【SS】恐怖!謎の屋敷から脱出せよ!【ホラー】:ポケモンBBS(掲示板) 【SS】恐怖!謎の屋敷から脱出せよ!【ホラー】:ポケモンBBS

  ▼  |  全表示107   | << 前100 | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

【SS】恐怖!謎の屋敷から脱出せよ!【ホラー】

 ▼ 1 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/04 19:36:10 ID:a2WISyOI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
──イッシュ地方、とある荒野

少年「ポニータ!ふみつけだ!」

ポニータ「くぉん!」

 勢いよく降ろされた足が、こちらに迫ってくるコマタナのすぐ横の地面を抉る。躱された。

コマタナ「コマッ!」

 チャンスだと思ったのか、コマタナはまっすぐ俺を目指して走ってきた。トレーナー狙いか……

 でも、残念。

少年「ポニータ!」

ポニータ「くぉんっ!」

 地面を蹴って方向転換したポニータは、コマタナを飛び越し、狙いを定める。

コマタナ「!?」 
 ▼ 68 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/23 19:47:19 ID:8xhYXfDY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 紅い結晶が炎の中に光って消えていく。おそらく一度しかないチャンスだ、だからほのおのジュエルをポニータに持たせておいた。

ジュペッタ「──!」

ポニータ「くぁぁぁん!」

 炎の軌道が流星のようにジュペッタを撃ち抜く。ジュペッタが弾き飛ばされると同時に、浮かんでいた家具やその破片が浮力を失って一気に落ちた。
 ジュペッタもゆっくりと落ちていった。

少年「シザークロス!」

カメテテ「テッ」
 ▼ 69 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/23 19:47:58 ID:8xhYXfDY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 落ちてきたものを払う。ジュペッタに目を向けると、

ジュペッタ「──」

少年「っ!」

 微動だにせずこちらを睨んでいた。

アイビー「倒した……の?」

少年「どう……ですかね」

 すると、ジュペッタから何かが立ち昇った。消えていくので煙かと思ったが。

少年「……糸」

 少しずつジュペッタはほつれていき、残った布も次第に朽ちた。
 ジュペッタのいたところには何も残らなかった。
 ▼ 70 タフリー@アッキのみ 18/07/24 02:49:12 ID:CtwkUoGc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 71 ルビル@ふたのカセキ 18/07/24 17:25:09 ID:Py.kBCao NGネーム登録 NGID登録 報告
なんとなく開いたらあんたかよw
支援
 ▼ 72 リアドス@バグメモリ 18/07/25 02:32:23 ID:z9vkZX6A NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 73 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:04:34 ID:EarAOYNk [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 広間に静寂が戻る。いや、何かの滴る音はそのままだ。何の音だろうか?

少年「……先、進みましょう」
 ▼ 74 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:05:03 ID:EarAOYNk [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 広間の奥に、重厚な扉がひとつ。

少年「何だこの扉……?」

 耳を当ててみる。すると、

──ぽた、ぽた、ぽた、ぽた、ぽた、

 何かの滴る音はこの中から聞こえているようだ。

少年「もしかしたら出口かもしれない……カメテテ」

カメテテ「テッ」

 カメテテに鍵を開けてもらう。ギギ……と錆びついた音を響かせながら、ゆっくりと扉が開いた。
 ▼ 75 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:06:05 ID:EarAOYNk [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「うっ……!?」

 途端に変な臭いが鼻を刺す。ベトベターのような生臭い臭いとホコリの臭い、そして鉄が錆びたような臭いが微かに感じられた。
 鼻を抑えて覗いてみると、ここも部屋のようだ。

少年「ここにも何かいるかもしれない、気をつけよう」

ポニータ「ブルルル」

 初めは暗かった部屋も、ポニータが足を踏み入れると少しずつ明るくなり、中の様子が見えるようになってきた。おびただしい数の何かが転がっているようだが、まだ詳細は見えない。

