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【SS】アイドル少年

 ▼ 1 ガピジョット@ものまねハーブ 22/12/14 01:10:36 ID:DRsY9m.2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
本場のアイドルってすごいなぁ…

よくこれだけダンスして、歌って疲れないなぁ…

表向きは普通の男子高校生でありながら、事務所に所属しアイドルとして活動する少年、伊勢崎桃太。桃色の髪に菫色のぱっちりした瞳、小柄で痩せ型な体格が特徴的だ。可愛い系男子として人気があり、アイドルとして表舞台では明るく振る舞うものの、本来は自己肯定感が低いネガティブな性格だ。

80年代のアイドルのビデオを観ていると、なんだか自分がちっぽけな存在に思える。

顔も運動も学力も、まぁそこそこな僕。みんなみたいにポケモンを持ってない。自分が気に入っているスマホゲームのキャラクターにすら、嫉妬してしまう自分が嫌だった。
『No.1ホストに、最前線で活動するアイドル。少しひねくれた性格をしているが、強力な魔法を持つ魔法使い。命懸けで、悪魔を退治するヒーロー。自分とは対照的な、明るく前向きな性格の女の子。』

アルバムにライブ、グッズの売り上げ…もし飽きられたら?

現代社会はコンテンツの消費が早い。視聴者を満足させるのではなく、期待値を越えなければならない。
今日も自室のベッドに転がり、最近始めたソシャゲを開く。葛藤にもがき苦しむソシャゲの中のアイドルに、いつの間にか自己投影していた。

いつからか、寝落ちしてしまったようだ。

『こん…こぉん!』
 ▼ 299 ガガルーラ@ドクZ 23/02/01 19:56:26 ID:yYWoeHl6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>295
>>296
>>297
しっかり統率取れてるの面白すぎる
 ▼ 300 モンガ@あついいわ 23/02/01 19:57:27 ID:BncImrIw NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ウケる
 ▼ 301 ライガー@エスパーZ 23/02/01 19:59:26 ID:7xu.sRlM NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
せっかくロコンの生首線画描いたのに反応少なくて残念だったな

ロコンがこゃーんしてるイラストを描いて欲しいの

ロコンがこゃーんしてるイラストを描いて欲しいの

https://pokemonbbs.com/sp/post/read.cgi?no=1880739
 ▼ 302 マタナ@しんちょうミント 23/02/01 21:18:05 ID:hju6p1iQ [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(これじゃお話にならないんだけど…)
 ▼ 303 クシオ@メガペンダント 23/02/01 23:15:00 ID:hju6p1iQ [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜翌朝

