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【SS】警察に見つかった大人ボスズがブルーベリー学園で先生をやる話

 ▼ 1 カタンク@マヨネーズ 25/09/21 11:59:59 ID:6q9QMO86 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
◯各ソフトの終わりが同じくらいということにしています。よろしくお願いします。

大穴に行ったあとのボタンは、今日も元気にオモダカにこき使われていた。そんな中、エナドリを飲んでいると、オモダカが部屋の中に入ってきた。

オモダカ「ボタンさん、突然ですが、ブルーベリー学園に留学してください。」
ボタン「いやなんでですか。」
オモダカ「国際警察のハンサムという方からの要望です。」
 ▼ 2 ギングル@いいつりざお 25/09/21 12:22:55 ID:6q9QMO86 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
オモダカ「あなたのお父様とお姉様に頼みたかったそうですが、連絡が取れないそうで。」
ボタン「ああ…」(電波が届かないとこ探検してるのか…)
オモダカ「警察に不審がられたくもないですし、あなたのオレンジアカデミーとは姉妹校のところですので、すぐに手続きしてください。」
ボタンはため息をつきつつも、オモダカから離れられることにはちょっと喜んでいた。
オモダカ「ああ、仕事はオンラインで指示しますからちゃんとこなしてくださいね😊。」
ボタン「」

さていろいろ頑張った結果、ここはブルーベリー学園の入口である。すでにげっそりしているボタンであったが、見覚えのある人物の姿を見て一気に固まった。
ボタン「ローズ伯父さん…なんでこんなとこに!?」
ローズ「今裁判中なんだけどね、奉仕活動としてここの先生やってほしいと言われてね。今集合場所に行くところなんだよ。」
ボタン(こんなテロリストと仕事する誰かが気の毒…)
とここで、ボタンはあることに気づいた。
ボタン「もしかしてうちが呼ばれたのって、伯父さん絡み?」
ローズ「そうだよ。私のお目付け役だそうで。ハンサムさんから聞いていないのかい?」
ボタン(だからはっきり説明なかったのか。畜生!!)
 ▼ 3 デンネ@くろのきせき 25/09/21 12:31:50 ID:6q9QMO86 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
そうと分かった今、なんか悲しくなりながらもボタンはローズについていく。そのうちに、ローズはある部屋の扉を開けた。
ボタン(何この人達…)
そこにいたのは顔色が悪い大人が5人、一番奥のマルコメおじさん以外は杖まで持っている。ボタンとローズは近くの椅子に腰をおろす。

しばらくして、ドアが激しく開いた。
アオギリ「ちわっす、遅れてすいません!なんか道に迷っちゃって…」
マツブサ「ハンサム殿には感謝する。」
ハンサムと呼ばれたおじさんは、つかつかと前へ進む。ハンサム「やっと全員揃ったことだし、皆の紹介をするか。」
 ▼ 4 チュール@スペシャルガード 25/09/21 14:29:18 ID:vIjUJ3iA NGネーム登録 NGID登録 報告
ハンサム「まずこの奥の人はサカキ。元ジムリーダーだ。裏の顔はポケ泥、ポケ殺や違法賭博管理をしていたヤクザだ。pwtにノコノコやってきたところを逮捕した。」
ボタン(あのイベントヤクザいるの…怖…)
ハンサム「次はアカギだ。表の顔はエネルギー開発企業の社長。裏の顔は池を爆破するテロリスト。曰く『感情なき新世界の神』を目指しているらしい。」
ボタン「…なんかスピリチュアルなの来た…」
 ▼ 5 ヌチャン@まもりのがんやく 25/09/21 18:56:45 ID:flw2/Sp. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 6 クレオン@ヒウンアイス 25/09/21 20:57:12 ID:iSnY3DOI NGネーム登録 NGID登録 報告
ハンサムはそんなぼやきを華麗に無視して続ける。

ハンサム「こっちはゲーチスハルモニアグロピウス。ビルやラボを経営する慈善団体重鎮とみせかけ、世界征服を目指して街を凍らせたりするテロリスト二号。発狂してセッカシティ奥に隠れていたのを逮捕。迷言が『ワタクシだけがポケモンを使えればいいんです!』」
ボタン(それ死人でてるんじゃ…てか名前長)
ハンサム「その隣がフラダリ。ホロキャスターの発明者だ。途中から選民思想を発症して兵器をぶっ放し、街に部下ごと穴を開けた。生き埋めになってたのを逮捕。」
ボタン(ガチの殺人鬼来ちゃったよ…早くこの部屋出たい…あとなんで生きてるん…)
フラダリ「もしかしてですが…ここにいる人間は全員美しくない人とか…」
顔が不安で歪んでいる。
ハンサム「君の基準はわからんが、まあそこの子以外危険人物扱いされてはいるな。」
 ▼ 7 メバッタ@ガラナツブレス 25/09/22 13:19:08 ID:KtagZewA NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ「なんということだ!今すぐ消さねば!」
彼はそう怒鳴ると立ち上がろうとしたが…生き埋めになっていた時の後遺症か、一瞬でバランスを崩し、盛大に床に頭をぶつけた。ちゅどーん。
ハンサム「…彼が気絶している間に次行くぞ。ルザミーネだ。ビルやラボを持つ慈善団体の二代目。だがチンピラへの協力、危険生物の撒き散らしを行ったテロリスト。カントーでの治療中に逮捕。『この世界はわたくしの好きなものだけであふれていればそれでいいのです!』とのこと。」
ボタン(さっきのゲなんとかさんと似てる…テロリスト多すぎ問題。)

ボタン「伯父さんってまともだったんだな。親父に言っとくわ。」
マツブサ「ほう、それはよきこと。彼の説明を頼む。」
 ▼ 8 リープ@セビエのウロコ 25/09/22 15:42:28 ID:C366P3R2 NGネーム登録 NGID登録 報告
げっそりしているホウエン組をハンサムは気の毒そうに見遣る。
ハンサム「ああ、その人はローズだ。ガラル最大の企業の社長だが、エネルギー枯渇を憂えてブラックナイトという災害を引き起こした。」
アオギリ「どこがまともなんだ…」
ローズ「ちなみにその二人は?」
ハンサム「マツブサとアオギリだ。それぞれ人間/ポケモンのために陸/海を増やそうとして伝説のポケモンを目覚めさせ、異常気象を起こした二人だな。」
ローズ「…君たちもわたしとあまり変わらないじゃないか。」
呆れ顔に二人は気まずそうである。

ボタン「そもそもなんでこんなテロリスト大集合してるんですか。おかしいでしょ。」
サカキ「それに関しては俺から。」
なんか疲れたような表情で口を開く。
サカキ「俺が裁判で有利になるために、奉仕活動を申し出たところ、ここの学校が人手不足ということで手を上げてくれたわけだ。だが警察の皆が俺一人だと心配だということでなんか大量に連れてきた。」
 ▼ 9 ホイップ@アクZ 25/09/22 18:31:03 ID:PeUkNOYg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボタン「もっとまともな人はいないの?ぶっちゃけヤクザがマシに見えるレベル…」
ハンサム「私は諸事情あって、暇な一般人の知り合いがほとんどいなくてな。こういうのを『毒をもって毒を制す』というんだ。覚えておくといいぞ。」
ボタン「いやあのドヤ顔されても困るんですけど…」

その時、ハンサムのロトムスマホが鳴った。
アカギ「誰からだ?ふむ、パルデアのトップチャンピオンからか。」
ハンサムが慌てて電話を取る。
ハンサム「え、なになに…ええ!!」
大声に皆がぎょっとする。幸い?フラダリは目を覚まさなかった。
ハンサム「はあはあ、つまり、ボタン君はハッカー、何?仮想通貨の不正発行の前歴!いや待って…」
 ▼ 10 タシラガ@サイコソーダ 25/09/22 18:46:49 ID:PeUkNOYg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボス達の目がキラーン✨と光る。
ルザミーネ「エーテル財団に来ませんか。給料はずみますよ。」
ゲーチス「ワタクシの部下になる方が得ですよ。」
ボタンの顔が引きつる。
ローズ「…ボタン君がそんなだめな子だとは思わなかったよ…君もあの人達の同類とは…」
ボタン「あのさすがにテロまではやってないんだけど」
ハンサムはよろよろと電話を切った。
ハンサム「…彼女はもう就職先が決まっているからそんな勧誘はするな。ただその…君の監視役も必要だな。そう向こうに言ったら、君の友達のペパー君が単位危ないのがちょうどいいから、話をつけると言っていた。」
 ▼ 11 ガライボルト@はつでんしょキー 25/09/23 11:25:24 ID:nqCc4MFo NGネーム登録 NGID登録 報告
ボタンは青ざめる。
ボタン「ペパーはヤバい親亡くしたばっかりなんです!こんな人達のとこに連れてきちゃだめでしょ!」
ハンサムがカタカタとスマホを操作する。
ハンサム「ヤバいとは?彼女はテラスタル研究の第一人者ではないか…」
ボタンは反論しようとして、ハッとなる。ここのボス達に変な話をしてはいけないと。
ボタン「とにかくゆっくりさせてあげたほうが…」
ハンサム「すぐ連絡を取るとオモダカ君は言っていた。彼女は仕事が早いしもう手遅れだろう。」
ボタンは思わずよろめく。スマホロトムのすました顔が憎い。
ボタン「トップのバカぁ〜!!!」
彼女の大声は反響して響き渡るのであった…
 ▼ 12 ガガルーラ@ゆでタマゴ 25/09/23 11:43:29 ID:rjo699Is NGネーム登録 NGID登録 報告
ボタン「トップに反論してきます!それじゃ!騒がしくなると思うんで!」
そう言うと大慌てで部屋から出ていった。

ハンサム「…生徒のボタン君もいなくなったことだし次に行くか。次は教える科目を決めてくれ。まずはサカキ君、君からだ。」
サカキ「え、なんで俺?」
ハンサム「この中で一番先生やらせるのに不安なのが科学者でも研究者でも発明家でもない君なんだ!!わかるね?」
サカキ「わかんないよ!そもそも俺ジムリ」
ハンサム「君が!一番!知識に!不安があるの!」
アカギ「ロトムと戯れたいからさっさと決めてくれ。」
サカキ「うう…」ガックリ
ローズ「ありがとう、サカキ君。」
サカキ「…じゃあ経済学で。金もうけは得意だし…」
ハンサム「経済学だな。オーケー。次は若いアオギリマツブサアカギ君、よろしく。」
サカキ(え、こいつら若いの??)
 ▼ 13 ャワーズ@だいはっきんだま 25/09/23 15:52:52 ID:iFBwOHkQ NGネーム登録 NGID登録 報告
マツブサ「私は大地を愛しているから地学!」
アオギリ「ちょっと待て、古代ポケモンの歴史を教えたいから俺も地学!」
マツブサ「なぜ私に被せる!このマツブサ、容赦はせぬぞ!」
そのまま二人がぎゃあぎゃあと大喧嘩を始める。
アカギ「やはり感情とは醜いもの…消さねば…私も生物をやりたいのに…」
そんな騒ぎでフラダリの眉がピクリと動き、サカキは慌てた。
サカキ「お前ら一旦保留!あとにして…ゲーチス、お前何がやりたいんだ。」
ゲーチス「ワタクシは人の心を操る研究…つまり心理学を…」
ハンサム「心理学はあの年頃の子たちはやらんぞ。」
ゲーチス「愚か者が多いこと…では歴史で。」
いちいち不穏なセリフには構ってられない。
サカキ「次はルザミーネ!」
ルザミーネ「愛するウルトラビーストのことを教えたいですわ。」
ハンサム「それは危険だが…ただの生物ならいいぞ。」
その言葉にルザミーネは満足😊げにうなずいた。
 ▼ 14 コリータ@にじいろのはね 25/09/23 19:50:01 ID:zVDkfWJo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おぉ支援
 ▼ 15 ノヤコマ@サイキックメモリ 25/09/23 21:06:28 ID:EtmgkbHw NGネーム登録 NGID登録 報告
ハンサム「あとはローズか…」
ローズ「私はエネルギー関連で働いていたので、物理学で。」
ハンサム「被りなく答えてくれて感謝する。」
サカキ「それで…アカギは生物をやりたいのか。まあいいんではないか。」
アオギリ「ちょっとお巡りさん!俺達どうなるんすか。」
早く決着させたいハンサムはひらめいた。
ハンサム「そうだお前達、じゃんけんをするんだ!勝った方が地学だ。」
ゲーチス「運勝負とはやれやれ…」
マツブサ「分かった🙋勝てばいいのだな勝てば!」
アオギリ「何言ってるんだ勝つのは俺だ!」
ルザミーネ「あの人達あんな張り合って疲れないのかしら…」
ハンサム「ではOKだな。せーの。じゃんけん…」
ぽん!勝ったのは…

アオギリ「なんでお前チョキ出すんだよ〜!」
マツブサであったとさ。
 ▼ 16 ンガー@ラグラージナイト 25/09/24 12:30:48 ID:4eTUCwWA NGネーム登録 NGID登録 報告
ハンサム「ちょっと待てサカキ君、勝手にアカギ君にOKを出すんじゃない。アカギ君も生物をやりたいのなら、ルザミーネ君とじゃんけんだ!」ドゃァ
ローズ「いい加減早くしてくれよ。私はもう帰りたくなってきたよ。」
アカギ「不確定なことは嫌いだから断る…化学にする。拷問用薬品を作っていたこともあるしな。」
マツブサアオギリの表情が凍りついた。
サカキ(こいつら大丈夫かな…)

ハンサム「…おほん。では最後、アオギリ君、どうする?」
アオギリ「いやめぼしいもの大体取られちゃって」
ハンサム「海が好きなのだっけか。なら地理というのがあるぞ。湾や海について存分に語るがいい。」
アオギリ「なるほど…じゃあそれにします!」
やっと決まったかと空気がほっと緩む。
ローズ「じゃあもう帰っていいかい。」
そう言ってローズが立ち上がる。
アカギ「薬の時間もあるしロトムにも会えるし行くか。薬があるやつは行くだろう。」
ハンサム「フラダリは…私が抱えていくか…」
ハンサムは大きなため息😮‍💨をついた。そうして皆出ていき、残ったのはサカキマツブサアオギリの3人となった。
 ▼ 17 クリン@キラーメのけっしょう 25/09/24 14:37:57 ID:YoMIvPdY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
改行

すると

読みやすいよ
 ▼ 18 ッシブーン@ヒールボール 25/09/24 16:11:48 ID:vaiol2LY NGネーム登録 NGID登録 報告
サカキ「なんか疲れたわ…トキワに帰りたい…」
そうぼやくとアオギリマツブサは気の毒そうな目を向けてきた。(いやお前らも原因だからな。)

しばらくして、サカキは言うべきことを思いだした。

サカキ「国際警察の奴らから言われたんだが、先生をやるからにはこの学校の問題をたくさん解決してほしいとのことだ。」
アオギリ「問題って何があるんだよ?」
サカキ「わからん。だから聞き込み調査をしてほしいんだ。」

その言葉にマツブサが手を顎に当てる。
マツブサ「それ人海戦術が一番早いんではないか?」
サカキ「つまり何が言いたいんだ。」
マツブサ「ボタン君のような子供達にも協力してもらうべきなんではということだ。」
アオギリ「そりゃいいな。子供達の名前とメアド教えてくれ。ロトムスマホで連絡するから。」
こいつらに教えていいのかと一瞬サカキは迷ったが、雰囲気がのほほんとしまくっているので大丈夫かと思い直した。

サカキ「えーっと、名前とメアドはここにある。」
マツブサ「ふむふむ…シルバージュンナチュ…Nサナリーリエボタン君か。」
アオギリ「一人当たり一人いるのか。俺達は連れて来なくてよかったのか?」
サカキ「お前らは相互監視するから大丈夫だとお巡りさんが言ってたぞ。」
褒められているのかけなされているのか、微妙な気持ちになる二人であった…
 ▼ 19 ブクロン@カチャのみ 25/09/24 21:08:37 ID:N.qQSyX2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
二日後。

ボタンは早速やってきたペパーを出迎えていた。
ボタン(結局逆らえなかった…トップの仕事の速さが憎い…)
爽やかな海風までが憎たらしい。

ペパー「どうしたんだ、紫のオーラ出して。」
ボタン「あはは、なんでもないよ…そういえば、スマホロトムは見た?」
ペパー「ああ、この学園の欠点を探せってか。でもよ…来たばっかじゃよくわからん…ただ、カリキュラム見るに、バトル学ばっかだったのはがっかり😞だったな。」
ボタン(なるほど…)
 ▼ 20 ダイナキバ@むらさきのミツ 25/09/24 21:15:54 ID:N.qQSyX2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
リーリエ「あ、ボタンさん!と…そちらは」
ボタン「うちの友達のペパー」
ペパー「うっす。」
ボタン「ちょっともうちょい愛想よく…」

ボタンの心配は無用と言わんばかりに、リーリエは微笑んだ。
リーリエ「そうですか。ちょうど今からみんなで大部屋に集まって話をしようかと思ってたんです。ジュースもありますよ。」
ボタン「いいねそれ。うちそういうの大好き。」
リーリエ「ありがとうございます。部屋はそこです。皆さんを誘ってきますね〜」

リーリエは足早に去っていった。
ボタン(ぱっと見お嬢様っぽい割に、すげなくあしらわれるのに慣れてそうだな…昔何かひどい扱いでもされたんだろうか)
ボタンは少し心配になるのだった。
 ▼ 21 リコオル@オドリドリのはね 25/09/25 13:33:05 ID:LeJ6RagU NGネーム登録 NGID登録 報告
サナ「それでね…フラダリさん、ホロキャスター作ったこともあるし、工学教えるって。」
サナが目覚めたフラダリの報告をしてくれる。
サナ「あ、ハンサムさんが人を襲わないように諭してたから安心して。」
ジュン「ありがとうー。」
ボタン(なんかフラダリさんの扱いが野獣みたい…)

ブドウジュースを飲みながら皆が話を続ける。
シルバー「そういや、この学校の問題点についてなんだけどさ、なんかあった?」
ボタンはペパーの話を伝える。

サナ「あとは、カフェやってたフラダリさん曰く、ご飯の栄養バランスが悪いって。」
N「教員の権限が少なすぎる。なんかなんにもできないよ。」
Nは年齢的に一人だけ教育実習生になっていたので、そこは気になるらしかった。
 ▼ 22 リテヤマ@ツルギマイタケ 25/09/25 14:51:44 ID:m1iw0D1. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
シルバー「ふむふむ…俺が気になったのは留年の話かな。リーグ部には留年し続けてる奴がいるらしい。新陳代謝が悪くなる。」
ジュン「それは困るね…そういや同じリーグ部の話なんだけどさ、チャンピオンの権限が強すぎるらしい。チャンピオンが厳しすぎて困っている人がいるってさ。」

リーリエ「多いですね…私からはええと…かあさまが言うには、生徒の自主性が強すぎると。」
サナ「え、リーリエのお母さんって今ここにいるの?」
リーリエ「かあさまの名前はルザミーネです。ここの部屋も実はかあさまのなんですよ。」
ボタン「マジ?あの人子持ちには見えない…」
シルバー「俺の親父はサカキだぞ。」
N「ボクの父さんはゲーチスだね。もっとも、血は繋がってないけど。」
ボタン(え、見た目似てるのに?じゃあ…)
ボタン「シルバーも養子なの?」
サカキ「こいつは私の実の息子だぞ。失礼な。」
 ▼ 23 ャビー@シンクロマシン 25/09/25 15:17:17 ID:m1iw0D1. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
急に響いて来た声に皆がぎょっとする。

