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ポケモンSMのストーリーをゼンリョクで書く 第5章 英雄の帰還

 ▼ 1 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/02/20 18:51:46 ID:zmuQFn2E NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラ、皆さま。ガルーラJrと申します。
「ポケモンSMのストーリーをゼンリョクで書く」の第5章となります。この章では一度アローラを去ったヨウが再び戻ってくるまでのストーリーが描かれます。また、以下の点を予めご了承ください。

1:登場人物
ゲーム編では例えば男主人公を選ぶと女主人公は出てきませんが、このSSでは両方のキャラクターをヨウ、ミヅキとして登場させます。

2:登場人物の手持ち
登場人物の手持ちは基本的にゲーム本編に準拠しますが、中には1匹か2匹入れ替えを行ったり、また、ゲーム本編で例えば最大5匹しか手持ちを持っていない人物には1匹追加をしたりしています。

3:形式
地の文を用いた形式で書かせていただきます。

第1章(SMゲーム本編に準拠したストーリー)はこちらです。

Part 1(プロローグ〜エーテルパラダイス突入)
https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1011593

Part 2(ポニ島〜エンディング)
https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1196044

第2章(UB捕獲作戦)はこちらです。
https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1227914

第3章(戦乱のアローラ)はこちらです。
https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1270113

第4章(リーリエの物語)
https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1302379

それでは、第5章もよろしくお願いいたします。
 ▼ 203 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/28 18:27:57 ID:v3/EMxXc [1/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
Episode 23 英雄の帰還


ヨウとルザミーネはチェックアウトギリギリの時間にホテルを後にした。その時間までヨウとルザミーネは互いの肉体を重ねて楽しんでいた。

「ふう…。英雄色を好むとは言うけれど、ヨウくんはそれを地で行くタイプね」

ルザミーネがため息交じりにそう言うと、ヨウはクスッと笑った。

「それを知りながら恋人になってくれたのはルザミーネさんでしょ?これからよろしくお願いします」

「ええ、こちらこそ。ヨウくん、これからどうするの?あなたに会いたがってる人はたくさんいるけど…」

ルザミーネがヨウに尋ねると、ヨウは少し考えて口を開いた。

「…リラに…会いに行こうと思います」


ヨウとルザミーネはポニ島に向かう連絡船に乗っていた。

「お母様には会わなくてよかったの?」

ルザミーネはポニ島に向かう船の中でヨウに尋ねると、ヨウは窓から海を眺めながら口を開いた。

「…ママにも会いたいですけど、先にリラに謝りたいんです。僕は結局リラのことも放り出して旅に出てしまった…。まずはそのことを謝りたいんです」

ヨウが緊張した面持ちでいるところに、ルザミーネが掌をヨウの手の甲に重ねてくる。

「…大丈夫。リラさんはあなたのことをちゃんと待ってくれてるわ」

「ルザミーネさん…。はい…」

ヨウはルザミーネの声に不思議な安心感を覚える。そして、船はポニ島にどんどん近づいていった。
 ▼ 204 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/28 18:28:45 ID:v3/EMxXc [2/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ポニ島、バトルツリー。工事は進み、はある程度バトルができる環境が整いつつあった。リラはふーっとため息をつき、水筒の水を飲む。そこにハプウがやってきた。

「とりあえず、今週中には第一段階はいけそうじゃな」

ハプウがそう言うと、リラは大きく頷いた。

「そうですね。第一段階ができたら、宣伝のためにエキシビジョンマッチを開いてもいいかもしれませんね」

と、そこでハプウとリラは作業員たちがざわめき出したことに気づいた。誰か来たのだろうか?

「おい…、あれって…」

「…?どうしたんですか?」

リラはざわめいている作業員たちに近づき、その視線の先を追う。リラは驚きに目を見開いた。二人の人物がバトルツリーに向かってくる。一人はルザミーネ、もう一人は…

「…ヨウ…!!」

リラは驚きに目を見開いていた。ルザミーネは本当にヨウを連れ戻してきたのだ。

「ヨウ!」

ハプウもヨウに気づき声をかける。ヨウはハプウとリラの前で歩を止めると、穏やかに笑いかけた。

「ただいま、リラ、ハプウ」

ヨウがそう言うと、リラは目にうっすらと涙を浮かべていた。

「ヨウ…。本当に戻ってきたんだね…」

「心配かけてごめん、リラ」

ヨウが謝罪すると、リラは首を横に振った。

「いいんだ。帰ってきてくれたんだから…」

リラがそう言うと、ハプウはヨウに言った。
 ▼ 205 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/28 18:29:41 ID:v3/EMxXc [3/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「まったく、心配しとったんじゃぞ。わらわに手紙をよこしたかと思えば、いきなり一人で修業をやり直すなどと書きおって…。まあ、心配するな。わらわへの手紙の中に入っておったリラ殿への手紙はちゃんと渡しておる」

ハプウの言葉を聞き、ルザミーネは驚いたようにヨウに尋ねた。

「あら、あなた、ハプウさんにも手紙を出していたの?」

「…はい…。リラがハプウを訪ねていくだろうということはわかっていたので…。ごめんね、ハプウ。でもありがとう」

「ま、リラ殿に心配かけたんじゃ。今日は御馳走でもおごってしっかり罪滅ぼしをせい」

ハプウはそう言ってにかっと笑った。すると、リラはヨウに向かって言った。

「ヨウ、今日はボクの家に来てくれない?ハプウさんの家のある集落の一角にあるんだ。もうすぐ今日の作業が終わるからさ」

こうして、ヨウとルザミーネはポニ島にあるリラの家に行くことになった。


「ルザミーネさん、ヨウを連れ戻してくれたんですね。ありがとうございます」

夕刻、リラの家。リラはヨウとルザミーネを家に案内すると、ルザミーネに礼を言った。要とルザミーネはリビングのソファに並んで座っており、テーブルを挟んだ対面にリラが座っていた。

「いいえ。元々は私自身のためでもあったのだから、お礼には及ばないわ」

「ヨウもおかえり。…本当は連絡しようかと思ってたけど、きっとヨウは帰ってくるって信じてたからしなかった」

「あら?あなた、リラさんには連絡先を伝えていたの?」

ルザミーネは驚いてヨウの顔を見る。ヨウはばつの悪そうな顔をしながら答えた。

「…だって、リラとはその…。もしリラの身体にもしものことがあったらと思って…」

「まあ、それはなかったけどね」

リラはくすっと笑う。国際警察にいた頃よりもややいたずらっぽい、悪い言い方をすれば幼さすら見えるような笑顔だ。だが、ヨウはその笑顔がリラの本当の笑顔だと知っている。ヨウはリラが活き活きとしている姿を見て安心していた。
 ▼ 206 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/28 18:30:58 ID:v3/EMxXc [4/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「シンオウの修行はどうだった?」

リラが尋ねると、ヨウの表情に少し影が差した。

「…全然だったよ。やっぱり僕にはアローラで会った皆がいないとだめみたい。ポケモンにしても、人にしても。結局スボミー一体しか捕まえられなかったしね。でも、いずれは強くしてロズレイドに進化させたいな」