「何これ、昨日の配信、上位がアンチコメばっかりじゃん…」

「アイドルを目指す覚悟は、先輩から教わったはずなのに…」

「僕の配信の、何がそんなに嫌われる要素を成しているの?」

「なんで僕が、こんな罵詈雑言を…?」

「こんなときレオナ様なら…絵名なんなら…桃李きゅんなら…どうするんだろ…」

「こぉーん?」


桃太は昨日の配信のエゴサーチをしていた。

桃太は初めてエゴサしながら顔を真っ青にした。

桃太はあまりにも不自然な罵詈雑言コメントにドン引きしていた。

桃太は思わずスマホを落として固まってしまった。

桃太の少し後に起床したシルバは、主人を心配してか小さく鳴く。

「シルバ。大丈夫だよシルバ。そうだ、今日は新作のバナナクレープ、食べに行こっか」

「こぉーん!」

「もークレープちょー楽しみー!今ならスタ映え間違いなしだよ!」

桃太は膝の上のシルバを床に下ろして、朝食を作るためにキッチンに降りた。

桃太は朝食を作りながら、気持ちを切り替える方法を一生懸命考えた。

「シルバって、ここに遊びにいきたいとかそういうのないのかなー?」カチャガチャ

「あーあ、今が冬じゃなきゃ海に行きたいな…」シャカシャカ



考えているうちに、シルバのサラダが完成した。

「よーしシルバ!おいで!サラダできたよー!」

主人に呼ばれ、シルバが駆け降りてきた。

シルバは目の前のサラダを見るなりダッシュで飛びついた。

「こぉーん♪」モグモグモグ


「ふふっ、美味しいみたいでよかった!」

「しっかし健康的と美味の両立は本当に大変だった!」

「まぁ?僕は絵に歌にも料理にも、妥協、ができないんだよねー❤︎」
 ▼ 304 ードラン@かたっぽピアス 23/02/01 23:17:13 ID:iiuI3ziQ NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
>>303
294 面白くねぇ 23/02/01 18:34:01 名前× ID× wf
桃太最高!!桃太最高!!
↓ 返 ID:yYWoeHl6 2/3 報告
295 サイホーン@オーロラチケット 23/02/01 19:45:04 名前× ID× wf
1件のレス
面白いんだい!
↓ 返 ID:3xb2iNmo 報告
296 ニャローテ@みっけポン 23/02/01 19:52:03 名前× ID× wf
1件のレス
面白い
↓ 返 ID:ksOYRoyI 報告
297 アルクジラ@グッズケース 23/02/01 19:53:20 名前× ID×
1件のレス
あれだよ 高評価するよ
↓ 返 ID:wcb.1o.Q 報告

現実から目を背けるな
 ▼ 305 ットレイ@アルクジラのあぶら 23/02/01 23:22:47 ID:hju6p1iQ [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>304
お話が成り立たないから仕方ないね
 ▼ 306 ギギシリ@キーストーン 23/02/01 23:24:03 ID:AGzMd4wI NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
>>304
批判コメントなんかこいつにとってはご褒美だよ
どんな安価が来ても続けてるから炎上商法だと思う
 ▼ 307 ルデアケンタロス@カンムリパス 23/02/02 01:52:27 ID:7vHIln0U [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜桃太の学園 教室にて

「おっはよーう!愚民諸君!今日もきゅーとな僕に惚れ惚れするがいい!」





「あれ?おはよう!おはよう…!」


(朝から愚民とか言ってくる奴と会話したくねーよな)ヒソヒソ

(ホント自分に酔っててきもい)ヒソヒソ

(あいつ障がい者だから関わんなよ)ヒソヒソ



「はぁ…嫌だなぁ。今日もか」

桃太は学園が好きではなかった。

教室に入るたびに、桃太は憂鬱な気持ちになった。

いつからか、こんなに学園生活が苦しくなったのは。

昼食はいつも一人で食べていたし、会話の相手もいなかった。

かつて学園は桃太にとって最高に楽しい場所だったというのに。

班を作るときにはいつも避けられ、身に覚えのない罵詈雑言を吐かれ、最悪と言われたこともあった。

       ねも
友達は幼馴染の禰󠄀毛しかおらず、ほとんど孤独に近かった。


そう、桃太は学園でいじめを受けており、クラスで嫌われているのだ。

今日も桃太は罵詈雑言を浴びせられながら、とぼとぼと席についた。

今日は学園に初めてシルバを連れてきたのだが、シルバがいじめに巻き込まれないようにそっとかばんに隠した。



一方、かばんの中のシルバも、憂鬱に満ちた気持ちになっていた。

桃太が自分を抱っこして外に出たとき、もしかして遊びに連れて行ってもらえるのかと思っていたのだ。

しかし、桃太に連れられてきたここに楽しいものは何もない。

机が並んだ殺風景な部屋に、意地悪そうな人間たち。やたら静かな空間には、いじめっ子たちの罵声が響く。

シルバは恐怖と悲しみを感じてしまった。

(ももた…あそびにいくんじゃないの?ここはどこ?)

