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【R18】催眠烏賊の欲望、そして愛【ポケ×人】

 ▼ 1 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/29 21:51:21 ID:vj92BePA [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 海の上に築かれたドーム。人間の手によって再現された紛い物の環境が、私の生活圏だ。


 私は一匹のポケットモンスター。縮めてポケモン。人間達の学術的呼称に則り、カラマネロと名乗っておこう。


 偶発的な事故で天地が逆転してから、私は新しい姿、強力なサイコパワー、そして人間と同等以上の知能を手にしていた。

 そんな私の日課は、人間達の手で作成された情報媒体である、本を読むことだ。このドームはブルーベリー学園と呼ばれる組織の管轄下にあり、多くの生徒と蔵書がある。

 私のサイコパワーをもってすれば、生徒を催眠下に置き、本を持って来させることなど造作もないことだ。
 ▼ 2 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/29 21:52:17 ID:vj92BePA [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「おはよ〜〜〜」

 毛むくじゃらの小さなシルエットが近づいてきた。

ニャスパー「あんた今日も本読んでんだにゃあ。貸して貸して」

 同じエリアに住むポケモンである。私が本を読むのを聞きつけて、度々訪ねてくる。読むのはほとんど、文でなく絵や写真が大半を占める雑誌だが。服飾や化粧を扱ったものという。

ニャスパー「何読んでんの?」

 遠く離れた、シンオウ地方なる場所の歴史書だった。


 人と結婚したポケモンがいた
 ポケモンと結婚した人がいた
 昔は人もポケモンも
 おなじだったから普通の事だった


 そのようなことが書かれている。にわかには、信じられないことだ。というより、興味もない。

ニャスパー「ホントかにゃ〜?あ、見て見て!」
 ▼ 3 ューラ@ベリブのみ 24/09/29 21:52:18 ID:jGuogH6. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援する
 ▼ 4 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/29 21:53:11 ID:vj92BePA [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 私が興味のない分野であることを知りながら雑誌を見せてくる。そこには、紫色の髪と褐色の肌を持つ、人間の女の姿があった。名前は……


ニャスパー「パルデア地方のジムリーダー、リップだって。エスパー使いらしいよ。しかもモデルとメイクアップアーティストも兼業してて……」


 詳細は分からないが、服飾関係の職業らしい。化粧品の類を塗りたくった顔で、こちらを見つめていた。

 人間のメスとしては長身な方だろう。長い脚をここまで露出する衣装の人間は、このドームでは見たことがない。

ニャスパー「あたしもこういうジムリーダーのパーティーで活躍したら、大スターになっちゃうのかなぁ。えへへ」

 特段興味を抱いたつもりもなかった。だが、私の記憶巣の一角を、そのリップという人間は確かに占めたのである。
 ▼ 5 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/29 21:54:20 ID:vj92BePA [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 それから数日後。ニャスパーが血相を変えて私を呼びに来た。

ニャスパー「ほら、あれあれ!本物だよ!?」

 二人の人間が並んで歩いていた。

 一人は、ハルトやらいう若い人間のオスだ。最近学園に留学し、戦いで頂点を勝ち取ったという。

 そしてもう一人は、ハルトより長身のメスだった。ここに来たのは初めてだろうが、私はこのメスを知っていた。


リップ「中々ゴイスーな施設よねぇ。ハルトちゃんもブイブイ言わせてるんでしょ」

ハルト「えへへ、チャンピオンですから♪」


 雑誌に掲載されていた、あのメス……リップだった。
 ▼ 6 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/29 21:55:35 ID:vj92BePA [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニャスパー「こりゃ驚いたにゃあ。しっかし、ずいぶん丈の短いお洋服だこと……」

 その言葉を聞いて、私はリップの脚を目で追った。すらりとした、それでいて肉付きの良い両脚。それが均衡のとれたフォームで前後に動いている。

 褐色の肌が、陽の光を受けて輝いていた。そのようなものに何故、自分はわざわざ注目しているのか。よく分からない。

ハルト「そうだ!せっかくだから、僕がこのドームでゲットしたポケモンと交換なんてどうですか?」

リップ「いい考えだわ。リップとハルトちゃんの仲良しの証ね♡」

ニャスパー「にゃふふふ……」

 ニャスパーが腹に一物ありそうな笑い声を上げた。いつもは畳んでいる耳の隙間から、青い光が微かに漏れている。

 くだらない悪戯を仕掛けるつもりだろうか。
 ▼ 7 タッコ@おしゃれカード 24/09/29 21:55:37 ID:XpLERoFQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ね
 ▼ 8 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/29 21:56:11 ID:vj92BePA [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニャスパー「んん〜〜〜……ふにゃぁ!」

 サイコパワーの風が、二人の人間の間を駆け抜ける。唐突に面積を増す褐色肌。リップの服の裾が一気に捲れ上がる。


リップ「いやんっ!」

ハルト「あわわっ!?」


 真紅の"それ"が目に飛び込んできたのは、その時だった。


リップ「んもう、クリビツだわぁ。たいぶ裾が捲れちゃって」

ハルト「だ、だだ大丈夫です!赤いパンツなんて僕見てないですし」

リップ「バッチリ見ちゃってるわね♪」
 ▼ 9 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/29 21:56:54 ID:vj92BePA [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 腹を抱えて笑い転げるニャスパーを気にも留めず、私は呆けたようにあの光景を反芻していた。

 目に焼きついて離れないあの赤は、人間達が素肌に身につけるという下着で間違いない。

 それに関する知識がきわめて乏しい私でも、それが異常に薄手なものであることは、容易に察することができた。
 満月のように丸い尻の曲線がはっきりと見え、布に隠されているべき、深い谷間さえも分かるほどだった。

 ポケモンである自分には、何ら意味のない光景だったはずだ。なのに、脳がそれを忘れ去ることを拒絶する。

 ハルトはより近くでリップの尻を目の当たりにしたのか。そのことを、やるせなく感じてさえいるのだ。
 ▼ 10 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/29 21:57:25 ID:vj92BePA [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 全く理解の及ばない、未知の感情に苛まれる。これは何なのか。たかが一人の人間のメス、その肌を見ただけで心の震えを覚えるのは何故だ。

 私の中である計画が頭をもたげてきたのは、その懊悩から逃れようとしている最中だった。


 翌日。コーストエリアにハルトがやって来た。

 ミライドンという、この時代らしからぬ身体を持つライドポケモンを駆っている。機を窺うため、その様を暫く見ていた。

 一息つくために、ハルトはミライドンをボールに戻す。


 その一瞬、私の放った念波が奴の頭をすり抜けた。
 ▼ 11 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/29 21:57:55 ID:vj92BePA [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハルト「………………」

