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【SS】エーテル財団に就職したら後輩がレズだった件【毎週日曜更新】

 ▼ 1 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 22:56:48 ID:TcZD3pvE [1/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
前々作 エーテル財団に就職したらパートナーが天使だった件
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=414630

前作  エーテル財団に就職したらパートナーがドSだった件
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=497491

このSSはシリーズもので、上記の主人公も今作に登場するので、上のを見て貰ってからの方が、より一層お楽しみ頂けます。

ただ、説明も入れるので、ここから見始める人も読めるようにしてあるつもりです。


〜このSSの読み方〜

前々作の主人公はT職員♂、♀で表記します。
前作の主人公はS職員♂、♀で表記します。

また、途中で記号で区切るときがありますが、

◇→T職員♂視点
◆→S職員♂視点
○→T職員♀視点
●→S職員♀視点
☆→職員♀視点

とします。

では、スタートします。
 ▼ 2 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 22:59:53 ID:TcZD3pvE [2/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
第1話 "太陽"曰く萌えよレズ


おう、久しぶり。

俺は相変わらずエーテル財団の職員として仕事を続けている。

天使としかいいようがない、俺の可愛すぎるパートナーとの交際も順調だ。

そう、去年のクリスマスに俺達は付き合い、今に至る。

さて、それはそうと今日から仕事2年目である。

つまり、後輩が出来ると言うことだな。

最初の1ヶ月は研修期間、つまり仕事の仕方を俺達が指導するらしい。

……というわけで、新人を紹介するからとルザミーネさんの部屋へと呼ばれたわけだが……


T職員♀「新人ってどんな人なんですかね!? 楽しみです!」ワクワク!

T職員♂「はは、お前昨日からそればっかりだな」

T職員♀「だってだって、憧れじゃないですか! 先輩って呼ばれるの!」キラキラ…!

T職員♂「……そうだな」
 ▼ 3 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:01:04 ID:TcZD3pvE [3/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
そうか、彼女はポケモンスクールにも行ったことがないし、先輩と呼ばれたことは無いのだろう。

行ったことがない理由は……簡単に言うと、両親を早くに亡くしてしまったからだ。

ルザミーネさんが経営していた孤児施設で育ったそうだ。

今は、その施設は閉鎖されているようだが。

実を言うと、俺も一瞬だけその施設に居たことはある。

すぐに出ていったので彼女とは会わなかったが。

まぁ、俺の話はどうでもいい。

彼女は、親を失った悲しみを背負いながらも、驚くほど明るく生きている。


……だから、俺は彼女に惚れたんだ。


T職員♂「……お、着いたな」

T職員♀「……」モジモジ…

T職員♀「? ……どうした、トイレか?」

T職員♀「ち、違います! ……ちょっと、緊張しちゃって……」ドキドキ…

T職員♂「……はぁ? さっきまでうっきうきだったろ?」
 ▼ 4 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:02:13 ID:TcZD3pvE [4/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
T職員♀「……急に不安になって……私、先輩としてしっかり出来るんでしょうか?」

T職員♂「っはぁ……大丈夫だって、心配すんな。お前はやるときはちゃんとやるからな」

T職員♀「そ、そうでしょうか……」

T職員♂「あぁ、パートナーの俺が言うんだ、間違いないだろ?」

T職員♀「……はい! ありがとうございます!」ニコッ!

うん、可愛い。

T職員♂「じゃ、ノックして入るぞ」

T職員♀「はいっ!」


コンコン!


T職員♂「……あれ」

T職員♀「返事がありませんね……? まだどこかで仕事してるんでしょうか?」

T職員♂「いや……なんか中から話し声が聞こえないか?」

T職員♀「! 本当です! じゃあ気付いてないんですかね?」

T職員♂「んー、とりあえず入ってみるか」
 ▼ 5 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:02:48 ID:TcZD3pvE [5/31] NGネーム登録 NGID登録 報告


T職員♀「ですね!」


ガチャッ……!





T職員♂&♀「「失礼しまーす!」」



 ▼ 6 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:03:25 ID:TcZD3pvE [6/31] NGネーム登録 NGID登録 報告





おう、久しぶり。……でもないか。

俺は相変わらずエーテル財団の職員として仕事を続けている。

ドSとしかいいようがない、まぁ、俺の何だかんだ可愛いところもあるパートナーとの交際も順調だ。

そう、先週に俺達は付き合い、1回のデートを経て、今に至る。

さて、それはそうと今日から仕事2年目であ(ry)

そんなわけで、俺達はルザミーネさんの部屋へと呼ばれ、既に入室している。


S職員♀「……遅いですね、ルザミーネさん」

S職員♂「まぁ、あの人も忙しいんだろうし、しょうがないだろ」

S職員♀「……では、これから1分待たされる毎に貴方をひっぱたいて遊びますか」

S職員♂「はぁ!? なんでそーなんだよ!? ってかそれ遊びじゃねーだろ!
 ▼ 7 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:04:02 ID:TcZD3pvE [7/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
S職員♀「……冗談ですよ、喧しいから黙ってください」キッ!

S職員♂「お前なぁ……」ハァ…


ったく、付き合ってるってのに、いつもこんな感じだ。

まぁ、付き合う前は理由があったとはいえ今よりも酷かったから、これでもマシなったんだけどな……

……たまにデレるようにもなったしな。


S職員♀「……あの」

S職員♂「なんだよ?」

S職員♀「……今日の仕事帰り…………デート、しませんか?」

S職員♂「! ……あ、あぁ! そうだな、まぁ、ちょっと飯行く位なら……」

S職員♀「……では決まりですね。……しかし、本来は男の方から誘うものですよ?」

S職員♂「悪い……けど、昨日もデートしたばっかだし……お前、なんだかんだもっと俺と居たいのか?」

S職員♀「なっ!/// ……べ、別に、そんなことありませんよ……」フイッ
 ▼ 8 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:04:34 ID:TcZD3pvE [8/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
S職員♂「本当か〜?」ニヤニヤ…


う〜ん、最近彼女の扱い方がわかってきた気がするな。

こういうところは本当に可愛い。


S職員♀「う、五月蝿いです! ほら、1分経ったのでひっぱたきますよ!」キッ!