シルバは騙されたような悲しい気持ちになり、泣き出してしまった。

桃太は全く気づかず、授業の用意をした。
 ▼ 308 ロボーシ@ヘラクロスのツメ 23/02/02 13:33:28 ID:7vHIln0U [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
甘えん坊なシルバはちょくちょく撫でることを要求するために額を出すが、桃太は苦労して寝かしつけた。

桃太は授業中もずっと憂鬱で頭を抱えていた。

脳内はシルバのこととアンチコメのことで一杯だ。


これから下校時間までシルバをどうやり過ごすのか。

あの大量のアンチコメントはいったい誰が書いているのか。

次のライブに向けた事務所でのレッスンプログラムはどうするのか。

学業と芸能活動、そして携帯獣の飼育の両立は予想以上に大変だった。

思えばシルバのことを電話で母に話したとき、確か…こう言われたのだ。

「ポケモンは可愛いだけじゃないの。育てるということは家族になるということ。分かっているの?」

全くもってその通りだった。

シルバはどんなに疲れていても毎日散歩に連れていかなければならないし、定期的に機嫌を取らなければ必要なときに戦ってくれないし、おまけに食い意地が張っている。

ロコンは見た目こそ子犬のように可愛らしいものの、懐くまでは膨大な苦労を必要とする。

一人っ子である桃太には弟の世話のしかたなど知らない。

心身の治療を受け、一度は優しい心を取り戻したシルバも、やはりわがままな一面は否めなかった。

まるで幼少期の自分のようだ。

憂鬱に浸ってため息をついた、そのとき。


「こぉーーん!!!」



終わった。

さしずめ飯をよこせと言っているんだろうがタイミングが悪すぎる。

そもそも50分×6は俺ですらきついんだからシルバが我慢できるわけなかった。

俺の詰めが甘かった。

シルバが鳴きながらかばんから出て桃太に飛びついた。

周囲の注目はまっすぐ自分を貫いた。

桃太はシルバを抱いてそのまま教室を飛び出した。
 ▼ 309 マワリ@みどりのプレート 23/02/02 14:05:52 ID:7vHIln0U [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜屋上

「まあ、ここなら大丈夫。」

桃太は逃げつづけ、結局、視線から逃げるために屋上に来てしまった。

誰も追ってこないことを確認し、戸を閉める。

桃太は屋上に登るのは初めてだったため、初めて屋上の快適さを知った。

都心の中心にある学園の屋上はさまざまなものを見下ろせる。

涼しすぎない風が吹き、眩しすぎない光が照らす。

寝転ぶには硬すぎるが、リラックスには丁度いい。

静かで誰もいないし、人目を気にせずに過ごせる。

なんならライブの練習もできるのだ。

桃太はシルバを地面に下ろし、自分も腰を下ろした。

「ん〜気持ちいいねぇ〜最高!」

「こぉん!」

桃太は柵越しに陽の光に照らされた美しい都心をじっと見つめる。

「ちょっと早いけどランチでもしよっかな」

「シルバ、お腹空いてる?一緒にサンドイッチ食べよっか」

桃太はかばんから今朝作ってきたサンドイッチを取り出した。

自分用とシルバ用では具材が違う。

具材を確認してからシルバにサンドイッチを渡す。

まだ牙が未発達なシルバは、柔らかいものしか食べられない。

「ん〜庶民の味が美味しい!」モグモグモグ

「こんっ!」モグモグモグ

お金持ちの桃太はサンドイッチなど食べないと思われがちだが、料理がめんどくさいときは便利だ。

屋上では何をしても誰にも叱られないし、いじめる人もいない。

何枚か自撮りをとってインスタに上げることもできる。

にも関わらず、シルバはどこか気力がなさそうだ。

「もしかして、学園、嫌?」
 ▼ 310 ンパン@きよめのおふだ 23/02/02 21:06:04 ID:7vHIln0U [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(こっかりどういう展開にしようかな)
 ▼ 311 ガフーディン@スライスチーズ 23/02/02 21:09:20 ID:jcGINodU NGネーム登録 NGID登録 報告
デデーン!
 ▼ 312 クロッグ@チュリネのはっぱ 23/02/02 21:10:56 ID:CHl.lVFk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
げりぴ
 ▼ 313 スイハリーセン@ポケトレ 23/02/02 23:43:55 ID:7vHIln0U [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜教室にて
生徒「ねえ、あの桃野郎のかばんから出てきたやつ何?」

