお嬢様。どうなされました?』


リーリエ「ハノハノリゾートホテルに来てほしいのです!!」


ビッケ『ハノハノに?』


リーリエ「そうです!なるべく急いで!」


切羽詰まったリーリエの声に、ビッケはただ事ではないと察したようだ。
かしこまりました、と言うとすぐに連絡は切れた。



数十分後、エーテル財団のエンブレムが記された純白のリムジンがリゾート前に止まった。
中からビッケが出てきて、そわそわと浮足立つリーリエの元へ駆け寄る。


ビッケ「どうなされました、お嬢様」


リーリエ「ヨウさんがここにいるかもしれないのです!それを調べるためにも、ハノハノに宿泊するのです!」


ビッケ「…なるほど。把握いたしました」


話が早くて助かる、と内心思いながら、ビッケの手を引きホテルの受付を済ませる。
丁度一部屋分引き取って開いている部屋があったようだ。
鍵を受け取り、ビッケと別れて一階から虱潰しに調べることにした。
 ▼ 97 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:57:09 ID:L75qtzHM [8/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
二階。
いない。

三階。
いない。

四階。
いない。

五階。
いない。

六階。
いない。

そして、七階。
いない。


ミヅキのいうとおり、移動してしまったのだろうか?
諦めてビッケの待つ部屋へと戻ろうとエレベーターのボタンを押そうとしたその時。

声がした。


「…えへ…ヨウさん…」

その声は、確かに、間違いなくこの階から。
そしてその声は、間違いなく自分と同じもの。

いつしか聞いた、他人から聞いた自分の声。
それと、全く同じものだった。


廊下を駆けて、声のする部屋を探す。

そうして、隅の部屋へとたどりついた。
声は、間違いなくここから聞こえる。


ドアは無防備にも半開き。
そこを静かに覗くと、リーリエは目を見開いた。

信じられない。

何故、そこに。


甘酸っぱくもどこかマーイーカのような臭いと、ヨウの上にまたがる全裸の自分。


全裸の、"リーリエ"が、ヨウとつながっていた。

 ▼ 98 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:57:30 ID:L75qtzHM [9/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
目の前の"リーリエ"は、ヨウとの行為に夢中のようだ。
まったく、こちらに気づいていない。

吐き気を抑えながら部屋に入り込む。
一層濃くなる臭いに鼻腔が壊れてしまいそうだ。

ベッドに横たわるヨウはただ黙って揺さぶられている。
微かに聞こえる吐息から、まだ彼は生きていることが分かった。

ヨウの方も、ふと視線に映った少女の姿に生気を取り戻したようだ。
目の前のリーリエが、化け物ではなく自分の愛しているはずのリーリエだとわかるや否や口を開く。


ヨウ「あ、リー、リエ、やだ、やめ、みな、いでっ、ああっ、あ、ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」


リーリエ?「んっ、子種さんいっぱいでましたね!最近全然勢いがなくって寂しかったんですよ?」


生気を取り戻した彼を襲ったのは、脳がやられてしまうほどの快楽と、恋人にこの様を見られる屈辱だった。
快楽に思考を占領されたヨウは、ただただ喘ぎ続けている。
その声に反応したのか、ヨウの上にまたがる"リーリエ"はヨウと同じ方向を向きもう一人の自分の存在に気づいたようだ。
ヨウの上から離れ、全裸のままリーリエの元に寄ってきた。

リーリエ?「あれ?バレてしまったのですか」


リーリエ「…ミヅキさん、に、教えてもらいました。まさかまだいるなんて思いもしませんでしたが」


リーリエ?「そうでしたか。ミヅキさんも一緒に連れていくべきでしたね!えへ!」


平然としゃべる"リーリエ"の股からは、ごぽぽ、と白濁の液が太ももから垂れている。
それはカーペットを、フローリングを汚し、白い水たまりを作っていった。
リーリエは、それがなんなのかは考えたくなかった。

リーリエ「貴方は、誰ですか。私の真似をして、ヨウさんをこんな目にあわせて、何が目的なのです」


リーリエ?「えへ!私もリーリエですよ!別世界の、とつきますが」
 ▼ 99 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:58:05 ID:L75qtzHM [10/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「別世界の、私」