ヨウがそう言うと、リラはうんうんと頷いた。

「そっか。でも、僕と別れた時よりも今の方がずっと元気に見えるから、よかったのかな。…ねえ、ヨウ…」

リラはそこまで言うと、おずおずと切り出した。

「ヨウがアローラに戻ってきたのは、やっぱりリーリエさんに会うため?」

ヨウはリラにそう尋ねられ、少し考え込むような仕草を見せる。それも確かにあるが、リーリエだけが理由ではなかった。

「リラ…。その…、驚くと思うし、呆れて僕のことを見放すかもしれないんだけどさ。僕、リラの言う通り、リーリエが許すならリラとも…その…恋人になりたいなって思ってるんだ。リラはあのとき冗談で言ったのかもしれないけど、やっぱりリラのことは好きだし、リーリエのことも好きなんだ。だから…」

「…冗談じゃないよ」

リラは穏やかに口を開いた。ヨウがリラの顔を見ると、リラは心底安心したような表情を見せていた。

「よかった…。実は、ヨウと一緒にいられないことも嫌だったけど、リーリエさんがヨウと一緒にいられなくなるのも後味が悪いと思ってたんだ…。大変かもしれないけど、ヨウがその道を選んでくれてよかった…」

複数の女性と付き合うことによかったと言うのも変な話かもしれないが、リラはヨウのその答えを聞けてひとまず安心したのは確かだった。恋愛事など所詮当人同士がよければそれでよいのだから。ここで、リラはヨウの様子が少しおかしいことに気づく。ヨウはルザミーネの方をちらちらと見ていた。リラはヨウの事情をなんとなく察した。娘と自分に二股をかけるという宣言をしたのだから、リーリエの母親であるルザミーネはいい顔をしないと思ったのだろう。だが、ルザミーネは非常ににこやかで、上機嫌に見えた。
 ▼ 207 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/28 18:32:20 ID:v3/EMxXc [5/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「…えっとね、リラ…。実は…もうひとつ報告しないといけないことがあって…」

「…?」

リラがきょとんとしていると、突然ルザミーネがヨウと腕を組んだのだ。これにはリラも唖然とするしかなかった。

「………」

「その…。…ルザミーネさんも一緒に…」

「ごめんなさい、リラさん。私も仲間に入れていただけると嬉しいわ」

ルザミーネはリラににこやかに笑いかける。リラは驚いてあんぐりと口を開いていたが、すぐに意地悪な笑みを浮かべた。

「…ふーん…。ヨウ、ルザミーネさんとも…、リーリエさんのお母さんともそう言う関係になったのか…。ルザミーネさんみたいな美人と一緒なら、シンオウの旅はさぞかし楽しかったんだろうねえ?」

嫌味っぽく笑うリラにヨウの背中に汗が浮かぶ。ヨウがたじたじになっているのを見て、リラはとんでもないことを言い出した。
 ▼ 208 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/28 18:33:26 ID:v3/EMxXc [6/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「ねえヨウ。ヨウは島巡りでたくさんの試練を突破してきたんだよね?ボクからも試練を課したいんだけど、もちろん挑戦するよね?」

「リラの試練って…?」

ヨウが尋ねると、リラはヨウを一旦無視してルザミーネに声をかける。

「この試練にはルザミーネさんにも協力してもらいたいなあ」

「私も?」

ルザミーネがきょとんとしていると、リラはヨウに向かって言った。

「ヨウはこれから最大3人の女の人と付き合うことになるんだよね?」

「え?う…うん…」

「じゃあさ、エッチなことも一対一になるとは限らないよね?」

ヨウはなんとなくリラが何を考えているのか察した。

「今夜はうちに泊まっていきなよ。ベッドの上で試練をしてあげる。ルザミーネさんもよかったら一緒にどうですか?ヨウと付き合うならこういうことも起きると思いますし、ヨウにもこういう場をしっかり潜り抜けてもらわないといけなくなると思いますから」

「…リ…リラ…」

ヨウはリラとルザミーネの顔を交互に見る。どうやらルザミーネも乗り気で、自分に拒否権はないようだ。今夜はリラとルザミーネを相手に3人で行為に及ぶ。ヨウは初めてのシチュエーションに心臓がこれ以上ないくらいドキドキしていた。

「ふふ…。ヨウに拒否権はないよ?ルザミーネさんはOKみたいですね。じゃあ、ごはんを食べてお風呂を済ませたらさっそく始めましょうか。楽しみだね〜?ヨウ?」

「ふふ…。本番はさらにリーリエも加わるかもしれないんだから、ここで怯んじゃダメよ?ヨウくん」

リラとルザミーネはノリノリのようだ。ヨウは観念し、二人をしっかり満足させようと気合を入れ直した。
 ▼ 209 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/28 18:35:08 ID:v3/EMxXc [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第23話はここまでです。
次回もエロ一直線です。
それではまた。
 ▼ 210 プ・コケコ@やわらかいすな 21/03/28 19:27:05 ID:yu..cdvQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

支援
 ▼ 211 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/29 06:36:57 ID:9/bwlFQM [1/10] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
読んでくださっている皆様、いつもありがとうございます。
第24話ができましたので投稿します。
 ▼ 212 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/29 06:37:33 ID:9/bwlFQM [2/10] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
Episode 24 リラの試練


ゴシゴシ…ゴシゴシ…

ヨウはリラの家の風呂掃除をしていた。リラの家で夕食をごちそうになり、風呂にも入った。これからリラとルザミーネによる試練が待ち構えている。

「ふう…。鎮まれ…。まだ早い…」

ヨウが最後に風呂に入り、湯船の掃除を頼まれたのだが、その間もヨウの男性の証は彼の興奮と期待を反映したままだった。

…だって二人同時だよ?しかも相手はリラとルザミーネさんの美女コンビ…。こんなシチュエーションある?

ヨウは風呂掃除を終えると、服を整えてリビングに戻る。リラの寝室にはシングルベッドが一つあるだけで部屋も狭いため、風呂から上がったらリビングに来るようにリラから言われていた。

「あ、ヨウ。だいぶゆっくり入ってたみたいだね。いい湯加減だった?」

リラとルザミーネはリビングのソファーでくつろいでいる。リラとルザミーネはそれぞれグラスを2つテーブルに置いており、片方にはお酒、片方にはチェイサーの水が入っていた。リラがヨウに声をかけると、ヨウは二人の姿に見入った。リラもルザミーネも下着だけの姿で、それぞれ思い思いにグラスを傾けていた。

「ヨウくん、上がったのね。ふふ、あなたもこちらにいらっしゃい」

ルザミーネに誘われ、ヨウは二人に近づいていく。ルザミーネはヨウに自分とリラの間に座るように言った。

「ふふ…。私とリラさんの間に座るといいわ」

「…は…はい…」

ヨウはおずおずと下着姿の美女の間に座る。これから二人同時に抱くことになるのだと思うと緊張と興奮で心臓が跳ねた。
 ▼ 213 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/29 06:38:09 ID:9/bwlFQM [3/10] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「ふふ…。緊張しなくてもいいわ。試練とは言うけれど、あなたと男女だからできることを楽しみたいだけ…。あなたも楽しんで。ね?」

