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SS

【SS】新たな出発 〜Brand new STARTING〜

 ▼ 1 イムラー◆eBf168T742 18/02/28 22:43:32 ID:ZDImCFTA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
http://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=664333&p=2
の続編です。
当初は前回で完結させるつもりだったのですがその後の展開とか続きが書きたくなったので勝手ながらこのような形で続編を書かせて頂きます。
相変わらずSS上手くないですが頑張ります。
つまらなかったり読みづらかったりしたらごめんなさい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

朝〜

「それじゃドンさん!ヤミカラス!行ってくるぜ!」

ドンカラス「おう、行ってこい」

ヤミカラス「おいサボったりすんなよ!」

ヤミカラスが俺のことをからかった。

思わず俺もそれに乗っかる。

「ちょっとヤミカラス!そもそも俺仕事サボったことあるか?」

ヤミカラス「俺らのいないとこでサボったりしてねぇか?」

「してないよ!サボってたらお金入って来ないでしょ!」

ヤミカラス「さぁて、それはどうかな?」
 ▼ 961 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/20 00:59:29 ID:Q30EIroU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
E,F,Gその他一同「はい!」タッタッタッタッ

E「上へと通じる道はこの非常階段だけですか?」

F「そりゃそうですよ。電気が止まっていてエレベーターもエスカレーターも皆止まっていますから」

G「でも少し階段はキツイですよ・・・」

D「この際仕方ないです!それにエレベーターとかだと万が一閉じ込められる危険もありますからこういう時は階段が一番安全なんです!」

G「言われてみれば確かにそうですね」

D「皆さん時間は限られています!急ぎましょう!」

一同「はい!」
 ▼ 962 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/22 00:59:02 ID:IzPc2f2Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方A,B,C以外のDたちも非常階段を駆け上がり、上の商業ビルに向かう。

そしてしばらくして無線が入る。

D「ザザッ・・・こちらDです。応答願います。どうぞ」

B「こちら基地にてBです。どうぞ」

D「ただ今商業ビル14階フロアに到達。これより監視を始めます。」

B「了解しました。こちらもレーダー機器を用いた監視体制に入っています。」

D「ナルディさんのウイルス攻撃の方はどうですか?」

B「これから始めます」
 ▼ 963 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/26 21:55:14 ID:qcxoNCqs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
D「了解しました。また無線を送ります」

ザザッ

これにて無線は一旦終了する。

B「今彼らからの無線で14階フロアに到達し、監視体制に入っている模様です」

A、C、俺「分かりました!」

B「ナルディさんウイルスの攻撃の方はどうですか?」

「いつでもスタンバイOKです!」

A「それでしたらこのコンピューターを使って下さい!」
 ▼ 964 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/26 22:08:03 ID:qcxoNCqs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Aは一台のパソコンを指さしながらそう言った。

この基地でのメインコンピューターにあたる一台だ。

「はい!それからCさん、あなたのノートパソコンもお借りしていいですか?」

C「何に使うんですか?」

「あのパソコンに入っている奴らのコンピューターの情報が必要ですので」

C「そうでしたね!もちろんです!どうぞ!」

俺はCのパソコンを見ながらメインコンピューターにシリアルナンバー、パーソナルIDなどの情報を入力する。

カタカタカタカタ・・・・
 ▼ 965 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/26 22:22:15 ID:qcxoNCqs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピ・・ピ・・ピ・・ピ・・ピ・・・・・

この薄暗い基地にキーボードの小刻みな音とレーダー機器から発せられる等間隔に波打つような音だけがこだまする。

間もなくメインコンピューターの画面に21体分のコンピューターシステムへのアクセス通路が表示された。

通路といっても

555vf4d5d5v54g5445t4hf4h54
sfhkho4;aljdlkldjlgklylkkb0t,,
dkfjflll5555vf::fgl

こんな具合にアルファベットや記号や数字が乱雑に並んでいるだけのもので一見見ただけでは何が何だか分かりにくい。

だが当然奴らは防護システムを張っていてアクセスを受け付けない為

「error chord:access clenied!」(エラーコード:アクセス拒否)
 ▼ 966 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/27 00:18:11 ID:xYZAnO6c [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
と表示されアクセスなんかできるはずがない。

