▼  |  全表示406   | << 前100 | 次100 >> |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

【安価SS】RSオカルトマニア「後輩ばっかりモテて悔しい」

 ▼ 1 ポリゴン2@りゅうのプレート 15/02/17 18:31:36 ID:lvUUp7Ew NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 おくりびやまの北に小さな岩の洞窟があるのをご存知だろうか?
 そこを秘密基地にしているのは、一人のオカルトマニア。

 かのじょは ちがう…他のオカルトマニアとは。
 出で立ちからして、とんがり帽子とマントを羽織って瓶底眼鏡をかけている。
 一昔前は、オカルトマニアの服装といえばこれが定番だったのだが
 今となってはいわゆるカロス・スタイル…黒いカチューシャとワンピースの方が主流である。
 良く言えばレアな、悪く言えば時代遅れなファッションだ。

 秘密基地の中では、オカルトマニアが手持ちのジュペッタとヌケニンに愚痴をこぼしているようだ。
 のんきにサファリゾーンを訪れる人々の足音を聞きながら、本日何十度目かのため息をついた。

オカルト「はぁ…」

オカルト「合コンに行ってもオフ会に行っても、後輩ばっかりモテて悔しい」
 ▼ 67 カブルモ@デボンのにもつ 15/02/20 23:09:42 ID:zpGqK6q2 NGネーム登録 NGID登録 報告
>>1
ksk
 ▼ 68 エビワラー@シャドーメール 15/02/20 23:09:56 ID:ec6Rf8ic NGネーム登録 NGID登録 報告
テッセンのズボンの中
 ▼ 69 アーマルド@サーナイトナイト 15/02/21 01:39:46 ID:R9PN7DLM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
どうすんだこれ
 ▼ 70 パッチール@ネストボール 15/02/21 13:56:29 ID:WDLAzIpY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 オカルトマニアはおじょうさまの服に着替えて意気揚々とテントを飛び出し、テッセンのズボンの中に行ってみた。

オカルト「(どうしよう…!)」

 メアリーと別れてから10分足らずの間に、一体何があったのか。

オカルト「(調子に乗るんじゃなかった…)」

 へんげんじざいなメイクと貸し衣装の力で、おじょうさま風にへんしんしたオカルトマニア。
 来た時とはうってかわって、すれちがう人々の目は彼女のうつくしさに釘付けになった。
 四方八方からターボブレイズのような熱視線を受けて気分がそらのはしらよりも高揚した彼女は
 「私をみてみて☆こっちっち」と言わんばかりに大手を振って人混みの中にとっしんしていった。
 そしてその手が、閉め忘れた社会の窓を突き破ってテッセンのズボンの中に入ってしまったのだ。

オカルト「(どうしよう!これじゃ私完全にチカンじゃない)」

オカルト「(っていうかあの人テッセンさんだよね?キンセツのジムリーダーの…)」

 天国から地獄へのフリーフォールに、オカルトマニアの脳裏でピンチBGMが鳴り響く。
 かげうちよりも素早く必死に考えを巡らせ、どうやってこの場を凌ぐべきかと悩んだ。

オカルト「(…そうだ、ポケモンのせいにしよう)」

 人間ではなくポケモンの仕業だということにすれば、テッセンも許してくれるかもしれない。
 だが、問題はどのポケモンがみがわりになるかということだ。

オカルト「(いたずらごころでもテッセンさんに許して貰えそうな可愛いポケモンでなければ、この大役は務まらない)」

オカルト「(というわけで>>71(ゴーストタイプのポケモン)、頼んだわよ!)」
 ▼ 71 スコルピ@パークボール 15/02/21 14:04:26 ID:s4jfjH9. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フワンテ
 ▼ 72 サワムラー@せいしんのハネ 15/02/22 11:50:17 ID:O6A2qfOw [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オカルト「(というわけでフワンテ、頼んだわよ!)」

 フワンテはまだうろたえているテッセンのもとに飛んでいき、腰のあたりにもう一度たいあたりした。
 その様子を、おじょうさま風の白い帽子で顔を隠しながら遠巻きに眺めるオカルトマニア。

テッセン「…フワンテじゃったか」

 いつもは笑ってばかりのテッセンだが、今日はまじめな面持ちで淡々と対応している。
 ものおとにびんかんなフワンテのことだから、おしおきされそうになったら素早くかるわざで逃げるだろうが
 相手はジムリーダー、しかもフワンテが苦手な電気タイプの使い手。
 オカルトマニアが心配そうに見守る中、テッセンの口が再び開く。

テッセン「…ハッハッハ、元気のいいポケモンじゃな!」

テッセン「この人混みだ、トレーナーとはぐれないように気をつけるんじゃぞ!」

 どうやら、フワンテのつぶらなひとみにメロメロになってしまったようだ。
 作戦は功を奏し、オカルトマニアとフワンテは逃げるように屋上への階段を駆け登った。

テッセン「(なるほど、フワンテは電気タイプではないが10まんボルトやチャージビームを覚えられるポケモンじゃな」)」

テッセン「(こいつを捕まえれば、地面タイプで挑んでくるトレーナーに一あわ吹かせてやれるかもしれんな)」

テッセン「(…なに、どこかの地方にはリーダーがオクタンを使う電気タイプのジムがあるそうじゃないか。問題ない)」

 テッセンは周囲を確認して社会の窓を閉めてから、フワンテを求めてどこかへ行ってしまった。
 キンセツジムがフワンテで溢れかえるのも時間の問題だ。
 ▼ 73 クルマユ@マゴのみ 15/02/22 12:29:11 ID:O6A2qfOw [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 一方、こちらはオカルトマニア。
 持ち前のにげあしでピンチを切り抜け、屋上のベンチでほっと一息。
 ここならそれほど混んでいないので、ミックスオレを飲みながらゆっくりできそうだ。

オカルト「(あれ?あの子達は…)」

 向かいのベンチには、キンセツキッチンで見かけたたんぱんこぞうとじゅくがえりのカップルがいた。
 二人ともスバメにえさをやるのにムチュールで、こちらには気付いていない。

オカルト「(あの時のオカルトマニアと今の私が、同一人物だと気付かなくても無理はないわね)」

オカルト「(やっぱりメイクと服装って偉大ね)」

 マゴのみにも衣装ということわざがあるが、オカルトマニアは再びじしんかじょうになってきた。
 実は私って眼鏡を外すととんでもない美人なのかも…などと妄想し始めたが、フワンテにほっぺたをつつかれて我に返る。

オカルト「(そうね、調子に乗ったらまた痛い目に遭うかもしれない)」

オカルト「(勝ってカブトの緒を締めよ、よね)」

 特に誰にも勝っていない気がするのだが、オカルトマニアはしんちょうな言動を心がけようと決心した。
 …おや?フワンテが何か見つけたようだ。

オカルト「(ちょ…!>>75(ポケモンに関するワードなら何でも可)じゃない!)」
 ▼ 74 スリープ@スペシャルアップ 15/02/22 12:51:51 ID:PCDuDvIs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジバコイルの大群(300匹規模)
 ▼ 75 チルタリス@ジャポのみ 15/02/22 12:52:24 ID:PCDuDvIs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 76 メガアブソル@あさせのかいがら 15/02/22 12:52:38 ID:ykcu/tFE [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
色違いの名前欄
 ▼ 77 トロピウス@バンジのみ 15/02/22 13:41:22 ID:O6A2qfOw [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オカルト「(ちょ…!ジバコイルの大群じゃない!)」