白いレースのブラジャーとショーツ姿のルザミーネがヨウの首に腕を回しながら囁く。すると、今度はリラがヨウの太股に掌を置いて撫で始めた。

「まあ、確かにルザミーネさんの言う通りかな。でも、ヨウは複数の女の人を相手にする練習はしてた方がいいと思うよ?」

リラはエメラルドグリーンの下着をつけている。リラは時折指先でヨウの男性の証をつつき、弄んでいた。ヨウはここでリラの肩から胸にかけて視線を移した。カミツルギにつけられた傷はもうほとんど目立たなくなっていた。

「リラ…、傷跡はもうほとんど目立たなくなったんだね…。よかった…」

ヨウがそう言うと、リラは柔らかな笑みを見せた。

「うん。もう大丈夫だよ。…心配してくれてありがとう…」

そう言うとリラはヨウにキスをする。ヨウは不意打ちのキスに驚きながらも、リラを受け入れた。そして、リラは唇を離すと頬を上気させながら言った。

「ふふ…。ほんと言うとさ、ヨウが戻ってきてくれて、早く繋がりたくて仕方ないんだよね…。ねえ、ヨウも準備はできてるよね?」

リラはヨウの竿の部分の裏をハーフパンツの上から袋の方から先端に向かって掌で撫でる。ヨウの竿がすっかり臨戦態勢になっているのを見て、リラはうっとりとした表情を見せた。

「ふふ…。ヨウってば相変わらずエッチだね…。でも、それがヨウだなって感じで安心した。それに、ボクたちの相手をするなら、それくらいでちょうどいいのかも…」

「リラ…」

ヨウはリラの背中に手を回し、ブラジャーのホックを外す。リラはヨウが自分を裸にしようとしていると気づき、ヨウがブラジャーを取ろうとするのに合わせて身体を動かした。リラのブラジャーがヨウの手に渡り、リラの綺麗な二つの膨らみが露になる。ルザミーネよりもやや大きいその膨らみをヨウはいとおしそうに撫でていた。
 ▼ 214 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/29 06:38:48 ID:9/bwlFQM [4/10] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「…ふふ…。ねえ、下ももういいよ…」

リラがそう言うと、ヨウはリラのショーツに手をかける。そのままリラのショーツを奪い、リラは完全に無防備となった。

「あーあ、もうボクを守ってくれるものはなくなっちゃったね…」

リラはそう言いながら完全に発情した雌の目でヨウを誘う。ヨウはごくりと唾を飲み込み、目の前にいる雌を自分の支配下に置きたいという欲望に駆られた。そこにルザミーネが追い打ちをかけてきた。

「ふふ…。リラさんが色っぽくて早く繋がりたいのはわかるけど、相手は一人じゃないのよ?あんまり放置されると悲しいわ」

ルザミーネはそう言いながらヨウの背後から腕を回してくる。

「ルザミーネさん…」

ヨウはそのままルザミーネの下着も全て奪う。そして、自分の服も脱ぎ捨てて生まれたままの姿でリラとルザミーネと向き合った。ヨウは目の前の光景に目を奪われ、しばし動くことができなかった。美しい二人の裸体を目の前にし、雄の本能がこれでもかと掻き立てられる。

「ヨウ、これで準備はいいかな?」

「?」

リラがソファーの背もたれを操作すると、ソファーの背もたれが倒れてベッドのようになる。

「ソファーベッドだったのか…」

「…これならこの上で楽しめるでしょ?ヨウ、ボクもう我慢できないからさ…。ね?」

リラはそう言って脚を軽く開いて見せる。濡れた、いや雄に飢えた秘部が顔をのぞかせ、目の前にいる若い雄を誘う。ヨウはリラの身体に覆い被さると、問答無用でリラを貫いた。
リラは久しぶりに味わう雄の証に一気に絶頂まで持っていかれる。ヨウの腰に脚を絡めながら身体を震わせているリラを見て、ルザミーネは彼女に尋ねた。

「リラさん…、もしかしてイッた?」

「…あはは…。なんかすごく気持ちよくて…。久しぶりだからかな?」

リラはそう言ってヨウの背中に回した腕にぎゅっと力を込める。ヨウはリラと唇を重ね、そのままリラの中をひたすら突いた。リラの秘部は熱い、白く濁った粘液を垂らしながらヨウの雄の証に快楽を送る。リラはヨウにひと突きされる度に絶頂を迎えそうになっており、早く彼の熱い欲望を自分の中に出して欲しいと願って止まなかった。
 ▼ 215 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/29 06:40:03 ID:9/bwlFQM [5/10] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「ヨウ…っ…、愛してる…」

「リラ…、僕も…」

ヨウとリラの交わりを見ながらルザミーネは自分の番はまだかと体が疼いていた。そして、ヨウとリラが体位を変え、リラが上から奥深くまで彼の雄の証を飲み込んだ。そのとき、ルザミーネはすかさずヨウの顔の上をまたいだ。ヨウの目の前にはルザミーネの秘部が丸見えになっている。雌の欲望の証と言える粘液をたたえ、凄まじいフェロモンがヨウの本能をくすぐった。

「ヨウくん…。舐めてくれる?」

「…はい…」

ルザミーネはヨウの返事を聞いてゆっくりと腰を落とす。ヨウはルザミーネの秘部を舐めながら、下からリラの子宮をグリグリと押し上げる。

「ヨウくん…っ…。いいわ…、気持ちいい…」

「ヨウ…っ…、あっ…!あぁぁっ!!」

リラはそう時間が経たずにビクビクと身体を震わせて絶頂した。ヨウもリラの中に思いっきり欲望の証をぶちまけ、リラはヨウから注ぎ込まれた熱を感じながら大きく息をついた。

「…ヨウ…。すごいよ…」

リラが秘部同士の結合を解いて見せると、彼女の中からドロリと大量の粘液が滴り落ちた。ヨウはそれを見てごくりと唾を飲み込み、次の雌をターゲットにする。

「すごい…。こんなに出せるものなのね…」

ルザミーネが感心したようにリラの秘部を観察していると、ヨウからソファーベッドの上に押し倒された。

「…今度は私が標的?…ふふ…、いいわ…。満足できるまで私たちを抱き続けて…」

ヨウは今度はルザミーネの秘部に雄の証を突き入れる。ルザミーネの秘部もリラのそれに負けず劣らずの濡れ具合である。リラは快楽に嬌声を上げるルザミーネを見つめながらヨウに言った。
 ▼ 216 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/29 06:40:25 ID:9/bwlFQM [6/10] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「ヨウってば、すっかりルザミーネさんも落とし切ってるんだね…」