でもこんなのは全くの想定内。

カタカタカタカタカタカタ・・・

膨大なコンピューター情報やハッキング技術を応用して何とか強行突破を試みる。

カタカタカタカタカタカタ・・・

だが思った以上にガードは鉄壁だった。

少しの隙も許さない。

ガードの固さは政府のネットワーク、いや下手したらそれ以上かもしれない。
 ▼ 967 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/27 00:28:44 ID:xYZAnO6c [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こちらの進攻をことごとく「error chord:access clenied!」とはねのける。

A「ナルディさん大丈夫ですか?すごい汗ですよ」

「ええ、思った以上に奴らのガードがきつくて少しアクセスに手間取っているんです」

A「そんなにコンピューターのガードが強靭でしたか・・・」

「でもこのぐらい大丈夫です」

A「頑張って下さい」

「はい」

しばらくそんな様子を静かに見ていたドンさんたちだったが

 ▼ 968 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/27 00:42:42 ID:xYZAnO6c [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドンカラス「さっきから黙って見ているがキサマらどういうつもりだ!機械なんかとにらめっこしおって!奴らと戦うんじゃないのか!」

戦ってるようには見えない俺たちにしびれを切らしたのかそう怒鳴った。

一同「・・・・」

だがその時は皆集中していて誰も返事しようとしなかった。

無論俺もだ。

ヤミカラス「おいお前らボスのこと無視するのかよ!」

ドンカラス「おいナルディ!キサマも何か言ったらどうなんだ!」

「ドンさんたち悪いが後にしてくれ!今大切なとこなんだ!」
 ▼ 969 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/27 00:56:16 ID:xYZAnO6c [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドンカラス「何だと?」

「もう”戦い”は始まってるんだ」

ドンカラス「戦いだと?これがか?」

ヤミカラス「全くそうは見えないけどな!」

「最初はコンピューターを使ってウイルスで攻撃すると言っただろ?今それをやってるんだ」

ドンカラス「ほう、じゃそのウイルスで攻撃って具体的にはどういう事なんだ?」

「簡単に言うとこのコンピューターを使ってあいつらのコンピューターシステムを破壊してるんだ。あいつらは半分はコンピューターでできてるから相当ダメージを与えられるはずだ」

ドンカラス「フン、なるほど。形はどうであれ要するにキサマは奴らと戦ってるわけだな?」
 ▼ 970 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/27 01:05:39 ID:xYZAnO6c [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「そういうことだ」

ドンカラス「それじゃ他の奴らは何やってるんだ?」

「一緒に戦ってくれてるぜ。あいつらの監視をしたり、いろいろサポートしてくれたりな」

ドンカラス「なるほど。こう見えてキサマ以外の奴らも戦ってるわけだな」

「ああ」

ドンカラス「それでワシらは何すればいいんだ?」

ヤミカラス「何にもしないのも暇だからな」

「今は何もしなくていいぜ」
 ▼ 971 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/29 01:08:39 ID:KMCs6UMk [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤミカラス「何だよそれ」

ドンカラス「ワシらじゃ役に立たんというのか?」

「いやそういうわけじゃないぜ。ただこの戦いにはコンピューターが使えないとダメなんだ。ドンさんたちはコンピューターは使えるか?」

ヤミカラス「ぬぅ・・・」

ドンカラス「人間共のコンピューターなどキサマらしか使えんに決まってるだろ」

ヤミカラス「お前知っててわざと聞いたな」

「だろ。だからここは俺たちに任せてくれ」

ドンカラス「それなら奴らの様子でも見てくるか。行くぞヤミカラス」
 ▼ 972 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/29 01:19:48 ID:KMCs6UMk [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤミカラス「はいボス」バサッ

そう言うとドンさんたちはこの地下駐車場の出口から飛び立とうとした。

「ドンさんヤミカラスそれはダメだ!止めろ!」

もちろん俺は急いで止めた。

A「ナルディさんどうしたんですか!?」

「この二匹が外の様子を見てこようと飛び立とうとしたんです」

B「それはマズイですよナルディさん。危険です」

C「そうですよ。ただでさえ暗くて奴らの様子も見えないのに」
 ▼ 973 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/06/29 01:35:10 ID:KMCs6UMk [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「分かってます。今から説得します」