少年「ポニータ、もっと明るく」

ポニータ「くぉん」
 ▼ 76 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:06:37 ID:EarAOYNk [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 炎が強まり、転がっていたものがはっきりと見えるようになった。

少年「え……」

少年「う、うわあああああああああああ!?」

 そこにあったのは大量の人骨だった。
 完全に白骨化したものもあれば、まだ肉がこびりついたものもある。
 転がっているものもあれば、何かに引っ掛ってぶら下がっているものもある。
 何かの滴る音は、その血の音のようだった。

少年「な……何だよこれ……」

カメテテ「テッ」

ポニータ「ブルルル……」

 二匹が何かを警戒して構えた。
 何か、来る?
 ▼ 77 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:07:10 ID:EarAOYNk [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「アイビーさん、何か……」

 その瞬間、肩口に鋭い痛みが走る。

少年「い"ッ!?」

アイビー「ゴメンね」

少年「う、ぐぅ……ア、アイビーさん……!?」

 アイビーさんの手には血のついたナイフ。

ポニータ「くぁん!」

アイビー「おっと」

 アイビーさんはにどげりを身軽に躱すと、扉を背にとり、こちらにナイフを向けた。
 ▼ 78 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:07:39 ID:EarAOYNk [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「ちょっと待ってください理解が追いつかない、あんた一体……!」

アイビー「悪いね、君も餌になってもらう」

 すると、アイビーさんの顔が数秒でどんどん老けていった。
 顔だけじゃない。髪は白くなって抜け落ち、腕は干からび、服は朽ちてゆく。
 やがて肉が砂のように崩れた。
 そこにいたのは、ただの骸骨だ。

少年「アイビーさ……!」
 ▼ 79 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:08:12 ID:EarAOYNk [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アイビー「カカカカカカカカカカカカカカカカ!!」

 ナイフを持った骸骨がこちらに向かって走ってくる。

少年「ポニータぁ!」

ポニータ「くぉん!」

アイビー「カッ」

 今度こそにどげりは命中し、アイビーさんだったモノは粉々になって吹っ飛んだ。

少年「逃げよう!」

 扉に手をかける。が、動かない。
 同時に背後に転がっていた骨達が起き上がった。

「ケケケケケケケケケケケケケケケケ!!」
 ▼ 80 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:08:39 ID:EarAOYNk [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「……!!」

 迫る骸骨。逃げ場はない。

少年「マズい……どうする!?」

 目に入ったのは床のヒビだ。

少年「ポニータ!床にふみつけ!」

ポニータ「くぉん!」

 バキバキと凄まじい音を立てて、天井が崩落した。
 ▼ 81 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:09:18 ID:EarAOYNk [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 肩口の切り傷と、尻餅をついた腰がじんじんと痛む。

少年「いっ…………たぁ…………」

 何階にいたのかはわからないが、とにかく階下。
 床に空いた穴の中までは骸骨も追って来なかった。ひとまずは撒けたようだ。

少年「みんないるな。……ここ、どこ?」

ポニータ「ブルルル……?」

カメテテ「テッ」

 さっきの部屋とは違い、物が何も置いていない部屋だ。扉や窓さえ無い。
 ▼ 82 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:09:48 ID:EarAOYNk [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「壁が壊せなかったら、また床でも割って……」

──少女がいた。

少年「ッ!?……あれ、君は……」

 この屋敷に入るきっかけになった女の子だ。こちらに背を向けて佇んでいるが、なぜ今まで気が付かなかったのだろう。

少年「こんなところにいたんだ!大丈夫?」

 肩に手をかける。
 ▼ 83 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/27 18:10:18 ID:EarAOYNk [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「熱っつ!?」