 フワンテに導かれるまま、オカルトマニアはフワライドに乗ってそのまま上空へ。
 キンセツシティのゲートの外を見ると、そこには灰色の大群が。
 眼鏡がないのではっきりとは見えないが、ざっと300匹はいるようだ。

オカルト「あそこにいるのって、さっきのテッセンさんじゃないの!」

 追いかけ回されているのは、キンセツジムリーダーのテッセン…と一匹のフワンテ。
 ハイパーボイスで助けを求めているのだが、祭りの雑踏にかき消されて人々には届いていない。

テッセン「許してくれー!わしが悪かった!」

 どうやら、テッセンがジバコイルを差し置いてフワンテを一軍入りさせようとしたので怒っているようだ。
 その様子を見て、男性陣のねらいのまとになった後輩のことを思い出したオカルトマニアはジバコイル達に同情したが
 だからといって可愛いフワンテがふくろだたきにされるのを黙って見ているわけにもいかない。

オカルト「(私のポケモンで時間稼ぎをして、その隙に助けを呼んでこよう)」

 とはいうものの、相手は300匹のジバコイル。
 どんなにはやあしで助けを呼んだとしても、並のポケモンでは耐えられない。

オカルト「(こうなったら>>79(ゴーストタイプのポケモン)、あなたにきめた!)」
 ▼ 78 ヒマナッツ@ラブタのみ 15/02/22 13:42:27 ID:ykcu/tFE [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
連投ありなんか…
ゴルーグ
 ▼ 79 ガメノデス@バコウのみ 15/02/22 13:42:36 ID:of4IsVao [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
途中参加
安価はジュペッタ
 ▼ 80 ヒコザル@おいしいみず 15/02/22 14:07:21 ID:O6A2qfOw [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オカルト「(こうなったらジュペッタ、あなたにきめた!)」

 作戦はこうだ。
 まずジバコイルを全体の1割ほど誘い出して、まもりながらメガシンカのタイミングを待つ。
 メガシンカした後は、素早くコットンガードやみがわりを出してジバコイルを撹乱しながらひたすら逃げ回るのだ。

オカルト「(私の手持ちの中で一番レベルが高いこの子なら、きっと…)」

 生まれてこのかた一緒に暮らしてきた百戦錬磨のジュペッタだが、体力が心もとないのが弱点。
 マッハじてんしゃよりはやく援軍を呼んでくる必要がある。
 オカルトマニアは長年の友を信じ、慣れないハイヒールの靴で足が痛むのも気にせず走り続け、
 キンセツの吹き抜けから祭りを楽しむトレーナー達に呼びかけた。

 彼女の呼びかけに応え、(>>81の名前欄の図鑑No.)人のトレーナーがゲートの前に集まってくれた。
 ▼ 81 プルリル@スピードパウダー 15/02/22 14:08:03 ID:ykcu/tFE [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
はい
 ▼ 82 ゴースト@ビアーのみ 15/02/22 14:09:39 ID:of4IsVao [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>81
プルリル=592
 ▼ 83 タッツー@みかづきのはね 15/02/22 14:14:23 ID:zdVOTCAI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
リンチ開始である
 ▼ 84 スボミー@キーのみ 15/02/22 14:17:39 ID:O6A2qfOw [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 彼女の呼びかけに応え、592人のトレーナーがゲートの前に集まってくれた。
 見たところ新人トレーナーが多いようだが、それでも心強い。

オカルト「(まさかこんなに集まるとは思わなかった…)」

オカルト「皆ありがとう!」

 だが、問題はここからだった。
 ゲートを抜けてジバコイルの大群を目にした時、(>>85名前欄の図鑑No.)人がびびって逃げ出してしまった!


(※ >>85が592より多い場合、オカルトマニアを除いて全員逃げたことになります)
 ▼ 85 ムクバード@あおぞらプレート 15/02/22 14:18:36 ID:of4IsVao [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ほれ
 ▼ 86 ココロモリ@ラブタのみ 15/02/22 14:20:42 ID:of4IsVao [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムクバ=397
プルリル−ムクバ=195
よって、195人残る
 ▼ 87 カバルドン@あおいバンダナ 15/02/22 14:27:09 ID:O6A2qfOw [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ゲートを抜けてジバコイルの大群を目にした時、397人がびびって逃げ出してしまった!
 残ったのは195人。

オカルト「(全員逃げるかと思ったけど、こんなに残ってくれてよかった…!)」

 だが、ほっとしたのも束の間。
 オカルトマニアが目を前に向けると、彼女のジュペッタが今にもジバコイルに踏みつぶされそうになっていた。
 ジバコイルの大群をひらひらとかわして逃げ回っていた彼女も、もはや体力の限界だ。

オカルト「お願い、届いて!」

 オカルトマニアはジュペッタをボールに戻そうとするが、間に合わない。
 もう駄目かと思ったその時、トレーナーの一人が繰り出した>>89(ポケモン)がジュペッタを助け出した!
 ▼ 88 ベロリンガ@ウッディメール 15/02/22 14:28:30 ID:ykcu/tFE [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
名前欄
 ▼ 89 ボルキングラー◆MjwQSo9n8c 15/02/22 14:29:17 ID:UVqq6how [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジバコイル
 ▼ 90 きれいなゲーチス◆PmDZtyrfB2 15/02/22 14:31:41 ID:SfHpqyAU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サザンドラ
 ▼ 91 プテラ@プテラナイト 15/02/22 14:34:30 ID:zdVOTCAI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>89
どういうことだってばよ
 ▼ 92 きれいなゲーチス◆PmDZtyrfB2 15/02/22 14:40:00 ID:SfHpqyAU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 93 マタドガス@ナナシのみ 15/02/22 14:45:05 ID:O6A2qfOw [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 もう駄目かと思ったその時、トレーナーの一人が繰り出したジバコイルがジュペッタを助け出した!
 その色違いジバコイルに、テッセンのジバコイル達が次々引きつけられていく。

オカルト「そっか、じりょくで引きつけたのね!」

 ジバコイル達はすっかりおとなしくなった。
 じりょくからいやしのはどうが出ているのか、それともジバコイル好きを見つけて満足したのか。
 追いかけられていたテッセンもほっと一息つき、色違いジバコイルのトレーナーにおわびを述べてから
 300匹ものジバコイルをボールに戻し始めた。

 対するオカルトマニアは、ジュペッタを抱き上げているところだった。
 安心のあまり膝の力が抜けて、糸が切れた操り人形のようにその場に座り込む。
 貸衣装であるおじょうさま風のスカートに道路の土がついて汚れるのを気にも留めず
 ただひたすら、過酷な群れバトルを耐えぬいたジュペッタをねぎらってなで続けていた。