生徒「わかんね。けどめっちゃ可愛かったよな」

生徒「あんな可愛い子、桃太にはもったいないよー」

生徒「それな。あいつDVとかしてそう」

生徒「いやあいつの家金持ちだぞ?さぞかし豪華な生活してるんだろうよ」

生徒「分かるー。あいつめっちゃ甘やかされてそうだもんな」

生徒「えーと、あいつ多分ホワイト種のロコンだよ」

生徒「ホワイト種?たしかにシルエットはロコンっぽかったけど…」

生徒「ああ、雪山に棲息しているといわれるロコンの亜種だよ。」

生徒「ええっ…あいつんなもん持ってたのかよもったいな」

生徒「また会ったらご主人共々いじめてやろうぜ」



〜屋上
具合が悪そうには見えないが、落ち込んだ様子のシルバに桃太が話しかける。

何が原因で落ち込んでいるのか、話してもらわなければ分からない。

「さあ、話してごらん」

「こん…」



「そっか。学園のことは先に言っておくべきだったね。ごめんね?僕に連れられたとき、遊びに連れて行ってもらえると思っちゃったんだね。遊びに行きたい気分のとき、あるよねー。僕もめっちゃ分かるよ。そういえばシルバと本格的に遊びに行ったこと、ないなあ…」

桃太はシルバの意志を尊重しつつ、優しく諭すように言った。

ロケット団で奴隷として扱われていたシルバは、自分の意見を述べることすらまともにできなかった。

桃太が自分の意志を真摯に聞いてくれて、安心したようだ。

シルバも納得してくれたようで、「こんっ!」と鳴いた。

シルバの希望を叶えてあげられないお詫びに、桃太はシルバを学園の大きな木の前に連れて行った。

そしてこれは願いを叶える魔法の木だ、お願い事を言ってごらんと言い、シルバが願い事をするのを見守った。


(ももたと…あそびに…いきたいっ!)


桃太は内心シルバのことをわがままなやつだと思ったが、自分の幼少期にもきっと両親に同じ思いをさせただろうと思い許した。

シルバを思い切り抱きしめ、尋ねた。

「お願い事…できた?」

「こんっ!」
 ▼ 314 ンジャラ@ころころマメ 23/02/03 00:08:45 ID:4lPwWKZQ [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シルバ「こぉ…」(ご主人…わがまま言ってごめんなさい)

桃太「いいんだよ。こちらこそご期待に添えず申し訳ない」

桃太はシルバの背中を優しくさすり、もう気にするなとジェスチャーで伝えた。

シルバを元気付け、慰めるために数曲歌ってやった。

楽しい曲で元気付けたり、悲しい曲で寄り添ったりしてみせた。


「じゃあ、教室戻ろっか…」

戸に手を掛けたとき、桃太は今教室に戻ると色々面倒くさいことになることに気がついた。

まずシルバを隠すのが面倒くさい。

それから教室を飛び出して何をしていたのか話すのが面倒くさい。

あと単純にリラックスしまくった後授業を受けるのが面倒くさい。

それだったらこのまま学園を飛び出して…

「シールバッ。やっぱさぁ、このまま遊びに行こうよ?」

今日は部活もないしいっか。

シルバを思い切り満足させてやる。

ついてこい!



〜教室

「あいつ、いつまで経っても帰ってこないな」

「ぶっとい大便でもしてんじゃね?」

「いやどんだけぶっといんだよ」

「ちっ、いじめてやろうと思ったのに」

〜???

「あいつ俺らのアンチコメ読んだの?」

「桃太の奴、今ショックで倒れてるかもな」

「ざまぁww」
 ▼ 315 ンリキー@プレミアボール 23/02/03 09:40:42 ID:4lPwWKZQ [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
??「あいつ、これを機に活動停止してくんねーかな」

??「分かる。あいつの歌みた検索するとき邪魔なんだよね」

??「プロでもないくせに自分の歌を聴いてもらおうなんて烏滸がましいにも程がある」

??「まともな神経してたらそれが分かるんだけどな」

??「もしあいつがアイドルとして成長して、やがてメディア出演が増えたりしたら…」

??「ないない。あんなやつはいずれどっかで挫折するさ」
 ▼ 316 カドッグ@キバゴのウロコ 23/02/03 10:23:23 ID:4lPwWKZQ [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(またバトルに負けるとは、お前は一体何をしているんだ!)ガウッ

(こぉんっ!?)