シルバー「親父…何やってんだよ!!」
サカキ「すまないが、君たちの話を盗聴させてもらってた。一部うるさいのがいるから聞いているのは俺だけだから安心しろ。」
シルバー「なんでそんなことする必要があるんだよ!」
サカキ「いやだって…あいつら本心で語ってくれるか怪しいし…」
シルバー「そうじゃねえだろ!」
そこからしばらく二人は親子ゲンカをするのであった…
 ▼ 24 ンボラー@たんけんセット 25/09/25 16:28:50 ID:xaM2Dv5w NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サカキ「ゲフンゲフン・・・皆すまない、見苦しいものを見せてしまったな。」
皆の冷ややかな目線に気まずそうにしている。
ゲーチス「そんなにワタクシたちのことが信用なりませんか。」
サカキ(何を今更・・・当たり前だろうが!)
サカキ「まとめると、問題点としてはこんな感じだな。」
そう言って、部屋の前の方にあるホワイトボードに書き連ねていく。

◯生徒の権限が強すぎる
◯先生の権限が弱すぎる
◯授業がバトル学一辺倒すぎる
◯部活やりながら留年している生徒がいる
◯チャンピオンの権力が強すぎる
◯チャンピオンが厳しすぎる
◯学食の栄養バランスが悪い

ローズ「とりあえずこのくらいかい?」
サカキ「まあそうだが・・・」
ローズ「じゃあ私はさっさと部屋に戻るよ。解決策は考えておくからね。」
フラダリ「ローズさんせっかちですね・・・」

ローズがドアノブに手をかけ、ドアを開ける。その刹那、急に固まった。
ローズ「あれは・・・いったいなんなんだい・・・」

彼の目線の先には、空中に空いた、虹色で線があちこちに入っている不思議な穴があった。そしてさらにそこから、真っ赤なドラゴンが人間とともに落ちてきたのであった。
 ▼ 25 ンベ@はかいのいでんし 25/09/25 18:53:55 ID:2FtQUvtE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ローズ「ちょっとボタン君来てくれ!大きな穴からポケモンが降ってきた!」
ボタン「はぁ!?」
ローズの声は無駄に大きかったので部屋の皆に聞こえた。
ジュン「みんなで行こう。その方が安全だろ。」
顔色の悪いリーリエが頷く。
リーリエ「みなさん、気をつけて行きましょう!」

子供達が走りよっていくと、もうもうと土煙が上がっていた。そこに現れたのは、カビゴンである。ちょうど今、赤いドラゴンの上の人に当て身を入れているところだった。
ボタン(ダイレクトアタックってやってよかったか?)
だがその隣を見て、ひどく驚いた。ペパーの顔色が真っ青になっている。
ペパー「かあちゃん…なんでここに…?」
 ▼ 26 ケンカニ@まもりのがんやく 25/09/25 19:01:49 ID:2FtQUvtE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
リラ「こんにちは。私はリラと申します。こちらの方を逮捕するために追っていたところです。」
ドラゴンの後ろからやってきた女性は、オーリムに手錠をかけながらきびきびと話す。

そこに追いついたのが元気なボス陣である。
サカキ「リラ?さん、こちらの方は何をしたんだ?」

リラ「古代生物を撒き散らそうとしたんです。そしてそれを止めようとした人達にひどいダイレクトアタックをして、多くの犠牲者を出しました。」
ボタン(あー言っちゃった…ペパー…)

リラ「ポケモン連れ歩きでようやく追い詰めたら、このコライドンに乗って逃げまして、アローラ地方で捕まえようとした時に変な穴が…」
リーリエ「それはおそらく…ウルトラホールですね。あの皆さん、突然ですが、かあさまにはウルトラホールの話はしないでください。やっと落ちついてきたところなので…」
 ▼ 27 リマロン@かえんだま 25/09/25 21:05:09 ID:3XKc81wc NGネーム登録 NGID登録 報告
マツブサ「了解した…君も苦労してるな…」
リラ「オーリムさん別のコライドンのせいで大怪我しているらしく…あの…しばらくここで療養させていただきますね。」
サカキ(また…また…要介護が増えるのか…)

リラが抱えていく。
N「このコライドンはニンゲンのこと、割と好きだから攻撃はしないってさ。」
アオギリ「そりゃポケモンってのはそういうものさ。」
ローズ「どうでもいいけど…課題が一つ増えたね。オーリム君をなんとかする。」
サナ「あの…皆さんそんなに課題いっぱいできますか?」

その言葉により皆の顔に縦線が入った。
 ▼ 28 イノーズ@ぎんのズリのみ 25/09/26 11:11:47 ID:JcPgy9zw NGネーム登録 NGID登録 報告
それから数日が経過し、今日から授業を行うことになった。トップバッターは言い出しっぺのサカキである。
サカキはドアをガラガラと開け、そして瞠目した。
サカキ(生徒が…全然いない…なぜ…)

ボス御一行は世間から離れまくっていたので知るよしもなかったが、彼らの行状は世界的なニュースになっており、普通の子供なら顔とやったことが一致していた。
その中で、そんな危ない人の授業を受けようとするか?

答えはノーである…

サカキ(俺のカリスマ性でなんとでもするぜ!と思ってたが…発揮する相手がいなきゃどうしようもないじゃねえか…胃が痛くなってきた…)
 ▼ 29 リープ@ヤミカラスのおたから 25/09/26 14:09:42 ID:fkOkiMus NGネーム登録 NGID登録 報告
サカキ(サクラばっかりだが…やるしかないよな…)
サカキ「今日やるのは経済的に見たポケモンだ。ポケモンは食費のみで働き、エネルギー向上のためにはアメ代のみでいいため…」

演説しながら黒板に書いていく。子供達は微妙な表情になっているが気付いてない。
サカキ(あーこんな静かじゃつまらんよな…せや!)
数少ない、付き添いの子以外で来てた生徒に話しかける。

サカキ「君は…ネリネか。最近困っていることでもあるか?」
 ▼ 30 イプ:ヌル@やさいパック 25/09/26 17:42:02 ID:lozU1es6 NGネーム登録 NGID登録 報告
ネリネ「えと…リーグ部、のことでしょうか。」
サカキ「ふむふむ」(いきなり良さそうなの来た。)

ネリネ「チャンピオンスグリは、最近おかしくなってしまった…前はもっとのんびりしていたのに。」
サカキ「なるほど。彼を元通りにしてほしいと。」
ネリネ「そう…ただ、彼はチャンピオンで、私は四天王だから、なかなか難しい。」
サカキ「そういう話、もっと聞きたいのだが。」

ネリネ「アンケートとか、どうでしょうか…」
サカキ「それだ!君は賢いな。」
ネリネ「一応…生徒会長なので…」
 ▼ 31 ルトロス@デルビルのキバ 25/09/27 13:48:12 ID:mXUcjX36 NGネーム登録 NGID登録 報告
サカキ「というわけで、次の奴…マツブサにはアンケートの収集を頼む。」
マツブサ「異論はないが…まずこういう問題は校長とかが把握するものなんではないか?」
アカギ「確かにそうだな…スマホロトムで呼んでおく。」
アオギリ(機械が絡むと仕事早いよな。)

しばらくして、ドアがバン!と開いた。
シアノ「こんにちは。みんなどうしたんだい?」
 ▼ 32 ュペッタ@うしおのおこう 25/09/27 15:26:50 ID:FQYYcU/g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 33 ラルサニーゴ@ねらいのまと 25/09/27 17:48:31 ID:qVE.BU8w NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ「学園について聞きたいことがあるから呼んだ。例えば…あの体に悪そうなジャンクフードの固まりの学食はなんだ?」
シアノ「ああ、あれはこちらが好きなものを選ばせてもらっているよ。」
フラダリ「栄養バランスをもっと考えて…」
シアノ「それは君の権限にないでしょ。こっちは変える気ないよ。」
フラダリがぐぬぬ…となる。

ゲーチス「アナタに権力があるなら、きなくさいリーグ部とかもう少しなんとかしたらどうですか?」
シアノ「この学園は生徒の自主性を重んじるのがポリシーだから、そこまげるのは申し訳ないでしょ。」
ローズ(サボりの言い訳に聞こえるんだけど…)
 ▼ 34 ガボーマンダ@チーゴのみ 25/09/28 15:04:55 ID:kQscHqBQ NGネーム登録 NGID登録 報告
シアノ「この学園を、財源を集めて作ったのはこちらだし、口出しされるいわれはないね。君達が何かやりたいなら権限の範囲内でどうぞ。」
フラダリ「残念ですがさ…もごぉ!」
フラダリをローズが抑え込む。
サカキ(なんかすまん。)

シアノ「ああ、あとオーリム博士についてなんだけど、大怪我の治療費かなりかかりそうなんだ。本人の貯金おろすのも限界があるだろうから、回復してきたらここの先生やらせてね、って警察が言ってたのでOKしたから、よろしくね〜」

ルザミーネ「あなたが少しはやるというのもいいのではないかしら?」
ゲーチス「責任者というのは仕事頑張るものですし。」
サカキ(お前らよく口調崩れないな…)
 ▼ 35 チュー@リザードナイトX 25/09/28 15:14:49 ID:YaXMXDXM NGネーム登録 NGID登録 報告
と、隣でハンサムが青い顔をしていることに気付いた。
サカキ「ハンサムさんどうした?」
小声で質問する。

ハンサム「あの二人は興味ない人間には穏やかな口調で攻撃するんだよな…嫌味いわれてるうちが華という…」
サカキ「ハンサムさんちゃんと見張ってくれ!」

そう言われたハンサムは二人の頭を抑えに行った。そしてそんなことをしているうちにシアノは消えていた。
ローズ「さっさと彼をクビにするべきかもね。」
アカギ「何もしてくれないどころか、仕事増やされたものな。闇討ちするのもよいかも。」
ハンサム(お前らまでそんなこと言うのやめろ)

アオギリ「ってそんなこと言ってる間にあの校長逃げたじゃないか。マツブサお前もっとちゃんと見張ってくれよ。」
マツブサ「いやそっちがもっと…」
そのまま喧嘩を始める二人。
サカキ(こんな時でも張り合うのを忘れないホウエン組が、癒し枠に見えるバグ…)
 ▼ 36 ルクジラ@コイルのねじ 25/09/29 13:19:04 ID:qHyw609. NGネーム登録 NGID登録 報告
サカキ「とりあえずマツブサはアンケート作ってくれ。内容は…そうだな、問題に思っていることがあるか、あるならいつ頃から始まったか、理由はなんだと思うか、とかかな。」
マツブサ「分かった。すぐに取り掛かる…アオギリ!お主も次はやるんだぞ!」
ハンサム(そんないちいちつっかからんでも…)

サカキ「あと動ける者は各自で動いてくれ。」
フラダリ「わかりました。では私は学食の栄養士と話し合ってきますね。」
ローズ「私はオーリム君の世話について、ちょっと保健の方から話聞いてくるよ。」
サカキ「助かる。では仕事にかかるか…」
 ▼ 37 ヤシガメ@ミミズズのさび 25/09/29 19:03:53 ID:3nnAGgYU NGネーム登録 NGID登録 報告
次の日、マツブサは教室に入ろうとしていた。しかし、アンケートと授業プリントの山で目の前が見えづらくなった結果、躓いて転び、プリントはずざざざざ。彼のメガネもずり落ちてしまった。

しかしマツブサは超高速でメガネを直してしゃべった。
マツブサ「諸君今日はいい天気だな。」
タロ(ここ海底だから天気も何もないのに…)
ジュン (なんかこの人面白いのかも…)

マツブサ「おほん!今日説明するのはプリントにあるように、マグマの組成についてだ。粘度によりある程度どの鉱石が入っているかの想像がつく…」
ボタン(これ全部覚えるの…まじかよ…)

キーンコーンカーンコーン
マツブサ「では最後に、アンケートを実施したいと思う。無記名なので安心して思うことを書いてほしい。」
サナ(名前書かせないで大丈夫なのかな?)
 ▼ 38 スモッグ@スペシャルアップ 25/09/30 16:17:53 ID:BbsQhMFw NGネーム登録 NGID登録 報告
マツブサ「というわけで、アンケート持ってきたが…そもそも受けてくれる人が少なすぎる…」
サカキ「確かにそうだな。来るのは生徒会とかの超マジメ人間ばかり…」
ルザミーネ「ちょっと…あなた無記名にして、状況の正確な把握ができると思ってるの?」
マツブサ「」

アオギリ「まあまあ…留年してる奴も進級させなきゃいけないんだっけ?どうにかして出席率上げないとな。みんななんかアイデアあるか?」
 ▼ 39 ウカザル@ひでん:しおスパイス 25/10/01 12:39:25 ID:xiTwX3Dc NGネーム登録 NGID登録 報告
ゲーチス「呼び出して洗脳すればいいのです!」
ハンサム「マインドコントロールとか私の目が黒いうちは却下だ。」
フラダリ「あきらめて退学させるのは?」
サカキ「それは解決になってないだろ・・・」

みなが腕を組んでうーんとうなる。
ルザミーネ「そうですね・・・連帯責任にするのはどうでしょうか。真面目な人達と、授業に出てこない人とで班を作らせる・・・班全員が出席しなければ点を落とすとすれば、真面目な生徒が頑張って連れてくるでしょう?」
アオギリ(え何性悪すぎるだろ・・・)

サカキ「それはいいな。効率がよさそうだし。賛成する人は?」
5本以上手が上がったことで、サカキは満足そうにうなずく。
ハンサム「あまり褒められるものではない気がするが・・・」
 ▼ 40 ティアス@はかせのてがみ 25/10/01 15:21:12 ID:PztU0cHo NGネーム登録 NGID登録 報告
ゲーチス「まあまあ気のせいですよ。」
ローズ「アンケートは授業以外でも配った方がよさそうだね。子供達にも協力してもらうか。」
サカキ「無記名のままじゃ意味ないんじゃ?」

そこでフラダリがにっこり😄と笑った。
フラダリ「私は上流階級の素養として筆跡鑑定ができますから、生徒の手書きデータさえもらえればわかりますよ。」
ゲーチス「アナタ上流階級だったんですか…」
 ▼ 41 サイハナ@おじぞうバッヂ 25/10/02 12:54:33 ID:5gAcEDWQ NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ「あたり前でしょう、あなたこそずいぶんと…」
ゲーチス「おやてっきり物騒なので低級なのかと…」
そのままケンカを始める二人。
ルザミーネ「どちらにしろあなた方の親は財閥とか持っているわけではないのでしょう?」
アオギリ(何火に油を注いでいるんだ。)

サカキ「あいつら上流階級だったの?」ヒソヒソ
ハンサム「確か…あの二人は王族の末裔だった。」
サカキ(マジかガチなんか)
ローズ「うちの王族の末裔も行儀が悪かったような…」
マツブサ(金持ちってなんでそんなんばっかりなんだ…)
 ▼ 42 マヨール@シンクロマシン 25/10/02 14:20:46 ID:8WxMnYhM NGネーム登録 NGID登録 報告
不毛なる言い争いの末に、筆跡鑑定できる人は総動員ということで決着した。

アカギ「次はアオギリか。班決めの発表よろしく頼むぞ。」
アオギリ「結局留年してる問題児を優等生とくっつけるってことだろ?ちなみにその問題児は誰なん?」
マツブサ「アンケートの原文くらい読め…」
アオギリ「なんだケンカ売ってんのか?」
ハンサムがごほん、と咳払いをする。

ハンサム「カキツバタだ。ソウリュウシティジムリーダーシャガの孫。」
ゲーチス「あの無能爺さんは孫も無能と。」
ハンサム「悪口はやめとけ。」
 ▼ 43 ウッツェル@もののけプレート 25/10/03 14:21:23 ID:r.zgJg7g NGネーム登録 NGID登録 報告
サカキ「このカキツバタは…まあ一番真面目であろうネリネと組ませておくか。アカマツも家庭科以外はあまり来てないんだっけか?」
ローズ「じゃあ彼は次に真面目そうなタロ君と組ませるか。」
そのような感じで当てはめていき、その日の夜は暮れていくのだった。

次の日の朝。
アオギリの授業は1限だったので、少々寝ぼけながらも廊下を歩いていた。
アオギリ(なんであんな性悪なの思いつかないのに発表するのは俺なんだ…)
押し付けるのも性悪の手口というのには気付かない…
 ▼ 44 トスパス@おいしいシッポ 25/10/03 16:12:01 ID:gsnU.C3c NGネーム登録 NGID登録 報告
アオギリ「湾の名前と場所を地図帳でチェックするんだぞ〜」
シルバー(なんでマツブサさんといい暗記ゲーをやらせるんだ・・・)
隣を見るとジュンが眠そうにページをめくっており、なんか同情してしまう。

アオギリ「・・・こんな感じで班を組んでこれからは来てほしい。どうでもいいが生徒少ねえな〜みんなそんなにやること多いのか?」
班の発表で生徒たちの間には黒い雲が立ち込めており、いたたまれなくなったアオギリは話題をそらす。
 ▼ 45 グザグマ@ヒコウZ 25/10/03 17:08:04 ID:S9Qw1igQ NGネーム登録 NGID登録 報告
タロ「そりゃ犯罪者の授業なんて相当勉強好きでもないと受けませんよ〜皆さん悪い意味で有名だし。」
ここでアオギリは地味に敬遠されている理由を知ることとなる…
アオギリ「ちょっと待て、俺は犯罪者じゃないぞ!ただの環境保護活動家だ!」
タロ「でも異常気象は起こしたらしいじゃないですか〜」
そう言われ、ぐうの音もでないアオギリ…

とその時、リーリエのロトムスマホが鳴った。
リーリエ「あっあの、すみません!」
アオギリ「いや大丈夫。なんかあったか?」
リーリエが返事をする前に、ドアがガラガラと開いた。
オーリム「ハローハロー子供達。」
生徒達が一斉に悲鳴をあげる。
ルザミーネ「オーリムさんが目覚めたみたいなんだけど、どっかに這って出て行っちゃったの…ちょっとリーリエ!聞いてるの!」
 ▼ 46 ククラゲ@ウミディグダのすな 25/10/03 19:01:34 ID:pMygS6Yk NGネーム登録 NGID登録 報告
ジュン「授業に勝手に入ってくるとか罰金100万円だぞ!」
オーリム「あいにく今私は現金を持っていなくてな。」
ペパー(かあちゃん…)
ボタン「とっとりあえず何しに来たんですか?」
オーリム「ああ、とりあえず移動方法を教えてくれ。警察はここに留まれの…」
ルザミーネ「キテルグマ、締め上げて!」
すぴょーんと飛んだキテルグマがオーリムを羽交い締めにする。
リーリエ「ちょっとかあさま!だめです背骨が折れます!」
ルザミーネ「こんな美しくない人間はいらないのよ!」
 ▼ 47 ネネ@おまもりこばん 25/10/04 12:25:16 ID:F6mYCUSg NGネーム登録 NGID登録 報告
リーリエ「ひどいです!ひどすぎます!オーリムさんだって生きてます!」
ボタン(リーリエが暴言に慣れてそうなのって、もしかして…)
ルザミーネは少したじろいだ。
アオギリ「とりあえず俺が病室に連れて帰るから、さ、落ち着いてくれんか。キテルグマが可哀想だ。」
ルザミーネは目を閉じ、深呼吸する。
ルザミーネ「戻りなさい、キテルグマ。」

アオギリ「じゃあ俺はこれからオーリムさんちょっと連れて行くから、自習していてくれ。」
そう言って、教室から出て行った。
N「ああの、応用問題は教卓の上に置いておくね。」

キーンコーンカーンコーン。
サナが急に真剣な顔をして口を開いた。
サナ「ねえ、ちょっと、みんなで話し合いたいんだけど、いい部屋ある?」
N「父さんの部屋があるよ。広い部屋手に入れていたからそこはどうだい?」
 ▼ 48 ダイトウ@こだいのおまもり 25/10/04 14:50:49 ID:OJcw585c NGネーム登録 NGID登録 報告
異議も特になかったので皆で部屋を出る。
シルバー「なんでルザミーネさんポケモン持ってたんだ?」ヒソヒソ
ボタン「相棒ポケモン一匹は携帯を許可されてるらしい…自衛のためだってさ。」
シルバー(取り上げた方がいいのでは?)

