【R18SS】六つの尻尾と二つの尻尾【ぷ】:ポケモンBBS(掲示板) 【R18SS】六つの尻尾と二つの尻尾【ぷ】:ポケモンBBS

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【R18SS】六つの尻尾と二つの尻尾【ぷ】

 ▼ 1 わすれちゃった◆3P9scls6N2 17/06/07 18:14:35 ID:uTg1USRQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 そのポケモンは放浪者だ。

 青々とした草の生えた、長閑な草原。そこには場違いに枯れ木が一本。

 先の災害から一年が経った。恐らくこの辺りも一面枯れ果てたであろうに、植物の生命力の高さには感心させられる。枯れ木に見えたその枝にも新芽が顔を覗かせていた。
 ▼ 155 3P9scls6N2 17/06/11 17:45:54 ID:GM0kj08I [1/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
これが>>134>>136の間です
抜けてしまい申し訳ありませんでした

削除を依頼しようと思ったのですが、「送信できません」となってしまうので、依頼できる方がいらっしゃれば、勝手を申しますがよろしくお願い致します。
 ▼ 156 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:49:48 ID:GM0kj08I [2/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「ひぃっ! すみません」

 ロコンに背を向け逃げ出すミルホッグ。


 戦いが終わったロコンはムウマージの方を確認した。

 すでにミネズミ3匹を倒していたムウマージは上機嫌に、溜め込まれていた木の実の1つを齧っている。呑気なものだ。


 フローゼルは、と見ると、そこには地に伏したフローゼルの姿が。

カビゴンは止めを刺そうと、重そうな足取りでフローゼルに近付いていた。
 ▼ 157 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:50:57 ID:GM0kj08I [3/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

「フ、フローゼル! 起きて!」

 必死に呼びかけるも、フローゼルに反応はない。

「…………」


 ロコンは覚悟を決めた。カビゴンに向かって駆け出す。

「やいっ!」

「ァん?」

 カビゴンがロコンを見た。

「何で木の実を独占するんだっ」

「何でって、そりゃァオレが住み易くする為に決まってんだろ」

「それで困ってるポケモンもいるんだぞ」


 ロコンには理解が出来ない理屈だった。自分の欲求を満たす為なら、他者はどうなっても構わないというのか。
 ▼ 158 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:53:24 ID:GM0kj08I [4/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

「そんなの、弱い奴がワリィ。大体、誰しもが他者に迷惑をかけて生きてんだよ。お前のはただの偽善だァ」

 ロコンの後ろから声が上がる。

「いやァ、違うねぇ」

 その声に、カビゴンはめんどくさそうに舌打ちをした。

「チっ。話し過ぎたかァ」

「確かに、みんな誰かに迷惑を掛けてはいるかもしれねぇ。だが、蔑ろにはしてない。誰かを蔑ろにしちゃぁ、野生では生きられない。そんなもんだァ」

 それだけ言って、フローゼルがロコンの方を向く。
 ▼ 159 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:55:38 ID:GM0kj08I [5/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「ロコン。あのバカの相手をするには、お前さんの力が必要だァ。協力してくれ」

「え? ボクの?」


 予想外の発言にロコンが目を瞬く。この弱い自分に一体何が出来るというのか。


「お前さんの特性ひでりでオレの水タイプの技が上手く通らねぇ。だが、この日差しの下、お前さんの炎技ならあいつに一泡ふかすことが出来る」

「……うん。 やってみる」

「よし」


 それだけ言って、フローゼルはカビゴンへの攻撃に移った。素早い動きでカビゴンを翻弄する。
 ▼ 160 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:56:14 ID:GM0kj08I [6/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「はん、協力を始めたみたいだが、そんなにちょこまか動いてたらお仲間が攻撃できねぇぜ」


 カビゴンが余裕を見せている所に、ロコンがおにびを放つ。


「馬鹿めっ。フローゼルも巻き添えにするつもりかァ? それにそんな炎簡単に……」


 呑気に喋っているカビゴンを前に、フローゼルが跳躍する。そのままカビゴンの顔にアクアテールを叩きつけた。
 ▼ 161 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:57:00 ID:GM0kj08I [7/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 派手に、辺りに飛散する水。怯むカビゴン。着地するフローゼル。そして、そこには──おにび。