S職員♂「ちょ、さっきのは冗談じゃなかったのかよ──」



──ガチャッ……!


丁度その時、ドアが開いてルザミーネさん──


T職員♂&♀「「失礼しまーす!」」


──ではなく、2人組の職員が入ってきた。
 ▼ 9 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:05:47 ID:TcZD3pvE [9/31] NGネーム登録 NGID登録 報告





中に入ると、何故か2人組の職員がそこに居た。

ルザミーネさんは居ないみたいだけど……


T職員♂「……あれ、あなた達は……?」

S職員♂「えと、俺達はルザミーネさんに呼ばれて……あの人はまだ来てないですが」

T職員♂「え、そうなんですか? 俺達も同じで……」


どうやら、ルザミーネさんの言っていた新人では無いようだ。


S職員♀「……2つのチームを同時に呼ぶとは……何故そんなことを──」

T職員♀「──あなた達が新人さんですか!? これから宜しくお願いします!」ギュッ

S職員♀「……は?」


何やってんのぉぉぉぉぉっ!?

なんで手とか握っちゃってんだよ!!
 ▼ 10 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:06:17 ID:TcZD3pvE [10/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
T職員♂「ちょっ、待て! その人達は多分新人じゃない!!」

T職員♀「え! そ、そうなんですか……!?」

S職員♀「……はい、それぐらい流れで察してください」ギロッ!

T職員♀「……ご、ごめんなさい……」ウルッ…

S職員♀「! わ、わかれば構いません……」フイッ…

S職員♂「あんま高圧的になんなよ、可哀想だろ」

S職員♀「……えぇ、ではこれからは貴方にもっと高圧的になろうと思います」

S職員♂「今のままでも十分高圧的だと思いますが!?」

T職員♂「はは……すいませんね、ウチのコが……」ナデナデ…

T職員♀「ふわぁ……気持ちいいですぅ……」ニヘラー

S職員♂「大丈夫ですよ。あ、そういえば、そちらは何年目なんですか?」

T職員♂「今年で2年目です。そちらは?」

S職員♀「こちらも同じですよ。同期でしたか」

T職員♀「そうなんですか!? 全然気付きませんでした!」

S職員♂「いや俺も気付かなかったよ、じゃあ敬語じゃなくて良いよな?」
 ▼ 11 ビゴン@アシレーヌZ 17/06/04 23:06:25 ID:YJJQJh/U [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 12 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:07:00 ID:TcZD3pvE [11/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
T職員♀「はい、勿論! 私は癖なので敬語になっちゃいますが……」

S職員♀「! ……私と同じですね」

T職員♀「本当ですか!? なんだか嬉しいです!」パアァァ…!

T職員♂「おぉ、良かったな!」

T職員♀「はいっ!」ニコッ!


トントン……


T職員♂「!」

「……入りますよ」


ルザミーネさんの声だ。


ガチャッ……!

ルザミーネ「皆さん、お疲れ様です」

全員「「「「お疲れ様です!!」」」」

ルザミーネ「……まずは遅くなってしまい申し訳ありません、お待たせしました」
 ▼ 13 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:07:59 ID:TcZD3pvE [12/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
T職員♂「いえ、大丈夫です」

T職員♀「はい!」

ルザミーネ「……それでは、先に紹介してしまいましょう。……出て来てください」チラッ


ルザミーネさんが後ろを振り向くと──

スッ……

──ドアから、1人の少女が入ってきた。


職員♀「どうも先輩方! これからご指導のほどよろしくお願いします!」ニッ!


T職員♂「お、おう、よろしくな……!」


……なんか、随分と若いな。20歳いってないんじゃないか?


T職員♀「よろしくお願いします! なんっでも聞いてくださいね!」ギュッ!

職員♀「……!」


あー、また勝手に人の手握っちゃって……
 ▼ 14 ガイドス@ヘラクロスナイト 17/06/04 23:08:35 ID:ztIXpb6Y [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
新作か!
前作、前々作共に存在を知ったのが完結してからだったからリアルタイムで見れてめっちゃうれしい!支援
 ▼ 15 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:09:02 ID:TcZD3pvE [13/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
職員♀「……先輩、あまりそういうことは初対面の人にはしない方がいいと思いますよ」

T職員♀「あ、ご、ごめんなさい! 急にそんな事されても困りますよね……」シュン…

職員♀「……いや、そうじゃなくてですねー、さっきみたいな事されちゃったら……」スッ…

T職員♀「?」

S職員♀「……!」


新人は彼女にスッと顔を寄せ──


チュッ。


──ほっぺにキスをした。


T職員♀「っ!?///」カアァッ!

職員♀「……勘違いしちゃうじゃないですか〜?」

T職員♂「なっ!?」

S職員♂「ふぁっ!?」

S職員♀「……」
 ▼ 16 ストダス@ボロのつりざお 17/06/04 23:09:27 ID:3YSASJw6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
いいねぇ〜
 ▼ 17 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:10:01 ID:TcZD3pvE [14/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
T職員♀「ふぁ、あ、あのっ……///」ボシュウゥ…

職員♀「ははっ♪ 本当先輩可愛いっすね〜、まるで天使みたいですよー」ニコニコ…


それは全面的に同意だが……

そうじゃなくて、この新人ってもしかして……


職員♀「……ねーねー先輩? 良かったら私と、付き合わないですか?」ニカッ!