ヨウはルザミーネを攻め立てながらリラと唇を重ねる。女性と繋がりながら別の女性とキスを交わすというシチュエーションにヨウの性欲もこれ以上ないくらいに煽られる。

「はぁ…はぁ…、ルザミーネさん…出る…!」

「…いいわ…。このまま…」

ヨウは昨夜と同様、無遠慮にルザミーネの中に欲望を解き放った。リラはルザミーネがあっさりと自分の中に彼の欲望を受け入れたのを見て、不思議な興奮を覚えていた。

「…ヨウってば、ルザミーネさんの中にも出しちゃうんだ?すごいね。将来ヨウの子どもだけで野球チームなんか簡単に作れちゃいそうだね」

リラは冗談めかしてそう言いながらヨウの背後からぎゅっと腕を回して背中に自身の膨らみを押し付ける。

「…ねえヨウ、ボク一回だけじゃ満足できないなあ…」

「リラ…」

ヨウは再びリラと唇を重ねる。そして、ヨウは調子に乗ってリラにあることを要求した。

「…ねえリラ…。ルザミーネさんの上に覆い被さってみてくれない?」

「…?…まったく、ヨウは本当にスケベだね。そういうことしてみたいんだ?」

初めはヨウの意図がわからなかったリラだが、すぐにヨウが何をしたいのか理解し、未だに身体を震わせているルザミーネの上に覆い被さる。そして、ルザミーネの脚の間に陣取り、彼女と自分の秘部をヨウに向かって見せつけた。

「…うわ…すごい光景だ…」

ヨウはリラとルザミーネの秘部を見ながらある種の感動すら覚えていた。二人の秘部に思いっきり欲望をぶちまけ、その名残が未だに彼女たちの入口から流れ出ている。

「ほら…。ヨウのしたいこと、していいよ?」

リラにそう言われ、ヨウはすっかり力を取り戻した雄の証を彼女たち体の間にねじ込む。リラとルザミーネはすっかり硬くなったそれにうっとりとした表情を浮かべ、ヨウが自分たちの中を再び侵入するのを期待して待つ。そして、ヨウはバックからリラの中に再び侵入した。
 ▼ 217 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/29 06:41:04 ID:9/bwlFQM [7/10] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「あっ…入ってきたぁ…」

リラは恍惚の表情を浮かべてヨウの雄の証を受け入れる。リラの恍惚の表情が目の前にあるルザミーネも欲望を煽られ、自分の中に彼が入ってくるのをもじもじと身体をよじりながら待つ。

「リラ、ごめん。今度はルザミーネさんに…」

ヨウはそう言うとリラの秘部から雄の証を抜き、今度はルザミーネの最奥部まで一気に突き入れる。今度はルザミーネが快楽にあえぎ、しばらくしてまたリラ、そしてまたルザミーネとヨウは交互に彼女たちの中を味わっていく。

「ヨウ…本当にエッチだね…」

「そんな僕とヤって悦んでるリラも相当だと思うよ?」

「あはっ…そうだね…ンッ…。あぁ…。ヨウ…そろそろちょうだい…」

リラはヨウの雄の証をぎゅうぎゅうと締め付けながら再び彼の欲望の証を自分の中に求める。ヨウはリラの望むとおり、リラの中に欲望を解き放った。

「あぁ…っ…。また出されちゃったぁ…」

リラは恍惚の表情を浮かべて甘い吐息を漏らす。ヨウは欲望を出すのを途中で止め、そのままルザミーネにも突き入れて残りを吐き出した。

「はっ…ぁ…。もう…そんなことしたかったの…?」

ルザミーネもヨウのスケベな発想に呆れながらも彼の欲望を受け入れる。二人の秘部に雄の本能の証をたっぷりと植え付け、満足そうにルザミーネの秘部との結合を解いた。

「はぁ…はぁ…。すごかったぁ…」

ヨウは自分の雄の本能の証を垂らす二人の秘部を満足そうに見つめる。しばらくヨウに自分の秘部を見せつけていたリラだったが、その後ヨウに水の入ったグラスを差し出した。
 ▼ 218 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/29 06:41:29 ID:9/bwlFQM [8/10] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「ありがとう、リラ…」

ヨウは水を一気に飲み干し、大きく息をつく。リラとルザミーネもグラスに入った水を飲み、一息入れていた。

「ふふ、どういたしまして…。英雄色を好むとは言うけど、ヨウはなんかそれを体現してるような感じだね」

「…そうだね。でも、リラやルザミーネさんが僕とこうして喜んでくれるのはすごく嬉しい」

リラに言われたことをヨウはもう否定しなかった。確かに自分がスケベなのはもう否定しようがない。リラとルザミーネとのプレイを楽しみ、二人の秘部の中で雄の本能の証を遠慮なく解き放ったのだから。

「仕方ないわよ。雄の本能だもの」

ルザミーネは元研究者らしいコメントをする。リラはそれを聞き、ヨウの雄の証に再び手を伸ばした。

「…ヨウ、今夜はもう満足した?ボクさ、明日は休みなんだよね…」

リラはそう言いながらヨウの裏筋に指を這わせる。だんだんと力を取り戻していく雄の証にリラは再び彼と快楽に溺れたいという欲求が沸き上がった。

「まだできそうだね…」

「…うん…。リラが色っぽいから、それにやられちゃったかな」

「もう…。ヨウのエッチ」

リラはそう言いながらヨウと再び唇を重ねる。ヨウはリラを右腕で、ルザミーネを左腕で抱きながら彼女たちと口づけを交わした。今夜の行為はまだまだ終わらない。ヨウ、リラ、ルザミーネは互いの欲望が尽き果てるまで交わり続けた。
 ▼ 219 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/29 06:41:50 ID:9/bwlFQM [9/10] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
そしてヨウたちが長い夜を過ごした翌日、ククイ、バーネット、ハウ、そしてミヅキはメレメレ島の空港にいた。

「…本当にバッジを8つ手に入れるとはね…。すごいわね、あの子」

「いや、彼女なら手に入れられるってわかってたさ。きっとリーグでもすごいバトルを見せてくれるはずさ」

「おれも楽しみだな―。早くバトルしてみたい」

「………」

これから起こることに楽しみな表情を浮かべる三人に対し、ミヅキはやや浮かない顔をしていた。ハウが不思議そうにミヅキの顔をのぞき込むと、ミヅキは慌てて笑顔を作った。

ククイは空港のアナウンスに耳を傾ける。目当ての飛行機が着陸したらしい。しばらくして、四人の元へ一人の少女が近づいてくる。ククイとバーネット、ハウは満面の笑みで彼女を迎えた。

「…お迎えありがとうございます、皆さん」

少女がそう言うと、ククイはにかっと笑って言った。

「おかえり、リーリエ」
 ▼ 220 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/29 06:42:24 ID:9/bwlFQM [10/10] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
第24話はここまでです。
あと2話でこの章は終わりの予定です。
それではまた。
 ▼ 221 ラマネロ@みっけポン 21/03/29 15:30:40 ID:XrccZnWI NGネーム登録 NGID登録 報告
やばい




やばい
 ▼ 222 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/30 22:17:10 ID:nuF2Uc/M [1/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
読んでくださっている皆様、いつもありがとうございます。
第25話ができましたので投稿します。
 ▼ 223 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/30 22:18:48 ID:nuF2Uc/M [2/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
Episode 25 リーリエの凱旋


「おかえり、リーリエ」

ククイがにかっと笑いながらリーリエを迎える。それを皮切りにハウも元気よく口を開いた。

「おかえりー!リーリエー!」

「ククイ博士…、ハウさん…」

リーリエは自分を迎えに来ているメンバーを見渡す。そこにいるのはククイ、バーネット、ハウ、そしてミヅキの4人。ヨウの姿はそこにはなかった。
リーリエが立ち尽くしていると、バーネットがリーリエに近づいていきぎゅっと抱き締めた。