オカルト「…あの、助けてくださってありがとうございました!」

 オカルトマニアはジュペッタをボールに戻し、色違いジバコイルのトレーナーであるギタリストにお礼を言った。


 ギタリストの名前…>>94(NGワードは最安価)
 性格…>>96
 ▼ 94 ジガルデ@コンペボール 15/02/22 14:47:40 ID:ykcu/tFE [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ペッパー
 ▼ 95 ヌケニン@パイルのみ 15/02/22 15:10:17 ID:of4IsVao [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
hage
 ▼ 96 スリープ@アクアカセット 15/02/22 15:12:14 ID:O6A2qfOw [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【ここまでのまとめ】
美味しい昼食を求め、キンセツシティにやってきたオカルトマニア。
中庭で祭りをしているようで、すごい人だかりだ。
ビレッジサンドを食べた後、食べ物の屋台と間違えてメイク無料体験のテントの中へ。

そこにいたのは、こわいおねえさんのメアリー。
おくびょうなメアリーは最初人見知りしていたが、センパイが流し出たお気に入りの曲「どないやねん ヤドン」を聞いてノリノリでメイク。
貸し衣装を着たら、オカルトマニアはおじょうさまみたいになってしまった!

へんしんをとげたオカルトマニアは、じしんかじょう気味になって人混みの中へ。
手がすべってテッセンのズボンの中に入ってしまったが、フワンテのせいにしてごまかした。
その後300匹のジバコイルに追われるテッセンを見つけ、彼を助けるべくまずはジュペッタで時間稼ぎ。
呼びかけにトレーナーが592人集まったが、怖気づいて397人が逃げてしまった。

多勢に無勢でピンチに陥ったジュペッタを助けてくれたのは、ジバコイルを持つ一人のギタリストだった…



安価なら下
 ▼ 97 ボルキングラー◆MjwQSo9n8c 15/02/22 15:13:04 ID:UVqq6how [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
がんばりや
 ▼ 98 メガフシギバナ@ヒールボール 15/02/23 19:33:49 ID:/ry81aOA [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ギタリストの名前…ペッパー 性格…がんばりや

 ギタリストはペッパーと名乗り、色違いのジバコイルをボールに戻した。
 彼がジバコイルの性質に詳しかったのも、電気タイプを扱うキンセツジムのトレーナーだったからと考えれば合点がいく。

ペッパー「いやー、あのテッセンさんがあんなに慌てるなんてね」

ペッパー「小さい頃からジムでトレーナーやっているけれど、あんな顔見たことなかったよ」

 ペッパーいわく、テッセンは一見ようきな雰囲気だが心の中はかなり落ち着いているそうだ。
 そしてそのれいせいさを培ったのは、他でもなく長年の経験なのだ。
 だが、流石に300匹ものジバコイルに追われるというのは想定外の出来事だったようだ。

ペッパー「あの人も昔は苦労したらしいね」

ペッパー「昔務めていた会社でゴタゴタがあったとかいう噂もあるけど、本当なんだかどうだか…」

ペッパー「でも、俺はテッセンさんについていくって決めたんだ!」
 ▼ 99 キノガッサ@アップグレード 15/02/23 19:44:13 ID:/ry81aOA [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 その時、オカルトマニアはペッパーの瞳の奥にうずまく野心を察知した。
 俗にくいしんぼう精神とか、とうそうしんとも言い換えられるようなものだ。
 ゴーストタイプに親しんできた彼女は、そういった精神的なものをおみとおしするのに人一倍長けている。

オカルト「それはどうして?」

ペッパー「…え?」

 イタズラがすきなオカルトマニアは、少しいじわるな質問を投げかけてみた。

ペッパー「そ、そりゃまあ。俺電気タイプが大好きだし…」

ペッパー「どうしても色違いコイルが欲しくて、図鑑ナビのサーチ連鎖で探しまくったくらい大好きだし…」

オカルト「…本当にそれだけ?」

 オカルトマニアのくろいまなざしがペッパーを包み込む。
 おじょうさま風の外見をまとったままダークオーラを醸し出す彼女に圧倒され、ペッパーはついに口を割った。

ペッパー「じ、ジムリーダーになりたいからです…」

ペッパー「今すぐじゃないですよ?いつかは、ですよ?」
 ▼ 100 アーボック@ラブタのみ 15/02/23 19:56:31 ID:/ry81aOA [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オカルト「(やっぱり…!)」

 オカルトマニアの勘は的中した。
 いくら電気タイプが大好きだからといって、色違いコイルを捕まえるのも、それをジバコイルまで育て上げるのも、並の努力では不可能だ。
 まして、電気タイプに関する知識まで兼ね備えている。
 ジバコイルにジバコイルで対処するという方法は、図鑑を熟読している博士でもとっさには思いつかないだろう。

オカルト「(この人、並大抵のがんばりやじゃないわね)」

 テッセンの後釜を狙うペッパーの姿に、オカルトマニアは恐ろしさすらおぼえたが
 同時にそのやるきの原動力を知りたくなった。
 こうきしんがつよい彼女は居ても立ってもいられなくなり、思い切って質問してみた。

ペッパー「そりゃまあ、絶対負けたくないライバルがいるから…」

ペッパー「あの人のことを考えると…いや、考えるより先に体が動いてしまうんだ」

オカルト「…どんな人ですか?」

ペッパー「>>102(ポケモンシリーズに登場する強敵トレーナー)さん」
 ▼ 101 ガントル@くろいてっきゅう 15/02/23 19:59:07 ID:CFtvZ5DM NGネーム登録 NGID登録 報告
ダイゴ
 ▼ 102 バクーダ@ヨプのみ 15/02/23 20:35:54 ID:Sgff3.Dg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シロナ
 ▼ 103 ナッシー@ズアのみ 15/02/23 23:11:38 ID:/ry81aOA [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペッパー「シロナさん」

 彼が挙げたシロナという人は、はるか北方シンオウ地方のチャンピオン。
 その強さや美しさに憧れるトレーナーこそ数多くいるが、ライバル認定する人なんて前代未聞だ。
 ヤドンのように口をぽかんと開け、おどろかされた表情を隠しきれないオカルトマニアを見て、ペッパーは苦笑した。

ペッパー「やっぱり、理想高過ぎって思いますかね?」

 でも理想というものは高くて当たり前、と彼は続ける。
 したがって誰をライバルとみなすのかも自由。
 だが、それが吉と出るか凶と出るかはその人のせいしんりょくの問題だ、と。

オカルト「…」

オカルト「(私はあの子にとうそうしんを抱き、嫉妬のかえんほうしゃをくすぶらせてきた)」

 彼女が思い出したのは、後輩のオカルトマニアの存在。
 今日こうして遠出したのも、元はといえばあの子のことをドわすれするため。
 あの子について考え出すと心の中でくろいヘドロが渦巻くだけなので、出来る限り考えないようにしていた。

オカルト「(でも、問題解決をさきおくりしてばかりでいいの?)」
 ▼ 104 デスマス@リュガのみ 15/02/23 23:24:29 ID:/ry81aOA [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 あの後輩に対する苦手意識を克服するには、まず自分が変わらなければいけない。
 外見がエレガントなおじょうさまになっても、中身が冴えない自分のままでは意味がない…