(役立たずが…罰として今日は晩飯抜きだ!覚悟しておけ!)

(こぉん…)



「ん?どしたシルバ?遊びに行こうよ」

「こ、こん!」

「まずさーお洋服買お🎶!」

「こん…」



また耳を垂らして丸まって固まってる…叱られたわけでもないのに。

やはり、またいつものあれか。


桃太は知っているが、元奴隷のシルバは誰かに優しくされることに違和感と罪悪感を感じてしまうのだ。

バトルに負けるたびに、トラウマが蘇って発作を起こしてしまうこともあった。

大好きな主人の腕にしがみつき、なかなか離れてくれないこともあった。

桃太はそれを知っており、シルバには甘めに接していた。

シルバが恋愛を経験すれば、少しは変わるだろうか…


シルバはまだ小さく幼いので、恋愛には疎いのだ。



〜ショッピングモール
「ねぇーシルバ!この服とこの服どっちが似合う?」

「こん…こん!」

「こっちの白いコート?僕もなんかそんな感じがしたんだよね…」


「じゃあさ、マフラーの色は何がいいかな?」

「こん…こー!」

「あははっ、シルバのセンスはちょっと奇抜だよー」
 ▼ 317 ライドン@ベトベターのどくそ 23/02/03 14:27:29 ID:4lPwWKZQ [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「いや〜たくさん買っちゃったね〜」

「こーん!」

「シルバ、これちょっと持ってよ」

「こーん…」

「www冗談だよ」

買い物を終え、次は何して遊ぼうか考えていた桃太は、前に先輩アイドルに言われたことを思い出した。


先輩アイドル『アイドルの掟27!プライベートで遊ぶときは身バレに注意するべし!』


「そうだよね。身バレしたらめんどくさいよね。僕スタイルよくて可愛いから自然に目立っちゃうよ…」


「そうだ!レストランで休憩しよっか」

「こーん」(なんで?)


〜ショッピングセンター レストラン
「えっと、煮干しラーメン一つ…」ビッ


「今の時代は注文も機械でするんだねー🎶」

「あっ、シルバは赤富士そばがいいの?」ビッ


「じゃ、待ってる間に次どこ行くか考えよっと」

「今の僕たち、デートしてるみたいだね?」

「くぉーん!」
 ▼ 318 ッサム@ジャラランガZ 23/02/03 16:35:04 ID:4lPwWKZQ [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜桃太とシルバのところに注文したそばが来ました〜

「ん〜これこれこの味よ!」

喉越しの柔らかいそばが喉を通過し、幸せに満ちる。

桃太はそばを冷まさず一気に食べる。

桃太は食に関してはかなり豪快であった。

小柄な体格からは想像できない食べっぷりだ。

一方、シルバはそばを食べるのに苦労していた。

「ふぉ〜ん」

「はいはい」

器に口を突っ込まれると散らかるので困る。

そこで桃太は自力でそばを食べられないシルバの口にゆっくりとそばを運ぶ。

「こぉーん🎶」

「おいしい?」

2人は楽しい時間を過ごした。
 ▼ 319 イアント@イエッサンのけ 23/02/03 17:28:56 ID:4lPwWKZQ [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
桃太とシルバがデート?を楽しんでいた、その頃…


〜桃太の事務所

「えーと、君がマネージャーを務める新人の伊勢崎桃太について、ちょっと話がある。」

「はっはい!なんでしょうか?」

「これから話すことは、桃太を心から信じ育てている君にとっては、少し耳が痛いかもしれないが、聞いてくれるか?」

「はい…」


「私は…彼はアイドルに向いていないと思う。」

「えっ!?」



「どうしてですか!桃太は努力してオーディションを勝ち抜いたんですよ!誰よりもアイドルに憧れているんです!練習にも一生懸命で…」

「分かったから落ち着いてくれ。私も彼が努力家であることは理解しているよ。彼がここに所属することを認めたのも私だし、彼には将来大成してほしいと願っている。だからこそ心配なんじゃないか。」