A「頼みますよ」

ヤミカラス「ったく何で行っちゃダメなんだよ!」

ドンカラス「外の様子ぐらい良いだろう!こんな時にじっとしてられるか!」

ヤミカラス「戦いは始まってるというのに何もしないでじっとしてろっていうのかよ!」

ドンさんたちの正義感の強さには時に悩まされる。

「気持ちは分かるが外は危険だ。もうすぐ夜でただでさえ暗闇で視界が遮られるのに」

ドンカラス「フン、そんなのは平気だ。キサマらと違ってワシらは夜でも目がよく効くからな!」
 ▼ 974 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/07/01 23:59:26 ID:XeEI/n6g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤミカラス「俺たちは主に夜活動するからな!」

ドンさんたちは元々夜行性であるゆえ夜に目が良く効くことぐらい俺でも分かる。

だがそれ以前の問題である。

「だが奴らは21体もいるんだ。それにいくら目が効くとはいえ昼間よりは視界は限られる。その中に飛びこむなんていくらドンさんでも危険すぎる。何かあってからじゃ遅いんだぞ!違うか!?」

ドンカラス、ヤミカラス「ぬぅ・・・」

「偵察だってこうして他のみんながしてくれているんだ。何より直接の戦いは明日だ。今夜のところは俺たちに任せてドンさんたちは明日に備えてゆっくり休んでいてくれ。頼む」

そう説得すると

ドンカラス「フン、まぁキサマの言うことも一理あるか。そこまで言うならそうさせてもらおう」

 ▼ 975 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/07/02 00:10:11 ID:2QSYeDiA [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤミカラス「そうですね。今夜はこいつらに任せてゆっくり休みましょう。本番は明日ですし」

ドンカラス「そうだな。体力も温存しとかんとな」

そう言ってドンさんたちは基地に戻ってくれた。

ドンカラス「その代わりキサマ今夜はワシらの分までしっかりやるんだな!」

「ああ、分かってるぜ」

何はともあれ分かってくれて一安心だ。

ドンさんたちが飛び出していったら奴らだって何をするか分からない。

A「ナルディさんそろそろ配置に戻ってください!」
 ▼ 976 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/07/02 00:22:19 ID:2QSYeDiA [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「はい!すみません少し遅くなりまして」

A「いえ。ですがあまり時間もありませんので」

「分かっています!」

俺は再度コンピューターの前につくと奴らのコンピューターシステムの防御を破る戦いに再び入った。

カタカタカタカタカタ・・・

だがハッキングを用いてもなおその鉄壁の防御はなかなか破れない。

依然「error chord:access clenied!」のメッセージではねのける。

(ここまで手ごわいとは、こうなったら・・・)
 ▼ 977 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/07/02 00:43:35 ID:2QSYeDiA [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「このコンピューターを使ってウイルスを作ってもいいですか?」

A「え?ナルディさんウイルスを作ってなかったのですか?」

「ターゲットのコンピューターシステムがどんなものか分からないとそれに合わせたウイルスを作ることができないんです」

A「そうでしたか・・・・」

「ただこうして防御を破る方法を模索している内に奴らのコンピューターシステムの構造や特性などが分かりましたのでウイルスを作ることにしました」

A「分かりました。それでどのようなウイルスを作るんですか?」

「なかなか防御システムが破れないのでまずはそれを破るためのウイルスを作って攻撃します。そして防御が破れたらシステムそのものを破壊するウイルスを作って攻撃します」

A「ウイルスを作る時間はどのくらいかかりそうですか?」
 ▼ 978 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/07/02 00:57:57 ID:2QSYeDiA [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「一つ10分もあれば大丈夫です!」