オカルト「…」

 一歩踏み出さなければいけないと分かってはいるが、どうすればいいのか分からない。
 へんしんしたいという夢はあっても、ペッパーのようなこんじょうはない。

ペッパー「…よく分からないけど、なんか難しそうなこと考えてます?」

 オカルトマニアが顔を上げると、ペッパーの心配そうな顔が目に入った。
 そこで思い切って、がんばりやであり続けるコツを彼に聞いてみることにした。
 ただし自分の悩みではなく、友人の悩みという扱いにして。

ペッパー「…そうだな、俺ならまず形から入るかな」

ペッパー「見ての通り俺はギタリストだけど、ギターは正直苦手で練習するのも面倒だったんだよね」

ペッパー「ところが、>>106(ポケモンに登場する男性トレーナー)の衣装を着てみたら俄然やるきになってきて…」
 ▼ 105 ハスボー@あおいかけら 15/02/23 23:34:52 ID:DXfZFc9s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミクリ
 ▼ 106 タツベイ@レンブのみ 15/02/23 23:56:19 ID:IFWmsJhA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウシオ
 ▼ 107 カブト@エネコのしっぽ 15/02/24 00:31:33 ID:cTYxLXUM [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>106
ヤバそうだ・・・。
 ▼ 108 ハリマロン@シュカのみ 15/02/24 21:15:40 ID:fB4H.O2A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペッパー「ところが、ウシオの衣装を着てみたら俄然やるきになってきて…」

オカルト「(ウシオ!?)」

 このホウエンでウシオを知らない人はそうそういない。
 アクア団幹部であり、鍛え抜かれた肉体から繰り出されるばかぢからが自慢らしいが
 何か揉め事があった時には己の肉体ではなくポケモン勝負で解決する常識人だ。
 サンドバッグを毎日欠かさず5000発殴っているという噂もあり、もしそれが本当であるならば
 がんばりやなペッパーとの共通点が無いとも言い切れない。

ペッパー「…で、俺はウシオ役としてライブに出るんだ」

 なぜ筋肉と無縁そうなこのギタリストがウシオ役なのか、その理由を考えるオカルトマニアをよそに
 ペッパーは留まることなくおしゃべりを続けた。
 祭りの最終日に、キンセツシティ中庭の特設ステージでライブをすること。
 その時に自分はウシオの仮装をして、バンドの他のメンバーもアクア団になりきること。
 パフォーマンスにはじしんがあるので、絶対に見に来て欲しい…と。

ペッパー「それで、曲名はアニィスペシャル…といきたいところだけど」

ペッパー「実際に演奏するのは>>110(ポケモンの主題歌)。これなら観客も一緒に歌えるだろ?」
 ▼ 109 タテトプス@マスターボール 15/02/24 21:18:26 ID:cTYxLXUM [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドリドリ
 ▼ 110 ガーメイル@いいつりざお 15/02/24 21:18:51 ID:cTYxLXUM [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タケシのパラダイス
 ▼ 111 メガミュウツーX@リーフのいし 15/02/24 21:19:23 ID:yaaVZIX. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンいえるかな?
 ▼ 112 ユキノオー@アブソルナイト 15/02/24 21:32:56 ID:GPRycQ9Y NGネーム登録 NGID登録 報告
>>110
いえねぇよ!ww
 ▼ 113 ヒンバス@とつげきチョッキ 15/02/25 00:37:58 ID:rDJKHxSE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ふふっ、この脳細胞を持つ俺には分かる!
この人は過去にハーレム秘密基地やおとなのお姉さんを書いていたはずだな!




あ、安価踏んでないけど一応下で
 ▼ 114 ギラティナ@ウッディメール 15/02/25 00:57:31 ID:otixATTs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>113
えっ、この作者お悩みワンダールームの人なんですか?
作者さんどうなのか教えてください!
 ▼ 115 バニリッチ@エスパージュエル 15/02/25 22:53:18 ID:pwEDCp2c [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペッパー「実際に演奏するのはタケシのパラダイス。これなら観客も一緒に歌えるだろ?」

 オカルトマニアの脳裏に、アクア団の仮装をした集団と観客が一体となって「タケシのパラダイス」を歌うという
 シュールな光景がバブルこうせんのように浮かんでは弾けて消えていった。

ペッパー「…お、そろそろバンド練習の時間だ」

ペッパー「ライブ、ぜひ見に来てくれよな!」

 走り去ってしまうペッパーの背中を見送り、オカルトマニアはぽつりと呟いた。

オカルト「なるほどね。形から入る…か」
 ▼ 116 ツチニン@ダイブボール 15/02/25 22:54:04 ID:pwEDCp2c [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 メイク体験のテントに戻ると、メアリーはちょうど別の誰かと会話をしているところだった。
 ラジカセからは相変わらず「どないやねん ヤドン」が流れているのだが、ピクシーのように耳を澄ませば
 おしゃべりの相手が彼女のセンパイであることはすぐに把握できた。

センパイ「祭りの最終日まであと3日ね」

メアリー「仮装大会、うまくいくっすかね…?」

 嘘か真か、その大会で優勝すれば凄い人からスカウトされるという噂があり、ビューティカレッジの皆は大忙し。
 メアリーも、きんちょうかんで心臓がニトロチャージしそうになっているようだ。

センパイ「準備は順調?」

メアリー「衣装はあと少し、最後の仕上げだけっす。その衣装を着るのはあたしの友達で…」

センパイ「あなたの心の準備のことよ、メアリー」

メアリー「…!」
 ▼ 117 パウワウ@きんりょくのハネ 15/02/25 22:54:56 ID:pwEDCp2c [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
センパイ「そのお友達のメイクをするんでしょ?」

 センパイがラジカセを止めたのか、「どないやねん ヤドン」の音楽がぴたりと止んだ。

センパイ「厳しいことを言うけれど、どんなに実力があっても気持ちで負けていたら良いメイクはできない」

センパイ「今日来てくれたお客様方にも、そういうよわきな態度で接していたのなら、それは失礼なことよ」

メアリー「…」

 テントの外で耳をそばだてるオカルトマニアの気配に気付き、センパイはさっと話題を切り替えた。

センパイ「さて、大事なお客様が戻っていらしたから私はここで…」

 足早に去っていくセンパイを目で追いかけてから、オカルトマニアは少ししょんぼりしているメアリーに話しかけた。
 ▼ 118 メロエッタ@カゴのみ 15/02/25 22:56:43 ID:pwEDCp2c [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メアリー「ああ、あんた…いえ、あなたでしたか」

メアリー「あの後お客さんが何人か来てくれたっす」

 メアリーはかすかに笑顔を見せたが、次の瞬間おじょうさま風貸衣装の膝の汚れに気付いて気まずそうな顔をした。
 ジバコイルと群れバトルをしたジュペッタを抱き上げた時、土がついてしまっていたのだ。

オカルト「…あの!この服買います!」

メアリー「…え!?マジっすか?」

オカルト「値段もそんなに高くないし、それに…」

 驚きと喜びを隠せないメアリーをよそに、オカルトマニアは途切れることなく話し続けた。
 今日一日おじょうさまにへんしんしてどれほど楽しかったか、それを精一杯アピールした。
 ただし、うっかりテッセンのズボンの中に入ってしまったことだけはダークホールの中にふういんした。