T職員♀「うぇひぃっ!!??///」カアァァッ!


もしかしなくてもそうだぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!

こいつ、アレだ!

レズってやつだ!


T職員♂「ちょ、ちょ、ちょっと待て!」アタフタ…!

職員♀「! ……先輩達ってもしかして、もう付き合ってるんですか?」

T職員♀「はっ! そ、そ、そ、そうです! だから、その……お気持ちには答えられません……すいません……」シュン…


律儀だな。
 ▼ 18 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:10:31 ID:TcZD3pvE [15/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
職員♀「そっすか〜、残念ですねぇ……」

T職員♂「……てかお前……本当に女性が好きなのか……?」

職員♀「? はい、女の子しか好きじゃないっすよ? 男とかマジで無理なんで!」ニコッ!

T職員♂「えぇ〜……」



マジで居るんだ、こういうやつ……。



てか、マジで無理とか言われるとちょっと来るものがあるな。
 ▼ 19 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:11:30 ID:TcZD3pvE [16/31] NGネーム登録 NGID登録 報告





へー、本当にレズとかいるんだな〜

まぁ、ウチの彼女の性格の悪さに着いていけるのは俺くらいだろうがな……。


職員♀「あ、あっちの先輩も美人さんじゃないですか〜!」ダッ!

S職員♀「!」


お、噂をすれば。


職員♀「せ〜んぱい♪」ギュッ!

S職員♀「……気安く手を握らないでください、はっ倒しますよ?」ギロッ!

S職員♂「お、おい! 新人をあんまりビビらすなよ──」

職員♀「──〜〜〜っ、痺れますっ! もっと罵ってもらって結構ですよ! 私SもMもいけるイケるクチですから!」キリッ!


イケるクチだったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!

 ▼ 20 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:12:08 ID:TcZD3pvE [17/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
S職員♀「そうですか、では死んでください」

職員♀「はい! では付き合ってください!」

S職員♂「会話噛み合ってねーよ!」

S職員♀「丁重にお断りさせていただきます。私には一応彼氏がいるので」

S職員♂「一応って……」

職員♀「え! 先輩もですか!? っていうかその冴えない人とですか!?」

S職員♂「うぉい! いきなり失礼だなお前!」

職員♀「あ、すいません。先輩なんか普通の人オーラが凄いので」

S職員♀「よくわかっているじゃないですか、誉めてあげます」

職員♀「やったー!」

S職員♂「テメーらなぁっ!」

 ▼ 21 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:13:47 ID:TcZD3pvE [18/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
──パン、パン!

全員「「「「「!!」」」」」


急にルザミーネさんが手を叩いて、集中を自分の方に向けた。


ルザミーネ「雑談はその辺にして……まずは2チーム集めた意図を伝えましょう」


あぁ、そうだった。それが気になってたんだ。


ルザミーネ「……簡単に言うと、2チームが日替わりで新人教育をやって頂きたいのです」

S職員♀「1チームがずっとやれば良い話では?」

ルザミーネ「殆どは3年目以上の職員が教育に当たるのですが、貴方達はまだ2年目なので」

T職員♂「なるほど、3年目以上の職員が足りないから俺達にその仕事を、と?」

ルザミーネ「その通りです。少々大変かもしれませんが、お願いします」

T職員♀「それはわかりましたけど、新人ちゃんにパートナーって居ないんですか?」

職員♀「私、男の人と組みたくないので」



T&S職員♂「「……あぁ……うん…」」
 ▼ 22 レユータン@しあわせタマゴ 17/06/04 23:14:23 ID:kbg0MKzk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 23 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:14:51 ID:TcZD3pvE [19/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
ルザミーネ「それに、女性をパートナーするのも、それはそれで危ない気がしたので」


た、確かに……!

てかよく採用されたな?


ルザミーネ「では、まずはお互い自己紹介をしてください」





〜自己紹介終了〜

職員♀「あのっ! 今の自己紹介の中で皆さんのあだ名的なもの考えたんですけど!」

T職員♂「あだ名?」

T職員♀「わっ! なんか良いですね! 仲の良い先輩後輩っぽいです!」キラキラ

S職員♂「なんかやな予感がする……」

S職員♀「面白そうですね、どうぞ言ってみてください」

職員♀「じゃあ、まずは……"天使先輩"!」ビシッ!

T職員♀「ふぇっ! て、天使ですか!? そんな、私には勿体ないです……」
 ▼ 24 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:15:42 ID:TcZD3pvE [20/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
T職員♂「いや、完璧だと思うぞ」

S職員♂「異論なし」

S職員♀「右に同じ」

T職員♀「満場一致ですか!?」

職員♀「それと……"ドS先輩"!」ビシッ!

S職員♀「は? 舐めているんですか?」ギロッ!

職員♀「あぁ、その目! これで呼べば毎回その目で見てくれるんですね……!」

S職員♂「ぷっ、ピッタリじゃねーか!」クスクス… 

S職員♀「貴方、覚えていなさい……!」キッ!