B「防御を破るためのウイルスに10分とシステム破壊用のウイルスに10分で計20分ほどですね」

「そうです!」

C「ですが2つもウイルスを作って大丈夫でしょうか?ウイルスが2倍だとリスクも2倍ですよ」

B「何回も言うようですが万が一外部に流失したら大変なことになります」

「細心の注意を払いますので大丈夫です!」

A「分かりました!ただ間違ってもウイルスでコンピューターを破壊しないで下さい。コンピューターはこの基地の生命線でもありますので」

「もちろん分かっています!」
 ▼ 979 イムラー◆zcCRlWbLiA 19/07/02 01:07:10 ID:2QSYeDiA [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
B「それにしてもナルディさん考えましたね」

「何がですか?」

B「状況や用途に合わせて二段階に分けてウイルスを作るなんて、さすがです」

「いえ、何事も臨機応変ですので」

B「それもそうですね。頑張ってくださいナルディさん」

「ありがとうございます」

ハッキングでも防御が破れない以上ウイルスで破るしかない。

早速この防御システムの構造などを踏まえながらウイルスの作成に取り掛かる。
 ▼ 980 ンベアー@にがいきのみ 19/07/06 00:25:11 ID:ceF.l1kE [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「このシステムにはA言語を使って次はS言語を・・・」

複数のプログラムを絶妙に組み合わせる。

だがコンピュータウイルスはサイバー犯罪に使われるもの。

(こんなものを作っていいのだろうか・・・)

ウイルスの作成に取り掛かっているとそんな感情がつい芽生える。

(だがこれは平和のためだ!平和のためには致し方ないんだ!)

そんな時はそう言い聞かせる。

もちろんウイルスを作るなんて決していいことではない。
 ▼ 981 リン@たいようのふえ 19/07/06 00:36:16 ID:ceF.l1kE [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
だが今はそういってられないのだ。

そして11分後、システム破壊用のウイルスが完成した。

「防御システムを破るためのウイルスができました!」

A「できましたか!」

「はい!約束の時間より1分ほどかかってしまいましたが」

A「1分ぐらい全然気にすることありませんよ。早速試してみてください」

「もちろんです」

俺はいったんそのウイルスをパソコンのメモリに保存し、ネットワークを介して奴らの防御システムに送り感染させた。
 ▼ 982 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/06 00:54:54 ID:ceF.l1kE [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すると防御システムを表している数字、記号、アルファベットの配列が明らかに変わった。

防御システムも

555vf4d5d5v54g5445t4hf4h54
sfhkho4;aljdlkldjlgklylkkb0t,,
dkfjflll5555vf::fgl

といった具合で表示されているため一見見ただけでは分かりずらいが。

ただこの現象は何かしらシステムに変化が起きたことには違いない。

「ひょっとしたら!・・・・」

そんな期待を抱き、改めてアクセスを試みる。

すると画面に「Access authentication succeeded!」(アクセス認証に成功しました!)と表示された。
 ▼ 983 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/06 01:10:36 ID:ceF.l1kE [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
SSとは関係ないですがPC買い替えにつきトリ変更しました。
最初の2レスは操作に慣れず、トリ打ち込むことができませんでした。



「YES!I DID IT!」(よし!やったぜ!)

思わず心の中でそうガッツポーズをした。

すなわちウイルスで防御システムそのものを書き換えたことによってシステム内部にアクセスできるようになったのだ。

書き換えたと少し難しい言い方をしたが、要は防御システムを破壊したわけだ。

「これ見てください!防御システムを破ってシステム内部への直接アクセスに成功しました!」

A「本当だ!やりましたね!」

B「これはなかなか大きな進展ですよ!」
 ▼ 984 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/06 01:23:19 ID:ceF.l1kE [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「はい。ただこれはまだ序章に過ぎません。これからが本番です」

A「そうでしたね」

B「これで喜んではいられませんね」

C「いよいよシステム破壊用のウイルスの出番ですね」

「はい。ただその前に少しシステム内を散策してより詳しくシステムそのものを把握してからウイルスの作成に取り掛かります」

A「それもよりターゲットに合わせたウイルスを作ることができるからですね?」

「その通りです!」

A「流石ですナルディさん。計算していますね」
 ▼ 985 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/08 00:27:49 ID:/ms6oJYM [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「いえ。より詳細なシステムを把握でき次第、ウイルスの作成、攻撃に入ります」