「…おかえりなさい、リーリエ。たくましくなったわね…」

バーネットはリーリエを実の娘のように抱き締めていた。リーリエは思わず涙がこぼれそうになる。

「…ただいま戻りました…。バーネット博士…」

リーリエはバーネットから離れると笑顔を見せた。ミヅキはヨウがいないこの場になんとも言えない居心地の悪さを感じていた。

「…おかえりなさい、リーリエ」

「ミヅキさん…。ただいま戻りました」

リーリエは何事もなかったかのようにミヅキと会話をする。ミヅキにはそれが不気味で仕方なかった。

「…ミヅキさん、私、アローラでお世話になった方方々に挨拶をして回ろうと思うんです。…ミヅキさん、もしお時間が許すなら、一緒に来ていただけませんか?」

「え?…う…うん…」

ミヅキが戸惑いながらも首を縦に振ると、リーリエはにっこりと不気味な笑みを返した。
 ▼ 224 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/30 22:20:41 ID:nuF2Uc/M [3/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
リーリエはその後メレメレ島を巡り、ハラやイリマなどアローラで世話になった人物に挨拶をして回った。

「おお、リーリエ殿!我々がカントーに行ったときよりもさらにたくましくなられたようですな!」

「リーリエさん、カントーでバッジを8個手に入れたそうですね。もしよろしければ今度バトルしてください」

ハラやイリマはリーリエを笑顔で迎える。リーリエも彼らと終始笑顔で会話していた。リーリエの帰還はまさに凱旋と言っても差し支えない雰囲気だった。リーリエは強くなって戻ってきたのだ。手持ちを鍛え、カントー地方のジムリーダーたちを打ち破って彼女はここにいる。リーリエはもはや以前の力のない臆病な少女ではなかった。彼女の歩みは力強く、背中から覇気すら感じるようであった。

「…エーテルの嬢ちゃんか。…カントーでバッジを集めたのか…」

リーリエはグズマをも訪ねた。グズマは居心地が悪そうにしていたが、リーリエは怖いほどに笑顔を崩さなかった。

「もう少し鍛えて、アローラのリーグに挑もうと思ってるんです。そのときはグズマさんも応援してくださいね?」

「…ああ…」

気のない声を返すグズマだったが、リーリエは特に気にしていなかった。そして、リーリエはハウオリシティのはずれ、ヨウの家の前を通りかかる。ミヅキはこのときリーリエが物憂げな顔でヨウの自宅を見つめていることに気づいた。

「…ヨウさんは…まだお戻りになっていませんよね?」

リーリエがミヅキに尋ねると、ミヅキはリーリエに向かって言った。

「…うん…。まだシンオウだと思う。…リーリエは知ってるのかな?…ルザミーネさんがアローラに戻ってきてさ、ヨウを探しに行くつもりみたいだった」

「…はい…。ミヅキさん、ミヅキさんが私に話してくれたとき、母さまも聞いていたんです。母さま、ヨウさんは自分にとっても恩人だからとヨウさんを探しに行くって言ってくれたんです」

「…リーリエはさ、やっぱりヨウに会いたいの?」

ミヅキがそう尋ねると、暖かい風が二人に吹き付けた。リーリエは髪を一旦かきあげ、そして整えながら答える。
 ▼ 225 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/30 22:21:46 ID:nuF2Uc/M [4/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「…会いたいですよ。ミヅキさんはヨウさんが私にとってどんな人なのかわかっているでしょう?」

「………」

ミヅキはリーリエから思わず視線を逸らした。リーリエがこれからどうするにせよ、一歩前進するにはヨウが必要なのは間違いなかった。
ミヅキがモヤモヤとした気持ちを抱えているところに、ヨウの自宅のドアが開いた。

「…リーリエちゃん…?帰ってきたの?」

「…はい…。ご無沙汰しております、お母さま…」

ヨウの母はリーリエを見て目を丸くする。リーリエが頭を軽く下げると、ヨウの母はリーリエに近づいていった。

「ミヅキちゃんも一緒なのね…。よかったら上がってく?」

ヨウの母はリーリエに家に上がっていくように言う。リーリエはそれを受け入れたが、ミヅキはなんとなく居心地が悪かったので遠慮してしまった。

「…すみません、お邪魔します」

「いや…。おばさん、私はいいから…」

「ミヅキちゃん?」

ミヅキはそそくさとその場を離れ、リーリエとヨウの母親だけが残された。ヨウの母親はミヅキの態度を訝しみながらもリーリエを家の中に招いた。

「本当に久しぶりね。カントーでお母さんの治療と、トレーナー修行をしていたのやね?」

「はい。バッジもこの通り…」

リーリエはヨウの母の前にカントーで集めたバッジを8個置く。リーグへの挑戦権を示すそれを見てヨウの母は感嘆のため息をついた。

「すごいわね…。ううん、リーリエちゃんならきっとリーグでもいいバトルができると思うわ。…ヨウもこの場にいれば、きっと喜んだと思う」

ヨウの母はこの場にいない息子を思い、少し物憂げな表情を見せる。

「ヨウさんは今…」

「あの子、防衛戦でハウくんに負けちゃって、別の地方で修行してる。シンオウ地方に行くって言ってた。…リーリエちゃんはしってるのかしら?リーリエちゃんのお母さん、ルザミーネさんがこの家を訪ねてきたの。ルザミーネさんからあなたたち家族とヨウの間に何があったのか、全て聞いたわ」

「…そうですか…」

「ルザミーネさん、ヨウを探しに行くって言ってたわ。多分、今シンオウ地方にいると思う」

ヨウの母は自分が知っている限りの現状を話すと、リーリエに尋ねた。リーリエはヨウのことをどう思っているのか。
 ▼ 226 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/30 22:22:52 ID:nuF2Uc/M [5/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「…リーリエちゃん、正直に教えてほしい。リーリエちゃんはヨウのことをどう思ってるの?」

リーリエはそう尋ねられ、考え込む。いや、伝えたいことは一つだけ。彼を心の底から愛していて、彼と共にいられる未来を望んでいるということ。しかし、自分は最後の最後で臆病な面を見せてしまったのだ。カントーへ旅立つ前、彼が初代アローラチャンピオンに就任したあのお祭りの日に自分の旅立ちについて伝えなければならなかったのに。

「…お母さまはご存じかわかりませんが、私…ヨウさんに告白して、お付き合いしていただけることになったんです。まだ島巡りをしていて、ポニ島にいたときの話なので、結構前にはなりますね。その後、母を連れ戻し、ヨウさんはアローラリーグのチャンピオンになった。そのとき既に私はカントーへの旅立ちを決めていました。でも、私は最後の最後で臆病になってしまった。彼に自分の旅立ちについて伝えなければならなかったのに、それができませんでした。…ヨウさんの顔を見ていたら、きっと決意が揺らいでしまうと思ったから…」

