リーリエ「ヨウテリーさん、お待たせしました！」ヨウテリー「・・・」

リーリエ「あら、なにかしら、早く食べてくださいね
そんなに睨みつけて、私の用意した高級ドッグフードが気に入らないのかしら」

ヨウテリー「・・・」

リーリエ「食べるのよ！！はやく！！」

ヨウテリー「い、いやだ・・・！！僕はヨーテリーじゃない！！」

リーリエ「何を言ってるの！！返事はワンにしなさいと言ったでしょ！！」バシッ


ヨウテリー「ううう」

リーリエは・・・変わってしまった
リーリエのヨーテリーは、もうこの世にいないのに
僕のことをヨーテリーだと言い張って接してくる・・・

一体どうして、こうなってしまったのか
愛犬を失った悲しみでこんなに奇怪な行動をとるのなら、
リーリエの気が済むまで、このままヨウテリーのふりをしてあげるべきなのか
それとも毅然とした態度で振り払うべきなのか

僕は葛藤していた

逃げろよ

ｸｩｰﾝ…

ヨツンヴァインになるんですよ！

リーリエ「ほら、ヨウテリーさん、私が新しく新調した剛鉄の首輪ですよ！いつのまにかそんなに体が大きくなってしまって、前のはもう入らないので」ジャラッ

ヨウテリー「・・・！！」

リーリエ「さぁこれを付けてお散歩にいきますよ！ヨウテリーはお散歩大好きですものね！」

ヨウテリー「（そんなことできるわけない！！！）」グググ

リーリエ「どうしたの、いきますよ！」

ヨウテリー「もうやめよう、こんな茶番は」

リーリエ「えっ」

ヨウテリー「僕は・・・リーリエにこんなふうになって欲しかったんじゃない！！」

ヨウテリー「犬が欲しいなら僕が君の犬になる！！
君というグランドラインに旅立ち、犬に！！俺はなるよ！！！」

リーリエ「よ、ヨウさん・・・！！！！！」ボロボロ


物語はまだ始まったばかり、俺たちの冒険はこれからだ

キミ、タイジュの国でモンスターマスターにならない？わたわた！

ルザミーネよりなリーリエ