メアリー「そうかい、よかったな…よかったっすね!」
 ▼ 119 メラルバ@セシナのみ 15/02/25 22:58:16 ID:pwEDCp2c [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 結局、オカルトマニアは衣装に加えて簡単なメイクセットまで購入した。
 大きな袋を抱えたオカルトマニアがキンセツのゲートを通り抜けて見えなくなると、メアリーは店じまいを始めた。

センパイ「…驚いたわ。あなたって実は商売上手なのね」

メアリー「えっ!?」

 確かにオカルトマニアは衣装とメイクセットを買って行ったが、それは半ばラッキーに過ぎなかった。
 あたふたするメアリーに、「冗談よ」とセンパイは笑顔を見せた。

センパイ「あの子の満足そうな顔を見れば分かるの」

センパイ「メアリー、あなたのメイクと、あなたがデザインしたおじょうさまの服がお客様を笑顔にしたって、ね」

 センパイからの褒め言葉を聞いて、メアリーは照れるように笑う。

センパイ「でも、勝負は別。3日後の仮装大会では私達はライバルよ」

メアリー「そうっすね」

メアリー「…センパイ、負けないっす!」
 ▼ 120 メガギャラドス@ザロクのみ 15/02/25 22:59:22 ID:pwEDCp2c [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【ここまでのまとめ】
 ジバコイルのトレーナーであるギタリスト・ペッパーは、シロナをライバル視する努力家。
 そのこんじょうの原動力となるのは、ジムリーダーになるという彼の夢に他ならない。
 形から入るタイプで、ウシオの衣装を着たらギターも上達したのだという。
 祭りの最終日にライブで「タケシのパラダイス」を演奏するので、ぜひ見に来てくれと頼まれた。
 こわいおねえさん・メアリーとそのセンパイもまた、祭りの最終日に仮装大会に出る予定。
 彼女からおじょうさまの衣装とメイクセットを買い、オカルトマニアはキンセツを後にした。

【オカルトマニアのともだちてちょう】

・かいじゅうマニアの ネジキ
 むじゃきなせいかく。バトルリゾートで出会った。
 浜辺でコンテストパスをなくしたうっかりやさん。おくりびやまでクレセリアを見たことがあるらしい。

・こわいおねえさんの メアリー
 おくびょうなせいかく。キンセツシティで出会った。
 「どないやねん ヤドン」が好きな、ビューティカレッジの学生。人見知りだがメイクの実力は確か。

・ギタリストの ペッパー
 がんばりやなせいかく。キンセツシティで出会った。
 地道な努力を続けつつテッセンの後釜を狙い、シロナをライバル視する野心家。形から入るタイプ。
 ▼ 121 アグノム@ダイブボール 15/02/25 23:04:33 ID:pwEDCp2c [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 次の日、キンセツシティの朝はとあるからておうのなきごえと共に始まった。

からておう「うおおーん!」

からておう「昨日すっごくタイプなおじょうさまを見つけたのに、俺は何にもできなかった!」

からておう「よりにもよって、あの色ジバコイル使いのギタリストに美味しいところを全部持っていかれてしまった!」

 隣で友人のサイキッカーが呆れているのも気に留めず、からておうはナゲキ続ける。

サイキッカー「でも相手は大量のジバコイルだろう?たとえ相性がよくても勝てるわけ…」

からておう「そいつらを見て真っ先に逃げたお前には言われたくない!」

サイキッカー「だって僕のエスパーは鋼にこうかいまひとつだろ?れいせいに考えると…」

からておう「相性が何だ!お前はそれでも…うっ、うっ…うおおーん!」

 あさのひざしも冷めやらぬ時間帯から机に突っ伏してほえている大の男を見て、不幸な友人はコダックのように頭を抱えた。

サイキッカー「(やれやれ。この状態で明後日コントができるんだろうか)」

サイキッカー「(僕達ブレイン&パワーズの、せっかくの晴れ舞台だというのに…)」
 ▼ 122 ブーバーン@うしおのおこう 15/02/25 23:07:06 ID:pwEDCp2c [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 そんな事など知らないオカルトマニアは、ヤドンのように朝日と一緒に起きた夢を見て昼まで寝ていた。
 昨日買ったおじょうさまの衣装はロトム洗濯機のおかげできれいになったが、毎日これを着ていく気にはならない。
 やっぱり普段通り、古典的なとんがり帽子とマントのほうが落ち着くのだ。

オカルト「この服を買ったはいいけれど、着られるのはハロウィンくらいしかないよね」

オカルト「やっぱり私にはネコにこばん、バネブーにしんじゅだったのかしら」

 溜息をついて、衣装となぜか衝動買いしてしまったメイクセットをヌケニンの背中に押し込んだ。
 その時、おくりびやまの頂付近に何か光る物体があるのを彼女は見逃さなかった。

オカルト「あれは…クレセリア!?」

 かいじゅうマニアのネジキが言っていたことはただの出まかせなどではなく、本当だったのか。
 不思議に思ったオカルトマニアはフワライドに飛び乗り、でんこうせっかで追いかけた。
 だが、クレセリアの姿は>>124(ホウエンのどこか)のあたりで消えてしまった。
 ▼ 123 カラナクシ@モンスターボール 15/02/25 23:09:40 ID:otixATTs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ksk
 ▼ 124 ミルホッグ@うみなりのスズ 15/02/25 23:10:02 ID:otixATTs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そらのはしら
 ▼ 125 コドラ@あかいかけら 15/02/26 06:11:36 ID:LtkNRZwE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネジキってバクファト行ったかと思ったじゃねーか
 ▼ 126 ボルキングラー◆MjwQSo9n8c 15/02/26 07:08:25 ID:.OFPWz.Y [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>125
ワーオ!
 ▼ 127 天才的な馬鹿 ◆B/WBfd3Z1U 15/02/26 15:33:28 ID:ePtRtxZk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オカルトマニアちゃんアニメにも出ないかな〜
出てくれればいいのに〜
 ▼ 128 ヒトモシ@アゴのカセキ 15/02/26 20:07:23 ID:Cah2K/zo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 だが、クレセリアの姿はそらのはしらのあたりで消えてしまった。
 オカルトマニアとフワライドが上空を、そしてブルンゲルが周辺の海を見て回ったが、
 クレセリアの羽根一枚たりとも見つけることはできなかった。

オカルト「やっぱり、クレセリアってにげあしがはやいのね…」

 クレセリアの数少ない目撃情報の中に、シンオウ地方を高速で飛び回っていたという話があった。
 それを思い出したオカルトマニアは、今深追いしても仕方がない、とクレセリア探しを諦めかけた。
 その時、どこからか老人のような声が聞こえてきた。