職員♀「と、"普通先輩"」

S職員♂「言うと思ったよ! てかもうそれ普通に"先輩"だけでよくね!?」

S職員♀「良かったですね、ピッタリじゃないですか」

S職員♂「っ……ちくしょー!」
 ▼ 25 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:16:12 ID:TcZD3pvE [21/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
T職員♂「なぁ、俺は俺は?」

職員♀「えっと、"狼先輩"で!」

T職員♂「狼? 何でだ?」

T職員♀「わかります! 狼みたいにカッコいいですよね!」

職員♀「それもありますけど、先輩って狼みたいな雰囲気あるじゃないですか」

T職員♂「……そうか?」

職員♀「ええ、きっとむかしから幾つも修羅場を潜り抜けて来たんじゃないですか?」

T職員♀「!」

T職員♂「……なんで、知ってる?」

職員♀「知ってるんじゃなくて、匂いで何となくですよ〜」

T職員♂「匂い?」

職員♀「あと、ルザミーネさんからルガルガン使いって聞かされてましたからね♪」

T職員♂「……そっか」


ルザミーネ「……それでは、仕事は明日からになりますので今日はこれで、お疲れ様です」

全員「「「「「お疲れ様です!」」」」」
 ▼ 26 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:18:09 ID:TcZD3pvE [22/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
職員♀があだ名をつけてくれたので、表記も分かりやすく

T職員♀→天使職員
T職員♂→狼職員
S職員♀→ドS職員
S職員♂→普通職員

とさせていただきます。よろしくお願いします。
 ▼ 27 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:18:50 ID:TcZD3pvE [23/31] NGネーム登録 NGID登録 報告





職員♀「狼先輩!」

狼職員「ん、どうした?」

職員♀「私と、ポケモンバトルしてみませんか?」

狼職員「? おう、別に構わないけど……なんで俺なんだ?」

職員♀「勿論、狼先輩が一番強いからですよ!」

ドS職員「……ほう、それは聞き捨てなりませんね」ゴゴゴ…!

普通職員「おい、やめろよ大人気ねーな」

職員♀「ドS先輩もかなり強いですけど、バトルの経験値は狼先輩のが上ですから」

天使職員「あれ? そういえばなんで初めて会ったばかりで強い弱いがわかるんですか?」

職員♀「あぁ、それも匂いで大体わかりますから」

狼職員「……わかった、あっちにバトルフィールドがあるから、行こう」

職員♀「はいっ♪」
 ▼ 28 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:20:23 ID:TcZD3pvE [24/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
ドS職員「私達も行きますよ」

普通職員「あれ、デートは……」

ドS職員「いいから早くしなさい」ギロッ!

普通職員「だー! わかったよ!」





狼職員「頼むぞ、ルガルガン!」シュッ!

ルガルガン(昼)「ガルッ!」ボンッ!

職員♀「よーし、いけっ! えと……キテルグマ!」シュッ!

キテルグマ「キーッ!」ボンッ!

天使職員「キテルグマ! モコモコで可愛いです!」

ドS職員「……どちらのポケモンもよく鍛えられていますね……ただ」

普通職員「ただ?」

ドS職員「……やはり、あのルガルガンは別格ですね。確かに私のキュウコンでも勝てるかわかりません……」

普通職員「……へぇ」
 ▼ 29 ークライ@ふたのカセキ 17/06/04 23:20:39 ID:ztIXpb6Y [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
以前より1回1回の話が長いな。
いい感じ
 ▼ 30 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:23:03 ID:TcZD3pvE [25/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
天使職員「2人とも頑張ってください〜っ!」


職員♀「先手は先輩に譲りますよ〜」

狼職員「よし……行くぞルガルガン、"アクセルロック"!」

ルガルガン「ガルゥッ!」ダッ!




ドギュンッ!
 ▼ 31 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:24:25 ID:TcZD3pvE [26/31] NGネーム登録 NGID登録 報告





結果から言おう、惨敗だった。

攻撃は1回もまともに当たらず、相手の攻撃は全て直撃した。

その原因は──


狼職員「……お前、なんであんな指示が出せる?」

職員♀「……えへへー」


コイツは1秒たりとも休まることなく、細かい指示を出し続けた。

技の指示だけでなく、動きの指示をp単位まで出したのだ。

まるで、自分が戦っているように。

そして、それを実行したキテルグマ……。


狼職員「……くそ、完敗だ……」

職員♀「でも、私達の仕事はポケモン保護に環境保全ですから。気にすることないですよ」
 ▼ 32 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:24:54 ID:TcZD3pvE [27/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
狼職員「……いや、弱かったら本当に守りたいものを守れない」

職員♀「ま、そーゆーときは私に頼ってもらえれば! 世界だって救いますよ!」

狼職員「ふっ、世界か……」

職員♀「はは、なんちゃって〜♪」

天使職員「2人ともお疲れ様です!」タタタッ…

狼職員「いやー、カッコ悪いところ見せちまったな〜」

天使職員「そ、そんなことないです! カッコ良かったですよ!」

狼職員「……ありがとな」

職員♀「むー、天使先輩、私は〜?」プスー

天使職員「はい、凄かったですよ! 強いんですね!」ニコッ!

職員♀「ありがとうございます! じゃあ抱き締めてもらって良いですか!?」
 ▼ 33 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:25:21 ID:TcZD3pvE [28/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
天使職員「はいっ!」ダキッ!

職員♀「……あぁ〜、癒されます〜……おっぱい柔らかい……」モフッ…

天使職員「ふふっ、ちょっとくすぐったいです!」


……胸に顔埋めるの、ちょっと羨ましいな……くそ。


狼職員「あれ……? あの2人は?」

天使職員「……? もう帰ったんでしょうか?」キョロキョロ…

 ▼ 34 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:25:57 ID:TcZD3pvE [29/31] NGネーム登録 NGID登録 報告





普通職員「ちゃんと挨拶してから帰りゃ良かったのに」

ドS職員「……あのバトルを見て、じっとしては居られません……あの新人いったい……?」

普通職員「まぁ、確かに凄かったな……」

ドS職員「……今からバトルの特訓に付き合ってもらいますよ」

普通職員「は? デートは?」

ドS職員「そんなものはいつでも行けます、というか一緒にいればデートでしょう」

普通職員「えぇ〜」



この後、めちゃくちゃ特訓した。
 ▼ 35 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:27:09 ID:TcZD3pvE [30/31] NGネーム登録 NGID登録 報告





〜職員♀の家〜


職員♀「キテルグマ、今日はありがと! 初めてのバトルにしては結構良かったよね!」

キテルグマ「キーッ!」ダキッ!