部屋に入ると、ゲーチスが本を読んでいるところだった。パタンと本が閉じられる。
ゲーチス「こんなぞろぞろ連れてきて、いったいどうしたんですか。」
N「ちょっとみんなで話をしようと思って…」
サナ「あっあの、できれば子供だけがいいんです。」
ゲーチス「ほう。」
そのまま杖を持ち立ち上がる。素直に外に行くのかと思いきや、急に振り返った。
ゲーチス「オマエもずいぶん偉そうになったものだな。」
Nは困ったように微笑んだ。
ボタン(怖い怖い怖い。)
 ▼ 49 ガルガン@キトサン 25/10/05 10:54:21 ID:wo5sOknc NGネーム登録 NGID登録 報告
微妙な雰囲気を打ち払うかのように、めいめいが座っていく。
ジュン「Nさん大丈夫ですか?」
N「あれでも一番荒れていた時よりはだいぶ良くなっているんだ。」
ペパー(なんか苦労してるんだな…)

サナ「あの…フラダリさんから聞いた話と、リーリエさんの話、両方したいから集まってもらいました。みんなありがとう。」
 ▼ 50 ラキオン@こだいのおうかん 25/10/05 15:42:58 ID:fW2AwMn2 NGネーム登録 NGID登録 報告
サナ「まず、フラダリさんからの連絡なんだけど…警察は、オーリムさんの精神を回復させるために、ペパーの協力を要請するつもりだって。あの…オーリムさんの様子見てると、隔離した方がいいのでは、とフラダリさんは言ってて。」
ボタン「フラダリさん野獣みたいなのに、いいことも言うんやね。」
ジュン(一言余計な気が…)
シルバー「あの…オーリムさんってそんなにヤバいのか?」
ボタン「ペパーをネグレクトしてた。あと、楽園防衛プログラムなるものでうちらを殺そうとしてきたんよ。」
N「それって、衣食住ちゃんと用意してないってこと?」
 ▼ 51 ゲキッス@だいすきメール 25/10/07 16:25:51 ID:PKzgHP6c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボタン「その通り。」
N「それに殺そうとしてきたって?それはちょっと・・・近寄らない方が・・・」
ボタン(ゲーチスさんも大概やばそうに見えたがそっちはええんか?)

ペパー「うーん・・・でもさ、母ちゃんのAIが、母ちゃんは俺のこと、愛していたって言ってたから・・・」
ジュン「俺のダディも全然家に帰ってこなかったけど、いつもこっちのことは思ってくれてたし、そういう人ならいいんじゃないか?」
シルバー(斜め上の回答が来やがった。)
サナ「じゃあ、警察の提案を受けるってこと?あの・・・やばそうだったらすぐに相談してね。」

 ▼ 52 ビフット@なんでもなおし 25/10/07 19:13:55 ID:fyNMktDg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サナ「次にリーリエなんだけど…大丈夫?ルザミーネさん。」
リーリエ「あのくらいなら平気です。昔は私のこと、子供じゃないとか言って怒ってたんですけど、最近そこまでは言いませんし。それにかあさまはいつも側にいようとしてくれましたから。」
 ▼ 53 ジアイス@ピチューのけ 25/10/07 19:20:25 ID:fyNMktDg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
リーリエ「確かにまだちょっとギクシャクしてますけど…時間が解決すると思ってます。」
N「わかる。時間が経って治療が進むとボクのことバケモノとは呼ばなくなったし、科学の力ってすごいよね。」
シルバー(やっぱあいつら一発ぶちかますべきか?)
シルバー「俺は全員縁切ってもいいと思うわ。」
ボタン(シルバーよく言った。)
サナ「まあまあ、とりあえずはみんな、対話を続けたいということでいい?ならボスのみんなにはそう伝えておくね。」
ジュン「あんま無理せずに、ぱっぱといこうぜ。」
 ▼ 54 ゲキ@タイレーツのあせ 25/10/09 18:43:15 ID:.FfQXTI6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アカギ「・・・それで、私になにをしろと?」
ジュン「いやこれは報告報告。今日授業に来そうなのっている?」
アカギ「アカマツ君だな。子供の感情というものはわからんな。」
27歳恋愛経験なしのせいで、感情の機微に恐ろしく疎いアカギであった。

アカギ「今日はDNAの科学的組成についてだ・・・」
ネリネ「ゼイユ、すみません。私のために・・・」
ゼイユ「いいのいいの、本っ当にむかつく頭歯磨き粉よねあいつ、人に迷惑かけてまで授業さぼるとか。」
ボタン(カキツバタってそんなサボり魔なのか。一度誰かの説教が必要かね?)
 ▼ 55 エスパトラ@ホイップポップ 25/10/09 23:36:05 ID:bgEkXdMY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
好き
 ▼ 56 キメノコ@ホシガリスのけ 25/10/10 20:50:14 ID:BbuQyPwc NGネーム登録 NGID登録 報告
キーンコーンカーンコーン
マツブサ「おーいアカギ、ちょっと手伝ってくれー」
アカギ「何があった。」
アオギリ「まぁまぁとりあえずこの台座とか押して。」
破れた世界に長期間留まった結果、体が弱っているとは言えず、諦めて手伝う。

アオギリ「てかあいつら勝手だよなー年寄りはやる必要がないとかさー」
マツブサ「サカキとか下手な若者より元気だよな?」
アカギ(こいつらなぜ断らない…)
 ▼ 57 ローララッタ@エレベータのキー 25/10/10 21:00:33 ID:X7AICBNU NGネーム登録 NGID登録 報告
アカギ「これはなんだ?」
マツブサ「教室に来る生徒が少なかったから、追加でのアンケートだ。皆の調べによると、リーグ部という所が一番生徒が集まりやすいそうなので、そこで配ろうと。」
アカギ(そんなことよりロトムとふれあいたい…ああ…)

そうこうしているうちにリーグ部に着く。そして複数の台座からアンケート用紙を机の上に置いていき、回収ボックスも用意する。その時である。
スグリ「なんでもっと真面目に出来ないんだよ!!!」
ものすごく険悪な声が聞こえ、3人はびっくりして振り向く。
アオギリ「ありゃなんだ?」
アカギが素早くスマホロトムを操作して答える。
アカギ「あれはリーグ部の新チャンピオン、スグリだ。」
 ▼ 58 スイハリーセン@がんせきおこう 25/10/11 12:15:56 ID:haoYrUdE [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
アオギリ「なんか雰囲気よくないな…」
アカギ「少し前にチャンピオンになったらしい。チャンピオンらしく独善的のようだな。」
アオギリ「悪口はいらん…」

マツブサがカツカツとスグリに近づいていく。
マツブサ「やめたまえ。その子も怖がっているじゃあないか。」
スグリ「あんた先生?うちは先生に口出しされることなんてないよ。」
マツブサ「脅すなど、このマツブサ、容赦はせぬぞ!」
スグリ「へぇ〜」
そう言って、すっと目を細める。
スグリ「じゃあ、俺とバトルしろよ。」
 ▼ 59 リキザン@あやしいパッチ 25/10/11 12:42:29 ID:haoYrUdE [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
マツブサ「了解した。」
スグリ「じゃあフィールドに移動しよう。」

スグリ「じゃあ6対6のダブルバトルで。」
マツブサ「えちょっと待って、警察に許されてる手持ちバグーダ一匹なんだけど…」
マツブサはバグーダを繰り出した!
スグリはニョロトノとカイリューを繰り出した!

ニョロトノが雨を降らせる。
マツブサ「なぬう…バグーダ、メガ進化!」
しかし現実は無情である。
スグリ「ニョロトノ、ハイドロポンプ。」
雨で威力の上がった効果抜群技を耐えられるわけもなく…
メガバグーダは倒れた! スグリは勝負に勝った!
 ▼ 60 ルマイン@アクセサリーいれ 25/10/11 12:46:38 ID:haoYrUdE [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
マツブサ「のおおおおー!」
スグリ「おっさん弱すぎでしょ。じゃあもう金輪際かかわらないで、いいね?」
マツブサ「私はまだおっさんじゃないぞ!」
アカギ(いや引っかかるのそこなのか)
スグリ「俺より年上だしおっさんでしょ。じゃあね。」

ショック冷めやらぬアオマツ。
アオギリ「学生チャンピオンって6匹も持ってるのか…」
アカギ「いやむしろ持っていないのか。」
マツブサ「だって…世直しに忙しくて…」
アカギ(理解不能)


 ▼ 61 ツノイワオ@テラピースフェアリー 25/10/11 12:55:05 ID:haoYrUdE [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネリネ「あの…皆さん…大丈夫ですか。」
試合?を見ていたらしい。
アオギリ(この真面目な子に心配かけちゃダメだな。)
アオギリ「ま、まあ…しかしスグリ君って、俺達の授業にも来ないし、あんなキツいし、どうしたもんかな…」
ネリネ「スグリは、バトル学には来てる。…あと、昔はもっと大人しかった…」
マツブサ「えっ、想像つかん…」
ネリネ「林間学校から帰ってきて、なんだか人が変わったようになった…無理してそうで、心配…」
アオギリ(そんなに変わったのか…何があった?)
アカギ「情報提供、感謝する。ちょっと皆に相談してみる。では帰るか。」
 ▼ 62 ビルドン@スピアナイト 25/10/12 11:18:02 ID:MGno19bk NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ「ほう…それは林間学校で何かあったということでしょうか…」
ボスの皆に報告したところである。
アカギ「林間学校に行った人達に話を聞くべきかもしれないな。」

ルザミーネ「彼授業に来てないのでしたっけ?誰と班組ませました?」
ゲーチス「姉のゼイユですよ。家族で縛れると思いきや…」
ローズ(なんか引っかかりますね…)
そう思った所にサカキの声で思考が遮られる。
サカキ「とりあえず林間学校に行った先生に話を聞くか。誰だっけか?」
フラダリ「ブライアです。ちょっと美しい行動とは遠い感じの。」
アオギリ(思想が強いよ思想が)
 ▼ 63 リッパー@ミズZ 25/10/12 12:04:49 ID:Jduc3K7Q [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
マツブサ「リーグ部のアンケートもしばらくしないと回収できないだろうし、まずは先生だな。」
ということで、ブライアを呼び出した。

ブライア「どうしたんだい、そんなに雁首揃えて。」
フラダリ「質問なのですが…あなたは林間学校の引率だったと。あそこではとのようなことをやるのですか。」
ブライアはなんだそんなことかと拍子抜けした。
ブライア「ああ、キタカミという所で、仲のいい子と一緒に、あそこの伝承について学ぶんだよ。鬼とともっこと呼ばれ畏敬されるポケモンの話さ。」
ゲーチス「鬼といえど所詮はポケモン…」
ブライア「まあまあ、昔の話を勉強するのも大事だろう?あとあそこの祭りに参加したりもするのさ。」

そこで核心に入る。
アオギリ「そこで変な感じの生徒はいなかったか?」
しかし、ブライアはきょとんとした顔になる。
ブライア「私はてらす池という場所に興味があってな、そちらにばかり行っていて。まあ合宿所でケンカはしていないように思うが。」
 ▼ 64 ローラライチュウ@とつげきチョッキ 25/10/12 12:10:47 ID:Jduc3K7Q [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ここでボス御一行は悟った。ブライアはシアノの同類であると。
マツブサ(研究者としては優秀らしいが…やはりうちのホムラが一番だな。)
こんな時でも部下バカであった。
サカキ「その…どんな生徒が行ってたんだ?」
ブライア「ああ名簿がまだ残っているから後でメールしておくよ。それでは。」
彼女がドアを閉じると皆が脱力した。糸を掴んだと思いきや、なかなか進まないものであった…
 ▼ 65 シャマリ@ほかくポケット 25/10/13 19:41:47 ID:f5zEzI0A [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゲーチス「この世界には、アンノーン文明、点字文明などがあり…」
N(ふふ、ゲーチスの知識、懐かしいな…)
今日も授業である。
ボタン(班を始めてから少し人は増えたけど…)
寝不足の人が多く見える。実際、リーグ部のノルマとボス御一行の多い宿題のダブルパンチはきつい。
 ▼ 66 ローラダグトリオ@ピーピーグサ 25/10/13 19:47:52 ID:f5zEzI0A [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ブライアの絶妙に役に立たない感じが足を引っ張る…
ゲーチス「ではここまで。」
シルバー「ちょっと多くね?」
教科書に加えてガンガン進めてくるので、流石に疲れてくる。
ゲーチス「それはアナタが愚かなだけでしょうに。」
ペパー(なんかあたりがキツいぜ…)

授業が終わり、生徒がどんどん教室から出ていく。
ドンッ
下をむいていたシルバーが前にいた人とぶつかる。
サカキ「おおシルバー、授業終わったのか?」
 ▼ 67 ガゲンガー@くろいヘドロ 25/10/13 21:09:16 ID:ExgoBaSM NGネーム登録 NGID登録 報告
シルバーは露骨に眉根を寄せた。
シルバー「なんで親父がここにいるんだよ。」
サカキ「いや用事の帰りにお前が何をしているのか気になって…」
シルバーははぁ、とため息をつく。
シルバー「親父…俺がここにいるのは、警察とリーグの人達に頼まれたからだ。正直カッコ悪いあんたのことなんか知ったことか!」
サカキはガーン🫨となった。その隙にシルバーは走っていく。
サカキ「ゲーチス〜ちょっと話聞いてくれ〜」
ゲーチス「ちょっとなんですか待ちなさい!」
 ▼ 68 ンバット@ミュウZ 25/10/14 15:50:57 ID:XO7.Gz0. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サカキ「後で俺の部屋で飲み会に付き合ってくれ〜」
ゲーチス「いや何でです。」
サカキ「ちょっと子供のことについてさ、いろいろ話したくなったんだよ・・・じゃあな。」
そのままふらふらと去っていった。
ゲーチス(困りましたね・・・断って関係悪くするのも愚策ですが・・・酔っぱらいの介抱を一人でするのは・・・そうだ。)

夜になり、サカキの部屋を訪ねる。扉を開けると、露骨に酒の匂いがした。
サカキ「ああゲーチス、来たか、あと・・・」
ルザミーネ「わたくしもお酒がただで飲めると聞いてきましたわ。」
 ▼ 69 ンニュート@ボーマンダナイト 25/10/14 16:57:07 ID:XO7.Gz0. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サカキ(俺そんなことは言ってないが?)
だがゲーチスをにらみつけても、にっこり笑い返されるだけだった。
サカキ(なんだこいつ。)
ルザミーネ「オーリムさんも誘ったのですが・・・まだ薬の問題で禁酒だとのことで。」
ゲーチス(アナタも道連れを増やそうとしたんですね・・・)
サカキは誘ったのが自分なので、不本意ながらあきらめることにした。
サカキ「ほら、この酒は高いんだ。大事に飲んでくれ。」

 ▼ 70 ォクスライ@ノノクラゲのヒラヒラ 25/10/14 18:41:14 ID:XO7.Gz0. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それからしばらく3人で酒をあおりまくり、どんどん酔っぱらっていく。
サカキ「畜生・・・なんであんなに俺は避けられなきゃいけないんだよ・・・」
ゲーチス「ただの反抗期でしょあれは。」
ルザミーネ「そもそもマフィアと手を切りたいという子供がいたっておかしくはないでしょう?」
サカキはあーもう、とため息をつく。
サカキ「じゃあなんでお前らはなんかこう・・・きゃっきゃうふふとやってるんだよお〜!」

ゲーチスがカツン、とコップを置く。
ゲーチス「むしろその方が気持ち悪いですけどね。」
サカキ「は、お前何言って」
ゲーチス「ワタクシの望みを邪魔してきて、それなのに大事に思っているとかぬかす。大事に思っているならワタクシに従えばよいし、ワタクシの望みが嫌いならワタクシを嫌えばよいのに、わけがわからない!」
ルザミーネ「ほんと、家出してわたくしを見捨ててくるから、こちらも見捨ててやるとか言ったら責任もてとか怒鳴ってくるし、何を考えているのかさっぱりよ。大人っぽくなったといえばそうでしょうけど。」

・・・サカキは思いっきりドン引きした。
 ▼ 71 ガルデ@かいふくのくすり 25/10/14 19:23:11 ID:1iq.hJKs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サカキ(こいつら愛情を何か勘違いしてないか?)

ルザミーネ「あなた子供に嫌われたくないというけど、まずちゃんと面倒見てたの?」
サカキ「うんにゃ…レッドっていうガキに負けてから別れて旅をしてたな…」
ゲーチス「それは愛想つかされるでしょう…愛がなくてもせめて側には居ないと…」
呆れ顔の彼らを見て、サカキは腹が立ってくる。
サカキ「そうはいうがな…お前らみたいな変な思想は持ってないと思うんだが。」
ゲーチス「…何の話です?」
 ▼ 72 ンペルト@いどのめん 25/10/14 19:30:09 ID:1iq.hJKs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サカキ「お前らさ、子供に何を期待してるんだ?普通に心配してもらえるだけいいじゃないか…」
ルザミーネ「あの子達、お人形扱いが嫌だとかいうのよ。わたくしはあんなに愛を注いでいるというのに!」
サカキ「そりゃ嫌だろ…そもそも不健全。」
ゲーチス「ニンゲンなど、嫌うか信仰するか、金だけの関係かのどれかでしょうに。なぜ信仰してこないのに嫌いもしないのか。」
サカキ(こいつ頭よさそうなのに、そんなこともわからないのか。てか人間嫌いすぎだろ…)
 ▼ 73 イリキー@マクノシタのあせ 25/10/15 10:06:43 ID:uoP.jdN2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サカキ(悩み相談してるの俺だよね?なんで俺がこいつらの疑問を聞いてるんだ?)
なんか複雑な気分になってきたので酒をあおる。度数が高い酒ばかりを用意していたので頭がくらくらとしてくる。
サカキ「ゲーチス・・・N君はさ、お前のことを本気で心配しているから、そういう態度をとるんだろ。」
ゲーチス「あれにそんな感情ありませんよ。」
サカキ「いやあるだろ・・・とりあえずさ、わからないからイライラするんじゃなくて、素直にN君の話を聞いてやれよ、遮ったりしないでさ。そうすりゃもう少しわかりやすくなるんじゃないか?N君にはいろいろ期待してたんだろ?」
ゲーチス「いえ別に・・・」
サカキ「期待してるから失望するんだろうに。」
ゲーチスはなんだか不思議そうな表情をした。
 ▼ 74 ローラベトベター@キラーメのけっしょう 25/10/15 16:13:12 ID:uoP.jdN2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルザミーネ「わたくしは!あんなに愛しているのに!」
サカキ(うわびっくりした。)
ルザミーネ「なのに皆去っていく!モーンも!リーリエも!ならこちらだって去ってやりたいわよ!」
ゲーチス「モーンとは誰ですか・・・」

そんな中でこぶしを握り締めわなわなとしているルザミーネ。サカキはなんだか切なくなってきた。


 ▼ 75 ベノム@ヘビーボール 25/10/15 16:43:40 ID:9WWEHs6I [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サカキ「愛しているから悪いことしてほしくないってことじゃないか?悪事楽しいと思うけどな。」
ルザミーネ「わたくしは美しいものであふれる世界を作りたいだけで、悪事だと思うのは世間がおかしいのですわ。」
サカキ(面倒くさい話はやめてくれ。)
サカキ「愛してるんだろ?でも。なら子供をある程度野放しにするのも大事じゃないか?彼らも自由にやりたいんじゃないか?」
ルザミーネ「そうでしょうか…」
 ▼ 76 ラルバ@ゆでタマゴ 25/10/15 16:47:56 ID:9WWEHs6I [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サカキ「俺が解説してるが…シルバーの件について聞きたいのは俺の方なんだが…」
ルザミーネ「ではお礼に。ずっと放って置かれたのが寂しかったので、あなたを否定したくなったんじゃないですか。」
サカキ「はぁ…」
ゲーチス「気持ちなど伝えてもわからないのに、伝えないでワタクシ達に管まいても伝わりませんよ。」
サカキ「」
ルザミーネ「じゃあこの辺りでおひらきに…なんか怒鳴ってスッキリしたわ…」
サカキ(俺の鼓膜はスッキリしとらんがな…)
 ▼ 77 チニン@きょうかポケット 25/10/15 21:02:36 ID:GJm.XQW6 NGネーム登録 NGID登録 報告
次の日
サカキ「マツブサ…二日酔いの薬持ってないか…」
酒の飲みすぎで気分が悪いサカキ…
マツブサ「持ってないが…大丈夫か?」
サカキ(頭痛い…)
フラダリがはぁ、とため息をつく。
フラダリ「…こちらが薬です…くれぐれもこれから、酒にのまれるような美しくないことをしないように。」
そう言って部屋を出て行った。
サカキ(俺だけ怒られるの不公平じゃね?)