A「分かりました」

早速システム内部にアクセスする。

するとそこは更に細かい21体の奴らのコンピューターシステムが独自のネットワークで接続され蜘蛛の巣のように複雑に張り巡らされていた。

文字や記号が並んでいるどころの話ではない。

「これほど複雑だとは・・・」

正直想像以上だ。

一歩間違えたら迷子になってしまうかもしれない。
 ▼ 986 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/08 00:35:52 ID:/ms6oJYM [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
だが圧倒されているわけにいかない。

その蜘蛛の巣一つ一つにひたすら目を通していく。

やがで20数分後・・・・

(・・・・なるほど、こういうわけか)

このシステムがどんなものか、どんな作りが把握することができた。

最もシステムの全てとは言えないが。

全てを把握しようものなら少なくとも数時間はかかってしまうだろう。

もちろんそんな時間などない。


 ▼ 987 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/08 00:47:47 ID:/ms6oJYM [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
システムの特性がわかったら次はウイルスの作成だ。

また独自に複数のプログラムを組み合わせながら作成する。

それから22分後、本命のシステム本体を破壊するウイルスが完成した。

しかし慎重にウイルスを作ったゆえに作成だけで当初の予定の倍以上の時間がかかってしまった。

それでもこのウイルスには俺の持っている知識全てを詰め込んだ。

自分でいうのもなんだが完璧といえよう。

だが先ほどのウイルスよりも強力ゆえ取り扱いにも注意が必要だ。

一旦慎重にパソコンのメモリに保存する。


 ▼ 988 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/11 21:59:14 ID:qQi.mwBg [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「・・・今ウイルスが完成しました」

B「本当ですか!?」

「はい。これより攻撃に入ろうと思います」

A「分かりました」

「ただ・・・先ほどのウイルスより攻撃力が高いですが危険なのも確かです。私も万全は尽くしますが・・・」

A「分かっています。それも承知の上です」

B「リスクを恐れては何もできません。ナルディさんお願いします」

「分かりました!」


 ▼ 989 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/11 22:38:41 ID:qQi.mwBg [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
システムを介し、21体のコンピューターに一体ずつウイルスを送り感染させていく。

21体一斉にウイルスを送り感染させることもできなくはない。

このほうがすばやくできる。

だがウイルスが流出するなどリスクが大きい。

だから一体ずつ確実に、ウイルスが漏れないように感染させていく。

手間と時間は多少かかるがこのほうが確実だ。

そして21体全てにウイルスを感染させることができた。

奴らのコンピューターシステムを示す文字の配列が変わったのもその証拠の一つだ。
 ▼ 990 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/11 22:48:05 ID:qQi.mwBg [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それだけではない。

文字化けしている個所も見られることからシステムがダメージを受け始めているのも伺える。

「・・・今無事に21体全てにウイルスを感染させることができました」

A「本当ですか!?」

「はい。これを見てください」

俺は奴らのコンピューターシステムが表示されているパソコン画面をA,B,Cの皆に見せる。

勘がいい人はもう分かるだろうがコンピューターシステムが表示されているといっても、

wudoqihdoiql283ue8o
hqoiuo



 ▼ 991 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/11 22:56:09 ID:qQi.mwBg [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
hwqdikjhk8377h..
7377tr823gidkhaiisqhidq

実際はこんな具合で記号、アルファベット、数字のごちゃ混ぜの配列がずらりと表示されているだけだ。

まぁ要するに今までのシステムの表示方法と同じだ。

パッと見ただけでは何がなんだかさっぱりだろう。

ある意味暗号といえるかもしれない。

B「奴らの21体分のコンピューターシステムですね」

「そうです。何か気づくことありませんか?」

A「そうですね・・・」


 ▼ 992 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/11 23:42:28 ID:qQi.mwBg [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
B「う〜ん・・」

3人は目を凝らしてパソコン画面を見つめる。

すると間もなくその”異変”に気付く。

A「あ、文字の配列が書き換えられていますね!」

B「以前とは明らかに文字が変わっています!」

C「所々文字化けも見られますね!」

「そうです。この現象はウイルスに感染したことによってシステムが書き換えられたり、破壊されたりしたときに起こる特有の現象です」

A「ということは成功したってことですね!」
 ▼ 993 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/12 00:00:50 ID:yo5gjkK2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「はい。間違いないです」