BBSリーリエ「そう、別世界のリーリエです!人呼んで、BBSリーリエ!えへ!」

にっこりと笑うBBSリーリエ。
彼女は曇りのない瞳で、リーリエを見つめた。
直後、リーリエから何かが切れる音がした。

リーリエ「…さい」


BBSリーリエ「えへ?」


リーリエ「その顔で!!その姿で!!その恰好で!!動かないでください!!喋らないでください!!笑わないでください!!!」


リーリエ「ヨウさんは私だけのものだったのに、まさかもう一人のわたくしに汚されるなど思ってもいませんでしたよ…」


リーリエ「ヨウさんを汚した罪、その血を流すことで償ってください!!!」


リーリエがどこからか取り出したのは小柄なナイフ。
じりじりとBBSリーリエに近づき、BBSリーリエはゆるゆると後退する。

BBSリーリエ「えへ、やめてください、こわいです、やだ、やめて、えへ、」


リーリエ「消えてください。この世から」


リーリエがBBSリーリエに飛び掛かった。
しかし手ごたえはなく、当のBBSリーリエはいつの間にかリーリエの背後にいた。。


BBSリーリエ「こんなことするより、私とあなたとで対決をいたしましょう!どちらがヨウさんのおちんちんさんを管理するに相応しいか!」


リーリエ「いいでしょう、負けてやりませんから」



ホテルの一室を飛び出し、廊下へと対決の場は移動した。
リーリエはナイフを、BBSリーリエは飛行しながら量産したおちんポンを高所から投げつける。
ロトポンというものは意外に硬いもので、おちんポンが当たった左腕はじわじわと痛い。
しかし、リーリエは痛みよりも目の前の憎しみが勝っていた。
痛みなんて気にせずに、ただ目の前のもう一人の自分、BBSリーリエを殺すことしか今は考えられない。


リーリエ「煩わしい…!さっさと殺られてくれればいいのに…!」


BBSリーリエ「あいにく簡単に死ぬなんてごめんなのですよ!えへ!」

そういって、BBSリーリエは勢いよくおちんポンを投げた。
そのおちんポンはリーリエの後頭部に直撃し、リーリエは意識を失った――

 ▼ 100 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 03:59:52 ID:L75qtzHM [11/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
―――ヅキ!

――ミヅキ!!


マオ「ミヅキ!!」


ミヅキ「…?マオ?」

目を覚ますと、マオの顔が真っ先にうつった。
心配そうな表情は一転、安堵の表情へと変わる。


マオ「ミヅキ、大丈夫!?」


ミヅキ「…?ここは、BBSリーリエは…?」


マオ「何をいってるの、ミヅキ、バトルの時突然倒れたんだよ!?」


ミヅキ「バトルの、とき…?」


マオ「そう!今料理持ってくるから、おとなしくしててね?」


部屋を見渡すと、ここはマオの家のようだ。
さっきのは夢だったのだろうか?

とりあえず、レポートに記録しておこう。

 ▼ 101 リンドウ◆KlZGtjXA6Y 18/01/22 04:00:38 ID:L75qtzHM [12/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今回は以上です。

 ▼ 102 ツボツボ@きいろのはなびら 18/01/29 17:31:21 ID:cmWIeLj. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 103 マーシャドー@たまむしプレート 18/02/06 12:29:53 ID:i3FO9rx6 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 104 コダック@ヘルガナイト 18/02/09 00:22:07 ID:g5pCR1pk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
もうちょっと間隔開けた方が良いかな
 ▼ 105 コータス@せいしんのハネ 18/02/09 04:32:29 ID:7h/E9HHc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 106 カプ・ブルル@メカニカルメール 18/02/13 00:59:07 ID:T8hfJzvw NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 107 マッシブーン@きれいなウロコ 18/02/16 20:03:59 ID:Qjb2G0NE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 108 ヒノヤコマ@きいろのはなびら 18/02/16 20:49:33 ID:l7pyFbCk NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 109 ラフレシア@ジュペッタナイト 18/02/23 11:17:31 ID:qVOayXuk NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 110 ピッピ@ヘビーボール 18/02/26 09:58:56 ID:fCbAoLS2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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