「…リーリエちゃん…」

ヨウの母は下を向いて身体を震わせるリーリエを見つめる。そして、リーリエの旅立ちを見送った日のヨウの様子を思い出していた。

「…リーリエちゃん、そのリュックの島巡りの証は、ヨウからもらったもの?」

「え…?はい…」

ヨウの母はリーリエのリュックを見ながら言った。

「そっか…。ヨウのリュックからいつの間にか島巡りの証がなくなってたから、どうしたんだろうって思ってたの。あなたに渡してたのね…」

ヨウの母はここで大きくため息をついて言った。

「…リーリエちゃん。あなたが旅立った日、ヨウはあなたを笑顔で見送ったみたいだけど、本当は辛かったみたい。家に帰ってきたら泣きじゃくってたから…。その後もどこか心に穴が空いてしまったような、そんな様子を見せていたわ」

「…ヨウさん…」

リーリエはヨウに申し訳ない気持ちになった。自分が臆病にならなければ、少しはヨウの心の持ちようも違っていたかもしれないのに、と。

「…あの子も、本当はリーリエちゃんのそばにいたいんだと思う。私がこんなことを言うのもなんだけど、ヨウが帰ってきたときにそばにいてくれると嬉しいわ」

「…私も…ヨウさんのそばにいたかったです…。ヨウさんがいない未来なんて私は嫌です…。お母さまにこんなことを言うのもおかしいかもしれませんが、私は…ヨウさんを心の底から愛してます…」

リーリエの目からついに涙がこぼれ始めた。ヨウの母はリーリエを落ち着かせようとリーリエの手を握る。
 ▼ 227 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/30 22:23:36 ID:nuF2Uc/M [6/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「…大丈夫。ヨウもリーリエちゃんのこと想ってるはずだから…。ルザミーネさんが首尾よくヨウを連れ戻せればいいけど…」

「…そうですね…。母さまが迎えにきたら、ヨウさんは驚くでしょうけど」

リーリエもヨウの母もルザミーネがヨウを首尾よく連れ戻せればいいなと思っていた。その後、ヨウの家からリーリエが出ると、ミヅキが外で待っていた。

「…ミヅキさん…。待っていてくれたんですか?」

ミヅキは少しばつの悪そうな顔をする。そして、リーリエに今の気持ちを尋ねる。

「…リーリエ…。おばさんと何話してたの?」

ミヅキの質問にリーリエは少し時間を置いてから答える

「……ヨウさんのことです。私がヨウさんのことをどう思っているか…」

「…そう…。リーリエ…、やっぱり今でもあいつのことが好きなの?」

ミヅキの質問にリーリエは再び時間を置く。そのとき、アローラにしては冷たい風が二人の体温を奪った。

「…好き…ではないですね…」

リーリエはポツリと呟くように答える。ミヅキはリーリエがようやく自分の思いをわかってくれたのかと思ったが、そうではなかった。

「…愛してますから…」

短いその一言はリーリエの気持ちを端的に表していた。ミヅキは今のリーリエを見て、やはりヨウが帰ってきたら一度本人と合わせて現実を見てもらう必要があると考えた。

「…そうなんだ…」

リーリエはミヅキの言葉にこくりと頷く。ミヅキは悔しさに拳を握った。ルザミーネの言う通り、確かにリーリエの幸せはリーリエ自身が決めることだ。だが、正義感の強いミヅキはやはりヨウと一緒にいてもリーリエは幸せになれないと感じていた。
 ▼ 228 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/30 22:24:18 ID:nuF2Uc/M [7/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「…ミヅキさん、お願いがあります」

ここでふと、リーリエはミヅキに言った。ミヅキはリーリエが何を頼むつもりなのかと身構えた。

「…ミヅキさんは、私の幸せを願ってくれているんですよね?」

「…うん…」

「…ヨウさんが戻ってきたら、私と引き合わせていただきたいんです。もしヨウさんが本当に他の女の人になびいてしまったのなら、私が直接会いたいと言っても聞き入れてくれないかもしれません…。こんな役目をお願いして申し訳ないですが、私はどうしてもヨウさんと一度話をしたいんです」

「…リーリエ…」

リーリエの真剣な表情にミヅキは彼女の決意を感じとる。そして、ミヅキはリーリエが一歩前に進むためには確かにヨウと一度話をするべきだと考えた。

「…わかった。必ずヨウと引き合わせてあげる…」

「…ありがとうございます」

リーリエはミヅキににっこりと笑いかけた。浮気されているというのに、不気味なほど穏やかな笑顔。ミヅキはこのとき、ヨウがこの先どうなるのかなど考えもしていなかった。
 ▼ 229 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/30 22:24:50 ID:nuF2Uc/M [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第25話はここまでです。
次回が第5章のラストとなります。
それではまた。
 ▼ 230 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 05:33:15 ID:f6iI0rUs [1/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
読んでくださっている皆様、いつもありがとうございます。
第26話ができましたので投稿します。
 ▼ 231 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 05:35:46 ID:f6iI0rUs [2/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
Episode 26 愛するあなたへ


ミヅキはリーリエと別れ、ライドのリザードンを駆りポニ島へ向かっていた。ミヅキは会いたくはなかった人物のもとを訪ねようとしていた。

個人的にはあまり会いたくはないけど、リーリエのためなら仕方ない…

ミヅキが会おうとしていたのはヨウの浮気相手、リラだった。リラがアローラでバトルツリーのプロジェクトに関わっていることはミヅキも知っていたが、ヨウやリーリエとの関係を考えると積極的に会いたい人物ではなかったのだ。だが、ヨウがアローラに戻ってきたらリラに会いに行く可能性は高い。ミヅキはリラにヨウが戻ってきたら自分にも教えてくれるよう頼むつもりでいた。

「見えてきた…」

ミヅキの駆るリザードンがポニ島に接近する。

「リザードン、海の民の村に下ろしてくれる?」

「グオッ!」

ミヅキが目的地を伝えると、リザードンは少しずつ高度を下げていった。


「うーん…」

ヨウはハッと目を覚ました。昨晩は明け方近くまでリラの家のリビングでリラとルザミーネを抱きまくり、そのまま眠っていたのだ。気がつくとリラもルザミーネも裸のまま、彼女たちの入口からは自分が昨晩散々ぶちまけた雄の欲望の証を垂らした状態で眠っている。ヨウは生々しい彼女たちの裸体を見て自分がこれから歩もうとしている道に思いを馳せる。

リラとルザミーネさん…、それに、リーリエがもし許すなら、リーリエも加わるんだよね…

ヨウは不安がないわけではなかったが、もうここまで来たら三人をもらうしかないと腹を括る。

…グラジオから絶交されるかな…

そんなことも頭の片隅で考えながら。
 ▼ 232 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 05:36:36 ID:f6iI0rUs [3/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「…ん…?今何時…?」

リラが目を覚まし、時計を見る。もう昼は過ぎており、リラはあくびをしながら目を擦った。

「うわ、結構寝ちゃったね…」

リラは時計を見てため息をつく。ルザミーネもここで目を覚まし、その美しい裸体を見せつけるように大きく背伸びをする。

「…明け方近くまでしちゃったものね…」

ルザミーネはここで自分の股間に指を這わせる。ヨウとの交わりの証が指に絡みつき、糸を引いた。ヨウはルザミーネが自分の雄の欲望の証をいとおしそうに見つめているのを見て、また興奮を覚えていた。