職員♀「わ、ふわふわ! 天使先輩とはまた違う柔らかさ……」ダキッ…!

キテルグマ「キーッ……」ギューッ…

職員♀「……あれ、ちょ、苦しく……」ギューッ…

キテルグマ「キーッ……!」ギューッ!

職員♀「ちょ、ストップ! ストップ! 苦し……ぐぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」ギューッ…



その夜、体痛くて寝られませんでした……。




                 To be continued…
 ▼ 36 ククラゲ@ミストシード 17/06/04 23:27:13 ID:3YSASJw6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>16
自分がこのスレ開いてから書き込むまでに更新されたから、タイミング悪くてちょっとマニアックな人っぽくなっちゃった
 ▼ 37 ◆LHFMcrOYv. 17/06/04 23:28:55 ID:TcZD3pvE [31/31] NGネーム登録 NGID登録 報告
─次回予告─

天使職員「次回予告ですっ!」

狼職員「まさかここに戻ってくるとはなー」

職員♀「次回は私達3人の初仕事の話ですね!」

天使職員「はい、がんばりましょう!」

狼職員「初仕事といえば……保護したコラッタ元気かな……?」

天使職員「ち、ちょっと、思い出させないでくださぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ジョバー!

職員♀「涙が滝の様に!?」

狼職員「……なんかごめん」

狼&天使職員&職員♀「「「次回、第2話【世にも美しき"隠者"】」」」

職員♀「天使先輩、今度は口でキスしませんか?」

天使職員「そ、それはちょっと恥ずかしいです〜〜っ!///」カアァッ…!


キテルグマ(キマシタワー)

 ▼ 38 イケンキ@みどりのプレート 17/06/04 23:30:20 ID:YJJQJh/U [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 39 ネブー@ポケモンのふえ 17/06/04 23:37:06 ID:I3G29d8o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
狼を猿って読み間違えて爆笑したw
とりあえず支援
 ▼ 40 ーフィア@どくどくだま 17/06/04 23:51:44 ID:Bb6T2k0Y NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キテル
 ▼ 41 ョボマキ@クイックボール 17/06/05 06:58:56 ID:LEAG9bJI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
天使はリアルタイムでみれなかったけど
ドSはリアルタイムで見れたから今回もリアルタイムで見てやる! 支援
 ▼ 42 ェリム@りゅうのキバ 17/06/05 08:15:05 ID:j6IKyAcQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
新作キタ!支援ぬ!
 ▼ 43 コルピ@かえんだま 17/06/05 08:25:49 ID:BXoTs7FQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キテルグマ「キマシタワー」で草

支援!
 ▼ 44 ツケラ@リゾチウム 17/06/05 12:11:09 ID:aXq.Ppj. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援ぬー
来週も期待
 ▼ 45 リン@ふしぎのプレート 17/06/05 13:08:52 ID:dG1h2bYo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 46 ートロトム@レンブのみ 17/06/05 17:55:59 ID:aZej8YSI NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 47 イリュー@ブルーカード 17/06/05 18:58:42 ID:VR1NbiKo NGネーム登録 NGID登録 報告
楽しいssですね!
支援
 ▼ 48 ララッパ@せんせいのツメ 17/06/05 20:56:21 ID:XoFOyIZA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
世界を救う、バトルが強い、レズ…
ミヅキ?
支援
 ▼ 49 ネネ@スピアナイト 17/06/06 08:25:30 ID:q/ggzDCA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>48
匂いにも詳しいからな
 ▼ 50 ダンギル@Zリング 17/06/06 08:47:29 ID:3g4VS9DM NGネーム登録 NGID登録 報告
>>48
あんたのような感の良いガキは嫌いだよ
 ▼ 51 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:02:43 ID:WGawniaw [1/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
見やすくするために、これからは
職員♀→新人職員 と表記します。

ややこしくてすいません、宜しくお願いします。
 ▼ 52 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:10:43 ID:WGawniaw [2/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
第2話 世にも美しき"隠者"


新人職員「あっ、おはようございまーす!」

狼職員「おーっす」

天使職員「新人ちゃん、おはようございます!」ニコッ!

新人職員「天使先輩の笑顔で今日も世界は浄化された……」パァァ…

天使職員「? どうしたんですかね──」

狼職員「──全くもって同感だ、この世界に生まれたことを感謝しよう」パァァ…

天使職員「あれ!? どうしたんですか二人とも!」アワアワ

新人職員「あ、すいません。えっと、今日の仕事は森のパトロール、でしたね!」

狼職員「あぁ、怪我してるポケモンとかがいたら保護していくぞ」

天使職員「あと、自然環境で変わってる所がないかも気にして歩いてくださいね!」

新人職員「りょーかいです!」ビシッ!
 ▼ 53 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:11:55 ID:WGawniaw [3/21] NGネーム登録 NGID登録 報告





新人職員「はぁ……はぁ……」ゼェハァ…

狼職員「? どうした、もう疲れたのか?」クルッ

天使職員「じゃあ一回休みましょうか?」クルッ

新人職員「い、いえ……天使先輩の綺麗なお尻を眺めてたら、どうしても飛び付きたくて……必死で堪えてたんです」エヘヘ

狼職員「お前それ通報もんだぞ」

天使職員「そうですか……私のお尻のせいで新人ちゃんに迷惑を……」シュン…

狼職員「いや一ミリもシュンとするところじゃねーよ! お前に落ち度全く無いよ!?」

新人職員「はい! 天使先輩はそのプロポーションの良さを是非保っていてください! 私が襲うまで!!」グッ!

