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山の火口、つまりは空洞の中にポツリと建てられた半球は4本の鉄塔によって支えられていた。
端から下を覗いてうっかり落ちてしまえば助かりそうもないような高さだ。
半球にはこの高さへと至る長い長い階段が繋がっており、階段を登りきった目の前には背もたれにモンスターボールマークのついた王座があり。
また、床を横に走る一本の白線がそれらを明確に区切っていた。
そんな不思議な建造物に、一人の男がたどり着いた。
「はぁ……はぁ……なんなんだ……はぁ……突然、呼び出したり、しやがって……。俺様じゃ、なかったら……ゼェゼェ……いきなり、チャンピオンの間に……来いだなんて、言われても、出来ねえぞ」
長い長い階段を登りきって荒くなった息を整える時間も惜しい、とばかり俺はまくし立てる。
メラニンなんて一粒も存在しない白髪に、悪い目つきと、同じく悪い目つきを模した特徴的なサングラス。一見して30、いや、40代に思っても不思議ではないくたびれた顔だが、その実まだ20歳も前半である。
泣く子も更に泣き喚いて全速力で逃げ出すという自己評価を下している俺の眼光を受けてにへらっ、と笑っている少女が、その細身な体に対して大きすぎる王座に座っていた。
「やっ……やぁやぁ、よく来てくれたね、グズマくん!」
と、王座から立ち上がって腕を広げつつ鷹揚に言う。
「チャンピオンぶってんじゃねえよミヅキ。俺の方が年上だろ。……まあお前は実際チャンピオンだけどよ」
「べ、別にいいじゃないですか!」