フラダリ(ああイライラする…なぜあんな奴らと仕事…)
そう思いながら教室に入る。
フラダリ「では、授業を始めますよ。」
 ▼ 78 ャタピー@とつげきチョッキ 25/10/16 14:20:33 ID:XKsgZ.Xk [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「ではクラフトキットを配りますね。」
回しながら黒板に説明を書き始める。
リーリエ「あの・・・すみません。ずいぶん余ってしまったのですが。」
フラダリ「どうしてです?ああ・・・この分の人がきていないのですね。」
ボタン(うっわ凶暴な笑顔。)
フラダリ「しばらく説明書を見て自分で組み立ててみてください。」
そういい置くと手元のスマホロトムを開く。生徒達は長い説明書に集中していたので気が付かなかったが、フラダリが始めたのはハッキングであった。
フラダリ(ふむ・・・大体の生徒はバトル学で単位を取得しているのですね・・・おや?)
フラダリはある名前に目を留める。あろうことか三留しているのに、あらゆる授業をサボり続けている生徒。
フラダリ(カキツバタか・・・)
 ▼ 79 コルピ@レトルトめん 25/10/16 14:54:02 ID:XKsgZ.Xk [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
授業が終わり、生徒たちは荷物をまとめ始める。
フラダリ「カキツバタという生徒は今どこにいるのですか?」
シルバー(なんでそんなことをきくんだ?)
嫌な予感がしたのか眉を顰める者が多い。
ゼイユ「あの歯磨き粉野郎なら、多分ポーラエリアでポケモンと一緒にいると思うわよ。顔はこんな感じ。」
そのままリーグ部四天王の写真を見せる。
フラダリ「悪口はやめなさい。情報提供は感謝する。では。」

外に出たフラダリはギャラドスを繰り出し、その頭に乗る。
空を飛びながら、さっきの顔を探していく。
フラダリ(・・・いた!)
フラダリ「ギャラドス、あそこまでおろしてくれ。」

そのころ、カキツバタはというと、手持ちとのんびりしているところだった。
フラダリ「・・・君がカキツバタ君か。」
カキツバタ「は?おっさん誰だねぃ。」
フラダリ(態度まで救いようがないとは・・・やはり!!!!)
フラダリ「ギャラドス、メガ進化!アクアテールでその愚か者を消し飛ばせ!!!」
カキツバタ「え、は?」
ギャラドス「ギャアアアア!!!」
 ▼ 80 ードル@ラッカのみ 25/10/16 16:32:03 ID:XKsgZ.Xk [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「は?」
ボスズの最初の感想はそれだった。
アオギリ「フラダリは今どうしてる?」
ハンサム「薬を打たれてねむっている。カキツバタ君は・・・ここに医者を集めまくっていた甲斐あって、しばらくすれば回復しそうだが。」
ゲーチス「後遺症とかはないと?ずいぶん運がいいですね・・・」

サカキ「ハンサムさん、さすがにあいつはここから出すよな?ただでさえ危険人物だらけなのに、ダイレクトアタックまでされちゃあどうしようもないわ・・・」
マツブサ(解せぬ。)
 ▼ 81 ガフシギバナ@カットミニトマト 25/10/17 12:54:03 ID:nQs2wQEw [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「上と相談だな。まあしばらくは面倒見てくれ。」
サカキ(俺の胃大丈夫かね?)
ローズ「ま、まあ・・・明日は日曜日で休みだし、みんなのんびりしたら?」

次の日。
休みなのもあり、ペパーはオーリムのお見舞いに行くところである。
病室に入ると、薬の匂いが鼻をつく。
オーリムはベットの上でパソコンをいじっており、ペパーは何を言っていいのかわからず、口ごもった。
 ▼ 82 リーン@バシャーモナイト 25/10/17 13:07:01 ID:nQs2wQEw [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーリムは集中しているのか、なかなかペパーのことに気づかない。
ローズ「お菓子を持ってきたよ!・・・おや、先客がいたか。」
ローズが開けっ放しにしていたドアの向こうから近づいてきた。声が大きかったので、オーリムも気づいたらしい。
オーリム「ペパー!来てたのか。」
彼女の顔がぱあっと明るくのを横目に、ペパーはパソコン画面をのぞく。
ペパー「かあちゃん・・・またパラドックスポケモンについて、見てたのかよ・・・」
オーリムはにっこりとする。
オーリム「そりゃあ、楽園を作るためには不可欠だからな。」
ペパー(わかってる、かあちゃんが俺よりも、夢を大事にしてるって・・・でも、AIはああ言ってた・・・)

ローズ(しばらく二人きりにしておくべきかな?)
ローズ「ではわたくしは、けがをした生徒とフラダリ君にもお菓子を持っていくよ。それでは。」
 ▼ 83 ルマッカ@ロックカプセル 25/10/17 14:51:14 ID:nQs2wQEw [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「かあちゃんはさ・・・なんでそんなにパラドックスポケモンに執着してるんだ?」
オーリム「そりゃあ、昔からの夢だったからさ、スカーレットブックの伝承を実証するのが!」
ペパー「俺は・・・かあちゃんがずっとそばにいてくれれば、それでよかったのに・・・そりゃすごいことやってるのはわかるけどさ・・・どうして、いつもこっちの気持ちは考えてくれないんだよ!」
オーリム「楽園を作れば、二人で一緒に暮らせるようになるんだ!どうしてわかってくれない!」
オーリムが目を血走らせる。
ペパー「ごめん・・・また今度来るわ。ちょっと・・・またな!」
そう言いながら走って飛びだした。
オーリム「ペパー!」
ペパー(死んだとあきらめてたのに、生きてそばに来てくれたのに、なんであんなこと言っちゃったんだ・・・)

ローズは大きな足音を聞いた。
ローズ(誰か走っているのかな?けがしないといいが・・・)
カキツバタ「おっさん、お菓子ありがとうねぃ。」
彼がニコニコしている横では、フラダリの件で謝りに来たサナが、沈痛な表情で椅子に座っていた。
 ▼ 84 ムリット@フライもりあわせ 25/10/17 16:33:24 ID:nQs2wQEw [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキツバタがお菓子を食べ始める。
ローズ「そういえば・・・なんで君、フラダリ君に襲われたんだい?」
サナ「それについてなんですけど・・・警察の方の推測によると、カキツバタが三留なことが、逆鱗に触れたんじゃないかって・・・」
ローズ「さささ三留???」
ローズがすごい顔になる。

ローズはしばらく考え込んでいたが、ややあって、カキツバタに話しかけた。
ローズ「君の家は・・・ずいぶんとお金持ちなんだね・・・」
カキツバタ「ジジイがジムリーダーなだけだねぃ。」
ローズ「それなのに、こんな私立学校で三留もできるのかい?」
カキツバタ「・・・おっさん、何が言いたいんだねぃ。」
 ▼ 85 マンボウ@ミミロップナイト 25/10/18 12:20:02 ID:lwrgC4Ys NGネーム登録 NGID登録 報告
ローズ「わたくしはね、若い頃は炭鉱夫をやっていたんだ。高等学校に行けたわけじゃない。」
カキツバタ「へぇ。」
ローズ「だから君みたいなのには失望するよ。折角機会を貰えているのに、めいっぱい使おうとしない人は。失礼するね、サナ君。」

カツカツと靴を鳴らして出ていくローズを見て、カキツバタは腹が立ってきた。
カキツバタ(勝手に期待して勝手に失望とか、バカみたいだねぃ…)
そう思いながらも、モヤモヤするカキツバタであった。
 ▼ 86 スイバクフーン@アシレーヌZ 25/10/18 12:23:08 ID:O52wK.Fc NGネーム登録 NGID登録 報告
ローズはムカムカしながらボス御一行が集まっている部屋に戻った。すると、そこでは皆が大量の紙とにらめっこしている。
アカギ「帰ったか。さっきチャンピオンの目を盗んで、アンケートを回収してきたところだ。」
マツブサ「皆ちゃんと回答してくれて助かるな。」
ゲーチス「フラダリにも少し流しておきました…スマホロトムでこちらと話せるはずです。」
 ▼ 87 タージャ@マヨネーズ 25/10/19 11:00:56 ID:2XDQOCS. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ローズ「何か分かったことはあるかい?」
アオギリ「ネリネって子の言う通り、チャンピオンは林間学校から帰ってきて、急にランクを上げたらしい。」

ローズ「林間学校って何をやるんだい?」
ルザミーネ「それについてなのだけど、チャンピオンの出身地で、伝承について調べるらしいのよ。」
サカキ「妙だよな。知らない土地に行くならともかく、里帰りして性格変わるとか。」
 ▼ 88 ウマージ@とくせいガード 25/10/19 11:28:42 ID:2XDQOCS. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ「これゼイユさんのものっぽいですが、彼女何か知ってそうですよ。」
急に声が聞こえてびっくりするボスズ。

マツブサ「例えば?」
フラダリ「好きなポケモンを諦めさせるには、どのようなことが必要なのか、よくわからない、と。」
ゲーチス「つまりチャンピオンは、好きなポケモンに手痛い扱いを受けたと?」
フラダリ「おそらくは。」
アカギ「彼女から直接話を聞いた方がよさそうだな。呼び出すか。」
 ▼ 89 サイハナ@カチコールのこおり 25/10/20 15:27:31 ID:ogiU3zWo [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼイユを校内放送を通じて呼び出す。ついでにアオギリマツブサに追加でフラダリのところへアンケートを持っていかせた。
二人はぶーたれたものの、この中で一番元気なのお前らだろという正論に負けて部屋を出ていった。

ゼイユが部屋の中に入ってくる。説教されると思っているのか、顔がわずかに強張っている。
アカギ「いきなり呼び出してすまないが、少々聞きたいことがあるのだ。」
ゼイユは露骨に警戒する。
ルザミーネ「弟君についてなんだけど・・・なんであんなに荒れてるか、心当たりはある?」
 ▼ 90 ロストロトム@ハネッコのはっぱ 25/10/20 16:03:02 ID:ogiU3zWo [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローズ「特に、林間学校での辺りのことについて、お願いしますよ。」
ゼイユ「スグは・・・おとなしい子で。いつもおどおどしてたんです。だからわたし、アオイとハルトって子にペア組んでやってって頼んだんです。で、林間学校が終わった後、しばらく自分の部屋に籠って・・・出てきたらなんかあんなになっちゃってて。」

端折ったな、とボスズは感じた。ポケモンの気持ち云々を相談してきたのに、なぜかポケモンの話には触れていないからだ。
サカキはため息をついた。今日はハンサムさんもリラさんも、フラダリの件で忙しくしていてよかった、と思いながら。
 ▼ 91 シャーモ@ずがいのカセキ 25/10/20 16:16:09 ID:ogiU3zWo [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サカキ「サイドン、つのドリルでフラダリのスマホロトムを破壊しろ。あと向こうに回れ。」
ボールから出たサイドンは、水を得た魚のように暴れる。スマホはあっけなく壊れ、ロトムが飛び出す。

一瞬皆唖然とした。一拍おいて叫んだのはアカギである。
アカギ「ロトムになんてことを!ふざけるな!このやくざめが!」
サカキ(カルト系テロリストに言われたくないんだが・・・)
ゲーチス「おっ落ち着いてください・・・サカキ、気がふれたとかではないですよね?」
サカキ(発狂した奴に言われ以下略)

サカキは咳払いして続ける。
サカキ「さっさと行こうか。ポケモンが君の弟の奇行に関わっているんだろう?なぜそれを話してくれない?」
ゼイユはドン引きしていた。逃げようとしたのかもしれないが、ドアに張り付いているサイドンを見てサカキの方に向き直る。
ゼイユ「はあ?よそ者に教えるとでも思ってんの?」

サカキ(言う気はないか・・・ではしょうがない。脅すか。)にやり
 ▼ 92 ラージェス@カセキのクビナガ 25/10/20 16:39:49 ID:ogiU3zWo [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サカキ「君ら学生の多くは、俺たちが何やったか知ってるんだってな。」
ゼイユ「当たり前でしょ、ニュースでいっぱいやってたもん。浮世離れしてるやつらの中には知らないのいるかもだけど。」
ローズ(知っててこの態度なんだ・・・)

サカキ「だとしたら、こうは考えなかったか?俺たちには部下がたくさんいる、逆らえば君たちの知り合いに危害を及ぼすこともできる、と。」
ボスご一行の眉が跳ね上がる。やりたいことを説明せずとも気づいてくれたらしい。察しが早くて助かる。

サカキ「俺の部下は皆素直でな、俺のことを慕い続けてくれてる・・・彼らの多くは今娑婆にいる。ちょっと頼めば、君の家に怒鳴り込みに行かせることもできる。」
ゼイユ「なんかしょぼくないあんた?」

そこでゲーチスがにっこりと笑う。
「しょぼいのがおいやでしたら、部下のダークでご家族を暗殺でもしましょうか?あとは・・・個人情報をあらいざらいネットにぶちまけるとか。プラズマ団の技術力があれば、そのくらいは簡単ですよ?」
ゼイユ(なんかしゃれにならんのきたんだけど。)
アカギ「連絡とか大丈夫なのか?」
ゲーチス「まあ洗脳してるようなものですし。」
ルザミーネ「あらそれはいいわね。わたくしも盗人入れたり、人体改造とかならできますよ?ザオボーは出世をちらつかせればすぐに食いつきますもの。」ウキウキ
ローズ(うちのダンデ君は承知してくれないよね・・・まあ黙っておくか、さっさと話進みそうだし。)
アカギ「私も、部下はまだ慕ってくれているらしい・・・うちはポケ殺とか請け負っていたし、別に殺さずとも、もっとむごい目にあわせることも可能だな。」
 ▼ 93 グラージ@カロスエンブレム 25/10/20 18:34:43 ID:ogiU3zWo [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼイユ「そんなことやったら、あんたたちただじゃすまないでしょ!」
サカキ「証拠を残さなければいいだけだ。君の実家は田舎にあるんだろう?目撃者もいないだろうな・・・」
本気だと思ってもらえたのか、唇をかみしめるゼイユ。
ルザミーネ(よかった・・・話してもらわないといつまでも進まないもの、問題解決。)

ゼイユは静かに切り出した。
ゼイユ「スグは・・・この話を嫌がると思うので、他言無用でお願いします。」
 ▼ 94 ンチャム@ふるさとマフィン 25/10/21 18:33:11 ID:M67AlQjI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼイユ「さっきの、キタカミの伝承の話・・・あれに関わるポケモンに、スグはすごくあこがれてたんです。その名前はオーガポンっていいます。」
ローズ「どんなポケモンなんだい?」
ゼイユ「地元では鬼と呼ばれてたポケモンです。スグはその武勇伝にあこがれてたんですけど。」
サカキ「・・・何があったんだ?」
ゼイユ「お祭りに現れたのを、私はアオイとハルトと一緒に見かけて・・・スグには黙っているつもりだったんですけど、話聞かれちゃったみたいなんです。」
 ▼ 95 ギア@デルダマ 25/10/21 18:51:33 ID:M67AlQjI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルザミーネ「それでぎくしゃくしたの?」
ゼイユ「まあはい・・・その後いろいろあって、しばらくオーガポンと、スグ以外の三人で一緒に行動して・・・結局オーガポンは、アオイとハルトについていきたいってなったんです。でもスグはそれが受け入れられなくて・・・強ければ、オーガポンのトレーナーになれたと思い込んでいるのか、やたらと強さにこだわるようになっちゃって・・・」
ゲーチス「まあ力があればたいていのことは何とかなりますからね。」
サカキ(逮捕されてるお前がいうな)
 ▼ 96 デッポウ@ゴーストジュエル 25/10/23 12:02:03 ID:AG5cxfo6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼイユ「とにかく・・・ここまでしゃべらせたからには、ぜっっったいなんとかしてくださいね!」
ローズ「了解。・・・あれ、ちょっと、アカギ君何やっているのさ。」
アカギはスマホロトムでメールしようとしていた。

アカギ「サカキの暴挙をシルバー君に知らせようと思ってな。」
サカキ「ちょっと待て!さっきから静かにしてくれてたじゃないか!」
アカギ「ふっ、あれははったりだ。ロトムを傷つけた者を許すと思うか?」
ルザミーネ「待ちなさい、警察に話流れたら面倒なことに・・・」
アカギ「サカキだから問題はないぞ。」
サカキ「問題あるってあるってちょっとやめろおー!!!」
 ▼ 97 ンドン@するどいくちばし 25/10/23 15:55:54 ID:AG5cxfo6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
次の日、ルザミーネは教室に向かうところである。ウツロイドの毒で体が悪いため、荷物はリーリエに持ってもらっている。ニコニコしているリーリエを見る。
ルザミーネ(わたくしと一緒にいたころは、あんなふうにいつも笑ってはいなかった・・・)
毒のせいか腕も胸もじくじくと痛む。首を振って前を向く。
ルザミーネ「今日はウルトラビーストちゃんについてです。この子たちはウルトラホールという異空間の向こうに生息しており・・・」
ペパー(リーリエがウルトラホールの話をするなって言ってたの、これに関係してるのかな…)
 ▼ 98 ルビート@むらさきのミツ 25/10/24 18:14:29 ID:WJC2bMIg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
授業が終わると、いつものように生徒たちが片づけを始める。そこでルザミーネの目に留まったのは、アカマツであった。
ルザミーネ(あらあの子・・・ピンクの髪の・・・タロさんをちらちらと眺めてる・・・)
彼女が思い出したのは昔の自分であった。
ルザミーネ(わたくしも、ああやってモーンのこと、ずっと見てた・・・もしかして・・・)

気になって、こっそりと後をつける。毒で体を病んだ彼女は気づかれやすいのだが、良くも悪くも一心不乱なアカマツには見えていない。
アカマツ「あ、あの、タロ先輩・・・その・・・話したいことが・・・」
ここで確信するルザミーネ。その時に肩をつかまれる。
マツブサ「その・・・少年を追って、何をする気なんだ?」
隣にはリーリエと、そのクラスメート数人、プラスアオギリがいる。
ルザミーネ「わたくしの予測なのだけどね・・・」

