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【スワップSS】ドーブル「旅と芸術と友達と」

 ▼ 1 マコブシ化粧品◆aDRuGd/3Lw 18/10/20 20:45:42 ID:8U1MCI5E NGネーム登録 NGID登録 報告
僕はドーブル。
色んな所を旅しては、その地で心に残ったものを絵にしている。
綺麗な景色、街のポケモン達、さらには伝説と呼ばれるポケモンに出会って、その勇姿を描いた事だってあるんだ!

ドーブル「ふぅ……やっと着いた……」

そんな僕が今いるのはとある港町。 友人の絵描きポケモンから是非一度行って見てほしいと言われ、こうして訪れた。

ドーブル「さて、まずは滞在する間の宿を確保しないとね……」

旅をするのは本当に楽しい。新たな絵のインスピレーションが湧くだけでなく、おいしいグルメ、街のポケモンとの親交、時には絵なんかには残せない、芸術よりはるかに美しいものを得る事もある。

そして、これは……

「おじさん、絵を描いてるの?」

ドーブル「ん? ああ、そうだよ」

僕がこの日出会ったとある少年ポケモンと、そしてこの町とが織りなす……

ドーブル「僕はドーブル。 君の名前はなんて言うんだい?」

「僕は……」

かけがえのない友情の物語である。
 ▼ 21 銀◆eTsMgllceI 18/10/30 20:11:51 ID:mKWgNJZ2 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フローゼル「今までの間に...おかしい事はありませんでした? 遠慮せずはっきりと話してください」

凄く...重たい、出来れば言いたくない...

けれど何か話す事で分かるのだろうか。

ドーブル「ブイゼルの母親がいない...?」

フローゼル「...そうですね。 あれは2-3年前...話せば長くなりますが大丈夫でしょうか?」

僕はもっとブイゼルの事を知りたい

もし、何か抱え込んでいるのなら...

ドーブル「ええ、覚悟は出来てます」

フローゼルはふぅ、と一つ息を吐くと徐に話し始めた
 ▼ 22 銀◆eTsMgllceI 18/10/30 20:13:15 ID:mKWgNJZ2 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
さっきも言いましたがこの出来事は2-3年前にあった事です。

まぁ前の事と思ってください。

あの日...私達三人は海を泳いでました。

そう、私とブイゼルと今はいない妻と...


その日は快晴でした。

...そのはずだったのに。
 ▼ 23 銀◆eTsMgllceI 18/10/30 20:13:43 ID:mKWgNJZ2 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私達が泳いでいると、突然空が暗くなりました。

そしていきなり大雨が降って来たのです。

もちろん海は荒れ、私達は陸に非難しに戻ることになりました。

だけど、妻が突如起こっていた海流の渦に巻き込まれたのです。

私達は必死で妻を探しました...けれど...

見付からなかったです。

それからと言うと、ブイゼルは海で泳がなくなりました。

海が怖くなったのでしょう。

いつか、またブイゼルも泳げるようになったら良いのですが...

だから私は...今でも後悔してます

あの時を...
 ▼ 24 ンヤンマ@まるいおまもり 18/10/30 20:14:21 ID:thkUK1CY NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
雰囲気だいすき
 ▼ 25 銀◆eTsMgllceI 18/10/30 20:15:29 ID:mKWgNJZ2 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フローゼル「...とまぁ、これが全ての出来事です」

あまりにも悲しい突然の別れ...

思わずこちらも泣きそうになる。

フローゼルも涙を我慢しているのだろうか。

ドーブル「それにしても...何故こんな事を僕に話すんです?」

フローゼル「息子は...ブイゼルは最近は少しずつ明るくなってきています。 だけど今でも心に不安を抱えています。 それなのに初対面のあなたがブイゼルに好かれている...とても珍しい事です。 だからですかね」

ドーブル「そうなんですか」

フローゼル「...とまぁ、こんな話をしてすみません。 ソファで申し訳無いですがどうぞお休みになってください」

ドーブル「ああ、ありがとうございます」

そう言いフローゼルも奥の部屋に入って行った
 ▼ 26 銀◆eTsMgllceI 18/10/30 20:15:48 ID:mKWgNJZ2 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
...なかなか寝付けない。

それもそのはずだ、あの話を聞いた後では...