「えっ?」

「彼は性格に少し問題がある。言葉遣いが荒くわがままだし、短気だ。思い通りにならないと機嫌を露骨に態度に出したり、マネージャーの君なら思い当たることがあるだろう?」


「はい。確かに彼は、少し未熟な面がありますよ。でも!」

「事実彼は学園で人間関係に馴染めず特別支援教室に通っており、さらには卑猥なサイトに動画を投稿しているとファンからの報告があった。これはアイドルとしてどうなのかと」

「私も事務所長として責任というものがある。彼のアイドルとしての成長を最後まで見届けたいのは山々だが、全てを肯定することはできないんだ。分かるね?もし何かあってからでは遅いんだよ」

「所長は…彼の夢を否定するんですか!」

『僕の歌で、みんなの心をひとつにしてみせる!』

「否定はしないさ。だがね、この業界は人気のある者ほど代償に抱える葛藤や困難も多いんだ。憧れだけでは成立しない。本当に覚悟のある者だけが、頂点を勝ち取れる。今の桃太に、その覚悟があるとは思えない。」

「そうですよね…」

「桃太は幼少期から苦労の多い人生を過ごしてきた。あまり厳しいことは言いたくないが、時に厳しいことを言えるのも、マネージャーとしての義務。違うかな?」

「はい、その通りです…」
 ▼ 320 マスジョー@ジャラランガZ 23/02/03 17:41:57 ID:4lPwWKZQ [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
『先輩アイドルは全てのファンを平等に扱えって言うけど、それ僕には絶対無理!可愛い女の子と臭ぇ貧乏人とか田舎者共じゃそりゃ可愛い女の子を贔屓したくなるもん〜』

『貧乏人とか田舎者ってさ、見た目が汚ねぇ上に性格悪いんでしょ!人間のゴミカスじゃ〜ん。まじで無理』


桃太が前に仲間のアイドルにそんなことを言っていた。

配信で言えば間違いなく大炎上する発言。

無名だった頃の桃太は謹厳実直だったが、人気が出始めてからこういった調子に乗ったような発言が増え始めた。

桃太が所属している「ドルフィンズ」は今着実に人気が上昇しており、彼には派手な遊びは控えるようにメンバーには再三再四注意してあるのだが…

なにしろ家が金持ちだ。

桃太は財産と可愛い女の子に目がなく、あらぬ方向に堕ちてしまいそうで怖い。

「うぬぼれも程々に、常に周りへの感謝と敬意を忘れてはいけません」

桃太は果たして私の忠告をちゃんと聞いてくれたのかな…
 ▼ 321 ードー@バトルポケット 23/02/17 10:49:11 ID:hCOswfGk [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【新章】魔法使いの歌声