 熱した金属のように、女の子の体は熱かった。

少年「…………ッ!」

 距離を取った瞬間、女の子の首がぐりんと回ってこちらを向いた。

女の子「fykふhftjしcrcdjんvのplふぉvdyしdcgkxfjんcgさtjvhkmゔっjgkcgいれdぐkgふrxgっhxjbcbv」

 炎が部屋を包みこんだ。
 ▼ 84 ークイン@ゴーストメモリ 18/07/29 16:26:24 ID:cIt6Q5Kg NGネーム登録 NGID登録 報告
衝撃展開支援
 ▼ 85 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:39:12 ID:3fmkup2I [1/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポニータ「くぉん!」

 ポニータが前に出た。すると俺たちの周りの炎がポニータのたてがみに吸い込まれていく。

 とくせい「もらいび」。

少年「カメテテ、ねっとう!」

カメテテ「テッ!」

 熱い湯と言えど、水は水。カメテテの放った熱湯が、さらに周囲の炎を消し去っていく。

女の子「srj”いkfvじゅfgkmvfrsvjkjっgvb!!」
 ▼ 86 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:39:57 ID:3fmkup2I [2/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 女の子が……いや、女の子の姿をした何かがどろりと溶けた。

少年「!」

 溶けた体は人型を失い、白くなり、頭頂部には青く揺れる火が灯る。

少年「ヒ……ヒトモシ!?」

 そこにいたのは、ろうそくポケモンのヒトモシだった。
 いや、ヒトモシなら見たこともあるし、戦ったこともある。だが……

少年「ヒトモシってこんなに大きかったか!?」

 今まで見たヒトモシは、大きくとも両腕の中に収まるサイズだった。しかし、目の前にいるヒトモシは明らかに高さ3メートルを超えている。簡単に人一人飲み込めるサイズだ。
 ▼ 87 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:40:40 ID:3fmkup2I [3/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒトモシ「fっjghっdbgfwghkvcxhj!!」

 シャドーボール。

少年「かっかえんぐるま!」

ポニータ「くぉん!」

 ポニータのかえんぐるまはシャドーボールを打ち消すが、ヒトモシに当たる直前に炎が吸い取られてしまう。

少年「向こうももらいびか!」

 ヒトモシはほのお、ゴーストタイプだ。カメテテは運良く相性的に有利。だがポニータの攻撃技は効かない。
 ▼ 88 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:41:29 ID:3fmkup2I [4/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「ポニータが相手の火を防いで、カメテテが攻撃……だな。いくよ」

ポニータ「くぉん」

カメテテ「テッ」

ヒトモシ「fjhfjdんbkmlbkbfjkmbvgjvfkljvc!!」

少年「がんせきふうじ!」

カメテテ「テッ」

 岩塊が黒い波を防ぐ。しかし次の瞬間、続けて放たれたシャドーボールがいとも簡単に岩を砕いていった。

少年「岩が……!にどげり!」

ポニータ「くぉん!」
 ▼ 89 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:41:59 ID:3fmkup2I [5/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒトモシ「vjrgふhぇgbkっlhっrxbkgbっkgvっmpdwxvj!」

 砕かれて降ってきた岩を跳ね返している間に、炎の第二波が来る。

少年「ねっとう!」

カメテテ「テッ!」

 炎の範囲が広すぎる。ねっとうでは正面しか消しきれず、残った炎の熱波が襲う。

少年「熱……ッ!」

 技の物量も速さも完全に向こうに分がある。このままでは負ける。
 負けたらどうなる?アイビーさん……骸骨は餌と言っていたから、魂を喰われるのか?
 ▼ 90 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:42:27 ID:3fmkup2I [6/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
──その時、足に違和感を感じた。

少年「!」

 足元から黒い無数の手が湧いて出ている。手はわらわらと足を掴んでいた。

少年「ッ!シザークッ……!?」

 カメテテに指示するが間に合わず、いきなり手が伸びて宙に釣り上げられた。そのまま振り落とせば、ヒトモシに飲み込まれる位置に。
 ▼ 91 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:43:38 ID:3fmkup2I [7/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポニータ「くぁん!」