 見開かれた両目に鈍い光が灯っている。私が目の前に現れても、まるで反応を見せない。

 催眠は成功だった。触手を軽く動かすだけで、ハルトは私の意のままに動く。カバンに手を入れ、モンスターボールを取り出すのも、全て私が命じたことなのだ。

 放たれたボールが私に向かい、その中へと私を閉じ込めてゆく。抵抗はしない。する理由がない。


 人間を操らせて、自分を捕獲させるとは、中々皮肉である。少し可笑しな気分になった。
 ▼ 12 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/29 21:58:25 ID:vj92BePA [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜

ハルト「リップさん、約束のポケモン交換!僕からは……じゃん!カラマネロです!」

リップ「あら、カロス地方でよく見られるエスパーポケモンね。リップもフォッコちゃんを手に入れたし、ちょうどお揃いだわ」

リップ「せっかく送ってくれたんだもの、カラマネロちゃんも大切に育てるわ♪」

ハルト「はい!」

ハルト(…………)


ハルト(僕、カラマネロなんていつ捕まえたんだっけ。なんで、交換に出そうと思ったのかな……)

〜〜〜〜〜〜〜〜
 ▼ 13 タフリー@クサZ 24/09/29 22:00:30 ID:XpLERoFQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワイ、難しい文章読めないタチなんだけど、これはすいすい読める。すごい……支援。
 ▼ 14 ィアルガ@クスリソウ 24/09/30 18:24:24 ID:f8F.XbR. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 15 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/30 21:48:04 ID:A3BQSHsg [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 モンスターボールから出ると、そこはパルデアだった。

 目の前に、人間のメスが一人いる。この私に、外に出る契機を与えた人間。


リップ「リップの下に来てくれてありがとう。これからシクヨロ、ね」

 写真で見るのとは、違った。遠くから見るのとも、異なる。
正面から向かい合うと、明確な輪郭を持った存在であると実感できる。
ドームを行き交う生徒にはない……肉感というものかもしれない。

 甘い香りがした。このメスが自らに振りかけた、香水と呼ばれるものだろう。人間が化学的に生み出した匂いは煩わしいばかりと思っていたが、不思議と悪くない気分だった。

 それにしても、今私がいる小さな部屋はどこなのだろう。ポケモンジムというものは、ポケモントレーナーが鍛錬するための施設であると聞いた。それとはまるで違う。このメスの、私的な住処なのか。

リップ「ここはね、リップの別荘……と呼ぶにはちょっぴり小さいけど。まずはここで、パルデアの空気に慣れてもらおうと思って」

 なるほど。パルデアの空気、水、その他雰囲気に慣れろということか。そうなると、他の手持ちポケモンの姿が見えないのも得心がいく。まったく別の環境から来たポケモンと、考えなしに共に生活させれば、互いに違和感や不快感を覚えるかもしれない。
 ▼ 16 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/30 22:00:11 ID:A3BQSHsg [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リップ「案内するから、着いてきてね」

 メス……リップが、私を先導するように歩き出す。後に続いた。以前ドームを訪れた時とは違う、下半身を締め付けるような服を身につけている。確か、ジーンズと呼ばれるものだ。


 リップが一歩一歩進んでいく。尻が、左右に振れていた。

 食べ頃になるまで熟したきのみが、風に揺られる様を思い起こした。先日はここまで丸かっただろうか、と少し考え、服装の違いによるものだと理解した。
 締め付けるような生地の服を着ているから、尻の本来の輪郭が、誤魔化されることなく曝け出されているのだ。

 右に、揺れる。左に、揺れる。両目を動かして、それを追いかける。距離は変わっていないのに、何故か視界を一杯にしている気がした。


リップ「?あら、どうかした?」

 その声が、私が触手を前に伸ばしかけていることを教えてくれた。自分でもよく分からないのだが、私は何かに触れようとして触手を伸ばしていたらしい。理由を探していると、何故かリップの尻を思い出した。

リップ「もしかして、お手々繋ぎたい?ほら」

 リップの指が伸びて、私の触手を軽く掴み取った。じんわりとした温かさが、不快ではなかった。
 ▼ 17 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/09/30 23:16:32 ID:A3BQSHsg [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 触手に伝わる手の温度を感じながら、決して多くない部屋を回る。

リップ「ここがベッドルームね。リップが寝て起きるとこ」

 人間が眠る時に使う、ベッドが置かれている。大きな鏡の前に置かれているのは、化粧に使う道具だろうか。種類ごとに整頓されている。

リップ「もし寂しくなったら、いつでも来てちょうだい。ふふっ、一緒に寝てあげる」

 なんとなしに室内を眺めていると、とある物が目についた。洗濯バサミと呼ばれるものに吊るされた、水色の薄い布切れ。

リップ「こらっ。レディの下着をそんなに見つめたらノンよ?でも、片付けるの忘れてたリップもだらしないか」

 色は違うが、この形といい、向こう側が透けて見える薄さといい、かつて見た……ここに来る契機となった……下着と同種のもので間違いないだろう。
 しかし、不思議なことに、あの時私の心を掻き乱した不可解な感情は、まるで湧き上がってこなかった。同じ物のはずなのに。

 何故か。今この時に、身につけられていないからなのか。


 ぱん、と手を叩く音が響いた。

リップ「そうだわ。リップの所に来たおもてなしの"アレ"をしてあげなくちゃね」
 ▼ 18 スイゾロア@ホズのみ 24/10/01 19:53:07 ID:qLVEcMWo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 19 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/01 20:20:54 ID:VT2knwL2 NGネーム登録 NGID登録 報告
 何かしら、通過儀礼とでも言うべきものがここにはあるのだろうか。考えている間にも、リップは私の触手を引いて通路を進む。

 行き着いたのはバスルームと呼ばれる、人間達が身体の汚れを洗い落とすための部屋だった。その真中に移動する。

リップ「ちょっと待ってね、支度してくるから」

 扉の向こう側に消えていく時にも、私はリップの尻を目で追いかける。一体、何をしようというのか。布が擦れる音が聞こえてくる。

 僅かな間待っていると、半透明の扉の向こうに、褐色の影が現れた。メリハリのある凹凸を帯びたその影は、途切れることのない曲線の輪郭を有しており、全貌も分からないのに、確かな柔らかさを感じさせる。

 扉が開いた。


リップ「お待たせ、カラマネロちゃん。歓迎祝いに、しっかりキレイにウォッシュしてあげちゃうわ♪」


 私と同じ装束の、リップが入ってきた。つまり、何も着ていないのだ。

 半開きになっていた口を閉じる。見開いていた目で、瞬きをする。どちらも、無意識のうちにそうなっていた。
 ▼ 20 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/01 20:37:42 ID:Am4M5c9k NGネーム登録 NGID登録 報告
リップ「ドームにいた頃はカラダをキレイにする習慣あった?リップのポケモンになったからには、清潔でいることの楽しさと気持ちよさを教えてあげる」

 客人や新たな仲間に対し、湯に浸かったり、身体を洗う場を提供してもてなすという慣習が、人間社会にあることは知っていた。これも、その延長線上にあるのだろう。

 それから、正確さを期するのであれば、リップは生まれたままの姿とは言えない。子供の個体に栄養を与える、乳房の先端二つと、股の間……人間はここに生殖器官があるという……が、薄手の吸盤のようなものに覆われていた。