その時僕は思い出した

だからあの時あの言い方をしたのか...

僕がブイゼルに出来る事はないのだろうか。


駄目だ、何も思い付かない。

そのまま眠りに付いた...
 ▼ 27 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 22:57:50 ID:CjzcOp2s [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ねぇ、お父さん?お母さん?

ねぇ、ねぇってば...


あ、あれ...?

なんだか...少し気分が...
 ▼ 28 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 22:58:40 ID:CjzcOp2s [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
...夢を見た。


でもどんな夢だったのか思い出せない。

ただ、自分の事に関する事は確かだ。

なんで思い出せないのだろうか。


...うっ、少し頭が痛い。


最近何かおかしいな...
 ▼ 29 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 22:59:12 ID:CjzcOp2s [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
外の音が聞こえる。

雨か...


...雨!?


そうだ! 昨日あの高台に...

ええっと...

絵の道具だ!

濡れてしまうと使い物にならなくなる可能性がある。


僕は勢い良く玄関のドアを開け、飛び出した。
 ▼ 30 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 23:00:11 ID:CjzcOp2s [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
雨の港町を駆ける。

それにしてもなんで最近忘れっぽいのだろうか。

でも両親が亡くなる前までははっきりとしてるんだよなぁ...

あの時は幸せだった。

そしてはっきりとしてるのは...

絵を描いてる時、美味しいグルメを食べてるとき。

そして...

誰かと交流してるとき...

そんな事を朧気に考えつつ走った。
 ▼ 31 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 23:00:58 ID:CjzcOp2s [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
...着いた。

僕は道具等を確認する。

ドーブル「良し、まだ使えるかな...」


そしてスケッチブックに近付き、確認する。

あるページを開くと...

ドーブル「うっ...」

突然頭痛がした。
 ▼ 32 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 23:02:42 ID:CjzcOp2s [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「寒いよ...」

「やぁ、大丈夫かい? それと、君は絵は好きかい?」

「絵...?」

「そうだ...良し、こんな所かな。 どうぞ」

「うわぁ、おじさんありがとう!」

これは初めて絵を知った時...

いや違うな、再び絵に触れた時だったかな。

その時貰った絵が今スケッチブックで開いてるページにある絵だ。

そして僕は絵を描き始める日々を始めた。

けれどもその少し前の僕は...?

何をしていたんだろう...
 ▼ 33 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 23:03:23 ID:CjzcOp2s [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
風の音で現実に戻される

その時、突然とてつもなく強い風が吹く

ドーブル「なんて強さだ...踏ん張らなければ」

だけど冷えきった僕にそんな力は無くて...

ドーブル「うわぁぁぁぁぁー!」


僕は荒れ狂う海に真っ逆さまに落ちていった。

スケッチブックと一緒に...
 ▼ 34 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 23:04:15 ID:CjzcOp2s [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
冷たく突き刺さるような波...

ドーブル「このままじゃ溺れる...!」

暫くあっぷあっぷと言ってたが決して沈む事はない

だけれども身動きが取れない

な、なんでだ...?

『ピカッ!ゴロゴロゴロ...』

その時...雷が落ちた。

それは僕のすぐ近くに落ちる。

感電を恐れたが...

感電することもなかった。

そしてスケッチブックに目が行く。

その時、僕は全てを思い出した...


そう、僕は...
 ▼ 35 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 23:05:45 ID:CjzcOp2s [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


風の音、雨の音が凄い

ブイゼル「父さん、ドーブルさんおはよー...あれ?」

ドーブルさんがいない...!?

父さんは起きてない...