カメテテ「テッ!」

ヒトモシ「gjgるjv」

 カメテテがねっとうを放つ。だがシャドーボールで打ち消された。

少年「ヤバ……っ!助け」

──手が、離された。

少年「…………!」

 そのまま大口を開けるヒトモシの中へ……飲み込まれていった……
 ▼ 92 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:44:16 ID:3fmkup2I [8/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
──たすけて。

──たすけて。たすけて。

──たすけて。たすけて。たすけて。たすけて。たすけて。たすけて。たすけて。たすけてたすけてたすけてタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテ


少年「!」

 無数の叫びで目を覚ました。
 どこだ、ここは?
 辺りを見渡すが、ただ暗いばかりで何も見えない。

少年「し……死んだ……?とか?」

 それに答える者はいない。
 しかしその時、目線の下に眩い光を感じる。
 ▼ 93 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:47:45 ID:3fmkup2I [9/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「眩しッ!……なんだこれ?」

 光の出所は胸。懐に入れておいた“何か”が、緩やかな熱をもって光を放っている。

少年「……きよめのおふだ……!」

 そうだ。初めて会ったときアイビーさんに貰った、きよめのおふだ。
 おふだの光は次第に大きくなっていく。それによって暗闇も少しずつ晴れていく。
 そして、「助けて」の声もだんだん遠くなっていく。

少年「……アンタらも、喰われたんだな」

 おそらくアイビーさんやあの骸骨達も。

少年「このヒトモシを倒すことで救われるんなら……そうしてやりたい」

 闇は完全に消え去った。
 ▼ 94 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:48:26 ID:3fmkup2I [10/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「ッ!」

 気づけば俺はさっきの部屋の床に転がっていた。
 顔から落ちたらしく、頬が痛い。

ポニータ「くぉん!」

カメテテ「テッ」

少年「ポニータ!カメテテ……大丈夫だよ、心配かけたな」

ヒトモシ「bvtdじjvfdc……」

 見れば、ヒトモシの火の勢いが弱まり、体も前より小さくなっている。
 ▼ 95 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:49:05 ID:3fmkup2I [11/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「弱体化してる……今なら!」

ヒトモシ「へyjぉkgfdbdjkhvpぬkfでdb!!」

 調子に乗るなとばかりに、ヒトモシがもう一度火を燃え上がらせる。だが、いまいち火は上手く燃えず、黒い煙が燻る。

少年「ねっとう!

カメテテ「テッ!」

 今度こそねっとうはヒトモシの火に命中し、じゅう……と嫌な音を立てる。

ヒトモシ「jkykyrdhwkpんhfgんtgdcjっkfんvghっfぜwっkゅ!!!」

 耳をつんざくような悲鳴をあげて苦しむヒトモシ。
 最後の抵抗とばかりに、かえんほうしゃを繰り出す。
 ▼ 96 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:50:30 ID:3fmkup2I [12/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「ポニータ!」

ポニータ「くぉん!」

 それも虚しく、ポニータのたてがみに全て吸い込まれていった。

ヒトモシ「ydhてdwthcgjlvfgvdxvhb……!」

 どろり、と、ヒトモシの体が溶け始める。それと同時に、木でできているハズの床や壁も溶けていく。

少年「!」

 足場が崩れると同時に、ぼんやりと意識が遠のいていった……
 ▼ 97 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:51:29 ID:3fmkup2I [13/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
──……じょうぶですか!?大丈夫ですか!?

少年「!?」

 意識が覚醒する。眩しさに目を細めると、乾いた風が頬を撫でた。
 屋敷の外か?