狼職員「もしもしジュンサーさん?」プルルル…

新人職員「待ってくださあぁぁぁぁぁぁぁいっ!!」
 ▼ 54 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:13:27 ID:WGawniaw [4/21] NGネーム登録 NGID登録 報告





天使職員「あれ? あそこに人が居ますよ?」

狼職員「本当だ、ここには滅多に人は来ないんだけどな」

新人職員「……!」


そこにいたのは、真っ白な服に帽子、髪はブロンドで、肩には体型に似合わぬドラムバックをかけている。

ここら辺に来るのは強いトレーナー位のものだが、お世辞にも彼女はそんな雰囲気はない。

それに、若干元気が無いような……フラフラしてるようにも見える。


天使職員「ちょっと声掛けて見ましょうか」

狼職員「あぁ、だな」


新人職員「……はい」
 ▼ 55 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:14:40 ID:WGawniaw [5/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
天使職員「あの……」

???「!?」ビクッ!

狼職員「あ、驚かせて悪かった。俺達は──」

???「──え、エーテル財団……!?」

天使職員「え、はい、そうですけど……」

???「っ……!」ダッ!

狼職員「あ、おい!」

逃げられた!?

天使職員「ちょ、ちょっと待ってください!」


???「……!」ピタッ!


狼職員「お、止まってくれたな」

新人職員「……いえ、様子がおかしいです」


???「……」フラフラ…

──バタッ!
 ▼ 56 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:15:50 ID:WGawniaw [6/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
天使職員「!」

狼職員「倒れた……!?」

新人職員「っ……!」ダッ!

天使職員「あっ、新人ちゃん!」ダッ!

狼職員「っ……!」ダッ!


???「…………」グッタリ…

新人職員「っ……大丈夫!? ねぇ!?」ユサユサ!

狼職員「待て! あんまり揺らさない方がいい!」

新人職員「! ……す、すいません……」

狼職員「……にしても、なんで急に倒れるとは……だいぶ疲れが溜まってたのか……?」

天使職員「この娘……服も汚れていますし、かすり傷もいくつかあります…………」ウルッ

新人職員「……きっと、何かから逃げていたんでしょう……ずっと」

天使職員「と、とにかく病院に連れてってあげないと──」

新人職員「──待ってください。それは危険です」

天使職員「……え?」
 ▼ 57 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:16:48 ID:WGawniaw [7/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
狼職員「あぁ、多分だけどこの娘は誰かに追われてる……エーテル財団にさえ」

天使職員「! ……そういえば、エーテル財団に怯えていたようでした……なんで……」

狼職員「わかんねぇけど、だからこそ町まで担いでいくのは危険な気がする」

天使職員「! じゃあ、私の──」

新人職員「──私の家に連れていって看病します」

狼職員「……わかった、頼む」

天使職員(台詞取られました……)シュン…

新人職員「……よっこいせ」オンブッ

狼職員「着いていくか?」

新人職員「大丈夫です、先輩達は二人っきりのデートを楽しんでください!」ニッ!

狼職員「デートじゃねーよ! 仕事だ仕事!!」

天使職員「で、でも、もし誰かがその娘を狙って襲ってきたら……」

新人職員「問題ないです! キテルグマもいますし、襲ってきたのが女性だったら逆に襲い返します!」グッ!

狼職員「……ブレないな、お前」
 ▼ 58 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:18:15 ID:WGawniaw [8/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
新人職員「あ、後この事は誰にも言わないでくださいね。ドS先輩達にも、ルザミーネさんにも、決して誰にも」

天使職員「わかりました! その娘を宜しくお願いしますね!」

狼職員「お前、その娘襲うなよ?」

新人職員「……襲うわけないじゃ無いですか、いい加減にしてください」ギロッ!

天使職員「そうですよ、新人ちゃんに失礼です!」プンスコ!

狼職員「……え、あ、ごめん……」

そこは『可愛すぎて襲っちゃうかもしれませんね♪ きゃは♪』とかじゃないのか……?

新人職員「……それじゃあ、お疲れ様でした」

天使職員「はい、お疲れ様です!」

狼職員「……おう、じゃあな」





……いや、『きゃは♪』は言わないか……。
 ▼ 59 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:19:17 ID:WGawniaw [9/21] NGネーム登録 NGID登録 報告





狼職員「……さて、ルザミーネさんにはどう報告するか……」

天使職員「あ! そうでした! でもルザミーネさんなら言っても大丈夫じゃ……」

狼職員「……あの娘はエーテルを警戒してただろ? あの娘を追ってる奴等に、ルザミーネさんが関わってる可能性もある」

天使職員「っ……確かに……でも、職員である私たちは、何も聞かされていませんよ?」

狼職員「…………そこなんだよなぁ……」

天使職員「それに、ルザミーネさんに限ってあんな娘を狙うなんて……ありえません!」

狼職員「あぁ……俺もそう思う。でも、あの娘が悪い奴にも思えないしな……」

天使職員「……それは、まぁ……そうですよね……」

狼職員「まぁ、とりあえずは新人に任せよう。何か考えがありそうだしな」

天使職員「……はい」

狼職員「ルザミーネさんには、体調不良で帰ったとでも言えばいいだろ」

天使職員「そうですね……あ、あれ!」ビシッ!
 ▼ 60 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:21:15 ID:WGawniaw [10/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
狼職員「ん?」チラッ


グズマ「ちっ……どこ行きやがった……」

天使職員「グズマさん、何してるんですか?」ヒョコッ

グズマ「ん? おぉ……何だ、お前らか」

狼職員「こんなところでどうした? なにか探してんのか?」

グズマ「……お前ら、白い服を着た金髪の嬢ちゃんを見なかったか?」

天使職員「! それなら──もがっ!?」フガフガ

狼職員「知らないけど、何でだ?」ガシッ!