父さんを叩き起こさなきゃ。

ブイゼル「父さん、起きて! 大変だよ!」

そうして衝撃の一日が始まった。
 ▼ 36 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 23:06:31 ID:CjzcOp2s [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フローゼル「どうしたんだい...おや、雨が凄いな」

ブイゼル「父さん、ドーブルさんがいないんだよ!」

フローゼル「それは本当かい!? 何処に行ったか心当たりは...」

何処に行ったんだろう。

そう言えば絵を描く道具とか置きっぱだったような...あの場所に。


ブイゼル「父さん、着いてきて!」

フローゼル「あ、ああ」

僕達は思いっきり扉を開けると走り出した。

無事だと良いけど...
 ▼ 37 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 23:07:32 ID:CjzcOp2s [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕とドーブルさんが出会った高台に着いた。

フローゼル「これは...」

この天候、そして海...

止めて...思い出したくない...


母さん...母さん!

ブイゼル「うわああぁぁぁ!」
 ▼ 38 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 23:08:04 ID:CjzcOp2s [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
思わず踞る

海が怖い...何も見たくない...

フローゼル「ブイゼル!? くっ...ここに来てトラウマがよみがえったか」

身体は震え、汗もどんどん出てくる

フローゼル「仕方ない...私一人でもドーブルさんを助けに行くか...」

ドーブルさん...ドーブルさん...?
 ▼ 39 銀◆eTsMgllceI 18/10/31 23:09:16 ID:CjzcOp2s [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そうだ、自分は何をしに来たんだ?

ドーブルさんを助ける為に来たんじゃないのか?

だけど...なんでここで止まってるんだ?

確かに怖い...怖いけど!

ここで乗り越えないと...ダメなんだ!

少し息を吸い、立ち上がる。

もう覚悟は決まった。

海は...怖くない。

ブイゼル「...父さん、僕も行くよ」

フローゼル「ブイゼル...大丈夫かい? ...いや、目を見たら分かるか」

ブイゼル「父さん、あそこに!」

ドーブルさんが見えた

今にも溺れてしまいそうな...

フローゼル「良し、では行くよ」

足が震える。

フローゼル「1...」

だけど大切な人を助けたい...

フローゼル「2...」

その気持ちの方が勝っていた。

フローゼル「3!」

父さんの掛け声と同時に僕達は極寒の海に飛び込んだ。
 ▼ 40 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:36:08 ID:2IeYO4Ng [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
荒れ狂う海の中を進む。

ドーブルさん...僕が助けるよ!

ドーブル「はぁ...ブ、ブイゼル...」

後少しで届く...

しかし突如波が襲う。

ブイゼル「うわっ!?」

届かない...だけど諦めない!

ブイゼル「ドーブルさん、掴まって!」

そう言い全速力でドーブルさんに向かって泳いだ。
 ▼ 41 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:36:53 ID:2IeYO4Ng [2/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドーブル「はぁ...はぁ...」

ドーブルさんが僕の身体に掴まったのを確認する。

フローゼル「良し、そのまま岸まで泳ぐんだ!」

父さんの声も聞こえる。

ブイゼル「うん!」

ドーブルさん...少し辛いだろうけどすぐ着くから!
 ▼ 42 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:37:27 ID:2IeYO4Ng [3/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
暫く泳ぐと大分波も穏やかになってきた気がする。

それでも雨は降り続けているが。

そして、ようやく岸に着いた。

フローゼル「ブイゼル...大丈夫だったか?」

ブイゼル「うん、それよりも速く家に戻ろう!」

ドーブルさん...大分冷えているような...
 ▼ 43 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:38:02 ID:2IeYO4Ng [4/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


僕が目覚めたのはふわふわのベットの上だった。

ブイゼル「ドーブルさん! 目が覚めたんだね!」

ブイゼルが駆け寄ってくる。

ドーブル「なんとかね...ありがとう」

ふと、スケッチブックを見る。

すっかり濡れてしまったな...

そして...辛いけど...
 ▼ 44 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:38:54 ID:2IeYO4Ng [5/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この日はフローゼルに安静にしてくようにと言われた。

後、どのぐらいだろうか。

いつまで持つのだろうか。

だけど絵を描くまでは...