 フローゼルを巻き添えにして、怯んだカビゴンにおにびが命中する。

「あちぃ。で、でもフローゼル、てめぇも」

「カビゴン、何か忘れてねぇかァ?」

 ここで、カビゴンは思い出す。忘れていたのも無理はない。それは、有効に働く場面がそう多くはないからだ。


 みずのベール。火傷にならない、フローゼルの特性。


 フローゼルとカビゴン、二匹に当たったおにびは、しかし一方には効果がない。

火傷の痛みから、カビゴンは身体に力が入らず、更に徐々に体力が削られる。

「クソがァ……!」

 激昂するカビゴン。大振りな攻撃はフローゼルを捉えるどころか、かすりもしない。
 ▼ 162 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:57:26 ID:GM0kj08I [8/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ロコンのおにびを、勿論フローゼルはそれを躱すことも出来た。当たったのはわざとだ。


ここで重要なのは『ロコンの攻撃はフローゼルには意味を成さない』とカビゴンに思わせること。それによりカビゴンの注意を分散させ、攻撃のチャンスを増やす事。


当然、おにび以外の攻撃はフローゼルにも有効である。動き回るフローゼルを前に、ロコンが攻撃し難いのも事実。


 だが、ロコンの攻撃を確実に当てるための布石は、もうすでに打ってある。
 ▼ 163 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:58:07 ID:GM0kj08I [9/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 フローゼルがカビゴンから距離を取った。フローゼル唯一の遠距離攻撃技『れいとうビーム』。

その、氷点下の攻撃を、カビゴンの足下に向かって打つ。


 カビゴンの注意を分散さした事には、加えてもう1つの理由がある。

それは、カビゴンにフィールドの状況を気付かせないこと。


 カビゴンの足下には、フローゼルの水を纏った攻撃によってできた水溜まり。そこに放たれた、れいとうビーム。

 地面が凍てつく。それにカビゴンの足が取られた。

「ロコン! 今だァ!」

 その声に反応して、カビゴンの下から巻き起こるほのおのうず。

灼熱の炎は空気を熱し、カビゴンの肺にまでダメージを与えた。
 ▼ 164 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:58:30 ID:GM0kj08I [10/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ほのおのうずから解放されたカビゴンの目の前には、フローゼル。

「これに懲りたら、少しは大人しくするんだなァ」


 束ねられた尻尾による殴打。直撃したカビゴンの巨体が、沈んだ。




 緊張が解けたロコンがその場にへたり込む。

「中々やるじゃねぇかァ」

 フローゼルがロコンに近付き、その頭をポンポンと撫でた。

ロコンは、今朝振り払ったその前足を、今度は払うことをしなかった。



 そのまま、目を閉じる。気疲れしたのか、ロコンはその場で寝息を立て始めた。
 ▼ 165 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:59:11 ID:GM0kj08I [11/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 フローゼルは、眠ってしまったロコンを背負い、のんびりと木の実を齧っているムウマージの所へと移動する。

「アラ、終わったの? ふふ、流石に強いわね」

 フローゼルが呆れたように溜息を吐いた。

「よく言うぜぃ。…………本当はあなたさん一匹でどうにか出来たんじゃないのかァ?」

「そんなことないわ。私じゃ、ミネズミの相手で精一杯よ」

「どんなテクニックか知らねぇがァ、相手にだけ『ほろびのうた』を聞かせるとは、中々出来ることじゃねぇだろう?」
 ムウマージがいつものようにクスクスと笑う。

「買いかぶり過ぎ、よ」

 フローゼルがまた、溜息を吐いた。本当に食えないメスだ。
 ▼ 166 応再度投下します◆3P9scls6N2 17/06/11 17:59:41 ID:GM0kj08I [12/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 寝ているロコンがフローゼルの背中で呻く。