 不意の露出を避けるためのものであるらしい。人間は、外や他人の前でそれらを見せることを恥としているのだ。
 
 惜しいな。唐突に、そう思った。しかし一方で、このように隠す努力をするに値するものにも思われた。

リップ「それじゃあ、まずは前から始めていくわね。ボディソープが肌に合わなかったら教えて」

 リップは屈み込み、私の足部から胴体にかけてを洗い始める。繊維質よスポンジという道具を使っていた。
 
 屈んだリップの背中を見下ろす体勢になる。
 ▼ 21 ケルライコ@ピクルススライス 24/10/01 22:39:04 ID:qLVEcMWo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 22 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/01 22:54:40 ID:xvA.SXRg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 見たことがないほど、きめ細やかな肌をしていた。ドームにいた学生とは十年以上年齢の開きがあると思われるのに、肌の瑞々しさは彼らと同じか、それを上回ってすらいた。

 滑らかな質感そのままに、流れるような背中のラインが目の前に描かれている。それは腹部に至ると急に引き絞られ、さらに臀部にまで達すると、再び膨らむように丸みを帯びてくるのだった。変化に富んだ身体つきは、後天的な努力も大きいだろう。

リップ「んっ、しょ……ん、ん〜っ……!ふふ、気持ちイイ?」

 リップはスポンジを私の身体の上で滑らせ、余すところなく刺激を与えてくる。それに呼応するように、ふっくらとした尻が左右に揺れ動いた。
 何にも包まれていない尻の肉はパツパツに張り詰め、褐色肌の艶めきが、豊かな丸みを強調している。

 洗われている暫しの間、その様をじっと見続けた。

 それにしても……


リップ「んー……うん、バッチグーね。あなたの素敵なボディがもっとキレイになったわ」

 リップは来たばかりの私に対し、文字通り"ひと肌脱いで"、甲斐甲斐しく歓迎してくれている。催眠念波を使っていないにも関わらず、だ。


 仄かに浮かび上がる思いは、"喜び"と称すべきであろう。
 ▼ 23 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/01 23:27:49 ID:xvA.SXRg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 胴体を洗い終わったリップが立ち上がった。私はカラマネロという種族の中では、水準より大きいサイズに分類されるらしい。その私とほぼ同じ目線の高さだった。

リップ「次は両手で頭を洗わせてね。少し頭を下げてくれる?」

 特に逡巡することなく、言われるがまま頭を下げる。私の頭部を洗うため、リップは正面からこちらに近づいてきた。

 リップの胸部が……乳房が目の前に迫る。

リップ「ごし、ごし。ごし、ごしと。すごいコシの強いヘアーねぇ」

 両手で私の頭の触手(人間から見れば髪の毛にも見えるだろう)を掻き洗っている。そのため、腕の動きに合わせ、乳房が小刻みに揺れていた。

 基準がないため、大きいのかどうかは判然としない。ただ、確かな柔らかさと弾力があることは確かだった。重力に負けず、先端はツンと上を向いている。吸盤のようなシートに覆われたうえで、だ。
 その下がどのようになっているのか、少しずつ興味が湧いてきている。


 リップの身体、そして言葉を観察しているうちに、歓迎の洗体は終わった。

リップ「うん…うん。イイわ!カラマネロちゃん、キレイになってハンサムさも倍アップよ♪」

 リップのかけてくれた言葉が、白いバスルームに映える褐色の身体と共に、心に焼きついた。
 ▼ 24 モネギ@おだやかミント 24/10/02 18:18:40 ID:Ve3oMbas [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 25 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/02 23:21:15 ID:loiAHa3. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜

 夜。人間の掌に収まるほどの大きさにまで自らの身体を縮め、身体の疲労を解消するのは、野生か否かを問わずポケモン全ての習性である。

 私もそのように、モンスターボールの中で床についているが、脳は未だに活発な活動を続けていた。
 考えていることは無論、私のマスターとなったメス……リップのこと以外にない。あの日以来、私の心中には何故、常にリップの姿があるのか。その肢体のことにばかり、考えをめぐらせ続けているのは何故か。

 埒を開けようと、私は私に催眠をかけることにした。
 そう言うと大それたことのように聞こえるかもしれないが、どうということはない。私の催眠術は、端的に言うと対象の精神に干渉するものだ。それを応用すれば、記憶を読み取ったり、再現するということもできる。

 これにより、私が見聞きしたきたこと……リップの身体を見た際の情動や息遣いを、その時以上にリアルなものとして追体験が可能なのだ。
 催眠念波を、自分自身に流し込んだ。


 湯気の立ちこめる空間に立っている。我ながら、記憶の追想の精度は大したものだった。

 ほぼ裸のリップが私の身体を洗ってくれている。あの時は初めて目の当たりにしたこともあって、却って集中できていなかった。改めて見直すと、私を洗うリップの身体はどこまでも瑞々しく、躍動的だった。

 彼女の内から溢れる眩しいものが、弾けているようにも思える。
 ▼ 26 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/02 23:35:57 ID:loiAHa3. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ゆっくりと、一対の触手を伸ばした。

 何もない。目の前にリップの身体はあるのに、それに触れた感覚はまるで伝わってこない。
 それは当然のことで、既に体験した記憶を追っているに過ぎないからだ。触れていない身体に、触れられるはずもなかった。触手を握った手の温もりは未だ忘れられなかったが、それとはまた違う質感なのだろう。

 乳房の先端や股の間を覆っていたものは、ニプレスというものらしい。無駄だと分かっていながら、剥がそうとした。やはり無駄だった。その下の景色を私は知らない。
 知りたい……のか。知りたいならば何故、あの時剥がそうとしなかったのか。あの時、裸身に触れようとしなかったのか。


 もう少し遡ってみた。ジーンズという拘束着めいた衣服に包まれた尻が、私を呼ぶように揺れていた。右、左、右、左。どこまでも大きく、弾力に満ちていた。この衣服の中に、あの裸体が押し込められるように隠れている。
 これからは服を着ている時でも、そう思いそうだった。

 さらに、ドームにリップが来た時のことを思い起こそうとしたが、心身の疲労がそれを中断させた。
 取り込んだ情報を反芻するため、自身に念波を送ったことは一度や二度ではない。それでも、これほど疲弊するまで熱中したことはなかった。


 目を閉じた。閉じてからも、褐色の曲線は焼きついたままである。
 ▼ 27 ンベアー@すごいカンポーやく 24/10/02 23:38:00 ID:Ve3oMbas [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いいねぇ
 ▼ 28 プラス@ミズZ 24/10/04 00:00:48 ID:WG/2mFQQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 29 スイゾロア@ブロロンのガス 24/10/04 19:13:10 ID:WG/2mFQQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 30 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/04 20:32:41 ID:6oacg7jM NGネーム登録 NGID登録 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜

リップ「いち、にぃ、さん、し……ふぅっ、ん……いち、にぃ」

 パルデアに来て三日目になる。住む処が変わったとはいえ、私の生活サイクルが大きく変動することはなかった。

 私が本に興味を持っていることを、リップはすぐに悟ってくれた。今読んでいるのは、ポケモンバトルの戦術についての理論や先例を取り上げた本だ。とはいえ、バトルの訓練を積むよう命じられたことはない。戦力増強の一員として、私を置いているわけではないようだ。

 あのオスの子供、ハルトに渡されたから大切にしているのか。そう思いこむと、どこか腑に落ちない気分になった。

リップ「はーち、きゅう、じゅう……!はぁぁ……っ、イイ感じにカラダが解れたわ」

 先ほどまでリップは、部屋の中で軽い運動を行っていた。腕や脚を組み替える様は、一部のエスパーポケモンがサイコパワーを高める際に取る体勢と似ている。頬を赤らめてゆったりと浮かべる笑顔は、心地よい疲労の存在を伝えてきた。

 
 面積はさほど小さくもない服だったが、生地は薄かった。薄衣がリップの身体に纏わり、流れる曲線を強調する。柔軟のために背中を反ると、胸の丸みがぐいと押し出され、浮かび上がった。反射的に、その先端に横目を向けていた。

 下の方も、腰から足首まで布に覆われてはいる。それでも、ぱつぱつに張り詰めた太ももが布を内から膨らませる。

 不思議なことだが、果実のような尻の丸み、刻まれた谷間、脚に至るまでのラインが、浴室にいた時よりもハッキリと感じられた。
 ▼ 31 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/04 20:47:01 ID:/TBoVOuE NGネーム登録 NGID登録 報告
 やがて、リップは火照った身体のまま浴室へと向かった。汗を流すためだろう。汗を張りつけた褐色肌が妖しい輝きを湛えている。

 ちょうどよい所まで本を読み進め、浴室の前に立った。
 湯の流れる音に乗って、リップの鼻唄が聞こえてくる。擦りガラスの向こうにある褐色のシルエットが、心地よさげに腰をくねらせていた。

 その気になれば、触れられる距離だった。

 機会はいくらでもあった。初日を終えても私を風呂に入れてくれるし、今もまた。意を決して浴室に飛び込むこともできるだろう。何より、私にはポケモンの中で最も強力だという、催眠念波があるのだ。


 それでも、私はいずれの方法も選ばなかった。それは、私の求めるものではないと、漠然と思ったからに過ぎない。

 これまで感じたことのない違和感だった。それでも、それ自体は不快でも窮屈でもない。


リップ「……しもしも。お疲れ様で〜す。今?問題ナッシングよ」

 湯が止まり、リップの声が反響する。ジムリーダー以外の生業を持つ彼女は、時と所を問わず仕事の話をする。大した日数を観察していたわけではないが、後にしてもらいたいと断る様を見たことがない。


 彼女が遠隔地の相手と会話する際に使用する機械。そこに考えが至った時、閃いたことがあった。
 ▼ 32 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/05 14:47:52 ID:2KVwDB.o [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 それは、スマホロトムと通称されている。ロトムというゴーストタイプのポケモンは、人間の製造した機械、電子機器に憑依する習性がある。

 人間がその習性を利用して、高度な家電製品を製造していることは知っていた。スマホロトムもその一例なのだ。

 ポケモンであるということは、私の催眠術による干渉が可能だということだ。ロトムを通じて、憑依している機械を、私が思うように操作できるだろう。


 リップと、対話が可能かもしれない。それによって、あの身体に触れる許しを貰う。唐突な発想だとは思わなかった。


リップ「はぁ、気持ちよかったぁ……♪」

 リップが部屋着姿で部屋に戻ってきた。先程と違い、顔が火照っているのは、浴室で湯を浴びたためである。

 甘い匂いがふわりと漂ってきた。石鹸(自分の肌に合うように自ら手を加えているらしい)だけでなく、リップ自身の帯びる香りも多く含まれているのか。微かにうっとりとする。

 スマホロトムをテーブルに置き、リップは背を向けて冷蔵庫に向かった。


 念波を放つ。
 ▼ 33 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/05 15:12:05 ID:2KVwDB.o [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スマホロトム「……ロト?ロトトトトトト……ロト……!」

 スマホロトムが、機械の中に潜り込んでいるロトムが、妙な声を上げ始めた。やはり、純然たるポケモンだ。神経網を通じ、私のサイコパワーが精神に浸透しているのを実感する。

スマホロトム「ロト……ロ……ロト…………」

 抵抗する気配が消える。上手くいった。人間の単位で一時間、ロトムの意識は眠っているはずだ。そのまま機械のプログラムを操ることは、催眠の手順とそれほど異なるところはない。

リップ「あら?エラーかしら……」

 リップが異常に気づいた。きのみを混ぜて作ったドリンクを片手に近づいてくる。裏返して画面を見れば、そこには短い文を書き残す、メモ用アプリケーションが起動している。

 私の準備も完了していた。


『私の言葉が、分かるか?』
 ▼ 34 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/05 15:23:10 ID:2KVwDB.o [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リップ「え……」

 訝しんで画面を指で叩いても、切り替わることはない。私の意思がない限り、動作することはなくなっているのだ。

『目の前にいる』

 続けてメッセージを送ると、リップは側に立つ私に目線を向けた。

リップ「カラマネロちゃん?そうなの?」

 思ったより早く事態を把握していた。頷くことで、認識が正しいと返事を返す。リップは特段驚いたり、不気味に思っているようでもない。

リップ「あなた、こんなことまでできちゃうの。ゴイスーだわ、とっても賢いのね」

 素直に感心してくれている。ジムリーダーとなれば、これぐらいの不測の事態には、すぐさま順応することが求められるのか。

リップ「でも、連絡先とか写真を消したり、流出しないようにだけは気をつけること。よい子に見せちゃイケナイ写真もあるの♪」

 それがどのようなものか微かに興味が湧いたが、とにかく本来の目的に進みたい。

『ここに来て、お前を見ていた』

 迂遠な言い方をしても、無駄に時を費やすだけだろう。

『お前の身体を、よく見る機会があった』
 ▼ 35 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/05 15:37:40 ID:2KVwDB.o [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リップ「あらまぁ。リップのカラダ、ポケモンちゃんの目まで奪ってたのね。我ながら罪だわ」

 目を奪われる、とは人間たちのいわゆる比喩表現で、半ば無意識に目線を集中させてしまうことを意味する。私の彼女に対する反応は、まさしくそれだった。

『私が思うに、お前の身体は……』

 言葉が滞ってしまった。
 本を数多く読んでいたから、語彙は並の人間よりあると自負している。それでも、どう表現すべきか分からない。幾つも表現が思いつくのに、そのどれもがどこか違う気もする。