A「やりましたね!ナルディさん!」

「いえ喜ぶのはまだ早いです。あとは効果がどれ程現れるかが問題です」

A「確かにそうですね・・・」

「奴らの様子はどうですか?」

B「今確認してみます」

早速レーダー機器で調べるB。

B「・・・今のところは特に変わった動きは見られません」
 ▼ 994 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/12 00:09:59 ID:yo5gjkK2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ちょっと見せて下さい」

B「はい」

早速レーダーに目を向ける。

すると奴らを表す赤い点はレーダー上でゆっくり動いたり、時折まとまって集団で動いたりしていた。

だがそれは奴らの普通の動きだ。

確かに特に変わった動きではない。

「・・・まだ効果が表れてないようですね」

A「そうですか・・・・」
 ▼ 995 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/12 00:21:29 ID:yo5gjkK2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
B「果たして効果は現れるでしょうか?」

「こればかりは私にも何とも言えないです」

C「そうですよね・・・」

不安そうにレーダーを見つめる一同。

ところが数分後、レーダーの赤い点が突如一斉に不規則な動きを見せるようになった。

ぐるぐる回ったり、あちこち行ったり今までにない動きだ。

「こ、これは」

A「動きを見る限りでは奴らは悶え苦しんでいるようにも混乱しているようにも見えます」
 ▼ 996 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/13 00:43:56 ID:nNCkvqDI [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
B「もしかして効果が表れたのでしょうか?」

「かもしれません。確認してみます!」

B「お願いします!」

俺はパソコンに向かうと奴らのコンピューターシステムから一度抜け、再度アクセスしてみる。

すると奴らのコンピューターシステムは完全に文字化けし、何が何だかさっぱりだった。

そして間もなく「error:unaccessible」(エラー:アクセス不能)とメッセージが表示された。

(・・・間違いない!)

俺は確信した。
 ▼ 997 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/13 00:54:02 ID:nNCkvqDI [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウイルスでシステムは完全に破壊され、それによって奴らは苦しみ混乱していることを。

「やりましたよ!効果はしっかり表れています!」

A「本当ですか!?」

「はい。この奴らのシステムの現状を見てください」

俺は先ほどのパソコンに表示されている文字化けした奴らのシステムを皆に見せた。

A「これは完全にシステムは破壊できましたね!」

C「ご丁寧にエラーメッセージまで出ていますよ」

「そうです。これによって奴らはコンピューターでまかなっている部分は大ダメージを受け、こうして混乱しているのです」
 ▼ 998 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/13 00:59:20 ID:nNCkvqDI [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
A「ということはウイルスによる攻撃作戦は大成功ですね!」

「間違いないです!」

B「ひとまずはやりましたね!」

「はい!」

C「ただ、ひとつ気がかりなことがありますが」

「それは何ですかCさん」

C「コンピュータウイルスは大丈夫でしょうか?流出したりなどは」

「それでしたら大丈夫です。今のところ漏れる心配もなく奴らのコンピューター内にとどまっていますので」
 ▼ 999 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/13 01:06:22 ID:nNCkvqDI [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
C「それでしたら良かったです。」

そしてふと耳を澄ますと

グギャアアアアアァ・・・・

グオオオオオオォ・・・・・

奴らの断末魔のような鳴き声が外からこだましているのが分かった。

A「さすがに奴らも苦しんでいるようですね」

「はい。ただ奴らは生命力の強さも一級です。このぐらいでは倒れません」

A「ええ。分かっています」
 ▼ 1000 イムラー◆uaISyXuTis 19/07/13 01:14:11 ID:nNCkvqDI [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(ひとまずこのことをドンさんたちにも伝えるか)

俺はそう思いドンさんたちの元に向かった。

だが

ドンカラス、ヤミカラス「ZZZZZZZZ・・・・」

俺たちが気づかぬうちにドンさんたちはすっかり眠っていた。

(どうりでやけに静かだったわけか・・・)

よほど疲れていたのだろう。

無理もないか、ドンさんたちにとっても気が休まらなかったのは確かなのだから。
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