アオギリ「そりゃ初々しくていいな!俺たちで応援しようぜ!」
マツブサ「若人の背中を押してやるのは大人の責務だな。」
ジュン「いいけどちょっと静かに・・・」
ボタン(出刃亀大量発生で草)
 ▼ 99 トライク@のびたバネ 25/10/24 18:40:58 ID:Bd5MXqLI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
そこにロトロトロトとメールが届く。
リーリエ「あ、アカギさんからですね…」
リーリエ「なになに…サカキゲーチスルザミーネローズはロトムスマホを壊し、ゼイユを脅迫…か、あ、さ、ま!」
ルザミーネ「ちょっとなんでよ昨日だんまりに納得してくれたじゃないの!」
シルバー「追記…フフ、あれは嘘だ。」
ルザミーネ「あんの機械バカ若造!!」
結局その日、あの場にいたボスズは子供達にこってりと絞られましたとさ。
 ▼ 100 ローゼル@ぼうけんノート 25/10/24 18:44:37 ID:Bd5MXqLI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ローズ(うん…ボタン君怒るとピオニーに似てるよね…わたくしは傍観しただけなのに…)
ローズは遠い目をしながら授業を始める。
ローズ「このわたくしが発明したエネルギープラントは…」
サナ(この人普通そう…なんで逮捕されてるんだろ…)
 ▼ 101 ンリュウ@せいなるはい 25/10/25 10:20:23 ID:nodgUPYg NGネーム登録 NGID登録 報告
ペパー(ちょっとスピード早いちゃんだぜ…)
ダイマックスの話はノートにまとめるだけで精一杯であった。

ボタン「結局今日もスグリとか来なかったね。」
シルバー「バトルで叩きのめすか?」
サナ「残念だけど…私達はボスの皆の付き添いだし、リーグに挑むのはちょっと難しいんじゃないかな…」
 ▼ 102 チート@サメハダナイト 25/10/27 15:01:42 ID:jE2YMLbE [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローズが教室を出ると、松葉づえが見えた。オーリムである。
ローズ「やあ。どうしたんだいこんなところにいて。」
オーリム「だいぶ調子もよくなってきたし、そちらのつぎに授業をやれと警察から言われてな。働かざる者、食うべからずらしい。そこで他の人から話を聞くため、リラさんに案内してもらっていてな。」
リラ「目を離すとパルデアの大穴に行こうとするので・・・」ヒソヒソ
ローズ(なんか子持ちの皆さん、自分勝手なの多くない?)
 ▼ 103 ッコウガ@じしゃく 25/10/27 15:34:16 ID:jE2YMLbE [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リラ「ローズさんは割とまともで助かってます・・・ハンサムさんによると、アカギ・ゲーチス・フラダリ・ルザミーネさんはちょっと心を病んでらっしゃるそうなので・・・あと多分ですがオーリムさんも・・・」
ローズ「ホウエンの二人はそっち系じゃないんだ?」
リラ「あの二人はその・・・ヤクザと頭やばい系だけだと雰囲気が死ぬということでのチョイスだと、ハンサムさんが・・・」
ローズ(あんなのの中に放り込まれる若者二人は、実にご愁傷さまだね・・・)

その後。
オーリム「そんなに教科取られてるのか・・・」
リラ「あなたはてらすたる?というシステムの専門家だと伺いましたが・・・」
サカキ「じゃあそれを教えてくれ。頼む。」
オーリム「私はパラドックスポケモンに触れていたいのだが。」
ルザミーネ「その子たちはどんな見た目ですの?」
オーリム「ルザミーネ君、落ち着いてくれ。ここでは会えないんだ・・・」
変なところで意気投合しているのを見て、違う違うと突っ込みたくなるサカキであった。
 ▼ 104 チ@みずのジュエル 25/10/27 16:03:30 ID:jE2YMLbE [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
結局テラスタルシステムについての授業を行うことになったオーリム。
オーリム「こちらが忙しかったので、準備ができてない。今日はさわりだけでおしまいだ。」
宿題漬けだったところにこれである。生徒たちの顔は一気に輝く。
オーリム「まあ次の授業の時に今日の分も含めて課題を出すがな。」
生徒たちの顔が一気に渋くなる。

オーリム「テラスタルとは、この学園でも使われているらしいが、パルデア地方の大穴にある成分がもとになっている・・・」
結構いい勢いで話が進んでいく。
アカマツ(なんかやっと身近な話になってきた。)
 ▼ 105 ウマージ@ベリージャム 25/10/28 18:58:23 ID:7FQQxqHY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーリム「はーーー疲れた!大勢の前でしゃべるのはまあまあ久しぶりだな。」
ボスご一行待機室に戻ってきたオーリムは、伸びをしながらそうのたまう。
オーリム「結構生徒の数は多かったな。来ていない子は本当に来ていないが。」
アオギリ「来ていない奴といえば・・・カキツバタはけががあるが・・・スグリはどうする?」
マツブサ「スグリ君はバトル学には真面目なのだっけか。バトルにこだわる気持ちはゼイユ君が類推してたが・・・やはり本人からも聞きたいな。だが、そんな素直にしゃべってくれるだろうか・・・」

ハンサム「それなら提案なんだが、N君に協力してもらったらどうだ?彼はポケモンとしゃべれるからな。スグリ君の手持ちから話を聞けるのではないか?」
 ▼ 106 ワンテ@ジュカインナイト 25/10/29 09:50:11 ID:3ae./PqE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルザミーネ「まあ!ポケモンとしゃべれるなんて素敵!ぜひわたくしに貸してくださいません?」
ゲーチス「ハンサムさん、なんでそんなこと話すんです?ここにいるヒトたちのことわかっているんでしょう?」
胡乱げに見つめられてごほんと咳払いするハンサム。
ハンサム「まあとりあえずN君に話をつけておいてくれ。ポケモンは正直にしゃべってくれるかもしれんし。」
サカキ「ポケモンの気持ちがわかるとは・・・商売に使えそうな・・・」
ゲーチス「そりゃ使えますとも!ですがアナタたちには使わせませんよ・・・」
いやそこは否定しろと呆れたハンサムであった。
 ▼ 107 ウオウ@せっかちミント 25/10/29 10:16:36 ID:3ae./PqE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲーチス「・・・そんなわけで、スグリという生徒に接近してもらえますか?アナタの立場なら近づきやすいでしょうし。」
食堂でNと会ったゲーチスは、水を飲みながらしゃべる。
N「うん、いいよ。カレがどんな風なニンゲンかも知りたいし。」
あっさり承諾されてちょっと拍子抜けする。それを隠すように話題をそらす。

ゲーチス「この前ワタクシの部屋に来ていたのは何を話すためだったのですか?」
 ▼ 108 クロム@マヨネーズ 25/10/30 14:38:45 ID:PPb2C0D. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
N「えーっと・・・」
ゲーチス「おや、大人には話せないようなことですか?」
N「・・・オーリムさんについてと・・・あと父さんについても・・・ちょっとね、縁切った方がいいって意見もあってさ・・・」
ああそういうことか、と思う。
ゲーチス「確かに、アナタこそ、実の親でも探しに行けばいいではありませんか。」
なぜ自分にこれほどしゃべってくるのか、サカキの言葉を思い出すが・・・

Nの目が下を向く。ずいぶんとニンゲンらしい姿に動揺する。
N「あの人達は、父さん以上にボクのこと嫌いだもの。」
 ▼ 109 ラッタ@ミズZ 25/10/30 16:20:09 ID:PPb2C0D. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
はあ?と思った時、目の端に髪の赤い男が見え、ゲーチスはぎょっとする。フラダリである。
ゲーチス(鎮静剤を大量投与されたとは聞いていたが・・・)
右半身の薬をもらうときの医者の話を思い出す。
フラダリ「こんなところでどうしたんですか?」
ゲーチス「いえ少し話を・・・アナタこそここにいて大丈夫なのですか?」

フラダリは口を開く。
フラダリ「ここの学食のメニューを変えるにはどうすればいいかと。現地に来れば何か思いつくかもと考えましてね。ギャラドスを取りあげられたのでさようならすることもできませんし。」
N「このヒトと父さんとどっちが危険」
ゲーチス「あまり無駄口は叩かない方がいいですよ。」
 ▼ 110 トツキ@やきチョリソー 25/10/31 14:45:19 ID:Tu/IFmNo [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
困っている様子のフラダリにNが声をかける。
N「ここの生徒とじっくり話をしてみたらどうだろう?料理にくわしいヒトとかいるんじゃないかな?」
フラダリ「えーと、料理が得意なのは・・・」
ゲーチス「この前のアンケートによると、アカマツとペパー、でしたっけ?ペパーは最近来たばかりですが。」
フラダリ「では、彼に会ったらちょっとどうすればいいか聞いてみますね。」

フラダリが何も騒ぎを起こさずに食堂を出ていったのを見てホッとする二人。
N「あ、明日の授業の準備によばれてたんだ。そろそろ行かなきゃ。」
ゲーチス「スグリの件も忘れないように。」
釘を刺したところで、Nが急に目を覗いてくる。
ゲーチス「・・・どうしたんです?」

N「あの、父さんはさ・・・なんで、プラズマフリゲートでボクにトモダチをけしかけなかったの?キョウヘイとメイにはやってたじゃない。カレらはアナタの前では無口だったのに。」
ゲーチス「どうして、とは・・・」
頭が真っ白になったゲーチスを見て、Nは静かにほほ笑む。
N「考えてほしくてさ。じゃあ、またね。」
 ▼ 111 スイゾロアーク@ポロックケース 25/10/31 16:40:05 ID:Tu/IFmNo [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そのころ。
マツブサとアオギリはタロの後をつけていた。
マツブサ「なんでいるんだアオギリ・・・」
アオギリ「そっちこそ!」

シルバー「あんたたち何やってんだよ!きもいぞ!」
あっという間に見つかってしまう二人。
アオギリ・マツブサ「」
 ▼ 112 ブトプス@ノワキのみ 25/10/31 17:58:26 ID:Tu/IFmNo [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タロ「皆さん何を騒いでいるんですかー?」
タロに気づかれてしまい3人はあわあわする。
アオギリ「えっと、そのお・・・」
マツブサ「君はどのような男が好みなんだい?」
シルバー「セクハラやめろおい!」

タロは首をかしげてから口を開いた。
タロ「私のパパは、アンダーグラウンドボス・ヤーコンなんですが・・・」
マツブサ「あれっもしかして怒ってる?」 ヒソヒソ
シルバー「当たり前のことだろ・・・教師が生徒の好み聞くとかやばいだろ・・・」
 ▼ 113 リマロン@カシブのみ 25/11/04 15:10:25 ID:iP1siUIU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マツブサ「やーこん?というのは立派な人なのか?」
タロ「当たり前です!ジムリーダーで、社長もやってる、それにわたしの望みもちゃんと聞いてくれる・・・尊敬できるパパなんです!」
シルバー(うちの親父もジムリーダーなのに・・・なんであんなかっこ悪いんだよ・・・)
マツブサ「ほう、それはすごいな。」
ヤーコンガードに全く気付かないマツブサである・・・

アオギリ「えーっとな、こいつは別にセクハラしたいとかそういうんじゃなくて・・・その・・・あんたのこと好きな生徒がいるんだ・・・そいつがお眼鏡にかなうかどうか聞きたいだけなんだすまん。」
 ▼ 114 ガヤンマ@クリティカッター 25/11/04 18:37:35 ID:iP1siUIU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タロは質問の意図がわかったのか表情を緩めた。
タロ「わたしはかわいいものがすきなんです!」
シルバー(かわいい・・・アカマツはどうなんだこれ?)

マツブサ「君の思うかわいいの例とは?」
タロ「わかりやすいところでいえば・・・わたしの手持ちポケモンでしょうか。グランブル、アシレーヌ、ドリュウズとか。」
シルバー「なんで前の二つからドリュウズ?」

タロはふふ、となってくれた。
タロ「ドリュウズの可愛さがわからないとはまだまだですねー。うちのパパも切り札として使うくらいには気に入ってるのですが。」
 ▼ 115 ククラゲ@エドマのみ 25/11/05 11:52:40 ID:Tr1wLcEE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アオギリ「人間でかわいいと思うのは?」
タロ「そうですね・・・小さい子とか、あとはスグリくんでしょうか。」
マツブサ(後者はアカマツ君に絶対伝えられないな。)

シルバー「あんたは親父さんと仲いいんだな。」
タロ「そうですねー。」
シルバー「うちの親父ーサカキーもそのヤーコンさんくらいかっこよければな・・・」
タロ「どういうところが嫌なんですか?」
 ▼ 116 チエナ@カセキのサカナ 25/11/07 18:04:25 ID:3ZxI5ZUY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シルバー「そりゃあさ・・・たくさんの部下と群れてるところ、かな・・・昔はあんたみたいに尊敬してたんだよ、強いと思ってたし・・・」
アオギリ「サカキの奴、部下から慕われてるのか?」
シルバー「慕われては、いる。それはそれとして・・・かっこ悪いんだよ。」
タロ「マフィアが家族というのは・・・確かに嫌ですね・・・」

マツブサ(気持ちはわからんでもないが・・・サカキも気の毒だしな・・・)
マツブサ「部下に慕われてはいるんだろう?なら彼らに、なんでサカキ君についていくのかとかをきいてみたらどうだ?」
シルバー「・・・なんでそんなことしなきゃいけないんだよ。」
マツブサ「君に見えてないものもあるかもしれない、ということでまあ・・・とにかくやるだけやってみてもいいのでは。」
 ▼ 117 ガハッサム@ホズのみ 25/11/10 14:22:09 ID:Hm0spSXg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シルバーはしぶしぶといった風だったがうなずいてくれた。そこで急にタロがポンと手をたたく。
タロ「そういえばマツブサ先生、聞きたいことがあるの思い出したんですけど。」
マツブサ「どうした?」
タロ「カキツバタ、授業に来ないのはいつものことなんですが、いつも来るリーグ部の活動に来ない理由ってわかりますか?一応四天王ですし。」
マツブサ・アオギリ(フラダリがケガさせたとか言えるわけない・・・!!!)

2人のすごい顔を見て、タロは事情を知っていると気づいたらしい。
タロ「・・・簡潔に説明してください!」
 ▼ 118 ロバンコ@ゴールドスプレー 25/11/10 15:12:44 ID:Hm0spSXg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アオギリ(フラダリにヘイト向かわせるわけにはいかんよな・・・せや!)
アオギリ「この前ポーラエリアにいるとき、水タイプの技受けてけがしたらしい。その・・・あんま皆の前で言うことでもないだろうと思ってさ。」
タロ「それだけですか?・・・歯切れが悪いようですが。」
マツブサ「あっ当たり前だろうははは。しばらくしたら回復するらしいから心配しなくても大丈夫だ。ではさらば。いくぞアオギリ!」
アオギリ「おう!」
タロ「ちょっと待ってください!」
その声を聴くことなく、2人は爆速で走り去っていった。
 ▼ 119 ツノツツミ@ホイップクリーム 25/11/11 18:43:17 ID:GCZsRZYU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タロ「・・・みたいなこと言ってましたけど、あの人達他に何か知ってますよね?」
不服だったタロは、ボスご一行が集まっている職員室に来てぶちまけた。
サカキ(あいつら顔に出すぎだろ・・・)
サカキ「なんで俺たちにそんなこと聞いてくるんだ?反社は嫌いだと聞いたが。」

アカギ「そんな心配するとは、ずいぶんと仲良しなんだな。」

タロは目を吊り上げた。
タロ「き・ら・い・で・す!サボるし宿題まともにやらないし部活の仕事は押し付けてくるし!」
ゲーチス「カレは留年以外にもずいぶんと態度が悪いようで・・・」
 ▼ 120 ュリネ@せいれいプレート 25/11/11 18:57:06 ID:GCZsRZYU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タロ「けが早く治して、部活のこともちゃんとやってほしいんです!で、ポーラエリアでけがとか・・・」
ゲーチス「まあまあ、カレだって疲れている時はあるでしょうよ。」
戻ってきたばかりのゲーチスはなげやりにのたまう。
サカキ「・・・やっぱ問題行動だらけだし、説教してくれる人を呼ぶべきか・・・ゲーチス、お前同郷だろう、カキツバタの知り合いとかわかるか?」

ゲーチス「そうですね・・・カレの家は竜の一族ですので・・・その筋の人、例えば元チャンピオンワタル、祖父のシャガ、シャガの養い子チャンピオンアイリス、パルデア四天王ハッサクとかなら、顔見知りとかでは?」
タロ「そうです、ハッサクさん!ブルーベリーポイントっていうのを集めるとこの学園に呼べるんですよ!」
ルザミーネ「それならそうと早くいいなさい・・・」
 ▼ 121 マヨール@アクロママシーン 25/11/13 17:03:16 ID:prkAGj9E [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーリム「ブルーベリーポイントがたくさん必要なのか・・・ハッキングして引き出すか。」
タロ「ちょっと待ってください、先生はあれ使えませんよ。」
オーリム「」

サカキ「じゃあ・・・生徒の皆に貸してもらうということか?できるか?てかなんでハッサク呼べるんだ?」
タロ「ハッサクさんはここの姉妹校のオレンジアカデミーの教師ですし、パルデア四天王でもあるので。」
アカギ「では、ハッサクを呼びたい人を募集するか。何人かいればブルーベリーポイントとやらも調達できるだろう。」
ルザミーネ「そうね、じゃあそれはアカギ、お願いね。」
アカギ「」
ルザミーネ「あら?あなたは機械好きなんじゃないの?パソコン駆使してポスターの一枚や二枚、作っちゃいなさいよ。ロトム一匹のためにうちのリーリエに告げ口するくらい好きなんだし、ね。」
サカキ(やっぱ根に持ってたんだなあれ。)
 ▼ 122 レイシア@ジュカインナイト 25/11/13 17:09:47 ID:prkAGj9E [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タロ「告げ口って何ですか?」
ルザミーネ「サカキさんの悪行のあれこれを子供たちに流したのよ。」
サカキは急に意識が持ってかれる。

サカキ「ちょっと待てええ、あの脅しは俺だけ次じ・・・ぎゃあっ。」
隣のゲーチスが杖をサカキのあしに突き刺し、サカキは悲鳴を上げる。
ゲーチス「これ以上Nがうるさくなるとまたおかしくなりそうなので、アナタが全部引き取ってください。」ニッコリ
サカキ(さすが廃人経験者は言うことが・・・ちょっと待て理不尽すぎるだろおおお!!!)
 ▼ 123 ムスター@ヘイラッシャのヒゲ 25/11/14 14:19:37 ID:zLTs166. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
次の日。
つま先の痛みに耐えながら授業を終えたサカキは、宿題の多さからボタンに泣きつかれた。
ボタン「うち、トップからの仕事もあるんよ、おわらん・・・ちょっと手伝ってほしいんよ。」

サカキ(うまくいけば、ハッキング技術持ちのこの子からの信頼を得られるかも?)
サカキ「おういいぞ、他に宿題大変な奴は俺の部屋に来い。」
ペパー「俺もちょっと頼みたいちゃんだぜ。」
 ▼ 124 ッシー@じめじめこやし 25/11/17 15:52:32 ID:cXjIiWMo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そんなわけでボタンの部屋で宿題をやることになった三人。プリントの解説をしながら雑談もする。
ボタン「そういえば、この学園を改良するとか言ってたけど、あれどうなったん?」