 「おーい!助けてくれー!」

 声はそらのはしらの中から聞こえてくるようだ。
 塔のすぐ近くに着地して中を覗きこむと、そこには壁の穴に挟まったいせきマニアの姿があった。


 いせきマニアの名前…>>130(ゲーム内NGワードは再安価)
 性格…>>132
 ▼ 129 フワライド@はっきんだま 15/02/26 20:56:28 ID:rHbAUuKw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ナツメグ
 ▼ 130 きれいなゲーチス◆fnkquv7jY2 15/02/26 21:01:08 ID:zDyuqHKA NGネーム登録 NGID登録 報告
ブレイカー
 ▼ 131 ドクケイル@リニアパス 15/02/26 21:16:30 ID:rHbAUuKw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゆうかん
 ▼ 132 ボルキングラー◆MjwQSo9n8c 15/02/26 21:19:21 ID:.OFPWz.Y [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なまいき
 ▼ 133 ケイコウオ@うつしかがみ 15/02/27 00:18:59 ID:EbADQyno NGネーム登録 NGID登録 報告
さみしがり
 ▼ 134 ビビヨン@モンスターボール 15/02/28 20:18:45 ID:zFgJo5U. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 いせきマニアの名前…ブレイカー 性格…なまいき


 いせきマニアはブレイカーと名乗ったが、そんなことよりも遥かに気になるのは
 この人はなぜこうして壁の穴にはまっているのか…それだけだった。

ブレイカー「何をしておる、早く助けんかい!」

 あっけにとられて突っ立っているオカルトマニアに向かって叫びながら、ブレイカーは手足をじたばたさせた。

オカルト「はあ…分かりました」

 何があったか知らないけれど、困ったもんだの大問題…には違いない。
 オカルトマニアは一言「それじゃ引っ張りますよ」とだけ伝え、ブレイカーを引き抜き始めた。

オカルト「うんとこしょ、どっこいしょ」

 けれどもブレイカーは抜けません。

ブレイカー「なんじゃ、そのヤワな引っ張り方は!」

 びくともしないブレイカーを見て、オカルトマニアはため息をついた。
 フワライドとブルンゲルも彼女に続いて一緒に引っ張るが、ブレイカーはまだまだ抜けない。

ブレイカー「痛い!もっと優しくせんかい!」

 注文の多いブレイカーに呆れながらも、オカルトマニアは引っ張り続けた。
 それでも、抜ける気配は全くない。

オカルト「こうなったら>>135(ゴーストタイプのポケモン)、あなたの出番よ!」
 ▼ 135 ヒマナッツ@タンガのみ 15/02/28 20:43:28 ID:oDtd.3qE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヨノワール
 ▼ 136 ニドラン♀@アゴのカセキ 15/03/01 17:47:20 ID:KKDf.K0g [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オカルト「こうなったらヨノワール、あなたの出番よ!」

 どんなに引いてもびくともせず、その上壁の穴に挟まったブレイカーが痛がるだけなので
 思い切って作戦を変えることにした。
 ヨノワールのいわくだきで、周囲のもろくなっている壁を少しだけ削るのだ。
 そう、ほんの少しだけ…

ブレイカー「な、何をするつもりじゃ!」

 ここ、そらのはしらは過去の文化や歴史を知る上で重要な建築物として知られる。
 そのような重要文化財に傷をつけることは、いせきマニア間はもちろん世間一般的にもタブー中のタブーである。
 だが、今は人命救助だから仕方ない。背に腹は代えられない。
 オカルトマニアは自分にそう言い聞かせ、ヨノワールに指示を出した。

オカルト「ここの壁に、軽く、ほんのちょっぴりいわくだき」

 鈍い音とともに壁の一部分が砕け、ブレイカーの体がすりぬけられるほどの空洞ができた。

オカルト「…やった!」
 ▼ 137 ゴンベ@バコウのみ 15/03/01 18:06:23 ID:KKDf.K0g [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ついに、いせきマニア・ブレイカーの救助に成功した。
 だが、ブレイカーの口から飛び出してきたのは感謝の言葉でも、喜びのおたけびでもなかった。

ブレイカー「何が、やった!じゃ」

ブレイカー「古代文明の遺産たるそらのはしらの壁を壊すとは、一体どういうつもりじゃ!」

 しかし、オカルトマニアも黙ってはいない。

オカルト「仕方ないでしょう、人命救助ですから!」

 近所のなまいきな子供を彷彿とさせるわがままな老人だとは分かっていたが、ここまで難癖をつけられると
 どんなおだやかな人でも、いかりのボルテージを抑えきれなくなるものだ。

ブレイカー「だが、そらのはしらの歴史的価値を鑑みれば…」

オカルト「それとも何ですか?他に助けが来るまで、あのまま飲まず食わずで待つつもりだったんですか?」

 その一言で、ブレイカーの声が急によわきになった。
 さっきまでの態度が嘘のように、その場にヘたりと座り込む。
 まだまだ言いたいことはあったが、その様子を見たオカルトマニアはおいうちをかけるのが気の毒になった。
 そこで代わりに、最初から疑問に思っていたことを質問してみることにした。

オカルト「なぜ壁の穴にはまっていたのか、教えてください」

ブレイカー「あの穴の奥に落ちている>>139を拾おうとしたんじゃ…」
 ▼ 138 ブーピッグ@パワーウエイト 15/03/01 18:13:08 ID:3cHECQMA NGネーム登録 NGID登録 報告
名前欄
 ▼ 139 ボルキングラー◆MjwQSo9n8c 15/03/01 18:13:44 ID:hvJHmrnk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
はっきんだま
 ▼ 140 シュバルゴ@チーゴのみ 15/03/01 21:55:47 ID:KKDf.K0g [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブレイカー「あの穴の奥に落ちているはっきんだまを拾おうとしたんじゃ…」

オカルト「え!?はっきんだまが?」

 オカルトマニアたるもの、ゴーストタイプの伝説ポケモン・ギラティナを知らないはずがない。
 そのギラティナと関係の深い、はっきんだまがここにあるとなれば一大事だ。
 だが、それは本当に正真正銘のはっきんだまなのか?

オカルト「(はっきんだまって希少価値が高いから、偽物も多く出回っているのよね…)」

 半信半疑でオカルトマニアが穴を覗くと、そこには確かに不思議な輝きを放つ宝玉があった。
 以前雑誌で見た、はっきんだまの写真にそっくりだ。
 でも、なぜこんなところに…

ブレイカー「な、何とかあれを取り出すことはできんかのう?」

 ブレイカーが言うことには、ギラティナと縁のあるはっきんだまがレックウザの住処といわれるそらのはしらにあるということは
 この二体の伝説ポケモンには間違いなく何らかの関係性があるのだ…と。

ブレイカー「あれを研究室に持ち帰れば、わしの仮説を証明できるやもしれん…」

 どんな仮説かと尋ねたオカルトマニアに対し、さっきまで弱腰だったブレイカーは自慢気に語った。

ブレイカー「うぉっほん!よくぞ聞いてくれた!」

ブレイカー「レックウザとギラティナは>>142という共通点がある…とな!」
 ▼ 141 ププリン@あかいかけら 15/03/01 21:58:13 ID:A4VQDItw [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ksk
 ▼ 142 ゾロア@ラムのみ 15/03/01 21:58:37 ID:A4VQDItw [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドラゴンタイプ
 ▼ 143 プロトーガ@ウタンのみ 15/03/01 22:22:31 ID:KKDf.K0g [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブレイカー「レックウザとギラティナはドラゴンタイプという共通点がある…とな!」