『……豊かで、それでいて絞られていて、均衡が取れている。目にしたらまず忘れることはないのに、見る度に新しいものを目の当たりにするようだ。視覚だけでなく、他の感覚が鋭敏になっていくようで……」

 結果、思いついたことをひたすら書き連ねるという、きわめて非効率な方法を選んでしまった。だが、リップは見守るような表情で、冗長極まる文章を読んでくれている。


 私を見たリップが、余裕に満ちた笑顔を浮かべてきた。

リップ「つまりはリップのカラダを、キレイだ、って言ってくれてるのよね」
 ▼ 36 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/05 15:50:19 ID:2KVwDB.o [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 私が表現に散々頭を悩ませてきたというのに、リップはそれをたった一語で解決してしまった。

リップ「カラマネロちゃん、仏頂面に見えて意外と情熱的だったのね。好きよ、そういうの」

 あとは、私の偽らざる欲求を伝えるだけだ。友好的と思える態度を翻されるかもしれない。それはやむを得ないことでもあるだろう。それを恐れて、口を噤む選択肢はなかった。


『リップ。私は、お前の身体に触れたい。肌に、この手で、直接』


 艶やかな唇に指を当て、リップは考え込んでいた。恐怖や後悔はない。退けないところまで来たな、という思いがあるのみである。

リップ「……そうね」


リップ「ここまでアツい想いを向けてくれるのは分かったわ。でも、少し考えさせてもらえる?」
 ▼ 37 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/05 16:01:16 ID:2KVwDB.o [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 私は困惑した。それは明確な拒絶でも、望みながらも難しいと思っていた了承でもない。保留という答えをどう解釈すべきか、分からない。

リップ「ナマでカラダを触らせるとなると、結構ややこしい関係になりそうじゃない?その前に少し考えさせてほしいの」

 リップの態度は、私が要求する前と後で変わったようには見えない。

リップ「それにしても、カラマネロちゃんて紳士的ね。許可を取ってから触ろうとするんだもの。こんなことができるなら、催眠にかけて剥くことだってできるのに」

 面食らった。

 私が催眠念波を直接使わなかったのは、私がそうしたいと考えたからに過ぎない。リップのことを慮っての行為ではないはずなのだ。
 買い被られている。自分自身に、居心地の悪さを感じた。

 ぱん、と手を叩いてリップは話を切り上げた。私の分も含めた、食事の用意に取り掛かったのだ。


 スマホロトムが、意識を取り戻していた。
 ▼ 38 リン@トロピウスのはっぱ 24/10/05 17:01:28 ID:qov.ZanQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ふむ
 ▼ 39 ラカス@ダクマのおやつ 24/10/06 18:16:41 ID:p6msxHoo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 40 レユータン@オレンのみ 24/10/07 18:28:19 ID:cd0YQdBI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 41 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/08 14:00:57 ID:KCI.Qwso NGネーム登録 NGID登録 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜

 翌日。私はリップの衣服を手に取っては畳むことを繰り返していた。

 読書以外にすることがあまりなく、手持ち無沙汰だった私に、リップの与えてくれた"仕事"である。
 人間は衣服を単に裸を隠すものではなく、催しに応じて着飾ったり、季節の移り目に合わせて変えるものと捉えているようだ。

リップ「ポケモンちゃんのフォルムと同じね。これから"なつのすがた"から"あきのすがた"になるの」

 ……とのことである。外気温の下がる季節にそぐわない衣服を、私は触手を使って畳み、ケースに仕舞ってゆく。


 それまでの衣服と違う材質、軽さのものを手に取った。広げてみる。

 何か、丸い器のような硬質の生地が二つ。そこから輪のように留められた紐がついている。

 記憶を呼び起こしてみる。確か、リップはこれを素肌の上に身につけていたはずだ。人間の見るテレビのCMでも、同じような着用をしていた。

 確か、ブラジャーなる人間の下着である。
 ▼ 42 シツブテ@つめたいにんじん 24/10/08 14:01:49 ID:Q2PsNZGQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
続き待ってた
 ▼ 43 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/08 15:10:11 ID:l.Dkn1gg NGネーム登録 NGID登録 報告
 人間、特にメスの胸部を覆うものである。つまり、このブラジャーはリップの胸と直に触れていたものということだ。

 浴室でリップが腕を動かすたび、ぷるぷると小刻みに揺れる乳房を思い出す。

 ………………

 この布自体に、特に感じることはなかった。
 かつてこの下(中と表するべきか?)には、確かにリップの乳房があった。それだけのことだ。

 かつて目の当たりにし、追憶するたびに情動が蘇るあの光景。それとはまるで結びつかない。下着は、所詮下着だ。


 同じく、下半身を覆う下着……パンティを手に取り、目の前で広げてみる。フラージェスというポケモンをイメージしたような、技巧を凝らした柄だ。股を覆う箇所は布が厚いが、それ以外はほぼ透けている。

 私をパルデアに呼んだといって過言ではない、あの突然の出来事。そこで目に飛び込んだのもパンティだった。

 しかし、やはりこれは布だ。かつてはあの揺れる尻が収まっていたとしても、今この時は、ただの布でしかなかった。脱ぎ捨てた直後であれば、また違った感慨があったかもしれないが。


 私の心が何かを求めているとしたら、それはやはり、生身のリップにしか見出し得ないものだということなのか。
 ▼ 44 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/08 20:25:38 ID:TAfkzeD6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リップ「ただいまぁ〜」

 リップが帰宅した。靴を脱ぎ揃えているところを出迎える。

 仕事が難儀しているのか、やや疲労が蓄積しているようだ。それでも、快活な笑顔を絶やさず、留守番の労をねぎらってくれる。
 
 外を出歩くのにまるで違和感のない、粗末ではないが決して華美でもない服装。それでも、先ほどまで畳んでいた、ただの布である下着よりも、遥かに私の心を動かしてくる気がした。


 その後は向かい合って食卓につき、リップの取り止めのない会話を聞きながら食事を摂る。
 私は触手を用いて食物を口に運ぶことができるが、彼女は私の口に手ずから食物を運ぶことを好んだ。

リップ「かわいいお口してるわね♪」

 私には判然としないが、悪い気分ではない。
 ▼ 45 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/08 20:34:45 ID:TAfkzeD6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 食事の後、リップが浴室に行くのを背に見ながら、私はTVを見る。特に目的があるわけでもなく、人間の習慣を真似ているだけだ。