グズマ「……そうか、なら用はねぇよ。じゃあな」クルッ


狼職員「……」パッ…

天使職員「ぷはっ! 何で口押さえたんですか!?」

狼職員「バカ、言うなって言われたばっかだろーが」

天使職員「! そ、そうでした……でも、グズマさんなら力になってくれるかも……」

狼職員「……忘れそうになるけど、アイツ、敵だからな?」
 ▼ 61 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:22:59 ID:WGawniaw [11/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
天使職員「……でも、なんでグズマさんはあの娘を探してたんでしょうか……?」

狼職員「さぁな……でも、嫌な予感がするな……」

天使職員「あ! どこかで見かけて一目惚れしたんでしょうか!?」


狼職員「それだけは絶対ない」


天使職員「そうでしょうか? グズマさんももしかしたら──」


 




狼職員「──それだけは絶対ない」

 ▼ 62 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:23:57 ID:WGawniaw [12/21] NGネーム登録 NGID登録 報告





〜新人職員の家〜


新人職員「……よ〜し、そろそろ出来るかな〜」グツグツ…

キテルグマ「キッ!」ヒョコッ!

新人職員「! キテルグマも食べたい? でもこれはリーリエのだからダメだよ?」

キテルグマ「キ……」シュン…

新人職員「ははっ、後でポケモンフーズあげるから、ね?」ニコッ!

キテルグマ「キ〜ッ!」ピョンピョン!

新人職員「わっ! キテルグマがジャンプしたら床が揺れるってば!」グラグラ…


???「……!」パチッ!

新人職員「あ、目が覚めた? ゴメンね、キテルグマが揺らしちゃったから……」

キテルグマ「キー……」ペコリ
 ▼ 63 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:24:48 ID:WGawniaw [13/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
???「……ここは……」

新人職員「私の家だよ! 遠慮しないでくつろいでね!」

???「……あなた、エーテル財団の……!」ガバッ!

新人職員「あー大丈夫大丈夫、私は敵じゃないよ♪」

???「……その、キテルグマ……」ジッ…

新人職員「ん〜? 可愛いでしょ? ポケモンってのは可愛いよね〜」

キテルグマ「キ〜ッ!」ダキッ!

???「わ!?」ギュッ!

新人職員「あ〜こらこら、加減できないなら抱きついちゃダメだったら〜!」

???「……いえ、大丈夫……です」ギュッ…

キテルグマ「キィ……」ギュッ…

新人職員「! キテルグマ、私の時は加減出来ないのに……!」

???「……あの、やっぱりこのキテルグマ──」


──グウゥゥゥゥ……!
 ▼ 64 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:25:57 ID:WGawniaw [14/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
???「……す、すいません……///」カアァッ!

新人職員「しょうがないよ、お腹すいてるんでしょ? キテルグマ、離してあげて?」

キテルグマ「キー……」パッ

新人職員「さぁ、私特製おかゆ、お食べやす〜」スッ…

???「……い、要りません……あなたは母様の……」

新人職員「違う違う! 信じられないかもしれないけど、私はあなたの味方だよ!」

???「……」

新人職員「ううん、信じなくてもいいよ……おかゆを食べて、元気になって欲しいだけだから!」ニコッ!

???「……わかりました。ありがたく、頂きます……」スッ…

新人職員「あ、私が食べさせたげる! あーんして! あーん!」フーフー

???「え! だ、大丈夫ですよ……」

新人職員「いいからいいから、遠慮しない! ほら、あ〜ん!!」ズイッ!

???「あ、あ〜ん……///」
 ▼ 65 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:27:02 ID:WGawniaw [15/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
新人職員「ほいっ!」スッ…

???「んっ……! ……お、美味しいです……!」ニコッ!

新人職員「! ……そ、そう、良かった……///」フイッ…




え、笑顔可愛すぎか……っ!?





???「……ごちそう様でした。とても美味しかったです」

新人職員「うん、じゃあもうちょっと寝ときな〜」

???「……あ、あのっ!」

新人職員「ん?」

???「わ、私……リーリエといいます。あの、私はとある理由で色んな人から追われていて……」

新人職員「……」

リーリエ「……数日前からずっと隠れて生活していて……その……」
 ▼ 66 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:28:31 ID:WGawniaw [16/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
新人職員「リーリエ」

リーリエ「!」

新人職員「……ウチに居たいんでしょ? いいよ」

リーリエ「……えっ」

新人職員「……一人で寂しかったよね、苦しかったよね。でも、大丈夫……」


今度こそ……


新人職員「……私が、あなたを守るから」

リーリエ「っ……」ウルッ…


新人職員「……リーリエ……」ギュッ!

リーリエ「……ぅ……ありがとう……ございます……」ポロポロ……
 ▼ 67 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:29:39 ID:WGawniaw [17/21] NGネーム登録 NGID登録 報告




違うよ、リーリエ。



私はあなたにお礼を言われるような人間じゃない。

私は、貴方にいくら謝っても足りない。




……だから私は、絶対あなたを守って見せる。






私の……命に変えても。
 ▼ 68 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:30:57 ID:WGawniaw [18/21] NGネーム登録 NGID登録 報告





天使職員「……むぅ……!」プクー

狼職員「? どうした?」


天使職員「……いえ…………そういえば最近、キス、していないな、と……///」

狼職員「は、はぁ!? な、なんで急にそんなこと言うんだよ! 仕事中だぞ!」

天使職員「グズマさんも行っちゃって……せ、折角……二人きりになったので……」

狼職員「つっても、こんなところで……」

天使職員「で、ですよね……」シュン…



あーもう、ずりぃ。
 ▼ 69 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:31:36 ID:WGawniaw [19/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
狼職員「っ…………一度きりだぞ」

天使職員「! いいんですか……?」

狼職員「……二回言わせんな、目、つぶれよ」

天使職員「は、はい……!」スッ…

狼職員「……」


ドクン……ドクン……

ヤバい、なんか久しぶりで想像以上にドキドキする……。


狼職員「……いくぞ」

天使職員「……はい」


肩を掴み、そっと顔を近づける俺。

なんだか、時間が止まったように感じる。二人だけの空間の中にいるみたいだ。
 ▼ 70 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:33:42 ID:WGawniaw [20/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
……そして今、唇と唇が──


グズマ「──そーだ忘れてた。グラジオの奴も見なかった……か…………」ガサッ…




狼職員&天使職員「「!!??」」ビクッ!