「モモタ! ライブそろそろ始まるよ!」

「バリリィィ!」

「二人してうるさいなあ…あと5分寝かせt」

「パーモット! でんこうそうげき!」

「え、ちょ、待っ、すぐ行くから待ってくれ! オヤジに怒られるから!」




アイドルとしての自覚のない罰だろうか。
夢から覚めたモモタは美しく染められた自分の淡紅色の髪が酷い汗で脱色しているのに気付いた。


「クソ……後輩のくせしてあんにゃろう…」

「モモタ! 朝ごはんできたっておばさまが〜」

「うるせえ! 現実にまで出しゃばるなバトル狂めが!」


ドスドスと不機嫌を撒き散らしながら階段を駆け下りていくと彼女はそこに突っ立っていた。

「なあネモ、どいてくんない?」

「モモタが早く起きないからおばさまに私が頼まれたんじゃない」

「でもまだ6時じゃねえか。ゆっくり寝てたっt」

「モモタ自分がアイドルって自覚あるの? 今起きたのでさえギリギリなんだよ?」

「だいたいライブの開始時刻くらいオヤジの財力を持ってすれb

「バリバーッ!」

「ハラバリー…テメエこのモモタ様のポケモンのくせしてネモの味方になろうってのか? 無能のデブ野郎が…」

「モモタ、流石にそれは言い過g」

「あれだよ、その言葉はいけないよ」

「フン、自分の身の丈も知らず相棒にやつあたりとは」

「んんwww 無責任ですなwww」

「なんか最後怪しくなかった? ともかくモモタ、今すぐハラバリーに」

「モモタ殿の発言に物言いを」

「「「「出てくんのが遅え(い)よ」」」」

「ノットブラボーです」

「はいはい分かったようっせーな。いつも通り歌うだけだろうが」
 ▼ 322 ーディン@オリジンボール 23/02/17 12:03:42 ID:tGMIsDb6 NGネーム登録 NGID登録 報告
乱立しててどのスレを見ればいいのかわからない
2とか3はもう更新しないの?
ちょっとおふざけがすぎるんじゃない?
 ▼ 323 オしのひめ◆tsGpSwX8mo 23/02/17 12:04:21 ID:hCOswfGk [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>322
2は過去ログいった
3はもう更新しない
 ▼ 324 ーランス@チイラのみ 23/02/17 12:25:53 ID:A5.s6koQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告

【SS】アイドル少年【リメイク】

https://pokemonbbs.com/sp/post/read.cgi?no=1847526
https://pokemonbbs.com/sp/post/read.cgi?no=1856128

【SS】アイドル少年!【イッチがssを気ままに練習するスレ】

https://pokemonbbs.com/sp/post/read.cgi?no=1877738

【SS】新アイドル少年

https://pokemonbbs.com/sp/post/read.cgi?no=1879440

【SS】アイドル少年 vol3

https://pokemonbbs.com/sp/post/read.cgi?no=1855993

【リレーSS】アイドル少年 season2

https://pokemonbbs.com/sp/post/read.cgi?no=1862042

建てすぎ
 ▼ 325 オしのひめ◆tsGpSwX8mo 23/02/17 12:27:16 ID:hCOswfGk [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>324
リメイクと3以外おれじゃない
 ▼ 326 ーフィア@ピカピカだんご 23/02/17 12:28:46 ID:A5.s6koQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>325
そもそもあなたは本物の伊勢崎?
 ▼ 327 オしのひめ◆tsGpSwX8mo 23/02/17 12:29:18 ID:hCOswfGk [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>326
違うよ
面白いからなりすましてただけ
 ▼ 328 オしのひめ◆tsGpSwX8mo 23/02/19 23:04:40 ID:.mdAjfx2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
トリップテスト
 ▼ 329 ククラゲ@ガラナツのえだ 23/02/19 23:05:58 ID:uq/2FV1Y NGネーム登録 NGID登録 報告
うんち
 ▼ 330 イリーフ@パチリスのけ 23/02/20 14:17:52 ID:lF929IYY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>327
当事者やん
 ▼ 331 プラス@まじめミント 23/02/20 14:19:30 ID:vWH.bYcA [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
見事に初代のこのスレ以外消されてて草
 ▼ 332 b8.LEDTODc 23/02/20 14:20:34 ID:ZXlQR8hU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
てす
#ア
 ▼ 333 tsGpSwX8mo 23/02/20 14:20:58 ID:ZXlQR8hU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
てす
#1
 ▼ 334 ソクムシ@オッカのみ 23/02/20 14:21:05 ID:lF929IYY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>325
そもそもお前じゃなきゃ誰なんだよ
 ▼ 335 ンドロス@シールいれ 23/02/20 14:23:51 ID:vWH.bYcA [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>334
面白いと思ってクエスパトラみたいに便乗した誰かじゃね
 ▼ 336 クガメス@テラピースみず 23/02/20 14:24:15 ID:XQjcS6ZM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>304
これが面白すぎる
 ▼ 337 シギダネ@ドラゴンジュエル 23/02/20 14:24:47 ID:vWH.bYcA [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>336
これどういうシーンなの?
 ▼ 338 ガユキノオー@もくざい 23/02/20 14:32:10 ID:XQjcS6ZM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
>>337
本来はアンチコメになる所が安価のせいで普通に面白い!とかになっちゃって辻褄が合わなくなってる
そんで1はそれをもみ消してる
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