『どれだけ着飾ってもナチュラルな美しさを……』

 コマーシャルに、化粧を施したリップが映っている。
 今、この家で身を清めているリップと同じ存在と思い難い理由は、何なのか。少し興味深い。


 リップが浴室から戻ってきた。真っ白な、バスローブと呼ばれる服に身を包んでおり、湯にあたって火照った褐色の肌が、輝きと共に強調されている。

リップ「…………」

 微かに唇を弧に吊り上げたリップが、こちらに歩み寄ってくる。歩を進めるたび、肉感のある腰が左右にゆっくりと振れていた。

 突然、私の隣に腰を下ろす。唐突に濃さを増した石鹸とメスの香りにやや面食らっていると、リップはすぐ目の前に顔を寄せてきた。

リップ「ねぇ、カラマネロちゃん。お願いがあるのだけど」

 艶めく唇が言葉を紡ぐ。


リップ「リップに……催眠、かけてくれる?」


リップ「触りたいんでしょ……リップのカ・ラ・ダ♡」


 声にも甘い味があることを知った。
 ▼ 46 クノシタ@フェアリーZ 24/10/08 20:45:19 ID:Q2PsNZGQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おお…っ!
 ▼ 47 ズレイド@ハイダイのサイフ 24/10/09 17:44:26 ID:gWLoEHZQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 48 ンチュラ@ポイントアップ 24/10/09 18:20:55 ID:tLXABg2g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
素晴らしい
 ▼ 49 ップ◆gLo7a3IgfY 24/10/10 12:32:06 ID:uNQoExAM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜

 その気になれば、いくらでも言い訳のしようはある。

 新しい仕事の企画が行き詰まっていて、どこかで憂さを晴らしたかった。インスピレーションを生み出すような、刺激が欲しかった。


 しかし、言い繕っても仕方がない。自分は本心から、新しくやって来た"彼"にカラダを委ねたくてたまらなかったのだ。

 何かを求めてやまない、燃え上がるような視線を感じていた。気のせいですませるのに、それはあまりにも熱く、不器用だった。
 スマホロトムに催眠をかけてまで、彼は正面から自分を求めてくれている。


 ほんの少し、因縁を感じていた。今でこそ別邸であるここは、駆け出しだった自分の本宅だった。

 将来への期待と不安、それらがココロとカラダを突き上げる衝動となる。そんな年頃。少しでも気に入った相手を、男女問わず幾人も招いた。

 そして、ベッドの上でカラダを重ねた。もう、二度とはないことを味わい尽くすように。ケダモノのように腰を振り乱し、浅ましいとすら言えるような喘ぎを漏らした。


 それが今、自分のカラダを、一匹……一人のポケモンの思うままにさせようとしている。

 サイコパワーの波が、顔を撫でた。
 ▼ 50 ップ◆gLo7a3IgfY 24/10/10 12:42:06 ID:uNQoExAM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
 どの地方でもそうだが、エスパーポケモンのエキスパートは、サイコパワーによる洗脳への耐性を身につけるため、かなり力の入った訓練を受ける。
 万が一、手持ちポケモンの力が暴走した場合に備えてだ。

 ポケモンで一番と言われるカラマネロの催眠術にも、耐えられる。自分が催眠状態に置かれつつあること、四肢の力が抜けつつあることを、客観的に知覚することができた。

 それでも、意図して催眠を受け入れているのだから、自分がふわふわと浮かび上がるような、身体の輪郭があやふやになるような感覚を覚える。
 無重力遊泳のようで、中々面白い。


 今、カラマネロは、両腕をだらりと下げて直立する、バスローブ姿の自分と向かい合っている。
 両目が合った。向こうは、こちらが催眠下でとろりとした色を目に浮かべていると知っているはずだ。彼にとって、それは好ましいものだろうか。

 一対の触手が、ゆっくりとバスローブの結び目に伸びる。長く、太い触手ながら、繊細な動きはお手のものらしい。
 カラダを覆っていたバスローブが、ばさりと床に落ちた。


 湯上がりのカラダを、ひやりとした感触がひと撫でする。ほとんど、生まれたままの姿になっていた。弛まぬ努力で磨き上げた裸体、舐め回すようなカラマネロの目線を受けて、誇らしい気持ちすら覚える。

 彼の目線がとある場所で固定されていた。ほとんど生まれたままと言ったが、その部分だけは別……乳頭と秘部を覆い隠す、ニプレス。
 触手が宙に固定されている。彼の、ちょっとした葛藤を感じた。


 ほら、剥がして。
 ▼ 51 ローラゴローニャ@ママンボウのねんえき 24/10/10 12:47:39 ID:JAMUSLIs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リップ視点になったからカラマネロ→リップになってる…
👍️🐶
 ▼ 52 ップ◆gLo7a3IgfY 24/10/10 17:28:19 ID:0CqQcYvw NGネーム登録 NGID登録 報告
 触手の先端がニプレスにかかる。繊細な動きで剥がし始める動き。ほんの微かに肌と触手が擦れる感触が、もどかしくも心地良い。

 少しずつ、少しずつ、僅かに乳頭を引っ張るような動きと共に剥がれてゆく。生殺しのような、じっとり味わわせてくる先端への刺激に、上体を少し仰け反らせた。


 露わになる乳首。モモン色と褐色肌とのコントラストが、我ながら印象的だった。
 一直線に射貫くカラマネロの視線にあてられて、心の奥がじわじわと熱を帯びてくる。


 両手を上げてほしい、と要請されたような気分になり、その通りにした。催眠下に置かれている時は、そう感じるのだろう。

 ぐるぐると回りながら、360°余す所なく見つめてくる。胸、尻、お腹、腋、うなじ、太もも、股間。浴びせられる視線に、形容しがたい切なさを感じて、溜息をついた。

 一対の触手が、意を決したようにカラダへ伸びてくる。目で撫でられたことで、すでに心身は解れていた。


 生温かい独特の感触が、脇腹を刺激する。

 意外にも思ったが、よく考えてみれば、胸にも尻にも繋がる箇所である。さながら、スタート地点といったところか。
 ▼ 53 ップ◆gLo7a3IgfY 24/10/10 19:56:51 ID:f9KMjxtw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 脇腹から肋骨へ、撫で上げるように職種が動き始める。

リップ「…………あ」

 意識の外で息を漏らしていた。上から下、下から上、カラダの輪郭を確かめるような手つきが続く。
 触手にはほんの少し粘性があり、その温もりも相まって、香油を使ってのマッサージを想起させた。

 気持ちイイ。
 唐突ではあったが、間違えようのない快感が背筋を駆け上る。

 カラマネロの触手は吸盤で覆われている。彼の意図に関わらず、触れるたびにそれらが自分の肌を吸い上げてくる。そして、離す。
 そう、まるでキスをされているようだった。吸盤ごとに吸っては離す力も異なり、飽きることのない刺激に肌が浸るのだ。

リップ「ん。……んぅぅ、んん……」

 逃れるように、あるいは求めるように悶えていると、触手は胸へと向かっていった。上向きの乳房。身動ぎするたび、ぷるぷると小刻みに揺れる。


 矢印のような触手の先端で、なぞるような動き。カラマネロという種族に、乳肉の柔らかさを愉しむ概念は無いだろう。

 乳房の、丸みそのものを検めるかのようだ。誰に見せても恥ずかしくない胸ではあるが、やはり照れくさい。
 ▼ 54 ップ◆gLo7a3IgfY 24/10/10 22:29:19 ID:f9KMjxtw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 寄せて、上げる。触手を離せば、戻る。揺れる。それを繰り返して、彼は乳房というものを知ろうとしているかのようだ。