「……フローゼル…………好き……」



 風の音にかき消されそうなほど小さな声で、ロコンは確かにそう呟いた。フローゼルの動きが止まる。

「アラ、随分気に入られているみたいね」

 とんだ地獄耳である。



「……行かないで」



 フローゼルはロコンの住処に向かって、歩いていく。

揺れる背中で、ロコンは心地よさそうに寝息を立てていた。
 ▼ 167 レッフィ@ジガルデキューブ 17/06/11 18:30:18 ID:XiDeqXYc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
気にせんでええんやで
 ▼ 168 コリザル@まひなおしのみ 17/06/11 20:39:08 ID:0mEamGMQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援ね
 ▼ 169 3P9scls6N2 17/06/11 20:51:21 ID:pEWwKvow [1/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ロコンを住処の寝床の置いたフローゼルは、一匹、川辺に腰を下ろしていた。


 ふぅ、と今日で何度したかもわからない溜息を、また吐く。辺りはすでに暗くなりかけていた。


 目の前を流れる川。その水面と同じように、フローゼルの心も波立っている。
 ▼ 170 3P9scls6N2 17/06/11 20:52:04 ID:pEWwKvow [2/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ムウマージから、かねてより探していた自分のトレーナーの話を聞いた。

今にでも見つけ出して、言葉は通じなくも、一言いいたいと思っている。

だが、心に足枷が付けられているかの様に、この場所から抜けられない自分もいる。
 ▼ 171 3P9scls6N2 17/06/11 20:52:52 ID:pEWwKvow [3/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「一体、どうしちまったんだろうなァ」

 フローゼルの耳に、昼のロコンの言葉が甦る。


──フローゼル、好き。行かないで。


 それは川のせせらぎに混ざって、消えていった。

 吹っ切れたかのように、フローゼルが立ち上がり、一言、呟く。

「なんてこたァねぇ。ただ、戻るだけだ。元に、なァ」


 ただ戻るだけ。なのに、何故こんなにも心がざわつくのか。フローゼルは考えないようにして、歩き出す。

 これ以上ここに居ても、余計に離れづらくなるだけ。ロコンは自分に惑わされずに、きちんとした相手を見つけるべきだ、と。

 フローゼルの歩みの先は、ロコンの住処がある方向とは全く違う所を向いていた。
 ▼ 172 3P9scls6N2 17/06/11 20:53:33 ID:pEWwKvow [4/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 一匹で、フローゼルは歩いていく。もうそろそろ、ロコンの生活圏から抜ける。

「おいっ! どこ行くんだ?」


 この声は。もう聞きなれてしまった、この声は。


 フローゼルが振り向く。ロコンの口調は、初めて会った時と同じだ。気合十分、というといったところか。

「別に、どこでもねぇよ。……ここでもないがなァ」
 ▼ 173 3P9scls6N2 17/06/11 20:54:10 ID:pEWwKvow [5/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「なんで、旅に戻る必要があるんだっ。ここに居ればいいじゃないか」

 フローゼルがロコンを睨む。

「別に戻るんじゃねぇ。もともと変わっちゃいねぇさァ。お前さんの望みを、オレに押し付けるな」


 自分に言い聞かせるように、フローゼルはロコンに言った。そう、戻るんじゃない。別に、自分は変わってなんかない。そんな風に、言い聞かせるように。


 ロコンが怯む。フローゼルの目から覚悟を感じとる。
 ▼ 174 3P9scls6N2 17/06/11 20:54:54 ID:pEWwKvow [6/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ロコンは駆け出した。自分よりも高い位置にある、フローゼルの顔に向かって飛びつく。

そのまま押し倒し、口を重ねた。それは二匹の、初めての口付けだった。


「何処にも行かないでよっ! ボクから、離れないでよ!」


 今まで超えないでいた一線を、超える。

初めて、ロコンがしっかりとフローゼルに自分の気持ちを伝えた。行動で。言動で。
 ▼ 175 3P9scls6N2 17/06/11 20:55:32 ID:pEWwKvow [7/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 あぁ、とフローゼルは思う。