サカキ「ははは・・・なかなかうまくいかないな・・・リーグ部が忙しい生徒たちは相変わらずなかなか来ないし。スグリ君を変える必要がありそうだが。しかし・・・変えるべきなのは学園だけなのだろうか?」
ペパー「どういうことかよくわからんちゃんだぜ。」

その時、ドアがばん、と開いた。
ローズ「ああ、ボタン君、君が頼んでたイーブイのぬいぐるみが届いたぞ。」
ボタン「マジ?早くてうれしい!」

サカキ「・・・ぬいぐるみ注文する暇あるんかい・・・」
 ▼ 125 ロバンコ@もうどくプレート 25/11/17 16:51:55 ID:cXjIiWMo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローズ「サカキ君もいたのかい。」チョットビックリ
サカキ「そういえば、あんたいつも何してるんだ?あんま皆がいる部屋で見ないんだが。」

ボタン「伯父さんはすごいせっかちだし、周りの人間には予想もつかないことをやるって、親父が言ってた。そんなだから親父に嫌われてると思うんだけど。」
ローズ「厳しいねぇ・・・厳しすぎるよ。そういうの、よくないんじゃないの?」
サカキ「いや否定はしないんかい。」

ローズ「オリーヴにも似たようなこと言われたからね・・・」
 ▼ 126 ガマフォクシー@きいろのバンダナ 25/11/18 18:36:58 ID:Oo5YKqos [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボタン「なんで言われているのに直さないのさ。」
ローズ「大人はね・・・プライドが邪魔して、素直にはなれないんだよ・・・」
ローズ(実際全然治せないし、この性分のおかげで出世できたところもあるしね・・・)
ボタン「いや人から言われてるうちに直した方が、いいよ。そんなんだからブラックナイトとかひきおこしちゃうんだろ!」
サカキ「おいおい辛らつだな・・・」
 ▼ 127 ビビール@つめたいいわ 25/11/18 18:40:37 ID:Oo5YKqos [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローズ「そうはいっても急には難しいよ・・・」
ボタン「いや、意識するだけで違うから!」
ローズ「でも、ボタン君もせっかちなところあるよね。」
ボタン「」
サカキ「・・・あーとりあえず勉強するぞ。需要供給曲線の練習問題だ、ほら。」

だいぶぜーはーしながら頑張っていたところで、ペパーがぽつんと漏らす。
ペパー「そういや、アカマツも色々忙しいとか言ってたけど、どうしてるんだ?」
 ▼ 128 リゴン2@しんぴのしずく 25/11/18 18:56:00 ID:Oo5YKqos [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパーが思い出したころ、アカマツはサバンナエリアでアオギリ・マツブサと会っていた。

マツブサ「・・・つまり、タロ君の好みは、ドリュウズ・グランブル・アシレーヌに似ているかわいい子らしい。」
アカマツ「どういう意味だ?てかなんで俺がタロ先輩のこと好きなの知ってるのさ!」
マツブサ(素直だな・・・)

アオギリ「そりゃあお前の視線の先とかを見てればわかるさ!」
さわやかな笑みに悶絶するアカマツであった。

気を取りなおしたアカマツが口を開く。
アカマツ「その3匹のかわいさって、具体的にはなんなんだ?」
3人でうーんと頭をひねる。

アオギリ「ポケモンを観察してみるとか、そのポケモンの真似をしてみるとか、いいんじゃね?」
無理やりひねり出したわけだが、アカマツは目を輝かせる。
アカマツ「なるほど!」
突っ込み不在のまま進んでいく会話を、フライゴンやカエンジシはいぶかしげに見つめるのであった。
 ▼ 129 タージャ@なんごくかいがら 25/11/20 16:40:17 ID:4YJk9fx2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カツン、ぐしゃ。
何かが草を踏みつぶしながらやってくる音が聞こえ、アカマツは振り向く。
そこにいたのはオーリムであった。

マツブサ「ちょっと、松葉づえでこんなところを歩くのは危なくないか?何かあったのか?」

オーリムは一拍おいてから答える。
オーリム「コライドンが警察の実験に使われていると生徒が話していたのを聞いたから、どこにいるかと思ってな。心配するな。こういう場所はトドロクツキに乗って移動している。」
アオギリ「実験?穏やかじゃねえな。ちょっとハンサムさんに聞いてみるか。」

スマホロトムでハンサムに連絡を取る。

アオギリ「〜ということなんだが、ポケモンを実験ってどういうことだ?」
ハンサム(やはり過激派環境保護団体の長だな・・・)

ハンサム「変なことではない。コライドンはモトトカゲと同じくライド用に優れているから、キャニオンエリアで空をどれだけ飛べるかをはかっているだけだ。あ、オーリムくんにはいうなよ?下手に興奮させてしまうかもしれんからな。」
アオギリ「りょーかい。」

しかしアオギリが通話を切ったとき、既にオーリムの姿は消えていた。
マツブサ「ハンサムさんに何というべきかこれは・・・」
アオギリ「」
 ▼ 130 ャンデラ@マスターボール 25/11/21 18:02:34 ID:.zeYT9WQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
トドロクツキに飛び乗ったオーリムはキャニオンエリアに降り立った。
オーリム「コライドン、コライドンは・・・あ。」
空をせっせと飛んでる姿をみつけ、そちらへと向かう。
オーリム(やはり・・・翼の王と呼ばれるだけあり、飛翔する姿のなんと美しいことか。)

ネリネ「すみません、どうされましたか?」
声を掛けられ振り向く。
 ▼ 131 マズン@ファイヤーメモリ 25/11/23 18:15:50 ID:8s5Yvw.I NGネーム登録 NGID登録 報告
すみません忙しいので上げときます
 ▼ 132 ブト@ひのたまプレート 25/11/25 17:05:11 ID:P7r.x04E NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーリム「君は・・・ネリネ君か。どうしたんだい、こんなところで。」
ネリネ「ネリネは、キャニオンエリア担当の、四天王ですので。」

オーリム「では、あのコライドンの飛翔能力を上げたのにも、君がかかわっているのか?」
ネリネ「はい。アギャアスさんは空をとぶための丸薬がお好きなようで・・・」
オーリム(ふむふむ。なるほど。)

一人で悦に入っているオーリムであったが、次のネリネの言葉を聞いてん?となる。
ネリネ「スグリは、今、どうなっているでしょうか・・・」
 ▼ 133 ラルファイヤー@ディフェンダー 25/11/27 16:20:08 ID:aMewgN6. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーリム「なぜ気にしてるんだ?」
ネリネ「友人の、弟なので・・・先生こそ、誰か気にしている人はいないのですか?」

オーリムははぐらかされたように感じたものの口を開く。
オーリム「最近一人息子に怒鳴られてしまってね。どうしたものか。」

ネリネ「何が、ありましたか?」
 ▼ 134 ポポタス@ヤバチャのかけら 25/11/27 16:27:36 ID:aMewgN6. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーリム「私は、コライドンとパラドックスポケモン・・・君がアギャアスさんと呼んでるポケモンの仲間を研究していたんだ。」
ネリネ「研究する、ということはやはり好きなのですか。」
オーリム「そうだよ。子供の時からのあこがれだった。私は楽園で、家族と一緒に暮らしたかった。夫は遠い昔に去ってしまったが、あの子はまだいてくれる。だからこそ・・・」

ネリネがなんだか重い話にどう答えていいのか迷っているうちにオーリムは続ける。
オーリム「あの子と数年間会えなくても、パラドックスポケモンを地上に満ち溢れさせるために、がんばってきたというのに、あの子は・・・」
ん?
 ▼ 135 ックラー@イトケのみ 25/11/27 16:36:56 ID:aMewgN6. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネリネ「あの・・・飛翔データを見る限り、アギャアスさんの戦闘力はかなり高いようですが・・・」
オーリム「そう、パラドックスポケモンたちは戦闘力が高い荒くれものだ。だが彼らがこの世界に降り立ち、今の生物を駆逐するのもまた、自然の姿ではなかろうか?」
ドン引きするネリネ。

しばらくしてから、刺激しないように注意深く口を開く。
 ▼ 136 ラルダルマッカ@トウガのみ 25/11/28 19:49:35 ID:Oyc21.FM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネリネ「彼らを地上に解き放ったら・・・私たちもけがしてしまいませんか?それは合理的では、ないと思います。」
オーリム「君は人間だろう?なぜそんなAIのように合理性を気にするのだ。」
どことなく冷たい目になるオーリム。

ネリネは深呼吸して続ける。
ネリネ「大事な人が、つらい目にあうのは嫌だからです。あなたも、先ほどの発言を鑑みるに、家族のことは、大事に思っているのでしょう?」
オーリム「もちろんだ。」
 ▼ 137 ロッゴン@ガラナツブレス 25/12/01 18:54:43 ID:e.XYJBQM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーリム「だからこそ、早く研究を進めなくては!・・・そうだ、コライドンの飛翔データはあるか?ぜひほしい。」
ネリネ「・・・せません。」

オーリム「ん?」
ネリネ「今のあなたには、渡せません。ネリネは、四天王です。・・・私が、断る理由を、理解してから、また来てください。」
オーリムはぎろりとにらみつけたが、ネリネもにらみ返す。

オーリムは自分の体の状態を思い出した。
オーリム(何が言いたいんだこの子は・・・しかし、強行突破も難しそうだな。帰るにもトドロクツキは必要だしな。)

オーリム「ではさようなら。そんなAIみたいに生きるのはお勧めしないがね。」
 ▼ 138 ンドロス@キョダイパウダー 25/12/01 19:01:06 ID:e.XYJBQM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数日後。
Nはスグリを目で追っていた。授業の合間にやっていたものの、2人きりで長めに話せそうな場面がなかなか見つからなかったからだ。
N(いつも部員に厳しい指導しているからなあ・・・あれ、今は、誰もいないか?)

N「こんにちは、スグリ。ボクはN。ちょっと話したいことがあるんだけど、いいかな?」
スグリ「はあ?」

ジト目を向けられるN.
N「ええとね・・・君の手持ちポケモン、見せてもらえるかい?」
 ▼ 139 ラフロル@ペッパー 25/12/01 21:53:21 ID:t/tsg0Vo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 140 ガルチャブル@くろいたてがみ 25/12/02 18:28:22 ID:slKoXsO2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スグリ「・・・なんでだよ。」
不審そうな目を向けられてあわあわするN.
N「いやあのボクはカレらへのラブにあふれていてだから触れ合いたいと思ってさ、キミは育成も得意だと聞いたし仲もいいんじゃないのかい?そんな喜びの声を聴きたいなってそうすることで新たな数式が導き出されるかもしれないし。」

スグリは突如早口でまくしたてられたのに唖然としたのか、何を言ってるのかよくわからなかったのか、気圧されたのかNにはよくわからなかったものの、下を向いて黙ってボールをポケットから取り出した。
 ▼ 141 ルシェン@ガラナツリース 25/12/02 18:52:51 ID:slKoXsO2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
N「へえーカイリューに、ニョロトノに・・・ボクも天候パ使うんだよ。キミたちとは気が合いそうだね。」
N「ところでさ・・・キミたち、あの子がバトルにこだわる理由、知っているかい?」
スグリ(は?独り言か?いや頭ちょっとおかしいのか?ポケモンに質問って・・・)

カイリュー「うーん、私はちょっとよく知らないんですよねえ。なんせ最近になって手持ち入りしたもので。」
ガオガエン「それは俺にも言えるな。俺が知ってるご主人は、いつも強くなりたいなりたいと、良くも悪くもストイックだ。」
ニョロトノ「そもそも林間学校から帰ってきてからだもんな、俺たちが手持ちになったの。」

N(思ったよりも感触悪いな・・・)
N「逆にさ、その林間学校?の前からいた子はいるのかい?」

カミツオロチ「それは拙者のことか?」
 ▼ 142 スモッグ@みどりのカナリィぬい2 25/12/02 19:00:34 ID:slKoXsO2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
N「え、キミが?」
独り言にしては不思議な感じのNに、スグリが眉根を寄せる。

カミツオロチ「そうだよ。拙者はよーく知っている。ご主人がなぜ、強さを目指したか、そうあれは山の中の・・・」
N「ごめん、よくわからない。簡潔にまとめてくれると嬉しいんだけど。」

出鼻をくじかれたものの気を取り直してカミツオロチはしゃべる。
カミツオロチ「ハルトとアオイという天才トレーナーに、ご主人の憧れのポケモンはゲットされた。それで・・・ご主人は、彼らよりも強くなれば、うまくいっていたのではないかと思いつめ・・・」

N「どうすればいいんだろう?」
カミツオロチ「強さで、ご主人が負けたわけではないように見えた。どちらかというと、寄り添いの差・・・向こうがつらいとき、一緒に行動してやれたか、そんなところだな・・・それにご主人が気づいてほしいのだが。ずっと、心配している。」
 ▼ 143 ンドン@フサパック 25/12/02 19:32:14 ID:n8csemHg NGネーム登録 NGID登録 報告
N「なるほど、アリガトウ。じゃあ早速…」
カミツオロチ「いや待て、こういうのは慎重に進めてくれ。頼む。」

そこにスグリがつかつかと寄ってきた。
スグリ「あんた不審者みたいだよ。ちょっと皆戻って。」
Nはちょっとショックを受けながらも、カミツオロチのことも考えて、引くことにした。
 ▼ 144 ルーグ@ひでん:すぱスパイス 25/12/03 12:58:42 ID:omug4.DI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Nはどのようにして、ボスご一行にわかりやすく伝えるべきかを考えながら歩いていた。
N(きついこと言われたな・・・うーん。)

そうこうしていると、ポケモンが噂話をしているのが聞こえてきた。
ケケンカニ「なあなあ、あそこの子、名に話してるんだ?」
ニャスパー「金髪の人の方につき合わされてそうに見えるけど・・・」
N(どうしたんだろう?)

きょろきょろと見回してみると、ポケモンたちが遠巻きに眺めているところがあった。
N(あれは・・・ルザミーネと、サナ?)
 ▼ 145 ロモリ@ゆれないおまもり 25/12/04 16:29:39 ID:dgiE76is [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Nがのぞくと、案の定、2人はせっせとしゃべっていた。
ルザミーネ「・・・それでね、エーテル財団の件でグラジオから連絡きて・・・ずいぶんと生き生きしてたの・・・リーリエも最近そう。わたくしが愛を注ぎに注いでいた時は、あまり笑っていなかったのに。サカキの言うことにも、一理あるのかしら・・・」
サナ「サカキさん、なんて言ってたんですか?」

ルザミーネ「もっと自由にさせるべきだって。・・・旅に出るような無神経男に言われたくはないのだけど。」
サナ「ルザミーネさんが愛情深いのはわかるよ。・・・でも、全部管理されてるというのは、やっぱり、息苦しくもあるんじゃないかな。」

ルザミーネ「そうかしら・・・」
ルザミーネは、サナの口調に突っ込む気力がわかない程度には落ち込んでいた。
サナ「うん。サナもこの前、自分探しの旅、したんだ。フラダリさんが暴れたり、大変なこともあったけど・・・綺麗な草原とか、花火とか、思う存分眺められて、すごく満足した。リーリエ達も、そんな感じなんじゃないかな。」
 ▼ 146 ガバシャーモ@チュリネのはっぱ 25/12/04 16:52:56 ID:dgiE76is [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルザミーネ「じゃあわたくし・・・もっと後ろから眺めているべきなのかしら。でもそれで伝わるのかしら、わたくしの愛・・・」
サナ「ルザミーネさんの気持ちは、みんながわかってると思うよ。だからこそ、リーリエだって、ついてきたんじゃないかな、ここに。そんな一人になることに不安にならなくても、いいと思うんだ。」

ルザミーネは自分の表情を指摘されたことに少し驚いたが、ふふ、と頬を緩めた。
ルザミーネ「ありがとうね、サナさん。」
 ▼ 147 ーフゴー@ぎんのこな 25/12/04 17:01:04 ID:dgiE76is [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サナ「そういえば、ルザミーネさんに会う前、ローズさんが忙しくしてるの見たの。手伝おうかと思って。そしたら、アカギさんの方手伝って、って言われちゃった。」
ルザミーネ(そういえば、全部アカギに丸投げしたけど、今頃どうしているかしら・・・)

アカギ(他ボスども、機械ができる奴もいるくせに・・・許すまじ。いや、感情を持つべからず。)
アカギは心の中で様々なことを唱えながら、パソコンをいじっていた。

ロトム「大丈夫ロト?紅茶を飲むロト!」
こっちは実に癒しであるが。
 ▼ 148 ラルヤドン@グラシデアのはな 25/12/05 17:25:39 ID:FuHgYoas [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シルバー「なんで俺が手伝わなきゃいけないんだよ!」
ボタン「雑用しないと、ロケット団の幹部のアドレスとか、ハッキングしてやらんってことじゃないんか?」
シルバーはため息をつきながら紙を出し始めた。

アカギ「教師陣にBPを貢げば、お小遣いを渡すというのはどうだろうか。」
ボタン「それいいな。」
シルバー「・・・買収やめろおい!」
 ▼ 149 サキント@サンドウィッチ 25/12/05 17:32:43 ID:FuHgYoas [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シルバー「普通にその呼びたい奴の得意分野かいときゃいいじゃないか。」
ボタン「ハッサク先生は美術の担当だった。」

アカギ「彼の手持ちはどんな感じだ?」
ボタン「四天王やってるからわかるよ。・・・えーっと、切り札はセグレイブ。」
ロトム「さすがロト!パルデアリーグでの経験が役に立つロトね!」

ボタン「・・・なんか明るくてかわいいな、ロトム。」
 ▼ 150 チュー@ハートスイーツ 25/12/05 17:50:50 ID:FuHgYoas [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アカギ「やはりそう思うだろう!そうだろう!」ウキウキ
シルバー「アカギさんってずいぶんロトムのこと、好きなんだな。」
アカギ「ああ。幼いころの私の、唯一の友達だったからな。」
ボタン(なんか身につまされる・・・)

シルバー「手持ちにはいないのか?」
アカギは頬をゆがめた。
アカギ「家を訪れた男が奪い去っていった。」
 ▼ 151 ェリム@きょうせいギプス 25/12/06 18:28:36 ID:SIbI7ZZI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロトムかわいい
 ▼ 152 レユータン@りゅうのプレート 25/12/08 18:31:15 ID:WeQgiTCo [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロトム「ボクは警察のみんなからアカギのそばにいて、と頼まれたロト。アカギの子供のころの友達は別ポケモンロトね。」

シルバー「・・・そいつは捕まったのか?」
アカギ「いや、私の知る限りではない。それからかな。私が感情を忌み嫌うようになったのは。」

ボタン「その割にはロトムをいつもそばに置いてるってローズ伯父さんが言ってたけど。」
ロトム「そうロト!いつも心配してくれるロト。ボクの同族の心配も欠かさないロト!」

アカギ「まあ私はロトムというものに多大な興味を持っているからな。」
ボタン「それは感情を否定してるとはいえないのでは。」
 ▼ 153 レッグル@トロピウスのはっぱ 25/12/08 18:37:08 ID:WeQgiTCo [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アカギ「そそそんなことは。」
シルバー「あるんじゃないか?あんた素直じゃないな。そんなイデオロギー捨てちまえよ。だいぶ楽になれると思うぞ。」
アカギ(多くが純粋な子供が言うというのは・・・そういうことなのか?)
シルバーが元窃盗犯であることを知らないアカギはそんな風に思うのであった。