 愛しい幼馴染ほどではないにせよ、自分の胸も水準以上にはある。それも単に大きいだけではなく、重力に負けず、ツンと上を向いている。背筋を始めとしたエクササイズの賜物だった。

 少し触れただけで触手が沈みこみ、離せば元の形に戻る様が、彼にとっては不思議で、新鮮であるらしい。
 指でつつくような触り方だった。両の手で揉みしだくようなやり方も不可能ではないはずだが、まず知らないだろう。

 乳房が揺れるたびに、乳首がモモン色の軌跡を描く。そちらに触ってくれるかもしれないと、僅かに期待していたところもあったが、彼には慎重なところがあるらしい。
 
 先程から、乳肌に絶え間なく刺激を与えてくれる吸盤が乳頭を責めれば、どのような快感を知ることができるのか。お預けを食らってしまった。
 乳房の愛撫については、まだ教えることが多くありそうだ。


 何かを要請される気分になったかと思うと、視線が突然下がり始めた。同時に、両手と膝も地に着く。

 四つん這いの態勢だった。
 ▼ 55 ィンルー@フサパック 24/10/11 18:57:03 ID:vnuw6jkM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンネ
 ▼ 56 ップ◆gLo7a3IgfY 24/10/12 16:39:05 ID:o.5gnZlI NGネーム登録 NGID登録 報告
 背後に回ったカラマネロがゆっくりと頭を下げていく。視界を覆うボリューム豊かなヒップが、あたかも献上されているように見えることだろう。

 リップならぬヒップだ、と揶揄されたことも再三ある。ハリを保つための手入れやワークアウトを欠かしたことはなく、背後から見るシルエットの美しさには自信があった。ポケモンである彼までも見惚れるのだから、自惚れではないだろう。

 とはいえ、四つん這いで尻を突き出すのを間近で観察されるのは、あまりにもイレギュラーな体験だった。大昔の高貴な女性が、子を成せるのか秘部を検められているかのような。(繁殖能力を確かめられている牧場のミルタンクのよう、という比喩はあまりにどぎつすぎる)

 触手が尻に絡みついた。ぬるり、という生温かさが心地いい。

 秘部からキク門に至るまでを覆う前貼りをしていたが、彼はそれを剥がす素振りも見せない。歩くたびに揺れる尻肉を、よほど気に入ってくれたのだろうか。咀嚼するように、じっくり揉み始める、

 乳房よりも弾力に富み、服の内から張り詰めるようなハリを誇るヒップ。かつてベッドに招いた男の一人が陶然として語っていた。この尻を引っ叩いた時に揺れる尻肉と飛び散る汗が、何よりそそるのだと。

 揉んでは離し、揉んでは離すペースと力が、だんだん強くなっていく。彼の高揚が、恥ずかしいほどに伝わってくる。


 ヒップの全てを、強烈に吸い上げられた。

リップ「お゛!お、おぉ……あ゛ぁ!!」
 ▼ 57 ップ◆gLo7a3IgfY 24/10/12 16:48:17 ID:T1YMKjPc NGネーム登録 NGID登録 報告
 盛りきったような声を上げてしまい、頬が熱くなる。幸い、背後の彼には見えない。

 触手に力を込めたことで、吸盤の吸い上げる力が増したのだ。ヒップに熱烈なキスの雨を浴びた気分である。乳房に触れられている時、求めていた刺激はこれだった。


 気がつくと、自分の腰が左右に振れている。
 否、振っている。褐色の特大モモンを右へ左へ揺り動かし、欲しがっているのだ。快感の希求が、恥と外聞を忘れさせた。

 吸い上げが、再び。吸い上げつつ、さらに触手を尻の曲線に這わせる。

リップ「あ、う、うぅん……ん、ん゛!」

 ヒップに感じる熱。自分のものか、彼のものか。恐らく、混ざり合ってどちらのものでもなくなっているのだ。

リップ「あっ、あっ、あっ、あ……あ、はぁ、うぅ……!」

 もっと、もっと揉みしだいてほしい。


 もっと。


 もっと!!



 突然、頭の中から何かが抜け落ち始める。それと共に、自分のものでなくなっていた四肢に、感覚が戻り始めた。
 ▼ 58 ニゴーン@けいけんアメM 24/10/12 17:02:46 ID:m9xUd0S. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
素晴らしい
 ▼ 59 ップ◆gLo7a3IgfY 24/10/12 17:05:14 ID:RaHwJSWY NGネーム登録 NGID登録 報告
 両腕を振り、足の先をぶらぶらさせる。常通りの体感。催眠状態が解除されたのだ。

 ポケモン一の催眠能力を発動するのに、体力の消耗がないわけはない。女体を検めるのに集中していれば、尚更だったろう。

リップ「どうだった?超マジック・マキアージュのカラダ」

 カラマネロら吸盤の並んだ触手を見つめて、何かしら考え込んでいるようだった。その理由は、間違いなく自分のカラダだろう。

 我ながら、罪な女だった。

 彼をボールに戻し、しっかりと休ませる。寝巻きに着替えようかとも思ったが、カラダが火照っているので、今日は裸身で眠ることにした。


 カラマネロの希望が実現した、不思議な体験は終わった。


 今日のところは。
 ▼ 60 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/12 23:32:48 ID:EtWMqe/k [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜

 あれから二日になる。私の思索がやむことはなかった。

 リップの身体に、乳房に、尻に触れるたび、心の臓が揺さぶられるような気分になったのは何故か。
 触れるたびに彼女が口にした、断続的な吐息の意味とは何なのか。

 そもそも、唐突に過ぎる私の希望を聞き届けてくれたのには、どういう背景があるのか。私を慮ってか、あるいは彼女自身の望みであったためか。


 テラリウムドーム……故地を内包するブルーベリー学園にあっても、私はそんなことを考えていた。

リップ「それでね、あのコったらマクノシタの群れに入っていって……」

ミモザ「えーーー!でも確かにそれっぽい!」

 私が積極的に里帰りを望んだわけではなく、ハルトがリップをブルーベリー学園に再度招待したためだ。同じく招待された、ハルトの通うアカデミーの教師である、ミモザという女性と、リップは談笑していた。
 

スリーパー「ははぁ、お前さんのご主人は化粧やらモデルやらの仕事してるんだっけか。確かに別嬪さんだわ」

 目の前にいるスリーパーは、そのミモザの手持ちである。エスパータイプ、催眠術の使い手など、私との共通点は少なくない。

 知り合って早々、馴れ馴れしく話しかけてくる。悪い気分でもないので、きのみを食べながら話に付き合うことにした。
 ▼ 61 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/12 23:43:14 ID:EtWMqe/k [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スリーパー「俺のご主人も美人で乳はデカいんだけどな。ちょいとばかりガサツで酒癖も悪くてよ。へへ」