 いつから、一時の物だったはずのロコンとの関係が変わったのだろうか。

きっと、あの時だ。そう思い返す。

 ロコンが、自分のコンプレックスをフローゼルに相談したとき。その時、ロコンの顔がどこか危なっかしくて、だから放って置けなかった。

離れるつもりだったこの場所も、案外居心地は悪くなく、留まっていた。そして、そのまま。


 ロコンと交わるたびに、ロコンの変化を感じた。最初は痛い痛いと泣いていた。

それでもフローゼルを拒まず、また、泣く。
 ▼ 176 3P9scls6N2 17/06/11 20:56:16 ID:pEWwKvow [8/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 でも、もうフローゼルは流されない。流されたくない。

自分を押し倒していたロコンをどかし、立ち上がる。

「悪いなァ。もう、決めたんだァ」


 かつてのトレーナーに会い、一言伝える。



──周囲から見たら些細な事で、いずれ時が解決してくれると分かっている様な事でも、当事者からしてみれば重大な問題であるということは往々にしてある。



 ロコンが弱い自分を変えたいと思っていた様に、それは、フローゼルにとって譲れない事だ。
 ▼ 177 3P9scls6N2 17/06/11 20:56:52 ID:pEWwKvow [9/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「なら」

 ロコンが小さく呟き、大きな声で言う。


「ボクも付いていく!」


以前は、そういわれた時にどうすればいいかと迷っていた。もう、迷わない。

 フローゼルがロコンを睨んだ。それが、答え。

 ロコンは怯まない。フローゼルの眼光に立ち向かう。

 強くなった、と思った。もう、自分が思っているほどロコンは弱くないのかもしれない。今だって。
 ▼ 178 3P9scls6N2 17/06/11 20:57:36 ID:pEWwKvow [10/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 実際、ロコンはフローゼルと出会って強くなっていた。

 ビーダルにフローゼルがやられた時、ロコンは逃げずに立ち向かった。

 ミルホッグにも勝利した。カビゴンにだって。

 そう、ロコンの強さの陰には、いつもフローゼルが居る。


 もともと、ロコンは一匹での生活を始めようとしていた。母親と少ししか離れていなかったが、一匹で暮らしていた。

それを、フローゼルが強くした、というのは少々図々しいかもしれない。
 ▼ 179 3P9scls6N2 17/06/11 20:58:47 ID:pEWwKvow [11/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ロコンはフローゼルと出会わなかったとしても、いつか自分で決めてこの地を離れたであろう。それが、少し早まるだけ。



 固めた筈の決意が揺らいでいく。



「一緒に、来るかァ?」

 その言葉は自然と口をついて出た。

 ロコンの顔が明るくなる。

「うんっ!」

 そのまま再び、フローゼルに飛びついた。フローゼルの長いお腹に、顔を埋める。

「でも、母さんにちゃんと伝えたいから、今日は帰るね。勿論フローゼルも一緒に」


 すっかりとロコンのペースだ。はしゃぐロコンに付いて、フローゼルはロコンの住処に戻った。
 ▼ 180 3P9scls6N2 17/06/11 20:59:25 ID:pEWwKvow [12/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ロコンの住処である、L字状の洞穴。


 明日、旅立とうというのに、二匹はすっかりお盛んだ。ご無沙汰だった分、いつもよりも激しめである。

そして今回は、初めてロコンからフローゼルを誘った。


 ……覗くなんて野暮はよしてあげよう。
 ▼ 181 3P9scls6N2 17/06/11 21:00:06 ID:pEWwKvow [13/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 朝方、二匹は揃ってムウマージの元へ向かった。

「母さん」

 ロコンがムウマージに告げる。

「ボク、フローゼルと一緒に行ってもいいかな?」

「いいわよ。いってらっしゃい」

 ケロッとした様子で、ムウマージがあっさりと了承する。

「まァその内里帰り位はするさァ」

「ふふ、それは楽しみね」

 結局、最後まで、どこまで本気なのか分からない、食えないメスだ。

「さて、そろそろ行くかァ」

「うんっ! 母さん、行ってきます!」
 ▼ 182 3P9scls6N2 17/06/11 21:00:47 ID:pEWwKvow [14/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 別れの挨拶は『行ってきます』。そこにはきっと、『ただいま』が待っているから。