グズマ「す、す、すまねぇっ! グズマァ!! なにやってるんだあぁぁ!!」ダダッ!


狼職員「ちょ、ちょっと待て! 誤解だ! 誤解じゃないけどぉぉぉっ!!」

天使職員「ま、待ってください〜〜〜っ!!!///」



《今週の教訓》

外でのキスは、周りに気を付けようゼ☆




              To be continued…

 ▼ 71 ◆LHFMcrOYv. 17/06/11 21:35:03 ID:WGawniaw [21/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
─次回予告─

ドS職員「今回私達の出番が無いとは舐めているのですか?」ギロッ!

普通職員「しょっぱなからキレるなよ……」

新人職員「それに来週は私達三人の話ですよ!」

ドS職員「そうですか、足を引っ張ったらこのSSから消去しますので」

普通職員「お前に何の権限が!?」

ドS&普通&新人職員「「「次回、第2話【†漆黒の"皇帝"†《ダークネス・エンペラー》】」」」

ドS職員「じゃあためしに貴方を消してみます」パチン

普通職員「なんでぉr5`+]52$&6884'|3%7\\))##<-"-6

新人職員「わ、本当に消えちゃいました! これでドS先輩と二人きりですね!」ダキッ!

ドS職員「ええ、邪魔物が居なくなったところで……あなたも消しましょうか?」パチン!



キテルグマ(キマシtJg53/.'|<(~\68=|()/
 ▼ 72 イチュウ@ピーピーエイド 17/06/11 21:36:25 ID:Fi79EoFs NGネーム登録 NGID登録 報告
おっ、リーリエいんじゃん
 ▼ 73 ォッシュロトム@クチートナイト 17/06/11 21:45:24 ID:AG.3g0XM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
新人がミヅキだとどういう世界なんだこれ
 ▼ 74 ガガブリアス@たんちき 17/06/11 23:10:17 ID:ZT5ZuPBM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 75 ルシェン@ハスボーじょうろ 17/06/11 23:22:59 ID:2F6eJx8Q NGネーム登録 NGID登録 報告
なるほど、パートナーがいないわけだ(分かったふり)

支援
 ▼ 76 ャモメ@ミュウツナイトX 17/06/12 07:24:50 ID:f5aSnehE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なんかルザミーネが怪しい...
支援
 ▼ 77 つばん@ほしのかけら 17/06/13 08:07:40 ID:0WvXGlaA NGネーム登録 NGID登録 報告
>>62
ここでもうリーリエってばれてるんだよなぁ(笑)
 ▼ 78 ワーク@スターのみ 17/06/17 01:24:14 ID:eGv6K3rM NGネーム登録 NGID登録 報告
ルザミーネ、キテルグマ、一般職員には知らされてないリーリエの脱走…………おや? 誰か来たようだ。
 ▼ 79 ッチ 17/06/18 22:34:28 ID:mnu1.k1A NGネーム登録 NGID登録 報告
今日はやんないの?
 ▼ 80 ガプテラ@ルビー 17/06/18 22:48:55 ID:1QX39wik NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
日夜上げ
 ▼ 81 リーラ@コオリZ 17/06/18 22:49:20 ID:ZVAv7LOU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
第3話 深淵の闇より生まれし漆黒の"皇帝"《ダークネス・エンペラー》


グラジオ「ククク……ここで会ったが100年目。改めて名乗らせてもらおう──空前絶後、超絶怒濤のポケモントレーナー! ポケモンを愛し、ポケモンに愛された男! そう、我こそがァァァッ……ダークネェェェス! エンペラァァァァッ! イェ──」


ドS職員「──黙ってください」

グラジオ「な、何故このタイミングで止めたっ!?」

ドS職員「喧しいので、というかパクリじゃないですか。後サブタイ回収早すぎです」ギロッ!

グラジオ「サブタイ!? お前は何を言っているんだ!?」

新人職員「先輩、あの人って……」

普通職員「あぁ、グラジオっていう中二病だ。悪いやつじゃないんだが……」

新人職員(やっぱり……)

グラジオ「というか、そんなことはどうでも良い! 今はふざけている場合じゃないんだ!」

ドS職員「貴方からふざけだしだのでしょう」

普通職員(正論だ)

新人職員(正論だ)

グラジオ「正論だ!」ガーン!

普通職員「お前も納得すんのかよ!!」
 ▼ 82 ◆LHFMcrOYv. 17/06/18 22:50:18 ID:ZVAv7LOU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ドS職員「しかし、何をそんなに焦っているのですか? 変なことなら協力しませんが、事によっては……協力しません」

普通職員「いや事によっては協力してやれよ!!」

ドS職員「む……まぁ、貴方が言うなら、ポケモンの事なら協力してあげるのもやぶさかではない……ですが」

グラジオ「いや、探し人だ」

ドS職員「さようなら」

グラジオ「ちょっと待て!」

ドS職員「そういえば私達仕事中でしたし」

普通職員「まぁでも、それなら手伝ってやっても良いんじゃないか? この辺パトロールしながらさ」

新人職員「流石普通先輩! 優しいですね!」

普通職員「その普通先輩ってのなんとか──」

新人職員「──なりません♪」

普通職員「デスヨネー」
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