「…一度お風呂入りますか?ヨウに散々出されてるし、汗もかいてるから…」

「そうね。そうしてもらえるとありがたいわ」

「わかりました。とりあえずお風呂入れますね」

リラはそう言うと、裸のまま浴室へと向かう。リラの姿が見えなくなると、ルザミーネはヨウに声をかけた。

「…ヨウくん、またしたくなった?」

「え?いや…。さすがにこれ以上はルザミーネさんの負担になりませんか?」

ヨウは自分の欲望を否定しようとしたが、ルザミーネには見抜かれていた。

「さっき、私の方を見て、したそうな目をしてなかった?」

「う…」

「ふふ…。ヨウくんってばわかりやすいわね。ちゃんと見てるのよ?あなたのものを私が指ですくってたとき、どんな目で見てたのか。…どうせお風呂に入るんだし、その前に1回くらいいいんじゃない?」

ルザミーネはそう言うと、ヨウの目の前で軽く脚を開く。真っ白に濁った昨晩の交わりの証がルザミーネの中から溢れていた。

「ルザミーネさん…」

ヨウはすっかりその気になり、ルザミーネの中へ張りつめた雄の証を侵入させる。濁った潤滑油に助けられ、それはルザミーネの奥まで難なく飲み込まれた。

「…まったく…、ちょっと目を離したら…」

気がつくとリラが戻ってきており、ヨウとルザミーネを呆れたような目で見ていた。
 ▼ 233 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 05:37:39 ID:f6iI0rUs [4/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「リラ…」

「ヨウもルザミーネさんも盛りすぎ…。ルザミーネさん、お風呂入ったら一番目に入ってくださいね。2番目がボク、ヨウはまた最後ね」

リラがそう言うと、ルザミーネはクスッと笑って言った。

「あら、あなたもその呆れた人間の仲間でしょう?私がお風呂をもらっている間にヨウくんと楽しむつもりでしょ?」

ルザミーネはヨウの腰に脚を絡め、自分の中をうねらせながらリラに尋ねる。ヨウはあまりの快楽に言葉を失い、獣のようにひたすらルザミーネの中を突いた。

「ふふ…。バレちゃってるか…。ヨウ、ルザミーネさんばっかりずるいなあ…。ボクもちゃんと気持ちよくしてくれるよね?」

リラはルザミーネの中に入れて腰を振るヨウの耳元でささやく。その瞬間、ヨウはルザミーネの中に雄の欲望を思い切りぶちまけた。ルザミーネも絶頂に身体を震わせ、ルザミーネの中から雄の証を引き抜くと、名残惜しそうに白い糸が引いた。

「ヨウくん、すごくよかったわ…。あとはリラさんを楽しませてあげて…ね?」

ルザミーネはそう言って浴室へ向かう。ルザミーネはゆっくりと風呂に浸かっているようで、しばらく上がってこなかった。その間リラはヨウと奥深くまで繋がり、何度もヨウを自分の中で果てさせた。


ミヅキはポニ島の集落を歩き、リラの家を目指していた。

「…あれだ…」

集落の少しはずれた所にある一軒の家。これが今のリラの住居である。ミヅキがリラの家に近づくと、中から複数の人が出てくるのが見えた。ミヅキは目を疑った。中から現れたのはリラ以外の人物に。

「ルザミーネさん…?それに……」

……ヨウ……!

見間違いようがない。かつて自分が最も憧れ、そして最も失望した少年。初代アローラチャンピオンとして君臨したその顔を忘れるはずもない。いつ戻ってきたのかはわからないが、リーリエに今はヨウをリーリエに引き合わせなくては。ミヅキはヨウとルザミーネに近づいていった。
 ▼ 234 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 05:38:42 ID:f6iI0rUs [5/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「…ミヅキ…」

ヨウはミヅキに気づき、ルザミーネもハッとしてヨウの視線の方向へ目を向ける。ミヅキはヨウとルザミーネに近づいていき、そして尋ねた。

「アローラに戻ってきてたんだね…」

「…うん。ミヅキ、ワタルさんとのバトル、テレビで見てたよ。すごかったよ。だって勝っちゃうんだから…」

ヨウにワタルとのバトルのことを褒められても嬉しくはなかった。そんなことよりも今はこの軽薄な男をリーリエの前に突き出すのが先決だ。

「…ヨウ、今から時間ある?ちょっと付き合ってほしいんだけど…」

ミヅキがただならぬ雰囲気でそう言うため、ルザミーネはヨウが心配になった。ミヅキはヨウの浮気を許していないことはルザミーネも知っていたし、何よりミヅキに自分達がリラの家から出てくるところを見られていただろうと思ったからだ。
だが、ヨウはミヅキの誘いに首を力強く縦に振った。

「…わかった。帰ってきたらミヅキにも会わないといけないと思ってたしね…」

「…ヨウくん…」

ルザミーネはヨウに思わず声をかけたが、ヨウは穏やかな声でルザミーネを制した。

「ルザミーネさん、僕は大丈夫です。ミヅキに何を言われても」

ヨウはそう言ってミヅキの前に進み出る。ミヅキはライドギアを取り出し、ヨウに向かって言った。

「…場所を変える。メレメレ島に向かうよ。あんたもライドギアを出して」

「…わかった」

ヨウはミヅキに言われた通り、ライドギアでリザードンを呼び出す。ヨウとミヅキはそれぞれリザードンに乗り、上空へと飛び立った。

「…ヨウくん…」

ルザミーネは飛び去っていく2体のリザードンをじっと見つめていた。
 ▼ 235 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 05:39:23 ID:f6iI0rUs [6/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ミヅキはハウオリシティのポートエリアにヨウを連れてきていた。その前にミヅキは誰かに電話をしていたが、ヨウにはその相手が誰なのかはわからなかった。ヨウは黙ってミヅキについていったが、彼女がだんだんと人の少ないエリアに向かって進んでいることに気づく。ヨウはミヅキがこれから話すことは人目につかない場所の方がよいと彼女自身が判断したのだろうと思い、これから自分の身に何が起こるのかなど考えてもいなかった。

「…ミヅキ…。人目につかない場所の方が話しやすいことなのかな?」

ヨウが思わず尋ねると、ミヅキは足を止めた。

「…そこの倉庫を左に曲がって。あんたに会わせたい人がいるの」

ミヅキはここから先はヨウ一人で進むように促した。ミヅキが自分に会わせたい人とは誰なのだろうか。ヨウはミヅキの態度に疑問を抱きながらも彼女に言われた通りにした。

「………!!」

ヨウは言葉を失った。いや、呼吸すらも数秒の間忘れた。そこにいたのは一人の金髪のポニーテールの少女だった。

「…リーリエ…」

ヨウは喉奥から絞り出すように彼女の名を口にする。リーリエは呆然としているヨウに一歩一歩近づいていった。

「お久しぶりです、ヨウさん」

ヨウはその声に思わず後ずさりしそうになったが、足を踏ん張らせて堪えた。リーリエのためにも、そして自分の幸せのためにも彼女から逃げることは許されないと誓ってアローラに戻ってきたのだから。

「リーリエ…。カントーから戻ってきたんだね…。バッジももう8個手に入れたの?」

「はい。これもヨウさんが応援してくれたおかげです」

リーリエがそう言うと、ヨウはふるふると首を横に振った。
 ▼ 236 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 05:39:53 ID:f6iI0rUs [7/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「そんな…。僕なんて何も…。リーリエががんばったからだよ」