オカルト「(うーん、私の専門はゴーストタイプだからよく分からないけれど一理あるかも)」

 上手くのみこめていないオカルトマニアが黙っているのをいいことに、ブレイカーの話はどんどんかそくしていく。

ブレイカー「…言い換えると、このそらのはしらにはドラゴンタイプを引き寄せる何らかのパワーが働いておるに違いない」

ブレイカー「以前ここにはドラゴンタイプのチルタリスがいたといわれており、その裏付けとして…」

オカルト「(ゴーストタイプのジュペッタやサマヨール、ヤミラミもいたけどね)」

ブレイカー「…壁画保護の観点から見れば塔の改装工事は正しかったのかもしれんが、結果として可愛いチルタリスを追い出してしまった」

ブレイカー「この件について、以前ここに来ていたデンショウシャとかいう人にも話を聞けていたらのう」

 難解な話についていけずこんらんしているオカルトマニアを見て、ブレイカーはかみくだいて説明してくれた。

ブレイカー「…仕方ないのう」

ブレイカー「要するに、わしは改装工事前のそらのはしらが好きだったんじゃ…」
 ▼ 144 ズガイドス@ズリのみ 15/03/01 22:40:04 ID:KKDf.K0g [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブレイカー「そらのはしらで壁画が見つかってから、観光客が何百人、何千人とここを訪れた。経済効果もぐぐーんとあがった」

ブレイカー「じゃが、その代償として可愛い可愛いチルタリスは住処を追われてしまった」

ブレイカー「もし塔の一部だけでも元通りに戻してもらえたら、あのチルタリス達がはねやすめに戻ってくるかもしれない」

ブレイカー「…それが、わしの唯一のねがいごとじゃ」

 どんかんなオカルトマニアにも、彼がそらのはしらとドラゴンタイプの関係性を解き明かしたい理由が何となくわかってきた。
 だが、そのためには壁穴の奥深くにあるはっきんだま…のようなものを、何とかして取り出さなければならない。

オカルト「(人間の手では絶対に届かない距離にあるわね)」

オカルト「(ここはやっぱり、>>146(ゴーストタイプのポケモン)に任せましょう)」
 ▼ 145 ガバイト@きんりょくのハネ 15/03/01 22:41:19 ID:Fif0lJGc NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤミラミ
 ▼ 146 ヨノワール@イナズマカセット 15/03/01 22:46:39 ID:A4VQDItw [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フワライド
 ▼ 147 ダイノーズ@きれいなハネ 15/03/03 22:33:27 ID:aHbxXkyk [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オカルト「(ここはやっぱり、フワライドに任せましょう)」

 ほとんど知られていないが、フワンテやフワライドが体内の空気を全部吐き出すと
 その体はまるで空気の抜けた風船のようにシワシワにしぼんでしまう。
 飛んでいる最中に木の枝等に引っかかってしまった時は、このようにして脱出するのだ。

オカルト「(こうすれば、その狭い隙間にも入れる!)」

 フワライドはみるみるうちに空気をはきだしてしぼみ、最後にはしなびたナスのようになった。
 フワライドのフォルムチェンジを生まれて初めて見たブレイカーは思わず吹き出しそうになったが
 ここで彼らの機嫌を損ねては目的を達成できなくなると考えて、ぐっとこらえた。

ブレイカー「何と!フワライドにそのような事ができたとは!」

オカルト「本物の気球も、空気を抜けばコンパクトに畳めますよね?それと同じことですよ」

 じしんかじょう気味に説明したオカルトマニアだが、彼女もこのことをつい最近知ったばかりだった。
 そうしているうちに、しぼんだフワライドがはっきんだまを大事そうに抱えて壁の穴から出てきた。
 穴から完全に出るやいなやバフッと空気を吸い込み、一瞬で元通りの姿に戻った。

ブレイカー「おお!素晴らしいぞ、フワライド!」

ブレイカー「これで、そらのはしらのチルタリス達にまた会えるかもしれん…」

 はっきんだまを手にしたブレイカーの喜びようといったら、まるで最後の1個のモンスターボールで
 やっと色違いポケモンの捕獲に成功したかのようだった。
 ▼ 148 キノガッサ@ネストボール 15/03/03 22:48:44 ID:aHbxXkyk [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オカルト「その前に、そらのはしらとドラゴンタイプの因果関係について突き止めるんですよね?」

 ドわすれしていた本来の目的を思い出し、ブレイカーはぱちんと指を鳴らした。

ブレイカー「おお、そうじゃった!」

 ギラティナとレックウザ。
 一見しっくりこない組み合わせだが、はっきんだまがそらのはしらにあったとなれば、
 それはこの場所が彼らだけでなくドラゴンタイプそのものを結びつけることの証になる。
 それを公の場で発表すれば、この場所に再びチルタリスを呼び戻せるかもしれない…

ブレイカー「そして、研究室に持ち帰って証明してみせるんじゃ…!」

ブレイカー「それで駄目なら…」

ブレイカー「…幼馴染のゲンジに直談判するかの」

 ブレイカーの口から出たのは、意外な人物の名前だった。
 このホウエン地方で四天王を務め、ドラゴンタイプのエキスパートとしても知られるゲンジである。

オカルト「ええっ?あの四天王のゲンジさん!?」

ブレイカー「…まあ、いきなり信じろという方が無理な話かの」

 オカルトマニアから訝しげな眼差しを向けられたブレイカーは、鞄から何かを取り出して見せた。

ブレイカー「ほれ、これが若き日のわしとゲンジとの思い出の品…>>150じゃ!」
 ▼ 149 メガバクーダ@リザードナイトY 15/03/03 22:54:12 ID:IEPGo6W. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンBBSのSS
 ▼ 150 けつばん@イトケのみ 15/03/03 22:54:46 ID:pqeVAHks [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
稲荷寿司
 ▼ 151 ヌオー@するどいツメ 15/03/03 22:59:54 ID:MSrFr7lQ NGネーム登録 NGID登録 報告
>>150
腐るわwwww
 ▼ 152 ゲッコウガ@あやしいパッチ 15/03/03 23:01:00 ID:pqeVAHks [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>151
ブレイカーとゲンジが若い頃、一緒に握った稲荷寿司
 ▼ 153 ボルキングラー◆aJNy1RiYEY 15/03/03 23:04:05 ID:bajydxyI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>152
(意味深)
 ▼ 154 ニドリーノ@マスターボール 15/03/03 23:16:19 ID:aHbxXkyk [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブレイカー「ほれ、これが若き日のわしとゲンジとの思い出の品…稲荷寿司じゃ!」