良し、今の内に考えておこう。

そして後でブイゼルと思いっきり遊ぼう...
 ▼ 45 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:39:34 ID:2IeYO4Ng [6/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして次の日。

空は元の顔を出し、海も綺麗だった。

ドーブル「ブイゼル君、海に行こうか」

ブイゼル「う、うん!」

フローゼル「夜までには帰って来るんだよー」

ドーブル・ブイゼル「はーい!」

だけどこの言葉も嘘になるだろう。

ブイゼル「ドーブルさん顔が暗いよ?」

ブイゼルの言葉にハッとする。

ドーブル「いや、なんでもないんだ」

そうして僕らは海に向かった。
 ▼ 46 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:40:08 ID:2IeYO4Ng [7/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
海に着いた。

青空と大海原の雄大さ、鮮やかさ...

そして最高のモデル...いや、友。

とても良い絵が描ける。

ブイゼル「ドーブルさん、どうするの?」

もう決めていた。

ドーブル「ブイゼル君の好きなように泳いでくれるかな?」

ブイゼル「うん、分かった!」

ブイゼルの自由さ、そして無邪気さ、そして最大限の迫力を表すには自由に泳いで貰った方が一番良いと考えたのだ。

そうしてブイゼルは海に入っていった。

良し、良く見えるな...

僕は絵を描き始めた。
 ▼ 47 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:40:44 ID:2IeYO4Ng [8/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
暫く筆を走らせるとある事に気付いた

ドーブル「身体が薄くなっている...」

そうか、そういうことなんだな...

ブイゼル「ドーブルさん? どうしたの?」

ドーブル「なんでもないんだ」

多分ブイゼルも、もうすぐ気付くのだろう。

残された時間は僅か。

僕は集中し、一心不乱に筆を走らせ続けた。
 ▼ 48 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:42:05 ID:2IeYO4Ng [9/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドーブル「良し、出来た...」

ブイゼルの絵が完成した。

後はブイゼルを呼ぶだけだ。

だけど、僕は真実を伝える事が辛い。

出来ればブイゼルと一緒にもう少し過ごしたかった

けれども、そんな事は許されない...

現に僕の身体が既にほぼ見えなくなっている。

だから、僕は全てを伝えなければならない

ドーブル「ブイゼル、絵が完成したよ」
 ▼ 49 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:42:48 ID:2IeYO4Ng [10/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブイゼル「ドーブルさん...どうしたの、その身体...」

海から上がってきたブイゼルの言葉が突き刺さる。

ドーブル「僕は...」

どうしてもこの先の言葉が出ない。

話す事、触れる事が怖い。

だけど、何も伝えられなかった方がもっと後悔するだろう。

だから...伝えなくてはならない。

ドーブル「ブイゼル君、僕は元々死んでいたんだ」
 ▼ 50 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:43:29 ID:2IeYO4Ng [11/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


ドーブルさんの口から出たのは驚きの告白。

ブイゼル「死んでたってどういう...」

ドーブル「実は僕の両親が死んだとき、僕も一緒に死んでしまったんだよ...だけど僕はその事を受け入れられずこの世をさまよっていたわけさ」

そんな...

そう言う間にもどんどんドーブルさんとの距離は離れていく。

ドーブル「だけど、君と出会ったお陰で全てを思い出すことが出来た。 そして、何よりも大切な思い出をありがとう...コレが僕と君が出会った事を証明する絵だ」

そう言いスケッチされた絵を手渡して来た。

ドーブル「いつか、僕の事は忘れ去られるかもしれない...だけどこの絵がある限り僕達はずっと一緒さ」

ブイゼル「ドーブルさん...本当に行っちゃうの?」

出来れば信じたくない、もっと一緒にいたい。

ドーブルは僕の質問に笑顔で答えた。

ブイゼル「そう、なんだね......僕、絶対ドーブルさんの事忘れないから! 自分の夢に向かって頑張るよ!」

そう答えるのが精一杯だった...
 ▼ 51 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:44:50 ID:2IeYO4Ng [12/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドーブル「君と会えて...本当に良かった! じゃあ...頑張ってね! 僕も応援してるよ!」

そう言うドーブルさんの眼には涙が浮かんでいた。

ブイゼル「ありがとう...! じゃあねー!」

ただ、その言葉しか出なかった。

そして、ドーブルさんは手を振りながら消えていった。

僕はその場で泣きじゃくる事しか出来なかった......