 目下、私が興味を抱いていること……人間の身体についての関心をそれとなく話してみたら、特に意外な様子ではなかった。

スリーパー「俺みたいな人間に近い体型のポケモンなら珍しくもないさ。ほれ」

 指差された方向を見る。


マスカーニャ「にゃあ〜〜〜ん♡マスタぁ、あ〜んして、してぇ♪」

ハルト「マ、マスカーニャ、そんなに強く抱いたら痛いよー」


スリーパー「人間のメスに興味があるんだったら、有名どころでも色々いるぜ。例えばなぁ……」

 人間と変わらない手指でスマホロトムを操り、スリーパーは人間の写真を出した。リップに輪をかけて、豊満な身体つきをしたメスである。

スリーパー「お前さんのご主人の同僚、ジムリーダーのカエデだ。どうだよこの乳と尻のデカさ!抱かれたらと思うとたまらんね」

 ………………

 これといった反応を返すことができない。

スリーパー「あ〜、逆に細い方が新鮮かもしれんね。この男前な姉ちゃんは四天王のチリ。こういうメスが甘えてくれることになったらなぁ……」

 やはり、私の感情に揺らぎが生じることはなかった。


 人間の身体についての関心、その文言を撤回しなくてはならない。

 私が関心を抱いているのは、リップの身体についてのみだった。今更ながらであるが、私はそれをはっきりと自覚する。
 ▼ 62 サギリ@リピートボール 24/10/14 17:49:17 ID:J09sCgxg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 63 ウドボーン@ルールブック 24/10/15 20:01:15 ID:5A2Y45rU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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 ▼ 64 ローラロコン@かがやくいし 24/10/16 18:46:17 ID:KoFUoP6Q [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 65 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/16 19:48:03 ID:kdi2PclQ [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スリーパー「そうかそうか。お前さん、そんな面して一途なのなぁ」

 スマホロトムを通してリップとコンタクトを取った時もそうだったが、私の欲望をそのような美辞で表されることに違和感を拭えない。

 一対の触手をリップの身体に絡ませ、吸盤を肌に吸い付かせている時。身体の芯が燃え上がるような高揚に支配されていた。
 それはいつまでも味わっていたいような、それでいて、早く離れなければ戻れなくなる恐怖を帯びていた。

 心が平静ならば、あの時の幾倍も催眠状態を維持できたであろうに。まるで未知の体験の残滓は、未だ心に燻っている。


 逃れるように私は話題を変えた。人間が、自らに催眠術をかけることを請うことは、ありふれているのかという疑問である。

スリーパー「まぁ、珍しくもないな。いい気分になりたい、苦痛を和らげたい、そういう時にはうってつけだろ」

 彼の主人はパルデアのアカデミーで、負傷したり病に罹患した生徒を看護する仕事をしている。

 治療の際に苦痛を和らげる、不安を告白させて気分を楽にさせるにあたり、エスパーポケモンの催眠は重宝されるという。
 ▼ 66 テボース@どくのジュエル 24/10/16 20:00:39 ID:KoFUoP6Q [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
待ってたぞ
 ▼ 67 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/16 23:26:36 ID:kdi2PclQ [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スリーパー「それからマスター本人にもな、頼まれることがあるぜ。お前さん、温泉旅館は分かるか?」

 浴室の大型版、という単純なものではない。湯に浸かりながら自然の景観、歴史のある建造物、街並みなどを楽しむ施設のことである。
 催眠術と、どのような関わりがあるのか。

スリーパー「ひどく疲れた時にさ、マスターに催眠をかけるんだよ。あんたは今、超高級老舗旅館で寛いでますよ、ってね。そうすると」


ミモザ『ぷはぁ〜〜〜♡もう最っ高〜〜〜〜〜♡♡♡』


スリーパー「ただ風呂入ってるだけなんだけどな。まぁ安上がりなのはいいかも」

 色々と教えてくれたが、私の疑問に対する答えに直結するものではなかった。 

 しかし、彼との会話は、一つのアイデアを私に齎してくれたのである。
 ▼ 68 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/16 23:48:23 ID:kdi2PclQ [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 私はリップに許可を取り、ドームのコーストエリアへと向かった。私にとっては、故郷への帰還ということになろう。

 ここを出て一週間も経っていないのだから、景色が大きく変わるはずもない。 本は、相変わらず供給されているようだった。最初にここへ来た生徒伝いに、図書館の蔵書そのものに催眠を仕掛けている。

 私がおらずとも、本が絶えることはないだろう。


 辺りを見渡して、目当ての相手を探す。

ニャスパー「〜〜〜♪♪♪」

 いた。陽気に飛び跳ねている。旧交を温める、というほど長い間ではない。声をかけて近づいたが、何故だか反応は鈍かった。

ニャスパー「?おじちゃん、だれー?」

 ……様子がおかしい。


「あれぇ!あんたいつ帰ってきてたの!?」
 ▼ 69 ラマネロ◆gLo7a3IgfY 24/10/16 23:54:54 ID:kdi2PclQ [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 唐突にかけられた声。振り返ると、そこには見慣れない姿のポケモン。だが、声の調子といい、所作といい、よく見知ったものだった。

ニャスパー「ままだ」

ニャオニクス♀「もしかして里帰りってやつ?聞いたよ、あのリップさんの所に行ったんだってね。羨ましいわ〜」

 私がここを離れてから、進化して、子供もできたらしい。
 思い返せば、喋り方自体は大人びていた方だった。私の印象より、それなりに年嵩だったのか。

ニャオニクス♀「それで、今日はどういうワケで戻ってきたの?あ、お土産持ってきてくれたんでしょ!」

 私には自分の現状を話したり、土産を渡すよりも大事な要件が彼女にあった。少なくとも私にとっては、であるが。

 私は膨大な知識を蓄積しているが、人間の娯楽に関しては疎い。それはむしろ、彼女に意見を求めるべきただ判断したのだ。


 幻想ではない、本物の温泉旅館。リップをそこに連れて行こう、という計画である。
 ▼ 70 イティ@ミクルのみ 24/10/16 23:55:25 ID:KoFUoP6Q [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ほう
 ▼ 71 タシラガ@レンズケース 24/10/17 18:47:15 ID:MM8InOtQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 72 オンジェン@ひかるおまもり 24/10/18 19:20:00 ID:zVSkVkbg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 73 者◆gLo7a3IgfY 24/10/19 19:14:47 ID:C.aQDisE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
作者です。読んでくださる方、支援くださる方、大変ありがとうございます。

しばらくの間、更新が結構スローペースになりそうです。
だいぶお待たせすることになるので、そのことをお伝えさせていただきます。

代わりというわけではありませんが、お暇であれば前作もお読みいただけると幸いです。

【R-18SS】キバナ「恋と呼ぶにはあまりにも汚らわしく」

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=2185822&l=1-
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