 ブレイカーが取り出したのは、何やら不思議なパックに入った稲荷寿司だった。

ブレイカー「ウン年前のあの日、調理実習で作ったんじゃ」

ブレイカー「その時ゲンジのやつも同じ班にいての、あいつは学年一のくいしんぼうで…」

オカルト「…はあ、凄いですね」

 彼の年齢から推測するに、作られてから少なくとも30年は経っているにも関わらず
 今日まで原形を保っているのが不思議だ。

ブレイカー「腐らないように、毎日欠かさず冷凍処理してきたからの」

ブレイカー「かがくのちからもすげーが、やはり一番頼れるのはポケモンのれいとうビームじゃな」

 ブレイカーは得意気にいばった。
 ちなみにアイスクリームには賞味期限がないそうだが、それとこれとは別問題。

ブレイカー「どうじゃ?はっきんだまのお礼に一口食べていかんか?」

 凍ったままの稲荷寿司を差し出され、オカルトマニアは困惑した。
 冷凍保存されていたとはいえ、流石に30年以上前の食品を口に入れるほどゆうかんではない。

オカルト「あ、いえ、そんな大事な思い出の品を頂くわけには…」

ブレイカー「まあそう遠慮せずに」
 ▼ 155 ボルキングラー◆aJNy1RiYEY 15/03/03 23:17:59 ID:bajydxyI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>154
オカルトマニア…おいなりさん…











閃いた
 ▼ 156 ダグトリオ@いわのジュエル 15/03/03 23:20:20 ID:pqeVAHks [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>154
30年前に作った凍ったままの、自らの思い入れの品である稲荷寿司を他人に遠慮なく食べさせる外道
 ▼ 157 シザリガー@ウブのみ 15/03/03 23:25:00 ID:aHbxXkyk [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オカルト「い、いいえ!結構です!」

 きけんよちしたオカルトマニアは、身震いしながらフワライドに飛び乗って空高く舞い上がった。
 上へ上へと昇るにつれて、そらのはしらがどんどん小さくなっていく。

ブレイカー「おーい!」

 オカルトマニアが恐る恐る下を見ると、ブレイカーがそらのはしらの入り口まで出てきていた。
 この時フワライドは高度を上げており、二人の間には一万光年ほどではないがかなり距離があったので
 はっきりとは聞き取れなかったが、多分このようなことを言っていたのだろう。

ブレイカー「はっきんだま…ありがとう」

 オカルトマニアは手を大きく振り、そらのはしらを後にした。
 どこかの島を目指して遠方を飛んで行くチルタリスの群れを眺めながら、ぽつりと呟く。

オカルト「(最初はなんかなまいきだったけど、結局どこか憎めない人だったな)」

オカルト「(でも30年前の稲荷寿司はちょっと…ね)」

 フワライドに乗ったまま、オカルトマニアはチルタリス達を眺めていた。
 そんな彼女の視線に気づいているのかいないのか、チルタリスは>>159(ホウエンのどこか)の方へと飛んでいった。
 ▼ 158 フーパ@バクーダナイト 15/03/03 23:34:02 ID:MWeowZa. NGネーム登録 NGID登録 報告
みなみのことう
 ▼ 159 ボルキングラー◆aJNy1RiYEY 15/03/03 23:40:14 ID:bajydxyI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
大きな裂け目
 ▼ 160 コダック@おおきなしんじゅ 15/03/04 19:47:48 ID:36j5Wpjs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 そんな彼女の視線に気づいているのかいないのか、チルタリスは大きな裂け目の方へと飛んでいった。
 どことなく神々しいような、それでいて禍々しいような、言葉に出来ない奇妙な雰囲気の裂け目が
 夕焼け空の中で静かにその口を開けていた。
 チルタリス達は戸惑うそぶりすらも見せず、そのまま摩訶不思議な時空の歪みに吸い込まれるように入っていった。

オカルト「(何なのかしら、あれ?)」

オカルト「(ああいう得体の知れないものを見ると、オカルトマニアの血がさわぐわね)」

オカルト「(門限の丑三つ刻までまだまだ時間があるし、ちょっと追いかけてみよう)」

 一体、あの大きな裂け目の向こうにはどのような世界が広がっているのか。
 何がこれほどまでにチルタリスを引き付けているのか。
 胸を弾ませ、オカルトマニアは裂け目の中に飛び込んでいった。
 ▼ 161 アバゴーラ@リュガのみ 15/03/04 19:49:50 ID:36j5Wpjs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【ここまでのまとめ】 []内は安価
 おくりびやまの頂にクレセリアらしき姿を見かけたオカルトマニア。
 フワライドに乗って追いかけたが、クレセリアは[そらのはしら]の辺りで消えてしまった。
 諦めかけたオカルトマニアの耳に飛び込んできたのは、[なまいき]ないせきマニア・[ブレイカー]が助けを呼ぶ声だった。
 そらのはしらの壁の中にある[はっきんだま]を取ろうとして、穴にはまってしまったのだ。
 [ヨノワール]のいわくだきで穴を広げて彼を助け出した後、空気をはきだしてじゅうなんになった[フワライド]が穴に入ってはっきんだまを無事ゲット。

 ブレイカーがはっきんだまを求めていた理由は、ギラティナとレックウザの共通点である[ドラゴンタイプ]と
 そらのはしらとの関係性を解き明かし、この場にチルタリスを呼び戻すことだった。
 それでも駄目なら幼馴染のゲンジに直談判する、とブレイカーは思い出の品である[稲荷寿司]を取り出した。
 はっきんだまのお礼にと一口勧められたが辞退し、オカルトマニアはそらのはしらを後にした。

 夕焼け空を飛ぶチルタリスの群れを追って、オカルトマニアは[大きな裂け目]の中へ。
 そこにあったのは…


オカルト「…え?どうしてここに>>163が?」
 ▼ 162 スボミー@じゅうでんち 15/03/04 19:58:51 ID:P8htmCgA NGネーム登録 NGID登録 報告
青い薔薇が巻き付いた綺麗な砂時計
 ▼ 163 ベトベトン@いいキズぐすり 15/03/04 19:58:58 ID:xe/pV3yQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ksk
 ▼ 164 トリトドン@マゴのみ 15/03/04 19:59:24 ID:xe/pV3yQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すみません!
安価ならコバルオン
 ▼ 165 ボルキングラー◆MjwQSo9n8c 15/03/04 20:04:08 ID:XMwuIkq. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>164
確かに名も無き平原に居る筈のコバルオンが大きな裂け目に居るのはおかしい
 ▼ 166 オニスズメ@ズアのみ 15/03/04 20:21:07 ID:36j5Wpjs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オカルト「…え?どうしてここにkskが?」

 何もない殺風景な平原に、ただ「ksk」とだけ書かれた看板が立っていた。

オカルト「そもそもkskってどういう意味なのかしら?」

オカルト「どこかで聞いたことがあるような気がするんだけど…」

 そういえば1ヶ月前のあの日、合コンでオカルトマニアのコウハイがkskの話をしていた。
 できればあの日のできごとは思い出したくないが、致し方がない。
 オカルトマニアはドわすれしていた記憶を呼び覚まし、kskの謎を解き明かそうとした。

―――

コウハイ「…で、大変なことになっちゃったんですよ!」

エリート♂「え、マジで?その後どうなったんだ?」

コウハイ「そこでkskですよ!」

エリート♂「おっ、流石だなー」

ブリーダー♂「あのー、kskってどういう意味なんですか?」

エリート♂「知らないのか?>>168だよ」
  ▲  |  全表示406   | << 前100 | 次100 >> |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!
(消えた画像の復旧依頼は、問い合わせフォームからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