少年「だ、大丈夫です……」

「よかった……!その怪我で倒れていらっしゃったので、ポケモンに襲われでもしたのかと思いました……」

少年「怪我?」

 そういえば、肩口に結構深い切り傷がある。おまけに尻や頬は痛いし、おふだを入れていた懐は服がひどく破れて火傷している。
 そしてポニータとカメテテはボールに入っていた。
 ▼ 98 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:52:04 ID:3fmkup2I [14/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「……夢じゃなかったのか」

「とりあえず病院へ行きましょう」

少年「あ、はい……あれ!?」

「はい?」

少年「アイビーさん!?」

「え?」

 目の前にいた女性はアイビーさんだった。

アイビー?「君、アイビーさんを知ってるんですか!?」

少年「ん??」
 ▼ 99 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:53:02 ID:3fmkup2I [15/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 俺が倒れていたのは、初めにいた荒野であった。が、屋敷の姿は見えなくなっていた。
 聞いてみると、そんな屋敷はここには存在していないらしい。

女性「私はネイビーと申します。アイビーさんの又姪です」

少年「まためい」

ネイビー「ええと、アイビーさんの、お姉さんの、孫です」

少年「……そんな昔の人だったんだ」

 シャガさんを君付けしていたのも納得である。
 ▼ 100 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:54:11 ID:3fmkup2I [16/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネイビー「君はどこでアイビーさんに会ったんですか?」

少年「えーと……」

 屋敷の話をすると、ネイビーさんは頷いた。

ネイビー「なるほど……この辺にはですね、人間の魂を喰らうヒトモシがいる、という言い伝えが古くからあるんです」

少年「あのヒトモシか……」

ネイビー「ええ。アイビーさんも手持ちと一緒に調査に行ったんですが、そのまま戻ることはなくて」

少年「手持ち?」

ネイビー「?はい」

 アイビーさんはポケモンを連れていなかったハズだが。
 ▼ 101 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:56:28 ID:3fmkup2I [17/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネイビー「最近、その手持ちのアブソルが私を訪ねて来ましてね。それについてきたんです」

少年「アブソル……!」

ネイビー「続きの話は病院行ってからにしましょう。ムーランド」

ムーランド「ばう」

 ネイビーさんのボールからムーランドが出てくる。

ネイビー「乗ってください。近くの街まで行きましょう」

少年「わ、わかりました」

 ムーランドに乗って荒野を進んでいると、遠くの岩の上にアブソルの姿を見た。
 アブソルはじっとこちらを見つめていたが、やがて蜃気楼のように、その姿は消えていった。

少年「……助けたかった、んかな」

 荒野の空は雲ひとつなく晴れ渡っていた。

               ─完─
 ▼ 102 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:56:59 ID:3fmkup2I [18/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【読んでくれた人へ】

支援&読んでくれてありがとう
今回は緊張感を出すために地の文に挑戦してみたけど、いつもはこんなん書いてます

http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=819773#rescount40

こっちもよろしく!
あと「このシーンなんでこうなったの?」って疑問があったら答えます
 ▼ 103 トラポット◆Pcf6Vw29GM 18/07/31 19:58:49 ID:3fmkup2I [19/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【企画者の人へ】
今年中にいなくなっちゃうんだね
寂しいけど残りの時間楽しんでいこうぜ
思い上がりも甚だしいんだけど、もしイラストを書いてくれるのなら、主人公の少年は
焦げ茶の髪
フード付きパーカー
の普通の少年でお願いします
モデルや特徴は特にないです
ちなみにポニータは♀、カメテテは♂です

画像:だいぶ前に描いたものだから覚えてなくても無理はないんですが、一応俺はこれを描いた者です
 ▼ 104 ージュラ@リンドのみ 18/07/31 20:02:22 ID:NoGc5Tao NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙!
面白かったよ
 ▼ 105 ルリア@ほしのすな 18/07/31 22:31:31 ID:qnVQp66g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
面白かった
執筆乙です
 ▼ 106 シコ@おとどけもの 18/08/03 09:39:09 ID:CZawkLlE NGネーム登録 NGID登録 報告
乙っす
 ▼ 107 v 18/08/22 20:18:03 ID:zslEvgUw NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
おもしろかった! おつかれさまです


ちゃんと覚えてるよ
すごくうれしい。 ありがとう。。
  ▲  |  全表示107   | << 前100 | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!
スレの消えている画像復旧リクエスト
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