リーリエはヨウのその言葉を聞くと、自分のリュックから島巡りの証を取り外す。

「島巡りの証…。これ、ヨウさんのですよね?これが届いたとき、ヨウさんがどれだけ私を思ってくれているか、どれだけ応援してくれているのかが伝わりました。ジム戦で負けることもありましたが、これがあったから私は投げ出さずにやり抜けたんです。ヨウさんの思いが形になったこれがあったから…」

ヨウはリーリエから島巡りの証を受け取る。そんな風に思ってくれていた彼女に、自分はもはやリーリエだけを愛していくことはできないと伝えるのは非常に心苦しかった。だが、リーリエには伝えなければならない。それがどんな結果になろうとも。

「…リーリエ…。君に伝えなきゃいけないことがある…。リーリエと離れてから、僕が何をしていたのか…。君は僕を見放すかもしれないけど、正直に話すから聞いてほしいんだ」

リーリエはゆっくりと頷き、ヨウの言葉を待つ。ヨウはリーリエと離ればなれになってから何をしていたのかを話し始めた。ウルトラビースト捕獲作戦に携わり、リラになびいてしまったこと、ハウに防衛戦で敗れ、すっかり自信を失ってしまったこと。シンオウでは修行に行くと言いながら結局ふらふらしていただけで、ルザミーネが迎えに来てくれて自分の幸せと向き合うようにと励ましてくれたことを。
ここでリーリエは思わずリラとのことを尋ねてしまった。

「ヨウさん…、リラさんとのことを詳しく聞きたいです…。ヨウさんは今でもリラさんのことを想ってるんですか…?」

リーリエの質問に、ヨウは小さくため息をつく。この質問には本当に包み隠さず、何もかもを答えなければならないだろう。

「…リーリエ、リラのことは今でも想ってる…。実は、リラからリーリエが許すなら、自分とリーリエを両方もらったらいいって言われてるんだ。リラはそういう付き合い方もいいと思ってるみたい…。…僕にとってはリーリエもリラもとても大切な人だし、二人とも大切にしていけたらって思ってる…」

リーリエはヨウの答えを聞いて愕然とする。あれだけ自分を愛してくれた彼がなぜそのような考えに至ったのだろう?
 ▼ 237 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 05:40:50 ID:f6iI0rUs [8/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「…どうして…、どうしてそんな風に考えるようになったんですか…?リラさんとの間に何があったんですか…?」

リーリエは声を震わせながら尋ねる。ヨウはリーリエが泣きそうになっていることをわかっていたが、一時逃れのために彼女に嘘をつくことはできなかった。

「…ウルトラビースト捕獲作戦が始まったとき、僕はリーリエと離ればなれになった寂しさで心に穴が空いたような感じになってた。そんなとき、リーリエにどこか雰囲気が似てるリラに出会ったんだ。リラはウルトラホールをくぐってこの世界にやってきた別世界の人間で、ウルトラホールをくぐる以前の記憶のほとんどを失っていた…。リラはそれから、本当の自分とは異なる自分を演じながら生きてきたみたい。本当の自分とはどこか違うと感じながらも、国際警察で仕事をしていた。僕はリラの素の顔を見て、リラに僕の前では演技をしないでほしいって言ったんだ。そしたら…」

リーリエはヨウとリラとの間に何があったのかを知り、拳をぎゅっと握った。自分がカントーへ行かなければヨウの心が弱り、リラに流されることもなかった。いや、カントーへ行くとしても、きっとヨウにきちんと伝えておけば…。
リーリエの心を後悔が満たした。いや、後悔だけではない。もっと別のどす黒い感情が沸き起こる。

「…私のせい…ですね…」

リーリエはポツリと呟いた。ヨウは話の途中だったが、リーリエの様子が変わったことで一旦話を止める。

「…リー…リエ…?」

リーリエはモンスターボールを一つ手に取ると、そこからキュウコンを繰り出した。

「…!リーリエ…?」

「キュウコン、ヨウさんに催眠術」

リーリエが指示を出すと、キュウコンはヨウを催眠術で眠らせる。ヨウは脚の力が抜け、その場にばたりと倒れた。リーリエはキュウコンをボールに戻すと、ヨウを見下ろしながら言った。
 ▼ 238 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 05:41:29 ID:f6iI0rUs [9/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「…あなたが変わってしまったのは私のせい…。私が最後の最後で勇気を持てずにあなたに寂しい思いをさせてしまったから…」

「…リーリエ…?」

倉庫の陰から様子をうかがっていたミヅキが姿を見せる。リーリエはミヅキに向かって口を開いた。

「…ミヅキさん…。大丈夫…。ヨウさんは以前の優しいヨウさんのままです。ただ、私が寂しい思いをさせてしまったから少しおかしくなってしまっただけ…」

ミヅキはリーリエの目を見て戦慄が走る。リーリエの翡翠色の目に光はなく、深い闇に染まったような冷たい目でヨウを見下ろしている。

「…もう大丈夫ですよ、ヨウさん…。もう寂しい思いはさせません…。ヨウさんは私の…私だけの英雄…、そして恋人…」

リーリエはぶつぶつと独り言を呟きながら眠りに落ちたヨウの上半身を抱え、抱き寄せた。

「…もう大丈夫…。きっと、他の蠅なんて気にならなくなります…。私がたくさん愛して、狂った歯車を元に戻してあげますからね…」

ミヅキはリーリエの言葉に恐怖を覚えた。他の蠅とはリラのことを、ひいてはヨウに言い寄る自分以外の女を指していると見て間違いない。ミヅキの立っている角度からリーリエの表情は見えないが、一体今彼女はどんな表情でヨウを見ているのだろうか。

「ヨウさん、今からでもきっと遅くありません…。たくさん愛し合いましょうね?…深い、深い愛で…」
 ▼ 239 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 05:45:46 ID:f6iI0rUs [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第5章はこれで終わりです。
ここまでお付き合いいただいている皆様、本当にありがとうございます。
次回からは最終章、ヨウの島巡りの終わりを描く章となります。
これまで同様、新スレッドにて始めたいと思いますので、最後まで楽しんでいただければと思います。
それではまた。
 ▼ 240 オスバメ@するどいキバ 21/03/31 06:49:33 ID:KogobOIY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
えぐ

乙です、あと1章大支援
 ▼ 241 リープ@こおりなおし 21/03/31 18:44:03 ID:YCb2D5Rw NGネーム登録 NGID登録 報告
マザービーストルートか…
続き気になる
 ▼ 242 ルーラJr◆D7AV4ilbZg 21/03/31 20:25:54 ID:f6iI0rUs [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
読んでくださっている皆様、いつもありがとうございます。
第6章(最終章)を新スレッドにて始めましたのでお知らせします。

ポケモンSMのストーリーをゼンリョクで書く 第6章 島巡りの終わり
https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1417416

せっかくここまで来れたので、最後まで書き切ります。
引き続きよろしくお願いします。
このページは検索エンジン向けの機能制限版の旧ページです。
下URLから閲覧下さい。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1387373
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