ドーブルさんから貰った絵を大切に抱えて...
 ▼ 52 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:45:28 ID:2IeYO4Ng [13/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
暫く動けなかった僕だが、流石に帰らないとまずいので、家に帰ることにした。

父さんに怒られるかな...

ブイゼル「ただいま...」

フローゼル「お帰り...おや? ドーブルさんはどうしたんだい?」

言葉が詰まる。

ブイゼル「ドーブルさんは...」

その時、父さんは何かを察したようだ。

フローゼル「喋れない程辛い事だったんだね...無理に言わなくても良いんだよ」

そう言い、僕を抱き締めた。

そして僕は思いっきり父さんの腕の中で泣いたんだ...
 ▼ 53 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:46:09 ID:2IeYO4Ng [14/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


それにしても本当にやることがないなぁ...

いざ天上に上がったは良いものの...


そうだなぁ...


うん、決めた!


まだ僕は色んな事を知らない。

だから、もっと色んな所に行きたい!


まぁそれなりに過ごしやすかったけど、お別れだ。

また...旅に出よう。

そして各地で思い出を作るんだ!
 ▼ 54 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:46:53 ID:2IeYO4Ng [15/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


ドーブルさんがいなくなったあの日から、もう一年立つ。

僕は今、レスキュー学校に通っている。

だから、父さんの家を離れ...一人で暮らしている。

確かに寂しいけど...それでも夢に向かって頑張っているんだ。

ドーブルさんから貰った絵を大切にして...
 ▼ 55 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:47:21 ID:2IeYO4Ng [16/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日は学校が休みだった。

いつも通り、街をブラブラする。

そして決まって訪れる所があるんだ。

それはこの街のシンボル...時計台がある丘...

そこで街を眺めるのが日課になっていた。

理由は特に無いけど風が気持ち良くて、とても綺麗だったんだ。

そして今日も飽きず丘に行く。

だけど、今日はそこに先客がいたんだ。

ブイゼル「もしかして...あなたは...!」
 ▼ 56 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:48:06 ID:2IeYO4Ng [17/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


僕はドーブル
色んな所を旅しては、その家で心に残ったものを絵にしている。
綺麗な景色、街のポケモン達、さらには伝説と呼ばれるポケモンに出会って、その勇姿を描いた事だってあるんだ!

ドーブル「やっぱり絵を描いたりするのは楽しいなぁ〜」

一度は自分が死んだ事を受け入れ消滅したけど、旅をして、おいしいグルメを食べ、絵を描く日々、そして何よりも誰かと交流する事が楽しくてまた地上に戻ってきたんだ!

そして、これは...

ブイゼル「ドーブルさん!?」

終わることのない僕のポケ生と

ドーブル「ブイゼル君、また会えたね!」

夢を追い掛けるブイゼルが織り成した......


かけがえのない友情と出会い、別れ、そして再会の物語だ


【the end&to be continued...】
 ▼ 57 銀◆eTsMgllceI 18/11/02 20:53:11 ID:2IeYO4Ng [18/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
...と言うわけで乗っとり完結です!
まずは初手土下座ですね、すみませんすみません
絵が下手くそだなぁ...

ナマコブシ化粧品さん、素敵な一レス目をありがとう!

最後をto be continuedにした理由は彼等の物語はずっと続くからですね

ここで終わりだけど、ここからまた新たな話を紡ぎだす...そんな感じがします

という訳でここまで読んでくださった皆さんありがとうございました!
 ▼ 58 めつのねがい◆5oP7VYU6fg 18/11/03 17:37:04 ID:pYOA69V. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙です!
 ▼ 59 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/11/05 17:36:38 ID:uRFIbGYI NGネーム登録 NGID登録 報告
乙です!
背景がスッと頭に入ってきて描写が上手いなと思いました
雑ですが挿絵(?)描かせてもらったので上げます
 ▼ 60 銀◆eTsMgllceI 18/11/05 17:59:39 ID:Mbb6y47I NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>59
流石やんなぁ...ありがとう!

まぁ身体壊さん程度にね
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