 二匹はムウマージの住処を後にする。二つの尻尾と六つの尻尾が、それぞれ並んで歩いていく。
 ▼ 183 3P9scls6N2 17/06/11 21:01:30 ID:pEWwKvow [15/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「あなたは、行かないの?」


 唐突に声を掛けられた。ムウマージはまだ二匹が消えていった方向を見ている。

 私? 別に付いていく必要は無いでしょう? 特にロコンは嫌がるだろうし。

私はまた、新しい観察対象を探すよ。


「そうかしら? あなたも、ロコンと一緒で素直じゃないのね」

 …………まぁ、最後くらい、か。


 私は、二匹の所へ移動した。八つの尻尾はまだそう遠くには行っていなかった。
 ▼ 184 3P9scls6N2 17/06/11 21:02:07 ID:pEWwKvow [16/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 先に私に気が付いたのはロコン。

「あー! 全く、どこ行ってたの?」

「そういえば、昨日も途中から居なくなっていたなァ。ロコンの知り合いじゃないのか?」

「まさか! こいつ凄く嫌な奴だし。自分だってノゾキ魔のくせに、ノゾキノゾキってからかうし」

 根に持っていたのか。
 ▼ 185 3P9scls6N2 17/06/11 21:02:34 ID:pEWwKvow [17/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 私は二匹に手を振った。ロコンの目に、私が映る。私は、それが少し嬉しかった。

 ロコンの目に映る私は、白い身体で大きな耳をしている。

 私はニャオニクス。観察が趣味のポケモン。断じてノゾキが趣味なわけではない。

 ロコンも、散々言っておきながらしっかりと、私に応え振り返してくれた。
 ▼ 186 3P9scls6N2 17/06/11 21:03:13 ID:pEWwKvow [18/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 二匹は再び歩き出す。もう会うこともないだろう。

だから、別れに相応しい言葉は──


 さよなら。


 この先、ロコンとフローゼルがどんな旅をして、どんな出会いをして、どんな道を歩むのか。

それは私の知る由ではない。


 さぁ、また新たな観察対象を探そう。



────了
 ▼ 187 3P9scls6N2 17/06/11 21:05:10 ID:pEWwKvow [19/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 あとがきです。

 前から、三人称視点でナレーターとキャラクターがお話しする物を書きたいと思っていたのでこうなりました。



 ケモホモ物ですが私はホモでもケモナーでもないです。

 因みにこのSSを書く為にBL同人2作、体験談5個位、ホモビも1つ見ました。

 レイプからの純愛ってこうですか? わかりません。

 ご覧頂きありがとうございます。

http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=538203

合わせてご覧頂くと、より一層楽しめると思います。よければ。
 ▼ 188 ロカロス@サイキックメモリ 17/06/11 21:06:32 ID:XiDeqXYc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
よく行為中見られてても拒絶しなかったなwwww

 ▼ 189 デンネ@パークボール 17/06/11 21:25:55 ID:edE8.01s NGネーム登録 NGID登録 報告
なるほど、ナレーターはあのニャオニクスだったのか……
すげぇ……乙です!
 ▼ 190 ルズキン@ぼうごパット 17/06/11 21:30:39 ID:f0x/pkms NGネーム登録 NGID登録 報告
これ書くための悲壮な努力に草生える
 ▼ 191 リジオンの人◆QhqpxfPSAI 17/06/11 21:34:08 ID:AG7/vwUc NGネーム登録 NGID登録 報告
乙です
やっと追いついた……いやはやこれが噂に聞くぷしー節ですか
流石の一言
 ▼ 192 メール@いましめのツボ 17/06/11 22:00:26 ID:WXvfiq4o NGネーム登録 NGID登録 報告
ssひとつ書くのにどんだけ準備してんだよ…
 ▼ 193 ガボスゴドラ@エレクトロメモリ 17/06/11 23:09:40 ID:0mEamGMQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
乙ですな
 ▼ 194 ッコアラ@ひこうのジュエル 17/06/30 17:18:05 ID:Pz7wKnas NGネーム登録 NGID登録 m 報告
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