ロトム「ボタンちゃん、キーを素早く打てるのすごいロト!」
ロトムの声で現実に引き戻されたアカギは、再びパソコンに意識を向ける。
 ▼ 154 ガイアス@はつでんしょキー 25/12/08 18:55:05 ID:WeQgiTCo [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2時間後。
アカギ「・・・できたな。」
シルバー「印刷もしたし、あとはこれを配るだけか?」
ポスターには、ハッサクとセグレイブの立ち絵、彼の美術に関する見解などが簡潔に書かれ、最後に大きくBP募集!と書かれていた。
アカギ「ああ。・・・おや、Nからメールが届いている。ふむふむ・・・」

メールには、スグリに関することと、その件に対処するために一度ボスご一行皆で話したいということが書かれていた。
アカギ「ふむ、だがおのおの予定ありそうだがな・・・」

シルバー「おい・・・親父の部下のアドレスの話はどこ行ったんだ。」
ボタン「うちが今やってるから待って。」
アカギ「私も手伝う。少し待て。」
ロトム「これ犯罪じゃないロトか?」

ボタンが小声でささやく。
ボタン「シルバーがしゃべった後、ハンサムさんたちに共有するよって言ってあるから。そうしたら捜査協力のためとOKもらえたし。」
 ▼ 155 テラ@デンリュウナイト 25/12/08 19:02:09 ID:WeQgiTCo [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それからしばらくたち、アカギとボタンが顔を上げる。
アカギ「これが、例の4人・・・アポロ、アテナ、ランス、ラムダのアドレスだ。彼らは逃亡中だから頻繁に変えている可能性あるし、なるべく早く連絡するんだな。」
シルバー「あんがと、アカギさん。」

ロトム(複雑ロト・・・ん!新着メールロト!)
 ▼ 156 ガヤミラミ@ボーマンダナイト 25/12/09 17:51:44 ID:G2jEwjkU [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロトロトロト・・・
アカギ「ん、皆の予定すり合わせたものが来た。まあ私も都合はいいが、すぐにはできないのだな・・・」
ボタン「みんな何やってるん?」
アカギ「普通に授業の日程が合わなかったりするものだ。それに、体を悪くしている者も多いからな。」

子供たち二人が出ていった部屋で、アカギは天井を所在なく見上げた。
アカギ(あの子たちは、友人がいそうだな・・・幸いな、ことだ。)
アカギ「ロトム・・・」
ロトム「何かやりたいことがあるロトか?」
アカギ「ロトムは何をしたい?」
ロトム「ポケモンクイズロト!」

ニコニコしながら飛び回るロトムを見て、アカギは自分が微笑んでいることに気づき、ひそかに動揺するのであった。
 ▼ 157 マカジ@フェザーボール 25/12/09 18:31:09 ID:G2jEwjkU [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
次の日。
タロは授業を終え、気分転換のために部室へと向かっていた。
タロ(うん、今日は素早く終わっていい感じです。・・・あれ?)
タロの目に映ったのは、大きな布のかたまり。

タロ(これはガラルヤドランモチーフでしょうか・・・可愛すぎですよ〜)
口元を緩めたところで、布のかたまりが振り向き、赤い髪が見える。

タロ「ちょっとアカマツくん!何やってるんですか!」
 ▼ 158 イタラン@ひでん:にがスパイス 25/12/09 18:44:20 ID:G2jEwjkU [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アカマツは慌てた。とりあえずアオギリマツブサの勧めに従い、ドリュウズの着ぐるみを作ろうとしてみたのだが、ありあわせの物で作った結果、あまりにも原型からかけ離れたものになってしまった。それでもとりあえず着てみたものの、なんだかタロの顔はひきつっている。
アカマツ「その・・・どうしたの?」
タロ「なんで、そんな変な格好してるんですか!」

変といわれガーンとなるアカマツ。
アカマツ「その・・・タロせんいやあの俺の知り合いがこういうの好きだって言ってたから、どうすればそういう感じになれるのかなって・・・」
 ▼ 159 クシー@きのみプランター 25/12/09 18:54:25 ID:G2jEwjkU [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タロ「どうして、そういう風になりたいんですか?」
マツブサ(おや?アカマツに向ける目が優しいぞ?)
出刃亀真っ最中のアオギリとマツブサである。

アカマツ「だって・・・もっとこっちに目を向けてくれるかもしれないじゃん。タロ先輩は、ドリュウズのどんなところが好きなんだ?」
タロ(えっこれドリュウズなんですか?原型が・・・)

タロは咳ばらいをしてからほほ笑んだ。
タロ「可愛さで満ち溢れているでしょう〜、おなかのまるい感じとか、目の雰囲気とか、ちょこんとした足とか。」
アカマツ(いや、どうやって真似しよう・・・)

頭を抱えてるアカマツに、タロは少しだけ顔を寄せた。
タロ「でも、アカマツ君がドリュウズみたいになる必要はないと思いますよ〜。空気読めないとこもあるけど、朗らかなのがいいところですし。」
アオギリ(これは・・・脈ありの気配っ!)

勢い込んだアオギリは前のめりになり・・・頭から転んでしまった。ドカーン
タロ「ちょっと、大丈夫ですか!」

マツブサ(いい雰囲気だったのに・・・アオギリの、馬鹿野郎!!!)
 ▼ 160 ンギラス@ねっこのカセキ 25/12/09 19:01:58 ID:G2jEwjkU [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
結局言いそびれたまま、タロと別れ、かぶり物をたたみながらとぼとぼと歩いているアカマツ。
フラダリ「君が、アカマツ君ですか?」
アカマツが振り向くと、フラダリは急に手を出してきた。
フラダリ「少々、わたしの話をきいてもらえませんか?」
アカマツはその圧に押されうなずく。

アカマツ「・・・つまり、あんたは学食のメニューについて、俺の意見を聞きたいってわけか?」
話を聞き終えたアカマツは、頭をひねりながらも口を開く。
 ▼ 161 ックル@きのはこ 25/12/15 19:37:12 ID:xw7ke3M. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 162 ルガレオ@おとなしいミント 25/12/22 18:36:38 ID:7YZUxjPg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「まあそういうことです。他にもいろいろあるのですが・・・」
アカマツ「俺馬鹿だからさ、難しいことはよくわかんねえ!」
フラダリは大きなため息をつく。

フラダリ「・・・まあそれはそれとして、あなたとしてはどう思いますか。」
アカマツ「うーん、確かにあれはおなか壊しやすそうだなって思う。」
 ▼ 163 グロコ@ヨロギのみ 25/12/23 19:00:04 ID:5FogJ77c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「では、どのようなメニューにするべきでしょうか?」
アカマツ「うーん、俺辛いもの好きだから、激辛料理いっぱいと」
フラダリ「なんと愚かなっ!腸内環境をうんぬんかんぬん・・・」
アカマツ(うおっ・・・とりあえず静かにしとくか。)

アカマツがうまく相槌を打った結果、フラダリとは落ち着いて会話も弾んできた。
フラダリ「・・・ふむ、やはりクリーム山盛りはよくないですね。ここはこう変えて・・・」
 ▼ 164 ノセクト@ムシヨケソウ 25/12/24 19:41:56 ID:acXkRQkA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
待ってた
 ▼ 165 ォクスライ@ガケガニのハサミ 25/12/25 16:01:10 ID:SlawUQgk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
風邪ひいてました、すみません
 ▼ 166 ーボック@ラティアスナイト 25/12/25 16:09:49 ID:SlawUQgk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アカマツは熱心にシアノを非難しつつ話しているフラダリを見て、不思議な気持ちになってきた。
アカマツ「そんなにうちの校長に不満ある?」

フラダリは顔を上げて、深くうなずいた。
フラダリ「ええもちろんです。」
アカマツ「タロ先輩の話を聞く限り、あんたの方がよっぽど危険人物に見えるんだけど。」
 ▼ 167 ーランス@のろいのおふだ 25/12/26 17:45:06 ID:f3jkF0Tw [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリは口元をゆがめた。
フラダリ「私は、汚いものが嫌いなのです。」
アカマツ「まあ世の中きれい好きな人はいるけどさ。それにしてもずいぶんと・・・」

フラダリ「昔はこれでも慈善事業に力をいれていたんですよ。ですが、奪い合う人間を見て、だんだん腹が立ってきて・・・」
アカマツ「でも、大半の人は心の中で文句を言うだけで終わると思うんだけどな。」

フラダリ「私も始めはそうでした、ですが・・・」
アカマツ(?)
 ▼ 168 ガシャンデラ@ウソハチのなみだ 25/12/26 17:59:40 ID:f3jkF0Tw [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「悩みがひどい時期に、実家で見つけてしまったんだよ。」
アカマツ「何を?」

フラダリ「・・・すべてを滅ぼせる、すさまじい力を持つ機械、最終兵器の存在を、ね。あれを見て、こんなに簡単に世の中を変えられるのなら、と思うと、止まらなくなってね・・・」

アカマツはゆっくりと話を聞いてから、口を開いた。
アカマツ「でも今のあんたはそれにアクセスできるのか?」
 ▼ 169 トデマン@バトルレコーダー 25/12/26 18:11:21 ID:f3jkF0Tw [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フラダリ「いいえ。未遂状態で発射したため、本体を壊す結果になったようで。・・・爆発の余波で生き埋めになったので、伝聞ですがね。」
アカマツ(生き埋めになって生きてられるんだ・・・)

アカマツ「つまりさ、もうそういう手段には頼れない、ってことだろ?」
フラダリ「・・・まあ、手持ちも取り上げられましたし、そうでしょうね・・・」

アカマツ「ならさ、もうそんな物騒なこと考えないのが身のためだと思うな。ここでのんびりおいしいものでも食べてなよ。」
フラダリ(そんな風に、割り切れるのだろうか、私が?)

そこで思い出したフラダリ。
フラダリ「そのおいしいものを食べるための話をしていたような・・・」
アカマツ「やベッ、すいません!」

その後結局、甘すぎるものを減らすこと、カントーやカロスの料理も取り入れること、塩分のちょうどよさについて、などをまとめていった。
フラダリは熱中し、どこか肩が軽くなるのを感じるのだった。
 ▼ 170 レイハナ@なまハム 25/12/28 18:01:35 ID:ON.ARqoQ NGネーム登録 NGID登録 報告
その頃
ゲーチスはセンタースクエアの椅子に座っていた。
ゲーチス(おや、アカギが作ったポスター、まあまあ人が集まってますね…)
少し安心してから、まわりを見回す。多くの生徒達。
そこからなんとなくNのことなどを思い出す。

ゲーチス(サカキは、ワタクシがあれに期待していたからこそ失望したと言っていたが…)
 ▼ 171 ルガルド@モモンのみ 25/12/30 18:22:11 ID:ScGcNjZk NGネーム登録 NGID登録 報告
ゲーチス(確かに期待はしていた…伝説のドラゴンを呼び出すために。だが…)

ハンサム「何をしている?」
顔をあげるとハンサムが立っていた。
ハンサム「新生プラズマ団の近況報告が来てるぞ。見るか?」
ゲーチス「ああ…受け取らせていただきます。」

紙に目を通す。ダーク達はヘレナなどと共に、保護活動をしているらしい。

ハンサム「しかし、随分とぼんやりしていたが、何を考えていたんだ?」
 ▼ 172 ピカ@ラティアスナイト 26/01/05 17:59:50 ID:AuP.VlFM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲーチス「・・・どうしたんです急に。」
ハンサム「変なこと考えてるんじゃないかと心配になってな。」
ゲーチス(仮に考えてたとしても馬鹿正直に話さないだろうにねえ・・・)

ゲーチス「・・・サカキに言われたことを、少し考えてましてね・・・ああ、Nについてのことですよ。」
ハンサム「ああなるほど。」
露骨に明るい顔になったハンサムに腹が立ったゲーチスであるが、ぐっとこらえる。
 ▼ 173 ードル@くちたたて 26/01/05 18:18:14 ID:AuP.VlFM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
目の前を見るとブライアがいそいそと小走りに過ぎ去っていた。情報がびっしり書かれてそうなプリントの束を小脇に抱えている。
そこでゲーチスはふと思い浮かんだことがあった。
ゲーチス「アナタがた、警察ですよね。ということは、普通なら知れない情報を手に入れられると。」
ハンサム「・・・テロに関わることには守秘義務があってな。」

ゲーチス「そうではなく・・・Nの、実の親についても知っていること、あるのではないですか?」

一泊置いてハンサムはぎょっとした。
ハンサム「お前Nくんから聞いてないのか?」
ゲーチス「ワタクシを、親と見るようにするにはそんな話、邪魔でしかないので。」
ハンサム(闇深っ。)
 ▼ 174 カタンク@まんぷくおこう 26/01/05 18:40:28 ID:AuP.VlFM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「こほん・・・まあ教えてやらなくもないが・・・」
ゲーチス「さすがは警察ですね。どこから入手したのですか?」
ハンサム「発狂した君を逮捕した時に、身元引受けをやってくれたNくんからいろいろ聞いたんだがな。」
ゲーチス「・・・そうですか・・・」

ハンサム「それで、Nくんが言うことには、どうも名家の出身だったらしい。」
ゲーチス「はあ。」
ハンサム「最初のうちは普通に育てられていたらしいが・・・ポケモンとの会話能力などを見せたら、異様なまでに気味悪がられたようだ。」
ゲーチス「血がつながっているのに気味が悪いと思っていたと。」
 ▼ 175 ッシー@ポケじゃらし 26/01/05 18:56:56 ID:AuP.VlFM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「・・・まあそういうことだろうな。それで、家から遠く離れた森の奥に捨てられたらしい。そこに、噂を聞きつけたお前がやってきた、とな。あの森は本当に全然人が来ないから、殺す気まんまんだっただろう、とさ。・・・哀れだな。」
ゲーチス(・・・実の親には期待してないから、ワタクシによってくるのか・・・ワタクシには逆に期待しているのか?)
馬鹿なことを、と口に出すのもなんとなくではあるがはばかられたため、別の思ったことを口に出した。」

ゲーチス「・・・アナタはワタクシに縁を切れと詰め寄ってくるかと思ってましたが。」
ハンサム「それについてなんだがな。」

ハンサムは一呼吸おいてから空を見上げた。
ハンサム「私も昔、孤児の面倒を見たことがあってな。」
 ▼ 176 メール@おおきなねっこ 26/01/06 18:41:16 ID:6DSQw.ZU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲーチス「それで?」
ハンサム「彼女は私を慕ってくれたのだが・・・同時に別の男・・・クセロシキにもなついていた。そのクセロシキは、フラダリの部下だったんだがな。」
ゲーチス「犯罪者じゃないですか!」
ハンサム「お前がいうな。」

ハンサム「彼女を見て、私が思ったことは・・・親切にされたことは、案外心に残っているものだ。だからこそ心配するし気に掛ける。仮に与える側に下心があったと知ってもな・・・」
反論しかけたゲーチスであったが、サカキのセリフを思い出す。
ゲーチス(サカキも・・・Nの動きは心配によるものだと言っていた・・・昔研究したような・・・)
かつての心理学についての研究を思い出しながら、だんだんとわかっていくような、そんな気がした。
ゲーチス(だから・・・こちらをまっすぐ見続けてくるのだろうか。)

ゲーチス「・・・どうなのか、今度Nとゆっくり話してみます。」
ハンサム(・・・発狂してから、心に占める野望の割合が減ったのだろうか。)
少し付き物が落ちたようなゲーチスの顔を見て、ちょっとだけ安心するハンサムであった。
ハンサム「ああ、いいことだな。それはそれとして、罪を償うためにちゃんと働いてくれ。」
ゲーチス「アナタ一言多いですよ・・・」
 ▼ 177 ッサム@ヤングースのけ 26/01/06 18:49:00 ID:6DSQw.ZU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
どこか生き生きとして歩くフラダリを授業帰りに横目に見ながら、シルバーは個室へと足早に歩いて入った。
サカキの部下たちと連絡を取るためである。

シルバー(ピポパ、よし、と・・・)
まずかけたのはアポロ。サカキがいなくなった後のまとめ役をしていたはずだと記憶を手繰った結果である。
アポロ「どちらさまで・・・ぼ、坊ちゃん!」

シルバー「そう、俺だ。・・・突然だが、親父についてちょっと聞きたいことがあるんだ。」
 ▼ 178 キハミ@あかのカナリィぬい 26/01/06 18:57:58 ID:6DSQw.ZU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アポロは実際突然のことなので困惑していたが、敬愛するボスの息子の発言のため、突っ込むのはやめにした。
シルバー「それでさ・・・アポロ、お前は親父のどんなところがすきになったんだ?」

アポロ「ええそれはもちろんダンディーでカリスマ性もあってうんぬんかんかんうんぬんかんかん・・・」

シルバー「・・・悪いんだが、そんな一気にまくしたてられても困る。もうちょい簡潔に。」
アポロ「おっとすみません。サカキ様のこととなるとついつい口がまわってしまい。」
 ▼ 179 イバニラ@トポのみ 26/01/08 17:30:12 ID:912kWDS2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シルバーが眉根を顰めているのを見て、アポロは再び口を開く。
アポロ「そもそも、どうして私に連絡をかけてきたのですか?」

シルバー「・・・あんまり、親父のこと好きになれなくてさ、最近。で、周りがそしたらあんたたち・・・親父に心酔してる人たちに、なんでついていけてるのか聞いてみな、って言われたから。」
アポロ「なるほど・・・」
 ▼ 180 ルード@あおのディスク 26/01/08 18:06:33 ID:912kWDS2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アポロ「そうですね・・・私としては、やはりいわゆるリーダー味があったところでしょうか・・・取りまとめてみて思いましたが、サカキ様は文句を言いつつも、仕事頑張ってらっしゃったなと。」
シルバー(その仕事って密輸とかだよな・・・)
複雑な気持ちになる。
アポロ「それに・・・」
ラムダ「よおーアポロ、何してるんだ?」

シルバー「???」
 ▼ 181 ジオ@カラナクシのねんえき 26/01/08 18:10:15 ID:912kWDS2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラムダ「よお坊ちゃん、俺のこと覚えてるか?」
シルバー「確か・・・ラムダ。」
ラムダ「そう。今アポロと一緒に潜伏してるのさ。」
シルバー(なるほど)

アポロがかくかくしかじかと話す。
アポロ「・・・まあそのくらい、私はサカキ様を敬愛しておりましてね。ラムダもそうでしょう?」
ラムダ「ああ。」

シルバー「・・・ラムダは、親父がどんな風に見えてるんだ?」
 ▼ 182 クマ@こだわりスカーフ 26/01/09 16:47:26 ID:5zz.KAWQ [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラムダ「そうだな・・・なんか坊ちゃんと似てる感じに見えるぞ。」
シルバー「はぁ!?」
アポロ「まあ、わかりますよ。坊ちゃんもサカキ様も、素直じゃないところがあるなと。」
シルバー(????)

ラムダ「坊ちゃんて、素直じゃないというか、あたりが強いときもあるけど、ちゃんと心配しているだろ?周りのこと。」
シルバー「え、まあ・・・そりゃ・・・」
 ▼ 183 ガリザードンX@ひかりごけ 26/01/09 16:54:56 ID:5zz.KAWQ [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラムダ「俺はそういうところがサカキ様にもあるんじゃないかと思うわけ。」
シルバー「・・・まあ確かに、部下たちに示しがつくボスでいたい、みたいなこと俺に言ってた・・・」
アポロ「そうなんですか!不肖このアポロ、感激ですよ!」
シルバー(声が大きい・・・)

ラムダ「坊ちゃんにもそういうところ、あるんじゃないか?」
アポロ「そうですね、坊ちゃんもいつもつんつんしてますけど結局協力してくれますし。同じような考え方、みたいな意味でとらえなおしてみたらどうでしょうか。」
 ▼ 184 ガジジーロン@スナバァのすな 26/01/09 17:23:58 ID:5zz.KAWQ [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シルバー「・・・一応礼は言う。」
アポロ「坊ちゃんはサカキ様のどこが不満なのです?」
シルバー「・・・やっぱ、よくわかんないとこが腹立つのと、あとは・・・悪だくみしたことの償いはちゃんとやってほしいな・・・」

ラムダ「・・・そういや坊ちゃん、どうやってアカウント突き止めたんだ?」
シルバー「ああ・・・今親父が警察に捕まってるだろ。そこで一緒の人たちから幹部何人かの・・・」

アポロ「なんですって!警察に居場所突き止められるやも。ちょっと坊ちゃん、悪いですが切りますよ。」
ラムダ「まずいな、アカウント変えないと。アテナとランスにも伝えるぞ。」
アポロ「サカキ様に、建て直したら迎えに行きますから!と伝えといてください!それでは!」

あわただしく切れたのを見て、シルバーは少し脱力感を覚えた。
ガタッ。
シルバー(ん?・・・気のせいか・・・)

サカキ(アポロ達には申し訳ないな・・・ふがいないボスで。)
物陰で会話を聞いていたサカキ。
サカキ(やはりシルバーに振り向いてもらうにも、仕事頑張るか・・・)
 ▼ 185 クリュー@ピンクのカナリィぬい3 26/01/09 17:38:44 ID:5zz.KAWQ [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2日後。
予定を合わせたボスご一行は、Nによるスグリの話を聞いていた。
N「・・・だから、寄り添うこと、そばにいてやること、をこう・・・効果的に伝えるには、どうしたらいいと思う?」
何人かのハートに寄り添いというワードがぶっささったようであるがそれはさておき。

フラダリ「寄り添っても裏切られることも・・・」
アオギリ「今そんなこと言ってもどうにもならんし。」
 ▼ 186 リーラ@ガラナツブレス 26/01/09 17:46:57 ID:5zz.KAWQ [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アカギ「ここで関係ない話をするが、ハッサクとやらを呼び出すBPが集まった。」
ルザミーネ「いいじゃないの!ではこの会合が終わったら早速呼び出しましょう。」

マツブサ「つまり、スグリ君は、アオイとハルトという子が強かったから、自分のあこがれのポケモンを振り向かせられた、と思っているのか。だが実際は違いそうだと。うーむ・・・どうすればいいのやら。」
ゲーチス「洗脳するのが早いんですが無理ですよね・・・」
ハンサム「当たり前だ。」
 ▼ 187 ルガモス@グレッグルのどくそ 26/01/09 17:52:40 ID:5zz.KAWQ [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アオギリ「新しいポケモンと触れ合わせるってのはどうだ?それを見守りつつこう・・・俺たちがそいつの気持ちを代弁していく感じでさ。」
オーリム「彼はポケモンの強さしか見えてないのではないか?」
寄り添いという言葉でちょっと傷ついたオーリムは不安を表明する。

サカキ「わからん・・・だがまあ、ポケモンの件でこじれたのなら、ポケモンを紹介するのが早い・・・かな。それこそそこはかとな〜く水を向ければいいだろうし。」
ローズ「さっさと案を出してくれて感謝するよ。」

そこからもこつこつと話し合い、お開きとなった。
マツブサ「これでおわり、でいいか。」

アカギ「では、いろいろ終わったことだし、四天王ハッサクを呼び出すか。」
皆でぞろぞろとリーグ部に向かう。
そして、リーグ部のパソコンのボタン、ぽちっとな!
 ▼ 188 オッキー@ズアのみ 26/01/09 17:57:24 ID:5zz.KAWQ [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲーチス「・・・まあパルデアから飛行機でやってくるでしょうし、しばらくはかかりそうですね。」
サカキ「では、彼が来るまで部屋で待ってるか。」
N「あ、ボクは次の授業の手伝いがあるので、サヨナラ!」
声をかける前に出ていったNを、ゲーチスは複雑な表情で見送る。
それからしばらくはリーグ部の備品の確認をして、一人また一人と部屋から出ていった。

最後に残ったアオギリとマツブサ。
アオギリ「んじゃ俺も・・・」
オーリム「待ってくれ。」
アオギリ「どした?」
オーリム「・・・私の部屋で、少し話さないか。」
 ▼ 189 ャラドス@ヨクアタール 26/01/09 18:04:04 ID:5zz.KAWQ [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マツブサ「何があったんだ?」
オーリム「ネリネという生徒にも、息子にも手ひどくいわれてしまってな・・・」
かくかくしかじかと話す。

アオギリ「・・・うん。そりゃオーリムさんが悪いじゃないか?」
かなりはっきり言われてガーンとなるオーリム。
 ▼ 190 ガメガニウム@タマンチュラのいと 26/01/09 18:10:51 ID:5zz.KAWQ [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マツブサ「私たちもかつて、伝説のポケモンをよみがえらせようとした・・・そうだな。だが、1匹でもとんでもない力を発揮するのだ、ああいうポケモンは。恐ろしいほどの天候不順・・・あれだけ少なくてもそうだった。」
オーリム「パラドックス達が恐ろしい力を持っているのはわかる・・・ネリネという生徒がいいたいことはどういうことなのだろうか。」

アオギリ「・・・あんたは家族や友人といった、大事な人間を傷つけようとは思っていないが、このままだとそうなってしまうぞ、ということじゃないか?ひどいこと、というよりは、心配もあっての発言だと思うぞ。」
 ▼ 191 ガウツボット@ゼロの秘宝 26/01/13 17:35:05 ID:8JNUQ0s. [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーリム「なぜ、あんな子供に心配される必要があるのだ。」
マツブサ「そなたは下手な子供よりも子供っぽく見えるが。」
オーリムはガーン😨となった。

オーリム「・・・そんなに子供っぽいか?」
アオギリ(なんかダメージ入ったんだろうか・・・)

マツブサ「いや、夢を追いかける代償というのに身につまされるものがあるのは私もそうだがな・・・」
なんとなく今までのことを思い出し、しんみりする三人。

 ▼ 192 ロンダ@ビビリだま 26/01/13 18:25:07 ID:8JNUQ0s. [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アオギリ「・・・まあとりあえず、ペパー君に怒鳴られて終わりはちょっとあれだしさ、まずそっちについて考えるか。」
オーリム「ネリネ君については?」
マツブサ「ネリネ君は後にした方がいいぞ。」
アオギリ(コライドンに熱狂しだしたらまたこじれるよなペパー君との話・・・)

オーリム「それなのだが。」
アオギリ「うん。」
オーリム「警察の方によると、ここは私とリラさんにとっては異次元の世界だという話なのだが、ペパーと、私が、話し合うというのは大丈夫なのか?」
 ▼ 193 ホイップ@ハーブソーセージ 26/01/13 18:38:07 ID:8JNUQ0s. [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マツブサ「確かに・・・君はリーリエ君が言うにはうるとらほーる?というのから落ちてきたのだっけか。」
アオギリも腕を組んでいたが、しばらくして目を開けた。
アオギリ「・・・あんたと、こちらのあんた、は、そうはいってもあまり変わらないんじゃないか?」
オーリム「おそらくは・・・」

マツブサ「なら・・・こちらのペパー君にもちゃんと、君の愛情を伝えた方がいい。あと、ペパー君の前でパラドックスの方が大事だとかはあまりしない方が。」
オーリム「なぜだ?」
マツブサ(いやそこはうなずいてくれ。)

アオギリ「ポケモンがかわいいのはわかるけどさ、あんたは楽園のためにパラドックスポケモンを追い求めているんだろ?」
オーリム「・・・そうだ。それがなんだと?」
マツブサ「パラドックスポケモンが彼ら以外のすべてを壊すのは、楽園といえるのか?超古代ポケモンと似ているのなら・・・そういう生態がある可能性は高い。そなたには、家族も友人もいるんだろう?彼らが、そばにいてほしいなら、研究はいいことだと思うが、彼らに割く時間も増やさないと、本末転倒になるぞ。」
オーリム「そうなのだろうか・・・」
アオギリ「失いたくないなら、ちゃんと目を向けてやれよ。」

オーリムは戸惑いながらも、しずかにうなずいた。
 ▼ 194 ソクムシャ@なぞのかけらS 26/01/13 18:41:55 ID:8JNUQ0s. [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数時間後。
ボタン「なんでうちらがハッサク先生迎えに行かんといけんの。」
サカキ「いや、BPは生徒が集める建前になってるからな、頼むぞ。」
スマホロトムから響いてくる声にげっそりするキッズ一同。

ジュン「おっさん達また監視してんのかよ〜」
ゲーチス「すみませんねえ、様子は知りたいもので。ローズさんは理由知りませんが、オーリムさんは薬飲みに行っていませんよ。」
ペパー(空き時間に行ってなかったのなんでだよ、母ちゃん・・・)
 ▼ 195 ンプラー@パワーリスト 26/01/13 18:47:02 ID:8JNUQ0s. [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーグ部の椅子に各々が座って待っていると、しばらくして、ドアが開く音がした。
ハッサク「・・・おお、こんなに集まっているとは、小生驚きです。美術の授業を受けたいと聞きましたが。」
サナ「あっあの、それももちろんあるんですけど、もう一つやってほしいことがあって。」
ハッサク「それは?」
シルバー「カキツバタを授業に出すこと!ぜひとも説教してくれ。」

ハッサクがカキツバタの話を聞くにつれ、どんどん眉根が寄っていく。
ハッサク「・・・今、カキツバタはどこに?」
リーリエ「ポーラエリアでケガ・・・してしまって。今は全快一歩手前ということで、リハビリ用の部屋です。」
 ▼ 196 スラオ@ヒメグマのツメ 26/01/13 18:58:48 ID:8JNUQ0s. [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハッサクはかつかつと歩き、ドアを開け、カキツバタを見ると有無を言わさず近くに寄った。
ハッサク「聞きましたよ。3回も留年しているのに勉強をさぼっているそうで。」
カキツバタはうげっという表情になる。
カキツバタ「・・・ハッサクの旦那には関係ないねぃ。」

ハッサク「小生は教師ですから、あります。勉強しないと、将来、まずいことになりますよ!シャガさんも気にかけておいででしたし。」
そういうと旅行鞄から教科書を取り出した。
ハッサク「勉強しましょう。あと授業には出席すること。」

そこまで言ったところで、キッズ一同の方を振り向く。
ハッサク「皆さんに迷惑をかけないよう厳しく、いいつけておきますので。お帰りなさって大丈夫ですよ、心配はいりません。」
ジュン「あ、ありがとうございます!」
ボタン(ハッサク先生怖い・・・怒らせんようにしとこ。)
 ▼ 197 ガサーナイト@いじげんチーゴのみ 26/01/14 09:55:49 ID:758M6kPA [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルザミーネ(そこはもうちょっと押し強く・・・)
シルバー「んじゃこれ切るか。」ロトムスマホブチっ
ボス一同(なんでだよ、早いわ!)

子供たちは、リハビリ用の部屋を出て、リーグ部室に戻る。
マツブサ「おーい、待ってくれ!」
そこへ、マツブサとアオギリが小走りで近づいてきた。
ペパー「なんなんだよ・・・」

アオギリ「リーリエ君に話があるんだが、ルザミーネさんがいない今ここでやっとこうと思ってな。」
リーリエ「それは・・・」
マツブサ「ウルトラホールについて、少し話さないか?」
 ▼ 198 ガサメハダー@コダックのうもう 26/01/14 16:01:51 ID:758M6kPA [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
結局、リーリエだけが話すことでいいということで、キッズ一同はテラリウムドームへ遊びに行こうということになった。

アオギリ「・・・それで、オーリムさんの話聞いてちょっと思ったんだが、彼女は異世界の人だよな?・・・彼女が前いた世界にも、ペパー君とかがいるんじゃないか?なのにこっちにずっといていいっていうのはどうなんだろうか・・・」
リーリエ「確かに、異世界の人間は、元の世界がわかるなら返すべきでしょうか・・・」
マツブサ「そこでなんだが、君はウルトラホールに詳しい人を知っているか?その・・・ルザミーネさんが再び暴走するとと困るというなら、彼女以外で。」

リーリエ「あ、はい!わたしをウルトラホールで助けてくれた・・・ヨウさんとミヅキさんが、います!」
 ▼ 199 オッキー@ライブドレス 26/01/14 16:12:56 ID:758M6kPA [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエによると、リーグが設立された後、ヨウとミヅキはクチナシと協力し、ウルトラホールについて調べているのだという。
マツブサ「では、今連絡取れるか?」
リーリエ「はい!・・・最近勉強忙しかったので、久しぶりですね。」
アオギリ(ちょっと宿題出しすぎちゃったかな・・・)

ロトロトロト・・・
ヨウ「あれ?リーリエじゃないか!久しぶり!」
満面の笑みで映るヨウの後ろに、なにやら青年男女の姿が見える。
リーリエ「ヨウさん・・・あの、人たちは誰なんですか!」
リーリエぶちぎれるの巻。

ミヅキ「リーリエ、心配しないで。この人たちは、ジーナさんとデクシオさん・・・ジガルデというカロスのポケモンについて、調べてる人たちなんだ。」
 ▼ 200 クリン@HPかいふくポン 26/01/14 16:20:41 ID:758M6kPA [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マツブサ「カロスの?ではフラダリを呼んでおくか・・・」セッセ
リーリエがその間にせっせと事情を説明する。
リーリエ「それで・・・今、どのあたりまでウルトラホール研究が進んでますか?」

ミヅキ「それなんだけどね、ほしぐもちゃん、預けてくれたじゃない、私たちに。」
リーリエ「はい。」
ヨウ「ほしぐもちゃんに乗っていくと、ウルトラホールを記憶喪失にならずに渡れることがわかったんだ。ウルトラワープライド、と呼んでいるんだけどさ。」

アオギリ「!じゃあ、オーリムさんの元の世界もわかるか?」
ミヅキ「頑張ればいけるかもしれません。その世界でこちらとは違うところは?」
アオギリ「聞いた感じだとこんなところか?」

〇コライドンの攻撃により、オーリムが死亡しなかった
〇楽園防衛プログラムにより、けが人が何人も出た
〇リラとオーリムが行方不明

ヨウ「ありがとうございます。じゃあ、がんばっていろんな世界、あたってみることにしますね。」
 ▼ 201 タチ@まひなおしのみ 26/01/14 16:29:11 ID:758M6kPA [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そこでドアが開く。
フラダリ「なんですか?」
マツブサ「これこれこういうことで・・・」

マツブサ「それで、尽力してもらうだけだと申し訳ないから、ヨウ君とミヅキ君の知り合いが調べている、ジガルデについて何か情報提供できないかと。」
リーリエ「ヨウさんたちはあの、それでいいでしょうか・・・」
ヨウ「大丈夫!ジガルデをパーフェクトにするために僕たち、頑張ってるとこなんだよ。」

アオギリ「・・・ということで、なんか補足頼む。」
フラダリは困ったような顔になった。

フラダリ「カロス伝説は、あまり伝承がないのですが・・・ジガルデではなく、ゼルネアスとイベルタルなら・・・」
 ▼ 202 ガルガン@ウルトラネクロZ 26/01/14 16:34:27 ID:758M6kPA [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マツブサ「何があるんだ?」
フラダリ「私の先祖の兄、カロス初代王AZは、彼らの力を使って最終兵器を発動させ、結果メガシンカというものが生まれた、と。」
ミヅキ「それ似たようなことジーナさんから聴いたな・・・でもあなたの先祖と関係があるとは知らなかったけど。」
アオギリ(呼んだ意味がねえ・・・)

その時、スマホロトムの画面を緑色の物体が横切った。
ロトム図鑑「どうしたロト?興味があるロト?」
ヨウ「へえ・・・ジガルデはフラダリさんに興味を持ってるのか。」
リーリエ「お役に立てず、すみません・・・」

ヨウ「大丈夫。頑張って見つけるから。待っててね。」
ミヅキ「リーリエも無理しないようにね。」
リーリエ「・・・ありがとうございます!ヨウさんもミヅキさんも、お元気で。」
 ▼ 203 ラルフリーザー@フラエッテナイト 26/01/14 16:58:29 ID:758M6kPA [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それから数日。
スグリの態度を変えるためには、ポケモンとの寄り添いが必要だと判断したボスご一行は、スグリを尾行しつつ考えを巡らせていた。
ゲーチス「彼はダブルバトルに適したポケモンを捕まえているようですね。」
サカキ「礼を言う・・・てかローズどこ行ったよ・・・」
ルザミーネ「知りませんわ!大体バトルに適してるポケモン密集地に張り付いてるのになかなか来ないし!」
サカキ(声が大きい・・・)

ロトロトロト
アカギ「サカキか?」
サカキ「ああ、どうした?」

アカギ「スマホをハッキングできた。・・・どうも、ポリゴン系統を捕まえる気のようだ。」
 ▼ 204 ローライシツブテ@ムシZ 26/01/14 17:11:56 ID:758M6kPA [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それを聞いたボスたちは、慌ててポーラエリアに向かう。
そこには案の定、スグリがいた。ボールをポケットから取り出している。
ルザミーネ「ちょっとそこのあなた。」
やおら茂みから出ていく。

スグリ「なんだよおばさん。邪魔するな。」
 ▼ 205 ウドウ@ルビー 26/01/14 17:31:17 ID:dbPgy9g6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ルザミーネ「確かにわたくしは40を…誰かおばさんよお!」
キレたルザミーネを止めるためボス達がわらわらと出てくる。
スグリ「何おっさん達、虫ポケモンみたいに。」
ボス一同「」

サカキ「おホン…見た感じだと(嘘)ポリゴンを捕まえたいのか?」
スグリ「…そう。ポリゴンは進化させると強いから。」
 ▼ 206 レンアルマ@くろいにんじん 26/01/14 17:33:40 ID:dbPgy9g6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
アオギリ「強いから、捕まえるのか?それは…」
スグリ「黙れ黙れ黙れ!」
ぎょっとはしないがドン引きはするボス御一行。

スグリ「強くないと、ダメなんだよ!皆強いほうが大事だから!強ければ認めてもらえるし、ポケモンからの信頼も得られる!」
 ▼ 207 ガイドス@ノロイノヨロイ 26/01/14 17:42:27 ID:neCI3eb2 NGネーム登録 NGID登録 報告
アオギリ「ポケモン、好きではあるのか?じゃあ」
スグリ「そうだよ。…でも、強い奴らよりに比べたら、向こうが向いてくれないんだよ!」

ゲーチス「…ワタクシは、義理の…息子よりもポケモン勝負の腕を磨いていました。ですがあるポケモンは、ワタクシではなくそちらを選んだ。…ポケモンとはそのようなものですよ。。強くなったとて、認められるものではない。…残念なことですが。」
スグリ「じゃあ何が違ったんだよ!アオイとハルトと…俺の方がずっと前から追ってたし、探してたし、大事に思ってたのに!」
 ▼ 208 ゴラス@でんせつのメモ3 26/01/15 12:17:53 ID:KIPwnalY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スグリ「あいつらは特別だから・・・だから追いつくには・・・」
サカキ「彼らは本当に特別なのか?」

スグリ「そうだよ!俺と同じくらいなのにバトルもずっと強くて・・・」
マツブサ「バトルは、努力の結果でもあるのにか?それこそ、短期間でチャンピオンになった君のように。」

スグリ「は?」
 ▼ 209 ルガモス@おだやかミント 26/01/15 19:41:35 ID:EwkMGqTE NGネーム登録 NGID登録 報告
すみません、終わらなかったのでポケくんに移設して続きから書きます
 ▼ 210 ャビー@ママンボウのねんえき 26/01/15 21:32:19 ID:eErgyquM NGネーム登録 NGID登録 報告
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